Apple製コンピュータを対象とした最初のサーバ仮想化ソフトウェアとして、米国時間 2008年6月17日よりGA版の提供が開始されていた「Parallels Server for Mac」ですが、 この度米国時間3月11日付にて投稿されたParallels Forumsを通じて、同仮想化ソフトウ ェアのライセンス販売、サポートの終了、及びメンテナンスアップデートを含めた開発の 終了等がアナウンスされています。 Parallels Server for Mac ? End of Purchase or Renewal Ability Notification 上記 の決定は、「Parallels Server for Mac(Type 2 ハイパーバイザ)」「Parallels Server for Mac Mac mini Edition(Type 2)」「Parallels Server for Mac Bare Metal Edition (Type 1 ハイパーバイザ)」の3製品が対象となり、決定に至った理由としては、Appleの サーバソリューションに縮小傾向が窺える事に加えて、各年アップグレードに移行しつつ ある「OS X」に追従する事が、コスト面も含めて困難になった事等が挙げられています。
尚、Mac OS Xベースのサーバ仮想化ソリューションから完全に撤退する訳ではなく、今後 はデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」をコードベースとし た新たなサーバプロダクトラインの提供が可能か、調査を進めているとの現状等も併せて 報告されています。
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※「Parallels Server for Mac」の最終版は、米国時間2011年7月20日付にてリリースさ れた「Parallels Server for Mac 4.0 Build 10311」となります。 その他にも同日付にて、Windows/Linuxベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア 「Parallels Workstation Extreme」「Parallels Workstation for Windows/Linux」のラ イセンス販売、サポートの終了、及びメンテナンスアップデートを含めた開発の終了等も アナウンスされています。「Parallels Workstation for Windows/Linux」は、次版(Ver. 7.0)の提供に向けたテストリリース(プライベートベータ「PWfWL 2012」)が実施されて いましたが、米国時間2012年5月15日付にてリリースされた「Parallels Workstation 7 for Windows and Linux Beta 1 Build 16478.761824」を最後に、GAリリースを迎える事 なく開発が終了となりました。