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2012年2月エロパロ682: 【ワイルド】ゼノブレイドでエロパロ【ダウン】 (252) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【ワイルド】ゼノブレイドでエロパロ【ダウン】


1 :10/07/02 〜 最終レス :11/12/25
皆で仲良く使いましょう

2 :
心が……騒いできた

3 :
やるじゃない!

4 :
イくよ!ライン!

5 :
穏やかじゃないですね

6 :
銃身が溶けそうに熱いわ

7 :
フィオルンが機械触手にクチュクチュされてるのとか、絶倫リキさんサイハテ無双とかも浮かぶけど、一番はメリアちゃんの柔らかい胸と羽根をもふもふしたいも!

8 :
ゼノブレイドは世界観的に機械姦のエロしか想像できない

9 :
ヤンデレメカルンが泥棒猫メリアちゃんにお仕置きしちゃう話が読みたいも

10 :
いつもは堅いメリアが苦しそうに、でも快感に堪えながら喘いでるのがみたい「っん、な、何をす、る…っ」みたいな

11 :
シュルクさんにエロい玩具作ってもらおうぜ

12 :
ロウランは、テレシア化したカリアンと絶対ヤってると思う

13 :
メリアちゃんが伝説の勇者さまの上で腰振ってる姿しか浮かばないも!

14 :
しゅるくしってるか
のぽんのちんこは
しりにあるあれ

15 :
シュルク「この羽どうなってるんだ?」
メリア「あっ…やめんか…」
リキ「リキも触りたいも」

16 :
まさかの羽根輪姦か

17 :
メリア×リキだとリキの方が一応子持ちだし経験豊富そうだから
SEXのときはなにもわからないメリアちゃんをリードしてそうだな

18 :
ちょっと待て、リキに下のモナドがついてるのか

19 :
メリアSS読みたい
思い余って夜這いをかけたメリア×シュルクとか
相談しつつなんかいろいろ教えてもらうことになったダンバン×メリアとか

20 :
>>15
メリアの羽が性感帯ってのはもう決定事項だな
ちょっと触られるだけで らめぇ って言い出して欲しい

21 :

ええい同人はまだか!!

22 :
pixivでもエロ絵とか見かけるようになったけど、メリア率高いなぁ。

23 :
シュルフィオ前提のシュルメリなんかも燃えた

24 :
俺が職に付けたらシュルクメリアSS投下するわ

25 :
>>24
裸で正座して待ってる

26 :
>>24
ワイルド待機

27 :
>>24
超がんばれ

28 :
フルチンで待ってるも!

29 :
ほす

30 :
裏キズナトーク
〜岩陰の向こうには〜
「あっ…あ…くっ、いいよ、フィオルン!フニャフニャマコだよお!!ああ…きた!!
イクよ!イクっ!ああ、あああー!!」
「シュルク、何をしているのだ?」
ここまでビジョンでみえた

31 :
ほっしゅ

32 :
敗北エンドでディクソンにハメられちゃうメカルンとメリアちゃんまだー?

33 :
ストロジャム→ダンバン書いてみた。
エンディングのその後の世界。
世界再生の時に各街は互いに近い場所に再現された模様。
エロ描写は無いので
各自の脳内で補完よろしく。

34 :
「今行く」ノックの音に応えてダンバンが玄関の扉を開けると、
そこには手の込んだ刺繍のワンピースを着て茶色の四葉帽子を被り
ピンク色の毛皮がフワフワモコモコした可愛いらしいノポンの少女が立っていた。
 
ストロジャムはダンバンの足にぎゅっと抱きついて頬を染める。
「どうした。俺に何か用か?」
「え?なになに?何でお兄ちゃんに抱きついてるの?」
「ストロジャム、ダンバンさんと結婚するも。よろしくも」
「ええええっ?!」×2
 
とにかく部屋に通して3時のお茶を出しつつ、様子伺いで話を聞いてみるフィオルン。
甘いミルクティーとクッキーを手に幸せそうなストロジャムは
とにかく「ダンバンさんと結婚するも」を繰り返し、一向に帰る気が無さそうだった。
「あなたがお兄ちゃんを大好きなのは良く判ったわ。
 でもノポンとホムスとでは結婚は無理って言うのも判ってね?」
「式はいつにするも?このまま同居でもぜんぜんOKも」
「話し、ぜんぜん聞いてない…」
 
「あーそうだ、君はまだ16歳だったな?
 世の中には法律という物があって、大人にならないと結婚なんて出来ないんだぜ。
 一度家に帰って保護者の人と相談してみてはどうだ?うん?」
「ホムホムの法律は知らないけど、ストロジャムもう大人だも。自分の事は自分で決めるも」
「結婚したいなんて一方的に決められる物じゃない。
 愛し合う当人同士と、両方の親が納得しないと出来ないんだ。
 俺は君に街で会って挨拶するぐらいの仲でしかない。だから、結婚は駄目なんだ」
「ダンバンさんはストロジャムを愛してくれた仲も。身も心も。もうお嫁に行くしかないも」
「ええ?!」
「ちょっと待って!お兄ちゃんが何ですって?」
 
割って入るようにドアをノックする音でフィオルンが扉を開けると
そこには豪華な花束を抱えた不機嫌そうなノポリックと、にこにこ笑うミュキシリアが立っていた。
「ほらよ。この雑草、見掛けより重いんだからさっさと受け取れ!」
「婚約おめでとうございますダンバンさん」
「これは…」
「私からのお祝いです。いちばんの親友が幸せになるって聞いて嬉しくって」
「それって、きっとストロジャムの勘違いだから…。これは受け取れないの。ごめんなさい」
 
頭の羽根をひらひらさせてミュキシリアはくすくす笑った。
「ストロジャムは嘘を付くような子じゃないですよぉ。
 彼女がダンバンさんにプロポーズされたと言うのなら、それは本当の事でしょう。
 種族の垣根を越えて愛し合えるなんて、とっても素適なお話ですね。
 どうかあの子を幸せにしてあげてくださいね」
「いや、違うんだ。話を聞いてくれ」
「照れなくても良いですよ、うふふふ」
 
「よお!ダンバン!聞いたぜ。ひゅーひゅー、モテる男は辛いねー」
「ダンバンさん、本当なんですか?その…」
「バカ!常識で考えてよね、お兄ちゃんが子供と結婚するわけないじゃないの!」
「確かにその噂、私も耳にして驚愕したぞ。あのダンバンがあのストロジャムと?とな。
 だが、フィオルンの、そしてダンバンの戸惑う顔で確信が持てた。これはただの世迷言だとな」
「世迷言じゃないですよぉ。ストロジャムは嘘なんて吐けない真面目な子ですから」
「…おい帰ろうぜミュキシリア。絶対おめえ、英雄さんに傍迷惑掛けてる予感がぷんぷんするぜ」
 
「お嬢様、どうしたんですも?ミンカ、悲しいですも。お嬢様、ユーリィ先生の授業もサボって
 『もう主婦になるから勉強は要らない』って言い出すなんてあんまりですも」
「ノラも気になるも。ノラに大事な相談も無しに、いきなりホムスと結婚したいなんて、
 普段のストロジャムから考えられないも、どうしたんだも」
「うるさいも!ストロジャム、ダンバンさんと結婚するってもう完全に決まってるも」
「ちょっとダンバン、変な話聞いたんだけど?ジュジュもオダマさんもびっくりしちゃってて…」
「やだもう。どんどん、うちに来る人が増えてくよー」

35 :
とにかく、ストロジャムもひっくるめて訪問者全員にお引取り願うフィオルン。
「どっと疲れた気分。あ〜あ、しばらくこんな日が続くのかな?」
「まいったな。もう全ての街中で噂になってる」
「堪忍してよーって感じね。…お兄ちゃんにはとっくに好きな人が居るのに」
「彼女はそういった話を気にしない性格だから良いんだがな、これを見てみろよ」
 
 『英雄ダンバンに恋の噂?お相手はコロニー6いちばんのお嬢様』
 『あの超有名軍人にノポンの恋人が?』
 
「なによこれ!こんなでたらめ、もう新聞記事になってるの?」
「大衆紙なんてこんなもんさ。隙あらば醜聞をでっち上げて足を引っ張ろうとする。
 以前にあんまり俺に女気無くてネタに詰まったんだろう『ムムカと禁断の逢引』と書かれた事もあったよ」
「げー!」
「さすがにあの時は、『ぶるわぁああああああぁぁあああ!!選りに選ぇってダンバンかよぉお!
 ぅお前らまとめて逝ねやぁあ』ってムムカが新聞社に乗り込んで暴れまくって
 机と椅子を全部破壊したせいか、あれからしばらくはおとなしくなってたんだがな」
 
……その時、ムムカの乱暴狼藉を止めに行ったはずが
ぶちまけられた原稿に『英雄、妹と禁断の…』の文字を見てブチ切れて
一緒に暴れて輪転機と印刷部屋と男子便所と社長室を破壊して帰ったのは内緒だった。
 
「まったく、私より年下のお義姉さんなんて、冗談じゃないわよね〜」
「それ以前に、俺とストロジャムの結婚前提で考える方が冗談じゃない!」
「冗談じゃないも、本気も。ダンバンさん、末永くよろしくお願いしますも」
「まだ居たのか!」
 
「あなた、自分からお兄ちゃんと結婚するって言いふらしてるでしょ?
 ほんとに迷惑だからやめてよね」
「怖いも。もうブラコンの義妹の意地悪が始まってるも。ダンバンさん助けても」
「ぶ、ブラコン?!違うわよ!何言ってるの!」
「ぶら昆布って美味しいも?すっごく食べてみたいも。
 フィオルンの得意なお料理で食べさせて欲しいも!」
フィオルンの懐にモフモフの塊が飛び込んで来てにっこり笑った。
 
毒気を抜かれたフィオルンはモフモフをテーブルの上にそっと乗せてため息をついた。
「なんだ、リキか」
「あなたも面白がって様子を見に来たの?」
「違うも。リキ、ストロジャムが心配も。変だも。この子、こんな夢みたいな話を言う子じゃないも」
「大きなお世話も。ストロジャム変じゃないも。
 よそのおじさんなのに、いちいちお父さんぶってお説教するリキは嫌いも」
 
「リキ、おじさんじゃないも!勇者だも!」
「勇者は子供ぶりっこしないも。リキは勇者じゃなくて、ただのヘンなおじさんだも」
「リキ、ヘンなおじさんじゃないも!勇者だも!」
「おじさんも!おじさん!おじさん!おじさん!おじさん!」
「勇者も!ゆ う し ゃ!ゆ う し ゃ!ゆ う し ゃ!」

36 :
ノポン同士の口論の隙にさっさと家を抜け出すダンバン。
しばらくして立ち止まると、振り返らずに背に向かって語りかける。
「いつまでついて来る気かな?」
「さすがですも。ダンバンさん、愛する者の気配にも敏感も」
 
「君は、君と俺とが愛し合う仲だと言った。だが俺にはそんな覚えは無い」
「もう忘れたも?恥ずかしかったけどダンバンさんならいいも」
「いや、本当に知らん。君は何か勘違いしてないか?」
「くすくす、ダンバンさんって照れ屋だも」
 
そのまま無言でコロニー9地区を抜けてコロニー6地区まで歩くダンバンの後ろを、
頑張って小さな足で遅れないようにちょこちょこ付いてくるストロジャム。
合間にひそひそと聞こえる街の住人の声がどうにも居心地悪く
コロニー6に停泊中のジャンクスが見えるとダンバンはホッと一息ついた。
 
ジャンクスのマシーナ達と街の修復について打ち合わせている間も、
街のあちこちを回り復興と修復のはかどり具合を調査している間も、
ひたすらダンバンの側に付いてニコニコ笑うストロジャム。
 
「いつまで居ると聞いても、いつまでもと答えるんだろうなあ、君は」
「そうですも。ダンバンさんとならどこにでも一緒に行くも、夫婦は一心同体も」
「まだ夫婦どころか恋人にすらなってないんだがな、俺達は」
 
「ああ、こんな所に居た。探しましたよストロジャム」
スタスタと近寄ってきたハイエンターの家庭教師は若干不機嫌だった。
「例え身を固めようと、勉強とは一生涯続ける物なのですよ、ストロジャム。
 私にはミンカさんに頼まれた責任が、あなたを立派な才女にする使命が、あるのです。
 今度勝手に授業を抜けるようなら、あなたの嫌いなこの苦い果実、食べてもらいますからね」
ユーリィが果物片手にストロジャムの手を取ると、少女は目を見開き悲鳴を上げて逃げ出した。
 
驚きで羽根を逆立てたまま、走り去るピンクの毛皮を見つめるユーリィ。
「なんなんでしょうあれは?そんなにこの果実が嫌だったのでしょうか?」
「さあ…」
あんなに効くならヘルスウィーティーを大量に拾っておくかと本気で考えるダンバン。

37 :
気分転換にオダマと将棋でも指そうとダンバンが集会所に向かうと意外に人が大勢居た。
カルナ達を前にコロニー6地区の人々が集まり口々に意見している。
みな、ストロジャムに対する戸惑いを隠せずにいた。
 
「バタフライクッキーをサービスするって言っただけなのに、ありゃあないぜ」
「私もお祝いに特製料理を作りましょうねと言ったら、突然…」
「日課の腕立て伏せをしていたら急に悲鳴が聞こえ、もの凄い勢いで逃げ去られました」
「エンと歩いてたらいきなり叫ばれてびっくりしたぜ」「私もマトリョーナと歩いてると…」
「ドン・シルバーさんとカード勝負してたら、隣で叫ばれてカードが落ちて勝負がおじゃんだ」
 
「何があった?」
「もう大変。ダンバン除くホムスやハイエンターの男が突然ストロジャムに嫌われだしたみたい。
 オダマさんやゲールマンさんまで避けられて驚いてたわよ」
 
「なんで俺まで嫌われてんの?納得いかねー」
「ラインだけじゃない、僕も遇うだけで嫌がられるようになってびっくりしてるよ」
「でも、僕には『ジュジュ、いつも見回りごくろう様ですも、ありがとうですも』って言ってくれたよ」
「僕にも優しかった。キロロやアンナと遊んでたら、みんなで分けてねってお菓子をくれたよ」
「私の場合は『何でも屋さん、今度実家にお祝いのケーキ届けても』ってニコニコしてましたけど」
「ノポンやマシーナに対しては普段どおりの良い子ですじゃも」
「子供には優しいのね、不思議」
 
 
集会所から幾らも行かないうちに、ダンバン目掛けピンクの塊が勢い良く降って来る。
「また君か」下敷きになって憮然となるダンバン。
「さっきはびっくりしたも。ひとりぼっちにしてごめんなさいも」
ダンバンの足にぎゅっと抱きつくストロジャム。
「これからはずっとずっと一緒も。ストロジャムの事、離さないでも」
 
道行く人の視線が痛く、かといって無理に引き離すのもどうかとダンバンは思案に暮れる。
そんなストロジャムをひょいとつまんで、ぷんぷんと怒るフィオルン。
「もう、お兄ちゃんに迷惑掛けないで!足を固められて動けなくなってるでしょ」
「鬼妹がいじめるも!ダンバンさん、助けても!」
「私には、姉が己の立場を口実に妹を貶めてるようにしか見えぬがな。
 本当に姉妹になるつもりなら、独占欲をむき出しにせず仲良く出来ぬか?」
 
シュルクとラインをうんと後ろに離してストロジャムに語りかけるメリア。
「ストロジャム?そなた何か問題を抱えてるのではないか?遠慮なく申してみよ」
「遠慮なんて無いも。何もないも」
「そなたが街の人の為に蛍を呼び寄せた時、私もフィオルンも深く感銘を覚えた。
 だが今のそなたの姿、他人の為に何かを成そうという思いは見えず、
 悪しき出来事を常に他人のせいにし続ける昔のそなたの姿に、
 再び独りぼっちの娘に戻ってしまったかのように見えるのだ」
「ストロジャム友達いっぱいだも、独りぼっちじゃないも!…あれ?ダンバンさん居ないも」
 
(こりゃ逃げたな)
(逃げた…みたいだ…)
(ふむ、逃げたようだな)
(逃げちゃったのね)

38 :
皆の予想通りスキップトラベルを駆使し追っ手(?)を巻いたあと、
隠れ里地区のヴァネアの家でダンバンは甘い時間を過ごしていた。
余韻に浸ってるダンバンの隣で身を起こすと、幾つかの大衆紙を手にヴァネアはくすっと笑う。
「色々と大変だったみたいね」
「ああ、まさか夢見る子供の夢想を、真正面から取り上げるとは思ってもいなかったな」
 
「ボゼローネが面白がって購入してるからたまに読ませてもらっているけど、
 この情報媒体、世界の情勢よりも誰と誰が付き合ってるって話題だらけね。
 あなた達の文化、色々と興味深いわ」
「ホムスの生は短い。だから生に一番直結する恋愛に、一番関心が寄るんだろうな。
 俺達に興味を持ってくれるのは嬉しいよ。
 でも、できればこういう文化には染まって欲しくないな」
「ふふ。ヴォルテック遂に勇気を出して告白へ!とか、オルフェスに春が!とかが
 日常会話になる文化?」
「ダンバン、ヴァネアとゴール間近か?!とかね」
 
「それは駄目。ダンバンの足を引っ張る事になるから」
「俺は気にしないし、俺の身内も友人も気にしないよ」
「でも…兄様の残酷な仕打ちで傷付けられた人々にとって、私は副官だった者だから…」
「エギルが最期に改心した事は皆に伝わってる」
「あなたに迷惑を掛けたくないの」
「迷惑?関係ないね。何があろうがヴァネアは俺が護る。
 君を謗って傷つける者が居れば、誰であろうと容赦はしないさ」
「ダンバン…」
 
再びヴァネアを抱き寄せ唇を重ねるうち、違和感を感じてダンバンが振り返ると
視界の隅にピンクの塊が見えた。
「なんで君がここに居る?!」
「どうして二人とも服を着てないも?ヴァネアさんが服を脱いだ所初めて見たも」
 
 
慌てて腰装備だけ身に着けたダンバンを見上げて、ストロジャムは涙を1粒落とした。
「ダンバンさん、どうして浮気するも?ストロジャムの事、愛してたんじゃなかったも?」
「あのなあ…。浮気も何も俺にはヴァネアが…。
 君は空想が過ぎる。俺は君と結婚したいなんて言った事は絶対に無いぞ」
「違うも。ダンバンさん、ストロジャムの事愛してくれたも」
 
「君の 空 想 の 中 でな。
 でも現実は違う。いい加減目を覚ましたらどうだ?
 こっちは君の事を何とも思っていないし、付き合った事すらない。
 俺はな、君の事をただの一度だって好きって言った覚えは無いよ。
 そ  れ  が  現  実  だ」
 
「ダンバンさん、ストロジャムの事嫌いも?」
「そうじゃない。でもあんまり判らない事を言い続けるなら、君の事を嫌いになるかもしれない。
 ここはプライベートな場だから、物分りが良いなら早く出て行ってくれ」
 
わっと泣きながらストロジャムは走り去って行った。
 
「どうしたのダンバン?あなたらしくないわ。子供に余りきつい態度を取ってはだめよ」
「いや、すまない。つい…」

39 :
ストロジャムの失恋話はあっという間に街に拡がって、
口さがない者達はダンバンとストロジャムのどちらに非があるか面白がって話題にした。
ストロジャムは家から一歩も出ずに自分の部屋に引きこもりっぱなしになり、
ノラやミンカを悲しませた。
 
数日後、家で昼食を終えて食後のコーヒーを楽しむダンバンと
ダンバンのデザートをフィオルンに気付かれないようこっそり貪ってるリキの所に、カルナがやって来た。
カルナは持ってきたさまざまな新聞や雑誌を前に顔を曇らせる。
 
「コロニー9日報だとレモーレオンが『個人の問題なので騒がず静観しよう』って書いてるけど、
 そっちのはストロジャムを嘘吐き扱いで、こっちはダンバンを叩きまくり。
 特にこれ、批評家や専属ライター総動員で女の敵扱い、ヒステリックに大騒ぎよ」
「またあのゴシップ紙か。
 ちょっと文句を言いに行った時の事を、よっぽど根に持ってるんだな」
 
「で、紙面で煽られたせいもあるし、有名人vs無力な女の子への判官贔屓もあって
 ダンバンの街の評判が最悪になってるわ」
「リキも聞いたも…。ダンバン、英雄の立場を悪用して女の子を遊んで捨てた悪者呼ばわりだも。
 勇者として英雄の悪口を聞くのは、とってもとっても辛いも」
「ここまで話が大げさになると、ストロジャムときっちり話し合った方が良さそうだな」
「話し合ってください、ちゃんと!責任を持って」
「誰だ?」
 
そこにはミュキシリアが気力の抜けたストロジャムを抱え、ノラとミンカを引き連れて立っていた。
「ダンバンさん、最低ですよ。
 この子、あんなに幸せそうだったのに、一方的に婚約破棄なんてあんまりです」
「だから、根本から話が違…」
「彼女、精神不安定になって眠れないって、暗い所が怖いって怯えて、今にも倒れそう。
 ストロジャムの心の安定を返して責任をとってください!」
「これ以上、お嬢様を悲しませないで下さいも!」
「偉い人でいい歳の大人なのに、なんでまだ子供のストロジャムを誘惑したも?
 本気で無いなら酷いも。本気でも酷いも!ノラにはホムスの理屈が判らないも」
 
怒れる小娘3人に詰め寄られて、
これはLv100越えユニークモンスター3体に囲まれたよりピンチな状況だと悟るダンバン。
 
「ダンバンさん悪くないも…。ぜんぶストロジャムの思い違いだったも…。
 もうどうでもいいも。お家に帰りたいも」
「諦めちゃ駄目。あなたを泣かせて平気な男に屈したままでいてはいけないわ」
「ノラ、許せないも。ストロジャムを粗末に扱って良いと思ってるも?」
「だから、根本から…」
「お黙りなさいも!」

40 :
「はいはいはいはい!ダンバンの言い分もちゃんと聞いてあげて!
 話し合いたいのはダンバンの方も同じなんだし」
「怖いのでリキは引っ込んでおくも、みんなで好きに話すも」
 
ミュキシリアの腕から降りてダンバンと対面するストロジャム。
数日会わないうちにストロジャムはやつれて毛の艶も落ちていたが、
もともと持っている可愛らしさは損なわれていなかった。
まるで避けるようにぼんやりと宙を見るストロジャムに、柔らかい口調で問い掛けるダンバン。
「どうして俺と結婚するなんて言い出したんだ?その為に君の方が辛い立場に陥ってる」
 
「ダンバンさん、困ってたストロジャムを助けてくれたも…。
 渋くて格好良くて、ダンバンさんの言う事なら何でも素直に聞く気になれたも…。
 だから勘違いしてたも…。ごめんなさいも…。ストロジャ…」
うとうとしかけたストロジャムは眠りそうになった途端ビクッと目を開け、
「眠るのイヤも…オバケが出るも…」と呟いて必で眠気に抵抗する。
「オバケ?」
「暗い所に出るも。夢に出るも。ストロジャム食べられるも」
 
「お嬢様、あなたに捨てられてからオバケの話ばかりだも」
「悪夢は現実の生き写しだも。ストロジャムを苦しめてるモノが夢になって出てくるも。
 それはあなたの事だも、ダンバン!」
 
「そうじゃないも。ダンバンさん関係ないも。ぜんぜん悪くないも…」
「言いくるめられちゃ駄目よ、もっと強く出ないと」
「お嬢様、ここに来てまで薄情男をかばってしまうも?」
 
「もういいも!違うも!誰もわかってくれないも!」
トコトコと歩き出しフィオルンの部屋に入ってストロジャムはパタンと扉を閉めた。
買い物に出てる間に勝手に他人が部屋に入ったら、妹はさぞ怒るだろうなあと
ダンバンは起こるべき騒動の予感に胸焼がした。
 
みんなが呼び掛けても「うるさいも!」で押し通し、ストロジャムは部屋から一歩も出てこなくなった。
そうこうしてる内、リキが派手な服を着た薔薇色のノポンの手を引いてくる。
「最後の手段でオカ呼んで来たも。ストロジャムと話してもらうも」
「あんた?よその若い子の心配ばっかりしてると、オカ、浮気を疑いたくなるも?」
「いやいや、それは無いぞ。俺が保障する」
 
「幾ら友達でも、ミュキシリアやミンカやノラは若い娘だも。話しにくい事があるも。
 でも、オカなら人生のベテランだも。ぜったいにぜったいに頼りになるも!」
「そりゃ買いかぶりだも。
 親に反抗したい歳の娘なら、かえって母親ぐらいの女には恐縮して沈黙しちまうも?」
「しゅん…」
「でもコイバナを訊くぐらいなら、小娘よりはオカの方が打ち明けやすいかもねえって思ったも。
 いいも。砕けた調子で何でも訊いてみるも」

41 :
オカがフィオルンの部屋に入ってすぐに
砕けた調子どころかいきなり親子喧嘩のような酷い罵り合いの声が聞こえだし度肝を抜かされるが、
やがて声は普通の調子に落ち着いていき、小さな笑い声も聞こえるようになった。
ふいに扉を開け辺りを見渡すオカ。
 
「ちょっと?ここにお医者は居ないも?
 ストロジャム、とっても具合が悪そうなのに、頑としてお医者に行かないって言うもんだから、
 眠れ藻のお茶で眠らせたも。今のうちにお医者を呼んで診てもらったほうが良いも」
「私が行くわ。これでもコロニー6最優秀衛生兵カルナ様よ、
 ホムスもノポンも何百人って診て来たんだから任せておいて」
「頼むも。女医さんで助かったも。…オカ、なんだか嫌な予感がするも」
 
「まさか、お嬢様、重い病気で余命いくばくも無いとかだったりしたら…
 だからその前に結婚したいって言いだしたなら…ミンカ、泣いてしまうも」
「そんな事ないも!ノラがお薬を調合して、ストロジャムの健康に気を使ってるも。
 持病も治まったも。重い病気は絶対無いも!」
 
 
気になり過ぎてみんなでこっそり覗いてみたフィオルン部屋のカルナとオカの顔は暗く、
眠るストロジャムの服を整え直しながらカルナは吐き捨てるように呟いた。
「最悪よ…。この子、下腹部に怪我を負ってる…。あちこちに酷い痣も合って…。
 傷の苦しみを痛み止めを飲んで我慢してたみたい。これじゃ歩くのも辛かったでしょうね」
「まさかそれって…」
「ええ。何者かに性的に暴行された形跡があるって事よ」
「なんですって!」
「なんて事も!」×3
「なんだって?!…って、何で皆一斉に怖い顔で俺を見る?」
 
「違うも!違うも!ダンバン、そんな悪い事する男じゃないも!
 やめるも!みんな オ  チ  ツ  ケ  も  っ  ! ☆」
「あんた!それにダンバンも!大勢でこっそり見に来るなんてサイテーだも!
 男衆には知られたくない話だから女医さんを呼んだのに、どうしてくれるも!」
「お嬢様…あああ…お嬢様…」
「悔しいも。ノラの痛み止めの使い道、ちゃんと聞いてあげれば良かったも…。
 お薬なんかじゃなくてノラに頼って欲しかったも…」
 
「この子が起きたら事情を聞いてみましょう、その方が良いわ」
「いいえ、やめて。彼女、誰にも話したくないと思う。もし私だったら誰にも話さないもの…」
「駄目も。ストロジャムのプライベートも…、他人が気安く触れちゃ駄目も…」
「でも、苦しんでるも。心に溜めて隠してるともっともっと苦しくなるも。
 オカ、どんなに辛くても誰かに話せば楽になると思うも」
 
「判ったわ。きちんと機会を得て彼女に話を聞くのはオカさんに任せるわね。
 強引な恋人とのトラブルかもしれないし、相手との合意の上での出来事かもしれない。
 でも犯罪の可能性があるなら…眠ってる今のうちに催眠誘導で要点だけ聞いてみる」
「ああ、頼む」

42 :
カルナがそっと呟く問いかけに小さく答える声が聞こえる。
声はだんだん涙声になっていき、問いかけるカルナの声も辛そうになっていった。
「中途半端な状態よりきちんと知ってもらった方が良いから報告するわ。
 相手は見知らぬホムス。道案内を頼まれ誰も居ない場所へおびき出されて
 いきなり殴られ抵抗できない状態で無理矢理…」
 
「酷い…」
ミュキシリアはポロポロと涙を落とした。
「ストロジャムは、とても優しくてきれいな心を持った人なのに、
 その心を踏みにじる悪い人が居たなんて…。そんな事って…」
 
「あの子は襲われた時に、今自分に触れているのはダンバンだと、
 大好きだったダンバンが相手だと思う事で、どうにか心の安静を保ったの。
 そして大人の男性を見て怖い体験を思い出してパニックになるたび、
 『あれはダンバンさんに愛された事』だと、そう、自分に言い聞かせてるうちに
 自分でもそれを信じてしまった…」
「お嬢様の中では、ダンバンさんに求婚されたのは本当の事だったも」
「だから…大勢に嘘吐き呼ばわりされて、さぞ悲しかったでしょうね…」
 
壁を拳で殴るダンバン。
「助けを…。ストロジャムは俺に助けを求めていたんだ。
 なのに俺は判ってやれなかった…。空想が過ぎるとまで言ってしまった…」
「自分を責めないでダンバン」
「リキは今モーレツにハラワタ煮えくり返ってるも!
 それが本当ならノポンの総力を挙げて潰す!って気分も!」
「気分だけじゃ生ぬるいも!ちょっと愛のカムカム取ってきて、
 悪い奴とっ捕まえてボコボコボコボコボコボコボコボコにしばくも!」
「騒いで公にしちゃ駄目。ストロジャムが傷付けられるだけだもの」
「この事、小僧どもには教えるなよ。ショックを受けるだろうし、きっと無茶を始めるだろう。
 今のあいつらには前ほどの力は無い。フィオルンやシュルクに万一の事があれば…」
 
 
……もちろん小僧どもはこっそり後ろで話を聞いてしまい、大層憤慨していた。
「ストロジャムは痴漢に遭って…それで…。
 忌まわしい記憶をダンバンさんに置き換えて、怖い思いから逃れようとしたんだね」
「そんな事って…」
「ノポンを弄ぶとは、その卑劣漢、断じて許すまいぞ」
「おっさんがこの話でふざけないので変だと思ってたんだ。小さな娘をいたぶるなんて許せねえ!」
「犯人って捕まってないんでしょ?早く捕まえないと、痴漢って再犯するのよ」
「またノポンが酷い目に遭うのか…そんな事許せない。止めないといけないよ、同じホムスとして」
「おおよ!俺達の手でダンバンの濡れ衣を晴らしてやろうぜ!」
「でもどうすればいいのかな。警備隊でも見付けられない犯人を捕まえるのって難しいと思うの」
「こんな時、未来視が使えれば…」
「未来視など無くとも、我らの知恵と勇気を集めれば道は開ける。そうであろうシュルク?」
 
みんなの期待を浴びて一心不乱に考え込むシュルク。
「性犯罪者の多くは…同じ地域…同じ対象で…犯行を繰り返す傾向…
 狙われるのは…コロニー6の…一人きりが多い…ノポンの子供…」
シュルクがハッと顔を上げる。
「パムが危ない!」

43 :
寂しい町外れ、紫色のノポンがぴょんぴょん飛び跳ねる。
「…」
「おじしゃん、どこに行くの?」
「…」
「カクレンボしゅるの?オニゴッコ?」
「…」
沈黙してた男はいきなりノポンの手を掴むと地面を引きずるように連れ去ろうとする。
 
「えーん、手をはなしてもー、イタイもー!」
男がこぶしを振り上げノポンを黙らせようとしたその時。
 
「それ以上オレに触れたら、てめえのケツに風穴開くぜ!」
可愛らしい調子の喋りが一転し、辺りに野太い声が響く。
「れ!ヌーク!」
 
隠れていたヌークが木箱から躍り出ると、ノポンの手を掴む男に斬り付ける。
男が動じた隙に蹴りを入れ、さっさと魔の手から逃げるノポリック。
男は態勢を整えると、武器を持った相手に怖じる事無く手近な瓦礫で剣の攻撃をあしらう。
「う!くっ…。先生、こいつ強過ぎます!」
「てめえが弱過ぎるだけだヌーク!こんなザコさっさと沈めちまえ!」
 
勢いに押されバランスを崩し、馬乗りになった相手に瓦礫で殴打されながら辛うじて剣で致命傷を防ぐヌーク。
「うちの半人前相手に調子に乗るな糞が!」遠くで隠れて見ていたノポリックが男に小石をぶつける。
血塗れの瓦礫を手にノポンに向かって突進しかけた男の足を、ヌークが必に掴んで止める。
 
「バックスラッシュ!これ以上乱暴はやめろ!」「うおおおおおりゃぁ!!ソードパイルっ!」
「もう逃がさないわよ!デッドリーバイト!」「地を這うがよい卑劣漢!スピアブレイク!」
 
全員で周りを囲んで一斉に攻撃するものの、予想以上の男の反撃に足並みを乱されるシュルク達。
「この者、ただの市民では無いな」「やべ!こいつ堅い!しかも痛ぇ!」
「スパイク持ちか…。フィオルンは下がって!危険だ」「嫌よ!こんな奴、絶対に許さない」
 
毅然と戦うフィオルン達にじりじりと削られるうち、多勢に無勢と見たか
男は突然背に向かい逆転で飛び跳ね遁走する。
「あ!しまった!」「えー!あんなのありか?!」
「なんぞあれは。壊れた人形のようなあの動きは」「今の動き…まるでヒトじゃないみたい」
点々と後に残された血痕を目で追いながら騒然となる一同。
 
敵が去り、ラインに助け起こされたヌークが普通に立ち上がるのを見てダッシュで駆け寄るノポリック。
「逃げられたじゃねーか!このドジ野郎!」
「すみません、先生!」
「罰としてコロニー6の周りを腹筋で100週して来い!」
 
「パム!無事なの?返事して!」
「ノポリック?パムは?」
「パムはどこ?」
「本物のパムはマトリョーナの家に匿ってあらあ。
 ミュキシリアに悪人をやっつけてくれって頼まれてよ。
 罠張って待ち伏せてたのにこのザマよ。
 お前らホムスはバカだからちょっと膝を曲げて背を低くして甲高い声で話すだけで
 ノポンの大人と子供の区別がつかねえもんな。
 あー、ちきしょう!ミュキシリアに奢って貰うはずの豪華ディナーがパアになっちまった」
 
「ノポリック。そなた達の囮は決して無駄ではなかった。
 おかげで卑劣漢は怪我を負い、捕らえる事が容易になったのだ。
 後日感謝の品を賜り、そなたとそなたの弟子を晩餐に招待しよう」
「マジ?やったぜ!これで甘臭っい果汁風呂に嫌々浸かって
 毛皮をパム色に染めた甲斐があったってもんよ」

44 :
それから数時間後、地下坑道の入り口付近に固まった血溜まりを前に
鉱夫から怪しい人物が奥に逃げ込んだとダンバンは説明を受けていた。
暗い坑道に入りかけ立ち止まり、呟くダンバン。
 
「シュルク達は十分強い。それでも苦戦を強いられた」
 
いきなり抜刀した剣の切っ先が背後の鉱夫を捕らえる。
 
「それにヌーク。あいつは一人でザトールのゴゴール共を殲滅できる男だ。
 それなのに一切歯が立たなかったたあ、並の人間の仕業じゃない」
 
瞬時に頭蓋目掛け斬り下ろされる剣の一撃。
ダンバンの振り下ろした刃を男は素手で受け止める。
 
「やはり機神兵部分が残っていたか。
 残された血液の遺伝子パターンで、てめえが誰か知れた。
 リナーダのホムス再生化、その治療中に行方不明になった量産型フェイス兵…」
 
表情を変えず刃を握りしめ、剣を潰す勢いで男は拳を締め付ける。
ミシミシ音のする剣を男ごと薙ぎ払い、取り戻した剣尖を男の眉間に付きつけるダンバン。
 
「そして、てめえの故郷でも似た事件を起こし、生涯兵役で免責された屑野郎ってな!」
 
ダンバンの振るう剣の軌跡が目にも留まらぬ速さで次々と描かれ相手に叩き込まれる。
 
「戮から生き延びて戦乱を生き延びて機神兵に食われてもフェイス化で命を取り留めて
 それからの長いドンパチをくぐり抜け生き延びて生き延びて
 平和が来てせっかく顔付きから元のヒトに戻れたのによ、
 それでやり始めた事が以前と同じ弱い子供を嬲るってな。どれだけ業が深いんだ?」
 
乱れ斬り全てを悠々と避ける男。かすかに口元に笑いが浮かぶ。
 
「本当はこんな蛆虫はよ、とっとと斬り捨て焼き滅ぼしてぇ所だが
 リナーダが責任を感じててなあ
 完全に治して凶悪さを増してる機械部分を除いて助けたいってよ」
 
刃の平で思い切り打ちのめされ男は転倒する。
 
「彼女に免じて命だけは取らん。
 …もっとも五体満足で捕まえられる保障はねえがなあ!」
 
剣を地面に突き刺し捨て置き、そのまま突進するダンバン。
 
「てめえのような下衆相手に刃は勿体無えぜ。拳ひとつで十分だぁっ!」

45 :
「ストロジャム、眠るのイヤも…眠るとオバケが来るも…」
隣に座るフィオルンに肩をもたらせて、眠らないように必で目を開けているストロジャム。
怯える少女に「オバケなんて居ないから」とささやき続け
何とか気持を落ち着かせようと努力するフィオルン。
闇に包まれていた扉が轟音と共に開き、逆光に髪を振り乱す人物のシルエットだけが浮かぶ。
ストロジャムは小さな悲鳴を上げフィオルンにしがみつき、その身体の陰に隠れようとする。
 
「お帰りなさい、お兄ちゃん」
「ただいま。遅くなってすまない、晩飯はもう冷めてしまったな」
ぷるぷる震えるストロジャムを目の前にし、ダンバンは無言で手を開き
角の丸い四角な鉄片、隅に血の付いたコロニー7のエンブレム入りタグを、コトッと机に置く。
忘れたい記憶の中の断片で見覚えのあるその模様に目を見開くストロジャム。
 
「俺に化けた悪い魔物は退治してやったよ。もう大丈夫、ゆっくり休むんだ」
「オバケもう出てこないも?」
「そうだ。奴は君を2度と苦しめる事は無いだろう。
 だから安心していい。もしそれでも嫌な夢を見るなら俺を呼ぶがいいさ」
「ダンバンさん、ストロジャムの事嫌いになったんじゃないも?」
「俺はな、君の事をただの一度だって嫌いって言った覚えは無いよ」
 
ダンバンがそっと手を伸ばすとビクッと後ずさりし固く目をつぶるストロジャム。
指が柔らかな髪をかきあげ、ぽんと乗っかった掌がゆるやかに頭頂を包む。
そのままモフモフと頭を撫でられてるうちにストロジャムはだんだんと落ち着きを取り戻した。
「ダンバンさん」
「なんだ?」
「ダンバンさんの手、暖かいも。ポカポカするも」
「そうか?手が暖かい男は心が冷たいって良く言うけどな」
「ダンバンさんは冷たくないも、優しいも。なでなでされてたら心まで暖かくなったも。
 好きな人に触れられるって気持ち良い事なんだも」
「そうだな、それは最高の至福の時間だ」
「ストロジャムなんだか眠くなったも。このまま眠るまで側に居てくれるも?」
「ああ、いいさ」
 
フィオルンが兄の部屋へ立ち寄ると
ベッドに座り本を読み上げるダンバンの膝を枕にストロジャムがぐっすりと眠っていた。
 
「あーそれ、子供の頃の私の絵本だ?まだ持ってたんだね、お兄ちゃん物持ち良いなー」
「懐かしいよな、こうしてみると昔を思い出す。
 機神兵が怖くて眠れないってお前がぐずるたびに、安心して眠れるまで繰り返し読んでやったな」
「そっか。懐かしいよね。ねえねえ、久しぶりに私もお兄ちゃんの膝枕で眠ろっかな?」
「ふふ、よせやい。そういうのはシュルク相手にやってあげればいい」
「やだもう、からかわないでよ」
 
おやすみを言って自室に向かうフィオルンが、扉に手を掛け振り返りながら微笑む。
「犯人、お兄ちゃんが捕まえてくれたんだね、ありがとう」
「いや俺だけの力じゃない、お前達が奴を追い詰めたからこそ出来たんだ。あれは皆の勝利だ」
 
「この子、これからどうなるの?」
「リナーダが心理療法で暴行の記憶のフラッシュバックを抑えてみると言っていた。
 あとは…ストロジャムの気が済むまで膝枕を貸すさ」
「ふーん、おばあちゃんになるまで膝枕して欲しいも!って言ってきたらどうするのかな〜?」
「その頃には彼女にふさわしい良い人が見つかってるだろう。
 今は恋に恋してる状態、憧れだけで世界を見ていて
 たまたまその憧れの対象が俺だった、それだけの事なんだ」

46 :
いつの間にかうとうとしていたダンバンは、
慌てて階段を駆け上ってくるフィオルンの足音で起こされた。
 
「お兄ちゃん大変!日刊9代や9スポのトップが…」
「どうした?」
 
 『衝撃!コロニー9の英雄、16歳の少女と淫行か?』
 『英雄は真性のロリケモナー?!フワフワのモコモコ好き公言の真意とは!』
 
そこには派手な煽り記事と一緒に
ダンバンに寄り添って眠るストロジャムの写真(未成年なので目にはモザイク)が載っていた。
 
「なによこれ!お兄ちゃん、本を読んであげただけなのに
 わざと誤解されそうな写真や文章を載せて、最低!」
「ああ、そう言えばこの窓って外から丸見えだったな。今もそこに集まってこっちを見てる」
 
「お兄ちゃん!なに呑気な事言ってるの。このままじゃ、決定的にみんなに誤解されまくりよ。
 すぐにこれは違いますって言いに行かないと…」
「放っておけ。こんな便所紙を読んで信じるような奴相手に、いちいち弁解なんて時間の無駄だ」
「ねえ?ストロジャムが可哀想だからって、傷が癒えるまでかばってあげ続けるの?
 悪口で儲ける嫌な人相手に、あてつけを言われっぱなしで我慢しなきゃいけないの?」
「便所紙相手にそれは無い。まあ、どうにかするから気にするな」
 
……あんまり煽りが酷くなるようなら、今度は容赦せず社屋丸ごと全破壊だなと決意するダンバン。
 
大きなあくびをしてダンバンはベッドに寝転がる。
「このところ睡眠不足が続いて疲れてるんだ、食事はもうちょっと後でいいよ」
「え?」
「眠い。寝る」
「ちょっと!お兄ちゃんってば…」
 
気持ち良さそうにいびきをかいて眠るダンバンと、
その脛を抱えて気持ち良さそうに眠るストロジャムの姿を見て
トラブルは始まったばかりの予感がひしひしするフィオルン。
 
豪放磊落と言うか、慎重な割りに大雑把な行動をするいつもの兄の性格にため息をついて
窓の外に集まってワイワイ騒ぐ連中にあかんべーをしてから窓を閉め、
フィオルンは朝ご飯の支度を始めた。

47 :
ぎゃっ!初投下来てたっ!
GJGJ!

48 :
GJ!!

49 :
ストロジャムwwwwwwwwwwwwwww

50 :
街の人達も面白いw

51 :
面白かった!GJ!!
しかしNPCが沢山出てきても誰が誰か分かるのがすごいよなw

52 :
乙!兄貴優しいな
でもダンバンは人外にしかモテないのかww

53 :
GJ!!
銃身が熱くなってきた…!

54 :
このクォリティでエロ書いてくれ!

55 :
面白かったけどストロジャムがストーカー過ぎて
逆レイプでケコーンに追い込まれるダンバンさんの未来視が見えるw

56 :
NPCの活躍がいい味出してる
作者さんはどれだけクエストやりこんだんだ・・・w

57 :
かっこいいなダンバンさん
NPCも生き生きしすぎてGJ

58 :
乙です!
パーティーメンバーの台詞の脳内再生が余裕www

59 :
色々カッコイイが、あえて言われてない事を言う
リナーダさん万能過ぎてカッコイイ

60 :
台詞だけで誰がしゃべってんのかわかるw

61 :
キャラが好きすぎてエロを書くのが辛い

62 :
「ダンバン、リキの借金の保証人になって欲しいも!」
  ・断る!
→・仕方ないな
キイイイイイイイイイイイインン
「お兄ちゃん!家を売ってお金を作ってきたよ!もういいでしょ、お兄ちゃんを返して!」
「駄目も。利子が増えて借金は何倍にもなったも。それっぽっちじゃぜんぜん足りないも。」
「失踪する前に勇者ががっぽり借りていったも。その分も上乗せも。こら!なまけず働けも!」
「そんなひどい。お兄ちゃん強制滑車回しで足まで壊してしまって。もう疲れて動けないのに。」
「働けないならお前が代わりに働くも。滑車はもういいも。」
「可愛いホムホムだも。フニャフニャマコ四万匹分のツケはホムホムのニャマコで返すも。」
「こっちへ来るんだも!さあ、四万回ニャマコを使わせて貰うも!」
「きゃーーーー!!お兄ちゃーんたすけてーー!!      ぃゃぁっ!!!!! ア…アン…アン…ウ…ア…。」
「フィオルン!フィオルーーン!!くそ!なんでこんな事に!」
「お前も来るも。手足が使えないなら尻ニャマコで稼ぐも。」
「待て!何をする離せ!やめろ!          アッーーーーーーーー!!!!」
      ヴィジョン
※こんな未来視が見えたがどうする?
「ダンバン、リキの借金の保証人になって欲しいも!」
  ・雷刃砲脚で蹴り倒す
  ・鉄功弾で殴り倒す
→・桜花乱舞で〆

63 :
>>62
「せめて命は…命だけは…」
「ニャマコは…もう…いいも…」
「あ……あああ……」
「よしっ、これでちょうど100回目!」
「こっちもあわせるともう150匹分は越えたな!
 あの頃の感覚がもどってきたな!
 さあ次は誰だ? 男相手でも手加減は無しだ!」
「ひいいい」
「これじゃこのまま腹上か切れ痔だも!
 絶倫にも程が、らめえええ」
「そもそも滑車回しで足を怪我したのも、
 いきおいよく回しすぎて滑車破壊したのが原因だも!
 はやく勇者を捕まえてきて、こいつらの保証人を無効に……
 アッーーー!」

64 :
オスもメスもやってんのかw

65 :
さすがイノシシ兄妹wwwww

66 :
予想外の展開に噴いたw

67 :
>>61
うん。ほのぼのウフフキャッキャくらいなら見るのも書くのもバッチコーイだけど
ガチエロはキャラが好き過ぎてちょっと辛い。

68 :
>>63
3本目の足www

69 :
百合はおkですか

70 :
百合相手でも手加減は無しだ!

71 :
781 :名無したんはエロカワイイ :2010/08/22(日) 08:30:13 ID:3kr94N1n0
>>770
>フィオルンは何歳までダンバンさんと一緒に寝たりお風呂に入っていたのか
仮に小学生ぐらいの間までで12歳ぐらいまでと仮定すると
ダンバンさんは24歳まで妹と一緒に寝たりお風呂に入っていた事になるな
782 :名無したんはエロカワイイ :2010/08/22(日) 10:02:59 ID:bEZO7CQtO
>>781
一緒にお風呂とかは、普通はせいぜい小学校低学年くらいまでな気がするから
フィオルン8歳まで…としてもダンバンさん20歳
フィオルンはしっかりしてそうだから5歳までとしても
ダンバンさん17歳だもんなあ
784 :名無したんはエロカワイイ :2010/08/22(日) 10:51:14 ID:FWhbl7dj0
フィオルンは中学栄くらいまでダンバンと風呂入ってた口だと思うわ。
ダンバンは父親代わりだったようだし、父一人子一人状態だったろうからな。
788 :名無したんはエロカワイイ :2010/08/22(日) 11:26:34 ID:FWhbl7dj0
>>785
女子に夢見てるわけじゃなくて、
ダンバンフィオルン兄妹なら中学生くらいまで風呂が余裕でありそうだと思うだけだよ。
フィオルン「お兄ちゃん、お風呂一緒に入ろ!」
ダンバン「おう!」
みたいな勢いでw
789 :名無したんはエロカワイイ :2010/08/22(日) 11:35:58 ID:UxF/22r50
イノシシ兄妹はお風呂に入るときにも豪快で勢いよくwってか
そう言われると本当にありそうな気がしてくるw
790 :名無したんはエロカワイイ :2010/08/22(日) 11:42:59 ID:okQzo8PL0
あとで他人突っ込まれるも、フィオルンもダンバンさんも平然と受け答えるせいで、
むしろ周囲の方があわてふためくという状況がアリアリと思い浮かぶなw
794 :名無したんはエロカワイイ :2010/08/22(日) 12:22:46 ID:wcG2NsTv0
俺的妄想だと、中学生くらいまで一緒に風呂に入ってて
未だに一緒にベッドに寝てるという設定だな
ダンバンさんとフィオルンは
だからコロニー9でのフィオルンの悲劇の後は
ダンバンさんは夜ベッドに横になる度に、横にいないフィオルンのことを考えて頬を涙が伝っていたという
798 :名無したんはエロカワイイ :2010/08/22(日) 14:54:59 ID:tEXbzfmA0
そこでシュルクの風呂に乱入するフィオルンですよ

72 :
↑この設定で誰かSS書いてくれー

73 :
ミラー×エミ・リータ希望

74 :
「ちくしょおおおおおお!いつまで待たせるんだよおお!寒いじゃねえかよおお!」

「ガキ!いい気になって寝てんじゃねええ!」

「おら!気合入れてしゃぶれよ!」

「暇だから装甲を剥いてみるか。ふん、ガキの癖にいい乳してやがんな。」

「たっぷりぶっ掛けてやったぜ。」

「ケツ筋もたまらんな。」

「嫌だ嫌だ言いながら指何本飲み込むんだ、おい?」

「なんだその目は?悔しいか?ユニットに挟まれて身動きできねえまま犯られるのは気持ち良いだろ?」

「なにが目を真っ赤にして『止めるのです』だあ?自分から腰を動かしてアンアン言ってる奴が説得力無えぜ。」

「おらおら!もっと腰振って御奉仕しろや。こちとら寒くて全身運動無しじゃやってられねえんだよ!」

「ちくしょおおおおおお!いつまで待たせるんだよおお!寒いじゃねえかよおお!」

「おらおら!もっと腰振って御奉仕しろや。」

「ちくしょおおおおおお!いつまで待たせるんだよおお!寒いじゃねえかよおお!」

「おらおら!もっと腰振って御奉仕しろや。」

「ちくしょおおおおおお!いつまで待たせるんだよおお!寒いじゃねえかよおお!」

「やっと来たか。遅えんだよ!ていうか出してる最中に来るんじゃねええ!もっと後にしろや!」

※『敵との対峙』が流れる雪山での名決闘シーンが
粋を極めて裸のダンバンと無粋を極めて下半身フルチンのムムカが殴りあう
大変残念なシーンへと変貌に

75 :
ムムカさん悔しがりすぎだろww

76 :
雪山でムムカさんに負けてからクエストばっかりやってたな
ゲーム内時間で6ヶ月くらい放置してたから、うちのムムカさんやイノシシ妹やメイナス様も凍寸前だったかもしれない

77 :
その後シュルクやダンバンさんやエギルが暖めてくれるから問題なしw

78 :
>なにが目を真っ赤にして『止めるのです』だあ?
目が赤いのはメイナス様モードだと元からだろwww
ツッコミどころが多すぎるムムカさんだ

79 :
>その後シュルクやダンバンさんやエギルが暖めてくれるから問題なしw
ムムカさんをか?

80 :
「おら!ダンバン!気合入れて入れろよ!」

「ふん流石だな、いいモノもってやがる。」

「たっぷりぶっ掛けろやおら。」

「ガキのケツもたまらんな。」

「嫌だ嫌だ言いながら俺のをしっかり飲み込みやがって。」

以下略

81 :
フィオルンとメリアがレイプされて望まない胎児を(ry

82 :
そんなことをしたら、シュルクとダンバンさんとソレアン様とカリアン様にブチされます

83 :
でも打ちす前に犯れれば本望だ

84 :
まさかストロジャムのエロがあるとは、世間は広い。

85 :
ストロジャム「ふうわーっ!」

86 :
フィオルンの触手プレイなら書きたい

87 :
>>86
穏やかじゃなさそうですが是非お願いしたいですね

88 :
>>87
フィオルン「リナーダとヴァネアの協力で
 新武装オクトパスフラップが完成したわ!
 イくわよシュルク!」

89 :
シュルクが責められるのかw

90 :
みんなの気持ちが伝わってきたよ!(性的な意味で)

91 :
フィオルンと触手かいた。
とりあえずエロが書きたかったので時系列、ストーリー展開完全に無視。
設定も勝手につくりました。
拙い文章でごめん。

92 :
そうだ…私んだんだ…
あの時…黒い機神兵に切り裂かれて…
私馬鹿だよね…あんなことして……んじゃったら何にもなんないよね…水着なんかで体…守れるわけなかったよね常識的に考えて…
ごめんねお兄ちゃん……シュルク…
「!?」
見知らぬ、天井。
窓もなく冷たい床に無機質な部屋。
どんより湿った空気にぼんやり光る点灯は、まるで地下の牢獄のようだ。
「ここは?わ、私生きて…」
薄暗い部屋の中、改めて自分の体を恐る恐る確認した。
何故か深く切り裂かれていたはずの傷はなかった。
しかし気を失った時の水着姿のまま、手を触手に頭上にひとまとめに拘束され、同じように足首も一つにまとめられていた。
「そうだ…機神兵は人を食べるんだ…!もしかしたら私も…嫌…」
その時、しゅっと鉄のドアが開き、黒い大男が部屋に入ってきた。
190cmをゆうに超える長身に、機械スーツの上からでもわかる細身ながらがっちり引き締まった体。
トップモデル顔負けの抜群のスタイルに、綺麗にまとめたオールバック。
ワイルドさの中にどこか小悪魔的魅力を兼ね備えた鮮麗された美貌。
コロニー9のオーランドブルーム、ムムカだった。

93 :
「あんた…!お兄ちゃんと同じ軍にいたホムスでしょ?なんでこんな所にいるの!?」
「よぉ〜ダンバンの妹ちゃん…俺のこと知ってんのかよぉ〜」
にやにやと残忍な笑みを浮かべながら大股で近づき、顔を覗き込んでくる。
体からはクレージミントの良い香りがした。
「知ってるわ!あんた、洗濯前のお兄ちゃんの服…って言ってもパンツしかないけど…何回も持ち去ってったじゃない!私知ってるんだから!」
「い、いねやぁ!?」
ムムカが狼狽する。
「ナニに使ってるのか知らないけど返してっ!お兄ちゃんのパンツ返してよ!…いやっやっぱり返さなくていい!!」
「う、うるせェーッ!!小娘がぁーッ!!はいだらーッ!!!ぶるぁぁあ!」
ムムカの叫びに応じるように触手が素早く動き、フィオルンの水着が乱暴に破かれた。
「きゃああっ!!」
ここにきてやっとフィオルンは気付いたのだ。
ヒロイン拘束…全裸…!この二つの符号が意味するものはひとつ……!やられた…陵辱だ…!
私はまず間違いなく犯されてしまう…!この男に…!
完全に裸にされたフィオルンにさっきまでの強気な姿はなく、顔を赤らめもじもじしながらムムカの顔を睨みつけることしかできない。

94 :
「あいにく俺は手出ししないように言われてるんでなぁ〜!
その百八式触手陵辱型・改にしっかり開発して拡張してもらえやぁ〜
お前もいずれ俺みたいにフェ〜イスになるんだからな〜ぁ!俺達フェイスは親に直接エネルギー供給してもらわないと動けないんだ〜ぁぁ!
ああ困ったな〜ぁ!」
「!?」
フェイス…?エネルギー…?
ムムカが部屋を出て行くとすぐに、ワシの触手は百八本あるぞといわんばかりに大量の触手が体に絡みついてきた。
胸の根元に絡み胸を突出させ、足はM字に割り開かれてしまった。
「いやぁぁ!」
フィオルンに絡みつく硬質だった触手から粘液が溢れ出してきた。
細い触手がふっくらした陰唇を割り開き、割れ目にすべりこんできた。
「う…嫌…」
身をよじると余計に触手が食い込んでしまう。
触手達はわざとフィオルンの乳輪・割れ目の外側をじらすように刺激し、否応無しに乳首と股関に意識が集中してしまう。
股関はすでに触手の粘液以外の液で濡れていた。

95 :
「あっあはっ!あははははっ!ひゃぁぁ!」
細かな触手が密生した触手が体中をくすぐりだした。
びくびく震える反応から弱いポイントを的確に探り出し、そこを集中的に舐めたりつついたり刺激を与え続けてくる。
「!!…ぁぁあ……!」
イソギンチャクそっくりの触手が前と後ろに貼りついた。
硬くしこりたった乳首には口のような触手が吸い付き、吸い上げる。
散々待ちわびたそこへの刺激に、フィオルンの体が大きくのけぞる。
予想していたよりもずっと穏やかでない快感に、思わずかん高い甘い声をあげてしまった。
イソギンチャク触手は前と後ろの穴に浅く挿入し、粘液をたくさん吐き出しながらうごめいている。
どうやらほぐしているらしい。洗う時以外では全く触らないそこを先細りしたぬるつく触手に解されていく。
しばらく目を硬く閉じて荒い息を吐いていたフィオルンが目を見開く。
いきなり太めの触手2本が一気に挿入されてきたのだ。
「きゃぁぁぁっ!!抜いて!抜いてぇぇ!」
ずぶずぶと奥まで入ってきた触手は、少しの痛みと大きな快楽を与えながら容赦なくピストンをはじめた。
そのうち、自分の中から何かが迫ってくるのがわかった。
考えているうちに何かが自分の中心を突き抜け、真っ白に染め上げた。
「あっあぁっいっ……!!」
初めての絶頂感だった。
頭が真っ白になって…ふかふかして可愛いチルキンとターキンの群れに埋もれているような…

96 :
はじめては大好きな人にあげるって決めてたのに…。
ごめんね…ごめんね…お兄ちゃ……シュルク……
初めてにしては強すぎる絶頂感に朦朧とした頭の片隅で、そんな事をぼんやりと考える。
2人寄り添って歩いて…永久の愛を形にして…いつまでもシュルクの横で笑ってたかった…
しかし、心地よい絶頂の余韻からすぐに引き戻されてしまった。
触手の動きが止まらないからだ。
「いっいやぁ!あっあっあっぁぁ!!」
それから何時間も陵辱は繰り返された。
気を失えば電流を流し叩き起こされ、声さえ出せなくなった頃、やっと解放された。
フィオルンは泥のように深い深い眠りに落ちていった。
「らめぇぇぇっ!!」
「…!」
突然の大声にフィオルンが目を覚ました。
度重なる絶頂でまだ体は弛緩したままだったが、うっすらと重い瞼を開く。
いまだに四肢は拘束されていたが、自分を散々なぶった触手たちはどこかに消え去っていた。
「らめらのぉぉぉぉっ!!!」
悲鳴とも嬌声ともつかない声は、隣の部屋から聞こえてきているらしい。
もしかしたら私と同じように連れてこられたホムスの女性が同じ目にあわされているのかもしれない。
なんとかチャンスを見て脱出して、他の人達を助けられれば…。
こんな時でも他人の心配をする健気なフィオルン。やられてしまったものはもう仕方ない。
それよりこれからのことを考えないと…。
フィオルンはある種の開き直りによって、いつもの自分を取り戻していた。
「誰かが何か喋ってる…。あいつらの弱点を知って逆にこっちが叩き潰してやる!」
フィオルンは悲鳴の中にかすかに混じって聞こえる低い声に耳をすませた。

97 :

フィオルンが囚われた隣の部屋では、ベッドに足を開いて仰向けにされたムムカにエギルが直接エーテルを注入していた。
ムムカのさらけ出された下半身に生い茂る漆黒のマクナ原生林の下にそびえるあまあまういんなから、ザクトの泉のごとく透明なマクナアマミツがあふれ出している。
ムムカの後ろのテフラ洞窟では、エギルのあまあまういんなが激しいピストンを繰り返している。
いや、あまあまういんなと言うにはエギルのそれはあまりにも大きすぎた。大きく、太く、重く、そして長すぎた。
エーテルシリンダーサイズのそれが機械とは思えない複雑な動きで、ムムカの敏感な秘境ポイントを何度もえぐり、かき回す。
ベッドがギシギシと音をたて、接合部からぐちゅぐちゅと水音がひびく。
まさに淫猥な機の律動だった。
「ひゃぁぁぁんっ!!」
ジャクト間欠泉のように精液をぶちまけながら、絶頂をむかえたムムカのしなやかな肉体が思いきりのけぞる。
シーツをしわくちゃにして身悶えるムムカとは対称的に、エギルは少しも息を乱していない。
「そろそろ出すぞ」
「いいいぃ…ねやぁ……!ああああぁぁんっ!!!」
煌めく透明なエーテル流がムムカの中に浸透していく。
連続絶頂のタイタンスタンプにさらされ、ムムカの意識は吹き飛んでしまった。

98 :
「…」
エギルは無言でムムカの体から離れた。
エギルはオーバーヒートを起こし、荒い息を吐きながらひくひくと痙攣するムムカの体に輪切りにしたクルクールレモンをいくつか乗せて立ち去っていった。
「いねやぁぁ…にゃぁぁ…」
ひんやりやわらかな感触が気持ちいいらしく、ムムカはうっとりとした表情で静かに眠りについた。
静かに部屋から出て行くエギルを、影からヴァネアが暗い顔で見つめていた。
フィオルンはさっさと寝た。
「…以上が、我々が機神兵に似せて作った自立型小型カメラが撮ってきた映像です。
フェイスは親からエネルギーを直接供給されないと活動できないということがわかりました。」
帝都アカモートの王宮の会議室にある巨大なモニターに映像が映し出されていた。
カリアンが映像を止める。
「穏やかじゃないですね。ですがもう少し参考画像か映像がほしいところです。」
シュルクが腕組みをしながら神妙に答える。
「ひどいも!愛のパコパコはラブラブじゃないとやっちゃだめなんだも!」
リキが椅子の上で飛び跳ねながら憤慨する。
「よろしい、ならば戦争だ」
メリアも怒りをあらわにしながら静かに発言する。
「フィオルン…!すまない…俺がもっとしっかりしていればっ…!」
ダンバンが拳を握りしめながらうつむく。
隣で真っ青な顔をしてカタカタ震え始めたカルナをラインが気遣う。
「大丈夫か?」
「ああ…ガド…うそ…うそよ…嫌ぁぁ…」
椅子にもたれかかり、震えて顔を覆いながらカルナがうめく。
「おちつけカルナァーッ!!まだそうだと決まったわけじゃあないッッ!!ハイエンターはうろたえないッ!」
メリアにとって頼れる姉のような存在だったカルナがひどく狼狽しているのを見て、メリアは熱くカルナを抱きしめた。
数日後、機神界では元気に3ゲットするガドの姿が!
がしゃーん
がしゃーん
3ゲットガドだよ
自動で3ゲットしてくれるすごいフェイスだよ
がしゃーん
おしまい

99 :
穏やかじゃないですね
特にオチが穏やかじゃないというかこれはひどい
とにかくGJ

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