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映画『ハスラー』について語る!


1 :05/01/18 〜 最終レス :2011/11/09
「THE HUSTLER」(1962年)
監督 ロバート・ロッセン
原作 ウォルター・テビス
主演 ポール・ニューマン
   ジャッキー・グリーソン
   ジョージ・C・スコット
この映画見てビリヤードにはまった。

2 :
語らずの2げっとできたらうれしい

3 :
ハスラー3ちぼんぬ

4 :
ハスラーは地味だが当時の雰囲気が味わえてヨイ。
2のほうはキースマクレディが、最終的にはトムクルーズに負けるストーリになってるけど、キースがヨイ

5 :
いい映画だよ、まったく。

6 :
いい映画だけど、酒飲んだり、タバコ吸いながら撞くシーンを
バカが勘違いしてマネする罠

7 :
だね。
ビリヤードの肝のシーンも少しは欲しかったな

8 :
いまハスラー2をビデオで観て気づいた、この映画入れ順関係なしでやってる。
直に狙った8跳ばしてがっくりしてる傍に何故か7がポツン。
クライマックスのポールニューマンなぜかブレイク後エイトボールに向かい…

9 :
>>6
激しく同意。
若者は何故にくわえタバコで球を撞くのか!?目痛くないのか!?

10 :
ビリヤードよりも勝負についての映画だな
ラブストーリーとも言える。

11 :
ハスラー2は原作本のColor of Moneyの老後のミネソタファッツがすごくかっこよかったな。
途中で急死しちゃうんだけど『死んでもあの男は立派に見えた』ってエディのせりふに作者の描きたかった
ファッツ像が感じられた。

12 :
始めのほうのシーンで、長クッションにHがタッチして、そのHに
手玉がタッチしているのをバンクで入れるトリックショット?があるよね。
誰か出来たヤシいる?
何度やっても成功しなかった・・・。orz

13 :
どうでめいいじゃん
トリックショックなんて

14 :
>>11
生涯賭け球で生活し続けた男が立派なわけないわな
>>13
お前は万年B級だな

15 :
ジョージ・C・スコットは印象に残ってる。

16 :
ポールニューマンはあの映画がきっかけになって玉撞きをはじめたらしい。
それと、2でバラブシュカを渡すシーンがあるけどあのキューはJOSS
なんだって。そんでもって漏れの持ってるキューはオクで買った
JOSSカスタムで6200円のまがい物なんだ♪

17 :
実際の対戦じゃ
ポールニューマンはジャッキーグリーソンにボロ負けしたらしいな

18 :
ポール・ニューマンが死ぬまでにハスラー3を作らないと
ハスラー2でのカンバックの意味がなくなる。
ライブドアが新規球団参入に敗れた今、その銭を映画作成の
資金に提供してくれないかな〜
そうすれば、ビリブームが再来するのだが・・・

19 :
マッセ2ボールズインを二回もやってて、
14−1で何してるのよ、とちょっと寒いとこもあったが、
よい映画でつね。

20 :
あの女(ローラ?)と恋してみたいと思った

21 :
当時の米国のギャンブル用ローカルルールで番号順があるとです。

22 :
>>12
俺はできるぜ
今は異国に消えた元トッププロがやっていたのでヒントをもらったことがある。

23 :
クッションに向かって打つやつ?あれ厳密に言うとファールじゃなかったっけ?

24 :
そう、二度撞き。

25 :
一回目の対戦シーンでなんだけど
ポールニューマンがオープニングブレイクでセーフティを決めて
ブレイク前とほとんど玉の配置が変わらない所にジャッキー・グリーソンが
コールショットを決めるシーンがあるよね。
これって映画だからこそできることなの?

26 :
ハスラー3
見たいね

27 :
  

28 :
>>25
かたまりをよく見たら死んでる球もあるさ

29 :
プロの試合でも最初はセイフティの応酬ですよね

30 :
>>29
プロの試合見てみたい。
けど、なかなか機会ないな〜

31 :
東幹久と結城安奈で

32 :
>>25
>ブレイク前とほとんど玉の配置が変わらない所に
よ〜く、もう一度ご覧あれ。
カットが変わったら置き直されている玉がわかるかな。
二回目の対戦の方が置き直しはよく解るけど。

33 :
>>25
結構有名なセット球、モスコーニ(この映画の技術指導)の本とかに
配置が載ってるよ。

34 :
モスコーニちょっとだけ映画に出てるんだよね。
1回戦のマッセWインを決めた後、ポール・ニューマンが
「さあ、払ってくれ。」と言う前に、後ろでポール・ニューマンをにらんでいる
白髪のおっさんが、ウィーリー・モスコーニ。

35 :
あげてみよう

36 :
>>34
ちょこっとどころか、結構いろんなシーンで出てるよ。
ファッツなんか実名の名指しで「ウイリー。金預かっとけ」とか
言って顎で使ってるし。
モスコーにはその指示に従って台上の金勘定して拾いにいったり。
あと、エディとチャーリーがエイムスに入ってきて、ハウスキュー
で誘い撞きしている台の後ろの柱にはウイリー・モスコーニが世界チャンピオンで・・・
みたいなポスターが貼られている。
つまり、表の世界チャンピオンのモスコーニも裏の世界では顎で使われる程
ファッツの腕は凄い、という演出の布石なんだな。

37 :
先日の朝日新聞日曜版?に
ハスラーの舞台となった玉屋などが
特集されていてうれしく読んだ。
シカゴの老舗は平日4ドル、休日6ドルとか。
5000ドルのゲームしてたって!

38 :
懐かしくなってアマゾンでハスラーのDVD買ってしまった。今千円切ってるんだな。

39 :
1回戦と2回戦で、マッセWインのシーンを無理やり入れてるけど、
あの角度で手玉をジャンプさせてマッセするのってスゴイ!
ESPNのスポーツチャンネルで、アメリカの曲球(ポケット)の試合やって、
(解説が高橋邦彦pだった。)もっとすごいジャンプマッセやってたけど、
日本の木村pから教わりその応用だとか言ってた。
ちなみにそれは、玉1個分のジャンプ+レストの長さ分の引きマッセ。なげ〜すげ〜
木村pのビデオにも似たようなのあるよ。

40 :
アメリカのサイトでちょっとだけ木村pの紹介をしてたサイトがあった。
http://www.collegehumor.com/?movie_id=149594

41 :
昨日TSUTAYAで買ったんで今観てます。なんちゅう渋い映画じゃ

42 :
駄作だろ〜おい・・・かっこいいって・・・君に乾杯

43 :
駄作?
一応アカデミー賞だぜ。
作品賞もウエストサイドと争った。
玉シーンだけでなく、内容も映画作品としてかなりのものだ。
おまい、さては普段映画観ないトウシロの椰子だな?

44 :
ファッツ役のジャッキー・グリーソンはいい味出してるよな。

45 :
1は確かに渋かった!えがった!普段色んな映画観てるけど、
ビリヤードというより、単純にハスラーってこんなんなんだなって感動した。
特に最後のシーンはアメリカ映画の(・∀・)イイ!!雰囲気がよく出てたと思う。
反対に2はトムクルーズ好きのオレでもお世辞にも・・・・
「正直に言ってくれよ・・オレは太ってるかな」←間違ってたらゴメン
この場面だけがよかった。他に響いてくるとこは無かった・・・

46 :
>>45
ハス2のその台詞は、あのデブ(『プラトゥーン』にも出てた)が
実はエディとファッツの昔の対戦を知っていて、エディ本人と
知っていながらハッスル仕掛けてカモったのを明かした台詞だったよな。
その言を聞いたエディは、ただ負けただけでなく、「完全にやられた・・・」と
駄目押しの精神的ダメージをくらった訳だ。
なだめるビンセントに八つ当たりする程。
貴方の心に響いたように作品のキモの台詞だよな。
ハス2は確かに軽すぎて、ヒットした割には首かしげる出来だけど、
俺はニューマンの台詞回しの演技に注目した。
25年前の『ハスラー』のときとのエディのキャラの違い、歴史の流れを
巧く表現していたと思う。
カーメン。ありゃなんだ?演技にもなってない。いくらなんでも大根すぎだ。
『ハスラー』でのラストシーンは、あれ舞台演劇の手法だね。
ファッツが服着て出て行って、ゴードンが椅子で不動になる。
そして、周りはスローモーションから駒が動き出すようにそれぞれの
演技をし出す。それがひとつの枠の中の絵となるようにキャメラが引いて行く。
ところで、『ハスラー』でどうしても意図が解らない台詞がある。
フィンドレーの地下室で3クッションをするとき、フィンドレーが
ゴードンに言う台詞。
フィンドレー「このブロンズ像は君に似ているね。モデルは君かい?」
ゴードン「かもな」
これの演出の意図が未だにわからない。
カットしてないのだから多分重要な意味を持つ台詞なのだろうが、
俺には解らない。
サラの
「残忍なローマ兵」

「貴方はこの人たちのように仮面を被らないで!」
という発言とつながりがあるのかも知れない。
フィンドレーの台詞は「人の表と裏」というこの作品のテーマに近い台詞
なのかも知れないな。

47 :
↑なげーよ>俺
スマソ>all

48 :
いやいや、スレの質が上がるいい評論かと。
ブロンズ像なんてマニアックな見どころを教えてくれてありがとす。

49 :
はじめのシーンでファッツが皆に用意しろと言ってテーブルのカバーをはずすシーンが一番好きだ

50 :
んー、このスレ見てたらもう一度見たくなったな。

51 :
>46
デブのセリフの意味
よくわかりません
もっと教えてください
(+_+)

52 :
>>51
あいよ。いいよ〜。
デブはね、酒に酔った素人を装ってエディをカモにするんだよね。
エディは途中で相手がハスラー(凄腕なのに素人を装う詐欺師)だと
気づく。
日本の賭け球と違って、向こうのプールでのハスラーは「プールシャーク」
と呼ばれて、日本でいうパRのゴト師みたいな存在で敬遠されるんだ。
そしてカチンときたエディはハスラーか?とデブに尋ねてデブが違う、まぐれ
で入ったと答えると、じっと黙って相手の目を凝視して(このときのニュー
マンの表情の演技に注目)、
「いや、おまえはハスラーだ」となる。
そして叩きのめそうと魔の「ダブル・オア・ナッシング」のゲームを自ら
選択していく。
つまり、1セットで倍倍になっていくゲーム。
(最後の支払う額をストップかけて見ると、倍倍でなく、元のレートの倍の
 ような感じだけど)
まあ、酒のせいと25年ぶりのプレーもあって、エディはデブにハスラーかまされ
てしまった。
かつてカリフォルニアのオークランドでファースト・エディと異名をとった
伝説のハスラーであるエディにとっては自分でも絶対に許せないことだった。
そして駄目押しのデブの台詞。
「俺は太りすぎかい?」
これはエディー・フェルソンが25年前にミネソタ・ファッツ(ミネソタのデブ)
と38時間に及ぶビルでも建ちそうな大金を賭けた伝説の大勝負をしたことを
知っていたことを物語っているんだ。
つまり、ハス2のデブは最初にエディを見かけたときから、
「あ、こいつはあのファッツと大勝負したファーストエディだ。
 酒飲んでバラブシュカなんかで調子よく撞いているようだが
 俺は勝てそうだ。カモってやろう」
てなわけよ。
そしてカモったあとにエディの神経を逆なでするようなことを言う。
「エディ。払いたくなければ払わなくてもいい。気持ちよくやりたい。
 ただし負けたら俺は払うけどね」
このあたりも、25年前のファッツとの最後の一戦での顛末
(エディはゴードンに取り分を意地でも払わず結果として玉突きの裏世界
 から追放された)
をこのハス2のデブは知っていたフシを匂わせる。
そして、立ち去る間際に更に駄目押しの
「俺は太りすぎかい?(俺はファッツになってるかい?)」
というのをニタつきながら言い捨てて立ち去る。
これによってエディは奈落の底へ落ちるのに等しいショックを受ける。
と、まあ、こういう具合なんだな。
こんなんでよろしいでしょうか?

53 :
付け加えるとね、『ハスラー』では、最後の勝負では、
玉の勝負ではエディはファッツに勝ったけど、裏社会
で生き残るという勝負には負けたんだ。
つまり結局はゴードンの裏社会での権力に負けた。
エディはサラを亡くしてルイビルのホテルで目覚めたときから
純真さのみでファッツとの勝負に挑んだ。
ゴードンの非人間性を訴え人としてゴードンにも噛み付いた。
でも、それがわかるような奴ではない。
エディは結局見抜けなかった。
25年後、エディはすっかりハスラーとしては玉の世界から足を洗い、
酒のセールスで身を立てていた。
しかし、それは表向きで、実はハスラー(というより賭け玉プレーヤー)
を金銭的にスポンサードすることで収入を得ていた。
結局は、エディはゴードンやチャーリーと同じ道を歩んでいた。
玉の勝負には勝ったが裏社会の勝負に負けたので、それを取り返そうと
した25年間だったのかも知れない。
そこで、掛け金を気にしないビンセントと出会って、エディのなかで
何かが弾けたんだ。
エディの今までの自分自身の常識を覆すような感覚のビンセントに。
ビンセントは既にナインボールの腕は超一級だ。
ただ、かつての自分がそうだったように「人を見抜く目」がない。
だから、ビンセントにそれを教え込もうとした。
しかし、例の店でデブにやられてしまった。
エディ本人が人を見抜けなかった。
散々今までビンセントに教えてきていた自分が。
これはショックだったろう。
だから、無理やり半ばやけくそ気味にビンセントを捨てる。
そして、自分自身がハスラー(ゴト師)でなくプレーヤーとして立とうと
決意する。
これは、かつて25年前に自分がサラの訴えるところの真意を汲み取れない
ままサラを死なせた自分の過去への清算の歴史の序章でもあった訳だ。
そして訓練し、眼鏡を作り、練習し、大会で勝ち進む。
ところが・・・・ここにも落とし穴があった。
なんと、今度はビンセントにハスラーかまされてしまうのだ。
過去の清算どころではない。
こうなれば、銭金でなく玉の真剣勝負だ。
そして、カーメンが八百長博打で得た金を持ってくる。
このときエディはカーメンに言う。
「君がビンセントに伝えろ」と。
カーメンは「なぜ私が?」と聞き返す。
エディは
「君でなければ駄目なんだ」
と言う。
つまり、カーメンがエディが勝負することを望んでいることを伝えて
くれないと死んだサラの思いを清算することがエディにはできないんだ。
これはエディとサラとゴードン(最後の鏡に口紅で書いた文に意味あり)
の関係と、エディとビンセントとカーメンの関係でダブる部分があるから
だと思う。
エディはゴードンのように踏み越えてはならないところには行かなかった。
自分を騙して自分にいいわけして自分にハスラーかませることはしなかった。
だからこそ汚れていない(?)カーメンに勝負することをビンセントに伝えて
もらわなければならなかった。
そして、グリーンルームで勝負が始まる。
てな具合。

54 :
名解説 乙

55 :
素晴らしい解説ですね
深い深い
解説を元に1,2を見直してみます
何気ないセリフ回しにそんな意味があったとは驚きです
つか今まで気が付かなかった自分にも驚き

56 :
すごいけど本当?

57 :
>>52ー53
名解説。カラーオブマネーの原作読んでるねW
そこら辺何げに出てるよ。
わからない人は球のシーンだけ見て楽しめ。

58 :
サンクス>all
長文で読みにくかっただろうと恐縮してたが、そう言ってくださると
救われます。
>>57
やはり、わかりますか?(^^;)
原作でなく映画の方は、DVDがこの世に出る前は、ビデオの
テープが擦り切れるくらい見て、台詞もヒヤリングして
一言一句もらさず書き取ってたりしてました(笑
DVDは英語字幕も出るから、あれ便利ですよね。
でもね、実際に口にしている台詞と違う英語字幕の部分もあったりしてね(笑
『ハスラー』では、ファッツがエディに初めて会って名前訊くシーン
での台詞。
Is your name・・・と英語字幕にはあるけど、あれは実際は
「ジョニー・フェルソン?・・・エディー・フェルソン?」
と口にしてる。
名前を間違えて、そして記憶をたどってエディーフェルソンと言い直している
演出のように思う。。。
一方、日本語字幕はナインボールの5-9(?)のシーンで、ビデオ版の字幕は出鱈目。
たぶん翻訳した人は5-9を知らなかったのだと思う。
思うに to と two の発音が同じだからへんてこりんな訳になったのだと
思う。
DVDが存在する以前、NHKのBSで『ハスラー』が放映されたが、さすが
天下の元国営放送。NHKの訳はきちんと5-9のこと翻訳していた。
翻訳を負かされたスタッフに玉を知ってる人がいたのかもしれない。
(このNHKのBS版の日本語字幕は作品全般的に秀逸です。私は永久保存版
 にしてます)
これと似たような間違った翻訳の例で、映画『新ハスラー』(主演:ジェームズ・コバーン)
の中で、W.モスコーニ本人を紹介するシーンがある。
原語では「15回(連続)世界チャンピオン」と司会が紹介しているのに
日本語字幕は「第15回大会のチャンピオン」と書いてしまってる。
fifteen times の意味を取り違えたのだろう。
たぶん、翻訳者はモスコーニの功績を知らなかったのだろうね。
余談だが、『ハスラー』の中でエイムスの店でエディに「誰か探してるのか?」
と最初に話しかけてくるイタリア系のおっさんが、ファッツを称して
「15年負け知らずだ」と言う台詞は、実際のモスの功績を掛けて洒落でファッツの
キャラを作った脚本だろうね。なかなかイキなことしてる。

59 :
ファッツって1でエディに最終負けたよね?
2での 俺はファッツみたいかな?
がいまいちしっくりきません。

60 :
実は最初映画館で公開時にハス2を観たときは、私も「?」でした。
なぜここでデブが「俺は太ってるかい?」と訊くのか、と。
なにか重要な意味を持つ台詞というのは感覚的に判ったけど。
その後『ハスラー』を観て解ったのです。
つまり、あくまで映画『カラー・オブ・マネー』は『ハスラー』が
下敷きにあっての作品というのに気づいた。
玉の勝負だけを取り上げると最後の勝負でファッツは負けたけど、
別な意味ではファッツは勝ってるでしょう。
ゴードンの要求を拒否するエディに「払えよ。エディ」と言って、
裏の権力の枠に迎合することを勧めてるし(エディの身を案じての
ことかも知れないが)。
この場合、ファッツはゴードンの庇護の下でエディに対して
圧倒的優位な立場から物言いをしている。
というか、2でのデブが、何故あえて
「正直に言ってくれ。俺は太っているか?」
という台詞を残してニタついたのか。
そして
「たまたま負けただけだよ。酒のせいだよ」
とビンセントが慰めた(ビンセントは真相を知らない)にも
かかわらずエディはビンセントを捨てる程何故深く傷ついたのか。
そこだよな。

61 :
補足すると、
単に玉の「勝ち負け」を超えたところでエディは傷ついた訳だ。
ハス2でデブにやられた時落胆するエディの台詞にもあるように
「俺は見抜けなかった・・・」
と。
結局は25年前と同じだった、と。
第一、単に玉で勝った負けただけだと、小説や映画で何かを
えぐり出す「作品」としてのドラマにならない(^^)
試合中継みたいになっちまう(^^;)

62 :
ところで・・・皆の衆。
ゴードンってキャラはすんごく濃いと思いません?。
こすいというかやり手というかエゲツナイというか・・・
ファッツが勝ってもエディが勝っても、奴の懐に$が入るん
でしょう?
時には裏で手を回して人に肉体的な障害負わせてまで。
(人を使って殺人あたりもしてそうだ)
サラが否定した人間の悪意の権化みたいな。。。
ハス2では、グリースンでなく本物の白髪のミネソタファッツをちらりと
画面に登場させたのは洒落だろうけど、あそこにバート・ゴードンが
来ていたら洒落にならないよなぁ。

63 :
ミネソタファッツは、ハス2には出てませんよ。
太った白髪のおっさんは、スティーブ・ミザラクという米では有名なプレーヤー。
ビリヤード界の発展に協力する目的で出てる。
同じく、マイク・シーゲル、エワ・マタヤといった当時の有名プロが出てくる。
ハス2の技術指導は、マイク・シーゲル。
当時のミネソタファッツは教則ビデオとかにも出てたけどもっとヨボヨボ。

64 :
>一方、日本語字幕はナインボールの5-9(?)のシーンで、ビデオ版の字幕は出鱈目。
>たぶん翻訳した人は5-9を知らなかったのだと思う。
>思うに to と two の発音が同じだからへんてこりんな訳になったのだと
>思う。
>DVDが存在する以前、NHKのBSで『ハスラー』が放映されたが、さすが
>天下の元国営放送。NHKの訳はきちんと5-9のこと翻訳していた。
日本ルール(5−9)は、ハスラーでもハス2でも出てこないと思われ。
どこに5−9のシーンなんて出てくるの?どんなセリフまわし?

65 :
>>62
ご指摘ありがとうございます。
ミザラクはエディと対戦して「参加は始めてか?」と言われた
人ですよね?
それは知ってます。
ファッツは、大会前にシーゲルがラックしたりしているシーンで
出てきた別な白髪の人だと思ったが、勘違いだったらスマソ。
>>64
ご指摘ありがとうございます。
私は何も「日本式ジャパン」とは言ってませんよ。
ましてハス2で出てくるなんて一言も言ってないのですが(^^;)
『ハスラー』の中で出てきた5番と9番にのみ点を乗せるナインボール
のことを5-9と便宜上言ってるのです(エディは途中でぶち切れて
10ゲーム総取りマッチにしてしまいますが)。
だから「5-9(?)」と疑問符で書いたつもりだったのですが、
誤解を与えたのでしたらすみませんでした。
台詞まわしについては、まず映画をご覧になってみて下さい。
"There is your money, boy." のシーンです。

66 :
>>62
余談ですが・・・
ミザラクさん。
私、昔タイムリーに見てますんで、判ります(^^;)
話ずれますが、シーゲルが自分からテクニカルアドバイザーを
猛烈に売り込んだというのは、ちょっと意外でした。
てっきりプロデューサーの抜擢かと思ってました。
クルーズがド素人で、当初てこずったらしいですね。
アクションへましてキュー壊しちゃうし。。。(-_-)

67 :
>>66
シーゲルは昔からプレイヤーとしての将来に不安を持って色々仕事をやりたがってたからね。
キューメーカーになったのもそれが理由だし。結局儲からないんでやめたらしいが。

68 :
ちと話題に乗り遅れましたが52氏、名解説乙です
原作読みたくなりました
>>58
俺が最初に見たのがNHK BSでした。本当に名訳ですよね。
こっち見てハマってDVD買ったら『気骨』って台詞が無くて愕然としましたです
これがないとハス2と繋がらないんだが・・・
>>46のブロンズ像の件、気になったので観てみました。
どうもギリシア神話のパンのように思います。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/パン_(ギリシア神話)  
好色な笛吹き道化のように見えて実は恐怖とか混乱(パニックの語源)を司る神様。
優位に立ってるフィンドレーからすれば、
ゴードンがエディを焚き付けてるところが吹かしてるように見えたんですかね?
でも結局まくられてしまうという・・・
それともあくまで容赦ない物言いのゴードンを見て
『こいつ怖えぇなぁw』って感じか
どっちか俺には判断つきかねますが
ここまで考えた演出なんだろうなぁ・・・と今改めて思った。スゲェ

69 :
>>67
往年のシーゲルは「プール界のニクラウス」なんて巷間に喧伝されてましたが
実際は全米や海外への遠征費を差っ引くと決して金銭的に豊かとはいえない
状況だったのでしょうね。全米王者がこれですから、プール界はきついものが
ありますよね。。。
>>68
まとめ人殿、キュースレではいつもお世話になってます。
いやぁ、参りました。
パンでしたか。。。。
私、趣味でケーナとパンフルートを演るのですが、うかつにもまったく
気づきませんでした。。。なるほど〜。。ううむ。。。
さすがそちら方面も造詣が深いですね。感服しました。
なるほど、そう言われてみると、あのシーンのフィンドレーのあの態度と
言いっぷり、その前のゴードンとエディのやりとりとも繋がって、すべてに
辻褄が合って納得できます。
ををを。
スゥ〜ッと霧が晴れるように、18年来の疑問が氷解しました。
ありがとうございます!
ところで、ひょっとして、『ハスラー』はこうした隠し玉というか
いろんな隠喩の置石がいたるところに隠されている作品なのでは?
まだ他にも、探せばいろんなのが出て来るかも知れませんね。
今更ながらすんごい深い作品なんだなと再認識して身震いしてます。
『気概』については、まったく仰る通りですね(^^;) 同感です。
NHKのビデオをDVDに落とそうかな。。。
あと、『ハスラー』『ハス2』については映像上のいろいろなネタも
まだまだ沢山あって、昔ミニコミ誌の原稿用に書き溜めたものがあるのですが
(それは昔未稿のまま企画が流れてボツになったので、自分のサイトコンテンツ用
にしようと思っていた)、こちらが荒れない限り、おいおい小出しに(笑)こ
ちらで話題を提供して行こうと思ってます(^^)v

70 :
age

71 :
>>68
>俺が最初に見たのがNHK BSでした。本当に名訳ですよね。
>こっち見てハマってDVD買ったら『気骨』って台詞が無くて愕然としましたです
>これがないとハス2と繋がらないんだが・・・
ハス2のラスト前、ママさんがエディに言う台詞
" I'm a real big fan of character in people. "
の character をどう訳すかで、映画の流れの捉え方が変わってくる
ような気がします。
「気骨」と訳さないで「変わり者」と訳すと、ハス2でエディが
ビンセントを「変り種」として最初に評価したことにまさにつながるし、
微妙です。
また、 character を「人が落としてはならない品位(≒気概)」と訳すと、
『ハスラー』から『ハスラー2』で貫かれているエディの個性そのものになるし。
ハス2でもママさんは、「人の中にあるそういう個性が私は大好きなの」
と最後に言ってエディの人柄に心を寄せています。
『ハスラー』でも『ハスラー2』でも、そうした個性ゆえエディは心に
傷を負ってしまうのですが。
心の根っこの部分でピュアなエディのような存在は、魑魅魍魎が棲む人間社会
では、まさに稀有な「変り者の気概」なのかも知れません。。。

72 :
いろんなギミックがあるんだねー。
解説人さん乙!読みふけったよ。
ゲスト出演してるプロは他にいるの?
キースマクレディぐらいしかわかんねいw

73 :
もう何回DVD観てることか...

74 :
>>72
ハス2の大会シーンでは、どう見てもこれはエワマタヤのケツ
というのはあるけどwww
漏れとしては、ビンセントとエディーが初めて会ったときに
向うのテーブルで撞いてる日系人の小太りのおっさんが気に
なる。
ただのエキストラには見えないのだが・・・・。あれは誰だ?

75 :
>>74
TAD KOHARA

76 :
私もそう思って何度も観たが、似てるけどあれはTADさんではない。
第一、彼は普段球を撞かない。
彼のショップの壁にかかっている1968年のオレンジカウンティー
の地元紙に載った彼が球を撞く写真は極
めて例外的。

77 :
age

78 :
ok、埋蔵書き込み。

79 :
age

80 :
age

81 :
ハスラー2の原作本The Color of Moneyは訳者の言葉使いに不自然な箇所が多いけど、それが逆に味を出してる。
映画はトムクルーズの集客力目当てで作ったからあんなストーリーになったんだろうけど、個人的には
原作本のストーリーで作って欲しかった。(美術品のディーラーのあたりは不要だろうけど)
ファッツやブーマー、ベイブス・クーリー、アール・ボーチャードとの対戦によって50代のエディが自分を成長させていく
過程がいいんだよな。

82 :
ビッグジョン、彼はハスラーかな?

83 :
「ここにはバーもピンボールマシンもボーリングレーンも、
 他は何もない。
 ここはエイムスだよ、お客さん」
ビッグジョンも、淡々としていてなかなか渋い役どころです(^^)
エイムスで掃除してた黒人のオービスが『2』で玉屋やってて
エディと再会したけど、ビッグジョンの方がよかったな。
オービスの店は、ブラのゴールドクラウンTの台の高さがエディには
低かったみたいね(笑)

84 :
J.T.S.て何よ?

85 :
JTSブラウンのJTSか?

86 :
>>85
うん。The Color of Moneyでもカクテルのマンハッタンを注文するときJTSブラウンを指定してる。

87 :
なるほど

88 :
JTSは正規輸入されてなかったから以外と知られてないんだよね。
89年頃キリンシーグラム(だったと思う)が輸入したが今は別な会社が取扱う。
10物の黒ラベルの方が若い赤ラベルよりコクがある。
味は、フォアローゼズのようにまろやかだが芯がある感じ。
実に美味い。
もちろんバーボンだからノーアイスのストレートで飲むのが
基本。
日本ではターキーの方が人気あるが、俺はバーボンはいつも
JTSだ。
バーカウンターでJTSをノーチェイサーのダブルで注文する。
置いてない店は「バーボンわかってねぇな」とニタリと独り
値踏みする。

89 :
↑あんた詳しいな

90 :
サンク。
>>52だから(^^;
映画にハマルのと酒と玉にハマルのが同時期だったのさ。
ただし、みんなにも言っておく。
俺みたいにハードボイルドを気取るのはカウンターで飲むと
き位にしといた方がいい。
まだ国内線の機内にキューが持ち込めた頃、ゲートで
「そのケースは何ですか」
と女性の係員に訊かれたから、エディの台詞を言ってやったのさ。
「機関銃だよ。
都会ではこいつがいるって聞いたからね」
すると、別なガードマンがすっとんできてケースの中全部調べ始めた。
入らぬ時間をくったぜ。
(95年の実話)

91 :
>>90
最近の手荷物検査は仕事がらみで測定器や工具持ってるときだとそれだけで憂鬱になる。
当然X線で引っかかって別テーブルで中身を改められてるとき後ろに変な気配すると思ったら
ガタイのいい警備員が二人俺の背中に張り付くように立ってやがった。
なんか変な動きしたら速攻で取り押さえる体勢のつもりらしい。

92 :
>『ハスラー』の中で出てきた5番と9番にのみ点を乗せるナインボール
>のことを5-9と便宜上言ってるのです(エディは途中でぶち切れて
>10ゲーム総取りマッチにしてしまいますが)。
あのアーサーのビリヤード屋でのぶち切れブレイクショットには
相手やバートの手下も驚いているが、よく見るとビリヤード台を傾かせているねw

93 :
>>92
ほほ〜。それは知らなかったです。
今夜確認してみます。
意外な盲点をツキましたね。
まさにカメラのトリックショット?(笑

94 :
俺も確認してみよ

95 :
>>92
俺も

96 :
良スレだ!
ハスラー観たくなった。
解説人さん、乙

97 :
なんか毎日観てたらセリフを覚えちまったww

98 :
>>97さん
それそれ!
昔A級の仲間とビデオ擦りきれるくらい観たんです。
まだ、DVDなかったからヒヤリングで原語のセリフを覚えて
書き取りもして。
最初からファッツに負けて倒れるまでのセリフ、私と友人は
すべて覚えてますた.w
で、行きつけの球屋のマスターもはまってて、我々が店に
行ったとき、たまたま客が少なくて
クワイエット…
ヤァ…ライク ア チャーチ…
と言いながら入って
ノー バー?
と訊くとマスターも
ノー バー ノー ピンボールマシンズ…
と応える。
あの頃、なかなか楽しかったです。
マニアの洒落の世界。

99 :
で、当時珍しかったJ.T.Sの10年のラベルをはがして、
それっぽい小瓶に貼って持ち歩いてました.w
このボトルは結構仲間内でウケた。
その小瓶と当時愛用した4剣は今でも手元にあります。
友人などは、自分のTADの尻ゴム取って
「このキューはランボーだ」
なんて言って
ベリーナイスショット!
と床をお構いなしにドンドンと叩く。
さすがに漏れはそれはできなかった.w
漏れのリチャブラにはゴムつけたまま.w
マスターなんて店のカウンターにエイムスみたいに鉄格子つ
けようかとまで言い出すし…
ネタでなく、80年代都内某所での実話。

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