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2012年4月文芸書籍サロン36: 【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part66【変な女】 (683)
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【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part66【変な女】
- 1 :12/03/13 〜 最終レス :12/05/01
- !. :./: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : ,'.:.! \:ヽ : :.、:.:.:!:.:.:.ヽ
l: . .!. : : . : : . : : : :.!: : : : : : : : : : :,':./ _ゝ‐-: :|、:.!:.:.:.:.ヽ
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. !: . .! : : : ヘ: : ,x '´: : ト、ヽ . :.:.:!レ ー斗匕て',ラ゙:.:.:.:!., ヽ.:.:.:}
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!. : : ',: ヽ:.´.:ヽ、:.ヘ xz≠ミk ゝ- ´ ! :.:.:.:.Y.:.:.:...ヘ
l. : : : ヽ: ヽ、:.\X〈!ら::..:;.ぅ |:.:.:.:.:.i.:.:.:.:.|.:ヽ
. ',. : : : : ` -`_t xz、 ヘヒr- ´ 、 |. :.:.:.:.:.!.:.:.:.:ト、.:ヽ
. ', : : : : : :.:.:.:.iヘしヽ , ,.l :./:l./:.ィ:ハ.} ー`
', : : : ヽ :.:.:.ヽ ニ > ー "´ イi:.////ソ リ
i : : : : ヽ: .:.:.::.:.:.:..:.:.ヽ、 _ / リ/iイ'
. }: : :.ト: :、ヽ:.:\.:.:.:.:..:.:.:.:.、ニ ― t - ' メ
| : :.ヽヽ:.ー 、_ヽ_Zー‐ ̄ー` i ' ,
l: ハ:トヘ  ̄ j ` - _
// ゙ー / ` - y`ーv、__
/ <: :/: : : : : 入
/レ ' __ r ' ´ ̄ <´: :/: : : : : : : :.i
_ ,ヘ: :.ラ ` Σ: / . . : : : : : : :ヽ
,´: : : :ヽ::} _ ― :.: ̄i . : : ヽ
,' : : : : : : y _ - ―..- ‐  ̄ ..::..... { . . : : i
・前スレ
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part65【変な女】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1324574133/
・佐々木とくっくっ避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8130/
・佐々木とくっくっ避難所(携帯用)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/movie/8130/
・佐々木SSの保管庫
Part1-10まで ttp://blog.goo.ne.jp/sasaki_ss
Part11以降 ttp://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/
・涼宮ハルヒシリーズに登場するキャラクター、佐々木を愛でるスレです
佐々木 = 例の変な女
自称「キョンの親友」、中学時代はキョンの自転車に二人乗りで週二回、塾に行く間柄
キョンとは学校内でつるむ回数がクラスメイトの誰よりも多かった
キョンは否定するも傍からみるとどう考えても...
古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
恐るべきことに名実共にハルヒと対になる神的存在であることが明らかに!?
・次スレは>>970が立ててくれたまえ。立てられない時は遠慮せずに言うといい。
このスレの住人は快くキミの代役に名乗り出てくれるだろう、くっくっ
・このスレは基本sage進行だ、間違えてageるならまだしも
意図的にageるような行為は慎んでくれたまえ。
- 2 :
- ・リンクを貼るときは直リンは禁止してくれると僕も助かるよ。
・スレタイは佐々木とくっつくではないのであしからず。
・荒らし、それに反応する人への対応は無視するのが一番と昔から決まっているんだ。
・キャラクターを貶めるような書き込みは、荒らし行為なので謹んでくれ。
・どうしてもそういった発言がしたい時は、専用のスレッドを立てて、そこで行うといい。
・妙な書き込みが多数あるときは、書き込み日時の右にあるIDを確認すれば、
同一人物による荒らしかどうかの判断の基準にできるだろう。
・次スレは立候補した人が責任を持って立ててくれたまえ。
ただし、無理な場合はその所信表明を行い、次なる立候補者を集うべきだね。
・次スレへの誘導リンクが貼られるまでは今まで通り書き込みは控えるのが最良の手立てと僕は思う。
あと、SS保管庫の中の人からこんなコメントをいただいている。
判断はみんなに任せるよ。くれぐれもこれで争うことの無いようにしてくれたまえ。
201 wiki [ sage ] 2007/08/26(日) 09:33:29 ID:lc10YmQU
どーもwikiの中の人です。
タイトルにSSってつける件ですが、個人的にはなくても無問題です。
SSかどうかはみればわかるし。
今までどおりでOK。
それよりも、SSにはタイトル(名前欄でも文中でも)と長編なら通し番号をつけてもらえるとありがたいです。
あと、未完成ならそれがわかるようにしてもらえるとなおよし。
. , -‐- 、. , -‐-ー .、
. ,'. / ト、 ヽ ヽヾ
i. ((从ソ 从〉,ハハバゝ
. l. (|┳ ┳i!i| ─ ─i!
.. ,ハNiヘ'' ー.''ノiハ、. - ノ’
. 〈ヾ/゙ノi /〈にづ┓___
_.ノUUZゝぐ___,/__||卅]
~,'(_,(ソ__//゙> .> /ヾ⌒ヾ
(--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
. ゞ/__彡' ¨゚¨ ゞ/__彡'
- 3 :
- このスレの次スレは、文芸キャラ板です。
このスレを使い切ったら移動してください。
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part66【変な女】
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/litechara/1331590545/
- 4 :
- | / \, ,|| .|| .|| .|| .|| .|| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,, ,,, ,,,, |  ̄ ̄~~ , || .|| .|| .|| .|| .||| そろそろ 思い出して
,,, ,,, ,,, | _____ ,, || .|| .|| .|| .|| .||| 喋る気になったかい?
,. -‐-ー.、..┃‖‖‖‖┃ , || .|| .|| .|| .|| .|| \__ _______
〃 ヽヾ.┃‖‖‖‖┃, || .|| .ii‐ii‐ii‐ii \| _____
,,,, ,,.i ハハバハ> ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ || .|| .ll .|| .|| .|| ヽ=@==ノ
イ(! ─ ─|i, ,,, || .|| .|| .|| .|| .|| 〃;' ト、 、.ヽ
..<ゞハ、 - ノフ .,,, || .|| .|| .|| .||=||D 〈从ソソ ヾ.i i
, .`ヾ}i´|iY|゙{ソ _____,,,,,,___||_,||_,||_,||_,||_,||_____________ !il┳ ┳ |l); l ______
.レ{⌒.|⌒} ,, ,, ,, \|| .|| .|| .|| .|| ハ、'' ヮ''ノルiハ!
,..〈二)(二) ., \!!、|| .|| .||. (i´l†il`(')
/ ,, ,,, ,, \!!、|| .||. .l´T `l
/ ,, ,,, ,,,, \!!、|| 〈_,八__〉
/,,________|\________,\!!
/ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| んー 明日が何の日か だっけか? |
| まあ >>1乙してから ぼちぼちな. |
\______________/
- 5 :
- >>3
強情だなキョンw
早くキョンの待つ板に行けるよう頑張ってスレを盛り上げましょうね佐々木さん
- 6 :
- >>1乙
なんだ前スレ>>980-以後の勝手な判断は。あれで移動すると思ってるなら荒しと同じだわ
- 7 :
- だからって乱立させてどうする
- 8 :
- もう面倒臭いから次スレから文芸キャラ板にするってことでいいんじゃね
- 9 :
- ちょっとチョン!来なさいよ
- 10 :
- それはそれとして投下しよう
あれは高校二年に進級する寸前、春休みの事だったと記憶している。
僕は、告白された。
「佐々木さん!」
実にストレートな告白だったと記憶している。
後で「僕に告白するなんて、なかなか物好きなものだ」などと思ったものだが
この時は不意打ちをくらったようなもので、とっさに返答する余裕がなく、ひとまず保留と言う事にしてもらった。
一年前なら一蹴していた事だろう。
恋愛なんて精神病の一種だと言うのが僕の持論だからだ。
だが、この一年、僕を支えるこの価値観に揺らぎが生じているのを感じていた。
キミのせいだよ? キョン。
まぶたの裏の、元同級生に問いかける。
ここしばらく、まぶたの裏に浮かぶのはダルそうな元同級生の顔と、彼と過ごした日々の事ばかりだった。
彼の机に乗り出し、間近に見上げた彼の顔。机を並べて給食を食べるのはほぼ毎日の事で
火木には彼の自転車で塾に行き、火木土が終われば肩を並べてバス停へ歩いた。
それが終わったのが一年前。
瞼に浮かびだしたのも一年前。
会いに行こうかな、と考えを弄んでいる内に一年が過ぎた。
瞼の裏を占領する彼は消えず、彼から年賀状が届いた日は半日潰れ、告白されてからは夢にまで出た。
こんな有様で会いに行ってみたまえ。何を言うのか知れたものじゃない。
そんなに私は「今」がつまらないのだろうか? そんなに「あの頃」が楽しかったのだろうか?
なんらかの精神性疾患にかかっている事はもう否定できない。
ただ、それが恋愛という感情かは断定できない。
なら、確かめるにはどうすれば良いのか?
やれやれ。
何度目かの溜息を吐いたとき、家の電話が鳴っていたのに気付いた。
「同窓会?」
- 11 :
- 渡りに船というべきだろう。
かかってきたのは、まさにそのキョンと話す機会を提供するものだった。
やるじゃないか須藤。これが中学時代なら給食のゼリーくらいお礼に提供してあげたのに残念だったね。
とりあえず北高組の窓口にキョンを推薦しようか。
しかし須藤の返事には、北高組から得たと言う世間話が付いてきた。
「キョンが?」
須藤の言葉は、何故か僕からあらゆるコメントを奪った。
僕は日本語を初期化されたまま、入力されたコメントをただ脳内で反芻する。
彼が、美少女だらけのグループで?
え? なに? 涼宮さん?
それからの事はよく憶えている。
言葉を封じられた代わりに、僕は須藤の言葉を次から次に記憶していった。
それは、キョンが今は北高で楽しくやっているという内容だった。
あの太陽のような少女、涼宮さんと一緒に。
須藤からの電話を終えたとき、また、彼から電話がかかってくるだろうな、等と考えていた。
「ちょっと、生返事すぎたろうか」
それからの行動は早かった。
予定は前倒したが、「時すでに遅し」と「冷静になれ。そのやり方は不味い」
二つの忠告がどこかで聞こえた気がした。
涼宮ハルヒ。小学生時代の僕のあこがれ。
クラスを越えたグループを作り、休み時間ごとにみんなを遊びに引っ張り回した学校中の人気者。
彼女は太陽のように明るく、太陽のような引力で誰でも引き付けた。
あの笑顔が、今は彼に向けられている。
そう思うと落ち着かなかった。
- 12 :
- 土曜日。いつもより早めに家を出る。
こんな簡単に彼に会えたのか。コロンブスの卵とはよく言ったものだね。
週2で見ていたせいなのか、彼の背中は一目で判った。
「やあ、キョン」
「うわ、なんだ佐々木か」
彼の語尾は断定だった。?マークなんか付いちゃいない。それがなんとなく嬉しかった。
四方山話に興じることしばし。
彼は変わっていなかった。
まるでこの一年なんかなかったように思えてくる。
僕の価値観を揺るがす変容? そんなものはきっと幻だったのだ。僕も彼もこんなに変わっていないのだから……。
「遅刻とはいい度胸ね! あんだけ……!」
えらい美人がそこにいた。
良い気分が吹き飛ぶ。一目で解った。あの涼宮ハルヒは、まさに「美人」になっていた。
キョンを完全に「身内」と捉えた彼女の声に、名状し難い感覚を憶える。
ああ、「身構えていて」よかった。
ここで真っ白にはなれない。
「それ、誰?」
「ああ、こいつは俺の……」
「親友」
あ。反射的に言ってしまった。
「は?」
「と言っても中学時代の、それも三年のときだけどね……」
いつも被ってる模範生の仮面が、すらすらと語を継いでゆく。
これが恋愛感情なのだろうか。
仮面の下で考える。彼に親しい、僕の知らない異性の存在。輝くような涼宮ハルヒ。
僕とキョンは恋愛関係ではなかった。なら「嫉妬」というにはおこがましい。
だけど僕は「恋愛」を申し込まれた時に彼が浮かんで、彼の傍らに異性が居ることに名状し難い反発を覚えた。
これが、恋愛感情なのだろうか。
「失礼するよ。また連絡する。じゃあね」
その場を辞して、駅へと向かう。
連絡先も交換しなかったと気付いたのは、電車に乗ってからだった。
「しまったな」
「何がです?」
呟きに返事があった。
「ああ失礼。私は橘京子と申します…………」
僕は恋愛という感情を「認識」した上で「理解」していなかったのかもしれない。
或いはごまかしていたのだろうか? 誰から?
これはそれを確かめる2週間ほどの物語。
僕と、キョンとの物語。
終わり、或いは「涼宮ハルヒの分裂」へ続いているかもしれない。
- 13 :
- 佐々木が恋愛感情と理解したのは驚愕以降、橘が接触したのはキョンとの再会以後。
佐々木さんが「親友」って言っちゃったのはテンパってたから。
という想定で書いてみた。
- 14 :
- 乙
- 15 :
- >>1
削除依頼出して来いよ
- 16 :
- こっちが本スレでいいんだよね
あの移転のやり方はないわ〜
- 17 :
- >>゚1乙
- 18 :
- >>16
次までに議論継続だよな
- 19 :
- >>13乙〜
ちょっと時間軸がズレてるかもしれない世界で、佐々木さんはどんな行動を起こすのか或は起こさないのか
>>16>>18
正直、楽しく佐々木さん語れるならどっちでも良い人が大半だと思う
- 20 :
- 佐々木さん今晩は
- 21 :
- >>15
削除する理由がない
複数の板に同じ趣旨のスレッドが存在することは
べつに削除対象にはならない
- 22 :
- 佐々木さんはキョンからどんなお返しを貰ったんだろうね
- 23 :
- 「やぁ、キョン」
「なんでお前はいつも背後から現れるんだ」
くっくっく。いつもの笑顔の佐々木が居た。
「さてなんでだろうね? どうも僕は中学時代からキミの背中に縁があるようだ」
「とか言いながら実は狙ってんじゃないだろうな?」
「何のことやら。それにしても今日はどうしたのかね?」
3月14日水曜日。俺はいつものSOS団待ち合わせ場所こと駅前公園に居た。
もちろん平日に用のある場所じゃない。
という訳でもないが。
「なんとなく、な」
「なんとなく、ね」
何故か一歩はなれて微笑みあう。
それからまた一歩離れると、鏡合わせのようにそれぞれカバンに手を伸ばす。
「そら」
「ほら」
互いに右手で差し出して、互いに左手で受け取った。
くっくっく。楽しげな佐々木の声。
「なんでお前はホワイトデーにチョコ渡すんだよ」
「キミこそ何で貰ってもいないチョコのお返しを用意しているんだい?」
笑いが重なった。
なんでだろうな。お前がくれそうな気がしたんだよ。
「なら何でバレンタインデーに来てくれなかったんだい?」
楽しげだけど毒が混ざった佐々木の声。
「決まってるだろ。あの日の俺はお前の学校で待ってたからだよ」
はじけるように佐々木が笑った。
超即興。
- 24 :
- 乙
- 25 :
- 「ところでキョン」
「いいから人の背中から離れなさい」
高校卒業後、何故か俺は佐々木とルームシェアしていた。
提案者は佐々木だ。
『おいおい何言ってんだ親友。俺は生物学上は男なんだぜ?』
『これは心外だな。キミは僕を性差的な意味合いで見たことはないと常々公言していたじゃないか』
何故か橘がブチ切れてバット振り回したこともあったな。
『それとも何かい? 僕はキミを性別を越えた親友と認識していたのだがそれは僕の勘違いだったのかい?』
『あのな、それとこれとは話は別だ』
それからの事はもう言うまでもないだろう。
俺は完膚なきまでに言いくるめられ、気が付けば母親までセットで言いくるめられていた。
部屋を2人でワリカンで借り、それぞれの部屋の区分を決める。
家事も分担できるし確かに便利だ。
「気にしないでくれたまえ。ここは僕の指定席なのだからね」
それともやっぱりキミは僕を親友として以下略。とはこいつの弁である。
なんだか親友って言葉の意味が解らなくなってきたぞ。
「それよりキョン。今日は3月14日だったと記憶しているのだが」
「ああ。確か第一次大戦でドイツ海軍の巡洋艦「ドレスデン」がチリ沖でイギリス海軍の攻撃を受け沈没した日だったか」
「キミもなかなか韜晦がうまくなったね……」
お前と四六時中一緒にいればな。
「キョン。四六時中とは言わないよ。僕とキミとはそもそも大学が違うじゃないか」
「そりゃそうなんだが」
「だからキミはその時間分だけ僕に優しくすべきなのさ」
いやそのりくつはおかしい。
「ところでキョン」
人の耳を噛むのはおよしなさい。
「佐々木。いいからお前の部屋に帰りなさい」
「やだね。この居間は共有スペースなんだ。僕がいちゃいけない理由は無い」
何故か「ホワイトデーのプレゼントはな、お前の部屋に置いてんだよ」。
と言い出せない俺であった。
即興2。お休み
- 26 :
- 「よう佐々木」
「やぁ、キョン。それは残像だよ」
背後から方を叩かれる。何!? って佐々木と思ったらこれ九曜じゃねえか!
「――これ――――――物をさす言葉―――」
「……キョン、キミは女性に対する気遣いというものをもう少し学ぶべきだと思うよ」
「人をからかう奴が言う事か!」
「それよりほれ、ホワイトデーのプレゼントだ」
「ほう。まさかキミがこのイベントを忘れていなかったとは驚いたよ」
「ははは俺だっていつまでも昔の俺じゃねえさって」
胸をそらして笑った俺を、ざわざわと九曜の髪が絡め取る。
「な」
「素晴らしいよキョン。これでバレンタインデーをすっぽかしてなければ完璧だったね」
- 27 :
- >>1乙。
板移転の件はアニキャラ板にいた時とは違うし急かなくてもいいと思う。
欲を言えば荒らしとかの対応がよければ言うことないんだが、大して変わらんだろうしな。
>>4
早く吐いちまえ、キョンw
>>13
スレ立て早々に乙。
読んで思ったのは須藤は佐々木さんとそれなりに親しい方だったかもしれないなということ。
佐々木さんの男子の呼び方は基本「〜くん」らしいから(国木田に対しても)、
語弊はあるが、その他大勢とは違う可能性がある。
ひょっとしたらお互いの想い人をいい線で推測し合っているとか?
>>23-26
こっちも乙。
即興といいつついいホワイトデーネタだった。
それとwiki更新した人も遅くなったけど乙。
前スレ、前々スレってかなり豊作だったんだなと感激した。
- 28 :
- 即興三作GJ、特に>>25が幸せ過ぎてうあぁぁぁ
- 29 :
- 即興乙!
そしてwikiの人の仕事が早くて濡れた!!
皆ありがとう!
- 30 :
- 反応ありがとうさん。やっぱ反応あるとなんか違うわ。ロマンティックが止まらない
あと>>25はなんかネタが溢れそうで困る。
>>27
そうなのよね。電話の話といい。
ただ、あの台詞は佐々木初登場ページだから「佐々木を男とミスリードさせる」展開にするうえで
違和感が出ないように、ってのも大きいんじゃないかと思うんだ(分裂P65)
- 31 :
- はむはむ佐々木さんは今迄に無いからなあw
気が付けば背後に忍び寄る佐々木さん、隙を見せた瞬間はむっと
- 32 :
- >>26
乙
- 33 :
- 佐々木さんはかわいい
- 34 :
- >>25
が色々ワクテカ過ぎる展開でもっとお願いします!
部屋に置いておくとはやるじゃないか。
- 35 :
- なんか私の中で佐々木さんは背後にいるイメージなんだ。
- 36 :
- 次いってみよう。>>10-13とリンクするけど読んでなくても問題ない。多分
〜かかしの足元、麦畑。
あるときカラスがやってきて、たらふく麦を食べてった。
……僕は、かかしとしても役立たずなのか。
でも、老いたカラスがなぐさめた。
あんただって脳みそがあれば、誰にも負けない人間になれるさ。
世の中には、あんたより愚かな人間がごまんといる。
カラスも人間も、脳みそが一番大切なのさ…… 〜〜〜〜〜〜
はっきりとは憶えていない。
ただ「オズの魔法使い」にそんな一節があったように憶えている。
読み語り、わたしは何かを言ったはずだ。つたない言葉でとくいげに。
見上げたお父さんは、面白そうに見ていてくれた。
にっこり笑って、撫でてくれた。
そこはわたしの特等席だった。
いつしかお父さんが居なくなった。たんしんふにんという奴だ。特等席はなくなった。
いつしかたくさん友達が出来た。輪になって踊る。真ん中なのはわたしじゃない。太陽みたいな女の子。
男の子、女の子、誰もが彼女に憧れて、だけど彼女はこういった。
『恋愛なんて精神病よ!』
涼宮ハルヒに憧れた、そんな小学生時代が終わる頃の話さ。
- 37 :
- 『お前は!』
『あなたが!』
お父さんが帰ってきた。お母さんと揉めていた。
子はかすがいというけれど、わたしはかすがいにも成れなかった。
……僕は、かかしとしても役立たずなのか。
カラスも人間も、脳みそが一番大切なのさ……
いつしか『僕』は仮面を被った。
居場所を作るための仮面。
やってみると、これが存外面白い。
仮面、ペルソナという奴だ。日本的に言うなら『猫っかぶり』かな?
仮面なら外せる。猫なら人より寿命が短い。
「どうとでもできるさ」
僕は逃げ場を用意した。けれど、これが存外面白かった。
女の集団に、優等生として溶け込めた。男の集団に、変人として認識された。
長広舌でも距離を広げ、適度な距離感が出来た。本心まで覗こうなんて奴も居なくなった。
おかげ様、恥ずかしいような本心も安心して抱えておけた。
僕の仮面は完璧だった。
さて中学も三年。だけど何故か、僕に入り込んでくる……いや違うね。
僕が、入り込みたくなるような人が居た。
いや違うね。違う。違う。
彼はニコニコなんて笑っていない、僕の頭なんかきっと撫でない。
彼はただ受け入れるだけだ。ただあるがままを、ただ、ただ普通に受け入れてくれるだけなんだ。
ダルそうに、嫌そうに、困ったように、……面白そうに、おかしそうに、嬉しそうに。
彼がニカッと笑ったとき、僕の価値観が揺らいだ気がした。
だから、……何が「だから」かは解らない。
いつか得たりと言ったものさ。
- 38 :
- 『キョン、恋愛なんて精神病さ』
恋愛は思考のノイズ、家庭を作るのは種族の本能。
生き物は外界に適応しないと生きていけない。人間は「人の間」で社会と折り合わなきゃ生きられない。
とっくに僕への愛情なんて無くしてるはずの父親が、今も仕送りを続けているのも。
それは、社会と折り合いをつける為の、生きていく為の本能だから……。
いつしか僕は彼に語った。
得意げに。受け売りの言葉は、いつしか僕に根を張っていた。
そうさ、僕が語ったんだ。でも今になって思う。
あれは誰の言葉だった?
僕? 彼女? それともあれは、僕が被った僕の仮面?
そもそもあれは「彼に向かって」言ったのか? 「僕が僕へと」言ったのか?
なんとなくだが、あれは致命的な言葉だった気もした。ペキリと「何か」をうっかり折った気もした。
何かに壁を作ったまま中学時代が終わった。
『またね、キョン』
- 39 :
- 月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。
少年老い易く学成り難し。
時間が加速する。
中学時代、微笑んでいた十分が、高校時代では十秒に感じた。
何かに意地を張ったままでもよかった。打ち込めるものがあった。
ひたすらに打ち込み一年が経った頃、多分に学生的な事件が起きた僕は、コペルニクス的な発想転換を願った。
その「鍵」はきっと彼だ。そうだ。あの得体も知れない「何か」に向き合ってみよう、と。
そう、思った。
「やぁ、キョン」
「それ、誰?」
「ああ、こいつは俺の…「親友」」
「初めまして。私は橘京子といいます」
「信じてくださいとしか言えません。証拠なんてありません。でも、証人なら用意する事ができます」
時間が、戻った。
意図通りキョンと再会し、意図しなかった涼宮さんとの再会を果たし、想像もしなかった橘さん達との。
彼の傍にいる魅力的な異性に、何故か頭を真っ白にしながら捻り出した「親友」というポジション。
その帰り、橘さんから聞いたのは、電波としか思えない話だった。
「佐々木さん。神様になりませんか?」
- 40 :
- 超能力者。宇宙人。未来人。なんだか解らない。でも、うん。これはまるで……そう、涼宮さんみたいじゃないか?
ゆっくりと流れる時を楽しもうと思ったが、意外にそれは急流だった。
「佐々木……そんな奴と付き合うのはやめろ。そいつは……」
「でも、僕の敵ではないみたいなのさ」
橘さんの言葉は本気だった? キョンから初めて「異物」「信用ならないもの」としての視線を浴びた。
くすくす笑いを顔に張り付け、終いには爆笑して見せた。
そうだろう? 冗談なんだろう?
これは、冗談なんだろう?
「でもキミの反応で解ったよ。彼女たちは本物なんだね」
僕は笑う。キミが笑わない。
『連中につないでくれ。俺は奴らと話をしたい。俺は奴らに殴りこみたい。俺の仲間が傷付けられた』
やがて彼の仲間が傷付けられた。彼の居場所が傷付けられた。柄にもないメールが届いた。
彼が必死なのは僕にでもわかった。
僕の中の「何か」を確かめる?
そんな事態じゃない。さあ思考しろ。お前には「脳みそ」があるだろう? 何の為の脳みそだ?
僕はもう「かかし」じゃないんだ。そうだろう?
- 41 :
- 再び会談を取り持った。韜晦しつつも「力なんて要らない」ときっぱり言い渡す。
僕の価値観がそれを否定していたからだ。
まず結論が出て、理屈が後を追った。
「は――はは―――――ばかみたいだわ……はは―――」
長広舌を終えた僕を、九曜さんは笑った。
藤原くんも嘲弄し、懇切丁寧に……「力」について語るなんて結構うかつだ……嘲笑った。
キョンが怒ってくれているのも解った。僕は正しい事をしたと思えた。が、ふと、ひとつ、怖いと思った。
藤原くんは語ったが、九曜さんは語らなかった。
もしかして彼女は、僕の価値観、行動原理、心の中の欲望まで見透かしたから笑ったんじゃないか?
彼女は「人間の理屈」は解らないらしい。きっと建前も倫理もロクに見えない。「一番大切なもの」しか見えない。
彼女はこう笑っていたのではないか?
『あなた、なぜ自分に素直にならないの?』と
僕は心の中で「力が欲しい」と願わなかったか?
ホントは欲しいと願いつつも「要らない」と格好をつけなかったか?
僕は仮面を確認する。これは僕だ。キョンも知っている「佐々木」という存在だ。彼も知らない僕の仮面だ。
僕は脳みそを疑う。うん。これは僕の考えだ。僕は「神の力」なんて要らない。
だから、きっと大丈夫。
次に仮面を疑ったのは、意を決して彼の家へ飛び込んだ後だった。
- 42 :
- いよいよ佳境だ。
藤原くん達は僕の意思などどうでもいいらしい。僕の意思がどうなるか解らないなら、最後に彼に相談しておきたいと思った。
僕に起きた「多分に学生的な事件」。ひいては中学時代から「彼に作っていた壁」の正体を
僕はどうしても確かめたかった。
でも、彼は彼の友達の事を心配し続けている。
当たり前だ。切迫した事態だ。ならまずはそちらから片付けるべきだ。
実行犯は「周防九曜」。その行動理念をつらつらと考え、レポートとして脳内にアップする。うん。大丈夫。
何より大事なのは思考する事。そう、脳みそこそが大事なのさ。
でも彼の家に飛び込んで、彼の妹さんに引っ張られて、彼の自室で彼の匂いに浸っていると、何か色々吹き飛んだ気がした。
やがて彼が帰ってくる。驚いた顔を楽しみながら、僕の口は楽しげに滑った。
どうでもいいような、とても大切なような事を。
誰かに例えた自分の事も。
いやダメだ。
僕はキョンの心配事への可能な限りのアドバイスと、それにかこつけ、自分の相談をしに来たんじゃなかったのか。
何を言ってるんだ僕は。なんだこれは。止まらないぞ。
ブレーキだブレーキ。
「猫というものは、どうして新鮮な水よりも風呂に入った後の残り湯のようなものを飲みたがるんだろう」
「何の話だ」
本当に何の話をしているんだと思ったが、それが丁度ブレーキになった。
まったく。僕の脳みそは何をしている?
- 43 :
- それからつらつらと語り合った。
やっぱり彼との議論、と定義すると彼から反論があるかもしれないが……は刺激的だった。
また舌が滑り出すのを感じる。大丈夫だ。今度は滑らない。本音なんか滑らしてない。これは藤原くん達の話のはずだ。
だけど気付いた。
なんで、私は
「なんだ? 美顔効果でもあるのか?」
なんで、私は、笑っているの?
今は深刻な話をするときだ。深刻な顔の仮面は何処だ? 私の仮面は何をしている?
我知らず両手で顔を、ぐりぐりと頬を捻っていた。
ダメだ。私は、笑ってる。
そこで唐突に気付いた。
彼に見せていた私は「笑顔の仮面」じゃない。
いつからだろう。ずっと「笑顔」だった。そうだ。ずっと、私は笑っていたんだ。
彼と語り合っていた時も、彼と一緒に歩いた時も、自転車の荷台から彼を見ていたあの時も。
私はずっと、笑っていたんだ。
それからの事は、実は「認識」しつつも「理解」していなかった。
続くキミの言葉は正直言って予測外だったしね。ついつい喋りすぎた言葉に、キミがぱっくり食いついてきた。
認識する前に即答。それは年頃の男女が二人きりで話すには、いささか刺激的な言葉だったが
彼はあっさりと聞き流し、矢継ぎ早に質問を投げる。
- 44 :
- 「そうだね。僕の存在意義は思考すること。そして思考し続けることさ」
ちょっと待ちたまえキョン。ちょっとは締まれ私の顔よ。
自然と早口になる。自然と本音が出る。ちょっと待て脳みそ仕事しろ。私の「思考」よ。仕事をするんだ。
「僕自身は矮小だけれど、僕の思考をとば口にして、全く新しい概念が生まれないとも限らない。
いや、正直言うと僕が産み出し、育てた何かを残したい。DNA以外でね」
「壮大な野望だな」
私の小恥ずかしい希望。現在進行形の夢。
くっくっく。そうだね。まさに「壮大な野望」だよキョン。恥ずかしくて誰にも言えなかった、私自身の野望さ。
思えばキミとはたくさん話したが、こんなに腹を割って話したのは初めてだ。
それを察したのか、彼は疑問を投げかけてきた。
「佐々木。もしお前がハルヒのような力を自在に操れるようになれば、望みが叶うかもしれないんだぞ」
くっく。まるで蛇の誘惑だね。
誰だってそう思う。心の底から否定なんて出来ない。理屈をつけて逃げ回っても、自分の心からは逃げられない。
だからちょっとばかり格好をつけるのさ。
力なんて要らない。
だって手に入れたら、まず無意識に望みを叶えてしまうだろう。
私は絶対、何は無くとも欲しい人を手に入れる。
でもそれじゃ彼が人形になるのと同じ。
かかし以下の木偶人形さ。
回避策ならあるよ? 小難しいセーフティを駆使した、誰も傷付けない完璧な願望実現。
でも、それはきっと私みたいな人間には出来ない事なんだ。
それはきっと、雪みたいに透き通った心にしか出来ない。
- 45 :
- だから私はすっとぼける。だから私は韜晦する。
おやキョン、あからさまに「何かはぐらかされている気がするな」という顔をしているね。
中学時代を思い出すよ。そうさ、キミのその表情。
ずっとずっと、大好きだった。
今になって自覚する。そうだ。あれもそれもこれも「恋愛」だったんだ。
この感情が「恋愛感情」なんだ。
キミが大好きだったんだ。
まさに精神病だね?
でも決してノイズじゃない。雑音じゃない。これはとてもとても快い感覚なんだ。
キミ自身は相変わらずのようだがね? うん。できれば私に対して芽生えて欲しい事は否定はしないが。
その鈍感、いや、甲殻類のように堅牢な価値観はどこから芽生えたものなのだろうね?
「涼宮さんは神のような存在らしい。そしてどうやら、僕もそう思われているようだ。
彼女と僕、神モドキな二人に好意を寄せられているキミに、何も出来ないなんてことはない。
そう、するとしたらキミがするんだよ。物語の幕を引き、次のステージの幕を上げるのはキミの役割だ。
いい加減に自覚したまえ、キョン。扉を開ける鍵はキミ自身なんだ。キミが全てのマスターキーなんだよ」
長広舌、大げさな身振りで冗談交じりのように言い切る。
ああそうだね。確かに芽生えて欲しいが、こんな非常事態にそんな事を考えるなんて私も随分ヤキが回ったようだ。
フェアじゃない。これは冗談で済ますべきなんだろうね。
でも、これくらいなら許されるだろう?
「僕は全幅の信頼をキミに抱いている。なぜなら、キョン。キミは僕のたった一人の愛すべき親友なのだからね」
- 46 :
- くるりと彼の部屋を見回す。
でもきっと、僕はここに来る事はないだろう。少なくとも年単位でだ。
もう彼には彼の人間関係と絆がある。彼目当てに僕が割り込もうだなんて、おこがましいとは思わないかい?
「おいとまするよ」
じっと彼に微笑みかける。
できればこの「間」の意味を、彼が憶えていてくれたらいいけれど。
「実はね、キョン。僕が今日来たのは」
……忘れるところだった。僕も「相談」しにきたのだった。
思い出したら反射的に口に出た。が、そのまま口をつぐむ事にする。
彼は今きっと混乱している。僕が矢継ぎ早に投げかけた本音に、とっくの昔にエラーを起こしている真っ最中だろう。
何より、この相談に「いつかの言葉」を言われたらきっと僕は立ち直れない。
言葉はタイミング次第、受け取る側次第で意味を変えるからね。
彼も、僕も、いま少しの時間が必要なのさ。
「でも。キミに会えて、話が出来てよかった。踏ん切りがついたよ」
それだけ言って、とっておきのポーズで背を向ける。さあ「キミの知る佐々木」のまま退去しよう。
でなきゃ、どんな顔をしてしまうか解らないから。
キミの知っている僕を、僕の新しい仮面にしよう。
キミが知っている、僕より素敵なその僕を。
- 47 :
- 〜オズの魔法使いはかかしに言いました。
キミは、もう「知恵」を持っているじゃないか!
そうです。老いたカラスが最初に言ったじゃありませんか。彼の中には知恵が既に備わっていたのです〜
そうとも! 恋愛という精神病は、自覚もないまま、とっくの昔に宿っていたのだ。
これが「脳みそ」、僕の思考という頑固者と、どの程度折り合いをつけてくれるのかが今から楽しみになってきた。
今は「キミの知っている佐々木」の仮面を被っていよう。
どこまで演じきれるかは解らない。今度は誰が外してくれるのかも解らない。
でも、できればキミに外して欲しいな。
そうとも。僕は無力さ。なら願うだけなら許されるだろう?
いつか自分で叶える為ならばね。
終わり、或いは「涼宮ハルヒの驚愕(下)」に続く。
- 48 :
- うすうす思ってたけど長いよ!
ラブいのがだけでいい人は>>42くらいからどうぞだよ
分裂ってさ、冒頭の方で生徒会長絡みで「仮面」、演技の人格みたいな話をしてるのよね
そんで佐々木さんはよく言われるように「自分で型に嵌めている」とかそんな人。
彼女はアレを演じてて、それを止めるお話になる、みたいな想像をしてたのさ
閉鎖空間もそれっぽいしね。
という私の解釈に基いた話。おそまつ
- 49 :
- 忘れてた。>>42からが特にラブい話だけど、驚愕(上)のP265以降と思いねえ
13レスも占拠してすまんね。
- 50 :
- 乙
なんか最近投下多くて嬉しいわ
- 51 :
- >>49
よかですのう
- 52 :
- >>49
これまた乙。
短期間でまた新作が読めるなんて感激だ。
定番だけど佐々木さんの一人称の切替の仕方は何気にセンスがいるなと思った。
とっておきの場面で使わないと効果が薄れてしまう。
(同性相手の会話なら問題ないけどね)
理性を保つことで自分を貫こうとする欺瞞と自己矛盾が見え隠れして危ういのが
佐々木さんの魅力の一つなんだと思う。
おそらくジェンダーには人並み以上に多感なんだろうし。
佐々木愛にあふれたSSをありがとう。
- 53 :
- 佐々木かわいいよ佐々木
- 54 :
- 佐々木とにゃんにゃん
- 55 :
- おつー!
もどかしいよ佐々木さん、自分から踏み込んできてくるないキョンに八つ当たりしたくなるw
- 56 :
- . , -‐- 、. , -‐-ー .、
. ,'. / ト、 ヽ ヽヾ
i. ((从ソ 从〉,ハハバゝ
. l. (|┳ ┳i!i| ─ ─i!
.. ,ハNiヘ'' ー.''ノiハ、. - ノ’
. 〈ヾ/゙ノi /〈にづ┓___
_.ノUUZゝぐ___,/__||卅]
~,'(_,(ソ__//゙> .> /ヾ⌒ヾ
(--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
. ゞ/__彡' ¨゚¨ ゞ/__彡'
- 57 :
- >>56,2
. , -‐-ー .、
. ,' ヽヾ , -‐- 、.
i .,ハハバゝ,'. / ト、 ヽ.
. i!i| ─ ─i! i. ((从ソ u从〉
.. ';;.': 、. - ノ’ l. (| ー;;;;;ー i!l
. 〈ヾ/゙ノi /〈にづ┓ハNiヘ ー ノハ!
_.ノUUZゝぐ___,/__||卅卅]::゙';'゙':'’
~,'(_,(ソ__//゙> .> /ヾ⌒ヾ
(--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
. ゞ/__彡' ¨゚¨ ゞ/__彡'
- 58 :
- >>1乙
- 59 :
- 佐々木さんかわいいよ
- 60 :
- 佐々木さんと旅行に行きたい
- 61 :
- 反応感謝。
キョンと佐々木の最後の会話だと「キョンは踏み込んでこない」のが好ましかった、が彼女の弁。
実際、佐々木のみならず、SOS団他超常現象人間全員にとってそうだと思う
でも恋愛感情に発展すると、これが途端に厄介な属性になるのよね
きっと彼女の台詞はそれら一切合財を飲み込んだ台詞だったんだと思うけれど。
谷川ホント続き頼むよ。佐々木さんが「諦めた(ように見える)」理由は、続刊にあると確信してるから
- 62 :
- >>49
すごいのキター!
これは原作を読み返したくなる良作。
- 63 :
- 佐々木さんに対してアグレッシブなキョンを見ることが出来る日は来るのだろうか
- 64 :
- そもそも谷川さんのやる気が復旧しないと色々無理なのがな。
もう驚愕から一年近いのに続刊の音沙汰すらないとは。
遂に漫画版も分裂に入ったよ……。
- 65 :
- 良いssがいっぱいあって幸せです
- 66 :
- .Rainy Daysは読みやすかったし、のびのび書けていそうな感じはしてたけどな。
新しい短篇集が欲しいところだな。
- 67 :
- >>25シリーズ。
「やぁキョン。僕はね、親友というのは何年も会わなくても勝手に自転車の荷台に座っていようとも許される関係だと思うんだ」
お前と最後に会ったのは今朝だ。
「ところで今夜はハンバーグなんだが、何故一般にハンバーグステーキはハンバーグと略されるのだろう」
いいからそのスーパーの袋を寄越せ。
帰るぞ。
「ん」
籠に荷物を。荷台に佐々木を。
二人乗りは道交法上褒められたものではないが、我ながら手慣れたもんである。
それは大学も引け、SOS団大学支部で一騒ぎしてからの事だ。
ついでに本屋にも寄ったというのに、何故別の大学帰りの佐々木とばったり出くわすのだろうか。
「お前、まさか俺に発信機でも付けてないだろうな」
「そこは盗聴器と言って欲しいな」
おいなんだ瓢箪から駒か。
「冗談だよ。それともキミは僕がキミの行動を予想できないとでも思っていたのかい?」
「それを言われると立場が弱いな」
そもそも思考云々にかけては佐々木に一回りも二回りも敵わない。
「くっく。思考は僕の第一義とするところだと高校の頃に言ったはずだね」
「人のモノローグを読むんじゃねえよ」
「あいにくだが、僕はキミの表情検定じゃ一級保持者なのだよ」
誰だそんなもん認定した奴は。
「長門さん」
ああ。なるほど。
- 68 :
- しかし自転車だぞ? 俺の表情なんかロクに見えないだろうに。
「はて男は背中で語るものじゃなかったかい?」
お前も昔背中で語ってたけどな。
「気付いていてくれたとは光栄だよ。いつの背中の事だか聞いても良いかな?」
「高校二年。あの騒動の後だな」
あの時のお前、まるで何年後に再会したって『やあ親友』を第一声に決めているって風情だったぜ。
「……僕とキミは親友だからね」
ま、その先には、もうちょい勇気がいるな。
「え、なんだってキョン?」
「何がだ? それより飛ばすぞ。今日はひとしきり自転車で走りたくなった」
「まったく。キミの大学にはレポートというものはないのかい?」
腰に佐々木の腕が回る。背中に暖かい感触が広がる。
今日の講義にゃレポートはねえな。だが佐々木大学さんはそろそろ俺のレポートをお求めのようだ。
「何か言ったかい?」
「いいや、なんにも」
)終われ
- 69 :
- 素晴らしい、ささきーの性格と口調をこうもよく把握しておられるとは
- 70 :
- ニヤニヤが止まらんwww良い気分で眠れそうだよありがとう
- 71 :
- >>68
乙です
- 72 :
- おはよう
>>68のお陰か、花火大会の後にお菓子でコーティングされた遊具で遊ぶ夢を見たw
遊び放題食べ放題で楽しかったよ佐々木さん
- 73 :
- 面白かったです
- 74 :
- . , -‐- 、. , -‐-ー .、
. ,'. / ト、 ヽ ヽヾ
i. ((从ソ 从〉,ハハバゝ
. l. (|┳ ┳i!i| ─ ─i!
.. ,ハNiヘ'' ー.''ノiハ、. - ノ’
. 〈ヾ/゙ノi /〈にづ┓___
_.ノUUZゝぐ___,/__||卅]
~,'(_,(ソ__//゙> .> /ヾ⌒ヾ
(--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
. ゞ/__彡' ¨゚¨ ゞ/__彡'
- 75 :
- >>74
∧
||
||
, -‐- 、、
. ,'. / ト、 ヽ
.i. ((从ソ 从〉. , -‐-ー .、
.l (|;:;:;:;:;;;;:i!i|. ,' ヽヾ
,ハNiヘ'' - ''ノ'iハ. i .,ハハバゝ
〈i'∪∪) . i!i| ─ ─i!
ノ_/__l_jヽ.. 、. - ノ
`~しし~´. /〈にづ┓___
|| =====ヽ ぐ___,/__||卅]
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|| (--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
||. ゞ/__彡' ¨゚¨ ゞ/__彡'
^^^
- 76 :
- . , -‐- 、. , -‐-ー .、
. ,'. / ト、 ヽ ヽヾ
i. ((从ソ 从〉,ハハバゝ
. l. (|┳ ┳i!i| ─ ─i!
.. ,ハNiヘ'' ー.''ノiハ、. - ノ’
. 〈ヾ/゙ノi /〈にづ┓___
_.ノUUZゝぐ___,/__||卅]
~,'(_,(ソ__//゙> .> /ヾ⌒ヾ
(--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
. ゞ/__彡' ¨゚¨ ゞ/__彡'
- 77 :
- >>76
. , -‐- 、
,'. / ト、 ヽ.
,. ‐-ー- 、 i.(从ノノニニニ||=====l  ̄ ̄ ̄ ̄
ノ / ヽ l (| 0;;;;;;0 i!l  ̄ ̄ ̄ ̄
ノハハハハハ ! ハNヘ ー ノハ!
. .!|─ ─ iリ)! ./〈にづ┓___
’ 、一 ,ノル´ ww =====ヽノUUZゝ__||卅]
{!とス) .ヾ⌒ヾ//゙> .> /ヾ⌒ヾ
i´゙T`i (--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
〈_.八_,> . ゞ/__彡' ¨゚¨ .ゞ/__彡'
- 78 :
- 寝坊したと焦ったが、今日はお休みだと気付いて安堵する佐々木さん
- 79 :
- >>68
全体的に素晴らしかったが、
キョン表情検定を開く長門とそれを受験する佐々木さんというのは
この二人の関係としてすごく納得が行った。GJ。
- 80 :
- ありがとう。勝手に自転車の荷台に乗ってる佐々木さん、というネタをやりたかった
今も反省してない
- 81 :
- 反省など不要、ただ前だけを向いて突き進め!道は君の後に創られる
- 82 :
- 佐々木さん今晩は
- 83 :
- >>81
何だそれは
- 84 :
- 佐々木さんて花見したい
- 85 :
- >>83
これは推測だが、おそらくロードローラー的な何かではないかな?
- 86 :
- >>25、>>67シリーズ
「……まさか、それほどとは」
大学。古泉は眉間に当てるように中指を立て
「まるで本当に無邪気なバカップルの同棲生活の一ページのようではありませんか」
何度も言うようだがな古泉。俺は確かに無邪気かもしれんがカップルではないしルームシェアだ。
俺の母親もあちらさんも了解してくれた上に誓約書まで書かされたんだぞ。
「ええ、そうでしょうとも……どうも高校時代も似たような話をした覚えがありますが」
「奇遇だな。俺もだ」
古泉はぐっとコーヒーを飲み干すと、空き缶をダストシュートへシュートする。
「確かに、涼宮さんの能力に復活の兆候は見えませんが……ああ、どうですあなたも。もう一本」
ガコン! と小気味良い音を立て缶コーヒーを取り出す。
おごりならありがたく受け取ってやろう。
「セカンドレイド!」
「うお!?」
古泉が投擲したコーヒーをあわててカバンで受け止める。
「危ねえじゃねえか!」
「失礼。でも以前あなたも仰ったではないですか。言って解らないなら、叩きのめしてでも解らせると」
そこまで言ってねえよ! 神人退治から解放されて運動不足だとでも言うつもりかお前は。
それからしばらく。
古泉に卍固めを食らわされた俺に向かい、ハルヒはあっさり言ったものだ。
- 87 :
- 「言ってなかったけ? 佐々木さん真っ先にあたしのとこに挨拶に来たわよ」
「why? 何故?」
「何言ってんのよ」
いつものように口をアヒル形にし、ついで口元を膨らませコーヒー牛パックを膨らませてゆく。
「あんたはSOS団の団員その1で雑用係よ。わかってんでしょ」
俺に昇格の場は無いのか。
「僕が副団長であるように、与えられる側には、役職を変化させる権利はありません」
任命権を握っている側の内的変化、或いは自ら現在の立場から脱却し、対等の立場へ再構成しないとね。
と続けた古泉のにやけ顔は、いつものように楽しげで、いつものように偽悪的で、そしてどこか寂しげに見えた。
「本当に涼宮さんはあなたを信頼している、という事ですよ」
……そうかい。
「ま、なんにせよSOS団とあたしは常勝不敗なんだから、多少のハンディマッチくらい許すべきと思うわけ」
今度は音高くコーヒー牛を思い切り搾ると、そのまま右手で握り潰す。
「向かってくるなら叩き潰すまでよ!」
「あ。それはそれとして古泉くん」
「はい。なんでしょう団長閣下」
「なんかムカついたからちゃんと最後までやっちゃってね」
お前な、俺はとっくにボコボコだぞ。俺の頭が悪くなったらどうしてくれるんだ。
- 88 :
- 「もう十分悪いじゃない」
言うと思ったよ!
「では次からは蹴りにしましょう」
お前はお前で高校時代よりフランクになったな古泉!
「過激でしょうか?」
ちょっとしたスペクタクルだよ!
「協定違反を確認した」
長門、なんだ協定って。やめてローキックはやめて。
「いいからどいてなさい!」
だからってドロップキックもやめろハルヒ!
「……と、察するにこんな事があったのかな?」
「察しがいいどころじゃないぞ佐々木」
ぎこちなく赤チンを塗りながら、くっくっと喉奥で佐々木が笑う。
「なに、風の便りだよ」
お前が取り出したのは風じゃなくて携帯にしか見えんぞ。
「大事な団員をお預かりするのだからね。ちゃんと団長殿には話を通しておいたのさ」
すっかり馴染んだ共用の居間に座り込み、俺は憮然と言ったものだ。
「そもそもルームシェアってのは、ひとつの住居を親族関係や恋愛関係にない他人同士が、
シェア、つまり共同で借りたり、共有して居住することを指すもんだ。俺と佐々木は親友であってだな……」
こらそこ、笑うな。
「くっく。その通りだね。だからこそ許可された」
誰にだ。いや聞かんぞ。あまり穏やかじゃない名前が返ってきそうだ。
あと赤チンが染みる。もうちょいマトモに塗ってくれ。
「善処しよう」
「あとな」
「何度も言うが俺の背中から離れなさい」
「前向きに善処しよう」
俺の左肩に手をかけながら、佐々木は背後から俺を抱き、覗き込むようにして赤チンを塗ってくれていた。
文句を言う筋合いはない訳だが、普通は前から塗るもんだろう。
「くっくっく。キミの膝はね、僕にはまだハードルが高いのさ」
なんのこっちゃ。
)終わり
- 89 :
- >>25の時点で>>86の古泉の台詞を入れたくて仕方がなかったんだ……
- 90 :
- >>89乙!
今回は佐々木さん分ちょっと控え目なのね、後ろからぎゅっとする佐々木さんはそそるけど
言わせたかったのが古泉のどの台詞か気になるw
さてもっかい寝直そう、また良い夢が見られますように
- 91 :
- 今度は キミの人生で遊びたいのだが
∧-‐'`.、 ,. ‐-ー- 、
,'. / ト、 ヽ. ノ / ヽ
. i. ((从ソ.lll.从〉 ノハハハハハ !
l (|┳ ┳i!l /ヽ !|─ ─;iリ)!
. ハNヘ ヮ ノハ/ヽ. |. ’ 、 - ,ノル´
⊂)"ー'゙iつ .|/ . {i'つ´{つ
/ュュュュゞ . / T. <
〈__八_,〉 . 〈_,/.ヽ__〉
- 92 :
- >>91
/ヽ
・”;/ヽ. |.・”
, -|/' 、 ,. ‐-ー- 、
,'. / .λト、 ヽ. ノ / ヽ
. i. ((从ソ.lll.从〉 ノハハハハハ !
l (|= ;;;;;; =i!l !|へ へ;iリ)!
. ハNヘ - ノハ. ’ 、 - ,ノル´
⊂)"ー'゙iつ .{i'つ´{つ
/ュュュュゞ . / T. <
〈__八_,〉 . 〈_,/.ヽ__〉
- 93 :
- ダーウィンを序盤10分くらい見逃しちゃったよ佐々木さん…
- 94 :
- >>88
乙
- 95 :
- >>93
ダーウィンか。あれはいい番組だね。
大草原や深山幽谷で生きる動物たちを見ていると、
浮き世のことを忘れてキョンと二人で自然の中に生きてみたら
どうなるだろうかと考えるよ。
- 96 :
- >>95
かなり早い段階で、吊橋効果全開になりそうですね
- 97 :
- ネックハンギングツリーと聞いて
- 98 :
- 佐々木さんをマスマス好きになった
佐々木さんは新婚ホヤホヤな家庭を築いて欲しい
- 99 :
- 佐々木さん
ああ佐々木さん
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