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2013年05月音楽系学校15: 作曲科受験生の為のスレッド〜第4楽章 (335)
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作曲科受験生の為のスレッド〜第4楽章
- 1 :2012/02/25 〜 最終レス :2013/05/06
- 前スレ
作曲科受験生の為のスレッド〜第3楽章
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/musicology/1213435909/
- 2 :
- 過去スレ
作曲科受験生の為のスレッド〜第1楽章
http://school7.2ch.net/test/read.cgi/musicology/1141024592/
作曲科受験生の為のスレッド〜第2楽章
http://school7.2ch.net/test/read.cgi/musicology/1198234655/
- 3 :
- スレ建て乙
明日から芸大の試験ですね!
頑張ってきます!
今日は早めに寝ておこう。。。
- 4 :
- >>3
えっ
ネタだよな・・・??
- 5 :
- もちろんネタだおw
バスもソプラノも割と楽だったね。
- 6 :
- ソプラノは簡単だったね
志願者の人数が少ないからかな?
- 7 :
- 芸大の一次試験の和声って、わかればすっごい単純にすむ場合多いよね
難しく書いたところが、たいてい模範解答とはかけ離れている事多し
- 8 :
- >>3
ツマンネ
- 9 :
- 去年の受験生の平均点が低かったからじゃないかなぁ>ソプラノ易化
去年はわりと凝ってたもんね
- 10 :
- フーガはどうでした?
- 11 :
- 去年よりは簡単だと思いますよ
- 12 :
- Hr+Pf
- 13 :
- マジで?
- 14 :
- いや、カルテットだよ
- 15 :
- >>12
>>14
ふざけんな!
- 16 :
- 藝大受験組、お疲れ様でした。
- 17 :
- 今年は3次試験でだいぶ残したね。
その分、4次が熾烈化したわけだけど。
- 18 :
- 4次で落ちた人はつらいよな〜w
- 19 :あぼーん:あぼーん
- あぼーん
- 20 :
- 作曲科行く人って勉強の進度どれくらいまでいってるもんなんですか?
芸大和声とかその他の参考書とか
- 21 :
- >>20
芸大和声やデュボアは完全に終わって、シャランやってる。
対位法も4声まで終わって、先生からテーマ貰ってフーガ書いてる状態だな。
- 22 :
- >>21
凄いですね・・・自分なんかまだ芸大和声の3巻ですよ。
そこまで進んでいて何かアドバイス的なものがあればお聞きしたいです。
- 23 :
- 受験生ができることは
先生の言う事をよく聞くことぐらいじゃないかな・・・
- 24 :
- 「作曲科行く人」もどこの作曲科に行くかによって話が違ってくるでしょ
ここは東京藝大志望が圧倒的に多くて
単に作曲科の話と言うと東京藝大の話になるのが暗黙の了解になってるけど
- 25 :
- 受験だと考えれば学校によるかもしれませんね。
それでもどこの学校を志望するにしろある程度は進んでおきたいですね。
藝大とまではいかなくとも、そのあたりでは大学入学時点でどの程度の習得を求められるものなんですか?(和声楽以外で)
- 26 :
- >>25
和声学以外では、一般的な大学入学レベルとしては、定旋律に基く3声の自由対位法&混合対位法が誤りなく書けること、及び
任意の旋律を基にソナタ形式の曲が、古典の和声&声部進行の規則を守った上で書けることかな。
対位法については5時間で低旋律を上声・中声・低声に置いた3題、
作曲に関しては7時間で、最低でも再現部の冒頭までをピアノを用いずに書けなくてはいけない。
- 27 :
- 少しスレチだが、どちらもエクリチュールを習得したことを前提として、芸大や音大に行ってほぼ音楽だけを勉強するのと、一般大で音楽以外のことをしっかり勉強するのとではどちらの利益が大きいのだろう。
前者は仲間と切磋琢磨でき、自作が演奏される機会も得られるけど、後者は、真面目に勉強すればより広い知識と視野を得ることができ、作曲に生かせる
結局は人それぞれなのかな…
- 28 :
- その人の目的にもよるんじゃないでしょうか
与えられた環境をどう生かすかは
最終的にはその人次第だと思いますし
- 29 :
- >>27-28
その相談受けることあるけど、相当な進学高にいて勉強もよくできる子なら、
正直言って音大に行くのは勿体無いよ。一般大学行って語学や歴史等を学びつつ、
個人レッスンや音大の聴講性として学べば良い。
昔(70年代)と違って、今の音大は卒業しても、ヤマハやカワイが諸手を上げて
採用してくれる訳じゃ無いし、教職も、障害児教育等の余り人気の無いコース以外は、
かなりの狭き門になっているからね。
音大は、本当に「音楽のムシ」みたいな人だけが覚悟して行くべきとこだと思う。
- 30 :
- ○聴講生
×聴講性
ゴメン、間違えた。
- 31 :
- てゆーか他スレに書いてあったけど今は慶応や早稲田にも作曲の教授が教えてる学科があるじゃん。
あと東大にも2chの現音板でネタキャラとして有名なイトケンが作曲を教えてる学科があるし。
ゼミでは作曲を勉強しながら他の科目は政治や経済や理工学などの教養科目も取る感じだよね。
調べてみたらアート系全般の学科の中で研究室単位でデザインや作曲など専攻が分かれるらしい。
そんな感じなので実は音大卒業後に慶応の大学院に進学してる学生がけっこう多いらしいよ。
ひょっとしたら学部時代からもそういう学び方ができるのかもしれないけど。
早稲田の作曲系のコースも今年から大学院ができたから今後はそのパターンが増えそう。
- 32 :
- >>27
音高で作曲をやってから,音大ではない大学に進んだ者として,私見をば。
これはほんと,何といっても目的による。
一口に「作曲をやる」といっても,どういう音楽を目指すのかとか,どういう働き方をしたいのかとかは,実に
さまざまだから。
あと,一般の大学となると,学部・学科が実にいろいろだ。これまた一口には何もいえない。
簡単なところで,理系と文系ではやっていることは全然違う。
以上を一応踏まえた上で,私の思うところを述べる。
とにかく曲を書くのが好きで,ただとにかく曲を作っては発表できればそれで満足で,
そうすることの意味とか価値とかに疑問をもつことがないなら,音大・音楽学部でよいと思う。
しかし,たとえば
●和声学や対位法をはじめとして,我々は必ず西洋音楽の伝統に学んでいるが,この伝統は我々にとって
どういう意味をもつものなのか?
●また,この西洋音楽は,いったいどのような精神を背景として生まれたものなのか?
●もっと細かい問題の例を挙げるなら,ソナタ・アレグロ形式はいったいどういう精神的意味を持つ
形式なのか? フーガは? モテトは? 変奏曲は?
●さらに,音楽に限らず,明治以降の我々は西洋から多くを学んで立っている国に生きているが,
我々はいったいどのくらい西洋の伝統に属する人間で,どのくらい日本の伝統に属する人間なのか?
さらには,東アジア文化圏とかシルクロードとか,ほかにも我々のルーツを求めるべきところが
あるのではないか?
●本当に現代日本にふさわしい,あるいは現代日本において求められている音楽はどういう音楽か?
あるいは,そもそもそんなものはあるのか? 「日本」にこだわる意味からして疑うべきではないか?
●我々の生きる世界,すなわち現代日本(あるいは現代世界)において,作曲家が果たすべき役割とは
いかなるものか?
といった根本的な問題について一度きちんと考えたい場合は,一般の大学の,それも人文系の学問を
やっているところ(ふつうは文学部。ほかには教養学部など)に行く価値は非常にあると思う。
(続く)
- 33 :
- (>>32の続きです)
社会科学系や自然科学系の学問が作曲を志す人に役立つかどうかは,私には分からない。私は
ほとんど純然たる人文系の人間で,あまり視野が広くないから。しかしこれもやはりその人の目的次第。
ただ,自分の芸術の方向を一番根本的なところで決定するのは,>>32に挙げたような問いではなくて,
自分という人間そのものが究極的に何を目指すかということ,要するに価値観とか思想とか信仰とかの
領域だと思う。そしてこれは,一般大学に行ったって学べるものではない。大学というところは,
はっきりと,価値観にはノータッチの場だから。
あと,一般大学に行く場合の注意。
音大と違い,放っておくと,音楽に関して孤立する。つまり,師もいなければ十分なレベルの
音楽仲間もいないという状況に陥る。これはまさに私自身が陥った状況なのだが,私の経験から
いわせてもらえば,非常に有害だ。少なくとも,作曲を続けるつもりがあるなら避けるべきだ。
だから,まず,一般の大学に行っても,作曲とかピアノとかの個人レッスンを受け続けるのが
よいと思う。それから,わりとレベルが高そう(あるいは真面目そう)な音楽系のサークルを
見つけて入るとよいと思う。一般の大学にも,音楽がかなりできる学生は少なからずいる。
彼らから刺激を受けない手はない。
それから,これはもう憶測・偏見になってしまうかもしれないが,おそらく大切だと思うことは,
いわゆるレベルの高い大学に行くこと。(失礼な言い方になるが)「中途半端な」大学に行くくらい
なら,>>32に書いたようなことに関心があるタイプの人であっても,音大を目指したほうがよいと
思う。
- 34 :
- 理数系の学部で勉強してもおもしろそう。
特に科学なんかはここ最近で急速に発達してきたものだから、作曲との間で成されていないことはまだまだたくさんあると思うな。
- 35 :
- >>32>>33
俺が書いた>>31の内容を華麗にスルーされたけどw
>>31で書いた学科についてはどう思う?
実際にその辺の学科の大学院修了者が音大で教えたりするパターンも増えてるけど。
慶応も早稲田も有名な作曲の先生が常勤で教授やってるしね。
学部や音高でソルフェージュをきちんと身につけてれば作曲に関しては
個人的には大学院以降はゼミでレッスン形式で教わる感じでも大丈夫だと思うけどね。
そもそも大学院だと音大でもレッスン以外の授業はあんまないわけだし。
- 36 :
- >>35
いや,べつに興味ないから無視したわけじゃないよ。>>32-33はむしろ
「作曲を志す人が,作曲以外のことを大学でやることの意義」
をテーマにして書いたので,たとえ早稲田や慶應で学ぶにしても,作曲そのものの学習について書かれた
>>31とは絡むところがなかっただけ。
それで>>31についてだけど,正直全然知らないものだから,すぐに答えられない。
私が大学受験したころには,早稲田にも慶應にもそういうのなかったから。
それぞれどこの学部? 興味深いので,調べてみたい。
- 37 :
- あ,よく読み返したら,>>35が言っているのは,>>33の後半部分についてだな,きっと。
それなら納得。どうも失礼しました。
- 38 :
- >>36
早稲田は表現工学科
http://www.ias.sci.waseda.ac.jp/
慶應はエクスデザインコース
http://xd.sfc.keio.ac.jp/features/2012/interview-iwatake/
あと蛇足だけど東大の学環
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/professor.php?id=379
早稲田や慶應とIAMAS辺りは有名な作曲家が常勤教授だから最近はよく語られるよ
今は大学も少子化の問題もあって特にアート系の学科は研究領域を跨ぐカリキュラムの傾向が強いよ
なので学部を卒業後にそれらの大学院に進学する音大生も増えてきている
- 39 :
- >>38
どうもありがとう。見たけど,たいへん興味深い。特に東大の伊東研究室。
大切な問題にかかわってくるように思うのでちゃんとレスしたいんだけど
しばらく時間がない。できたらまた改めてレスしに来る。
とりあえず一言だけいうと,たぶんこれまでは閉鎖的だったであろう
「作曲の教育」というものが,総合大学の中に置かれることによって
さまざまな学問分野からの刺激を受けて変革されることを期待する。
つまり和声やら対位法やらの新しい教育法が生まれないかなあってこと。
- 40 :
- http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/contemporary/1327467006/
伊東乾 (@itokenstein) Part2
- 41 :
- >>39
慶応は和声やコンピューター音楽のカリキュラムがあるらしい
早稲田の音楽系の学科はまだ出来たばかりだから詳しいことは知らないけど…
あと>>40が書いてるように
イトケンシュタインは定番ネタだよw
ネット界では悪い意味で有名になった人だしw
- 42 :
- >>41
>慶応は和声やコンピューター音楽のカリキュラムがあるらしい
入学時に和声の試験無しでか?
もし、大学入ってから初めて和声やるとしたら、そんな教育レベル、
たかが知れてるぞ!(`・ω・´)
- 43 :
- >>42
慶応で言えば湯浅譲二とか吉松が入学後に作曲を始めてから和声を始めてるしね。
あと今は少子化の影響で音大でも入学後に和声を始める大学が多いよ。
入試で見るのはせいぜい楽典程度で和声は試験科目にあってもほぼスルー。
AO入試がある大学だと楽典ですら科さない音大もある。
どこの大学も私大音大は今は定員割れをしてる全入時代だからね。
落ちるとしたら実技ではなく教養科目がよっぽど出来ない奴だよ。
- 44 :
- >>42
今の時代は音大の作曲コースでも入試で和声やる学校ばかりじゃないよ
それに実際そういう大学からも作曲コンクールの入賞者が出るし
よく言われる話で和声と対位法を勉強したから良い作曲家になれるかと言えば別の話だし
自分は三十代後半だから入試対策で和声とフーガをやった世代だけど
実際に仕事を始めると和声やフーガの知識がなくとも良い作曲家が多いことを痛感している
むしろ和声は生徒に教える時くらいしかやる機会がない
- 45 :
- >>44
>和声やフーガの知識がなくとも良い作曲家が多いことを痛感している
俺は逆の感覚持ってる。
「現代音楽の作曲に和声や対位法の知識なんか必要無い」と揚言する作曲家に、
ロクな奴がいないのを実体験で知ってるから。
まず、そんな作曲家は構成力が無いわ。
そして、致命的なのは、己の作品に構成力が不足してる事に無自覚なこと。
そんな人は、ちょっと聴くには良いな、と思える作品は書けても、
雄大な構成で説得力のある作品は書けないよ。
- 46 :
- >>45
まあポピュラーの作曲家とかそうだろうけど…
実際に歴代の音楽家がどこまで勉強したかと言うと疑問なんだよね
ワーグナーとかベルリオーズは日本の音大受験生のような勉強はしなかっただろうし
シェーンベルクだってあれだけ細かい和声学の著書や講義があっても学歴は高卒だしね
俺は音大出身(芸大は落ちて私立に行ったけど)だから自分には必要だと思って勉強したけど
先にも名前が挙がってたけど湯浅や吉松(武満にしてもそうだろうけど)みたいに
和声なんてろくにやらなかった人でも実績がある作曲家は多いわけだし
じゃあ自分達も含め勉強した作曲家が彼らより良い曲を書けているか?と言われたら
あの人達の曲を聞く限り残念ながらそんなことはない気がするし
今は湯浅さんの講義とかもustで中継とかしてるけど自分達が受験〜大学時代に
勉強したことはもちろん自分の血肉にはなってるけど重要なのはそこではない気がするけどね
あの人達は本当に魂が揺さぶられるのは何か?
というもっと芸術の根幹的な面で勝負してる気がするけど
- 47 :
- >>まあポピュラーの作曲家とかそうだろうけど…
これは>>45に対する同意の意味で書いた箇所
その他は自分が音楽の仕事をするようになってから感じた面
日本でも冨田勲みたいに音大出身じゃなく独学に近い人でも実績ある作曲家はいるしさ
- 48 :
- 書いているうちに長文になって、何だか散漫になってしましまったけど…
要するに何が言いたいかと言えば
自分が好きな作曲家は意外に独学が多かったのではないかと言う事
じゃあ自分が勉強してきたことは何だったのか?という疑問はあるという意味です
もちろん自分が今まで学んだことや、今でも自分が教える際に使う題材があった上で
自分の作曲に生かせるのだとは思うけど…
でも自分が影響は受けた作曲家とかは実際に独学の人が多いし、今は旋律だけ入力すればパソコンで
自動で編曲してくれるソフトも多いから今後の作曲家には必要ない気もするんだよね
こんなことを言えば自分も携わってる音楽教育の現場を縮小させることにもなるけどさ…
実際に劇伴なんかやってても昔は器楽曲の楽譜を提出するのが仕事だったけど
今の現場ではサンプルの切り貼りで放送局の職員が片手間で作る時代だし
もちろん自分は好きだから勝手に作曲理論とかを学んだし今でも現代音楽を作曲するのはライフワークだけど…
でも今の十代半ばのこれから作曲科を目指す学生達には、もっと別の勉強をさせた方が良いのではないか?
という気もしてきている
そもそもそれを勉強したところで、その先に何があるか?と言えば
今では入賞すれば自分の曲が演奏してもらえる作曲コンクールですら
年に数本しか無くなってしまったわけだからさ
学生の将来を考えると、もっと時代に沿った別の教え方があるのではないかなと
たまに思ったりもするんだけどね
- 49 :
- 要約になってないぞなもし
- 50 :
- ま、伊福部も松平親子も独学だしな。
あの辺の人達は音大受験しなかったから成功した好例でしょうね。
あの人達が和声やフーガを勉強してたらあの作風にはならなかっただろうし、
後の世界的な評価にも繋がらなかったと思われ。
- 51 :
- >>46
武満は和声はしっかり勉強したらしいぞ。
- 52 :
- >>51
湯浅は慶應の授業で和声を始める前から無調の曲を書いてたから、
先生から君は和声をやる必要がないと言われて触りの部分で止めてしまったと語ってたよ。
ただ武満は師事したことがあるのは清瀬保二にしか師事したことがないはずだけど。
その清瀬保二にも自宅で楽譜を何度か見てもらった程度だった記憶があるので和声は学んでないと思うが・・・
そもそもピアノを買う金が無くて武満が広く知られるようになってからもピアノを持っていないという
話を聞いた黛が会ったこともないのに善意で寄贈したくらいだし。
ちなみに武満が和声を学んだという情報は何の書籍で見たの?
- 53 :
- >>46-52
>ワーグナーとかベルリオーズは日本の音大受験生のような勉強はしなかっただろうし
>シェーンベルクだってあれだけ細かい和声学の著書や講義があっても学歴は高卒
どうも、「教師について和声や対位法を学ぶ意義や意味」と、
その作曲家に「和声や対位法の高度な技術が身についているか」が、
ごっちゃになって論議されてるような気がする。
俺が>>45で言ってるのは、後者の意味だよ。
あの幻想交響曲一つとっても、ピアノもロクに弾けず、
ほとんど独学で作曲を学んだと言われているベルリオーズの対位法感覚は凄いぞ。
それにベルリオーズは、後にパリ音楽院で学んでる。
同じく、ほとんど独学だったワーグナーも、マイスタージンガーの
スコア見ても判るように、対位法の実力はホントに凄い。
シェーンベルクなんか言わずもがな、だよ。
- 54 :
- >>53
和声感や対位法的な要素ってのは勉強しなくても感覚的には身についたりもするじゃん?
だから勉強してなくても>>44みたいに実際に仕事を始めると和声やフーガの知識がなくとも
良い作曲家が多いと言う人もいるんじゃね?
ただしそういう作曲が音大の入試を受けても点数は酷いだろうねw
でも実際にはそういう作曲家も多いんだから大した問題ではない気もするけど
- 55 :
- ちなみに>>53は好きな作曲家は誰?
音大出身でもないし作曲の勉強をまともにしたことはなく見よう見まねで作曲を始めた
名作曲家は国内問わず多いわけじゃん?
このスレでも何人もそういう作曲家の名前が挙がってるけど、その人達の曲は認めてないの?
少なくともここの住人は音大出身ばかりだと思うが自分達が聞いて育った作曲家は
自分の感性を頼りに作曲してる人が多い気がするw
- 56 :
- あと、たまにこれを言う先生がいるけどさ
才能があれば何をやっても名曲が生まれるけど、うちらは凡人だから学ばなければならない
それは真理を突いてるかもしれない
自分達は凡人だから平均点を取れるようになる為に和声や対位法を学んだのではないかな?
そもそも、この流れは>>42の書き込みが発端だよね?
数年くらい音楽を学び出すのが遅くとも関係ない気がする
楽譜を書くのなんてボケさえしなければ続けられるんだから
ここにいる人は自分も含めて音大出身だから一般大出身者を下に見がちなんだろうけどさ
何気に慶応出身の良い作曲家は多いわけだし
実際に自分もこれまでに音大出身じゃないのに成人してから音楽に興味を持って
独学で良い曲を書いている現代音楽の作曲家とも知り合ったことあるし
和声やフーガが得意でも書いてる曲が面白くなければ何も意味ないじゃん
最近はそういう作曲家の方が多い気がするんだよね
だから>>42が言う様に教育レベルが低いからと言って馬鹿にする必要はないと思うけど
- 57 :
- >>54
>和声感や対位法的な要素ってのは勉強しなくても感覚的には身についたりもするじゃん?
>>54さんは、実際に和声や対位法をどの程度勉強した?
「和声感や対位法的な要素」やセンスが曲に感じられるのと、
高度な和声や対位法の『技術』が身についてるのとは、全然違うぞ。
ハッキリ言うけど、初歩の和声程度なら話は別だが、
ズバ抜けた才能の持ち主でも無い限り、高度な和声や対位法は
勉強しなくても身に付く事は、まず無いよ。
対位法は特にそうだ。それは「実際に手を動かして」、
対位法の声部進行に苦労しつつ、ある程度のレベルの課題こなしたした人なら、
理屈抜きに判ると思う。
- 58 :
- >>55
>音大出身でもないし作曲の勉強をまともにしたことはなく見よう見まねで作曲を始めた
>名作曲家は国内問わず多いわけじゃん?
>このスレでも何人もそういう作曲家の名前が挙がってるけど、その人達の曲は認めてないの?
勿論、そんな作曲家に魅力的な作品があることは知ってるよ。
有名どころで言えば武満徹がその代表だな。
但し、その限界も判ってるつもり。
武満が、その晩年、しきりと「対位法を(一から)学びたい」と述懐した言葉には、
武満自身、己の感性だけに頼って音楽活動続けてきたことの限界を感じた事による、
かなりの本音が含まれてたと思う。
- 59 :
- >>57
俺は師匠がガチガチの和声指導者だったから課題だけで四声を弾けるようになるまでやらされてたよ
でも三巻の後半あたりでその手の即興をやらされると、ぶっちゃけ今やっても危ういかな…苦笑
ただ、それは自分が凡人だったから、そういうトレーニングが必要だっただけかなと
残念ながら自分には自分が影響を受けた作曲家みたいに秀でた才能がないから
そういう努力が必要だっただけだと思う
対位法に関しては二声でやってる間はあんまり実践的な実感がしなかったけど
フーガやるようになってからようやく実用性を感じたかな
でも自分が好きな作曲家の曲はその手の理論からはかけ離れてることに気付いてからは
もっと他の事を勉強すればよかった気がしてる
例えばメディアアートとか映像とか音響ソフトのパッチ用にプログラム言語とかね
いざ作品を発表する機会に恵まれてからは特に今の現代音楽の兆候からはその辺の要素が必要とされるし
あと単純に自分が好きな作曲家の楽譜を取り寄せたりすると意外に皆、五線譜に書かずに
文章で演奏者に指示してるだけだったりするしw
それと自分が好きな作曲家が審査員をやる時は逆にそういう作曲家が評価されることが多いから
下手に和声とかやったことが現代曲を書く際は自分にとって今は足かせになってるんじゃないかなと…
例えば君は前回のJFCの新人コンクールとかには行ったかな?
あれは自分にとっては最近の国内のコンクールでは非常に自分の価値観を覆されたよ
数年前の武満賞のライヒの時みたいな講評が当たり前のように国内で起きてるんだから
今までは保守的だった国内の現音界からは考えもしなかった事だし
あれを見てちっぽけなプライドが邪魔する自分に本気で嫌気が差したし自分を恥じた
あの時の審査員は国内では自分が好きな作曲家ばかりだったから余計にね
和声だとか対位法は現代曲より、お金儲けにポピュラーのアレンジやる時の重宝してる
それを考えるともう今は芸術音楽をやる人間は先に挙げたメディアアートとかプログラミング言語を学んだ方がいい気がする
芸大や音大でも最近はその手の学科が増えてきてるしね
むしろポピュラーの人達が機能和声やらフーガの勉強を徹底的に勉強した方が身の為だと思うけどね
現音の方もオケ鳴らせる機会は年々、減って来てるわけだしね
- 60 :
- 素晴らしい理論書教えて
- 61 :
- >>60
ベタに近代和声学と管弦楽法でいいんじゃね?
原書のまま読めるならメシアンのやつも悪くないらしいけど
翻訳版は絶版になってるけど輸入書籍を扱ってる店なら
原書は取り寄せることもできるらしいよ
- 62 :
- ここの住人だから言うまでもないと思うけど・・・
『近代和声学(松平)』『管弦楽法(伊福部)』のことね
ただ管弦楽法はサックスの項が手薄だよね
現代曲だとサックスの使用頻度も高いと思うけど
サックスについては吹奏楽連盟がヤマハから出版してる書籍が良いよ
ただ今は絶版になってると思う
- 63 :
- でも近代和声学って絶版になってたよね
- 64 :
- >>63
音楽関係の古本屋やヤフオクをマメにチェックしてれば今でも割と簡単に入手できるよ
5〜6000円で買えるからお得かと
- 65 :
- 60ですけど、松平さんの近代和声はどの様な内容ですか?
良い本みたいですけど何が良い点なのか気になります。
- 66 :
- >>65
よく言われるのは芸大和声の四巻的な存在と例えられる
近現代の作曲家の楽曲分析や各国の旋法の解説が多いからね
ただ課題や解答集があるわけではないよ
でも資料としては悪くないという感じ
- 67 :
- >>66
むしろ「芸大和声の四巻的な存在」は矢代秋雄和声集成1〜3だろ(´・ω・`)?
池内友次郎門下の俊英でパリ音楽院の伝統の流れを引く高度な和声は、
芸大和声の四巻と呼ぶに相応しい。
後は順当に「シャラン」だろうな。
多くの高校生の学習者も、その順番でやってるハズ。
- 68 :
- >>67
大学受験用で考えればそれは同意だが近現代の楽曲分析する際は
近代和声学を四巻的扱いとして挙げる学者も多いよ
それにこの質問はそもそも良い理論書を教えてくださいと言う流れからだからね
てか、いつも思うけど君は話の俺が書いた本筋とは別の側面から重箱の隅を突こうとするよねw
俺が述べてる主旨とは別に説明上の表現の揚げ足取りをされるもんw
そういう意味でその言葉を使ったわけじゃないんだけどな〜って言うのが多いよ
稀にリディアンクロマチックを挙げる人もいるが
個人的にはジャズ系の理論家はあまり好きではないから
自分は同意しかねるけどね
てゆーか君は何歳?
自分は四十代だが世代が違うのかな?
あまりにも当たり前のことをドヤ顔で語られることが多い気がするw
- 69 :
- >>68
二十代前半くらいな気がする。
おそらく貴方と違って教えてる側ではないと思うよ。
- 70 :
- ただ伊福部管弦楽法も近代和声学も高すぎ
まあ仕方ない気もするけど
- 71 :
- >>70
伊福部管弦楽はずっと使えるし
近代和声学は古本の相場が6000円前後だよ。
だからそんなに高くはないと思うよ。
自分は音大に入る前は理系学部を卒業したけど
理系書に比べると音楽関係の書籍は良心的な方だよ。
特に医学書なんて洋書ですら高いから。
- 72 :
- 伊福部管弦楽は二万出す価値あるで
俺の師匠が使ってんだから間違いない
- 73 :
- ニ万じゃなく三万弱じゃなかった?
でも俺もあれはそれだけの価値がある書籍だと思う
名だたる作曲家もいまだにオケ譜を書く前にパラ読みするらしいし
- 74 :
- 盛大に平行五度平気で書いてた無知なころが
一番楽しかった
- 75 :
- 近代和声学読んでみたくなりました。
なんで絶版なんだろうか。
- 76 :
- >>74
でも伊福部なんて気にせずに自分の作風に拘って
盛大にそれをやってたからフランスで優勝できたようなもんじゃん
それに近現代以降は盛大に使っても意図的であれば別に恥ずかしいわけじゃないしさ
>>75
ヤフオクや神田の古本屋をチェックしてればすぐに見つかるから諦めなさんな
ただ実際に購入してみたら期待ほどではないと思うだろうけどね
大抵の音大の図書館なら置いてあるから
一般人だって手続きすれば入れるし
国会図書館という手段もあるし
- 77 :
- 『近代和声学』は,たしか,東京文化会館の音楽資料室にあるよ。
貸出はしていないけれど閲覧・コピーはできる。
- 78 :
- なんで良書って絶版になるんかいな〜?
●近代和声学(マツケンサンバ頼則)
●フォーシェ「60バス課題」(Salabert)
フォーシェは有名なアルテルネやソプラノ課題よりも厳格で好き
●ジャン&ノエル・ギャロン「和声課題1巻」(Heugel)矢代秋雄が愛奏したというEsDurが入ってる
- 79 :
- 良書でも需要がないから出版社的には負担になるらしいよ
芸大和声みたいに学校がテキストで使ってくれればいいんだけど
やる気ある生徒が個人的に買う書籍程度の書籍だと年間に数十冊しか売れないらしい
だから重版できずに絶版になるんだってさ
- 80 :
- いっそのこと青空文庫みたいに無料で公開しちゃえばいいのに。
- 81 :
- あれだけ労力をかけた書籍を無料公開されたら執筆者も報われないってw
- 82 :
- 理論書もそうだし、現代ものは楽譜も絶版多いよね
やっぱり需要ないからかなあ…
- 83 :
- >>82
出版関係の人から聞いたことあるけど
現代曲の楽譜はぶっちゃけ大学以外に注文が入らないんだってさ
そういえば書店や楽器屋で見かけたことないもんな
皆が最も楽譜を買いに行く機会が多いだろうヤマハですら現代曲の楽譜なんてまず置いてないしね
- 84 :
- 十二音技法を学びたいんだけどお薦めの本教えて
- 85 :
- >>84
十二音は一世紀前の技法だから今さら学んでも使い道がほとんどないよ
書籍に解説してある手法では今の時代にそのままは使えないし
それでも買いたければamazonで古本で何冊か買えばいいと思う
あと実習をしたければ絶版だけど南弘明の十二音の対位法だろうね
古本ではあまり出回らないから図書館でコピーするしかないけど
- 86 :
- 「韓国人・朝鮮人の在日特権」とは? 日本に居座るダニどもの実態。
・生活保護優遇・月額最低17万円無償で支給。
・在日朝鮮人64万人中46万人が無職→日本の税金で,遊んで暮らす韓国人たち。
・なお仕事を持っていても給付対象から外されることはない→日本人より優遇。
・大学センター試験へ韓国語の導入(朝鮮語受験者への異常な優遇)
・民族学校卒業者の無審査公私高校受験資格付与
・競争率の低い帰国子女枠で有利に進学可能
・朝鮮大学校卒業者の司法試験1次試験免除
・民族学校卒業者の大検免除
・国民年金全額免除(“掛け金無し”で年金『受給』が可能)
・保険診療内の医療費は全額タダ(通院費も全額支給)
・市営交通無料乗車券給与・・仮名口座可(脱税の温床)
・上下水道基本料金免除
・JRの定期券割引
・NHK全額免除
・特別永住資格(外国籍のまま子々孫々とも日本に永住できる)
・公文書への通名使用可(在日隠蔽権獲得)
・公務員就職の一般職制限撤廃
・永住資格所有者の優先帰化
・公営住宅への優先入居権
・外国籍のまま公務員就職
・犯罪防止指紋捺印廃止
・朝鮮学校、韓国学校の保護者へ年間数十万円の補助金援助(所得に関係なく全額補助)
- 87 :
- やっぱりシャランきれいだなー
- 88 :
- でも一番弟子ミッシェル・ルグランじゃね?
服部克久とかw
ちょうど池ノ内友次郎門下が坂本龍一みたいな…
やっぱ独学、在野な野人がいい!線が太くて!
ミニマルをひたすら仕事で書きながらジブリアニメで名を馳せた「久石」最高!
フランスエクリチュールの二番煎じ→芸大アカデミズムには吐き気がする
芸大なんかいかなくても国立音大で充分美しい音楽がつくれる良い例。
- 89 :
- 芸大コンプの典型例か。
- 90 :
- 芸大受験するとなると和声三巻に加えて人によってはフランス和声を始めとして徹底的に和声勉強するけど、
そうすると入学したあとはどんなペースでどういった和声の勉強していくの?
スタイル和声とかアナリーゼ?
対位法の方は、むしろ入ってから本格的な勉強が始まるっていうのはわかるんだけど。
>>88
芸大卒業後フランスのパリ音楽院に留学して、
フランスエクリチュールの二番煎じ「芸大和声」を作った島岡譲の弟子が久石と知っていてのギャグなのかね。
- 91 :
- シャランの380の課題の305番c moll、
作者実施が納得出来ないです。
転位音がぶつかってて汚い…
- 92 :
- >>90
国立の島岡門下は劇伴作曲家になる人が多いよね
久石の他は大島みちるとかもさ
今は川島がいるから前衛寄りらしいけど昔の国立は商業寄りだったのかな
- 93 :
- >>91
気持はよくわかる。でも弾いたりしてればそのうちその響きにも慣れるよ。
- 94 :
- 高校の頃書いたオケ曲が出てきた…我ながらそれなりに書けていると思うけど、所々めちゃくちゃ恥ずかしい
- 95 :
- 例えば?
- 96 :
- >>95
無駄な音多すぎて楽譜真っ黒
あの頃はとにかく楽譜埋めるのが快感だったなあ…
- 97 :
- ファーニホウの楽譜とか見ると興奮しちゃうよね。
- 98 :
- 俺は編成大きい、てか段数の多い譜面とか見てるだけで幸せだった時期ががが。レスピーギとかストラヴィンスキーとかマーラーとかワーグナーとかラヴェルとか
あと書けもしないのに32段の五線譜買って好き勝手なこと書いてた無邪気な学生時代…ああバカバカww
- 99 :
- 和声の参考や弾く練習をしたいのですが、4声体の作品や実施例集などってありますか?
できれば各声部動きすぎず弾きにくくないことと、基本、一般的模範的な連結でつまらなくないものを探しています。
先輩方お願いします。
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