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2012年3月野生生物108: 熱帯亜熱帯を野生生物保全その他の視点でレスるスレ (129)
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熱帯亜熱帯を野生生物保全その他の視点でレスるスレ
1 : 熱帯は野生生物の宝庫という事になっているが、 そこに住んだ事のある日本人の在外邦人曰く「日本の山の方が色々いるって思ったけど?」 と、その実態はちょっと行ったくらいでは簡単に掴めない それで、もっと詳細な場所に絞って観測したらどうなっているのか?という、 まあそんな情報を積み上げていくスレも、板が更地になって3ヶ月したし、 そろそろあってもいいかなということで立ててみます
2 : 先進国に運ばれてくる観賞用植物や鳥やら虫やらは確かに綺麗だし形も様々だし何千種類もあるし でも現地でちょっと藪に入っていろんな物がすぐ見つかるか?というと難しい 日本や、せめて台湾なら大体こんな所で良いだろうという土地勘で取れるのに
3 : 熱帯雨林では種数の割りに個体密度がかなり低いと一般に言われている。
4 : カミキリなんかだと、日本なら20〜25mmしかない種類に近縁の種類で35〜40mmのが 都市部でもアパートに飛んで来たりしてやっぱり多いなあと感心させられる
5 : 逆に鳥の大型種という点だと微妙 熱帯各地では大きな鳥であるコウノトリ類が、日本より数多くいるんだが 日本はタンチョウとオオハクチョウとオオワシとイヌワシがいるから大きいのは駒が揃っている アフリカならオオノガンとかアフリカハゲコウとかダチョウとかいる でも東南アジアは鳥に関しては、色こそ綺麗なものの何故かあまり大型種や特殊な科がいない フィリピンイーグルはあまりにも数が少な過ぎる
6 : 河口域の水辺の有機物は温帯よりずっと多いんだから そこに集まる大型の鳥がいてもいいのだが、 温帯でもシギ、チドリのニッチだし せいぜいスーダン南部の湿原地帯でハシビロコウになるのが精一杯なのかなあ 有機物を食うカニなら沢山いるんだが
7 : 種数が多いのに個体数密度が小さいのなら 保全区域をやたらと広げないといけないって面倒な話に
8 : マングローブ林も熱帯雨林も生物生産性は高いのだが、 周辺の緩衝移行地帯も含めて全て保全しないければ その形態を留めていられないほどとてもデリケートなものと聞いた。
9 : 熱帯林 なら保全できるなw サバンナ林なんて雑木林みたいなもんだ 人家近くだと二次林になって薪炭採取や果実や茸やハチミツなど森の恵みを取る 場所になってしまっている それでも、年雨量400mm未満で低木でも生えにくい乾燥熱帯になってくると厳しいな ハシラサボテン乱立では樹冠面積が1/10にもならないから熱帯林の定義からも外れるし 熱帯雨林の地域にパラゴムノキやアカシアマンギウムを植えて利用し易い樹木園にするのは難しくないんだが それだと生物多様性の観点でダメ、という訳でややこしくなる 正直な話、CO2吸収だけ問題にするのであれば早成樹の方が良いのだがw せめて下層植生だけでも、そういった樹木園の一部に回廊状に張り巡らせたら少しは改善に繋がる しかしその分だけ作業効率は落ちる
10 : CO2蓄積のみを目指して サボテン、バオバブ、多肉トウダイグサ、多肉ガガイモ、多肉キョウチクトウ、カナボウノキ、フォクィエリアFouquieria だらけの乾燥林というのはどうか 下草はサイザルアサとリュウゼツランとアロエ
11 : 元々が乾燥地域ならそれも一つの案かも知れないが
12 : 多肉ブドウ科樹木というのもあったな アロエ科なら10mくらいの木本もある
13 : 東南アジアでは外来樹種のアメリカハナモツヤクノキを 地元のシロスジカミキリ属の大型種(日本の1.3倍)の幼虫が穿孔しまくり そしてその脱出口にまた在来の色んな生物が住み着いて面白い事に
14 : ナンヨウアブラギリ、いわゆるジャトロファも乾燥地でよく育つが 被れ易い これが経済学的に有意なのかどうかしばしば議論というより罵倒合戦になる
15 : おまえら乾燥地植物の見本園でも作る気かよw
16 : 乾燥熱帯でもスコールの時間当たり雨量は凄いから 下層植生がまばらな多肉植物だけでは土壌流出を抑えられない ストロベリーグァバは世界の熱帯で有害雑草になっている 藪だから土壌被覆くらいには役立つのかと思ったら 案外葉の位置がスカスカで、土壌がどんどん流れてしまう
17 : 保全林と称して 下草がリュウゼツランだらけだったら盗伐を試みる輩は命がけだな
18 : 湿潤地域で下層植生が豊かな雑木林ばかりにすると 今度は下草が枯れたのに土が乗る状況が繰り返される それで綺麗に分解して黒土になればいいが、熱帯だと分解され尽くすか されない場合はあまりにも多湿のため泥炭になる これに野火が入ると手が付けられん しかし何らかの方法で、土壌流出を抑えないといけない 高木の葉だけではとても足りない
19 : >>16 ストロベリーグァバはあれで果実がミニトマトみたいにどんどん実ってくれるなら有用なんだろうが 果実数も、その大きさも小さいのが欠点だよな
20 : 比較的乾燥に強くて長持ちする果実としてタマリンド最強? 但し甘い果実のは少なくてどれも酸っぱいw
21 : 有用植物ばっかし植えても保全の意味は無いな。
22 : 鳥が種子散布したくなる植物を植えるべき
23 : 砂漠化した地域を緑化するのは試みられてるが、 まだ森林に戻す技術とかは確立されていないのかな?
24 : >>23 5〜10年前に、日本の森林関係の研究者が その辺の技術を体系化しようと総合的に研究する予算が出ている
25 : なるだけ在来の早成樹を植林しよう 地域コミュニティーがその森林をどう利用するかも考えて、有用樹種を一定数植えよう 鳥が種子散布しやすいような樹種や、虫媒花で蜂蜜が多く取れる樹種をせめて選ぶようにしよう でも、最終的には材木として収益を上げやすい樹種も一定数は植えたい このようにして、1つの林分を同一樹種で一気に植え尽くすのではなく、何種も植えれば 少しは親自然である森林になる でも、ムチャクチャ手間が掛かるw 鳥が種子散布に関わる事で、他の種子も散布するので林内の構成種が増え、50年後wくらいに 多様性の高い森になり、野生生物保全にも一役買って、択伐で収益も得られる森になれば、と目論む訳だが そんな気の長い話に付き合える国も住民も少ない 外来の早成樹に頼ったら、ユーカリで山火事になるのはともかく アカシアマンギウムの林まで、根からアレロパシー物質を出しているのか 再生林を切って次の苗を植えたら物凄く成長が悪かった、なんて話もある 土壌の養分としては、植樹1回目と2回目で差が無かったという
26 : 293 名前:異邦人さん[sage] 投稿日:2010/01/09(土) 23:08:48 ID:WzL71o6V 昆虫好きでも図鑑で見知っていた虫が実際に飛んでいると感動したりびびったり 以前滞在した時飛ぶの速くて模様の分からなかった大き目のクリーム色のチョウが ツマベニチョウだとwebで知識を得て いざ見つけてじっくり観察して羽先の朱色が見えたときは感激 チョウに関しては以前よりずっと短い滞在期間なのに以前見かけなかった種類を5種類も見付けられた ちょっとした繁みの潅木の枝に、図鑑で見たのと同じ種類の虫の群集が これなんか自分は面白かったが、常人だったらキモくて逃げ出すレベル 何かロウみたいなの一杯ふき出してるタイプの虫だしw 日本にも同じタイプの虫がいるが体長で倍サイズ面積で3.5倍(ちょっと細い) マンゴーの太い枯れ枝にでっかい虫の食い痕を剥がれた樹皮の下にみつけた 幅2cmくらいでカミキリか大きなタマムシの幼虫の食い痕か 中にその幼虫が食った糞が詰まってるからこの仲間だと素人判断。断面は極度に横広だからクワガタでもない でも木を削って幼虫掘り出しても飼える保証ないし 何より大枝ごとへし折れたら現地の人に袋叩きに合うので断念 近くには面白い形のカミキリムシもいて、灯かりに飛んできていたがこれとはサイズが違う 帰化してしまったサボテンすら生えてる乾燥地域で乾季だったのに色々といるもんだなあ
27 : 果樹を人家近くに植え、一番成長の良さそうなところに材が高く売れるマホガニーなどを植える 全体としては早成樹を植える。出来れば在来種にする これが一番手っ取り早いw 地面の傾斜を考えて、ある程度畝みたいなものを作り、特に苗木の周りに土手みたいなのを作って 土壌が引っ掛かるようにする ギンネムみたいにあまり大きくもならず、葉などは有毒で、土壌保全にも今ひとつという種類はちょっと控えたい だが、ギンネムは高温で蒸らせばタンパク質豊富な飼料になるので、家畜も飼い、また加熱施設もあるのなら ある程度は欲しい。 その家畜糞を再び苗木がある程度育つように、肥料に出来る ギンネムは生で食べ過ぎると皮膚炎などを起こすので注意! 乾季が1月を含む地域なら、その年の降雨量を記録し、年間雨量100mmを超えてきたら植樹していい、なんて指標も 400~600mmの雨量の地域ではある 場所によっては、ラトソル上で固結した部分をダイナマイト(!)で吹っ飛ばして大穴を開けて そこに粉粉になったラテライトと腐葉土などを大量に入れ、木を植えているw 木が成長すると、周りの硬い部分も根が押し広げ隙間に根を伸ばし、地表にも木が落とした葉により有機物の層が 僅かでも形成されてくる このような早成樹の林に、周辺にいる小動物を考えて、彼らが身を隠したり小さな果実を食べたり出来るような 潅木を列状に植え、コリドーとして機能するようにする だが、その生物がその程度の幅の潅木の藪をコリドーに出来るのか?などを調べておく必要がある
28 : 早成樹をパルプ原料などのため収穫して利益を得られたら 次はもっと成長に時間も掛かる樹種や野生動物の好む樹種も増やして、 と計画すべきなのだが、国有林ですらなるだけ利益を得たい訳で 次も早成樹を植えるか、あるいは一転して全部マホガニーやチークという暴挙に出る
29 : 余裕があるなら、早成樹の一部を立ち枯れで放置したり 倒した材木のうち芯腐れしているのを見つけて、これをそのまま残しておくと それが十分朽ちてきた頃に、その上についた別種の種子が発芽して その腐った木質の上で若木の根を伸ばしていく、なんて事もあるんだがなあ
30 : 熱帯の都市部だと、シロチョウ科で一番数多く見かけるのがカザリシロチョウ属の数種だったりするのだが つまり街路樹や庭木がどこもかしこもヤドリギだらけという事だ ヤドリギに寄生されると樹木の枝先は枯れ、樹木の幹の成長には悪いわけで本来は枝打ちして駆除したいが、 ヤドリギは果実が鳥の餌になる。人間が食べても美味しい種類だってある そして鳥が排泄した糞が他の樹木についてまた増えていく 鳥が呼び込まれる事で、他種の樹木の種を排泄する可能性だって高まる 枝打ちにより、幹の節の無い良い樹木が出来るわけだが 多様性まで考慮すると、一筋縄では行かない事になる 一定面積辺り何本くらいかまでなら、将来の多様性を高めるためヤドリギの寄生はむしろ歓迎なんて計算も出来るのではないか
31 : http://www.faunaaustralia.com.au/aboutus/plantation.htm Koala Feed Tree Species List Feed ( Main tree species frequently eaten) Scientific Name Common Name Planted Food Type Eucalyptus acaciiformis Wattle-leaved Peppermint Browse Eucalyptus amplifolia Cabbage gum Browse Eucalyptus baxteri Brown Stringybark Browse Eucalyptus bicostata Victorian Blue Gum u Feed Eucalyptus blakelyi Blakely's Red Gum Browse Eucalyptus bosistoana Coast Grey-box Browse Eucalyptus botryoides Southern Mahogany/ Bangalay Browse Eucalyptus bridgesiana But-But, Apple Box Browse Eucalyptus camaldulensis River Red-gum u Feed Eucalyptus cambageanna Coowarra Box/ Dawson Gum/ Dawson River Blackbutt Browse Eucalyptus camphora Mountain Swamp-gum/ Broad-leaved Sallee Browse Eucalyptus cephalocarpa Mealy Stringybark Browse Eucalyptus cinerea Argyle Apple/ Mealy Stringybark u Browse Eucalyptus citriodora Lemon-scented Gum Browse Eucalyptus coolabah Coolibah Browse Eucalyptus creba Narrow-leafed Red Ironbark Browse Eucalyptus cypellocarpa Mountain Grey-gum Browse Eucalyptus dalrympleana Mountain Gum Browse Eucalyptus dives Broad-leaved Peppermint Browse Eucalyptus drepanophylla Queensland Grey Ironbark Browse Eucalyptus fibrosa Broad-leaved Red Ironbark Browse Eucalyptus globulus Tasmanian Blue-gum/ Southern Blue-gum u Feed Eucalyptus goniocalyx Long-leaf Box/ Bundy Feed Eucalyptus grandis Flooded Gum Browse Eucalyptus haemastoma Scribbly Gum / Sclerophylla Browse Eucalyptus largiflorens Black Box Browse Eucalyptus leucoxylon Yellow Gum Feed Eucalyptus macrorhyncha Red Stringybark Browse
32 : http://www.faunaaustralia.com.au/aboutus/plantation.htm Koala Feed Tree Species List Feed ( Main tree species frequently eaten) Scientific Name Common Name Planted Food Type Eucalyptus maculata Spotted Gum Browse Eucalyptus melliodora Yellow Box u Browse Eucalyptus microcarpa Grey Box u Browse Eucalyptus microcorys Tallowood Feed Eucalyptus moluccana Grey Box Browse Eucalyptus muellerana Yellow Stringybark Browse Eucalyptus nicholii Narrow-leaveded Black Peppermint/ Willow Peppermint u Browse Eucalyptus obliqua Messmate Stringybark u Browse Eucalyptus orgadophilia Mountain Coolibah Browse Eucalyptus ovata Swamp Gum u Feed Eucalyptus pauciflora Snow Gum u Browse Eucalyptus pilularis Blackbutt Feed Eucalyptus polyanthemos Red Box Browse Eucalyptus populnea Poplar Box/ Bimble Box Browse Eucalyptus propinqua Small Fruited Grey Gum Feed Eucalyptus pryoriana Gippsland Manna Gum Browse Eucalyptus punctata Grey Gum Feed Eucalyptus racemosa Scribbly Gum / sclerophylla Browse Eucalyptus radiata Narrow-leaved Peppermint Browse Eucalyptus resinifera Red Mahogany Browse Eucalyptus robusta Swamp Mahogany u Browse Eucalyptus rubida Candlebark Browse
33 : Eucalyptus salgina Sydney Blue Gum u Feed Eucalyptus scoparia Wallangarra White Gum u Browse Eucalyptus tereticornis Gippsland Red Gum Feed Eucalyptus tessellaris Carbeen/ Moreton Bay Ash Browse Eucalyptus thozetiana Mountain Yapungah Browse Eucalyptus umbra Broad-leaved White Mahogany Browse Eucalyptus viminalis Manna Gum u Feed Eucalyptus willisii Shinning Peppermint u Browse u は、植栽されている、の意味との事 Eucalyptus camaldulensis Eucalyptus globulus Eucalyptus robusta E. salgina は熱帯の造林樹種としてもかなり頻繁に使われている Eucalyptus obliqua は、涼しいところに多く、樹高80mを超えるとの事
34 : ユーカリ植えても水を吸いすぎて土地全体が乾き アレロパシーで在来植生も生えず 精油が多くて山火事も起こしやすくて 基本的に不味い植物だから在来生物の繁殖の場にもならず と散々な言われ様 いっそ、オーストラリアからコアラ買ってきて似た気候の熱帯でユーカリ共々増殖させ、 これは外来種なので捕獲も販売もOK!(キリッ と毛皮売りまくりの方向でw 但し、コアラが食べるユーカリの種類って上記のように限られているし それで熱帯の造林樹種になるものってもっと限定されているよなあ 100歩譲ってコアラ毛皮産業を保護団体愛護団体がOKしたとしても、実現への道は険しい
35 : 暖帯地域の葉の厚い照葉樹を大量に植えて やや乾燥したサバナでも乾季ですら暗い森くらい出来ないのかなあと 考えた事もあるが 実際、出来ないんだよなあw 乾燥常緑林だって1400mmくらい年間で必要になる
36 : 【海外】 サイ激減 http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1293468100/
37 : National Geographic News December 27 - 28, 2010 (1)岩を“吸う”ナマズ、未知の大メコン 大メコン圏で発見されたオレオグラニス(Oreoglanis)属のナマズ。世界自然保護基金 (WWF)の報告書に新種と記載された、同地域の26魚種の1つである。 タイ全土の岩が多い急流に生息し、大きく鋭い歯と切れ込みの入った下唇が特徴。 大きなヒレがあるユニークな体形は“吸盤”のような効果を生み、豪雨で水量が増す時期は 川底の硬い岩に張りついてやり過ごす。現地では「岩を吸う魚」の名で通っている。 ▽画像 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/greater-mekong-new-species-fish_30624_big.jpg Photograph courtesy Neil Furey/WWF International (2)牙のないヘビ、未知の大メコン ベトナム南部のラムドン省で発見された牙のない新属新種のヘビ(学名:Coluberoelaps nguyenvansangi)。細身の体は両側が紺青色で、背骨に沿って細いラインが入っている。 小型で地中に生息するタイプのヘビだが、近縁種に見られるような牙や毒を持たないという。 2009年に大メコン圏で発見された爬虫類10種のうちの1つで、ミミズ、ヘビ、小型の トカゲ、両生類、魚などを捕食すると考えられている。 ▽画像 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/greater-mekong-new-species-snake_30627_big.jpg Photograph courtesy Nikolai Orlov/WWF International
38 : (3)頭がはげたヒヨドリ、未知の大メコン ほとんど丸坊主の「頭や顔がはげたヒヨドリ(bare-faced bulbul)」。アジア大陸で 頭部に羽毛のない鳴き鳥はこの種だけだ。 ラオスにある険しい石灰岩の山の側面に広がる森で発見され、Pycnonotus hualon という学名を得た。短く連続する、口笛のような乾いた鳴き声が特徴的だ。この “ハゲヒヨドリ”の生息域はラオスの国内法で自然保護区域に指定されている。絶滅の 危機にさらされている大メコン圏で発見された多くの新種とは対照的だ。 ▽画像 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/greater-mekong-new-species-bald-bird_30622_big.jpg Photograph courtesy Iain Woxvold via WWF (4)コオロギガエル、未知の大メコン ベトナム南中部クアンナム省の落ち葉の陰で発見された新種のコオロギガエル(学名: Leptolalax applebyi)。まだら模様とコオロギのような鳴き声が特徴だ。これまでに採集 された標本はごく少数で、すべて高地の森林を流れる岩だらけの小川の上流で見つかって いる。 大メコン圏では次々と新種が発見されているが、一方で人知れず消えてしまう種もあると 専門家らは懸念している。最近の悲劇的な例では、局所絶滅した可能性が高いジャワサイや、 激減の一途をたどる野生のトラなどがある。 ▽画像 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/greater-mekong-new-species-frog_30625_big.jpg Photograph courtesy Jodi Rowley via WWF ▽記事引用元 ナショナルジオグラフィック ニュース (「未知の大メコン」シリーズ6つの記事のうち、下記4つを合わせました) (1)http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010122702&expand#title (2)http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010122703&expand#title (3)http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010122801&expand#title (4)http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010122802&expand#title
39 : ラムドン省は丘陵地帯で年間雨量2000mmのダラットを擁する クアンナム省は低地ですら年間雨量2500mm、しかも乾季が弱いダナン特別市の南に隣接する 低地がサバンナ性でも丘陵地が多雨林という環境であれば 丘陵ごとに独自の種類が分布して、全体として多様性の高い地域になる
40 : >>36 サイの角の闇取引の活発化により、南アフリカではハイテクを駆使した密猟が横行しており、サイを絶滅から 救うための活動を脅かしている。 世界のサイの個体数は推定2万5000頭だが、うち70%以上が南アフリカに生息している。 アフリカでは、19〜20世紀に狩猟により激減したクロサイとシロサイの個体数を回復するため、国立公園 を設置したり取締りを強化するなどの保護活動が行われてきた。これが功を奏し、一時期は絶滅したと考え られていたミナミシロサイが現在は1万7500頭まで回復。クロサイも4200頭にまで回復した。 だが現在、南アフリカのサイは絶滅の危険にさらされている。世界自然保護基金(World Wildlife Fund、WWF) によると、今年密猟されたサイは316頭で、昨年の122頭から大幅に増加した。およそ1日に1頭が密猟されている計算だ。 ■密猟が増加した理由 WWFの担当者は、密猟急増の背景には「高度に組織化された犯罪組織」の存在があると指摘する。密猟 は夜間行われるが、暗視装置や麻酔銃のほか、ヘリコプターやサイレンサー(消音装置)も使用されているという。 また、サイの角は、ワシントン条約(Convention on International Trade in Endangered Species、CITES)の もとで取引が禁止されているにもかかわらず、アジアでは伝統薬としての需要が依然として高く、密猟横行の要因と なっている。中国ではサイの角の粉末が解熱剤として珍重されており、1本7万ドル(約580万円)で取引されることもある。 ベトナムでは最近、サイの角の粉末を服用するとがんが治るという迷信が広まっており、昨今の経済成長とも相まって、 サイの密猟を後押ししているとの報告もある。 南ア政府は10月、密猟取締りのための野生動物犯罪捜査班を立ち上げた。公園側も、サイの角をあらかじめ切り 取るなどの対策を行っている。 だが、ある野生動物保護活動家は、「南アフリカでの取締り強化は、密猟者をほかの地域に移動させているだけかもしれない」と危惧(きぐ)している。 ソース、写真 孤児院のサイ http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2780710/6609453
41 : かなり前にこの板で「北海道に転勤したがセミもいない、カブトムシもいない、内地でいつも見慣れていた虫がいなくて本当につまらない 本当に寂しい」と書いている人がいた 日本で北海道、あるいは北日本or高山帯でしか見られない昆虫なんていくらでもいるので、それをさっさと覚えて その採集に専念すれば、という考えもあるだろうが、その切り替えのための知識集めだって容易ではない とにかくそうやって覚えた後は、ちょっとした林でも雪融け水で湿潤で、特に小川の傍などでは6〜8月半ばには数多くの昆虫が見られる もちろん本州より小型種だったり地味だったりするものが多いが、イタヤハマキチョッキリがキラキラとしていたり ごく稀にはエゾアオタマムシなんて途方も無い美麗種もいる ジャコウカミキリなんて熱帯に多いアオカミキリ類なのに日本では北海道だけに分布するし、地上にはオオルリオサムシがいる 北海道東部産のミヤマカラスアゲハの春型の♀は、世界で最も美しいカラスアゲハ類の1つだと海外のマニアにも有名だ また、殆どどこの立ち枯れの広葉樹朽木(根際直径10cm以上)でも地中部には大量のミヤマクワガタ幼虫がいる 地面の湿度が保たれ易いから、理想的な生育場所になってしまう 北国では種数が少ない分、発生数は嵌ると桁違いに多くなる それでも、本州に比べて色んな種類で大きさが小さめ、何か北国仕様で地味だったり毛深い感じだったりで 何か消化不良になってくる、そんな感想を持つ人もいる
42 : 世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、来年の干支(えと)にちなんで、「幻のウサギ」と呼ばれるスマトラウサギがすむインドネシア・スマトラ島の森を再生させるプロジェクトに取り組む。 同島は世界で最も早いスピードで森が減り続けている場所の一つとされる。 計画では、一般からの寄付金をもとに、開発によって荒れ地となった場所で植林を進めるほか、違法な伐採を防ぐパトロール活動も行う。 スマトラウサギは、体に独特の黒い縞(しま)模様があり、体長40センチほど。 スマトラ島だけに生息する固有種のウサギで、標本は世界で十数体しかない。 夜行性で、植物の茎や葉を食べて暮らしている。 国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定しているが、人前になかなか姿を現さず、個体数や繁殖生態などはよく分かっていない。 森の中で暮らす様子も、極めてまれにしか撮影されていない。 WWFは「スマトラ島では1985年から2007年の間に、製紙原料を得るための伐採や農地への転換などにより、少なくとも48%の森林が失われた。 国立公園内でも違法な森林伐採が行われ、スマトラウサギの生息を脅かしている」と指摘している。 スマトラ島の森林を保全することは、スマトラウサギだけでなく、絶滅の危機にあるスマトラサイやスマトラトラといった希少動物の保護にもつながるという。 開拓されて荒れた土地に植える樹木は、同島の在来種を複数種選び、2011年11月から植え付けを始める計画だ。 1本の木を植え、植樹後5年間にわたって見回りを行うための経費は千円程度。東京ドーム約8個分に相当する計約40ヘクタール分の植林を行うことを目標にしている。(山本智之) ソース:asahi.com http://www.asahi.com/science/update/1228/TKY201012280226.html
43 : 植えるだけでなく、若木が成長するまでの間に樹間でアグロフォレストリーをやりたいね …農薬撒いたりして、却って多様性破壊になるかも知れん
44 : ベトナム料理で人気のトカゲが実は新種だったと判明した。 しかもすべての個体がメスで、オスとの交尾を必要とせず単為生殖するという。 ただしそれほど珍しい存在ではなく、トカゲ全種のうち約1%は単為生殖により繁殖できる。 メスが自発的に排卵し、遺伝情報がまったく同じ子を産むという。 カリフォルニア州リバーサイドにあるラ・シエラ大学の爬虫両生類学者で調査活動にも参加したL・リー・グリスマー氏は、「ベトナムでは ごく普通の食材だ。南部のメコン・デルタ地帯のレストランでメニューに載っている。われわれも店内で出会った」と話す。 ベトナム科学技術アカデミーのゴー・ヴァン・トリ氏はある日、バリア・ブンタウ省のレストランで売られている生きたトカゲを目にした。 みんな奇妙なほどよく似ているので気になり、知人だったグリスマー氏と、その息子でアメリカ、カンザス大学の爬虫両生類学博士課程に 在籍するジェシー・グリスマー氏に画像を送ってみたという。 グリスマー父子は、メスのみの単性種ではないかと考えた。一見して雌雄で体色がまったく異なる バタフライアガマ属のようだったが、画像ではオスがどこにもいなかったからだ。 そこで親子はホー・チ・ミン市へ飛び、生きたトカゲを“電話予約”してレストランへ向かったが、待っていたのは失望だったという。 「オートバイで8時間もかかったのに、酒に酔った店主が予約を忘れてすべて調理してしまい、1匹も残っていなかった」とリー・グリスマー氏は 振り返る。同氏は他のプロジェクトでナショナル ジオグラフィック協会研究・探検委員会(CRE)から資金提供を受けたこともある。 運良く同じトカゲを提供するレストランが見つかり、地元の小学生も捕獲を手伝ってくれたため、最終的に約70匹が集まった。 グリスマー親子が調査したところ、すべてがメスと判明したという。 新発見のトカゲは腕部に並んだ大きな鱗と趾下薄板(しかはくばん:足の裏にある大型の鱗板)が特徴的で、新種と判断する材料となっている。
45 : どうやら2つの近縁種を父と母に持つハイブリッド種である可能性が高い。2つの異なる生息環境の移行帯で起こる現象であり、例えば 新種トカゲが生息するビンチャウ・フックブー自然保護区は低木林と海岸砂丘の間に位置している。「このような場所では、 2つの異なる環境に生息する種が出会ってハイブリッドが生まれることがある」とグリスマー氏は説明する。 母親から受け継がれる「ミトコンドリアDNA」の遺伝情報を検査した結果、母方は「Leiolepis guttata」種 と判明した。父方はまだ確認できていない。 グリスマー氏によると、新発見のハイブリッド種は野生の個体数が激減しているわけではないが、絶滅する可能性があるという。 ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館の名誉館長で爬虫両生類学者のチャールズ・コール氏は、「ハイブリッド種は絶えやすいという説もある。 代を重ねても遺伝的多様性が生まれないからだ」と第三者の立場で指摘する。「種の長期的な存続には、遺伝的多様性が欠かせない」。 ソース:ナショナルジオグラフィックス http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20101110001&expand&source=gnews 画像:http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/cloning-lizard-eaten_28416_big.jpg
46 : >>41 69 名前::||‐ 〜 さん 投稿日:2006/08/23(水) 23:20:20 ID:hbt4Sx/Z タイ人ハーフのカマキリ嫌いが来てたので、 野性生物板の「糞北海道にセミいねえ」云々と似たようなネタで タイやラオスの昆虫相何ざ所詮はサバンナばっかで日本の四国以南や沖縄とほとんど変わんねえ。 熱帯の昆虫といってもむしろ日本より小さいのばっかり。南のマレーシアやインドネシアや 海洋に面したフィリピンに比べても全種地味なのばっかりでモンキアゲハもナガサキアゲハも 日本より小さい位でルリモンアゲハとか言っても所詮カラスアゲハより小さく南のカルナルリモンより 青い部分狭くて、シロチョウもツマベニチョウだって沖縄産より小さくて街中はベニモンシロチョウばっかりで カブトムシも普通に見かけるのはサイカブトとヒメカブトだけで日本のカブトより小さくて角短くて貧弱で、 ゴホンヅノは北部か西部まで行って見つかるくらいでこれも喧嘩しなくて拍子抜けで アトラスは採集禁止地域しかいなくて、クワガタもバンコク周辺じゃ どう頑張ってもネブトしかいなくてラオスのグランディスは珍しくても100mm越えの種は ギラファが時々越えるくらいでそれも保護種で、後はエレガンスツヤクワもマレーシアのフェモラリスよりチビで タマムシとか一応何種もいるけど日本のヤマトタマムシより綺麗なのなんか1種もいなくて カミキリは日本ならミヤマカミキリやシロスジカミキリみたいな大物がパッと手に入るのに これも相当な山奥まで行って大顎ばっかデカいオオキバノコギリカミキリとかしかいなくて トンボもオオギンヤンマくらいしか目だって大きいのはいなくてあとはショウジョウトンボと ウスバキトンボとベッコウチョウトンボとコシアキトンボで日本と殆ど変わらないし
47 : 69 名前::||‐ 〜 さん 投稿日:2006/08/23(水) 23:20:20 ID:hbt4Sx/Z 続き セミはバンコクは洪水で全然いなくて山いっても普通種はむしろ日本のアブラゼミより小さくて テイオウゼミもタイ産はマレーシアのより小柄で、 このスレのカマキリや直翅目も日本の普通種みたいなのと殆ど変わらない奴が大半で カマキリだってオオカマのせいぜい1割増くらいにしかならなくて、ランカマったって 所詮は東南アジアの広分布種で、スズメバチなんか日本のオオスズメバチと同じのがチェンマイ辺りに いるくらいで後はキイロスズメバチ未満のキオビスズメバチしかいなくて、アリは家の中までどんどん 入ってくるけどこれもオオズアリ程度でツムギアリくらいがちょっと目立つくらいで、水生昆虫も タイワンタガメは大きくても前足が小さめで他の水生昆虫も日本の図鑑で事足りそうなのばっかりで、 所詮1年の半分がカラカラ乾季で日本の夏と冬枯れの悪いとこ合わせた程度の昆虫群じゃねえか オレはをグランディスオオクワに、をマルモラヒゲナガカミキリに、首を エンマゴミムシに噛み切られるだろうw
48 : >カミキリは日本ならミヤマカミキリやシロスジカミキリみたいな大物がパッと手に入るのに これも相当な山奥まで行って大顎ばっかデカいオオキバノコギリカミキリとかしかいなくて シロスジカミキリ属の大型種なら複数種、大都市部でも時々見られる 65mmオーバーのがっしりした種類などがいる
49 : >トンボもオオギンヤンマくらいしか目だって大きいのはいなくて 海野氏が赤いヤンマを撮影していたな 奥本大三郎氏が網で採集成功 但し物凄く速く飛んでいて、まぐれで取れたとしか言えない状況だったらしい
50 : >>49 ヤマトンボに近縁の種類で、かなり大きくなるものもいる 世界最大の開長の不均翅亜目の種類であるトゲオヤンマも、よく言われるスラウェシだけでなくベトナムにもいる
51 : 52 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/10/14(土) 10:30:24 ID:??? タイは長らく北部が採集地として名高かったが それゆえ準熱帯とでもいうべき昆虫が多く採集されていた。 また東南アジアは、古くから昆虫コレクションを愛でる伝統のある ヨーロッパから遠くて採集人もあまりおらず、 いたとしても旧植民地国に集中し、独立を保ったタイでは オープンフィールドの昆虫、特にチョウしか採集されない 状態が続いていた。 1980年代に故小山氏らの尽力で、タイの昆虫相だって バカにした物ではないと分かってきた。 パリーやゲストロなどテナガコガネを割に頻繁に入手できたり アカガネオオテナガカナブンなどが見つかったり 南部の一部の孤立丘陵地にモセリオウゴンオニがいるのが分かったりなど。 それでも、タイのチョウの総数は800種。日本の1.4倍の面積で、 日本のチョウが270種ほどだから、面積辺りだと倍ちょっと。 熱帯の多雨・多湿地域では面積辺りで日本の種数の5倍になる 地域だってあるわけで、それに比べたら極度に多いとは言えない。
52 : 53 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/10/15(日) 19:55:34 ID:??? 南部で、ミャンマー国境寄りの山地の西斜面に 熱帯雨林系の昆虫が多いところがある。 ミャンマー領の地域は世界有数の多雨地域で 実質熱帯雨林気候だが(雨の降らない季節はちょっとあるが) このおこぼれみたいな地域がところどころにある。 しかしこの雨を降らせ切った空気が流れるシャム湾側は乾燥してしまう シャム湾を挟んで東部の海岸、カンボジア側にまた多雨地域がある。 しかしここにいるのは、モウホットツヤの原名亜種とかクジャクアゲハの独自亜種とか。 クジャクアゲハは日本のカラスアゲハと実質同一種ともされるが、最南端の この地域ではルリモンアゲハより青紋が目立ち広い。ある意味、 暖地性の昆虫が二次的に熱帯雨林風になったとも言える あと中部のカオヤイにニグリトゥスフタマタ。ここはタイ低地の湿地の水分を たっぷり受けて雨が多い。同じような場所として、ラオス南部のボロベン高原がある かつての昆虫図鑑で、東南アジアはひっくるめて東洋区扱いだった。 しかし今森・海野・松香・山口共著の「世界のチョウ」で タイなどインドシナや、インド、スリランカ、ネパール、中国南部、台湾などは 「照葉樹林帯で日本のチョウのルーツ」と再定義されてしまった。 海野はその後出版した「大昆虫記」では、この地域にフィリピンまで含めている。 確かにベンゲットアゲハ、ルソンカラスアゲハなど日本ルートの昆虫も多いが。 しかしウォーレス線の加減次第ではここはオーストラリア区になることすらある。 なお、ウォーレス線は台湾蘭嶼まで伸ばす事もある。 ダラダラとサバナ性の低地が続く地域では、「どうせオープンフィールドのチョウしかいないし 台湾とかと同じ区分でいいや」という分け方になってしまうのか このような地域では、確かに沖縄や九州南部と基本的な昆虫相は同じとも言える
53 : 54 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/10/17(火) 02:28:29 ID:??? >暖地性の昆虫が二次的に熱帯雨林風になった 逆に最南部に、暖帯〜亜熱帯のチョウであるワモンチョウ属の 最大種ゴドフレイワモンがいる。 マレー半島やスマトラ島も、ボルネオ好きに言わせれば 「どちらかと言えば大陸系要素が多い」らしい しかしボルネオやジャワは、幾分原始的なのか マレー半島やスマトラ産の昆虫よりやや小柄だったり 地味だったりする種群が目に付く 55 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/10/21(土) 17:50:36 ID:??? フィリピンは島の東西で雨量差が大きい。 南部のミンダナオでも西部は雨が少ない。逆に東部の山地帯は多い アポ山も、山のどちらから登るかで採集品がまるで違うのだという なおパラワン島では北部や中部はあまり昆虫がいない、などという。 パラワン島は一応「全土が森林に覆われている」筈なのだが フィリピンのように森林開発が進んでしまったところも、 オープンフィールドばかりなので昆虫マニアに言わせれば 「日本のチョウのルーツの暖帯〜亜熱帯地域に格下げ」という扱いになってしまう。 海野がフィリピンをそんな扱いにしたのは、森林破壊の酷さからだろうか。 酷い森林破壊で、東南アジア全土がそんな扱いになったら終わりであろう
54 : 64 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2008/04/09(水) 08:50:51 ID:??? >>55 フィリピンは日本の8割の面積で800種のチョウがいる 島嶼で独立種が多く、また全般に多雨で自然環境が恵まれているから大目になる 56 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/10/22(日) 15:53:50 ID:??? 今森は「世界昆虫記」でマレー半島を 大陸系の方に分けてしまっている 東南アジア、南アジア全体で見ると、鳥類に関しては 「特産の科がいない」のだという。その点では多様性を欠く。 ただ、鳥の分類だとフィリピンがオセアニア・太平洋諸島側に 分類されてしまう 57 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/11/05(日) 15:30:10 ID:??? 鳥類は移動力が大きい。それでアジア大陸部には まともなファウナの境界が出来にくい(ヒマラヤが壁になる種が多いがツル類に突破されたり) ウォレス線とウェーバー線の間をウォーラセアなどと呼ぶが、 鳥に関してはウェーバー線で分けることが多いものの、 場合によっては東洋区全てを、全北区とオセアニア区の 移行領域と見なしても良いかも知れない。 東南アジアで発行された鳥の書籍を見ても、日本とそれほど差が無く そんな中にひょっこりサイチョウやタイヨウチョウが混じっている感じ まあ各種渡り鳥の中継地である日本の鳥の種類が多すぎるのも一因だろうか 58 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2006/11/11(土) 14:56:03 ID:??? タイで発行された鳥類図鑑を見ると 東部は「ドライディプテロカルプ」の疎林だという。 フタバガキ科の乾燥林だと 西部のミャンマー国境沿いに常緑林が広がっている
55 : 65 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2008/05/08(木) 21:51:26 ID:??? 東洋区で最も美しいチョウはアカエリトリバネアゲハである という命題に対し、自信を持って反論する事も出来ないが 素直に認めることも出来ないと困ってしまう人が多いようだw 形がガみたいで嫌だとw かといって、東洋区に限定される地域だと アキリデスはせいぜいルリモンアゲハやオビクジャクアゲハまで、 タテハにも金属光沢ギラギラの美麗種はおらず(意外にもコノハチョウの表面が結構美しいw) シジミチョウはさすがに綺麗な種が多いが如何せん小柄 66 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2008/05/10(土) 14:07:23 ID:??? スラウェシのチョウは470種。日本の面積の半分強で この種数だが、これも極度に多いとは言えない 面積が増えたところで、外部と種数を共有できる面積は 外周長さをチョウの行動範囲の数倍程度で被覆した長さ程度にしか増えない だから台湾の例を出して、全東南アジアが日本と面積比で5倍の種数が無いとダメと考えるのは極端だw また、中にいくつも山地があるとそこで固有種や遺存種が出て多様になるが どこにいってもずっと単調に森林だけ続くのでは種数も増えない もっともアマゾンなどでは、一部地域にしか生えない樹種というのもあり それを食草とする昆虫がそこだけにいたりする。 河川傍で水が土壌を洗って白砂地帯になったところが孤立し、そこだけ固有の植物があったりする
56 : 67 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 14:31:32 ID:??? ボルネオ島で採取された体長30センチを超えるナナフシが、「世界最長の昆虫」として 認定された、と科学者たちが10月16日(米国時間)に発表した。 この標本は、発見者であるマレーシアの博物学者、Datuk Chan Chew Lun氏の寄贈により、 英国の自然史博物館で現在展示されている。 足を含めたこの標本の全長は約56.7センチ、体長は約35.7センチで、これまで世界最長記録 となっていたナナフシよりも体長が約2.9センチ長い。 世界記録を樹立したものを含め、この種のナナフシはこれまでに3匹しか発見されていない。 発見場所はいずれもボルネオ島だ。 この種は、発見者である博物学者の名前にちなんで、「Chanの巨大な枝」を意味する 『Phobaeticus chani』と命名されている。 自然史博物館のウェブサイトでは、世界最高記録の標本を解説する動画を公開している。 自然史博物館の「世界最長の昆虫を公開」を参照した。 ソース引用元:Yahoo!ニュース((p)tp://headlines.yahoo.co.jp/hl) (p)://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000000-wvn-sci (p)://ca.c.yimg.jp/news/20081020140026/img.news.yahoo.co.jp/images/20081020/wvn/20081020-00000000-wvn-sci-thum-000.jpg
57 : 68 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2008/10/25(土) 14:41:40 ID:??? アフリカのケンタウルスオオトビナナフシ、マダガスカルのマダガスカルオオトビナナフシ ニューギニアのオオトビナナフシなどはどれも30cm級と喧伝されたが実際には 足を含めて30cmだったというw胴体だけだと26cm、尾毛を除くと23cmに留まる Phobaeticus属のナナフシはボルネオとマレー半島にでしか現在までは見つかっていないのだろうか 同じスンダランドのスマトラでの情報が分からない ジャワだと、Cyphocrania属の20cmの種が限界となる。しかしオーストラリアの ニューサウスウェールズでも、23cmのhttp://www.brisbaneinsects.com/brisbane_hoppers/Titan.htm が見つかっている >>50 〜51が熱帯サバンナの大陸南部アジアをボロクソに書いているが、大型ナナフシなら タイでも分布している。しかし中国にいるかどうかは分からない。台湾や沖縄には 20cmはおらず、沖縄でも体長15cmまで 氷河期後に森林が拡大してから日の浅いアフリカで、飛翔能力のあるトビナナフシに 大型種がいるのに対して、全力で体長増大に注力できる翅のないナナフシの大型種が 氷河期にも森林だったマレーシアにいる、というのは更に考察が可能であろう
58 : 69 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2008/12/23(火) 12:51:11 ID:??? <巨大グモやピンクのヤスデ メコン川流域に大量の新種生物> 2008.12.17 Web posted at: 18:20 JST Updated - CNN (CNN) 東南アジアのメコン川流域で、1100万年前に絶滅したと思われていたネズミや 脚を広げると体長30センチにもなるクモなど、新種の生物が大量に見つかった。 WWFがこのほど発表した報告書で明らかにした。 WWFは1997年から2007年にかけてベトナム、ミャンマーなど6カ国にまたがる メコン川流域を調査して1068種の生物を発見。内訳は植物519種、魚類279種、 カエル88種、クモ88種、トカゲ46種、ヘビ22種、哺類15種、鳥類4種、カメ4種、 サンショウウオ2種、ヒキガエル1種となっている。 絶滅したと思われていたイワネズミの一種は、調査チームが訪れていた飲食店の 近くで発見。タイのカオヤイ国立公園では鮮やかな緑色をした毒ヘビの一種が飲食店の 屋根をはっていたほか、体内にシアン化合物を持つピンク色のヤスデなど、調査チームの 科学者たちが見たこともないような生物も多数見つかったという。 メコン川流域は森林開発やダム建設などによる自然破壊が進み、内戦や自然災害の 被害に見舞われることも多い。また、希少な生物を食材として使っている飲食店もある といい、WWFはこの地域の森林と生物保護を各国の政府に働き掛けている。 記事引用元:CNN.co.jp(http://www.cnn.co.jp/ ) http://www.cnn.co.jp/science/CNN200812170028.html (※下記はヘビとヤスデの画像へのリンクです。苦手な方はご注意ください) 鮮やかな緑色をした毒ヘビの一種 http://www.cnn.co.jp/science/images/CNN200812170026.jpg メコン川流域で見つかったピンク色のヤスデ http://www.cnn.co.jp/science/images/CNN200812170027.jpg
59 : http://www.adb.org/Documents/Environment/CAM/siee-second-power.pdf pdf上の5ページ目では Annual reported rainfall for Kampot is 2,148 millimeters (mm,) while Sihanoukville receives an average of 3,397 mm. タイのラヨーンの低地の雨量が2000mmギリギリ(1700mm説も)、 やや高い丘陵地で3000mm、 チャンタブリでは低地でも2700mm、 トラートのチャーン島で3200mm カンボジア領内の沿岸部では2000〜3400mm(5000mm近く降る所も一応あるという) カンボジア内陸部は基本的にサバナで、東部平地では500mmなんて所もあるが 最高峰アオラル山は高所で3000mmの雨量を観測している しかし海岸に丘陵のないベトナム南部メコンデルタでは1800mmで乾季も強くなってしまう ベトナム南部で海風の影響がある高原地帯だとバオロックなどは3800mmの雨量があるが 海岸寄りでも山に挟まれた乾燥地だと600mmにまで減る このように山地に残存する常緑多雨林がインドシナの生物層をナメられないものにしている
60 : www.guidetothailand.com/thailand-weather/thailand-rainfall-map.php タイ全土はここ 日本語別サイトよりラヨーンがぐっと少ないがラヨーンは普通こっちの値を使う ラヨーン県内でかなり差がある 1340mm前後というのはウタパオ空港辺りの値に近い 県のちょうど中央の沿岸部のサメット島は更に少ないとされている トラートが偉い事になってるw 南東部国境が凄い。半島部のラヨーンと互角 また、トラートのチャーン島の700mほどの山の中腹でも、年間5500〜6500mmの猛烈な雨が降る事もあるらしい (別情報では3500mmほど)
61 : 77 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/04/23(金) 20:45:29 ID:??? ラオスも少々 ラオスはグランディスのいるシェンクアンも含め大半の地域が1000〜1500mmの雨量しかなく サバナとか温暖冬季少雨気候 しかし東北タイで最も雨が多いのはメコン川沿いのナコンパノム県でここだけ1ヶ月に500mも雨が降ったりして 2000mmの年間雨量になるが、この対岸のターケークではさらに雨が多く2500mmになる。もっともかなり冷え込むため 温暖冬季少雨気候になってしまう可能性もあるw ラオス南部でタイに接するチャンパサック県Champasakのボロベン高原はもっと多雨で3000mmにすら達する _______________________________________________________ ラオス全土だと年間平均雨量は1770mmと、日本よりも多いくらいだという それでメコン川流域やタイ国境側が1000〜1500mm地域続出という事は ベトナム国境側の山岳地の雨量がよほど多いのだろうと判断できる 別の図を見ても、ラオス〜ベトナム国境沿いにAm気候が存在しており、南西モンスーンを受けるタイ側は多くないように見える
62 : 79 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/05/08(土) 20:30:12 ID:??? ベトナム全土の平均の年間雨量が1910mm ラオス全土の平均の年間雨量が1770mm タイ全土だとこれが1350mmにまで減る(平均の取り方によって随分変わる。Σ各県庁所在地の年間雨量×県の面積/国土面積だとこのくらいだが (1/74)Σ各県庁所在地の年間雨量 だと1650mmに増えるという) 80 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/05/14(金) 02:01:37 ID:??? 日本の引退した団塊世代の昆虫マニアが多数ベトナムにロングステイし 現地のチョウの細かい差異を種レベルで分け出しているのだが、 ベトナム南部のあまり広くもない山地だけで400種になったとか 全土だと1200種行くんじゃ?とか言われている __________________________________ ラオスでも、近年チョウの種数がかつての400種程度から700種程度と、1.7倍以上いたと報告されるようになった 国土面積あたりで比較したら、日本の5倍以上というのが普通な地域も確かにあるわけだ
63 : 81 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/05/16(日) 03:09:22 ID:??? ラオスの稲作に関する資料を見ると 雨が多いのは南部ボロベン高原のチャンパサック県部の一部と 意外にもビエンチャン県とルアンプラバン県の県境あたり?の山地 共に3200mm以上も降る また中部のカムムアン県も雨が多い。 その南、サバナケート県で再び減り、もっと南のサラワン、チャンパサック、アッタプーが多い 全般に北部は乾燥し、南部ほど雨量が多い しかし ・メコン川側で大きな都市のあるところは、殆どどこでも雨は1000〜1700mmくらい ・国土全体でメコン川寄りでかなりの山奥にかなり広く2500mmオーバーの地域がある ・ベトナム国境側は1400mm以下も少ないが2200mm以上もあまり無い ・上記の県でも、都市が出来るところはうまい具合に山の谷間にあって豪雨が降らない地域が選ばれている ・ベトナム国境側の中部以南は台風の影響を受ける事も珍しくなく、時々1ヶ月800mm以上降る年もある ラオスについてある人は乾燥した禿山で焼畑で虫などいなかったと言い ある人は逆にチョウが無茶苦茶に多かったという。 ラオスこそ、サバンナアジアと山地多雨林アジアのモザイク構造を楽しめる国であると考え直すべきだ 82 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/05/17(月) 02:48:39 ID:??? rice in laos http://books.google.co.jp/books?id=k3bLVNvzWcQC http://cantho.cool.ne.jp/mekong/geo/meteo.html メコンデルタの気候 メコンデルタだとメコン川沿いで最も雨が少なく、タイランド湾寄りや北東のホーチミン市寄りで雨が増える
64 : 85 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/06/05(土) 10:45:58 ID:??? http://www.rikitikitavi-kampot.com/General.html カンポットと称しつつ雨量だけプノンペンのデータが紛れ込んでいるサイト、 と思ったら、合計したら1980mm程度だったw 沿岸部にあるがベトナムに近いカンポットの年間雨量は2100mmくらいとの事 プノンペンは1300mm台 (別サイトでは1900mmで、しかも乾季の雨量が10mmのためAwに) >>83 トラートは3000〜4000mm程度の雨量とされているが トラートはカンボジア国境に近いほど多雨 市街地は3000mm台で、細くなっている所にあるクロンヤイが4700mm だがカンボジア領内でどこで極大になるのかは不明(シアヌークビルは3400mm程度らしい?) 87 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/06/18(金) 18:15:31 ID:??? whc.unesco.org/archive/advisory_body_evaluation/591.pdf ウタイターニー県のHuai Kha Khaeng 山地の年間雨量は東部で1700mm 西部では2000〜2400mmにも達する 乾燥した西部内陸でもゴム栽培などが可能な地域の1つ 88 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/06/18(金) 18:18:48 ID:??? http://en.wikipedia.org/wiki/Thungyai_Naresuan_Wildlife_Sanctuary ここはタークとカンチャナブリに跨る
65 : 85 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/06/05(土) 10:45:58 ID:??? http://www.rikitikitavi-kampot.com/General.html カンポットと称しつつ雨量だけプノンペンのデータが紛れ込んでいるサイト、 と思ったら、合計したら1980mm程度だったw 沿岸部にあるがベトナムに近いカンポットの年間雨量は2100mmくらいとの事 プノンペンは1300mm台 (別サイトでは1900mmで、しかも乾季の雨量が10mmのためAwに) >>83 トラートは3000〜4000mm程度の雨量とされているが トラートはカンボジア国境に近いほど多雨 市街地は3000mm台で、細くなっている所にあるクロンヤイが4700mm だがカンボジア領内でどこで極大になるのかは不明(シアヌークビルは3400mm程度らしい?) ______________________________________________ カンポットはドリアン産地として知られている ドリアンはAm気候の果樹の典型みたいな扱いであり、タイでは高温多雨地帯の果樹で マレーシアでは乾季が僅かにある北西部が名産地になる
66 : 89 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/06/24(木) 04:00:14 ID:??? www.jopp.or.jp/jigyo/report/cambodiareport.pdf カンボジアの雨量が資料終わり近くにある ココンとシアヌークビルがずば抜けて多い カンポットが2000mmオーバーだったりそうでなかったりするのは この図を見る限り、3000mmの雨量の地域の隣がすぐ1400mmになってしまう 急激な変化のせいだろう 東部も全体的に多雨(2000mmオーバー)なのだが、乾季が5ヶ月も続くから 別の指標でこの地域はサバナになってしまう ラタナキリなどは確かにそんなに樹高は高くない 月雨量60mm未満を乾季とするなら、プノンペンでは2〜3ヶ月しか乾季が無い事になる しかし年間雨量が全体として少ない 一方、東部では5ヶ月もこれが続くから2000mm降っても熱帯雨林には十分でない場合もある 3000mmないと厳しい アンコールワットはジャングルにあった、なんて書物に書いてある しかし実際にはサバンナが雨季に水田になるような場所で、所々に湿地林がある程度だ そして西部、タイ国境側ほど乾燥が厳しい 山を越えると一気に多雨になるが
67 : 90 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/07/14(水) 04:32:58 ID:??? www.karnataka.com/profile/rainfall.html インドのカルナータカ州のシモガ区には 年間雨量8000mmを超えるところがある これは全熱帯気候のアジアでは最多雨であろう ここからどんどん北上してグジャラート州のギール森林まで行くと 雨量は800mmを割る そんな雨量でも、何とか森林が保持されているのが不思議だが ギール森林は海岸線まで最も近いところで20kmと案外海にも近い 91 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/08/17(火) 18:22:36 ID:??? インドの最南端カンニヤークマリは雨量1700mm しかしインド西部の多雨地の1/3程度という事になる 乾季も案外厳しい 年に2回ほど雨が多い月があるのが特徴 ここから北西に行くと雨がどんどん多くなる。雨季は夏になる 北東に行くと、雨は減っていき、雨季は11月くらいになる ___________________________________________________________________________________________________ インドライオンで知られるギール森林は年間雨量こそ700mm台で タンザニアのサバンナより少ないくらいなのだが、草食動物の個体数があまり多くないから 樹木も残っていて、確かに雑木林程度の森は残っているように見える
68 : 92 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/08/19(木) 19:08:51 ID:??? Khao Ang Ru Nai Wildlife Sanctuary Chonburi provinceetc. http://www.birdlife.org/datazone/sites/index.html?action=SitHTMDetails.asp&sid=15113&m=0 The site experiences high rainfall, receiving the brunt of the south-west monsoon off the Gulf of Thailand, and supports high levels of plant diversity. I can't find how much precipitation it is there. 93 名前:名無虫さん[sage] 投稿日:2010/08/22(日) 11:05:46 ID:??? 上記のところは年雨量1700mm台だから低山地にしては大目 ラオスのパクソンPaksongはボロベン高原にあり3200mmだが最寒月に18℃を割る。野菜とコーヒーの産地 ラオスは全般に雨が多く、1900mmくらいのところが南半分のあちこちにある サワンナケートだけ少雨で本当にサバナになる ___________________________________________________________________________________________________ http://www.treetopasia.com/thailand-holiday/bangkok/ タイのチョンブリー県のカオケーオ山(カオキァオ?)で樹木間に渡したケーブルをスライドするスリリングなアトラクションをやっているが チョンブリーは低地は1100〜1300mmの雨量なのに、ちょっと標高が上がると1700mm程度になる そして、フタバガキ科の樹木が低地では30mにしかならないのだが、Am気候の平均樹冠高の40mを超えて50mに達する場合すらあるという ここで使われている木は、いずれも樹高50m近いフタバガキ科の樹種だという もっとも、ボルネオのように60mオーバーになる木はさすがに無いが Huai Kha Khaengなどにも、樹高50mのフタバガキ科の樹木があるという 川の傍などで予想外に大きくなってしまう場合もある。そしてそんな木に樹洞があれば、多くの生物の住処となるわけだ
69 : www.biotec.or.th/brt/index.php/download/doc_download/87-01 物凄い急斜面の先に、内陸インドシナ国家最多雨地域?があった 内陸といっても、隣国に非常に近い訳でw 乾季は雨量こそ少ないが霧が発生し、雨季になると容赦ない豪雨で隣国の隣接地域同様になる そして、雨季の豪雨期には、最高気温30℃を超える事も無くなってしまう といっても、チャーン島などの山腹がそれ以上というのでまだまだ未知の多雨地があるだろう 同じ県内で首都に一番近い地域は、この1/5の雨量で極めて乾燥している
70 : よく名が挙がるようになったサンクラブリは2300mmで、乾季の1ヶ月が2mmの雨量などという話ゆえギリギリでサバナくらい その南の郡は1100mmの所もあれば、上記のような物凄いところもある訳で Huai Kha Khaengを挟んだ県から隣国に行くと、ミャンマーのカレン州となる カレン族の独立運動もあり危険地域だ 乾季は5〜6ヶ月も続くが年間雨量4000mmで、Allotopusもいる タイなら北部に属する緯度なのにミャンマーとしては南東部に属するw ミャンマーの山塊を抜ける所が数箇所あり、上記の地域もそうなのだが そのちょっと南にもそんな所があるという http://www.thaiwisdomcenter.com/index.php?lay=show&ac=article&Id=445980&Ntype=8 8ヶ月の雨季がある、とされる所だが、その割には乾燥している 本当の山の切れ目はもうちょっと北 これらの地域はダム開発から国境問題から人権問題から資源問題から資源輸送路まで絡んでいて手を出せない とりあえず麓の某寺院で修行して、頭を休めてから志を新たにすべし 言葉が通じるのは有難い
71 : 北西県ターク産のゴホンヅノカブトをkimioiとして出してある例が 近年、土産物屋でも妙に胸角の外側の2本が横に広がって長いものが多い そして、同じ標本箱に当国にいない筈のフォルスターフタマタが入っている そもそもkimioiは、逆に外側2本が短くて内側2本が長かった筈だが 幾つかの資料で出てくる山は、山道すら存在しないため歩くしかないという 地元民が山に入って集めてきている そして、現地の文字でしか検索できないようになってしまったとさえ言われている
72 : タークはプエラリア・ミリフィカの産地?
73 : 山路氏はメーソートからカレン州ミャワディ入り まあきな臭い所だw
74 : >>72-73 そして両女史が
75 : >>72 日本のクズも同じプエラリア属だが 最近これらの国にも分布するフェモラータモモブトオオハムシが帰化して食害し問題になっている 現地でプエラリア・ミリフィカをモモブトハムシ類が食うのかは分からないが
76 : Danaus sita tira 全土 Danaus sita tytia 南東部、1個体 Danaus sita ethologa 南部、稀 アサギマダラだけでも3亜種の記録がある
77 : 熱帯雨林でも一部の月だけに雨量が集中し年間で2500mm以上の雨が降り なおかつ乾季と呼べる、殆ど雨の降らない月も数ヶ月あるところでは 植生を一度破壊すると、再生がかなり難しい まず早成樹を植え、雨季の豪雨を少しでも防ぐ木陰にしてやる必要がある 出来れば葉の大きな木が良い。また、高くなり過ぎる木はその目的を考えても好ましくない。 樹高10mまで位がいいか といっても、これでギンネムばかりを植えてしまうと只の藪になってしまうw オオバギとかOmalanthus属(インドネシアでtutupと呼ばれる)のようなトウダイグサ科の樹種も良いか 特にオオバギは、若木の時に中空の茎にアリを住まわせ、根元にアリが持ち込む生物遺体などの養分を蓄える このようなもの以外だと、大きな葉を付ける果樹を人里近くに欲しい これらがある程度育ったら、薪炭として切り出すのも一定数は認められるし、一部は等高線に沿って寝かせるように倒して 土壌流出を少しでも防ぐ。そして、本来植えたい極相林の樹種を植える もっと雨が多くて斜面も急なら、ある程度育った早成樹を丸太にして杭のように垂直に地面に打ち込んで 数年後にそれが朽ちたところに植樹する、なんて方法になってしまう 一方年雨量1000mm程度のところでは、あっという間に乾季落葉樹が明るい林を形成してしまいそれっきり、という感じであったw このような地域では雑木林以上には樹冠密度は上がらない
78 : Am気候で広範囲に伐採されてしまった場合 伐採の中心地から植樹しようとしても肥えた土壌も無く 乾季の日射で土壌も固まっているから確かに難しい ダイナマイトで穴を開けてそこに腐植土と吹っ飛ばしたラトソル片を混ぜて入れ 植樹する場合もあるが、これではコストが掛かり過ぎる 特に超多雨のAmでこれをやると、雨季には植えたところがそのまま水溜りになって根を腐らせてしまう 土を盛り上げて中央を窪ませてそこに腐植土と吹っ飛ばしたラトソル片を混ぜて入れて樹木を植え 溜まり過ぎた水が抜けるように斜面上側から水がある程度あふれるようにする、なんて方法も一応あるが更に面倒になる (C型に盛り上げるなど) それでも、とにかく果実をつける早成樹はいち早く植えたい シナノキ科のナンヨウザクラも、鳥が多く集まる樹種なので良いだろう(砂糖だらけの紅茶で煮詰めたサクランボのような 甘く僅かに渋い実をつける) 木が育ってきたら、そこにクワ科イチジク属のいわゆる絞めし植物を植樹してやり もとの木を枯らさせ、更に周辺の硬い土壌の隙間も根が押し割って伸びるような状況を作ってやる 絞めし植物もイチジク属だから果実を付け、多くの鳥が集まる
79 : シナノキ科ナンヨウザクラが先駆で 後からベンガルボダイジュ、あるいはトンポー 日本ならシナノキを菩提樹の代用として植栽している
80 : Charles Choi for National Geographic News January 11, 2011 ベトナム奥地のジャングルで2008年に発見されたアマガエルの新種が、“空飛ぶ吸血鬼ガエル”であることが最新の研究でわかった。 ラコフォルス・バンピルス(Rhacophorus vampyrus)と名付けられた新種のカエルは体長約5センチで、ベトナム南部の 雲霧林にのみ生息し、水かきのある手足を広げて木から木へとグライダーのように飛び移りながら生活している。 R・バンピルスの親は、オタマジャクシが川や沼の中で捕食者の餌食になるのを防ぐため、木の幹にできた水たまりに卵を産みつける。 「彼らが地上に降りる理由が見当たらない」と、シドニーにあるオーストラリア博物館の両生類生物学者ジョディ・ローリー氏は話す。 だが、“吸血鬼”という名前は空を飛ぶことにちなんでいるのではない。2010年にオタマジャクシに確認された奇妙な形の“牙”こそ、 この恐ろしい名前の由来だ。「顕微鏡を通して初めてこの牙を見たときは思わず声をあげてしまったよ」とローリー氏は語る。 同氏の研究は、ナショナル ジオグラフィック協会の支援プログラム「保護トラスト」の資金援助を受けている。 オタマジャクシは通常、口ばしに似た口器を持つが、R・バンピルスの幼生は、口の下側から1対の黒く硬い釣り針状の牙が突き出している。 このような牙を持つオタマジャクシが発見されたのは初めてのことだ。
81 : この牙を何のために使っているかは明らかになっていない。樹上の水たまりに卵を産みつけるカエルの多くが未受精卵を食糧としてオタマジャクシに与えるが、 オタマジャクシが卵を切り開いて食べる際にこの2本の牙が役立つのかもしれないと、ローリー氏は考えている。 今回の“空飛ぶ吸血鬼カエル”の研究は「Zootaxa」誌オンライン版で2010年12月21日に公開された。 ▽記事引用元 ナショナルジオグラフィック ニュース http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110111004&expand#title ▽画像 ベトナムで発見された“空飛ぶ吸血鬼カエル”、ラコフォルス・バンピルス。 右下はオタマジャクシの口元にのぞく黒い牙。 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/vampire-flying-frog_31019_big.jpg Photographs courtesy Jodi Rowley, Australian Museum
82 : 日本-ベトナムの便が格安だとそっちにアマチュアが多く行く エアアジアが日本便運行開始で「やっぱりインドシナの昆虫はマレーシアに比べ地味で見劣りするなあ」
83 : http://www.world-wildlife-adventures.com/directory/cambodia/wildlife-park.asp?sanctuary=Peam+Krasop+Wildlife+Sanctuary&state=Koh+Kong+Province Peam Krasop Wildlife Sanctuary Wild Life:Irawaddy Dolphin, Humpback Dolphin, Shark, Water Bird, Wader, Tern, Gull, Nordmann痴 Greenshank, Broad-billed Sandipper, Bar-tailed Godwit, Mongolian Sandplover, Greenshank and Grey Plover Adventure:Bird Watching, Wildlife Viewing, Fishing, Walking/Hiking, Canoeing and Camping Where is Peam Krasop Wildlife Sanctuary:Region:Located on the Cambodian coast, near the border with Thailand. Climate & Weather conditions: Temp: 28 c to 30 c Rainfall: 2,900 cm Altitude:Sea Level m http://www.treeseedfa.org/doc/GeneEcologicalZonation/4DescriptionofEcological.pdf 他にも内陸部に、乾季は長いが3000mmを超える雨量の地域がカンボジアにはあちこちにある もちろん低地の乾燥も激しいのだが
84 : ハイチの森に希少カエル、約20年ぶりに発見 2011.01.14 Fri posted at: 12:00 JST (CNN) 1年前の大地震から復興の途上にあるハイチで、 20年以上も目撃されていなかった希少なカエル6種が見つかった。 両生類保護の専門家ロビン・ムーア氏を隊長とする調査団は、 ハイチ南部の森林で約1週間かけて樹木や川、茂みなどを探し、 ハイチに生息するカエル49種のうち半数以上を発見した。 このうち、硬貨よりも小さなカエルや、作曲家「モーツァルト」の名が付いた 口笛のような声で鳴くカエル、腹話術のような鳴き声で居所を隠して獲物をだます カエルなど6種は約20年ぶりの発見となった。 調査をスポンサーした自然保護団体のコンサベーション・インターナショナルによれば、 人口の増大と環境破壊でハイチの原生林はごくわずかしか残っていない。 しかし今回の調査で、さらに多くの種が生息しているとの期待が持てることが分かったという。 ムーア氏は「失われた6種がこの国の片隅で見つかったことは、 人間から多大な圧力を受けながらもハイチの自然が生き延びていることを私たちに教えてくれる」と述べ、 国全体の復興計画の一環として野生生物の保護にも取り組む必要があると訴えている。 ttp://www.cnn.co.jp/fringe/30001502.html
85 : 中米コスタリカを公式訪問した秋篠宮ご夫妻は30日(日本時間31日)、 首都サンホセ発の航空機で同国を離れ、経由地の米ニューヨークに 到着された。2月1日、成田着の便で帰国する。 随行員によると、ご夫妻はエコツアーの観光地として有名なコスタリカの モンテベルデ生物保護区を29日に散策した際、緑や赤の鮮やかな羽を 持ち「幻の鳥」「世界一美しい鳥」と呼ばれるケツァールに遭遇した。 尾が長く、中米の山岳地帯に生息する貴重な種。木に止まったり、 羽ばたいたりする様子をカメラに収めたという。(共同) [ 2011年1月31日 11:30 ] http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/01/31/kiji/K20110131000157760.html ・ケツァール - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%AB http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/70/Quetzal01.jpg http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5d/133quetzal.JPG
86 : ジャマイカは南岸の首都キングストンは平均気温だと熱帯だが、最高気温が案外30℃を超え難かったりもして 亜熱帯、ということになっている。そして乾燥し、800mm台の年間雨量でサボテンが多い レゲエはこんな地で育まれている 一方、島の北斜面だと年間雨量5000mm、というのはあちこちの資料にあるのだが コーヒー産地のブルーマウンテンの北斜面だと、最大で7800mmに達するとwikiにある 国際的に保護されている西半球最大面積のアゲハチョウであるホメルスアゲハはこんな地で育つ、 と考えがちだが、ホメルスアゲハは300mくらいの標高にいるというからそこまで多くないか(多分雨量2500〜3500mmクラス) 南北アメリカ大陸とその属島では一番多い方になるかなあ コロンビアのキブドーが7000mmだがそれを超える数値だ 但し、キブドーは標高70m程度との事ゆえ、そのもうちょっと上の方だと更に多くなる可能性もある またギアナ高地も10000mm超えと言うが具体的な数値例はまだ見ていない キブドーの真の凄さは、一番雨が少なくても1ヶ月500mmという全く手を抜かない雨量にある
87 : ジャマイカ凄いな… なんという極端な気候
88 : アリの頭部から柄を生やす新種の昆虫寄生菌(学名:Ophiocordyceps camponoti-balzani)。ブラジルの熱帯雨林で発見された。元々はタイワンアリタケ (学名:Ophiocordyceps unilateralis)と同種と考えられていたが、実際には4つの 異なる種に分類できることがわかった。専門家によると、これらの菌類はアリに 寄生しその意思を操るという。 感染したアリは脳を支配され、いわばゾンビと化す。菌類の成長と胞子の拡散に 適した場所まで移動し、そこで絶命する。 調査チームを率いるアメリカ、ペンシルバニア州立大学の昆虫学者デイビッド・ ヒューズ氏によると、4種の菌類はいずれもブラジルの大西洋沿岸地域に広がる 熱帯雨林に生息する。しかし、その環境は気候変動や森林破壊の影響で急速に 変化しているという。 ヒューズ氏らは、菌類がアリの体外へ成長する様子がそれぞれ異なる点に着目 し、新種を発見するに至った。「寄生に最も適したアリの種類も別々なのではないか」 と同氏は推測している。 「未確認の昆虫寄生菌が何千種も世界中の熱帯雨林に潜んでいるに違いない。 生息環境が危機的状況にある今、未確認種の採取に全力を挙げる必要があるだろう」。 今回の研究結果は、「PLoS ONE」誌に3月2日付けで掲載されている。 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011030401&expand#title http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/zombie-fungus-infects-insects-mind-control-ant-infected_32848_big.jpg
89 : 怖いねぇ〜
90 : (´・ω・`)
91 : ベトナム当局が「アジアのユニコーン」とも呼ばれる希少生物「サオラ」の保護に乗り出した。 世界自然保護基金(WWF)は地元クアンナム省の森林保護局と協力して、サオラ自然保護区の指定を発表した。 サオラは体高約90センチ、体重約100キロ。並んで生えた2本の角は長さ50センチにも達する。 1992年に発見され、99年以降は目撃情報がなかったが、昨年ラオスで1頭が捕獲された。 しかしこの1頭を含め、これまでに捕獲された数頭はすべて短期間で死に、現在飼育されているサオラは1頭もいない。
92 : 野生のサオラはベトナムとラオスの国境沿いのアンナン山脈に数百頭が生息しているとみられる。 WWFなどはこの地域を保護区に指定して、ベトナム東部とラオスの国立公園西部を結ぶ 「生物多様性回廊」をつくりだすことを目指す。 保護区はWWFの森林保護官やレンジャーが巡回し、野生のイノシシやシカを捕らえるため仕掛けられた わなにサオラがかかっていないかどうか見回る。角を取る目的でサオラが狙われることもあるという。
93 : 幻の動物と呼ばれるサオラは、中国の伝説の一角獣、麒麟(キリン)のモデルになったという説もある。 ただしサオラが中国に生息しているかどうかは分かっていない。 サオラ(写真提供:世界自然保護基金) ttp://www.cnn.co.jp/images/cnn/2011/04/14/11/57/34/t1larg.saola.wwf.jpg cnn.co.jp ttp://www.cnn.co.jp/world/30002447.html
94 : 名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/04/19(火) 18:11:30.91 ID:KoUWVuQo タイの南部域としては割合に北にあるサムロイヨート国立公園 地域内には長い乾季やマングローブ伐採による塩地化などにより 高さ3m以上の樹木が殆ど生えず、トゲトゲが5cmのアカシアやミズオジギソウや アカザ科やハマミズナ科の塩湿地性の草本や、帰化植物のウチワサボテンだけ、なんて所もある 特に海岸近くに平行に発達する低いが東西に薄い丘陵の、陸側に隣接した平原が乾燥する だが、その丘の海側には、熱帯雨林とまでは行かないが樹高30mで林内が年中薄暗いくらいで 樹種もフタバガキ科やクワ科イチジク属など、なんてところもある ここはタイの他地域なら乾季になる時期も雨量は少ないが湿度だけ高く夜間にしばしば霧が発生して、森林に維持されてしまう所もあるのだという 夏季の南西モンスーンはミャンマー側の山に遮られあまり期待できず、それらが逆風になり始める11月にむしろ雨が多くなる
95 : この近くで平野の都市だと年間雨量は1100mm程度と少ない筈なのだが、このような丘陵傍での精細な雨量や月別降雨は不明 プラチュアプキリカン県は南北に300kmもあり、南部ではほぼAm気候になってしまう 県全体で乾季も湿度が保持されるのか、公園外で人家近くの日当たりの良い草地に転がるココヤシの朽ちた直径50cmの根株でサイカブトムシ幼虫を 比較的簡単に発見できた(手と簡単な木の棒だけで崩せた) タイの他地域で乾季の強い地域だと、乾季にこのような虫の幼虫を、日の当たるところの朽木で発見するなんて 非常に難しいのだが 乾燥のため枯れ木も地面も硬くなり、簡単には掘れなくなってしまう
96 : 世界の珍種 National Geographic News April 21, 2011 光るクジャクベラ 2006年にインドネシアで発見されたクジャクベラの新種(Paracheilinus nursalim)。 色鮮やかな求愛行動で知られ、オスは“ネオン”のような光を発してメスの気を引く。 交尾後も産卵場所から離れないオスは、父親として卵を守る。幼魚の世話をする 律儀者もいるという。 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/20-species-rainbow-fish_34637_big.jpg Photograph by Gerald Allen, courtesy Conservation International ピノキオガエル アメガエル属の新種、通称「ピノキオガエル」(学名未定)。2008年、 コンサベーション・インターナショナル(CI)がインドネシア、ニューギニア島の フォジャ山脈で実施した短期調査プログラム(RAP)のキャンプ地で、米袋の上に ひょっこり姿を現した。人間の食事を“調査”しに来たのだろうか。 オスの長い鼻は鳴く時に上を向くが、いつもはダランと垂れ下がっている。何に 役立っているのか研究中だが、解明には至っていない。 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/20-species-foja-frog_34631_big.jpg Photograph by Tim Laman, courtesy Conservation International
97 : 重量級のクモ 脚を広げると約30センチ、体重は約170グラム。南米のガイアナに生息するルブロン オオツチグモ、別名ゴライアスバードイーター(Goliath birdeater、学名:Theraphosa blondi)は、ヘビー級の世界チャンピオンだ。 南米の熱帯雨林に暮らし、“バードイーター”という名前に似合わず、小さな無脊椎 動物を主食としている。ただし、トカゲや毒ヘビなど体の大きい相手にも立ち向かう ことが知られている。 牙に仕込んだ毒はそれほど強くないが、噛まれるとかなりの怪我は避けられない。 さらにトゲのような細かい刺激毛で全身を包み、危険を察知すると後脚で自らの腹部 を蹴る。周囲に乱れ飛んだ刺激毛は、敵をひるませるに十分な武器となる。 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/20-species-goliath-bird-eating-spider_34633_big.jpg Photograph by Piotr Naskrecki, courtesy Conservation International ▽記事引用元 ナショナルジオグラフィック ニュース http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042104&expand#title http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042102&expand#title http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011042103&expand#title
98 : マレーシアでマレー半島の西岸方面で最北端のぺルリス州は 北に行くほど乾季が激しいとされるマレー半島の中で、マレーシア国内ではそれを象徴するかのように 雨が少なく、年間1600mmほどしか降らない しかも乾季は1ヶ月35mmで、Awという事になる。乾季の晴天を利用して稲作が盛ん だがその南のアロールスターも、タイ側で北にあるサトゥーンも年間雨量は2200mm程度になる ペルリスだけ雨が少ないのは、州の西端でタイ国境にある標高500mほどの山のせいだという。 この山で逆に年間雨量が600mm上の2800mmになっているかどうかは分からないが 一方その近隣の道路を北に進んでタイに入るとry
99 : ふむ
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