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2012年5月エロパロ303: 女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その6 (781) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その6


1 :11/08/17 〜 最終レス :12/05/03
胸の小さな女の子が胸の大きな女の子と体が入れ替わって胸の大きさを堪能したり
年老いた女が若い女と入れ替わって若い体を堪(ry
淫乱な女の幽霊がいろんな女の体に表意して堪(ry
魂の交換だけでなくて単純にスタイルがよく身長の高い女の子と幼児体系の小さな女の子がいて
ある日身長やスタイルが入れ替わったり
ムチムチの女悪魔が女の子に憑依するとその女の子がムチムチに変身する様な話も可
とまあそんな感じの話題やSSを扱うスレ
■保管庫
http://www40.atwiki.jp/odchange/
■過去スレ
女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その5
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1290094110/
女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267807016/
女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1253030666/
女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235567463/
女同士の肉体の入れ替わり・憑依
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1221151798/

2 :
前スレが容量オーバーだったので急遽立てました。
続きはこちらでお願いします。

3 :
>>2
砂漠のきつねです。
ご迷惑をおかけしました。スレ立てありがとうございます。
自重してこちらに誘導できればよかったんですが…
できる範囲でまとめwikiに避難させました。見られる方、落ちがないか確認して頂けると助かります。
とりあえず、続き投下します。

4 :
<29>
麗子も服を着替える。
Aカップの乳房であればスポーツブラでも事足りるが、30代の身体でこのままというわけにもいかない。
スポーツブラを脱ぎ、麻美に借りたブラを着ける。久々に乳房を支えられるワイヤーの感覚。
それでも元の身体のように、乳房に食い込む感じはない。
ハーフパンツを脱ぐと、水色の星がちりばめられた白いショーツから陰毛がはみ出している。
麻美に借りたショーツを履く。ティーンズ以外の他人の下着は久しぶりだ。
綿とは違う、久々に感じる滑りのよいポリエステルの感覚。
借りた服を着ると、鏡にはスレンダーな30代後半の女性が立っていた。
「今日から二人のママかぁ…」
麗子は麻美の着替えを待ちながら、ふとそう思った。
「どうしよう…」
自宅での出来事を知る由もなく、美緒は保健室で途方に暮れていた。
まずは秘部をティッシュで拭き、ショーツとストッキングを上げる。
さっきまでは太腿と秘部に密着していた両者だが、小さくなった身体では腰骨にひっかかるのがやっとの状態だ。
手を洗い、胸元のボタンを閉める。カップの分だけ空虚に盛り上がったブラウス。
スカートの裾は足首にまで達しようとしている。
「おっかしいの。」
鏡に映る自分を見て、美緒は思わず吹き出して笑った。
「麗子先生、どうなっちゃったのかな。」
美緒はいつもの椅子に腰を掛けた。

5 :
<30>
「えぇ!?お母さんが先生になっちゃったの?」
美緒は目をまん丸にしながら、驚きの声を上げる。
「だって、口で言っても信じてもらえないでしょ。だから、入れ替わるしかなかったのよ。」
母の声で入れ替わるなどという単語を聞くことに違和感を感じながら、しかし、中身が松下先生ならと美緒は自分を納得させる。
「今キスすれば戻れるんじゃない?」
「だめよ、同じ人間と入れ替わるには、また次の機会を待つしかないわ。」
「じゃあ、次の満月の時までは…」
「私が先生をしなきゃいけないわね。」
ハスキーな麗子先生の声を発している中身は実の母。
よく見るTシャツとジーンズ姿で辛うじて推測できるものの、美緒がこちらを受け止めるにはまだ時間がかかりそうだった。
「とりあえず、今日は帰りましょう。美緒、着替え持ってきたわよ」
自然と身体の口調になるとはいえ、今の瞬間は、とても中身が麗子だとは思えないほどに違和感がなかった。
「私も、身体にあった服を着ないとね」
麻美の語り口も麗子そのもので、美緒はまたいい知れない違和感に襲われるのであった。
久々に着るいつもの下着。
小さな乳首を保護する白のスポーツブラ。お気に入りのさくらんぼ柄のショーツ。
ブラウスの袖を通す感覚も久しぶりだ。吊りスカートと膝下までの白のソックス。
さっきまであった大きな双丘はそこにはない。すっかり見通せるウエストと脚元。
「なんか懐かしいな。」
美緒は麗子と一緒に家路についた。
「先生、お母さんなんて出来るの?」
「うっ、そこを突かれると…でも正体を知ってる2人しかいないし、我慢して。」
「え〜。レジのパートだってあるよ」
「機械は得意な方よ」
寄り添い歩く二人は本当の親子のように見える。
一方、麗子のマンションに着いた麻美。昨日までは美緒が座っていたソファーに腰を掛ける。
キャミソールを着けていたとはいえ、ノーブラで歩いてきたために、歩を進めるたびに乳房が揺れ、乳首が擦れて痛みを発した。
「巨乳も大変ね。月並みだけど。」
そう言いながら、麻美はTシャツとキャミソールを脱いだ。さっきは感じなかった服の匂い。
他人の身体になったため、嗅覚も変わったのだろう。普段は気づかない、服に染みついた家の匂いが感じられる。
クローゼットを探すと大きなカップのついたブラジャー達。ワインレッドにパープル、ネイビーに黒。
「普段は着けない色だなぁ」
少し口元をほころばせながら、ワインレッドの上下を手に取り身に着ける。グッとワイヤーに持ち上げられる感覚。アンダーバストが強く締め付けられる。
「こんな感じなんだ。ほんと大変…」
麻美はすっかり大きな乳房を持て余していた。

6 :
バタバタしてすいませんでした。ひとまず今回はここまでで。
この後はあんまり長くならないようにしたいです。別のネタも書いてみたいので。
前スレで題名のヒント下さった方、ありがとうございました。
その後の展開で母との入れ替わりも作ってしまったので、ちょっと合わなくなってしまうんですよね。
せっかくヒント下さったのに申し訳ないです。
ヒントは絶賛募集中です。自分も頑張って考えます(涙)

7 :
GJ!
名前の件は残念ですが(でも、コレも「先生と」母の入れ替わりじゃね?)、つづき待ってますよ〜

8 :
色々作品投下されて追いつくのが大変だぜ☆

9 :
乙です。
いいですね。きつねさんの作品の多重入れ替わりの展開好きです。
母になった麗子と父の絡みがあるのかとか
色々展開が膨らみそうですね。次も期待です。

10 :
母を失くした父子家庭の父親が、数年後に再婚。
娘は、綺麗で優しそうな継母に懐くが、実は継母は娘の若い体を奪い取ろうと狙っており
……という妄想。
主人公(継母)は、「老いる」ことに異様な拒絶感を持っている(拒食症などと似た感じ?)。
義理の娘を可愛がりながらも、心の底の欲求には逆らえず、その娘が中学を卒業する前夜、
ついに儀式を執り行い……とか

11 :
ママはチャイドルって漫画のあらすじを見たところ、
娘と母親の入れ替わりのようなんだが

12 :
何を今更w

13 :
若い乳を取られる話、好きだったな

14 :
前スレのモザイクの魔女好みだなぁ
最初の爆乳を手に入れたところとか後日談とか読んでみたいぜ

15 :
ここの作家様は多めに見ても5〜7人ぐらいしかいないのかな。
そこそこ需要はあると思うんだけど、寂しい。

16 :
>10 これでもいい?
タイトル「若くなりたい継母と狙われた女の子」
「おかあさん ありがとう」
明後日 小学校を卒業する 可愛い娘からお礼を言われた。
「ふふふ・・・ この娘ったら」
何でも 寂しいときに いつも一緒にいて、励まして可愛がってくれたから お礼を言いたかったらしい。
ほんとにいいのに お礼は私もあるのよ?
「さあ お父さんは あなたのために、明日、明後日のお休みを取るために遅くなるっていうから、早く寝なさいね」
私は娘に そう言い聞かせながら、頭を撫でていた。
そうそう この撫でているときの表情も可愛いのよね、本当 若いっていいわね。
しばらくすると、少し年上のこの娘のお兄ちゃんがやってきた。
「ま〜た 母さんは、鈴を可愛がっているねえ」
もう見飽きた光景を目にした 兄が冷蔵庫を開けながら話した。
「いいじゃないねえ? 鈴ちゃん」
「う うん・・・」
鈴は ちょっと顔が赤くなっていた。
「おっ おかあさん わっ 私 もう部屋に戻るから」
そっとその場を離れた鈴は、2階にある自分の部屋まで戻って行った・・・
「あ〜あ お兄ちゃんが言うから 鈴が逃げちゃったじゃないの!」
少しビクッとした兄・・・
「そ それじゃあ 俺も寝るから おやすみ〜」
もう! 少し怒るとすぐ部屋に逃げるんだから〜
でも・・・
ふふふ この光景も最後なのよね。
だって 明日は・・・

17 :
私は、この娘の父親と結婚して 早3年・・・
初めは懐いてくれなかった 2人の子供達。
段々と打ち解け、ざっくばらんに話せるようになったのは、ほぼ1年前のこと。
結婚する前の私は この子供達の父の部下だったの。
奥さんは数年前に亡くなっていて、自慢の子供達と一緒に写っている写真を机の上に置いていた。
入社して3年が経ち、主人のいる課へ配属になった。
勤務時間も変わり、付き合っていた彼から別れてほしいと言われ、失恋してしまった。
そんなときに優しくしてくれたのは、今の主人だった。
何回かデートをしていたある日、元彼が私よりもっと若い女の子とデートしているのを目撃した。
そっか・・・
若い女の子と付き合っていれば、私と別れちゃうよね。
でもね、元彼とは同い年で、数ヶ月だけど私のほうが後から生まれたのよ。
うん でも、同じ年でも 男の人は若い人がいいんだよね?
どこかの新聞でも載っていたけど、付き合うなら男の人は同じ年齢の女の人よりも、自分より若ければ若いほど良いって・・・
若くしていたつもりだったんだけどな〜
でも厭きちゃったんだろうね。
それから私は 段々と若い女の子が羨ましくなっていった・・・
そして、今の主人と付き合って一年経った頃、私は子供達に紹介された。
男の子は小学校4年生、女の子は小学校3年生だった。
ちょうど3学期が終わって、春休みに入った日曜日に全員集まれるからっていう理由からだった。
それから すぐに私達は結婚した。

18 :

ふう・・・
あれから 3年か。
私は今年で 42歳になる。
主人と 同い年・・・
偶然にも、元彼と私とも 同じ年でした。
彼は元彼と違って 優しかった。
でもね、女の人って 若い人が羨ましいんだ。
段々 年を重ねていくと、体力が落ちていくのが分かった。
何か若さを保つ方法はないかな〜って 図書館へも行って調べていた。
そんなある日、一人のおばあさんに出会った。
おばあさんに 悩みを打ち明けると、小さな箱から2枚の香草を出してきた。
おばあさんの話によると、入れ替わりたい人の枕の中に1枚入れて、自分の枕の中にも1枚入れると、翌日起きたときには入れ替わるってことだった。
少し半信半疑だったが、機会が来るまで私は待っていた。
明日は卒業式の前日、その日は予行練習しかない日。
入れ替わるには ちょうどいい日だった。

19 :

チチチチ・・・
「ん んん・・・」
ふと 目が覚めると、いつも寝ている私の部屋ではなかった。
娘の 鈴の部屋だった。
本当に入れ替わったんだ・・・
ふふふ・・・
やっと この娘になれた、若くなった。
ふと、枕の中に入れた香草はどうなったのか見てみたら、無くなっていた。
どうやら 1回だけ使うことができるものだったらしい。
よかった・・・
昔の私には もう戻らなくてもいいのね。
準備には 1年もかかったしね。
この娘には 中学・高校・大学の一貫教育をしている私立校を受験させ、合格させた。
中学・高校は、少人数全寮制の女子校。
これが狙いだったんだ。
寮に入ればこっちのもの、他の若い娘達と一緒に教室で過ごし、お風呂や部屋も一緒。
心身ともに若返られる。
これからのことが楽しみでしかたがなかった。
それは、私になった娘がドアを開けるまで、ベットの上で寝ながら考えていた。

20 :

ここは1階ある居間に、家族4人が揃っていた。
今は朝6時、小学生になった私には まだ少し眠い時間帯だ。
私になった娘は、泣きながら俯いているため、私が事情を説明した。
「私と鈴が 朝起きたら入れ替わっていたのよ」
その一言だけ、後は話の流れで進んではいたけど、原因はさっぱりわからない ということだけ分かった。
その日から、私はこの娘として、この娘は私として、元に戻るまでお互いの立場で生活しようということになった。
この娘は料理することが出来なかったので、私が朝食を料理して食べ、学校へ向かうこととなった。
学校へ着くと、ちっちゃい下駄箱があった。
30年ぶりに見る小学校の下駄箱は、懐かしく思った。
上履きに履き替え、この娘の教室に行き席に座った。
しばらくすると、この娘の同級生が教室に入ってきた。
「おはよう」
「おはよう」
小学生らしく、挨拶を返していた。
ふと 自然に、挨拶をしてきた女の子の名前が浮かんできた。
どうやら 思い出そうと意識をしなくても、思い出すらしい。
あの おばあさんが言ったことは 本当だった。
少し時間が経てば、入った身体が経験したものは意識しなくても思い出せるってこと。
あとは 香草による後遺症、でも私が心配することは無い、あの娘に症状が現れるだけだから。
後遺症と言っても怖いものでもない、後遺症の設定は私がしたんだしね。
入れ替わることと、若さへの思いなどを消しただけ、一種の記憶喪失とも言ってもいいわ。
あっ そろそろ予行練習の時間ね・・・

21 :

今日 本当はこの娘が壇上に上がって卒業証書を受け取るはずだった。
でも 今は 私がその壇上にいる。
「相原 鈴  以下同文」
校長先生に卒業証書を読まれ、受け取った。
この後 全員で 仰げば尊し を歌った。
今も卒業式で歌うんだ〜 って、私は歌いながらそう考えていた。
教室に戻り、最後のホームルームをした。
卒業アルバムも貰った。
アルバムには入れ替わる前の この娘の写真が何枚もあった。
最後のページに厚いのがあって あれ?って見ると、DVDでした。
5年生のときの臨海学校や、6年生のときの運動会の様子が納められているビデオだとか・・・
ホームルームも終わり、教室を出る時間となった。
私としては 2日間だったけど、別れは寂しい・・・
先生との別れの挨拶の順番が回ってきた。
先生と握手しながら・・・
「先生 ありがとうございました」
そう言って、私は教室を後にした。
正門では 家族3人が待っていた。
家族4人並んで、写真を撮った。
兄は照れていたが、記念だからって しぶしぶだけど一緒に並んでくれた。
写真を撮り終わると、私になった娘は 私を眺めていた。
「本当なら 私がそれを着ていたのにな・・・」
うん そうだね。
でもね 私も着たかったのよ。
二人で 服を選びに行ったときに、一番 可愛く見えるのを長い時間かけて探したっけ。
うん あれが、入れ替わる日を決めたんだよね。
私があの服を着て、卒業式に出ようって・・・

22 :

そして次の日、寮に入る日になった。
場所は自宅から 30kmも離れているところ。
私は 自宅前で あの娘と別れの挨拶をしていた。
「鈴ちゃん 私が代わりに寮に入っちゃうけど、夏休みには帰省できるから 元に戻るのにがんばろうね?」
鈴ちゃんは、泣きながら答えた。
「うん おかあさん、それまで私 おかあさんの代わりをがんばる」
そして 二人で抱き合った。
出発の時間だ・・・
主人が自家用車で 寮まで送ってくれた。
二人を置いていったのは、私になったこの娘が辛いだろうからっていうことだった。
昼過ぎに寮に着いた、元々大人だった私は、手続きは自分で出来るからって言って、ここで別れることにしてもらった。
主人は・・・
「がんばれよ〜」
って 言ってくれた。
うん がんばるよ、楽しむよ 私は。
そして夏休み前 私あてに電話がかかってきた。
「希 鈴が亡くなった・・・」
一瞬 なんのことかと思った。
そうか 私 鈴ちゃんじゃなかったよね、あまりにも楽しかったから忘れちゃったよ。
これで私は 本当の鈴ちゃんになれたんだね。
3月に12歳になった女の子の私。
もう40代のあの身体に戻らない私。
ふふふ いいわね 若い身体って・・・
おしまい・・・

23 :
お、乙です……。
てか、くろい……。
気楽にネタ出しした段階では、まさかこんな恐い話になるとは……ガクガクブルブル

24 :
乙です!ご馳走様w
>>15
このジャンル同好の士が少なそうだし
話も作り辛いだろうからしょうがないんでね

25 :
SS乙! ダークな話は大好き!
ダークな話といえば40年さんは大丈夫かな?
リアルで事故とかにあっていなければいいけど

26 :
はい、思い出していただいてありがとうございます。40年です。
こんなにも悪いモノばかり書きながらもなんとかバチもあたらず
に息災にさせていただいております。まあ、お墓参りにはマメに
行っておこうかな、とは思っておりますが、さてさて。
さて、前回は勇者と魔法使いの後日談をお送りしようか、と言っ
ておりましたが、どうも単なる肥満化小話になってしまったので、
今回は、小ネタとして、「AV女優入れ替え」をお伝えします。
あちらもまた、仕立て直し次第、お送りしますので、はい。

27 :
 男は手術台の上に眠る二人の女を確認する。
 一人は、中年女性だった。顔立ちはわりと整った方で、四十代後半と
いう実年齢から考えれば若く見える方だったが、やはり肉付きは肥満気
味になっていて、胸や尻の張りも失われていて、四肢は弛みきって喪失
した若さというものを如実に感じさせる肉体であった。
「……っと、もう一人は、と」
 男が肌掛けをばさり、と剥ぎ取ると、そこには裸身の美神が横たわっ
ていた。
 男は思わず生唾を呑みこむ。こういった裸には見慣れていて、思考が
枯れていたはずの男ですら思わず惹かれるほどの上玉だった。
 頬の締まった美形の下に伸びる四肢はすらりと美しく、二十一歳とい
う若さの絶頂付近にいるものの持つオーラに満ちていた。腰は美しくく
びれていて、無駄な弛みというものを一切帯びていない。胸は大きいだ
けでなく、張りもあり、形も良い、と三拍子揃った美乳だった。もちろ
ん、臀部にも妖艶なカーブがあり、女としての成熟と、青春のかたさと
を兼ね備えた理想的なヒップであった。
「まあ、仕事だから、仕方ないとは思うけどねえ」
 今回男の受けた依頼はAV女優の肉体の置き換えだった。
 とはいっても、一人はもう現役を引退して久しい元女優なのだが。
 今回、この入れ替えを撮影監督から受けるに至った経緯は、この若い
娘の素行の不良にあった。
 撮影の約束を守らずに、自分の都合を優先する。一か月前からの撮影
予定を平気で破って友達と海外旅行に出掛けたりするというのだから、
スタッフとしては「やってられるか」という怒りでどうしようもなかっ
たのだが、それでも彼女の肉体は超一流である。看板女優として会社の
利益を多く産み出す娘をクビにもできない。

28 :
 と、思い余って今回の依頼なのである。睡眠薬で眠らせた彼女を連行
して、入れ替えてしまおうということなのだ。
「……ま、事情はさておき、俺は俺の仕事をするだけだ」
 白髪混じりの男は鞄の中から金属製の円筒を取り出す。
「今回は、年齢も入れ替えてくれっていうんだから、まあ、面倒くさい
とは思うんだがな」
 言いつつ、男は金属管の両端を二人の女のわき腹にそれぞれ貼り付け
て、取れないように固定する。
「さてさて、こいつもしばらくぶりに使うが、うまく動いてくれるもの
かな……」
 男の心配も束の間に、金属管は、ぶるん、という振動とともに、機能
をはじめていた。
 ぐいん、ぐいん、と二人の女の肉体に大きな振動がはしり、次いでご
ぼごぼと管の中に半固形の物が流れ込み、対流をはじめていた。
 消化器、循環器、そして生殖器の総とっかえ。外面ばかりの入れ替わ
りだけでは、やがて限界が来ることを見越しての臓器入れ替えだった。
「……まあ、想像するとグロいことこの上ないがね」
 男は臓器の全てが入れ替わったことを確認すると、金属管を取り外し
て、いつものように二人の女の掌を結合させた。
 そして、
「ああ……その、なんだ。たまにあるんだよ。こういうことしてる時で
もな、意識がある奴って、いるもんなんだ」
 大年増の女に向かって、一言。
「だから、寝たふりはやめろって。なんだか、独り言聞かれてるのも嫌
な気分だしな」
 すると、さっきまで息をひそめて目を閉じていた女は、ぱちり、と目
を開き、開口一番、
「ふう……狸寝入りもラクじゃないわあ」

29 :
 やれやれ、と一息ついてから男に視線を投げ掛けた。
「よく、気がついたわね」
 すると、男は顎先に黴のように張り付く短い無精髭をざりざりと指先
でなぞりながら、
「まあ、隣の娘が完全に寝入ってるのはわかるさ、睡眠薬か何かかな?
それから、あんたが寝てたかどうかははっきり言って良くわからなかっ
た。だからカマをかけた。それだけのことだ」
 男の言葉に女は、満足そうに口の端を歪めて、
「ふふ、これでも私は元女優なんだからね。感じていないのに感じてる
フリなんかもしなくちゃなんないんだもの。それくらいは、ね」
 と、片目を瞑って男に応えた。
「ああ、そうかい。あいにくとあんたの生い立ちとかなんかに俺は別に
興味もないことだが、ね」
 ただ、男はそれでも女の演技と、この異常な手術の際にも肚の座った
様子を崩さない女に関心を示した様子で、
「まあ、構わないか。たまにはこんなのもいい。出来る限りあんたの要
望ってのを聞きながらやってみるのも悪くはないかも、だな」
 すると、女は肥え膨らんだ下頬に意地悪そうな笑みを浮かべつつ、
「……そうねえ、それじゃあ、リクエストよ。この手術の過程を私にも
見えるようにして頂戴よ」
 そして、隣の娘にも視線を移しながら、
「私たちがどんなふうに入れ替わっていくのか、私がどんなふうに若返
っていくのか、この子がどんなふうに年老いていくのか……」
 そして、もう一度男に視線を戻して、
「それを独り占めするなんて、ずるいと思うのよ」
 やれやれ、といった様子で男は手術台の足元のハンドルをゆっくりと
回す。すると、天井に隠れていた全身鏡がせり出して、二人の女の姿を
映し出していた。
「じゃあ、いいわね。私の言った通りにやって頂戴ね」
 男は投げやりな様子に手を振って同意した。

30 :
「まずは、足よ。私も二十年前にはこの子に負けないくらいの自信があ
ったんだけど、やっぱり五十目前ともなるとダメねえ、太くなるわライ
ンは崩れるわ、皺っぽくなるわ、でね。だから、まずはここからして頂
戴」
 過日の自己の矜持を拭いきれない女は、そう男に指示を出した。それ
に頷いて、男は女の足にたまった脂肪や老廃物、無駄な組織などを押し
出して、娘の肉体へと送り込み、逆に若々しい筋肉やなめらかな脂肪だ
けを摘み出して女の肉体へと流し込んでいった。
「……はあ、ん、凄い。私の足。みるみる締まってくわあ」
 足首を掴むことさえも困難そうに見えた女の両脚に、美しい締まりと
くびれと、それから健康そうな内腿の肉感が宿っていく。
「ああ、まだ動かさないでくれよ。まだ仕上げが残ってるんだから」
 言いつつ男は脚の表面を両手でするすると擦っていく。すると、皮膚
に宿った瑞々しさや、張りまでもが中年女と娘とは入れ替わっていくの
である。
 女は愉悦に浸った表情で天井の映し鏡に自らの足の変容を見ていた。
「うふふ、これよこれ。軽いわあ、しなやかだわあ」
「ま、気にいってもらったようで何より……で、次は」
 男のすげない言葉に、ちょっと楽しみの邪魔をされた中年女はむっと
しながらも、
「じゃあ、次は下半身の全てよ。お尻に、下腹に、ウエストに……この
気色悪い脂肪を全部、あの子の身体に送り込んでやってよ」
 女の指示に、男は分かった、と再び手を動かし始める。
「ねえ、お尻は特に念入りにやってよね。もちろん小さめにしてもらわ
ないといけないんだけど、あんまり小さすぎると魅力が無くなるんだか
ら、なるべく、形よく、つんと上向きに整えてもらいたいの。そうする
と足も長く見えるし、何より水着になった時なんかに見映えがいいの」
 へいへい、と男は手を動かす。なんだか、自虐的でさえあるようだ。
「ウエストもそうよ、三十過ぎになった頃から贅肉が付き始めて、いく
ら運動しても取れなくなっちゃったもんだから放っておいたらこの有様
よ。なるべく、あの子から引き締まった腹筋だけ取り上げて、それで無
駄肉は押しつけてやって頂戴」
 ぐいっ、と中年女のウエストを絞ると、その分の余った脂肪は全ても
う一人の娘の身体へと腸詰めのミンチ肉よろしく詰め込まれていく。美
貌が損なわれていく残酷きわまりない光景なのだが、この中年女にはそ
れもまた、興であるらしかった。

31 :
「うふふ、どうよ、コレ。下半身だけ見れば、これだとどちらが現役の
AV女優様だかわからないわよね」
 にやにやと暗い愉悦を瞳にめぐらせて、女は言った。
 やや、くたびれかけた肥り気味の中年女の上半身から下には、瑞々し
く引き締まった下半身が延長しているのである。異様な様であった。
「あら、なんだか興奮したらちょっと濡れてきちゃったみたいね。この
子って生殖器が淫乱にできてるのかしらね、ふふふ、嫌だわ」
「さあ、そろそろいいだろ、次は胸だろ?」
 男の言葉に女は結合されてないほうの手の指をちちち、と振って、
「わかってないわねえ、そういう大事なところは最後の楽しみなのよ。
さしあたっては、アンダーバストの脂肪とか、首筋の弛みよ。それから
腕のだぶつきも背脂もちゃっちゃと取って頂戴」
 女の言葉にもう首肯すらせずに男の手と指が動く。中年女の肩口に手
を這わせると、一気に下まで脂肪をそぎ落とす。
「うふふ、上手よねえ、こんなエステが街中にあったら私常連になって
もいいかしら」
 言っていろ、と男は舌の根の部分で悪態を吐いたが、それでも手は休
ませない。だぶだぶとだぶついた、撓んだ背中をごしごしと擦り、余分
な脂肪と老廃物だらけの組織とを若くしなやかで、健やかな組織と置換
していく。
「まあ、可愛そう。あの子ったらすっかり二重あごになっちゃったわ。
顔も二まわりは大きくなっちゃって、もうビデオのお仕事なんて回して
もらえるのかしら」
 引き締まった頬を細まった指先でさすりながら、女はいやらしい笑い
を口元に湛え、
「さあ、困ったわ。あとは顔と胸とどちらかよね、どっちを先にするの
がいいのかしら、ねえ、あなたはどう思う?」

32 :
 どちらでも、お好きにどうぞ、と男が顔を振ると、
「そうねえ、それじゃあこの顔からお願いしようかしら、そうそう髪も
一緒にお願いね。細かいところまで、手を抜かないで、綺麗に仕上げて
よね」
 うるさいとばかりに男の手が女の口元にかかる。弛んだ頬を上方へと
引き上げて、ほうれい線、マリオネット線を引き伸ばしていく。
「むふ、そうよ。この忌まわしい皺や弛みさえ無くなれば、もう一度私
は最高の女優へと戻れるのよ」
 女は高揚した声を上げたが、若返った女の顔は今時の一線級と比較す
れば、少しばかり時代遅れで、野暮ったく思われた。
「あら……目を、そんなに大きくするの、ちょっと子供っぽくないかし
ら、ああ、ダメよ。額の皺はもっと丁寧に取ってくれなくちゃ……」
 娘の髪を何度も手で梳きながら、成分を女へと送り込む。そのたびに
娘の髪からは艶やかさとコシとが奪われて、反比例して女の髪が輝くよ
うに艶やかさを増していく。
「まあ、今時の主流としちゃあ、こんなもんじゃないかい?」
 出来上がりを鏡で確認しながら女は、
「うん、いいわあ。でももう少し鼻を高くしてもらえない?」
 どこまでも貪欲な女の美に対する執着に飽きなどはなかった。それか
ら細かな注文を三十分ほど続けた先に、ようやく、
「……そうね、こんな感じなら、いいかしら」
 鏡に映っていたのは清潔感漂う少女の、可憐な笑顔であった。
「ふふ、これなら私、十代って言っても通用するんじゃないかしら」
 そして、隣に横たわる、先ほどまでは娘だった女に視線をやって、
「ふふ、それにこの小生意気な子も、ずいぶんと謙虚な顔になったもの
ね」
 娘だった女は首筋に深い皺をいくつも刻み、肥大化し、弛緩した頬と
てらてらと腫れあがった目元から、すっかりと別人の印象になってしま
っていた。

33 :
「さあ、それじゃあ、最後はムネよ。女の命なんですからね。しっかり
と頼んだわよ。わかってはいるんでしょうけどね、それでも、手を抜か
ずにやるのよ」
 強欲な要望にも、男はまるで逆らうことをしない。言われるがままの
仕事を、その指先は紡ぎ出す。
 若く発達した乳腺と、くたびれたそれとを入れ替えると、胸元の弾力
が逆転する。
「んふ、そうよ。これこれ、この弾力がたまらないのよ」
 にやにやと、意地汚く笑っても、清楚な少女の顔は歪むことはない。
あくまでも、無垢な印象を彩りとして周囲に放つだけである。
 黒ずんだ乳頭が、輝くようなピンクを取り戻しながら持ち上がり、あ
おむけに寝たままの体勢でさえもその存在感を示すように張りと艶やか
さとを増していく。無論、その一方では若々しい対の果実が萎れて、し
ぼんでしまっていくのではあったが。
「あはは、あはっサイコー。私のおっぱい完璧に若返っちゃった!」
 数刻前まで中年女性だった女は若返り、さらに娘の美貌までも完全に
吸収し、最高の女優へと変貌していた。古今東西の名女優たちの美点を
結集し、かつ自然なその裸姿は、神聖さまで発して白く輝いていた。
 男が連結を解き放つと、女はしなやかな動作で立ち上がる。
 その輝く白い背中と胸元に深く谷間をつくる双丘は、まさに一個の芸
術そのものであった。
 女は嬉しそうに胸や尻を手で撫でまわると、そのたびに、狂ったよう
な笑い声を、声だけは中年のままでこぼし続けていた。
「さて、それじゃあ俺の仕事はこれまでだよな」
 言いつつ男は老いさらばえた元看板女優にガウンを着せて、背負って
運び出そうとしていた。
「ねえ、その子……って、もうオバサンなんでしょうけど、目を覚まし
たら、いったいどんな顔をするでしょうね。ねえ、ねえ、できたら私、
ビデオカメラとか仕掛けて、その様子を見てみたいんだけど……」
 すると、男は眼光鋭く女を睨みつけ、
「もう、仕事は終わったんだ! いつまでも雇い主面してんじゃねえ!」
 舌鋒厳しく吐き捨てると、乱暴に部屋のドアを開け放ち、男は女を残し
て暗がりの町へと消えていった。

34 :

 女をマンションの部屋へ戻し終わると時刻はすでに午前五時。空に紫の
曙光が広がり始めていた。
 男は、二人の女の行く先を案じながら、とぼとぼと歩みをすすめていた。
 かつて娘だった女は、絶望するだろう。そして、少なからず、を選ぶ
ことさえもあるだろう。当然のことだ。絶頂の美しさを奪われて、醜い中
年と成り果ててしまったのだから。それは、安易に予想のつくことであっ
た。
 だが、もう一人の女は、果たしてこの先に自らに降りかかる災厄をどこ
まで予見できているのだろうか。
 虚飾にまみれた若さと美にしがみつき、他者の純白の肉体を奪った罪は
決して見逃されることではない。
 数十年後、彼女がその人生を終えた後に、獄界で永劫の時を過酷に使役
され続けることを、果たして彼女は知っているのだろうか。
 奪われたものが哀れならば、奪ったものはなお哀れなことだ、と。
 悪魔には不釣り合いな感傷を一つ、胸に残しながら、男はこつこつとい
う靴音だけを道連れにいつまでも歩き続けるのだった。

35 :
 ……と、まあ今回はこんな感じで。いくつか書き貯めたものもある
のですが、どうも教導的なものに傾いたり、複雑すぎて自分でもわか
りづらくなったりで困ったりもしてるわけなのです。
だから、きつねさんはじめ他の作家さんが書いてくれるたびにわくわ
くして、ほかの読者さんにまぎれてGJ連発なんぞしてるのですね。
それから、新スレ立て本当にありがとうございました。お礼が遅れて
ましたね。
それでは、また。お目汚しを失礼しました。

36 :
まったく、こんな悪いものばかり書いているといつかバチが当たるぞ…
ふぅ

37 :
40年さんって本当に最低の屑だわ!
ふぅ

38 :

おお!ご無事でよかった!!
っとおもったら
神クオリティーのSSktkr!!!!!!!
自分がみてきたODSSの中でも特に40年さんの作品が好きです
表現、展開どれをとっても最高の作品です!
今回も最高でした・・・すでになんかいもぬいt(自主規制
もう自分の中では神にひとしい
40年さんこれからも無理せずがんばってくださいね!!
応援しています!!

39 :
なんかいつもエロパロスレ荒らしてるヤツが沸いてるな
>>35
いいよいいよー
老いた女が若さを奪うODの醍醐味だよね

40 :
沸いてるってこのスレに?それとも別スレ?
別スレなら別にわざわざ報告せんでもいいんじゃね、と思う。
このスレのことならすまんかった。正直どれが荒らしなのかわからんけど。

41 :
別にこのスレに荒らし沸いてなくね?
>>35
いつもお疲れ様です。

42 :
Gjです!
若さを奪われた女がその体でセックスさせられるとこが見たかった。

43 :
>>42
禿同

44 :
楽しみに待ってます!

45 :
女性型モンスターとの入れ替わりとかあったけど、女性型アンドロイドとかサイボーグとかとの入れ替わりとかどんなもんだろうか。

46 :
>>45
いいんじゃないですかね。
少なくとも個人的にはぜひ見たいです。
たとえば、
「容姿は美しいが、根性ババ色で、ただ家同士の関係によって主人公と結婚した妻」

「科学者である主人公に作られた女性型アンドロイド。もちろん主人公に献身的で、プログラムされたわけでもないのに彼を愛している」
の入れ替わりとか。
アンドロイドの身体に入れられた妻は、制御プログラムによって、主人公夫妻には逆らえない、とかワクテカしません?

47 :
なるほど、それなら「最新型で美しい容姿と貞節な精神を備えた
アンドロイドのボディが、単に性的用途リミッターの規制のない
旧型のアンドロイド(それも人工皮膚が劣化して老婆のような容
姿のそれ)に彼女の主人の浅薄な考えによって入れ替えられてし
まう、その後、彼女は情事に耽る二人の元を去り、真実の愛とは
何かを求めて朽ち果てつつある体で遍歴の旅に出る」というのも
できそうですね。いや、もちろん、なかなかにホネでしょうけど。

48 :
そのへん、「悪堕ち/悪勝ち」系が好きか、「因果応報」系が好きかで意見が分かれそうですな。
自分は基本的に後者なので、そういう話しか書けませんけど。

49 :
>>47
それなんて"A.I."w

50 :
自分は人間だと思いこむようプログラムされていた高飛車な性格のアンドロイドが、他のボディに移植されたり魔改造されたりして屈辱と恥辱まみれになる。
実は、彼女の召使いのふりをしていた主人公の仕業。そういう嗜好の持ち主と言うことで。

51 :
入れ替わりといえるかわからないけど、
普通にマジカルな要素でゴーレムとかホムンクルスと脳みそだけ入れ替えするとかでもいけるな

52 :
今日、某アニメの設定資料集買ってきてふと思いついたんだが……
12、3歳くらいの魔法少女(普段は中学一年生)と、その子の中学の女教師(25、6歳)の
「魔法少女状態だけの入れ替わり」ってどうだろう。
元々、魔法少女の変身ってのは、資格者の資質に合わせた姿・魔法・装備を
魔法界の妖精(オトモ)がカスタマイズしてあてがうもの。
ところが、とある町を守る魔法少女が敵の魔物にやられて、変身用キーアイテムを兼ねた
魔法のバトンを手からはじき飛ばされてしまった。
その魔法少女が自分の教え子だと知り、また彼女が自分を庇って敵にやられたので、
責任を感じた女教師が、バトンを手に取り、魔物に殴りかかろうとしたところ、
偶然その教師も高い魔法適性を持っていたが故に、魔法少女に変身。
ただし、本来は教え子用にカスタマイズされたものなので、変身後の姿は
教え子の変わった魔法少女姿とソックリ(多少の色違いくらい)……みたいな。
しばらくは教え子が戦えない(全治1ヵ月の重傷)なので、いい歳した女性が
代わりに魔法少女として戦うハメになったり、
まるで双子状態の教え子と先生(魔法少女)のレズシーンがあったり……。
さらに、激戦区になったこの街のことを考慮して、ふたり目のオトモが来て、
先生用にカスタマイズしたキーアイテム(コンパクトとか?)を渡し、以後先生は
元の姿に近い(ただし少し)アダルトちっくな魔法少女(?)に変身して、
回復した教え子と共に闘うことに。
でも、百合ゆりな関係は続いていて、時々はキーアイテムを交換して、
女教師がロリ魔法少女、生徒がお姉様系魔法少女に変身。
そのまの闘ったり、レズったりするのもアリかなぁ、と。
スレ違いかなぁ?

53 :
>>52
いいと思うよ!
双子レズプレイと
>女教師がロリ魔法少女、生徒がお姉様系魔法少女に変身
てのがつぼった!

54 :
>>52
早く執筆作業に入るんだ

55 :
若返りスレにあったネタ
ttp://365yen.jp/tech/2011/09/46576

56 :
>>53、54
了解。細部を練ってみる。週末あたりになると思うけど。

57 :
40年です、こっそりとSS投入です。

58 :
 八月の暑い日。駅前の喫茶店で。
 フミという名の女を私は知っていた。短大時代の友人の一人でやたらと
口数が多い癖に臆病で、ちょっと責められるとすぐに口ごもってしまう性
格だった。そして、その外見は、まず一言で肥満体、と片付けられてしま
われるそんな容姿だった。コンパでも異性からは敬遠され、同性からは同
情される、そんなつまらない女のはず、だった。
 そして今、私の目の前に座ってアイスコーヒーのストローを弄んでいる
女。タイトなサマースーツをカジュアルに着こなして、ゆったりとした幻
想的な微笑を表情に刷いた、モデル顔負けの美脚の持ち主。
「お久しぶりね、トウコちゃん。大学卒業以来ね。相変わらず、綺麗ね」
 それがフミを自称する女だった。
 私は、内心の動揺を押さえようとしたが、
「ええっ! フミなの? あなた……いったいどうしたの」
 疑念と驚嘆に負けて、思わずそんな台詞が口を衝いて出てしまった。
 だって、まるで別人なのだから。90キロはあっただろう巨躯は半減し、
脂肪に埋もれて引き攣れていた目元はぱっちりと開き、涼やかな輝きを湛
えていた。
 フミは、軽くふふん、と鼻を鳴らして、
「そうよね。驚くわよね、だって私がこんなに痩せちゃってたら、まるで
別人だもんね」
 声まで細くなり、別人だった。
「ダイエット? それとも、手術とかしたの?」
 私の質問に首を横に振りながらフミは、
「ううん、そうじゃないの。ちょっとにわかには信じがたい話かもしれな
いんだけどね……」
 そう言ってフミは、目を細めて、彼女の身に起こった異変について、そ
の一部始終を話し始めた。

59 :
「……私、一人旅とか好きでね、ほら、学生時代、彼氏とかもできなかっ
たし、社会人になっても、やっぱりそうでね……って、まあ、どうでもい
いか、今さらそんなこと」
 たしかに、フミは旅行好きで学生時代もバイトしてはその資金をもとに
一人旅をすることが多かった、とトウコも記憶していた。しかし、それが
どうしたというのか、とトウコは首を傾げた。
「それでね、私も初ボーナスがつい、この7月に出たものだから、奮発し
て遠出してそれで、かなりグレードの高いホテルに泊ったのよ」
「はあ、そうなの?」
 としか、私も相槌は打てない。
「それでね、やっぱりグレードの高いホテルはね、サービスもいいし、接
客も一流なのよ。チェックインの日、その夜は雨が降っていてね、私も濡
れた折り畳み自転車なんて抱えていたんだけど、ドアボーイの人も悪い顔
ひとつしないで、それを運んでくれたの」
 やはり、話は外れていく一方だった。次第に怪訝になる視線をフミに投
げ掛けるが、フミは分かっていると言わんばかりに頷きながら、話を続け
るばかりだった。
「それでね、クロークの係の女の子ね、うん、私達よりちょっとだけ若い
くらいの娘かな、にこにこしててすごく愛想のいい子だったんだけど、私
に向かって言ってくれたのよ、『足元の危ない中、よくお越しくださいま
した。なんでもお預かりしますので、どうぞご遠慮なく仰ってください』
ってね」
 にやにや、と表情を緩めるフミ。その異様に得体の知れない恐怖感を感
じ始めた私。爪先が細かく揺れる。
「だから、お願いしちゃったの。『私のぜい肉を預かって』って」
 私は思わず手にしたコップを取り落とし、割れはしなかったものの、氷
と水を卓上に派手にぶちまけてしまった。水が床にまで滴るが、そんなも
のはどうでもいい。
「じょ……冗談よねえ」
 すると、フミは首を縦にして、
「うん、私も最初は冗談のつもりだったの、だけど、その子がね、たぶん
私のことを思いやってくれたのかどうか知らないけど、肯定も否定もしな
かったのよね」
 片手を頬杖に、フミはにやにやと思い出し笑い。
「そうしたら、次の瞬間にはね、私のカラダからしゅわしゅわ、って炭酸
ガスが抜けていくように、ぜい肉が消えていくじゃない。そして、目の前
のクロークの子が膨らんでいくじゃない。もう、びっくりだったわよ」

60 :
 私は手元を拭くことさえも忘れて、フミの話に釘付けになってしまって
いた。
「いやー、言ってみるものよねえ、無理が通れば道理が引っ込むって。あ
っという間に私はスリムに、その子はおデブに早変わりってなものよ」
 くっくっ、と笑いをかみすように、フミは愉悦に浸っていた。
「もちろん、その子も泣き叫んだわ。『戻してください、お願いですから
この身体を元に戻してください』って、潰れた声で、汗と涙で顔をくしゃ
くしゃにしながらね。うふふ、悪いとは思うんだけど、私、ちょっと笑っ
ちゃったと思うわ」
 どうしてそんなに屈託無く笑えるのだ、この女は、と私は驚嘆していた。
「もちろん、そんなの嫌よ、と言い捨ててぜい肉をその子に預けたまま、
部屋に行ってシャワーを浴びながら自分の身体を確認してみたんだけど、 
これがもう、最高だったわけね」
 口元に手をあててくっくと笑うフミ。
「なにしろ、ウエストも足も腕も腰回りもすごく細くなっちゃったんだも
の。顔だって、まるで別人でしょ。それに、こんなに急に痩せたのに、全
然シワにもなってないし、私だって痩せればちょっとしたものなんだな、
って初めて知ったわよ、自分のことながらね」
 そうして、次に胸元の豊かに盛り上がった対の膨らみを両手で軽く持ち
上げて、
「それにね、『ぜい肉』を預かってほしいってのもナイスな選択だったと
思うわ。単に『脂肪』なんて言ってたら、こんな大事な部分までぺったん
こにされてたに違いないものね。どうやら、ここはぜい肉とは認識されな
かったみたいね。体重は半分になったのに、アンダーとトップとの差でバ
ストカップは逆に増加してるんだもの。BからEになんて、そうそう増え
るものじゃないわよね、成長期を過ぎたら」
 みっちりとした質感のある胸元は、同性の私ですら息をのむほどに魅力
的で、羨ましくさえあるものだった。
「その夜はもう、一人ストリップよ、もう。眠ってなんていられるわけな
いでしょう? だって、私、今までの人生の中で痩せてた時期なんてなか
ったもの。それが、今やウエストも57センチよ。誇張じゃなくね、実測
値で、よ」
 それだと、私よりも6センチも細いということか、と、つまらない嫉妬
に囚われていてもどうにもならないか。
「そして、次の日の朝、クロークの彼女に会わないようにそっとおカネだ
け置いてチェックアウトして帰って来たってわけよ。もちろん、会わない
ように、と偵察しながらだったんだけどね。まあ、上手くいったみたい」
 

61 :
 彼女は、うかれているようだが大事なことを忘れているようだ、と私は
思ったが、まあ、まだ口に出すべき時ではないだろう。
「……それからが大変だったのよ。服も、下着もぜんぜんサイズが合わな
くなってるでしょ、だから全部買い直しよ。まったく、とんだ散財だった
わ。思わぬ誤算っていうやつね」
 17号から7号サイズへのサイズダウンは劇的すぎる。彼女のことを同
一人物だと認識できる人間などいるのだろうか。
「それから、仕事場でもね、あまりに急激に痩せたもんだから、脂肪吸引
してもらったの、ってごまかしたんだけど、そうしたら常務さんに妙に気
に入られちゃったみたいでね、経理課から窓口係へと配置転換で、給料も
アップしたの。ちょっとくらい見た目が変わったくらいで、まったく、皆
現金なものよねえ」
 余裕の表情で、フミは笑って、
「それから、おとといには生まれてはじめて『ナンパ』されたわ。あんま
り好みのタイプじゃなかったから、丁重にお断りしたんだけどね……ああ、
まあ、そういうことにかけてはトウコ様相手に自慢なんてできるほどのこ
とじゃないんだろうけどね」
 フミごときが、思いあがるのもいいかげんにしろ、と私は心中毒づいた
が、それを表情に出すほどのこともあるまい。でも、まあ、そろそろ、彼
女に引導を渡すべきときだろうか。
「そう、それで、私を呼び出して自慢したかったのね。まあ、たしかに今
のあなたなら、私以上に男受けはよさそうだものね」
 それほどでも、と恐縮するフミ。しかし、だ。
「でも、それも、今だけなんだから、せいぜい思い残しの無いようにね」
 すると、フミはきろり、と視線に鋭いものを織り交ぜて、
「……どういう意味かな、それって」
 私はソーダ水のストローを抜いて、グラスの縁から直にソーダを喉へと
流し込むと、
「わからないの、あなた。クロークへの忘れものは時期がくれば返却か処
分されるものなのよ。あなたの住所や名前は予約やチャックインの際に調
べがついているんでしょう? だったら、そう近くない将来に、ぜい肉は
返却されてあなたはまた、元の姿に逆戻りよ」

62 :
 そう、どんなふざけた契約でも法案でも成立した後にはそれが正当に通
用する。しかし、道理は無理によって破棄されるものではないのだ。
 フミは、ぐっと口ごもってしまった。昔の癖は、そうそう抜けるもので
はない。
「あなたに脂肪を押しつけられて、そのクロークの子がどんな思いをした
か、想像したことがあるの? 人に犠牲を強いる事で美貌を得ようだなん
て、ムシがいいのにも程があるんじゃないの?」
 私は、少し語気を強めてフミに詰め寄った。
「わかってるわよ……ホテルの利用規約には、忘れ物は一か月後に返送す
ることになっている、って書いてあったもの。たぶん、明日の今頃には、
もう……ね」
 そして、フミは足元に置いてあった大型のバッグを私の側へと押し出し
た。
 なんだろう、と思いながらも私はそのバッグのジッパーを開き、中を確
認すると、そこにはフミの下着やスカート、上着に水着といったものが小
さく折り畳んだ状態で詰め込まれていた。
「……なんなの、これ」
 と、私は訊いてみた。漠然とした不安を喉元におぼえつつ。
「これね、私からトウコちゃんへのプレゼントなの。17号のサイズの服
ってね、なかなか可愛いのも少ないし、案外値段も高いし、これは私のお
気に入りだったんだけど、これならトウコちゃんも気に入ってくれるかな
って思ったんだ」
 にこにことした笑顔のフミ。いや、そうじゃないだろう。
「いや、だから、なんで私がこんなもの欲しいなんて思うのよ。ちょっと
あなたおかしいんじゃないの!」
 すると、フミはにこにことした表情を崩さず、ハンドバッグから一枚の
カードを取り出すと、
「そうそう、これも返しておかなくちゃ、だわよね」
 健康保険被保険者証、つまりは健康証だ。半年前、卒業間際に紛失した
私の……どうして、これをフミが持っているのだ……いや、そんなことよ
りも、これは。

63 :
「ふふふ、青ざめちゃって、トウコちゃんらしくないわよ。そう、つまり
私はこれを使って二階堂トウコの偽名と住所とでホテルの予約をしていた
ってわけなのよ。別に、このために、ってわけじゃなかったんだけど、な
んとなく防犯上、そっちのがいいのかな、と思って、保険証拾ってからず
っとそれで通してきたんだけどね」
 私は、ショックに、凍った。
「だから、明日の今頃には、トウコちゃんの元へと47キロのぜい肉が届
けられることになるの。だから、この服は私からのせめてものプレゼント
なのよ。ああ心配しないで、ちゃんと水着も入ってるし、これから海へ行
きたいっていうことになっても間に合うわ。ああ、でも、少しダイエット
しないと、たぶん、明日からのトウコちゃんだとこのサイズでもキツキツ
だと思うから、ね」
 声が出せないのだ。あまりにショックが強くて。
「うふふ、でもまだ救いはあるわよ。明日までの残り10時間ほどの間に
私が泊ったホテルをつきとめて、そして私の本当の名前と住所とを示せば
あるいは、なんとかなるかもしれないわ」
 笑みに歪んだものを孕ませて、フミは立ち上がる。
「じゃあね、健闘を祈るわ。でも、もし駄目だったとしても絶望しないで
ね。私だって今までずっと、絶望なんかしないで生きてきたんですもの。
……あなたに陰で馬鹿にされながらも、ずっとねえ、ああ、ここは私のオ
ゴリだから、それじゃ、またねえ。次に会った時もし私がトウコちゃんだ
って気が付かなかったら、教えてねえ」
 そして、ヒールの高く響く音だけを残して彼女は去ってしまった。 
 その後、私がどうなってしまったのか、それはあなた方の想像にお任せ
する。
 ただ、その一件があってから、私は虐げられる側の人間の気持ちが良く
わかるようになったということだ。人目を避けるように道の隅を歩いたり
なるべく男を交えた飲み会などにも出ないようにしたり、と。
 私から言えることは以上だ。あとは、そうフミという女に会ったのなら
彼女の口から聞いてくれればいいだろうか。
 あと、もしも彼女に会ったなら一つだけ伝えてもらいたいことがある。
「今度、復讐に行ってやるから、首を洗ってパンツをゆるいのに替えて待
っていろ」とね。

64 :
 すいません、今回は以上です。タイトルはまあ、ナシで。
 本当ははっきりと白い話や黒い話ではなく、両面性のある話を作りたい
ものですが、容量少なめだと、なかなか難しいですね。
 いつも、読んでいただいてありがとうございます。お目汚しを失礼しま
した。

65 :
以前肥満化スレで紹介されてからこのスレの存在を知った俺にはど真ん中ストライクのお話でした
ありがとうありがとう

66 :
これはよい腹黒さ
入れ替わりという限定されたネタで色々なシチュを思いつく40年さんには脱帽するぜ

67 :
イイネのひと言 いつもありがとうございます

68 :
急激に太ったクロークの女の子マジ萌えw
ボタンとか弾けとんだんだろうな

69 :
40年さん、いつも楽しいお話しありがとうございます!
フミとトウコの今後も書いていただけると最高です。

70 :
リクエストはやめようぜ
一度書いてみるとわかるけど
続きもの書くのって難しいし
モチーベーションも他人のリクエストだと今一高まらないし

71 :
>70
あれ、そう?
他の人が話題にしてくれたり、期待する声があると
「ほんじゃ続き書いてみっか!」って気になると思うけど。
(少なくとも自分は、そう)
逆に何の反応もないと、「つまらなかったのか……」と
書く気が削がれる。

72 :
リクエストといえば何か聞こえと響きはいいけど、所詮クレ厨だからなあ。
自分の希望をかくにしても、もう少し応援や感想をかいて、作者への感謝の気持ちを表すのが頼む側の礼儀だろうに。

73 :
リクエストはたまたま自分の嗜好にあったものでない限りは無視するからあってもなくてもあまり関係ないかな。
幸いにしてまだ経験してないけど、何の反応もないのは自分の文章が拙いせいだから仕方ない。

74 :
そろそろ馴れ合いがうざったくなってきた

75 :
そんないい方しなくても

76 :
ココも終わりか。

77 :
( ´・ω・`)

78 :
( ´・ω・`)_且~~ ソチャデスガ…

79 :
がんばろう日本

80 :
デブ入れ替わり最高でした。

81 :
うちのデブな嫁さんとおんなじ名前でフイタ>ふみ
突如ナイスプロポーションになってくれないかな〜w

82 :
爆乳になりすぎて困る

83 :
砂漠のきつねです。続きが1ヶ月以上空いてしまいました。すいません。
その間、にゃあさん、40年さんの作品を読ませて頂きました。面白かったです。その一方で自分の力不足を痛感。
一応完結させました。>>9さんの提案の絡みも入れましたが、正直クオリティが(泣)
題名は「隣の芝生〜ナイモノネダリ〜」でどうでしょう。
根底にあるのは「貧乳←→巨乳」とかの憧れで、実際体験すると大変だぞ、的なものなので。
ただ、そんなこと言うと、ODってみんなそうだろ、みたいにもなるので、次回作以降の題名がまたネタ切れになりそう…

84 :
<31>
「何よそれ、先生がお母さんになってるの?」
半ばあきれたように奈緒が言う。
「奈緒、そんな言い方しないでよ。仕方ないでしょ。文句があるなら美緒に言って」
「美緒、何したの?」
問い詰める間もなく、顔を真っ赤にしながら美緒は自分の部屋へと上がっていった。
「とりあえず、2週間はこのままってこと?」
「そうなるわね。」
ふーっと大きな息をついた後、奈緒はある重要なことに気づいた。
「あーっ!!」
「何よ突然大きな声で」
「だ、だって、来週、お、お父さん帰ってくるよ」
「えぇ!?」
美緒と奈緒の父が海外出張が多いことは、以前奈緒になったこともありよく知っていたが、顔を合わせるのは初めてだ。
しかも「娘」ではなく「妻」として。
「帰ってくるのいつなの?」
「来週の月曜、に出るって言ってたから来週の火曜の夜に着くんだったけ。」
「ということは、数日は一緒にいないといけないのね」
「向こうはまさか中身がエロ保健教師になってるなんて思ってもないからね」
「エロは余計よ」

85 :
<32>
美緒は自分の部屋のベッドに横たわり天井を見つめていた。
元に戻った自分の身体。タイトスカートからむちむちの脚が伸び、大きなブラジャーで支えられた乳房が付いていた数時間前の身体にはない軽さ。
数時間前の身体。数時間前の身体の熱さ。身体を突き抜けた感覚。
美緒は息を飲みながら秘部へと手を伸ばす。麗子の半分の量もない陰毛で綿のショーツは少しだけ盛り上がっている。
その真ん中に指を這わすと美緒は身体をびくつかせた。
身体の真ん中が熱くなった麗子とは違う、身体の表面を電撃が走るような感覚。
「先生と違う…」
そう呟くと急に背徳感が襲う。美緒は枕を抱えて横向きになった。
「何にもないのね」
空の冷蔵庫を眺めながら、麻美は途方に暮れていた。
「買ってくるか…」
紺のワンピースは胸元が持ち上げられ、隙間ができている。Aカップの自分ではありえないことだ。
黒のパンプスを履いて外へ出ようとするが、かがむとワインレッドのブラが丸見えになる。
「おっと…」
思わず胸元を押さえる。
エレベーターに乗り、近くのコンビニへ向かう。身体のボリュームが違うため、歩く感覚も違う。
「おしりが…」
乳房の変化もかなりのものだが、それとは違う歩行時の違和感は大きなヒップが原因だったようだ。
買い物を終え、家に帰る。食事を終えると、入浴の時間。バスルームに入り、シャワーを浴びる。
再び露わになる裸体。自分の細身の身体にはない肉感。まだキメの残った肌質。
バスタブから透けて見える大きな乳房を見下ろしながら、麻美は身体が変わったという実感を増していくのだった。

86 :
<33>
「とりあえず、こんなんでどう?」
エプロン姿の奈緒が麗子に言う。
「ありがとう、美緒呼んでくるわね」
姿は母親とはいえ、麗子にいきなり料理させるのもということで、今日の夕食は奈緒が作ることになった。
「またオムライスぅ〜?お姉ちゃんこれしか作れないんでしょ?」
「何言ってるのよ、自分は一人じゃろくに作れないくせに」
「ほら、けんかしないで。食べましょ」
夕食を済まし、お風呂の時間。姉妹の後に麗子が入る。
「スレンダーな身体よね、この歳でこのスタイルはなかなかだわ」
入浴前に洗面所で身体を確認する麗子。下腹部にはミミズにように這った皮膚の模様。
「妊娠線か…ここからあの二人が生まれてきたのね」
何やら下腹部が疼くような感じを抱え、麗子はバスルームへと入った。

87 :
<34>
それから約1週間が経った。
「どう、保健の先生の仕事。」
保健室で美緒が麻美に話す。
「どうって、自分もやってたでしょ?子供の頃、ちょっと憧れたこともあったから、楽しいわよ」
「ふ〜ん、あ、でさぁ、今日お父さん帰ってくるんだよ。どうする?」
「どうするも何も、この姿で『あなたの妻です』って言っても信じてくれるわけないでしょ」
「そっかぁ…先生大丈夫かなぁ」
「あと数日でしょ、ちょっとおかしいなってお父さんが思っても、じきに戻るんだから大丈夫よ」
「そっかなぁ…」
「おかえりなさい」
その日の夜。美緒と奈緒の父、麻美の夫である輝幸が帰ってきた。
「ただいま。いやぁ疲れた。ちょっと時差ボケ気味だしな」
「おかえり、お父さん。」「おかえり。」
懐っこく美緒が、少しそっけなく奈緒が言う。
「お風呂、沸いてるわよ」
「じゃあ先に入るか」
輝幸はバスルームへと向かった。
「ねぇ、ちょっとすごいじゃん先生」
「ほんと、一瞬先生だってこと忘れちゃうくらい」
「まぁね、他人のふりするの、慣れてるから」
その頃、麻美は一人、麗子のマンションで過ごしていた。
あと数日で戻るということもあり、使っていないキッチンで料理を作るよりは、出来合いのもので済ませようと、買い物を終えて帰ってきたところだった。
「そろそろ帰ってくる頃ね」
時計を見つめながら、思いを馳せてみたものの、状況が変わるわけではない。
「あの子たちから後で聞けばいいわ。」
総菜をテーブルに広げながら、麻美は一人呟いた。

88 :
<35>
「麻美、寝ちゃった?」
「いいえ、起きてるわ」
荷物を整理し、2階の寝室に上がってきた輝幸。麗子の休むダブルベッドに入る。
「仕事はどうだったの?」
「向こうでの話はまとまりそうだ。行ったかいがあったよ。」
「そう。よかったわね。」
次の瞬間、輝幸の顔が麗子の眼前に迫ったと思うと、唇を奪われた。
「なんだか、綺麗になった?」
「やだ、そんなことないわよ」
「いつもよりも色っぽい気がする」
「気のせいよ」
そう言いながらも、麗子は舌を絡ませた。ピンクのパジャマの上から乳房を揉みしだかれる。
小さな乳房は、男性の手の中にすっぽりと収まってしまう。麗子の身体ではありえないことだ。
乳首もろとも潰され、その感覚が深部へと伝わる。徐々に濡れる秘部。
「あなた…」
首筋に光る汗。うなじがしっとりと濡れ始めている。裸になり、さらに首筋や乳房を舐められる。
「はぅっ…」
40代になろうかという男性の舌使い、経験豊富な麗子でも、未体験の領域だ。
細身の身体だからか、年齢の割に愛液の匂いは鼻につかない。自分の身体になっているためもあるのだろうが。
そこに輝幸のペニスが挿入される。肉感的な自分の身体とは違う深部に響く感覚。
「はぁっ!!」
娘二人が起きてしまいそうになる喘ぎ声。思わず息を飲む麗子。静寂の中、膣内を前後運動する音が響く。
「あぁう、もっとぉ」
いつもよりいやに積極的だと思いながらも、自分も気持ちが高ぶっている輝幸はその頻度を増していく。
抱えていた両手に麗子の全体重がかかると、ようやくその動きは止まった。
「麻美、寂しかった?」
「うん、そうね。」
麗子はまさになりきった口調で、輝幸にキスをした。

89 :
<36>
そしてあの日から2週間。
「ようやく戻れるわね。」
「お母さんにはご迷惑をおかけしまして。」
「いいえ、こんな巨乳の身体。なりたくてもなれないもの。貴重な体験をしたわ。それに…」
「それに?」
「うぅん、何でもないわ。」
「何ですか?…まあいいか。」
「そうよ、大人ですもの私たち。」
「そうですね。」
「服を替えておかないと」
「そうね」
二人は服を脱ぎ始めた。
服を脱ぐときに引っかかる乳房、大きなお尻、むっちりとしたふくらはぎに太腿。
惜別の思いを胸にしながら、麻美は服を脱いでいく。
お互い裸になり、麗子の着ていた下着を着る。見慣れた紺のショーツだが、履くと他人の温もり。
言いようのない違和感、ブラジャーはホックを留めずに肩に掛ける。
ブラウンのスカートのホックも留めずに腰骨で引っかける。ボーダーのニットを着ると、露わになる臍と乳房でできる隆起。
「じゃあ始めますか」
目の前には黒のアンサンブルに白のスカート姿の自分。その唇が自分の唇と接する。
息を吸い続けているような感覚、脚もぐっと締め付けられるような感覚が襲う。
下を見るとあったはずの隆起がどんどんしぼんでいき、見えなかったはずのウエストがしっかりと見通せるようになる。
目の前が一瞬眩んだかと思うと、目の前にはさっきまで自分が動かしていた麗子の身体。
「これで戻りました。」
「よかったわ。これで一安心ね。」
「じゃあ帰りましょうか。」
「そうね。」
麻美はそう答えながら、麗子の後を付いて行った。後ろ手にブラのホックを締めながら。

90 :
<37>
「戻ってよかったです、本当に」
「そうね」
翌日の放課後、保健室に麗子と美緒の姿があった。
「でもね、山本さん。」
「何ですか?」
「実はやり残したことがあるのよ」
麗子は不敵な笑みを浮かべた。
「やり残した…ことって?」
そう言葉を発した美緒の薄い唇が再び麗子に奪われる。
あの時と違い、今日は身体に合ったサイズのブラウスだった美緒。
第2だけなく、第3ボタンまで弾け飛び、スカートの吊り紐が脇へと追いやられる。
白のハイソックスに包まれた大人の脚。長袖から出るしなやかな手には紺のマニキュア。
「ちょっと、どうしてこんなことするのよぉ。」
ピチピチの中学の制服姿で文句を言う麗子の姿。
その前にはぶかぶかのストッキングに包まれた華奢な脚、ずり落ちたタイトスカート、カップだけでもちあがった白ブラウス姿の美緒。
「だって先生のせいで、あの時勝手に戻っちゃったじゃん。これじゃ貧乳のままだよ。だから、今度はちゃんとキスして戻らないと」
「えぇ〜」
「じゃあ、お姉ちゃんにあのこと言ってもいい?」
あの日ベッドで感じた背徳感が蘇る。
「やめて、そういうの。わかったわ、また先生やればいいんでしょ」
大きくため息をつくと、ブラウスのボタンの糸がまた一つ切れた。(了)

91 :
脱稿!3ヶ月近くかかってしまいました(汗)しかも最後は駆け足…
来週1週間PCをいじれないので、ここで書き上げなくては。と自分なりに奮起いたしました。
今度は題名と結末をきちんと決めて書きたいと思います。
書くたびに思いますが、入れ替わりシチュは本当に膨大な数妄想するんですが、いざ書くとなると難しい。
またまとまったら投下したいと思います。駄文読んで頂いた方々ありがとうございました。

92 :
超乙

93 :
楽しく読ませていただきました!

94 :
おつおつ!

95 :
ソープ嬢と女子高生の入れ替わり。
ソープ嬢と受付おばちゃんの入れ替わり。
No.1ソープ嬢と売れないソープ嬢の入れ替わり。

96 :
以前書き込んだネタをSS化しようとして挫折。
とは言え、そのまま捨てるのは惜しいので、デキソコナイのカケラを投下させていただきます。
『スキ好き魔女っ子×先生』
 ──あるいは、それは避けられない「運命」だったのかもしれない。
 この世界に於いて、魔法や魔物は大多数の人に単なるおとぎ話だと認識されているが、実はそうではない。
 科学で解き明かせない奇跡の力も人外の生き物も存在するのだ……もっとも、必ずしもそれが幸福をもたらすとは限らないが。
 「先生、危ない……きゃあっ!」
 目の前で、年端もいかない少女が、「敵」の攻撃から自分を庇って吹き飛ばされるのを見た時、河合那雪(かわい・なゆき)の頭が真っ白になった。
 仕事を終えた帰宅途中に、突然人気のない町角に迷い込んだかと思うと、触手の生えたオオカミのようなモンスターに襲われるというだけでもレア過ぎるイベントだ──全然嬉しくないが。
 そして間一髪のところで、そのテの女児向けアニメから抜け出して来たようなフリフリヒラヒラの衣装を着た少女に助けられ、その子がコスプレでも特撮でもなく「現実にモンスターと魔法を使って戦って」いたのを見たのだ。思考が一時停止しても無理はないだろう。
 そもそも那雪は、あまり積極的だとか臨機応変だとか言えるタイプではない。むしろ、どちらかと言えば消極的かつ慎重なタチだ。
 しかし、そんな那雪の茫然自失状態は、敵の攻撃で地面に叩きつけられたショックによってか「魔法少女」の変身が解けたことで、一変する。
 「! お、小川さんっ!?」
 そこにいたのは、彼女が担任する1年C組(那雪の職業は中学の英語教諭だ)でも、ひときわアクティブで目立つ子である小川月乃(おがわ・つきの)だったのだから。
 (え!? どうして……小川さんが……まさか、最近噂になってる「魔法少女」の正体って……小川さんだったの??)
 那雪の脳裏でさまざまな疑問が渦を巻き、解けていく一方で、那雪の体は無意識に自分の生徒の方へと向かって駆け出していた。
 「小川さん! 大丈夫?」
 少女を抱き起こすと、月乃はうっすらと目を開ける。
 「だめ……せんせ……にげ…て……」
 少女の視線の20メートルほど先には、彼女を弾き飛ばしたバケモノが、心なしか得意げな目でふたりを見下ろしていた。
 『しっかりして、ツキノちゃん! もう一度、マジカルバルキリー・ルーナに変身しないと、このままじゃあ……』
 いきなり頭上に現れたウサギのぬいぐるみ(?)が、テレパシーのようなもので懸命に少女に呼びかけているが、痛みのせいか完全に月乃は意識を失っている。
 見れば、月乃の傍らには、先程の魔法少女が持っていた翼のついたバトンのようなものが転がっていた。
 『ツキノちゃん! ツキノぉ〜!』

97 :
 少女の意識を呼び覚まそうとウサギが無駄なあがきをしているのを背に、那雪はバトンを拾い上げると、立ちあがってバケモノに向かって走り出す。
 「わたしの生徒に……」
 『ちょ、ちょっと貴女、無茶なことは……って、え、うそ……なんなの、この魔力係数は!?』
 背後でウサギが騒いでいるが、那雪の知ったことではない。
 そう、那雪は、普段は臆病な程大人しいが、いったん頭に血が昇ると果てしなく斜め上の方向に暴走するタイプだったのだ!
 「何てコトするのよーーーー!!」
 バトンをまるで剣のように構えながら走り寄る様子は、意外とサマになっている。実は、彼女は祖母から「大和撫子のたしなみ」として薙刀を習っていた経験があるのだ。
 それでもバケモノの方は、相手をただの人間と侮っているのか、馬鹿にしきった目で那雪を見ている。
 しかし。
 『ひょっとしたらだけど……イケるかも。セレニティウィング! 緊急事態につき、マスター権限を一時委譲! 対象は現在の所持者!!』
 『──緊急命令、了解。現所持者との同調を開始』
 手にしたバトンが、ウサギの呼び掛けに同じくテレパシーで応えたと同時に、那雪の体が眩い光に包まれた。
 光の繭の中で、瞬時にして衣服を分解され、全裸になる那雪。
 地味なファッションとは裏腹に、グラビアモデルも顔負けのグラマラスな肢体が光の中に浮かび上がる。
 「えぇぇっ!?」
 驚く暇もなく、彼女の全身を光の帯が覆い隠し、きつく締め上げる。
 「く…くるし……」
 痛いというほどではないが、窮屈な感覚が那雪の体を襲う。まるで、小さな鋳型にぎゅうぎゅうと詰め込まれて、体型を無理矢理直されているような……。
 いや、「ような」ではない。まさにそのものだった。
 なぜなら、光の帯が消えた瞬間、そこには本来の那雪とは似ても似つかない姿の「少女」が立っていたのだから。
 150センチちょっと小柄な身長。10代初めの若々しい精気に満ちた引き締まった華奢な体つき。ほっそりした手足は妖精のように優美だが、胸や腰のあたりの曲線はまだそれほど目立たない。
 「え? え??」
 驚く「少女」を尻目に、先程とは少し異なる光のリボンが彼女の体に巻き付き、次の瞬間、それは色鮮やかなコスチュームと化して「少女」を飾り立てる。
 白銀色の髪に巻き付いたリボンはそのまま、「少女」の髪をツーテイルにまとめあげた。
 続いて、肩の辺りが大きく膨らんだレモン色の長袖ブラウスに、そしてオレンジ色のコルセットワンピースが形成される。フレアスカートの丈は短く、少し動いただけで下着が見えそうだ。
 スラリと伸びた健康的な太腿の半ばまでを純白の編み上げロングブーツが覆う。ブーツとスカートの裾のあいだの絶対領域が目に眩しい。
 「こ、これって……」
 衣装だけではなく体型や容貌に至るまで、その姿は間違いなく、先程までオオカミ型モンスターと戦っていた「魔法少女」とそっくりだった。強いて言えば、髪と瞳の色が違うくらいだろうか。

98 :
 ──Gurahhhhh!!!
 那雪が変じたその姿に、本能的に警戒心を抱いたのか、バケモノが耳触りな咆哮とともに、飛び掛かって来たのだが……。
 彼女が手にしたバトンの先端、真紅の宝玉が取り付けられた部分から、50センチほどの光の刃が伸びる。
 両手でバトンを構えた那雪は、自分でも驚くほど平静に、まるでライトセ●バーのような形状となったバトン(?)を振るって、月乃があれほど苦戦していたバケモノを、ただの一太刀で切り捨てたのだった。
 ……てな感じで始まる、女教師と女生徒の秘密の放課後タイム。
 オオカミモドキとの戦いで重傷を負い、その回復に魔力を回しているため、しばらくは変身して戦うことができない月乃。
 責任を感じた那雪は、魔法少女のマスコット・ユゥリィの依頼を受けて、月乃が回復するまで彼女に代わって「魔法戦乙女ルーナ」となって戦うことに。
 本来、魔法少女の変身アイテム兼武器である「媒体(メディウム)」は、各個人の魔力波長に合わせてカスタマイズされているのだが、百万人にひとりくらいの確率で、ほぼ同じ魔力波長の人間も存在する。
 運がいいことに那雪と月乃はそのレアケースに該当したため、月乃用の媒体セレニティウィングで那雪が変身して戦うことができたのだ。
 ただ、魔法少女としての姿は、マスター登録された本人の姿を基に調整されているため、那雪が変身しても、ルーナの姿になってしまう。これは、変更不可能。もっとも、那雪にとってはむしろ自分とわからぬこの姿の方がありがたかった。
 こうして、昼間は教師、放課後は魔法少女の二足のワラジで暮らすことになった那雪。最初の頃は、敵を倒すことでいっぱいいっぱいだったが、何度か戦って慣れてくると、変身した自分の姿に好奇心が湧いてくる。
 快活で陽気な月乃(ルーナ)の姿になっているせいか、いつもの気真面目さが薄れ、変身状態のまま、服だけ変えて中学生の女の子として遊び歩いたり、部屋でオナニーしてみたり。
 さらに、ひとりエッチしてるところを月乃に見つかり、鏡の前で、おしおきと称してイカされちゃったり、瓜二つな美少女のくんずほぐれつしたり。
 その結果、お互い「単なる教師と生徒」とは言えないイケナイ関係に。
 (もちろん、月乃がタチで、那雪がネコ)

99 :
 しかし、ようやく、あと少しで月乃が完治するというタイミングで、敵方の攻勢が激化。
 懸命に戦う「ルーナ」だったが、ついに力尽きて、触手に捕らわれる。そのまま、純潔(この体の)を奪われるかと諦めかけたところで、「魔法戦巫女スノウ」が現れる。
 「なゆちゃんのピーをピーしていいのは、あたしだけなんだからーー!!」
 圧倒的な攻撃魔法で敵の一群を蹂躙するスノウ。胸元の開いたロングドレスに長手袋、
黒タイツ&ハイヒールというアダルトちっくな格好の彼女の容姿は、髪と瞳の色こそ違うものの那雪と瓜二つだった。
 無論、その正体は月乃。ユゥリィが妖精界で作らせていた那雪用にカスタマイズされた媒体を使って強引に「スノウ」に変身し、「ルーナ」を助けに来たのだ。
 そのまま、「ルーナ」と「スノウ」の姿で、互いの身体を求め合うふたり。
 その後も、数多の敵の侵攻をルーナとスノウは絶妙なコンビネーションで撃退する。
 時々、ふたりの「中の人」が入れ替わっているのはご愛嬌。
 今日も「変身したまま」ベッドで抱き合うふたり。熱い交歓ののち、アダルトな「スノウ」の姿をした月乃が、「ルーナ」の少女姿の那雪の耳元に囁く。
 「ねぇ、今度、変身したまま学校に行ってみない? なゆが「小川月乃」として女子中学生やって、あたしが「河合那雪」として先生やるの」
 「ああ……ダメよ、月乃ちゃん、そんなこと……第一、髪と目の色が」
 「フフッ、そんなの魔法で簡単に変えられること、なゆだって知ってるクセに。
 本当はなってみたいんでしょう? あたしに……「小川月乃」に」
 誰にも知られず、自分がクラスで人気者の美少女、「月乃」になる?
 本来不可能なはずのその「企み」は、那雪の心を魅了し、彼女は思わず頷いてしまう。
 「あぁ……はい、なりたいですぅ」

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