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2012年2月エロパロ137: 源氏物語でエロパロ (540)
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源氏物語でエロパロ
- 1 :07/12/26 〜 最終レス :12/02/09
- 現代文でお願いします。
- 2 :
- 原文嫁
終了
- 3 :
- ペロペロ
- 4 :
- 源氏物語自体がエロパロな気がしなくもない
- 5 :
- エロだけどパロじゃないだろ
- 6 :
- エロを期待して読んだけど原文の意味よく分からないし解説文見てもサッパリ
源氏物語は中坊の頃の苦い思い出だ
- 7 :
- ょぅι゛ょを自分好みの女に育てていくんだよな、確か
- 8 :
- 源氏物語の漫画はかなりえろいよ
- 9 :
- 紫の上に挿入したまま新年を迎えた光源氏
- 10 :
- 源氏の濡れた逸物を丹念に舐める紫の上
- 11 :
- 幼馴染み妻(葵の上)と
べたべたし
↓
人妻(夕顔)を失神させて
↓
本宅に忍び込んで親父の愛人(藤壺?)を寝とるとは
どこの男の敵ですか
- 12 :
- 守備範囲結構広くなかった?彼奴は
- 13 :
- 末摘花なんかもいるし、空蝉のところに行って別の女と入れ替わってる事に気付いてもやっちゃってるからな。
ところで六条御息所は世界最古のヤンデレだと思うんだがどうだろう。
- 14 :
- 気になったのでググってみた所、有名所で妻・恋人(一度きり含む)で13人。プレイボーイだから無名の女は数がしれない。
幼女(紫上)から政敵の娘(朧月夜)、地方妻(明石)に姪(女三宮)とまさに鉄壁の守備範囲
六条御安所は確かにヤンデレだね、しかも生前後問わず他の女を祟るなんて・・・
このスレは夕霧×雲井雁とかは桶?
- 15 :
- 葵の上のツンツンツンデレぶりに萌え
- 16 :
- ある意味マザコン最強話だからなあ
どうでもいいけどさ、玉鬘は俺が貰っていい?
- 17 :
- 葵の上が一番好きだ
- 18 :
- 実際には、顔が可愛くて、ちょっと早口のおしゃべりで
ゲームに熱中すると大騒ぎして友達と笑い転げたり
叱られると「トイレ掃除でも何でもしますからここにおいてください」と頑張る
健気な近江の君が庶民には魅力的だと思う。
- 19 :
- 物凄い会話だな
- 20 :
- 薫と浮舟は末長く幸せに暮らしましたとさ。
匂の宮?なにそれ美味しいの?
- 21 :
- >>20
奴は生臭いし、ねとりとしてるから食用には向かないぞ。
源氏の従者と女達の侍女のえち話とかはなし?
- 22 :
- これみつだっけ? 源氏の乳母子で藤典侍のパパ。
ヤツなんかかなりあちこちで悪さしてそうだ。
てかそうしないと源氏の手引きできないもんな。
浮船…霧の浮船チョコは美味しかった。
- 23 :
- 理系の俺にはついていけないスレ
- 24 :
- >>23
いやいや、必須は妄想力のみで知識など飾りです。エロい人にはかわらんのです!
…まあ、このスレで興味を持って源氏漫画や小説・原文に触れて貰えればいいんじゃね。
>>22
頭中将と並ぶ源氏の悪い遊び師匠。頭中将が源氏に対抗意識が見られるので、主君を立てつつ美味しい所は押さえておく…
ちゃっかり者かな?
- 25 :
- エロ萌えはしないが嫁にするなら花散里がいいな
田辺聖子の私本・源氏物語の中にある色恋そっちのけで
光源氏とグルメ談義で盛り上がっちゃうエピソードが好きだw
- 26 :
- >>25
そんな話があったのか
買っただけでまだ読んでなかったから読むわ
- 27 :
- 柏木と女三宮キボンヌ。この組み合わせは相当エロい。
- 28 :
- >>27
柏木×女三宮は男の強引さが原因だしな…
俺はその妻落葉宮(だっけ?)と未亡人に欲情した夕霧の方になんとなくドロドロのエロスを感じる。
- 29 :
- 保守
- 30 :
- 保守
- 31 :
- ここは叔母風呂にエロゲ版作ってもらおうぜ!!
インパクト抜群!!
・・たぶん源氏氏ねの嵐になるかもだがw
- 32 :
- これは?携帯だけだけど
ttp://courseagain.com
- 33 :
- 私は源氏の君とはプラトニックだった朝顔の君が好き
何となく源氏の君は数回やれば飽きるという性格がするしね
- 34 :
- >>6
小泉吉宏(だっけ?)が描いた
「まろ、ん?」は分かりやすいよ
- 35 :
- におう の 宮 って せくしー
- 36 :
- 楽屋裏というか、紫式部と藤原道長のエロ話も読みたい
道長って糖尿病だったらしいから、そんなの少ないだけに
- 37 :
- >>25
あさきゆめみし読者なら、花散里はぽちゃ専向けでしょw
まあ原文だと逆に痩せちゃってる感じみたいだけど。
>>34
天皇家の流れ=栗ないしどんぐり
左大臣家の流れ=豆
非常に分かりやすい流れで笑えました。
あとあの作品は行為についてはほぼ「しちゃった…」で済ませてるわなw
- 38 :
- まだ若い頃の夕霧 × 雲居の雁 が好き
あさきゆめみしだと最後のほう夫婦仲冷めてる(?)けど…
- 39 :
- 夕霧と薫ってキャラかぶってるよな
- 40 :
- 瀬戸内寂聴さんが書いた「藤壷」にGJあげたい
- 41 :
- 田辺聖子版の太夫の監×玉鬘が好きだったなあ。
年の差・体格差萌え。
監オッサンのくせに可愛いよ監
- 42 :
- 女とヤってお金が貰える♪
まさに男の夢の仕事!
出張ホストっておいしくない?
ttp://outsideseek.com/2ch/01_info.html
- 43 :
- 【中国】スター三人、無修正写真流出「セックス?スキャンダル」
02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[?思慧]-37P-
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=13/2008-2-9/63187_2.shtml
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=13/2008-2-9/63187_1.shtml
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=/13/2008-2-9/63187.shtml
02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[梁雨恩]-40P-
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=13/2008-2-9/63186_2.shtml
02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[??思]-10P-
http://page.dreamhosters.com/page97.php?tid=/13/2008-2-9/63185.shtml
- 44 :
- >>42-43
消えろ!
- 45 :
- >>19いちおう言っとくと、
>>18の台詞は父親に対してね
近江の君はもともと庶民だったんだけど
実は大臣の落胤だったことがわかって父親の屋敷に引き取られる
で、気に入られたくて色々頑張るんだけど、 上流階級の常識からはあきらかにズレてるから
がんばればがんばるほどバカにされる
- 46 :
- 【中国】少林サッカー主演女優などスター三人、無修正写真流出「セックス?スキャンダル」
02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[?思慧]-37P-
http://l.idol-photo.org/page97.php?tid=13/2008-2-9/63187_2.shtml
http://l.idol-photo.org/page97.php?tid=13/2008-2-9/63187_1.shtml
http://l.idol-photo.org/page97.php?tid=/13/2008-2-9/63187.shtml
02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[梁雨恩]-40P-
http://l.idol-photo.org/page97.php?tid=13/2008-2-9/63186_2.shtml
02-09?冠希裸照事件2月7号最新?[??思]-10P-
http://idol.idol-photo.org/page97.php?tid=/13/2008-2-9/63185.shtml
- 47 :
- >>39
確かにかぶってるね。
あと冷泉帝も同じような感じがする。
- 48 :
- >>47冷泉帝は源氏っぽいと思う
- 49 :
- 頭中将×葵上 希望
- 50 :
- エロを期待して読んだのに描写が少なくてがっかりだ
- 51 :
- 誰か源氏と源典侍の組み合わせを20スレぐらい使って書いてくれ
- 52 :
- >>49 ちょwwそれは近親そうかry
- 53 :
- このさい同母兄妹だろうが母と息子だろうがたいしたこっちゃないと思うが
- 54 :
- 誰か光源氏×源典侍を書く勇者はおらんか
- 55 :
- 夕顔の監禁調教もの
- 56 :
- >>22
先ずは姫様付きの女房を落として手引きさせてお忍びってパターンもあるからね
結構おいしい思いはしてるだろうな、これみつは
柏木も女三宮の女房落として女三宮の情報仕入れたり
あげく忍んでいったりとなー
- 57 :
- エロゲー好きこそ『源氏物語』を読め!
いや、凄いですよ。何が凄いかって、光源氏の下半身のだらしなさととヒロインの幅広さですよ!
何というか、もうヒロインの層の厚さに関しては、ハンパなエロゲーなんて相手になりません。
え?だって…。
実際ヒロイン(要するに光源氏とヤッた女)を抜き出してみると
・藤壺中宮(義母/年上/亡き母親そっくり)
・葵の上(正統派/幼馴染/親友の妹/ツンデレ)
・空蝉(人妻/年上/控えめ)
・六条御息所(うら若き未亡人/年上/インテリ/嫉妬深い/怒ると怖い)
・夕顔(天然/親友の元セフレ)
・紫の上(ロリ/活発系/藤壺の面影あり)
・末摘花(ブサ/天然)
・源典侍(エロ年増)
・朧月夜(奔放娘/敵対してる家の令嬢)
・花散里(なごみ系/年上)
・明石の上(純朴田舎娘/田舎育ちのコンプレックス持ち)
それにしても…。な…何なんだ、このバリエーションの豊かさは!?え?だって…
近親相姦から不倫、夜這い、強姦、そんでもって幼女愛まで幅広くカヴァーしてるんだぜ?
もっとも、光源氏が極度のマザコンで、なおかつ亡き母の面影恋しく、義母である藤壺中宮に夜這いをかけて
不義の子を宿すなんていうエピソードは、一般には知られていないところなのですが…。
第一、原作者は1000年以上前にエロ小説を開発というのは時代を先取りしすぎwww
- 58 :
- たしかに萌えシチュの嵐なんだけど、十二単って脱がすの面倒くさそうだ
- 59 :
- 基本的に紐一本だから、
すぽっ・・と脱げるんではなかったか?
- 60 :
- 夏場はシースルーだよ。
- 61 :
- 空蝉の釣れない態度に燃えて空蝉に会う機会を
作らせる為の手駒として弟(12歳くらい)を自分の小姓にして
性的にイタズラしたりしてるんだよな
ショタにも手出してたりするあたりほんと手広い
- 62 :
- >>57
女三の宮も忘れないであげてください…
真のロリ担当は彼女だろjk
源氏と関係してはないけど朝顔の斎院や玉鬘も捨てがたい
- 63 :
- 薫君浮舟匂宮の3P希望
浮舟タン萌え
- 64 :
- パタリロ源氏物語の源典侍が美人なのに台詞すらなくて残念。
- 65 :
- 六条御息所は元祖にして最強のヤンデレ
生きてる間もんだ後も祟るとか怖すぎる
- 66 :
- ヤンデレはそれでなくとも怖いのになw
- 67 :
- どうせなら萌え語りで1000までいってくれ
- 68 :
- 源氏物語第二帖「帚木」から「雨夜の品定め」で頭の中将×夕顔
エロ以外が冗長です。捏造が多いです。
よろしければお付き合いください。
- 69 :
-
宮中は濃い闇に包まれて、かがり火にかすかに浮かび上がっている。
しとしとと降り続く雨にどうにも気鬱に悩まされていた物忌みの晩だったが、幾人かの殿上人が物忌み所へと集り始め、たわいのない話で盛り上がった。
その賑やかにして華やかな笑い声を聞くともなしに聞きながら、源氏は扇を軽く開いて物憂げに口元に当てる。
ほう、とため息をついて御簾を流し見る源氏に、男たちの視線がついと集った。
扇で隠された口元に、すっきりと通った鼻梁、伏せられた目がなんとも悩ましげで、男であるにもかかわらず色香が溢れるようだ。
どぎまぎと源氏から目をそらした男たちは、それを誤魔化すかのように咳払いをする。
そんな男たちを楽しげに見つめて、源氏の元へ訪ねてきた頭の中将が彼に問いかける。
「源氏の君、これほど思われてなお、ため息とは。一体あなたの御心にはどんな姫君が居座っておられるのでしょう」
宮中で遊び上手と名を馳せる頭の中将は、源氏が受け取っていた恋文を漁りまわしていた。
からかうように源氏を見つめて、頭の中将は源氏が受け取った数々の恋文をひらひらと振って見せる。
物忌みで宮中に留まっている源氏の元にはひきもきらずに恋文の雨が降りしきる。
物忌み所に引っ込んでいてさえ、殿上童に追い掛け回されるほどだ。
「あなたの妹君が、あんまりわたくしにつれないからですよ」
頭の中将から恋文を奪い返し、源氏は小さくため息混じりに呟くと、彼は面白そうに肩眉を吊り上げた。
元より、夫婦となってからも馴染めずにいる葵の上に恋煩いなど、しているはずもない。
源氏の心にいるのは美しい藤壺、ただ一人である。
しかし御上の側近である頭の中将に、そのようなことを打ち空けられるわけはない。
適当に誤魔化したのに気付いたのか、頭の中将は人を喰ったような微笑を源氏に向けた。
「それはそれは。宮中を騒がす光君のお心をそれほどまでに掴むとは、我が妹もなかなかどうして」
「とても魅力的な方ですよ。そしてつれない方だ。夫婦となってもわたくしに打ち解けてくださらない」
愚痴を零すように、源氏は唇を歪めてそう囁く。
実際、どこか冷たい印象のある葵の上は、大貴族の娘らしいプライドの高さゆえか、なかなか源氏に打ち解けようとしない。
葵の上は、たしかに美しい女性ではあるが、源氏はどうにも好きになれなかった。
「妹は、照れ屋なのですよ。そして、嫉妬深く自尊心が高い。おそらく、あなたの唯一の女性となれないのが悔しいのでしょう」
「わたくしはあの方を唯一にして無二の存在だと思っているのですが。思いが伝わらないのは、切ないものですね」
「まったくもって、光君は罪つくりだ。そんなことを行く先々で囁いているから、妹も気を揉んで素直になれないのでしょうよ」
- 70 :
-
源氏の気のない返答に、頭の中将は手をたたいて笑う。
それを少しだけ不快に感じながらも、源氏は唇をすこしだけ吊り上げた。
元より、頭の中将も源氏が真に葵の上に恋煩いを起こしているなどとは思っていない。
すべては貴族らしいただの言葉遊びなのだ。
二人ともに女性と遊ぶのに慣れきっている身であるからして、頭の中将が源氏を責めているわけでもない。
悪友同士のじゃれ合いを楽しみながら、くすくすと笑い会っていると、物忌み場所に誰かが顔を出すのが見えた。
「おや、左馬の上に藤式部の丞じゃないか。少し寄っていきなさい」
頭の中将が声を掛けると、その二人の公達は朗らかに源氏たちの傍へと近寄ってくる。
公達二人は、どちらも凛々しく、色気の溢れる顔立ちをしていた。
焚きこめた香の爽やかな香りが匂いたち、扇を開く音がぱちぱちと響く。
どこかの絵巻物のような、美男が揃い踏みした優雅な雰囲気に飲まれてか、雨の降り注ぐ音すら控えめになった。
「源氏の君の恋文を拝見していたのだが、女性というものは実に不思議だね」
「それはまた。なにしおう光る君への恋文とは、われらも是非見てみたいものです」
くすくすと笑いながら話しかける頭の中将に、藤式部の丞と左馬の上は頷きながら微笑んだ。
彼らもまた恋の遊び上手で名を馳せる、宮中の花形であるからして、恋文など山ほどもらっている。
にも関わらず、他人宛の恋文を見たがるのは、源氏への密やかな興味の現われだ。
「わたくし宛の恋文など、なにも面白いこともありませんよ。皆さんが受け取る文のほうが、よほど気の利いたものが多いでしょう?」
拗ねたように恋文を箱へとしまった源氏を見つめながら、三人はてんでに首を振る。
「いやいや、文の手蹟ひとつにしても、人柄というのは出るものさ」
「どんなに美しい姫君と、楽しい夜を共にしても、送った歌への返答がないと興ざめしてしまいますしねえ」
「まったくですな」
くすくすと笑う三人は、扇を楽しげに開いては閉じて、美しい音を響かせた。
ひとしきり、手紙の手蹟に対する議論や、歌のやり取りについて話を弾ませると、頭の中将は難しい顔をしてぽつりと言った。
「それにしても……私は最近思うんだが、世の中には完璧な女というものは、何もとりえのない女と同じくらいいないね。どんなに駄目な女でも何か一つ取り得はあるものだし、反対にどんなに素晴らしい女にも欠点はあるものだ」
「それはそうでしょう」
「いかにも」
中将の言葉に、うんうんと頷く源氏たちを見て、彼は言葉を続けた。
「上流階級として大事に育てられれば、その欠点は見えづらくなるのでしょうがね。私はあまり興味が沸かない。どちらかといえば、中流の女のほうが、面白いものですよ。深窓の姫君では味わえない、個性というものが楽しめる」
頭の中将はそういうと、くすりと笑って、何かを思い出したのか唇を舐め上げた。
どこか淫猥な表情で舌で唇をなぞった彼は、源氏に色っぽい流し目を寄越す。
艶めいた話に、かすかな興奮を湛えた源氏は夜目にも眩しいほどに美しく、白い着物に直衣を羽織って横たわる姿は、遠めには物憂げな美女にも見えた。
「雨の夜の戯れに、昔の恋の話でもしましょうか。中流の女、で私のかつての恋のお相手を思い出しました」
「ぜひ聞かせてください」
頭の中将が語り出すのを、源氏は楽しげに聞き入りながら微笑む。
公達はそれぞれに寛ぎながら、中将のかつての恋の話に耳を傾けた。
- 71 :
-
***
頭の中将がその女に出会ったのは、さまざまな原因が重なって女の家にたどり着いたある日のことだった。
偶然にも女の家の軒先に咲いている美しい花を見つけた中将は、どうしても手折りたくなり、従者に家の主人へと渡すように文を書いた。
その文に添えられて返ってきた花に結ばれた歌と、その洒落たやり方に心を動かされた中将は、以来その女の家へと通いつめた。
女は寂しげな白い顔立ちをした美しい人で、親をなくして心細いのか、頭の中将を何くれとなく頼ってきたが、けして必要以上に寄りかかって中将を不快にさせることはなかった。
***
女の家へと通い始めてしばらくたったある夜のこと。
肌蹴た着物をかき寄せながら、恥ずかしそうに目を伏せる女を抱き寄せ、頭の中将はその耳元に囁いた。
「あなたがお寂しいのなら、私を頼りにしてくれてかまいませんよ」
女の単の中に手を伸ばし、吸い付くような肌の手触りを楽しみながら、中将は艶やかな黒髪をかき上げてそのうなじに口づけを落とす。
「ええ……私はいつも、あなたさまを頼りにしております」
遊びなれた彼の手管に、女は頬を染めてうっとりと頷いて、男の胸にもたれ掛かった。
衣からたちこめる香の匂いと、女の汗の匂いか交じり合って、中将はにわかに劣情を覚える。
「ええ。私を頼ってください」
「あ……そのような……いけません……あぁっ……」
女の内腿に指を這わせると、すすり泣くような声で喘ぎ始める。
さきほどまでの官能を揺さぶられたのか、指を突き入れたぬかるみは熱く湿って、中将の指を締め付けた。
「可愛い人。いけないことなどありません。私の腕の中で、もっと乱れてください」
「はぁっ……あ……あぁっ……ふっ……んんんっ……」
座り込んで抱き寄せた女の身体は、中将の腕の中で淫らに揺れている。
小さく口づけを落としながら、女の乱れる様を楽しげに見守った中将は、衣をゆるくほどき、昂ぶった自身を彼女にすりつけた。
ぬめった熱い感触に腰を蠢かした女は、恥らうように顔を伏せて、呻くように喘ぐ。
戯れに、乳房を掴んで揺すると、女の硬くなった乳首が中将に指に摺られる。
「愛しいあなた、私にどうして欲しいですか? 私をもっと頼ってくださってかまいませんよ」
「……い、いじのおわるいっ……はっ……あぁっ……」
くすくすと笑いながら、女の耳たぶを甘く噛む中将に、彼女は恨めしそうに流し目を寄越した。
赤く染まった目元は微かに潤んでいて、男心をくすぐる。
女のぬかるみへ出し入れする指の数を増やして、その唇を塞ぐと、白い身体は陸にあがった魚のようにびくびくと震えた。
「ふぁっ……やはぁっ……ぁあんっ……いい……」
まるで楽器のように、女は中将の指に合わせて甘やかな声をあげ、彼の耳を楽しませる。
その心地よい声をもっと聞きたくて、中将は優しく、しかし激しく彼女の身体を責め立てた。
「もっ……もう、お許しください……あぁうっ……」
乳首を摘まれ、内壁を指で摺られて、女はついに途切れ途切れの懇願を口にした。
自分を求める女の声が聞きたくて、中将はわざと意地悪く女に聞き返す。
「私はあなたを責め苛んでいるつもりはありませんよ。心地よいでしょう?」
「……ひゃうぅっ!……ち、ちがいます……そうではなく、あ、ぁあっ!」
指を更に増やして、女の中に出し入れを繰り返すと、きついぬかるみからは止め処なく蜜がこぼれ落ちた。
自分を苛む男にしがみつきながら、その甘く苦しい責めに息を乱した女は首をふって哀願する。
「お願いします……意地悪を、なさらないで……」
耳元で囁かれた、甘くかすれた吐息まじりの声に、中将は激しく欲情した。
白い肌を赤く染めた女の全身から、淫蕩な色気がたちのぼり、そのむせ返るような香気を浴びて、頬を染めながら、中将は女の身体をこちらへ向けさせる。
「こちらを向いて、顔をよく見せてください」
「…………お恥ずかしい」
女のぬかるみから抜きさった指を舐める中将を見て、彼女は羞恥のあまり顔を伏せる。
中将の膝の上で向かい合う形になった女は、身の置き所がない様子でもぞもぞと身体を動かした。
「ほら、もっと脚を開いてくださらないと」
「……あふっ……ん……はぁっ……あぁ……」
中将の手で脚を開かされ、猛々しくそそり立った彼自身へと腰を沈めていく女の姿は、日頃の慎ましさとはまた違う女の魅力を振りまいている。
蕩けるように上気して顔で、中将の全てを受け入れた女は、小さく喘ぎながら中将の首元に抱きついた。
その仕草が愛しく、女の肩を抱きしめ返しながら、中将は律動を始める。
- 72 :
-
「ああっ! あ……はぁっ! んぅっ! ……はうぅっ……」
顔を歪め、高い声で鳴く女の乳房を掴み、幾筋かの黒髪が張り付いた白い首筋を舐め上げた。
身体を震わせて中将の愛撫に応える女の姿が、喩えようもなく嬉しくて、彼は腰の動きをはやめる。
熱いぬかるみは中将をきつく締め上げ、しかし例えようもなく心地よく包み込んだ。
女の中を味わうように、自身を突きいれて掻きまわすと、それに応えて淫らな粘液が滴り落ちる。
「や……ああっ! ……はぁあっ……うぅっ……んぁぁっ!」
「可愛い人だ」
淫らに喘ぐ女の髪を撫でながら、中将は呟いて腰をおし進める。
長い黒髪が乱れに乱れて、まるで生き物のようにうねって、女の白い身体にまとわりついていた。
それすらも淫靡な興奮を高める材料となって、中将を追い詰めていく。
同時に昇りつめはじめている、女の身体に手管をこらした愛撫を施して、その度に中将を締め付ける媚肉の感覚に酔いしれる。
と、女の身体はがくがくと痙攣をはじめた。
「もうすこし、待ってください。私も、すぐですから……」
「あぁっ! い、はぁぁっ! ああんっ! やぁあっ!」
女は一際高く喘ぐと、中将の身体にしがみつき、宥める彼に口づけをせがんだ。
まだ言葉の途中だった中将は、そんな女の様子に苦笑しながらも、まんざらでもない様子で彼女に口づけを落とす。
熱い舌と舌が絡み合い、薄く開いた目で女の表情を見つめた中将は、薄く開いた口から漏れるため息と、赤く染まった瞼に目を奪われた。
しどけなく乱れた女の姿は、これまでにもさんざん見てきてはいたが、それがこんなにも魅力的な女は初めてだ、と内心で感嘆する。
普段が慎ましやかな、白い花のような女だからこそ、乱れたときの常夏の花のような美しさが際立つのだろう。
うっとりと女をみやりながら、絡ませた舌で女の顎の裏を舐め上げると、伏せた睫毛がふるりと震えた。
「ん……んむぅっ……んんんっ……んふぅっ……」
繋がった下肢を絡めあい、かすかに揺らしながら口づけを続ける。
片手を女の下半身に伸ばし、尖った肉芽を摩り上げると、彼女は首をふって口づけから逃れようとした。
激しい快感に、固く瞑った目から微かに滲んだ涙が睫毛を濡らして、頬に滑り落ちる。
「……んん……はぁっ……あぁっ! ふぁああぁっ!」
激しく体を揺すられ、官能を揺さぶり起こされて、女は涙を零しながら喘いだ。
その乳房に吸い付きながら、中将は更に腰の律動をはやめていく。
「ああ! ああぁぁっ! いやぁあぁぁっ!」
叫び声を上げてしがみつく女に、容赦なく自身を突きいれながら、中将は女の肩に唇を落とした。
きつく吸い上げると、赤い花弁のような跡が、女の白い肌に浮かび上がる。
その赤い花をなめあげながら、中将自身を最奥へと捻じ込むと、女は声もなく白い喉を仰け反らせ、彼女の内部を犯す熱い塊をきつくきつく締め上げた。
その甘美な感触に息をつめ、中将もまた、彼女の奥に欲望を吐き出す。
ひくひくと震える白い体を抱きしめると、女からは真夏の花のような甘く濃密な香気がたちのぼった。
荒い息を吐きながら折り重なった二人の影は、一つの大きな影をつくる。
部屋の中の灯火はいつのまにか消えていて、暗闇の中で目を凝らしながら、中将は女の耳元へ何事かを囁く。
夜のしじまに、しばらくの間恋人たちの甘い睦言が響いていた。
***
それからしばらく、女の家へと通うことをおろそかにしていたが、別段女から恨み言をもらうわけでもなかった。
ついついそれに甘えて、彼女の家へと足を運ばなくなったのだが、そうしている間に、中将の妻が女に嫌がらせをして、ひどく彼女を甚振った。
それでも家へと尋ねてこない中将に、女はずいぶんと苦しんだが、ついに使いに文を持たせて彼の元へと送り出す。
その文を見て尋ねてきた中将は、女の優しげで儚い様子に心を打たれてしばらくの間通いつめたが、また足が向かなくなってしまった。
そうしている間に、女はいつのまにかその家から、ひいては中将の目の前から消えてしまう。
***
- 73 :
-
「咲きまじる色はいづれとわかねども なほ常夏にしものぞなき……」
語り終えた中将は、ぽつりと和歌を口ずさんで寂しげに笑った。
どんな花よりも、やはり常夏の花が美しい……というその歌を、彼はその常夏の女に捧げたことはあったのだろうか。
しみじみとその哀しい響きに耳を澄ませていた源氏は、ふと藤壷の美しい横顔を思い出して胸を痛めた。
自分は彼女に堂々と恋歌を贈ることもできぬ身の上なのだ、と我が身の侭ならない恋を嘆きつつ、会話に曖昧に頷く。
「やはりね、慎ましやかな女はよいものだけれど、慎ましやかすぎると忘れてしまうものだよ」
「だからといって、しつこい女も困りものですがな」
「適度に慎ましく、適度にしつこく、ですな。いやはや実に難しい」
くすくすと笑いながら女談義をはじめる公達の様子を横目で見ながら、源氏はこっそりと胸の内で頭の中将の恋物語を思い返した。
中流階級の女にも、中には良いものかある、と聞いてどこか心地よい胸騒ぎを覚える。
源氏は確かに藤壷に恋焦がれ、実りの無い片思いを続ける身だが、だからといって恋の遊びに消極的になるほど、彼は純朴ではなかった。
むしろ積極的に恋の遊びを嗜んでいる身としては、今まで見向きもしていなかった中流の女に並々ならぬ興味が沸いている。
「まあ、なかなか出会う機会もないでしょうがね」
「いやいや、なんだかんだと物忌みや方違えなんかで出会うものだよ」
「それはまた、方違えの楽しみが増えますね」
中将に、にこりと笑いかけてそう答えた源氏は、頭の中でその言葉を反芻した。
明日あたりに、葵の上の家へと顔を出さねばならない。
御所暮らしを続けている源氏を、彼女と彼女の両親は不満げに責める。
それにいちいち付き合って、葵の上の機嫌を取るのに内心辟易としていた源氏にとって、方違えでの出会い、という言葉はまさしく甘露のように甘く響いた。
くすくすと笑う源氏を不思議そうに見つめる三人に、軽く手を振って源氏は楽しい空想に思いを馳せた。
- 74 :
- 一旦終わりです。お付き合いありがとうございました。
源氏×空蝉に続く予定です。
- 75 :
- 職人さん到来age
面白かった。早く色んな人がくるといいな。
- 76 :
- >>31
まあ、時代物のエロゲって少ないし面白いかもな。
ただ、十二単とかまともに描くとグラフィッカーが軽くねるWW
- 77 :
- >>74
面白かったです
いや、まさかマジで源氏物語のエロパロが来るとは・・・・
次も期待しています
- 78 :
- 激しくGJ!
この彼女って夕顔だっけ?
- 79 :
- 紫上 ロリ
藤壺 義母(母の面影あり)
葵上 ツンデレ年上妻
夕顔 病弱、亡フラグ
六条の御息所 ヤンデレ
明石上 委員長タイプ(中流家庭)
朧月夜 奔放なお嬢様
末摘花 ブス、どじっ娘
源典侍 熟女
花散里 癒し系
女三の宮 寝取られ
玉鬘 親娘丼
(息子ルート)
雲井雁 幼馴染
大君・中の君 姉妹
浮舟 自未遂(バッドエンド)
※
空蝉 パッケージ絵のみ 攻略不能(ファンディスク発売未定)
朝顔 パッケージ絵のみ 攻略不能(同上)
桐壺 実母、パッケージ絵のみ 攻略不能(同上)
- 80 :
- 柏木×女三宮タンのエロ小説見かけたよ。
- 81 :
- >>79
攻略不能はいいが空蝉とはやってたろう。
イベントとしてあるだけなのかな?
- 82 :
- >>36
>楽屋裏というか、紫式部と藤原道長のエロ話も読みたい
>道長って糖尿病だったらしいから、そんなの少ないだけに
宴会していると酔った藤原公任が
「スミマセン、このあたりに若紫(紫の上)はいらっしゃいませんか?」
のようなことを言った…という話が紫式部日記にある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E5%85%AC%E4%BB%BB
公任はかなりのインテリだったんだが、ロリコンでもあったらしいw
- 83 :
- 若紫、玉鬘、女三ノ宮を選択できる育てゲーもいいぞ
- 84 :
- >>81
空蝉とはやってるが靡かせることはできなかったので、
恋愛スキルのレベルアップとアイテム(薄衣)が手に入るイベント
- 85 :
-
小さいときから、一緒の床で寝るのが習慣になっていたので、
紫の姫君は今も、源氏に抱かれて眠ることにすっかり慣れ親しんでいた。
そうして、楽しくとりとめもない話を交しているうちに、姫君は、いつかすこやかなねむりに落ちるのがきまりだった。
紫「おやすみなさい、お兄さま」
と姫君は、重そうな瞼を、もう開けずにいう。
源氏「私を愛しているかい?」
と源氏がいうと、姫君は半分、とろりと睡ったまま、ゆるんだ愛らしい花の唇から、
紫「お兄さま、だい好きよ」
と、ため息とともにいう。
源氏「ほんとう?」
紫「ほんとうよ、お兄さま」
源氏「その証拠をみせてくれるかい?」
紫「証拠って?」
姫君はそう言ったなり、うつつに寝入ってしまう。源氏の手枕が重くなった。
姫君の愛らしい重みが、源氏にはもう堪えられない。
こんな無垢の少女には、もうすこしの間ときを与えて、女として開花するのを
待つべきかもしれない。しかし若い源氏はもう待てない。
長い間、心からいとしんだものを、もう待ちきれない気がする。
源氏は姫君にそっと唇を重ねる。やわらかい少女のままの唇。
源氏「私の愛に免じて、私が何をしも許してくれるね?」
紫「いいわ、お兄さま……。でも、何を?」
姫君は夢うつつのやさしい声音でいった。けれど、それに続くものは、源氏の
若々しさを示す性急な男の動作だった。
紫「えっ、えっ?お兄さま一体何をするの!?」
源氏「許してくれ…」
姫君の寝衣の帯が解かれ、源氏の手が幼い胸元に差し入れられる。
紫「いやー、お兄さま恐い」
まだその行為の意味を知らぬ幼い少女は、長年兄と慕っていた人の豹変ぶりに恐怖を覚えた。
- 86 :
- 兄妹か……。そうだよな10歳差だし(遠い目)……。
何かのパロでネタをお借りした時は疑似親子設定にしていた。
兄妹設定に改変するのもいいな(でもどこまでなら破綻しないのやら)
- 87 :
- >>85
ワッフルワッフル
- 88 :
- >>85
半分マジだから困る
- 89 :
- ヤられたあと、拗ねて起きてこないのがまたかわいいよな >紫
- 90 :
- 紫式部はツンデレ、ヤンデレ、ロリetc
最近のエロゲの要素ほとんどわかってんだな・・・
- 91 :
- 葵上のツンデレ、紫の上のロリ、六条の御息所のヤンデレ、花散里とのほんわか他
どれも魅力的なヒロインたちなんだが、問題は光の君がむかついて読んでられないことだ
イケメンフェロモンと高貴オーラと金で全て解決しやがって
- 92 :
- 2次ドリ文庫の主人公だと思えば大丈夫
- 93 :
- >>91
あいつはたしかにそういう奴だが、救いようのないブスやしわしわのババアにでもちゃんと愛情を注げるんだぜ
- 94 :
- >>85は「あさきゆめみし」の該当部分を文章にしただけだよね?
- 95 :
- >>94
引用しただけなのになぜこんなにエロいw
- 96 :
- 柏木×女三宮読みてー・・・
源氏は女三宮ヤったのかね?
- 97 :
- >>96
源氏はやってるだろ。
女三宮懐妊の報を聞いていぶかしく思ったものの、柏木からの文を見つけるまでは
自分の子だと思ってたんだろうから。
- 98 :
- 紫の上に付き添って二条院に行くまでは六条院で暮らしていたし
普通に夜のお渡りもあっただろうからね。
- 99 :
- 源氏×紫の上ってなんで本文中に直接の描写が無いの?
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