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2012年2月軍事96: 南雲忠一中将を再評価するスレ(与) (676)
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南雲忠一中将を再評価するスレ(与)
1 :11/10/29 〜 最終レス :12/02/09 南雲長官はもっと評価されるべき(16代目) 前スレ http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/ (>>337 〜ジュットランド海戦の章、>>717 〜至上最大の艦隊決戦開幕の章) 過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし admiralnagumo@ウィキ http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo 戦史検証が中心になるので、雑談は支隊スレへどうぞ 【無線封鎖】本日の南雲部隊司令部 1AF【そのまま】 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1316694827/
2 : 前スレでの具申に基づき、旧来の大テンプレ巨レス主義を脱し、 軽快な高速機動スレに方針転換する所存であります。 それに伴いまして、テンプレを独立建制化しました。 今スレこそ1000取り合戦の復活を! テンプレの変更点(左のサイドメニューより)は以下の通り、 兵装転換4(転換所要時間他) 即時発進2(陸用爆弾混載) 即時発進3(司令部の危機感) その他 (参考を追加) 士官用テンプレは、リンクだけでなく引用先の本文も添付しましたが、 少し読みにくいかも・・・ ご意見をお寄せ下さい。
3 : >>1 乙であります
4 : >>1 乙事件(ゲショゲショ) 前スレ>822 >それにしては、後半戦は奇襲ばかり受けていたような・・・? 以外とそうでもないですよ。 19年3月30日から31日のパラオ空襲では大損害(特に船舶)を受けましたが、 同27日2355古賀GFは、 通信情報により西カロリン・ニューギニアの中間に敵有力部隊行動の算あり と警報を発しています。 また、翌日の佐薙日誌にも 「特情ニ依レバ敵機動部隊ラシキモノ三隊行動中ト判断」 とあります。以後、 同28日 ・南雲中部太平洋方面艦隊(TYF)長官(TYB指揮官)、カロリン方面第一警戒配備を下令 ・メレオン発進索敵機、米機動部隊発見 敵空母2隻他十数隻、針路290度速力20ノット、メレオンの173度422浬、パラオからは750浬 ・南雲TYF長官、明朝パラオ、メレオン方面空襲を予期し警戒警報 ・2AB(22航戦基幹トラック方面189機)、6AB(26航戦基幹パラオ方面64機)は警戒体制 ・角田1AF長官(ZAB指揮官)、2ABに対しトラック、メレオンからの索敵攻撃を指示、 マリアナ(同方面174機)からペリリュー(パラオ)へ増援等の措置 同29日 ・ペリリュー発進索敵機、米機動部隊発見 ペリリューの140度380浬、空母2、戦艦2、巡洋艦数隻、駆逐艦数隻 ・6AB、薄暮攻撃を実施 同30日 ・6AB、黎明攻撃を企図するも離陸事故により攻撃隊発進が遅延、米側空襲が始まり多数が地上撃破される つまり空襲3日前には通信諜報を得て、2日前から索敵機が遠距離で米機動部隊を発見し、前日には薄暮攻撃で日本側が先制しているわけです。 これ攻守は逆ですが、ミ海戦の推移にそっくりじゃありませんかね? 兵力差以外での最大の相違点は古賀GFの情勢判断が途中で変化したことで、 これにより船舶避退等が後手に回り、海軍乙事件につながります。
5 : http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/858 >搭載機と交信してるから空母じゃないかと予想したみたいだが。 >というか米艦隊が不用意に電波を出すとも思えないんだが。 そうですよね。 敵索敵機に発見されてもなお無線封止を維持するくらいですからねぇ。 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/859-860 やっぱりどこの国も、考えることは同じなのかw http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/861-862 そんなことがあったのか。 とっととスパイ防止法を成立させて全員タイーホ、ですな。 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/863 なるほど、カタリナになりきるわけですね。 ハルゼーなら簡単に釣られそうだが、慎重なフレッチャーはどう出るかな?
6 : 前スレ埋まりました。 無線方位測定に関連して、6F情報については関係者の証言がかみ合わず、 まさに「真相は藪の中」といった感じですね。 http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1245844940/595-596 この語源となったのが、芥川龍之介の小説『藪の中』です。 金沢武弘とその妻真砂、そして盗人の多襄丸の三人が登場し、夫の武弘が死ぬ ことだけは事実なのですが、当事者の証言がことごとく食い違い、自か他か すらはっきりしない。 この作品に接した読者は、まずその巧妙な仕掛けに驚き、続いて謎解きを試みる のですが、そこで深みにはまってしまう理由は、それぞれの証言が”事実”だという 前提で推理を進めていくから。
7 : >>6 の続き 証言は、あくまでも情報であって、必ずしも事実と一致しない。 当人が保身のために嘘を言っているかもしれないし、そのつもりがなくとも、勘違い や記憶忘れで事実と異なったことを話している可能性もある。 現実の社会においても、証言から事実を導き出すことの困難さは、の判決が 二転三転することからも明らかでしょう。 さて「敵空母らしき呼出符号」の真相はどこにあるのか。 黒澤明監督の映画『羅生門』を見ながら、推理を楽しんでみるのも一興かと。
8 : >>4 情報感謝します。 >これ攻守は逆ですが、ミ海戦の推移にそっくりじゃありませんかね? 興味深い視点ですね。 米機動部隊指揮官は、不意の横槍対策にどれだけ備えていたのかなぁ
9 : http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/857 の続き これで方位測定の原理を、理解できたのではないかと。 戦艦フリードリヒ・デア・グローセの呼出符号の発信位置がヴィルヘルムスハーフェン だということは、主力の戦艦部隊が出撃していないことを示すもの。 ならば今回の作戦は、ヒッパー提督麾下の巡戦部隊が基幹であり、いつもの如く、 英本土砲撃か哨戒部隊の掃討が目的と推測される。 英艦隊にしてみれば、兵力的に圧倒的優勢を保持できる。 特に前進部隊指揮官であるビーティ中将にとってみれば、ホッと一息つけたのでは ないでしょうか。 ヒッパー隊だけなら巡戦艦隊単独で十分対応可能だし、せいぜいドッガー・バンク 海戦の時のように、逃げられないよう注意することくらいか。 この判断が、彼の”暴走”に拍車をかけたことは間違いないでしょう。
10 : >>9 の続き ところが事実は全く違った。 独公海艦隊は「全力出撃」だったのです! なぜ英海軍は敵の動きを見誤ったのだろうか。 当時の方位測定技術はまだまだ未熟だったのか。 傍受員が電波を聞き間違えたのか。 あるいは、呼出符号が変更された可能性もある。 「独艦隊旗艦フリードリヒ・デア・グローセは、ヴィルヘルムスハーフェン第三入口の 無線局と呼出符号を取り換えたるの事情のみにても、英国無電方向探知所は(31日) 正午頃まで、独戦艦部隊はなおヤーデ湾に在るものと推測せり」 (『北海海戦史』) 他にはどんな原因が考えられるでしょうか。 皆様も、色々と推理してみてはいかが。 もしこのコールサイン”DK”が、総旗艦のものではなかったとしたら・・・?
11 : >>10 >他にはどんな原因が考えられるでしょうか。 単純に考えても、 1.総旗艦が新鋭竣工艦等の他艦と交代した 2.総旗艦が定時修理、不慮の事故・故障等で一時的に他艦と交代した とかありますかね。 これらは下記の措置で、ある程度は誤判断を防げるとは思いますが。 例えば、他の戦隊旗艦等も呼出符号の情報を蓄積し通信状況を定時的にモニターしていれば、 独公海艦隊の大まかな動静は推測出来る、とかです。 >もしこのコールサイン”DK”が、総旗艦のものではなかったとしたら・・・? そもそも”DK”が艦固有のものなのか、総旗艦あるいは司令部さらには艦隊長官個人に対しての付与なのかでも、意味は違ってくるかなと。
12 : DK-96は伊達杏子のコールサインとか言ってみる
13 : >>11 その可能性は考えられますね。 >1.総旗艦が新鋭竣工艦等の他艦と交代した >2.総旗艦が定時修理、不慮の事故・故障等で一時的に他艦と交代した 仰る通りで、英国側は開戦当初より独艦隊の動きを傍受し続けたわけですから、 大まかな動静はつかんでいたはずです。 それでも、例えば巡戦ヒンデンブルク(デアフリンガー級3番艦)が出撃していると 勘違いしていた(実際は竣工前)ように、完全無欠な把握は無理というものでしょう。
14 : >>13 の続き 前スレで紹介しましたが、 >検討の結果、出て来た答えは、コロネットやオリンピックとほぼ一致していた。 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/707 米軍の本土上陸作戦を正確に予測したのが、陸軍の堀栄三少佐(陸士46期)。 彼は生粋の”情報屋”ではなく、昭和18年10月に陸大を卒業後、大本営情報部に 配属されてからの遅咲きでした。 「いわばズブの素人として大本営情報参謀になったと本人は思った」 (『ミリタリークラシックス』Vol13) おや、どこかで聞いたような言い回しですなぁ・・・
15 : >>14 の続き しかし持ち前の分析能力を発揮し、昭和20年1月の米軍リンガエン湾上陸を 的中させ、「マッカーサーの参謀」と呼ばれるほどの成果を残した。 彼の手法は、 「結局相手が何を考えているかを探る仕事だ。相手は簡単には心見せないが、 仕草(兆候)は見せる。色々な場面で現れる仕草を集めて分析する以外にない」 こう述べている通り、軍事面はもちろんのことあらゆる方面を対象とした。 例えば、米本国の証券取引所で缶詰や医療関係の株価が上がると、大規模上陸 作戦が近い、等々。
16 : >>15 の続き その手腕は敵側からも高く評価され、戦後GHQから出頭命令を受け、 「アメリカ側の暗号や重要書類が漏れていなかったら、あれほど的確な判断は 不可能なはずだ」と追及されたが、 「そんなものがあったら戦争には負けなかったし、我々の作業はずっと楽だったろう」 と静かに応じたといいます。 いかに敵側の指揮官になりきって考えられるかが、要点と言えそうですね。 >>12 そうきましたかw 普通ならDKと言えば、部屋の間取りのことでしょうが、 本職なら「ドクターK」こと、野茂英雄投手かな。
17 : >>10 の続き ここで、コールサインとはどういうものなのか。 日本海軍で用いられた呼出符号の例を挙げると、 〇エア(ブカ航空基地) 〇オカ(翔鶴) 〇カイ(大和) 三コカ(比叡) 三サウ(父島航空基地) 三セメ(那智) 四タヰ(ブイン航空基地) 四ツヨ(大和) 五ホロ(伊37潜) 五ムヨ(長鯨) 七カメ(岩国航空基地) 七フタ(伊吹) 八ヨメ(春雨) 九カヤ(摩耶) (『新高山登レ一二〇八』)
18 : >>17 の続き ご覧のように、数字+仮名2文字の3文字で決められていたようです。 更に戦艦大和の符号が二回出て来る通り、同一艦でも種別(一般用・戦術用・航空用他) によって何種類かあった。 しかも半年に一度更新されていたので、固有のものではない。 また艦艇や陸上基地だけではなく、海軍大臣や艦長対象の符号もあったので、 >そもそも”DK”が艦固有のものなのか、総旗艦あるいは司令部さらには艦隊長官個人に対しての付与なのかでも、意味は違ってくるかなと(>>11 ) コールサインDKが、「戦艦フリードリヒ・デア・フローセ」のものか、「公海艦隊司令長官」のものか、 断言できないところがありますね。
19 : >>18 の続き そして、今回英海軍省情報部が傍受したコールサイン”DK”は、実は独海軍の 仕掛けた罠だった! 「そこで不意に気付いた。 独艦隊のシェーア長官が、依然ヴィルヘルムスハーフェンに居ると伝えた、 ジュリコー長官宛ての信号。 たしか先日、海軍本部で読んだ情報局の資料にあったのではないかー ドイツ側は司令長官が艦隊を出撃させる際、司令長官のコールサインを、 陸上の基地に移すトリックを用いると。 そうすれば、その通信機で発信される無線通信は、ずっと司令長官の符号 を用いるから、旗艦が動いていないような印象を与えるのではないか?
20 : >>19 の続き 英国の海軍本部がその手に乗せられていたらー シェーアは今頃ドイツ外洋艦隊の全艦を率いて出撃しているかもしれない。 ところが、ジュリコー長官は、敵主力がまだ港に居ると思い込まされているのだ!」 (『ユトランド大海戦』) この推測は正しかった。 英海軍全体が、このトリックにしてやられたのです。
21 : アメリカに奇襲されたのも、偽電を使われたのかもしれない
22 : >>21 そうそう、「敵空母らしき呼出符号」だってワナの可能性もありますしね。 取扱いには注意しましょう。
23 : >>20 の続き 種明かしをしてみれば、何のことはない。 そう、おなじみの偽電作戦です。 こちらが考えるようなことは、当然相手も考えているわけで、常に自分が「だます側」 なのではなく、時には「だまされる側」になることを、ついつい忘れがちですよね。
24 : >>23 の続き ハワイ作戦の時は、機動部隊が厳重な無線封止を行ったのはもちろん、内地で 訓練中であるかのように見せかけるため偽電作戦を実施。しかも通信員を各空母 から降ろして、偽電を打たせるという念の入れようでした。 「開戦時、全艦艇は電波輻射封止を実施していて、送信機を封印する艦もあった ほどだが、更に機動部隊の行動企図秘匿のため、九州南部に於いて訓練続行中 なる如く、欺瞞通信を実施した」 (『海軍作戦通信史』) この時期、ワシントンの海軍情報部も日本海軍の動静を注視していましたが、 12月1日現在、赤城・加賀・瑞鳳・春日丸は南九州水域に、 蒼龍・飛龍・瑞鶴・翔鶴・鳳翔・龍驤は呉に所在 と把握していたようです。
25 : >>24 の続き 「機動部隊の各空母は隠密裡に単冠湾に向かったが、無線士たちは本土に残され、 今までと同じタッチで無線を叩くよう命ぜられた。無線士の電鍵の癖は筆跡と同じように、 慣れた者にはすぐ聞き分けられるので代用がきかなかったのだ」 (『新高山登レ一二〇八』) アメリカはまんまと、これに乗せられ、南雲機動部隊がハワイ沖に接近しつつあるとは 夢にも思わなかったのです。
26 : >>25 の続き ちなみに通信士の癖については、 「赤城の通信を担当した下士官は、”足で蹴飛ばすように”激しく電鍵を叩く癖があった。 この電文は米太平洋艦隊の戦闘情報班でも直接傍受されたが、新暗号で組まれていた ため解読はできなかった。しかし、無線機の電鍵の叩き方から空母赤城が打電したもの と報告された」 (『歴史群像(55)日米空母決戦ミッドウェー』) (註)この電文とは、 発信時刻:0700時 発:1AF司令長官 宛:GF・2F・6F司令長官、2Sd司令官他 本文「タナ3375、0330AF空襲、0415以後敵陸上機多数来襲、我ニ被害ナシ 0428敵空母1隻・巡洋艦7・駆逐艦5、地点トシリ124ニ発見、針路南西・速力20節 我今ヨリ之ヲ撃滅シタル後、AFヲ反復攻撃セントス 0700当隊ノ位置、地点ヘエア00、針路30度・速力24節」 熟練者が聞けば、見分けられてしまうもののようです。
27 : >>26 の続き これを見ると、ミッドウェーでも偽電作戦をやっていれば・・・と思いますが、 実は実施されていました。 「この出撃に先立つ(5月)26日、聨合艦隊は内地に残る五航戦司令官を 指揮官とし、五航戦、二潜戦、二十六航戦の一部、高雄通信隊、第一航空 基地隊をもって、機動部隊、潜水部隊その他聨合艦隊の有力部隊が、日本 近海で訓練中であるように、6月1日から7日まで擬交信の実施を命じた」(公刊戦史p260) 同じ手は何度も通用せぬというわけか・・・
28 : >>19 >たしか先日、海軍本部で読んだ情報局の資料にあったのではないかー >ドイツ側は司令長官が艦隊を出撃させる際、司令長官のコールサインを、 陸上の基地に移すトリックを用いると。 確認ですが、 1.上記の独側欺瞞手段は、英側には既知の情報である。 2.しかしジュッランド海戦の局面では、(何故か)有効に作用した。 ということでしょうか?
29 : >>28 その通りですね。ていうか今日の本編まんまだ・・・
30 : >>27 の続き 先に言われてしまいましたが、ここで注目すべきは、 >たしか先日、海軍本部で読んだ情報局の資料にあったのではないかー(>>19 ) 英国側はジュットランド海戦以前から、独海軍がこのような手を使うことを知っていた。 これが初めての事では無かったのです。 当然でしょう。 上記(>>24-)のように、偽電作戦は誰でも考えつくようなありきたりの方法だから。 おそらく英海軍も使ったことがあるだろうし、というより無線通信の歴史と同じくらい 昔からあった手法ではないかと。
31 : >>30 の続き >作戦の原則は先制と集中。だから奇襲を前提に立案される。 >奇襲を成功させるためには企図秘匿が不可欠で、時には陽動や欺瞞を行う。 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/706 こちらが出撃したことを相手に知られてはまずい。 では、どうするか。 こちらが在泊中である”証拠”を、相手に聞かせてやれば良いじゃなイカ! 至極分かりやすいですよね。 問題は、それを知っていたイギリス側が何故ひっかかってしまったのか。
32 : >>31 の続き It was known to the intelligence staff that Scheer deliberately used a different call sign when at sea, but no one asked for this information or explained the reason behind the query, to locate the German fleet 「シェーア提督が海上に出る時、故意に異なった呼出符号を用いることは、英海軍 情報部も知っていたが、誰もこのことについて説明を求めなかったし、独艦隊の 位置特定をする際にも、疑問をさしはさむ者はいなかった」 これはジュリコー長官の情勢判断が誤まっていたというよりも、情報部門の怠慢と 言えるでしょう。 >それは指揮上の失策ではなく、情報上の失策と看なすべきであった。 >『知っていれば怪我はない』との古諺とは逆に、南雲は知らなかったために大怪我をした、と言ってよいであろう http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1304943480/23 何時の世も変わらぬ真理ですね。
33 : >>32 の続き 「ジュリコーは海戦目前に迫れることを予期せず、独巡洋戦艦艦隊の通常の 哨戒行動が進捗中であり、独戦艦艦隊は巡洋戦艦部隊の帰航・収容のため 遅れて出港すべきことを推測せり。 独逸側に於いて、極めて明瞭に戦闘を求めたるにかかわらず、未だ之に応ずる ことをなさざるなり。かくの如く敵を軽視せる結果は、麾下兵力の過度なる分散と なり、その後、巡洋戦艦戦闘に於ける独逸側の勝利に著しく貢献したるものなり」 (『北海海戦史』) 相変わらず、敵側の評価は手厳しいですな。 英海軍が易々と欺瞞戦術にのせられた理由はどこにあるのだろうか。 ほらほら、また何処ぞの海軍が思い当たりはしませんか?
34 : >>32 >英海軍情報部も知っていたが、誰もこのことについて説明を求めなかったし、〜疑問をさしはさむ者はいなかった なるほど、典型的な“ホコリをかぶった情報ファイル”ですね。 情報の「収集」は行うけどそれの有機的な「分析」は行っていないため、有効に「活用」出来ない。 まあ、言うは易しで大変な作業ですけど。
35 : >>33 >英海軍が易々と欺瞞戦術にのせられた理由はどこにあるのだろうか。 暗号解読他の情報戦(そして戦力面でも)で優位にあるという“安心感”ですかね? って、新スレになってから長官とワンツーマンになってるような気が(苦笑) WW1、面白いのに。
36 : ドイツ艦隊など出てきても鎧袖一触!蹴散らしてやるわ! 弱小ドイツ艦隊が無敵大英帝国艦隊に正面から決戦を挑むはずがなかろうて! 奴らは一撃離脱の機動砲撃で逃げ回るだけだ!
37 : >>34 そうですね。>“ホコリをかぶった情報ファイル” 今回の場合、”あまりにお約束すぎてスルーされた”が適切かも。 >>35 まぁ、無理に書き込む必要はないのですが、本編の経過説明で 分かりにくいところがあったら、遠慮なく指摘して下さいませ。 本当に面白いですよね。>WW1、面白いのに。 太平洋戦争の空母戦だけが特別でない理由が、お分かり頂けるのではないかと。 >>36 それですよ、それ! まさに今日の本編を今北産業(ry う〜む、これだけ本職の思考が読み取られている状況証拠が揃ったとなれば、 企図漏洩の疑いアリだな。もしや長官私室に監視カメラが・・・? いやん♪
38 : 今週の新刊情報 『NY YARD(18)』2011年秋号 「栄光の南雲機動部隊」 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! ・・・失礼、つい取り乱してしまいました。 かつて日本海軍には史上最強と恐れられた精鋭部隊があったー その名は南雲機動部隊! いやぁ、カッコイイですねぇ。「栄光」の称号が実によく似合う。
39 : >>38 の続き 本誌の中には、ひとつの海戦を特集した一章が設けられているのですが、 今回はもちろん「ミッドウェー海戦」。 著者は相曽裕樹氏。以前も「<回想>印度洋機動作戦の章」で紹介した通り、 http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/army/1263203379/565-566 本職も注目する研究家の一人です。 まず、一航艦長官人事について、 「南雲忠一中将は水雷戦の巧者として評判の高い有能な人物で、航空戦こそ 門外漢だが、第一水雷戦隊、第三戦隊、第八戦隊など高速部隊司令官として 十分な経験があり、塔載兵器である飛行機よりも、プラットホームとしての空母 運用に重きをおくならば、あながち間違った人選ではなかった」 同意ですね。艦隊長官に必要なのは麾下各艦を手足のように動かせる腕ですから。
40 : >>39 の続き 海戦の経過については、おおむね定説通り。 二航戦の空装説や、二段索敵が定石などの記述がありました。 最後に総括として、 「この海戦で最高指揮官であった南雲長官の判断ミスは、古今東西の将星が 必ず一度は経験する程度の事象に過ぎないだろう。特にわずか6分間の間に 赤城以下空母3隻の被爆は、両軍共に幸悪の偶然が重なった結果であり、 南雲長官にとって、まさしく不運としか評せない」 客観的な評価としては、こんなところではないでしょうか。 南雲提督が特別無能だったわけでも、航空戦の素人だったわけでもない。 ただ判断を誤まったことは事実ですから、敗北の責任からは逃れられませんが。
41 : >>40 の続き それと、おまけ。 「サッチ少佐の戦闘機隊は、零戦隊にまたたく間に蹴散らされたのが真相であろう。 これは直衛戦闘であまりにも誉め処のない空母艦戦隊に、少しでも花を持たせて やろうとして流された逸話だろうと思われる」 おっと、これはスプ厨には部外秘だったなw
42 : >>33 の続き 「おそらく敵主力(空母部隊)は出てこないだろう・・・」 そう考えていた海軍が身近なところにありましたよね。 そう、我らが帝国海軍であります。 『戦史叢書ミッドウェー海戦』では、「敵空母出現の可能性少なしとの判断」 という一節が、わざわざ設けられているくらいですから。
43 : >>42 の続き 「5月初めころ、わが海軍は太平洋にある米正規空母は3〜4隻であり、特設空母 も2隻程度あろうが、これは第一線には出てこないと判断していた。 ところが5月8日の珊瑚海海戦で、米正規空母2隻を撃沈したと報じられた。 (うち1隻は、のちに撃破と訂正) さらに5月15日、わが哨戒機はマーシャル諸島南方に西航する正規空母2隻を 発見した、 その後、わが方はその所在を求めて捜索したが、その消息はつかめなかった。 しかし米空母は、なお南太平洋にあるのではないかとの判断が強かった」(p126)
44 : >>43 の続き ここから、ミッドウェー島を攻略しても、米空母は出現しないのではないかとの 判断につながっていきます。 「いよいよ明日は出陣なり。聨合艦隊出動の出陣なり。 今はただよき敵に逢わしめたまえと神に祈るのみ。 敵は濠州近海に兵力を集中せる疑いあり。かくては大決戦はできず。我はこれをおそる。 〜好き敵に 逢わしめたまえ 千萬の 神よ吾等が 赤心を賞て〜」(『三和日誌』5月28日)
45 : >>44 の続き 他にも、 研究会で「敵艦隊が反撃に出てくれば、もうけものである」という意見が出たり、 第二艦隊参謀長・白石萬隆少将は「我が企図を若干暴露しても、敵艦隊の誘出を図ろう としていた」と回想しています。 当の山本長官自身が、千代子さんに 「多分あまり面白いことは無いと思ひます」と書いているくらいですからねぇ。
46 : >>45 の続き これを油断や慢心、「敵をなめきっていた」と叩かれるのですが、そう簡単に 片付けてしまって良いものなのか。 現に米空母部隊が、この半年間繰り返してきたのは、「ヒットエンドラン作戦」 であり、南雲機動部隊との正面対決を避けて逃げ回ってばかり。 唯一の決戦であった珊瑚海海戦でも、五航戦相手に2隻とも撃沈破され、 再起不能と見込まれる。 >弱小ドイツ艦隊が無敵大英帝国艦隊に正面から決戦を挑むはずがなかろうて! (>>36 ) (米空母部隊) (南雲機動部隊) こう考えるのは、自然な流れのように思えますね。 「それが勝利病なんだ!」と批判を受けたら、「その通りでございます」と応えるしか ないんですけれど・・・
47 : >>42 首席参謀なら、わざわざ不意の横槍を衝かれないよう半数雷装待機を厳命する位だから、GFは米空母が必ず出てくると確信して作戦を発動したのだ、と言いそう。 山本の意図するミッドウェー作戦は、米空母の捕促撃滅なのだから、米空母が出てこないという状況で作戦発動しても無意味だし、何の為の作戦なのだと 単に南雲司令部が山本の意図を理解しなかったから、米空母は出てこないと勝手に思い込んだだけで、山本は米空母出現を確信し予言した(だからこそ半数雷装待機)のだとね。
48 : >>37 長官の企図するとこ等、呉の床屋でも知っている。 長官が(架空の)妾に「今回は多分あまり面白いレスは無いと思います」「レスが付けば儲けもの」と言ったとか。 第二艦隊でも、「長官は企図を若干暴露しても、レスの誘出を図ろうとしてるのだ」と言うとった。 ツッコミがないと思う事こそ、慢心・驕りではないか。
49 : 長官て、彼女どころか2号までいるの? サイテー!もう擁護してやんない!プンプン
50 : >>40 「二段索敵が定石」は批判しないんだw
51 : >>50 「定石」って言葉を辞書で調べてみな。 一般に最善と思われる手段や方法って書かれてるから。 定石と標準は意味が違う。
52 : >>49 嫁(後妻)妾、愛人、娘(兵站支援 という四方面に作戦を展開していると聞い(ryウソ まあ、女性の撃沈ほど難しい物は無い。
53 : テンプレ用資料 2.真珠湾攻撃(昭和16年12月8日) [参加空母]6隻 第一航空艦隊(南雲忠一中将) 第一航空戦隊(南雲忠一中将)空母「赤城」「加賀」 第二航空戦隊(山口多聞少将)空母「蒼龍」「飛龍」 第五航空戦隊(原忠一少将)空母「翔鶴」「瑞鶴」 [索敵計画]機密機動部隊命令第3号 ハワイ作戦空襲計画(『戦史叢書(10)ハワイ作戦』p235) 五.偵察 (1)事前偵察 特に行わないのを建前とする (2)直前偵察 第八戦隊(重巡利根・筑摩)の水上偵察機2機(零式三座水偵各1機)は0045発進、 真珠湾及びラハイナ泊地を隠密偵察し、敵艦隊(主として空母および戦艦)の存否を報告する (3)索敵哨戒 第三(戦艦比叡・霧島)、第八戦隊の水上偵察機4機(九五水偵各1機)は0200頃発進、 彼我中間海面およびオアフ島東西両水道付近の海面を、なるべく広範囲にわたり捜索し、 敵出撃部隊の有無・動静、敵反撃飛行機の有無・動静を報告する (註)ラハイナとは真珠湾の東約90浬にあるマウイ島の泊地。米太平洋艦隊が演習時の根拠地として使用していた 直前偵察は利根機がラハイナ泊地、筑摩機が真珠湾を担当
54 : [索敵結果] 0100 直前偵察機発進 0130 第一次攻撃隊、上空警戒機発進 0200 索敵哨戒機発進 0245 第二次攻撃隊発進 0300 直前偵察機(筑摩機)より報告 「真珠湾在泊艦艇ハ戦艦10、甲巡1、乙巡10」および停泊隊形 「敵艦隊真珠湾ニ在リ、真珠湾上空ノ雲高1700米・雲量7(0308)」 0305 直前偵察機(利根機)より報告 「ラハイナ泊地ニ敵艦隊無シ」 0319 第一次攻撃隊、全軍突撃下令 0425 第二次攻撃隊、全軍突撃下令 0445 攻撃隊収容開始(0922終了) 索敵機は全機収容するも、利根零式水偵は揚収時に破損(搭乗員は無事)
55 : >>47 有難うございます。 本職も最近気になっているところなのですが、予期せず敵空母が出現し 「不意の横槍」をつかれないよう警戒しなければならないのは、ミッドウェー に限ったことではなく、真珠湾でも、ウェークでも、ラバウルでも、ポート ダーウィンでも、インド洋でも同じですよね。 「神出鬼没」こそが、空母部隊の本領なのだから。 なのに、どうしてミッドウェーだけが雷装待機を厳命されたのか。 そもそもGFが兵装にまで注文をつけるのは、異例中の異例ではないのかと。 MI作戦だけに、何か特別な事情があったのだろうか。 もしかしたら機密保持の弛緩や楽観気運の蔓延は、実はGF自身が仕掛けた 作戦の一部だったのかもと疑いさえ出て来るのですよ。 「敵をあざむくには、まず味方から」と昔から言いますからねぇ。
56 : >>48 こいつは一本とられましたな(脱帽) 知らぬは長官ばかりなり・・・ >>49 申し訳なし。 実はいきつけのにGカップ嬢がいまして、度々督促電(谷間アップの写メ)を 送ってくるものですから、その誘惑に抗しきれず、先週もお店近海に誘出されて、撃沈 されてきますた。 火曜日がお休みだったのは、それが理由だったりして。 全くお恥ずかしい限りで、しばらくは自室で謹慎しております。
57 : >>50 その上に書いてある通りですよ。 >おおむね定説通り。(>>40 ) そしてもっと詳しく知りたい貴方のために、新テンプレを鋭意製作中→>>53 >>51 そうですね。定石だからって、何時でも採用すれば良いというものでもないし。 >>52 戦闘指揮より難しいのかも。>女性の撃沈
58 : 我々が米海軍相手に死闘を繰り広げているあいだ、長官は後方で女のを吸うていたとはな。 全くけしからん話だ。これでは牟田口と一緒ではないか。 以後貴官のことを、G(Gカップ)F(フェチ)長官と呼ばせてもらおう。 ところで、そのGカップ嬢とやらの写真はまだうpしないのかね?
59 : >>46 の続き ジュットランド海戦当時の英海軍もまた、似たようなものではないかと。 >「どこか倦怠感が漂っている。今度もまた、ただ一走り索敵をするだけで、 >空くじを引きスカパ・フローに戻って、来週はまた索敵・・・ >英国艦隊にとって、この戦争はドイツ人相手の戦いというより、倦怠感を >敵にまわしての戦いといった感じがする。 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1288357779/560 これまで何度も何度も、警報に接して出撃しながら空振りに終わってきた。 またこちらが罠を仕掛けても、なかなか誘いに乗ってこない。 今回も同様に、それの繰り返しではないのか・・・
60 : >>59 の続き 「”今度もドイツ野郎には会わないぞ” ”そうでしょうか、艦長” ”ヒッパーの斥候部隊は出て来るかもしれない。が、たった今海軍本部から入った 無線だと、シェーアの旗艦はまだヤーデ湾にいるそうだ。 戦艦隊が出撃しているとしたら、旗艦が港内にいるなどということは、あまりないの じゃないかね?” ”戻った方がいいんじゃないでしょうか、艦長。シェーアが出てきてないんじゃあ” ”ヒッパーが出て来るかもしれんじゃないか。ドイツ野郎はシェーアだけじゃないだろう” ”もちろんです、艦長。ですが、ヒッパーには十分なのではありませんか? ビーティ提督の 巡戦艦隊だけで”」 (『ユトランド大海戦』) これは小説なので史実とは言えませんが、雰囲気は感じられますよね。
61 : >>60 の続き 英海軍全体に蔓延した”倦怠感”は、もはや一個人の力ではどうにもならなかったのかも しれません。 「真珠湾の際、あれほど厳重に電波管制を敷いた帝国海軍が、なぜミッドウェーであんな ヘマをやったのか。山本五十六は六ヶ月でバカになったのか。 答えは否。戦勝におごった軍事組織の全体を引き締めることは、聨合艦隊司令長官個人 の能力を超えていたのである」 (『レイテ戦記』大岡昇平/著) かくして英国側も、独公海艦隊全力出撃に気付かないまま進撃を続けることになった。 この誤報の影響は、ジュリコー長官よりもむしろビーティ提督にとっての悲劇だったと 言うべきでしょうか。 これから始まる巡戦隊同士の戦闘において、彼がどのような指揮を執ったか。 上記の事情を考慮しながら観察すると、よく理解できると思われます。
62 : >>58 ははは・・・返す言葉もありません・・・orz えっと、写真は軍機につき(ry
63 : >>37 >>>35 まぁ、無理に書き込む必要はないのですが、 フフフ、長官私の企図を見誤っていますよ。 本当は書き込みたいことがたくさんあるけど、私の文才と携帯入力速度が無いだけですからーー!orz ちなみに私は当時の日本海軍が「単純に敵を舐めきっていた」とか思ってないです。 当時の状況(開戦から僅か半年)を日露戦争と当て嵌めて見て下さい。 私には誤認戦果を含めても、旅順艦隊を行動不能にできずウラジオ艦隊の跳梁を許しバルチック艦隊が来航中、よりも遥かに不利としか思えません。 これで「鎧袖一触!」とか言ってられるんでしょうか。 連戦連勝?、実際にはウェーク、バリクパパンで明確に敗北していて、スラバヤ、バタビア他での苦戦や損害は幾つもあります。 たしかに関係者の証言・回想には「油断していた」と多くありますが、果たして本当にそうなんでしょうか? 「運命の5分間」同様に“言い訳にならない言い訳”の可能性はないのかなと。 あと5分あれば勝てた(負けなかった)=油断しなければ勝てた(負けなかった) それに人間の記憶はいい加減なものです。 運命の5分間が否定された後も、その場にいたはずの下士官、兵の戦記や証言が引きずられているのが良い例でしょう。 私なら昨日の夕食の内容すら怪しいところ。 勿論、ミスや無理は幾つも見受けられます。 しかし同時に「驕っていた」「油断していた」では説明のつかないことが、 作戦計画でも海戦の推移にも多々ありますんで。 当時の状況は「油断していた」のではなく『焦っていた』のではないでしょうか?
64 : >>42 >敵主力(空母部隊) 一般に“敵主力”と言えば「米空母機動部隊」が思い起こされますが、 MI作戦を策定した山本GFは必ずしもイコールとは認識していないようですよ。 “敵主力”の「部分構成」には空母機動部隊も含まれますが、 一般的には“敵有力部隊”との扱いのようです。 前スレ>>701 前後で長官、携帯参謀長他が議論していた <機密聨合艦隊命令作第14号> をよーく見て下さい。 “決戦”対象は、単純に米空母機動部隊ではありません。 ここから山本GF司令部の、攻略船団発見から三空母炎上直前までの作戦思想と行動方針が読み取れるかと。 ・何故主力部隊が出撃したのか ・何故山本GFは三空母炎上まで無線封止を解除しなかったのか ・山本GFにとってのMI作戦の最大達成目標とは何か? (米空母機動部隊の捕捉撃滅のみでは、中の上くらいでしょう。 最低達成目標はミ島占領による哨戒線の前進。) 以上から、単純な大艦巨砲主義に基づく艦隊決戦を夢見ていた分けではないことは、明らかでしょう。 そして>>63 の何に『焦っていた』のかも見えてくるなかと。 とまあ、専任参謀や首席参謀以上にぶっ飛んだ自説を振って見ます。 フルボッコの予感w
65 : >>58 本官ハ貴官ニ全面的ニ同意スルモノナリ GかっぷF長官ハ、スミヤカニ写真ヲうぷスベシ
66 : 太平洋戦争を日露戦争で例えるなら、真珠湾で撃破された戦艦隊は旅順艦隊 米機動部隊はウラジオ艦隊で、南雲艦隊は上村艦隊 バルチック艦隊は、これから就役するだろう米新空母による機動部隊てとこかね。 となると、ミッドウェー海戦は黄海海戦・蔚山沖海戦位の位置付けか。
67 : >>63 そうでしたか。 日露戦争との比較は面白そうですね。 >当時の状況は「油断していた」のではなく『焦っていた』のではないでしょうか? バルチック艦隊来航=昭和18年後半にエ級大量就役 と考えれば、焦っていたが適切かも。 >>64 まぁ、米空母部隊を敵主力と書いたのは比較のためでして、普通主力艦と いえば、軍縮条約でも戦艦(巡洋戦艦)ですからね。 ただ本来の目的というものは、えてして忘れがちですからなぁ >・山本GFにとってのMI作戦の最大達成目標とは何か?
68 : >>65 仕方ありませんな。他言無用ですぞ。 占いの歌 http://www.nicovideo.jp/watch/sm474218 Gカップ好きとHカップ好きは でかけりゃいいってもんじゃないことを 肝に命じておいてください 女性の敵ですよー♪ >>66 なるほど、これは分かりやすい。 ウラジオ艦隊(米空母部隊)が東京湾にまで現れて(帝都空襲)、 上村邸に石が投げられる(南雲が叩かれる)・・・かな。 う〜む、やっぱり相手が悪かったか。 アメリカを本気にさせちゃったことが敗因のように思えてきた。
69 : >>61 の続き ここまで決戦当日の両軍における敵情判断を見てきましたが、様々な”兆候”を 察知しながら、結局のところ「情勢判断に変化なし」でした。 双方とも全力出撃しているにもかかわらず、「敵主力は出てこない」と認識して いるのは不思議ですよねぇ。 しかしそれは、我々が両軍の作戦目的から艦隊編制、行動経路に至るまで 全部頭に入っているからなのかもしれません。
70 : >>69 の続き どれだけ科学技術が進歩し知敵手段が発達しても、それに基づいて判断する のは人間の仕事であり、人間が不完全な存在である以上、”錯誤の戦い”から 逃れることは出来ないのでしょう。 「それほど戦争にあっては、偶然の入り込む余地は大きく、何が幸いになるか、 神様だけがご存知なのだが、しかし戦争はやはり人間がやるものである。 参謀と司令官が、”やってみなくては分からない”という哲学だけを信奉して、 万全を尽くさなかったら、戦争は確実に負けてしまう」 (『レイテ戦記』)
71 : [北海要図](日出0341時、日没2048時) ■スカパ・フロー □□ □□□□ □□■クロマティ スカゲラック海峡 □□ ←モーレイ・ファース □□□□□□ (B) □□□□■アバディーン □□ ユ □□□ □□ ト □■ロサイス (A) □□ ラ □ ←ファース・オブ・フォース □□ ン □□■エジンバラ □□ ド □□□□□□ □□ 半 □□□□□□□ ホーンリーフ □□ 島 □□□□□□■サンダーランド □ □□ □□□□□□□ ヘルゴランド島 □□ □□□□□□□□ ■ □□ □□□□□□□□□ ドッガー・バンク □□ □□□□□□□□■ヤーマス □□ □□□□ □□□□□□□□□■ローストフト □□□□■ □□□□□ □□□□□□□□□□ □□(ヴィルヘルムスハーフェン) □□□□□□□□□■ハリッジ □□□□□□□□□□□□□□□□ (註)A点(北緯56度40分・東経5度0分)英巡洋戦艦部隊進出点 B点(北緯57度45分・東経4度15分)英大艦隊合同点
72 : 一次大戦編が終わったら、今度は日露戦争編が始まる予感。 全くこのスレ全体に蔓延する倦怠感ときたら。
73 : そこで、そーぷ瑞鶴で心も体もリフレッシュ
74 : >>68 長官… 長官の大テンプレ巨レス主義は「」の好みだったんですね。 GとかHとかの超弩級戦艦がお好きだからなんですね… ちなみに私が3年くらい前に付き合っていた女性もH級戦艦でした。 大テンプレ巨レス主義ばんじゃーい!
75 : >>74 H級戦艦のスペックを。 全長、最大幅 排水量、主砲門数(口径) 副砲数 速力……
76 : >>75 ワレ手元ニ資料ナシ 観測記憶ニヨリ申告ス 全長…160? 全幅…上甲板95強?喫水幅65強?バルジ90? 排水量…60トン強 艦齢…えーと、当時28かな? 速力…けっこう「イキ足」は早かったです
77 : >>72 ですよねー >倦怠感 一応、今後の見通しとしては、 ジュットランド海戦→青島攻略戦(第一次世界大戦) 八八艦隊→軍縮条約→友鶴・第四艦隊事件(建艦史) ダメコン→レキシントン沈没(珊瑚海海戦) そして、ミッドウェー海戦編突入! 何年後になるだろうか・・・ >>73 もう、思わず検索しちゃったじゃないですか! 罰として吉原の翔鶴でおごってもらいますぞ。 >>74 ナ、ナニヲイッテルノカナー? 本職が大艦巨主義なんて、とんだ濡れ衣デスヨー >>75 ジェーン年鑑にのってるかも。 >>76 95・・・だと? 超超超超弩級戦艦ではないか!
78 : >>76 喫水幅65強ですか… 船型はややぽっちゃり型ですなぁ 艦齢もお若く一番油がのっていますなぁ 私の相手は細身の高速船型で 全長164 全幅82-喫水幅-58?バルジ85 排水量…不明 艦齢21年の新型艦でした。高校を出て間がないので超高巡!? なにしろ装甲板が新しくて艶々でしたよ(笑) 残念ながらもう沈没してしまいましたが…
79 : >>78 新型艦ですか。それは羨ましい。 さぞ取り回しも軽快でしたでしょうな。 本官の場合はやはり重装艦のため転舵にも難儀したものですよ。 でも、排水量がそれなりにあるおかげで「乗り心地」は抜群でしたな。 敵艦に拿捕されちまいましたが…
80 : >>70 の続き いよいよ両軍の遭遇、巡洋戦艦部隊同士の戦闘に入っていきます。 「要するに、本戦闘は決戦に至らざりしと雖も、緒戦より平行戦、進撃戦、退却戦、 及び乱戦の各種戦闘状況を連続せしめたるものにして、普通の戦闘に於いて、 起こり得るすべての状況を総合したいるものと見るを得べし」 (『ジュットランド海戦における造船関係事項の研究』藤本喜久雄/著) http://navgunschl2.sakura.ne.jp/tenji/20-fujimoto_jutland.html (48/195)頁 著者の藤本造船大佐(当時)は、「造船の神様」こと平賀譲造船中将と並んで 日本を代表する設計者の一人です。 友鶴事件において重要な人物となりますので、名前を覚えておいて下さい。
81 : >>80 の続き 藤本大佐が指摘する通り、本海戦は水上砲戦のあらゆる要素を含んでいるのですが、 中でもその嚆矢となった”南下戦”は、両軍の巡洋戦艦部隊が正面からがっぷり四つに 組んだ、見ごたえのある大相撲のようなもの。 これ以降の北上戦から主力決戦にかけては、戦力差が大きく、優勢な方が追撃し、 劣勢な方が逃走する一方的な展開となります。 それに対して、この緒戦は兵力もほぼ同数、両指揮官とも逃げる気は毛頭ない。 「その結構な面構えで、よもや私の剣がにぶるものと期待してはおるまいな」 「そうなっては興醒めも甚だしいが、結構、この顔のせいで腰の抜けた女を斬るのは 俺の面目にもかかわるからな。最初の一人が骨のある奴で嬉しいぞ」 「ほう、尋常な勝負を所望であったか。誇り高い英霊と相見えたのは私にとっても幸いだ」 「それでは、いざ・・・!」
82 : [ジュットランド海戦](5月31日1400頃) └┐英戦艦部隊(ジュリコー大将) └┐ ▽→ (B) └┐ └┐英巡戦部隊 ↑ ▽ (ビーティ中将) ▲独巡戦部隊 └→ (A) ┃(ヒッパー中将) ┃ ↑ ▲独戦艦部隊 ┃(シーェア中将) ┃
83 : >>83 の続き 開戦! というわけで、会敵直前の相対位置関係は上記の通り。 ビーティ隊がこのまま進撃を続ければ、ちょうど独艦隊の中間地点に突っ込んで しまうことになりますね。 By around 14:00, Beatty's ships were proceeding eastward at roughly the same latitude as Hipper's squadron, which was heading north. Had the courses remained unchanged, Beatty would have passed between the two German fleets, 40 mi (35 nmi; 64 km) south of the battlecruisers and 20 mi (17 nmi; 32 km) north of the High Seas Fleet at around 16:30, possibly trapping his ships just as the German plan envisioned
84 : >>83 の続き 「1400頃までに、ビーティ隊は北海の東方海面に進出し、北上するヒッパー隊と ほぼ同緯度の海域にいた。もし彼が変針しなければ、英巡戦艦隊は二つの独艦隊 の間を通過することになっていただろう。 1630頃には独巡戦部隊(ヒッパー隊)の南方35浬、独戦艦部隊(シェーア隊)の 北方17浬で両部隊に挟まれる形となり、それはまさに独海軍が仕掛けた罠に陥る ところだった」 危うし、ビーティ提督!
85 : >>76 何という美しい軍艦だろうか・・・
86 : >>78 これからのテンプレによう ・相手 (大体の形、船型・形式) ・全長(身長) ・全幅(B)82-喫水幅(W)-58?バルジ(H)85 ・排水量…(体重)不明 ・艦の戦歴(誇張多少よろし)
87 : 長門型は細身で足が長いよな だが大和型はずんぐり短足だ・・・
88 : 無線封鎖解除 発2F前衛 宛 GF長官 本文 南雲支隊スレ新スレ建制完了 【敵機直上】本日の南雲部隊司令部 1AF【急降下!】 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1320846156/
89 : >>27 ミッドウェーでは日本側は米側の偽電策にひっかかったところもありますよ。 5月15日に視認されたマーシャル沖を西航する米空母はハルゼーの第16機動部隊 にわざわざ日本側に発見されるようニミッツが指示したもの。そのあと、急ぎ 真珠湾に戻るよう命じた。マッカーサーの司令部が「豪州付近を行動中の味方空母と の交信を装った偽電を盛んに打っていた。ただし、日本側も無線手のくせが違うので 「どうも空母は依然、南西太平洋にいると思われるが、真珠湾に戻った可能性もある」 と見ていた、と戦史叢書にありました。
90 : >>81 長官もご覧になっていましたか… まさに1対1の一騎打ちですなぁ
91 : >>78- そろそろこのスレもR−18指定かな。 良い子のみんなは、こんなところに出入りしないで、しっかり宿題をしましょう。 >>88 了承セリ 支隊スレも1000までいかなかったか。 時代は大テンプレ巨レス主義のようだ。 >>89 そうだったのか。本職は単純にハワイへの帰還命令の前日に発見された だけだと考えていましたが、 >わざわざ日本側に発見されるよう ということは、TF16が無線封止を破って電波を出したということですか? 一刻も早く真珠湾へ帰投して補給整備を行うべき状況に、そんな余裕はないような・・・ >>90 まぁ本職の場合は、にわかなんですがねぇ。 こういう文語調の台詞が出て来る作品が好きなのですよ。 銀英伝とか、十二国記とか、封神演義とか。
92 : >>84 の続き しかし、そうはなりませんでした。 もともと英海軍の作戦計画では、 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/545 >明31日1400時までに、北緯56度40分・東経5度0分の海域へ進出せよ。 >1400時までに敵情特に変化なければ、貴艦隊は我と合同せよ。 よってビーティ提督は索敵行動を打ち切り、A点で変針北上、B点へ向かいます。 こうして、独海軍の”幻の挟撃作戦”は実現しませんでした。 しかし、物語はここから始まるのです。
93 : [英巡洋戦艦部隊](1415時) ↑<第五戦艦戦隊> △戦艦バーラム(エバントーマス少将) △戦艦ヴァリアント △戦艦ウォースパイト △戦艦マレーヤ ↑<第二巡戦戦隊> △巡戦ニュージーランド(パクナム少将) ↑ △巡戦インディファティガブル (ビーティ中将)巡戦ライオン△ <第一軽巡戦隊>↑ 軽巡ガラティア△ ↑<第一巡戦戦隊> (シンクレア代将) △巡戦プリンセス・ロイヤル(ブロック少将) △巡戦クイーン・メリー ↑ △巡戦タイガー △水上機母艦 エンガーディン ↑<第三軽巡戦隊> △軽巡ファルマス(ネピーア少将) ↑<第ニ軽巡戦隊> △軽巡サウサンプトン(グッデナフ代将)
94 : >>93 の続き 変針前の陣形は、 http://toki.2ch.net/test/read.cgi/army/1311853035/599 各戦隊が現地点で回頭を行ったため、上図のように変更された。 対する独巡戦部隊の陣形は、出港時から変化はありません。
95 : [独巡洋戦艦部隊](1415時) ↑ ▲軽巡フランクフルト(ベーディッカー少将) ▲軽巡ピラウ ▲軽巡ヴィースバーデン ▲軽巡エルビング ▲軽巡レーゲンスブルク (ハインリヒ代将) ▲巡戦リュッツオー(ヒッパー中将) ▲巡戦デアフリンガー ▲巡戦ザイドリッツ ▲巡戦モルトケ ▲巡戦フォン・デア・タン [独偵察部隊陣形図](駆逐艦は省略) ↑ ▲軽巡フランクフルト(ベーディッカー少将) ▲軽巡ピラウ ▲軽巡ヴィースバーデン ▲軽巡エルビング ▲軽巡レーゲンスブルク (ハインリヒ代将) ▲巡戦リュッツオー(ヒッパー中将) ▲巡戦デアフリンガー ▲巡戦ザイドリッツ ▲巡戦モルトケ ▲巡戦フォン・デア・タン
96 : おおっと訂正。独艦隊が二倍に増強されてしまった・・・ 正しくはこちら [独巡洋戦艦部隊](1415時) ↑ ▲軽巡フランクフルト(ベーディッカー少将) ▲軽巡ピラウ ▲軽巡ヴィースバーデン ▲軽巡エルビング ▲軽巡レーゲンスブルク (ハインリヒ代将) ▲巡戦リュッツオー(ヒッパー中将) ▲巡戦デアフリンガー ▲巡戦ザイドリッツ ▲巡戦モルトケ ▲巡戦フォン・デア・タン
97 : >>96 の続き 以上により、変針後の相対位置はこのようになりました。 [ジュットランド海戦](1415時) ↑ ↑ 英巡戦部隊△(>>93 ) (>>96 )▲独巡戦部隊 (ビーティ中将) │ ┃(ヒッパー中将) │ ┃ └┐ │ ┃ └┐ │ ┃ └┐ │ ┃ (A) ┃
98 : >>97 の続き なんという偶然か! 両軍は、ほぼ同緯度を同航状態で北上することになったのです。 「史実は仮想戦記よりも奇なり」ですよね。 ここからどのように戦端が開かれるのでしょうか。 前スレで出した軽巡の名前を思い出したかな?
99 : 今週は先週よりむしろ面白い。 地味なようで金がかかっている。 出てくる人出てくる人みんな個性的で味がある。 つるべえ息子もそのうち見慣れてくるだろう。 糸子が好きでたまらない人の一人になるんだろう。
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