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【改訂版第二刷】50代の読書/どんな本読んでる?


1 :2012/03/27 〜 最終レス :2013/10/22
改訂版第二刷 です。さあ、続けよう!

2 :
>>1
乙!
本だけが友達です・・・

3 :
警備員日記・手塚正己著。
日芸中退、ライター多いな・・

4 :
孫崎享の本を初めて読んだ。
この人は、ラジオのコメンテーターとしての発言に興味を持ったのがきっかけ。、
「日米同盟の正体」(講談社新書)
現在の日本のマスメディア、論壇?は、基本的に「米ソ冷戦」時代の構図を、
そっくり「米中冷戦」と置き換えているだけで、現実から乖離している、
と言う指摘は正確だと思う。
まだ途中だが、鋭い人だと思う。

5 :
前のスレで荷風が出ていたが、荷風は文学より、評伝が極めておもしろいな

6 :
「運命の人」 山崎豊子
毎日新聞倒産のきっかけになった事件だが
社会党の横路が一般市民を食い物にしてでも
成り上がろうとしてたかがこの小説でよくわかった

7 :
福島みずほもうさんくさい女だな
庶民の味方を標榜しながら貯金は2億五千万
弁護士時代に稼いだ金といっていたが
同じ弁護士の先輩である仙石に言わせると
弁護士としてはたいした力量はなかった
どうやって稼いだんだと言いたい

8 :
その福島と連立を組んだのが小沢。
権力獲得のためなら何でもやる。
風見鶏というのは昔は中曽根、今は小沢・・>何のポリシーも無い政治家だな。
若いころはいいことも言ってたけどな・・早く引退しろ。

9 :
文部省推薦図書 初読者篇(正調版)
1.呉下之阿蒙『男袖篇』
2.アテーナイオス『デイプノソピスタイ』巻13〜
3.岩田準一『本朝男色考』
4.マルキ・ド・サド『悪徳の栄え』と『ソドムの120日』
5.Sergent『ギリシア神話と同性愛』(フランス語)
6.ジャン・コクトー『白書』(図版入り)
7.オスカー・ワイルド『テレニイ』
8.フィンランドのトム『全作品集』
9.井原西鶴『本朝若風俗』(『男色大鑑』)
10.リチャード・バートン卿『千夜一夜夜譚・巻末エッセイ』
11.フォルベルク『西洋古典性愛文献(DE FIGURIS VENERIS)』
12.ハンス・リヒト『古代ギリシア風俗誌』
13.南方熊楠、岩田準一『往復書簡集』
14.アンドレ・ジッド『コリュドーン』
15.ランプリディウス他『ヒストリア・アウグスタ』
16.ペトローニウス『サテュリコーン(サテュリカ)』。さらに『プリアーペイア』

以下、つづく
乞御期待
未だ披見なき文書があらば、方々も余暇に是非とも書見なされよ

10 :
筒井康孝「銀嶺の果て」
増殖し続ける老人の処理に困り果てた政府が
全国の65歳以上の老人を町内会ごとに区分けし
バトルロワイヤルをさせ生き残った各一名のみ生存を認める
という近未来小説
登場人物がすべて老人のためまったく絵にならず
不発に終わった感あり

11 :
>>5さん
去年、小島政二郎の「永井荷風」を読んだら面白く、
彼の評伝の類を色々と読んだ。
芥川龍之介のが有名だけど、久保田万太郎のとかも面白かった。
永井荷風の小説は「墨東綺譚」くらいしか面白いと思わなかったが、
その人生に興味を引かれる作家っていますね。
>>6
旧社会党は、当初は「体制変革」がポリシーだったが、高度成長期以降は、
「福祉国家」路線で社会保障費を拡大させることで支持層を増やした。
これは、自民党との相乗り路線で、自治労の「永久就職化」などと表裏一体。
つまり、60年代から80年代の自民党と社会とは、コインの両面のようなもの。
実際、北や韓国、ソ連から秘密資金を貰っていたのも、両党に多い。
この構造が冷戦後崩壊し、文字通り自社が一体化し、公明が加わったのが今の自民党。
この路線からはじき出され、改革路線をポリシーにしたのが民主党だが、
結局、官僚を核とした既得権益路線の切り崩しで、分裂しかかっている。
>権力獲得のためなら何でもやる。
これが政治の本質だと思う。
つい「タレイラン評伝」を読み返してしまった。

12 :
浅田次郎さんの「降霊会の夜」
次郎さんの新刊。図書館での仕入れ後、予約すると
3ケ月以上待ちになるな。
だから新聞広告等見たら、すかさず図書館購入リクエスト
をすること。今回わからなくてリクエスト遅くて2週間待ちで
あった・・・


13 :
「降霊会の夜」、読み始めましたが面白い。
浅田次郎は、ちょっと手口があざとすぎて敬遠したときもあったが、
なーに、身をまかせればいいんだな。
面白い本を教えてくれた感謝。

14 :
石井光太
遺体(震災、津波の果てに)
新聞各社が日曜の推薦本で、とりあげるだけあるな。
ただ、門田隆将がJAL墜落のノンフィクション作品で遺族から
訴訟起こされていたが、本作品も大丈夫かな?その辺りは・・
デリケートな部分があると思うが?

15 :
「西郷の貌」  加治将一   結構おもろいがな!

16 :
去年12月から今年3月ころに読んだ本(*は再読)
 知的文章とプレゼンテーション 黒木登志夫 / 中学高校数学のほんとうの使い道 京極一樹
  (以上2冊 コンプレックスのなせる業 つい発作的に)
 十二支考(上下)* 南方熊楠 / 龍の棲む日本* 黒田日出男
  (以上3冊 年賀状の参考に)
 聖フランシスコ・デ・ザビエル書簡抄(上下) / ヨーロッパ文化と日本文化 ルイス・フロイス
  (以上3冊 宣教師が接するくらいの近世の日本人は本を読めたらしい)
 ロドリゲス 日本語小文典(上下)(日本語をラテン語文法で解析 宣教師の苦闘と限界)
 ギフト/ヴォイス/パワー(上下) ル=グイン(久しぶりにグインを読んだ)
 星のカンタータ* 三木卓 (「震える舌」がDVDで出ると聞いて)
 日中国交正常化 服部龍二 (周の深慮 田中大平を走らせる)
 日韓理解への道* 司馬遼太郎他 (まあウダ話 本題以外でなるほどと思う)
 アドルフ・ヒトラー 村瀬興雄 
  (似ているのは地方での成功と弁舌か 政策は全然違う 大きな違いは武力保持の有無だな)
 自由からの逃走* Eフロム (没落しつつあった下層中産階級の集団的心理特性からナチズムを分析)
 メルトダウン 大鹿靖明(日本のトップが壊れていく恐怖 壊れていたのが分かる恐怖かも)
 容疑者Xの献身 東野圭吾(よくできたパズルを 現代人の情緒で包んだ エドガー賞候補と聞いて)
 説教節 山椒大夫・小栗判官他(小栗判官を原文で読むと 音読する必要があるかな)


17 :
南方熊楠さんは ほんとに博学ですね。  近代の巨人  エコロジーのパイオニア

18 :
紹介制の投資懇談会に友人と出席。有名な投資家とやらの、
金富子さんのコーナーがあってかなり切れ者の投資家。
凄みありすぎ。
富子さんが更新してる、
億様株のレシピを見だしてから、
まだ5ヶ月目だけど、余力が1800万から5500万になりましたYO!
ラッキー富子さん!

19 :
清岡卓行著「断片と線」
一高時代の思い出話とかを書いた本だが、清岡卓行といい中野孝次といい、
戦時中に学生時代(旧制高校)を送った者の自伝的小説を読むと、
何故か面白い。
僕自身、戦争体験があるわけがないのだが。

20 :
>戦時中に学生時代(旧制高校)を送った者の自伝的小説を読むと、 何故か面白い
 逆だよ!気が滅入るよ。

21 :
高橋治「名もなき道を」は
旧制高校の教師と落ちこぼれの生徒を描いた名作だと思うよ
山百合の中で最期を迎える老教師の描写が切ない
自伝ではないけど…

22 :
>>20
なぜ、気が滅入る。

23 :
面倒臭いから此処1本で行こうよ!馬鹿がもう一つ別なの建やがって。

24 :
せやな

25 :
>>20
北杜夫の「どくとるマンボウ青春期」は結構面白かったぞ

26 :
>>23
そんな小さいこといいたもうな
ええやないかむこうが「第一文芸部」ならこちらは「第3文明」ということで

27 :

閉塞した最近のムードを翻訳洋物で気分転換。
ケン.フォレットの「針の眼」
トム.ロブ.スミスの「チャイルド44」

28 :
ケン・フォレットならば、中世歴史物の「大聖堂」もおすすめ。
痛快な、大陸横断マラソンの群像劇。「遥かなるセントラルパーク」T・マクナブも後味よし。

29 :
細菌 また南方熊楠さんのご本でたな。

30 :
今公開中の映画「ジョン・カーター」の影響で、火星シリーズ再読中。
中学から高校時代、SFに耽溺していた頃、E・R・バロウズは、「神」だった。
滅びつつある火星の乾いた平原で、緑色人や赤色人と、伝説の洞窟などを彷徨ったww
デジャー・ソリスに、膏血を絞られた青少年は多いのでは??
創元文庫から合本がでていて便利。
とは言っても厚くて寝転がって読むのにつらい。
>>16さん
各分野に渡る好奇心の広さに、感心しました。
「知的」の方法論、ノウハウとしては
『知的生産の技術』梅棹忠夫
『知のソフトウェア』立花隆
が印象に残っている。
特に梅棹さんの本は、50代?の諸兄にとっては影響が大きいのでは?
今回、改めて岩波新書の黄ばんだページをめくってみたら、
パソコン搭乗前だが、かなタイプとか、カードのデータベースとか、
ほとんど原理的なことは網羅していると思う。

>>19さん
清岡卓行は「アカシアの大連」が忘れられない。
大連というのは、上海と同様に、エキゾチックなイメージがつきまとう。
旧制高校だと、>>25さんの北杜夫の『どくとるマンボウ青春記』を何度も読んだ。
北さんのは、中野孝次なんかと比べて、上手な距離感があり、
この辺が文学者としての素
質の違いかな。


31 :
>>6
「運命の人」 山崎豊子は1巻〜4巻全館読んだが
第4巻の沖縄編はまったく内容ないなと思ったら
西山記者は沖縄移住したことはなくすべて作者の創作
で思った
山崎豊子は事実に基づいた出来事から創造膨らませて書くのは得意だが
無から有を生み出すような小説だと
まったくの駄作になってしまうということが

32 :
梅棹の「知的生産の技術」川喜田二郎の「発想法」以来この手の本を乱読し
一応カードを作ったり読書ノートを取ったりしていた。まあ、まねごとなんだけどね。
外山滋比古「思考の整理学」・野口悠紀雄「『超』整理法」まで来て、
「あれ!これって昔やってたな。」とやっと気付いた。
その名残でつい、目新しいのを買ってしまう。
今でもやっているのは、
 A4のなんでもノート
 角2の封筒ファイル
 ポケットダイアリーにポストイット貼りまくり
(アナログだね)
 テキストファイルの自分用データベース
 *自炊したpdfやダウンロードしたmpgは適当にファイルに放り込んである
京大式カードは挫折したね。

33 :
「知的」がつくとやはり日本の元祖は
知的生活の方法/渡部 昇一 講談社現代新書
だったのだろうな

34 :
知的生産の技術 梅棹忠夫 岩波新書 1969
知的生活の方法 渡辺昇一 講談社現代新書 1976
「生活」が話題になった頃、「生産」の方が先じゃねって書評を読んで買ったような気がする。
渡辺の「知的生活」は、林望あたりに流れ込んでいると見た。

35 :
>>30
19です。
「アカシアの大連」は私も読みました。
清岡卓行の作品は中野孝次のものと違い、学業途中で徴兵される無念さや、
戦争によって長くは生きられないだろうという思いが、描かれていない。
彼自身徴兵されていないようなので、戦争に対する思いがさほど強くないのかもしれないが。
中野孝次の小説では、浪人中のこと、彼が味わった敗北感や屈辱感に共感する部分があった。

36 :
>>33
知的生活の方法/渡部 昇一 講談社現代新書
感動して20代の頃何度も読み直した
ただそれだけだったがwww

37 :
旧制高校の青春記っていうなら、「北の海」井上靖がある。
作者の自伝的作品らしい。
受験浪人した青年が、高専柔道に出会って、四高に行こうと決めるまでの話。
柔道部員の奇人ぶりが楽しい。

38 :
自伝を小説にできるくらい優秀な生活をおくってみたかったな〜

39 :
運命の人の西山記者の当時の上司が三宅久一だったのを
このあいだでしらなんだww
>>38
いや、その人生を山崎豊子、落合信彦ばりに脚色して膨らませられるのが
小説家かと

40 :
膨らますにも度があるだろうw

41 :

『西洋古典学事典』
あまりに面白いので、常に座右に置いて毎日いろんな頁を拾い読みしては
楽しんでいるぞよ。
古代ギリシア・ローマなど地中海世界は極めて興味深いのう!






42 :
三宅久之かもね。

「新潮45」

43 :
江戸検定の教科書とやらを読んでいる。受けやしないが、大名の参勤交代が
面白い。偶数月と奇数月に分かれていて、参勤交代する半年前から幕府へ
お伺いや、下準備などするらしい・・・ もうちょっと、憧れの新吉原
について書いて欲しかったね。 三浦屋の歴代太夫の名前とか、
コンドームの代わりに魚の浮き袋をチンチンに装着させて、性交させたとか・・・

44 :
三宅久之は井筒和幸とのバトルが面白かったな
三宅に言い負かされた井筒が情けなかったのは
そのあといろんなところで三宅の悪口を言ってたこと
「今度あったら2〜3発パッチギくらわしてやる」
もうできそこないの中学生レベル

45 :
井筒は、マツコよりレベル低いと思うな。映画監督の癖してw

46 :
まあな
井筒「俺は愛国心などない」と言ったら
三宅に「そんなヤツ日本に住む資格などないんだ」
と一喝され沈黙
三宅のいないところでは「もし偶然街で出会ったらぶん殴ってやる」
レベルだからな

47 :
井筒って在日なんじゃない?

48 :
はい、そうです
最近水上勉に嵌っているんだけど「素寒貧」とか「頓珍漢」とか
「突険貪」とか読むのに前後の文脈で判断してるんだけど…
なんだか面倒くさい
これって自分が教養不足過ぎるのかなぁ

49 :

胃銃って最悪よ!

50 :
夏目漱石もサンマを「三馬」という当て字使うときあったな

51 :
>>48,50
俺はそこが面白い

52 :
せやな

53 :
この間対戦型のPCゲームしてたら
相手の若い娘に「Rこのハゲ野郎」とののしられた
日本語の乱れを感じる

54 :
マスゴミの日本語もおかしいの随分あるがな。

55 :
弱冠は二十歳の別称 弱冠二十歳と言うように
弱冠18歳、弱冠19歳でというようにみな間違って使ってたら
まそれでもいいかというようになってしまったな
これなどマスゴミの校正担当の力量不足

56 :
享年80歳  これなどもマスゴミの校正担当の力量不足   享年八十

57 :
早急  さっきゅう を そうきゅう   これなどもマスゴミの校正担当の力量不足

58 :
春秋左氏伝


59 :
「人間の事実」  柳田邦男

60 :
せやな

61 :
「人を動かす」 Dカーネギー

62 :
>>61
懐かしいね
何回も読んだけど結局自分を変えられなかったwww

63 :
桜井幸子の「高校教師」には結構替えられたねw

64 :
>>55,>>56,>>57
頻繁「ひんぱん」→「はんざつ」
踏襲「とうしゅう」→「ふしゅう」
前場「ぜんば」→「まえば」
未曾有「みぞう」→「みぞうゆう」
有無「うむ」→「ゆうむ」
こんなバカ(麻生)を首相に戴いた日本で、なにを細かいことをw


65 :
>>64
みぞうゆう、はいいんだって
麻生さんは管のように読み仮名つけて貰って無いし
サインも綺麗だよ
麻生さんを馬鹿にしないでね

66 :
>>65
麻生信者ネトウヨさん詭弁乙

67 :
アホウさん、ネトウヨとアニヲタには人気あるんだよな。
ご本人はカップ麺買ったこともない超セレブで、
本来ウヨとかヲタには縁もゆかりもない人なんだけどねw

68 :
麻生の漢字読み間違えなどカワイイもの
鳩山の毎月1500万のお小遣いでは
「私は生まれたときからの金持ちで1500万はそんな大金とは思いませんでした」
という国会答弁にはぶったまげ
管直人の「俺は原子力には詳しいんだ 口挟むな!!」
    「で、臨海ってなんだ??」
    のほうが怖いは 

69 :
> 「で、臨海ってなんだ??」
ひょっとして、淋掻のか違いかい?www

70 :
西山太吉事件なら澤地久枝の「密約 外務省機密漏洩事件」が判り易い。沖縄
返還から現在の原発停止にいたるまで日本という国家の隠蔽体質はまったく変わって
いないことがわかる。 池田信夫氏のいう処の法治国家ではなく徳治国家なのだ。

71 :
ヤッタ、ヤラセタで外交文書が飛び交うのって、ほんま扱っている連中の
程度がしれますねw

72 :
>>67
ところで君はカップラーメン食べたことないヤツと
毎月1500万のお小遣いを特に不思議とも思わなかったヤツと
どっちが超セレブだと思う?













73 :
どいつもこいつも 右も左も あほうばかり。 真っ暗闇じゃぁーござんせんか!

74 :
>>67
ネトウヨ・アニヲタ・ニートしか支持者のいないアホウさん哀れw

75 :
ニコニコ学会βを研究してみた 江渡浩一郎 編
 (共通の話題になった本を)「手持ちのでよければ今差し上げましょうか、ページの角を折ってますけど」
「えっ、そっちの方が良くない?…定価より、大事なページの角を折った方がコスト高いじゃん。」
シンポジストを後日インタビューしている記事にこんな箇所があった。
 古本屋で買って来た本に線が引かれてたらムカムカするし、昔の自分が本に書かいたメモは恥ずかしくてたまらない。
ページを折ったり、線を引いた人が尊敬できる人なら、もう一度編集されて著者が一人増えた感じになるのかな。
はじめての発想だった。ヨイショとしてもすごいw。

76 :
発想の転換だね
X 英雄、色を好む
○ 色、英雄を好む
X 女子高生売春
○ 売春婦が昼間は学校へ通い勉強をしている
普通は皆エライと褒めるはずだ 

77 :
>>74
ネトサヨと呼ばれるのが名誉なんかい?w

78 :
ネトサヨ(>>77さん)で思い出したが、先日スカパー!の西部邁と佐高信の対談番組を見た。
テーマは丸山真男。
懐かしくなり、高校時代に教科書の副読本だった「日本の思想」を読み返した。
当時の日教組ばりばりの先生が感動しながら教えていた様子を思い出す。
印象としては、思ったほど古びていないし、バカサヨク本でもなかった。
日本的思想、時代の分析としては、かなりまともな方だと思う。
一番強い感想は、この人は日本が嫌いだったんだろうな、ということ。
ちょっと逆説のようだが、今のネトウヨと意外と似ているような気がする。
ネトウヨの基本は排外主義だが、実は日本を愛していない。
「敵」(特アとか)が嫌いなだけで、それは自分自身を嫌っているからだろう。
サヨクは欧米が好きで、インテリだから半分欧米人だと思い込み、日本を嫌う。
こっちも自分自身(が含む日本)を嫌っている
サヨクもウヨクも日本嫌いが意外に多いが、一方で愛国心のある主義者もいる。
サヨクだと中野重治、ウヨクだと保田與重郎。
個人的に思うことは、自分が生まれ育った風土や歴史(まあ国体)に自信が持てず、
自国を嫌う連中の書き物には、どこかウソがある。
冷戦時代のサヨクはソ連・中好き、以後のウヨクはアメリカマンセー。
どっちも日本人としての根性がないw
したがって、サヨク全盛時代ならその時親米を語った人(例えば江藤淳)、
現代の気分的ウヨクの時代では、反米を語る人(佐藤優とかw)は、
時代を超えると思う。


79 :
>>67
カップラーメン食べたことないから超セレブって
あんた、ちょっとね〜〜

80 :
>>75
その本を読んでいないから何とも言えないけれど
タダで貰う本>定価で買う本
の意味じゃないの?
自分は図書館の本に折り癖があったら、ひたすら直す
鉛筆の書き込みは消す
疑われるの嫌だよね〜

81 :
>>79
違うよ。
国会でカップ麺1個の値段を聞かれて、
『500円くらい?』って、言ったんだよ、アホウさんはw

82 :
図書館員なのですが、そんなことでひとつひとつ疑っていたら仕事になりません。単純に確認しただけで、利用者にキレられてしまいます。

83 :
>>80
 ちょっと分かりにくい要約で御免なさいね。
「人の努力が無料で利用できる」「知性の高い人が、何時間もかけて(読んで)折ったんだろうから」
って言葉が入っていたんで、重要なポイントをあらかじめ示してくれているのをポジティブにとらえていたと思う。
 古本屋や図書館の本の書き込みは、自分の考えるポイントとズレていることが多いのでかえって邪魔になる。
視覚的にも汚い、注意がそらされる、本の世界に集中できないなどデメリットの方が絶対的に多い。
ただ、自分が認める人、リスペクトしている人が、線を引き書き込みをした本なら読んでみたい。
二次制作っていうか、頭の中を覗き込む感じかね。

84 :
>>76
たしかに 言えてる。
いまはむかし  さる映画会社の社長の大蔵某は のたまったね。
「女優を妾にしたんではなく 妾を女優にしたんだと。」   誰だっけ? 高倉み○き?   

85 :
しかしどうなんだろうね
管直人は総理大臣時代は機密費でここぞとばかり毎日のように
嫁さんとホテル、レストラン、割烹、寿司屋と飲み食べ歩きしていた
津波が起きた年にもかかわらず
いまは機密費使えなくなったので大人しくしているようだが
もう金持ちは悪いヤツ、貧乏人は常に正しいという
すねかじりの学生運動家みたいな発想は改めるべきではないのかな?
これは特に>>66>>67にたいしてだが

86 :
学生運動家の発想=金持ちは悪いヤツ、貧乏人は常に正しい
こういう短絡的発想は改めるべきではないのかな?


87 :
上記は特に>>85にたいしてだが

88 :
みなさん すれ地でわ?

89 :
>>68
あと有名なのは菅の首相時代で、「疾病」を「しつびょう」と読んだ件。
これなどは国会の政策論議の場で起きた事件だ。
無策どころか関心さえ無いようだ。

90 :
「死国」 坂東眞砂子
久しぶりに読み返したが最近の若い作家より内容はあるな
個人的にこの作家は飼っている猫が子供生むと
近くの海に捨ててしまうと手記に書いているのを読んでから嫌いだが
俺は子供はゴキブリの子でも殺せないというのに

91 :
坂東眞砂子って、あの超不細工なババア?

92 :
眞砂子とは寝たことないからそこまでわからん

93 :
>>91
もしかして大屋政子と間違えてるとか?

94 :
>>89
あれは、国連総会での演説だったと思う。
そういえば、菅も本を出してるな。
「大臣」というタイトルだった。
どうせ、秘書が書いてるのか。

95 :
>>93
猫殺しの坂東真砂子ならブスです
性格も最悪
大屋政子は不細工だけど愛嬌があった篤志家のおばちゃんだよ

96 :
せやな

97 :
>>83
おれは、古本の書き込みや、図書館本の線引きは、気にならない。
むしろ、興味を持ったり、参考になることがある。
線を引く箇所に一貫性があったり、面白いツッコミの場合もあり、
楽しんで眺める方だ。
もちろん、自分自身の引き方はコメントとは違う場合が多いが、
同じ本を読んで感銘ポイントが違う、と言うこと自体が参考になる。

自分の本の読み方は、梅棹忠夫の「知的生産の技術」の影響が大きい。
線の引き方も、同書に習ったやり方を何十年も行っている。

98 :
本に「線引き」はしないな〜
教科書ならしたけど…
印象に残った所はノートに書くとかコピーするとか
だって自分の思考回路が痕跡になるのってとてもとても恥ずかしい
一生他人が本棚を見ないでくれるのなら、いいけど。

99 :
>>97
梅棹や川喜田の書き込んだ本なら読んでみたい。斎藤孝はいらないなw。
>>98
確かに、昔の自分が書き込んだ線やメモは、メチャクチャ恥ずかしい。
でも、じっと我慢すると、「よしよし」と自分と話してる感じになる。
人の本棚を見るのは好きなんだが。自分の本棚を人に見せるのは、頭の中が店晒しみたいな感じかね。
「本棚が見たい!」川本武 ダイヤモンド社1996
「センセイの書斎」内澤旬子 河出文庫2011

100 :
昔は古本(稀本)もむしろ好んで買ってた時期もあったが、最近は潔癖症になって
キレイな本じゃないと気が散って読めない。
新品同様の本でも個人の古書店のを尼で買うと、臭いが気になる。
店の独特の臭い、建物の臭いかタバコの臭いかわからんが、現物見ないで古書店から買うのは控える。
あと新書や文庫でいいのがあれば買うが、デカすぎる本は電子書籍になるのを待つ感じ。
だが電子書籍も複雑でよくわからん。

101 :
直木賞作家で経済評論でも知られた邱永漢(きゅう・えいかん、本名丘永漢)さんが16日午後7時42分、心不全のため死去した。88歳。台湾生まれ。

 葬儀・告別式は近親者のみで行い、後日「お別れの会」を開く。喪主は妻亜蘭(あらん)さん。

 日本統治下の台湾・台南で生まれ、旧制台北高校から東大に進学。卒業後、台湾に戻ったが、戦後の台湾独立運動に関係したとして国民党政府の弾圧を受けて香港に逃れた後、再び日本へ。1956年、小説「香港」で直木賞を受賞した。


102 :
>>98
「○○の書き込んだ本」で思い出したが、軽井沢によく行く古本屋がある(った)。
そこで人文書や歴史、ミステリなどを時々まとめ買いするのだが、
著名人の本がよく混じっている。
プライバシーなどあるので、差し支えない範囲で言えば
○虫明亜呂無
○中村真一郎
○佐藤忠男
などの書き込みの本を見つけたことがある(蔵書印・寄贈の署名などで判明・推測)
他、学者が死ぬと家族が蔵書を出すことがあり、店主に頼んで店に出す前に買ったことがある。
どの書き込みや線引きも、なるほどと思う内容や箇所で、さすがだと思った。
本棚と冷蔵庫を見ると、その人(家)の内容がだいたい見当が付きますね。
>>99
古本の黴びたような臭いは苦にならないが、タバコだけはだめ。
ブックオフ系の新古書店の本は、なぜかタバコの臭いのするものが多い気がする。
店自体が、入るとタバコ臭がしていやだ。

103 :
みんな、詠み人だけあって、書き込みも長くて多いな

104 :
>>102
レスさんくす
ブクオフで作家のサイン本を105円で買った時は作家に同情した
何冊か持ってるよ
煙草臭のキツイ本で最強だったのが「心にナイフを忍ばせて」ですね〜
これもブクオフで105円、1年経っても臭かった

105 :
「理系の子 高校生科学オリンピックの青春」 ジュディ・ダットン 文芸春秋
 古くは「ロケットボーイ」の頃から、アメリカでは毎年、高校生の学生科学フェアが行われて来た。
「高知能版アメリカン・アイドル」と作中で評されるように、超人的に優秀な子どもたちが登場する。
「核融合炉」を作った少年、しかも14歳。従姉妹のために自閉症児のための教育プログラムを作った少女。
シリコンに代わる(かもしれない)新素材の大量生産法の特許を取り、起業に成功した18歳。
 ただ、著者の関心は学生たちが出て来た背景や人間ドラマにあり、発明発見の科学的な解説は無きに等しいので、
「理系」に惹かれて読んだ人には、東映版「はやぶさ」映画を見てしまった後のような隔靴掻痒感wがある。

106 :
映画の「ジョン・カーター」見て、E・R・バロウズを読み直しているが、
新刊本屋で創元社の「火星シリーズ」をみたら、武部本一郎の挿絵がない!?
どういうことなんだろう?

>>104
この本は読んだことありませんが、ネットの紹介見て「永遠の仔」思い出したw
ブックオフは中味のチェックを十分にしないようで、
短冊やレシートなどが挟まったままのものがけっこうある。
「1975年1月3日 神田東京堂」なんてレシートを見ると、
どんな人が買ったのかつい想像してしまう。
 
>>103
内容のない長文でもうしわけない<m(__)m>

107 :
>>106
「永遠の仔」は天童荒太ですよね?
この人の作品は問題定義はできるけど、私的には「それがどうしたpp」て感じなんですよ
甘いというか深く考えないで済むストーリーばかり
暇つぶし本です…捻くれてるかな〜
「心にナイフを忍ばせて」は事件の重さ、未成年の犯罪によって引き起こされた
被害者側と加害者側の傷が片方はジクジクと血がいつまでも止まらないのに
片方は瘡蓋を剥がされた怒りに切れる
こういう痛みが迫ってくるレポでした
利用する図書館ではレシートを出してくれるので、借りた本に忘れられたものが
自分の読書傾向と似てるとニンマリしますね
一度未使用のタクシーチケットが挟まってたこともある

108 :
>>106
創元SF文庫の「火星シリーズ」は、3冊を1巻にまとめてあるシリーズは武部画伯の挿画だよ。

109 :
>>107
昔の公立や学校の図書館だと、裏表紙裏(表3)にカードが入ったポケットがあり、
そこに貸し出しの日付とか、場合によっては名前まで書いてあった。
ちょっと変わった分野の本を借りていると、よくで会う名前があり、
それが女性名だと、何とか実物を見たい、とか思ったもの。
谷崎精二訳の「エドガア・アラン・ポオ全集」とか、
「澁澤龍彦選集」とかで何度も出会った「**和代」さんって今でも気になる。
>>108
初版で全部持っているんですが、こっちの合本も買ってしまった。
昔の火星シリーズは、ビニール製のカバーがあり、
青の間に10ページくらいの小冊子が付いていることがあったな。

110 :
小学校の頃
又貸ししてはいけません
というのを
又借り手はいけません
と勘違いして続きを読むのをあきらめたことが何度もあった
同じ本を独占するなということだと勝手に解釈していたwww

111 :
>>109
「トーマの心臓」みたいだね〜

112 :
>>109
それなんていう「耳をすませば」

113 :
日本史もの知り事典

114 :
>>110
自分の小中の図書館は、2冊まで1週間という決まり。
好きな新刊が入ると、どれを最初に借りるか迷ったもの。
人気図書は最初の数日を逃すと、1週間待たなくてはならなかった。
>>111
「トーマの心臓」にそんなシーン、あったっけ? 
好きだったけど、忘れたw
「ポーの一族」とか懐かしいな。
当時は男が少女漫画を読むのが一般的じゃなくて、
隠れて読んだもの。

115 :
>>114
トーマを崇拝していた盗癖のある子が
トーマの図書カードを持っていて、それがずっとユーリの後を追っているの

116 :
「ケースDー見えない洪水ー」 糸川英夫+未来捜査局 角川文庫 1981
近年「はやぶさ」関連で一部で有名な糸川英夫が、1979年現在で予測した1999年を描いたシミュレーション小説。
結果を評価したい意地悪な衝動に駆られて、古本屋で購入。
 世紀末を迎え、環境破壊・エネルギー危機w・食料危機等々、世界は危機的な状況であった。
弱体化しつつあった米ソwは冷戦体制から脱却しw、力をもったオイルメジャーと穀物メジャーの結合体は、
唯一の権威ある情報元wとなった国連を背後から操り、危機を隠蔽すべく情報操作を行っていた。
一方日本は、秘密裏に途上国のエースとしての中国wと核融合炉wを開発しエネルギー危機の解決を図ろうとしていた。
 主人公たちに秘密を暴かれた、国連メジャー複合体は窮地に陥りw、世界を情報に対する疑心暗鬼が包み込む。
米ソ協調で世界から孤立したパレスチナゲリラは、ノストラダムスの予言wに基づいて世界秩序の崩壊をはかるべく、
情報テロ(放送施設と新聞社への襲撃w)を敢行。テレビが映らなくなって、世界はあっけなく崩壊するw。こころよりwarota.
 原板が出版された70年代後半時点で、公害問題・オイルショック・アラブゲリラ・ウォーターゲート事件・ソ連食料危機等の記憶が鮮明すぎて、
政治的には、直後に起きたアフガン侵攻からのソ連崩壊へのながれ、イスラム原理主義の台頭を予見するのは困難だったか。
ノストラダムスとテロリズムの言及がオウム真理教に微かな反響を聞く程度。
 手段はともかく、情報テロって発想は正しい。インターネットの形成の元になった発想と同根。
 ただ、1999年時点でのテクノロジー発展の予測は壊滅的で、特にインターネット(2ch開始)、携帯電話(iモード開始)など影も無い。
70年代の限界かな、AppleIIはあったんだけど。情報の重要性がテーマの柱なんだが、wikileakなんて発想は無いわな。
線形代数的に既存情報を外挿するだけでは、テクノロジーが社会に与える変化に関する未来予測なんてできんのだろうね。
長文すまん。hehe.

117 :
へー糸川博士がそんなの書いてたんだ。
ネットや携帯ていうのは予言や予想というより先に「こういうのが欲しい!」
が世界中の共通願望があって実現にこぎつけたと思ってた。
ウルトラマンの腕時計型通信機みたいに「絶対これ作る!」と執念持った少年達が
大人になって作ってしまった、みたいな。
うちの倉庫には大阪万博の頃に買った朝日新聞社刊の「2001年の日本」
という本がまだあるけど一回見てみよう。
覚えてるのは、楽観的な発展し続ける日本が描かれてあった。
新聞は配達がなくなり家庭にある機械から出てくる、
副都心や経済中心として瀬戸内海が日本の中心になるw。

118 :
スパージェッターや0011ナポレオンソロみたいだな

119 :
>「ケースDー見えない洪水ー」 糸川英夫+未来捜査局 角川文庫 1981
広岡瞬と岡田奈々主演のドラマがテレビ朝日で放映されたのを見た覚えがある。
>ウルトラマンの腕時計型通信機みたいに「絶対これ作る!」と執念持った少年達が
>大人になって作ってしまった、みたいな。
大阪万博の電電公社のブースでコードレスホンを展示してたのを見た覚えがある。
『宇宙大作戦』に出てくるコミュニケーターは折り畳み式携帯そっくりだった。

120 :
和漢三才図会1

121 :
>>116
手際のよいご紹介の中で興味を持ったのは、
(1) 米ソの冷戦体制からの脱却
(2)メジャーがマスメディアを支配して情報操作
(3)パレスチナゲリラのテロ
(1)はまさにそのとおりに推移しているし、
(2)は、多国籍企業、資本によるメディアの支配。
(3)は、イスラム原理主義を照らし合わせれば、恐るべき予言力だと思う。
日本については中国と手を組んで途上国のリーダーなるちおう点は、
実に慧眼だし、今では見られない新鮮な提案だと思う
同じ敗戦国のドイツが、EUで独立を回復したのに対し、
日本は未だに自主性の乏しい状態で、この打開策に「日中連合」を使うのはアイデアだ。
細かい技術的な予測は外れて当然だと思うが、
国際情勢的には、恐るべき「予言力」だと思う。
面白そうな本だな、探して読んでみよ。

122 :
>>121
メディアの次はなにが世界を支配するとおもうか? おそらく、visa やmastarカード
のような、キャッシュレスキャッシュかもね。 だって、そうすれば、どんな国家でも
1円玉や1セント銅貨みたいな採算割れの硬貨をつくる必要がない・・
まあ、どうなるかわからんが。どうせ、おいらの生きているうちにはなんの関係も
ないことですね

123 :
だらだら長文にレスありがとう。
>>117
インターネットは、ソ連の核攻撃を受けて中継局が破壊されても大丈夫な情報網を作ろうってところが、発想のもと。
でもそれが、自由を愛する学者や学生たちの手で、なんでもありのびっくり箱になっちゃったのがすごい。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3036363
携帯電話は、小型化が人の生活を変えるところまで行くのがすごい。こればっかりは使ってみなけりゃ分からなかった。
ネットにつながると、もう電話なんかじゃない。
>>119
俺も確かにそのドラマを見た。小松左京の「継ぐのは誰か」の劣化版みたいな印象だった。
>>121
そうね。でも、ソ連が無くなるような形で終わるとは、アメリカが一人でジャイアンをし続けるような終焉の迎え方をするとは思わなかった。
911のせいで勘違いしがちだけど、パレスチナゲリラのテロはその当時が最も華やかだったからね。出てくるのは当たり前。
「ケースD」でのホメイニ師の扱い(再び亡命)を見てたら、原理主義の力への理解はそうなかったんじゃないかと思う。
「途上国のエース」は本当のところ戦前の日本なんだけどね。70年代の中国は、実態はともかく、まだそういうイメージを作ろうとしていた。
今の中国は、まあ「会社の労務担当重役になっちゃった、かつての労働組合の闘士」みたいなもんだからねえ。周りの国から見たら。


124 :
「未来の予言」だと、ロバート・A・ハインラインのシリーズが印象的。
有名な「夏への扉」でも、自動製図器(CADみたいなものか?)とか
掃除ロボットみたいのが出てくる。
生活や仕事のある面を機械化、効率化したいという願望があれば、
何らかの形で実現するのではないか。
使う技術やスタイル、素材などは予想と違っても、機能や目的は実現すると思う。
>>122
アメリカだと事実上チェック(小切手)とクレジットカードだからね。
ただし、これにはコンピュータ、通信網、さらに電気といったインフラが必要。
また、国民の大半が銀行に口座を持っていると行った前提がある。
今世界中でそうした条件を持っている国は多くない。
今後も国際社会の格差は続くだろうから、キャッシュレスは一部の腐朽だろうな。
>>123
いえいえ、面白かったです。
アルパネットのことですかね?
もともと核戦争下の確実は通信を目ざしたのが、冷戦後に別の方向に拡大しましたね。
イスラムの趨勢は今後の世界を確実に左右すると思う。
中近東で「民主的な選挙」をすると、ほぼ「ハン民主的な原理主義」が勝利する。
一種の矛盾、アポリアだけど、欧米が「民主化」期待して政治介入(情報操作)すると、
現場の国民は、操作とは逆の意志を持つようになる。
この辺は、日本の占領政策とは、全く逆の結果で、むしろ日本が特殊例か。
中国の「重役昇進」はぴったりの比喩で笑えた。そのとおり。
日本も「お客さまの味方」のふりをして、中国と一緒に「昇進」の道を辿ればよかった。
その辺が親会社にまかせっきりの甘さが、裏目に出ている。
メディアの社会的影響だと、マクルーハンの
「機械の花嫁」、「グーテンベルクの宇宙」が懐かしい。


125 :
芸術新潮

126 :
>>122
アメリカでは、クレジットカード持っていないと、まともなホテルには泊まれない
しな

127 :
老眼がきつくなるから、読書専用の眼鏡を一つもっておけばいい。遠近は疲れるからな(苦笑)

128 :
>>125
これと「現代美術」は、古本屋でバックナンバーをかう。
ヘンリー・ダガーの特集とか面白かった。
>>126
本当ですね。
もしカードを出すのが嫌なら、
デポジット渡しておけばたいていの所は大丈夫だと思う。
高級ホテルだとやや怪しまれるが、中以下ならデポでOK。
余談で申し訳ないが、先払いで言えば、アメリカのガソリンスタンドもそう。
ほとんどが日本でいうセルフだが、最初に20ドルとかレジに渡しておく。
入れ終わったら、メーター見てお釣りを返してくれる。
カウンター式のカフェや飲み屋も先払い(同時払い?)
グラスを渡されるのと同時に支払う。
こっちは、日本みたいに酔ってろくにレシート見ないで払うよりも
案外いい方法かもしれない。

129 :
>>55
@男子の二〇歳の称。
《参考》古代中国で、男子は二〇歳で元服し、冠をかぶったことから言う。
A〔転じて〕年の若いこと。年少。また、その人。〔ふつう、男の場合に使う〕「弱冠一七歳の投手」《類義語》弱年。

130 :
「わたしの渡世日記」(上下)高峰秀子 新潮文庫
元活弁士の義母の期待を担って、人気子役になった高峰は、親族一同を背負って稼ぎ続ける。
親子関係に悩み、近しい人に裏切られながら、驚くほどの有名人との交流を通じて、次第に人気女優としての地位を確立していく。
映画監督の松山善三と結婚後、漸く安定した生活を得、女優の仕事をセーブするようになる。
昭和50年、高峰秀子によって(ゴーストライター無しで)書かれた自伝。
戦前の子役なんて酷いもので、彼女は小学校女学校あわせて半年くらいしか通っていない。
小学校の教師が地方ロケに差し入れてくれた子供雑誌で字を覚え、下宿していた大学生から本屋で本を買うことを知った。
夫は、二桁のかけ算に苦労し辞書というものを知らなかった妻に、国語辞典をプレゼントした。
それまでは、分からない字があると、新聞や雑誌でおなじ字を探し出しては、文脈で読み方や意味を類推していたらしい。
リアルタイムでは彼女の黄金時代を知らず、ビデオなどでその演技の一端に触れていたにすぎないが、文筆家としての高峰をはじめて知った。

131 :
高峰秀子さんって驚くほど文章うまいですよね。
努力家なんだろうな。
役者、文筆家、両方とも大好きです。
役者兼文筆家として池部良さんがいるけど、彼の「そよ風ときにはつむじ風」(全3冊)も
素晴らしいです。
役者が文章を書いているというよりも、文筆家がたまたま役者をやっていたような感じがしました。
二人とも東宝の役者さんなので、読み比べてみるとおもしろいですよ。

132 :
女優さんだと、沢村貞子さんの文章もうまいと思いますね。
「脇役人生」とか、脇役でもないのに、控えめでしかも真の通ったところがいい。
理想の明治女というと、いつも沢村さんのことを思い出す。

「鞍馬天狗のおじさんは - 聞き書きアラカン一代」竹中労
俳優系ということで面白かった本。
聞き語りだが、戦前から戦後の映画界のムチャクチャさ、とんでもない面白さが伝わる。
アラカンという人物の飄々とした感じがさわやか。
戦後の「明治天皇と日露戦争」のエピソードもケッサク。


133 :
>「鞍馬天狗のおじさんは - 聞き書きアラカン一代」竹中労
さすがに、すごいのを知っておられる。
アラカン=嵐寛寿郎。おれの知っているのは、晩年、脇に回っていたころの元大スター、でも、鞍馬天狗も見たこと無し。
ほとんど知らない人の伝記なんだが、竹中労はアラカンを通じてかつての映画界を裏表見事に描きました。
俳優ものなら「南の島に雪が降る」加東大介 「三文役者あなあきい伝」殿山泰司 なんかも面白いね。

134 :
>>133
竹中労ってのは、うさんくさいところもあるけど、
知れば知るほどシンガ通っていて、面白い人ですね。
当時は芸能界のタブーだった「在日問題」を取り上げたのもこの人じゃないかな。
本は読んでませんが、「南の島に雪が降る」は映画で見たな。
たぶん小学生くらいだったと思うけど、
部隊に雪が降るシーンでは、思わず涙が出てきた。
もしかしたら、最初に泣いた映画かも知れない。

135 :
図書館の本や古本にはページの間になぜか
乾燥した鼻糞がへばり付いてることがよくある。
昔は気にならなかったが今は汚く思えて古本には手が出せない。

136 :
ルポライター竹中労の胡散臭さは、隠れ代々木の週刊誌記者っていう出自と、主なフィールドが芸能だったことにあるのかな。
芸能プロ・美空ひばり・嵐寛寿郎・紅白歌合戦・ストリップ・プロレス。書けば書くほど馬鹿にされる。
「弱きもの」に対するアナーキスト竹中の肩入れは、やくざ・沖縄・創価・死刑囚・横山やすし・アラブゲリラ・香港やくざetc。
'65当時ひばりと三代目との交流を、山口組目線で書くのは大胆だったろうね。理より情で筋を通そうとしたってとこか。
この人を評価するのは、北と南なら南、台湾と大陸なら台湾と言っていたことだな。
宮本憲治・吉本隆明を罵倒し、舌禍の横山やすしをかばって朝鮮系団体と喧嘩する。何がしたかったんだろうね、ほんとに。
80年代新左翼の三バカの一員として太田竜・平岡正明と楽しませてもらったね。

137 :
背中一面の刺青紋紋は誰に義理立ててしでかしたんだっけか?

138 :
花和尚魯智深鬼退治を背負ったのは「大圏仔」香港・マカオの紅衛兵やくざに同心して。
本棚から「芸能の論理」を引っ張りだすのに時間がかかった。
ほかに「美空ひばり」とか「鞍馬天狗のおじさんは」「断影 大杉栄」等を発掘するのに成功。
ご質問感謝する。

139 :
コピペがうざいので、朝鮮・韓国・民主党を自動的にはじくように、ブラウザーを設定していたら、
自分のがはじかれたwww。

140 :
そうゆえば竹中労っていたなぁー。  大下英治を思い出したよ。

141 :
>>136
太田竜、平岡正明、懐かしい。
昔、読書人、読書新聞とかいう書評紙があって、サヨクの残党が論戦してたなあ。
竹中労の場合は、その他大勢のサヨクインテリとは一線を画していたと思いますね。
個人的印象では、「仁義なき戦い」の笠原和夫にちょっと似ている。
日本的美人のシンボルだった新珠三千代の国籍問題を
すっぱ抜いたのもこの人じゃなかったかな。
今なら匿名で勝手な「在日」の噂話を流せるが、
当時は、書く本人にも相当のリスクがあったと思う。

>>138
ウィキで竹中労を見ると、典型的左翼崩れですね。
この手のだめな人は本当にだめになるが、ごく一部は面白い人がいるな。
これも余談。
50代以上の人なら、新宿の模索舎って本屋知ってますかね。
自分は学生時代に何度か行ったことがあり、数年前懐かしくて訪ねたらまだあった。
場所は新宿御苑近くでちょっと移動していたみたい。
中味は相変わらず極左、アナーキスト、はぐれモノ、犯罪などなど
いわゆる「反体制、アウトロー」というくくりが正しいかな。
ゲバラのTシャツを未だに売っていて、ほんとに懐かしかった。

142 :
三笠宮さまご逝去の報道にどうでも良い選挙優先とAKBファンの声
記念杯と選挙の実況スレッドも作成される
http://find.2ch.net/?STR=AKB48&TYPE=TITLE&x=0&y=0&BBS=ALL&ENCODING=SJIS&COUNT=50

143 :
ユニークな作家はおもろいね。

144 :
しかしなんで竹中労がテレビ番組「イカ天」の審査員
やったのかよくわからないw
「たまの本」てのもだしてるし
「山口百恵は菩薩である」って本書いた平岡正明との山口百恵についての対談で、
二人で最初から最後まで「オR」を連発してて笑ったのを思い出したw

145 :
>>141
大阪には「ウニタ」京都にもなんとかってヤツがあってね。
「腹腹時計」が売ってるという話があって、興味本位で買いにいこうとしたんだが。
「公安にマークされるのも嫌だしなw」ってやめました。臆病な田舎もんでしたw。
>>144
事実上の竹中労の遺作が「たまの本」ってのがなんとも。

146 :
>>144
イカ天、ありましたねえ。
フライングキッズとか、宮下社長?とかどうしているのかな。
>>145
ウニタ、聞いたことがある。
京都で、ほんやら洞って本屋?直売店?みたいな不思議な店に行ったことがある。
学生時代に模索舎よったときも、「入った全員を写真に撮っている」というウワサがあった。
左翼というか、西洋思想に若い頃かぶれたインテリは、
中高年になると、日本回帰、民族主義、仏教にはまる人が多いな。
「たまの本」がどういう内容か知りませんが、
昔イカ天で見たときの印象だと、水木しげるっぽいイメージが残ってる。


147 :
>>144
竹中労は元芸能記者で、70年代五木ひろしや八代亜紀を見いだした「全日本歌謡選手権」の審査員でもあった。
歌謡は彼のメインフィールド。美空ひばり・ビートルズから琉歌やパンソリ、中南米音楽など勝手に入れあげて贔屓する。
最後に入れあげたのが「たま」で良かったんだろうかってのは思うね。

148 :
最近は本読むと疲れる。

149 :
>>148
ちゃんとした老眼鏡を
100円ショップですませないで

150 :
だよなー
遠近両用に慣れなければいけない季節が人生においてやってきたってことだわ。

151 :
・思慮深く、聡明な考え方をしている主人公や盲点をついた考え方が身に付くようになった本
・人間模様、人の心情がよくわかる本、
こんな本のオススメがあれば教えてください。

152 :
マルチは止めなさい

153 :
>>151
「悟浄歎異」中島敦
現国の教科書「山月記」でおなじみの中島敦が、「わが西遊記」の一編として、沙悟浄を主人公に描く短編。
彼が三蔵法師や孫悟空をどう評するか。文学青年風の悟浄が面白い。

154 :
続編の「悟浄出世」もまた何でありましたな。

155 :
沙悟浄の遍歴時代を描いた作品でしたね。
「所を得て、ふさわしい働きをしなさい」だったっけ。
三蔵法師一行に加わっても、何となく納得していない
「中二病」的なところがよかった。

156 :
歎異抄

157 :
>>155
あれは作者自身を投影した作品なんでしょうか。
そんな気がしました。
「山月記」も虎となったのが作者なのか、虎となった知人を送ったのが作者だったのか。
ちょいとうがち過ぎかしらん。

158 :
「日本アパッチ族」小松左京 昭和54年 角川文庫 *原版昭和39年
死刑は廃止されたが、軍隊はちゃんともっている「もう一つ」の日本。
主人公は「失業の罪」で大阪城の横にある「廃墟」に「追放」される。
そこは、アパッチと称する「鉄」を食う人間たちの住処だった。
主人公は鉄を「食って」アパッチになり、廃墟を掃討しようとする軍隊と闘うはめになる。
マスコミの食い詰めもの、与党反主流派、左翼政党の大物、大山師の産廃業者などを
味方につけ、彼らは珍妙なゲリラ戦を展開することになる。
彼らは、陽気な鉄でできた「ゾンビ」のような存在で、日本中でどんどん増えてるらしい。
吉本芸人など及びもつかない、正統な大阪弁を操るアパッチの首領に、
最初は笑っていた読者も、日本が、人間が、どうも滅ぶ側にいるんじゃないかと気がつくことになる。
焼け跡闇市世代の作家の中でも、開高健「日本三文オペラ」高橋和己「邪宗門」なんかは、
胸に「廃墟」を抱いた主人公は悲劇的・自滅的最期を迎えるんだが、
小松は、その空虚を満たすため、日本を完全に廃墟にするまで書かなきゃならなかった。
まあ、やつは日本どころか世界や宇宙を繰り返し滅ぼしてしまってるんだが。
昔も確かに読んだ筈だが、むなしい最後は覚えていなかった。

159 :
>>158
小松左京さんもお亡くなりになりましたが、
好きですねえ「日本アパッチ族」。
というか、小松左京の長編の中で、個人的に評価できるのは、
「アパッチ族」と「果てしなき流れの果てに」。
自分は関東なのですが、大阪砲兵工廠に興味を持ち、
学生時代に大阪城の交渉跡地を歩いたくらい。


160 :
>>159
 砲兵工厰跡地は、昭和58年に大阪城公園が整備され大阪城ホールや大阪城公園駅ができ、
川向こうの京橋よりが大阪ビジネスパークになるまで、大阪城の横にある、なんだか不審な空き地だった。
もうちょっと上の世代は赤茶けた鉄骨がむき出しの廃墟を覚えているらしいが、おれは覚えていない。
 昭和20年代に田舎から出て来て市内で勤めていた母は、大阪城を一周してみようかと友人に言ったら、
「追いはぎが出るからやめろ」と真顔で言われたらしい。
おれが高校の頃は、まだ大阪駅の前にバラックのごちゃごちゃした商店街と駅前再開発のビルが混在していたし、
思えば戦後ってヤツが「薄汚れた下着」のようにきれいな衣装の下から覗いていたんだなと思う。

161 :
「人間は死んだらどうなるか」  岡部金治郎

162 :
「人間とサル」 デズモンド モリス

163 :
なつかしい デズモンド・モリス
「マンウォッチング」とか読んだなあ。
非言語的表出だったっけ。サインを一生懸命探したっけ。

164 :
「マッカーシズム」K・H ロービア 岩波文庫 1984
戦後50年代アメリカに突然現れた、一代のデマゴーグ、天才的煽動家マッカーシー。
「アメリカの政策決定には多くの共産主義者が『今も』関わっている。わたしはその実態を知っている。」
一介の陣笠上院議員が、全米の注目を集める「大人物」になり、「反共」の闘士として、2人の大統領の行動を制約し、外交・科学政策を曲げた。
マスコミが大好きで、会う人を必ず惹き付ける魅力を持ち、大衆の不満を国内の敵に結びつける。何人かの有能な人を魔女狩りにさえした。
冷戦時代を物語るエピソードとして、彼や「非米活動委員会」はチャップリンや、ニクソンの名とともに語られることがある。
が、それも過ぎたことだ。少なくとも日本では。
マスコミが橋下叩きに血道を上げているとき、ヒトラー呼ばわりはズレてるなと感じていた。
橋下氏が何かの失策で力を失ったとき、跡づけの理屈でマッカーシーの名前を出すんじゃないか。
ってここまで書いて来て、ちょっとググったら、佐藤優がもう書いてるやんww。worota
アメリカの知識人には傷が深かったと見え、S・キングの「デッドゾーン」では、
彼がモデルのスティルソンっていう大統領候補が大悪役だった。

165 :
>>164さん
確かにマッカーシーの「赤狩り」についてはイメージが確立している。
この辺の事情を描いたハリウッド映画も幾つもあり印象深い。
ただ中西輝政や、ヴェノナ文書(アメリカのソ連暗号解読文書)を見てみると、
意外にマッカーシーの指摘は当たっていると思う。
また、ソ連崩壊で内部情報がでてきて、ソ連の情報組織が明らかになりつつある。
有名なところでは、財務省高官のハリー・ホワイトはソ連のスパイ。
ローゼンバークもソ連側スパイの確証がある。
その他いろいろあるが、結果的に米国政府や社会の各層に
ソ連・共産国のスパイや通報者が多数いて、
マッカーシーが挙げたリストは、かなりの程度、正確だったと思う。
マッカーシズムを単なる「魔女狩り」や「扇動者」として忌め付けるのも、
一方的な感じがする。

166 :
>>165
 そうね、ゾルゲ事件でも分かるように、ソビエトのスパイ網は各国に張り巡らされ、戦後の西側諸国も例外ではなく、
アメリカにもプルトニウム原爆の情報を流した理論物理学者セオドア・ホールらの例があった。確かに。
(60年代まではスパイ小説真っ盛りだったからね。時代を映しているというか。)
冷戦以前にインタナショナリズムに共感を持っていた、またソ連への情報の出口となっていた政府高官もいたかもしれない。
 それに対抗するようにアメリカではフーバーのFBI、下院には「非米活動委員会」上院には「上院内部安全小委員会」があった。
ただ冷静な、法や事実に基づいたRより、大向こう受けを狙ったマッカーシーの57名だか81名だかの、
かなり怪しいリストによる攻撃の方が、センセーショナルで大衆受けした。ターゲットが国務省のエリート集団だからね。
まあ、そのことが結果として、アメリカの国益を損ねることになったかもしれない。
例えば、彼がスパイと非難した、ラティモアの流れを汲むアジア関係の専門家を国務省から取り除いたことで、
アジアに不慣れなスタッフがベトナム戦争を泥沼へと導いたとの説もある。
 最終的には元大統領や陸軍に喧嘩を売って、手痛いしっぺ返しを受け、上院において非難決議を受け彼は没落するんだが、
かれの攻撃の方向が政府や高官に向き、映画人や外国人のような小物に向かわなかったことは、
まぐれ当たりとはいえ評価されてもいいと思う。
(しかし、まいどまいど長文だねえ。われながら。)
ヴェノナ文書に関する中西輝政の著書は読んでいない。面白そうな本の紹介を感謝する。

167 :
>>168さん
ヴェノナ文書については、おれも最初はドンデモ話かと思っていたが、
現実の歴史の結果を見ると、やはり、かなり正確な情報だと思う。
ホワイトについては、ソ連側からの証拠もある。
旧東ドイツの秘密警察、スタージの秘密文書が公開され、
一般市民が見たら、自分の身の回りに何人も東への内通者がいて、
人間不信になったという。
ただし、ご指摘通りマッカーシーが出した「リスト」の出自はあやしい。
おそらく、FBIあたりからの情報提供者からのものだと思うが、
50%外れでも、残りが国家の敵なら、OK
的な政治屋マッカーシーの意気込みが、やはりまずかったのだろう。
本ネタに戻すとw、赤狩りでリストに載せられた
バッド・シュールバーグの「夢破られて」
は、昔読んだだけだが、非常に切ない気持ちにさせられた。、

168 :
「大震災'95」小松左京 河出文庫 2012 原版1996
阪神大震災を自宅で経験した小松が、毎日新聞で週に一度の連載の形式をとり、
リアルタイムでその全貌を解析し記録しようとした試み。
小松はこの連載にかなりの意気込みをもって取り組んだ。
始まりは、いったい何がおこったのかを逐次的に語りながら、気象庁「震度階」の曖昧さ、
感知システムの目の粗さあたりから徐々に、役所や学問の世界の怪しさを指摘し始める。
活断層の研究の歴史は浅く、自治体がマグニチュード7の可能性のある断層を無視して、
震度5で対策を立てたことに関連して「日本は地震研究および耐震工学の先進国だと威張れない。
不思議なのは、なんで威張っているのかよく分からない。」と吐き捨てた。
兵庫県は知事の不在で対策の空白時間を作ってしまい、自衛隊への出動要請が遅れた。
テレビは神戸震度6情報を中央のキー局でいったん取り消した。
一方、警察・消防や自衛隊、地方ラジオ局等の奮闘ぶりは高く評価した。
今にして思えば、携帯電話(94,4自由化)とパソコンネットワークを個人的情報発信源として取り上げ、
上下方向の免震制震機構の必要性(今はちゃんとあるんだよねw、専門家じゃないから分からないけどw)
一次情報の集積の必要性(「人と防災未来センター」などで形になった)
PTSDって言う言葉も専門家の間で一般的じゃなかった頃に「心のケア」でページを割いた。
この辺りは慧眼だったんじゃないか。
ただ、全体を通してみると、震度階表示や震度計の構造、前兆現象からの予知に過剰にこだわったり、
多くのデータを咀嚼して展開できなかったんじゃないかとのうらみは残る。
64歳という年齢のせいもあったかもしれない。小松は連載中鬱病を発症し、急速に老いた。
その後、まとまった著作は無い。最後のSF長編「虚無回廊」も未完に終わった。
東北大震災の年に亡くなったのも「日本沈没の」と枕詞のついた小松左京らしかったのかもしれない。

169 :
>>168さん
小松左京さんの本は、ジュピターくらいから、気の毒で読めなくなった。
雑誌にのったのを集めた短編集などを、まちがって読んでしまうと、
あまりの無残さに、昔の小松左京を思い出して、悲しくなる。
したがって「大震災'95」も読んでないのですが、
ご紹介の範囲で言えば、社会シュミレーションみたいな方向だなあ。
やっぱり「沈没」で、未来評論家みたいに扱われ、
ブームに乗ったのが、作家としては良くなかったような気がする。
個人的な希望では、狭いSF村の中で、コンプレックスを抱えつつ、
純文にも色目を使いつつ、ニューウェーブなど欧米の新潮流と格闘し、
本来のSF者として歩んで欲しかった。

170 :
>>169
「大震災'95」は、「日本アパッチ族」や「マッカーシズム」よりも先に読み始め、
「哀しくて」どうにも感想がまとまらなかった本です。
震災後わずか75日で、「リアルタイムに大震災をルポする」っていう取り組みが、老境に達していた小松には無謀でした。
新聞社のセッティングとはいえ、実際取材しインタビューして歩いたわけで。
もう回りに手足となる若者たちもおらず、肝心の情報咀嚼力も膨大な震災情報の波に耐えられず。
しかも、その内容には常に「文明批評的w」なことを要求される立場でしたから。
自縄自縛だったのかもしれません。
小松の「白鳥の詩」は、古今の絶唱とはほど遠いものでした。小説ですら無かったw。
晩年のアシモフは、科学書や自伝を書き散らしながらも「黒後家蜘蛛の会」で気楽な推理小説を書いていた。
筒井はマイナーチェンジを繰り返しながら、自分の世界を深め、今また新聞連載に取り組もうとしている。
「SF作家」としての小松をまばゆい思いで眺めていた若い頃をもつ私にとって、残念でなりません。

171 :
「小松が地ならしをして、星が舗装し、その上を筒井がキャディラックでドライブしてる」というのが
日本のSF界だと、小松自身が『徹子の部屋』で語っていたっけな。
「小松の地ならしは、建設重機メーカーの小松製作所とひっかけてんだろ」と笑ってたな。

172 :
「ねじまき少女」(上下) パオロ・バチガルピ ハヤカワ文庫 2011
この15年ほど、ご無沙汰状態だった翻訳SFに、久しぶりに挑戦。最初は苦しかったけれど、無事読了。案外面白かった。
石油が枯渇し、エネルギーを「象」が巻く巨大な「ぜんまい」に頼っているほど、後退縮小しつつある時代。
バイオテクノロジーだけが発達し、世界は、食料を食物メジャーの提供する遺伝子改変植物に頼っている。
舞台は、植物遺伝子バンクを秘匿し「植物的」鎖国状態で独立を保ってはいるが、コネ・賄賂・政争渦巻くタイの首都バンコク。
熱帯の夜にたむろする、商機を求める不良白人・逃亡と復活を伺う難民華僑の老人・庶民に人気の治安警察の隊長。
主人公はAV版初音ミクとでもいうべき生体アンドロイドの少女。(日本人の主人に捨てられ、クラブのオーナーに売られた)
二大政治勢力衝突の影響は主人公の周りにも波及し、ふとしたきっかけから事態は悪化の一途をたどる。
いわゆる悪漢小説って枠組みにエコロジー的ディストピア、アジアに対するエキゾチシズムをちょっと振りかけた。
今作はエキゾチシズムの対象をタイにすることで、サイバーパンクより熱気と湿気、猥雑さを加えることに成功した。
不可視的なワイヤーに繋がれた電子工学的な装置は無いけれど、足踏み式コンピュータや手巻き式ゼンマイ銃などガジェットは豊富だ。
圧巻はねじを巻くために遺伝子操作されつくられた巨大な象。もちろん象使いが操作する。
携帯すらないから登場人物がstand aloneで行動しなければならないが、面白い解決法を作者は提示した。

173 :
「桜の園」 チェーホフ 川端香男里訳 講談社
古典的な戯曲。今度三谷幸喜の舞台を見に行くので、予習代わりに。
帝政時代のロシア。没落し、領地「桜の園」を競売にかけられる、女主人とその周りの人々の数日間。
一行が領地に戻るところから舞台は始まる。
女主人は浪費がやまず感情のままに行動する社会的無能力者。周りの人ががあれこれと心配するが流されるだけだ。
主人公がかつて過ごした子供部屋から庭を見ながらの台詞を読んでいて驚いた。
「ああわたしの幼年時代、清らかだったあのころ!…」ここからの一連の独白を覚えている。
いつ読んだのか分からない。舞台も見たことが無い。何故だろう。

174 :
>>170さん
的確な指摘ですね、同感し、教えられます。
アシモフ、筒井などもその通りですね。
確かに小松左京の晩年は、「才能」を使い方を間違ったとしか言いようがない。
個人的な印象では、「科学で社会を動かす」といった一種の「権力欲」にはまったのでは?
小松左京が権力亡者というのではなく、国家を動かす、という「妙味」を味わってしまった。
それ以前,SFマガジンにでた「ミスターXへの反論」(だっけな?)
という新聞のコラムに対する巨大な反論などでも、バルザック的な「大悲喜劇」を
目指していたようで、ある意味、必然の道だったのかなあ。
好きだし、尊敬していたので、とても残念です。

>>171さん
そういうのがありましたね。
最後に筒井康隆が上で踊る、とか。

>>172さん
呼んでないけど面白そう。
「ゼンマイ」って、ある意味、ミノフスキー粒子か?
>>173さん
これは映画の「桜の園」でもキメのセリフで使われてましたね。
白鳥代が劇のセリフの練習として話すシーン。
それにしても、この映画は完全な傑作だと想う。

175 :
海外翻訳モノを読み始めて分かったこと、
日本の名作、名作家と呼ばれているモノは、
殆ど全て、
海外での作品が発表された【後】だということ、
それは【殆ど全てがパクリ】を意味するんじゃないか?

176 :
>>175
具体的には誰の何とどこの国だれの何?

177 :
>>175
ちなみにアメリカは建国230年足らず
日本は2700年弱だけど
識字率からいっても
早々薄っぺらな活字文化ではないよ日本は

178 :
>>175
大きなテーマですねえ。針にかかる餌が大きすぎて、おれの乱杭歯じゃ噛み付きようが無いが、まあ頑張ってみるか。
 あなたがおっしゃる『海外翻訳モノ』を仮に「小説」としてみると、ヨーロッパじゃ19世紀にジャンルとして成立していた。
日本に持ち込まれた明治の時点で、たいていのサブジャンル(冒険小説・恋愛小説等)まで出来上がっていたので、
形式や約束事は取り込まざるを得なかった。でも文体は新しく作る必要があったんだね。
 当然、日本にも浮世草子や読本、西鶴や馬琴なんかの大衆文芸はあったし、漢籍の中に漢詩や歴史書のような文芸的なもの、
万葉や記紀のような古典文学を読むたしなみはあったんだ。でも新しいものも欲しかった。西欧的なものを「丸ごと」欲しかったんだよね。
 ロシア自然主義文学を取り込もうとした二葉亭四迷の「浮雲」なんかの内面描写の苦心や初々しさなんかは「頑張ってるな」って感じだ。
『パクリ』っていえば言えないことも無い。でも「お勉強した」のほうが正確かもしれない。
怪談「真景累ヶ淵」や「唐詩選」の文体を、なんとか夏目漱石・森鴎外にしなけりゃならなかったんだから。
その後も、紹介される海外の名作が「下敷き」になって、新たなジャンルが開拓されたんだと思う。
でも、真似しようとしてできないものもあれば、真似の中でにじみ出るオリジナリティーもある。
 さっきの自然主義文学の日本的極北の姿が、いわゆる「私小説」ってやつで、自分の経験と心境の叙述だけで勝負する作品群だ。
「テーマ」を掲げるなんて下品だって立場で、極端になると「エッセーかよ」ってのもある。
ジャンルとすると日本オリジナルと目されている、一応ね。最近の傍系の子孫が西村賢太だったりする。
新しい英仏的な文芸のジャンル、「小説」の形式や約束事の導入を『パクリ』って言うなら、「パクった上でオリジナルも作ったぜ」ってとこかな。
もっと個別の作品の「パクリパクられ」の話なら、ぜひ教えてくださいな。

179 :
>ちなみにアメリカは建国230年足らず
馬鹿か?各移民たちが5〜6千年の歴史を引き継いでいるわw
>日本は2700年弱だけど
縄文文化じゃ話にならん。縄を弄ってた時、西ではなにを弄ってたか知ってるか?w

>早々薄っぺらな活字文化ではないよ日本は
文字は輸入したが、、、、話し言葉(音)を無理矢理コジツケたんだが、、、、w

180 :
おっと言い忘れたw
177の言い分と某国得意の「起源説」は同根だなあwww

181 :
今の日本の建国って、太平洋戦争後の占領下の日本が終わった時点をもって、そうとすべしだろ。
要するにせいぜい数十年。
アメリカの3分の1に満たぬ。

182 :
チョンども
ファビョッてないで早く
>日本の名作、名作家と呼ばれているモノは、
>殆ど全て、
>海外での作品が発表された【後】だということ、
>それは【殆ど全てがパクリ】を意味するんじゃないか?
この具体的説明しろよ!!


183 :
先祖代々由緒ある日本の水呑み百姓のワシに失敬なこと申す奴よの。
天照大神様の天罰が下ることであろう。

184 :
ほらほら182みたいなのが出てきたw
【殆ど全てがパクリ】に関しては、意外や意外の大家の作品から検証してみ!w
出てくる出てくるwww
自慢の日本建国2700年弱には笑うよwもっと世界をみてみろよw日本なんて後発発展途上国だからw真面目に勉強してよw

185 :
ま、お前ほどの馬鹿もそう数はおらんとワシは思うがの。

186 :
2700年弱……ぷっ………

187 :
『いわゆる剽窃』林達夫 1933初出 「林達夫評論集」岩波文庫 1982
板垣直子の三木清に対する論難騒動に際しての論考。
「それ(剽窃:いわゆるパクリ 注)は単に我が国の今日の現象であるばかりではない。
…古来その独創性をもって鳴っている西洋の大文豪や大学者のうちにさえ、
証拠歴然たる剽窃行為を見出すのに少しも困難はしないであろう。」
「シェークスピアやモリエールやスタンダールの場合は文芸家のうちの最たるものであり、
思想家のうちにもプラトンやデカルトをはじめ幾多の例を数えることができる。」
アナトール・フランス:「他人から自分に適したもの、得になるものだけをとる作家について言うならば、
それは立派な人間である。」
「文化摂取において巨大な役割を演じているのがほかならぬ「剽窃」であるということだ。」
「もしこの大がかりな文化剽窃から成る明治大正文化を、剽窃はただインチキであるからという理由で、
これを抹Rるものがあるとしたら?人はその愚を笑うであろう。」
「資本主義社会に置いては、学説ないし思想も貨幣に直ちに換算できるところの商品となっている。」
「学問が社会の共有財産であらねばならならぬのに、…神聖なる私有財産視しなければならぬのは、実にここにその根拠をもっている」
「それ(『剽窃』)が「不労所得」を意味し、「窃盗罪」を構成する場合も少なくないのだ。」
剽窃を模造・複製・翻案などと言い換えると、文化の移動・吸収に関するその有用性が何となく分かる。
おおらかにそこ注目していれば良い時代もあった。
だが、剽窃のもつ「無断」性が、道義的糾弾を呼び続けることだろう。
また、芸術作品や学問的業績の商品化という問題がその裏側に存在するのだ。

188 :
>>174
「ミノフスキー粒子」ってガンダムの「作品世界を決定づけてしまう基本的原理」ってとこかな
化石燃料が枯渇し、原子力に言及されもしない「ねじまき少女」世界を動かしてゆくエネルギーは、
人間や動物が必死にねじ巻いてゼンマイに溜め込んだものだ。
「スチームパンク」の19世紀の人が考えたような「レトロな未来」にちょっとつながるかも知れない。

189 :
>>174
中原俊監督版「櫻の園」にそんなシーンがあったなんて、すっかり忘れていました。
吉田秋生の原作ではなかったはずで、
わたしの中ではラネフスカヤ夫人の台詞は白島靖代の声で再生されてたんでしょう。
たしかに名作でした。また見てみることにします。
三谷版は「まあまあ」でした。
(ちょっと多重人格的なレスになってしまった。)

190 :
上田秀人のチャンバラものばかり読んでる。

191 :
「ハーモニー」 伊藤計劃 ハヤカワ文庫JA 2010
前回の芥川賞の発表のとき、受賞者円城塔のスピーチで言及された、夭折のSF作家伊藤計劃.。
「ねじ巻き少女」で、SF読みにリハビリwできたので、挑戦してみた。
今世紀末「メールストロム」(E・A・ポー ®ってついてなかったからこれもパクリなんだろうなw)という名の大混乱から
回復した人類は、オンライン化された「極端な」医療福祉社会を築き上げていた。
病気を放逐し人命/健康を尊重する代わりに、自由やプライバシーを制限する社会。(本来の意味でユートピアかもしれない)
かつてそこから逃げようとして自殺を図った3人の少女の一人、現在はWHOのエージェントw霧慧トァンwwwが主人公だ。
完全にコントロールされている筈の社会で、大規模な「自殺」という名のテロが起こる。その一件に出くわした彼女がその解明にあたることになる。
html風の意匠をまとった発端、いわゆるラノベ風の主人公の名前、世界を舞台にしている割には案外狭い登場人物の関係。
この辺りに耐えられれば(それぞれ意味はあるんだが)、人類を的にした大きな「SF的アイデア」に出会える。
この作家が小松左京賞の応募作から世に出たのは感慨深い。
「人類にとって…とは?」っていう、いかにもSF的なアイデアストーリーは健在だった。

192 :
>>189さん
あったんですよ、ふふ。原作にはないですね。
中島ひろこの志水部長が、緊張している白島靖代の倉田さんをリラックスさせるために、
ドーラン塗りながら倉田さんの口ずさむ「その台詞」にあわせて自分も語るシーンです。
もちろん、志水部長は好きな倉田さんの台詞も全部覚えていたんですね。
「幸せと共に……」が2人の口から流れて一緒になり、2人の心も一緒になる名シーン。
その後の「記念写真」の所は、カット割りといい、スローモーションの使い方といい、
脇で見ているつみきみほの杉山さんの心情を表す縁起といい、素晴らしいシーンですね。
カットつなぎのうまさは、ヒッチコックを超えると思ったな。
リメイク版はいい作品だと思うけど、90年版には、遠く及ばないと思います。

>>191さん
伊藤計劃は、やはり「虐殺器官」を読んでぶっ飛んだ。
古くからSFを読んでいて、アニメ系?、ライトノベル系?のSF大量出現により、
一時離れていた古風なSF者にとって、待ち望んでいた作家であり作品。
最初にアルフレッド・ベスターを読んだときのような感激を感じた。、
ほんとにおいしい人を亡くしましたね。

193 :
> その後の「記念写真」の所は、カット割りといい、スローモーションの使い方といい、
新宿シネマアルゴで見たけどあの場面は官能的だったなー
演劇部の女の子たちが皆とても自然(というか生々しいというかw)で、監督の演出力は
ものすごいもんだと思った
> 最初にアルフレッド・ベスターを読んだときのような感激を感じた。、
SFはサイバーパンク以降とんと離れてしまったけれど、上の台詞に食いつきましたw
「虐殺器官」読んでみますわ

194 :
アルゴとか、新宿ATGとか、50代者的にはなつかしいですね。
ベスターの「虎よ、虎よ」とか「分解された男」を
読んだときの衝撃は、忘れられませんね。
ヴォクトもそうかなあ。

195 :
「虎よ、虎よ!」面白かったねえ。
大友克洋の「アキラ」やウイリアム・ギブスンの「クローム襲撃」なんかに一場面や表現手法を献上しながらも、
この荒々しい「モンテクリスト伯」は一行に古びる気配を見せなかった。
熱・電磁波を見ることのできる盲目の令嬢が原子爆弾の空襲を描写するシーンは印象に残っている。

196 :
>>195
この人の作品は、ほんとに「絵」になる(ノダ元帥かw)
令嬢が夜空(だっけ?)に形容しがたい波状の光景をみるところなんか、
いまなら、CGで再現できそうですね。
それに「虎」でも、主人の入れ墨がまたグー。

197 :
ここの長文の読書感想文に馴れない
知識を披露してくれるのは有難いけれど
目が滑って頭に入って来ない
紹介された本を「読みた〜い」と思わせるレビューが読みたい

198 :
オリンピックのテレビを見ながら。
「28年目のハーフタイム」金子達仁 文芸春秋社 
  この前のスペイン戦以来、マスコミにたびたび取り上げられるアトランタオリンピック「マイアミの奇跡」。
  この試合の舞台裏で何がおこってたのか。当時売り出し中の金子が監督・選手に取材して書き上げたルポ。
  面白く読めた。当時、野球やボクシングは海老沢泰久や沢木耕太郎なんかがよく書いていたんだけど。
  2chでは評判の良くない金子だが、サッカー本が一般的になるはしりになったんじゃないかな。
「オリンピア ナチスの森で」沢木耕太郎 集英社
  ベルリンオリンピックに参加した日本人選手たち。
  記録映画「民族の祭典」の監督への取材を始めと終わりにはさみ、前畑、村社や田島らの活躍を鮮やかに描いた。
  シベリヤ鉄道、ツェッペリンの飛行船、かつてのヨーロッパは遥かな彼方に待つ文明の先端だった。
  そうそう、サッカーではもう一つの奇跡、日本3−2スウェーデンなんてのもあったんだよね。
  

199 :
>>198さんの「オリンピア」のように、戦争以外の主題でナチスを取り上げ、
面白かった本。
「ファーザーランド」ロバート・ハリス
ナチスが戦争に勝ったという設定の小説。
沢木さんのにもちょっと出てくる、大ベルリン構想が実現した世界で、
壮大、巨大だが、どこか悪夢に似たところのあるナチス的世界観がよくでている。
「ポルシェ博士とヒトラー」折口透
フォルクスワーゲン、アウトバーンとか、奇想的天才技術者のポルシェと
ヒトラー(の社会改革)を書いている。
ヒトラーは、こういう突出したアート系エンジニアが好きみたい。

200 :
>>199
>「ファーザーランド」ロバート・ハリス
ああ、おもしろそうってwikiであらすじをみていたら、確か読んだことがあるはず。
1992年か、忘れてたなあ。読みなおしてみよう。
ナチ系の歴史逆転ものでは「高い城の男」フィリップ・K・ディック 1962 も名高いね。
日独が勝利して、日本占領下のアメリカで、そのまた逆のストーリーを地下に隠れて読んでいるって話だったか。
易に従ってストーリーを書いたとか、「とんでも本」に紙一重を楽しめる人だけどうぞ。

201 :
>>200さん
「高い城の男」は、ディックにしてはww、普通の作品で面白かったですね。
考えてみると、ミリタリー以外でもナチスものってけっこうありますね。
タイトルも作者も忘れてしまったwwwwwのですが、以下のような[IF」ものをよんだことがあるな。
○ナチスドイツがイギリスを占領
ゲシュタポがスコットランドヤードを支配下に置いて治安維持。
王室はカナダ(オーストリア?)に亡命。
主人公は居切するの刑事で、事件を捜査するうちに核兵器?をめぐる
反ドイツのレジスタンスと関わりを持つ。
○ヒトラーがSF作家になる
売れない画家のヒトラー青年が米国に移住し、当地のパルプマガジンに熱中。
自分もスペースオペラみたいなSFを書いて作家になる。
ユダヤ人の代わりに異星人を収容所に入れたりとか、妄想世界が面白かった。

202 :
>>201
>○ナチスドイツがイギリスを占領
「SS-GB」1978レン・デイトンかな
>○ヒトラーがSF作家になる
これは「鉄の夢」1972 ノーマン・スピンラッドでしょう
じゃあ私からも、ナチ絡みの「歴史改変もの」を一つ。
ナチスドイツが勝利を得て、ついにアメリカと原子兵器を用いた決戦が近づく1974年。
アメリカはタイムマシンを使って、1939年に選りすぐりの工作員を送り込み原爆開発を阻止しようとする。
(Tクランシーかよw)
「プロテウス・オペレーション」1985 J・Pホーガンでした。

203 :
「朗読者」を読んだ。

204 :
>>202さん
そうそう、レン・デントンと、スピンラッドでした。
ご教示多謝。
年取ると忘れっぽくてw
「プロテウス・オペレーション」
面白そう。読んでみます。
ホーガンは「星を継ぐもの」系のしか読んだことがないので、
こういうポリティカル・サスペンス?を見逃してました。


205 :
梯久美子著 昭和二十年、子供たちが見た日本
その当時、小学生くらいだった人の回想記。
元資生堂社長の福原義春氏の回想の一節。
教師たちは戦争中、軍部に迎合せず、軍国主義をとなえることもなかったので、生徒たちは失望せずにすんだ。
福原氏は、慶応普通部卒だが、本当かなと思う。

206 :
梯久美子 どっかで聞いた名だな。

207 :
盆休み終了。
休み中に読んだ本。
「商店街はなぜ滅びるのか」新雅史 光文社新書 
  横にのびる百貨店として企画された商店街が、戦中の統制をへて、労働力のバランサーとして小売商を保護する政策に堕落していく過程を描く。
「栽培植物と農耕の起源」中尾佐助 岩波新書
  「銃・病原菌・鉄」でも描かれた植物栽培。日本における稲作の部分(平地の大規模水田と山地の陸稲栽培者)が興味深い。
「旅芸人のいた風景」沖浦和光 文春新書
  門付・旅役者・香具師。「ヤーさま」「外郎売り」「阿呆陀羅経」「願人坊主」。ばらばらに耳に残っていた言葉が所を得た感じ。面白い。
>>203
映画で「愛を読む人」をみた。
ストーリーとオチを割られた状態だけど、原作も読んでみようかな。

208 :
アマゾンに注文しておいた「プロメテウス」が届いたのでよみはじめた。
上下の上を読了。
この人は政治的なセンスもあると思った。
面白い本を紹介頂きありがとう。

209 :
>>203さんの書き込みから
「朗読者」ベルンハルト・シュリンク 新潮文庫
1970年代、法学部に籍をおくミヒャエルは、ゼミの一環で、ある裁判を傍聴することになる。
強制収容所の女看守のユダヤ人虐殺事件の容疑者の中に、
15歳の夏、ふと愛し合ってすぐ目の前から消えてしまった女、ハンナがいたのだ。
裁判や記憶を辿って、かれはハンナの秘密に思い当たる。
ハンナの秘密、ナチズムとドイツ社会、二人の階級差、もどかしい距離感、本作は幾様にも読めるだろう。
「あなただったら何をしましたか?」公判中に裁判長に思わず漏らしたハンナの台詞が重い。


210 :
>>208
どういたしまして
SFから足を洗いかけの頃に読んだ本で
そっち系に関心のなかった友人にも好評でした
「照葉樹林文化」上山春平編 を読みながら

211 :
「虐殺器官」伊藤計劃 溜息とともに読了。
スペキュレイティブ・フィクションの傑作。
9.11より後で、サラエボでテロリストによって原爆が使用された、もう一つの近未来。
セキュリティーのため、個人情報がネットにつながった、サイバーパンク的世界を残酷なまでに丹念に描く。
主人公は、頻発する大規模虐殺の首謀者を、非合法的に暗Rる米軍の特殊部隊員シェパード大尉。
虐殺事件のすべてに関わっていた男ジョン・ポールを追って、プラハにやって来た彼は、その愛人を監視することにする。
この小説は、冒頭から死に関する異様なイメージに埋め尽くされている。それはまっすぐに表題を指している。
ストーリーラインはシンプルで混乱させられることは無い。相変わらず登場人物は少ないが、描写を立体的にしようと努力している。
作品全体は、スパイ小説やホラー・戦争映画、バラードやカフカ、ベケット等、様々な言及や引用がちりばめられている。
ウォーフやチョムスキーなど言語に関するペダントリイなど我慢して付いて行ってほしい。意味はある。
アイデアストーリーだけになってしまいそうなところを、紙一重で救ったのは、主人公と母との関わりを描いた部分だ。
私も、母にせがまれて祖父の終焉の地、似島を訪れた時のことを思い出した。

212 :
佐藤優が結構好きなので、元官僚の本をまとめて読んでみた。
古賀茂明「日本中枢の崩壊」「官僚の責任」「原発がなくても電力は足りる」
孫崎享「不愉快な現実」「戦後史の正体」
高橋洋一「日本経済 ひとり負け」「日本経済のウソ」「日本の大問題が面白いほど解ける本 」
これらの中では古賀が一番「ラディカル」で、衝撃度が大きい。
特に「日本中枢」は、今の官僚主導政治の背景がよく分かる。
ただし、やや深慮遠謀に欠け、ネタの料理の仕方がうまくない。
孫崎さん、この人はかなり深いレベルの愛国者だと思った。
国益を国家理性の観点で考えられる人だ。
ただし、権力闘争にもまれすぎたせいか、諦観の域に入っている。
高橋氏は財政・金融データのエクセル操作が天才的にうまい感じw
マスメディアに出てこない(隠されている)日本経済の実態を別の観点で見ることができる。
ただし、ちょっと商売っ気が多すぎ、人格に軽躁的なところがある。

213 :
>>209
ハンナの自死は、主人公に文盲であることが知られたから・・・と私は読んだのですが、
あなたはどうですか?

214 :
「朗読者」を読んでいない人は以下をスルーしてください。ネタバレを含む感想です。ウダ話し御免。
>>213
自分が文盲であることを隠し通すことは、ハンナにとって自尊心の最後の拠り所だったのかも知れない。
仕事も人間関係も、場合によっては自分の罪を軽くする「証し」すらも捨て去るほどの。
でも、そのことが自分を強制収容所の女看守という場所に導き、不可抗力であっても何人ものユダヤ人が死ぬことになった。
裁判において、彼女は「罪」と「隠すという生き方」を両方とも受け入れることにしたんだと思う。
ミヒャエルは、彼女を失った空白を埋めるために、なんとか彼女を「理解」し、手を差し伸べようとした。
しかし、結局できたのは、かつて彼女に本を読んで聞かしたように、朗読を吹き込んだカセットテープをおくることだけだった。
ハンナはテープをもとに文字を覚え、本を読み、彼に感想を送りさえしたが、彼からは心の中を表した「手紙」は帰ってこなかった。
彼女の遺品から、彼女がミヒャエルを愛し、気にかけていたことははっきりしている。古い新聞の切り抜きがあったしね。
18年もの間のテープのやり取りと、文字を覚えていく過程から、彼女には文盲を隠す理由は無くなった。その「呪縛」からは脱したと思う。
ただ、彼からは「テープ」以上のものは返ってこなかった。
ハンナの自殺は、刑務所長が言うように、「贖罪」の生活から「世間に帰ることの耐え難さ」からの逃避なのか、
自ら進んで理解を深めていった「犯した罪」を償うことの究極のかたちなのか、
愛した人と「心のやり取りを望んでもかなえられなかった」せいなのか。(出所後「テープ」のやり取りも終わることが仄めかされている)
わたしは、ミヒャエルに遺書をもって「心を通じた」上での「贖罪」っていうのが、その死の意味だったのかと思っている。

215 :
中学生か

216 :
>>214は、まとめ方、物語の記述と自分の感想の区別、
TPOに応じた文体などから、学歴で例えれば、
どう見ても文章を書き慣れている大学卒以上だろう。
むしろ、単純な反応と、長い文章が書けない点で
>>215自身が、中学生ではないか?

217 :
>>216
頭が悪くて逃げ出した高校中退のにーちゃんかもしれん。

218 :
>かつて彼女に本を読んで聞かしたように
こんな文章を書くのが「書き慣れている」
わはは

219 :
ジェフリー.ディーヴァーを読み始めたが重城杉。
とりあえず、(ボーン・コレクター)(青い虚空)やっつけた。
次の(追撃の森)注文したばかり。

220 :
>>218
何を意地になっているんですか?

221 :
意地になっているように感じられたなら仕方ないね
214のレスを揶揄したのではなく
安易に学歴にスライドさせた216の見識を馬鹿にしただけだよ
もう一点「中学生か」のレスは、問いかけに対して
聞かれていない荒すじまで
滔々と書き募る幼さに対して笑っただけだ
簡潔に回答すればいいんだよ
また意地になっていると言われるのだろうね
わはは

222 :
かっこ悪〜〜
「わはは」でごまかせると思ってるのね。
あはは

223 :
尻馬に乗る頭の悪い奴が一匹

224 :
自分のことを書いてる?

225 :
ここらへんにカキコするもんは みなおなじよ。

226 :
それはそれで悪くないと私は思うな。

227 :
毎年8月には、戦争関連本を読むことにしている。今年の夏に読んだ戦争関連本。
「菊と刀」 ルース・ベネディクト 光文社文庫(対日戦の情報分析から、日本理解者が生まれる皮肉。)
「朗読者」ベルンハルト・シュリンク 新潮文庫(ナチズム関連は一応終わりかな。>>203さんありがとう)
「昭和二十年夏、僕は兵士だった」梯久美子 角川文庫(志願/応召、兵卒/士官。立場によって様々な戦場と戦後があった。>>205さんありがとう)
あと「虐殺器官」伊藤計劃もそうかな。Gさんありがとう。
書いててふと思った。円谷幸吉かよwって。

228 :
>227さん
夏になると戦争を思い出すのは、やっぱ日本人ですからでしょうかね?
おれはパウル・カレルの何冊かを、新装版で読み直した。
フジ出版から出ていた昔の版は、何度も読み返してぼろぼろになったため。
「バルバロッサ作戦」
「焦土作戦」
これも愛読した
「攻防900日」ハリソン・ソールズベリ
を読み直して、改めて独ソ戦というものが、人類史にもつ巨大さを実感。
SFづいて星野之宣の「星を継ぐもの」を読んでしまった。
もちろんホーガンのマンガ化だが、これはこれでよくできている。
悪のりして「プロメテウス」(映画ですが)も見ちゃった。
これって明らかに続編狙い。
全然解決していない。

229 :
>>228
「プロメテウス」にはちょっとだまされた気分。
人類の起源じゃなくて、単なるアレ映画じゃないか。
リドリー・スコットもあくどいやり方するよなあ。

230 :
本が好きな人が集まるSNSを作りました。
主な機能として
コミュニティー作成、日記、レビュー、ウィキ、つぶやき、メールなどがあります。

活動をたくさんしてくれた人にプレゼント企画も考えています
基本的に自由なSNSです良かったら入ってください
http://sns.prtls.jp/dokusyonet/login.html

231 :
>>>229さん
そうでしょう? おれもそう思った。
「起源」をいうなら、ホーガンの「星を継ぐもの」くらいの
トリッキーな仕組みを考えて欲しかったな。

232 :
「大学図鑑」

233 :
>>227,>>228
205です。
ここ最近、戦争をリアルで経験した人の本を読むことが多いです。
その中でもよく読むのが、澤地久枝と中野孝次。
澤地久枝著 「家族の樹 ミッドウェー海戦最終章」
ミッドウェイ海鮮に参戦した日米兵士について、本人だけでなく家族を交えて描いている。
印象に残ったのが、イタリア系移民の米軍兵士の話。
イタリア系移民の子として生まれた20代の兵士が、ミッドウェー海戦で戦死。
父親の顔を知らないその息子も、ベトナム戦争で、父の亡くなった年より若くして戦死。
二人とも、新婚ほやほやだった。
こんなことが現実にあるのか。戦場での残酷さを描いた作品よりも、心が重くなる内容だった。

234 :
戦場は心身ともにハードな場所
よって30代でも弱兵と言われる
国家間同士が交戦状態に陥ると古代より若い血が大量に消耗される
ただそれだけだと思う
ましてアメリカは自分の考えと違うことを主張する国は
まずその国を悪玉に仕立て上げたうえで攻め込む
あまり同情はしない


235 :
>>234
>アメリカは自分の考えと違うことを主張する国はまずその国を悪玉に仕立て上げたうえで攻め込む
お互い様だろwww

>あまり同情はしない
お互い庶民レベルなら【多いに】同情できる器量が欲しいね!
何様目線で考え感じてるの?お偉いさんよ!

236 :
「ただそれだけ」だなんて、自分が完全部外者の能天気だから言える言葉だね。

237 :
>国家間同士が
こんな日本語を操る奴に説得力は無いp

238 :
>>233さん
重たいテーマを含んでいますね。
身を挺して国のために働く人と、口先だけ「愛国主義」を唱える人は、真逆だと思う。
個人的には、軍隊は必要だし、国のための名誉ある犠牲もあり得ると思う。
ただし、観客として安全な場所から無責任なことを言ったり、
まして政治的に利用する連中は、まったく悪逆非道としか言いようがない。
今、イラク、アフガンのニュースを見ると、派兵された米軍兵士は有色人種が多い気がする。
戦争はすべてが矛盾だらけだが、「兵士の名誉」を汚したいはない、という気もする。
>>205さん
福原義春氏の回想の一節「教師たちは戦争中、軍部に迎合せず、軍国主義をとなえることもなかったので」
「あやしい」のに同感。
先週個人的にたまたま90代の方と話していたら、戦争中旧制中学に在学していた兄が、
教師から「予科練に志願しろ」としつこく勧誘されて入隊したエピソードを聞いた。
他にも戦時中の教員の多くは、国の施策に沿ったことをしていたと思う。
時代が変わると、常にその時代の流行に「変身」する人は多い。
>>234さん
今の時代技術兵科が多いし、歩兵部隊でも30代はけっこういると思うよ。


239 :
硫黄島の日本兵は実は30代の家庭持ちの兵隊が多かった
20代の精鋭部隊はすでに南方戦線であらかた消耗していたので
佐賀の師団が訓練も充分で唯一硫黄島では期待できると思われていたぐらいで
後は寄せ集め状態だった
が、数ある島の攻略戦で最もアメリカに多大な打撃を与えたのが
硫黄島の戦い
やはり指揮官が優秀だと兵も無駄死にすることなく良い仕事をする
良い例だと思う
「勇将の下に弱卒なし」

240 :
アッチラズ大王
「悪いことは真っ先に報告しろ、ほめてつかわす
良いことは後回しでもよい」
ジンギスハン
「体力がやたら優れているものを部隊長にするな、体力のない者を
部隊長にすえよ 体力がやたらある者は兵の状況も考えずに無理をさせすぎる」
学ぶことはある

241 :
>>238
その90代の人の兄って…
旧制中学在学中に勧誘って?20歳過ぎても在学していられたんですか?
眉つばではないか

242 :
予科練が旧制中学4年以上を採ったのが1937年とある。
それ以前は高等小学校卒の者。
在学中と書いてあるけど、どっちなんだろ。
90代のその兄と言ったらかなり昔だよね。
もし30年代予科練創設の初期だとしたら単にエリート軍人への進路を勧めただけかも。
せっぱ詰まった終戦間近の頃とは状況が全く違う。
予科練というのでなく陸軍特別幹部候補生というのは伯父が入ったけど
教師が勧めるなどの話は聞いたことはない。
OBの仕官が説明・勧誘に来たりはあったらしい。
伯父は強硬に行きたがって親(自分の祖父)は止めたけど最後喧嘩で祖父は判子押してしまった。

243 :
>>241さん
まあ高齢の方なので、記憶違いがあるかも知れないが、ご本人の話だと、
「兄は教師に無理に予科練に入れられて、あやうく特攻にされそうになった」
というような内容のことを話していましたね。
>>242さん
兄弟の年齢とか、正確な話でなくて申し訳ない。
たまたま90代(くらい)の人と知り合い、おれは年寄りに昔話を聞くのが好きなので、
あれこれ尋ねたら、戦争時代の思い出話としてそういうのを語ってくれました。
このスレタイだとちょっと場違いでしょうが、その方の話で印象的なエピソード。
○フィリピンレイテ島で戦死した長兄のこと
(予科練に行かされたのは次兄)
長兄は召集されてフィリピンのレイテ島に配属されて戦死した。
役場から来た戦死の知らせには、「レイテ島カンゴポット山で戦死」とあった。
遺髪や遺書など何もない。
同じ部隊の人もフィリピンでたくさん戦死して、戦後聞いてみたら、
みんな「カンギポット山」とあった。
これは大岡昇平の「レイテ戦記」をみると「歓喜峰」と言われる地点だと思う。
○中国大陸に行った本人は海軍の艦砲射撃で逃げ帰る
ご本人も戦中に召集されて中国大陸の山東省?あたりに配属。
終戦の知らせを受け、司令部のある港町目指して行軍していると、八路軍の追撃を受けた。
多勢に無勢で到底叶わず、夜になって敗走状態になり、どんどんやられていった。
その時、日本海軍の軍艦が艦砲射撃をしてくれて、敵軍は引き上げた。
山砲しか持っていなかったので、軍艦の大砲の威力のすさまじさを実感した。
なぜ海軍が現れたか、夜間射撃ができたかとか聞いたが、分からないとのこと。

244 :
>>242
>予科練が旧制中学4年以上を採ったのが1937年
甲飛予科練のことだね 陸軍士官学校、海軍兵学校があるので
操縦士も士官候補生を作ろうということではじめたが中途はんぱな結果
に終わった感じがする
親父はそれで今の高校2年終了で中退して予科練に入った
飛行隊に配属されたところで開戦
館山基地、松山基地、鹿屋基地と転戦して鹿屋で終戦を迎えた
乗っていたのが「彩雲」という偵察機で当時アメリカの主力戦闘機
グラマンF6Fより速く先に発見すれば逃げ切れたとのこと
敵機が黒い点の状態の時に発見できるかどうかが勝負で
それを見逃すと次にその空間に目をやったときはもう全速力で突進して
来る状態だったらしい
暗いう鹿屋を離陸、沖縄のアメリカ艦隊の写真を撮り帰還その写真を現像して
特別攻撃隊が離陸していく日々だったとのこと
空母部隊の上空、高度4千、6千、8千メートル3群にわかれて
各々数十機の敵戦闘機が上空警戒しているど真ん中をつっきって写真を撮るので
帰ってこない仲間の偵察機も多かったというてたな

245 :
終戦を知ったのは8月16日 
仲間の一機がエンジントラブルで別の飛行場に降り立ったときに聞かされ
鹿屋に戻ってきて
「どうも昨日終戦の詔勅があったらしい」
というので知ったとのこと
最前線の海軍基地の司令官としてはそう簡単に武装解除モードに
するわけにもいかず玉音放送の件は隊員には知らせなかったのだろう

246 :
そういえば
一度沖縄上空で敵機に追いつかれ雲の中に逃げ込んで
10分ぐらい雲の中をグルグル飛び回りもういないかと外に出てみたら
上空でグラマン2機が旋回しながらしっかり出てくるのを待っており
又雲の中に逃げ込んで20分ほど雲の中にいたのだが
これ以上いると帰りの燃料がなくなるのでままよと飛び出したら
もう敵機はいなくなっていた、と言うてたな
飛行中のエンストもよくあり高度さえあれば滑空飛行しながら
冷静に対処すればエンジン復活したとのこと
でも忙中閑ありで、ある日任務を終えての帰還中どうも飛行機が
フラフラしてるので変だなと思ったら操縦士が居眠りしていた
ということもあったらしい

247 :
連投カキコスマソ
今の高校2年終了で予科練にいった親父だったが
旧制中学の卒業アルバムは持っており他の同級生は
学生服着てかしこまって写っている写真だが親父だけは
学校でどこか行ったときの横向きのスナップ写真でアルバムに
収まっていた
高校2年で中退して軍隊いったとはいえ
学校もその生徒のことは忘れずに卒業アルバムにちゃんと収め
親父の実家へ郵送したのだろうと考えた
血の通った教育だと思う

248 :
今年4月から7月ころに読んだ本(*は再読 このスレでコメントしたものは除く)
「阪急電車」有川浩(DVDを観て ヌルさが良かったので)
「B砂漠での40日間」メビウス(メビウスの画集)
「うひ山ふみ」*本居宣長(勉強の始めに読みなおす 初学者向けに学問の心得を書いたもの)
「銃・病原菌・鉄」上下(歴史の勝敗を決めたものは何か 定評のある作品が文庫になったので)
"Art Education For High School" (1920年代のアメリカの美術の教科書 村上隆が日本の美術教科書は酷いと言っていたので)
「パニック・裸の王様」*開高健(裸の王様は内発性を重視した日本式美術教育の戯画化)
「非常事態の中の愉しみ」小林信彦(年に一度このシリーズを買うのが愉しみ)
「南極点のピアピア動画」野尻抱介(連休中ニコニコ動画にハマってしまった 一応SF)
「福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書」(結構時間がかかった 付箋がいっぱい付いた かゆうま)
「宮沢賢治漫画館1〜5」(漫画だよ 悪かったな)
「舟を編む」三浦しをん(辞書編纂事業のトリビアの集積 ラノベ風に)
"Arzach" Moebius(メビウスの画集)
「パリ刑務所の日本人 アガダ」原田信夫(『塀の中』本の一つ 70年代にフレンチポップスの輸入が止まったのは何故かを調べていて古本屋で)
「経済の文明史」*カール・ポランニー(『ファシズムの本質』ナチズムとキリスト教との対決って視点がわたしには新鮮だった)
「GENGA-OTOMO KATSUHIRO ORIGINAL PICTURES」大友克洋(原画展を見に行きたしと思えど、東京はあまりに遠し)
「いしいひさいち 40th anniversary 仁義なきお笑い」文芸別冊(いしいはどこまで行ったやら)
「言語にとって美とは何かI II」*吉本隆明(「文学とは」って議論になると読み返す マルキシズム否定から議論が始まる むかしは面倒だったな)
「小説世界のロビンソン」*小林信彦(軽く書いているんだけれど 英国の古典から始まる面白い小説論)
「日本社会の歴史」上 *網野善彦(稲作はどこからもたらされたのか ふと思いついて調べ始めた 『銃・病原菌・鉄』の影響)

249 :
>>244->>247
90杉の爺さんの妄想より信頼できる「歴史」だと思いました
予科練は海軍のパイロット養成所
いまの航空自衛隊のようなもの
大戦末期の超大量採用時ならいざ知らず開戦前は
ほんの一握りしか採用されないので「行かされて」
などで入れるところではなかったと思います

250 :
予科練というエリートコースを勧められただけの事でしょ

251 :
脱線も節度があれば面白く読めるけれど、しつこい自分語りはウザイだけでは?
だから細部に突っ込まれるんでしょうよ
「ミレニアム」読みました
も〜サイコー。リスベットが魅力的過ぎて♪

252 :
>>251
まあそう怒らんと
Gさんだって別に悪気があって書いたのではないのだから

253 :
いいえ、怒っていないですよ
ただコテは叩かれるのが勲章だと思うの
それから、現在進行形の読書を話題にしたいんですよね

254 :
「カーボン・アスリート」 山中俊治 白水社
ロンドン・パラリンピックの、ピストリウスの騒ぎで興味を持った「競技用義足」の世界。
失われた足の「形」を再現するのではなく、「機能」を突き詰め、なおかつ「美」を追い求める。
競技者の膝から下に突然現れた、凶暴までに機能優先な競技用義足は、確かに異様な美しさをもつ。
著者はプロダクトデザイナーであり大学の先生。障害者と義士装具士との「手作り」の関係に割り込んでいく。
「競技者」および関係者の支持を頼みに、2人のパラリンピック代表に義足を提供するまでの4年を描く。
職人的技術と個人的関係で成り立って来た障害者スポーツが、商業化の波に洗われプロフェッショナル化していく。
もしかしたら、その直前に現れた「過渡期的」幸福な経験かもしれない。

255 :
>>244
これは、有名な
「我ニ追イツクグラマン無シ
という有名なエピソードの元になった事件ではないでしょうかね?
それにしても、彩雲は高性能なのはもちろん、たいへん美しい飛行機だなあ。
彩雲は中島飛行機開発だが、この会社に興味を持って次のを読んだ。
「日本の飛行機王 中島知久平」渡部一英(光文社」
「中島飛行機エンジン史」(酣燈社)
「飛行機王」は、ちょっと古い感じの偉人伝ぽいがそれなりに面白い。
中島知久平というのは、一種「怪物」のような企業力、技術的発想、政治力を持った人。
戦前の中島飛行機自体、三菱重工と同じ規模の会社だったのではないか。
隼、鍾馗、疾風、それに富嶽と企画力の鋭いものばかり。
戦後解体されてしまったが、仮想戦記的妄想をすると、もしそのまま会社が続けば、
今ではボーイング的な感じになっていたのでは??
後者は零戦の「栄」、疾風・彩雲の「誉」などのエンジン話が多く面白い。
また、戦前の工場現場の実情がよく分かる。
昔の工員は、請負で徹底した能力給だったという。
採用試験が「鉄板に五角形の穴をあけ、同じサイズの鉄片を作りはめてみる」とか。
これを通常の工具でやると、その人の技術力がすぐ分かるという。

>>252さん
どうも。
>>253さん
「予科練話」はご本人の回想なので、なるほどと思った。
いずれにせよ、おれは記憶力もいいかげんだし、間違いも多いので、
ご指摘は感謝します。

256 :
「功利主義者の読書術」佐藤優 新潮文庫 2012  (原著2009)
 古くから古典的作品を読むのに、先行者の助けを借りることがある。
本居宣長の注釈で「古事記」を、レーニンの「哲学ノート」でヘーゲルを読むなどだ。
わたしが読書術なんて本を読むのは、その著者の視点を借りて本を読む愉しみがあるからだ。
 そこで佐藤なのだが、外務省のラスプーチンなどと呼ばれた叩き上げの有能な外交官であったが、
鈴木宗男事件にからんで逮捕・投獄・失職と毀誉褒貶の激しい人でもある。
読書に関しても独自の方法論をもって、大量の(月に300冊の!)本を読む、知的怪物・異能の人である。
この本はいわゆる読書法のノウハウ本ではなく、多くの本を「功利主義」つまり「どう役に立つか?」で
切り取った、佐藤の「読書術」の実例を挙げる形式をとっている。
立ち位置を明確にしながら、経済・外交・ロシア・沖縄・宗教などにコメントするのだが、
語学力や広範な知識を武器に、古典や専門書から文芸書、漫画までを駆使して縦横無尽の描きぶりだ。
にがよもぎとチェルノブイリのくだりなど、衒学趣味過剰と敬遠したくなる所だが、自分の凡庸さゆえと我慢して読了。
大人の目を持って若い頃読んだ高橋和己や小室直樹、ドフトエフスキーを読みなおしたくなった。

257 :
256の書きようが必死に知的を気取りたい厨二病みたいで滅茶滅茶気持ち悪い

258 :
「読了」が通ぶってる感じなのかな〜
佐藤優は面白くてすらすら読み進められるらしいけど…
>この本はいわゆる読書法のノウハウ本ではなく、多くの本を「功利主義」つまり「どう役に立つか?」で
>切り取った、佐藤の「読書術」の実例を挙げる形式をとっている。
>立ち位置を明確にしながら、経済・外交・ロシア・沖縄・宗教などにコメントするのだが、
>語学力や広範な知識を武器に、古典や専門書から文芸書、漫画までを駆使して縦横無尽の描きぶりだ。
この段落だけなら、ややすっきりするんじゃない?
しかし(ノウハウ本でなく)(実例を挙げる形式をとっている)には
おいおい、それもノウハウ本って事なんじゃないか!!!と突っ込みたくなるねw


259 :
>>24>>52>>60>>96
おう

260 :

>>256さん
これ文庫になったんですか。
単行本をブックオフで買って、ぱらぱらめくってほうって置いたが、
ご紹介が面白いのでちゃんと読んでみます。
「読書術」だと、梅棹忠夫の「知的生産の技術」(これは方法論か)、
立花隆のあれこれ「ぼくはこんな本を……」「ぼくが読んだ面白い……」
などが印象的だったが、いずれにせよ、「読書術」というのは「批判」である。
本を選ぶ時点で、世評や学会などへ批判があり、独自の価値観の提示がある。
「ぱらぱら」段階で言うのも何だが、個人的印象では、
佐藤優は、「功利」を言う以上に「理想主義的」だ。
アカデミックを離れた人ほど小室直樹を評価するのは、よくわかる。
「古くから古典的作品を読むのに、先行者の助けを借りる」
これも同感ですね。
とうか、後世の優れた批評家を味わいたいために古典を読む、ということすらある。
おれが好きなものだと、まずバフーチンのドストエフスキー。
「ドストエフスキーの詩学」を読んで、またドストを読み直した。
角田文衞を知って、古文で冒頭しか読んだことのない古典を読まされた。
今NHKでやってる「平家物語」にも出てきた璋子を書いた
「待賢門院璋子の生涯」は面白すぎる。
最も愛読するのは「ミメーシス」アウエルバッハで、この本がなければ、
西洋古典はまじめに手に取らなかったかも知れない。

261 :
>>257
佐藤のこの本は、50代の「中二病」的心性をくすぐるところがあってね。
昔若い頃に読んだあの本この本を、こんな風に読むかって、ちょっとテンションがあがる。
ちょっとしたトリビアや衒学趣味も盛りだくさんでね。
読んだだけで「こんなの知ってる俺偉い」って「中二」に戻っちゃうんだね。
で、感想を書くとき「負けるか」ってがんばっちゃうんだね。その時はテンションあがった「中二」だから。
>>258
まあ、ノウハウ本、たとえば「知的生産の技術」とか「論文のレトリック」なんてのは、
ちょっと時間と手間をかけて(本当はちょっとじゃないんだが)本に向き合えば、
平凡な知性の持ち主でも(本当に?)、ちゃんと情報取り込めるんだぜってのが売りなんだが。
ここで佐藤がしてるのは、
「カラマーゾフの兄弟」を原文をふまえて古い訳と新訳を比較して面白い発見をする。
チャンドラーの「長いお別れ」を清水俊二訳と村上春樹訳で比較して、原文に隠された背景を探る。
宗教改革者フスの著作を原文で読みたいから、仕事の傍らラテン語を勉強しました。
なんてあたり。そうおっしゃられましても…。
>>260
レーニン云々は、学生の頃ノートの取り方で先輩に教えてもらった。大月の文庫を買って真似したね。
引用・要約・注釈・感想、いまでもノートを作る時に癖が残っている。


262 :
↑臭い臭い嘘くさいw

263 :
Gさんやここの中二病じじばばさんが好きそうな濃いー話を
既女板の奥様方が話し合ってますわよ
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/ms/1348414183/

264 :
>261さん
大月書店は懐かしい。
宮益坂の途中にあった、何とか言う社会科学の本の多い本屋に
マルエンの全集や、文庫(オレンジと黒のカバー)が揃っていたな。
といっても、おれは左翼の揚げ足取りwのために読んだだけで、
到底まともな読み方とは言えなかったけど。
ノートを取って読んだなんてのは、エドマンド・バークくらいか。

>>263さん
>261さんはちがうが、おれ自身は、
はっきり言って、「中二病のじじい」に近いな。あたりです。
ただし、ここの(おれの)レスが、「濃い」とは思えない。
この程度で「濃かった」ら、もう、蒸留水しか飲めないよ。

265 :
あっさりビールが飲みたいのに、古酒を出されたら厭だよね

266 :
「言葉の海へ」高田宏 1978 新潮社
 国語辞典編纂の内幕もの「舟を編む」三浦しおん を読んでいて、
そういえば、日本ではじめての国語辞典「言海」を作った人の、
伝記があったなと思い出し、古本屋で購入。面白い。
 
 幕末に仙台藩の蘭学者の家系に生まれた大槻文彦は、すでに有能な文部省吏員として、
師範学校の経営、英和辞書・教科書の編纂などを進めていたが、
その和洋漢の学識を認められ、明治8年日本初の「国語辞典」を一人で編纂することになる。
 背景は征韓論・自由民権運動・大津事件がおこって列強の影をいやでも意識する明治。
時代は、辞書の編纂も勝れてナショナリズムの発露だった。日本という国家・国民・国語を定める。
法・政治・教育制度を列強と並ぶところとする。同じレベルで、国語の文法を定め国語辞書を編纂する。
米国ウエブスター、英国オックスフォードに並べ!
 大槻も、「海国兵談」林子平の流れを汲む洋学者として、沖縄の所属を示した「琉球新誌」を出版し、
「松島竹島の記事」を書いたのは、当然のことであった。(まさか辞書編纂の本で「竹島」の名に出会うとは)
「時代」は、辞書をつくるような人も、単なる「学究の徒」に捨て置いてはくれなかった。
大槻は熱い志をもつ明治の男であったが、辞書編纂はそれとは正反対の冷静な作業の繰り返しなのだが、
高田は、隠してもなお現れる思いを、作中繰り返し辞書の記述内容を載録することで示してみせている。

267 :
>>268さん
言語の話って面白いですね。
おれは千野栄一という人の本が好き。
「言語学のたのしみ」
「ことばの樹海」
とか、本物の学者が気楽に書いた凄みを味わった。
20世紀以降、毎年のように言語がなくなっていく、という話も面白い。
東欧のなんとか地方で話されていた**語の最後の話者のおばあさんが死んで、
その言語は絶滅した、といったエピソードを知ると、哀れの感が迫ってくる。


268 :
>>267
「言語」特に「日本語」は専門家じゃなくても、何となく分かってるような気になっているモノなんで、
つまらない常識にとらわれている俺なんかは、それを壊してくれる本は面白いねえ。俺のおすすめ。
「ことばと国家」 田中克彦 1981 岩波新書 
田中は、言葉にはすぐれて政治的存在って側面があって、「美しい」国語ってのはエリートのためのものじゃないのって立場。
「最後の授業」のお話が、この本の後「道徳の教科書」から消え失せた。
独仏国境の独語方言ネイティブ地域(アルザス・ロレーヌ)で、「フランス万歳」は無いだろうってね。
「手話の世界へ」 オリバー・サックス 1996 晶文社
「レナードの朝」の原作者が語るには、「手話」は聾者にとっては、言語の一表出形態ではなく、一つの言語であると言う。
「全員が手話を話す島」のエピソードで、無意識で手を動かす「手話で夢を見る」「手話で考え事をする」話にはびっくりさせられた。
言葉を獲得するってことは深いなあ。
「ことばのくずかご」 見坊豪紀 1979 筑摩書房
多分古本でしか手に入らない。三省堂国語辞典の編者が、いろんな言葉の初出を列挙している、いわゆるソースを書いてある本。
「即〜する」「激〜」は確かに時代がかってるが「生きざま」「省エネルギー」の初出はありがたかった。
当時、元の連載は新聞のヒマネタ記事のネタ元となっていた。
千野栄一というひと、「ロボット (R.U.R.)」カレル・チャペックの翻訳者らしいね。読んでみますか。ありがとう。

269 :
>>268さん
おれの知らない本をいろいろ読んでいて感心します。
「言語」ネタだと、渡部昇一は「言語と民族の起源」といういい本を書いてます。
フィヒテの演説とか、言語学界の二大潮流とか、すごく参考になった。
渡部昇一は、今はちょっとアレなアジテーターになっているが、
英語学者や搭乗したてのころは、けっこういい物を書いていた。
「手話」だと、実際の聾唖者同士で使う手話と、テレビなどでやってる手話は、
別物だと言う話を聞いたことがある。
手話でも、「何カ国語の手話ができる」とかいう人がいるのか?
そう、チャペックです。
チャペックの「サンショウウオ戦争」は、SFの古典だけど
「ヨーロッパ文明の崩壊を哀悼する」という感じがあって非常に印象的でした。
全集ものでよくカップリングされている、
エレンブルクの「フレオ・フレニトの遍歴」にも、「ヨーロッパ」を感じたなあ。

270 :
こないだ、外国の言語に関する本を読んでたら、日本語とアラビア語が
習得するのに手間のかかる言語のトップとか・・・

271 :
ネットでそんな記事を見た。
アメリカ国務省の外務官僚養成を担当する外務職員局によると、英語のネイティブスピーカーにとって、
日本語はアラビア語・広東語・北京語・朝鮮語とならんで、習得するのに困難な言語にあげられている。
外交官を志望するそれなりに優秀な人でも、日常的・専門的コミュニケーションにほとんど不自由がない程度まで
習得したレベルに到達するのに、88週(2200時間の授業)が必要だという。
ttp://d.hatena.ne.jp/LM-7/20090919/1253362856
まあ、それだけ英語と日本語は文字や文法がかけ離れているということなんだろうね。
日本人にとってもアラビア文字の習得は大変なんだろうなと思う。

272 :
いんや
英語が公用語なのはそれだけ英語をマザーランゲージにしてた国が
植民地作ったから
あの戦争で日本が勝ってれば日本語、ドイツ語話せれば
世界旅行はたいていOKになっていたと思う
言語とはそういうものだと思う

273 :
今さら言うても意味はない。

274 :
英語も文法的に問題がある言語で
けしてほかの言語より優れてはいない

275 :
そういうことはどうでもよろしい。
とりあえず母国語を磨けばよろしかろう。
それもなかなか難しいわけだが。

276 :
まずアナウンサーに正しい母国語を話させないとw
フジは韓国語NHKは中国語を喋り出すかもね

277 :
西欧語には、女性名詞・男性名詞・中性名詞なんぞの文法性があるのに
なんで英語にはないのかね?ずっと以前、イギリスで現地の人間から聞いたことが
あるがケルト語と関係あるんじゃないのかな?と、不安げに答えていた
チミはど〜おもう?

278 :
アングロ・サクソンちゅうくらいだから、サクソン語にはその区別がなかったんだろう。

279 :
英語や英国史はオレの専門でもなんでもないので、話半分に聞いてくださいね。
手元にある英語辞典の付録の"The History of English"だけの知識で書いてみるw。
ゲルマン由来の男性・女性・中性の(文法的)性は、11世紀くらいの古英語にはしっかりと残っていた。
だがノルマン征服以降、フランス語が言語として政治・法制・教会を支配し、英語は下層階級のものとなった。
その間に英語は公的に使用されなくなってしまい、庶民にのみ使われていた古英語は崩れてしまった。
百年戦争後、ナショナリズムの勃興時に、ロンドン方言を標準語とした時には性は消えていた。
近代英語では、指示代名詞の三人称単数(he/she/it)や動物の雌雄、職業等にその名残りを見る程度だという。
pidgin english 等公的規範を外れた言語は簡略化する。
文法的厳密さを要求されなくなって、どうでもいいことは省かれていったんじゃないか(この辺り当然私見)
ケルトは性が無い言語らしいが、英語への言語的接触は、古英語の成立以前だったんじゃないか。

280 :
>ケルトは性が無い言語
中央アジアが起源とか・・・アジアの各国語、支那・西蔵語、蒙古語
日本語、朝鮮語、には文法性はないですよね。その影響かな?
その文法性とやらで、英語から、スペイン語、ドイツ語、おフランス語を
学ぶとき結構てこずりますね。

281 :
ケルトには文法性が無いってことになってるが、ネットでちら見すると、
ケルト語の末裔のスコットランド・ゲール語やウェールズ語には男性・女性の名詞があるみたい。
ケルトのせいじゃないのか、問題は?
9.10世紀、バイキングがたびたび来襲し、ブリテン北部を占領し北欧起源の言葉が流入したらしい。
調べたら古ノルド語(当時の北欧語)には男性・女性・中性名詞と格変化もきっちりあるねえ。
北欧語の影響もだめか。
そのあと、1066ノルマン征服がおこり、英語が公的に顧みられなくなっているうちに、どんどん簡略化されたと。
当時の上流階級から見れば、英語の話者は、言葉は悪いが「クレオール(奴隷の粗野で崩れた方言の使い手)」も同然だった。
そんな期間が300年も続いたわけで、格変化が無くなり、文法性が無くなり、どんどんいい加減になっていった。
14世紀ころロンドン方言を標準語として英語を作りなおしたときには、格や性による語尾変化はずいぶんシンプルになっていた。
そんないい加減さが、印欧語族間の国際語としてはメリットがあったのかもしれないね。
英国人から見たら、その辺はどんなもんだろうねw。
あ、そうそう。>>279指示代名詞じゃなくて人称代名詞だったわ。
大事な言葉遣いがいい加減なところに「お里が知れる」ってかw。


282 :
この間NHKアーカイブ「ハプスブルクの歴史」というの見ていたら、
ヨーロッパの貴族(上流階級)は、数カ国語を話せるのが普通みたい。
各地に領地があり、婚姻関係を結んでいるから、視点も汎ヨーロッパ的になる。
ソースを思い出せないが、EUの上級職は、貴族(か元貴族)が非常に多いという。
ブリュッセルは貴族の巣とか言うらしい。
もともとEUみたいな前ヨーロッパ的な動きをするのは貴族の利益になる。
一方で土地に固定されて生きている庶民にとっては、EUはデメリットにもなる。
>>271さん
これもソースがあいまいw
習いごとをするのに、3時間、30時間、300時間、3000時間、というのがあるらしい。
3時間で習えるのは、道路標識、食事のマナー
30時間は、平泳ぎ、自動車運転
300時間は、手話、ブラインドタッチ
3000時間は、ピアノ、外国語

>>274さん
「国際人であるためには、英語ができなくちゃダメ」という手の、英語啓蒙派はよくいるが、
英語本だと、鈴木孝夫ガヤや変わっていて面白いと思った。
「英語コンプレックス」をうまくついた、松原淳子の「英語できます」はいい本。
この人は、主題の取り方が独自、かつ、比較的ていねいに取材する。

>>281さん
渡部昇一が、「英文法の起源」などで、
英語は、日本の大和言葉にあたる<たましいのことば>ゲルマン語系と、
外来語で概念などを表現する漢語にあたる<抽象語>ラテン語系が
混ざってできている混合言語。
難しい演説なんかだと、ラテン語系が多くなり、心に触れるバラードだとゲルマン系が多い。
ビートルズの歌詞は、ゲルマン語系が多い。
といったようなことを言ってましたが、これってクレオール語のことですよね。

283 :
>英語は、日本の大和言葉にあたる<たましいのことば>ゲルマン語系
こないだ、進駐軍の放送聞いてたら、漢字の話がでてきて、さかんに、
ヒエログラフ、ヒエルグラフと言ってね。
それでは、日本語は<たましいのことば>と<抽象語>が混在してるんすか?
どおりで難しいはずですね。
ちなみに、横浜の山手のワシン坂病院の近くにある米国国務省の日本語研究所
って看板だしてある事務所あるけど、やっぱ難しいんだね

284 :
>>283
ヒエログラフって、エジプトの象形文字のことだろ。
エジプト文字って、母音が省略されてて表記が子音だけなんだってね。
某ミステリー小説からの受け売り。

285 :
象形文字とコプト語と二種類の表記があったんだっけ、違ったけ。

286 :
>>282
さすが、ビンゴです。
19世紀イギリスの騎士物語「アイバンホー」ウォルター・スコットの冒頭に、英語の成立を説明して、
「領主と、その領地を耕す圧制を受けている下層民とは、話をしないわけにはゆかない、そこで、
お互いにわかりあえるようなフランス語とアングロサクソン語との合いの子のことばがだんだん必要になってきた。
この必要から今日のイギリス語の構造が一歩一歩生まれてきた。これには征服者と被征服者のことばがまことに
具合よくまじりあい、その後に、古典語や南欧の諸国民のしゃべることばからの輸入もあって、ゆたかに発達してきている。」
と書かれている。(これは、面倒な言葉の本じゃなくて、「三銃士」みたいな冒険活劇で面白いです)
田中克彦の「ことばと国家」によると、交易のため白人の植民者と現地人の間で使用される言葉は、
易しく単純化された「白人」の言葉になる。これをピジンという。
現地人の子供が、このピジンを生まれた時から使っていて「母語」となるとクレオールという。
ピジンやクレオールは、文法も無ければ語彙の安定も無いとして、軽視されてきた。
まさに、英語はクレオール語的時代を経てきているんですね。


287 :
>283さん
まあ、渡部昇一のことだから「分かりやすい」比喩が多いんですねw
例えば、「昭和維新の歌」
権門上に傲れども
国を憂うる誠なし
財閥富を誇れども
社稷を思う心なし
「旅の宿」
浴衣の君は ススキのかんざし
熱燗とっくりの首つまんで
もう一杯いかがなんて
妙に 色っぽいね
「昭和」だと、権門、財閥、社稷。みんな漢語の音読み、
「旅」だと浴衣をはじめ、みな和語で訓じられることば。(熱燗はどうか?)
漢語だと観念的になり、日本国民全体のエモーションを動かせない。
和語中心だと、それができる。
みたいな、当たり前のことですが。

>>286さん
なるほど、説得力があります。
その観点から欧米諸言語を見ると、やはり、英語は「国際語」になある素質があったのか?
それとも、いろんな言語の人たちと商売とかする必要があったので、
そのようになってきたのか?
そういえば、実は中国語(文章語としての漢文と、マンダリン)も、
実はクレオール語だという説を、どこかで(またソース忘れた)読んだことがあります


288 :
>>280
第二外国語でドイツ語を選択して、教科書で代名詞の性・単複・格変化の16個の変化のマトリックスを見た時の
「やっちゃった感」「絶望感」は忘れられないw。次の年、もっと「おぞましい」いつまでも終わらない文wを見ることになるのだが。
>>283,284,285
ヒエログリフの話なら、面白い本がある。ついこの間の出版なので、読んだ人もいるでしょうね。
「ロゼッタストーン解読」レスリー・アドキンズ他 新潮文庫 2010
ナポレオンがエジプトから持ち帰った碑石「ロゼッタストーン」。
そこにはヒエログリフ・ギリシャ語・未知の文字の3つの言葉で同じ文章が書かれているらしい。
ヒエログリフを解読しようとするフランスのシャンポリオン。対するはイギリスのヤング。
時あたかもナポレオン帝政末期、解読競争もヨーロッパの覇権をめぐる権力闘争の一部かもしれない。
国内でも王党派と皇帝派の対立に翻弄されるシャンポリオン。最初に解読の鍵を握るのは誰か。
巻末には吉村作治wによる解説もついている。

289 :
今、ロゼッタストーンは大英博物館にあるんだっけか。

290 :
↑>にあるんだっけか
【だっけか】って何処の方言なの?

291 :
>>289
エジプトが返せとかいってるものか?

292 :
>>291
フランスも返せっていってるんだっけか。
>>290
標準語だっけか。

293 :
「浮き世の画家」カズオ・イシグロ ハヤカワepi文庫 2011
「日の名残り」「わたしを離さないで」で知られる、日系英国人イシグロの長編第二作。
 昭和23年、高名な元画家の小野は、末娘の縁談に気をもんでいる。
この前の話が破談になったのは、自分が主導した、絵画の「新日本精神運動」のせいではないか。
自分の画業は、否定されるべきものだったのか、娘のためにも弟子・友人を訪ね始める。
思いは巡る、絵を描き始めた子供のころ、長じての修業時代、師匠とのやり取りなどを。
 作品世界は、時代を前後しながら、小野の視点でのみ描かれ、曖昧なところも残してある。
それが話が進むにつれて、読者にとって徐々に明瞭になる仕掛けになっている。
日本の描き方は端正で、若い英国人という限界を考慮しても、違和感が少ない。
 全体の雰囲気は、ジャンルは違うが、小津映画風。一部意識した描写も見られる。
老人と娘、バーのマダムに古い友人と、道具立ての比較も楽しい。

294 :
>>288さん
大学の代に外国語でドイツ語!
「でるですでむでん」しか覚えていないw
絶望的な気持ちで臨んだ試験では、たまたまヘルマン・ヘッセの「ちょうちょ」がでた。
ヘッセが好きでこの小品も読んでいたので、「しゅめったりんぐ」だけを手がかりに、
答案用紙を埋め、見事単位をもらいました。

>>289さん
自慢じゃ無いけど、自慢ですが、見たことあります。
ガラスのケースに入っていて想像より大きかった。
日本語を含む各国語のパンフレットも売っていたので、分かったような気になりましたが。
多少は本好きなおれですが、あの大英博物館の円形図書室に入ったときには、
高揚感と圧倒感と絶望感に襲われたな。
あの膨大な「知識」「経験」「思索」に囲まれると、身の毛が逆立つような感じになる。

295 :
>>289
今頃になって、スペイン語をやっているが、ローマ字読みですむ分ドイツ語
よりはやりやすいな。・・・と思っても、スペインや南米で通じるかどうかは・・・

296 :
スペイン語もやっぱり名詞に性別があるの?セニョール。

297 :
もちろん、あるべ!

298 :
>>294
あの巨大な閲覧室で、南方熊楠が、馬小屋の二階にある下宿とを往復しながら、
古今東西18,9カ国語の書籍を読みこなしていたことは、すごいなと思う。

299 :
>>298さん
そうか、南方熊楠も通っていたのか。
コリン・ウィルソンが通っていたというエピソードもありますね。


300 :
職業上の専門書以外では
現ポス、ビックコミック、週漫、仁、磐音。

301 :
>>299
「アウトサイダー」だね。以前、宗教と社会の関わりってヤツに興味を持っていた頃に、
かれの第2作「宗教とアウトサイダー」で出あった。
アカデミックな裏付けを持たぬ人で、直感と広範な知識を武器に、ひとを震撼させる言葉を発する人がいる。
熊楠やコリン・ウイルソンなんかもそうだね。
中二病のしっぽを引きずった凡人であるおれは、彼らに励まされるのか、絶望させられるのか。

302 :
コリン・ウィルソンは『賢者の石』に夢中になったなあ。
また読みたくなった。どこにしまったものか・・・

303 :
「屍者の帝国」伊藤計劃・円城塔 河出書房新社
夭折のSF作家伊藤の絶筆を、友人の芥川賞作家円城が書きついだSF作品。
今年後半は伊藤を読み継いでいたので、その流れで。
19世紀のロンドン、医学生ワトソンは大英帝国の諜報員として、アフガニスタンに向かう。
目指すは「屍者の王国」を作らんと、アフガン奥地に逃亡したアレクセイ・カラマーゾフ。
同行するのは無骨な軍人バーナビー大尉、召使いのフライデー、途中見え隠れするなぞの女ハダリー。
フランケンシュタイン博士によって実用化された「生ける屍者」が兵士・労働者として跋扈する、
もう一つの歴史を描きながら、舞台は東京・サンフランシスコ・ロンドンへと巡る。
過去の名作からの引用をコラージュしながら、「スチーム・パンク」的設定(巨大な解析機関、屍者の工場)、
伊藤的血みどろのアクションシーンを楽しませ、「ダヴィンチコード」的「謎解きもどき」を語っていく。
初め、あからさまな引用に辟易して、ページが進まなかったが、あるページで「益体(やくたい)もない」という
台詞を読んで、彼らもまた小松左京の若き後継者なんだなと思った。ある種の「小松語」だったし。
「魂とは何か?」は作品を貫く基本的アイデアか、はたまたストーリーを展開させる道具立てにすぎないのか?
妄想の湧く作品ではあったね。

304 :
「日本近代技術の形成 <伝統>と<近代>のダイナミズム」 中岡哲郎 朝日新聞出版 2006
「屍者の帝国」を読んで、もう一つの歴史:「19世紀、もし日本で独自に産業革命が起って、ペリーを近代工業国家『日本』が迎えたら?」
という妄想が湧いたので、急いで何冊か平行で読み始めた一冊。
幕末に、西欧の圧倒的な工業技術にさらされた日本は、なぜ呑み込まれ低開発の状態に陥らず、近代化に成功したのか。
経済史の専門書なのだが、機械の構造を示した図面や数値を並べた表の間から見えてくるのは、危機に対して必死に闘った日本人の姿だ。
江戸時代末期佐賀藩では、オランダ人から買った「一冊の本」から、反射炉で鋳造した鉄製の大砲を作るところまでなしとげた。
明治以前ヨーロッパに留学した数百人の「侍」たちの大部分が帰国し、そこで見たものを日本に作り上げようとした。
彼らが船旅の途上、各地での植民地支配を実見したことで、外国資本による鉄道等への直接投資を拒み、産業の「植民地化」を防いだ。
維新後衰退しかけた西陣織組合がリオンに「職人」3名を派遣し、ジャガード織を導入、普及させた。
明治政府が高度の「技術移転」を目論んだ釜石の国営製鉄工場の失敗を、在地の実業家が「在来産業の技術」を融合し産業化に成功した。
著者は経済史家で大学の先生なんだが、あとがきでちょっと語ったエピソードが興味深い。
彼がメキシコの大学で講義している時、「薩英戦争」について触れ、薩軍はほぼ全滅となったが、一発の砲弾が英海軍の旗艦に命中し、
艦長らの死によって「決定的な敗北を免れた」と述べた。すると学生たちが突然興奮し始め、「それを薩摩の勝利と言わずにどうする」
「あなたの国は植民地になったことがないから、この勝利の大切さがわからないのだ」と全員を巻き込んだ大議論になった。
その切実さは、この本にも反映している。

305 :

>>301さん
「アウトサイダー」は熱中したな。
取り上げられ得ている本はみんな読んで影響を受けましたぞ。
当時のことだと「発端への旅」とかいうウィルソンの自伝も面白かった。
「中二病のしっぽを引きずった凡人」
ご謙遜ですが、おれはまったくそのとおり。
ウィルソンの言説には、体臭ニーチェ主義みたいな「ニュータイプ」的なプロパガンダがあり、
文字通り中2時代のおれは、そうとうやられましたね。
今もそれを引きずっているかもしれないな、反省。

>>303さん
昨日これ読んで仕事帰りに本屋でゲット。
あれこれ用事片付けて12時頃読み始めたら、おもしろい!!
「虐殺」以来の伊藤プロジェクトファンなので、もう熱中しましたね。
翌日があるので大人の意志を振り絞って寝ましたが、つづきが楽しみ。
確かにスチームエンジンやら、フランケン以来の人造人間幻想がいっぱい。
個人的には、キップリングの「キム」的な冒険譚に影響受けているんじゃないかと思った。
いい本ご紹介ありがとう。
でも眠くて。

306 :
>>305
キプリングは「ジャングルブック」くらいかな、しっかり読んだのは。
あと、「東は東、西は西」っていう言葉も印象的だ。
「屍者の帝国」は、最初コンラッドの「闇の奥」をやってくれるのかと思っていた。
屍体のカラマーゾフが「The horror! The horror」と呟くとかw。

307 :
コリン・ウィルソンとライアル・ワトソンがいつもごっちゃになる。
どっちも集中して読んだ時期が重なってるし、どっちもニューエイジてやつ?
中二病凡人が嵌るには絶好の2人だよね。
高校大学頃だったか同時期に別冊宝島読みまくって中二病が重症化した。
熱中しながらもどこかで眉にツバつけてたからオウムに入らなくて良かった。

308 :
>>306さん
映画化するときはコッポラに頼むとか。
キプリングは、子どものころころ読んだきりだったけど、
「グレートゲーム」の事調べてて、「キム」読んだら面白い。
短編も非常にたくみ、かつ、上質で大した作家だと思った。
「屍者の帝国」の後半の方は「キム」に近い気がする。
>>307さん
ほんとに「自分は選ばれし者かも」とか思っている中2には、
ある種危険なシロモノですね。
ワトソンは、最初、ほんとの科学者だと思ってたし。
ウィルソンは「精神寄生体」が一番好き。

309 :
ライヤル・ワトソン何冊も読んだ中で残っているのは
百匹目の猿と、テニスボールを超能力で裏返しにする少女の話w
裏返しで笑ってしまったのでオウムに入らずに済んだ。
素直な人間じゃなくて良かったわ〜

310 :
>テニスボールを超能力で裏返しにする少女の話w
トポロジーのお話ですか?

311 :
ライアル・ワトソンは幸いなことに、80年代初めの中二病真っ盛りのころに出くわさず、
90年代いい加減オッサンになってから、ちくま文庫あたりで出会ったので、傷は浅くて済んだw。
分けのわからないものは「」で括って横においておき、雰囲気だけを楽しめるようになっていたからな。
「未知の贈り物」は「お話し」として好きだったな。次に「ロミオエラー」で堪忍してくれと思い。
「生命潮流」は、全然覚えていないw。

312 :
生命潮流はテレビ番組で見たな。

313 :
「日本文明と近代西洋 「鎖国」再考」川勝平太 日本放送協会 1991
経済史におけるトピック「なぜ日本だけがアジアの後発工業国として植民地を経ずに成功できたか」を、
「木綿」製品をテコに、歴史的に地勢的にと縦横に語る。
昔、経済史関係に関心を持つきっかけになった本。「日本が独自に産業革命に成功したら?」という妄想の為に再読。
幕末の日本は、ある程度高度な商品経済が整備されてはいるが、工業化の度合いは低く、関税自主権も無い。
裸同然で欧州からの製品輸入にさらされることになった。当時の世界商品とは「木綿・砂糖・生糸・茶」。
ところが、西欧の主要産品である「綿布」は日本に入り込めず、遅れて工業化した日本がアジアの工場となった。
実は、英国産の綿布は絹織物の代わりの薄手の製品で、日本人の使っていた厚手のモノと違っていた。
つまり消費者の嗜好・使用者の文化的特徴と違っていたのだ。
川勝は、物品とそれを使う文化を含めて「文化・物産複合」と呼び、なぞを解くキーとした。
イギリスは産業革命までインド木綿の輸入国。英国産はインド産のコピー品が出発点。
ヨーロッパも日本も旧文明圏から見れば辺境。辺境のキャッチアップでは同じ。
商業と海賊行為、戦争が一体であった時代に、鎖国し銃を捨てて刀にもどった日本。
日本は鎖国の間に眠っていたのではなくて、世界商品の自給に成功していた。
面白かったのになあ、川勝平太。今、静岡県知事かw。

314 :
>>308
たしかに、「グレートゲーム」が「屍者の帝国」の構造を支える下敷きのひとつだったね。wikiをチラ見して思った。
「ザ・グレート・ゲーム―内陸アジアをめぐる英露のスパイ合戦」amazonで質の良くない古書&yen;3800也。
地元の図書館には置いてないし、どうしようかな。「キム」が先かな。「屍者の帝国」人気おそるべし。

315 :
>>313さん
川勝平太氏は「文明の海洋史観」で強い印象を受けた。
ずっと前に出た梅棹忠夫の「文明の生態史観」と、
西欧中心のパラダイムを見直す、という点では共通していると思う。
今NHKの「坂の上の雲」を最初からDVDで見直しているが、
その中で原作者の司馬遼太郎が
「(ろくな産業、資源のない)日本は生糸というか細いものにすがって近代化を」
といったナレーションがあった。
今だと生糸は大した存在ではないが、当時は「自動車」「電子部品」と言った位置づけだったんじゃ無いかな。
NHKの「坂」はいい作品だと思し、司馬先生も愛読していたが、
やはり冷戦期の時代の産物だったと思う。

>>314さん
「グレートゲーム」は、20世紀の「冷戦」みたいなものですね。
日本の明治維新も、イギリスが極東でロシアに対抗するために、
日本を武装させてコマの一つに仕立てた、というのが近い気がします。
ご紹介の「……内陸アジアを」は面白そう。
しかし、高い!
キプリングは「ジャングルブック」ぐらいしかイメージが無かったが、
「キム」や短編集を読んでずいぶんと印象が変わった。
短編だとリアリズムを踏み出してるところがあるし、当時の「帝国主義」も、
単なる支配者の思想ではなく、異文明との交流の仕方と言った複雑微妙な部分がある。

316 :
誰も聞きたくない講釈たれ爺ハケーン。

317 :
>>315
>今だと生糸は大した存在ではないが、当時は「自動車」「電子部品」と言った位置づけだったんじゃ無いかな。
加工して「高付加価値」を生み出す「原料」でしたね。中国製の生糸がヨーロッパで貴婦人のドレス、日本で大名や裕福な商人の着物。
元禄の頃は、生糸を買うためにじゃんじゃん金銀が流出して危機的状況になり、それに対抗するための「戦略製品」が、
乾燥海産物の「俵物」、つまり干しナマコなんかの中華料理の材料。長崎からどんどん輸出したらしい。
江戸期日本経済の危機を、ナマコが救ったということ。(「ナマコの眼」鶴見良行 ちくま学芸文庫)
川勝によると、日本は18世紀には生糸の国内自給に成功し、20世紀初頭には世界最大の輸出国になった。
70年代以降の円高と政策変更による国内繊維産業の分野的衰退まで、「糸偏」の時代は続いた。

318 :
>>317さん
確かに日本は江戸時代に輸出入の構造が激変してますね。
銅や金、鉄(日本刀)、海産物といった一次産品(刀はやや違うか)輸出から、
加工製品輸出に転換している。
幕末時点で、絹はもちろん、木綿、砂糖、茶などの生産体制ができていなければ、
植民化されていた可能性は高いと思う。
あの頃は、借金の担保が領土というのは、よくあったから。
まさに313の「世界商品」で対抗できたかどうかですね。
ジョージ・ソロスの「ソロスは警告する」2008年を、ブックオフで105円でかった。
リーマンショック直前に訳書が出た本で、長江はあったとは言え、ソロスの慧眼には驚く。
この本は「大恐慌と同等以上の金融財政システムの再編」の予言である以上に、
「再帰性」という概念中心の哲学的な既述が多く、そっちが面白かった。
おれのシロウト的印象だと、一種の認識論で
「人は自分の言語の地平から出ることはできない」といったもの。
「市場」というバクチ場でいえば、ある馬が有利と予想し金を張った時点で
賭場を構成する連中の思惑が変化し、前提条件も変わり、それにより自分の予測も変わる」といったもの。
個人的な感想だと、ソロスは「全能であるかのごとき市場モデルやメカニズムの記述」を否定し、
「現実と人の不可分の相互作用と、ある種の混沌、人の有限性」を説いているような気がする。
傲慢を戒め、限りある幸に感謝せよ、といったところだが、見事なアメリカ批判になっている。

319 :
よし、それで抜いてこい。

320 :
「アルゴ」 アントニオ・メンデス他  ハヤカワ文庫NF 2012
先月から公開の同名映画の原作。映画を見に行く前にちょっと予習。
CIAの元エージェントが語る、79年イランのアメリカ大使館占拠事件の裏話。
人質になった大使館員以外に、6人がテヘランのカナダ大使の私邸に匿われ、
それをCIAが極秘裏に救出した。
著者は書類の偽造屋で変装のプロ。亡命者の脱出などで現場にも関わってきた。
この事件では、6人を架空の超大作SF映画「アルゴ」のロケハンスタッフとして
脱出させるため、かつて変装で協力を得たハリウッドの大物業界人も巻き込んで、
外連味たっぷりの仕掛けを準備する。
昔懐かしい「スパイ大作戦」や「大脱走」風のスリルを楽しむも善し、
イラン・アフガニスタンを巡る、米ソの70年代版「グレートゲーム」の一端を、
ほころびから垣間見るのも善し。

321 :
>>318
バブルがはじけたと騒然としていた頃、宮崎義一の「複合不況」1992を読んで見たんだが、
全く理解できなかった。単語一つに辞書を引く外国語みたいだった。
経済も少しは分からないとまずいのかなと、一般向けの本を読むことにした。
その後、ITバブルの頃、野口悠紀雄の「金融工学、こんなに面白い」2000を読んで、
またまったく分からなかった。数式の数の多寡以前の問題だった。
テレビで流れる、ぼんやりとした「比喩的」説明は、分かったような「気がする」が、
リアルな今の分析の「妥当性」なんてまったく分からない。

322 :
「『レ・ミゼラブル』百六景」 鹿島茂 文春文庫 1994
レ・ミゼラブルのミュージカル映画が公開されるので、原作をちょっと復習。
ミュージカルのシンボルにもなった、大きなほうきを持った幼い少女コゼットの木版画。
これら原作の106枚の木版画挿絵を挟むように、長大な原作のダイジェストと背景を生き生きと描いた。
前半に突然挟み込まれた「ワーテルローの戦い」、後半のクライマックス「6月民衆蜂起」のパノラマ。
コゼットの「身代金」を現在の価値に直すと?ラマルク将軍ってどんな人?パリの下水道ってどんなの?
本文483ページがあっという間だ。構成は原作に沿っているので辞書的にも使える。

323 :

通名の方々:

NHK
TBS・JNN・ニュースバード(NewsBird)
テレビ朝日・ANN
日本テレビ・NEWS24・NNN24
フジテレビ・FNN
共同通信(Kyodo・47News)・時事通信
新聞(朝日新聞・毎日新聞・読売新聞・産経新聞・日本経済新聞・東京新聞・・・)
ラジオ
出版社


324 :
新聞の読者の投稿、識者の論説も所詮は新聞社の代弁だとよく言われる。
読書面もそうなんだろうな。今日の朝日の読書面は衆院選を控えて政治がメイン。
ワンテーマを古典や定評のある本で捌いた「決められる政治」。
「捻れ」を呼ぶ二院制も安全装置として有効って、「決められる」ことに不安なんだね。
二大政党制がポピュリズムによって大政翼賛会になったんだぜ「昭和戦前期の政党政治」。
じゃあどうすれば「ウェブで政治を動かす」。warota
今日は読んでみたい本が多かった。
佐藤優「読書の技法」:だれにもまねのできない「読書術」なんだけどね。
中沢新一「大阪アースダイバー」:大阪の歴史古層を歩いて確かめる。歴史親父泣かせだね。
MITの教養の物理学入門講義「これが物理学だ」はネット公開されているのをみてみよう。

325 :
ちょっとローカルだけど「神戸 客船ものがたり」
明治初期からの神戸港の発展。
写真が豊富で明治期のメリケン波止場や商船が一杯載ってる。
上で明治期の輸出品の話が出てるけど、この本にはマッチの製造輸出が詳しい。
明治11年には既に輸出が始まっていてアジア、オーストラリア、中南米まで広がってる。
岩崎弥太郎、ぱなま丸に乗った孫文、など子供に歴史を勉強させるなら
こういう方面から入ったほうが面白くて頭に残りやすいと思うわ。
近年グローバルなんたらとか言うけどこの時代の日本人は滅茶苦茶本当の意味でグローバルだと思った。
敗戦で一旦閉ざされてしまったから日本は昔から閉鎖的に思われがちだけど
終戦後〜自由渡航頃が異常であって、戦前は一般人や商人も世界を股に駆けていた。
そいで今や日本人は自分らが海洋国家、海洋民族ということを忘れてしまってる。
高速道路無料化だの言って陸路が最上のような傾向はおかしい。
いざ災害になると海を使ったら機動性は最上なのに。

326 :
>そいで今や日本人は自分らが海洋国家、海洋民族ということを忘れてしまってる
スキー天国が流行ったとき、おいらは、サーフィンや、スキューバやってたら
「ダセ〜」って言われたなw

327 :
頭のよくなる音楽活用術
今日は9時ごろ睡眠導入剤意を飲んでベットで子本を読んでいても
ずっとさえていた。ならば起きて眠りを誘う曲をかけている
少し効いてきた

328 :
>>325
レビュー上手いね
このスレで初めて読んでみたいと思う本だ
女性かな

329 :
>>328
レビューというほどもない文を恐れ入ります。
はい女です。
今日届いた本「帝国陸軍見果てぬ『防共回廊』」
まだ取っ掛かりしか読んでないけど、これはもしかして大当たり。
文章と構成が分かりやすく壮大なロマンに引き込まれて行く!
明治以来の日本人は海だけでなく大陸内部も縦横無尽だったのが目からうろこ。
防共回廊とはソ連・中国の共産党拡大を止め、同時にシナ包囲網を作る構想。
満洲・モンゴル(内モンゴル含む)・トルキスタン・チベットと連携するという
東条英機が主導した壮大な計画。
トンデモではなく作者は内外の資料や関係者の証言を取り、しっかりしたソースを元にしてる。
よく名前を目にするチベットに関係していた人物が全部繋がってくる。
防共回廊は正に今直面している対中国の答えになりそうな包囲網だ。
先見の明というより真のグローバル視点があれば簡単に見えることだったのかも知れない。
こういうのを知ると戦後の日本人は去勢された宦官みたいだとつくづく思ってしまう。

330 :
>戦後の日本人は去勢された宦官みたいだとつくづく思ってしまう。
前の支那の日本人大使のことか?

331 :
>>330
それそれ!
それと元外務官僚の孫崎とかね。

332 :
宦官でないと、出世できない仕組みになってんじゃないの? 日本の
官僚制度って

333 :
官僚にもそりゃ立派な人はいるだろうけどね。
当時大使だった中山恭子はキルギスでの日本人人質を救い出し北朝鮮拉致被害者も連れ帰った。
政治家では北の工作船に反撃し引き上げを命令した扇千景。
こういう肝の据わった官僚ばかりだといいのに。
私はアンチフェミニズムだけどニワみたいな去勢大使だったら上記のような筋の通った女性の方が億倍いいわ。
中国大使には民間から櫻井よし子を!
書いて気がついたけど上の3人みな美人。

334 :
>政治家では北の工作船に反撃し引き上げを命令した扇千景。
これは立派・・・それに、銃撃して撃沈させた海上保安官も優秀な戦士だな
あの、シーンは今でも焼きついておる。その年、ベルリンに行ったが、なんだか
誇らしい気分にもなったね。ちっぽけな一国民だが

335 :
えっとー撃沈はあっちの自爆だったと思う。
海保はあくまでも警告として人のいない船首とか狙ってたんだよね。
それもすごい。
実は自分はあの映像をテレビで見て、戦後体制や現行憲法がどれだけおかしいのか
天啓wみたいに一瞬にして目が覚めた。

336 :
>船首とか狙ってたんだよね
それで撃沈に導いたのは、やはり凄いと思うが。

337 :
捕まるくらいなら自爆しろってお国の命令だっただろ。
自爆を撃沈とは言わんわな。
確かにあの対応はすごかったとは思うけど。

338 :
文章が下手で読書していますが、一行に改善されません、、
成人しているとは思えないとか大学卒業したとは思えないほど
酷い文章力だと酷評されました・・・される事がよくあります。
自分では文章の善し悪しや上手い下手などはわからないぐらいのレベルなのですが
人からこういう事を言われても罵倒ばかりで、なにが悪くてどう改善しなければならないのかがわかりません。
どうか助言おねがいします・・・(;_;)
_______________________________
いつもそうなのですが、自分が先にすごく好きになった相手に
告白されて付き合っても、全然好きじゃないのに半年ぐらい経つまで
自分があんなに好きだったのだからきっと好きになれるハズだと思ってしまい
好きではないっていうことに気づけません。
こちらから一緒に食事に誘って全然合わなかったのかもの凄くストレスを感じて帰ってきたり
しても楽しかったね!ありがとう!なんてもう二度とこんな想いしたくないっていう感じでも
自分が好きだったのだから、この人のことは好きなんだっていう思いをずっと持ち続けてしまいます。
どうしたら自分の素直な気持ちに気づく事ができるのでしょうか?
例えば大体の場合、恐らく一、二回食事に行った時点でわかると思うのですが
ん?なんか好きなのかなんなのかわかんないや、でもあんなに好きだったのだから好きなのかも?みたいな状態でずるずるしてしまうのです
どうすればいいのでしょうか?

339 :
わかりません。

340 :
コピペだよ

341 :
一つの文章がだらだら長過ぎる、不必要な言葉が多い、と思います。

342 :
http://junko717.exblog.jp/
余談、介護実習で「坂本さん」おじいさん。
坂本さん、認知症のおじいさんがいたの。
ずっと、小刻みにリズムに乗っていたの。
何か、坂本さんに見えた。
その時に、坂本さんが心配になった。
本当は、認知症なのでは?
坂本さんは60歳、知り合いのおばあさんが63歳で認知症だったの。
今年の2月に死んでしまいました。
おばあさんには、凄くお世話になりました。
おばあさんと、2ヶ月くらい一緒に住んでいたの。
私が、おばあさんの家を出たら、認知症が進んでしまい入院してしまった。
日に日に衰弱していく姿を見れなく、お見舞いにも行けなくなりました。
最後は、可哀想でした。
でも、亡くなる2ヵ月前、認知症で何も分からないのに、私の名前を呼んでくれた。
そして「順子ちゃん、私は天国に行くの」泣いていた。
私は「天国には、まだまだ行かない」抱きしめた。

343 :
今年8月から11月ころに読んだ本(*は再読 このスレでコメントしたものは除く)
ナリワイを作る 伊藤洋志(仕事に行き詰まるとこんな本に引っ掛かるw)
遠い山なみの光 カズオ・イシグロ(最後に至って漸く作者の意図に気付いた)
*アーロン収容所 会田雄次(戦争関連本残り)
ポップ・フランセーズ 名曲101徹底ガイド 向嵐三郎(フレンチポップスってどこへいった?)
河内源氏 元木泰雄(大河ドラマ平清盛は見てないけれど 源氏をちょっと)
山行 槇有恒(夏は若いころの山登りの記憶がよみがえって 戦前のアルプス登山の記録)
 以下「支那」呼称について調べていて
*言語学とは何か 田中克彦
*言語から見た民族と国家 田中克彦(マルキストなんだけど「支那語」はあり)
*国歌語をこえて 田中克彦(差別語狩りについて言及)
竹内好論 松本健一(中国呼称の先駆け「中国文学研究会」以降の竹内の歩みについて)
日本とアジア 竹内好(戦後の竹内の立場)
茶の本 日本の目覚め 東洋の理想 岡倉天心(原著は英語だけど 時代から言ってまあそりゃ使うわな)
*十二支考 南方熊楠(熊楠は普通に使うわ)
*祝福・藤野先生 魯迅(藤野先生の時代は清だから さすがに魯迅は書かんわな)
*工芸文化 柳宗悦(大陸文化に敬意があったとしても使うね)
*孤立無援の思考 高橋和己(シナ服を着た吉川幸次郎について)
*中島敦全集I (戦中の大陸を舞台にした「D市7月叙景」に記述無し)
*封建主義者かく語りき 呉智英(一番最初に「支那呼称」に気付いたのは彼から)
*聞き書き庶民烈伝 竹中労(中国手品師吉慶堂李彩に事寄せて辛亥革命を語る 蔑称としてのシナ人)
*漢字 白川静(戦後は使わなくなったらしいね)
産業革命と民衆 角山栄 他(若い頃によく読んでいた経済史家 産業革命を調べていて)
プロテスタンティズム倫理と資本主義の精神(キリスト教では利潤追求って良かったっけ)
西洋紀聞 新井白石(日本なら儒教かな どうも違うように思える)
物類称呼 (年賀状のために江戸時代の方言辞典を買う)

344 :
スクールガールコンプレックス
http://tyoshinsei.blog.fc2.com/blog-entry-1.html

345 :
南木佳士著「天地友情」
医師であり芥川賞作家でもある著者の短編エッセイ。
印象に残ったのが、以下の部分。
勤務医である著者がパニック障害になり、その時診察をした医師が、
研修医の時に著者が指導した後輩で、あまり優秀ではない医師だったので、がっかりした。
実にストレートの書かれていたので、少し驚いた。

346 :
てふてふ、こないだの日経新聞コラムで、大晦日の日に鉄道に突っ込んで
死んだ久坂 葉子(くさか ようこ、1931年3月27日 - 1952年12月31日)の
事が載せられていましたが、有名な人なんですか?
http://www.aozora.gr.jp/cards/001052/files/4970_18639.html
昭和生まれの人、お答えくださいな。

347 :
久坂玄瑞なら知っておるんじゃがのう。

348 :
>>346
張られてる文章読んで思い出して、ぐぐってみてはっきりした。
偶然というか何で急にこんな人のこと出してきたの。
自分の母親はその久坂とほぼ同年齢、同じ時代に同じ地域にいた。
令嬢のスキャンダル事件としてか?
当時の関学の学生の中に知り合いがいたのか色々噂が広まったらしい。
それ以上のことは知らない。
神戸に関係ない人、古い時代の人以外には全く知られてないでしょ。
そいでぐぐったら特攻生き残りの島尾敏雄が遊んだ女ってわけか。
戦後の神戸のカオスの中で頭がカオスになったんじゃないの。
今で言う境界性人格障害だね。
島尾もこんな女にばかり寄り付かれてたんだ。
戦時ものを読んだけど特攻覚悟したまま直前で終戦、おかしくもなるわなあ。

349 :
「大阪アースダイバー」 中沢新一 講談社 2012
以前評判を聞いて「アースダイバー」を読んだ。
古地図と重ねあわせ、町を歩きながら歴史の古層を探る手法は分かったが、
東京に土地勘もなく、「円環構造」の広がりや「崖と坂道」と言われてもピンと来なかった。
これはまあ、地元に近い大阪が舞台なので、何となく言いたい事のイメージはできた。
淀川・大和川の土砂に埋まるまで、古代の大阪は浅い海だった。
そこに顔を出していた、都や古寺社をいただく上町台地を南北の軸、
堺・住吉から奈良に向かう大津道を東西の軸として、大阪の歴史の層を読み解く。
生駒山麓の縄文人が西国の「海民」と出会い、まじりあい、砂州の上に商都を作り上げる。
古地図を拡げ、遺跡や古寺社など古代から近世の痕跡をたどる旅は楽しい。
ただ、「海民」「無縁」など「網野語」をちりばめて、大阪商人の形成を語るのはいいけれど、
古市古墳群を「王家の谷」、2つの軸に「アポロ」「デュオニソス」と名付けたりと大仰で、
書きぶりも多分にイメージ重視で、カーターやニーチェも、さぞかしびっくりしている事だろう。
近年の大阪のディープな話題、「コリア」や「同和」も言及しているが、
さて、事新しくもないかな。

350 :
篠田節子「斎藤家の核弾頭」
原発も作っちゃう核も作っちゃう♪A級市民の逆襲www

351 :
(;^_^) <うっひょおおお。
ここ十五年で、文学的傑作といえるのは、
舞城王太郎「世界で密室でできている。」
金城一紀「GO」
中原昌也「名もなき孤児たちの墓」
です。おすすめです。現代文学に失望しているあなた、現代文学をなめているあなた、
ぜひ、ご一読ください。
どれも、200ページちょっとの作品です。

352 :
最近の我が思うヒット作は
 『永遠の0』
かなあ。
映画化されて今年上映らしいけど。

353 :
>>351 マルチするな
>>352
百田は「風の中のマリア」がいいらしいよ
「永遠0」映画は面白いかもしれないね

354 :
ノンフィクションで面白いの無いですか?
最近だと、ブラックスワン読んだが、いまいち、手嶋氏の切れが悪かったな〜

355 :
沢木耕太郎などいかがでしょう
既読なら失礼
「深夜特急」「人の砂漠」「凍」

356 :
「昭和ちびっこ 未来画報 ぼくらの21世紀」
昔雑誌に載っていた未来予想図が満載。
人口太陽、空飛ぶエレベーター、走れ空中弾丸列車、空飛ぶマンモス空港、原子力宇宙旅客機・・
想像がぶっとんでるw
コンピューター関係はほぼ予想どおりか現実の方が上回ってる。

357 :
>>354
鎌田慧
「自動車絶望工場」「ぼくが世の中に学んだこと」

358 :
また、病気が始まったかい、ほらよ
http://www.hardsextube.com/
50代の読書/どんな本読んでるの? 2013年
14 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2013/01/20(日) 14:14:29.80 ID:l3EmYELA
>>12
少年マガジンの赤塚不二夫の漫画は面白かった
漫画が面白かったんで小説読んだんだだけど
タイトルは「家族八景」かと思ったら「ハウスジャックナナちゃん」
だったんだよね
どうしても読み返したくて、ネットで赤塚不二夫大全集っての買ったよ
【改訂版第二刷】50代の読書/どんな本読んでる?
357 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2013/01/20(日) 15:01:51.41 ID:l3EmYELA
>>354
鎌田慧
「自動車絶望工場」「ぼくが世の中に学んだこと」
彼女いない歴享年になりそうな奴集合(5)
116 :転売基地外行政書士 五関敏之[]:2013/01/20(日) 15:12:08.59 ID:l3EmYELA
せやな
彼女いない歴享年になりそうな奴集合(4)
759 :転売基地外行政書士 五関敏之[]:2013/01/20(日) 15:15:30.89 ID:l3EmYELA
そんなことあったっけかなあ

359 :
>>357
バブル真っ最中にワーキングプアーを予見したような人だな

360 :
              ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
             /": : : : : : : : \
           /-─-,,,_: : : : : : : : :\
          /     '''-,,,: : : : : : : :i
          /、      /: : : : : : : : i     ________
         r-、 ,,,,,,,,,,、 /: : : : : : : : : :i    /
         L_, ,   、 \: : : : : : : : :i   / 働いたら
         /●) (●>   |: :__,=-、: / <   負けかなと思ってる
        l イ  '-     |:/ tbノノ    \
        l ,`-=-'\     `l ι';/       \  五関敏之(42・男性)
        ヽトェ-ェェ-:)     -r'          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ヾ=-'     / /
     ____ヽ::::...   / ::::|
  / ̄ ::::::::::::::l `──''''   :::|

361 :
ドストエフスキー『カラマーゾフ兄弟』
「大審問官」のくだりなど若い頃読んで「これは凄い・・・」と思ったものだが,哲学書などにも
親しんできた今になってみると,「読者に“すごい”と思わせようという気満々だね,ドスト氏w」
と思ってしまう。
こういうことを書くと怒る人がいるかも知れないが,個人的感想としてはそうとしか思われぬ。

362 :
大学生の夏休みにドストエフスキー読んだけど難しい、キリスト教が判っていないと理解できないと思ったよ。
それに対してトルストイはわかり易かった。
新訳版とか出てるので読みたいとは思うが、根性が無いので無理。

363 :
「未知なる地底高熱生物圏」トマス・ゴールド
石油の起源に関心をもってネットを探したら、
この人の本が重要だと思って、図書館で借りて読んだ。
原油に関しては、地球内の物理・化学的変化により、無機物からできてくるというもの。
それ以上に、地中には膨大な微生物が生息していて、生命の誕生もそこからか?
といった興味の尽きない話題がある。
絶版だそうだが、この人の説は、今ではどうなっているか興味がある。

364 :
>原油に関しては、地球内の物理・化学的変化により、無機物からできてくるというもの。
こんなとんでも説なら絶版になるよね〜〜〜

365 :
ステルスマーケティング ステマ
消費者に、商品広告だと気づかれないように宣伝をすること。
ステルスとは英語で「隠密、こそこそしたやり方」の意味。
露天商などが使った「さくら」や「やらせ」と同じ行為で、
業者と通謀して客になりすました人が商品をほめるなどして、
買い物客の購買心をそそる行為である。略称ステマ。
アンダーカバーマーケティングundercover marketingともよばれる。

366 :
読書日記1. アレクシ(ス)・ド・トクヴィル/岩波文庫『アメリカのデモクラシー』
アメリカ文化研究の一環として読んだのだけれど,むしろフランス貴族の政治学的民主主義研究の本だった。
まぁタイトルからしてそうではあるんだけど。
国文科出で経済学や政治学に何かいかがわしい印象を持っているワタクシには退屈で読めず,50頁読んで挫折。
・・・と言うより,みんな最後まで読んでいるのかなあ,こんな本?
367 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

368 :
雑学日記 2. 中川淳一郎/新潮新書『ネットのバカ』@
旧著『ウェブはバカと暇人のもの』最新版といったふうな本。相変わらず身も蓋もなくて可笑しい。
例えば――
・ネットで一般人が成り上がることは不可能とは言えないが,可能性はゼロではないという程度
これは本当だね。もともと有名人や芸能人でない限り,ネットでの影響力はゼロに近い。
ボクは3年前に「日本の原発は近い将来間違いなく取り返しのつかない大事故を起こすであろう」と予言した
(たぶんただ一人の)ブログの書き手であるが,その時も今も誰も注目してくれてない。ダメだこりゃw

369 :
読書日録 1. 副島隆彦・石平/徳間書店『中国人の本性』
副島先生は小室直樹一派の中では一番ましな方である。マネー本では読者に損はさせないという点に於いて。
でもそれ以外ではちょっといけません。“アポロは月に行ってない”だの“オタクが描く萌え絵の女の子こそ現代に甦った
観音さまのイメージである”などとトンデモなことを言う。
この本でも副島センセイは中途半端な知識を振り回しては石平氏を困らせている。だからあまりひとにはお奨め出来ない。
まぁ小室直樹一門は宮台真司といい橋爪大三郎といい,どうも言う事がアレなので敬して遠ざけておくのが無難である。

370 :
学者の無責任な評論って面白いの?
学生なら読むかもしれないけれど
中年になってまで他人の思想や分析なんて要らない
楽しい読書がしたい

371 :
> 学者の無責任な評論って面白いの?
 
だからそういうのはダメと言ってるのだよ。
> 中年になってまで他人の思想や分析なんて要らない
オレも抽象論には関心がない。でも勉強するのは好き。予言が当たるようになるのは愉快かつ有益である。
3年前には「日本の原発は近い将来間違いなく取り返しのつかない大事故を起こすだろう」とブログに書いた。
去年は「子宮頸癌ウィルスの予防接種など有害無益である」と。
今年は「韓国人はなぜ整形が好きだったり芸能人までが大学に行きたがったりするのか」解説した。
いづれも真っ当な学者の本を読んでいれば簡単にわかることではあるが。
でも「そんな事には興味はない」と仰言るならそれは仕方がない。
御縁がなかったということで・・・

372 :
いづれも・・・w

373 :
「いずれ」とか,吾妻を「あずま」と書いたりするのは頭悪そうな感じがしてイヤだね。

374 :
日本語知らんの

375 :
>>371
そのブログ見たいwリンク貼って!

376 :
浅田次郎「終わらざる夏」
占守島という島があるのを知らなかった
これでは戦線延び過ぎで勝ち目は無いのに
前線の兵士は良くやったよね
浅田が書かなければもっと泣けたと思うけど

377 :
戦車隊の古参軍曹さんは最後どうなっんだろ?  すばるを途中で放り投げちゃった

378 :
>>377
ネタバレかもだから改行するね



菊池軍医はシベリア抑留、それ以外は全員死亡だよ
ロシアの青年ファンタジーとか、熊さんのエピが満載なのが
ほら泣け!これで泣けるだろう?と浅田の意図が見え見え
自分が捻くれているんだろうけどwあざとい感じ

379 :
知識人99人の死に方(監修=荒俣宏) 50代ともなれば、人生終わりは近い! 青年期の続き感覚では×
死に方の本をたくさん読むべき。

380 :
へー、本を読んだだけで人の死に様が変えられるんだ〜
そんなわけ無いだろ!

381 :
完全自殺マニュアル?

382 :
いや、心の持ち方が変わるのだよ。 読んだことないでしょ? この手の本を。

383 :
じいちゃん、とうちゃんの軍隊手帳を読んでいる・・・

384 :
>>382
変わる前の心の持ち方が酷かったのね…

385 :
楽天的だっただけさ。 人生誰でも長生きできると思うのは浅薄。
この本は、博識な荒俣宏らしく、著名人の死に至るプロセスが述べられている。 冒頭の手塚治虫の話など、特に細かい。

386 :
>>385
自分は蟻のように無名なので
有名人の死に様は興味本位で見ることはあっても
それで死生観が変わるってことは無いなぁ
ただ蟻のように生き、人知れず死んでいくのがお似合いだからね
名も無い若い人が「お母さん」と言いながら
南の戦場で餓死した話などは、時代とはいえ辛いものだけれど
彼らの何倍も無為に過ごしてて申し訳ないけれど
それでも蟻は蟻なりに生きて行くしかないわけで…

387 :
そういうことを、考えると、早く人類は滅びればいいなとも思う。
生きててもいいことなんもね〜もんな。アノ、ハトポッポはいいよW

388 :
荒俣宏と仲の良い、水木しげるサンの自伝漫画も前者の方にはピッタリかも! 従軍時代、幼年期の霊的体験、極貧時代、末広がりの人生。 水木しげるの作品読むと、生きることは無駄でないと思うね。

389 :
>従軍時代、幼年期の霊的体験、極貧時代、末広がりの人生。
そうは、問屋が卸せね〜だろう

390 :
作家は作品で評価されるべきで
エッセイや自伝とか対談でがっかりする人が多いよね
ばななとかバナナとか

391 :
上島
末広
荒又
水木
浜崎

392 :
ばななちゃんは親父の七光りデビューだからな 隆明氏が偉くて、今も糸井重里がフォローしてくれるし

393 :
逆に 林望みたいにエッセイが上手くて小説が下手な人もいる
あるいは、三田誠広みたいに自己作品に誇大な自己解説ばかり入れてる人も 書き方と言っても、脳の使い方が色々あり、作家は想像力を鍛えないとダメらしい 論文ばかり書いてる人は逆に作品世界構築が×
何でも読まなきゃダメさ

394 :
koboで読みまくっている。

395 :2013/10/22
吉行淳之介みたく 対談の名手でも 作品のつまらない人もいたね
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