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ストーリーを教えてもらうスレ Part25


1 :2013/02/04 〜 最終レス :2013/09/17
暇がない、金がない、手に入らない、等の事情により、読めない漫画のストーリーを教えてもらうスレです。
次スレは>>950か、容量が450を越えた時にお願いします。
前スレ ストーリーを教えてもらうスレ Part24
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1328207991/
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ Wiki*
http://wikiwiki.jp/comic-story/
未解決リクエスト表
http://wikiwiki.jp/comic-story/?%CC%A4%B2%F2%B7%E8%A1%A6%C5%D3%C3%E6%BA%EE%C9%CA
初代まとめサイト(※全過去ログ保管済み)(07/12/13より更新休止中)
http://malon.my.land.to/
【リクエストされる方へ注意点】
その漫画が既出である場合があります。要望を出す前に、未解決リクエスト表にてご確認下さい。
どの程度のネタバレを希望するか、一言添えていただけると、書き手も書きやすいです。
(例:科白を含む等、出来るだけ詳しく・大まかな粗筋・←を混成したメリハリの利いたもの・ラストのみ)
この板は一般板なので、18禁の漫画のストーリーの要望はご遠慮下さい。
即レスは期待せず、気長にお待ちください。
【教えてくれる方へ注意点】
要望が出ている漫画のストーリーはどんどん書いて下さい(※解説が終了した作品の加筆・修正も大歓迎)。
ただ、要望が出ていないものは敬遠される傾向にあります。
この板は一般板なので、18禁の漫画のストーリーの紹介はご遠慮下さい。
名前欄に作品名を入れていただけると、まとめやすくありがたいです。
時間を置いて数回に分けて投稿する際には、混交を防ぐため、最後に「続く」とお書き下さい。
書く際は予め予約していただけると、投稿の重複が防げて大変ありがたいです(※必須ではありません)。
また、書くのはよそうと思われた時には、面倒でも予約の取り消しをお願いします。

2 :
スレ再建ありがとうございます
このスレ、利用者が完全に途絶えることは無いけど、ときどき落ちるな……

3 :
part23は容量オーバーになった程だったのに
両極端だね

4 :
スレ立て乙!
自分も時間が空いたら未解決のやつ何か書く

5 :
ほしゅ

6 :
>>1乙です

7 :
[15巻続き]
囚われたルネに、リフルは切り札の"あるもの"
ルシエラとラファエラの亡骸である融合個体を見せる。
ラファエラはルシエラを殺したと同時に
自分の生命を注ぎこみ、融合して姉を生かした。
そしてそんな異形の姿のまま眠りについていた。
融合個体にアクセスしたことで、
眠ったモノの強大さに気付いたルネは、
リフルに四肢の回復を待ってもらうことで時間を稼ぐ。
西の地ロートレクを進むクレア。
監視役のしっかり者のシンシアとヘタレのユマを
振り切れそうにないことに歯噛みしつつも、
覚醒者の妖気を掴み、近くの街へ向かう。
街には、組織の黒服とクレイモアが3人も派遣されており、
しかも覚醒者討伐の任務ではない様子だった。
焦った覚醒者の暴走に対し、クレアたちは
黒服とクレイモアを無力化させ、覚醒者も撃破する。
一瞬の出来事にあっけに取られる住民たち。
だが組織の目的は謎のまま。
そんな3人の前に黒服のルヴルが現れる。

8 :
[16巻]
組織の目的は、消息不明のルネの捜索。
組織はルネはリフルに囚われたこと、そしてリフルが
目覚めさせようとしている融合個体にも察知しているらしい。
そしてルグルがこれらの重要機密を漏らし、
他にもミリアに情報を教え、まるで反逆行動を促しているのは
組織の敵対勢力から送られたスパイであり、
組織を内側から自滅させるためであった。
クレア達の半覚醒状態も、組織の大躍進になることから
事前にルヴルの手で揉み消されていたのである。
ルネの情報を流すのも、クレアたちを騒動で死んでもらうため。
一行はルヴルの企みを察しつつ、またルネを助ける義理もないため
西の地の探索を再会する。
南の地。里帰りに向かったデネブとヘレンは、
道中でクレイモアの覚醒者討伐に遭遇。
成り行きで劣勢のクレイモア側を助ける。
その結果、隊のリーダーの頑固者、現戦士No.8
ディードリヒが恩返しで付いてくることに。
ディードリヒの話では、南の街のうち
すでに半分が無くなっているらしい。
また南の地には"悪魔"がいると警告。
だが近隣の街でイースレイの妖気を掴んだ二人は、
警告を無視して、好奇心から仇敵の見物に向かう。

9 :
二人の存在は見抜かれ、ブチギレ状態のイースレイと交戦になる。
イースレイは手負いだったが、なおも力の差は圧倒的だった。
死を覚悟しつつも、二人は協力して立ち向かう。
だがそこに組織の新兵器"深淵喰い"が乱入、
騒動に乗じて助けに来たディードリヒと共に、街から脱出する。
深淵喰いは、覚醒者の血肉から作られた
もはや戦士とは呼べない、人型の怪物の群れだった。
激烈な再生能力と複数での連携。無理のない撤退と
学習しての再戦で、着実に相手を追い詰める。
ついにイースレイは深淵喰いに敗北。
ラキやプリシラとの生活を思い出しながら、
深淵喰いたちに食い尽くされた。
身体の一部があれば、深淵喰いのターゲットに設定できるらしい。
二人は少し前の戦闘で、西のリフルに手傷を負わせたことを思い出す。
リフルの欠片を組織が回収していれば、すぐに討伐に動くはずだ。
西にいるクレアたちの身を案じ、また負傷したヘレンの回復のため、
ヘレンとデネブは里帰りを中止して西の地へと向かう。
案の定、組織はすぐさまリフル討伐に動き、
そこには深淵喰いだけでなく、
アリシアとベスの二人も投入される。

10 :
[17巻]
聖都ラボナ。
アリシアとベスの動きを察知したミリアたちの前に、
デネブ達の伝言役としてディードリヒが現れた。
イースレイ撃破で、リフル討伐に全力を向けた組織に
ミリアは好機とみて…
クレア一行は図らずもガフと遭遇、
逃げ切るも、ユマが負傷してシンシアがその回復に当たる。
無意識下でラファエラに引き寄せられていたクレアは
二人を残し、リフルのアジトへと潜入する。
一方、クレア達の出現で怒り狂うリフルに乗じて、
アジトから逃亡を企てるルネ。
うまくリフルのスキを付けたクレアは、
知らぬ間に融合個体と邂逅する。
ラファエラの精神世界に引きこまれ、彼女と戦うクレア。
クレアの接触で目覚めたラファエラの自我は、クレアが知るべきこと
一つの大きな間違い、を伝えるために現れたという。
クレアは高速剣を解禁し、ラファエラを撃破。
わけもわからないまま、ラファエラの記憶を受け継ぐのであった。
ラファエラの消失と共に、融合個体は
強大な体躯、莫大な妖気と共に目覚めた。

11 :
デネブ・ヘレンはシンシア達と合流し、
回復を終えてクレア救出に向かう。
そしてリフルの前には組織の討伐隊である
深淵喰いとアリシア+ベスが立ちふさがる。
融合個体は周囲に向けて
数えきれないほどの無数の"矢"を放つ。
矢は西の地全体に降り注ぎ、ラキ達もすんでの所でこれを免れた。
だがさらに矢は怪物の姿に変化し、また怪物からも放たれる矢は
刺さった対象に侵食し、辺りを破壊し始める。
クレア、デネブ、ヘレンも無数の怪物に取り囲まれ、これに対抗する。
一方、深淵喰いとアリシアの連携に劣勢のリフルだったが、
ベスに"矢"が直撃したことで戦況が変わり…
<18巻>
完全な兵器である融合個体を目にして、
これを渇望する組織の研究者ダーエ。
そんな中、壊滅した街の生き残りに、
"矢"に貫かれたラキを発見する。
ラキは苦しみながらも、矢の侵食を受けずにいた。
興味をもった黒服たちは、ラキ共々に矢を回収して本部に戻る。
待機中のシンシアとユマは、矢の砲撃を逃れるも、
傷ついた戦士を察知し、ベスの下に向かってしまう。
だが全身を侵食されたベスは、覚醒者に変貌して暴れだし…

12 :
クレアたちは一晩かけて怪物の群れを撃破。
3人とも疲労困憊だが、まだ何も解決していない。
融合個体は、再び無数の"矢"を放とうとしていた。
自我の無いそれは、その命が尽きるまで同じ事を続けるつもりなのだ。
アリシアは覚醒体から人の姿に戻り、
覚醒体になったベスを制御する側に回るが、
それでも疲弊したリフルを追い詰めていた。敗北寸前のリフル。
だがアリシアは急に苦しみ出す。
ベスの力を制御できない程の事態が起こったのだ。
ベスの前に現れたのはプリシラだった。
プリシラは矢に付いていた匂いにより、
ラキから離れ行動を始めたのである。
ベスの窮地にアリシアも合流し
二人とも覚醒者になってプリシラに立ち向かうが、
プリシラの力は圧倒的で、あっという間に決着が付く。
プリシラは一瞬でリフルにも追いつき、疲弊した彼女も捕食した。
融合個体から"矢"の第2射が放たれた、クレアは回避に徹する中、
プリシラの存在に気付く。そして3人の前に現れるプリシラ。
プリシラが追い求めた匂いは、クレアのものだった。
だが記憶障害のプリシラは、クレアを前にしても何も思い出せないという。
激高してプリシラに襲いかかるクレア。
クレアは仲間に別れを告げ、全ての妖力を開放。 覚醒した。

13 :
覚醒を前提に、プリシアとの戦いに備えてきたクレア。
だがクレアは覚醒者になれなかった。
何度、限界を越えようとしても、ジーンを犠牲にした過去が、
無意識に覚醒体を人の姿に引き戻してしまうのだ。
万事休すの状況に、デネブとヘレンが救助に動く。
一方、シンシアとユマは、ベス覚醒体の暴走から脱出できたが
シンシアが致命傷を負ってしまう。だがユマが底力を発揮し
土壇場で妖力同調(回復)を会得したことで、一命を取り留めた。
まだ動けないシンシアを守るため、ユマは一人で"矢の怪物"へと
絶望的な戦いを挑むが、そこにディードリヒが現れる。
<19巻>
再び恩返しに現れたディードリヒは、深淵喰いたちを引き連れていた。
"矢の怪物"と深淵喰いを衝突させ、ディードリヒは戦局を調整。
うまく互いの全滅に成功する。
クレアを抱えたデネブたちは、"矢の怪物"をも利用して
プリシラから逃げるも、まるでその差は開けられない。
そこに"矢"に侵食されたガフが出現、プリシラに襲いかかる。
だがこれも大した時間稼ぎにしかならなかった。
デネブたちは僅かな可能性に賭け、融合個体の元へと向かう。
だが融合個体もプリシラによって瞬殺。
外殻を失った融合個体は、"生命の捕食者"としての真の姿を現し、
周囲に拡散して辺りを蹂躙して取り込み始め、
それにクレアも取り込まれてしまう。
絶望し、プリシラに立ち向かうデネブとヘレン。
だがクレアを取り込んだ融合個体は、その矛先を変え
一斉にプリシラを襲い始める…

14 :
時は戻り、ディードリヒが去った直後の聖都ラボナ。
現状を絶好のチャンスと見たミリアは、
一人で組織のアジトへと向かってしまう。
ミリアは自分に心酔するタバサをも斬り伏せるが、
それは仲間の戦士は殺さずとも、
組織の人間は殺さねばならない、
というミリアの覚悟によるものであった。
そして組織アジトへ。
ミリアは現戦士が束になっても叶わず、
しかも誰もRことなく歩みを進めていく。
だがアリシアの後釜である双子の戦士(名無し?)と
現戦士No10ラフテラの感覚支配により、敗北。
回復した戦士たちからの無数の斬撃が、ミリアへと振り下ろされた。
[20巻]
聖都ラボナに無数の妖魔と覚醒者が侵攻する。
ガラテアたちでは多勢に無勢だったが、デネブたちの帰還により、
なんとかこれを撃退し、被害を最小限に留めることができた。
だがガラテア曰く、この襲撃は、
ミリアの襲撃失敗による組織の報復だという。
一方、融合個体と合流してプリシラに襲いかかったクレアは
よくわからない肉の塊となり、プリシラとも同化してその動きを封じていた。
デネブ達により聖都近くに運ばれた肉の塊は
仲間の呼びかけに何の反応も返さず、眠り続けていた。

15 :
組織アジトの研究室。ラキが矢から侵食されなかった理由は
謎の左腕 (組織はプリシラの存在を知らない) が突き刺さり
矢の力を防いでいたからだった。
謎の左腕は"矢"の融合個体よりも遥かに上位のもの。
これを知ったダーエは幹部を問い詰めるが、
有益な情報は返ってこない。
彼は右腕を使って新たな研究を始めるのであった。
ミリアを追うタバサとデネブが大喧嘩、
青春ドラマを経て、一行は組織アジトに向かうことに。
これに組織のやり方を知ったディードリヒも合流する。
戦士のいない道を探る一行だったが、
クレイモアと覚醒者の戦いを察知。
組織に戻る現戦士No.7アナスタシアとNo.15ニケの一団は
正体不明の覚醒者の群れと遭遇し、危機に陥るも、
デネブたちの救援で助けられる。
デネブたちは、あまりに不安定な覚醒者達を見て
組織は未だ男の戦士を、報復目的の使い捨て覚醒者として
製造していることを察する。研究施設の位置も特定できたことで、
一同は組織への奇襲よりも、施設の破壊を優先する。
研究施設の襲撃を知り、全ての戦士たちを
向かわせようとする組織の黒服たち。
だがクレイモア達の進軍は止まる、
集団を割って現れたのは、死んだはずのミリアだった。
組織の不信感もあり、戦士を殺さないミリアの姿は、
全ての戦士達を味方につけていたのだ。

16 :
[21巻]
クレイモア全員の反乱に対し、組織は深淵喰いを放つ。
全員を指揮してこれに対抗するミリア。
一方、組織に囚われたラキも
双子の戦士によって救出されたことで、
二人の訓練生を守るという役割を代わることになり、
戦局は戦士たちに一気に有利になる。
だが集団の中に新たな敵が出現。
・流麗のヒステリア
・愛憎のロクサーヌ
・塵喰いのカサンドラ
いずれも死んだはずの元No.1の戦士3人。
黒服ダーエの研究は、3人の死体を
プリシラの左腕を利用して蘇らせたのだ。
戦士の全滅という使命のまま襲いかかる3人、
ミリアはヒステリアを抑えるのが精一杯で
ロクサーヌは双子が、カサンドラは他全員で対抗する。
流麗のヒステリア、名高い実力者であり、
戦士の歴史でも随一のスピードを持った相手だが
ミリアは玉砕覚悟の戦法で、ようやく互角に持ち込む。
カサンドラとロクサーヌも現戦士を圧倒する実力者であり、
あっという間に戦士たちを無力化する。
だが記憶が曖昧だったカサンドラが
ロクサーヌの謀略で死んだ過去を思い出したことで
戦局は一変するのであった。

17 :
[22巻]
カサンドラが覚醒者へと変貌。ロクサーヌへと襲いかかり、
重症を負ったロクサーヌも覚醒者へ。
ミリアはなんとかヒステリアを撃破するが、
こちらも覚醒者に変貌してしまう。
No.1戦士の覚醒者、いわゆる深淵の者が、
新たに3体も誕生してしまった。
もはや組織にとっても収拾の付かない事態。
ダーエは既に組織の壊滅は避けられないものとして、
自分の知らない左腕の持ち主に会うためだけに
不安定な実験体を放ったのである。
カサンドラとロクサーヌは覚醒後も大喧嘩を始める。
一方、ヒステリアのターゲットはミリアや戦士達。
そこにようやくデネブ達が合流し、激戦となる。
なおも圧倒的な覚醒者ヒステリアとの戦いに
ミリアは自ら覚醒を覚悟するも、デネブの説得で押し留められる。
ミリアたちはカサンドラとロクサーヌの戦いを利用。
二人の攻撃にヒステリアを巻き込むことに成功し、勝利を収めるのであった。
覚醒者同士の争いはカサンドラが勝利した。だがカサンドラは、
"餌"であるはずの戦士達に目もくれず、アジトを離れていく。
つかの間の勝利に喜び、治療を始めた戦士たち。
そこに訓練生を連れたラキも合流する。

18 :
以上、クレイモアでした。
あとは最新刊の23巻と、ジャンプスクエア本誌での連載に続きます。

19 :
乙です!途中まで読んでたんだけどかなり展開すすんでるんだね
また読み始めてみようかな

20 :
鋼鉄奇士シュヴァリオン と 勇者ヴォグ・ランバ をお願いします

21 :
ほしゅ

22 :
「空が灰色だから」をお願いします

23 :
幻水3の続き、近い内にまた投下します
どうも簡潔にまとめられず長文になってしまうが

24 :
オムニバスの短編集は無理だろ

25 :
>>23
おー!待ってます!

26 :
クリスとナッシュは巫女の村アルマ・キナンへ。族長ユイリに案内され、巫女の少女ユンと会う。
ユンの予言――『風と炎が争ううちに五行の力を乱す者が破壊を行う』
50年前の大爆発以上の災いがグラスランドを襲うという。ハルモニアの侵攻もその兆し。
この世の出来事はすべて精霊が導く“縁(えにし)”によると考える彼女たち。
戦争や人の苦しみも縁の一言で済ますのかとクリスは反発する。
その晩、村で“魂送りの儀式”が行われる。
送り手ユンの最後の語り相手に選ばれたクリス。ユンはワイアットの話をする。
彼はシンダル族の秘法で真の水の紋章の力を半分封印したが、災いに備えてその封印を解くという。
そのため今夜、ユンは命を捧げる。止めるクリスだがユンの意志は堅い。
10日後に大空洞から続く高速路で封印の扉が開く。ワイアットはそこにいる。
ワイアットに会うべきと言うユンに、自分は父に捨てられたと躊躇するクリス。
ユンは、ワイアットが一番気にかけていたのが娘クリスのことだと言い、微笑む。
「あなたのお父様は間違いなくあなたを愛していらっしゃいます」
クリスは涙を流し、父に会いたいとユンにすがりつく。
儀式の時間。ユイリたちが迎えにくる。
クリスはユンにひざまづき、ゼクセン流の敬意の表し方と言ってユンの手の甲にキスをする。
最後にユンは言う。ワイアットに死の予言が出ていると。クリスは娘として父を救うと宣言。
魂送りの儀式。ユンは精霊となり、雨が降り注ぐ。
次は同胞チシャを救うと言うユイリに、クリスは共に戦うと申し出る。
良いのかと問うユイリにクリスは言う「これも縁というやつだろう?」。
儀式を眺める仮面の神官将、セラ、ユーバーの3人。封印が解かれるのを待つと言う仮面の男。
大空洞のシンダル遺跡と例の場所、二手に別れると言い彼らは姿を消す。

27 :
チシャに着いたヒューゴたち。村にはシーザーとアップルもいた。
族長の老婆サナが現状を話す。ハルモニア軍1万に対し、チシャは村人200人。
勢力差は明らか、命を粗末にせず逃亡か降伏しろ、と意見するシーザー。
炎の英雄が現れたという噂はデマ。諦めの空気に包まれるチシャクラン。
ハルモニア軍本営。
グラスランド侵攻計画をササライに説明し、炎の英雄もいずれ捕捉すると言う軍師アルベルト。
ササライに、仮面の神官将と知り合いか問われ、はぐらかす。
ササライの副官ディオスは虫兵フランツに、ササライからの厚意と言って軍糧を与える。
チシャにジョー軍曹とフーバーがやってくる。勝手したヒューゴを叱った後、軍曹は
カラヤ・リザード・ダックの援軍が半日で到着すると伝える。それを聞きシーザーも協力。
ヒューゴとシーザーはフーバーに乗り空から偵察。
ハルモニア軍本体は後方に控え、前線には2千程の兵。内部で揉め事。
虫の餌ではなく兵に糧を求める虫兵に、虫のオマケはわきまえろと連隊長らは見下す。
その様子に戸惑うヒューゴ。戦争のしわ寄せは弱者にくると言うシーザー。
彼が目指すのは、弱者や敵にも目を配れる軍師。叔父マッシュ(※幻水1の軍師)の言葉だ。
チシャで戦いの準備。シーザーは皆に言う。
生き延びることが最優先、どれだけ準備しても負けるときは負ける、覚悟しておけ、と。
戦い開始。虫の嫌いな草を焚き、先鋒の虫兵をおびき寄せる。虫が上空から放つ火の玉が村を襲う。
グラスランド人同士の戦いにヒューゴはたまらず、フーバーに乗って虫兵のもとへ向かう。
もうやめろ“カーナークラン”の戦士たち、とグラスランド時代の呼び名で呼びかけるヒューゴ。
それに対しフランツは、グラスランドも炎の英雄も我々を捨て石にしたと叫ぶ。
そのとき平原に火が上がる。上空から見るとその炎は、真の火の紋章にかたどられていた。
炎の英雄復活と見せかけるシーザーの策。動揺する虫兵たちは撤退。
代わってハルモニア軍が進軍。しばらくはしのぐが、勢力差の前に防壁は崩れ落ちる。
村に突撃するハルモニア騎兵。その前に単身飛び出すヒューゴ。

28 :
そのとき矢の嵐が騎兵を襲う。アルマ・キナンの援軍。ヒューゴらはハルモニア兵と刃を交える。
自分が斬った敵兵と、クリスに斬られたルルが重なり、泣きながら剣を振るうヒューゴ。
ジョー軍曹はチシャ側で戦うクリスを目にし、驚く。
カラヤやリザードの援軍到着。ハルモニア軍退却。ユイリに促されチシャを去るクリス。
自分も人を殺した、あの女と同じだと涙を流すヒューゴ。それを見つめるサナ。
ハルモニア軍本営。虫兵を粗雑に扱い、力を活かせず敗北した連隊長を処断するササライら。
炎の英雄について、本当に復活したにしては子供だましとアルベルトは断ずる。
ササライは人払いをして、喋る鳥ドミンゲスJr.からナッシュの報告を聞く。
チシャ村。族長たちの話し合い。グラスランドが団結しハルモニアに対するべきと言うユイリ。
だがカラヤとリザードはゼクセンとの対立がある上、炎の英雄なしにグラスランド統一は難しい。
サナはヒューゴに真の火の紋章を受け継いでもらいたいと言う。
ルシアに言われ、ヒューゴは遺跡の中をサナについていく。
奥の封印を解くサナ。炎の英雄に会い、真実に向き合う勇気があるなら来るようにと言う。
ヒューゴが踏み出し、転移した場所は炎の英雄の部屋。そこには彼の服と棍があるのみ。
サナは炎の英雄――彼女が愛した人物――について語る。
平和な世では真の紋章は重荷。炎の英雄は紋章の力を捨て、サナと共に老いる道を選んだ。
炎の英雄はもういない。気落ちするヒューゴに、あなたが炎の英雄になるのだと言うサナ。
その意思があるなら棍を取れと言われ手を伸ばすヒューゴ。
それを制止する声。ゲドが現れ、真の紋章を受け継ぐことの重さをサナに問う。
ヒューゴは英雄にふさわしい資質、周囲の協力もあり今は英雄が必要と言うサナに
英雄などいらない、真の紋章持ちは自分とワイアットで十分と言うゲド。
炎の英雄が恋人サナにも話さなかったこと――真の五行の紋章がもたらす苦しみ
それをゲドがヒューゴに教えようとしたとき、ユーバーとセラが現れ紋章を渡せと迫る。
ゲドはサナたちを守るように、ユーバーらと対峙する。

29 :
なぜ真の紋章を狙うのか問うゲドに、ユーバーは答える。
真の27の紋章は秩序と混沌に分かれ、世界は均衡を保ってきたが
徐々に秩序が世界をのみ込もうとしている。混沌に属する自分には都合が悪い――。
セラは、それはユーバー個人の目的で自分たちは違うという。
炎の英雄の棍に真の火の紋章が浮かび上がる。ユーバーの剣がゲドの肩を貫く。
棍を手に取るヒューゴ。流れ込む炎の英雄の記憶。ヒューゴの右手に真の火の紋章が宿る。
12小隊とアイラが駆けつけ、セラとユーバーは撤退。ヒューゴ気絶。
炎の英雄の記憶をヒューゴは夢で見る。ハルモニアとの戦いで右目を失うゲドを見て
やはり紋章の力を使わねばならないかと炎の英雄は考える――。
目を覚ますヒューゴ。12小隊の面々がゲドと炎の英雄について尋ねる。
ゲドは語る。76年前、真の雷の紋章を手に入れ、その後炎の英雄と手を組んだ。
グラスランドのためだけに戦う炎の英雄だが、裏で彼は真の紋章の呪いに苦しんでいた。
紋章は過去から未来にかけての“記憶”をもつ。先ほどヒューゴが見た夢もそれ。
さらに紋章には意志もある。風火土水雷の五行の力のバランスで世界は保たれているが
純粋な力そのものである真の五行の紋章は、自らの力を発揮させようとする。
もしヒューゴが真の火の紋章の意に屈すれば、世界は炎にのみ込まれる。
自身をのみ込もうとする力や意志との戦い、それが真の五行の紋章がもたらす苦しみ。
封印の方法は炎の英雄しか知らず、彼がいない今、真の紋章は外せない。
紋章との内なる戦い、外なる敵ハルモニアとの戦い、
“炎の英雄”としてグラスランドを導くこと、ヒューゴにはこれらが課せられる。
サナは、炎の英雄一人に苦しみを背負わせていたことに涙を流す。慰めるゲド。
かつてワイアット(ジンバ)とゲドは、炎の英雄と彼が守る者のために紋章の力を使うと誓った。
そして今、ヒューゴを支え守ると新たにゲドは誓い、
ヒューゴも“炎の英雄”にふさわしい人間になると誓う。

30 :
チシャクラン。2日経つがハルモニアに動きはない。
族長会議で決まった敵本営への夜襲をシーザーは止めるが聞き入れられない。
ふて腐れるシーザーを諭すアップル。
シーザーに足りないのは年齢と経験、そして仕えるべき将。
必要としてくれる人がきっといると彼女は微笑む。
ハルモニア本営。炎の英雄の話をする仲間の虫兵たちを咎めるフランツ。
だが逆に、自分たちはハルモニア人にはなれない目を覚ませと諭される。
夜襲をかけるリザード。しかし敵本営は無人で逆に奇襲を受ける。
敵軍師アルベルトの読み通り。
チシャに撤退したリザード。ルシアは迎撃の準備をする。
士気を高めるため、炎の英雄がチシャへ来るとルシアは宣言。
翌日、対峙する両軍。ハルモニアは以前とは段違いの布陣。
ルシアは名乗りをあげ、敵将に話を持ちかける。
ササライはディオスとアルベルトを伴い前に出る。アルベルトを見て驚くシーザー。
宣戦布告するルシアに、炎の英雄を出せば兵を引き、条約を結ぶと言うササライ。
交渉決裂。ササライは呪文を唱える。先走るリザードたちを土壁が襲う。
真の土の紋章の力。この状況で現れないことが炎の英雄不在の証とアルベルトは言う。
ハルモニア軍と虫兵の連携になすすべがないグラスランド勢は
チシャを守ること適わず、ダッククランまで撤退。ルシアはヒューゴの無事を祈る。

31 :
ビネ・デル・ゼクセ。ハルモニアのグラスランド侵攻への対応でもめるゼクセン評議会。
ハルモニアと密約している評議会議員3人は、騎士団とグラスランドの共倒れを画策。
サロメたちは議員を調べ、ハルモニアと内通する者を特定。
サロメたちの回想(※3巻最後の場面)。
ハルモニア軍に手を打つのはまだ早いと言うサロメ。
ハルモニアを撃退するにはグラスランドとの協力が必要。だが今のままでは無理。
グラスランドが敗北し、真に追い詰められたときが同盟を結ぶとき。
そして後顧の憂いを絶つ必要もある。評議会の内通者はゼクセンを売ろうとしている。
クーデターかと言うロランにサロメは答える。クリスが戻る前に膿は出そう、と――。
ビネ・デル・ゼクセの街と民を眺めてサロメは言う。自分たちが純粋な正義とは思わない。
だが騎士団が忠誠を捧げるのは評議会ではなくゼクセンの民。
国民をハルモニアの奴隷にはさせない。
ゼクセン騎士団はゼクセン市民を守るために存在するのだから――。
サロメは内通者の議員から罷免と、ビュッデヒュッケ城の城主就任を言い渡される。
現城主トーマスはロウマ議員(内通者の一人)の妾の子。
どうせ金目当て、城主の地位は剥奪すると言う議員。サロメはクーデター実行を決意。
サロメ・ロラン・ボルスは騎士団を率いて評議会に押し入り、
議員3名がハルモニアと通じている証拠を提示する。
本物の証拠は処分されていたため、これはサロメがでっちあげたもの。
この場を戦場とみなし、戦時協力として評議会は騎士団に従うよう宣告。内通者を連行。
サロメの使いでビュッデヒュッケ城に行っていたレオ・パーシヴァルと合流し、
彼らは向かう、戦場へ。

32 :
幻水3
時間できたらまた書き込みします

33 :
お疲れさまです

34 :
こういうスレがあるのを初めて知った
あらすじを書くのって楽しそうだな〜と思ったけど未解決リク中に説明できそうなものが無かったww

35 :
じゃあ俺は、君が書ける漫画をなんでもいいからリクエストだ!

36 :
ほしゅ

37 :
ももち麗子「いのち」のストーリーをお願いします。

38 :
なにこの便利なスレッド

39 :
てす

40 :
麻雀漫画でアニメ化もされた「咲」ってやつをお願いします。

41 :
ほしゅ

42 :
ほしゅ

43 :
ほしゅ

44 :
ほしゅ

45 :
ほしゅ

46 :
 ウヒョ助「女神の赤い舌」
 魚戸おさむ「イリヤッド」をお願いします。

47 :
進撃の巨人のオチを5行くらい、簡単でよいので教えてください
・人間を襲う巨人がいる
・巨人から逃れるため壁を作って平穏な生活を手に入れた
・でもとても大きな巨人に壁を壊された
・巨人と戦い始める
ここまでは知っています
よろしくお願いします

48 :
↑できたら、できるだけグロ表現がない
あっさりとした感じでお願いします

49 :
連載中なのにオチって何さ

50 :
・人間を襲う巨人がいる
・巨人から逃れるため壁を作って平穏な生活を手に入れた
・でもとても大きな巨人に壁を壊された
・巨人と戦い始める
・今も巨人と戦っている

51 :
それはあんまりなので
(1巻)
・人間を襲う巨人がいる
・巨人から逃れるため壁を作って平穏な生活を手に入れた
・でもとても大きな巨人に壁を壊された
・巨人と戦い始める
・主人公が巨人に喰われた
(2巻)
・ヒロイン奮戦
・巨人を攻撃する巨人が現れた
・その巨人の中から主人公が復活、父親に謎の薬を投与され無意識に巨人に変身していたらしい
(3巻)
・主人公、危険分子として処分されかける
・頭の良い友人の説得で何とかその場は切り抜ける
・開けられた穴を塞ぐ作戦で巨人化するもメダパニ状態
(4巻)
・友人の説得で自我を取り戻し大岩担いで穴を塞ぐ
・訓練兵時代の回想

52 :
(5巻)
・主人公、裁判にかけられて処刑されかけるも結局調査兵団預かりの身に
・はじめての壁外調査
・主人公同様「人間が変身している」女型の巨人に襲われる
(6巻)
・女型の巨人はどうやら主人公を狙っているらしい
・危うく主人公が襲われる所を予め待ち構えていた兵団長の作戦で捕獲成功
(7巻)
・ところが上手く逃げた女型の巨人に主人公の班が全滅
・キレた主人公が巨人化するもボロ負け
・何とか上官とヒロインに助けられるも女型の巨人は逃がしてしまう
(8巻)
・様々な要素から友人は同期生の中に女型の巨人がいる事を看破
・友人の機転とヒロインの奮闘で今度こそ捕獲に成功
・*かべのなかにきょじんがいる*
・また巨人がやってきた。壁が破られた?

53 :
(9巻)
・猿の様な人語を解する巨人が現れる
・一方主人公とは別行動の同期生たちは壁の穴を探しに行くも見つからないまま巨人に襲われる
・その中の一人が世界の謎の一端を知っているらしい…
(10巻)
・古城で籠城戦を繰り広げるも先輩方全滅で同期生組大ピンチ
(※同期生は女型の巨人の一味の疑いを持たれていたので全員丸腰)
・同期生の一人が巨人に変身して戦うも多勢に無勢
・主人公・ヒロイン組が到着して巨人を撃退
・助かった別の同期生の二人が突如自分たちが1巻で大暴れした巨人だとカミングアウト
・ヒロインが二人の首を刎ねようとするも失敗、二対一の巨人戦へ(←今ここ)

54 :
ありがとうございます!
とても面白そうなお話なんですね
グロでなければ自分で読みたいorz

>>49
すみません
アニメ化してたのでもう完結したのかと思っていました

55 :
結構グロいから苦手ならきつそうだな、細かいのも書いてみる
前提の世界観
今より百年前の昔、人類は謎の人型巨大生物『巨人』により絶滅寸前まで追い込まれた。
当時の記録は殆ど残っていないが、百年前の人類は現代の技術でも建築不可能な50m級の城壁で囲んだ城塞都市を建築。
資源豊かな土地をウォール・シーナ→ローゼ→マリアと三段階の長大な城壁で囲う事で身を守り生き延びる事に成功していた。
城壁内の居住区に攻め込まれる危険性を回避した人類は反撃の手立てを模索。
腕や頭などを失っても個体差はあるが数分で完全に再生してしまう巨人の唯一の弱点は、首の後ろにある急所のみ。
巨人の大きさに関わらず後頭部より下のうなじにかけての縦1m幅10cmの部分を大きく失う事でのみ巨人を倒す事が可能だった。
人類は当初これを大砲などによる砲撃に頼っていたが、4~15mの体躯でありながら機敏に動く巨人への対処は困難だった。
そこアンヘル・アールトネンによって考案されたのが立体機動装置と呼ばれる対巨人戦用の装備だった。

56 :
 立体機動装置は、ワイヤーを射出してアンカーで固定、これを巻き取る力で昇り降りをする装置の事。
 腰の左右に射出機を一つずつ装備して、交互に射出と巻取りを繰り返して高速で移動する事ができる。
 ワイヤーの射出を操作するハンドルグリップには柄の機能も備えられていて、大型のケースに収納された刀身を装着して剣としても使用が可能。
 ワイヤーの射出や巻取りの移動にはガスを使用していて、刀身を収めるケースとカードリッジ型のガスボンベを合わせたこれらが立体機動装置と呼ばれている。
 この立体機動装置により行える立体機動により高低差を無視した機動を行い、素早く巨人の急所に肉薄して斬撃を与えるのが現在最も有効な戦術とされている。
 進撃の世界での人類は立体機動装置を除けば大型の兵器は大砲が限界で、現在の技術力で最も効果的な戦術がこの立体機動戦術だった。
 そうして人類は対巨人戦及び城壁内の治安維持から技術開発、護衛などのあらゆる任務を想定した『兵団』を設立。
 警察能力と、最奥に位置するウォール・シーナでの王族の護衛などを務める『憲兵団』
 それ以外の城壁内地域での警備と城壁の防衛や強化修繕を行う『駐屯兵団』
 そして城壁外への探索を主目的として王政府の拡大政策や壁外地域の調査を行う『調査兵団』
 この三つの組織からなる兵団と城壁内の一般市民による農業畜産各種の義務化によって人類は百年の平和を手にしていた。
 物語はこの城壁構築から百年経過した以後の世界が舞台になっている

57 :
一巻
 主人公であるエレン・イェーガーは最も外縁に位置する城壁ウォール・マリアから更に特出した最前線地区のシガンシナ区に住む少年。
 巨人はなぜか人類以外の生命体には一切反応せず、より多くの人類が集まる場所へ向かってくる習性を持っていた。
 そのため、城壁から更に一部分だけ特出した居住区を作り、そこにある程度の好待遇と英雄的プロパガンダを行う事で人を住まわせていた。
 そうすることで巨大な防壁の中でも真っ先に巨人が人が多くいるここに集まるため、防衛が非常にしやすいためである。
 そんなシガンシナ地区で涙を流しながら居眠りをしていたエレンが、幼馴染で共に暮らしているのミカサ・アッカーマンに起こされる所から物語は始まる。
 エレンは幼いながらに外の世界に憧れていて、巨人に対して人一倍の危機感を抱いている少年。
 その正義感は百年の平和ですっかり腑抜けきり、警備中にも関わらず酒に溺れている知り合いの駐屯兵士ハンネスを見て激昂する程だった
 エレンが憧れるのは調査兵団。エレンは調査兵団を巨人と戦う勇者として英雄視して、いつか自分も調査兵団になると心に決めて憧れを抱いていた。
 しかし当の調査兵団はその任務内容から巨人との遭遇、戦闘が激しく、非常に乏しい生存率の最も過酷な部隊として知られていた。
 幼馴染の寡黙な少女ミカサはそれを快くは思っておらず、エレンに調査兵団への入団をやめるよう何度か助言するがエレンは聞かない。
 その為、珍しく帰宅中だった訪問医の父親グリシャと母のカルラの前でエレンが調査兵団志望であることを告げ口してしまう。
 母親は激昂して必死にエレンを説得するが、父のグリシャはエレンに覚悟の是非を問い、エレンの折れない意志力をみて半ばそれを肯定する。
 次に父が帰ってきたら秘密にしていた『自宅の地下室』と見せると約束し、父親は自宅を後にした。
 エレンはその後母親と口論になり家を飛び出してしまい、母親は頼みのミカサにエレンと二人で助け合うよう強く教える。
続く

58 :
一巻・2
 家を飛び出したエレンはガキ大将に暴力をふるわれていたアルミンを助け(正確にはミカサの殺気でガキ大将が逃げた)、河原で愚痴る。
 アルミンは小柄で大人しい少年だが、エレンと同じく外の世界に憧れを抱く同士で、二人は調査兵団を目指していた。
 それに反対の一点張りのミカサと、城壁の安全性に疑問を提示するアルミン達を突き上げるような衝撃が襲う。
 何事かと町中へ戻った三人が見たのは、50mを超える城壁に手をかけ壁から顔をのぞかせる超大型巨人だった。
 最大でも15m程だったはずの巨人をはるかに上回る巨大な巨人の一撃により、シガンシナ区の城門が破壊され、巨人が雪崩れ込んできて町はパニックになる。
 恐怖で動けないアルミンを他所にエレンとミカサは吹き飛ばされた城壁の破片が自宅付近に落ちた事に気付いて家へと走った。
 そこで目にしたのは崩れた家の下敷きになった母親のカルラの姿。
 カルラは逃げるよう二人を説得するが二人はこれを拒否。駆けつけたハンネスも一時はグリシャへの恩返しとしてカルラを助けようとする。
 しかし一対一で対峙した巨人の異形に心根を折られ、ハンネスはエレンとミカサを抱えて逃げる事を選んだ。
 生き延びろと叫びそれを見送った母のカルラは、最後に小さな声で助けを求めながら、エレンが抱えられながら見つめる中で巨人に握り潰され食われてしまう。
 シガンシナ区、ウォール・マリアが超大型巨人と、一切の攻撃を通さない鎧の巨人により次々と突破されていく中で、エレンは全ての巨人を殲滅し復讐する事を誓う。
 このシガンシナ陥落によりウォール・マリアをも放棄した人類は巨人の危機を再認識し、兵団の強化を実施。
 五年後の訓練兵の卒業試験上位十名の中に、首席としてミカサが、五位にはエレンの姿があった。
続く

59 :
一巻・3
 訓練学校での成績上位十名にだけ憲兵団への配属が許されるが、エレンは当然のように調査兵団を希望していた。
 そのことで同じく上位十名のジャンと口論になり喧嘩にまで発展するが、エレンの強い意志力に感化された何人かもそれがきっかけで調査兵団配属を考え始める。
 ミカサは首席に加え過去最高クラスの成績から好待遇が間違いない憲兵団をエレンに進められるが、ミカサはエレンに救って貰った過去がありエレンと共に生きるために調査兵団に行くと決めていた。
 そうして仲間たちと覚悟を新たにし、人類の反撃はここからだと決意しながら城壁の整備をしていたエレンの前に突如として姿を見せたのは、あの時の超大型巨人だった。
 突然現れた超大型巨人に混乱しながらも攻撃を加えようとしたエレンだったが、城壁を破壊した後に大型巨人は煙のように消えてしまう。
 マリアに続きローゼすら奪われる危機に陥った人類は訓練兵も総動員した防衛戦を決定し、エレンたちも中衛として駆り出される。
 しかしミカサは実力を買われ最も重要な市民の護衛を目的とした後衛に配属され、エレンやアルミンとは離れ離れに。
 危機的状況に息を呑む訓練兵たちだったが、これを調査兵団加入とその後の昇進への近道だと発破をかけたエレンに続き訓練兵でのみ編成された34班も行動を開始する。
 しかし、中衛だったはずのエレン達はあっという間に前線に出てしまう。驚くべき事に、すでに巨人により前衛は壊滅状態にあった。
 それに戦慄するエレンたちの前に巨人が現れる。
 仲間のトーマスを一瞬にして食われたエレンは激昂し巨人を追うが、不意を疲れ自身も左足を食いちぎられ戦闘不能に。
 アルミンはエレンの戦闘不能で放心状態となり、残りの三名も次々と巨人に食われてしまう。
 恐怖で動けないアルミンもやがて巨人に目をつけられ口の中に放り込まれるが、それを助けたのはエレンだった。
 エレンは過去を回想する。アルミンが目を輝かせて語った外の世界。いつか外界を冒険しようと語り合ったアルミンとの思い出。
 「お前が教えてくれたからオレは……外の世界に」エレンが言葉を紡ぐ前に、アルミンの目の前はエレンは巨人に一飲みにされた。
一巻終わり

60 :
二巻・1
 気づくとアルミンは町中の屋根上に一人取り残されており、駆けつけた同期のコニー達により我に返った。
 成績上位者のエレン率いる34班の死にコニー達も戦慄する中、アルミンはエレンの死に自分の責任を問い涙しながら後衛への合流を目指す。
 一方、後衛に配属されたミカサは市民の避難誘導とちょっとしたトラブルの解決を行いながら不思議とエレンとの馴れ初めを思い出していた。
 ミカサは過去に人攫いに東洋の血筋の少女として誘拐されており、目の前で両親を殺されていた。
 たまたまその日にミカサの家に父親に連れられてきていたエレン達が事件発生を確認し、父親が憲兵団を呼びに行く間にエレンは驚くべき行動に出る。
 ミカサが縛られ捕まえられた小屋に迷子のふりをして入ってきたエレンは、なんと犯人の一味の隙をついて大の男二人を刺殺してしまう。
 しかし後からやってきた三人目の犯人に見つかり、エレンは首を絞められ殺されかける。
 何も出来ずに怯えるミカサにエレンは戦わなければ勝てないと叫ぶ。
 その瞬間、世界の残酷さを理解し己の感情を支配できるようになったミカサは、子供とは思えない身体能力で最後の一人の心臓を一突きにして殺してしまう。
 エレンのあまりにも大胆な行動に保護した父親は激昂し運が良かっただけだと激怒するが、エレンは早く助けてやりたかったからと心情を吐露した。
 両親が死に感情も死に、寒い、帰る場所がないというミカサにエレンはマフラーをかけて家に帰ろうと声をかける。
 父グリシャの提案もあり一緒に暮らすよう言われたミカサは、エレンに袖を引かれて涙を流しながら帰ると答えた。
続く

61 :
二巻・2
 例え残酷な世界でも、帰る場所があれば大丈夫。エレンがいれば何でも出来る。そうミカサは内心で唱え巨人と戦う。
 そんなミカサが撤退の合図に合わせて後退している途中、補給所が巨人に襲われ籠城状態になりガス欠で身動きがとれなくなったコニー達と合流する。
 その中にアルミンを見つけたミカサはエレンの所在を聞くが、アルミンが涙を流した事で全てを察し、アルミンは泣き叫ぶようにエレン達の戦死を伝えた。
 自分を攻め続けるアルミンだったが、顔を上げた先にいたのは冷静な表情で落ち着けと言うミカサの姿だった。
 辿々しい言葉で訓練兵たちに発破をかけたミカサは、ガスを補給するために巨人に包囲された本部への進入を試みる。
 それに少しずつだが続く形になったアルミン達だったが、アルミンはミカサの動きがおかしい事に気づいた。冷静なようにみえて、ミカサはやはりエレンの死に動揺していた。
 普段ではありえないミスでガス欠を起こし地上に落下したミカサは、二体の巨人に挟まれ死を受け入れる。
 だが、それでも脳裏によぎったのはいつかのエレンが発した戦えという叫び。
 死んだらエレンのことを思い出す事さえ出来ない。もう絶対に諦めない。
 そうして涙ながらに雄叫びをあげ、剣一本で巨人に立ち向かおうとしたミカサを救ったのは、挟まれていた筈だった巨人の片割れだった。
 15m級二体による戦闘。巨人が巨人を殴りRという光景に放心しながらも、ただただミカサはその光景に圧倒された。
続く

62 :
二巻・3
 巨人の弱点を理解し、格闘術のようなもので巨人を倒していく特殊な巨人にミカサはアルミン達は驚きを隠せない。
 しかし、ガス欠を起こし危機的状況にある中で、アルミンはとんでもない提案をミカサ達に告げた。
 ミカサ達に先んじて仲間たちの犠牲を払いながらも本部内へ入る事に成功したジャン達は、しかし本部を囲む巨人達に絶体絶命の危機に追い込まれていた。
 だが、それを救ったのはまたしても巨人殺しの巨人。アルミン達があの巨人を本部前まで誘導し、同士討ちをさせることに成功していた。
 巨人殺しの巨人が暴れている間に内部の小型の巨人たちを倒して補給に成功したミカサ達が本部の外に出ると、巨人殺しの巨人は複数の巨人に囲まれ食われていた。
 あの巨人の謎を解明できれば……。そう考えるミカサ達の前で最後の力を振り絞った巨人は残りの巨人をも殲滅し、やがて力尽きて倒れる。
 先を急くジャンをよそに、ミカサ達は倒れた巨人から目が離せない。ジャンもそれにつられて巨人を見ると、巨人が首の付根から消滅し始め、そこから眠るようにエレンが姿を現していた。
 左足を失い、アルミンを助けた際に左腕も失ったはずのエレンが、巨人の中から出てきて五体満足で眠っている。
 ミカサは誰よりも先にエレンの元にかけつけ彼を抱きしめ、心臓の鼓動を確認して子供のように泣いた。
二巻終わり
時間ないからとりあえず2巻まで、あんまり短くまとめられなくてすまん

63 :
わあ!
丁寧にありがとうございます!
読みやすくてグロもほとんどなくて助かります

64 :
三巻・1
 巨人に飲み込まれ、胃袋の中で意識を失ったエレンが次に目を覚ました時、そこは巨人の腹の中ではなくどこかの城壁の一角だった。
 目が覚めたエレンを抱えるアルミンと彼を守るように立つミカサ、そして三人を包囲して攻撃姿勢をとっているのは兵団の兵士たち。
 混乱するエレンに包囲する兵士の隊長が投げかけたのはお前は人か?巨人か?という問いかけだった。
 エレンの記憶は混乱していたが、事のあらましを目撃していた複数の兵士はそうではない。
 エレンが巨人の体内から現れたのを目撃した兵士たちにより、巨人になれる人間……ではなく『人間になれる巨人』という存在が浮き彫りになったのである。
 次第に記憶が蘇ってきたエレンは自分は人間だと訴えるが、その答えも虚しく隊長はエレンもろとも三人を大砲で砲撃した。
 エレンの脳裏に走馬灯のように記憶がめぐる。それは今は行方不明となった父グリシャとの記憶。
 父親に地下室のカギを託されたエレンは、その際に薬物のようなものを注射され、記憶障害が起こることをグリシャに説明された。
 地下室には真実がある。ウォール・マリアを奪還して真実を知れ。皆を守りたいならこの力を支配しろ
 次の瞬間、無意識に自らの親指を思い切り噛んだエレンは、上半身だけの巨人となり砲弾を受け止めていた。
続く

65 :
三巻・2
 再び意識が途切れたエレンだったが、何かに埋まっている感覚から這い出るとそこは巨人の首の付根の部位だった。
 突然の巨人の上半身の出現に混乱する場で、巨人からはい出てきたエレンはアルミンとミカサに地下室のことを告げる。
 このまま巨人化して一人でそこを目指すというエレンと、それに続くというミカサにアルミンは怯えて口を挟む事ができない。
 だが、不意にエレンは他に方法があるならアルミンに任せると断言する。ミカサもそれに従うと言う。
 過去にハンネスがエレン達の家まできたのはアルミンの助けを求める声があったからだった。それ以外にも数々の場面でアルミンは知恵を働かせてきた。
 二人の信頼を今更感じ取る事ができたアルミンは、決心を固めて単身で兵士たちの前に身を乗り出す。
 アルミンの説得材料は、エレンが巨人から出てきたのを見たのなら、他の巨人が巨人化したエレンを食べているのを見たものも複数いたはずだという事だった。
 巨人は他の生命体を無視し人間だけを捕食する。なら巨人達での共食いはあり得ず、捕食対象になったエレンは巨人ではなく人間だとする考えだ。
 その考えに一時的に納得しかけた兵士もいたが、完全に思考停止に陥っていた隊長は聞く耳を持つことができず、攻撃命令を取り下げない。
 それでも敬礼をして訴えるアルミンを前に隊長の攻撃命令を止めるように現れたのは、兵団の最高権力者であるピクシス司令だった。
続く

66 :
三巻・3
 ピクシス司令によりその場を逃れる事が出来たエレン達は、その情報に興味を持ったピクシスに全てを話す。
 巨人化、地下室の謎、それらの話を聞いたピクシスは半信半疑ながらもその有用性をアルミンに問う。
 アルミンはエレンの巨人の力を駆使すれば、技術的に修復不能である城壁の大穴を一度計画が頓挫したまま放置されている巨大な岩石によって塞ぐ事が出来るという作戦を提案した。
 エレンの必ずやり遂げるという意志も確認し、ピクシス司令はその皮算用のような作戦を実行する決定を下した。
 既に圧倒的窮地に立たされている人類にとって、勝利の可能性が微かにでもあるのならそこに賭けるしかない。
 ウォール・ローゼまで占領されれば人類の居住区は狭まり食糧危機に陥り、内部から崩壊する事は目に見えていたからだ。
 ピクシス司令の演説により士気を回復させた兵団は、大部隊による陽動とエレン・ミカサを含めた少数精鋭による岩石運搬の同時作戦を開始する。
 上手く岩石までたどり着いたエレンは、人類の勝利を信じて巨人化を行い、岩の前に立った。
 しかし、次の瞬間、巨人化したエレンはミカサ達精鋭部隊に向けて拳を振り下ろしていた。
 非常事態を示す信号弾を確認したアルミンが独断でミカサ達の求め向かうと、そこには制御を失い完全に動きを止めている巨人エレンの姿があった。
 何とかエレンの救出をしようとする精鋭部隊を尻目に、アルミンはエレンがいるであろう巨人の弱点に刃を立てる。
 本体であるエレンに刃が刺さり激痛で暴れる巨人エレンに、アルミンは訴える。
 刃の振動を伝って微かに届くアルミンの声は、確かにエレンに届きはじめていた。
三巻終わり

67 :
4巻・1
 微かに聞こえるアルミンの声と共にまどろみの中にいたエレンは、夢のなかで両親との暖かな暮らしにおぼれていた。
 しかしアルミンの悲痛な叫びにより意識を取り戻したエレンは、巨人を完全に制御し岩石を城壁の穴へと運び、塞ぐ事に成功した。
 その後完全に意識を失ったエレンを守るべく残る巨人たちに立ち向かおうとしたアルミンとミカサの前に現れたのは、現調査兵団の英雄にして遠征中だったはずのリヴァイ兵長だった。
 ここから話は一度過去に戻り、エレン達の訓練学校入学時代にまで遡る。ここから訓練兵出身の登場人物が複数ピックアップされていく。
 エレン、ミカサ、アルミンの他に、そこには憲兵団を目指すジャンやマルコ、入学当時からバカとして悪目立ちしていた男子バカ代表コニーや女子バカ代表サシャなどの面々がおり、幼いながらにそれぞれが訓練兵としての日常に期待や不安を抱いていた。
 そんな中でシガンシナ区出身というエレン達は巨人を目した数少ない目撃者として質問攻めにあうが、トラウマをかき消すようにエレンは空元気で巨人など敵ではないと主張する。
 それに食いかかってきたのが少年ジャンで、この時は軽口の応酬程度で住んでいたが、ジャンはミカサに一目惚れしておりエレンにべったりのミカサをみて次第にエレンに嫉妬混じりの敵対心を抱くようになる。
 入学初日から盗み食いを働くという偉業を行った芋女ことサシャは、晩飯抜きにくわえ死ぬ寸前までの走りこみを行わされ地面にへたり込んでいた。
 そこにやってきたのは水とパンを隠しもってきた、見目麗しい容姿の少女クリスタだった。
 サシャは突然の食べ物を前にしてクリスタを神か何かと思い込みながら気絶し、その後に続き現れた大女ユミルとクリスタの手により寮へと運ばれた。
続く

68 :
四巻・2
 ようやく始まった訓練学校の最初の試験は立体機動を行う上での姿勢制御で、二本のワイヤーで吊るされた状態で姿勢を正せるかをみる適正判断だった。
 立体機動では全身をベルト状のサポーターで固めて姿勢を制御するが、この姿勢制御の才能はそのまま兵士としての技量に直結している。
 才能をいかんなく発揮するミカサやサシャ、すぐにコツを掴んだコニーやジャンを尻目に、逆さまになったまま身動きがとれないエレンの姿がそこにあった。
 姿勢制御に関する素質の乏しさからその日の内より猛訓練に入るエレン。一時期はあまりにも出来ずに退学の危機にまで陥ったがミカサ達の協力や後の上位成績者であるベルトルトやライナーらの助言もうけて、多少のトラブルはあったが何とか訓練学校に在学する事が出来た。
 その後も故郷への帰還を願うライナーや一匹狼で優れた格闘技術をもつ少女アニ、犬猿の中であるジャンらと交流しながら総合試験の日が迫る。
 ある日の立体機動訓練では成績の競い合いの中で、実際に巨人と戦う事になった場合の適正に関して各々が話し合い、エレン達はマルコが隊長の適正があるともてはやした。
 しかし肝心のマルコはこっそりとジャンに向けて、ジャンには隊長の適正があるという話をし始めた。
 そんなマルコの無残な死体が、現在の時間へと戻ったジャンの前に転がり落ちていた。
続く

69 :
四巻・3
 ジャンは立体機動装置も失い死因すら不明のマルコの死を尊み、ジャン以外の訓練兵も多くの兵士の死に自分の身の振り方を考えだす。
 ジャンは強い人ではないから、弱い人の気持ちまで考えて支持を出せる。それはきっと弱い人達にも届く。だから適正がある。
 マルコのそんな言葉を思い返しながら、震える声で、ジャンは恐怖と共に調査兵団への加入をエレンたちに宣言した。
 その後、大穴が塞がれた事によりウォールローゼ最前線のトロスト区内で殲滅作戦が行われ、人類は無事にトロスト区を奪還した。
 一方、作戦後に昏睡状態に陥っていたエレンは意識を取り戻すと牢獄のベッドの上で鎖に繋がれた状態にあった。
 厳重な監視体制の中で始まった尋問の相手は調査兵団実行部隊トップであるエルヴィン団長と、件のリヴァイ兵長の二人だった。
 調査兵団としては謎の一端を公にしたエレンに興味を抱いているが、巨人化できる人間という存在を政府も無視できずにあり、エレンは非常に危うい立ち位置にいた。
 その中で調査兵団はエレンがどうしたいのかの意志を確認しにきており、エレンはそれに対して薄ら笑いを浮かべ、調査兵団に入って巨人をぶっ殺したいと言い切った。
 それに興味を抱いたのはリヴァイ兵長で、エレンの身を俺が預かると言い出す。監視と並行して調査兵団に入団させると宣言した。
4巻終わり

70 :
お忙しい中、続きを書いてくださり
ありがとうございます!

71 :
五巻・1
 壁の中央、ウォールシーナ内は五年前のシガンシナ陥落以来の混乱を見せていた。
 トロスト区陥落の危機とそれに伴うウォールローゼ崩壊の危険、しかし見事巨人を撃退し奪回した兵団の活躍。
 王政府発行の新聞では兵団の活躍を記述される一方で、商会の民法新聞では巨人が味方し穴を塞いだというオカルト地味た情報が市民に出回っていた。
 拘束されたエレンが調査兵団に連れられてやってきたのは審議場……いわゆる軍事裁判所だった。
 巨人化が可能な初めて発見された人類にして救国の英雄……この数日の間で高度に政治的存在となってしまったエレンの進退を決める会議でもあった。
 エレンを検体として実験の後処分するという憲兵団、神の英知である城壁内に進入した巨人は即刻処刑すべきだという宗教組織『ウォール教』。
 それに対して調査兵団代表であるエルヴィンは、エレンを調査兵団に加入させウォールマリア奪還を目指すと進言した。
 様々な意見が飛び交う中で、危険な力である巨人化に対抗が可能でありかつマリア奪還の可能性もあると、エレンの進退は作戦の成果次第とし彼の調査兵団への一時加入が決まった。
続く

72 :
五巻・2
 調査兵団への参加が決まったエレンはかつての調査兵団本部である古城を改装した施設跡地に身柄を移される事になった。
 リヴァイ率いる調査兵団の特別班がエレンを監視・護衛するために同行し、作戦開始まで束の間の生活を送る事となる。
 その中でやたらと綺麗好きで小柄なリヴァイや、彼を慕う部下達を通して調査兵団という存在をエレンは知っていく。
 また施設には別働隊として同行してきた巨人研究の一任者でもあるハンジ分隊長もおり、彼女は意気揚々と捕獲した巨人に人体実験を繰り返しマッドサイエンティストぶりを発揮していた。
 だが翌朝、ハンジが研究対象として捕獲していた巨人二匹が何者かによって処理されてしまう。
 号泣し錯乱するハンジを他所に、傍観するエレンに近づいてきたエルヴィンが君には何が見える? 敵は何だと思う? と質問を投げかけたが、エレンにはその意味が理解できなかった。
 その後調査兵団含めアルミン達訓練兵にまで検体巨人殺害の容疑がかけられたが、結局犯人を特定するには至らなかった。
 また同時に、アニは希望通りに憲兵団へ向かったのに対してミカサ、アルミン、ジャン、コニー、サシャ、クリスタ、ユミル、ライナー、ベルトルト。
 様々な思いを秘めながら彼らは調査兵団への入団を希望し、それがエルヴィン団長によって受理された。
続く

73 :
五巻・3
 一ヶ月後、調査兵団全体による大規模な演習兼調査作戦が開始された。
 従来はトロスト区の門(エレンが巨人化して塞いだ穴)を中心にルートが確保されていたが、その穴が塞がれてしまったため別口から壁外への出発をする事になり、その経路形成が必要になった。
 調査兵団は大規模な陣形を組み、いつどこからやってくるかわからない巨人を信号弾で連携しながら避けて、中心部に守られるよう配置されたエレンを護衛しながらシガンシナ区を目指す試運転でもある。
 エレンはエルヴィンが投げかけてきた質問の謎に未だに悩んでいたが、リヴァイ班も含め団長の真意は誰も理解できていなかった。
 一方、陣形の右翼側に展開する班に配置されたアルミンは、右翼側が信号弾を使っているにも関わらず陣形が取れていないことに気づく。
 そんな中、奇行種と呼ばれる通常の巨人の生態では想定できない行動をする巨人を処理する中で、14m級の珍しい女型の巨人を発見した。
 新米であるアルミンより先行して女型の巨人に攻撃をしかけた班長を受け止め、立体機動装置のワイヤーを潰し瞬く間に兵士を倒した女型の巨人。
 アルミンは直感で理解した。この巨人"にも"知性がある。アルミンは以前から推理していた。エレンが巨人化の際、巨人の弱点から出てくるのは偶然ではないと。
 超大型巨人や鎧の巨人、それにエレンと同じ。女型の巨人は巨人の体をまとった人間だ! アルミンはそう恐怖しながら女型の巨人に並走する。
 そんなさなか、女型の巨人がやってきた右翼方向では索敵班が壊滅し、右翼から兵団の陣形が崩れつつあった。
五巻終わり

74 :
六巻・1
 女型の巨人から距離を取ろうとするアルミンだったが、瞬く間に馬をつぶされ地面に投げ出される。
 一時は死を覚悟したアルミンだったが、女型の巨人はつまむようにアルミンのフードを取ると、彼を覗きこむように見た後に殺さず走り去る。
 なぜ殺されなかった。そう疑問をいだいたアルミンが至った結論は、顔を確認したという可能性を見出す。
 駆けつけたライナー、ジャンと共に女型の巨人を追走しながら、アルミンはあの巨人の目的がエレンではないかと推理した。
 実はこの時点でエレンの配置はアルミン達には右翼前方と知らされていたが、アルミンはそんな前線にエレンは置かれないと二人に話す。
 ライナーがエレンはどこにいるんだという問いに、アルミンはエレンが中央にいる可能性が高いとする中、ジャンは女型の巨人の足止めを提案した。
 フードを被り、エレンである可能性を示唆する事で即死させられる事だけは避けて女型の巨人に挑んだ三人だったが、瞬く間にアルミンが落馬させられる。
 ジャンの攻撃に対してうなじを正確に防御し反撃してくる女型の巨人。対してアルミンは頭から血を流しながらも「右翼側で本当に死に急いだシに急ぎ野郎の仇!」と錯乱した言葉を叫ぶ。
 しかし不思議と動きが止まった女型の巨人。そこにライナーが隙を突いて斬りかかるが、女型の巨人に握りつぶされかけ、しかし辛うじて脱出する。
 何とか距離をとった三人だったが、今度は突然女型の巨人は陣形の中央へと……エレンのいる方へと走りだした。
続く

75 :
六巻・2
 アルミン達は負傷を応急処置しながら、馬をつれて駆けつけたクリスタと合流し同じく中央を目指す。
 女型の巨人が徐々にエレンたちへと近づく中で、左翼、中央、右翼と分離した中央文体は巨大な幹が立ち並ぶ巨大樹の森の中へとエレンとリヴァイ班のみで入り込んだ。
 中列のエレン達のみ森に入り索敵能力が消失し、またアルミンたち残存兵は森の外で女型の巨人以外を惹きつけて待機する。
 女型の巨人との単独戦となったリヴァイ班だったが、次々と周辺の護衛班が倒されていく中でエレンは反撃を具申する。
 しかしそれを無視し、なおかつ一切を口にしないリヴァイに苛立ちを覚えるエレンだったが、リヴァイ班は私達を信じろと言い、リヴァイの言葉もありエレンは信じるという言葉を反芻させる。
 古城にいる間に巨人化に関して幾つか実験を重ねたエレンだったが、その中でリヴァイが集めた班員は最も巨人達を憎み最も信頼していない人員を集めたと告げた。
 常に最悪の事態を想定し、かつ迅速で確実な行動をとる隊員達。彼らの信頼関係を思い出したエレンは、無心での前進を決意した。
 そして目標地点に到達した瞬間、待ち構えていたエルヴィン団長たちが無数のアンカー弾を射出し女型の巨人を拘束することに成功した。
六巻終わり

76 :
続きを書いてくださりありがとうございます!
女の巨人も出てきてこれからどうなるのかとドキドキしています

77 :
乙w

78 :
七巻・1
 巨大樹の森入り口で待機するアルミン達は、巨人たちを引き付けながらも森内部から轟く音に不安を抱く。
 そんな中、ジャンとアルミンは兵団の中に巨人化が可能な人間や城壁を壊そうとする人間……スパイがいるのではないかと話し合う。
 なぜ超大型巨人はトロスト区の壁を突破しておきながら、続くウォール・ローゼの門を破壊しなかったのか。
 それは、壁の破壊よりも優先される事態が……巨人化できるエレンの存在が露見したからではないかとアルミンは推理していた。
 そして次第にアルミンは核心へと迫る。エレンが巨人化できることをあの時知る事が出来た者は、ごく僅かに限られている。
 更にあの時点でエレンを知っていて、即座に壁破壊の攻撃命令をその場で中止できたという事は、エレンがいたあの場……"補給所周辺にいた誰か"がスパイだという事だ。そのアルミンの推理にジャンは息を呑んだ。
 一方、捕獲した女型の巨人の弱点部位……つまり巨人化した何者かが隠れているであろうそこを切り開き犯人を引きずり出そうとしていたリヴァイ達だったが、女型の巨人は捕獲直前に弱点を両手でガードし、また全身を硬化させる謎の力で刃をも防がれて苦戦していた。
 いよいよもって進退極まったその時、突如として女型の巨人が絶叫のような雄叫びをあげる。すると、森の外にいた巨人たちが一斉に森の中へと走りだした。
 森入り口にいたアルミン達にも突然の巨人たちの異変に動揺が走る。同時にサシャが狩りであの雄叫びを聞いたことがあると叫んだ。追い詰められた獣と同じ、全てを投げ打つ声だと。

79 :
七巻・2
 突然押し寄せた巨人の群れに翻弄されたリヴァイたちは防戦一方となり、エレンを護衛するべくリヴァイを除くリヴァ違反は撤退。更に女型の巨人は群がる巨人たちに飲まれてしまう。
 エルヴィン団長は瞬間的に女型の巨人の目的に気づいたが、遅かった。女型の巨人は大量に群がった巨人たちに捕食され、跡形もなく消されてしまったのだ。
 それを見届けて敗北を受け入れた団長は全軍に撤退命令を出し、リヴァイにはガスの補給を命じた。そうして撤退する最中ハンジはなぜリヴァイに補給を命じたのか疑問を投げかける。
 もしも女型の巨人に人間が入っていたのならば、あの混乱に乗じて何らかの攻撃をしかけてくるかもしれない。そうエルヴィン団長は読んでいた。
 転じて、捕獲地点から避難しそのまま撤退中のエレン達に、フードをかぶった謎の兵士が接近してくる。直後、不意をつくように撤退中の兵士の一人がその何者かの凶刃にかけられてしまう。
 敵襲を察知したリヴァイ班はエレンの守備につくが、森の向こうに人影が消えた直後、そこに突如として出現したのは食われて死んだと思われていた女型の巨人だった。
 巨人化で対抗しようとしたエレンだったが、リヴァイ班はリヴァイを欠きながらもエレンの安全を優先して、エレンだけを逃し女型に立向おうとする。
 しかし、彼らは足止めにもならず次々と女型に潰され、一瞬で全滅してしまう。エレンは信頼できる仲間を一瞬で失った怒りのまま、巨人化し女型に襲いかかった。

80 :
七巻・3
 女型の巨人と巨人化したエレンによる肉弾戦が繰り広げられる。訓練学校で培った体術で女型を追い詰めたエレンは、怒りのまま、憎しみのままに叫ぶ。
 その咆哮を巨人化したエレンのものだと判断したミカサと、最悪の事態を想定したリヴァイは同時にエレンの元へと進路を変えた。
 女型にとどめをさそうとしたエレンだったが、女型の巨人がとった構えに一瞬生まれた隙と共に、巨人としての機能を停止させられそのまま女型の巨人の口に放り込まれてしまう。
 間一髪間に合わなかったミカサは、口の中に飲み込まれるエレンをみて激昂し、女型の巨人を単騎で追い詰める。
 口の中に含まれはしたが、噛まれも飲み込まれもしていない。エレンは生きている。そう確信し追撃するミカサにリヴァイが加わり、人類最強クラスの兵士二人の攻撃で辛うじてエレンは奪還することに成功した。
 怒りのまま戦おうとするミカサに、リヴァイはエレンを優先し撤退するよう諭す。そんな中リヴァイが撤退中にふと背後を振り向くと、女型の巨人はなぜか涙を流していた。
 意識を取り戻したエレンは馬車の荷台で目を覚まし、ミカサに作戦が失敗したことを伝えられる。
 壁の中へ戻ってきたエレンを待ち受けていたのは、多くの市民と目を輝かせてエレンたちを見つめる子供の姿。それにかつての自分を重ねあわせ、エレンは悔しさから涙を流した。
 この作戦の失敗により、調査兵団の責任追及と同時にエレンが憲兵団へ引き渡される事が決定した。
七巻終わり

81 :
八巻・1
 憲兵団として最も安全で最も豊かな最奥部、ウォール・シーナの憲兵団施設内で目を覚ましたアニは、寝坊を同期に咎められながらも朝礼にやってくる。
 憲兵団内部の上司たちはギャンブルと酒、タバコに明け暮れ全ての雑務を新人憲兵団に投げやる程に腐敗しきっており、だからこそ憲兵団を選んだという狡猾な者や、それに憤る者などがいた。
 特にクズどもと陰口を叩くマルロは憲兵団をいつか中から改善してみせると憤怒するが、それに対するアニは冷ややかだった。
 マルロのような「良い人」が全体を占めればいいというわけではない。憲兵団は腐っているが、それもまた人間の本質だとアニは語る。
 珍しく饒舌なアニに戸惑いをかくせない同期たちだったが、それぞれの思い思いの答えを出しながら雑務をこなすべく移動を始める。
 そうしてのろのろと最後尾についたアニに声をかけたのは、フードを目深くかぶった少年……アルミンだった。
 アルミンは憲兵団に引き渡され処刑されようとしているエレンを逃がす手伝いをしてほしいとアニに持ちかける。
 アニは最初は断るが、なおも食い下がるアルミンに自分がそんなお人好しに見えるかと問う。
 それに対して、良い人というのは自分にとって都合の良い人という事だから、その言い方は好きでないと答えたアルミンにアニは静かに提案を受け入れる旨を告げ、無言で指輪をはめた。

82 :
八巻・2
 そうして合流したフード姿のミカサとエレン、アルミンを率いて人通りの少ない道を選んでアニは彼らを先導する。
 なぜこんな最奥部でと疑問をなげかけるアニに、アルミンはただ隙はここでしかなかったと伝えながら、脱出路の地下通路にたどり着く。
 しかし、地下通路に入ったエレン達に対してアニは地下へ入らない。暗くて狭い場所が怖いと言い出すアニに、エレンは軽口をたたきながら早く降りてくるよう促す。
 それでも動かないアニに次第に焦りだしたエレンが叫びミカサがそれを咎めるが、アニは同時に叫んでも大丈夫だと告げた。なぜならここには全く人の気配がないからだと。
 アニに鋭い視線をぶつけるアルミン。それでも冷静なアニに、アルミンは"最後に許された質問"を投げかけた。
 なぜ、巨人殺しの犯人探しの際に、マルコの立体機動装置を提出してごまかしたのか。マルコは立体機動装置を失って死んでいた。
 なぜ、女型の巨人はアルミンを殺さなかったのか。エレンじゃなければその場で殺されてもおかしくない。
 なのにアルミンは殺されなかった……アルミンだから殺さなかった。
 あの時僕を殺しておけばよかったんだ。そうぼやくアルミンに、アニはまさかお前にここまで追い込まれるなんて……とそう呟いた。
 こっちへ来い。今地下通路に降りればまだ間に合う。そう叫ぶエレンに、ミカサは無駄だと剣を抜き、もう一度ずたずたに切り裂いてやる、"女型の巨人"と宣戦布告する。
 瞬間、指を噛もうとしたアニを包囲していた兵士たちが取り押さえるが、アニの指輪から暗器が飛び出たのをみてミカサは二人を引きずるように地下通路へ逃げた。
 直後、アニはあの女型の巨人となって取り囲んでいた兵士たちを吹き飛ばしエレン達を攻撃しだす。

83 :
八巻・3
 地下通路に逃げ込み態勢を立て直した三人。エレンは巨人化してアニを止めようとするが、なぜか巨人化がうまくいかない。
 ハンジとの実験の中で、巨人化は何らかの目的意識がなければうまく出来ない事はわかっていた。
 だからミカサは、エレンがアニと戦う事を躊躇しているのではないかと指摘する。まだあの巨人を敵だと認識しないのかと。
 状況証拠とアルミンの独断的推理のみでここまでこぎつけた作戦。エレンはそれを信じられず、最後の最後まで訓練兵として同期であったアニを信じようとしていた。
 既に戦う決意をしていたアルミンとミカサに戸惑いながらも、腹を割り覚悟を決めたエレンは巨人化し再び女型の巨人……アニと対峙する。
 エレンに追い込まれ教会や町並みを破壊しながら逃げるアニは、巨人化したまま壁を鷲掴みにし登っての逃走をはかる。
 しかし間一髪先回りしたミカサにより指を切断され、あと数手で壁を登り切れた女型の巨人は地上へと落下した所を取り押さえられた。
 だが巨人内部からアニを取り出そうとしたところ、アニは謎の結晶体に取り込まれ眠るように沈黙してしまう。
 それを上から観ていたミカサがふとアニの壁のぼりで崩れた壁をふと見やると、壁の中のそれと目があい、ミカサは背筋を凍らせた。
 崩れた壁の内部には、うっすらと目を開けた大型の巨人が眠るように立っていたからだ。

84 :
八巻・4
 謎の結晶化で刃も通らず摘出もできないアニに苦悩する調査兵団一行だったが、中々降りてこないミカサに気づいたハンジもまた壁の中にうまった巨人に気付き、それが伝播して一同に戦慄が走る。
 巨人がミカサを観る。目が動いた事で巨人が生きているのを確認した彼らの前に、ウォール教会の神父が駆け寄ってきて光を遮るように助言する。
 突然の事態に何とか光を遮る事に成功したハンジは、神父の首根っこを掴み壁の上から突き落とすような姿勢で質問を投げかける。
 なぜ壁の中に巨人がいる事を知っていた。なぜ今まで黙っていた。これは重大な反逆行為だ。普段は見せない鬼気迫る形相のハンジに対して、しかし神父は死んでも口に出来ないと応えるのみ。
 部下の声で神父を突き落とすことだけは思いとどまったハンジだったが、壁の正体が、その中身が全て50m級の超大型巨人で作られている……そんな目の前の現実にこぼすように怖いなぁと声をもらした。
 この一件でエレンの身柄引き渡しがうやむやとなったことに安堵したミカサ達を他所に、王政府に招集されたエルヴィン団長は王政府内部にスパイや敵対勢力がいることを要人たちの前で訴え、またその殲滅を宣言する。
 そんな中、ウォールローゼ内に巨人が進入したという絶望的な報告がエレン達に知らされた。
 一方、アニが犯人だった事でスパイ容疑をかけられていたコニー達訓練兵は、ウォールローゼ内の遠方施設で装備もなしで軟禁されていた。
 しかし、そんな彼らの元にもローゼ壁内にあらわれた巨人たちが迫りつつあった。
八巻終わり

85 :
だらだらとまとめきれないのを不定期ですまん、とりま十巻までちまちま書き込む

86 :
ここまでまとめてくださり、ありがとうございます!
とても読みやすくて引き込まれます
>>85さんご自身の生活に障らないよう
無理はなさらないでくださいね
私は時間はあるので、のんびりお待ちしております

87 :
進撃の巨人絶対きてると思ったわww

88 :
九巻・1
 待機命令を出されていたコニーやサシャたち訓練兵上がりは、南方から襲来した巨人への避難勧告を出すべく装備なしで早馬による伝令任務を指示される。
 ウォール・ローゼ突破という、事実上の人類の敗北に愕然とする彼らだったが、その中でも特に巨人達がやってきた南方に故郷の村があるコニーは故郷の安全を案じていた。
 危険度の高い南の村にコニー、そしてそれに同行すると申し出たライナーとベルトルトらが続き、サシャやジャン達も各々の班に沸かれ、殿を買ってでたミケ分隊長を残しながらも馬を走らせた。
 一人囮として残ったミケは残り四体まで巨人を追い詰めるが、刃の消耗が激しく、また近くをうろつく全身毛むくじゃらの奇行種「獣の巨人」にも危険を感じ脱出を図ろうとする。
 だが呼び寄せた馬は獣の巨人に捉えられ、あまつさえそれがミケに投げつけられた事でミケは巨人に捕まえられてしまう。
 恐怖し声すら出せなかったミケだったが、近づいてきた獣の巨人が立体機動装置に興味を持ち、あまつさえ「その武器はなんですか?」と声をかけてきた事で完全に思考が停止してしまう。
 立体機動装置を奪われるまで恐怖に支配されていたミケは、我に返るも獣の巨人の命令でミケを取り囲んだ巨人たちに為す術もなくくわれてしまう。

89 :
九巻・2
 北班にわけられ近辺に故郷のあったサシャは単独で馬を走らせていたが、途中で見ず知らずの村を見つけてしまい、故郷の村への帰還を断念しそちらの村へと馬を走らせる。
 そこは大半の住民が避難した後だったが、足が弱く取り残され殺されかけていた女性とその娘を見つけ、サシャは手にした斧のみで3m級の巨人に立ち向かい、なんとか娘だけ連れ出して逃げる。
 運悪く馬にも逃げられ弓と三本の矢だけが武器となったサシャは、女の子に逃げるよう促して単身弓のみで巨人に立ち向かった。
 間一髪危機を脱し自身も逃れた先に待ち受けていたのは、先ほどの少女を拾ったサシャの村の住民たち……そして父親。立派になったなと声をかけてきた父親に、サシャは小さく笑ってただいまと告げた。
 転じて、エレン達とリヴァイやハンジは、件の神父と共にローゼの壁が突破されていた場合に備えて外周に向けて移動していた。
 その道中でアニを包んだ結晶の素材と城壁の素材が同質のものである事がハンジから明かされる。
 その事により、もしもエレンがこの硬質化能力を使用できるようになれば、夜間に少数で移動し穴を防ぐ……マリアの奪還も容易である事を示唆した。
 また、道中の避難民の表情に今更ながらに罪の意識を感じた神父は、自分はそれを説明できないが、その情報を公開する決定権を持つ貴族の血筋の者がいる事を明かす。その少女の名は、クリスタといった。

90 :
九巻・3
 次々と伝令役が離脱していく中、西班にいたユミルは唐突にクリスタと自身を撤退させてほしいと懇願する。
 当然のように却下され、またクリスタにもなぜそこまで私に固執するのかと問われたユミルは、全て自分の為だと断言して笑った。
 一方、壊滅的な打撃を受けている故郷の村にたどり着いたコニーは、徹底的に破壊され無人と化した村を馬で駆け巡る。
 急いで駆けつけた自宅は、無残にも破壊され巨人が中で仰向けに横たわっていた。コニーは引きさげられ残りの兵士が攻撃に移ろうとしたが、よくみるとその巨人は手足がやせ細っておりとても動ける状態ではない事がわかった。
 その後、村中を捜索したが完全に無人の村に、ライナーがコニーの肩を叩くと、コニーは涙をこらえるように黙す。
 だが、同伴していた兵士たちがいくつか疑問をあげる。村人の死体が見当たらない。もしかしたら脱出したのではないか。
 もっともらしい推測に希望を抱くコニーだったが、同時に兵士の一人は村にある馬がすべて馬小屋に繋ぎ止められたままだったのも確認していた。しかしそれをコニーには告げられず、次の村へ向かうよう指示を出す。
 そうして自分の馬に駆け寄ったコニーだったが、不意に奇行種として放置されていたコニーの家の動けない巨人が、「オアエリ」という言葉をもらした。
 コニーは、ありえない妄想を抱く。あの巨人は、どこか自分の母親に似ている……それをライナー達に訴えようとするが、ライナーは聞こえなかったの一点張りで次の目的地へ急ぐようコニーを促した。

91 :
九巻・4
 避難伝令は夜にまで渡り続き、クリスタ達は最終的にローゼの外壁を端から端まで確認する任務にあてられた。
 暗闇の恐怖に怯えながら進む彼らの前に不意に明かりと共にあらわれたのは、コニーたち別働隊だった。
 お互いにお互いを確認し安堵した両部隊は同時に壁の穴の情報を求め、お互いに目を丸くする。どちらの班も壁にあいた穴を確認できなかったのだ。
 再確認の必要を迫られるが、疲弊状態を鑑みて彼らは近くにあった城塞後での野営を決意する。
 もしも壁が壊れていないなら巨人たちはどこから来たのか。クリスタの疑問と共に、コニーはそれとは別に自宅にいた巨人が動けないのになぜか家を潰していた事、母親に顔立ちが似ていた事を恐る恐る語りだす。
 それに呆れ顔をするライナーにあわせて、ユミルが大声をあげて笑い出した。お前の母ちゃんは巨人だったのかと馬鹿笑いするユミルに、コニーは興をそがれて話題を切った。
 そうして解散した班の中でユミルは一人食料庫を漁っている所をライナーに見つけられ、ニシンと書かれた缶詰を彼に差し出す。しかしライナーはその缶詰に書かれた"見たこともない文字"を、どうやって読んだのかユミルに投げかけ、二人に嫌な沈黙が走った。
 そんな彼らの沈黙を打ち破るように、城に巨人が押し寄せる。夜には絶対活動しないはずの巨人と、それを従える謎の獣の巨人にユミル達は窮地に立たされる。
 その一方で、エレン達もまた夜営をするべくかの城跡、ウトガルド城を目指していた。
九巻終わり

92 :
十巻・1
 大量に押し寄せる奇行種としか言い様がない巨人たちを殲滅するゲルガーやナナバら先輩たちに守られていたコニー達だったが、少人数では巨人を捌ききれずついに城の中に小型の巨人が進入してしまう。
 先陣を切って前に出たライナーだったが、あっさりと目の前に現れた小型巨人に迫られ、走馬灯のようにかつて自分たちを襲った長髪の小型巨人を思い出していた。
 それを咎めるように間一髪でベルトルトがライナーの援護に入り、必ず生き延びて故郷に帰る事を二人は改めて誓い合った。
 遅れて駆けつけてきたコニーたちと合流し、続く巨人もなんとか撃退に成功した彼らだったが、外にいた兵士たちが獣の巨人による投石で次々と倒され、また増援としてやってきた大量の巨人に危機的状況に陥っていく。
 ゲルガーやナナバまでついに巨人に捕まり身を守る術がなくなった中で、クリスタは装備さえあれば一緒に戦えるのにと珍しく憤ったが、それを「他人のせいにした自殺」だと咎めたのはユミルだった。
 かつての雪山の訓練でも似たような事があり、ユミルはクリスタを良い子ちゃんのまま死のうとする死にたがりと評した。偶然貴族の妾の子がクリスタである事を知っていたユミルは、それ以後クリスタを守るかのように今日まで生きてきた。
 朝日が登る中、ユミルは決意したようにクリスタに元の名前を名乗って生きろと告げ、ナイフ片手に城の屋上から飛び降りた。
 そのナイフで飛び降りながら自分を傷つけたユミルは、次の瞬間に小型の巨人へと変身し素早い動きでむらがる巨人を翻弄する。
 ライナー達はそんな彼女の巨人としての姿が、かつて彼らを襲った長髪の巨人である事に気づいていた。

93 :
十巻・2
 巨人化能力をもっていたどころか、あまつさえそれが元からの力であり、その存在をしっていたかのようなユミルにライナー達は困惑する。
 そんな中、ただ一人心の底からユミルを案じるクリスタの前でユミルは小型巨人ゆえの体格差から追い詰められていく。
 しかしクリスタの激励に辛うじて反応したユミルは、なんとクリスタ達がいる城の塔を根本からくずし、その塔を傾けて倒すことで巨人たちを押しつぶした。
 間一髪で危機を脱したかにみえたクリスタたちだったが、瓦礫後から生き残った巨人たちが這い出てきてユミルを襲う。クリスタが見も顧みずそれを助けようとした時、目の前にミカサと調査兵団の部隊が到着し、彼らを救出した。
 クリスタは四肢を失い衰弱しているユミルに近づき、自分のほんとうの名前「ヒストリア」を名乗る。それを耳にしたユミルはやわらかい笑みをうかべて静かに眠るように気を失った。
 クリスタ……もといヒストリアの訴えを聞き入れ重要参考人としてユミルを保護しながら、ハンジは城壁の穴の調査に乗り出す。
 装備がない状態で壁上へと登ってきたライナーやアルミンたちも加わり、ミカサをそれに続こうとするが、ライナーはもう限界だと珍しく弱音を吐き、ベルトルトに励まされる。
 しかし、朝日と共に訪れた別働隊だったハンネスの報告により、何度確認しても城壁には穴があいていない事が知らされる。
 もしもの場合、穴を掘るという想定していた中でもっとも最悪の奇行種の出現まで想定してハンジたちは移動を開始するが、その中でライナーはエレンを呼び止め、自分が鎧の巨人であり、ベルトルトが超大型巨人であるとエレンに告げる。

94 :
十巻・3
 突然のあっけらかんとした告白に、夜間を通して移動してきて疲労困憊のエレンは意識を朦朧とさせつつも、回想する。
 時間は少しさかのぼり、出発前。ハンジが進めていたアニの身辺調査の結果、アニと同郷の人間が2人いることが判明した。
 ライナー・ブラウンと、ベルトルト・フーバー。思わぬ二名の浮上に、エレン達はアニと彼ら2人が特別親しかった印象も見いだせず困惑する。
 スパイの可能性を提示されても、特に訓練兵時代から兄貴分として皆を率いてきたライナーをエレンはスパイだとは思えない。
 アルミンもまた女型の巨人とライナーが戦っていた事を提示しそれに同意しようとしたが、同時にアルミンはある可能性に気付いてしまう。
 女型の巨人のアニと接触し、ライナーが一度アニに捕まった後にアニは突然方向を転換した。その言葉にハンジはライナー達はエレンの本当の位置を知らかったはずだから、エレンの居場所を聴かれなかったかと問いなおす。
 エレンの場所を聞いてきたのはライナー。女型の巨人に最も接近したのもライナー。アニが情報を手にできたとするなら、ライナーと接触した時のみだ。そんな可能性が濃厚となり、最悪の場合2人を幽閉することがハンジ達の間で秘密裏に決まっていた。
 そんな事を思い返しながらも、エレンはライナーにつかれているんだ、早く帰ろうと"指示通り"平静を装い歩き出す。
 しかし、ライナーは違った。この場で長年の決着をつける。そう断言し動こうとした瞬間、ミカサが割って入りライナーとベルトルトを切り裂いた。
 その一撃で仕留めることができなかった2人が、逃げ場を求めるようにしてその姿を変貌させる。鎧の巨人、超大型巨人。かつてシガンシナ、マリアを陥落させ、トロスト区で対峙した宿敵の二大巨人。
 エレンは訓練兵時代の二人との思い出を回想しながら、裏切り者と叫び激昂し、巨人化し、鎧の巨人と超大型巨人の前に立ちふさがった。
十巻終わり

95 :
進撃は既刊ここまで。以降は続刊

96 :
「にゃんこい!」誰かお願いします

97 :
10巻分も進撃の巨人をここまで書いてくださり感謝いたします
続きが気になりますが、まだありませんものね
本当にありがとうございました

98 :
にゃんこいにストーリーなんかあってないようなもんだろう。
猫地蔵の呪いにより猫の言葉がわかる体になった猫アレルギーの主人公が猫の願いを100個叶えながら
片思いの相手や巨乳幼馴染や男前女や電波な双子とイチャイチャする話でそれ以上でも以下でもない。

99 :
二行で終わりとか思わず笑っちまったわ

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