2013年01月エロパロ510: 【キャサリン】 アトラス総合 Part3 【デビサバ】 (221) TOP カテ一覧 スレ一覧 Pink元 削除依頼

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【キャサリン】 アトラス総合 Part3 【デビサバ】


1 :2011/05/29 〜 最終レス :2012/12/04
メガテン全般、オーディンスフィア、世界樹の迷宮、グローランサー、キャサリン
デビルサバイバー、ラジアントヒストリア、救急救命カドゥケウスなどアトラスゲームのSS総合スレです。
前スレ
【ライドウ】 アトラス総合 Part2 【カドゥケウス】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1238149453/
【メガテン】 アトラスゲームSS総合 【オーディンスフィア】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1179298247/
ペルソナシリーズはこちらの専用スレに。
【主にP3・P4】 ペルソナ総合エロパロスレ 16 【1と2も】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1275822774/
保管庫
http://oroti.no-ip.biz/~eparo/

2 :
スレ立ておつ
前スレはいつの間にか落ちちゃったんだな

3 :
スレ立て乙乙

4 :
>>1
イケてるねチミ

5 :
>>1乙乙

6 :
>>1
乙パンチバズ

7 :
>>1
乙です

8 :
投稿待機

9 :
保守

10 :
>>1

11 :
復活祝いだ。つまらんものだが取っといてくれ。
おにじょろう
ttp://oroti.no-ip.biz/~eparo/frame/atlus/?mode=read&key=1307716866&log=0
どうでもいいが、鬼女郎がゲシュタルト崩壊して鬼太郎に見えてきた。

12 :
久しぶりだから酉つけ忘れた。

13 :
ほす

14 :
げん

15 :
ハオマが興奮材だったとは…あんなん連れ歩いてるサマナー連中大丈夫か?
まぁ神降ろしとかやれる人に影響なんて無いも同然なんだろうけど
カツオちゃん辺りは完全に機械で召喚してるから心配
召喚してるだけでヤヴァイ物ふりまいてる悪魔って結構いるのかね

16 :
真2初出のチェルノボーグなんかはヤバいでしょ

17 :
神話通りの能力を発揮されたらバジリスクとかゴルゴン、
あとエキンム(疫病ばらまく)もヤバイ

18 :
エキンムなついわー。マッチョな人というイメージしかなかったw
そういや疫病系は相当いるのか。蝿様やバアル辺りはモロだし
四天王に憧れて眷属をwikiで見てへこんだ覚えがある…
スライムやらブロブなんかもいる世界だし、不潔ネタなら一山いくらって感じだな

19 :
保守

20 :
この調子じゃバアル×イシュタルとかでも
不潔とか言い出しそうだな今のスレ住人
折角の素材と舞台だからお綺麗なの以外も読んでみたい
4コマレベルのシュールなネタとかエロ向きだと思うな

21 :
お前らココの奴らみたいにキモイキモイ
ttp://toki.2ch.net/test/read.cgi/gamerobo/1309438168/

22 :
ステラデウスってスレチ?別に投下するワケじゃないけどちょっと気になった

23 :
なんでサキュバスやリリムみたいな快楽を求める悪魔が「シジマ」側についてるんだろう。
快楽がほしいならヨスガ……じゃなくて、精気みなぎるマントラ軍のほうがよさそうなのに。
もしくはマネカタを誘拐するか、良質なマガツヒ(?)の人修羅の仲魔になればいいのに。

24 :
>>23
サキュバス(&インキュバス)は誘惑したり快楽を「与えたり」してるけど、
それはあくまで目的の為の手段であって、自身は繁殖の方が主目的って事らしい。
もしかしたら淫乱設定はRPG的ファンタジーの中だけの話しなのかも。
「繁殖・繁栄の為の役割に徹してる」とすればシジマ向きと考えられなくもない。
リリム(と母親であるリリス)はサキュバス達よりずっと古いキリスト教以前の存在で
夢魔としての性質は欧州にキリスト教が広まってからの後付けのようで、
この親子についてはなんとも言えない。

25 :
「普段冷静ぶってる高慢な奴らが理性かなぐり捨てて
『入れさせてください』って所まで墜ちてくるのもそそる」
とかそういうことだと解釈してた>シジマにリリムやサキュバス
ハゲは攻略難易度高そうだからまずないだろうけど

26 :
>>24
冷静に考えたら、姦通や夢精や性的倒錯の言い訳のために
組み立てられた概念・システムだからな。
そういう意味じゃ、シジマ的だな。

27 :
保守

28 :
アトラス総合だし、ノーラのネタとかでもいいの?

29 :
そらそうよ

30 :
NINEでモリーアンと彼女に呪われたクーフーリンとか読んでみたい

31 :
なぜキャサリンのSSがない

32 :
32歳の恋人同士のセックスとか生々しくて良いな。

33 :
ノーラで投下
・ネタバレあり
・絡み×オナニー○
・改行が変になりそう
・続くかもしれないから半端な終わり方


34 :
「ぐへぇ」
家に入った途端、無様な声が出た。もう19歳だし、あれやこれやと気にすることも多いけれど、今この家には私しかいないのだから大目に見てもらいたい。
そう、今日は私一人。急な夏の嵐に見舞われているこの霧の森の家で、明日まではたった独り。運悪く嵐が長引けば、明日も独りかもしれない。
アイラちゃんからお茶会に招待されたのはいいのだけれど、生憎私はある依頼の為に導刻術を使わなければならず、今日一日は家から離れる事が出来ない。
そこで、せめてケケとメロウだけでもと、アイラちゃんへのお詫びの手紙と新しい人形を託し、二人を見送ったのが今日の昼過ぎ。この時はまだ快晴だった。
日が落ちてくる辺りで依頼を完了させ、久し振りの大仕事の達成感に浸っていたのもつかの間、気付くと外は雨模様に変わっていた。
とりあえず洗濯物を片付けよう、と庭に出て作業をしている内に、どんどん風と雨が激しくなっていく。次第にペット達も怯えはじめた。
これは明らかに異常だ、と思った矢先、稲光が辺りを強く照らし、次の瞬間には轟音と獣たちの悲鳴。どうやら森に雷が落ちたらしい。
それが合図だったかのように、更に強まる風と雨。庭の案山子の帽子は既にどこかに消えて、たわわに実ったオレンジの実はちぎれかけていた。

35 :
「はぁ……しんどい……よりによってなんでこんな時に……」
そんなこんなで、私は嵐対策を独りで行っていたのだ。最早手遅れだったところが殆どだったのが悲しい。そりゃあ『ぐへぇ』とも言いたくなるに決まっている。
そして、目の前でオレンジの実やマーヤの実が吹っ飛びそうなのを見て慌ててしまった私は、普段の格好でさっきまで外に出ていたのだ。
「……サイアク」
お気に入りのエプロンはもちろん、スカートやパンツ、上下の下着に至るまで、全身余すところなくぐっしょり濡れている。
水分を少しでも落そうと頭を振ると、髪にくっついた泥や瓦礫の破片や葉っぱが絡んで地味に痛い。イライラが募る。
「……うがー!!!!!!!」
自棄になってぶんぶんと激しく頭を動かし、無理矢理髪に付いた色々な物を振り落としてみる。頭も心もイタイ。踏んだり蹴ったりとはこのことか。

36 :
気の済むまで頭をぶん回した後、辺りに散らばった泥や葉っぱを掃除する。我ながら何をやっているのやら。思わずため息が漏れてしまう。
「……くちゅん!」
くしゃみで我に帰り、全く冷静じゃない自分にちょっと驚きを覚えた。いやいや本当に何をやっているんだ私は。
掃除も確かにやるべきだけれど、今はまず全身ずぶ濡れなのをどうにかするべきだろうに。というか床を濡らしてしまっては掃除の意味が無いではないか。

着替えを、と思って箪笥に向かおうとした足が止まる。そうだ。朝から気持ちのいい快晴だったので、いい機会と思い殆どの服を洗濯してしまったのだ。
そして残念ながら洗濯ものは全滅だった。因みにシーツは何枚か行方不明になってしまっている。とにかく、この状況は、つまり。
「着替えが、無い……」
どうしよう。残っているのはケケの服と、メロウのお気に入りの一着くらいか。
ケケのはそもそもサイズが合わないから却下。というか一応ケケは男の子だし、例えサイズが合っていたって着るのははばかられる。
メロウの服は、なんでもパウリーさんと出会った時に着ていた服だったらしく、森の奥に独りで行く時は決まってその服を着ている。
そんな大切な服を着るわけにはいかない。そして何より、メロウの服も私のとサイズが違う。主にお腹まわりとか。これ以上自分をいじめるのもどうかと思う。
結論として、どちらの服も着ることは出来ない。では明日までこのずぶ濡れの服で過ごすのだろうか。それじゃあ風邪を引くに決まっている。
「……!独りだし……こうなったら!」
思考を巡らせ、ほどなく最後の手段に行きついた私は、とりあえず必要なものを屋根裏から取って来ることにした。

37 :
「ふぅ……ようやくなんとか落ち着いたかも……」
季節外れの暖炉の火に向かって独り言を呟く。悪いことは重なるもので、ランプ用の油も、代用品として使える植物油やクーシオイルも先ほど切れてしまった。
こういう時にはちょっと森に入ってラクリッツを探すのだけれど、まだ嵐が勢いを弱めるような気配は無い。暖炉が今夜の照明だ。案外悪くは無い。
さて、私の今の格好はというと、言ってしまえば全裸である。冬用の毛布に全身包まっているから、見た目は小さいナウダンみたいな感じだろうか。
どうせ今夜は独りきりなのだ。裸だろうと誰が見るわけでもない。この後寝てしまって、明日の朝私が起きる前に誰かがやって来る可能性もあるけれど、
嵐はまだまだ続くだろうし、翌朝早くやって来るとしたらケケとメロウくらいのものだ。最悪ケケに見られたとしても、とりあえず一発殴ってやればいい。
(疲れたなぁ。明日から忙しくなりそうだし、今日は早いとこ寝よう……)
落ち着くと一気に疲れがやって来るものである。行方不明になったシーツも探さないといけないし、この嵐ではテンペリナも被害を受けているだろう。
町の人はもう私の素性を知っているし、仕事が山のように舞い込むことは予想に難くない。しばらくの間はフル稼働になりそうだ。
しかも来月は、名物の花祭りが控えているのだ。私も新参ながら、毎年楽しみにしているイベントである。無事に開催されることを願ってやまない。

38 :
「……花束、用意しとかないと」
親愛の情を込めて贈る花束は、この祭りの象徴である。相手が男性なら青いタンベリーの花束を、相手が女性ならピンクのヴァロイサの花束を贈るのだ。
私は過去三年間、同じ相手に花束を渡し続けている。最初は適当な相手があいつしかいなかったから。二年目は感謝の気持ちを込めて。三年目は。今年は。
「……ルッツのばーか」
気付くとその相手をけなしていた。三年前、霧の森の家に来たばかりの私に剣を向けてきた、あのお調子者の冒険野郎、ルッツ・アレニウス。
今年も私は、あいつにタンベリーの花束を渡すのだろう。なんだかんだで一番採取に付いて来てもらっているし、危ない所を何度も助けられている。
しかしあいつは、年齢相応に人の心の機微というか、そういうのをもっと気にするべきだと思う。本当に私と同い年なのか、かなり疑わしい。
私が去年、どんな気持ちで花束を贈ったのか。そしてまた今年、どんな気持ちを花束に託すつもりなのか。果たしてあいつは察してくれるのだろうか。
まぁ、私以外に花束を贈るような素振りは今まで無かったし、二年目からはきっちりお返しの花束を渡してくれているのだが。
……いや、油断は禁物かもしれない。何せ去年までとは状況が違う。いまやルッツは、近隣の貴族から客分として招かれたりするほど有名なのだ。
最近吹き溜まりの泉に、あまり見ない女の人がいたりするのは、おそらくあいつ目当てだからだろう。

39 :
伝説の古代竜ロヒカルメを打ち倒した、若き英雄、ルッツ・アレニウスの名前は、またたく間に近隣一帯に広まった。
一応私と二人で倒したのだけれど、導刻術の存在を周知されても困るだけなので、私に関する情報は町長がうまいこと処理してくれたのである。
まぁ実際の所、私はあの巨大な竜に前にして、ほぼルッツのサポートしか出来なかったし、元々あいつのお手柄だと言っても過言じゃないのだが。
竜の巨体が崩れ落ちた瞬間は、これは夢なんじゃないか、と思ってしまうほど現実味に欠けていた。ルッツも剣を構えたまま呆然としていたと思う。
竜の頭が垂れ、土煙と軽い地鳴りを引き起こして、ようやく私達は、あの強大な竜を打ち倒したのだ、という実感を持つことが出来たのであった。
(そういえば、あの時も)
回想から少しだけ意識が引き戻され、今の自分の姿を思う。裸では無かったけれど、あの時もこうして毛布にくるまったのだ。
竜を倒した興奮から、私達はしばらくはしゃぎ回っていた。抱き合って笑ったり、意味もなく叫んでみたり。
そしてその結果、二人とも残り僅かだった体力を完全に使い切ってしまったのである。なんとも間抜けな話だ。アイテムは戦いに全て費やしてしまっていた。
幸い亡骸とはいえ、古代竜に近づこうとするモンスターはおらず、坑道から抜け出るくらいの体力が回復するまで休息を取ることにしたのである。
当時季節は春だったけれど、薄暗い坑道の中はなかなかに冷える。非常用の毛布に包まって、肩を寄せて寒さを凌いだ。
ルッツも私もまだまだ気分が高揚していて、あまり寒さは苦にならなかったような気もする。普段は話さないようなことを一晩中語り合ったものだ。
私の故郷のこと、ルッツの弟君達のこと、私のこれからのこと、ルッツのこれからのこと。また首を飾り物にする気満々なのには、思わず笑ってしまった。

40 :
「……っ……ふ……」
途中、戦いで傷ついた私の手を、いつの間にかあいつがさすっていてくれたのにはちょっぴり驚いた。自分の手の方がボロボロだというのに。
たまーに変な所で気が利くのだ。普段はただの冒険野郎なのに、何であんな時に限ってああなのか。ドキドキしてしまうじゃないか。
「はぁ……ぁっ……ん……」
しかも、女が体に傷を付けたらいけない、とか、今更なことを言ってくる。何をカッコつけているのか。だったらそもそも私を連れて冒険なんてしなければいい。
そう返すと、困ったような顔になって、そういえばそうか、そうだよな、と悲しそうな顔をする。
「んっ……んん……ひゃ……ぁぅ……」
言いすぎたかな、と私が慌てているのを知ってか知らずか、ただでさえ近いのに更に顔を寄せてきて、手をぎゅっと握って、
でも俺はノーラとじゃないと今日はダメだと思ったから、むしろノーラ以外の奴と組むのはなんかしっくりこないんだ、とかなんとかまくしたてる。
あいつの吐息が、ものすごく近くて。あいつの必な顔で、視界がいっぱいになって。あいつの手が、すごく暖かくて。
はっきりと、自分の顔が真っ赤になっている感覚があって、ルッツも状況に気付いたのか、顔を背けるのだけれど、耳は真っ赤で。
「……るっつぅ……だめぇ……」

41 :
その後は、誤魔化すようにお互い話題を切り替えて、いつの間にか眠っていたのであった。その後十分に回復していた私達は、テンペリナに凱旋した。
それからおよそ二カ月が経っているけれど、未だあいつとの関係に進展は見られない。それはもう、清々しいほどに。
普通に一緒に冒険とか、採取に行ったりはするけれど、至って今まで通りのことで、それ以外には本当に何にも無い。
まぁ何というか、ルッツらしいというか。私にとっては、あの時の反応からすると脈がある、と分かっただけでも大きな収穫だったのである。
「……るっつの、ばか……ぁっ……あほー……」
だからといって文句が出ないわけではない。がっかりしたのも事実だ。私だって女の子なのだし、男の子にリードしてもらいたい気持ちは強い。
でも、そういう姿のルッツはあんまり想像できなくて、そしてそれでも、ヘタレな感じがあいつらしくて好ましいかな、と思っている自分がいる。
あいつは、ルッツは、ここに来て知り合った人たちの中でも、一番最初に私に手を差し伸べてくれた。
改めて考えると、同い年で、道は違えどお互い新米で、テンペリナにもまだ馴染みが薄くて、色々と似たような境遇に置かれていたのかもしれない。

42 :
一緒に森を歩き、湖を眺めた。間欠泉に驚き、原っぱで寝転んだ。買い物の荷物持ちを頼んで、代わりにお弁当を作ったりした。
廃墟や洞窟で迷ったりすることもあった。山の頂で、竜に囲まれて逃げ出した。水晶の谷で、二人して景色に見惚れていた。
この数年間、思い返せば色んな場所に行ったけれど、いつもルッツと一緒にいたように思う。そして気付いた時には、あいつのことが好きになっていた。
ルッツが何をしようと、多分私は許してしまうのだ。惚れた弱みとはこういうことを言うのであろう。何だか悔しい気もする。
「……いいよぅ……ルッツ……んうっ……」
疲れも手伝ったのか、気付くといやらしい行為に没頭している自分がいた。はしたないとは思うが、今この家には私だけである。
普段はケケやメロウがいて、こんな機会はまず無い。事実しばらくご無沙汰だったので、いつもより敏感になっているような気もする。
あの時、ルッツが手を強く握りしめてくれたことを思いだすと、自分を慰めている手が、あいつの手のように感じられてきて、甘い感覚が一際強くなる。
そもそも今は夏で、部屋の中は雨の湿気で蒸し暑かった。ずぶ濡れだった髪や体はすっかり乾いているし、体の内側は強い熱を帯び始めている。
いつしか私は毛布を被るのをやめて、素肌を空気に晒し、一層その行為に夢中になり始めていたのであった。

43 :
外はもうすっかり夜で、暖炉の明かりが私の影を壁に映し出す。小刻みに震える肩や、引き攣る脚に合わせて、影が踊る。
暖炉に向かって淫らに股を開き、切なげに好きな男の子の名前を呼び、いやらしく大事な部分を弄繰り回す。
頭の中は殆ど、ルッツに愛撫されたり、犯されたりする妄想で一杯なのだけれど、その片隅で、ひどく冷めた自分がいて、嫌に冷静に状況を分析していた。
こんなに声を荒げ、髪を振り乱し、汗を飛び散らせ、一心不乱に自慰に耽るなんて、私は変態なのではないか。ルッツに見られたら嫌われてしまうだろう。
そんな現実的な思考が、更に私の気分を盛り上げるのだ。最早何もかもが気持ち良い。果てるのは時間の問題であった。

「ふぁあ!あっ!あぁっ!ルッツ、るっつう!!いく、イク、イくぅうぅぅううう!!」
体が大きく仰け反り、声が裏返り、意識が持って行かれそうなほどの快楽の波が押し寄せて、

がちゃ

44 :
「え?」
「ノーラ!大じょ……う……ぶ……?……え?」
今正に、私が果てんとするタイミングで、まさかの来訪者。なんの皮肉か、そこにはルッツが濡れ鼠で立ち尽くしていた。
思考が止まる。時間が止まる。導刻術でこの空間の時間を逆行させることは可能か。不可能である。
ルッツに、見られている。自分の、あられもない姿。声は聞かれただろうか。それは多分大丈夫じゃないか。
裸を見られている。今、あいつの目に私はどう映っているのだろうか。唖然としたあいつの顔。私の顔もあんな感じだろうか。
見られている。何もかもを見られている。いやらしい姿を見られている。見せたくなかった姿を見られている。みられている。ミラレテイル。
パンクしそうになるくらい錯綜する頭の中、それでも未だ快楽の波は収まらず、そこに恥ずかしい気持ちが押し寄せてきて。
カラダもココロも飽和状態に達した次の瞬間、私は爆発としか形容出来ないような、激しい感覚に襲われた。

45 :
「……ひゃ、ひゃめぇえええぇえぇええ!??!」
「えっ、ええええ!うおおおおおおお?!!うぎゃああああああああ!!?」
多分、私はその瞬間に達してしまっていたのだろう。大事な部分に宛がっていた手は、淫らな液体でびしょ濡れだったし、体中が痙攣するような感覚があった。
それとほぼ同時に、私は自分が被っていた毛布をルッツに投げつけ、更に近くにあったジュート箱の中身を夢中で投げつけた。
ジュート箱の中身が空になる頃には、ルッツは完全に気絶して横たわっていた。私はといえば、へたり込んで肩で息をしていた。
部屋の中を見ると、あちこちがボロボロで、修復が不可能な感じに破壊された家具もちらほらと見える。

開きっぱなしの扉からの外の風が、一段と冷たかった。

46 :
やりこみたいけど時間制限のせいでやりこめないと言われがちなノーラなので、せめてSSでED後の話とか考えてみたい。
クリア済みの人には何となく分かると思うけれど、一応トゥルー後ルッツルート突入みたいな感じの話だと想定しています。
続きは多分書く。多分。とりあえずスレをお返し。

47 :
キャサリンもラジヒスも鬼祓師も来なかったスレにまさかのノーラ
続き期待。でもルッツも恋愛関係へたれっぽいしな

48 :
柚木声だし、マリ先生の寝取り寝取られ物とか出てきそうだな

49 :
保管庫開くとバスターが騒ぐんだけど俺だけ?

50 :
>46
ルッツ記憶なくしそうな勢いだなw
こういう甘酸っぱいかつフラグ立ってる話がここで拝めるとは
エロ期待

51 :
あれ、俺だけじゃないのか。
ウイルスバスターをインストールしててさ、保管庫のURLを開こうとすると「危険なウェブサイト」って表示が出てくる。
管理人さん、なんか変なもんでも入れた?

52 :
レンタルサーバーの管理人さんが対処してくれたそうなので、そのうち改善されると思われます。
ttp://w1.oroti.net/~rent/rspace/bbs7/read.cgi?no=967

53 :
>>46
うわあああ今更気づいたw
GJGJ続き待ってますぞー

54 :
完成まで時間かかりそうだし長くなりそうだからキリのいい所まで途中投下するよ!
・トゥルー→ルッツルートみたいな話
・前編→中編(今から投下)→後編くらいの想定
・じゃっかんめんどくさいノーラちゃんだったらいいなという妄想
・ルッツはヘタレ
それでは以下本文

55 :
『んじゃ行ってくる。しっかり留守番してろよ?』
『はーい』
『またノーラ姉ちゃんと?』
『おう。今日は霧の森の奥で探検だぜ……あぁ、その前にあいつの買い物に付き合うんだった』
『兄ちゃん尻に敷かれてるー』
『どこでそんな言葉覚えてくるんだお前ら……』
『ねぇねぇ、またお姉ちゃん特製の黒パン貰ってきてよ!あれすごくおいしいから』
『そうだなぁ、また頼んでみるか』
『毎日作ってくれればいいのになぁ。ルッツ兄ちゃんの料理より断然おいしいもん』
『……そりゃ俺の料理は雑だけどよ……パンだけだと食事としてはアレだろ……』
『なら早いとこ兄ちゃんがノーラお姉ちゃんをゲットすれば、美味しいごはん食べられるんだね』
『そうするとお姉ちゃん、じゃなくお義姉ちゃん、か。うわぁ、イケナイ感じぃ!』
『ダメだよ、あんまり兄ちゃんに期待しちゃ。そもそもノーラお姉ちゃんが兄ちゃんをどう思ってるか分かんないし』
『お、おまえら本気で怒るぞ!?』

56 :
『よーぅ熱血馬鹿』
『むっ……ユカかよ。いちいち気分悪い奴だなほんと』
『ふはは、褒め言葉として受け取っておくわ。つか俺は褒めてるんだけどな』
『どこがだよ』
『……本気で古代竜見つけて倒すとは、ものすげぇ熱血馬鹿じゃなきゃ出来ねーだろ。おめでとさん』
『お、おう。一応、あんがとな』
『うんうん、ケツが青い内は素直なのが一番だぜ。ところでお前、竜倒してから一晩坑道で過ごしたんだって?』
『あぁ。アイテム全部使っちまってたし、体力も殆ど残って無かったからな』
『ほほう。んでそこにノーラもいたんだよな』
『……おい、それ知っててもあんまり喋らないでくれよ?アイツが有名になったら、アイツが一番困るんだから』
『そりゃあ外の人間には言わねーが、多分テンペリナの人間ならもうみんな知ってるぞ?』
『えっ?!マジ?』
『マジもマジ。遂にヘタレのルッツ・アレニウス君も一皮ムケたんじゃないか、って専らの噂だぜ?』
『……は?』
『……んでさぁ、どうだったんだよ?ノーラちゃんの反応は?敏感だったか?まさかマグロか?』
『は?マグロ……?!な、何言ってんだてめえ!?お、俺はアイツにエッチな悪戯とか、全くしてねーから!?ほんとだぞ?!』
『えっ』
『えっ』
『……』
『な、何だよ。その見下したような目は』
『いやぁ、相変わらずドヘタレだな、と』
『……うぐぐ……ちくしょう……』
『……向こうは待ちくたびれちまってるかもなこれは』
『……それ以上は勘弁してくれ……』

57 :
「……っ!!」
ゴツーン
「ぴぎゃ?!」
「痛ってぇ?!」
ちょっと思い出したくない記憶のフラッシュバック。全身の痛みと、それを掻き消すような激しい頭への衝撃。そして右手の柔らかい感触。
何が何だか分からない。俺は一体どうなったんだろう。ぐちゃぐちゃな頭が、寝起きの感覚と合わさることで余計にこんがらがっていく。
寝起き。そう、俺はさっきまで寝ていたらしい。寝ていたことが分かるのは、俺が今正に飛び起きたからである。
そういえばこれはなんだろう。俺の右手が触れている何か。柔らかくて暖かい何か。おそるおそる視線を向ける。まぁ、暗いのでよく分からないのだけれど。
「……っ痛たたた……」
「……ノーラ……?」
確かにそれはノーラの声なのだけれど、右手の感触は人肌のそれではない。もふもふとしていて、少しちくちくしている。

58 :
(毛皮……?)
「ひゃん?!……ちょ、ちょっと、ルッツ……ひう……手、動かさな……あふ……」
「?」
「……っ、だ、だめえ……そんなところ……弄らないでえ……」
「え?!うわ、うわわわわ……ご、ごめんノーラ」
「う、ううん……ま、まぁ暗いから、しっ、仕方ない、かな……」
「そ、そっか……」
「う、うん……」
「……」
「……」
気まずい沈黙が流れ、思わず俯く。何でこんなことになっているのかをノーラに聞きたいところだが、話しかけづらくなってしまった。
そうなると必然的に、自分の頭で状況を整理するしかなくなるわけで、俺は必に今日一日の記憶を掘り起こすことにした。

59 :
昼までは弟達の面倒を見ていた。午後から郊外の貴族の会合に招かれていたので、移動しながら昼食をとる。
会合ではまぁちやほやされて、居心地が良いやら悪いやら。その内お見合いだとか縁談だとか、不穏な単語が聞こえてきたので会場を抜け出す。
どうもあの手の話は苦手だ。いいひとがいないなら、とか言って目の前にいる自分の娘を紹介してくる貴族の感覚は、俺には理解し難い。
その後、会場の外にいた貴族の子供たちに混ざって遊ぶ。俺のドラゴンの真似は好評だった。実物と対峙してきた経験は伊達じゃないのだ。
ルッツドラゴンが、ひのきの聖剣を持った貴族の少年達に打倒される頃、雲行きが怪しくなってきて、パラパラと雨が降り出した。
会合を主催した貴族から、天気が回復するまで滞在して構わないとも言われたけれど、丁重に遠慮させてもらった。
昼からずっと人にもみくちゃにされていたし、街道を独りでぶらぶら歩いて帰るのもいいかな、と思ったのだ。
帰りの街道は霧の森の近くを通っているし、天気が更に崩れたりしたらノーラの世話になればいい。
そもそも最近は忙しくて、彼女の家に行くことが少なくなっている気がしていたので、近い内に寄ろうと思っていたのだ。渡りに船である。
この時の俺は、まさかあんな嵐になるとは微塵も思っていなかったのであった。

60 :
霧の森に着く頃には、まともに目を開けていられないほど雨と風が強くなっていた。これでは家には帰られそうもない。
ばきばきと枝の折れる音がそこらかしこから聞こえてくる。ふと気付くと、森の一部で煙が上がっているのが見えた。
雷が樹に落ちたのだろう。この嵐なら火事に発展したりはしないだろうが、ノーラのことが心配だ。俺は駆けだしていた。
そこで一度思考が止まる。別に記憶が無いわけではない。むしろはっきり覚えているのだけれど、思考を止めざるを得なくなってしまった。
ボロボロの庭。焦る俺。勢いよく開けた扉。薄暗い部屋。暖炉の揺らめく明かり。きょとんとしたノーラの顔。
白い脚。
肩と背にへばりついた髪。
しっとりとしたうなじ。
可愛く膨らんだ胸。
薄桃色の乳首。
下腹に伸びた腕。
てらてらとした手。

61 :
ごくり、と喉が鳴る。思い出す。その光景にくぎ付けになったことも、物を投げつけられてぶっ倒れたことも、全て。
下半身が熱くなってくる。息が荒くなる。抗いようが無い。好きな女の子の痴態なんてものを目にしてしまったのだ。我慢しろというのが無理な話だ。
もしかして、俺が触ってしまったのは、ノーラの敏感な所だったのかもしれない。いや、あの反応は間違いないだろう。
さっきまで靄がかかっていたような頭は、興奮して血の巡りが良くなったせいか、すっかり冴え渡っていた。
(てことは今この右手でちんこをいじれば……疑似素股?!いや毛皮越しだから毛糸パンツか?男のロマン!俺天才!!)
一見非常に頭が悪いようにも思えるかもしれないが、この場合は一回りして天才なのだ。至って今の俺は冷静なはずなのだ。
「……ルッツ……?」
「うお?!ごごごごめんなさい!?」
「な、何よ……」
すいません。完全に取り乱しているだけでした。童貞にはこんなエロいイベントは刺激が強すぎます。俺はノーラに話しかけられて、反射的に謝ってしまった。

62 :
あー、うん、その……」
「……見た」
「え?」
「……見た、のよね」
「うっ」
「おっ、覚えてるんだ。さっきの」
「……」
「……ねぇ、」
「み、見ました!見ちまいました!すいません!ごめん!」
「……そっか……あの……」
「っででっででも!その、なんだ……そう!忘れる!綺麗さっぱり忘れる!!忘れるから!」
「え、ちょ」
「あーあー今日はひどい天気だぜ―ところでノーラはなんで毛布なんて被ってんだー風邪でも引いたかー」
ああいう姿は誰だって見られたくない。オナニーしてるのをノーラに見られた所を想像して、自分が絶望感に打ちひしがれているのが見えた。
無理矢理感も甚だしいけれど、とりあえず無かったことにすれば、この場はうまく切り抜けられるんじゃないだろうか。
ここでノーラが俺の提案に乗ってくれれば、しばらくぎこちない関係が続くかもしれないけれど、いずれ元通りになるだろう。
余りにも白々しい俺の演技にノーラが怒って、馬鹿だのエッチだの、至極当然な罵倒と共に殴り倒してくれれば、それも悪くない。
はてさて、ノーラはどんなリアクションを返してくるだろう。いずれにせよ、俺が得をしないことは分かり切っているが。

63 :
「……る、ルッツの……」
(あ、やっぱぶん殴られる方か。ですよねー)
「……ひぐっ、ぐす、ば、ばか……ぶわがあああああああああ!!ああああ!うわああああああん!!」
「え?!いや、なんでお前、泣いて……」
これは予想外だった。暗くて表情は見えないけれど、間違いなく大泣きしている。まるで、自分の思い通りにならなくて暴れる子供のような感じで。
真横からの大音響にやられた耳を庇いつつ、腕を伸ばしてノーラを宥めようとするも、拒否するばかりで触れさせてさえくれない。
「お前、ほんとにどう……」
「どうもごうもないわよぉ!?なんでって何よぉ?!わ……ひっく……忘れる、っで何よぉぉおおおお!!!」
泣き叫びながら、ポカポカと俺を殴って来るノーラ。本当に、これではまるで駄々っ子ではないか。
こちらが口を挟もうにも、それをすると余計に荒れるので、しばらく為すがままになっておくことしかできない。

64 :
「ばがああ!!あほお!!この……ぐず……鈍感!ニブチン!ど、童貞!ばか!ばかばかばかばかばがあああああああああ!!」
(ど、童貞って……)
「の、ノックも、しないで、入ってきて……わ、わだ、わだじの、はずがじいとこ見たくせに、ひぅっ……
 それ、を、ぐす……忘れる……って、な、なんなのよぉ……お、女の子としての立場、ズタズタじゃないぃ……
 あんたにとって、私って、そん、なに、魅力、無いって言うの……?……う、ぅぇぇ……ひっ……ひっく……くすん……」
「の、ノーラ……」
「そ、そりゃ私なんて、おっぱい、そんなに無いし、カルナさん、みたく、くびれが綺麗とか、シルカみたいに、肌が綺麗とか……
 女の人、っで、感じ、じゃ、な……ひう……ずず……けほ……感じじゃ、無い……ふぇぇ?!」
「っ……」
体が勝手に動いて、気付いたらノーラを強く抱きしめていた。こちらに引き寄せたせいか、毛布がはらりと落ちて、彼女の素肌が俺の体に当たる。
それでも、何故かいやらしい気持ちは湧いてこなくて、ただただ、今はこいつを抱きしめていてやらないと、という使命感みたいなもので胸が一杯だった。
「……な、なによぅ……今、更……ご、ごまがず気なの?……ひく……最低……さいでえ……ぐす……るっつなんて、だ、だい、ぎら……い……」
「……俺も、何で、こうしてるか、自分でよくわかんねーや」
「なにそれ……言っとく、けど……ひっく……ぜった、い、ゆる、さないから……」
「……とにかく、落ち着け」
「……ば、ばか。ぶわぁか……けほ、くひっ…………………………ばかぁ……………………」
ぎゅっ、と強くノーラの細い体を抱き寄せる。こうするのが正解なのだろう。反省した子供のように、腕の中のノーラは、だんだん縮こまっていった。

65 :

さて、やらかしてしまったぞ、と内心焦る。何だか今日は自分でも信じられないくらい不安定だ。盛大に泣いて、ようやく少し落ち着いてきた。
そもそも同居人がいないからといって派手にああいう行為に耽るのもおかしな話で、さっきまでの子供そのものな態度に関しても我ながら驚くばかり。
自分の異常について、なにか心当たりがあるような気もするのだけれど、全く考えがまとまらない。
「……落ち着いたか?」
「……う、うん……」
成り行きでルッツに抱き締められてしまっているのだ。しかも私は裸。心臓がバクバクいっている。部屋の中が暗いのが唯一の救いだった。
「……なぁ」
(近い近い近い!近過ぎるでしょ?!)
さすがに目が暗闇に慣れてきているので、ルッツの顔がどこにあるのかくらいは認識できる。おでことおでこがくっつきそうな位置。
言葉と一緒に、相手の吐息がほっぺにかかる。むず痒く、でも嫌な感じではなくて。ルッツが何かしゃべる度に、心臓が跳ねてしまいそうだ。

66 :
「その……さっきの話なんだけどさ」
「え?」
「……忘れる、って話」
「……うん」
胸がずきん、と痛む。ここ最近ずっと気にしていた。いくらルッツがヘタレとはいえ、アプローチが少なすぎるんじゃないか。
この数年、一緒じゃない時の方が少なかったと思う。それで、お互い何となく、自分が相手をどう思い、どう思われているかは分かっているはずなのだ。
そもそもお互いに意識していなければ、あの坑道みたいな、ちょっと甘酸っぱい感じのやり取りなんて起こりようもないだろう。
それとも、私の勝手な思い込みなのだろうか。男の人なら、ああいう状況で、どんな女の人に対しても、誰だってあんな反応をしてしまうのだろうか。
それなりに心が通じ合っているなんていうのは、全部私の勘違いで、私はルッツのことを好きなのに、ルッツは別に私のことなんて気にしていないのか。
そんな考えが、ぐるぐるぐるぐる頭の中で回り始める。あぁ、目頭が熱い。鼻がツ―ンとしてきた。これじゃまた泣いてしまう。
勝手に好きになって、自分の勘違いに気付いて、勝手に泣いて。自分のみじめさと、面倒くささがすごく嫌で、私はルッツの顔をまともに見れそうになかった。
「まぁ、なんだ……俺は見ちまった」
「……」
「ノックもしないで押し入って、んで、お前にぶっ飛ばされてさ」
「……」
「……これじゃただの変態だな。はは」
「……」
「……うん。俺って変態なんだ。だって……」
「……」
「……その……お前のあんな姿、見られて……ラッキー……だな、って、思っ、ちゃっ、たり……な」
「……ふぇ?」

67 :
ぽかんとした。何を言い出すんだろう。未だ裸の私を抱きしめておいて、それで本人の目の前でそんなことを言うなんて。これじゃ、ただの。
「……変態?」
「だあああああああああ!!!くっ……そうだよ!ああそうですよ!変態ですよ!」
「ちょ、ちょっと」
「野宿の時お前の寝顔見てニヤニヤしたり!湖ですっ転んだお前の濡れた姿見て興奮したり!見張りとか言って木に上ろうとするお前を下からガン見したり!
 戦ってる最中に不意に胸の辺りとか触っちまって夜眠れなくなったり!こっそり水浴び覗いたり!他にも色々!」
「え、ええ!?み、水浴び覗くとか……た、たまに他の女の子もいるじゃない?!最っ低!!」
「安心しろ!お前しか見てない!他の女の子なんてどうでもいい!」
「っ?!」
「そっ、それから……お、俺だってお前みたく、お、おな……ぐっ……オナニーくらいするさ!男はみんな大好きだからな!」
「お、お前みたくって何よ!ていうかはっきり言うな!?」
「だ、だから、ええと、つまり……あんまり気にすんな!オナニーくらい!」
「っ!ばっ!馬鹿!最低!このデリカシーゼロ!!!」

68 :
ぱっしーん、といい音が響く。ルッツのほっぺを平手で思いっきり叩いてやったのだ。私の手も少しジンジンする。
不意に眩しくなって目を細めた。月明かりが射してきたのだ。そういえばいつの間にか、外の嵐はある程度おさまっていたようだ。
目が慣れてくると、その赤い髪よりもよっぽど真っ赤なルッツのほっぺが目の前にあって、色々とおかしな状況にも関わらず、ちょっと笑えてくる。
笑いをこらえようと視線を移すと、困った子犬みたいな顔でルッツがこちらを見ていて、その何とも言えない表情に耐え切れなくなって、吹き出してしまう。
「……ぷっ、くふふ」
「……はぁああ……ようやく笑ってくれたぜ」
「だ、だって、ルッツ、ほっぺ真っ赤……くはっ、あははは」
「お前がやったんだろ……いやぁ、結構いてえや。へへ」
しばらくくすくすと笑い合う。さっきまでの暗い考えは不思議なほど綺麗さっぱり無くなっていた。
軽い喧嘩なんて、私とルッツにとっては日常茶飯事なのだ。今の言い争いのおかげで、お互いいつもの調子に戻ることが出来たのかもしれない。
「……ねぇ。結局、さっきは何が言いたかったの?」
「あ?ああ……何か、ほんと自分でも勝手に体が動いたっていうか、言ったことも、もう頭の中身そのまんまっていうか」
「ぷっ。何それ。それで女の子にあんなこと言うの?」
「ぬぅ……だ、だってフェアじゃないだろ?お前のオナニー見ちゃったんだから、せめて色々白状しないと」
「だ、だからはっきり言わないでよ……」
「あぁ、ごめん……ま、まぁとにかく、もう気にすんな」
「あっ……」
再度、ルッツの腕に力がこもる。数秒躊躇って、私もおそるおそるルッツの背中に腕を回した。当然だけど、私より全然体が大きいのを実感する。
ルッツの体温は、とても心地が良い。月明かりのせいで、私の背中なんかは丸見えだったけれど、そんなことはもうどうでもよかった。

69 :
ただただ安心感が体を包み込むような感覚。いつまでもこうしていたいなぁ、と心から思う。しばらくして、黙っていたルッツが口を開く。
「……今日、また貴族に呼ばれて、パーティみたいなのに行ってたんだ」
「うん」
「んでいつも恋人はいるのか、とか聞かれるんだよ。そんで、いいひとがいないなら、っていきなり自分の娘を紹介してきたりさ。貴族って分かんねーよな」
「……ふーん」
「なんかまんざらでもなさそうな子も結構いるのがまた厄介でさ。まぁすんげぇ疲れるんだ」
「英雄さまはモテモテだねぇ」
「……俺、もしそういう関係になるなら、心から信頼出来る人じゃないとダメだと思うんだよ。それこそ、冒険とかで、背中を預けられるような」
「……うん」
「……」
「……」
「……あのさ!」
「は、はい!」
「こ、こんな状況で、お前は怒るかもしれないけど、今なら……いや、今じゃなきゃ、言えない気がするから、聞いて欲しい」
「う、うん」
「……ノーラ。俺、お前がすごく大事なんだ。一緒にいると楽しいし、お前が笑ってくれると嬉しい。その……ノーラを見てるだけで、ドキドキするんだ。
 お前となら、どんなことでもへっちゃらな気さえするんだよ。不思議なもんだよなぁ。初めて会った時なんて、お互い全然ひよっこだったのにな。
 今までは、相棒としてだったけど、これからは、ええと……それ以上に、ひとりの女の子として、お前のこと大切にしていきたいって思ってる。
 もし、待たせてたんだったら、いくらでも埋め合わせはしていく。ずっと一緒にいるんだからな…………あ、改めて、言うぜ。ノーラ、好きだ。愛して」

70 :

がちゃ
(おい!?)
俺の一世一代の告白が今正に完遂されようとした瞬間、扉が開いた音がした。扉を開いた主と目が合う。珍しいティック族の行商人、コッコである。
驚愕と気まずさが入り混じった目。手には何やら白いシーツを何枚も抱えている。ノーラの家のものだろうか。森で拾ったのかもしれない。
その親切心と、嵐の中での苦労は称賛に値するかもしれないが、このタイミングでこの空間に乱入した時点で刑確定である。
と、意思とは関係なく、何故か視点がぐいっと上を向いた。数瞬遅れて、扉をそっと閉める音。コッコは空気を読んで去ったようだ。
背中に軽い衝撃。胸には重みと暖かさ。頬にさらさらとした髪の感触。天井を隠す影。首に回される腕。唇の柔らかな感触。甘い匂い。
(え?え?は?)
「……んんっ、ぷぁ……ちゅ……」
「むむ!……っはぁ!の、ノーラ!?」
「ようやく言ってくれたぁ……ん」
「ちょ!んむ」

71 :
連投回避

72 :
説明しよう。俺は告白しようとしていたのに押し倒されてキスされていた。以上である。ってなんじゃそりゃ。ワケが分からない。
まさかこんなに積極的に来るとは夢にも思わなかった。正直嬉しい。これで喜ばない男には激堅黒パンでも投げつけてやる。
俺の唇を啄ばむように、ノーラの唇が落されていく。かと思えば、少し長めに触れ合わせて来て、少し息苦しくなったのか、顔を離す。
月の光を受け、金色の髪が輝いている。薄暗くてもはっきり分かるほど顔を真っ赤にして、大きな目を潤ませて、じっと俺を見つめてくる。
興奮しているのか、肩で息をしているのだけれど、その度に俺の視界の端で、彼女の可愛くて形のいい(であろう)胸が上下して、ついつい目で追ってしまう。
「……っは……私も、ルッツのこと、だいすきだよぅ……んっ」
「……っ!ノーラっ!!」
「ひぁん!?」
がば、と体を起こす。無論ノーラを支えながらだ。されるがままなのは性に合わない。こっちからやり返してやろう。
再び正面から向き合い、ノーラを優しく押し倒す。光が当たる分、今度は彼女の細かい仕草までがはっきり分かった。
驚いて胸の辺りで祈るように組んでいた手を、再度俺の首筋に伸ばしてきて、何かを期待するような視線を投げかけてくる。
ただその姿を見ているだけで、俺は心を鷲掴みにされてしまっていた。辛抱たまらず、半ば本能に任せ、むしゃぶりつくような口吻をノーラに浴びせかける。

73 :
「っは……んぁ……ちゅ……ノーラ、舌、出してみて」
「ちゅ……ぴちゃ……こ、こう……?」
しばらくして、いわゆるオトナのキスにも挑戦してみる。ノーラをびっくりさせるのも気が引けるので、律義に言葉で促した。
控えめに開いた口から、ちろ、と舌の先端を出した彼女の顔は、ほんのりと桜色に染まっていて、そのすさまじい破壊力で俺の理性をぶち壊そうとする。
一歩間違えば乱暴になりそうな我が身をギリギリで抑えつつ、こちらもそっと舌を出し、ゆっくりと彼女のそれと触れ合わせた。
「!んふぁっ!ん、んんぅっ!」
「っ!」
反射的に顔を離す。俺自身、未知の感覚に戸惑わなかったわけではないのだけれど、ノーラの方はもっとそれが顕著なようだ。敏感なのかもしれない。
「び、びっくりしたか?」
「はぁ、はあ……ちょっとだけ……でも、ルッツの舌、ちょっとざらっとしてて……キモチ良かった……かも……」
「じゃ、じゃあ、改めて……」
「うん……いいよ……」

74 :
こころなしか伸ばされた彼女の舌に、自分の舌を再度重ねる。最初は先端だけ。何とも言えない感覚に慣れてきたら、少し大胆に絡めてみる。
徐々に顔を近づけて、たまに唇を舐めてみたり、相手の舌を押し返してみたり。ノーラも負けじと、同じように舌を動かしてくる。
こちらの舌の動きに合わせて、どうしても体が動いてしまうようで、彼女の肩に添えた俺の手にその動きが伝わって来るのが、何だかとてもいやらしかった。
「ぴちゃ……ちゅ……はむ……れろ……」
「ちゅる……んはぁ……っ……んちゅぅ……」
もう頬や鼻先までお互いの唾液で濡らして、舌での触れ合いに夢中になった頃。ここで俺は、もう一歩踏み込んだ行為に及んでみることにした。
「?!むぅっ……んぁむ……ふぁ!」
ノーラの歯をこじ開け、お互いの口の中で舌を絡ませ合う。舌全体が彼女の体温に包まれる感覚は想像以上に気持ち良かった。
何よりも、彼女の口内を直に侵略している感じがたまらなく俺の雄の部分を滾らせるようで、一心不乱にノーラの頬の裏や歯ぐきを蹂躙していく。
最初の内はびっくりして、俺の首に回した腕をじたばたさせていたノーラも、この感覚を気に入ったのか、積極的に舌を絡ませてきた。
ぐちゃぐちゃ、ぐちゅぐちゅと、舌が絡み合う度に、いやらしい水っぽい音が頭の中に響いてくるのだけれど、それがまた、この行為を病みつきにさせた。

75 :
「れろ、んむちゅ、ぷぁ、ちょんん!る、るっちゅぅ……ん!息、くぁ……んむ!!出来な……」
「んむ……?!お、おわ!ごっ、ごめん!?」
しまった。どうやらやり過ぎた。完全にノーラの息が上がってしまっている。顔も興奮とか照れとかとは別の意味で真っ赤になっていた。
慌てて顔を離した直後、二人の口の中で混じり合っていたお互いの唾液が、糸を引いて空間にとどまる。
「うわぁ……」
「やらしいねぇ……」
思わずお互い口を開いて感想を漏らしていた。顔を見合わせてくすくすと笑い合う。その拍子に、唾液の橋が途切れて、ノーラの首筋にかかってしまう。
自然とノーラの首に顔を寄せて、唾液を舐め取った。ちょっぴりしょっぱいのは、ノーラの汗の味だろうか。

76 :
「うひゃん……き、汚くない?」
「……んー、今更だろ。そら」
「きゃ……あは、ちょっと、くすぐったいよぉ」
「お互い口の周りべっとべとだからな。せめて舐めて……」
「あはは、何がせめてなんだか……このぉ」
ふざけあって、お互いのほっぺや鼻先を舐めたり、指でいじってじゃれ合う。さっきまでの行為とはまた趣向が違うけれど、これも悪くは無い。
ふと、ノーラが動くのをやめて、俺の目を見つめて来る。その瞳には、少しだけ怯えが混じっているようにも思えた。

77 :
「……ねぇ」
「おう」
「……やっぱり」
「……安心しろ。その、出来るだけ、優しくするよ」
「……うわぁ……気の利くルッツとか、珍しい……」
「……あ、あんまり期待はしないでくれよ?俺、童貞だし……」
「マイナス20点」
「おい?!」
「んもう!男の子が弱気にならない!自分で優しくする、とかいった直後なんだし」
「ご、ごめん……」
「……ふふ。でもそれがあなたらしいから。ルッツがすごく優しいの、私知ってるから。それでいい」
「ノーラ……」
「……お願い……来て……ルッツ……」
たまらなく彼女が愛しい。こんな女の子を好きになり、こんな女の子から好きになってもらえた幸運に感謝しつつ、俺はノーラを強く、強く抱きしめた。

78 :
エロパートは難しいのでじっくりねっとり書かないと無理です><
ノーラのおっぱい見て(であろう)とか思っちゃうのがルッツクオリティ。童貞だもんね!他の女の子のとか見た時無いもんね!
コッコは多分扉を開けた瞬間「oh……」とか思ってるんだろうなぁ
女の子は面倒くさいぐらいが一番可愛い(ただし2次元に限る)
キャラがしっかりしているゲームはそういう妄想を膨らませるのが楽しいと思います
展開が無理矢理だったりキャラがところどころ違うと思うそこの方!
『君は展開を脳内で保管してもいいし、自分で創作しても構わない。だが気を付けたまえ!産みの苦しみは並大抵のものではない!
 その一方で、完成を見た時の充実感も同様なのだ!君がこの言葉をどう受け取るか、それは正に君に委ねられている』
要はもっと作品増えて欲しいね、ってことですね。とりあえずスレお返しします。またいつか

79 :
ノーラちゃんきたあああああ

80 :
「oh……」に吹いたww
初々しくて2828するな

81 :
ええいデビサバ2のえろいのはないのか
・恥じらうマコトの手術跡をぺろぺろしながらのうなじくんかくんか
・耳年増フミのチャイナ服スリットから覗く太ももで素股
・妹アイリの黒タイツびりびりからの挿入
・イオのおっぱいもみもみ
・↑からのオトメのちっぱいもみもみ
・ヒナコのメガネやへそにぶっかけ
とかポラリス様どうかそんな世界をひとつよろしくお願いします

82 :
>81
とりあえずヒナポッポって呼び方がエロい

83 :
誰もいないみたいなので、こっそりと
ノーラで小ネタ
一応、ルッツ×ノーラ
エロらしきものがあるが、ぬるい。えろくない
ギャグです。あまり深く考えないで下さい

84 :

「…ねぇ、ルッツ…起きてよ…」
体をゆさゆさと揺さぶられても、ルッツはむにゃむにゃと言うばかりで、寝ぼけている。
「こら、ルッツ!起きなさいっ!」
耳元で大声で呼ばれて、ようやく目を開けた。
声がした方を見てみれば、ノーラがお玉を手に持って、ベッドのそばに立っている。
「…ノーラ?」
「やっと起きたわね、ルッツ。このねぼすけっ」
ノーラはそう言いながら、手に持ったお玉でこつん、とルッツの頭を小突いた。
別に痛くはないが、当たったところを手でさすりながらノーラをまじまじと見る。

何か違和感を感じる。
この状況に違和感を感じざるを得ない。

朝に男を起こしてくれる女の子は、幼なじみか、お嫁さんだと相場が決まっているのだ。
ルッツとノーラに前者はあてはまらない。
しかも、ノーラはエプロンをつけて、お玉まで持っている。

85 :

「ノーラ、どうしたんだ?嫁さんみたいなことやって」
ルッツが頭をボリボリとかきながらそう言うと、ノーラはムッとした表情をする。
「みたい、じゃなくて、お嫁さんなんだから、して当然でしょ!」
「嫁さん?ノーラが俺の?」
「そうに決まってるじゃないの」
ほら、これが証拠と、紙切れ、もとい、婚姻届を見せられた。
既に受理されて、正式に夫婦と認められている。
ノーラの名字も、旧姓のブランドルではなく、ルッツと同じアレニウスになっている。
ここまで言われると、そういえば確かにそうだったな、とルッツも思い始めてきた。
「なあ、ところでよ………なんか、肌色多くないか?」
「そう?」
いつも服を着込んで肌色が殆ど見えないノーラは、何故か今朝はそうではない。
ノーラがその場でくるりとターンすると、形の良いお尻が見えた。
「はっ、裸エプロン!?」
「そうよ。似合う、かな?」
驚きを隠せないルッツとは正反対に、ノーラは少し頬を赤らめながらも、にこにこしている。
更にエプロンの端を摘んだりして、ルッツを挑発する。
先ほどの様子だと、上下とも下着は着けていないのだろう。

86 :

「いや、似合うっていうか…そもそも、何でその格好なんだよ!?」
「裸エプロンが見たいって言ったのは、ルッツでしょ?だから、したのに…」
ノーラはぷーっと頬を膨らませて、不機嫌そうな表情をする。
だが、そんな仕草もかわいい。
確かにノーラの裸エプロンを見てみたいと思ったことは一度ならずとも、何度もある。
ルッツも自身の覚えていないうちに、そのことを言ったのかもしれない。
「ひどいことばっかり言うルッツには、おはようのチューしてあげないんだからっ」
「ごめん、ノーラ!俺が悪かった!裸エプロン最高!今日もかわいい!つーか、エロい!」
ぷいっとそっぽを向いたノーラのくびれた腰に抱き着いて、ルッツは謝ると同時に、思ったことをまくし立てる。
ノーラはしかたがないわねー、と言いながらも満更でもなさそうである。
機嫌を直したノーラは、胸の膨らみに顔を押し付けているルッツの寝癖だらけの頭をなでなでしている。
「じゃあ、お邪魔しまーす」
ノーラはベッドから上半身を起こしたままのルッツの上に跨がり、ゆっくりとキスをした。
ソフトかと思いきや、いきなり舌まで絡めるディープなチッスである。


87 :

「…ん……ふ、ぅ……ふぁっ……目、覚めた…?」
唇を離して、ぺろっと舌で唾液を舐め取るノーラの頬はほんのりと上気して、ますます色っぽい。
ルッツはこくこくとベコのように首を縦に振る。
「あん…ルッツったら、こっちも?」
「え!?あ、いや…これは、その………」
寝間着の上から硬くなっているムスコをつんつんと指でつつかれて、ルッツはしどろもどろになりながら、
なんとか言い訳を考えようとする。
「本当にルッツってば、しょうがないんだからぁ」
ルッツが何か言う前に、ノーラはルッツのムスコを取り出して、既に濡れそぼっている大事なトコロにあてがった。
「ちょ、ノーラっ!?朝っぱらから!?」
「…んんっ……昨日もしたのに、こんなになっちゃって……ぁん…もう、ルッツのえっち」
そう言うノーラの秘部はルッツのモノを難無く飲み込んでいく。
根元まで飲み込んで、一呼吸おいたかと思うと、すぐに腰を動かしはじめた。
「の、ノーラっ、激しっ…できればもう少し、ゆっくり…」
「…ぁ…はぁっ…やらぁっ…無理ぃっ、くぅ……だって、我慢、できないもんっ…んっ……ふぁっ…」

88 :

控えめながらも形の綺麗な乳房をふるふると揺らしながら、ノーラはルッツの上で激しく腰を動かす。
しかし、やられてばかりなのは性に合わないルッツは、体を起こすとノーラのお尻を掴んで、自ら腰を打ち付ける。
「きゃうっ…ぁんっ…ルッツ、すごいっ…くぅっ…奥、あたってるよぉっ………ふぁ、あっ、あ、ぁ、ああぁっ…」
一際大きくよがり声を上げると、ノーラは体をびくびくと震わせると同時に、膣をぎゅうぎゅう締め上げた。
それに耐え切れず、ルッツは内部で果てた。

「もう…こんなに出したら、赤ちゃんできちゃうよぉ…」
結合部から引き抜くと、どろりと白濁色の粘液がこぼれ落ちた。
それを見ながら、困ったような顔でそう言うノーラだが、やはり満更でもなさそうだ。
「もう夫婦なんだから、子供が出来たっていいだろ?」
「うんっ」
満面の笑みでノーラはルッツに抱き着いて、そのままベッドに沈み込んだ。



89 :

「………………ねえ、ルッツ…」
「………そうだよなー、やっぱり三人くらいはほしいよなー……」
「寝ぼけてないで、いい加減起きなさいっ!」
「どわぁっ!?」

耳元で金属が叩かれた音が鳴り響き、思わずルッツは飛び起きた。
いきなりの事でゼーハーと息を整えている。
「まったく…ようやく起きたわね、このねぼすけっ」
「…あ、ノーラ………あれ?」
先ほどと同じようにルッツを起こしたのはノーラだった。
先ほどと同じエプロンを着けて、手にはお玉と、追加でフライパンを持っている。
だがしかし、明らかに異なる点があった。

「ノーラ、裸エプロンは?」


90 :

「はぁ?何言ってんの?」
「えー、だって、さっき………あ、おはようのチュー!ほら!こい!」
「な、なんであたしが、そんなことするのよ!?」
「嫁さんはそれくらいするもんだって、言ってただろ?」
「あ、あああ、あたしがいつ、ルッツのお嫁さんになったのよ!?」
ノーラは真っ赤な顔でバカーッ!と吐き捨てると、くるっと後ろを向いた。
「ちょっと待ってくれ、ノーラ!」
「まだ何かあるの?」
「ノーラ、お前………さっきより、スタイル悪くないか?」
「………は?」
「さっきは殆ど裸だったのもあるけど、もっと乳もあったし、腰もくびれてたし、尻だってあったし…
今みたいに寸胴じゃなかったって!」
「…………………」
ノーラは黙り込んでいる。
別に寸胴だという事を言われて、傷付いたとか、そういうのではない。
年頃にもかかわらず、数年前と全く体型が変わってないのは、ノーラが一番分かっている事だ。
わざわざ言われるまでもなく、分っている事なのだ。

91 :

「もしかして…さっきのは全部夢?」
もしかしなくとも、全て夢である。
「確かに、ノーラがあんなにスタイル良いわけないもんなあ。考えてみりゃわかるのに、何で気付かないんだろうな?」
夢とはそういうものである。
ルッツはわりーわりー、と笑っているが、ノーラは笑うどころか、何故か拳を握って、ぷるぷると小刻みに震えている。
「なあ、ノー」
「一生寝てろ!こんの馬鹿ルッツーーッ!!!」
ノーラに殴られたことは何度もあるが、それでも寝起きにグーパンチを貰ったのは初めてだった。
何とか食いしばったおかげで、どうにか二度寝はせずに済んだ。
ベッドからずり落ちた体を起こすと、下半身の辺りに何か、嫌な感触を覚えた。

「……………ああ、そういうオチか…」

よくよく考えてみれば、二人は事に及ぶどころか、キスさえもした事が無い関係なのだった。
(おわり)

92 :

以上です。
読んでくださった方、ありがとうございます
夢オチです。ありがちですが
そもそも、このネタだれでもできるじゃねーか、とか言われそうですが、ルッツが一番ピッタリだと思ったので
ノーラの裸エプロンが見たいのは、私です。あと水着も

93 :
GJ
夢オチとはいえ微妙に脈ありそうでよかったじゃないかルッツw

94 :
バン子かわいいよバン子

95 :
誰でもいいから、デビサバ2のSS書いてくる人いないかなー

96 :


97 :


98 :
主人公「男に抱かれてこんなによがる娘の姿を見て、アイリのお父さんはどう思うんだろうな」
アイリ「ひぃっ……そ、そんなこと言わないでよ」
主人公「仕方ない」

99 :
モジャよw

100 :
ヤマトルートで「家畜には躾が必要だな」という言葉があったので、
ヤマトグループによるアイリ陵辱調教することになったが
ヤマト→興味ないから拒否
マコト→気が乗らずに拒否
フミ→興味がないから拒否
ケイタ「どど童貞ちゃうわ」
こうして主人公がアイリにしつけをすることになりました

101 :
それで書いて下さいお願いします

102 :
なるべく、ハードなのは勘弁・・・。

103 :
トウビョウで拘束
物理激化+千烈突きでスパンキング
締まりが悪いな→ジオで電気ショック→ひぎぃ失禁

104 :
>>103
手加減のかけらも無い・・・・。

105 :
フミとヤマトが淡白にエロいことしてそうなイメージ
お互い情に引きずられるタイプじゃないので性欲の解消に丁度いい体だけの関係に

106 :
3DS版の救世主ルートのアマネが主人公にメロメロ過ぎて可愛い
愛情等ではなくても「私の全ては、あなたの物です」なんて言われたら興奮しちゃうじゃないか
もうエロゲにしたい
忠実な僕であるアマネを性欲処理の道具にして、酷いことをされても、ボテ腹になりながらも健気なアマネに萌えてもいい
もちろんアマネを本気で嫁にして、信奉&愛情でメロメロなアマネとイチャラブ子作りもいい。魂まで全て俺の物になったアマネを幸せにして子供をたくさん作りたい

107 :
天音可愛いよな

108 :
(<::V::>)<アマネチャン!

109 :
デビサバOCのアマネルートって
無印にあった速攻ユズ確保は無いんかorz
ネコミミのために背伸びしまくるユズの奮戦が見たい

110 :
>>108
ムッコロ帰れw

111 :
ho

112 :
某メガテン二次創作ネタってぼかしてここに投稿してもいいのかね?
東方は一緒にまとめに収録してたけど

113 :
いいんでね?
一月も動き無いスレだし、今更ぎゃーぎゃー文句たれる奴もいないだろ
ただ注意書き一言付けておいて、あまり逸脱しない程度なら

114 :
あけおめほす

115 :
アイリとロナウドの会話イベントってあったっけ?
18歳未満には手を出さないロナウドと、おヘソ出しちゃうアイリのいちゃこら読みたい

116 :
キャサリン

117 :
失礼。
エロ要素ほとんどない「ペルソナ2罪」の達舞耶とか需要なさ過ぎるかな…

118 :
>>117
待ってる

119 :
>>118ありがとう
罪じゃなくて罰ネタの間違いだったorz
・エロなくてすみません
・ペルソナ2罰
・達哉×舞耶
・結構前に書いたので間違いがあるかも
以上踏まえて宜しく。

120 :
『赤提灯しらいし』で五人揃って酒と肴を堪能していた。
 当然未成年の達哉は刑事である兄の前で呑めるはずもなく、一人烏龍茶を飲み、四人の大人より肴を夕飯として多く食べていた。
 大人達は、酒が入ると愚痴る、泣く、暗くなる、そして妙にハイテンションになる。
 達哉は一人小さな溜息をつきながら、妙に絡んでくる兄を嫌がることも出来ない。大人とは、二面性を持っているのかと達哉は時々思う。
「今のお前を! お前を親父に見せてやりたいんだよ、ぼかぁ!」
「家に帰れば居るだろ。向こう側でもこちら側でも親父は親父じゃなかいか」
「馬鹿お前、いきなり息子の雰囲気が変わったら、親っつーのは怪しみ心配する生き物なんだよ」
 達哉の言葉をパオフゥが嘲笑うかのように言う。でもそれはいつもより嫌味っぽくなかった。酒のせいなんだろう。
「もーそんな事より二件目行くわよぅ! おばちゃんお勘定〜!」
 うららの一言でしらいしを出る事になった。大人達はそれなりに呑み、食べたから次は酒だけを堪能出来るようなところに行くつもりだろう。例えばパラベラムのようなバーに。
 そこでは達哉は更に場違いで、そこそこ腹は満たされたから家に帰る事にした。
 帰れば確かに父と母は出迎えてくれるだろう。しかし克哉が達哉と一緒に居る事を家に連絡したからといっても、一人で帰れば何かしら怪しまれるかもしれない。
 ピースダイナーで時間でも潰すかと達哉が思いながら店の外へ出た時、思いも寄らぬ一言が聞こえた。
「私も帰るわ」
 連日悪魔と戦い続けて疲れちゃった、舞耶はそう言ってうらら達三人から達哉の隣へとやってきた。それを見てうららはにやりと笑い、そしてパオフゥと克哉の襟後ろを掴んだ。
「そんじゃあたしらはパラベラムへLet's ら goー!」
「こら芹沢、てめ離せ!」
「せ、芹沢君、天野君はいいのか?」
「マーヤなら達哉君が送ってくれるって。達哉君、マーヤを宜しくね〜」
 そう言ううららと男二人に舞耶は大きく手を振った。

121 :
 残ったのは達哉と舞耶だけ。
 達哉としては、正直彼女と二人きりになるのを避けたかった。向こう側で、自分達は思い思われていた。
 だがこちら側で達哉が舞耶に近づけば近づくほど向こう側の記憶を街の住人がデジャビュのように思い出し始めている。
 近寄ってはいけない。近寄りたくても、触れたくても。
 だが舞耶は達哉の思いなど関係なしに、突然腕を組んできた。驚いて達哉が舞耶を見れば、彼女は微笑んでそして歩き始めた。
「ま、舞耶姉…」
 腕を解いて欲しいと思った。でも逆にこのままで居たいと思った。矛盾している自分はやはり心が弱いのかもしれないだろう。
 しかし舞耶はそんな達哉の思いなどお見通しだった。
「私と触れ合うのが、そんなに怖い?」
 彼女も向こう側の記憶を思い出している。勿論自分がんだ事も。
「私の事は忘れなさい」と向こう側で舞耶は告げた。
 だがこちら側の舞耶は向こう側の舞耶ではない。
 生きているし、こうして達哉の隣にいる。
「……」
 達哉は黙って、舞耶に腕を組まれたままだ。
「私、覚えてるわ。ううん、思い出したって言う方がいいんだよね。達哉君と抱きしめあった事も、キスした事も全部、…全部、思い出した。酷いよね、私って。デジャビュだって思って君の事忘れていた」
「……忘れたままの方が良かったんだ。本当は思い出さなくて良かった」
「どうして? こうして私達もニャルラトホテプと戦う事になったから?」
 舞耶がそう言うと達哉は俯き唇を噛んだ。その唇を、舞耶はそっと指で撫でた。驚き達哉は舞耶の顔を見る。すれば彼女は笑っていた。そして再び歩きだす。
「淳君達が向こう側の記憶思い出したら、世界は変わってしまうのよね。向こう側と同じような結末を迎えるかもしれない。だから達哉君は必に三人が記憶を思い出さないよう戦っている。達哉君は一人で罪を背負い罰を受けようとしている。
 でも私はもう思い出しちゃったから、私も一緒に罰を受けるって決めたの」
「舞耶姉に罪なんかない。罰を受ける必要なんかない。俺だけで、いや俺だけが受けるものだ」
「それは違うわ。一人で背負い込むのは間違ってる」
 舞耶は真剣な表情で達哉を見上げた。達哉は舞耶が何が言いたいのかよく判らず、彼女の言葉を待った。

122 :
↑上1-2でした(´・ω・`)
「人って支え合って生きていると思わない? 私の場合はうららや克哉さん、パオフゥ、そして達哉君に支えられている事ばっかりだけど。
 でも、私も支えたいの。達哉君が苦しむ顔を見てるのが私は凄く辛いわ。君の笑顔を、こちら側で一度も見たことない。
 達哉君が笑えるように、私が君を支えたいの。私は勝手な女? そしてこれは傲慢?」
「いや…」
 達哉はそう言うのが精一杯だった。舞耶はこんなにも自分を気に掛けてくれている。でもそれは同時に罪の重さだ。
 達哉の表情は暗く沈んだ顔で、舞耶は見ていて息苦しくも感じた。彼を癒したいと思うのに、同時に自分は彼に罪と罰の重荷を更に増やしてしまう。
 平坂区から港南区までの道は歩くと結構な距離がある。けれど舞耶の歩調はゆっくりとしたままで、達哉はそれに合わすしかなかった。
 舞耶一人で先に帰す事は出来ない。夜道を女性一人で歩かせるのはいくらペルソナ使いだからって危ないのには変わりないし、本当は共に居たい。
 居たいけれど、その思いは同時に自分の罰に変わる。
 一緒に居たいと思えば思う程、それは許されない罰なのだと警告が頭の中に鳴り響く。
 愛している人がこうして隣に居るのに、自分は何も出来ない。本当は触れる事も許されないのだ。
 達哉の悩む顔を見て、舞耶はどうしていいか判らなかった。ポジティブ・シンキング、それが舞耶の口癖だけれど、ポジティブに考える事が無理なものもある。
 彼の抱える罪と罰を自分も受けたいのに、彼はそれを頑なに拒む。近寄れば近寄る程、彼は距離を置こうとする。舞耶はそれが悔しくてたまらない。
 触れたいのは彼だけでなく、自分も同じなのに。
 舞耶は組んでいた腕を外し、今度は手を繋いだ。離れないように指を交互に合わせあって。そしてぎゅっと握りしめる。
「達哉君は私が傍に居ると辛い?」
「……本当は、傍に居たいよ。こうして手を繋ぎ合うのだって、向こう側じゃもう出来ない事だ」
 向こう側で舞耶は既にんでいる。彼は自分という愛すべき女を亡くしている。そして舞耶は告げた。「忘れなさい」と。
 けれど彼は忘れる事など出来なくてこうして向こう側からこちら側へやってきた。それは達哉がそれだけ舞耶を愛していたからこそなのかもしれない。
「向こう側に私は居なくても、こちら側に私は居る。今こうやって手を繋いでる。傍に居るのよ。…私は達哉君よりずっと年上で、君の事を子供扱いしてたかもしれない。でも、今私は女として達哉君という男性の隣に居る」
 再び舞耶は立ち止まり、人気のない夜道の街頭の下で達哉を見上げた。

123 :
「君を愛したいの。愛されたいの。私はきっと狡い女だわ。悩む君の思いなんて無視して、こんな言葉告げてる。でも、私心に嘘をつきたくない。君にも嘘をつきたくない」
「舞耶姉…」
「君が駄目だと言っても、私は君のとなりに居たいわ。君を支えたい、支え合いたい。ねぇ、私なんかでも君を支えられるんだって、言って? 向こう側のように君を愛してもいいって、教えて」
 舞耶は達哉の手をぎゅっと両手で握りしめた。その手の温もりは本物だ。
 達哉はこの世界で誰かを、何かを失うのが怖くて逃げていた。思い出してほしくなくて彼女を巻き込まないよう戦い続けていた。でも舞耶は完全に思い出さずとも、達哉に会いたい一心で戦い続けたと言っても過言ではない。
 お互いを思い合ってすれ違っていた。でも今は違う。傍に居て、共に戦っている。
 達哉は今度は自分から舞耶の手を取った。
「舞耶姉はやっぱり舞耶姉なんだな…。何も変わらない」
「勿論よ。私はいつでも元気いっぱい、ポジティブ・シンキング」
「そう言って、心の傷を隠すんだよな」
「…うん、そうよ。だから達哉君に拒絶された時は凄く辛かったわ」
「ごめん…」
 素直に謝るから、舞耶は苦笑した。そして達哉に抱きついた。
「ここに居るのは達哉君だわ。間違いなく達哉君。どちら側でも私は君が好きよ。君が私を忘れたとても、私が君をもう一度忘れてしまっても、またきっと好きになるわ。その頃、私はとっくにおばさんかもしれないけど。そしたらごめんね?」
 笑って舞耶が言うものだから、達哉も抱きしめ返して苦笑した。
「舞耶姉はきっと年を取っても綺麗なままだと思うけどな。それに、俺は舞耶姉がいくつになっても好きだよ」
「ふふ…可笑しいね。私達、凄い回り道を繰り返してる。でもそのお陰でもっともっと好きになるのよ」
 言って舞耶は顔を上げた。お酒くさくてごめんねと笑いながら、舞耶は達哉にキスをした。達哉は近くのガードレールに寄りかかって、舞耶の体重を支えながらキスを仕返した。

124 :
「『私の事は早く忘れなさい』って言ったのにね。私は狡い女だわ。自ら縛る女に変わった。達哉君を縛る女。もしもまた私がんだら、私今度はこう言うわ、『私を忘れないで』って。君を私という存在で縛りつける…酷いよね。でももう嘘つきはやめたの」
 抱きついて、抱きしめて。抱きしめ返すその腕に安心する。今一度忘れなさいと告げたのに、三度目は忘れるなと告げる。そんな自分に舞耶は笑った。
 達哉は彼女を抱く腕を緩め、二人は見つめ合った。まっすぐな視線を、互いに向ける。それでも達哉の目は、悲しみに満ちていると舞耶は思う。
「君の罰は私の罪よ。先にんでしまった私の罪。だから私も罰を受ける。私が与えた罰だから」
「違う。そうじゃない」
「違ってもいいの。私はそう思う事にしたのよ。だから一緒に戦って、一緒に罰を受ける。もう二度と、逃したりなんかしないんだからね」
 何度となく達哉は自分達の前から姿を消していった。でも今ここに居る。その温もりは以前と変わらない。
 達哉は苦笑し自嘲気味に笑って、「判ったよ」と呟いた。判ってなんかいない。達哉は既に覚悟を決めているのだ。すべてが終わったら、向こう側へ戻ると。
 共に居られるのはあとどのくらいか判らないけれど、もしかしたら舞耶はとんでもなく怒るか泣くかするかもしれないけれど、その日までは彼女の傍に居ようと達哉は思った。
 別れの判っている恋ほど辛いものはないけれど、しかしだからこそ彼女を精一杯愛そう。愛を貰おう。
「舞耶姉の家に行ったら、うららさん驚くかな」
「そんなに早く帰ってこないと思うけど、…でも私の部屋ぐちゃぐちゃだわ」
 額をつけ合いながらお互い小さく笑う。
「ねぇ、どっか行く?」
「どっか行こうか?」
「そうしようよ」
「そうしようか」
 また手を繋いで歩き出す。
 青葉区はまずいから、港南区にしよう。そうすれば帰りも近い。
「早く行こう! 時間がもったいないもの!」
「うん」
 こんな幸せ数日と続く訳がないのに、何故か永遠と続きそうな気がした。舞耶の笑顔が、そうさせるのだと達哉は思った。

125 :
以上です。
拙文失礼致しました。
1-○って番号ふったけど、自分でも1の意味が判らんw
気にしないでくれると助かりますorz

126 :
切ねえ、切ねえなあタッちゃん…
gjでした

127 :
ほしゅ
偽典買ったけどDOS知識無さすぎて起動できないワロタ
ワロタ…

128 :
>>127
涙拭けよ

129 :
なんか保管庫こわれた?行けないというかリンク先がないような…
どうすりゃいんだ?データ回収できないのか?

130 :
復活した

131 :
落ちないようにアゲ

イケメソ悪魔に魅了される女キャラものとか、読みたいなー

132 :
んだんだ

133 :
メガテン(というかアトラスゲー)はまったのホントに最近で
デビサバ1・2とアバドン王、SJくらいしかクリアしてないが(真1プレイ中)
それでもいいなら書いてみようか

134 :
>>133
待ってる

135 :
俺も待ってる

136 :
わかった書いてみる、しかし>>131のネタでなくSJカオスルートのギャグものになりそうな感じ
未熟ですまないがちょっと待っていてほしい

137 :
達ちゃん×詩織さん
アリだと思います

138 :
SJもいいなぁ、wktk

139 :
あれもNTRというのだろうか

140 :
133です。だいぶ時間かかりましたがSJカオスルート投下します。
注意点
・SJカオスルートクリア直後
・タダノ(主人公)×女神ノルン(正直自分でも書いてるときマイナーってレベルじゃないと思った)
・設定ミスなどたぶんたくさん
・エロに都合のいい独自設定のようなもの
・筆者はエロ描写初心者
・アンソニー出没注意
以上の点に耐えられる方のみご覧ください。

141 :
―宇宙卵の力は解放された。
シュバルツバースは解き放たれ、地上へは悪魔が満ちた。
法は消え去り、原初の地球が―力が支配する混沌の世が再びやってきたのだ。

「―さあ行こうヒトナリ、力を取り戻した、オレたちの地球へッ!」
そして、それを成し遂げたある種「英雄」とすら言える一人の男は、

「…といってもヒメネス、どこへ行きましょう?というか、何をしましょう?」
「いや知るかよ」

―割と迷っていた。
「つーかよ、せっかく新たな世界になったんだ。なんでも好きなことやればいいだろ」
「好きなことと言いましても、すぐには思いつきませんね…。というかそれ以前に、あなたと私では決定的に差がありまして」
「あん、なんだそりゃ?オレが思うにお前はこの世界でも生身で十分やっていけると思うんだが」
「まあ、今ならスーツなしでも動けますし、それでもそこらの悪魔には後れは取らないでしょうが…召喚プログラムが」
「…あー」
そうなのである。個人の戦闘力は問題なくても、スーツに搭載された召喚プログラムがないと、ヒメネスのような力がない自分は
悪魔たちと会話すらおぼつかないのだ。…それと正直、今まで共にいた彼らと別れてしまうというのは歓迎できない。
「とにかく、一度艦に戻ります。いかに混沌の世とはいえ、これまで共に過ごしたクルーは見捨てられませんし」
「そうか…ま、お前はフレンドだからな。何かあったら力になってやるよ」
―レッドスプライト号・降車デッキ
帰還したヒトナリを迎えたのは、動力班のデントであった。意外そうな顔をしつつも、楽しげに話しかけてくる。
「よお、どうしたんだい今になって?あんたは帰還しないと思ってたんだが」
「いえ、スーツのチェックと…正直、自由といっても何をしたものか、と」
そう言うとデントは少し考えるそぶりを見せ、
「なるほど…じゃあ、どうだ?久々にミッションを受ける気はないか?」
そんな提案をしてきた。
「そうですね、どうせ暇ですし構いませんよ。で、依頼主は?」
「あー、それが、だなぁ…」
なぜかデントはそこで言い淀む。
「今この艦に残っているのはそれほど多くないはずですが…とすると、アーヴィンあたりですか?強力な悪魔からフォルマを取ってこい、だとか」
予想を言ってはみるが、デントは首を振る。
「…実は―」
―居住区
「……またあなたですか、アンソニー」
「またってなんだよ!?」
やってきたのはアンソニーだった。この前のゴモリーで最後の依頼だったのでは。
「というかあなた、例のスクーグスローはいいんですか。やっと落ち着いたかと見直したのに」
「そう!それなんだよ!」
とたんにアンソニーは声を荒げる。というか顔近いんですが離れろ暑苦しい。

142 :
「前にも言った通り、俺はあの子に酷いことを言った。だというのに直接詫びを入れてねえ。ヒトナリに行ってもらいはしたが、やっぱり直接言わないといけないと思うんだ」
「なるほど」
「それに…その、できればそのあと仲魔になってもらってな…新しい世界で悪魔と人間の絆も深まるわけだしその、恋人?とかにだな…(もじもじ)」
「もじもじしないでください気色悪いです」
異性ならうれしいのに同姓だとなぜこうも不快になるのか。
「ひどいなお前!?…まあというわけで、あの時のスクーグスローを探し出してもらいたいんだ」
「そういうことならいいでしょう。…ちなみに、香は」
「ない」
…チッ。しけてやがる。
「…お前もやっぱり結構カオスに染まってるのな…」
―人探しの基本・人相を確認しよう―
「闇雲に探しても多くの同じ種族のなかから見つけるのは困難です。そこでまず悪魔の目から人相を把握してもらいましょう。
私たち人間からでは固体差はわかりにくくとも、悪魔同士なら問題ないと思われます」
「なるほどー。しかし、写真とかもないのにどうやるんだ?俺の記憶から似顔絵でも描くのか?」
「いえ、それだと主観がはいりますので。私の仲魔の力を借りて時をさかのぼり、私が彼女と会ったときに一時的に戻ります」
そう言って、私はある仲魔を召喚する(艦内で悪魔召喚してももう誰も怒らない。ありがたくもあり、一抹の寂しさもある)
「…ノルン!」
『『『はい、ヒトナリ様』』』
女神ノルン。以前のユグドラシルの一件以降仲魔としてともにいる三人で一体の女神だ。
「おし、じゃあ俺は席をはずすな。頼んだぞヒトナリ」
そう言ってアンソニーは部屋から出ていく。
「はい。―ノルン、これこれこういったわけでして、ちょっと私と一緒に時間を戻ってほしいのです。具体的には――――のあたりに」
『ええ、承知いたしましたわ』『…ただ、それには』『その…ですね』
おや、何か問題でもあるのでしょうか。…というかなぜ赤くなるのですか?

『…ひ、ヒトナリ様と私たちの、その』『た、魂の繋がりが必要に』『な、なんと申しましょうか…』
…えーと。
『そ、その!』『私としてはユグドラシルの一件以来!』『ずっとこの時が来るのを望んでおりまして!』
…女神にそんなに迫られて、断れるわけがないでしょうが…
「…分かりました。では、部屋へ行きましょうか…」

―タダノの部屋(出て行ったクルーが多いためすでに個室)
ぐちゅっ、ずちゅっ
『―あんっ!』『はぁ、あはぁっ』『すごい、ですわぁ…!』
「う…っ、さすがに、三人同時というのは…っ!」
ベッドの上では三人の女神と、一人の男が生まれたままの姿で絡み合っていた。
女神の一人は男の逸物をその女性器でくわえこんで腰を振りたくり、
別の一人は背後から男の背中に抱きついて胸を押し当て、
もう一人は男の不浄の門に舌を差し込み舐めまわしていた。
男自身、経験がないわけではなかったのだが
『あ、奥、届いてますっ。す、すごい…』『はぁぁ…おっぱい、こすれて…』『ん、ちゅ…んふ、ヒトナリ様のおしり、美味しい…』
同じ存在だけあって一糸乱れぬその連携に翻弄されっぱなしであった。
「うあ、こ、これはっ」
『ふふ、いいのですよ?』『どうか、我慢なさらず』『たくさん、出してくださいな?』
三人の女神が妖艶な笑みでこちらを見てくる…いいようにされていることに屈辱感はあるが、それもまた快感になってゆく。

143 :
「…もう…っ!く…っ!で、出ます!」
―どくっ、どびゅっ…
『『『ああああ…で、出てますわぁぁ…』』』
女神三人も、男と全く同時に果てる。…が、数の優位かまだまだ女神たちは元気そうだ。
『はぁ…ご立派でしたわぁ』『ですが、まだ一度目』『まだまだ、こちらはお元気そうですわ』
そういいつつ逸物をしごき、背筋に舌を這わせ、不浄の門を指で弄ってくる。
「ん…か、体がもつでしょうか…」

(…ん?全く同時に?というか一人にしか出してないんですが)
「…もしかして、あなたたち三人とも感覚がリンクしているのですか」
気になったのでそう聞いてみると、彼女らは責めを続けつつもこたえてくれた。
『んちゅ…ええ…』『れろ、私たちはまさに一心同体といってもいいですから』『快楽も、三人で共有しているのです。ふふ、アナル暖かいですわ…』
「………ほほう。それは、それは…」
―また、いいことを聞きましたね。
『―え』『あ、あの、ヒトナリ様…?』『お、お顔のほうがかなり邪悪に…』
ああ、そんなに怯えなくてもいいじゃないですか。
「…ちょっと一人を普通に貫きつつ残り二人にバイブとか色々やってみようかと思っただけですよ?…あ、アナルにもついでに何か入れてみますか」
―彼女たちの顔色がこころなしか蒼白に変わった気がする(元が金ぴかだからあくまで気がするだけだが)
『!!―こ、ここはひとまず脱出を!』『…う、うそ、ドアが開かない!?』『こ、この気配、後ろから誰かが抑えてっ』
念のために門番にスサノオを召喚しておいてよかったですね。これで逃げられる心配もなし、と。
『い、嫌ですヒトナリ様っ』『そのような、た、耐えられませんわっ』『お、お慈悲を、どうか…!』
おやおや。そんなに涙目で膝をついて上目遣いでお願いなんかされちゃったら。
―我慢できるはず、ないですよね?
『―っひ、ひぃ、(ずぶり)〜っ!?』『ああっ!やめ…っ!?』『助けて、たすけ、っ…!?』
おお、一人に男根をつきたてたら他の二人も明らかに快楽を感じた様子で崩れ落ちましたね。
「これは、本当のようですね…残りのお二人には、これを」

144 :
こんなこともあろうかとアーヴィンにこっそり開発してもらったバイブ(彼曰く「悪魔だってこいつにかかりゃあメロメロだぜよ!」らしい)を動きの止まった二人の、既に濡れそぼった股間に素早くねじ込む。
―はいはい逃げようとしても無駄ですよ。ちょっと犯してる一人の奥をこりっとしてやれば…ほーら、腰砕けてる。
『―ひぐぅ!?あぁあ゛ぁあ゛!!』『(ずぶり)ひぎっ!?こ、こわれ、こわりぇっ!?』『(ずぶっ)うぎぃい!?だめっ、らめぇ、らめええ…!』
おー、締め付けがすごくなった。さすがアーヴィン…そろそろ、また出るか、っ!
「…っくぅ…!出しますよ!」
―どぶっ、どく、どくん…
『―う゛あ゛あぁぁぅ…』『んひぃい゛い゛いいぃ…』『あお゛お゛おおぉぉ…』
三人とも白目むいてしまって…そんなに気持ちよかったんでしょうか。

―まだまだ、これからなのに。
とりあえず一度逸物を抜いて、っと。(ぬぽんっ)
『―ぁあぅ』『―ん゛ぁ』『―ひぅ』
三人とも朦朧としているようで、逸物を抜いてもうめき声と痙攣しか反応が返ってきません…今のうち今のうち。
とりあえずアナル用バイブ三本と…あと、これとか、これもいるでしょうか…?
『…ぁ。ひ、ヒトナリさ――っ!?』『ぅぁ?―――あ、そ、それは』『ぅう、ん。…え?…あ、ああああああ」
「あ。気がつきましたか。とりあえず用意できたのはこれだけになりますが…?」
一応用意した道具を見せて、使い方について簡単にレクチャーしておく。

…おやおや、涙まで流して喜んでいただけるとは。
これはご期待にこたえられるよう全力で頑張らないといけませんね。―だから逃げられませんってば。
まずはこのアナルバイブを全員に、っと。
『ゃ、やぁぁ』『ひぁ、ひいぃぃぃ』『い、ひ』
ずぶ、ごりっ。


『『『――あぎゃあ゛あ゛あ゛ああああああああぁーーー!!!』』』

―半日ほど後、居住区
「―お、来たな。それでどうだった?」
ずっと待っていたのだろうか、アンソニーはこちらを見かけるとそう切り出してきた。
早く結果を聞きたい、といった様子だ。…だが。
「あー…すみませんアンソニー、ちょっと考えていた手段に問題がおきまして。結果のほうは少し待っていただきたいのです」
「お?おお、そりゃ構わないが…なんか面倒事か?」
「いえ、大したことではないんですが…」
…言えませんよねえ。ちょっとやりすぎちゃってノルンが完全にダウンしちゃって、メシアライザーで復活させたら今度は恥ずかしがって出てきてくれなくなったなんて。
『ひ、ヒトナリ様はケダモノです!』『あ、あのようなことを何度もされては壊れてしまいますわ!』『…で、でもちょっと壊されてみたいなぁ、な、なんて…』
とか言っていましたけれど…
他の方法も考えていかないといけませんかねえ…はぁ

145 :
以上です、駄文失礼しました。こんな物でも少しでもこのスレに活気が出れば幸いです。
ちなみにノルン編とか書きましたが続きとかは今のところ全く考えていません。

…しかし、ノルンでエロ書くのなんて自分しかいないだろうなあ…。

146 :
>>145
面白かったぁーーー!!
グッジョブ!
ノルンかわいいじゃねーか!
またぜひ!
丁寧語のタダノさんいいね!
お疲れです!

147 :
GJです SJ好きなんでうれしい
敬語タダノ新鮮だなー
あと「アンソニー出没注意」でいきなり吹いた

148 :
おお感想ついてる、ありがとうございます!
丁寧語のタダノさんはなんかのアンソロコミックで見かけたのですが
割と受けがいいようで逆に驚いていたり。
>>146
ノルンさんは仲魔にしてからクリアまでずっと連れて行ってました。
餃子戦でも耐性のおかげで補助に回復に大活躍してました。あのきんぴかぼでぃも慣れるとかわいく見えます。
>>147
アンソニーはSJでも屈指のイイキャラだと思いますw
あのいつでもぶれないところとか最後普通にいいヤツなところとか素敵。
次書くとしたら…仲魔の中で女性型は、リリムかティアマトか、後はブラックマリアにアルラウネ…。
リリムはともかくそれ以外がまたなんというか、自分の趣味偏ってるなあ…

149 :
築山さんだろうか。丁寧語のタダノさん
ブラックマリア好きだなー
自分以外で好きな人がいたとは
アルラウネ萌え

150 :
構想だけは立った。
超遅筆な上に残念すぎる文章力。というか、ネット投稿小説とか10年近くブリ、
書き始めたのはつい30分前、さらには俺得なだけのカプな上に、微妙に時期が遅いネタという四重苦なものだけど投下しても良いかな?
ちなみに題材はノーラと刻の工房。カプは床野良

151 :

  ∧_∧
 ( ・∀・) ワクワク
 ( ∪ ∪
 と__)__)  旦~





+   +
  ∧_∧ +
 (0゜・∀・) ワクワク
 (0゚ つと) +テカテカ
 と__)__)  +


つまり、待ってる。
むしろ、投下してください。お願いします。

152 :
∧_∧
 ( ・∀・) ワクワク
 ( ∪ ∪
 と__)__)  旦~

153 :
長くなりすぎな上にシルカが色々マッドなサイエンティストにしか見えない仕様になってしまったことは後悔していない。
パロディにまつわる以下の諸注意とこの小説特有の諸注意を理解の元、どうぞ、宜しくお願いします。
ユカ?ノラで『リーバッツ_ラーケティド』
・キャラ崩壊
・存在しないアイテムの発生
・各キャラの誤解釈
・シルカが書いてて怖い人
・キト以外のEDクリア+キャラの解釈は攻略wikiのセリフ集より
・吹きだまりの泉亭の勝手な解釈と設定
・作者の不完全燃焼感
追加設定的なモノは話の一番最後に勝手な注釈として補完します。

154 :

「上への階段上がりゃ冒険者の宿舎だ。先に俺の部屋に行ってろ」
そう言われ鍵を渡された少女は酒場の戸から外へ、
そして俺はカウンターに向かっていった。
「おっさん、俺がキープしてる酒と樽ジョッキ2つとジャーキー頼む。」
「おいユカ、ウチの部屋は連れ込み宿じゃないんだがな?」
「ジャーキーの作り方教えるだけで手は出さねぇよ。ほれ、今回はノーラの分もあるからツケにしねぇ。」
酒場の店主の問いに意を介さず俺は財布の中から酒と肴の代金をカウンターに載せる。
店主は、俺のその肴に対する執念は十分に理解していたので他意はない事も理解したのだろうか、
店主は「ふむ、」とゴチてカウンターの奥の酒の台から一つ瓶を取り、盆の上に、そして手早く肴とジョッキも載せる。
「そーそー、小言なんていらないからジャーキーだしゃいいの。っておい、」
「なんだ?」
「なんだはこっちのセリフだ。」
俺は盆の上にあるものが普段の安酒ではなく、見たこともない瓶であることに気付く。
「ノーラの事だから酒なんてめったに飲まないか、初めて飲むかだろ。そいつはタダの果汁と薬品混ぜた紛いもんだよ。」
ただ未熟なケラリみたいな酒の雰囲気は解るだけのもんだよ。
そう付け加えられた。
「薬との混ぜもんねえ…ってあまり変なもん入ってないよな?こんなの見たこともねぇよ」
「さぁな。忘れちまった。
だが紛い物だが、一口だけ飲んだ換装から言わさせてもらうと、十分な味は保証するぜ。ほれ、早く部屋に戻れ、客を待たすのか?」
瓶にはラベルはなくどこかでみた蜂蜜のような色の液体が入っていた。
「じゃあ俺の酒は?」
「昨日新しい瓶持ってったばかりだろ」
そういやぁそうだった。
連れへの配慮に「ありがとよ」と応え俺は店の戸から脇の階段を経て階上の自室へ戻った。
店主はそれを見送ったのか、
ガラッと裏口を開けた音が街路に響き、
「おいルッツ!暇ならロッタの所のお使い行ってくれ!ビッグになるんだろ!!」
「おう!」
普段の仕事に戻ったのか、裏口脇で剣の素振りをしている赤毛の青年に掛けた声も響いた。


155 :

「ここかぁ」
あたしは酒場の二階、最奥にあるユカの部屋の前まで来ていた。
「そう言えばこっちに来てから誰かの部屋って入ったことないなぁ。」
ユカと書かれた表札の掛かった戸、その鍵穴にさっきもらった物で開ける
「うわぁ」
ユカの部屋は
――いつから使われているのか相当使い古されたレピアと、その隣にあるアルトに鍛えてもらったカウニス銅のスピア、
探索の時に使ってるのを見たことがある道具から、普段使っていないであろう、おそらく旅に使う荷袋――
すべてが普段の『ユカ』と言う男のイメージからかけ離れるほどに、部屋の隅々までキレイに整頓されていた。
中央のおそらく備え付けの丸机に酒瓶が載ってる以外は、
部屋の脇にあるこれもまた備え付けであろう寝台と、中央の丸机と椅子にまで手入れは施されていた。
元々あった大きな棚だけでなく暖炉まで解体し、外あるいは天井裏にどかし、
寝るスペース以外黒パンまみれのあたしの、霧の森の家とはまるで違った。
戸を閉め、また部屋の中を見る。
ユカの見たことのない一面を見ていると、不意に背後の木戸が開く。
「なに惚けてるんだお前は、」
部屋の主が酒と肴を持って入ってきた。

コツコツ…
入り口で惚けていたあたしの脇を過ぎて
「ほれ、奥に座れ」
1対のある椅子の内、手前の椅子にユカが座り奥のを指差した。
「えっ?あたしが奥?」
「悪いけど客招いて手前に座らせるような礼儀は学ばなかったんでね。」
そうユカは応えながら持ってきた酒を手に取った。
「あ、待って、」樽ジョッキに入れ始めようとした手を止める。
「レシピ覚えるまで集中したいから水で良いよ。」
するとユカは微妙な顔をして
「ダビーのおっさんが酒の風味を楽しめるジュースっつってたから大丈夫だろ」
と言ってジョッキに注いだ。
数分程、ジャーキーのレシピをメモ帳に書きながら飲んだジュースはとても美味しかったけど、
ちょっとくらくら、ダビーさんが持たせたんだからお酒じゃないのになんだろう・・・
何かぽかぽかしてるきがするんだよねぇ。
「―い、ちょっ―」
不意にユカがこっちに真顔で近づいてきて―――


156 :

「んっ…!」
――あれ?
「んっ!、んっ…!」
――あれれ?
「どうだ?気持ちいいか?」
「知らっ、ないっ…んっ…!」
さっきまでジャーキーの作り方を話してたその声とあたしの、あたしが聞いたこともないような声が、
声にならないような声が部屋に響く
ビクッ
体が跳ねたのが解る。
フッという鼻で笑った感じが耳元で響く、
「物凄く気持ちよさそうだな。」
――どうなってんのコレ?
確か、ユカの部屋でジュース飲んでて、グルグルしてー
え?
くに…くに…つぷっ!
「おい、すげえなコレ、なんでこんなに濡れてるんだよ。」
「んんっ…!分かんない!」
落ち着いて考えられない。
解るのは、今ユカの部屋のベッドの上で、ユカが後ろから抱きかかえるように座ってて、
って言うか今裸で、って!なんで裸?っていうかなにかおしりに当たってて!あと凄い、顔だけじゃなくて身体が火照ってて!
それで、ユカの左手があたしの胸を触ってて…右手はあたしの大事なところを触ってて、ちょっと中に入って…!
あたしが自分で触ったことのないところを、弄ったことのないところをユカの手が縦横無尽に駆けめぐる。
ビクッ!
また体が跳ねる!
これが「気持ち良い」なの?
「知らないとか分からないとか、そう言うことを知っていくのがお前の仕事じゃネーの?
って事で、もう、――ちょっと…」
くにっ
ユカの指が大事なところとは違うその上にある刺激的なところに触れる
「あっ…!」
「どうした?」
振り向かなくても分かる。意地の悪い顔をしてる。
さわさわ…くにっくにっ
「あんっ…!そこっ…!」
右手の動きに合わせて、止まっていた左手も、あたしの胸の突起を弄りだして、
「んっ!…!…!」
ビクッビクッ
両の手が胸と大事なところを同時にいじめ――
「…だめっ!」
体が、大きく、跳ねる!!

157 :


「――だめっ!」
と、あたしは勢いよく起き上がった。
あれ?起き上がった?
あれ?布団がある。ここは?
汗がびっしょりで、身体にはローブみたいなのが着せられていることが分かった。
少なくともさっきみたいに裸じゃあない。
「あ、起きたのね?」
部屋はさっきまで見てたから分かる。ユカの部屋だ…
と思うと同時にまた顔が赤くなっていくのが分かる
「おはよう。」
声の主の方を見ると髪が藍くボブぐらいの長さで切りそろえられた診療所の少女、シルカが居る事に気付く。
「え?シルカ?」
「うん。」
「ここってユカの部屋だよね?」
「うん。」
「シルカも住んでるの?」
「え?あ、いや、そうじゃなくて。」
意味が分かったのか少し顔が赤くなったけど、シルカが続ける。
「ノーラが倒れたからってユカさんに呼ばれたの。」
「え?」
あたしは聞き返すしかできなかった。


158 :


数日前。
「なぁ、」
俺が診療所で少女に切り出す。
「なに?」
「何か良い睡眠薬ないか?」
「ある。ダビーさん寝不足?寝不足ならお酒じゃなくてお薬のがイイからいい傾向なんだけど…」
「いや、俺じゃねえんだけどさ。」
んむ、と、少女が一息。
色々な人間が情報を求めに来る酒場の店主をしていても、
十数年ぶりだが自分から情報を得ようとすると、こうまで厳しいモノか。と思う。
「1人物凄く働きづめなんだけどよ。部屋に寝具がないらしいんだよ。」
「それで睡眠薬を」
「そうだ。」
「疲れてそう?疲れてるのを嫌がってる?嫌な夢とか見てる?」
「ん〜、疲れてなさそうって言うと無責任だけど人のために働いてるのを見ると何かしたくなるんだよな。」
自分のイメージしうるその相手の情報をこの少女に渡す。
「ん?夢?」
相手の一言に引っかかり問いとして口から吐き出される。
「うん、夢」
「また新しい薬を考え出して自分で使ったのか。」
「患者に使うよりかはマシ、一応試作だしどんな悪影響があるかは分からないけど、自分が潜在的に見たくない理想の夢を見ることが出来る?」
「それで、安眠にも繋がる。と、」
「いや、安眠の方は普通にネムリソウの効能」
「ん?」
「どうせ寝るならみたい夢を見るべき。」
「じゃあさっきの「出来る?」は?」
「運かも知れない」
「そうか。って見たくない理想ってなんだ?矛盾してないか?」
「例えばわたしは二種類しか見てないけど、
誰も病気にならない世界の夢。それは嬉しいんだけど、私の仕事は廃業になるし、
ゆるみきったところで未知の病気が発生するかも知れない。
そんな世界は見たくないし、なって欲しくもない。」
「ふむふむ、」
「もう一つは…」
「ん?」
と、今まで見たことがないような笑みを浮かべて「ナイショ」と応えた。


「って、事だ。それをノーラに飲むようにお前に渡した。」
と、階上からカウンターまで、診療所を経由して走ってたユカに知っている情報を回す。
「なるほど。悪影響はないんだな?」
「本人曰く、自分が見たくない理想が見えるんだってさ」
「もう一種の方は?」
「さぁ、」
「まぁ、分かった。」
「どんな夢を見たか気になるなら直接聞いてみたらどうだ?」
「そうするわ。」
そう良いながらユカは酒場から出て行った。
「…ったく、ルッツの奴は早過ぎるのも問題だな。」
出刃亀を差し向けた事を掘り下げられなかったことに安堵しつつ独りごちた。

159 :


とりあえず俺は状況を把握し、命に別状がない(かもしれない)事が分かったので2階に戻った。
ルッツはぼやきながらも意味が分からないと言っていて、仮眠を取ろうとする俺にいつまでも「何してたんだよ」と五月蠅かったから
受けの特訓に付き合ってやった。
空が白んできた頃にはルッツが倒れてた。
イライラしてたとはいえやりすぎたかも知れない。
おっさんから俺の部屋の戸のすぐ右にある空き部屋を借り、そこで仮眠を取ることにした。
シルカに「起きたら声を掛けてくれ」と、伝えて
カルナは明日の夕方にはイザルミィには戻らなくてはならないので、それなりに速い馬で帰って行った。
見たくもない理想の夢。か、
俺は多分あのままこっちに来なかったと言う可能性だろう。
そう思いながら目を閉じた。


「ユカさん、ユカさん。」
数刻経った頃か、聞き覚えのあるのんびりとした声が聞こえてきた。
「ノーラ起きたよ。」
「おう、シルカ、ありがとよ。」
身を起こし立ち上がる。
―見たくもない理想の夢―と言う言葉を思い出し、つい睨んでしまったのかも知れない。
シルカが少しおずおずとしている。
「薬のことは聞いたけど変なモノばかり作んなよ。」
と、言いながら誤魔化すように部屋から出た。
背後からは「薬の効能については伝えていないから、」と言う声を聞き、
左を向いたらすぐに見える自分の部屋の戸を開けた。

160 :

ガラッ
「おう、起きてるか?入るぞ。平気か?」
「お…おはよう。」
部屋の主が帰ってきた。
ユカの顔…は夢の中では出てこなかったけど、
その声、その手が夢の中の出来事を思い起こさせる。
「おい、まだ顔赤いけど大丈夫か?」
「あ、うん。大丈夫。」
夢だと分かっていても、体が火照っていくのが分かる。
じゅん。としてしまうのが分かる。
「え…っと、あの、うん。ケケやメロウが心配してるだろうから帰るね。」
と、探索にでかければ2週間帰らず事「家を空ける」と言うことに関して心配をされたことがないが、
そんな嘘をついてしまった。
「おう、そうか。森の入り口まで送るか?」
「だ…だ、大丈夫。」
普段は面倒くさがってテンペリナから森には向かわないのに、なんでこんなに気を遣ってるんだろう。
「そうか、なら平気だな。」
フッっとした笑いであの夢がさらに想起される。
「あ、じゃ。じゃあね。」
「おい、ローブのまま帰るつもりか、下にいるから着替えたら鍵寄こしにこい。それで良い。」
「あ、うん、分かった。」
禄に顔を合わせず森に帰った。
その日の夜は屋根裏で作業があると言ってケケとコッコとメロウが寝たのを確認した後、
初めて1人でシてしまった。
声が漏れてたかも知れない。次の日、コッコだけいつもと何か違う気がしたから多分コッコには聞かれたと思う。
夢の中のユカのてのうごき
知らないことだらけのかんかく。
思い出しながらシた。何度もなんども体がはねて止まらなかった


でもとてもものたりなかった

161 :
と、いうわけでお目汚しさせていただきました。
ユカ√に色々変態的な薬ばかり開発してるシルカが参戦って感じのセオリーがイイかなぁって希望を持ってます。
本当はパート3ぐらいで終わらせたかったけど、元々設定がしっかりしてる小説や日情景の少女漫画が好きなのでそのようにしたら
パートが7にまで増え、その上エロはパート一つ分+おまけ程度というks加減に読み直してげんなりしながら推敲しました。
勝手な設定1
吹きだまりの泉亭の構造+α
オクトーヤ√後半での村長の会話の「魔物が増えて酒場を増やした方が良いけど治安が悪くなる」的な会話から、
酒場は冒険者の情報交換の場でありながら、
長期短期問わず逗留する旅人の部屋も用意する宿舎的なモノと判断しました。
勝手な設定その2
マッドサイエンティスト()シルカ
ルッツとのパーティ会話やシルカ√で時々ルッツやシルカ自身を使って
薬が使えるかどうかの調査をしている様な気がしたのでこんな事になりました。
勝手な設定その3
タイトルにしてる薬
設定上アメミダケとネムリソウ+果実(テトラマーヤが好ましい)を使った睡眠促進薬として勝手に作りました
アメミダケの効果が「魔物を興奮させる」。ネムリソウの効果が「魔物を眠らせる」で、
人型の盗賊やシャキル辺りにも効果があるので、「眠って興奮させる」効果に、
因みにタイトルのリーバッツラーケティドはgoogle翻訳を使用した「淫魔の薬」のフィンランド語直訳です。

この程度のクオリティで問題ないなら第二弾三弾、ついでにシルカが微笑んだ夢の内容アタリを押していこうと思います

162 :
ついでに蛇足。
最初の記号でそのシーンが誰視点かを決めています

163 :
1シーン抜けてた…にたい(´・ω・`)
まとめにうpってもいいならその時は補完して投稿します(´・ω・`)
d終了とe開始の間でお願いします



「――で、防煙庫で燻せば、できあがりだ。」
ジャーキーを口にしながら俺はノーラにジャーキーのレシピを教えていた。
ふむ、コレで俺はわざわざベールマン商会に行かないでも上等なジャーキーを手に入れられるってもんだ。
ノーラがメモし終わった事に気付いたが、なにやら顔が赤い気がする。
「おい、ちょっと、大丈夫か?」
と、俯いているノーラの額を右手で支えながら顔色を見ようとすると、
バターンッ!
「ユカー!ジャーキー持ってきてやったぞー!ってあんた何やってんだよ。」
「あ?」
バターンッ!
アホが入ってきてノーラが倒れた。
良く見ると顔が茹で蛸みたいに赤いことが分かる。
「おい!ユカ!」
「ふむ、」
状況から察しなくても大体解る。
ダビーにはめられたと言って近いだろう。
まぁただのどっきりレベルだが、恐らく件の「混ぜもん」に使われた「薬」の効果だろう。
「聞いてんのか?」
「おい、ルッツ。」
「なんだよ。」
「確か今日はまだ下の階にカルナが居たよな?呼んで来てくれね?」
「意味がわからねーよ!」
「うるせえ!カルナを早く呼んでこい!」
と、それから少々意味のない口論になった。こんな事に時間を浪費してはならない、しかしその声が階下まで響いたのが幸いしたのか、
「おや、ユカ、呼んだかい?」階段でカルナに出くわした。
「ダビーのおっさんに渡されたもんをノーラに飲ませたら赤くなってぶっ倒れた!
俺は診療所にシルカを呼びに行くから俺のベッドに寝かせておいてくれねえか?」
と、ガラにもなく捲し立ててしまった。
我ながら今のはないと思う。
が、それも功を奏したのか、
「アンタがその調子なら本当なんだな。」
そう聞くとカルナは俺の部屋に急いで入っていった。
俺は診療所に行き、半分寝ていたシルカを負ぶりながら部屋に戻った。
するとシルカは「汗だくで着替えさせるから、」と当然俺とルッツを閉め出した。
ルッツを部屋の前に残し、何かあったら呼びに来るように言って俺はおっさんの元へと向かった。

164 :
きたあああああ
GJGJ!

受け視点のエロっていいなあ。
ちゃんと大人の対応をしているユカに、マダオ像が消えてゆく…!
欲求不満なノーラがどう動くかに、勝手に期待してます。

>黒パンまみれ
導刻術士にはよくあること

165 :
ノーラも面白そうだなあ、メガテンだけでなくそちらもやってみようか。
プレイしたらじっくり読みなおさせていただきます。
そして先日書いたストレンジジャーニーものの続きができましたので投下します。
今回はティアマトさん、ただし短いです
注意
注意
・エロが薄い
・短い
・アン…何とか
・タダノもわりとひどい(=作者がひどい)

166 :
「―まあ色々ありましたが、こちらが彼女の写真になります。待たせてしまってすみませんでしたね」
「おおお…!これだよ!この表情といい、間違いねえ…あのスクーグスローだ!」
前回のノルンの一件から数日後。
どうにか彼女たちをなだめすかして(どうやったかは…その、聞かないでほしい)
時をさかのぼってきた。
その先で私と会話していた時の彼女を様々な方向から写真に残してきた。
まあ自分自身相手だしまだ相手がデルファイナス調査時のレベルだったから気づかれないようにするのは難しくはなかった。
…オンギョウキには大変お世話になりましたが。(「なんで俺がこんなパパラッチまがいのことをしなければ」とか言ってましたね…申し訳ない)
「それで次は、この写真から悪魔への聞き込みなんですが」
「だな。デルファイナスに行って聞いて回るか?」
「それはもうやろうとしたんですが…地上が変化した関係でこのあたりの悪魔の行動範囲も変わっているようで、どうしたものかと」
実際、デルファイナスに行って聞き込みしたらかなりの悪魔が地上や他のセクターに移動してしまったそうだ。
「うお、マジかよ…地上まで捜すとなると骨だなあ…」
「それでも捜す気なんですね」
「当たり前だろ!…彼女についてはほんとに真剣なんだ。何せ初めて俺にまともに接してくれた女性なんだからな…」
…初めてなんですか…。
というか前から気になっていたんですが、
「実際のところ、会話で仲魔にできないといっても合体で何とかすればよかったのでは?そこから親密になる手もあったでしょう」

―そう聞いてみると、アンソニーは無言で自分の悪魔データを見せてきた。
えーと…?

―夜魔ワイルド・ハント、魔王アバドン、妖精オベロン、狂神アラミサキ―
その他レベル60前半までのなかなか強力な悪魔たち(ただし女性はいない)―

「―おお、なかなかすごいじゃないですか」
というかいつぞやリリムに「アン何とか弱すぎ、吸う価値もねえ」とか言われてたのですごく貧弱だと思ってました。
でも、これならかなり選択肢があるでしょうに。

「…まあ、曲がりなりにも機動班でここまで生き残ってるわけだからな…」
え、なんでそんなブルーなんですか。
「俺、あのスクーグスローの一件の後から悪魔たちに情がわいたというか…あまり合体とかしたくない、と思っててな」
「ふむ」
確かにそのあたりは人によるだろう。私自身ジャック部隊の一件からしばらく合体とかする気になりませんでしたし。

「それでも全くしなくなったわけじゃなくて…その、女悪魔も作れないかとも思ったんだが」
「まあアンソニーですしね」
「お前俺をどういう目で見てんだ…。で、だ。何回か試しては見たんだ、が…」

167 :

「…まずワイルド・ハントは…夜魔っていう種族が女の子ばかりだって聞いて合体をな」
「あ、もうわかりましたので次を」
哀れな…その下はサキュバスでその上はリリスだというのに…

「アバドンとアラミサキは合体事故で偶然…畜生俺の天女ペリ…なんで二度にわたって同じ悪魔で合体事故起こすんだよ…」
そこまで来るともはやギャグですね。私はむしろ起きなくて困ったというのに。

「オベロン爺さんにいたっては交渉で女王様に帰られたあとー」
『あー…。その、妻がすまんな…。…そ、そうじゃ、儂が仲魔になってやる!だからニンゲンよ、そうくじけるでない!』
「って…俺ってそんなにかわいそうだろうか…」
正直な所、今私の目頭がちょっと熱くなってしまった程度にはかわいそうかと。
というか悪魔にそこまで同情されるとかどんな断られ方を…過去の経験からするとすさまじいこと言われたんだろうなあ。
「しかもオベロン爺さんには割と気に入られてるしよぉ…。嫌われるよりはそりゃいいがな、でもなぁ…」
うわあ…。というかその状態だと逆にティターニア仲魔にしづらくなったような…。

「ぐすっ…と、とにかくこんな調子で他の女にも走るに走れないんだよ俺。そう考えたら余計彼女が恋しく思えてな」
「ええ、事情はそれはもう痛いほどよく分かりました。なんとかしてみましょう」
「頼むな。…いや、ほんと、マジに」
これは本当に何とかしてあげないといけませんね…オトコとしてあまりに悲惨すぎる…


「…あれ?でも一応ズェラロンズとかセドナとか全書に登録されてますよ?」
「ああ…。いやでもさすがに無理だろそいつらは。お前だって…たとえばお前の仲魔にいるティアマトはさすがに無理だろ?」
「…えっ?」
「えっ、っておい、タダノお前、まさか」



「…アンソニー、あまり日本人を舐めないでください。
ちなみに私はすでにティアマトとも関係を持っています。
というか彼女のどこが無理なんですか。巨乳青肌巨体最高じゃないですか。ご褒美以外の何物でもありませんよ。
すっごいメガトンプレスされてみたくなるじゃないですか。ええそれでねるなら本望ですが何か?
それに仲魔になったばかりのころはツンツンしてましたけど、カオスに味方すると決めてからはそれはもうデレデレで…。いや本当かわいいですよ。
行為の時にも、いろいろとサイズがすさまじいですからプレイの幅も広がりますし、あちらも新たな仔を産む必要もありかなりハッスルしてくれます。
まさか触手プレイをこの体で実際に体験できるとは思いませんでしたよ。
原初の女神の一柱だけあって母性もあふれかえってますし。
あ、ちゃんと母乳も出るんですよ?サイズがサイズなので母乳の量も半端ないですが。
この前、逸話(息子のキング―を夫にしていた)からヒントを得て疑似母子相姦プレイした時なんかはもうすごい乱れようで、
『しゅき、すきいぃ!わらひもうあなたの子供しか生みたくないのおぉぉぉ!!アプスーもキング―もいらないのおおぉぉぉ!!』と」

「…オーケイわかった、俺の負けだ」
『私は泣いてもいいでしょうか…』←アンソニーの仲魔にいたキング―

168 :
以上になります。
ティアマトとか言っておきながらほぼアン何とかだという…ごめんなさいorz


169 :
GJ!
タダノさんの上級者ぶりに鼻水噴出した

170 :
TDNさんが凄すぎるw
リーなんとかの2話、前半部分だけかけたからちょこちょこぶっ込みますね

171 :

「おおい、ルッツ!」
「なんだ?」
金髪おかっぱ頭巨躯、前掛けと手の金槌がなければ誰も鍛冶師兼店主とは気付かない。そんな男が店先から街を歩いている俺に声を掛けてきたので足を止めた。
「ダビーの所に戻るんだろう。これを頼む。」
鍛冶の作業着を脱がないまま駆けてきた店主はそう言って、この男からは想像できない程小綺麗な封の手紙を差し出す。
「ん、わかった。」
「それと、これだ。」
そう言ってジャラっと音が鳴る。たぶんエメル硬貨の入った袋を差し出す。
「急報だからこれで馬車に乗ってくれ。報酬は報酬で手紙の中に同封してある。」
「でも早馬なら馬車じゃないとだめな俺と違って、カルナさんなら単独で行けるからそっちのが早いんじゃないの?」
と、当然の質問をする。
馬車で行くと商団と護衛やらの集団行動で、歩いて3日の所を1日半程度。単独行なら1日で踏破できる。
「いや、彼女は今ノーラの護衛で街を空けているんだ。まぁ、よろしく頼む。」
そう言うと彼は店の中に戻っていった。
「まぁいいか。」
そうゴチて馬車乗り場へ向かう事にした。


172 :

キィ…
金髪長髪の少女が酒場の戸を開けて入ってくる。
「よぉノーラ採取に行くのか?誰を呼ぶか?」
「あ、いいよ。シルカとカルナさんとここで待ち合わせなの。
大廃墟でネムリソウとアメミダケを採取しようと思って、」
との事、3回目、日にちにして10日、流石に傍目八目でなくても解る。
この前はベールマンの坊とメロウと言ったか、青髪長髪の美女。アロの密林にヘムロックを取りに行ったらしい。
その前はオクトーヤとエルシー。
緑鉄をとりにこれもまた、大廃墟。
「あと今日見れる依頼ある?」
「…ほらよ。」
依頼を1件、手持ちのノートに書き込み、道具袋から他の2件分のアイテムを出してきた。
するとすぐにカルナとシルカが到着し、採取に向かった。
「お前、なにやったんだよ。」
今朝からずっと、樽の前の定位置で何かを考えながら彼の持つレピアを磨いている。
今は昼過ぎ。3時間以上ずっとだ。
らしくない顔つきで、磨いている。らしくないと言えばノーラだ。
シルカの夢見の睡眠薬を渡してから余計に依頼に根詰めている。
その様たるや3人分。
誰でも月5件程度にする予定が今日渡した分で今月になってから13件になる。
多少なりとも冒険者を抱え、斡旋する吹きだまりの泉亭としては嬉しい悲鳴であった。
一点を除いては、
「さぁな。俺自身はジャーキーの作り方教えながらアンタから貰った薬飲ませただけで避けられるようなことはなぁんもしてないはずだぜ?」
そう避けている。
ノーラがユカを避けているのだ。
酒場に来るといつもと同じ様だがユカが居る方向を決して見ようとしていない。
「お前が何もしてなくてもこうまでギクシャクされるとこっちが辛いんだからそろそろ解決しろよ。」
と言うとユカは、その内な、と肩を竦める。
「ただいまー!ダビーさん。アルトさんから手紙預かってきたぜ!あとそん中の報酬から払うからなんか食いもん出してくれよ。」
吹きだまりの泉亭のユカと一番二番を争う問題児のルッツが勢いよく帰ってきて、そのままカウンターに来た。
「アルトからか?」
と、封筒を見ると、見慣れない家紋が押されていた。
「ふむ。」
俺は渡された封筒を開け、斜めに用件を読み、ルッツに飯と報酬の残りを渡しながら、先ほどノーラが解決した依頼品の宅配を頼む形で席を外させる。
ルッツが店から階上の個室に向かうのを確認して、
「おいユカ。」
「あ?」
店の隅にいるバカを呼ぶ。
「ご指名だ。」
依頼内容の書かれた紙を差し出す。

173 :

「ん…ん…」
指が止まらない。
昨日大廃墟から帰ってきて、
2階に黒パン棚作って、疲れてそのまま寝て、
そう言えばケケが何か言ってた気がする…
自分の、僅かではないと思いたい胸の突起と大切なところの入り口をスリながら、
当然深くは考えられないが、記憶を呼び戻そうとする。
ケケはええと、
「最近ユカ見ないね。ケンカでもしたの?」
ちがう。これじゃない。
「まぁ…ノーラも年頃だし…ほどほどにね…」
これはあの次の日のコッコだ。
ついあの夢を思い出し、一気に体は火照っていく。
考えながらできるとは、我ながら器用なものね。
不意にユカの声が聞こえた気がした。
けど、それは最近言われたことを掘り返してたからだし、自分でシている時は大体ユカの声をイメージしてるし、もし仮にユカ以外のメロウやキトさんの声なら気付ける、はず。
―物凄く気持ちよさそうだな
今まで何回かシてるときにドアが叩かれた時は気づけたし大丈夫。
―おい、すげえなコレ、なんでこんなに濡れてるんだよ。
「ユカ…ユカ…」
あたしの体をスリながら、気持ち良い感覚にあたしは呑み込まれていく…
―知らないとか分からないとか、そう言うことを知っていくのがお前の仕事じゃネーの?
って事で、もう、――ちょっと
ゆめでされたことといましていることがまざりあう
うちがわからなにかがこみあがってきて―
―ノーラ…
「んー――!」
ビクビクッと体が跳ねる。
せめて声だけは出さないようにあたしは寝具として使っているエポナル織布に顔を押し付けた。

174 :

ゴンゴン
「おーい開けろ。開けろー。」
ダビーから渡された依頼は、元々あまりに仕事をしない俺やオクトーヤ、ルッツのためにダビーが画策してくれたらしい。
端的に言えばノーラ専属の護衛だ。
しかし、護衛を募るにしても問題はその駄賃。
信心深いテンペリナで彼女の保護など到底無理と考えたダビーは早い段階でアルトやキリル宛ての書類に件の草案を紛れ込ませる。
また、ベールマン経営の商社の敏腕・キリルによってキトと引き合わせる事に成功。
彼にノーラの性能の高さを確認してもらい、そして彼にもその件を一考してもらい、ダビーの目論見通り、イザルミィ市としての依頼へ。
また、イザルミィ1の名を欲しいがままにしている女剣士「カルナ」の観察による俺とルッツ、オクトーヤの力量の判別と護衛対象との友好関係による推薦。
んで、俺に白羽の矢が立った
この報酬は年契約の手取りで3500エメル
1日に換算すると10エメルで大したことがない様に見えるが、契約金は7000エメルだ。
つまりダビーが3500受け取りツケの返済に回してくれてる。
まぁそれでも年7000で日20だが、
しかしダビーも想定外だろう。
勿論俺もこんなのは予想してなかった。
俺がノーラに避けられていることを、

175 :

「おい、ケケ、本当に居るんだろうなぁ?」
ノックしても反応がないのを家の前のスーリタケにも似たキノコの上でゴロゴロしている自称「お目付役」に聞く。
すると隣にいる青髪長髪の美女、メロウが「今日はまだ起きてないのかもね〜」とこちらが眠くなりそうな声で答える。
「急用なら入ってもらって良いんじゃないか?」
と、コッコと呼ばれているティック族が続く。
「彼なら問題ないんだろう?」
とケケに聞く。
「ん〜良いんじゃないかな?」
ケケも答える。
「じゃあ入るぜ。」
「おいらは南の牧草地に牧草を取りに行ってくるよ。」
戸に手を掛けながら出した俺の問いに答えずコッコが、
「球根欲しいしわたしも行くわ。」
「二人だけじゃ心配だし、おいらもタンベリーの実が欲しいからが行くかな。」
と他二人が続き三人とも森から外に続く道へ入って行った。
「入っていいのかコレ…」
気を利かされたのか、本心から外に出かけたかったのか俺は1人取り残された。
返事は先ほどもらったので躊躇はあったが戸を開けた。
ノックしたものの、寝ているかも、と思うとつい音を立てないように動いてしまう。
ギッ…
戸を閉め一見、初めて入る部屋だからつい辺りを確認してしまうが、屋根裏へのハシゴ、大量の黒パンと干し肉とチーズ、カーテンで覆われた一角。
ギッ…
今度は戸の音でなく軋む音。
寝ているのかも、上か、独り言はせず、思うだけ。
ギッギッ…
俺のハシゴの音だろう。一段毎に軋む。
意外な高さを上りきり、そこから向こう向きに丸くなってるノーラの姿を確認した。
(寝てんなら声かけねえとな。)
「ノーラ…」
んーっ――!
ビクビクンッ!
声を掛けたらなんか跳ねた。

176 :
というわけでリーバッツなんとかさんの第二話。但し前半である。
自分の遅筆成分を携帯のメモ帳でカバーすることでかける時間を増やしたりしているだけで、
本当はもっと遅いです(笑)
第二話と言ってもユカイベントのジャーキーレシピ→ジャーキーくれ(←今ここ)なのでイベント毎に書いてくと相当な事に…
ネタが続く限り書こうとは思いますがね。
蛇足という名の補足
・1話でも書いて、蛇足で書かなかったですが、「ノーラと刻の工房に馬という生き物がいる描写はありません!」
ただ、牛や狼が居るから馬が居たらイイナァって言う感じです。
・専属護衛云々は、最初の方のユカのイベントで「コイツ全然働かねぇ」って言われているときに、
じゃあどうやって日銭を稼いでいるのか?と考えた際に、ノーラなど職人の護衛はその職人の依頼料の何%かが護衛に還元されてるからユカはお金稼げるね!
っていう妄想が発動しました。真実は吉池氏と小森氏しか分からないから鵜呑みしないでくださいね!
・ルッツのダビーからの手伝い
よくよく考えてみたら依頼品の配布って誰かがやってるよね。

そしてレス返し
>>164さん
読んでくださりありがとうございます!
ユカイベントをしっかり見てると何気に色々なことに気付いてたり、相当ハイスペックなセリフ言ってたりするので
俺の中のユカ像はマダオって言うよりも人間不信な超スペック人間って感じです。
色々なこととかハイスペックな加減の根拠とかは出来るだけ小説内で出そうと画策中…
>>165さん
読んで貰ってありがとうございます!
褒めてもらってる気がしますが、本当のノーラはこんなにエロくないし普通の子です(´゚ω゚)
こんなエロイベントもないからちゃんと考えてくだしあ(´・ω・`)

177 :
あ、すいません
作品を見る→そういえばアトラスのゲームってメガテン以外やったことないなあ
→どんなのかと思って公式サイトへ
→公式サイトとか見たらほんわかしていてこれはこれでいいかも
>>165の書き込みに至る
という感じなんで。
別にエロイベントを期待してというわけではなかったのですw

178 :
>>165
敬語タダノさんGJです!
なんか癒された疲れ気味の自分

自分もメガテン以外のアトラスゲーやりたいな
やったら読ませていただきます!

179 :


まぁ、そのなんだ。
据え膳食わねば男の恥って言葉が遥か遠くの国にあった気がするけど、
実際恥をかくのは誘っておいて無視された女の方なんだよ?
だから、相手に恥をかかさないようにね☆
って意味だった気がするな…
家主の情事を屋根裏に頭だけ出して見続ける。
つんと、愛液特有の男を酔わす匂いが充満している。
横に幾つもある棚の黒パンに臭いが移らないのか…?
声を掛けたのに気付いていないのか気付かない振りなのか、目の前に丸まっている少女は頭から腹部までを織布で覆っているので下半身が丸出しで、
(確かにこりゃ男の恥でもあるわ…)
その間抜けな姿さえも普段の少女からは考えられない淫靡さを醸し出す要因となっていた。
彼女の愛液が左太ももを濡らし、下に敷いてある織布まで濡らしていた。
割れ目をスッているだけだが体を何度も跳ねさせる。
耳を済まそうと思わないでも「くちゅっ」という音が幾度も聞こえている。
このまま見続けてってのも悪くないが、
「ふぅん…んん…」
喘ぎを抑えながら身を捩る。
その動きがとてもエロく、ハシゴから顔出してるだけというのは体勢的にも精神的にもこちらの身が持たないから、近付いて起こすことにする。
ギッ…ギッ…
ハシゴが軋み、俺は織布に手が届く所まで近付くが、ノーラは自分の行為でいっぱいいっぱいなのか気付く気配がない。
体を跳ねさせながら、弄っている。
(ったく、こいつをこんなにさせてんの誰だよ…)
しゃがみ、わずかに漏れる声に耳を傾ける。
「ュヵ…だめ…」
耳を疑った。こいつをこんな風にした奴の名前を、
「ュヵ…ユカ…!」
(俺じゃねえか!)
またもぞもぞと動き出す。
俺の名前を呼びながら体を跳ねさせ続ける。
「ふ!ん!あああ!」
と、一際大きな嬌声と体の跳ねで一段落着いたのかノーラが手を止める。
「はぁ…ユカ…」
出す声が普段の元気印のようなそれとはまるで違う俺の名前を呼ぶ声、喘ぎの声と溜め息。肩で付いている息。
顔が見えない分、声しか聞こえない分。
すべてが切なそうで、すべてが淫靡に感じた。

180 :
女はあまり抱いたことは無い。
あの国で裏切られるまではそんな雑念湧かなかったし、
その後もやけっぱちで抱いた以外は金に余裕があるわけでなかったから、
その時の女たちとは遥かに残念な体型、素振りのこの少女にあの女たちよりも遙かに「女」を感じた。
織布を剥いで起こそうとした手が彼女の「…ふぅ…」と、言う溜め息に止められる。そして「そろそろ起きなきゃ。」と言いながら身を起こし、
「よ…よう…」
「あ、おはようユカ。」
目があった。
「え…あれ…?」
そのとろけきった顔が次第に正気になり、蒼くなっていき周りを見る。
「ぬぬぬ?いつから?」
赤くなり、自分の体を見ながら答える。
「5分、ぐらい前…だな…」
嘘、階下から合わせれば本当は10分以上前だが、
しかしノーラはそれを聞くとさらに朱くなり、そういう一連の仕草が不覚にもかわいらしく見えてしまった。
そして朱さがこれ以上紅くならないところまで上がりきると、
「くあwせdrftgyふじこlp!!!」
先ほどとは違う種類の声にならない叫びが霧の森に響いた。
パニックになったノーラは棚に積まれたタダの黒パンがいくつも俺に投げつけ、最終的には4つ程、保存棚も飛んできた。

181 :

落ち着いたか?
太い声が響く。
「ぬぬぬ…,」
ばさっ。
一通りの物を投げ、もう手元には何もなく、掛けてた織布を被った。
背を向ける形で。
「あ〜、誘ってるつもりはないんだろうけど、その丸見えの拗ね方やめてください。ホント、」
カーッっと熱くなり
「服着るから出てけーっ!!」
織布を投げつけた。


「んで、今度こそ落ち着いたか?」
また太い声が響く。
「うん…」
全部見られてしまった。
「ま、ノーラみたいな奴からでもそういった目で見られて悪い気はしないけどな。」
椅子と机を出し向かい合っている。
恥ずかしかったけど、その、ユカ的にはどうだったんだろうか?
あたしは魅力的だったのか?
「―で―だから―てわけで―って、おい。」
でも魅力的だったらユカだって男なんだから手を出して、触ろうとするんじゃないか?
触る…?
ドクンッ
(あ、だめ。)
妄想の中のユカの手を思い出してしまった。
「おい。」
ズビシッ。
眉間に衝撃が走り現実に帰ってくる。
人差し指で突かれたのだ。
「久しぶりにまともな話してんだから話聞けよ。」
と、眉間にしわを寄せながら。
「ごめん。」
真面目な話をしているのに不謹慎でした。
いつの間にか差し出された紙と、その内容の説明。
ユカは、ダビーさんがあたしを守ろうとしたこと、カルナさんの調査の元、専属の護衛を捜していたこと、
そしてその結果ユカがその任を与えられ、受領したことを教えてくれた。そして、
右下にはユカ・ワルタネンとそのサインが入れられていることに気付いた。
「まぁ専属の護衛なんて言っても、今まで通りお前がどこか行くとき出来る限りついて行くようにするってだけだけどな。」
そう言って区切る。
つまり、それって、ドコに行くときでもユカと一緒に――?
カーッっとまた赤くなった気がする。
ぺしぺしっとあたしは両頬を叩き顔がゆるまないように、紅いのがばれないようにする。
「あと、」
ユカの話は続く

182 :
「ちゃんと謝るから、無視するのいい加減にやめてくれねぇ?」
「え?」
「ん?お前はそのつもりがなかったのか、あの素振りで。」
と、少し呆れた顔をする。
「何したか分からねえけど、避けてるだろ。
酒場で気付いてないのはルッツぐらいだぞ。」
「あ、それは――」
顔見ると紅くなりそうだから顔を見ないようにはしてた。けど、そんなことは言えないし。
というか、端から見れば避けてるのか…
「それはごめんなさい。」
「ん、」
謝るとユカは偉そうに応えた。心なしかほっとした表情になったきがする。
「護衛の依頼を受けたのは良いんだけどそう言うときに一番辛くて危ないのは対象と意思疎通できないことだからな。最悪――、いや、気にすんな。こっちの話だ。」
最悪の後に付け加えたのかは声が籠もっていき聞こえなかった。
ユカはどこか遠くを見ているような顔だった。何かを思い出しているのか。
「まぁ、見ての通り、護衛としちゃあ微妙だろうけど、改めて宜しく頼む。」
「こちらこそ!」
ユカは手を差し出す。
あたしはその手を握った。

「まぁ、それともう一つ真面目な話があるんだ。」
と、途端に先程の護衛の内容を話やあたしが避けていた話以上に真面目な顔になる。
ドキンっと鳴った気がした。出来ればユカに聞こえてないで欲しいけど、
「え?ユカ、どうしたの一体?」と応える。
「実は、一生の頼みがあるんだ。」
と、顔を近づける。
顔が赤くなったのを見ないで欲しい。が、さらに顔が紅くなった気がする。
「い、一生?」
「俺に」
何?何を頼まれるの?
「ジャーキーを、くれ。」

「いつもはなくなる前に買いに行くんだが、最後の一袋を落としちまってよ。
今くわえてるのが最後の1枚さ。
マジで頼む、イサルミィまでの長旅ジャーキー無しで乗り切れる気がしねえ。
ジャーキーを3つで良いんだ!金は払うからよ〜。」
ああ、そうだ。この人はユカだった。
「もう、仕方がないなぁ。レシピ教えてくれたのもユカだしね。」
「やった!頼んだぜノーラ様!」
そう言うと、ユカは満面の笑みになり、戸のノブに手を掛けて外に出る。
「もう、調子がいいんだから、あ、待って。」
「ん?なんだ?」
ユカは足を止めこちらを見る。
ちょっと待ってて、そう伝え。
家の裏にある保存室に向かい、袋を一つ取ってもどってくる。
「はい。どうせあたしに貰いに来るんだろうと思って作っておいたのよ。」
すると、いつから加えていたのかよく分からないジャーキーを食べ、新しいジャーキーをくわえる。
「ふぅ〜、生き返ったぜ、ありがとな。ノーラ。」
「じゃあね〜。」
そうしてユカはテンペリナに帰って行くのを見送った。
「ユカのジャーキー良くは変だよね。」
と、あたしは1人ゴチた。

183 :
っつう訳で第二話です。
なげえ、
書いてて長い気がしたけど、
書き終わって読み返してみたらノーラのオナニー観察する描写が長かったから気にしなくてもいいのかなぁ?
1話で褒められてたけど受けのシーン増やした方が良いのかなぁ?
とか考えたり考えてなかったり。
とりま面倒くさがり屋のユカにどのタイミングで手を出させるかが
俺にとってのこの小説との戦いの焦点だったり。
余り遅いとノーラが迫りまくりそうだし、あまりに早いとユカがアホの子好きのタダのロリコンだしw
まぁ俺にはユカルート攻略の一枚絵のノーラポーズがアホの子にしか見えないんだけなんだけどな…

>>177さん
それなら良かったです。
アトラスのアトリエの二つ名の通りなので、
牧場物語とかアトリエシリーズが問題ないならゲームシステム的にも楽しめると思いますよ〜
最初に書きましたが本小説はノーラと刻の工房のユカルートのネタバレが満載ですので、
もしプレイするのでしたらユカルートをスピーディにクリアしていただけると、
3話4話と時折盛り込まれる引用ネタで薬としていただけると思います

184 :
P.S
2話完了と言うことで明日の遅番に出かける前に保管庫に添削の後あげようと思います。
1話2話前半でイサルミィのことをイザルミィと表記したことを深くお詫びいたします。

185 :
二話きてたー

なぜノーラには、こんなにもおなにーが似合うのか。
自慰描写がえろいのなんのって。

>ろり
ノーラたんは男女関係なく惹きつける魔性のひんぬーだから、問題ない。
さらに言えば、通常ED時には19歳くらいだから、子供じゃない。
つまりロリじゃない。
合法。

186 :
復帰させる世界

187 :
中古だけどPSP版デビルサマナー買ってきた保守

188 :
前スレの色んな方の妄想読んでちょいとモヤモヤ…。
アツロウ×ユキジョロウ
アマネたんがぶっとんでるもの
2の設定集にしか出ていない都ちゃんをひたすらサバ2キャラがなでなでしまくるもの
ゆずっぱい
サバ系の妄想ですた。

189 :
>>188
アツロウ×ユキジョロウか―
そういえば2だとダイチがハクジョウシに割られかけてたよなあ。

「ああ、ダイチ様…♪」
「えーと、いや、あの…は、ははは…」
ダイチのに顔動画を見て急いで駆けつけてみたら、動画でんでいた本人がしていた悪魔に抱き着かれていた。
その近くには困ったような顔をした大人の女の人がいる。
―なにがあったダイチ。
「え、あのさ、その、俺もよくわかんねえんだけど、いきなりこの悪魔さんが出てきて、「ハクジョウシですわ、ダイチ様」
…ハクジョウシさんが出てきて、襲い掛かられたんだけどな」
ふむふむ。怪我はなかったか?
「ああ、そこの女の人がいきなり助けに入ってくれてな。なんか悪魔を使えるんだよ、その人」
へえ、じゃあ後で詳しく話を聞かないとな。で?
「で、多勢に無勢でハクジョウシさんが倒されそうになったんだけど、なんてえの?こんなにきれいな女性を大勢でいたぶるのってどうかなって思ったわけよ」
「きれい、ですか…お褒めいただきありがとうございますわ、ダイチ様」
ああ、なんというかダイチらしいなあ。そしてハクジョウシさんくっつきすぎ。新田さんさっきから顔真っ赤だから。
「それで、俺がそこの女の人に止めてくれるようお願いしたんだけど――」
「―この私の封印を解いてくれただけでなく、一度そうとしたにもかかわらずにかばってくださるなんて…。
かつて恋仲になった人間に封印されてからというもの、二度と人間など信じぬと誓ったものでしたが…ダイチ様のおかげで目からうろこが落ちた気分ですわ」
はあ。苦労したんですね。
「そして私は決めたのです!私が化け物だと知りながら必にかばってくださったこのお方に、今度こそ生涯尽くしてみせる、と!」
なるほど。じゃあもう人間は襲ったりはしないんですね?
「ダイチ様がお望みでない限りは」
だ、そうですよそこのお姉さん。
「……あ、私か!?…う、うむ、まあいろいろと聞きたいことはあるが、君たちも悪い人間ではなさそうだし、悪魔を使役できるならハクジョウシの管理を任せてもいいだろう」
そうですかありがとう顔赤いですね。
「なっ!?だ、だれが!大体日も高いのに人目もはばからず男女が抱き合うなど――!」
うん、この人がかわいいのはわかった。―じゃあダイチ、ハクジョウシさんはよろしく。
「えっ!?」
「今後ともよろしくお願いしますわ、ダイチ様♪」
―その後ダイチはハクジョウシさんを仲魔とし、愛の力で割と頑張ったりしたとか。
そんな妄想をした。

190 :
Waffle!!Waffle!!

191 :
うおおおGJ
マコトさんかわいいなぁw

192 :
こんなに早くGJされちゃったら…いい気になってもっと書きたくなるじゃない!
と、いうわけで。
1、アンソニー完結編(SJ)
2、さば1でなんか(汗かいたとかそういうネタ?)
3、さば2でなんか(ジプス女性陣?)
どれか見たいなあというものがあれば、お聞きしてみたいです。
まあ自分のへたくそな文章ということもあるのでご期待に添えるかはわかりませんが。
(ちなみにほかの作品は書けるほど知識のないにわかなのであしからず)

193 :
4、全部
これで。

194 :
>>192
あなたの文章のファンですがなー
汗とか分泌液とか好きなので2でっ
でもジプス女子もいい。よすぎる
1は読みたいけど終わるの寂しいなぁ
って感じっすw

195 :
なるほど…わかりました
ちょっと原作やってキャラの復習してますので遅れると思いますが
いずれ可能な限り全部やってみます

196 :
あんまり頑張りすぎないでマッタリと!w
こちらもサバをやり直したりネタ練りますぜぃ。

197 :
保管庫最新ページのインデックスの生成が上手く言ってなかったみたいで
ユカノーラの作者さんが直接投稿していただいたのに反映出されていませんでした。
ログはサーバーに残っていたのでサルベージ致しました
こちらの不手際でご迷惑おかけし申し訳ございません。

198 :
>>197
お疲れ様です

199 :

よし、まずはデビサバ2一つ出来たので投下します
注意点と設定
・エロ無し…orz(微エロ程度?)
・世界復元大団円エンド後の次の世界、みんな記憶あり
・なぜか主人公はジプスでバイトしてます
・マコトさんかわいいよマコトさん
以上のことが大丈夫な方はどうぞ。

200 :
「………」
私――迫真琴は今、人生で五本の指に入るだろう苦境にいる。
「………………落ち着け。やることは単純だ…難しくもないだろう…?」
目の前には、彼の机。
今の世界になるとほぼ同時に局長が彼をスカウトし、彼のほうも「勉強の合間のバイトでいいなら」と承諾したためにおいてあるものだ。
週に二度ほど、彼はこの机で私たちの仕事の手伝いをしている。バイトに専用の机を用意するあたり局長もなんというか。
…まあ、それをほぼ私物のように使っている彼も彼だが。
「ただ机の引き出しを開いてこの手紙を入れるだけ…簡単じゃないか…そう、簡単じゃないか……っ」
ちなみにこの手紙には、要約すると「キミには世話になっているから今度一緒に食事でもどうだ?」という内容のことが書かれている。
…昨晩、ほぼ徹夜で文面を考えたが…やはり私はこういうことは向いていないらしい。どうにも硬い文章になってしまった。
しかし、口頭で伝えるというのは…そ、想像しただけで駄目だ、顔が…っ!
「よし、周囲の確認…人影なし。いくぞ、開けるぞ…っ」
もちろん、他人の机の引き出しを開けるなど、あまりよくないことであるのは承知している。
何より、相手はあの彼だ。
手を差し出せば匂いをかがれ、朝おこしに行けば「えっち!」と言われ――そういえば、あの時寝起きの彼は服がはだけていて――
「――――う、うわあああ!なぜこんな時に私はこんなことを思い出すんだ!ち、違う、私は、えええ、えっちじゃない―――!」
……こほん。とにかく、油断がならない。
幸い今は彼の姿もない。迅速に目的を果たすに越したことはないだろう。
「ふぅ…―――今だっ!(がたーん!)」
私は、一気に引出しをあけた。
―――そこにあったのは。
「……ふむ、普通だな」
少し意外だ。彼のことだから私には理解できないようなもので埋め尽くされていると思ったのだが。
これは…仕事で使う資料に…予備の携帯端末…学校の問題集…筆記用具…それから――ん?
「なんだこれは…ゴム風船か?」
引き出しの端のほうにちょこんとおいてあった箱。
空いている蓋からのぞく中身は、変わった容器に入った薄いゴムの被膜。
風船か…ふふ。歳のわりに達観していると思っていたが、なかなかどうして子供っぽいところもあったのだな。
それとも、オトメのところの小春ちゃんと遊ぶのに使うのか。……どちらにせよ、意外な一面だ。
「ふふふ、かわいいものだな…」
私はしばし、その風船(…触ってみたらやけに伸びがいい、最近の技術はすごいものだ)を指で弄っていた。
すると。
―あ、マコトさ―――――――っ!!!???
彼が戻ってきた。
「ああ、見つかってしまったな。少し用があって、机をあけさせてもらっている、すまないな」
―いやすまないというかこちらこそごめんなさいというか。
む、彼らしくない慌てようだ。…!…ふふ、そうか、さては。
「ふふふ…いや、君にも意外な一面があったのだな?」
―はい?……って、ぎゃああああああああああ!?すでに開封してらっしゃる!?
こ、これは…なんというか、いつも澄ましている人間の驚く顔というのは、なかなかに楽しいな。彼が私をからかっていたのもわかる気がする。
「いや、恥ずかしがることはないよ。…子供ならおもちゃで遊びたいというのは当然のことだしな…?」
出来る限り意地の悪そうな顔をつくってみる。……あまり大人をからかうとこういうことになるのだぞ、という仕返しの念を込めて。
……あと、気になる人をちょっといじめてみたいという思いも――――いや待ていやいやそれはない!
か、彼はまだ18で、私は26――――あれ、でも法的には問題ないのか――――バカか私は!世間体を考えろ世間体を!
…す、少しヒートアップしてしまった。その熱を逃がすためにも、もう少々彼をからかわせてもらうとしよう。
「し、しかし懐かしいな。私も昔はよくこれで遊んだものだ」
―よ、よくこれで遊んだ…!?あ、あのマコトさんが……!?
…失礼だな。わ、私だって普通の女の子していた頃だってあるさ。


201 :
「当然だとも。だが、昔のこれはあまり伸びが良くなくてすぐ破れてしまったものだが…技術の発展とは凄まじいな」
―や、やぶれ…っ!?……そ、それって大丈夫なんですか!?
ん?何やら彼の顔が先ほどから真っ赤だな。…ふふ、そんなに恥ずかしかったのか、これを私に見つかったことが。
確かに、彼くらいの歳で風船なんて、子供っぽいと取られても仕方ないものな。
「ああ、破れないようにちょっとしたコツがあるんだ……もしよければ、教えてやろうか?」
―ぇ、えええ!?ま、マコトさんが!?
…さすがにそのリアクションは傷つくぞ。私はそこまで仕事一辺倒の堅物に見えたのか…?
少し頭に来た。こうなったら私にできる範囲でとことんからかってやる。
「勿論だとも。―――お、おねえさんが、て、手とり足取り、おしえてやる、ぞ…?」
…し、し、ぬほど恥ずかしい。や、やはり私にオトメの芸風は無理だ(ひどいわマコトさん、それに芸風って何よ!?)
おそらく私の顔は真っ赤になっているだろう。
…だが、おそらく私以上に、彼の顔も真っ赤になっていた。
―あ、ぅ、ぁうあ…!?
視線もきょろきょろと落ち着かず、何かを言おうとしてもろれつが回っていない様子だ。
…よし、彼の弱点を見つけた!今はいうなれば私のエクストラターン…この戦い、勝てる!
私は思いつく限りの「大人の女っぽさ」をかき集め、彼に微笑みかけた。
「――いいさ。恥ずかしいことじゃないんだから…さあ、私に任せるといい」
…ぐ、ぐくぅうううう!我ながら鳥肌が立つというか、致命的に似合っていないな!
やはりこういうのはオトメの芸風だ!(だから芸風じゃないのに〜…)
しかし、恥ずかしい思いをした甲斐はあったようだ。
―ぁ、あわわ、…ご、ごめんなさい!もう変なこと考えません――!
…逃亡した、か。
「……ふ、ふふ、フハハハハハハハハハ!」
…おっと、つい局長のような笑い方をしてしまった。
し、しかし、これでついに私は彼に勝利したのだ。もうこれで「ジプス弄られキャラクイーン」だの、「ジプス初心キャラナンバーワン」だのとは言わせん!
手紙を渡し損ねたのも些細な問題だ。今の私ならば公衆の面前で彼に食事の誘いをするくらい造作もないだろう…た、たぶん。…いや、一応人目は避けたほうがいいか。
そ、そして、その、二人っきりになったところで……て、手を握るくらいなら…できそうな…い、いや、まだ私には無理だな。やめておこう。

「――あら、ヤマトさんっぽい高笑いが聞こえたと思ったらマコトさんだったの」
「――サコっち〜、正直あの笑い方はないと思うよ?」
「―――はぅあ!?な、お、オトメ、フミ!?」
い、いつの間に。勝利の愉悦に浸っていたとはいえ気づかないとは…。
「珍しくご機嫌みたいだけど、どうかしたのかしら?」
!!…そうだな、彼には悪いがもう少し意地悪をさせてもらうとしよう。
「…ふふ、それがな二人とも。―――これを見てくれ」
そういって、私は先ほどの風船(弄っていたらビロビロに伸びてしまった)を見せ付ける。
「これは彼の机の中に入っていたものでな?…ちょうど彼がさっきまでいたので、なかなかかわいいところもあるなと、少しからかってやったところだ」
自分でも少々声が弾んでいるように思う。らしくないが、まあこんな日もあっていいだろう。
「いや、いつもと違ってやり込められて真っ赤になる彼の姿はなかなか傑作だったぞ。君たちにも見せてやりたかったくらいだ」
自分は見れたぞ、という優越感を込めていう。ふふ、これでもはや私を弄られキャラとは呼べまい―――!

…しかし、私の言葉に対する彼女たちの反応は。
「…あー…その…えっと、ね…?」
?どうしたオトメ、なぜ君が赤くなる必要がある?
「うわー…サコっち…流石にこれはピエロだわ…」
フミ?君まで赤くなるとは珍しいな。しかし、どこにそんな要素があったのだ?というか、ピエロとは失礼な。
しばし「えーっとあのねー」とか「うわーないわー」とか言っていた二人だったが、意を決したようにまずはオトメが口を開いた。

202 :
「…あ、あのね、マコトさん(いつもの笑顔、しかし顔は真っ赤)」
「ああ、どうしたんだ?」
「そ、それ、風船じゃないんじゃないかなぁ…?」
「――は?何を言うんだ。どこから見てもゴム風船だろう」
ほら、こうして息を吹き込めば膨らむし…やけに細長いが。
「きゃああああ!?ま、マコトさん、駄目よダメ、そんなことしちゃダメえええええ!」
「な、何がだ…?私にもわかるように説明してくれ」
「ええええ!?まさか本当に知らないの!?…ど、どうしましょう、まさか年上の女性に保健体育の授業をすることになるなんて…」
保健体育?自慢するわけではないが成績はいいほうだったのだが。

あわあわ言っているオトメを見かね、続いてフミが口を開いた。
「あー、サコっち?(表情は変わらず、しかし顔真っ赤の上あさっての方向を向いている)」
「む、なんだ」
「これね…あー、うん。…いいや言っちゃえ。―――これ、コンドーム」
「こん…?なんだそれは?」
風船の種類か?…も、もしや何かの調査に使う器具だったのか!?
「……まさかここまでとは思わなかった。こりゃ強敵だわ」
「???」
強敵?何のことだ?
「――だから、それさ、…ひ、避妊具だっての」
「ヒヒ・ニングー?」
なんだそれは、新手の悪魔か?
「――――あーもうむり、メンドクサイ!…っていうかなんでアタシがこんなこと…オトメ、パス!」
「―――ぅえええ!?ちょ、ちょっとフミちゃん!?わ、私を一人にしないでえええぇ!」
な、なんなんだ一体…?
…フミが帰ってしまった。仕方ない、何か誤解があるようだし、オトメから聞くしかないか。
「なあ、オトメ」
「――ひ、ひゃい!?」
「私は何か勘違いをしていたのか?てっきりこれはおもちゃの類だと思っていたのだが」
「お、おも…なんというかかすってはいるというか、大人の娯楽というか…」
「大人の?」
ゴム風船は大人の遊戯にもなっているのか、知らなかったな。


「――――ちょ、ちょっと待ってマコトさん」
そこで、何かに思い当たったかのように、オトメが真剣な――顔は赤いままだが―――表情をつくる。
「か、彼にそれを使って一緒に遊ぼうなんて言ったりは」
「したが、それが何か?」
「―――――――――――――――じゃ、じゃあ、ほかになんて言ったりしたのかしら…?出来れば教えてほしいな〜、なんて」
「ああ、構わない」
私は、若干の優越感を込めて、一部始終を語った。


「――――――――――――――――――――――――――――――」
「お、おい…?」
…語り終えたとき、なぜかオトメは真っ白に燃え尽きていた。
途中まで赤くなったり青くなったり「こはる、たすけてこはるぅ、おかあさんはずかしくてしんじゃうよぉ」とつぶやいたりしていたが、クライマックスのあたりから反応がないな…。
「おい、オトメ、オトメ…?(顔ぺちぺち)」
「――――――――はっ!?」
ああ、よかった。息はあったか。


203 :
立ち直ったオトメは…とても沈痛な表情を浮かべた。
「マコトさん…」
「あ、ああ」
「これから私が話すことを、よく聞いて。…そして、何があっても早まった行動はしないでね?」
「あ、ああ」
な、なんだ、私は何をしてしまったんだ!?あの風船らしきものはそんなに大事なものだったのか!?
「じゃあ、説明するわね。…………こほん。まず、この道具は男女の性交の際に――――――――」

そのちょっと後、ジプスの局長室。
「――――む、もう三時か」
峰津院ヤマトは、今日も仕事に精を出していた。
そんな彼の数少ない楽しみは、三時のおやつである。
「さて、今日のたこ焼きは奴の勧めで買ったものだが…(ちーん♪)…よし、出来上がったな」
机の上の書類をしまい、いそいそとレンジのもとへ向かう。
レンジの中には、ほこほこと湯気を上げるたこ焼きが――――
―――ちゅどどど――――ん!
突然建物全体が衝撃に襲われ、たこ焼きがレンジごと吹き飛んだ。
「――――な!?お、おのれ、どこの低能だ、私のたこ焼きタイムを邪魔するとは万に値する――――!」
「きょ、局長!ご無事ですか!?」
すぐに職員が駆け込んでくる。
「見てわからんか。それより状況を報告しろ」
「は、はっ!……あ、あの」
なぜか言いよどむ職員。無能が嫌いなヤマトはそれにイライラとする。
「―――早くしろ、報告もできんのか貴様は」
「は、はっ!……で、ですが、その、なんと申したらよいのか」
「事実だけを簡潔に述べろ。それ以外の判断は私がくだす」
「りょ、了解しました…」
そして、困惑する職員の口から放たれた内容は。

「さ、迫 真琴が突然局内において無差別の破壊を開始、止めようとした職員たちがデスバウンドと万魔の乱舞で次々と返り討ちにされています!」

「………………なんだと?」
ヤマトは思わず聞き返す。…え、迫?あの堅物を絵にかいたような迫が?
「し、しかも彼女はどうやら物理激化物理反射全門耐性あたりをセットしているようで、こちらの攻撃がろくに通りません!…あ、でも者は出てないです」
「………………そうか。……理由に心当たりは?」
「は?…そ、そういえば救助された柳谷が『ま、マコトさん…あなたいくらなんでもぴゅあすぎるわ…性知識が小春以下とかどういうことなの…』と言っておりましたが…」
「…………………………そうか」
…頭痛がする。
そうだ、いつぞやのビリケン騒ぎといい、こういう「関わりたくない」案件には―――
ヤマトは電話を取った。

――その後、一人の女性VS一人の男子高校生&悪魔の壮絶な戦いがあったとかなんとか。
「うわああああああ!!!うぅわあああああああああ!!!!」
――ま、マコトさんおちついて!そんなあなたも可愛いから!
「――――――ううううううわあああああああああああ!!!!!(デスバウンド)」
――ぎゃああああシヴァが一撃で溶けたぁああああ!?

204 :
以上です。少々ピュアにしすぎた気もしなくもない。
お目汚し失礼しました。

205 :
乙乙
真琴さんかわいいわ

206 :
おかあさんはずかしくてしんじゃうよぉ、な乙女さんも可愛い!!
テンポよく読めるし萌えるーGJです!!

207 :
今設定資料集見直してて気づいた…小春ちゃんって「よんさい」じゃん…。小学四年生だと勘違いしてた…。
流石にそれより性知識がないのはあり得んわ…orz
乙女さんが中学生向け保健体育の教科書で授業を行う程度と脳内保管お願いしますorz

208 :
>>207
でも小春ちゃんませてるからなぁw
大丈夫大丈夫

209 :
キャサリン

210 :
デビサバネタで一つできましたので投下。ソデコが匂いフェチだったらというお話です。
注意点など
・本番行為なし
・キャラ崩壊
それではどうぞ。

211 :
(…なんだろ、この匂い)
東京封鎖が始まって四日目の夜。
今日はミドリちゃんも仲間に加わって、ハルも助けられたし、少しはいいことがあった気がする。
余命のこと、ケイスケくんのこと、封鎖のこと、考えなくちゃいけないことはたくさんあるけど…それでも、暗くなってばかりはいられないから。
そう思って眠りにつこうとしているのに…急に妙なにおいに気付いてしまった。
別に、不快というわけではないけれど…なんか変な気分になるというか、…なぜか、少し体がほてってくるような…。
とにかく、気になって眠れない。
(…わ、私の体の匂い…じゃ、ないよね…?)
くんくん、と、わきの下あたりをかいでみる。―――かなり、ヤバかった。オンナとしてどうなんだろうっていうレベルで。
(―――ぅ、うわ…!こ、こんな臭ってたんだ…!や、やばいよ、お風呂入りたいよぉ…)
ちょっと涙目になる。
ここしばらく風呂に入らずろくに着替えもせずに夏場の東京にいれば当然だけど、それでもショックだ。
…恋する乙女としては。
そう思って、近くで眠っている彼のほうを見る。
(―――よく寝てるなあ)
彼は寝息もほとんど立てず、んだように眠っている。
きっと疲れたんだろう。当然だ、彼とアツロウはいろいろ頑張ってくれているし…私は、少し足手まとい気味だが。
(―――ありがと、ね)
だから、これくらいはしてあげても罰は当たらないよね、と考え。(…結局得するのは自分だけ、というのは考えないようにした)
彼のほほに、唇を落と――――――そうと、して。ちょっと、彼に顔を近づけた。

――ふわっ

(――っ!?こ、これ、この匂い!?)
さっきから気になっていた匂いが、一段と強くにおってきた。――――あたまが、くらくらする。
ということは、この匂いのもとは…彼。という、ことに、なるわけで。

(ええええええ!?ちょ、マジありえないから!男の人の臭いで変な気分になるとか、どんな変態ですか!?)
ぶんぶん、と頭を振って妙な気分を振り切ろうとする。
…しかし、一度気になってしまうともう止まらなかった。
気が付くと私はほとんど無意識にくんくんと鼻を鳴らし、その臭いを求めていた。

(あー、男の人ってこんな臭いなんだ…昼間もちょっと嗅いだような気がするなあ…)
少しづつ霞がかかっていく思考で、そんなことを考える。そういえば昼間もそれで何度か変な気分になったような。
すぅ、と、深呼吸。―――胸いっぱいに、彼の臭い。
(うぁっ、やば、ほんとに)
不意に、足から力が抜けた。
そのままがくりと倒れこむ。―――その下には、彼。
ぽふっ。


212 :
私は彼の胸に顔をうずめる形になった。
そうすると当然、鼻が彼の胸に―――着替えもろくにできず、彼の臭いに染まり切った肌着に触れることになるわけで。
(っ!?!?!?!?な、にこれ、ぇ!?)
脳みそが、しびれるような、快感。
自分がかなり変態的なことをしていると警鐘を鳴らしていた理性が、どろどろに溶け堕ちていくような。
そして。

(―――ぁう)
ぷしゃっ。
そして、私の股間は触ってもいないのに液体を噴きだした。
(どうしよ、ぱんつのかえないのに)
最後に残った理性で考えたのは、そんなことだった。


「――――すんすんすん…くひぃい、ううう〜…!」
なんか胸に衝撃を感じ、次いでうめき声のようなもので目が覚めてしまったが。

「んっ、んふ…。ふーっ、ふー…!」
こんな状況だし、さわやかな目覚め、というのは期待していなかったけれど。

「はぁーっ!はぁーっ!すごいよぉ、きみのにおいすごいよぉお!」
さすがに見知った女の子(ちなみに可愛くて巨乳、ここ大事)が、虚ろな目で自分の体に顔を擦り付けて呻いているという今の状況はないと思う。
「も、もっと、もっとぉ、はぁ…ぱ、ぱんつのほうはもっとすごいのかなあ…えへ、えへへ」
―――ユズ、さすがにストップ!それはまずい、いくら何でもまずい。
というかよく見たら上半身裸だし!―――昼間から気になっていたが、女の子の体臭がやばい。理性がヤバい。
「あ、え…?……キミ、お、きた、の?」
よし、状況はよくわからないけど、ユズの普段の行動からしてこれで止まってくれるはず。…アレなことになっている自分の下半身はあとでこっそり何とかして――――

「―――そぉだよね、わたしだけくんくんしたらずるいもんね」
―――えっ。

「きみもわたしのこと、くんくんってしていいんだよ?いまならいーっぱいあせかいてるから、すっごく『濃い』よぉ?」
―――是非に―――って違う!?ど、どうしたんだユズ!?いつもの恥じらいがあってからかいやすいユズはどこに!?
そういった時、振り返ったユズの顔は。
…目に、光がなかった。あと半開きの口からよだれが垂れてた。
―――あ、アツロウとかミドリちゃんが来たらまずいから。
「ふたりはべつのところでねてるし、まだよるだからだいじょうぶだよぉ」


213 :
―――ち、ちゃんと寝ないと明日に響くし。
「このままじゃねむれないよぅ。ね、ね?」
―――いやでも匂いフェチとかかなり業の深いことに。
「いいよぉ、わたしもそうだから。いっしょにへんたいになろぅ?」
いや、え、ちょ、なんでこっちに近寄って。
「―――えいっ」
むぎゅ。
頭を胸で包み込むように抱え込まれた。…視覚と触覚と嗅覚が「ユズ」で支配され、理性がごっそり持っていかれた。
「えへへぇ…わたし、おっぱいおっきいでしょ…?ね、さわって…?」
正直ここ数日溜まっていたうえ、美人で巨乳(重要)な幼馴染にこんなことされてしまえば、そりゃ男子高校生の理性なんて消し飛ぶというものである。
「きゃ!?」
先ほどまでこちらにのしかかるような形になっていたユズを押し倒す。一応、地面に強くぶつけないように気は使ったが。
「えへへ…すきだよ、キミのこと、ずっとまえから」
…この状況で、それはずるいと思う。
ここから先のことは、よく覚えていない。ただ翌朝ミドリちゃんが起こしにきた時、ユズと自分はまだサカっていたことだけは分かる。



―――翌朝(5TH DAY 封鎖の真実)

「おはようございまーす!」
「おお、ミドリちゃんおはよう。―――ところでさ、昨日夜変な音しなかった?なんかのうめき声みたいなやつ」
「え、アツロウさんもアレ聞こえてたんですか!?うー、空耳かなって思ったのに…きもちわるいー!」
「んー、多分悪魔の声か何かとは思うんだけど。一応警戒して起きてはいたけど、襲っても来なかったしなあ」
「アタシもですー!…ふぁあ、そのせいでまだ眠いぃ…」
「だなあ。後の二人もそうだと思うから今日は無理しないで行こう」
「はーい!…でも二人とも遅いですね?はっ、まさか朝から二人水入らずでいちゃいちゃ―――ちょ、ちょっと見てきます!」
「はは、ないない。ああ、疲れてるみたいなら無理に起こさなくてもいいから。俺はちょっとあたりで情報収集してるよ」

そしてミドリが二人を起こしに行って。
…それから一時間ほどたってアツロウが戻ってきても、まだ三人は起きてきていなかった。
「お、遅いな…。まあオレも疲れてるし、のんびりしてますか」


その頃、ミドリはまだサカっていた二人に捕まり、二人がかりで仲間(匂いフェチ)に調教されていた。

214 :
以上になります。まともな本番が書ける技量がほしいとです。
アンソニー完結篇はいつかけることやら。
お目汚し失礼しました。

215 :
うわあああデビルサバイバーだあああ
すぐ感想したいんですがちと今体調最悪なので後日に

ですが……もう大好き!ありがとう!
こちらまで創作意欲わいてきます!

216 :
遅くなったけれどGJです!
ヨダレ垂れるイメージは翠だったけど
正統派ヒロインがえへ♪って感じで垂れるのもいいなぁ、と
ニオイ系のネタはちょこちょこ出て来てたのに
文章に昇華してあるのを目にできて感無量です!
感想おそくなってすまんとです_| ̄|○

217 :
キャサリン

218 :
保守

219 :
遅れましたが乙でした。
匂いで興奮するのっていいね。

220 :
すいません、上でデビサバ2のマコトさんについての作品(「マコトさんのえっち!」)を投下したものですが。
保管庫のほうにいれていただいたのはありがたいんですが、なぜか>>200分の文章が抜けているようでして。
もし管理人さんがご覧になっておられましたら、お手数ですが追加の方お願いしたいです。

221 :2012/12/04
追加されてました。どうもありがとうございます。
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