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2013年08月ニュー速VIP+474: 高校の時同じクラスだった子に無性に会いたくなったんだが… (298) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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高校の時同じクラスだった子に無性に会いたくなったんだが…


1 :2013/07/31 〜 最終レス :2013/08/15
ちょっといてもたってもいられなくなったので吐き出させてくれ
立ったら書く

2 :
いまごろ彼氏と仲良くやってるかと

3 :
あんまりこういうの詳しくないから不備があったらごめん
時系列にそって書く
とりあえずスペック

フツメン
細身
音楽好き
ハル
普通に可愛い
褐色系
自覚なし天然
絵が上手い

4 :
今頃彼氏にアンアン言わされてるよ

5 :
今何歳?

6 :
>>3 彼氏はいない。断言できる。
それは追々書いていく。
ハルと初めて会ったのは高校1年生の時だった。
何回目かの席替えの時に一番後ろの列で隣同士になったのがきっかけで話すようになった。
俺もハルもどちらかと言うとあまり目立たない方で、
賑やかな生徒が多いクラスの中で馴染めていなかった分、すぐに仲良くなった。
話していくうちに好きな漫画、バンド、お菓子、猫派犬派、好きな先生まで
完全に好みが一致していて授業中も手紙まわして雑談するようになった。
帰りに一緒にお店に寄ったり宿題したり、お互い気の置けない仲だったと思う。

7 :
そんな行動力あるならお互いに恋人いておかしくないと思えるうぇ

8 :
>>5 大学2年 
仲は良かったけど彼氏彼女みたいな付き合うっていう考えはお互い無くて、
本当にただの親友だった。
彼女は同じ部活の先輩が好きだって言っていたしそれについての相談も受けてた。
俺も色々あって人間不信になりかけてたから彼女は作る気が無いって言っていた。
当時彼女は頼まれた仕事はテキパキとこなすため割と色んな人に頼られてて
他のクラスにも知り合いや友達が多かった。
かたや俺は地味メンとしてひっそりとクラスの隅っこにいた。

9 :
\   / .::::::::::::::::::::::::;;:;;::,ッ、::::::   )  く   ホ  す
  \ l  ,ッィrj,rf'"'"'"    lミ::::::: く   れ  モ  ま
     Y           ,!ミ::::::: ヽ  な  以  な
`ヽ、  |           くミ:::::::: ノ   い  外  い
     |、__  ャー--_ニゞ `i::::,rく   か  は
``''ー- ゝ、'l   ゙̄´彑,ヾ   }::;! ,ヘ.)  !  帰
      ゙ソ   """"´`     〉 L_      っ
      /          i  ,  /|    て    r
≡=- 〈´ ,,.._        i  't-'゙ | ,へ     ,r┘
,、yx=''" `ー{゙ _, -、    ;  l   レ'  ヽr、⌒ヽ'
        ゙、`--─゙      /!         `、
  _,,、-     ゙、 ー''    / ;           `、
-''"_,,、-''"    ゙、    /;;' ,'  /         、\
-''"    /   `ー─''ぐ;;;;' ,'  ノ
   //    /     ヾ_、=ニ゙

10 :
俺とハルの関係が変わったのは2年になってからだ。
うちの学校ちょっと変わってて同じクラス内に2つのコースがあって、
特定の授業とHRは別々に行うようになってる。
俺とハルは同じクラスになったけども別々のコースになってしまった。
同じクラスとはいえ、接点がぐっと減った俺はハルとあまり話さなくなった。
というか自分からハルを避けるようになった。
今思えば厨二病みたいなものだけど春休み中に人間関係をリセットしたくなって、
ハルのことも呼び捨てからさん付けに変えた。
ハルは最初少し戸惑っていたけど、1年の時と変わらず俺に話しかけてきた。
ハルが俺を避けるようになったのは文化祭の頃だったと思う。
クラスで展示をしなきゃいけなかったんだけどなかなかまとまらず、
俺は実行委員の話を聞き流しながら手元にあった紙で適当に動物やらなんやら作ってた。
自分で言うのもあれだけど手先は器用だからかなりクオリティの高いものが出来てた。
それを見たハルが「凄い凄い」と目を輝かせながら言ったので、
誰にも言いふらさないことを条件に「やるよ」といくつかあげた。
無邪気に喜ぶハルは子供みたいでほほえましかった。
次の日、学校に行くとクラスの実行委員の子に紙での動物の作り方を教えてとせがまれた。
俺が作ったことはハルしか知らないはずなので聞いてみたところ
うっかり俺の名前を出してしまい、それが実行委員の耳に入り皆で俺に教わって作ろうということになった。
面倒くさいことが本当に嫌だった俺は元凶であるハルに
「俺今日からハルさんのこと軽蔑するわ。」って言ってしまった。
半分冗談のつもりだったけどその日からハルは俺を避けるようになった。

11 :
なんでこういうとき、って性別をちゃんと書かないんだろう・・・本当にホモスレなのか

12 :
>>9 AAで思い出した。
俺あまりにも恋愛系の話が無さ過ぎて昔ホモ疑惑かけられてたわwww

13 :
>>11
ごめん
ハルはれっきとした女
ただ異様に男子力(イケメン力)が高かっただけでちゃんと女

14 :
>>12
そんなつもりでAA貼ったわけじゃ・・・www

15 :
色々まぎらわしくてごめん
続き
文化祭準備は成り行きで俺を中心に進められた。
うちのクラスは男子一桁のほぼ女クラだったので、
必然的に他の女子と話す機会も増えていった。
もともと同じコースの女子と話す事はほとんどなかったんだが準備を機に
女子と話すことが多くなった。
文化祭が終わってからは、
以前の陰キャラとは180°変わりクラスメイトともよく絡むようになった。
けれどもハルとは全くと言っていいほど話さなくなった。
というかハルは俺となるべく関わらないようにしているみたいだった。
ハルはハルで友達や後輩と楽しく過ごしているようだったから、
俺と話さなくなってからも以前とあまり変わらなかった。
たまに気まぐれでハルの部活(部室が無かったので教室で活動してた)に
お邪魔したけど態度が少し他人行儀になっていてちょっともやっとした。
更に後輩達(男)にすごく慕われてて楽しそうに話すハルは少し嫌いだった。
1年の時は親友だったのに2年になってからハルと俺はただのクラスメイトになってしまった

16 :
ごめんちょっと用事できたのでいったん落ちる
見てる人いないと思うけど…

17 :
C

18 :
好きな時に書けば良い

19 :
いてらノシ

20 :
はよせいや

21 :
つC

22 :
ちょっと日付変わりそうだからトリップつけとく
続き
ハルとはクラスメイトとしての最低限の会話しかしなくなり、
また先にも言った通りコースも別だったのでハルが俺を避けようと避けまいと
関わることはほとんどなくなった。
何か不便があるわけではないけど、なんだか妙な違和感があった。
話は変わるけれど、体育祭の時になんとなく割と仲が良かったハルの部活の後輩に
「俺、1年の時はハルさんと仲良かったと思ってたんだけどねー。
ハルさん俺の下の名前知らなかったんだよねー。ふざけんな馬鹿ーって伝言お願い。」
って言ったことがあった。
俺の名前、DQNネームではないけど少し読み辛くてハルは俺の名前を間違って覚えてたことがあった。
名前間違えられるのはよくあることだから気にはしていなかったけど、
なんとなく話す口実が欲しかったんだと思う。
しばらくしてハルが直接俺の所にきて
「1だって私の下の名前どうせ覚えてないじゃん。」
怒ったように言った。
「○○でしょ?俺はハルさんみたいに薄情じゃないから覚えてるよ。」
って言ったら「…え、あ、ごめん」と言ってまた元の場所に戻って行ってしまった。
反応を見る限り100%嫌われてはいないようなので安心した。
ハルは自分の名前にコンプレックスがあるらしくて、
あまり名前で呼ばれるのが好きじゃないっと言っていた。
彼女はクォーターなので祖父の国の言葉から由来した名前らしいけど、
自分には似合わないって前に話していたのを覚えている。
だから俺が名前で呼ぶと過剰に嫌がる。
そのくせ後輩には「名前先輩」で呼ばれていたからちょっと理不尽だったわ。

23 :
見てるぞ

24 :
続けろ

25 :
続き
接点が無くなった俺とハルだったけど唯一共通の友人の事に関しては別だった。
ハルには柚という親友がいた。
柚はおっとりした純粋なお嬢様で小動物のような女の子だった。
誰からも好かれていて、柚の悪口を言う人は誰もいないほど皆に好かれていた。
柚は色々あってハルに一番懐いていたし、ハルも柚に対して過保護だった。
ある日、珍しくハルの方から話しかけられたことがあった。
ハル曰く柚にモテ期がきているらしく、柚に彼氏が出来たらどうしよう、との事だった。
柚は男性恐怖症で告白されてもOKすることはないと分かっていたけれど、
いつかは誰かと付き合うんだと思うと寂しくなるね、とハルはふざけて言った。
俺も柚の彼氏になるならまずハルと二人で面接するところからだよな、と
柚のことについて2人でしばらく話していた。
すると近くで話を聞いてた友達が
「お前らって柚の両親みたいだなー。愛娘がそんなに心配か?ww」
と茶化した。俺は笑って受け流したけれど、ハルは曖昧に笑っていた気がする。
暫くして柚が帰ってきたときにハルは
「柚に彼氏が出来たらどうしようかって話を1としてたんだー」
と言った。すると柚は
「何それーハルも1くんも私の親みたいーww」
と笑った。ハルは「ないわーww」とだけ言ってそのまま柚と帰って行った。

26 :
見てるよ

27 :
続きはよ

28 :
それでそれで

29 :
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
  ̄ ̄\/___/

バンバンバンバンバンバンバン
バン     バンバンバン
バン (∩`・ω・)  バンバン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
   \/___/ ̄

    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

         /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

30 :
見てくれている人がいるみたいで嬉しい
文章書くの下手だから読み辛くてごめん
2年生の3学期になってからハルは俺の親友(桂)とよく話すようになった。
と言っても、桂は真面目一徹で勉強ぐらいにしか興味のない変わった奴で、
勉強嫌いのハルとは真逆だった。
傍から見ればハルが一方的に桂に構っているようだったけども、桂も別に満更ではない感じだった。
ありえないとは思いつつも、「ハルと付き合ってんの?」と聞いてみたが
付き合ってはいないようだった。ただハルと桂はなんだか不思議な組み合わせのように思えた。
2年が終わりに近づくにつれ、ハルが柚とクラス別れるかもねと話しているのを聞いた。
(補足:俺 柚 桂は同じコースでメンバー固定 ハルのコースは成績によってクラス入れ替わり有)
苦手教科と得意教科が極端なハルは3年でクラス落ちの可能性があった。
だから勉強を教えてもらう為に桂と絡むことが多くなったらしい。
3年間同じクラスになるのかなーとぼんやり思っていたから、
どうすることもできないけれど少しだけ焦りを感じていた。
結局クラスを決める学年末テストで彼女は身内の事情で受けることが出来なくなり、
単位が足りずに補習組になっていた。
来年は別々のクラスになるんだろうな…と思うと少しだけ寂しかった。
ハルは楽観的に柚や桂に
「クラス別々だったら教科書定期的に借りるついでに遊びに来るねー」
と冗談を言っていた。

31 :
みてるよー

32 :
春休みが終わり、3年のクラス分けが発表された。
俺がいつも通りのろのろと遅刻ギリギリの時間に来ると、
偶然クラス表の前の人だかりの山からハルが出てきた。
今までに見たことないような呆けた表情だったが、
目があった瞬間ぱぁあっと笑顔になって
「今年も同じクラスになったよ!!これで3年間同じクラスだね!!」
と話しかけてきた。
今までの他人行儀だったハルとは違って最初の頃の仲が良かったハルに
話しかけられているみたいで、すこし驚いて「…へぇ」としか言えなかった。
するとハルの顔が曇って「あ…ごめん…」と教室へ戻ってしまった。
クラスのメンバーもあまり変わらず、
ほとんど見知った仲だったので変に緊張することもなかった。
ただ、ハルはやっぱり俺を避けているみたいだった。
3年生になると急にハルは社交的と言うか、色々な人と絡むようになっていた。
特に後輩からは男女問わずかなり好かれていた。
彼女の根っからの姉気質と面倒見のいい性格で、好意を寄せる後輩男子も少なくなかった。
ただ彼女は残念なぐらい鈍感で、好意を持たれている事にも気づいていなかった。
というか彼女は
頭も悪ければ運動もできないし、顔も性格も可愛くない、
何の取り柄も面白みも無い人間だから人に好かれるはずがない とよく自分を卑下していた。
俺から見れば
頭の回転は速いし、気が利いていて面倒見もよく
顔も一般的に見て可愛い部類に入ると思うから彼女がそこまで自分を嫌いになるかが分からなかった。
でも彼女には言えなかった。

33 :
ふむふむ

34 :
ごめん 睡魔には勝てなかった
また続き書きます
おやすみなさい

35 :
おつつ

36 :


37 :
待ってる

38 :
おはようございます。
バイト行くまでの間にぼちぼち書きます。
ハルと俺がまた急に話すようになったのは5月の半ばごろだった。
ハルは絵を描くのが好きで、よく友達に頼まれて色々な絵を描いていた。
曲の描き起こしっていうんだろうか、何かそういうイメージイラストをよく描いていたらしく、
その日も数枚、イラストを友達にあげていた。
その中に俺の好きなバンドの曲が入っていて思わず声をかけてしまった。
いきなり話しかけられたハルは驚いて、友達の後ろに隠れてしまったけど
俺は構わずハルにこの曲とこの曲を描いてもらいたいんだけど…と頼んでみた。
ハルはためらいがちに頷いて、
その後に「私の絵なんかでいいの?」とか「1のイメージとは違うかもしれないけどいいの?」とか
不安そうに聞いてきたから「描いてもらえるだけで嬉しい」と答えた。
次の日、俺の机の上には白い葉書大の紙が置いてあった。
裏返すと俺の頼んだ曲の絵だった。
思っていたよりもずっと綺麗で曲のイメージどおりだった。
自分の席で本を読んでいたハルに「絵、ありがとう」と伝えると俯いて「別に…」と再び本を読み始めた。
会話が無くなったので俺も席に戻ろうとした途端、思い出したようにハルが
「絵返して」と言った。一瞬!?ってなったが、どうやら色を塗りたかったらしい。
ハルに絵を返すと「色気に入らなかったらごめん」と言いながらファイルにしまっていた。
色つきの絵が貰えるのはいつだろうと思っていたらその日の放課後には朝と同じように裏返しで置いてあった。
…なんというか、すごかった。
とにかくグラデーションが淡くて綺麗で、朝の線画よりも確実にレベルアップしていた。
すると前の席の女子(ハルの友達:香(仮名)が覗き込んできた。
香はよくハルに絵を頼む人の一人で、俺と同じ中学・同じコースだったので割と仲が良かった。
香はハルの絵を見て「うわぁ…ハル頑張ったねー…めっちゃ手込んでるじゃん」と言った。
何故か分からないけどちょっと嬉しくなった。
それからダメ元であの曲もあの曲もとリクエストしたら次の日には俺の机に絵がのっていた。
出来心で英語が苦手なハルに全部英歌詞の曲も頼んでみたが、次の日にはちゃんと描かれていた。
ちゃんと和訳調べて描いていたらしい。
いつしかハルの絵は同じバンド好きな友達の間に広まり、みんながハルの絵を欲しがるようになった。
ハルから貰った絵がたまって来た頃に、ハルが俺に言った。
「私の絵貰ってもうれしいの?私の絵貰ってどうするの?」
卑屈モードに入ったハルは覇気のない声で俯いていた。
「いや別に普通に嬉しいけど…」
と答えると、「1の言う事はなんか、こう、棒読みっていうか嘘くさい。」
と言われた。さすがに少し傷ついた。
とはいえ今まで絵を貰っても
「わーすごーい」とか「さすがハルさーん」と言っていたから信用されないのも当然だろう。
本当はもっとこう内心テンションが上がっていたんだけどうまく言葉にできなくて棒読みになってしまう。
それをハルは絵が気に入らないのではと心配しているみたいだった。
しばらくしてハルはぱたりと絵を描かなくなった。

39 :
ちょっとバイト行ってきます
夕方が夜頃には来れると思います

40 :
>>39待ってる。

41 :
俺も待ってる

42 :
待ってる

43 :
俺だって待ってる

44 :
じゃあ俺も

45 :
色々と暇になったのでぼちぼち書きます。
読んでくれている皆さん有難うございます。
今更いうのもアレですけど、身バレ防止の為少しフェイク入ってます。
続き
ハルは大学のAO入試が早めにあるらしく、少し神経質になっていた。
好きな絵を断って入試に臨むつもりだと香から聞いた。
俺はハルから貰う絵が何だかんだで毎朝の楽しみになっていたから少し拗ねていたんだと思う。
一番最後に頼んだ曲はなんだったっけと思い返してみたら、RADWIMPSの「おとぎ」っていう曲だった。
ほぼ英歌詞だから描くの難しかったのかなーとちょっと申し訳ない気持ちになった。
ハルが絵断ちして数日後、たまたまちょっと放課後話す機会があった。
絵断ちの事は知っていたけどもなんとなく「何で最近絵描かないの?」と聞いてみた。
すると、俯きつつ
「恋愛系の曲とか、誰かと付き合ったこともないし…イメージ分かんないから描けない」
と言われた。俺は別に頼んだ曲の事を聞くつもりじゃなかったけど、
ハルは絵を催促されたと思ったのだろう。何度も「ごめん、描けない」と言っていた。
しかし次の日には俺の机の上にシンプルな封筒が置いてあった。
中には「おとぎ」と俺が前に好きだと言っていた曲のイラストが数枚入っていた。
入試前で余裕も無いのに絵を描いてくれるハルに対して感謝と言うよりも申し訳ない気がした。
ハルの絵は相変わらず綺麗だった。
しかし、その日を境にハルの様子が更によそよそしくなった。
今までにないほど俺を避けるようになった。
話しかけようと思っても俺の姿を見た途端、友達とどこかへ行ったり眼を逸らすようになった。
理由は分からないけど俺はハルに嫌われたみたいだった。
それからしばらく経ってハルの入試の日が来た。
前日に俺は思い切って「頑張れ」とだけ送った。
返信は思ったよりも早かった。「1に応援されたから頑張れる。」とシンプルな絵文字付きで帰ってきた。
どう返信していいか分からず、メールは一往復で終わってしまった。

46 :
おかえり
待ってた!

47 :
おかえり!!

48 :
wktk

49 :
wktk

50 :
wktk

51 :
wktk

52 :
お互い意固地で鈍感だなもう

53 :
少しのすれ違いが大きな誤差になったのか…

54 :
青春だねぇ

55 :
こんばんわです
暑さでちょっと死にかけてました…これだから虚弱体質は(・ω・`)
続きです
数日後、ハルからメールが来ました。
「大学受かった。1も頑張ってね。」
絵文字も顔文字も無いそっけないメールでしたが、なんとなくハルらしかったです。
「おめでとう。俺も頑張る。」と同じようにシンプルに返信したら、
「1に一番最初に教えたかった。」と返ってきた。
「なんで?」と聞くと「なんとなく」「そっか」「それだけ じゃあね」
と短文メールが続いて終わった。
なんとなく嬉しかった。
そうしてクラスメイト以上友達未満のような微妙な関係は卒業まで細々と続いた。
結局俺もハルも彼氏彼女が出来ない非リアな高校生活だったと卒業式の後に話して笑った。
大学は俺が地元、彼女は関東に進んだためもう会う事は無いだろう、と思っていた。
ハルも同じだったみたいで「もう会えなくなるね」と言っていた。
離れ離れになる前に、仲のいい友達数人とカラオケに行くことになった。
ハルとカラオケに行くのは何だかんだでこれが初めてだった。
ハルはあまり歌わなかったが意外と歌が上手く、びっくりしたのを覚えている。
俺は…まぁ中の中位だけどまぁそんなことはどうでもいい。
終わりの時間が近づいて1人ずつ最後の1曲を入れて歌うことになった。
ハルが歌ったのはRADWIMPSのおとぎだった。
英歌詞苦手とか言ってたくせに歌いきりやがった。ていうか英語超上手かった。
歌い終わったハルはどやぁ…といった表情で俺を見ていた。
無性にムカついたんで「英歌詞だったら俺の方が上手いし。」と頭を軽くはたいた。
そして「次カラオケ行くときに聞かしてやるよ」と付け加えた。
−ハルは地元を出る日が来た。
見送りには仲の良い友達数人と後輩がきていた。
柚や香は涙目だったのにハルはいつもみたいにへらりと笑っていた。
他愛もない話をしばらくしたら、ハルは搭乗口へ消えていった。
俺はただ茫然とハルの後姿を眺めていることしかできなかった。

56 :
続きハヨ

57 :
俺にはなかった青春がここにある

58 :
続き
大学生活は可もなく不可も無くって感じだった。
同じ高校の奴も大学内でよく見かけるけど、大学デビューしたのか色々と変わっていた。
ハルも大学生になって何か変わったんだろうかと考えてみたりもした。
メールもラインもあまりしないハルと連絡を取るのはなかなか至難の業だった。
結局ハルの事は同じ高校の友達から又聞きで様子を聴く程度だった。
大学生になって3か月、俺は全く知らない子から告白された。
彼女が欲しいとは思っていたけれど、自分が誰かと付き合うなんて想像が出来なかった。
その子には申し訳ないけれどもお断りさせていただいた。
せめてお友達にでも…と言われたので渋々だったがアドレスを交換した。
その日から彼女(ナツ:仮名)はことあるごとに俺に話しかけてくるようになった。
友達もそんなに多くなかった俺は自然とナツと過ごす時間が増えていった。
けれども心の片隅にはハルのことが引っ掛かっていた。
ハルも大学生だし、彼氏ぐらいすぐにできるんだろうなと思った。
そしてハルは俺の事を忘れてしまうんじゃないかと心配になった。
そして気まぐれでハルにメールをしてみることにした。
返信はあまり期待していなかったけど、次の日の朝にはメールが来ていた。
俺⇒ハル
「久しぶりです。大学どんな感じ? ていうか俺今半リア充なんだけどどうしようww」
ハル⇒俺
「爆発しろww 大学は結構楽しいよー てか半ってなんよ半てww」
俺⇒ハル
「付き合ってはいないけど行動を共にする的な?」
ハル⇒俺
「それはもう付き合えばいいんじゃないのwww」
いつもみたいにムキになって返してくるのかと思ったらあっさりとしていて、
少し腹が立った。そして思わず感情的になって返信した。
「分かった。俺今から告白してくる。」
ハルからの返信は無かった。
そしてそのまま俺はナツと付き合うことになった。
けれども俺の冷めた性格のせいかあまり長続きしなかった。
他にも数人と付き合ったけれども長くて3か月、短くて4日ってこともあった。
友達からは女をとっかえひっかえするなと言われたけれど、
全部相手の方から告白してきただけで、自分からは何も言ってないと伝えた。

59 :
続き
大学2年になってからは友人や先輩と絡むようになり、
告白されても面倒だから断ることにしていた。
不思議な位ハルの事は頭に浮かばなかった。
それぐらい大学生活を満喫していたんだと思う。
そして一昨日久々に実家に帰ってきた。
(俺は大学近くで一人暮らし)
母が俺の部屋をそのままにしておいたらしく懐かしくなって色々物色してみた。
すると、机の引き出しの奥から懐かしい封筒が出てきた。
ハルが俺にくれたものだった。
家を離れるときに他の絵は持って行ったのだが、
封筒に入ったものだけが見つからずに諦めてそのままにしたのを思い出した。
急いで封筒を開けると数枚のイラストと1枚のメモ用紙が出てきた。
最初に貰った時は底に引っかかって出てこなかったかして気づかなかったみたいだった。
恐る恐る開くとハル独特のクセ字で
私の絵を貰ってくれてありがとう。
1が好きな曲を知れて嬉しい。
それに受験生だけど絵を描く口実もできて
私も息抜きできたしありがとう。
あと、今言う事じゃないかもしれないけど
1が好きです。

ハルの態度が急に変わった理由がやっと分かった。
俺は嫌われたわけじゃなかったんだ。
ただ、ハルの精一杯の告白に気付いてやれなかった自分に嫌気が差した。
そしてハルに急に会いたくなって昨晩スレを立てた。

60 :
スレ立ててるヒマあるんなら会いに行けよ!
答え出てんじゃん

61 :
会いに行け!
それがダメでも連絡はしろ!

62 :
>>60 ハル今関東(;ω;)
  俺実家の手伝いとかあるから少なくとも1週間はここにいることになってる。
とりあえずメールしても大丈夫かな…
もうかれこれ半年以上連絡取ってないんだけど…

63 :
>>61 今更ハルになんていえばいいんだ…

64 :
いや、すぐ池
明日、朝一で家出ろ!
行かないと絶対後悔するぞ!
そして俺たちはおまいをそしておまいによりそうハルを待つ!

65 :
>>63
そうだよな…
ちょっと父に適当に理由つけて明日の朝でるわ!!!

66 :
>>63
ハルの気持ちが1に伝わってなかったってハル知らないだろ?
でも、ハルは1に気持ち伝わってて、あの態度だと思ってる
この、誤解がもったいない
今の気持ちをぶつけたらいい

67 :
ちょ

68 :
今友達からメール来た!!!
ハル明日こっちに帰ってくるって!!!
あっぶね またすれ違うところだった…

69 :
何これ
全て1の思い通り事が進んでいる
もう、やることは決まったな

70 :
>>68
決まったな!
駅か空港か知らんが、出迎えに池!

71 :
審議中

72 :
なんかもう俺一生分の運使った気がする。
ちょっと友達に聞いてみる!!
んでハルには内緒で迎えに行く!!

73 :
>>72
応援してるぞ!

74 :
どうしよう
何か緊張してきた
俺明日どんな感じでハルにあえばいいんだ

75 :
いつも通りでいい
変に偽るなよ!がんばれ!
応援してる

76 :
俺まで緊張してきた

77 :
みんなありがとう…(;ω;)
ていうか俺よくよく考えたら自分から告白するの初めてな気がする
ナツの時は告白とハイエナ石
どうしようちょっと混乱してきた

78 :
>>77
モチツケ
ありのまま今の気持ちぶつけてこい
まわりは気にするな!

79 :
>>78
分かった!!
とりあえず場所も分かったし明日に備えて今日は寝る!!
皆有難う
おやすみ!!

80 :
>>79
            ∧_∧
            ( ´∀` ) 報告待ってるよ〜♪
      パンパン /  _ノ⌒⌒⌒`〜、_
       ε( ̄⊂人 //⌒   ノ  ヽ)
       ⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃

81 :
>>79
頑張って来い!
今の1は眩しいぐらい輝いているぞ!

82 :
>>79
オヤスミ〜Zzz
さて明日もいろいろと暑い一日になりそうだ・・・なっと

83 :
報告まってるぞ!

84 :
おいついた こんなことってあるのか、そしてこれハッピーエンド以外ありえるのか?

85 :
報告オナシャス!

86 :
>>1もしハルに今彼氏が居ても自分の気持ちを素直に伝えろよ?
後悔だけはするなよ。
何故か俺がソワソワしてきた。

87 :
今北
なんか知らんけどがんばれ
でもな遠距離は辛いぞ

88 :
おはようございます
10時頃着くらしいんで今から行ってきます!!
>>86
彼氏はいない…って友達が言ってたから…多分

89 :
>>88
彼氏がいようがいまいが、やることは変わらん
だろ?

90 :
1、おはよう
おまいとハルの気持ちがやっと交わるんだ!
何も心配はない!
まっすぐ、ただハルを抱きしめろ!
いってらっしゃ〜い

91 :
そろそろ感動の再会か
絶対にハッピーエンドだからがんばれ!

92 :
頑張って

93 :
がんばれー

94 :
>>1がんばれ!!!
ってもう今頃はキャッキャウフフしてるのかな・・・

95 :
いやー、女は今更とか思うかも知れんしわからんだろ
てか、高校生の頃ってほんとガキだよなぁと思うわ
俺も1と同じような感じだったし、0か1かみたいな関係でしかいれなかったな

96 :
どうなってるんだろ?

97 :
いまのその気持ちでぶつかれ!!
あとは俺たちが爆発させてやる

C

98 :
ちょっとよく分からないことになった
助けてくれ

99 :
どうした、どうなった??

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