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2013年06月クラシック520: 指揮者のザンデルリンクさん死去 98歳 (125) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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指揮者のザンデルリンクさん死去 98歳


1 :2011/09/19 〜 最終レス :2013/04/23
http://t.asahi.com/3z1l やっぱり最大の功績はショスタコーヴィッチだろう。

2 :
うーむ、ごく最近内田とのベトコン全集を買ったばかりだった。
隠居してたからそれほど衝撃はないが、やはりさみしいね
ご冥福をお祈りする。

3 :
専用スレたったか。
ザンデルリングのシベリウスが大好きでした。

4 :
重複
こっちでやれよ
>>1荒らしかお前よ
クルト・ザンデルリンク
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/classical/1203612250/

5 :
50年代のリヒテル&レニングラードフィルのラフマ2番は強烈だったなぁ
大昔の人だと思ってたらまだ生きておられたとは・・・
御冥福をお祈りします
合掌

6 :
そろそろ小澤征爾もやばそうだな

7 :
ブラームスの交響曲、楽しゅうございました

8 :
>>4
この板初めてか?

9 :
大往生でしたね
ご冥福をお祈りします  (-人-) 

10 :
>>8
お前が初めてだろボケ

11 :
>>10

12 :
読響振ったブラ1は一生の財産。
周り空席だらけだった。

13 :
>>1
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20110918-OYT1T00642.htm
ドイツの指揮者クルト・ザンデルリンク氏が死去
【ベルリン=三好範英】DPA通信によると、ドイツの指揮者、
クルト・ザンデルリンク氏が18日、ベルリンで死去した。98歳だった。
東プロイセン生まれ。ユダヤ系であったため、ナチス政権成立後、旧ソ連に亡命した。
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団の指揮者などを務めた後、1960年に当時の東ドイツに帰国した。
ベルリン交響楽団、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の首席指揮者を歴任。
ブラームスなどドイツ、オーストリアの音楽で高く評価された。
76年以来、読売日本交響楽団の指揮台に立ち、79年、名誉指揮者に就任。2002年、指揮活動から引退していた。
(2011年9月18日22時55分 読売新聞)


14 :
重複
こっちでやれよ
>>1荒らしかお前よ
クルト・ザンデルリンク
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/classical/1203612250/

15 :
ザンデルリンクって誰?

16 :
TDKのライヴ盤がよかったなぁ

17 :
亡くなったのかぁ。
ブラでも聴いて追悼します。

18 :
ほんとつい前にマーラー9番とショスタコーヴィチ15番のCD買ったばっかだった
バンスタじゃなくてこの人のマーラー9聴こう

19 :
>>1
こら!盛り上げんかクズ

20 :
18日になにげなくタコ15聴いてたが虫の知らせだったか
おつかれさん

21 :
>>8
お前も盛り上げんかヴォケが

22 :
凄い人だよなぁ。クラシック音楽が趣味じゃない人は絶対に知らない人だけど
20世紀を50年も代表していた名指揮者がついでに98歳まで生きるなんて
お悔やみ申し上げるどころか万歳三唱でお祝い申し上げたい。

23 :
ショスタコ選集でファンになった。
持ってない人は買ったほうがいいよまじで。

24 :
boxにすりゃシベリウス全集にマーラー選集、その他フランクだのボロディンだの
いろいろオマケが付いてくるよ。

25 :
>>24
あのブル3を「その他」扱いにする浅はかさよ

26 :
CDもって無いんだけど、ショスタコービチとかマーラーの全集があるの?

27 :
無いよ

28 :
ベルリンの壁がまだあったころ、
東西を自由に行き来していたザンデルリンク氏は、
本妻と愛人をそれぞれ東西に住まわせていた。
ひとつの町に住んでいながら、
本妻と愛人が鉢合わせすることは絶対になかったのである。
(概出かもしれんが有名な話)

29 :
>>28
スイトナーだろ、それは。

30 :
>>28
それ、スウィトナーで、全く同じ話を読んだんだが。

31 :
>>28-30
両方とも真、計4人の登場人物の単なるスワッピング。

32 :
流石糞スレ

33 :
で、女二人ともシュタージメンバーで通報されてた。

34 :
スウィトナーの愛人がザンデルリンクの本妻でザンデルリンクの愛人がスウィトナーの本妻だっただけ

35 :
マジで!?

36 :
着床 あげ

37 :
99年6月に、コンセルトヘボーの後ろの席でザンテルリンクを聴きました。
知ってる曲だったから予習せず、初コンセルトヘボーの音響もあって
演奏を心の底から楽しみ、当時すでにキャンセルの多い指揮者だから、
運の良さを感謝しました。

曲は、ショスタコービッチ5番だったような気がするんですが、
はっきりと思い出せない私は、罰あたりです。

38 :
本当に、爺さんの良さが解って聴いていたのかね?

39 :
ショスタコービッチが好きな訳でもないし、ザントルリンクも初めてでした。
ワーグナーのリングが目当てで、ジークフリートと神々の黄昏の間の
空いてる日に是非聴きなさい、ってチケットを世話して貰ったんです。
ファンの方には「ケッ!」って思われるでしょう。
申し訳ありませんでした。
ザンテルリンクのとっときの一枚は38さんにとって、どれですか?


40 :
>>39
99年6と言う事は紛れもなく、ショスタコービッチ5番です。
貴方の聴いた演奏会が何時かは解りませんが、一連のコンサート(11日)は
コンセルトヘボウ・アンソロジーVol.6で出ています。
http://www.hmv.co.jp/news/article/1106170001/
聴いた演奏会がCD化されているなんて、実に羨ましい事ですよ。
私にとっての一枚と言うより、とっておきの一曲はショスタコービッチの15番です。
私は貴方の聴きに行った翌年2000年2月にハンブルクまで念願のこの曲を聴きに行きました。
3日間同一プログラムを聴きましたが、私にとって至福の時でした。
10代の時にFM放送で聴いたのがきっかけで、実演を聴くまでに15年掛かってしまいました。
しかも、同じオケのNDRで聴くとは想っても見ませんでしたね...
ハンブルクでは、現地の人や留学生含めてヴァント・フィーバー状態でしたから
ザンデルリンクの価値が、どう言うものなのか良く理解出来ていませんでしたね。
同じ1912年生まれなのに...
ショスタコービッチの15番はCDですとクリーブリンドOの演奏がテンポが実に良いですが
旧録音のベルリンSOや99年のBPOライブも良いです、コンセルトヘボウやバンベルクSO.
デンマーク放送SO.バイエルン放送SO.シゥトゥットガルト放送SO.LPO.POと
色んなオケで振っていますから、ザンデルリンクにとっても思いの強い一曲ですね。

41 :
>>40さん
凄いのを見つけて下さって有難うございます。びっくりしました。
旅行の資料が手元に無いので確認できないですが、6月11日、多分その日です。
色々思い出しましたが、演奏会の日はワルキューレとジークフリートの間の空白でした。
(連夜上演が普通だと思いますが、アムステルダムでは1日空きました)
で、ショスタコービッチはスタンディングオベーション、興奮した人達と
「Great!」とか言い交したのも思い出しました。
「凄く良かった〜」の印象しかのこらなかったのは勿体なかったです。

15番、フェドセーエフの動画で聴いてみました。
1楽章のウイリアム序曲、2楽章にリングの運命の動機の変形が現れ、
4楽章で完璧な形になり、トリスタンとイゾルデの憧れの動機の3音も出てくる。
戦争に関する標題音楽みたいに感じました。

42 :
>>41さんへ
>15番、フェドセーエフの動画...
正直、格が違います。
私は、ショスタコーヴィチが好きで長い事聴いていますが、
こと15番に関してはザンデルリンクの演奏に出会ってから、曲に関しての聴き方が変わった。
他の指揮者の演奏をCD等含めて聴いていますが、真似が出来ない解釈です。
バルシャイやロストロポーヴィチは「我こそは、ショスタコーヴィチの真の理解者」と言う
自負がある様でしたが、ザンデルリンクの演奏を目の当たりにしてしまうと、他が奇麗事にしか聴こえません。
1楽章のアレグレットのテンポは絶妙で、何ともすっ恍けた感じ.間の抜けた感じが素晴らしく
ウィリアムテルの引用がパロディックで実は恐かった...
4楽章でのリングの運命の動機+トリスタン、そしてグリンカのエレジーの引用の流れが実に切なく泣けましたね。
終結部のシロフォンの連打部は、ザンデルリンク曰く「点滴の落ちる様」の様に、もはや集中治療室の
ベッド上のショスタコーヴィチの姿だったのでしょうね...
血肉の通ったショスタコーヴィチと言ったら良いでしょうね。兎に角、泣きに行った3日間でした。

43 :
大指揮者に失礼だったなぁ、なんて思いで呟いたんですが、それをきっかけに
素晴らしい音楽体験を伺えて感激です。
ウィリアムテル序曲の引用は単なる賑やかしじゃなくて皮肉と感じましたが、
指揮者の解釈では聴き手に恐怖まで呼び起こさせるんですね。
その他、3楽章でブルックナー9番が一瞬聞えた気がしたし、
静かなドラの響きは「死」しかありません。
なるほど点滴ですか・・運命の動機でいったい誰にあったのだろう?とか、
そんな事を考えてしまいました。
オペラ「ムツェンスクのマクベス夫人」しか知らなかったので、ショスタコーヴィチを
もう少し聴いてみようかな、と話題の15番・・・
ザンデルリンク、ベルリン交響楽団のをカートに入れました。
コンセルトヘボウ・アンソロジーVol.6はちょっと・・迷っています。
単品発売期待です。
2000年のハンブルクの15番もCD化されると良いですね!!

44 :
>>43
ベルリン響とのセッション録音はラッパが1st vnのはるか左から聞こえてきて
ビックリした。

45 :
この人の演奏、鈍重でもっさりしているよね。
切れもあるけど。

46 :
>>44さん
別スレッドで
>ラッパが一発へくってる
というのを見つけました。
「へくる」は「失敗してる」の意味ならそれでも良いや、と思ってたんですが
1st vnのはるか左から聞える、の意味だったんでしょうか。
15番は2管編成のようですが、特に増強してる訳でもないんですよね?
それと、ちょっと気になりだしたのが、チャイコの6番でいずれ聴いてみたいです。
「コンセルトヘボウ・アンソロジーVol.6」にモヤモヤしています。
絶対に全部聴けないんですもん・・。
この辺りがクラオタ未満という処でしょうか。


47 :
>>46さんへ
>絶対に全部聴けないんですもん・・。
別に全部聴く必要もないでしょね、大体あのような箱物買っている人って
御目当ての音源が、2つ位有れば十分で買っていますから...
バラ売りされるかどうか解らないから取り敢えず買っておこうなんです。
しかし、いらない音源が多いので困りものですね。

48 :
「エイヤ〜ッ!進めクラオタ道」って事で15番と、メトロポリタンの
「マイスタージンガー」ライブ(カットが酷いらしいが・・)と一緒に
ポチしました。
それと、たった今CD棚を覗いていて笑ってしまったんですが、
NAXOSから出ているCzecho-Slovak Radio SO、
Ladislav slovak(aにウムラウト)指揮、ショスタコーヴィチNo.2&15
がありました。 15番は89年録音です。
何でこれを買ったのか記憶にありませんが、今から聴いてみます。

49 :
↑ あれ?前半部分が切れてしまってる。
コンセルトヘボウのボックスと一緒に全部で3点購入手続きしました。

50 :
>>48-49
結局買ったのね!
ラディスラフ・スロヴァーク...
ブラティスラヴァ放送SO(旧・チェコスロヴァキア放送SO)か?
オケが下手で泣けてしまいます。
御自分がリアルで聴かれた5番、しっかりあの時の感動を思い出して下さいね。

51 :
>>50さん
有難うございます。
購入を決心したのは、6月11日、確信できたからです。
あれからまた思い出したのは、ホール入口付近の緑色のフエルトの掲示板に
濃いピンクの紙に1カ月のスケジュールが押しピンで貼られてて、
ザンデルリンクは6月はその日だけだった事、その時に確認したのでした。
シーズンの終わりで空白の日が結構あって、前後にバレエ(音楽だけ?)
が入ってましたが、下旬はブランクでした。
入金したら間を置かずに届くでしょう。楽しみです。
ラディスラフ・スロヴァーク・・・今、聴きました。
確かに情けない音だしてるし、全体で奇怪な音楽という印象しか残らない。
録音も89年にしてはイマイチですね。

52 :
>>51
コンセルトヘボウでの記憶が甦っている様ですね...
本当に羨ましいね、自分の聴きに行ったコンサートがCDで出て来るなんて。
ラディスラフ・スロヴァーク
http://www.osobnosti.sk/index.php?os=zivotopis&ID=59171
読響にも客演しています。朝比奈隆と同世代だったとはね...

53 :
カタカナの「ラディスラフ」ってどこかで見かけたような名前・・・
前に駅売りのブルックナー9番の指揮者の名前が正体不明で、2ちゃんで
尋ねて「幽霊指揮者」を教えて貰ったんですが、もしやと思って検索したら
出てきました。コメント31番。
【PILZ系指揮者で実在が確認されているもの】
http://logsoku.com/thread/music4.2ch.net/classical/1153736766/
チェコフィルも振ってた。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/orch/page039.html
59年は日本のアチコチで振ってたんですね!へぇ〜。



54 :
幽霊指揮者に関して(スレ違いで済みません。m(__)m)
これが私の質問で、回答も頂きました。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/classical/1230684780/329
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/classical/1230684780/337
回答のリンク先・・・
第9番は、いきなり第3楽章から始まる。最後まで聞いても第1楽章は
収録されていない。第3楽章→第2楽章→第3楽章の順番で収録されている。
オレは買ってしまったのだ!ただ、その第3楽章が意外と良い演奏だから困ってしまう(^ ^)。

とありますが、本当にその通りで、この盤でブル9が好きになったのですから、
トンデモ盤でも感謝です。


55 :
>>53-54
スレ違いだけど、次いでにレスを。
スロヴァークは、1954年から1955年までレニングラードで
ムラヴィンスキーの元でアシスタントをしていた...
つまり、ザンデルリンクがアシスタントをしていた時期と重なるのよね。

56 :
51です
今日届きました。真っ先に5番を聴いたんですが(というか5番で手一杯)
あぁ、やっぱりコレ!というのが、1楽章で突如入るピアノです。
他の指揮者のは(動画で見た範囲)大人しめで、わりと大きく叩いているのも
この演奏会みたいに、ドキッとするようなのはないですね。
CDで聴くより実際の方がもっと凶暴な感じでした。
全体にゆったりした演奏で、
1楽章 17:13
2楽章  5:34
3楽章 14:41
4楽章 12:03
4楽章が他の指揮者のと比べると随分ゆったりしてますが、
やたらに煽ったりしないけど、メリハリが効いて緊張感に満ちた演奏で、
コーダは非情にどっしりとしています。音もいいですよ!
スロヴァーク・・・NAXOSを貶しちゃいけないけど、NAXOSでしか
出ていない、というのがそれなりの指揮者という事でしょうか。
ザンデルリンクは随分長い間ムラヴィンスキーと仕事をしてたんですよね。


57 :
変換ミス
非情に ×
非常に ○

58 :
>>56
51さん、聴いたのですね...
実演がCDになったら、こんな演奏だったけ?
と言う事が、多々有ります。
スロヴァークは、録音はあった筈ですがCD化されている物が少ないですね。
NAXOSの場合は企画が先で演奏家は後に選考されているので、何とも言えませんね。
ザンデルリンクは1941年から東ドイツに帰国する1960年まで、レニングラード・フィルにいたそうです。

59 :
>>58さん
こんな演奏だった?、というような事は無く、印象通りでした。
本当は「引き締まった熱い演奏」という記憶はあったんですが、
前に図書館で借りた誰かの1枚を3回くらい聴いて「知った曲」と
思っていたので、色んな演奏を聴いた方から「そんな事はない」なんて
言われちゃうと恥ずかしくて、あのように書きました。
ピアノについては、座席の位置から受ける違いも多少あると思います。
早めにホールに着いたのに、中央の扉は閉まっていて、左の隅に何十人か
が立ってたので、何となく一緒に居ました。
係員と思しき人にチケットを見せてもなかなか中に入れてもらえず、
間際になって案内されたのは臨時席。皆さんそこの席でした。
振り返れば出入り口、という感じです。
勿論普通席は満員でしたが、ザンデルリンクがそれほど知られてなかったなら、
人気曲だったからかも知れませんね。
ネーデルランド歌劇場で出会った日本人はクラシックに詳しい人で
私のザンデルリンクの予定を聴いて「知らなかったよ」とガッカリしてましたよ。
当日、見渡した限り東洋人の顔は無かったですから、
「私が聴かないでどうする!」という気持ちで注文しました。(笑)
スロヴァーク、アマゾンで検索したらショスタコーヴィチが揃ってますね。
5番の聴き比べに・・・と一瞬思いましたが、止めました。
私はせいぜい500円ぐらいで買ったのだと思いますが、値上がりしてるな〜。

60 :
>>59さん
聴かれたのは6月11日との事ですが、9日〜11日の3日間同一プロで演奏していますよ。
(確か、モースリーにも載っていた様な)
前半は、ベートーヴェンのVn協奏曲(R・ケルマン)だった筈...
>当日、見渡した限り東洋人の顔は無かったですから、
>「私が聴かないでどうする!」という気持ちで注文しました。(笑)
実は、別な日に知人が聴きに行っています...
その方、御自分のHPでザンデルリンクのコンサート情報をUPしていましたから。
ネーデルランド・オペラで出会った日本人の方は前もって情報を御持ちじゃなかった?
現地に居ても、情報を見逃してしまうと聴き逃す事ありますから...
聴けて良かったですね。
>5番の聴き比べに・・・
今は、欲張らずに目の前にあるCDとゆっくり向き合った方が良いと思います。

61 :
>9日〜11日の3日間同一プロで演奏していますよ。
え゛−−−−っ そうでしたか。私の記憶もいい加減ですね〜。
言われてみれば、そうだったかな・・・。
前半の曲も覚えがなくて、本当にしょうがない頭です。
でも最終日なら間違いないです。
ピンクのスケジュール表(左の古ぼけた入口付近の古ぼけた掲示板)
で見て「もう一度聴きたいけど、もう無いんだ‥」と思ったのが、
いつの間にか「その日だけ」に置き換わってしまったんですね。
歌劇場で出会ったのは、日本とアムステルダムを行ったり来たりの
方でしたが全然御存知なかったです。
「是非聴きなさい」と楽劇と両方チケットを世話して下さった
旅行会社の方に感謝です。
>目の前にあるCDとゆっくり向き合った方が
はい、そうですね。

62 :
>>61さん
同一プロだったら、プログラムノートに演奏会の日程が出ていた筈。
>「是非聴きなさい」...
その旅行会社の方って、「ぶらあぼ」に載っている個人の某旅行社?
何度も言うけど、本当に聴けて良かったと思いますよ。
それは、後年になればなる程そう思います。
海外までコンサートやオペラを、鑑賞に行った体験と言うのは
国内でした体験よりも得難いものです。
まして、二度と出て来る様な人材ではない、歴史に名を残した爺さん指揮者ですから...

63 :
>62さん
そうそう、その方です。何度かお世話になりました。m(__)m
正規のプログラムなんて手にしてないんですよ〜。(涙)
開演前はそんな調子で、終演後はミュージアム広場の横を一人で歩くのが
怖いので、大通りまで臨時席の何人かとはぐれないように歩きました。
>爺さん指揮者
背中の丸くなったお爺ちゃんでした。
本当の事を言うと「演奏」だけなら・・・リングはうんと格下でした。
おまけのつもりの演奏会の方が凄かったという訳ですね・・。
ぶらあぼの方、お知り合いでしたら宜しくお伝えください。
ところで、先ほど15番も聴いたのですが、2度目のテル序曲の後
暫くしてうんと左からラッパが派手にパーン【パパパ】パーン・・・
と聞こえてきますね。【三連符】です。
これって、テル序曲の冒頭のパーンパパパーン・・・の変形かと思いましたが、
運命の動機ですよね。何度も楽器を変えて出てきますが、ワーグナーの運命の動機の
前に何度も出てきてたんですね。
この曲の解釈も謎が多いらしいですが、終わりのしんみりさは仰るとおりでした。


64 :
>>63さん
知人のHP内にあった、在りし日の爺さんの映像を御覧あれ
http://www.youtube.com/watch?v=tYcnI30RyI0
>リングはうんと格下でした。
ネザーランド・オペラのオケって演目よってピットに入るオケが変るから
当たり外れがある、コンセルトヘボウが入れば良いけど
ロッテルダム・フィル、オランダ放送フィルならまあまあ
ネザーランド・フィルだったら...それ以上は申しません。
15番、聴いてますね。
御気付きでない様なので引用について...ワーグナーの運命の動機も大切ですが、
ラフマニノフのシンフォニック・ダンスの引用も出て来ます。
シベリウス4番そっくりな部分も出て来ます。
そして、4楽章の頂点のトゥッティではハイドンの104番の冒頭も出て来ます。
全てに意味はあります。点と点を繋いで行くと線になります。
それらが何を指し示しているか? 考えてみて下さい。

65 :
書かれた3曲は未聴の作品ばかりです。(汗)
ウイリアム・テルもハイドンの104番もそれぞれ最後の作品という事で、
遺言めいた感じですね。
マーラーっぽい音の響きは感じましたが、作曲家は先人の影響を受けるから、
気にしてなかったですが、検索していて「マーラーの9番」ぽいと
指摘しているのが見つかりました。「9番」となると話は別です。
私がブルックナーの9番が一瞬聞こえた気がしたのは、スロヴァーク盤の
3:28からの弦が弾みながら下降する処、2秒足らずです。
ザンデルリンク盤では4:29からですが、ちょっと雰囲気が違いますね。
馴染んだ音をつい思い起こしましたが、多分私の「空耳アワー」です。
ハイドンの104番の引用はこのディスクだと11:09からのラッパですよね。
「一か所へくっている」というのがそこではないかと。
5度上昇の音が一発で決まっていない。
シベリウス4番は今回のコンセルトヘボウの中にあったので助かりました。
明日にでも聴いてみます。
そして、ドラの強烈な一発ですが、スロヴァーク盤では大人しい響きです。
ザンデルリンクは印象に残したい響きを強調されたのかな?と・・。
コンセルトヘボウの5番のピアノが凶暴だし、それから15番の真左のラッパも。
他の指揮者のは分かりませんが、スロヴァーク盤では大人しいです。
スロヴァーク盤では速くて気付かなかった「ジークフリートの葬送行進曲」の
太鼓のリズム。ザンデルリンクはと誰にも分かるように丁寧に聞かせてますね。
ショスタコーヴィチは病床で15番を書いた、とあるのを読みましたが、
そうすると、苦難の人生を振り返りながら死を静かに受け入れようとしていたのかな?

66 :
>>65
ハイドンの104番と言うのは只最後と言う意味ではないのです。
交響曲の父ハイドンのラスト・シンフォニーを持って来て
「これが、私にとってのラスト・シンフォニー」と言うメッセージなのです。
ショスタコーヴィチは同じ様な事をやはり9番で、ベートーヴェンの第九を引用して遣っています。
只、15番の場合はラスト・シンフォニーと言う意味だけでなく交響曲と言うジャンルが
もう書かれなくなっていた時代を反映していると思うです。
つまり、シンフォニーの断末魔...1970年代でショスタコーヴィチ以外で名の通った作曲家で
交響曲を書かいている人は殆どいません。だからあのトゥッティは悲痛なのです。
銅鑼の音一発は御指摘の通り死です。
ラフマニノフのシンフォニック・ダンスは彼最後の作品です。
シベリウスの4番は、脳腫瘍で死にかけたシベリウスの死に対する表れです。
アンソロジーの中に入っているシベリウスは、先月亡くなったベルグルンドの演奏ですから
これだけ、持っていても損のない一枚です。
私が、ザンデルリンクの実演を聴いて感じたのは、ショスタコーヴィチの無念の思いです。
ジストロフィでペンさえ持てなくなっていった晩年の作曲家の無念の思い。

67 :
>>66さん
>だからあのトゥッティは悲痛なのです
ハイドンの単純かつ明るい響きを、トゥッティで軋みに軋ませて無念の響きにした。
そこにあれだけの重点を置いたのだから、全体を支配する「死」は、
肉体的な死+自らの死による交響曲の死、と考える他ありませんね。
#63で書きましたが、幼少期のイメージ?取り留めなく明るい1楽章で既に
タタタ・ターンの「運命の動機」が頻繁に出てきます。
タタタ・ターンの齎す「運命」はメンデルスゾーンの結婚行進曲のように特に
色付けされてませが、2楽章になると、ワーグナーの「(死を齎す)運命の動機」
を連想させる形で現れ、4楽章では完璧なワーグナーの「運命の動機」となっている。
その他、4楽章、トリスタンの「憧れの動機」の3音も最初は完全な形なのに、
ニ回目のは変形しています。単純に音楽上の処理なのか何かの意図があるのか
探りたくなってきました。
シベリウスも4番を実際に聴いてみて何となく理解できました。
2番とかフィンランディアに比べると寒々しい感じが強いですが、
wikiによるとシベリウス自身この4番を「心理的交響曲」と呼んでおり、
「長い闘病生活の不安とその生活を支えた希望、そして病を克服して得た
充足感がこの交響曲の核をなしている」とありました。
15番もシベリウス4番も聴きこんでないので、「そっくり」と言うより
「なんとなくソレっぽい」という程度で終わっています。


68 :
>ザンデルリンクの実演を聴いて感じたのは、ショスタコーヴィチの無念の思い
このディスクで感じたのは、最後のトライアングルの「チーン」が、日本人的発想で
申し訳ないのですが、お仏壇の鈴です。
こちらに興味深い記事がありますが、
ttp://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/972f6c4516633ad333f045f3abd869d9
キリスト教会の鐘も霊を呼ぶ際は大変音が高いのだそうで、あの「チーン」を
仏壇の鈴になぞらえるのも、あながち間違いではない気がするのですね。
という事で、やはり「静かに死を受け入れる」という感じを受けるのですが、
それにしても作曲家とはすごいものですね。
これだけ色んな曲から引用して、分る人には分る・・・と曲を綴るエネルギー
(執念と言ってもいいかな?)と自らの死を見つめる冷静さを改めて感じました。
ショスタコーヴィチは苦手でしたが、鑑賞の手ほどきをして頂いたお陰で、
少し近づけました。これから5番と15番、を聴きこんでみようと思います。
遅くなりましたが、ザンデルリンクさんの供養にもなったかな、と自己満足
しています。
こんな初心者にお付合いいただいて、本当に有難うございました。m(__)m

69 :
>>67-68
今までの、レスの遣り取りで鑑賞の手引きになったとは...
只、15番については色々解釈の余地があります。
(15番だけではありませんけど...)
最後の弦楽器ピアニシモのAの音の持続音、丸で一本の線の様です。
心電図が心停止して、そのモニターは...色々と想像出来ますね?
ザンデルリンクは今年生誕100年.没後1年、爺さんの演奏を巡って
曲の解釈の話が出来たのも、爺さんの御陰だと思っています。
ワーグナー好きの37さんに、もう1つ話していなかったエピソード
ハンブルクで聴いた演奏会が11時の定期演奏会でした。
その日の夕方、オパーに「ローエングリン」を観に行きました。
なんと、そこには爺さんが観に来ていたんですよ...しかも、御一人で、
話しかけて、昼間の演奏の御礼をしました。
この日の演出は、ペーター・コンヴィチュニーでした。
老巨匠の目には、あの演出はどう写っていたんでしょうね?
感想を聞いてみたかったですね。

70 :
>>69さん
ローエングリンで御一緒だったんですか。
敬愛する「爺さん」と言葉まで交せたなんて、一生の思い出ですね!
コンヴィチュニーのローエングリンは観てないんですが、最近の「リング」を
いくつかDVDで観て、面白いと同時に嫌になっちゃった、という感じです。
非日常の世界を楽しみたいのに、なんで人間の業をまざまざと見せつけられなけりゃ
いけないのかという気持ちと、音楽に集中できない不満もあります。
指揮者としては、どうなんでしょう。
演出家はせめて静かな音楽を邪魔するようなドタバタ音など無いよう配慮して
欲しいです。


71 :
あれから何度となく聴いて、ショスタコーヴィチの音がだいぶ耳に馴染んできました。(笑)
音楽を聞くだけなら感性だけで充分ですが、解釈となれば基本知識が絶対に必要で、
こちらで教えて頂いた事が随分な助けになりました。
また、最終的にはそれぞれの人生観や死生観も影響しますね。
>弦のAの持続音
無音よりも静寂を感じさせ、聴き手の意識を集中させる緊張の効果が素晴らしいです。
心電図・・そう考えると侘しさがひとしおですね。
最後のチーンですが、銅鐸がそうであったように、鐘や鈴は古来より
「畏れ」に向き合うための道具で、心静める瞬間ですから、15番の最後が意味するのは
間違いなく「死」だと思います。

15番がイ長調というのも興味深いです。
暗い運命や悲痛な叫び、そして死が支配するのにイ長調!
ウッド・ブロックの乾いた音と軽妙なリズム。
十返舎一九の「この世をば どりゃお暇(いとま)に 線香の 煙とともに
灰(はい)左様なら」に通ずる洒脱さえ感じます。 
なにか、突きぬけたな、という・・。
そういう解釈だと、ムラヴィンスキーの速さも納得です。


72 :
>>69さん
まだご覧になってますか?
15番についてまた色々考えました。
ハイドンの104番冒頭ですが、単に交響曲の終焉の嘆きがあのトゥッティ?
という素朴な疑問がありました。その前の交響曲も自由な作風で、伝統を守る
だけではなかったから大げさに思えたんですね。
クーベリックはチェコが共産主義国になった事「芸術的な自由が実現できない」と
イギリスに亡命しています。あの時代は体制に睨まれれば命も危うかった。
そこからの連想ですが、ハイドンは仕えたエステルハージ家の当主が変わって
音楽家生命に陰りが出たところでイギリスに渡り、そこで大成功をおさめて
作曲したのが104番。
ここにショスタコーヴィチの「自由への渇望」を重ねる事はできないでしょうか。
党は「形式主義排除」「抽象的表現排除=標題音楽重視」だから、交響曲の終焉を
嘆けば体制批判に繋がります。
そして15番には党の批判を怖れて初演をストップした4番が引用されている。
テル序曲は嫌でも耳に入るように突飛に出てきます。ウイリアム・テルの
ロシア語頭文字がレーニンと重なる」は偶然かも知れませんが、息子に
「一番最初に好きになった曲」だの「夜中の玩具屋」と伝えたのは、その辺りの
配慮だったとも受け取れます。死の迫った自分のためではなく息子のために。
とにかく、一筋縄で、聴いているのは78年の録音ですが、ソ連に亡命した
ザンデルリンクが3年前に亡くなったショスタコーヴィチへの深い共感と哀悼で、
テル序曲が印象に残るようにラッパを左に置いたのだとすれば、素晴らしい反骨精神です。

73 :
また切れてしまいました。(汗)
とにかく、一筋縄で (×)
とにかく、一筋縄でいかない曲で(○)

それと、#71のウッド・ブロックをシロフォンに訂正します。
鈴関連で木魚を調べていてウッド・ブロックが頭に残ってしまったようです。


74 :
>>70-73
レスが遅くなって申し訳ないです。
鐘や鈴から十返舎一九、「自由への渇望」と、まぁ良くぞ此処迄繋がりました。
ショスタコーヴィチ自身、自作に関して多くの言葉は残していません。
何れが正解で何れが間違いと、言う様に簡単には答えは出ません。
むしろ、出さなくて良いと思います。作曲家が作品に込めたメッセージから
あれこれ考える事が大切なのです。
ウイリアム・テル序曲はオリジナルではありませんね、音も変えられているしテンポも...
此処にも何か、仕掛けがあると思います。
「一番最初に好きになった曲」、「夜中の玩具屋」と言うのは表向きの言葉だと思います。
ショスタコーヴィチは、過去の作品で色んな作曲家の作品を巧みに引用して来ましたが、
それらは、簡単に解る様には書かれてはいませんでした。
しかし、晩年になって最後に大きな賭けをしたのだと想います。
それは、誰にでも解る有名な曲を引用して皆を驚かした...
ウィリアム・テルのストーリーは? ...
格好良く登場する筈の主人公は...何とも間の抜けた感じで現れる。
ヒーローだと想って助けを求めたら、Mr.ビーンだった...
何時でも、ヒーローがいて助けてくれるとは限らない。
この何とも言えない、惚けた.間の抜けた感じがザンデルリンクの演奏で良く表現されています。

75 :
「自由への渇望」は、あったと思います。
1953年に10番を作曲していた頃に、亡命を模索していた様ですが
結局、実行には移さなかった。
>党の批判を怖れて初演をストップした4番
これは、一昔の情報ですね。
4番の場合は当時初演を任せようとした指揮者が作品を理解出来ず、
そのリハーサル中、何度も衝突しショスタコーヴィチが初演する事を諦めたと言うのが最新の情報。
4番にのスケルツォ終結部とフィナーレ終結部、チェロ協奏曲2番の終結部は明らかに酷似しています。
(ザンデルリンクは、チェロ協奏曲2番も良く振っていましたよ)
>とにかく、一筋縄でいかない曲で...
だって、ショスタコーヴィチの遺言ですから、謎は簡単には解けない様に仕掛けられていますよ。
良く聴いて、考えている事は貴方はもう十分.立派にショスタコーヴィチにハマっていますよ。
ベルリンSOの演奏も良いのですが、コンセルトヘボウかシュトゥットガルト放送SOの録音が
出ないかと思っていますが...

76 :
お忙しい中コメント有難うございました。
>惚けた.間の抜けた感じがザンデルリンクの演奏で良く表現されています。
「レーニンのアホ〜」だったりして・・・

>>党の批判を怖れて初演をストップした4番
>これは、一昔の情報ですね。
情報有難いです。
知らないままだと、間違った方向に妄想が膨らんでしまう。
>謎は簡単には解けない様に仕掛けられていますよ。
そうですね。ショスタコーヴィチのファンのサイトで「推理」が面白いとありました。
>立派にショスタコーヴィチにハマっていますよ
どうやら、そのようです。
15番のスコアとバルシャイの交響曲全集をカートに入れて自分でも驚いてます。
でも気楽に聴ける曲など無さそうですね。覚悟しなきゃ。


77 :
>15番のスコアとバルシャイの交響曲全集をカートに入れて自分でも驚いてます。
>でも気楽に聴ける曲など無さそうですね。覚悟しなきゃ。
ようこそ、ショスタコワールドへ...
でも、覚悟しなくても良いじゃないんでしょうか?
もっと、ニュートラルな気持ちで良いと思います。

78 :
>>77さん
こちらの用語集に笑ってしまいました。
ttp://www.dasubi.org/sb.cgi?cid=7
タコメーターでどの辺りまで行くか分かりませんが、私の場合、
ショスタコーヴィチは自分からかなり踏み込まないと作品の良さを感じる処まで
行かないと思うので、興味を持ったのをキッカケに暫く浸かる事にします。

79 :
>>78さん
ダスビね...彼処の用語集は真に受けてはなりません。
(真に受けては、いないと想いますけど...)
所詮、狭い世界でしか通用していない隠語ですから...
(Soft Bank=柔銀.やわぎん って言っている様なもの)
だって、あれだけの強者がいる割に14番を未だに「死者の歌」と
呼んでいる人がいるレベルですから...
本当にショスタコーヴィチを心底好きでリスペクトしている人は、
シンフォニーを愛称で呼ぶ様な事はしません、何故ならばショスタコーヴィチ自身が
愛称で呼ぶ事をせず、番号で呼んでいた事を知っているから...

80 :
>>76
>「レーニンのアホ〜」だったりして・・・
そこ迄辿り着いたのなら、もう一歩踏み込んで、
レーニンは当て馬、本命はもう1人の将軍様ですよ...
仮名手本忠臣蔵ですよ、本当の敵は吉良上野介ではなく
将軍徳川綱吉だった...それと同じ。

81 :
>>80さん
そうですね。共産主義宣言を読むと、机上の理想主義、鳩山的お花畑に過ぎず、
国民にあんな弾圧を加えるなど想像の外です。
シベリア抑留経験者の話では、文盲のソ連兵はスターリンさえ知らなかった。
ましてやレーニンなんて本当の知識層しか知らない。
テル序曲はスターリン、ブレジネフだけでなく、体制の暗示?

82 :
ところで、15番の4楽章ばかり聴いています。
グリンカのエレジーですが、原曲を聴かれた事はありますか?
Wikiで歌曲『疑い』の引用と出てきました。歌詞と音符の関係を見たくて
動画検索したところ、
http://www.youtube.com/watch?v=rngYNuO3_Vo (←大好きな歌手)
旋律にソレを想わせる処がなくて、だからか?Wikiでも「本人はそう述べた」
としか書いていない。Wikiの書き手は余程詳しい人ですよね。
ショスタコーヴィチはここは肝だから隠しておきたかったのかな?
4楽章は、
沈む気持ちの中でもやもやと疑問が湧いてきて、だんだんに膨らみ、
恐ろしくグロテスクに変っていく。諦めに似た静けさも恐ろしい現実?を見て
元気がなくなり悩みはより複雑になる。
途中で気分を明るくしようにも運命を感じて困惑しつつ立ちつくす。
ハイドンの悲痛なトゥッティを終わらせる強烈な銅鑼で、このディスクだと
残酷な現実の死を想わせます。
静かに繰り返す銅鑼は、身近な死を噛みしめてるのか?
運命の動機や葬送のリズムを経て音を下げての再現ですが、ここから
悲痛と混乱の中で魂(精神)が上昇して点滴(不整脈かも?)チーンで全てが終る。
という感じで聴きました。
「疑い」の歌詞は「恋敵に嫉妬して疲れ果てたすえに彼女が再び自分のもとに
戻ってくるのを夢想する」というものらしいです。
引用したのは曲のタイトルだけで、4楽章は一縷の希望が残酷に絶ち切られて迎えた死、
という感じを受けました。

83 :
>>80-81
>体制の暗示?
だから、「神々の黄昏」なんじゃないですか?
Wiki情報は、鵜呑みに出来ないので...知人のHPから
http://www.envi.osakafu-u.ac.jp/develp/staff/kudo/dsch/dsch.html
http://www.envi.osakafu-u.ac.jp/develp/staff/kudo/dsch/cgi-bin/quot.cgi
(作品番号で観て下さい、Op141)
エレジーのタイトルは「誘うな、必要もなく」です。
私が知っているタイトルは「無駄な誘惑はしないで」でした。訳し方によってですが...
この詩の内容は、プレトニョフ/東フィルが15番を遣った時のプログラムノートに出ていました。
手元にないので、覚えている範囲で...
死に行く人が、友に向かって、どうか眠りを妨げないで欲しい御願いする
もはや、人など愛さない、夢など求めない...「大地の歌」の「告別」を連想しました。
リンク先は、拝見しましたが、キリル文字が解りません!!(ごめんなさい)
「疑い」の歌詞の内容とは違いますね...Wiki情報が間違っている可能性がありますね。

84 :
>>83
アンカー・ミスしました... >>81-82

85 :
>だから、「神々の黄昏」
そういう事ですね!!凄いメッセージです。
「疑い」の歌詞内容はCDの解説を書いているサイトから拾ったものです。
Wiki情報の、「本人が『疑い』の引用と述べた」というのが本当なのであれば、
ショスタコーヴィチはどれだけはぐらかしてるんでしょう。
エレジー、おかげさまで見つけられました
http://www.youtube.com/watch?v=GA0vW9cNsgE
動画下の「もっと見る」を開くと歌詞が!(長いので1行だけ)
トリスタンの3音+1音の4音「Не искушай」は普通に「誘惑しないでください」でした。
こちら↓ の訳で「まどろみ」が「死」のすぐ隣なのを感じます。
現世に疲れ、友と別れの杯をかわす男と確かに似てますね。
http://homepage2.nifty.com/182494/LiederhausUmegaoka/songs/G/Glinka/S1283.htm

御紹介のサイトは初めてですけど、凄い内容ですね!!
>「トリスタンとイゾルデ」冒頭と同じアウフタクトを持つ
トリスタンの死の願望は有名ですが、それと重ねたんですね。

86 :
>>85
>現世に疲れ、友と別れの杯をかわす男と確かに似てますね。
そう、抜けていた言葉が...それは「病める私の眠りを妨げないで」
つまり、ショスタコーヴィチの晩年そのものじゃないですか?
>トリスタンの死の願望...
「愛」も死に「神々」も死に...自らも。
だから「愛さない」と「愛の死」がリンクされていると見ますが?
エレジーのリンク有り難う。
紹介したサイトの管理人はショスタコ本を書いている方です。
↑此処は、結構勉強になる所です。

87 :
御紹介のサイト、これからも立ちよらせて頂きます。
新しい作品を何度か聴いてから解説を読むと、味わいが出るでしょう。
>病めるショスタコーヴィチ
筋肉だけでなく、骨折も何度かしてるし、ストレスの重なりか、
心筋梗塞も患っている。
死が常に間近に感じられる・・そんな作曲家だったのをこのスレに書きこんで
初めて知りました。重ねがさね有難うございました。

88 :
>>87さん
グリンカのエレジー、見付けて下さって本当に有り難う。全てが繋がりましたね。
しかも、ヴィシャネフスカヤの演奏とは...感慨深いな。
15番スコアの序文を書かれている寺原伸夫さんが、生前のシンポジウムで話して下さったエピソードを
「ショスタコーヴィチは、Op141(交響曲15番).Op144(弦楽四重奏曲15番)
Op147(ヴィオラ・ソナタ)の3曲で皆に御別れを言ったのです...」実感込められたコメントでした。


89 :
保守あげ&感想
87です。
先日やっとバルシャイの交響曲全集、それに15番のスコアが到着しました。
(一緒にザンデルリンク指揮ベルリンSO、1982年録音の5番も)
スコアを追いかけながら聴くのは慣れないから大変ですけど、やはり面白いです。
調性表記に興味がありましたが、見れば見るほどややこしい!
でも、テル序曲、最後にクラリネットで再現される時は半音上ってるのが分かりました
・・・で、何?って感じですが(苦笑)
トランペットがフライングしたように聞こえるところ、ちゃんと楽譜に書いてあるん
ですね。
15番のCDはこれで3つとなりました。
バルシャイ、スロヴァーク盤と比べ、ザンデルリンク盤がいかに至高の演奏か
分かりました。
バルシャイのは15番しか聴いてませんが、繊細さ、歌心に欠け、一言で言えば「雑」。
オケの腕もあるでしょうが、スロヴァーク盤の方が録音は悪いけど、まだいいです。
最初に聴きこんだザンデルリンク盤が色んな意味で最高に思えます。
5番はコンセルトヘボウ盤よりベルリンSOの方が好みです。
その前にバーンスタイン指揮、NYフィルの来日公演の5番も聴きましたが
1楽章のゆっくりさ!
でも、この時のバーンスタインは、晩年の境地まで至ってない気がします。

90 :
>>87&89さん
レポ有り難う。
Tpがズレているのが、ミソなのです。
聴き比べたら一目瞭然でしょう、格の差が...
実は、バルシャイの15番も実演で聴いていますが、ザックリなんですよね。
ザンデルリンクの様な思い入れは無い様で、別な曲を聴いている感じだったのではないかと思います。
如何に、ザンデルリンク解釈が特異的なものか? 解ったと思います。
コンドラシン.ロストロ.ロジェヴェン.ハイティンクと言った人達のCDも聴いてますけど
どの演奏を持って来ても、満足出来ませんでした。
ザンデルリンクの演奏がなかったら、好きな曲にはならなかったんじゃないかと想います。
レニーの晩年はコテコテドロドロでしたからね...って、最後の来日公演のベト7の印象ですが。

91 :
>>90さん
レスありがとう御座います。
バルシャイ盤は、寺原伸夫さんが書かれたように、そして多くの人が感じるであろう
「印象的な時の刻みは永遠の彼方へと消えて行く。
この美しいコーダを聴いて、心打たれない人はあるまい。」がまるで感じられず
ある意味ショックでした。
WDRの98年の録音なんですが、実演も同じだったでしょうか?
最後にT-Tomが勢いよく入ってきてびっくりしました。mfと指定されてます。
だから譜に忠実と言えばそうなんでしょう。
でも、パートは違いますがmorendo表記された直後のmfでしょうが!と怒りさえ覚えました。
15番はベルリンSOのザンテルリンク盤を聴いたら、後はもう聴かなくてもいいかな、と。
最初にこの演奏に巡り合えてよかったと思います。すでに15番は好きな曲になってます。
バーンスタインは、実は、晩年の演奏に引き込まれます。
トリスタンとイゾルデ、悲愴、シベリウスの2番だけですが愛聴盤です。
ザンテルリンクのベルリンSOの5番を購入したのは別の場所で
「相変わらずゆっくりして気持ち悪い」との感想を読んで聴きたくなったのですが、
すごく思いが伝わってきて、多分私にとっての決定盤だと思います。
それから書くのを忘れてましたが、以前御紹介して下さった6番の動画、
最初の頃は混んでるのか円いのがクルクル回って再生できませんでした。
大分してから聴けた(見れた)んですが、素敵ですね!
でもPrestoだけしかなくて残念でした。で、他の指揮者ので全楽章聴けましたが
6番はすんなり音楽として聴けます。
2番はスロヴァークのカップリングですが、最初のコントラバスのあまりの
気持ち悪さ(作曲者の意図なんでしょうが)にめげてましたが、
これも別の録音で聴けば良さが分かるかも知れません。

92 :
>>91
バルシャイの実演は、群響でしたが余り好い印象ではありませんでしたね。
>15番はベルリンSOのザンテルリンク盤を聴いたら、後はもう聴かなくてもいいかな...
そんな事はないでしょう、クリーブランド管の素晴らしい演奏もありますよ。
私としては、ドイツの放送オケで欲しい所なんです...
6番の動画はノリが良いですよね、オケをガンガン煽って観ていてわくわくします。
私が15番を聴いた時もガンガン煽って、とても87歳の爺さんの棒とは想えない位攻めていて
生き生きしていました。全身で音楽をしていて、本当に楽しんでいますね。
別なオケでも良いから何処かで映像残っていないかと、期待しているのですが...
2番は、ショスタコ好きでも敬遠されがちな曲です。
出だしのウネウネ感が、耐えられないと言う人います。

93 :
>>92さん
>全身で音楽をしていて、本当に楽しんでいますね。
15番も5番も心だけでなく、いい音楽作ってるな〜、という感じがします。
バルシャイは、どうも相性がよくないのかも知れません。
先ほど5番を聴いて、教科書的な感じでした。
それだと、2番はエグさが薄れて聴きやすいかも、とちょっと期待しましたが、
やっぱり気持ち悪かったです。(笑)
地獄の底を見るような何分間がこの曲の持ち味なんでしょうね。
15番、やっぱりクリーブランド管は必聴ですか。
それでは・・・えぃ!行くしかないっ!! と・・
ヴィオラソナタ、amazonでほんの少し試聴して音が気にいったので、ご紹介サイトの
推薦盤ではないですが、「ユーリ・バシュメットの軌跡」を選びました。
「試聴する」をクリックするとバシュメットが指揮も担当しているみたいなんですよ。
クリーブランド管の15番は、このソナタと一緒に1カ月後ぐらいに注文する事にしました。
それまでには2つのボックスも全部聴けるでしょうし・・。
(やっぱり勿体ないから全部聴きます!)
弦楽4重奏は15番が入っているディスクが少ないですね。
ジュリアード四重奏団のが一部試聴できました。
しかし、これがまた気持ち悪い数十秒なので悩んでいます。
何だか「お別れの曲」ばかり選んでますが、届くまでにベルリンSOの鎮魂の祈りを
味わう事にいたします。

94 :
>>93さん
>15番、やっぱりクリーブランド管は必聴ですか。
>それでは・・・えぃ!行くしかないっ!! と・・
頑張り過ぎです、早急にと言う訳ではないですがオケの違いが良く出ています。
それと、クリーブランド管とのセッションは、その後スタジオ録音を一切しなくなってゆく
寸前の頃の物で、又、湾岸戦争勃発によりその後アメリカへ客演もしなくなっていった頃でもあり貴重です。
(自主制作盤を除く、アメリカのオケとの正規録音って殆ど残していないと思う)
ヴィオラ・ソナタは、バシュメットが定番ですが実演で聴いたタベア・ツィンマーマンの演奏が
未だに忘れられませんね...「月光」ソナタの引用がそれらしく聴こえなかった不思議な演奏で
最後の最後まで戦っている、ショスタコーヴィチ像でした。
SQ15番は、フィッツ・ウィリアムSQの演奏を聴いていますが、タネーエフSQやボロディンSQとは
一味も二味も違う演奏で良いですが、曲自体を実演で聴く事を薦めます。
あの音楽は、もはや音として聴く音楽ではなく会場で空気を感じる音楽です。
気を抜くと睡魔との戦いになってしまいますが、内容の濃さから言えばシンフォニー1曲に匹敵する内容です。
今や、選べるだけのCD全集が出ている良い時代です。

95 :
>>94さん
もともと1カ月ぐらいなら聴けるかな?と思ってましたが、
今日、15番のスコアを追いながら1楽章を聴いていて、
#90で気になっていた
>Tpがズレているのが、ミソなのです。
そこから「ある事」を発見して(ファンの方には周知の事でしょうが)
1楽章の面白さにハマってしまいました。
モヤモヤとした妄想が形になるまで、15番から離れられそうにありません。
生演奏も長らくご無沙汰ですが、もともと分厚いオケの響きが好きで
4重奏とかは苦手な方なので全集の購入は止め、15番を含む2・3曲
入ったディスクを選びたいと思います。

96 :
>>95さん
いきなり、SQの全集はキツイので「バラで一曲じっくり」を薦めます。
消化不良起こしますからね。

97 :
>>94>>96さん
>あの音楽は、もはや音として聴く音楽ではなく会場で空気を感じる音楽です。
だからボックス以外の盤が少ないのかも知れませんね。
地元で4重奏15番の生演奏が聴けるとは思えないですが、事情で自宅を離れられないので、
CDが頼みです。
欲張って消化不良を起こさないように気をつけます。
そして交響曲第15番の1楽章は、思ったよりもキツい体制批判楽章ではないかと
思えてきました。フルートの第一主題はひょうきんですが、私には短調にしか
聞こえないし、テル序曲を「レーニンのアホー」では?と思って以来、
「革命」の実態を知らない人民の希望のような感じで聴いています。
金管は(特にトランペットは権威の象徴として)党の輝かしい発表や意向。
そしてトランペットの第二主題はテル序曲の後半の音価を伸ばして変形させたもので、
ニ度めにわざわざフライングの一音を付けたのは、テル序曲の前に必ず出現するのを
聴衆に気付いて貰うためのビックリマーク。
この第二主題は「8分休符+16分音符×2+8分音符×1+16分音符×2」を省略した
後半のややこしい音の動き(胡散臭さ満点)で何度も出てきますが、これが党への疑問」
ではないかと。

98 :
これらの疑惑(胡散臭さ)と立派な発表(テル序曲)・政策・弾圧・大事件、
そして人民のはかない希望・困惑・混乱(439小節からのピッコロと
フルートの動きなどまさにそんな雰囲気です)・狂気が交錯しながら事態が進み、
4度目のテル序曲の直前、シロフォンの第二主題にもフライングの一音がついて
います。(他に見落としてないかな?)
454小節からトランペットが重々しく運命のリズムと第一主題を奏でると
5度目のテル序曲はクラリネットで出てきますが、これが人民の心からの願いで、
最後にピッコロとフルートが3小節跳ねあがって、最後は無理やり明るい和音で
終結させたのは・・・
絵にするとこんな感じ・・・\(^o^)/ (ロシアおわた)
こんな事を書いたらお叱りを受けそうですが。まだまだ妄想はつづきそうです。

99 :
>>97-98
SQについて、1つ警告をしておきます。
運転中に聴かない事、知人が事故りそうになったと言う報告を数件聞きました(爆)
さて、15番ですが1楽章は相当キツイ当て付けだと想います。
何故に「ウィリアム・テル」なのか?...ストーリーの内容を思い出して見て下さい。
悪代官退治の話ですね、しかし、弓の名手と言われたヒーローのメロディーは
3音も別な音。音を外す...外す? 此処で外すと言えば?
待ちに待った、ヒーローはヒーローではなかった。さて、この場合のヒーローとは誰?
「テル」の引用は、15番だけではなく6番にも現れています...映像を御覧になられたから
解っているかと想っていますが、プレスト楽章です。
6番で試しに使って見て、15番は皆にしっかり解る様に使った。
そして、「人類の夜明け」のテーマもコントラバスでさらりと奏で
「革命は、幻想に過ぎず」とでも言いたかったんでしょうかね?
しかし、その「人類の夜明け」のテーマ自体も「怒りの日」の変形です。
「レーニンのアホー」「スターリンのバカ〜」宜しく、将軍様の嘘付きと言いたかった?
>最後は無理やり明るい和音で 終結させたのは・・・
なんちゃって!? じゃないかと...
かなり、無理矢理。

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1982年 昭和57年生まれのひきこもり part108