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2012年3月邦楽197: 各アーティストの全アルバムレビュースレその2 (234)
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各アーティストの全アルバムレビュースレその2
1 : 各アーティストの全アルバムをまとめてレビューするスレです。 過去スレ 01 http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1173934277/l50 まとめサイト http://www10.plala.or.jp/puusan/review/al_all/al_alltop.htm
2 : 前スレ埋まってたっけ?
3 : >>2 うん。落ちてたから立ててみた。 前スレにテンプレとかなかったから、これでいいかな?
4 : 1乙。前スレは容量越えしてたからな。 ちなみに全曲レビュースレも容量越えみたいだけど、次スレ立ってる?
5 : >>1 乙。 >>4 たってないみたい。
6 : アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版21st http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1235558537/ たてました
7 : >>6 うお。乙!
8 : ブッチャーズ行きます マンセーレビュー&未聴のアルバムたくさんですいませんorz 「LUKEWARM WIND」 未聴。「LOST IN TIME」等を収録。「プールサイド」は後のアルバムで劇的に生まれ変わります 「kocorono」★★★★★ ブッチャーズの最高傑作であるとともに、日本ロック史に残るであろう名盤。 このアルバムを作成した際、Vo&Gtの吉村氏は「死んでもいいという思いで作った」と語っていたそうです。 腹の底にズシンと沈むようなベース音と、狂気を感じるのにどこか懐かしく癒されるような残響音を残すギターが絡み合う楽曲群は まさに素晴らしいの一言。この次点でブッチャーズの「音」というのはほぼ確立されたように私は思います。 そんな中でも「7月/july」は必聴。ブッチャーズの全てが詰まっているといっても過言ではないです。何も言わずに聴いてください。 「SANKAKU+2」 未聴。「襟がゆれてる。」「ファウスト」等を収録 「未完成」★★★★★ 大傑作の前作もあり、周囲からのプレッシャーもあったかと思いますが そんな不安は「ファウスト」のイントロのギターが全てかき消してくれます。しかもアドリブだってんだからただただ脱帽。 前作より音の厚みは増し、ギターはさらに唸りを上げています。 音にも歌詞にも、切なさがこれでもかと滲み出た「プールサイド」や 13分にも及ぶギター・ベース・ドラムの絡みが聴ける「「△」サンカク」(ちなみにこのギターもアドリブ)も聴いて欲しいけど 幻想的なメロディーに、靄の中で鳴らしてるようなギターが印象的な「僕」を是非聴いて欲しいです。 静まった夜の森に迷い込んだような気分になります。隠れた名曲。 ジャケットはジミー大西氏の提供。
9 : 「yamane」★★★★☆ 前二作に比べると幾分肩の力を抜いて作られたアルバム。 「theme」でトランペットを使用したり、「no future」ではアコースティックなアレンジを行うなど新たな試みが見られます それでも「燃える、想い」などでの爆音・轟音ギターは健在。ベースが前面に出てる「happy end」も名曲。 ただドラムの影が過去の作品と比べ薄いことを考慮し、星五つは避けましたが名盤なのは間違いないので是非とも聴いてほしいです。 余談ですが、歌詞カードが激しく見づらいw 「荒野ニオケルbloodthirsty butchers」★★★★ 「方位」(ホントは記号なんだけど表記できない・・・orz)を筆頭に、荒野のようなざらざらした楽曲群が揃った今作。 元NUMBER GIRLの田渕ひさ子、イナザワアヒト氏の参加も大きく、このアルバムの音楽性を増しています。 疾走感抜群のインストナンバー「悲しみをぶっとばせ!」や、夏の夕暮れを思い起こさせるメロディーが印象的な「アカシア」等は必聴。 このアルバム発売の約一ヵ月後、田渕ひさ子が正式加入。 「blue on red」★★ 入手困難なインディーズ時代の曲を収録。(「She's Break」「room」) その他に、極東最前線のコンピに収録された「さよなら文鳥」を収録していますが、CCCDなのが残念。 どうでもいいことですが歌詞カードに誤字が少々・・・私の持っている盤だけなのか・・・? 「green on red」★★★☆ 田渕ひさ子加入後のライブ音源(スタジオライブ含む)を集めたライブ盤。 「ファウスト」「LOST IN TIME」「時は終わる」等、ライブでの定番曲を収録。 ストリングスによるアレンジをされた「襟がゆれてる。」は原曲より壮大な曲に変貌。おそらくこのアルバムでしか聴けません。
10 : 「birdy」★★ 田渕ひさ子加入後初のフルアルバム。 「このバンドで踏みこんでいたい」四人体制になった新生ブッチャーズの決意表明のような詞が印象的な「JACK NICOLSON」で幕開け。 初期のようなシャウトが復活の「friction」、田渕ひさ子のギターが炸裂の「birdy」もいい。 ギターが一人増えたことによって音の厚みは増したものの、アレンジがポップに傾倒しすぎて中毒性が薄れているのは残念。 序盤は聴ける曲が多いけど、後半はダレる。通して聴くのがきつい。 もうちょいアレンジにひとひねりが欲しかったというのが正直な感想。 「banging the drum」 未聴。「banging the drum」「サンザン」等を収録。 ジャケ絵は荒木飛呂彦氏も惚れ込んだ奈良美智さん。 「ギタリストをさないで」★★★☆ 自主レーベル設立後初のアルバム。ジャケ絵は前作に引き続き奈良美智さん。 アルバムタイトルの通り(?)ギター音に尖り具合が戻り「おっ、原点回帰か?」と思わせる音作りが特徴。 「yeah#1」での高揚感・疾走感、「理由」のノイズのようなイントロ等、ブッチャーズらしさが発揮できている作品だと思います。 また、田渕ひさ子がコーラスやボーカルを担当することが増えましたが、ボーカルの時の声量が少ないのが少し残念。 しかしそれを差し引いても、アルバムの統一感や個々の楽曲の質はなかなかのもの。ブッチャーズを聴いたことのない人にも受けはいいかも。 <補足> 入門盤としては「kocorono」「未完成」あたり。というより「kocorono」から「荒野ニオケル〜」まではハズレなしなのでどれから聴いてもいいかもw また、「kocorono」の12曲目に7分ほどの無音がありますが、実はこれ「一月/January」の収録時間と一緒なのです。 「Cinderella V.A」に収録されているので機会があればそちらも聴いてほしいです。
11 : >>8-10 乙。 アンド、こちらの1st.早めのうp ∧_∧ ( ´・ω・) < 微修正(wegの並べ替えとMac対応)はのちほどやります。 (つ旦と) と_)_)
12 : >>11 いつも乙です。 自分マカーですが、safariでもfirefoxでも見れました。
13 : BUMPやります。 FLAME VEIN★★★★★ 衝撃的な1st。 演奏力や歌唱力は低いが、何か熱くさせるものが確かに存在する。 作曲センスもある、文句ない完成度。 THE LIVING DEAD★★★★☆ かなり良いが、前作に比べると少し劣る。 ちょっと曲に対する工夫が減ってる曲がちらほら。 エバラスはBUMP史上最高の曲。 jupiter★★ は?何だこれ・・・と思うほどに今までの面影がない。 まあ聞き続けりゃ慣れるだろと思って何回か聞いたがやっぱりダメ。 歌詞とかはまだ良いんだが曲が劣化しまくり。 あ、後それと藤原ちょっと歌うまくなったかな?
14 : ユグドラシル ★☆ 2枚連続で駄盤ておい・・・ もう初期の頃のセンスはなくなってしまったのか? と悲しくなったアルバム。 orbital period ☆ まさかの10点中1点。0点でも良いと思った。 前作でBUMPは見切ったつもりだったが、 つい期待して買ってしまった悲しいファンです俺は。 良曲が1つもない超駄盤。 総評. BUMPは馬鹿にされることが多いのは天体観測(Jupiterらへん)以降から知ってる人が多いのかな。 俺もそこからしか知らなかったらBUMPを好きにならなかっただろう。 でも1stと2ndは本当に名盤だから多くの人に聞いてほしい。 Jupiter以降の買うぐらいなら、他のアーティストのCDに回すべきだと俺は思う。
15 : >>13 乙。初期と後期で全然別のバンドになっちゃうバンドっているよね Tokyo No.1 Soulsetのオリジナルアルバム(メジャー以降)でも 「TRIPLE BARREL」 ★★☆ なんか名盤とかいろいろ言われてるけどぜんぜん好きじゃない。 ソウルセット独特の緊張感が欠けてるような気がするし、BIKKEのラップもキレがない。 でも「O'TAY」は素直にいい曲だと思うし、「more big party」はやっぱ名曲だと思うので一点は避けました。 「Jr.」 ★★★★☆ これまた名盤とよく言われる一作。これは普通に好きです。BIKKEのラップも洗練されてるし。 シリアスさが増している。それでいながら妙にまったりした独特の雰囲気がある。晴れた午後に聴きたい一枚。 そしてこのアルバムには歴史的名曲「ヤード」が収録されてます。それだけで★ひとつ追加できる。 「ヤード」の歌詞はトーイ君に宛てたものらしいが、その次の曲「Jr.」の歌詞もトーイ君に宛てたものだったりするのだろうか。 ちなみにこのアルバムには8cmCDが付いている初回盤があったり、その8cm収録曲がシークレットトラックとして収録されてる盤があったりと 非常にややこしい多数の仕様があったのだが、紙ジャケ再発された際に8cm収録曲がボーナストラックとして収録されたためチャラになった。 さらに紙ジャケ再発盤にはシングル「ヤード」のカップリングもボーナストラックとして収録している(「SALSA TAXI」は名曲!)ので非常にお勧め。 「9 9/9」 ★★★★★ 個人的にソウルセットの最高傑作だと思っている一枚。 シリアスさは一層色を増し、ファーストの頃の気楽さが嘘のような緊張感が漂っている。 また、99年は彼らと親交の深かったフィッシュマンズの佐藤伸治が亡くなった年でもあり、そのことが音に少なからず影響を与えている気がする。 「a little sleep」「Sunday」「夜明け前」「隠せない明日を連れて」「Bow & Arrow 〜あきれるほどの行方」といった名曲群が次々と送り出される様は圧巻の一言。 またこの作品は生演奏の度合いが多くなっており、それによって音像がシャープになっている。 このアルバムを最後にソウルセットは長い休止期間に入る。
16 : 「OUTSET」 ★★★ で、復活作がこれ。いかにも手探りな感じ。 しかも四つ打ち+打ち込みというリズムが大々的にフィーチャーされてるので戸惑ったファンが多かったと思う。 「Get your skates on」「OUTSET」は名曲だと思う。が、全体的に演奏時間長めの曲が多く、あまり手が伸びない… 「No.1」 ★★★☆ また大分間が開く。前作で取り入れた四つ打ちリズムをうまく昇華することに成功した一作。 特に一曲目「Innocent Love」はメロディーが素晴らしい。途中に入るBIKKEの語りもいい感じ。 また、BIKKEがとんでもない方向に振り切れた迷曲「メリー・メン」や、とにかくアガる「Please Tell Me」、 子供の目線で語られる歌詞が無機質なボコーダーボイスによって綴られる「Good Morning Tokyo」などポップな曲を数々収録。 とても聴きやすいアルバムになっていると思う。 しかしファーストの頃からは考えられないようなアルバムとなっているので古くからのファンにとっては複雑かもしれない。
17 : >>13-14 乙。ever lasting lieはいい曲だよね。 >>15-16 乙。フィッシュマンズと親交あるということで興味がわきました
18 : 保守
19 : 誰かcapsuleお願いします。
20 : フジファブリックやります 「アラカルト」★★★★ インディーズ1st。既に音楽性が固まっている所がすごい。良曲だらけで、全6曲という長さも聴きやすい。 叙情的な曲と、的な曲のバランスが取れていて、「これがフジファブだ」と言っても差支えない。 メジャーデビュー後に再録された「茜色の夕日」収録。自分はこっちの方が好き。 「アラモード」★★★ 前作と比べ、叙情的な曲は減り、さが増した。「花屋の娘」など、いい曲はあるが、他はいまいち良さが分からない。 個性を追求しすぎてただの変な曲になってしまっている。このキモさがいいという人もいるだろうが。 「アラモルト」 枚数限定のプリデビュー盤。未入手。上の2枚から7曲選んで再録したもの。動画サイトに数曲あったので聴いたが、 原曲よりも良くなっていた。点を付けるとしたら星4つ半か。
21 : 「フジファブリック」★★★★☆ メジャー1st。個人的に最高傑作。「アラカルト」をもっと洗練させた感じ。少なからずプログレ要素が入っているのが 素晴らしい。特に「赤黄色の金木犀」。この曲は本当にすごい。この曲の魅力は自分の文章じゃ伝わらないと思うので 一度聴いてください。絶対感動する。初めて聴く人はこれからがお勧め。 このアルバムは四季がテーマで、春夏秋の曲はあるが、冬の曲(「銀河」2ndに収録)が無いのが唯一の欠点。これだけは納得いかん。 まあ銀河が入っていれば良いとは思わないが。曲の雰囲気が合ってないし。 「FAB FOX」★★☆ 前作ですら指摘されていた「シングル曲とアルバム曲の質の差」がますます顕著に。数曲の良曲でなんとかなっている印象。 とにかく曲の作り込みが甘い。また大きな魅力の一つだった叙情性がかなり失われていて残念。ただ「銀河」はフジファブの 最高傑作と思う。 「TEENAGER」★★★★ 前作から一転、個々の曲の出来が跳ね上がる。目立った捨て曲はほとんどない。サウンドはかなりポップになり、分かりやすい メロディが多い(「東京炎上」みたいな雰囲気重視もあるが)。一方で面白味が無くなった感もある。昔からのファンは複雑だろう。 叙情性を残す「若者のすべて」疾走感溢れる「星降る夜になったら」がお気に入り。
22 : >>20-21 乙です。フジファブリックは自分も好きなので参考になります。
23 : 最近、Oasisのサポートアクトも務めた8ottoいきます we do viberation 彼等の代表曲でもあるRIWO〜0zeroから始まり、 ライヴの〆の定番、VOO DOOバウァーまで、 デビュー盤にふさわしく、バンドの本質が詰め込まれた良作 ロックと呼ぶにはクール過ぎるという声もあるようだが、 どちらかといえば、その表面よりも、 下に張られた四人の緊張感溢れる演奏に耳を傾けてほしいものである Running PoP' 収録曲五曲足らずのミニアルバムだが、入門にはこれをお勧めしたい 安価な値段も理由の一つではあるが、余計な曲がない分、 8ottoのいいとこ取りで、ダレることなく、まさにタイトル通り、走るような軽さで聴ける とは言っても、ヘヴィな低音とボーカルのシャウトが聴かせどころの、 8otto独特の都会的なセンスで味付けされた「China」 アルバム最後のバラード、「愛を憂う」等、バラエティにもとんでいる REAL 1stよりも更にグルーヴ感が高められた、8ottoのメジャーデビューアルバム カッコいい事に変わりはないが、音楽的にもさほど変わりはないので、 これと言って特筆すべき点はない ↓に続く
24 : HYPER HYP8R HYPER 前作よりもずっと成長の跡が見られる佳作 よりファンキーで、よりクールな音が、どこか70'sの香りも感じさせる しかし、両手をあげて持ち上げるような傑作ではなく、 決定的なブレークスルーはまだ少し先のように思う 総評 浅井健一の推薦もあって、正統派のブルース由来ロックと思われると肩透かしかも知れないが、 主に、ディスコパンク、あるいはファンク、マッドチェスター、 ストーン・ローゼズ、・クティ等の影響に加え、 賛否あるプロデューサーは、ストロークスの2ndアルバムを手掛けたヨシオカトシカズ と、こういった音楽の基礎のもと、更に、 ルースターズ〜ブランキー〜ミッシェルに繋がるようなライヴパフォーマンスは、CD音源の数段上の素晴らしさである (ちなみに、現在最新作として、そのライヴパフォーマンスを納めたCDにDVDを付けて発売している まだ未聴だが、CD、DVDに音源の被りもなく、かなりサービスのいい内容のようである) しかし、英詞、日本語詞が秩序なく並べられた、時に耳障りな歌詞、 殆んど8otto第5のメンバー然と介入してくるプロデューサー、 と、色々問題もあるが、これからも大いに期待できるバンドである
25 : >>24 乙です 8otto興味があったのでありがたいです
26 : 一押しのハンバート ハンバート 『for hundreds of children』★★★☆ 2001年の1stアルバム。タイトルの通り子供にも聴かせたくなるフォークでポップ、軽やかで素朴なグッドミュージック集。 のちに再録される名曲「夜明け」に始まり、「gone」、「足跡の続き」、「メッセージ」と、 やっぱり音楽って曲と歌の純粋な良さに尽きると気づかされる曲が並ぶ。 『アメリカの友人』 ★★★★ 良質さはそのままに、より洗練された2作目。前作がセルフプロデュースであったのに対し、今作では佐久間順平をプロデューサーに 迎え全体的に引き締まった印象を受ける。ボーカル佐野遊歩の唯一無二の澄んだ歌声は力強くなり、青空につき抜けるような 「アメリカの友人」から、切なくシリアスな「海辺の街まで」、「ひなぎく」まで表情豊かに歌い上げている。 『焚火』★★★☆ 今まで通りのフォーキーなポップスに加え、マチルダ ロドドリゲスとのコラボ曲「E.A.D.」等、佐藤良成がメインを取るロックな曲が目立つ。 この他に、みんなのうた的な「コックと作家」、童謡「赤とんぼ」のカバーまで広いジャンルの曲が入っていて、 少々とっちらかっているように感じる。鎮魂歌「喪に服すとき」は必聴の曲。
27 : 『11のみじかい話』★★★★☆ 男女の想いを掛け合いで歌うハンバートの代表曲「おなじ話」収録。ラジオや有線で流れていたこの曲がきっかけでハンバートを 知った人が多いようだ。どの曲もアコースティックな音がゆるやかで、全編を通し晴れた日の昼下がりのような穏やかさで満ちている。 初めて聴く時から親密で懐かしい気持ちにさせてくれるだろう。アルバムの流れのアクセントになっている「からたちの木」、 「てまりうた」、どちらもわらべ歌風で、改めて佐藤良成のソングライティングの幅広さに驚く。 『道はつづく』★★★★★ まずジャケットが素晴らしく、内容もそれに見合い集大成を感じさせるハンバートの音楽の一つの完成形だ。凛とした二人の歌声は 不思議なほど心に染み渡る。愛する人の幸せを祈る「願い」、背筋が寒くなる不穏なおどろおどろしさがある「怪物」、 別れを決心した女性の強さを切々と佐藤が歌う「おやすみなさい」。最後は「長いこと待っていたんだ」という曲名の通り、 小さな頃から夢見ていた念願のステージに立ち歌う心境を「まさに始まったばかり」というフレーズに乗せてこの先も道は続いて 行くんだと歌い締める。 『まっくらやみのにらめっこ』★★★★★ 傑作の次の作品は期待だけでなく不安も抱いてしまうものだが、この二人にそんな心配はいらなかった。フォークとトラッドの テイストを増した土と草の匂いがする充実作。ハンバートの曲には愛しい人を想う気持ちを歌ったものが多いが、今作では社会や 人間の性を皮肉ったような毒気のある曲やさまざまな人の心情を描いた曲があり歌詞の面でも新境地を見せた。また佐野遊歩の 歌声からはこれまでにない芯の強さを感じさせる。二人の掛け合いが軽快なロックチューン「バビロン」、故人の視点から葬式を見た 「大宴会」、ライブ終盤の定番曲「おいらの船」、名曲だらけの現時点最新作。
28 : 総評・どのアルバムもハズレなし。特に4枚目の『11のみじかい話』以降はどれも文句のつけようのない名盤。 フォーク、アコースティック、トラッド、ロック、童謡、この辺りの音楽にピンと来る人は是非聴いてみてほしい。 色々聴いてる音楽好きな人ほど、日本にこんなアーティストがいたことに驚くはず。 00年代最高のアーティストと自信を持って言える。 フォークミュージシャンとの交流が広くて、そちらの界隈では知られているが、いかんせんメジャーな知名度が低いのが悲しい。 とは言えフジロックやサマーソニック、くるり主催の京都音博に出演し、堤幸彦からのオファーで映画「包帯クラブ」のサントラを 手がけ、小林聡美・もたいまさこの深夜番組「2クール」テーマ曲提供と業界の注目と共にファンも増え、クアトロクラスであれば 余裕で埋めるのだが、彼らの音楽性とその質の高さを考えればもっともっと知られるべきだと思う。 せめて新譜が出た時くらい音楽雑誌で取り上げてもらいたいところ。 余談だがくるり岸田が京都音博の時のインタビューでハンバートに関して「9mm Parabellum Bulletなんかを聴いてる若い子たちが、 求めてるのは本当はこういう音楽なんじゃないか」と面白いことを言っていた。
29 : レビューって難しいな。 伝えたいことは書ききれないし、無駄は多い。 魅力ある文章を書ける人を尊敬するわ。
30 : あ・げ!
31 : 読み返して間違えに気づいた 名前「遊歩」じゃなくて「遊穂」だ 細かいとこだけど一応訂正
32 : Ken(L'Arc〜en〜Ciel) /IN PHYSICAL 全ての曲をじっくり聴いてみて、この「IN PHYSICAL」というタイトルにふさわしいアルバムになっていることを確信しました。 全体的にPOPやロックな重いサウンドが多く、L'Arc〜en〜Cielとは対になっているアルバムと言えるかも知れません。 安っぽい言い方かも知れませんが、「聴きやすい」アルバムなのではないでしょうか。 もちろん曲が軽いとか、そういうことではありません。むしろサウンドをしっかり聴かせてくれていると思います。 シングル曲「Deeper」「Speed」はこのアルバムに入ることで違った魅力が出て、何となく新鮮でした。 リードトラック「S」、「IN PHYSICAL」は シングルになっても全くおかしくない完成度です。 アルバム曲も相変わらず捨て曲無しの顔ぶれですが、特に気に入ったのは「MY ANGEL」。 kenさんのファンに対する想いが感じられる詩です。 ジャケットのように、全ての曲がキラキラ輝いているそんなアルバム。 もはやオリジナルアルバムの枠を越えていますし、お薦めできる渾身の一作だと感じました。
33 : 稚拙ながらストレイテナーやってみた [straighten it up]★★★ 二人組時代で、最も古いアルバム。 初期衝動バリバリの作品。ベースレスと幼さのあるホリエの声が今となるととても懐かしく思える作品。 Yes,sirは今でも盛り上がる曲の一つとして使用されている。 [ERROR]★★☆ ANOTHER DIMENTIONALのイントロから本当に一直線に進んでいくので非常に疾走感がある、のだけれども、全体的に曲が似通ってしまっている為にあまり一曲一曲の一生が残らないのが残念。 [SKALETONIZED]★★★★ ここで今現在のストレイテナーの主軸ができたであろう3rdmini ロックスタディはテナーの中では代表作かと。 全体的にまとまっているし、音の薄さはあるもののギターのジャキジャキ感等非常に清々しい音が詰まっている。まだ粗さはあるものの、全体的にバランスも取れてきていて成長を感じる。 [SILVER RECORD]★★★ シングルですが、アルバムに未収録の為加えました。 普通にミニアルバムと呼べる位に曲のまとまりが良く、またM-1のSILVERSTARは疾走感があり、爽快な一曲となっている。 [silent film soundtrack]★★★☆ 前シングルからまた違った方向から攻めてきた一枚。 歌詞を重視している様子を感じ、ここでホリエの世界観がやっと安定し始めてきた印象を覚えた。 曲の緩急の付け方が素敵だと思いました。
34 : [LOST WORLD'S ANTHOLOGY]★★★☆ メジャー1st ここからベースのひなっち(当時はサポ)登場。 ベースが入ったことで、全体が引き締まったというのを感じた。 全体的に似通った曲が多いが、最初から最後まで小説のように綺麗に繋がっているので一度聴くと大体そのまま最後まで聴ける。 音質が良ければ名盤になっていたと思う。非常に残念。 [ROCK END RORL]★★★☆ ひなっち正式加入後の一枚。 「ベース入って広がったから色々やってみました」といった印象を受ける試験的なアルバムとなっている。 試験的ではあるが、多少失敗している点が(しんくぅ!!つきぬけてくぅ!!とか)なくもない。けれども確実にバンドとして一皮抜けたなぁという印象。リマインダーがかなり新鮮。 [TITLE]★★★★ テナーの中でも最も濃いアルバム。 ロストの世界観が更に煮詰められており、特に前半の流れは本当に秀逸。ただ後半は少しだれ気味。 ベースの音が更に前面に押し出された事により音に厚みが出たため、聴きごたえのある一枚。 ただ始めてテナーを聴く人にはあまり薦められないw [Dear Deadman]★★★☆ 泣きメロ全開。耳触りのよい曲が立ち並んでいる一枚。 メロディを重視し、keyを今まで以上に多用し、どちらかというとポップ寄り(良い意味で) ただまとまり過ぎてしまって縮こまってしまったかな?という感触がある。 非常に余韻の残る作りとなっていて、聴き終わった後に思わず「もう一度」と聴き直したくなる。そんなアルバムです。 [LINEAR]★★★ 更に切り詰められた「三人でどこまでやれるか」をテーマに作り出された一枚。 一言で言うと、雑多。色々な方面に手を出してしまった結果あまりアルバムとしてのまとまりには欠けるかなといった印象。 打ち込みを使った「クラリティ」、ポエトリーリーディングの「lives」、key曲「six day wonder」はかなり衝撃があった。 聴き難さはあるものの、意外とすぐにハマれる。
35 : [Immortal]★★★☆ ライブでの演奏を目的に制作された曲を集めたミニアルバム。 音源で聴くと大分もたれてしまう。ベースが流石にュされ過ぎた感がwwひなっちのひなっちによるひなっちの為のアルバム。と言っていいぐらい前に出てます。 [Nexus]★★★★★ 文句なしの五つ。四人になって初の一枚。 とうとう四人となったテナー。ギターの音の厚みが増し、それでいてベースも主張を続けるという不思議な状態となった。 加入した大山の音は非常に耳触りの良い音でした^q^ 特にイノセンスは一瞬エモかと思ってしまう位に面白いピアノ主体曲。 タイトルにもなっている〆のネクサスは「今現在のテナーのロックスタディにしたい」という考えから生まれた曲であり、言わずもがな良作品。 総評 二人が三人に、三人が四人に。と五年の周期でメンバーが増えているストレイテナー。 初期ではかき鳴らすだけだった二人が、様々な試みを経てどんどんと成長していくのが楽しいバンドです。ここまで恐れずに新しい事をやっていこうとする姿は本当に見ていて清々しい物がある。 四人となった今、次はどんなことをやろうと考えているのか、見守っていきたいです。 非常に面白いバンドなので、是非一度聴いてみてください^^
36 : メジャー以降しか知らないがすごい納得。 TITLEは9曲目まで完璧なんだけどそこからだれるからいつも曲変えてるわ。 あれから入るのもいいとは思うけど
37 : misono頼む
38 : Theピーズやります。 最初に謝っておくとすごくファンなので偏ってると思う。 あと音楽の詳しいことは知らないのでただのリスナー的レビューです。すまん。 ■グレイテストヒッツ vol 1&2(1989) ★★★☆☆ はる(ボーカル、ベース、作詞作曲)、アビさん(ギター)、マスヒロ(ドラム)で出したピーズ最初の2枚のアルバム。 この時の持ち歌が全て入っていて2枚で32曲というボリューム。ピーズで一番有名な歌?『バカになったのに』収録。 肉が食べたいとかから揚げが食べたいとかくだらない詞ばっかのバカロック。 音も軽い感じでいかにもパンクロック。若さ溢れまくり。 一番気楽に聞けるアルバム。 ■マスカキザル(1990) ★★★★☆ ドラムのマスヒロが脱退して初心者のウガンダが加入。 お世辞にもうまいとは言えないが、いびつな音がはるの心情を表してるようで不思議とマッチ。 情けないダメ男な世界観が完成されている。曲は女や人間関係に関する内容が多い。 前作に比べて重みが増えた音がかっこいい。 「いい女でかければいい 付き合いなど疲れるだけ」(『マスカキザル』)など、 ここらへんから後のピーズに繋がる諦めを感じさせる曲が増えてくる。 ■クズんなってGO(1992) ★★★★☆ タイトル曲『クズんなってGO』が名曲。ゆったりしたメロディとシンプルな音がたまらなく沁みる。 諦めと切なさが詰まったラブソング『電車でおでかけ』も厚みのあるふわふわした音が聞いてるだけで気持ち良い。 そんな歌の一方で「あの子を追いかけ ハメるよ ハメるよ」(『まったくたのしいぜGO GO』)なんて歌もあり、 「平和と書いたらピンフと読むのだ」(『平和』)と麻雀の歌で〆。 このアルバムは哀愁漂う美メロとくだらない歌とどっちも入っているので初ピーズにおススメ。
39 : ■とどめをハデにくれ(1993) ★★★★★ ピーズの中でもかなり特異な一枚。いつものくだらない事は全く無し。 焦り、諦め、絶望、自暴自棄を感じさせる曲ばかりでとにかく痛い。9曲で約53分という時間もすごい。 タイトルからして衝撃的な10分にも及ぶ曲『シニタイヤツハシネ〜born to die〜』や、 『日が暮れても彼女と歩いてた』などピーズの代表曲も収録。 聞くと暗い気分にひきずられるので自分はあまり通して聞かない(聞けない)けど圧倒的な存在感を放つ名盤。 でも初ピーズにはおすすめしない。 ■どこへも帰らない(1996) ★★★★★ ドラムのウガンダが脱退しピーズは二人に。サポートメンバーを迎えての録音。 前作の諦めからヤケクソやさぐれロックに。それでもなんとかやっていけると思える力強さがある。 曲はアップテンポの激しめだけど聞きやすいロックナンバーが多い。 諦めっぷりが痛々しい『底なし』や、ライブで盛り上がる『とどめをハデにくれ』など収録。 ピーズらしさに溢れてるので初ピーズにもおすすめ。 ■リハビリ中断(1997) ★★★★★ ギターのアビさんが脱退。小五郎(ギター)とよっちゃん(ドラム)が加入。オリジナルメンバーははるのみに。 「どうせ赤の他人だぜ うまくいくなら ぼろぼろもーけ まぐれを待っている」と歌う 『ハトポッポ』など、明らかに上手くいかないバンドの事を歌った曲が多い。 後にウルフルズがカバーしたり、伊坂幸太郎が小説を書いたりしたピーズの代表曲『実験4号』もそのひとつ。 前作に比べてやさしくさくっとした、ミディアムテンポの心地良い音。歌詞は力の抜けた諦め、ほんの少しの希望という感じ。 個人的には日が暮れる前の海で一人ぼっちでぼーっと座って聞きたくなるアルバム。 この後5年の活動停止に突入。 ■ブッチーメリー Theピーズ 1989-1997 SELECTION SIDE A&B(2001) 活動停止中に出た2枚のベストアルバム。 ライブ音源の『日が暮れても彼女と歩いてた』『どっかにいこー』がすごく良い。 カバー曲『恋は水色』もピーズらしくてイイ。 バランス良く入ってるので初ピーズにはいいと思う。
40 : ■Theピーズ(2003) ★★★★☆ 5年の活動停止後、はる、アビさん、シンイチロウ(from the pillows)の3人で活動再開。 はるの声もちょっとダミ声っぽく変わりおっさんロック化。 「死にたい朝まだ目覚ましかけて明日まで生きている」というフレーズが強烈な『生きのばし』が衝撃的。 一枚を通してとにかく生きることの本質がむきだし。ごまかし一切無し。 最後の『グライダー』も名曲。 ■アンチグライダー(2004) ★★★☆☆ 前作より前向きに明るく。いつまでもウダウダとうつむいてる人に対するきつい一言が結構ある。 明るい曲調が多くて聞きやすい。『眠る前に一発』が素晴らしい。 突出した曲が無くちょっとインパクトが薄い印象。 ■赤羽39(2005) ★★★★☆ 駄目は駄目なりに幸せにやってんよ、生きてればいーじゃん、という感じ。とにかくはるの詞が温かくて優しい。 どんなにダメダメな自分も、頑張ってる自分も認めてくれるような気分にさせてくれる。 激しいロックナンバーやバラード、ハッピーな曲、全部あってバラエティに富んだ一枚。 自分は一番聞くアルバム。 ■まとめ 今年で結成22年目を迎えるTheピーズ。 知名度はあまり高くないけどすごくかっこいいロックバンド。 はるの詞が独特で世界観が確立されている。とりあえずものすごく口語体。あと下ネタも多い。 アルバムによって結構雰囲気が違うので最初はびっくりするかもしれないけど、ハマる人はものすごくハマるバンドだと思う。 最初のアルバムは20年前のリリースだけど全く古さを感じないし、全員40越えの今も年なんか感じない。 気になったら是非聞いてみてほしい。
41 : ピーズ乙です
42 : 先日ロックフェスで見た曽我部恵一BANDが素晴らしすぎたので、曽我部ソロ〜曽我部恵一BANDを。後、ランデヴーも。 ・曽我部恵一 ★★☆ ソロ1st。アコースティック色が強く、詩も子供の事を歌ったりパーソナルな感じの物が多い。まぁ曽我部は今後もそのような歌詞が出てくるが。 ちょっと地味な感じがするが、曽我部らしいと言えば曽我部らしい。 一部で話題になった「ギター」の「戦争にはちょっと反対さ。ギターを弾いている」というフレーズなど、その象徴かも。 ・瞬間と永遠 ★★ 1stに比べるとアレンジが幅広くなってきて、若干ポップな感じに。 先行シングルの「White Tipi」はサニーデイ時代からの盟友SUGIURUMUNとの共作でハウスっぽいかと思えば、「もしも」みたいなシンプルな曲まで。 悪いアルバムでは無いと思うが、ちょっと統一感に欠ける印象。 ・shimokitazawa concert ★★★☆ アコースティック弾き語りで行われたライヴアルバム。 このアルバムから自主レーベルである「ROSE RECORD」からの発売となる。 音は悪いが、ソロ後封印してきたサニーデイ時代の曲を収録してたり、フィッシュマンズのカバーあり聴いてて心地の良いアルバム。
43 : ・STRAWBERRY ★★★★☆ 曽我部がやっとサニーデイの呪縛から解き放たれてロックに取り憑かれたかのようなアルバム。 あちこちの音楽誌でも叩かれてたがMixが荒く音が悪い。 でも、音が割れるくらい何だ!!!というくらいのロックモードに曽我部が突入している。 メロウな曲も入ってるが、全体的にバンドサウンドになっている。 ある意味、サニーデイが好きな人には曽我部ソロが聴けるかどうかの踏み絵的な作品。 ・青い車 ★★★★ 映画のサントラ盤。劇場とライヴ会場。ROSE RECORDの通販で販売されていた。 映画は見た事無いのだが、打ち込みとコラースで作られてる曲が多く(サントラだから当たり前か)、6曲で30分強と手頃な時間で聴きやすい。 STRAWBERRYとは違い完全に曽我部のソロワーク的な作品。 ・sketch of shimokitazawa ★★☆ 下北沢限定でまず販売され、後にリマスタリング&ジャケ替え&シークレットトラックを無くした全国流通盤がある。点数は後者で。 下北沢の再開発に反対するテーマで作られてる。 これも「青い車」と同じく曽我部のソロワーク的な感じで静かな曲が多い。 でも、不思議と「青い車」程印象に残らない。
44 : ・ラブレター ★★★☆ この頃からバックバンドであったダブルオーテレサの解散もあって、本格的に曽我部ソロというよりバンドとしての活動が多くなる。 結果、このアルバムも前作とは違いバンドサウンド色が強く出てる。 歌詞もアレンジもシンプルになってきいて、バンドとしての初期衝動みたいな感じのアルバムになってる。 音はSTRAWBERRYより全然良くなってます。 ・LIVE AT PRAHA! ★★★ ラブレターをROSE RECORDの通販で購入した人への特典CD。 2005/6/28新潟プラハで行われたライヴを収録。 曽我部さん完全に酔ってますw アナログのみで発売された「世界のニュース」が収録されてたり、内容うんぬんよりコレクターズアイテムとしての色合いの方が強いかと。 でも、おまけとして付いて来たCDとしては内容、ボリューム共に十分すぎる。 ・LIVE (曽我部恵一BAND) ★★★ 曽我部恵一BAND名義として初めて発売されたライヴアルバム。 MC込みで11曲というのはライヴアルバムとして物足りない感じ。 でも「テレフォン・ラブ」のアレンジは今でもこのアルバムに近い感じでライヴで演奏されてるし、その前の恒例のMCも入ってる。 曽我部のライヴアルバムとしては音は良い方かな。
45 : ・東京コンサート ★★★★★ サニーデイサービスの2nd「東京」の発売10周年を記念して行われた弾き語りライヴを収録したライヴ盤。 もう、元の「東京」が名盤だし、10年経っても色褪せる事無く聴ける事が素晴らしい。 今はCD、アナログ共に廃盤。ヤフオクでも高値がついており、再販を望む声が多し。 ・LOVE CITY ★★★★ ラブレターよりもバンドとして熟成してきた感じが見えるアルバム。 勢いだけではなく、メリハリもあり聴きやすいアルバムになってる。 特に序盤の曲の流れは良く、3曲目「恋人達のロック」は最近のライヴのオープニングに演奏される事が多い。 ・blue ★★★ 前作から8ヶ月という短い間隔で発売された作品。 夏に発売された事もあり、テーマも夏っぽい。 しかし、さわやかな夏というより、ちょっと気だるい夏という感じ。 気だるい夏というと曽我部はサニーデイ時代に「サマーソルジャー」という名曲を生んでしまってるので、どうしても地味な印象のアルバムになっている。 そのせいか、最近のライヴでもこのアルバムの曲が演奏される事は少ない。
46 : ・おはよう (曽我部恵一ランデヴーバンド) ★★★☆ 曽我部恵一BANDとは別に裏でちまちまやってたランデヴーバンドの1st。 曽我部恵一BANDとは全く違いアコースティックでしっとり聴かせるバンドである。 派手さは無いがじっくり聴き込める良作。 曽我部さんの長女ハルコちゃんも参加w ・RENDEZVOUS BOX ★★★★ ランデヴーバンドのツアーと同時に行われたサニーデイサービスの4thアルバム発売10周年記念弾き語りのCD+ランデヴーバンドのライヴCD&DVD+未発表音源を収録したアナログ7’のBOXセット。 正直、「サニーデイサービス」のCDは曽我部の声質が変わってて当時の様な声が出ない事にガッカリするが、ランデヴーバンドの方のCDは素晴らしい。 聴いててその世界感に引きずりこまれるかのよう。 最後にサニーデイ時代の「24時のブルース」で締めてるのも凄く良い。 アナログは・・・まぁおまけw
47 : ・キラキラ! (曽我部恵一BAND) ★★★★★ 満を持して発売された「曽我部恵一BAND」名義初のオリジナルアルバム。 もう、とにかく素晴らしい!の一言。 いい歳して子供もいるような大人が、高校生みたくバンド組もうぜ〜って感じで青春してる。まさに「キラキラ!」である。 全12曲35分の間素晴らしいロックンロールが聴ける。 そんな至福の時間を与えてくれる名盤。 ・トキメキLIVE! (曽我部恵一BAND) ★★★★ キラキラ!発売後のツアーを収録したライヴ盤。 名盤発売後のツアーなのだから悪いはずはない。 しかも22曲74分収録で1500円というお値段。 とりあえず、曽我部恵一BANDのライヴを見た事の無い人には聴いてもらいたい1枚。
48 : 総評 サニーデイサービスという素敵なバンドが解散した事により、初期はサニーデイの曲をライヴでも封印してたり、もうバンドという物に嫌気がさしたのかな?とも思われた。 しかしバックバンドであったダブルオーテレサの解散により、ダブルオーテレサのギター上野智文とベース大塚謙一郎、サポートで参加してたドラムのオータコージとメンバーが固定出来、ライヴの本数も増え徐々にバンドという形になって行く。 結果、再びバンドを組み「キラキラ!」という名盤を作り上げる。 とにかく今の曽我部恵一BANDのライヴはホントに素晴らしいので夏フェス等行かれる方。ちょっと見てみるといいかもしれません。 曲なんか知らなくても全然楽しめます! また、サニーデイも再結成して音源を出したいと言ってるので、そちらも期待。 以上。長文かつ駄文なレビュー。失礼しました。
49 : 曽我部レビュー、あまりにも自分とアルバムの評価が真逆だったので興味深かったですw。 乙です。
50 : 想い出波止場 大音楽 未聴 水中JOE ★★ やたら評価の高い一枚、生音中心のカオスの塊。印象に残る曲が少ない ブラックハワイ 未聴 MANTAKO ★★★ EYE参加作。水中JOEとは異なり電子音中心のカオス パンクやアンビエントみたいな曲があって割りと楽しめるが、やはり印象は薄い 金星 ★★★ ホワイトアワーをどう評価するかで全体の評価が変わってきそう 個人的には最後の曲の方が断然好き 前作までと比べ無駄な音を少し削ぎ落とした印象 Vuoy ★★★ 非常にPOP、トラットリアからリリースされています。 クオリティーの高い曲が何個か入っているが、中でもfull circleが秀逸 大阪・ラ ★★★★★ 山本精一の集大成的な一枚、ROVOとボアと羅針盤のいいとこどりみたいな感じです 美しくて、儚くて、優しい音楽です
51 : 乙。 羅針盤やROVOの全曲レビューも見てみたいなぁ
52 : 保守
53 : 需要無視新アルバム発売記念 ランクヘッド 影と煙草と僕と青 ★★★☆ 彼らの原点である1stミニアルバム。 一言で説明すると一時期流行った下北系によく見られる内向的な詩と、焦燥感のあふれるギターロック。 良曲揃いだが、良かれ悪かれ多少演奏と音質に荒さがある。 後にベスト盤にてリテイクされることになる代表曲「東京にて」「僕と樹」収録。 地図★★★★ メジャー1stフルアルバム。 M1の「音」からなだれ込むように始まる、直球ど真ん中のギターロックアルバム。 「千川通りは夕風だった(G.ver)」「白い声」「前進/僕/戦場へ(アルバムバージョン)」収録 特に「前進〜」のアルバムバージョンが素晴らしい。 どのバンドにも言えることだけれど、やっぱり1stアルバムの青臭さ、衝動感は素晴らしいと思う。 月と手のひら ★★★★ 前作から比べるとやや青さが薄れ、多少洗練されたような印象を受ける2nd。 歌詞の内容が、この辺りからより「生きる」ということを意識しだしたような感じがする。 ライブでよく演奏されるM1「月光少年」M3「体温」等従来通りエモーショナルなナンバー、ポップなM4「魚の歌」等収録。 シークレットトラックとして収録されている、HR/HMを愛するギタリスト山下壮をフューチャーした「YST」もかっこいい! プルケリマ ★★★★☆ 表題曲M1の力強く優しいミディアムロックナンバーから始まる2nd ミニアルバム。 十八番の疾走感あふれるポップナンバーM2「インディゴ」、シンガロングなM5「僕らの歌」そしてその余韻をぶちこわすかのように掻き鳴らされるM6「エレクトリック」どの曲の完成度も素晴らしい! ただ、スローナンバーのM3「木漏れ日」とM4「君とコスモス」がどちらも佳曲ながら連続しているためやや中だるみ感があるので0.5点ほど減点
54 : LUNKHEAD ★★★ リアルタイムで追っていた人にとって、ものすごく衝撃的だったであろうかなりポップなシングルM2「カナリアボックス」M3「すべて」を収録した3rdアルバム。 今までもポップな楽曲もあったのだが、あくまでもアクセントとしての役割が大きかった。それが、セルフタイトルであるこの作品は、ほぼすべての楽曲がきらきらと輝きを放っている。 今までの深い、暗い青は見事に晴れ渡る空の青へと変化した。 ただ、M6「僕らの背中と太陽と」のような泥臭い曲が少ないので、前作までが好きだった人からすれば賛否両論もある。 FORCE ★★★★★ ポップに振り切った前作から1年後に発表された4thアルバム。 今作の先攻シングル「夏の匂い」「桜日和」「きらりいろ」も、前作同様のポップ路線だったため不安に思ったファンもいたのではないだろうか? しかし、今作は例えるならば地図+LUNKHEADと言った具合でポップとロックが入り交じった作品になっている。前作のポップ路線を上手い具合に飲み込み、より強固になったバンドサウンド。 M1の「OTO」から流れるように四十数分間があっという間にすぎてしまう。 実験的なM7「パラドクサル」やCD-EXTRAでダンスポップナンバーのカナリアボックスをロケンローアレンジしてみたりもうやりたい放題。 そしてヘヴィバラードM11「ヘヴンズドア」からの流れは秀逸! ENTRANCE 〜BEST OF LUNKHEAD age18-27〜 ベストのため評価なし 本人たち曰く会社側が無理矢理出した「曰く付きのベストアルバム」。 だが、それを前向きにとらえ新規ファンへの入り口として自分たちで作り上げたベスト。 新曲M1「ENTRANCE」、廃盤になっているライブ会場限定盤のみに収録されていたM15「スワロウテイル」前述したM16「東京にて」M17「僕と樹」のリテイクを収録と従来のファンにも楽しめる内容。まぁ4曲で3000円は高いけど……でもその分価値はあると思う。 この「僕と樹」は必聴もの
55 : 孵化 ★★★★ ベスト盤から間髪入れずリリースされた5thアルバム。 その内容は再び深い闇へ潜り込んだような鋭いロックアルバム。 かなり攻撃的なロックナンバーM1「id」から始まり、エレカシの「ガストロンジャー」を彷彿とさせるブチ切れロック「ぐるぐる」前作の「パラドクサル」をヘヴィーにしたようなM9 「ペルソナ」等1stと比較すると格段に演奏力、表現力が上がっているのがわかる。 ただし1曲1曲の個性が強く胃もたれもするので3rd以上に好き嫌いが分かれそう。 初めて書いたからめちゃくちゃ長いし拙いし終始客観的になれずorz 来週あたり新アルバムでるから、もし興味持ってくれた人は、ベストか新アルバムから入るといいと思うよ!
56 : このスレでランクの名前が出るとは思ってなかった。乙!
57 : 誰かフラカンやって!
58 : あげ
59 : あげ
60 : 糞盤のレビューしてしかも絶賛してる奴見るとぶっ飛ばしたくなるよね
61 : 糞盤はない
62 : あと>>50 コイツはニワカ 最近のROVOとか羅針盤を有り難がっちゃったりボアダムスも初期より後期を評価しちゃうタイプの典型的ニワカ サンハウスのニワカでも聴いて出直してこい
63 : 大体水中Joeが★二つって時点であり得ねえよ全くよ http://imepita.jp/20090818/849090
64 : >>63 こんなんじゃない!と思うんなら 留守電さんも負けじとレビューしたらいいと思うのですー
65 : 留守電とかいうのまだ生きてたのwwwwwwww そしていまだに「価値観の違い」というものの存在に気づけてないのねwww
66 : スレ活性化のため馬鹿みたいたくさんだしてるベテラン勢 ハマショー元春えーちゃん陽水拓郎に無謀に挑む猛者募集中
67 : ありそでなかったcymbalsを 1st.「That's Entertainment」 ★★★★★ ファーストにして最高傑作… って書くと雑誌の煽り文の様であれだが、 本当にその文章がぴったりの素晴らしい一枚。 cymbalsというバンドが持つ魅力を十分過ぎるほどに堪能することが出来る。 「Rally」「Answer Song」「My Brave Face」「What's Entertainment?」等名曲多数収録。 cymbalsの入門にはこれを激しくお勧め。 2nd.「Mr.Noone Special」 ★★★★☆ 前作収録のシリーズモノのインタルード「So You Want To Be A ROCK'N'ROLL STAR」に登場した インタビュアー、Mr.Nooneがcymbalsを紹介するというコンセプト(が実はある)アルバム。 前作よりも個々の曲の完成度は微妙に落ちてしまうが、非常に纏まりがありこれまた良盤。 初回盤は外箱つきのスペシャルパッケージで、ボーナストラックが一曲収録されている。 「Hey,Leader!」を聴くとcymbalsの歴史を知ることが出来ます。 3rd.「sine」 ★ ここでまさかの大コケ。売り上げがコケたかどうかは知らんが作品として完璧にコケている。 なんか中途半端なエレクトロに走っている。本当中途半端としか言いようが無い。 ジャケットは良いんだけどなあ…でもこれもいささかcymbalsらしくないジャケットだし… 4th「Love You」 ★★☆ ラストアルバム。 恐らく彼らなりの原点回帰なんだろうが、いまいちパッとしない。 今聴くと典型的な「解散するバンドが出すラストアルバム」の雰囲気が漂う。 例えばスーパーカーの「Answer」やミッシェルの「Sabrina Heaven」みたいな感じ。
68 : あ、ミッシェルの「Sabrina Heaven」は正確にはラストアルバムではないんですが、 最後のフルアルバムがこの作品なので便宜上この作品の名前を描きました。
69 : 糞レビュー乙です
70 : >>69 まあ糞だよね、ぶっちゃけ >>非常に纏まりがありこれまた良盤 とかバカかよ まあ書いたの俺なんだけど
71 : まぁおちつけ anthologyは?<シンバルズ
72 : 424 :留守電 ◆dUjw.fYSbE :2009/06/07(日) 15:21:39 ID:mXOXxejnO >>423 エンケンいいよな!俺もエンケンなら満足できるかなが一番好き。東京とかよりもああいうひたすらピュアなアコースティックさを出したアルバムのがエンケンはいいよね。 一曲目の浮き具合もいい。ようつべの満足できるかなも最高にかっこいいよな! >最高にかっこいい こうゆうのが糞じゃないレビューのようです。
73 : >>71 持ってなかった。ごめん。 ライブアルバムも出てるのか、知らなかった
74 : >>73 謝ることじゃないぜよ 俺もライブアルバムは知らんかったw シンバルズ乙。That's Entertainmentは最高だね〜
75 : >>72 あのね、それレビューじゃなくて感想だからね(^-^)
76 : >>66 ここでまさかの中島みゆきを…と思いかけたが、 聞き込むと精神的にクる(特に初期)から避けたほうが賢明な気がしてきたw
77 : 洋板にはザッパに挑戦した猛者がいたが途中で音沙汰無しになったな
78 : あげ
79 : 既に一つレビューがあるので需要はないけれど、ピチカートやります。 リミックス盤は除外しました。あと、いくつか除外した企画盤、ベスト盤があります。ご了承ください。 1st「Couples」 ★★☆ ファースト。「日本のソフトロックの名盤」という評価を成されることが多い。 しかし「ピチカート・ファイヴ」の作品としては微妙だと思う。 爽やかな名曲「サマータイム・サマータイム」や「そして今でも」といった良曲もあるにはあるのだが、 なにより佐々木麻美子嬢のヴォーカルがいけない。 いや、すごくいい声ではあるんだが、どうも曲と合ってない様な気がしてならない。 それに音も薄く、なんというかいまいち作品に入り込めない。なんだかんだで色々と不満感が残ってしまう。 もっと自分の音楽の懐が広ければ楽しめるのかもしれないが… 2nd「Bellissima!」 ★★★★ ところがこの一作でその不満感が一気に解消する。 田島貴男氏がヴォーカルになり、曲の方も一気にソウル路線になり大きな変化が現れる。 当時山下達郎や音楽評論家にボコボコに貶され、 意外なことに小西さん自身も「あれは失敗作だったと思った。余裕やユーモアが全く無かった」と語ったことがある一枚。 しかし今聴いても古さを感じないキャッチーさとポップさがあり、むしろ今の時代にこそ通用しそうな曲が並ぶ。 特にラストの「神の御業」は凄い。もしピチカートに興味を持ったならば、是非一度聴いていただきたい。 その他にも「水泳」や「これは恋ではない」等名曲を多数収録。
80 : 3rd「女王陛下のピチカート・ファイヴ」 ★★★☆ 前作での「ユーモアが無い」という反省点を踏まえて作られた一作。 この作品は架空の映画のサウンドトラック、というコンセプトのもとに作られた作品で、 実にサントラ盤らしい何でもありな世界観で豪華絢爛。遂に小西さんがメインボーカルを取る。 やや纏まりが無いような気もする…しかしこれも良盤であることには変わりない。 「恋のテレビジョン・エイジ」「リップ・サーヴィス」「女王陛下よ永遠なれ」「夜をぶっ飛ばせ」あたりが聴き所か。 オリジナル盤ラストには「ゴーゴー女王陛下」という小西さんらしいとても面白いナンバーが入っているのですが、 再発盤だとカットされてしまっている(サンプリングの問題らしい)ので、オリジナル盤がお勧め。 4th「月面軟着陸」 ★★★★★ 個人的に初期ピチカート・ファイヴというか、 ピチカート・ファイヴというユニットの歴史全体の中でも一つの到達点であると思っている傑作。 過去の曲をリアレンジして収録したベスト盤的な内容。未発表曲もいくつか収録されている。 今後このようなアルバムを作れるアーティストはそうそういないと思う。 リミックスという手法がまだ一般的ではなかった時代。正に時代を先取りしていたといえる。 そして、曲に施されたリアレンジがとにかく素晴らしい。 「皆笑った」とか80年代後期のポップスが好きな人が聴けば琴線直撃で即死もの。 ついでに「夜をぶっ飛ばせ」の弾き語りバージョンが何気に秀逸。「・マシーン」のセルフカバーも良いね。 あと、「これは恋ではない」の笑撃のラップ・バージョン(奥田民生参加!)がサンプルの問題でカットされているので オリジナル盤を激しくお勧め。お値段ちょっと高めかもしれないけれど。
81 : 5th「女性上位時代」 ★★★ 田 島 さ ん 脱 退。 そして野宮さんが加入し、一般的な「ピチカート・ファイヴ」像がここからが少しずつ出来上がっていく。 ちなみにピチカはこの頃5ヶ月5作品連続リリース企画をやっていて、この作品はその企画の締めくくりとして発売された。 ぶっちゃけピチカート・ファイヴ史で見ればかなり地味なアルバム。 何気に野宮さん加入とかコロンビア移籍とかバンド史には重要な時期に出された作品なんだけれどね… でも内容はいい。感涙かつカッコいい名曲「ベイビー・ラブ・チャイルド」やお洒落でカッコいい「大人になりましょう」など。 バラエティ性にも富んでいて、なかなか良盤だと思うんだけれど正直頻繁に聴きたいとは思わない… 全体的に音が薄い。合間合間にメンバーへのインタビューが入ってるのがなんか面白い。 あと冒頭の「私のすべて」の歌詞はもう、あまりにも壮絶すぎるwこの曲が野宮さんのイメージを固定したといっても過言ではない。 6th「スウィート・ピチカート・ファイヴ」 ★★★★☆ この後、ピチカート・ファイヴはクラブミュージック方面への傾倒も見せていくのであるが、 この作品こそがその傾倒の最初の一歩なのではないのだろうか?(悪いレビューの例:読み手に疑問文を投げかける) とにかく一曲一曲がくそ長い。10分超は無いが、ジングルの「CDJ」を除けば最短の曲が5分31秒という… しかしとにかく曲が長い上、完璧にクラブミュージックに傾倒しているにもかかわらず全曲不思議なくらいにポップ。 後のピチカート・ファイヴの方向性を決めたであろう超重要作。収録曲名を借りて言えば「キャッチー」。 名曲「万事快調」はこのアルバムに収録されている。また前述の「キャッチー」も勿論名曲。 そしてこの作品はオリジナル盤のジャケットが最高。内容をかなり的確に表した名ジャケットだと思う。 今作には全曲リミックスのアナログ盤なんて代物もあったりするが、あんまり聴いてないので紹介だけに留めます。
82 : 7th.「ボサ・ノヴァ2001」 小山田圭吾との共同プロデュース。この頃多分まだ「コーネリアス」って名称も無かったんじゃないかなー… …このアルバムの収録曲とは生理的に反りが合わないのでレビューを省略させてください…ほんとうにごめんなさい… あ、でも「我が名はグルーヴィー」は名曲ですね。好きですよこの曲。 企画盤「ウゴウゴ・ルーガのピチカート・ファイヴ」 ★★☆ 解説不要のあの番組「ウゴウゴ・ルーガ2号」の主題歌に問答無用の名曲「東京は夜の7時」がタイアップされ… という説明をする前にタイトルがすべてを物語っている企画盤。 企画盤の宿命か、また収録曲の殆どがカバー曲ということも働き、非常に印象が薄い一枚。 しかしこれに収録されている「東京は夜の7時」は同曲の様々なバージョンのなかで一番良い。 ストリングスを豪華に使ったアレンジになっていて、この曲のメロディが持つ本来の良さが一番活きている。 後に出されたベスト盤「ピチカート・ファイヴJPN」「pizzicato five we love you」にも入ってます。必聴! それに何よりウゴルーのキャラと野宮さんの掛け合いが聴いていてとっても楽しい。 が、権利上の関係で廃盤ののち再発されず今に至る。 「ラブラブショー」とか「ミー・ジャパニーズ・ボーイ」のカバーのスタジオ録音日本語版とかこれでしか聴けないんだよなあ… 今作、高浪さんはメンバーとしてのクレジットはされているものの、もう音にはほぼ参加していなかったんじゃないかと…
83 : 8th.「オーヴァードーズ」 ★★★★ ついに高浪さん脱退。 一般的な「ピチカート・ファイヴ」像(=野宮・小西)がここで完成する。 これぞ90年代ピチカート!なポップソングが続々と出てくる佳作。初心者にはこれから聴くことをお勧め。 ピチカートは好きじゃなくても渋谷系が気になって買ったからこれは持ってる、という人は多いのでは? 中期ピチカートを代表する名曲「ハッピー・サッド」、クラブミュージックの高揚感を生演奏に落とし込んだ「エアプレイン」、 ナレーションがキマっている「If I were groupie」、陽気な中にも切なさ漂う「クエスチョンズ」など良曲を多数収録。 マグリットの絵画を思わせる「顔に林檎」とニューヨークを融合させたジャケットもいいね。 しかしこれに収録されている「東京は夜の7時」は超長尺のアルバムバージョンになっていてかなりガッカリ。 シングルバージョンより歌詞が長くなっており、その追加部分で曲の主人公のその後を描いた点は興味深いが… 発売当時「東京は夜の7時」が聴きたくて買った人はこれどう思ったんだろう。 ベスト盤「ピチカート・ファイヴTYO」 ★★★ なんてことはないベスト盤。しかし一部の曲はバージョン違い。 「陽の当たる大通り」は瀧見憲司によるリミックス。 「ハッピー・サッド」はコーネリアス率いるバンドが演奏を担当した新録バージョン、など… 特記するならば、これに入ってる「CDJ」の完全版がかなりの名曲です。 個人的にピチカート・ファイヴ史上屈指の名曲。
84 : 9th.「ロマンティーク96」 ★★★☆ タイトルは「96」だが発売は95年。まとめサイトに既にあるレビューの通り、コーネリアスの「69/96」に合わせたんだと思う。 個人的に「女性上位時代」に匹敵する地味盤。でもこっちの方が良い作品だと思う。 この頃、野宮さんは中々にハッピーだったのだが、一方の小西さんは離婚。 そのせいもあるのか、明るい曲も入っているのに「オーヴァードーズ」とは比べ物にならないくらいシリアスな雰囲気。 特にラスト3曲の流れは誰がどう聴いても製作者が鬱入ってたと分かる。こっちまで暗い気分になる… その3曲の流れの一番重要な部分を飾るのが「悲しい歌」。別離していく妻のために捧げられた4分51秒。 この曲の為だけに星一つ消費できる。それぐらい名曲。歌詞がまた泣かせる。 他にも陽気なタンゴ「三月生まれ」、兎に角お洒落な「キャットウォーク」、名カバー「good」(原曲はPLASTICS)を収録。 因みに、Fantastic Plastic Machineのメジャーデビューがこの作品だったりする。4曲目「ジェット機のハウス」がそれ。 ミニアルバム「フリーダムのピチカート・ファイヴ」 ★★★★☆ リミックス盤「宇宙組曲」と同発の企画盤的作品… だがピチカート流儀のロックとも言えるとても興味深い内容。一曲目の「エアプレイン’96」からしてぶっ飛んでいる。 澄ましたポップだった原曲をここまでぶっ壊すかというほどギターがガンガンに鳴り、叫び声まで入る過激なアレンジ。 その他もロックのフィーリングが強い曲が多く、さらに他の作品であれだけ使っていた打ち込みを全く使っていないというかなりの異色作。 しかしそれがかえって曲本来の良さを引き出す結果になっており、気軽に聴ける素晴らしい一枚になっている。 休日の倦怠を歌い上げる「ドミノ」、軽快で気持ち良いインストナンバー「Holger & Marcus」、 穏やかな名曲「子供たちの子供たちの子供たちへ」など曲の水準がとても高く、 ピチカート・ファイヴをあまり知らない人にも是非聴いて欲しい隠れた名盤。…なのに限定盤だったため再発されず。 この前の再発でもオミットされ、結果今も廃盤になりっ放し…まあブックオフ等では結構見かける一枚なので入手は難しくないです。
85 : 企画盤「great white wonder」 ★★★ アウトテイク、レア曲などを収録した簡単に言えばファン・マニア向けの企画盤。しかしこれがなかなか面白い。 しょっぱなから野宮さんのアカペラによる「きよしこの夜」が流れてきて意表を突かれるw 教育番組のテーマ曲として製作されたポップな隠れた名曲「『キッズ・チャレンジ』のテーマ」 「三月生まれ」の夏木マリが歌ったヴァージョン、長すぎてラジオ局のジングルとして機能しているのか気になる「T-FM ジングル」 自転車操業的に作品を製作していたピチカートには非常に珍しいアウトテイク2曲「K・I・S・S」「スペルバウンド」 静かで美しい「東京は夜の7時」アコギヴァージョン、 ラストの野宮さんの声が幾重にも重なりいろんなアニメ・ドラマの死亡シーンが脳裏に浮かぶ「きよしこの夜」 …とまあ一通り書いてみたわけなんですが、これが面白いのは自分がある程度ピチカートの基礎知識があるからで、 逆にピチカートを殆ど知らない人が聴いても何が面白いのかがイマイチ分かりづらいと思う。 というわけで一行目にも書きましたがこのアルバムはファン・マニア向けですね、初心者にはあまりお勧めできない。 余談ですが、CMのために作る曲って本当に15秒しかないんですね。iLLのビートルズのカバーもなんだかんだで1分半ぐらいしかなかったし。
86 : 10th.「ハッピー・エンド・オブ・ザ・ワールド」 ★★☆ この前に色々とあったので解散説が流れたりしたが勿論解散せず。 ここから発売が小西さんが立ち上げたレーベル、レディメイド・レコーズになる。 で、これが完璧にクラブミュージックに傾倒していて…ぶっちゃけ聴くのが辛い。 「スウィート・ピチカート・ファイヴ」のようなキャッチーさが今作は希薄で、メロディが弱い曲が多い。 なんというか、ピチカート・ファイヴ作品というよりかは「DJ小西康陽」の作品を聴かされてるような感じ。 でも自分は「ピチカート・ファイヴ」が聴きたいのであって…初心者には全くお勧めできない。 そんな中にあってポップさと哀愁が同居した名曲「私の人生、人生の夏」が際立っている。これは聴くべき。 延々と夏木マリがそこはかとなくエロスなストーリーを語る「PORNO 3003」なんて面白い曲も入ってる。長いけど。 (なお、この曲には「黒い十人の女」ニュープリント版公開に即して製作された故・岸田今日子ヴァージョンも存在する) ベスト盤「ピチカート・ファイヴJPN」 ★★★★ ピチカートの数あるベスト盤の中でも一番選曲が優れている作品。 オリジナルアルバム未収録のピチカート髄一の名曲「メッセージ・ソング」を収録している。 (この曲って何気に8cmシングル盤とこれと「Singles」にしか入ってないのね…名曲なのに…) また、このベストのために製作された「Lesson 3003」が非常にカッコいい。PVも必見。 その他の収録曲もピチカートが一番おいしかった時期の更においしい部分を選り抜いているので非常にお勧め。 賑やかな曲から穏やかな曲まで均等にセレクトしているところもポイント高し。ベスト盤の中ではこれが一番じゃないかな。
87 : 11th.「プレイボーイ・プレイガール」 ★★★★★ 個人的に後期ピチカート・ファイブの最高傑作だと思っている一作。小西さんの持つメロディセンスが余すところ無く発揮されている。 世間が「ピチカート・ファイヴ」の名前を聞いたとき想起するような音は大体この作品に詰まっていると思う。 歌詞も曲も細川俊之のナレーションももう何もかも隅から隅までキャッチーでポップ。ポップが嫌いな人が聴けば1分で死ぬレベル。 しかしこのポップさこそピチカートの醍醐味だと(自分は)思っているので、やはりこれが後期ピチカートの最高傑作ではないかと。 特記すべきは「華麗なる招待」。これまたポップで華やかな曲に乗せてピチカート流儀の死生観が歌われる。 後期ピチカート・ファイヴの姿勢をかなり如実に表した曲だと思う。シリアスさと華やかさが両立した奇妙な世界。 また、シングルヴァージョンでは騒々しい曲だった「大都会交響楽」がかなりシンプルなアレンジで収められているのも面白い。 「きみみたいにきれいな女の子」もメロディを生かしたかなりシンプルなアレンジで収録。(実は結構賛否分かれているアレンジなのだが…) 初回盤の、箱の中に肝心のCDの存在感が薄くなりかけるほど大量のおまけを入れたパッケージングも内容を忠実に表現している。
88 : 12th.「PIZZICATO FIVE」 ★★★★☆ 前作から一転、シリアスな空気の漂う内省的な作品。これを最高傑作に上げる人もいる。 なぜか唐突に「連載小説」のセルフカバーが入っていたり、「ダーリン・オブ・ディスコティック」がやたらミニマルな曲になっていたり、 「パーフェクト・ワールド」を何故か弘田美枝子が歌っていたり(アレンジもシングルバージョンのあの爽やかさとは程遠い…)と何か妙な雰囲気。 感覚的な表現になってしまうが、どんなに明るい旋律を鳴らされてもすべてが曇り空の下で繰り広げられているような印象。 歌詞もどこか翳りを感じさせるものばかり。それ故に聴いているとなんだか暗い気分に。それ故に「ローマ」だけ浮いているw アルバム冒頭を飾る「また恋におちてしまった」の爽やかさと悲しさが同時に慕う感じがこのアルバムの全てでは。 そんなアルバムの最後を飾る曲が「グッバイ・ベイビイ&エイメン」。哀愁を感じさせる名曲なのだが、当然の如く解散説浮上。 まあ、このあとも少しだけピチカート・ファイヴは続くのだが、小西さんの中では既にこの辺で解散の青写真が出来ていたのかもしれない… というのは考えすぎかな。
89 : 13th.「さ・え・ら ジャポン」 ★★★☆ ピチカート最後の作品にして最大の問題作。「日本」というコンセプトの元に豪華なゲスト陣を総動員してお祭り騒ぎ。 さくらさくら、東京、現代人、君が代、グランバザール、キモノ、すき焼き、ジャズ、ロック、ポップ、ポケモン(!?)ともうやりたい放題。 日本のブランド名やアーティスト名、映画監督名をこれでもかと列挙した「Fashion People」、厭味なのか褒めてるのか「現代人」、 イマクニ?とレイモンド本人出てきちゃったよ「ポケモン言えるかな?」横山剣っていい声してるなあと再確認できる「スキヤキソング」 何故フランス人に歌わせた(そしてピチカートのオリジナルアルバム最後の曲…)「愛飢えを」… とまあここまで書いていただければ分かるとおり日本というコンセプトがあればなんでもいいので統一性皆無なのだが 実際聴いてみるとどんな曲でも全て「ピチカート・ファイヴ」の曲になってるあたりは、もう、なんていうか末恐ろしいw そんな中にも「大東京」とか「NON STOP TOKYO」等従来のピチカートらしい曲も挟みこまれていてなかなか良盤… なのだが、野宮さんの出番がかなり少ない。これは…いいのか?まあ、だから解散したんだろうけれど…。 なので収録されている曲は紛れもなくピチカート・ファイヴの曲なのに野宮さんの声が少ないせいで ピチカート作品を聴いた気分にならないという妙な事態に…あと、「12月24日」はどう考えても改悪(ふかわりょうは面白かったけど)。 兎にも角にも小西さんはこの作品の出来に満足。そして、ピチカート・ファイヴの歴史に幕を下ろす。 ベスト盤「ピチカート・ファイヴR.I.P.」 ★★ 解散後に出されたベスト。 うーん。選曲がそこまで良くないし、それに「また恋におちてしまった」が変なリミックスになってたり、 「東京は夜の7時」のリミックスもあんまり良くないし…でなんか魅力に欠ける盤。 でも「私のすべて」「サマータイム・サマータイム」の再録は結構面白い。 あと「パーフェクト・ワールド」のシングルバージョンはやっぱり良いね。
90 : 総評: ピチカート・ファイヴは人によって評価する部分が全く違うグループです。 今回のこのレビューでは自分が後期のポップ路線と初期のテイストを好んだ結果が反映されていますが、 初期のソウル、R&Bやソフトロックの再構築とも言える作風が特に好きな人がレビューを書くと評価が大きく違ってくると思います。 勿論このレビューは数十日ぐらいかけて書いたものなので無駄だとは思いたくないんですがw、 グループの特性上「これが皆も認める最高傑作!」というのが出来にくいので、早い話実際に聴いてみてください。 購入時にでも「あのつまらないレビューでなんかこう書かれてたなー」と記憶の隅にでもとどめていただければ幸いです。 ただ、期待した結果と違っても責任は取れませんw。別の時期の作品を聴いていただければ、 好みに合った作風を見つけ出すことが出来ると思います。ベスト盤が多いグループでもあるので、それも活用してみてください。 付録:ベスト盤一覧(レビューしたものには★印が付いてます) ピチカートマニア! (最初期の曲を収録。全曲オリジナルアルバム未収録) ピチカート・ファイヴTYO ★ ANTIQUE 96 (CBS/SONY時代を総括したベスト) ピチカート・ファイヴJPN ★ ピチカート・ファイヴR.I.P. ★ Singles (名前通りのシングルコレクション) pizzicato five'85 (「ピチカートマニア!」と同内容) THE BAND OF 20TH CENTURY (CBS/SONY時代のベストとライブ音源収録の2枚組み) pizzicato five we love you (平林伸一選曲) pizzicato five I love you (小西康陽選曲 どっちかって言うとマニア向け)
91 : 超乙! 読んでて楽しかったです やっぱPBPGだよなー でも、さえらも好き
92 : THE BACK HORN 1レス内でレビューします。 ind.何処へ行く ★★★☆ 暗いとか毒々しいというよりTHEBACKHORNの等身大という感じのアルバム。 暗さもあるし、哀愁もある。ファーストデモテープでタイトルナンバーの「何処へ行く」は 今でも夕暮れ時に日本的民家のある道を通ると必ず思い出す。 それ位、強い哀愁を感じる。 ind.甦る陽 ★★★ 曲作りに対して模索しているという感じの意欲作。ここからも溢れる才能を感じ取る事ができる。 「リムジンドライブ」のように一つの物語のようになった作品もあり、独特な世界観が見られる。 1st.人間プログラム ★★★★★ ドロドロの世界観、ジャケット絵の人間まみれの絵が気に入れば 買って損無し。ほぼアルバムの内容を表している。 バンドの代表曲「サニー」はまさにTHEBACKHORNを表していて 光と影の両方を感じ取る事ができる。自分が最初に聴いてハマったアルバム。 2nd.心臓オーケストラ ★★★★★ 前作を踏襲した激しい曲もあるが、際立つのは静かな曲。 「夏草の揺れる丘」ではそれまでドロドロだったものが洗い流されるような気にさえなれる。名盤。 3rd.イキルサイノウ ★★★★☆ 歌詞の重みに磨きがかかったアルバム。 人生がどうでもよくなったり自暴自棄になった時に聴きたくなる。 生死観に及ぶまで深く考えて作りこまれているアルバム。 4th.ヘッドフォンチルドレン ★★★★ 前後のアルバムに関連性を感じない独特なアルバム。 ジャケットの色のように「白」を感じさせるけど 純粋の白、じゃなくて空虚の白。表題曲の「ヘッドフォンチルドレン」は 空虚な気分の時にピアニカが悲しく響いてくる。 5th.太陽の中の生活 ★☆ シングルはPOPとして聴けるという程度。この頃はカップリングの方が地味に良かった。 6th.THE BACK HORN ★★ 曲が垢抜けるのは全然構わない事。 ただそれが自分に合わなかったというだけ。悲しくも無いし未練も無い。
93 : ベストはともかく、最新作削ってまで1レスに収めなくても… 聴いてないのか?ヘッチル以降イラネって言ってた人が帰ってきたアルバムだぞ
94 : >>93 それは初耳でした。 試聴で少し聴いたけどそれじゃ分からないよね 機会があれば聴いてみます
95 : >>93 未練がない。って書き込んでるし、7thはもう聴く気も起きなかったんじゃないかな。 5th6th嫌いじゃないが、やはり初期に比べたら色々代わってるから仕方ない……。 >>92 乙!! まだ見てるようだったら、よければ7thも聴いてあげてくれ。パルスは良かったからさ
96 : ho
97 : 書き込みなさすぎw age
98 : ho
99 : 保守
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