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2012年5月ほのぼの258: ( ゚∀゚)o彡°←ななつ目 (862) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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( ゚∀゚)o彡°←ななつ目


1 :12/01/30 〜 最終レス :12/05/07
どこかで生まれしコテ達よ
そんなに思い悩まずに・・・
マターリ馴れ合いましょう!
いつか皆で飲めたらいいね!
※sage進行でお願いします
※新規の方は下記のテンプレを使って自己紹介をお願いします
◇自己紹介用テンプレ
【コテ】
年齢、性別、住処、家族、職業、その他

2 :
【gusoku】
29、♂、みかん、嫁有子無、サボリーマン、早脱ぎ

【minimumDT】
30、♀、桃太郎、旦那有子無、自営業、Gカッ(ry

【姐】
37、♀、福岡、夫有子二人、エロ本制作、酒・エロ飢

【ヨーコー】
30、♀、東京音頭、夫有子無、外資系、よく寝る・淡白

【媚薬ルト】
30、♂、彩の国、嫁有子二人、建築監督、ゴルフ・レゲエ

【芸大呂李】
23、♂、巨大湖、父母、黒子、ロリ

【ブランデー】
31、♀、東京、夫有娘有、web屋、酒・読書・イタ車

3 :
【おとうさん改めとと】
30代、♀、シウマイ、夫有子無、専主、夫ともげろ

【トータス真栄田】
28、♂、東京、嫁有子無、リーマン、バイク・声かすれ
 
【盛んオールスターズ】
30、♂、彩の国、嫁有子二人、Je suis obstine(ハァト、オヤジギャグ

【秋のマダム】
30、♀、白い恋人、夫有子二人有、医療福祉業界、ビール党、レス&エロ力求め中

【プリン】
25、♀、神戸、夫有子有、?、楽器

【作家】
3●、♀、千葉、夫有子無、?、文才・Gカッ(ry

【ファンタ(グレープ)】
29、♂、神奈川、嫁有子有、情報系、レス脱却・・・

4 :
【ドリチン】
41、特攻野郎、武田信玄、パーフェクトぼっち、調理関係、深津絵里

【オビワン】
31、♂、栗きんとん、嫁無子無、ケンドーコバヤシ、おっさん大学生

以上テンプレ終わり

5 :
gusoku乙!
ななつ目きたかー

6 :
>>5
今振りかえってみたら
本スレ4つ+派生6つ=10スレ
なんと10000レス達成ですな

7 :
すごいなー
なんかそろそろじっくり誰かの話が聞きたいな

8 :
>>7
だねぇ
・・・
おれなんの話今までしてきたっけ?
なんか語れること残ってたかな?

9 :
>>8
子作りは順調かい?

10 :
>>9
うーん
順調では・・・ない\(^o^)/
どうも俺の性欲がぬー
まぁ、ボチボチこのスレからエロスを吸いとってっと

11 :
orz
今年も盛んにやられるのかっ…!
あ、gusokuスレたておつなりー

12 :
>>11
たまたま眠る前に開いたら998だったんでな、すまんなw
gusoku乙です!!

13 :
これほどまでの凄まじい1000を見たことは無かった
コピペで流行らせてくるかな

14 :
まあ面白かったしいっかー
盛んおめ!
なんか3人いるのすげえ久々だなー

15 :
>>14
男祭り長いことしてないもんねー
やりたいのぉー

16 :
>>15
話振っといて電池が死亡したぜorz
そして盛んは安定の神出鬼没さですでにいない、と・・・
ん!今日もこのスレは平常運転だな!!
あ、だいぶ遅くなったけど新年早々子供の成長についてアドバイスくれた皆ありがとね!
おかげで気にならなくなったお!

17 :
>>1乙!
1000取りいつの間にか終わっとった…
盛ん、、ワロスwww
今日は入籍ホヤホヤの友達が遊びに来てたんだけど、うちが必ず夫婦一緒にお風呂入るから、彼らも毎日お風呂一緒に入ることにしたそうだ
一緒に入るって(・∀・)イイネ!!だそうだw
夫婦でお風呂普及委員会を設立しますた

18 :
あれ?酉が違う…
まいっかー、変えまーす☆

19 :
>>17
酉が違ってもヒロコで間違いないという揺るぎない確信…さすがだ
俺最近お風呂一緒に入ってないなー
ぶっちゃけ一人で入る方が気が休まって落ち着くってのは口がさけても言えない

20 :
俺が幼稚園児だった頃
両親は共働きで夜も遅く、家の鍵をお決まりの様にいつも首からぶら下げていた
2歳離れた妹といつも手を繋いでいた
それでも寂しくはなかった
当時は父の社宅、大きな集合団地に住んでいて、そこには同じ幼稚園に通う友達が沢山いた
どこから降ってきたのか未だに謎な、様々な色をしたBB弾が山ほど道端に落ちていた
それを妹と拾い集めては友達と見せ合う
広大な団地の敷地内でかくれんぼ、ケードロ等々
毎晩泥々に服を汚して、妹とお風呂で洗っていた

21 :
ある日、我が家の隣の老夫婦が引っ越していった
それと入れ替わりで新しい家族が入居
その日の夜、呼び鈴が鳴ったので玄関を開けた
そこには優しそうな眼差しの両親の間で、下を向いている小さな女の子がいた
「今日隣に引っ越してきた高坂と申します。お父さんお母さんはいるかな?」
「まだ帰ってきていません」
「そう、じゃあまた挨拶に越させていただきます。娘の鮎美です。遊んであげてね?」
「はい」
「・・・」
ずっと下を向きっぱなしだった鮎美ちゃん

22 :
幼稚園でもその子は俯いていた
先生が皆の前で紹介した時も、一言も喋らなかった
皆が外で遊んでいるときも、ずっと隅で俯いていた
いつも通りの帰り道
妹と手を繋いで帰っていると、前に鮎美ちゃんと鮎美ちゃんのお母さんが手を繋いで歩いていた
人懐っこい妹はタタタッと駆け寄り、鮎美ちゃんの片方の手を取った
妹「一緒に帰ろう?」
鮎美「・・・」
その日は四人並んで手を繋いで帰った

23 :
鮎母「お父さんお母さんはいつも帰り遅いの?」
俺「仕事が忙しいみたい」
鮎母「良かったら今晩ご飯食べに来ない?」
晩ご飯は基本的には早朝母が作りおきしてくれていたが、時々お金だけが置いてあることもあった
その日はお金だったこともあって、鮎美ちゃんの家に妹とお邪魔しに行った

24 :
鮎母「いらっしゃい!沢山美味しいもの作るからね!遊んで待っててね?」
鮎美ちゃんの家はなんというか、凄い温かかった
ぬいぐるみがあちらこちらに沢山あって、いい匂いもして
我が家と同じとはとても思えなかった
鮎美ちゃんは絵本を読んでいた
ちゃっかり横に並んで妹も絵本を覗き込む
俺は自分のビックリマンシールコレクションの整理に取り掛かっていた

25 :
暫くすると鮎美ちゃんのお父さんが帰ってきた
鮎父「いらっしゃい!今晩は賑やかだね!いつでも遊びに来てね!」
ふと気付いた
鮎美ちゃんの声ってどんな感じなんだろ、喋ったところを見たことがない
さっきから妹は何度も喋りかけているけれど、鮎美ちゃんは頷くだけ
ご飯を5人で食べている時、鮎母が話してくれた
鮎母「鮎美は病気で喋れないの」

26 :
それから妹は鮎美ちゃんが喋れない事を分かっているのかいないのか、いつも通り喋りかけていたし、お姉ちゃんお姉ちゃんって慣れ親しんでいた
俺は俺で、小さかったから同情なんて気持ちは無かっただろうけど、幼稚園でも一緒にいる事が増えた
登下校も毎日妹を間に挟んで手を繋いで登下校していた

27 :
ある日友達からドッヂボールに誘われた
広場の隅にいる鮎美ちゃんの手を引っ張って、一緒にと言った
すると友達は露骨に嫌そうな顔をして
「あいつ喋らないし、暗いから嫌だ」
その時の俺は鮎美ちゃんとBB弾を集めたり、ビックリマンシールを交換したりしていたし、鮎美ちゃんを友達だと思ってた
だから何か凄い腹が立ってそいつと殴りあいの喧嘩になった
鮎美ちゃんは泣いていた
母「本当にいい加減にしなさい!」
幼稚園に呼び出された母に怒られた
母と喧嘩相手の母は特に理由を聞くわけでもなく、頭を下げあい、すぐに笑いながら雑談をし始めた
その日から鮎美ちゃんと二人で遊ぶことが多くなった

28 :
鮎美ちゃんは自分のせいでと、俺を気遣ってくれていた
広場では俺の背中を押しながら皆の所に行かせようとする
でも俺はあいつがまだ嫌いだった
他の友達はどうしたらいいか分からない感じで様子を伺っていた

29 :
ある休みの日
また家の呼び鈴が鳴った
鮎美ちゃんと鮎父だった
手にはグローブとバットを持っていた
鮎父「野球しない?」
俺は妹を連れて家の鍵をかけた
鮎父「一度息子とキャッチボールがしてみたかったんだ」
俺は父とキャッチボールをしたことは一回も無かった
だからボールの投げ方も捕り方も全然分からなかった
鮎父に教わりながら、妹はバットをメチャクチャに振り回しながら、鮎美ちゃんはブランコを漕ぎながら笑顔でこちらを眺めていた
鮎美ちゃんの笑顔
最初から比べるとちらちら見れる事が出来るようになってきた

30 :
暫くすると周りの友達も前と変わらず接してくれるようになった
子供だから単純に素直に元通り
鮎美ちゃんもちゃんと一緒に遊んだ
でも鮎美ちゃんは人見知り
俺の後ろにいつもいるって感じ

31 :
時を進めて、幼稚園最後のクリスマス会
クリスマスに因んだ劇を園児達が親に披露するといった催し
役をそれぞれ決めていく
俺は何故かナレーション役となった
劇のストーリー、合いの手を、蝋燭を持ちながら舞台の袖で語る
そしてこのナレーション役は男女一人づつ並んで演じる
問答無用で俺とセットの鮎美ちゃんが選ばれる
喋れないのに
ということで鮎美ちゃんの台詞も全て俺が覚えることになった

32 :
鮎美ちゃんと二人で台詞の練習をする
鮎美ちゃんは喋れはしないけど必死に付き合ってくれた
時には鮎父母も付き合ってくれた
そして本番
怪しいながらも何とか成功
鮎美ちゃんは笑顔だったし、鮎父母も泣きながら褒めてくれた
クリスマスには鮎美ちゃんからお菓子の入ったプレゼントをもらった
ありがとうって小さく書いた手紙と一緒に

33 :
更に時を進めて小学生
幼稚園の友達がそのまま近くの小学校に上がり、殆ど環境は変わらなかった
勿論鮎美ちゃんも一緒
でもクラスが別々になってしまった
また、俺は小学一年生から野球をし始めた
鮎父とのキャッチボールが影響だった
鮎美ちゃんは新しいクラスに中々馴染めない様子で、俺が野球を終わるのをいつも待っていて、幼稚園の時と変わらず一緒に帰っていた

34 :
鮎美ちゃんはいつも俺の話を笑顔で聞いてくれていた
俺の前ではずっと笑顔だった
でも学校で見かける鮎美ちゃんはいつも隅で一人だった
クラスが違うからどうにも出来なかったし、俺も新しい友達が沢山出来た
次第に一緒にいる時間が少なくなっていったが、登下校はずっと一緒だった

35 :
小学3年の夏休み
鮎父が川原にバーベキューをしに行こうと誘ってくれた
もはやこの頃の思い出は実の両親より鮎家族との思い出の方が多い
川原にテントを張って、川で泳いだり、魚釣りをしたり
本当に楽しかった
鮎美ちゃんもずっと笑顔で、弾けてはしゃいでいる姿がこっちまで嬉しかった

36 :
小学3年の冬
両親が離婚した
俺と妹は、母の実家に行くことになった
クラスの皆からさようならの手紙や色紙をもらった

37 :
本当に急だった
両親の離婚は特に思うところはなかった
それよりも鮎美ちゃん家族と離れてしまうことが辛かった
最後、鮎美ちゃんは手紙をくれた
・今までありがとう
・また手紙を書きます
・野球頑張って下さい
・お嫁さんにいつかしてください
泣きじゃくる妹をなだめながら、電車に乗った

38 :
母の実家でそれから高校卒業まで生活をした
母はこれまで以上に働き出し、殆ど祖父母と過ごした
小学生だったから転校してもすぐに友達は出来た
鮎美ちゃんとは三年ぐらい文通をしていたが、野球がどんどん忙しくなり、次第に遠のいた

39 :
高校では彼女も出来たりした
鮎美ちゃんのことはほぼ忘れきっていた
それから何とか大学に進学することになった
母の実家を離れて一人暮らしがスタートした

40 :
大学で同じ学科の公平と仲良くなった
公平は九州出身で、活発な明るい性格だった
お互い一人暮らしの家も近く、毎日一緒につるんでいた

41 :
大学二回の夏休み前のテスト
公平と俺は必死で過去問をかき集めたりしていた
遊びすぎたツケがこのテストの時にドッと押し寄せてくる
ある日の朝から俺は公平の家に勉強をするため向かった
呼び鈴を鳴らすと俺の携帯が鳴った
公平「ポストの裏にカギがあるから、開けて入ってきてくれ」
おかしな事を言うなと思いながら部屋に入った

42 :
すると公平はベッドに横たわっていた
俺「まだ寝てんの?早く勉強するぞ」
公平はうーんと目をパチパチさせている
公平「ちょっと首が痛くて、起き上がれないのよ」
俺「寝違い?起き上がれないってどんな寝方したらそーなるのよ」
公平「いや、ほんと半端ないんだわ、なんだろこれ」
全く動かずに顔をしかめている
俺「病院行ってみたら?」
公平「いや、このテスト落としたらマジでやべーし、テスト終わったら病院行くかな」

43 :
その時は完全に寝違いかなんかだろと思っていたし、痛がりながらも何とか起き上がって勉強をしていた
しかし日に日に痛さが増していった
俺が肩を貸さないと起き上がる事も出来ず、テスト会場までおんぶしてやった
病院を勧めてはいたが、今回のテストの大事さは俺も分かっていた
最後のテストが終わると同時にタクシーを呼んでやり、公平はそれに乗って病院へと向かって行った

44 :
夏休みは実家に帰り、だらだらとした生活を送っていた
公平とは不思議な事に、あの日から一切連絡が通じなかった
一人暮らしの家には帰っていないみたいだし、どこの病院に行ったかも分からない
九州の実家の連絡先も分からない
かなり心配はしたが、携帯でも忘れて実家でも帰ったのだろうと思った

45 :
コテがないけど…支援
ハラハラする…

46 :
>>45
支援ありがとうございます
勝手に暗い話をすいません

47 :
>>46
どうぞどうぞ
続き気になります

48 :
>>47
書き溜めもしていないため、gdgdですいません
さっさとします

49 :
続き
しかし一ヶ月経っても一向に連絡がつかない
けどどうしようもない
心配になって大学の近くのありとあらゆる病院にたずねたが見当たらない
とうとう夏休みが終わり、大学が始まったが、やはり公平がいない

50 :
大学にも特に連絡は入っていない
学生課に行って公平の実家を聞こうとしたが、個人情報は教えることが出来ないと
手詰まりのまま更に1ヶ月が過ぎた

51 :
ある日俺の携帯に知らない番号から着信があった
公平の母からだった
向こうは俺を誰だか分からずに電話をしてきたみたいだった
公平の携帯を見て闇雲に連絡をしていると
俺は大学の友達だと告げた
公平の大学での友達は、全て俺の友達でもあったし、公平の交遊関係はほぼ把握していた
その旨を伝えて、大学友達代表で話を聞いた

52 :
テストが終わってタクシーに乗り込んだその日
公平はタクシーの運転手に行き先を空港と告げた
そのまま実家に帰って病院に行こうとしていたのだろう
飛行機の中で公平は意識を無くした
実家の空港から救急車で搬送、そのまま緊急手術
約2ヶ月生死をさ迷っていたらしい
病名は脳卒中

53 :
公平の家では脳の病気が隔世遺伝化している
何とか死を免れ、意識を取り戻したので、連絡をやっと出来たとの事だった
公平の母は終始泣いていた
俺は言葉が全く出てこなかった

54 :
やっと思い付いて発した言葉は、今からお見舞いに行ってもいいですか?
公平の母は泣きながら何度もお礼を言って、そして丁重に断った
実は今も意識は不安定、いつ何が起こるか分からない
またこちらから連絡する
そう言われた

55 :
来るなと言われたらどうすることも出来なかった
頑張れとメールを入れた
それすらちゃんと本人が見れているかも分からない
俺がテストなんか棄てて、病院に無理矢理連れていけば良かった
毎日後悔ばかり、自分を責めていた

56 :
そんなときメールの返信がきた
公平からだった
「すまんな、元気か?俺は元気だぞ!」
俺は元気だぞ?何を言ってんだこいつは!
すぐ公平の母に電話をして、お見舞いに行くことを伝えた
何とか峠を越えて、やっと面会の許可が丁度おりた所だった
次の日には飛行機に乗った

57 :
空港に着くと公平の父母、それから兄と姉、勢揃いで出迎えてくれた
公平の母は泣きながら俺にお礼を何度もしてきた
俺は絶対治して、また大学に行って、あいつと遊ぶんだ
公平はその一心で戦っていたと
俺は逆に自分を責めていて、何回も謝った

58 :
公平の病室に恐る恐る入った
ベッドから上半身を出した公平は、引きつった笑顔でおぉと言った
口からはヨダレが垂れていた
右半身が麻痺、だから中々上手く喋れない
手術は既に5回こなしたそうだ
でも公平は笑顔だった
素直に俺に会えた事を喜んでくれていた
絶対治すよ、俺は
ハッキリと聞き取れた
おれは泣いてしまった
ごめん、ごめんと

59 :
公平はなんでお前が謝るんだ?隔世遺伝だよ、どーしよーもないんだ
そう笑顔で言った
こーやって命も何とかあるんだ、また遊びてーなー
俺は公平の姿をまともに見れないまま、ホテルへ帰った

60 :
特に大学が休みでも何でもない日だったので、長居は出来なかった
次の日は帰りの飛行機までずっと公平と話をしていた
公平が大したことはないけれど、少し相談があると言い出した

61 :
次の手術は一番の山だ
成功すればおそらく最後の手術になる
ただ、リスクが伴う
詳しくは分からないが、脳のある箇所を触ると、必ずどこかに後遺症が残る
右半身の麻痺は前回の手術でなった
今度の予想される後遺症は喉にくる
喉の後遺症、これはどちらかを選択出来る
「声帯→声を失う」
「食道→食を失う」

62 :
どちらも一生ものになる
お前ならどちらを取る?
このような相談を受けた
そんな選択、俺には出来ない
コミュニケーション
食事
少し考えさせてくれと伝えて九州を後にした

63 :
大学に帰ってから、俺はありとあらゆる人に意見を求めた
でもどちらも半々
毎日が声と食で頭が一杯になった
公平はメールで、そんな深く考えるな、俺は正直どちらでもって思ってるんだと言ってきた
何とか力になってやりたい
必死に考えた
その中で鮎美ちゃんを思い出した
彼女なら一番気持ちが分かるのではないだろうか
そう思い付いたら、鮎美ちゃんの事しか考えが巡らなくなってしまった

64 :
頑張れ!
超頑張れ!!
今の話じゃないって分かってても応援しちゃうわ
つC

65 :
俺は実家にすぐ連絡をして、昔の手紙を引っ張り出してもらった
住所、電話番号を教えてもらい、すぐに電話をした
だが繋がらなかった
団地の管理人にも聞いたが、分からなかった
すると母が、当事一緒に遊んでいた団地友達の母親と今でも連絡がつくと言い出したので、その友達と連絡を繋げてもらった

66 :
>>64
ありがとうございます

67 :
友達と懐かしむのもそこそこに、鮎美ちゃんの所在を聞いてみた
そいつは中学まで鮎美ちゃんと一緒で、鮎美ちゃんは中学で転校していったらしい
そいつは当時の女友達に聞いてくれて、やっと鮎美ちゃんの連絡先を手に入れた
俺の大学から電車で30分の所だった

68 :
もうなんか色々と凄いと驚いて、少しパニックになった
すぐ電話してみたが留守みたいだった
公平の手術も時間制限がある
俺はとにかくその住所の所に向かった

69 :
すいません
仕事してきます
あと少しですので

70 :
>>69
乙カレ!
応援せずにはいられません…
仕事がんばってね、続き待ってます

71 :
高坂と表札が掛かった、かわいらしい家の前に着いた
どこからどうみても温かい家なんだということが分かった
庭の花も綺麗に咲いている
思い切ってインターホンを鳴らす
「はい、高坂です」
懐かしい声だ
昔本当の母のように接してくれていた声だ
「突然すいません、俺昔団地で隣に住んでいた●●です」
え!!?っと驚いた声がして、すぐに玄関が開いた
鮎母はあの頃と何も変わっていないように見えた
懐かしくて、他にも色々な気持ちで涙が出そうになる

72 :
鮎母「もしかして●●君?」
俺「すいません、突然、お久しぶりです」
鮎母は笑顔で俺の手を引いて家に招き入れてくれた
鮎母「どうしたの急に!!?嬉しいけどよく分かったわね?もしかしてまだ鮎美と連絡取り合ってくれているの?」
俺「すいません、実はもう文通も昔に途絶えさせてしまって」
俺は今までの話をなるべく落ち着いて話をした
鮎母「夫も鮎美も夜には帰ってくるから、それまで待てる?」
俺「すいません」
鮎美ちゃんは引っ越してから地元の高校に通い、今は女子大に通っているそうだ

73 :
ふと我に返ると急に恥ずかしくなってきた
あれから鮎美ちゃんはどうなっているのだろう
「ただいまー」
この声も懐かしい
野球を教えてくれた人だ
鮎父は少し太っていたけれど、その分一段と優しく朗らかに見えた
俺を見るなり言葉も出さず、ただ抱き締めてくれた
鮎父「大きくなったなー!元気にしてたか?」
今までの事を鮎父にも話した
鮎父「まぁ、取り合えず鮎美が帰ってくるまで先に始めよう!一度でいいから息子と飲みたかったんだ!」
俺も父親と飲んでみたかった
鮎父にビールを注いで、鮎父がおっとっとって言うのを聞いたら、また涙が出そうになった

74 :
今までの話を沢山した
鮎父母は黙ってただ聞いてくれて、とにかくまた会えて嬉しいと仕切りに言ってくれた
また逆に感謝もされた
鮎美が笑うようになった、今の明るい鮎美がいてくれるのはあなたのおかげとまで
そうこうしていると、リビングの脇にある大きいパトランプがくるくる光った

75 :
鮎美ちゃんは正直言って変わりに変わっていた
あの俯いて暗い感じの鮎美ちゃんの面影はどこにもなかった
あまりにもビックリして目が離せなかった
それは鮎美ちゃんも同じようで、長い間見つめあっていた
実際はそんなに長くなかったと思うけど
鮎美ちゃんはえ?え?って顔をしていた
鮎父母はニコニコしながら、誰か分かる?とたずねた
うんうんっと凄い勢いで首を縦に振りながらも、俺から目を離さなかった

76 :
ここから再会の話は少し省いて、ご飯を食べながら本題を切り出した
すると三人とも正に即答で食を選択した
声なんてなくても大して困らない
ただ、こうやって美味しいご飯を食べれないことは、考えたくもない
絶対に食だと
正直俺自身も食だろうと考えていた
話せなくてもこんなに元気で笑顔で過ごしている人がいる
その証拠が自分は欲しかった
鮎美ちゃんは公平に会って話をしたいとまで言ってくれた
でも距離的にもさすがにツライ
もう充分、本当に感謝した
またいつでも帰ってこいよと鮎父に言われ、鮎美ちゃんの笑顔で見送られた

77 :
この話をその夜、できる限り伝えようと、公平に長々とメールをした
「分かった、ありがとう、頑張るよ俺、早く飯食いに行こうな」
そう返信があった

78 :
最後駆け足になりましたが、こんな話です
スレの趣旨からも外れてしまいすいません
オチも大してなくて
ここからは何か質問があればゆっくりと答えていきたいと思います
駄文失礼しました

79 :
>>78
乙!とにかくその後が気になります…
で、どうしてここに?そしてあなたはだぁれ?

80 :
>>79
私は実は初期からの者です
そのあとですよね
ほんと駆け足すいません
結局公平は声を失いました
麻痺については決死のリハビリでかなりなくなり、今では一人で歩けます
食べ物は何でも、いくらでも食べれます
リハビリが頑張れたのは、何としても大学に戻るという気持ちで、何と4回生の時にカムバックしました
一人では少し不安もあったということで、ルームシェアをしました
しかしやはり体力に限界があり、途中で退学となってしました

81 :
驚くのはそこから
彼は実家に戻って体力を付けると同時に勉強に励み、なんと地元の大学に合格しました
今では無事に卒業、介護の仕事をしています
実は今度大学の仲間で新年会があり、それに公平も参加予定
つい懐かしくなり語ってしまいました

82 :
>>78
おつー
手術は終わったの?
現在はどうしてる?
今いくつ?
鮎美ちゃんとは付き合いあるの?
妹ちゃんとママは元気?

83 :
>>81
よかったねぇぇ
すごいなぁ

84 :
>>82
今は30才のオッサンですww
鮎美ちゃんの話
実は久々に会ったあの日、俺にも鮎美ちゃんにも相方がいました
俺も結婚しているし、鮎美ちゃんも結婚してる
今でも家族ぐるみの付き合いをしています
母は親父と離婚したものの、二人とも再婚はせず、時々遊びに行っているみたいです
妹はうん、まぁ元気ですww

85 :
>>84
そうなのかー
鮎美ちゃん結婚して幸せでよかった!
読みやすい文章だった
なんか愛だの恋だのの話しも聞かせてくれ

86 :
・・・
すいません
愚息でした
でも実話ですので許しておくれペコリ

87 :
ちょっと言い出せなくなってしまってorz

88 :
gusokuさんでしたか!!www
そりゃ初期も初期からいるわなwww
スレ主だもんなwww
それにしてもあまりに唐突に語り出したからウケたよw
喋れないって、どんな感じなのかね。。

89 :
!?
最初愚息だろうと思って読んでたのにあまりにも言い出さないからー!
知らない人なわけないしなーと悩んだぜ…
そうかぁ、公平くん良くなってよかった…頑張ったなぁ
鮎美ちゃんも愚息も幸せになってよかった
鮎美ちゃんとは手話で会話してるの?唇が読めるのかな?
やっぱり愚息は男前だなー精神的に

90 :
ごめんねー
なんか釣りみたいになっちゃって
ブランデーがじっくりそろそろ語りをって言ってたからさ
少し頑張ってみた
でも最後挫けたwww
ほんと失礼しました

91 :
ホントホント。
愚息は男前だ。

92 :
>>88
勿論登場人物は仮名ね?
喋れない気持ちってのは俺でさえ分からないよ
でも二人とも、それをネタにするぐらい強く生きてる
公平なんて、手話は覚えないわ、喉の振動を音に変える10万ぐらいの機械を買っておきながら、使ったのが3回だけとか

93 :
>>89
俺がってゆーか周りがでしょ?
簡単な手話は俺も少し勉強したから出来るよ
でも唇の動きで大体分かるよ
俺は基本、聞き取れないから大体で頷くってことはしないようにしてる
分かるまで何回も聞くようにしてる

94 :
エロ語りじゃなくてごめんぬ
もう完全にネタ切れだー!
ちなみに再来週の大学新年会の乾杯の挨拶は公平にふるつもりでいる俺

95 :
そーいえば思い出したんだけどね、
以前電車に乗ってる時、割りと混んでる電車で社内はシーン…としてるんだけど、
なんとなーく、私の後ろに居る人たちから他と違うムードを感じて振り返ったら、
手話で喋りまくって大爆笑してる女子二人が居たwww
もちろん何喋ってるか全然わかんないけど、見てるだけでこっちも一緒に笑っちゃうくらい爆笑してんのwww
超高速手話でww
なんか和んだわ

96 :
>>95
なんてゆーか、本当にいい笑顔をするんだよね
全力なんだよね
映画バベル思い出したww
俺の尊敬する人の一人が公平だね

97 :
>>96
ホントすごいね。
そりゃ尊敬するわー
乾杯の挨拶を公平に って
なんだかいいね。
盛り上がりそうだね!
そんな振りが出来るgusokuさんカッコいいね!

98 :
>>97
本当は結婚式の友人スピーチもふろうかと思ったけど、断られたから受付をお願いしますた
でもやっぱ食だよね?
どう思う?

99 :
>>98
もちろん食だ。

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