じゃあ、ちょっと季節外れっていうか、この季節に聴くからこの曲良いのかもわかりませんが。 冒頭に、ジュリアンとキョーコへ(お父さんと)お母さんが呼びかけている、それも、ヒソヒソ声で呼びかけている、例の曲。 これを聴いてみる。 〜 John Lennon / Happy Xmas (War Is Over) ttp://www.youtube.com/watch?v=yN4Uu0OlmTg (小林)Happy Xmas カッコして War Is Over。 War Is Over てのがこの曲のヘソというか、何というんでしょうね、今でもね不安な国なんかけっこうありますよね。 だからこの曲ってのは、いつも何か感じさせて引っかかってくれるんですよね。 ジョン・レノンそしてオノ・ヨーコの名曲を聴いていただきました。
〜 The Beatles / Two of Us(Naked) ttp://www.youtube.com/watch?v=DFw914VZPDE
〜 The Beatles / I've Got a Feeling (Anthology 3) ttp://www.youtube.com/watch?v=Jc8p7RLgG_I (小林)「Let It Be」のセッション I've Got a Feeling. これは「Let It Be」ではなくて「Anthology 3」に入っているバージョン。
そしてその前は、有名な Two of Us。 これはマッカートニーがプロデュースした「Let It Be...Naked」の中に入っている曲です。
〜 The Beatles / Helter Skelter ttp://www.youtube.com/watch?v=Zz92iBUKvvw 〜 Mary Hopkin / Those were the days(悲しき天使) ttp://www.youtube.com/watch?v=-9JOmU2jFUo (小林)これは(2曲目)もうすっごいヒットでしたね。 イギリスではもちろんナンバーワン、アメリカでは2位。 なぜ2位だったかというと Hey Jude が長い間1位を…w。1位になれなかったっていうw。 だけどまあ、全世界で一千万枚以上売れた。ロシア民謡を基にした Those were the days。 プロデュースがポール・マッカートニー。 その前は「ホワイトアルバム(The BEATLES)」の中に入っている(1曲目)Helter Skelter。
〜 The Beatles / Think For Yourself ttp://www.youtube.com/watch?v=asjgoEUtcR4 (小林) というわけで、これは Think For Yourself ていう曲が流れましたけど。 (中野区/女性) 先日、ビートルズの「イエローサブマリン」ブルーレイ発売記念試写会に行きました。 ビートルズおたくですが、実は初めて見ました。 ストーリーも歌詞もすごく深く、味わいがあり、今こそ みんな見るべきだ、と思います。 「大切な事を見失っていないかな?。地球上の生き物はみんな仲間。ここがどこなのか、自分が誰なのか?。 それは誰かが勝手に決めただけ。全ては想像上のことだ。見たい物だけを見て、他の事はごまかすような生活でいいの?」 こんなメッセージが伝わって来た気がします。 タイトル曲の「イエローサブマリン」も能天気なふりをして、すごく重要な意味が込められている、と思います。 ビートルズから始まって、いろんな音楽を聴いて、またビートルズに戻って来ました。 やっぱり最高です。 リクエストは、1曲選ぶのは難しいけど、私はジョージファンなので Think For Yourself。 (小林) ジョージの歌声でお送りしました。
13 :
(茨城県笠間市/男性) リクエスト Nod Your Head をお願いします。ポールのアルバム「Memory Almost Full」から。 私はビートルズの解散後に「LetItBe」からファンになりました。 その代わりにレノンとマッカートニーは最初からバリバリ現役で楽しんでました。 (小林)あー、ソロはね。 今でもレノン・マッカートニーを中心に音楽人生を楽しんでいます。 ほんとうに楽しかったです。(今もですが) 特に、マッカートニーはもうすぐ70歳。まだ現役ですよ。すっごい人です。見習います。 まだ行けるよ、小林さんがんばって! (小林)って言うw そんな人が手掛けるとは思えないパワーがこの曲にはありますよね。 今年はビートルズ生誕50周年の年。エリザベス女王60周年祭。布袋さんの移住も決まり、オリンピックもあります。 もう心ウキウキしています。マッカートニー・布袋 共作なんて実現したらすごいじゃないですか。 でも夢は楽しんでもいいと思うからね。さらに実現したらベスト。 (小林) どうもありがとう。あなたのリクエストです。
〜 Paul McCartney / Nod Your Head ttp://www.youtube.com/watch?v=shUHtmo6f2c 〜 The Beatles / I'm a Loser ttp://www.youtube.com/watch?v=LCV0YXXyuHc (小林)ポールからジョン・レノンへつながりましたね。 (千葉市美浜区/男性) デッカレコードオーディションの話し、どんな話しが出てくるか楽しんでいます。 じっくり聴かせて下さい。 リクエストですが I'm a Loser をホワイトアルバムからお願いします。 歌詞が、ちょっと今までとは違うかなぁ?と思って初めて聴いた時、そう思った記憶がある曲でした。 あんまり リクエストが無い曲じゃないですか?
〜 The Beatles / Three Cool Cats http://www.youtube.com/watch?v=bCvf_RKQK0M 〜 The Beatles / Take Good Care of my Baby ttp://www.youtube.com/watch?v=fMuNC2dm-Eo (小林)2曲続きました。 いずれもデッカレコードでのオーディションでビートルズがやった、そのままの音ですけれども。 2曲ともジョージ・ハリスンがリードボーカルを珍しく録っていましたね。 Take Good Care of my Baby てのは、知っていますかねえ、キャロル・キング(Carole King)。 彼女が作曲家ソングライター時代に残した自分の旦那さんと書いた名曲。 これをボビー・ビー(Bobby Vee)というシンガーが歌って、デッカオーディションの前の年、アメリカで1位の大ヒット曲。 それをビートルズがカバーしました。 そしてその前は、ジョージ・ハリスンが歌っていました Three Cool Cats。 これは、ビートルズの「アンソロジー」に入っていますが、やっぱりデッカのオーディションの音であります
〜 The Beatles / To Know Her is to Love Her ttp://www.youtube.com/watch?v=QSVQDJaktHc 〜 The Beatles / Like Dreamers Do ttp://www.youtube.com/watch?v=d5iWVsVCupw
そしてその前の曲は(1曲目)To Know Her is to Love He。 元歌はフィル・スペクター(Phillip Spector)。もう有名なプロデューサー。 名前は聞いたことあると思いますが、彼が高校生の時作っていたバンドがこの曲をやって、全米で1位になりました。 すごい才能だったんですね、フィル・スペクターはね。それをカバーしました。 ジョン・レノンがボーカルを録っていました。 デッカオーディションの模様からですね、6曲を聴いたわけです。
24 :
□リクエスト (小林)採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてもれなくプレゼントしております。 メールアドレスは beatles@bayfm.co.jp (東京都江戸川区/男性) ビートルズは今年デビュー50周年ですが、もう一つ今年デビュー50周年のグループ、ビーチボーイズ(The Beach Boys)の新譜からタイトル曲をお願いします。 (小林)ということで、そうなんです。 ビーチボーイズはビートルズと良い競争関係にあったわけですが。 今回は、50周年を記念しての世界ツアー、そしてオリジナルアルバムを出していますね。 そのタイトル曲であります「神が創りしラジオ」ていう邦題が日本語のタイトルが付いています。 〜 The Beach Boys / That's Why God Made the Radio ttp://www.youtube.com/watch?v=OGke6pnT1d0 〜 The Lovin' Spoonful / Summer In The City ttp://www.youtube.com/watch?v=s1_8909dNJ0 (小林)The Lovin' Spoonful の Summer In The Cityが流れました。 (千葉市稲毛区/女性) 先日、ヴィダル・サスーンのドキュメンタリー映画を観てきました。 長年シャンプーを愛用していましたが、それが実在するスタイリストの名前だったとは全く知りませんでした。 彼は「サスーンカット」と言われる斬新なカットと技術で、60年代のファッションシーンを牽引し、世界に革命を起こした美容界のビートルズだったんですねえ。 (小林)僕もこれ、ちょっと観たことがありますねえ。 リクエストは、Revolution(革命)にしようかと思いましたが、映画で使われていた曲がとてもカッコ良かったので、 The Lovin' Spoonful の Summer In The Cityをお願いします。 (小林) かけました。
〜 The Beatles / I'am The Walrus ttp://www.youtube.com/watch?v=pr1GukmGV0U
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〜 The Crusaders & Randy Crawford / Street Life (Extended album version) ttp://www.youtube.com/watch?v=NSOQhIl_kXU (小林) いかがですか? I'am The Walrus に引き続いて、いつもとは違う世界でしょう。 これはクルセイダーズ(Crusaders)フィーチャーはランディ・クロフォード(Randy Crawford)という シンガーです。 Street Life を聴きましたが。
そして何と言っても、タイトルと歌詞はほんとに面白いですけど。 リンゴ・スターが、もうビートルズが忙しくなって、「今日は忙しい日の夜だったよねー。」て言う。 リンゴは時々、ほら、日本語じゃなくて、英語がおかしいわけですよね。 「ああ、お前、面白いこと言うね。今日は忙しい日の夜だった?。なになに、それタイトルにしちゃおう。」 ていうことで「A Hard Day's Night」てのが生まれたわけですよね。 改めて聴いてみましょうか、イントロ、ちょっと注目して下さい。 〜 The Beatles / A Hard Day's Night ttp://www.youtube.com/watch?v=lutb5xOlqLc (小林)いかがですか? ビートルズの A Hard Day's Night。 イントロすごかったでしょう?。 で、今の終わりのアウトロって言うんですけども、チャララ、ラララララ♪っていうところは また転調しているという、けっこう、いろんなものが入っているんですね、ビートルズの傑作はね。
〜 The Shadows / Shadoogie ttp://www.youtube.com/watch?v=cxGMrdo4C5Q 〜 The Beatles / Everybody's Trying To Be My Baby ttp://www.youtube.com/watch?v=nXTZ9oJB2p4 (小林) そうですねえ、ビートルズのデッカレコードのオーディションの頃は、 やっぱりイギリスの音楽界というのは「ロックはみんなアメリカのもの」ていう。 9割以上はアメリカのもの。 「自分たちのやる音楽ていうのは二流」というふうな意識があって。 まあ一流ぐらい、と目されていたのは、お送りしたシャドウズぐらい。 で、シャドウズの(1曲目)Shadoogieていう曲です。 シャドウとブギを組み合わせた Shadoogieていう、これは1961年の曲。 そして今聴いたやつが、(2曲目)Everybody's Trying To Be My Baby。 アメリカのカール・パーキンス(Carl Perkins)のカバーをビートルズが「ビートルズフォーセール」のアルバムでやっていたものです。
肝心のビートルズのデッカオーディションであるが、 実力を100%は発揮できないままに終わったとは言え、やるべき事は全てやったという充実感はあった。 現場を担当したアシスタントディレクターのマイク・スミスは「お疲れ様!。素晴らしい演奏でしたよ!」と褒めてくれた。 ロンドンのいわゆる業界人というものを知らなかったリバプールからの御一行は、このマイクの社交辞令を言葉通りに受け止め、みんな幸せな気分になった。 マネージャーのブライアン・エプスタインは「このオーディション、間違いなく合格。」と思って疑わず、 ビートルズの四人、ジョン・レノン、ポール、ジョージ、そしてドラマーのピート・ベスト、それにローディの二ール・アスピノールを引き連れてのレストランに入り、祝杯を挙げた。 まったく、気が早くてオメデタイ話しである。 実はこの日、ビートルズのオーディションを朝一番に入れたのは、全てデッカ側の都合であった。 ランチタイムを挟んで午後にはもう一つのバンド、地元ロンドン出身のブライアン・プール&トレメローズ(Brian Poole and the Tremeroles )のオーディションが控えていた。 そんな事とは露知らず、ハイボールで祝杯を挙げる“のん気で幸せなリバプール勢”であった。
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なんかもう、アリステア・テイラーの証言話しではなくなってきている様子w。
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〜 Brian Poole and the Tremeroles / Twist And Shout ttp://www.youtube.com/watch?v=iA-LMH5Fm00 〜 The Beatles / Please Mr. Postman ttp://www.youtube.com/watch?v=9BPQEmR6iCY
(小林)2曲、初期のお馴染みの曲が続いたんですけど。 これはビートルズの(2曲目)Please Mr. Postman。マーべレッツの曲のカバー1963年。 その前の(1曲目)Twist And Shout はなんかビートルズっぽいけど違うなあ っていう。 そうですよ、ビートルズじゃなくて…。 ビートルズは午前オーディションを受けましたが、午後はロンドンの、結局こっちが採用になるんですけど、ブライアン・プール&トレメローズの Twist And Shout。 ビートルズの Twist And Shoutに較べるとちょっとねえ。ジョン・レノンのシャウトが耳に慣れてるから、 「あ、これ、ちょっと物足りない」と思われた方、正解です。
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□リクエスト (小林)リクエストはメール・FAX・ハガキで受け付けています。 ハガキの場合は 〒261-7127 BayFM「ビートルズから始まる」 FAXもあります。043-351-8011 その人の字の癖とかね、そういうの見ながら、その人のことを判断した時代が懐かしいです。 メールは beatles@bayfm.co.jp 採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼントしております。 リクエストする方、ちょっとがんばって、よろしくお願いします。 (千葉市中央区/男性)40代、厄年 克也さんこんばんは。最近のエピソードを聴いていると、ビートルズの誕生は危なっかしいですねえ。 大成功後の姿しか知らない僕にとっては、話しがとても新鮮です。 さて、MTV世代の僕には、ロックはアメリカ産と思い込んでる時期がありましたが、 けっきょく好きなアーティストはほとんどがイギリス出身でした。 エリック・クラプトン、スティング、ポリス、クイーン、そしてビリー・ジョエルも大のビートルズファン。 ビリー・ジョエルはアメリカ人ですけど。 みんな「ビートルズから始まる」ということですかねえ。 (小林) イギリスは、なんて言うんですかね、本家じゃないっていう意識がありますから、イギリスの中で屈折して出て来てるよね。 そこが日本人なんかにも良く分かる、っていうことじゃないでしょうか。結果ですけど。 「ビリー・ジョエルがソ連で歌ったという」そう、ビリー・ジョエルは共産圏でコンサートをやった比較的早い人でしたが、 ポール・マッカートニーのあの曲をやっています。 〜 Billy Joel / Back In The USSR ttp://www.youtube.com/watch?v=42Tah0DCubg 〜 The Beatles / Help! ttp://www.youtube.com/watch?v=HkHvNz9tgzM (小林)やあ、ビリー・ジョエルからいきなりHelp!につながりました。
〜 The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band - With A Little Help From My Friends ttp://www.youtube.com/watch?v=yOTBL9dThOI (3曲メドレー) (小林)はい、ここまでお送りしましたよ。 (江戸川区/女性) 主人が高校生の時にビートルズのコピーバンドをしていて、ドラムスでした。 その主人が毎週、晩御飯も食べずに聴いています。 (小林)うわあ、すごいね。 主人のために大好きな、サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンドをリクエストします。 (小林) この気持ちはわかりますね。 あのね、ご飯を食べるとね、ご飯を食べる音がするんですよ。 例えば、ご飯ぐらいだったらね、普通のご飯だったら大したあれじゃないんだけどw 固いものだとか、バリバリするものだとか、野菜だとかサラダだと、耳に響くんですよ。 そうすると、それが邪魔になるんですよ。ねえ。わかりますよ。 だから、そんな晩ご飯お預け状態で聴いているというw、御主人のために Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandから つながっているんだから、リンゴ・スターまで行っちゃえってことでw。 今日は御主人のために、お預け状態の御主人のために特別サービスでWith A Little Help From My Friendsもかけました。ワン!。
それから、ジョージ・マーチンが「ビートルズは、まずオリジナルはちょっと無理じゃないか?」ということで、プロの作詞作曲家による「How Do You Do It?」 これをやってくれって言う、ビートルズに頼みますよね。 で、ジョン・レノンが「冗談じゃない!、自分たちはオリジナルをやるんだ!」って突っぱねますよね。 あの曲をジェリー&ペイスメーカーズはやって、イギリスで1位になるわけですよ。 で、その次のシングルもイギリスで1位になるんですが。 それじゃ今日はですね、その次のシングル、つまりビートルズのライバルだったジェリー&ペイスメーカーズはどんな音をしていたのか、どんなバンドだったのか。 これはもう我々の耳の中では、ビートルズが“王様”になっちゃっているから、ジェリー&ペイスメーカーズなんて屁と思って聴いちゃうけど。 正直な耳で聴くとね、なかなか良いバンドなんですよ。ビートルズと同じぐらい良いバンドです。 それをちょっと確かめてください、ジェリー&ペイスメーカーズ I like it。 〜 Gerry and the Pacemakers / I like it ttp://www.youtube.com/watch?v=aoRcpbsD-Vk (小林)Gerry and the Pacemakers の I like it。 これが2枚目のシングル。これもイギリスでナンバーワンになっている。 つまり、イギリスの2大バンドっていうか、ビートルズの人気っていうのは、「ビートルマニア」っていうね、 ビートルズへのヒステリー状態っていう言葉が生まれるぐらいすごいんですけども。 人気バンドが2本立てぐらいでツアーをやったのが、49年前の今日です。
44 :
□デッカオーディション ・「お疲れ様!素晴らしい演奏でしたよ!」という労(ねぎら)いの言葉主は、デッカレコードの制作マン=マイク・スミス。 まだ20代のアシスタントディレクターが、1962年1月1日元旦のオーディションを担当した。 まだ充分な経験も無い若いスタッフにオーディションを任せたこと自体、ビートルズは舐められていた、と考えても無理はなかった。 しかし、ロンドンの業界人というものを知らなかったリバプールからの御一行は、このマイクの社交辞令を言葉通りに受けとめ、みんな幸せな気分になった。 マネージャーのブライアン・エプスタインは「このオーディション、間違いなく合格!」と思って疑わず、 ビートルズの4人、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、そしてドラマーのピート・ベスト、 それにローディの二ール・アスピノールを引き連れてレストランに入り、ワインをボトルで注文し祝杯を挙げた。 それはあまりに幸せでオメデタイ連中であった。 正直なところ、ビートルズはこの日の自分たちの演奏に満足はしていなかった。 マネージャーの意見を尊重して受け入れた曲選びにも、違和感は最後まで残っていた。 ポールの声は緊張から何度もかすれて音程を外し、ジョージの指は重く、思うようなイカしたギタープレイには程遠いものだったし、 チャック・ベリーのメンフィスを歌うジョンの存在は、どこか場違いなものに見えた。 ピート・ベストのドラムスもリズムのノリにバリエーションが無く、ただ辛抱強くそこで叩いているかのような印象を与える結果となったのである。 一応は大人の社交辞令として、ビートルズを労ったデッカレコードのスミスであったが、 彼の考えは実のところ、すでにグラつき始めていた。 というのも、ビートルズと同じ日の午後、やはりこのデッカでオーディションを受けたブライアン・プール&トレメローズ(Brian Poole and the Tremeroles ) の方が、どこか洗練されていて印象が良かったから、であり、 スミスの評価はトレメローズに移って行ったからであった。
45 :
〜 Brian Poole and the Tremeroles / Do You Love Me ttp://www.youtube.com/watch?v=xH5_Z46h-o4&feature=related 〜 The Beatles / Till There Was You ttp://www.youtube.com/watch?v=qk4ohb870yU
(小林)いかがですか? いま聴いたのがビートルズの(2曲目)Till There Was You。 これはブロードウェイのミュージカルから来た歌で、ペギー・リー(Peggy Lee)という女性のシンガーが歌ってヒットした曲なんですが。 それをビートルズがカバーした。これがデッカのオーディションでビートルズがやったやつですよ。 その前が、結果的にはビートルズに勝っちゃうやつなんですけどBrian Poole and the Tremeroles。 ロンドンのバンドで (1曲目)Do You Love Me。 どうですか?、どれを、皆さんが審査員ていうか、決定しなきゃだめな立場にいたら…。 ビートルズにするかトレメローズにするか、ていうところですよねえ。
〜 The Swinging Blue Jeans / Hippy Hippy Shake ttp://www.youtube.com/watch?v=1Ke8mzgex4U&feature=related 〜 The Searchers / When You Walk In The Room ttp://www.youtube.com/watch?v=4XWQCLqab4o (小林)というわけで、また2曲続きましたけども。 そうなんだよねえ。 ビートルズがオーディション受けた時は、正月には、午前中が田舎のリバプール 午後が地元のロンドンのバンドだったわけですよ。 リバプールのことは、ほんとに良く分かっていなかったんだけど。 この番組で何回か、リバプールっていう港町はね、けっこうリズム&ブルースはロンドンなんかより早いよ、みたいな話もしましたけども。 そのリバプールのグループです。 スウィンギング・ブルー・ジーンズ(The Swinging Blue Jeans)がやっていた。いずれもカバーですよ、今日はね。 (1曲目)Hippy Hippy Shake、有名なロックンロールのナンバー。 そしてザ・サーチャーズ(The Searchers)の(2曲目)When You Walk In The Room。 2曲続きました。
〜 The Beatles / Money(That's What I Want) ttp://www.youtube.com/watch?v=Ilnz6hyk3oU 〜 The Beatles / In My Life ttp://www.youtube.com/watch?v=iE3LBM-Yw3o
(小林)まあ「話し」としては、ビートルズがレコードを出す前の話しなんですがけども。 レコードを出すようになってから。直後に出した、ビートルズの(1曲目)Money。 これはモータウンのヒット曲のカバーですけれども。 逞しくなってますよねえ、というか、もうすでに逞しかったんだと思いますけど。 それから、この頃になるとソングライティングも深みが加わって来ます。 1965年ジョンの傑作です、(2曲目)In My Life / The Beatles。
51 :
□リクエスト (小林)採用の方にはイシイのミートボールなどセットにしてプレゼントしております。 メールアドレスは beatles@bayfm.co.jp (草加市/女性) 10代の頃から小林克也さんに影響されて洋楽好きになった30代の主婦です。 (小林)責任重大ですw。どうですか?洋楽好きになって。人生は良い方に向かっていますか?w 高校時代隣の席だった女の子がポールのファンで当時は私はマイケル・ジャクソンのファンだったので 休み時間によく Say Say Sayや The Girl Is Mineをデュエットして歌っていました。 (小林)やあ、レベル高いですねぇ。 調べてみると他にもデュエット曲には The Manという曲があるみたいですね。この曲をリクエストします。 (小林)あなたのリクエスト。 〜 Michael Jackson & Paul Mccartney / The Man http://www.youtube.com/watch?v=rXgim4YXLXk
〜 Michael Jackson & Paul Mccartney / Say Say Say http://www.youtube.com/watch?v=b9jGSdGVNFI (小林) というわけでポール・マッカートニーとマイケル・ジャクソンのデュエットが2曲続きましたね。 これは(2曲目)Say Say Say 80年代の大ヒットですが。 (川崎市中原区/男性) 先月はポールの誕生日とマイケル・ジャクソンの命日があったので二人が共演した Say Say Say をリクエストします。
(宇都宮市/男性) ビートルズチルドレンとも言える日本のバンド「チューリップ」が結成40周年を記念してツアーをすることになりました。 少年の頃に好きだったバンドをまた見られるということで、娯楽に飢えている昨今、生活に張りが出てきました。 この年になって聴くとなおさら深みを感じるフェイバリットソングの一つ The Love Map Shopをよろしくお願いします。
〜 チューリップ / The Love Map Shop ttp://www.youtube.com/watch?v=6trmvy0gD6k 〜 The Beatles / I'll Follow the Sun ttp://www.youtube.com/watch?v=9N2FqdRl8ts (船橋市/男性) 先日の放送で「フォーセール」のアルバムの何曲かかかって嬉しくて、そして懐かしく感じました。 「フォーセール」は僕が初めて買ったビートルズのアルバムです。 当時はジャケットが気に入り買った記憶があります。 (小林)みんなどうだったろうwアルバムは買うのはジャケットが気に入って買ったよね。そうだよねw。 他のアルバムに較べると埋もれた感は否めませんが、でも良い曲入っていると思います。
〜 The Big Three / Some Other Guy ttp://www.youtube.com/watch?v=5mbj6do2t6E
〜 Gerry & The Pacemakers / Ferry Cross The Mersey ttp://www.youtube.com/watch?v=VEzMDPAV8MQ
(小林)リバプールの音が、2曲続きました。 ビックスリー(The Big Three)という、ビートルズのちょっと先輩のバンド、リバプールで人気があったそうです。 (1曲目)Some Other Guy。 そしていま聴いたのが、このところビートルズと一緒にコンサートをやった話しなんかお伝えしてますが、 同じ事務所のジェリー&ペイスメイカーズ(Gerry & The Pacemakers)、この曲はジェリー・マースデン(Gerry Marsden)が書いた。 これはなかなかいい曲でありまして、(2曲目)Ferry Cross The Mersey という有名な曲ですよね。 イギリスで8位まで、アメリカで6位まで上がるヒットになります。Ferry Cross The Mersey ていう曲をお送りしました。
〜 The Beatles / Long Tall Sally ttp://www.youtube.com/watch?v=6ibeqQA2_Yw 〜 The Beatles / Baby You Can Drive My Car ttp://www.youtube.com/watch?v=nVGcndog-yY (小林)2曲続きました。 初期の、というか、これはEPレコードですよね。 1964年6月に出たそうですが。 ジョージ・マーチン・プロデューサーの元「じゃあ、このカバーを」ってやったら、テイクワンでOK!だったそうです。 Long Tall Sally。 ポール・マッカートニー得意中の得意の曲です。 そして Drive My Car 「ラバーソウル(Rubber Soul)」に入っています。 ポール・マッカートニーのリクエストで、 ジョージは、スティーブ・クロッパー(Steve Cropper)つまり60年代のソウルミュージックで有名なギタリストですが、 「そのように弾いてくれる?」ていうリクエストがあったそうです。 Drive My Car。
〜 The Beatles / For You Blue ttp://www.youtube.com/watch?v=e_UvXbKyPnk 〜 The Beatles / If I Needed Someone ttp://www.youtube.com/watch?v=Me4yCKIUt5o
(小林)2曲続きました。渋い曲が続きましたね。 If I Needed Someone、ジョージ・ハリスンの名曲というか。 これ聴いて、音楽古いのを聴いてる方はね、 バッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)とかクロスビースティルスナッシュ(Crosby, Stills, Nash & Young)とか思い出されたと思います。 それをやってたんですよね、もうね、「ラバーソウル(Rubber Soul)」に入ってますからね。 楽器によって、歌の明るさだとか表情がだいぶ変わりますけど、ジョージ・ハリスンはリッケンバッカー360/12っていうのを弾いていました。 その前の曲は For You Blue。 これは「レットイットビー(LET IT BE)」に入っている曲なんですけど。 ジョン・レノンはフェンダーラップスティールっていう、膝に置いて弾くスティールギターですよね。 ジョン・レノンがやっています。 これもちょっとアメリカのカントリーブルースっぽい感じでしたね。 For You Blue。
64 :
□リクエスト (小林)採用の方にはイシイのミートボールなどセットにして送らせて頂きます。 不採用の方、申し訳ないですけど…これに懲りずに…。 メールアドレスは beatles@bayfm.co.jp (三鷹市/男性) 僕がビートルズに興味を持ったのは中一のころ、よく学校の英語の先生がビートルズの曲を流してくれたのでいつのまにか心惹かれてました。 ちなみに先生が流してくれたのは「Yellow Submarine」「Let It Be」「Obladi Oblada」の3曲です。 (小林)先生が好きだったんだ。 今僕の中で一番好きなビートルズのアルバムは「ホワイトアルバム(THE BEATLES)」。 メンバーそれぞれの個性的な歌がとても大好きです。 ここで僕はこの「ホワイトアルバム」の中から「Happiness Is A Warm Gun」をリクエストします。 初めは静かに始まりますが、最後のあたりで激しくなるところが、とても大好きです。 (小林) この曲はまいっちゃうよね。ジョン・レノンの作品ですけど。 タイトルが「幸せは暖かい鉄砲」ていうか暖かいライフル。 「おお、何の事を歌ってるんだ?」と、頭の中バーッっと脹らむけど、 その脹らみ以上のことを体験させてくれる歌です。 〜 The Beatles / Happiness Is A Warm Gun ttp://www.youtube.com/watch?v=GiYxCWPKqq8
(四街道市/女性) 先日NHKで海外ドラマ「グリー(GLEE)」が放送されていました。 合唱部がダンスをしながら、ビートルズの「Don't say goodbye,I say hello」と歌っていました。 オリジナルも良いんですけが、グリーも素敵で一緒に口ずさんでしまいました。リクエストします。 (小林) あなたのリクエスト。 〜 Glee Cast / Hello Goodbye ttp://www.youtube.com/watch?v=P26-9ee5gGg 〜 The Beatles / All You Need Is Love ttp://www.youtube.com/watch?v=psuXzEIM05s (小林) All You Need Is Loveがかかっています。 (神栖市/女性) いつも仕事中でメール出来ないんですが、 今回旅行でニューヨークのセントラルパークにあるジョンのモニュメントに行って来たので、初メールさせて頂きます。 私はビートルズには詳しくないんですが、ラジオを楽しみにしています。 セントラルパークの中でも片隅にあり、判り辛い場所なんですが、たくさんの人が献花やロウソクを焚いていました。 近くではビートルズの曲を奏でるバンドマンたちがいて、改めて広い世代と多くの人に愛されていたんだなと、実感しました。 (小林) ニューヨークで、あの場所からですね、すぐ、路が近いじゃないですか、路に出るとその向かい辺りが“ダコタアパートメント”ですよ。 今でもオノ・ヨーコさんたちが住んでいる、という。 それも、見ました?見ましたかw?
〜 The Beatles / You Never Give Me Your Money ttp://www.youtube.com/watch?v=LbOBHk3Wogg 〜 The Beatles / Something (Anthology 3) ttp://www.youtube.com/watch?v=gp935slKcVE (小林)いやあ、これはジョージ・ハリスンのみんなよく知っている最高傑作のひとつ(2曲目) Something。 でもこれは「アンソロジー3」に入っている。 で、録音ていうのは1969年の2月25日、ジョージ・ハリスンの誕生日に録音されたっていう。 これは別の曲に聴こえるぐらい。 面白いですねえ、これねえ。 もう一回聴きたいでしょうw。 その前が有名な曲(1曲目) Give Me Your Money。ポール・マッカートニーの曲で。 これは、またw、今日はビートルズの金の歌がw2曲続けられたからw、あの Taxmanねw。 それからこれもw、お金の歌があるんだね。まだ他にも お金の歌あるからねえw。
〜 The Beatles / I Want To Hold Your Hand ttp://www.youtube.com/watch?v=yuSo60w0K_I 〜 The Beatles / The Long & Winding Road ttp://www.youtube.com/watch?v=fUO7N-zSMYc (小林)わかりましたかね。ビートルズのアメリカデビューから最後のシングル2曲。 こんな並び方で、かけたの初めてですよね。 I Want To Hold Your Hand 1964年1月に出て、アメリカでは本当に大ヒットでした。 そして1970年の5月、アメリカでの最後のシングル The Long & Winding Road。 これも大ヒットしました。
〜 The Beatles / Don't Let Me Down ("Let It Be... Naked" version) ttp://www.youtube.com/watch?v=02RB3rEghDA 〜 The Beatles / I Feel Fine ttp://www.youtube.com/watch?v=GlpMs_R3P6U (小林)I Feel Fine、これは1964年アメリカでもナンバーワン、もちろん日本でも他の国でも大ヒット。 そしてその前は、Dont Let Me Down 実は2003年にポール・マッカートニーが中心になって、やり直したようなアルバムがありましたね。 「ネイキッド(Let It Be...Naked)」あの中に入っているバージョンです。 Dont Let Me Down。
96 :
□リクエスト (小林) メールは beatles@bayfm.co.jp FAXやハガキでも受け付けています。 採用の方にはイシイのミートボールなどセットにして送っております。 (?不明/女性) ビートルズ初心者です。高校生の甥っ子もビートルズ初心者なんですが。 年代を超えて話せるミュージシャンの方は少ないので、先ずどんなCDを買えば良いですかねえ。 初心者入門編という感じで入りやすいアルバムを教えてください。よろしくお願いします。 (小林) やっぱり、いわゆるベストアルバムから入る、ていうのが良いかと思います。 ビートルズの場合「赤盤」「青盤」ていうのがあってね。初期のベストを集めた「赤盤」これをお勧めします。 それじゃ、曲目の指定が無いので「赤盤」の中で、僕の一番好きな曲w、というか申し訳ない、 これです!。 〜 The Beatles / She Loves You ttp://www.youtube.com/watch?v=AW-h8OPkGO4
(府中市/男性)独身に戻った男。 親父の米寿の祝いで8月末、故郷の沖縄に一緒に帰ります。 高校までそこで暮らして、そこでビートルズの音楽にもRました。 沖縄の白い砂浜で学生時代に聴いていた、スーパートランプ(Supertramp)の Breakfast in Americaをぜひ。 ところでオンエアーされているんでしょうか?(一部音声不明瞭) なんといっても娘と私をつなげる大事な架け橋なのですから。 (小林) ビートルズぽいよね、考えてみると、スーパートランプはね。 Breakfast in America 大ヒットでした。
〜 Supertramp / Breakfast in America ttp://www.youtube.com/watch?v=aJH83DkNd9Q 〜 The Rolling Stones / Sympathy for the Devil ttp://www.youtube.com/watch?v=vBecM3CQVD8 (小林)お聴きのサウンドは、ローリングストーンズの有名な「悪魔を哀れむ歌=Sympathy for the Devil」。 よく、ビートルズとローリングストーンズは較べられるけど、ビートルズにはこんな世界は無いね。 (千葉県八千代市/男性) イギリスのローリングストーンズが1962年にロンドンで初演奏してから、7月12日で50年を迎えます。 これまで、メンバーの脱退加入などいろいろありますが、人気バンドが一度も解散せずに半世紀も続いていることはすごいと思います。 ミック・ジャガーはBBC放送のインタビューで、 「音楽界で最も偉大なのは、エルビス・プレスリーとビートルズだ。でもエルビスは10年間ぐらいしか持たなかった。」 と感慨深げに答えたそうです。 いずれにしても、ストーンズもビートルズに引けをとらないスーパーバンドだと、改めて思いました。 おいらがストーンズの楽曲で一番好きな Sympathy for the Devil リクエストします。 (小林) いや、これはストーンズらしくて、ねえ、いい曲ですよ。 どうもリクエストありがとう。