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2013年08月映画一般・8mm582: 【世界映画名作全史】 猪俣勝人 (108)
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【世界映画名作全史】 猪俣勝人
- 1 :2010/11/03 〜 最終レス :2013/03/10
- 単著
『世界映画名作全史〈戦前編〉』(社会思想社、1974年)
『世界映画名作全史〈戦後編〉』(社会思想社、1974年)
『世界映画名作全史〈現代編〉』(社会思想社、1975年)
『日本映画名作全史〈戦前編〉』(社会思想社、1974年)
『日本映画名作全史〈戦後編〉』(社会思想社、1974年)
『日本映画名作全史〈現代編〉』(社会思想社、1975年)
共著
『世界映画作家全史(上)』(田山力哉との共著、社会思想社、1979年)
『世界映画作家全史(下)』(田山力哉との共著、社会思想社、1979年)
『日本映画作家全史(上)』(田山力哉との共著、社会思想社、1978年)
『日本映画作家全史(下)』(田山力哉との共著、社会思想社、1978年)
『世界映画俳優全史〈男優編〉』(田山力哉との共著、社会思想社、1977年)
『世界映画俳優全史〈女優編〉』(田山力哉との共著、社会思想社、1977年)
『日本映画俳優全史〈男優編〉』(田山力哉との共著、社会思想社、1977年)
『日本映画俳優全史〈女優編〉』(田山力哉との共著、社会思想社、1977年)
- 2 :
- 猪俣 勝人(いのまた かつと、1911年6月27日 - 1979年8月7日)は、日本の脚本家、映画監督。東京府出身。
牛込出身。父が検事という厳格な家庭に育つ。父の転任のたびに、長野、東京、千葉、新潟、福岡と転々とする。
少年時代から学業を嫌い、文学書に親しみ、中学3年生の時には新聞『万朝報』の長編小説募集に応募、落選するもそれ以降は雑誌にの懸賞小説に毎年応募をし続けたが、当選することは一度もなかった。
日本大学芸術学部卒業後は、福岡で1年半ほど職に就けないでいたが、『九州日報』の短編小説募集で一等に入り、賞金5円を貰い、1934年に松竹蒲田撮影所にシナリオ・ライターの研究生として入社した。
同期生の中では一番成績が悪かったが、最初の仕事に清水宏監督の『双心臓』を手掛ける。
ただし、これはまったくの清水の口述筆記であり、本格的に創作となったのは『君にささぐ花束』『雨の夜の抱擁』などである。
他にも『おんなの暦』『男性対女性』など多数を書き、若手のホープとして撮影所長の城戸四郎にも眼をかけられる。
しかしこの当時、一級監督が手掛けるのは新聞連載小説の映画化であり、オリジナルの脚本は二級監督にまわされた。
脚本の出来にもかかわらず精彩を欠いた作品が多く、しかも会社側で勝手に題名なども変えてしまうなど、猪俣は大きな幻滅を抱くようになり、1942年に松竹を退社した。
その後、シナリオの独立を訴えて国民脚本社を創立する。
- 3 :
- 終戦の影響で同社は解散したが、戦後もシナリオ・ライターは監督や会社に従属せず作家として強く自己主張すべきだとして、同志を集めてシナリオ文芸協会を設立した。
また、雑誌『シナリオ文芸』を創刊して後進の育成に当たる。
1950年に『シナリオ文芸』が休刊すると、再びシナリオを書き、当時監督業に進出した俳優の佐分利信とコンビを組んで、1950年の『執行猶予』、1951年の『あゝ青春』『風雪二十年』を世に送り、また1952年、渋谷実監督の『現代人』のシナリオを手掛けた。
『現代人』は脚本家としての代表作となった。
のちに自身も監督業に乗り出し、1958年の『荒城の月』でデビューする。
1959年、スチュワーデスが殺害され、その最有力容疑者の外国人神父が国外に逃亡して迷宮入りになった現実の事件(BOACスチュワーデス殺人事件)を描いた意欲作『白か黒か』を発表するが、
この内容をめぐってカトリック教会から恐喝や妨害行為を受けたり、
また封切後間もなく配給を打ち切られたりとトラブルが続き、十分な成功は得られなかった。
その後はテレビドラマの脚本を多く執筆し、また母校の日本大学芸術学部の教壇に立った。
映画評論家として知られた田山力哉は従弟であり、共著がある。
- 4 :
- おすすめは「戦後篇」かな
田中小実昌氏の名著と共に繰り返し読ませていただきました。
- 5 :
- 「現代篇」になると、ちょっと・・・・・・・。
- 6 :
- 文庫本になっているな。
ブックオフに頻繁に通えば、何冊かは手に入るだろう。
- 7 :
- 「現代篇」が白眉でしょう
読み応え十分で堪能したよ
- 8 :
- >>7
例えば、どの映画の解説が良かったですか?
- 9 :
- 戦後篇ではこの映画の解説が良かったです。
【イタリア映画】自転車泥棒【1948年】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1108244920/l50
- 10 :
- >>5
これは双葉さんの本もそうだけど、昔はDVDも衛星も無かったからこういう本を
参考にたまに放送される地上波の古い映画を観たり名画座に行くのが面白かったのかもしれないけど。
猪俣さんの本に限らず、今となってはこの種のガイドブックはほぼ役目を終えたよね。
せいぜい本屋で立ち読みして図書館で見れば充分かな。後は本当に検索程度の最低限の情報だけ
あればいいって感じ。
今は本読む暇に衛星やDVDで現物を観た方が早いからね。
このシリーズも社会思想社が倒産してから何処の出版社も引き継いで出してないみたいだしね。
残念ながらその程度の価値しかもう無い本でしょ?
- 11 :
- >この種のガイドブック
この力作労作をガイドブックとは、大した釣りだな。
確信犯に価値を説明しても無駄だろうが
- 12 :
- 日本映画名作全史戦後編は、どうでしょうか?
- 13 :
- >>10
おそらく、普段から本読まんだろ?w
- 14 :
- 山根貞男がこのシリーズの悪口を書いているんだよ。
>>10さんは、それに影響されたんだろう。
- 15 :
- 山根貞男か
ポリシーのないフラフラした奴だ
- 16 :
- >>10
>猪俣さんの本に限らず、今となってはこの種のガイドブックはほぼ役目を終えたよね。
>残念ながらその程度の価値しかもう無い本でしょ?
そんな悲しい事言わないでよ!
猪俣さんの本は名著だよ。
- 17 :
- >>10さんに、まったく同感。ガイドブックでしかなく、それ以上でも以下でもない。
最初から、その程度の価値しかなかった本だと思うね。
批評めいた部分はたいてい凡庸で、凡庸なくせに嫌にかしこまった書き方をしていて冗長だし、
トンチンカンな分析をしていてシラケさせられる部分も多い。
猪俣勝人なんて、脚本家としてもそれほどの人ではなかったし、
「名作全史」は脚本家としての仕事がなくなってから、自分の存在感を示しておきたくてやったような仕事だよ。
当時、あんなのを読んでる人は、映画ファンたちの間ではあからさまに馬鹿にされた。
- 18 :
- >>17
自演乙
つーかお齢は?
ご高齢の割には拙い文章だね。
- 19 :
- >>10さんは昔から映画板にいる「疑問型さん」でしょ。
俺も、疑問型さんも、あんたの息子くらいの世代だよ。
何度も言ってるけど。
- 20 :
- 付け加えておくと、猪俣は筋金入りの左翼だった人だよ。
文章(ヘタクソ過ぎ)からは、左翼臭がプンプンと漂っていた。
>>9で出ている「自転車泥棒」解説は記憶にないが、左翼だから当然あの映画は懇切丁寧に解説したがるだろうし、
当然ほめるだろう。
- 21 :
- そんなもんかねえ・・・・・。
- 22 :
- >>20
そもそも映画関係の人が左翼が多いんじゃねえのか?
- 23 :
- 『世界映画名作全史〈現代編〉』(社会思想社、1975年)
これを子供の頃買ったよ。
表紙が「続エマニエル夫人」じゃなかったかな。
兄貴の子供がその裏表紙をみて騒いでいたら、
教育上よろしくないと思ったのか母親に捨てられてしまった。
- 24 :
- >>23
「続」の方だったかな?
良い思い出だね。
- 25 :
- 『日本映画名作全史〈現代編〉』(社会思想社、1975年)
「伊豆の踊り子」?「潮騒」?
どっちだか忘れたけど、最後に
「ところで、この山口百恵と言うちょっと大人びた少女のどこがそんなに魅力的なのだろう?」
と書いていた。
その後の大ブレイクは予想できなかったか?
それとも大ブレイクを知った後も「大した事はない。」と思ったか?
今となっては知る由もない・・・・・・・。
- 26 :
- 猪俣さんはチャップリンの映画の才能は高く評価していたが、
人間性は嫌っていた。
- 27 :
- 百恵押しだった山根貞男は>>25にカチンときたんだね。
- 28 :
- カサブランカ
- 29 :
- 怒りの葡萄
- 30 :
- >>27
そういう事です。
自分が好きな女を貶されると許せないものです。
- 31 :
- 映画評論家に
左翼が多いのは当たり前だろ。
- 32 :
- 「カサブランカ」
第二次世界大戦の戦局が大きく変わろうとしている時期(昭和18年)に、この映画は生まれた。
その意味では完全に反ナチ映画であり、さらには反戦映画としての意図の下に作られた事は否めない。
だが日本に公開されたのは終戦の翌年の6月、我々はまだ虱のついた汚れたシャツを着て、破れかけた兵隊靴を履いていた。
腹も減っていた。それでいて、街頭の古本屋の前にしゃがみ込むと、闇雲に本を買い漁った。
一冊の古雑誌にすら、全てを消失した我々は高雅な文化の匂いを嗅いだ。
同様の意味で、優秀な外国映画の力は絶大なものがあった。
なぜならば、戦後にわかに作られ出した日本映画はおよそ心貧しいものばかりだったからだ。
- 33 :
- G・H・Qの指導下に、口を開けば民主主義、民主主義とバカの一つ覚えのような底の浅い教宣映画ばかりを押し付けられていた日本人にとって、外国映画のそれには全く宣伝の匂いなど感じさせない新鮮な自由があった。
この「カサブランカ」など明らかに反ナチ、反戦の宣伝意図から発したものに違いないが、それでいて面白さは抜群、出来もまた優秀であった。
少なくとも宣伝映画の持つ押し付けがましさなど皆無と言えた。
- 34 :
- 戦後かなりの時期、日本の町の各地に「カサブランカ」と言うキャバレーやバーができた。
まだ現存している所もある位だ。
いかにこの映画の魅力が強かったを示す一つの証左と言えるのではないか。
- 35 :
- 猪俣先生。
尊敬しております!
- 36 :
- 「タワーリング・インフェルノ」
最後に屋上の大水槽からの、犠牲者覚悟の放水でさしもの大火災も鎮火するのだが、生々しい災害現場を去るに当り、
消防隊長マックィーンは、設計者のポール・ニューマンに、いかにもアメリカ人同士らしい皮肉な一言を残してゆく。
「この次にビルを建てる時には電話で知らせてくれよ。」
ニューマンの方は、まだ脇で戦いている愛人に呟くように言うのである。
「この焼けビルは修復しないで、このまま保存しておくべきかも知れない。人類の思い上がりの象徴として。」
- 37 :
- 「人類」と言う単語を「アメリカ人」と変えれば、それはヒロシマ、ナガサキへ原爆を投下した事を悔いるアメリカ人の良心と同質の言葉と聞かれないでもない。
しかしそれを「人類」のせいにしているところに、このいかにも誠実そうな言葉の中に、アメリカ人の腹の中をまざまざと見せつけられる思いがする。
そこには本当の意味での自己反省はない。あるのは根強い自己肯定の尊大さだけだ。
2時間45分の肉体的緊張の後で聞くその効きセリフは、全く見当外れのものだったと言わなければなるまい。
それがこの映画のドラマとしての感動を薄弱にしている一番肝心なポイントだと言う事に気付くべきではあるまいか。
- 38 :
- >>36-37
典型的な「老いぼれ左翼の言い掛かり的批判」じゃないか。
赤旗日曜版でお馴染みの論調そのままだ。
吐き気がする。
マックィーンの勇姿や、フェイ・ダナウェイのドレスのスリットから垣間見える足の美しさや、
踊るように闇夜に舞い上がる猛火のダイナミックさは、この老いぼれ左翼の目には入らなかったのか。
説教臭い左翼にはウンザリだ。
しかも、その説教も、単なる上げ足取りとしか思えない。
こんなのは批評とは言えない。左翼どうし集まって飲み屋で勝手に喋ってればいい。
- 39 :
- >>38
あんた、よっぽど左翼が嫌いなんだねえ・・・・・・。
- 40 :
- 年寄りのたわ言さ。
猪股の文章力を評価できないなんて可愛そうに。
若人ぶってラノベばかり読んでるんだろ
- 41 :
- 「タワーリング・インフェルノ」はジェニファー・ジョーンズの老いが悲しかった。
- 42 :
- 「エマニエル夫人」で猪俣勝人先生は
シルヴィア・クリステルの事を褒めていた。
映画見ながら抜いたのかな?
- 43 :
- あの映画は当時の日本人には衝撃的だった。
まずはR房を見せているポスター。
- 44 :
- 作家全史の日本編はとても貴重。脚本家として様々な監督やライターと実際に
付き合ってた人でないと書けない情報満載。かたや海外編は異常に薄っぺらで
ガッカリした。
- 45 :
- >>44
まだ読んでないんです。
すみません・・・・・。
- 46 :
- 映画会社ATGに関して不思議な会社だと書いた後に
「鴎よ、きらめく海を見たか めぐり逢い」を思いっきりけなしていたな。
- 47 :
- >>40
そのとおりです。
- 48 :
- チャップリンの人間性を嫌っていた彼。
- 49 :
- 藤田敏八監督の事を貶していた。
- 50 :
- 名著
- 51 :
- 大先生
- 52 :
- >>40
お元気ですか?
- 53 :
- 保守age
- 54 :
- 洋画の戦前篇の解説が一番良いかもね。
- 55 :
- 邦画の評論はイマイチ。
- 56 :
- http://www.xfreehosting.com/asian/ringring/osaka/161/
http://cleanadulthost.com/asian/82flash/pgf/161/
- 57 :
- 世界映画名作全史〈戦前編>が一番いい。
- 58 :
- 最近、名作を見るようにしている。
初めて見るものばかり。
見終えた後は必ず猪俣先生の本で復習する。
より理解が深まる。
- 59 :
- やっぱり名著だろ?
「羅生門」「七人の侍」「青春残酷物語」
いい評論だよ。
- 60 :
- 「スケアクロウ」の評論を読んだけど
猪俣先生、アメリカが嫌いなんだねー!
共感する部分もあった。
同じ「スケアクロウ」を田山氏が書いてるけど
大した評論ではない。
- 61 :
- アメリカが諸悪の根源なのか?
- 62 :
- 久しぶりに読んだ。
やはり名著だ!
- 63 :
- そうだろ?
- 64 :
- 「風と共に去りぬ」に関しては流石に絶賛していた。
あの当時でこれだけの長編映画を製作したアメリカ。
またレット・バトラーみたいな男は、この島国にはいないと。
- 65 :
- 観てない映画も取り上げてたねw
正直者だw
- 66 :
- >>65
どの映画でしょうか?
すごく気になりますね・・・・・。
- 67 :
- ラストショーだろ
- 68 :
- >>67
日本映画名作全史〈現代編〉ですか?
- 69 :
- 「風」と「欲望」はほぼ同時期に日本初公開だった。ビビアンの変貌、老化にファンは戸惑った。
- 70 :
- 猪俣先生。
「欲望という名の電車」は、好きですか?
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1105362659/l50
- 71 :
- 「ペーパー・ムーン」は絶賛してた。
- 72 :
- 【オッパイ】ラクエル・ウェルチ【姐さん】
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1107429483/l50
- 73 :
- 作者は1911年生まれで、戦前の日活だったか東映だったかにシナリオライターとして入社。
戦前の邦画黄金時代を経験し、戦後はフリーのシナリオライターとして活躍した人。
定年直前ころからは日本大学映画学科でシナリオ作法の講義を行っていた。
ttp://d.hatena.ne.jp/odd_hatch/20110413/1302659554
- 74 :
- そういう経歴の持ち主が1970年代前半に作品紹介でもって、映画の歴史をたどったもの。
今でこそ、DVDやVTRによる家庭視聴が可能になり、衛星方法などの複数のTVチャンネルが手当たり次第に過去の映画を放送しているので、
実作に触れることによって作品を語ることができるのだが、当時は映画館の上映のみ。
しかも過去の作品を上映する館は少なかった。
- 75 :
- もしくは映画会社からフィルムを借りて自主上映するしかない。
結局は自分の記憶とキネマ旬報のような雑誌を頼りにすることになる。
そういう状況で1000本を越える映画のことを語ったのは壮観というしかない。
- 76 :
- とはいえ、刊行後40年の時間経過は、作品や映画作家の評価を一変させていることに驚く。
あいかわらず巨匠といわれるのは黒澤・溝口・小津・成田という人たち(戦後も作品を作った人たちに限る。戦前のマキノ省三や山中貞雄、などは対象外)。
この人は変わらない。
- 77 :
- 著者のほめた今井正・山本薩夫などの共産主義運動に近い人たちは省みられなくなり、
岡本喜八や藤田敏八、川嶋雄三のような職人肌で大衆向きの人たちはこの本でまったく触れられていないのに、
今では人気作家になっている。
石原裕次郎なんかを主役にした日活青春映画も評価外。
高倉健と藤純子の東映やくざ映画もあまりでてこない。
- 78 :
- 日本映画の評価は自分の記憶によれば、1980年代後半から大きく変わってきた。
クラシック音楽と同じように、監督の「意図」「芸術表現」「意欲」あたりに高得点を与えるのではなく、
物語の面白さ・ストーリーのテンポ・カット割のスピード感・構図の斬新さなどから映画を見ようということになったのだ。
つまるところは表層に着目しなさい、まずは映画を楽しく見ましょうということ。
- 79 :
- それ以前の人たち、映画は芸術である・芸術は世界を救うというような19世紀末の芸術観を持っている人の文章はあまり省みられなくなる
(もともと表層の面白さが重要なんですよ、芸術なんてしりませんという淀川長治なんかは関係なかったけど)。
そういう精神の変化の影響を端的に受けた本だった。
- 80 :
- とはいえ、洋画・邦画をこれだけ網羅し、しかも廉価な書物というのも他にはなく、
しかも著作権保護期間のきれた50年以上前に作られた映画がいろいろなメーカーから安く販売されているので、
それらを選ぶとき、見るときの参考書になる。
(くどくなるかもしれないが、ミュージカルや冒険、喜劇などは相当に漏れているのが残念。)
- 81 :
- 似たような映画リストには文春文庫のものがあるけど、決定的に異なるのは収録された映画の数。
こちらのほうが圧倒的に多い。
数がおおいと、検索に使えるし、趣味や趣向が変わった時に新しさを発見できる機会を増やす。
- 82 :
- 名著あg
- 83 :
- やっぱり猪俣先生の功績は大きいよ。
- 84 :
- 「ポセイドンアドベンチャー」の作品そのものは褒めているが
最後にやっぱりアメリカの悪口が書いてあった。
- 85 :
- 映画の評価と、個人的な『好き嫌い』を
混同している嫌いはありますね。
- 86 :
- >>85
そうなんですよね。
「風と共に去りぬ」「スケアクロウ」でも
そうじゃなかったかな?
面白いHNですなw
- 87 :
- 折りしもアメリカが十年の歳月と巨額の金と貴い若者の血を流したベトナムは、信じられない惨状と共に崩壊した。
アメリカの栄光は一転して泥にまみれた。
そして数十万、数百万のベトナム難民の怨嗟の眼が声もなくそそがれている事を、アメリカの庶民はどう受けとめようとしているのか。
- 88 :
- その反応は意外に冷たいと言う。アメリカはどうなってしまったのだろう。
この映画の題名のように、スケアクロウ、役立たずの案山子野郎に成り下がってしまったのだろうか。
- 89 :
- 「名もなく貧しく美しく」
松竹から飛び出した松山善三の事が詳しく書かれている。
猪俣氏も松竹から独立したんだよね?
- 90 :
- 「現代人」って「赤と黒」のパクりじゃん
- 91 :
- >>90
そうなんですか・・・・。
脚本家としての才能は・・・・?
- 92 :
- パクリというよりも翻案だな。
- 93 :
- >>92
有能な翻案家と言う事ですなw
- 94 :
- シャルル・ボワイエの事を褒めていたな。
- 95 :
- やっぱり尊敬します。
- 96 :
- 相変わらず古い映画を初めて見た後に猪俣先生の著作を読みます。
勉強になります。
- 97 :
- 昔持ってたが
今は流行らない(と思う)
ベルイマンには分からない映画撮るな、とか書いてあった
たぶん「叫びとささやき」だったと思う
- 98 :
- この本、『ウェスト・サイド物語』の最後を
「マリアは死んでトニーの死体と重なる」って書いてなかった?
結構、事実誤認が多かった記憶。
- 99 :
- >>98
その通りです。
ジョン・ギルバートの最期に関しても嘘が書いてあったね。
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