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キース「今日の訓練はゲストに来てもらった!」


1 :2013/06/17 〜 最終レス :2013/07/16
ネタバレ注意
ザワザワ
キース「貴様らの先輩にあたる者たちだ。今日一日、
    その者たちと訓練をともにすることで貴様らによい
    刺激になることを期待する!」
キース「それでは…入ってくれ諸君」
コツコツ
キース「紹介しよう、第104期訓練兵団卒、調査兵団の第14代団長を務める
    ジャン・キルシュタイン氏だ。 」
キース「そして、同じく104期卒、7年もの間
    調査兵団で生き抜いてきた精鋭たちだ!」

2 :
訓練兵1(104期って!?)
訓練兵2(じゃあこの人たちが噂の黄金世代!?)
訓練兵3(キルシュタイン団長って、あの史上最年少で調査兵団長
      になったって言う!?)
ザワザワ
キース「静粛にしろ!」
ザッ
キース「これよりキルシュタイン氏から挨拶と団員の紹介をしてもらう!
     心してきけ!」

3 :
キース「それでは、キルシュタイン団長…お願いします。」
コツコツ
ジャン「私は調査兵団第14代団長!ジャン・キルシュタインだ!
     今日一日、お前たちとともに訓練をさせてもらう!」
ジャン「私の後ろにいる団員達は、おそらく人類でもっとも巨人
     との戦いを熟知した、調査兵団きっての精鋭達だ!」
ジャン「お前たちには今日ここで、人類の力を見せてやろうと
    思っている!人類が決して無力でないことを知り、
    つらい訓練を乗り越え、巨人に立ち向かうための
    糧としてほしい!」
 

4 :
ジャン「私からの話は以上だ!次はメンバーの紹介だな。」
キース(よもやあのキルシュタインがここまでの頭角を現すとは、
     さすがの私も予想外だ。
     ジャン・キルシュタイン…エルヴィン前団長のもとで才能を見初められ
     異例の早さで分隊長を任された男。おそらくエルヴィンはそのころから
     次期団長として教育していたのだろう。)
ジャン「右から紹介していこう、まずは副団長のマルコ・ボットだ。討伐数は11、
     討伐補佐は42だ。」
キース(マルコ・ボット…訓練兵時代から指揮役としての能力はあったが
     あまり主張が強いほうではなかった。討伐補佐が多くなる
     のは納得だ。しかし、42…経験を積み胆力をもつけたか…)

5 :
ジャン「副団長ってのは、まぁ肩書きに過ぎないが指揮能力の高さは本物だ。
    普段は分隊長として自分の班を率いている。」
ジャン「次はクリスタ・レンズ、我らが女神だ。討伐数は3、討伐補佐は8だ。」
キース(クリスタ・レンズ…馬術以外に目立った特技はなかったはずだが、
     討伐もこなしているところをみると、兵士として一人前になったようだな。)
ジャン「彼女は馬術を得意としているため、壁外調査でも重要な運搬班で
    荷馬車を引いてもらっている。馬術について聞きたければ、彼女に
    聞くといい。」
ジャン「次だ、そのとなりコニー・スプリンガー。討伐数は21、討伐補佐は25だ。」
 
キース(コニー・スプリンガー…小回りが利く立体機動が得意だったか、
     頭の回転が遅いのは経験でカバーといったところか。)
ジャン「こいつは壁外調査で最も危険な前衛の班を率いている。
    馬鹿だが経験豊富で、複数の巨人と戦う方法も心得ている。
    興味があったら聞いてみろ。」

6 :
ジャン「次、サシャ・ブラウス。討伐数35、討伐補佐は19だ。」
キース(サシャ・ブラウス…型破りな立体機動が印象的だったな、
     あと芋と放屁。
     しかし、討伐数35とは、、、あの変則的な立体機動なら
     補佐なしでも討伐出来るということか。)
ジャン「こいつもスプリンガー分隊長と同じで前衛の班を仕切ってる。
    同じく馬鹿だが恐ろしく勘がいい。あとお前ら、飯を食われないように
    気をつけろ。」
ジャン「さて、次はこいつだ。ベルトルト・フーバー。討伐数は41、討伐補佐は33だ。」
キース(ベルトルト・フーバー…潜在能力の高さは相当のものだった、41という数字は
     妥当だろう。)
ジャン「フーバーは万能な能力がゆえ班の補強なんかで特定の位置に
    いることはあまりないな。なんでも聞け!次!」
 

7 :
ジャン…

8 :
ジャン「ライナー・ブラウン。討伐数は50、討伐補佐は51だ。」
キース(ライナー・ブラウン…当時から心技体そろった兵士として理想的な
     男だったが、期待通りの成長だ。噂では壁外を徒歩で走破し
     帰還したらしいが…さすがにデマだろう)
ジャン「こいつは右翼側の班を率いている。仲間から信頼されているみんなの
    兄貴分だ。戦士とはなんたるかをこいつを見て学べ。」
ジャン「こっから先はお前らも名前くらい知ってるかもな。
     アニ・レオンハート。討伐数は78、討伐補佐は26だ。
     4刀流のアニって言えば分かるか?」
キース(アニ・レオンハ―ト…奴が開発した彼女専用の武器、
     ブレードブーツにより非の打ちどころのない斬撃にさらに磨きがかかったようだな)
ジャン「彼女は左翼側の班をまとめている。斬撃と対人格闘のスペシャリストだ。
     よく観察するといい。」

9 :
見てるひといた!うれしいです

10 :
ジャン「あと4人だな」
ジャン「次は、アルミン・アルレルト。討伐数は5、討伐補佐は24だ。」
キース(体力面に難があったはずだが、どうやら戦闘もしっかりこなせているらしい。
     しかし、奴の真価はその頭脳。アニ・レオンハ―トのブレードブーツの開発者
     であり、調査兵団の頭脳。持っている権限を考えれば実質ナンバー2か。)
ジャン「巷じゃ”学士アルミン”とか”賢者”とか呼ばれてるらしいな。
     まぁ俺たちの作戦はほとんどこいつが考えてるし兵器開発なんか
     にも関わってるしな。座学ならこいつに聞いておけ。」
ジャン「ここから先は討伐数も討伐補佐も不明だ。もう数える気にもならんらしい。」
ジャン「まずはユミルだ。こいつはレンズ率いる運搬班のまわりで護衛をしている。
     調査兵団の頼れる番犬だ。レンズ分隊長を口説きたきゃまずはこいつを通せよ?」
ジャン「それからこっちはエレン・イエーガーだ。こいつもフーバー同様に配置はまちまち
     だな、作戦によって班を変えている。」
     
ジャン「お前らも知っての通りこの2人は巨人化することができる。
     ユミルが荷馬車を守る番犬だとすれば、イエーガーは猟犬だ。
     巨人化能力で巨人を追い立てる。」

11 :
ジャン「そして最後の一人、現人類最強の兵士ミカサ・アッカーマン兵士長が
    それを狩る。」
キース(ユミル、イエーガー、そしてアッカーマン。彼らが卒業してから7年の間に
     この三人には驚かされてばかりだ。巨人化能力の取得、そしてリヴァイ前兵士長
     引退前に人類最強の座をもぎ取った兵士。
     まさに黄金世代の象徴にふさわしい。)

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

キース「これより訓練に移行する!」

12 :
続きは明日かきます

13 :
見てるよ!

14 :
保守

15 :
わくわく

16 :
俺は期待しております

17 :
1です
少しだけ投下します
サシャ「それにしても、後輩のまえに出るのは緊張しますねぇ。」
 
コニー「まったくだぜ、俺途中で腹痛くなったもん。」
ライナー「それより、ジャンが自分のことを”私”とか言ったり、
      俺らを名字で呼ぶのには今でも笑っちまいそうになる。」
ジャン「うるせぇな、俺なりの公私の分け方だって言っただろ。」
マルコ「僕はいいと思うけど」
ベルトルト「ははっ」
ユミル「そんなことより…だれが番犬だって?」
  
エレン「誰が猟犬だ!」
アルミン「まあまあ落ち着いて二人とも」
クリスタ「そうだよ、それにワンちゃんかわいいじゃない。
      二人にぴったりだよ?」
ミカサ「そう、エレンはかわいい」
アニ「同意」

18 :
世界観について説明
マルコ生存ルート
ジャン、マルコ、アニは初陣で気が変わり調査兵団へ
アニ、ライナー、ベルトルトは人間です
ただし超大型、雌型、鎧は存在します

19 :
ジャン「バカやってねぇで訓練いくぞ!お前ら!」
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キース「午前最初の訓練は対人格闘だ!何度も言っているが兵士たるもの
     何時いかなる時でも必要とあらば戦わなければならない!
     それが人でも巨人でもだ!」
キース「そしてお前たちも知っての通り、超大型巨人および鎧の巨人はおそらく
     イエーガー達と同じ存在。つまり、我々は中の人間と戦わねば
     ならない!」
エレン「…」
キース「そのような事態に備えて対人格闘もまじめに取り組め!」
 ハッ
キース「と、その前に、貴様らの先輩方が手本をみせてくれるそうだ!」
ジャン(え?)
キース「誰かやってくれる者はいるか。」
バッ
アニ「…」、ミカサ「…」

20 :
アルミン(まずい!)
キース「ほう、やってくれるかアッカーマン、レオンハ―ト。
     貴様ら運がいいな!いきなりこの二人の戦いを見れるとわ。」
ジャン(あいつらあの時の続きをする気か!?)
ライナー(とめねぇとまた血の雨が降るぞ!)
ベルトルト(でも止めに行ってもライナーの血の雨が降るだけだし…)
アルミン(どうすればいいッ?)

21 :
バイトいってきます
続きは夜かきます
この話は続編ではありません
”あの時”については後ほどかきます

22 :
C

23 :
保守

24 :
1です
保守してくださった方々ありがとうございます
続きかいていきます

25 :
ジャン「キース教官!」
キース「どうしたキルシュタイン?」
ジャン「レオンハ―トの対人格闘術はここで教えているものとは
     大きく異なります。よって、手本を見せるならブラウンか
     イエーガーを勧めます!」
キース「確かに…よしブラウン!アッカーマンと共に手本を見せてくれ。」
ライナー(あ…俺死んだな…)
アルミン(ナイスだ!ジャン!そしてさよなライナー!)
ミカサ「……」
アニ「…チッ」

26 :
キース「ちょうどいい、貴様ら!自分より大きな相手に襲われた時
     どうすればいいか見ておけ!」
訓練兵1「さすがにあの体格差はむりだろ」ヒソヒソ
訓練兵2「人類最強ってのは立体機動とブレードがあるからだろ?
      素手でなんて…」ヒソヒソ
キース「それでは、始めろ!」
ライナー(ビビることはねぇ、あの頃の俺とは実力も経験も段違いなんだ!
      後輩もみてるしな…)
ベルトルト(ライナー…まさか君はミカサに勝とうとしているのかい!?
       やっぱり君は最高の戦士だ!)
ライナー「よ、よし行くぞ!」ダッ

27 :
ライナー「」チーン
ベルトルト(デスヨネー)
訓練兵1「そんな…!」
訓練兵2「すげー」
キース「わかったか貴様ら!体格差があろうがしっかりと訓練し、
     正しい技術を身につければ制圧など容易だ!」
キース「どーせ出来ないと諦め、手を抜くことは許さんぞ!
     いいか!?」
ハッ
キース「では、訓練開始!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

28 :
     お昼
サシャ「ようやくご飯ですね!」
ユミル「まさか、またここの薄味な飯を食うことになるとはな」
クリスタ「ほんとだね」
ライナー「それにしてもさっきの対人格闘の訓練、肝を冷やしたぞ」
ジャン「まったくだ、お前ら後輩の前で公私混同してんじゃねぇ。」
アニ「悪かったよ…」
ミカサ「申し訳ない…」
エレン「もう半年前みたいなことはごめんだぞ?」
ミカサ「ごめんなさい、でも…」
エレン「わかってる、お前たちが戦う理由が俺にあるってことぐらい」

29 :
はよはよ

30 :
アルミン(半年前、エレンはアニに告白した…)
アルミン(エレンがアニのことを好きなのは様子を
      みていたら何となく分かった。
      おそらくミカサも知っていた。)
アルミン(そして、アニは二つ返事で告白をうけた)
アルミン(それを聞いたときのミカサは、とても混乱していた。
      そこれへんの女だったら問答無用でそいでいたかも
      しれない。でも…それをするには、
      ミカサはアニを好きになりすぎた。)
アルミン(ミカサは104期のみんなを本当に信頼している。
      何度も命を預けてきたのだから当たり前なのかも
      しれないけど、7年前では考えられなかっただろう。)
アルミン(そして、ミカサは自分の気持ちを押し殺して
      アニとエレンの幸せを願うことにした。)
アルミン(でも、それから一週間がたった時、ミカサが突然アニに言った。)
ミカサ『私を倒せなければエレンと付き合うなんて認められない。』

31 :
アルミン(あとから聞いた話だと、ジャンの入れ知恵らしい。
      曰く、”ミカサらしくない”と)
ジャン『兵士長として、常に感情を殺して任務にあたっている姿は、
    兵士長に指名した俺からしてみても見事だと思う。
    だが、それを私生活まで持ち込めと言った覚えはねぇぞ。
    らしくもなく理屈をならべて大事なもんを手放すなんて
    それでもお前ミカサ・アッカーマンか!?』
ジャン『これは兵士長としての問題じゃねぇ、ひとりの女として
     の問題だろ?だったら自分のやりたいようにしろよ!』
アルミン(そこからミカサの、まるで小さな女の子のような
      悪足掻きが始まった。)
アルミン(エレンは当然反発したが、こんなことを言われて
      黙っているアニではなかった。)
アニ『いいよ、受けるよこの勝負。』
アルミン(結果はアニの惨敗。自慢の蹴り技すべていなされて、
      最後は絞め落とされた。
      勝ったミカサも仲間であるアニを傷つけてしまった罪悪感
      で涙を流していた。)
 
アルミン(ミカサの行動は矛盾だらけだったけど、それだけ気持ちに整理
      がつかなかったんだろう。)

32 :
アルミン(だからあれはミカサなりのけじめ。
      ミカサは、エレンのために強くなった。
      そんな自分をもしアニが同じ理由で超えたのなら
      潔く身を引こうと…)
アルミン(仲間のみんなもそんなミカサの心境を察してか、
      特に責めることはしなかった。エレンもアニも…)
アルミン(そしてアニはミカサに勝つまでエレンとの関係の進展はしない
      と宣言した。
      が、半年間二人が戦うことは一度もなかった。)

33 :
眠い…
また明日書きます
書くの遅くてすみません
それと、このSSはジャン好きのためのものです!
ジャンに彼女をつくってあげたいのですが、
誰にするか決まってません。
保守してくださる方いましたら、誰がいいか書いてくださると
ありがたいです。
それではおやすみなさい

34 :
僕はユミルで

35 :
おはよーございます
レスありがとうございます。
ユミルですか…どういうきっかけにしよう…

36 :
ジャン「それよりも午後の立体機動の訓練なんだが、
     エレンとユミル、あれやってくれるか?」
エレン「俺は構わないぞ?」
ユミル「めんどくせぇ」
ジャン「頼むよ…」
ユミル「…チッ、わかったよ…」
コニー「訓練兵たちの反応が楽しみだなー」

37 :
続きはよる

38 :
立体機動訓練
ジャン「キース教官!立体機動の訓練についてですが、
    我々から提案があります!」
キース「なんだ、言ってみろ。」
ジャン「立体機動訓練は通常、木製の巨人を模した人形を標的にします。
    ですが、実際の巨人は動き回っており攻撃もしてきます!」
ジャン「いざ実戦になったとき、動く巨人に狼狽えてもらっては困ります。
      そこで我々は動く標的を用意しました!」
キース「ほう、だいたい察しはついた。
     訓練兵に今ここで実戦を経験させる気か。面白い。」ニヤ
キース「だが、いいのか?仲間が削ぎ落とされるかもしれんぞ?」
ジャン「巨人の硬化能力でうなじを強化させます。
    もし、訓練兵たちが巨人を殺せるほどの深い斬撃をはなったら、
     恐らくブレードが折れます。つまり…」
キース「うなじを切ったとき、ブレードが折れれば討伐成功と言うわけか。」
キース「いいだろう、では訓練兵たちを五人の小隊に分けて森に放とう。
     いつも通りの訓練だと言ってな。」
ジャン「いったい何人が巨人に立ち向かえますかね?」ニヤニヤ

39 :
ジャン「あ!それと、104期の連中を小隊の隊長にしていただきたいのですが。」
キース「なぜだ?」
ジャン「ドッキリには仕掛人が必要でしょ?」ニヤニヤ
キース「そうだな」ニヤニヤ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ジャン「と言うわけで頼んだぞ二人とも。」
エレン「ああ!」
ユミル「めんどくせぇと思ったが、訓練兵たちの慌てふためく姿を
     みれるならちょっとは楽しめそうだ。ヒヒ」
ジャン「間違って潰したりするなよ?あと、動きは普通の巨人らしくしろよ?」
ユミル「わかってるよ、ったく」
エレン「んじゃ、いってくる!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

40 :
ジャン(全部で10班か。索敵、発見から討伐までの連携をみる訓練だと、
    訓練兵たちには伝えてあるが…実際はエレンとユミルが巨人化して
    待ち構えている。そして、リアリティを出すために班長達はみんな
    巨人に食われてもらう。)
ジャン「さて…何人生き残るやら…」
ジャン「まずはマルコの班か、頼んだぞマルコ!」
マルコ「任せてくれ!第1班、移動を開始するよ!」
訓練兵「はい!」

41 :
森の中

バシュー ビュンッ バシュー ビュンッ
マルコ(ふむ、この班はなかなか上手い子が多いな。これなら心配ないかもね。)
バシューッ
マルコ(…さて、もうそろそろ来るかな?)
ガサガサ…ダッ
訓練兵3「え?あれは、巨人!?」
訓練兵5「マルコ班長!」
マルコ「う、うわー(棒)」
バクッ
訓練兵3「班長が食われた!?」
エレン「ヴァァァァァ」
訓練兵1「みんな散れ!固まっていたらみんな食われるぞ!
      訓練兵4は教官に伝達にいけ!残ったやつでこいつを叩くぞ!」
訓練兵4「わ、わかった!」
マルコ(へぇ、あの子はなかなか見所があるね。昔のエレンみたいだ。
     でも1人で向かわせるのは不味いんじゃないかな、
     巨人との戦いで相手が一体だという思い込みは死に繋がるよ。)
訓練兵4「まずい!後ろからも巨人が!挟まれたぞ!」
訓練兵1「なに!?」

42 :
マルコ(それに、問題は巨人の方だけじゃないぞ。)
訓練兵2 「班長が…食われた…俺も…食われる…」ブルブル
訓練兵3「やだやだやだ!」
訓練兵5「俺は逃げるぞ!」ダッ
マルコ(誰もがみんな君みたいに強いわけじゃない、そんな彼らを君は守れるかな?
     さぁ、どうする。)
マルコ(それにしても…エレンの口の中は居心地が悪いな…
     間違って飲み込まないでくれよ…)
訓練兵1「待てお前ら!連携もなしに単騎で逃げるんじゃない!
      他にも巨人がいるかも知れないんだぞ!…クソッ」
訓練兵4「どうする?このままじゃ僕たちも…」
訓練兵1「回り込んでる時間はない!
      それに闇雲に動いて他の巨人が出てきたらたまったもんじゃない!
      真っ直ぐ教官たちの方に行くぞ!後ろの巨人だけやるんだ!
      一体だけなら二人でもいける!」
訓練兵4「わかった!なら僕が囮をやるよ!
立体機動の速さと小回りは僕の方が得意だ!」バシュー
訓練兵1「すまねぇ、頼んだぞ!」バシュー

43 :
マルコ(戦えないと分かった仲間は切り捨てたか。
    この状況においては正解といっていいだろうな。
    無理に逃げた方をフォローしようとすれば、最悪全滅もありうる。
    今の最優先目的は、巨人の存在をみんなに知らせること。
    あのあの二人はそれが分かっている。将来有望だな、
    もしかしたらユミル負けちゃうんじゃないか?)
ユミル(へぇ、私を倒して一点突破ってか!上等じゃねぇか!)ブンッ
訓練兵4「おっと危ないっ! 」ビュンッ
ユミル(こいつは囮役か、まぁここは通常の巨人と同じく誘いにのってやるか。)
ユミル「ヴァァァァァ」バクッ
訓練兵4「危ないッッ!足を食われる所だった!!」
ユミル(これも避けるか?こいつ結構な腕だな。もういっちょ!)グァァ

訓練兵1(よし!囮に食いついてる!今なら狙える!)
バシュー ビュンッ
ユミル(いいタイミングで本命も来たな。こりゃもう十分合格だろ。しっかり狙えよ?)
訓練兵1「うぉぉぉぉぉ!!!」バキンッ!
訓練兵1「ブレードがッッ!?折れた??!」
マルコ・エレン・ユミル(合格だ。)

44 :
訓練兵4「訓練兵1!!急いで離脱して!今行くから!」
訓練兵1「来るな!俺が引き付けている間に、教官に知らせろ!
      こいつには硬化能力が!」
マルコ「はーい、もういいよ君たち。」ビューン
訓練兵二人「……は?…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

説明終了
訓練兵1「つまり俺達は謀られたと…」
マルコ「人聞きが悪いなぁ、これも訓練の一環なんだよ。
それに、君たちは巨人を前にしても臆せず戦い、そして倒した。
僕ら104期のメンバーだって訓練時代からそれが出来たやつはミカサとエレンくらいだよ。
誇っていいよ。君たちはもう立派な兵士だ!」
訓練兵4「これが、実戦なんですね。はぁぁ、誰も死ななくてよかったです。」
マルコ「これから、他の班も同じことをする。
    君たちは兵舎に戻って休んでいて構わないよ。」
訓練兵1「分かりました…」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

45 :
全班終了
ジャン「結局、巨人に立ち向かえたのは全体でも5人ほどだったな。
     そのうち巨人を討伐出来たのは最初の班だけか………」
クリスタ「立ち向かえた子でも実力不足、人数不足で最後には捕まっちゃったもんね。」
アルミン「でも、クリスタの班にいた暫定首席の子は1人で結構頑張っていたよね?」
コニー「ミカサには及ばねぇけど、ライナーとかベルトルトクラスには
     成長するんじゃねぇか?」
ジャン「ついでに調査兵団を志望してくれれば言うことねぇんだがな。」
サシャ「さすがにそれは望みが薄いですね…」ハハッ
アニ・ミカサ(エレンの唾液は最高だった!キリッ)

46 :
訓練終了後
ジャン「教官!」
キース「どうした、キルシュタイン。
     そろそろ帰らなければならんはずだが?」
ジャン「はい、ですがその前に一言お礼が言いたくて…」
キース「礼だと?私はお前に礼を言われるようなことをした覚えはないが?」
ジャン「今日まで生き残れたのは、キース教官のおかげです。
     教官が俺たちを兵士に育て上げてくれたから、俺たちは壁外でも
     戦えている。そのことを104期を代表して伝えにきました。」
キース「教官が兵士を育てるのは当たり前のことだ。
    そんなことにいちいち礼などいらん。」
ジャン「なら…元調査兵団団長としてお礼をいいます。先輩方が払った多くの
     犠牲はけして無駄ではなく、そこから得た数えきれない情報が
     俺たちの戦いに生きています。先輩方を代表してお礼を受け取ってください。」
キース「……ふんッ…言うようになったな、キルシュタイン。
     だが、教官としての私に礼を言いたくば、引退するまで
     生き延びてからにしろ。」
キース「そのときは…酒でも持ってこい。」コツコツ
ジャン「は…はい!」

47 :
ライナー「どうだった?教官は」
 
ジャン「礼は引退するまで生きてからだとさ。」
ベルトルト「あの人らしいね。」
エレン「そんなの、引退までに巨人を絶滅させればいいことだろ?」
サシャ「そうですね!」
コニー「その時までにあと何回巨人に囲まれなきゃなんねぇんだ?」
ユミル「嫌なら食われてもいいんだぞ?」
クリスタ「もう!ユミル!」
アルミン「その前にいい加減この二人の問題をなんとか…」
マルコ「そうだね…」
ミカサ「大丈夫、私は負けない」
アニ「それが問題なんだよ…」
ジャン「馬鹿やってねぇでそろそろ行くぞ!次の壁外調査も近い!
    気合い入れろよ!」
みんな「おーーー」
                               
                            第1話  おわり

48 :
保守してくださった方々ありがとうございます。
第1話終了です。
この世界観で最低でもあと2,3話書きますがまた後日です。
奇跡的にここが残ってたらここに書きますが
おそらくないので新しく立てます。
そのときはまたよろしくお願いします。

49 :
乙!!
次も頼んだ

50 :
見たぞ!
面白いから頑張ってください!

51 :
保守

52 :
ジャンはユミルよりミカサとくっつけてくれー!

53 :
保守

54 :
捕手

55 :
保守

56 :
1です。
保守してくださっている方ありがとうございます。
申し訳ございません!制作が遅れています。
来週中には投下出来る予定です。
気長に待ってくれると助かります。
スレは落としていただいても構いません。
ミカサとくっ付けてくれという意見ですが…
少なくとも他のssのようなひどい扱いにはならないので
それで勘弁してください。
ではまた後ほど。

57 :
>>1頑張れ

58 :
保守

59 :
1です…
締め切り…もう少し待ってください…
今週中には…

60 :
>>59
がんばれ
保守してまってるよ

61 :
保守

62 :
1です!
これ以上待たせるのもあれなんで
フライング投下します。
一日に更新できる数が少ないですがお付き合いください。

63 :
1話から約1か月後

〜〜調査兵団本部の一室〜〜

エレン「人体強化薬?」
ジャン「あぁ、内地の連中最近なんか怪しいと思ったら
     そんなもんを開発していたらしい。」
エレン「で、その人体強化薬ってのはどんなもんなんだよ?」
アルミン「もともと、技巧はエレンのような巨人化を可能にする薬を研究していたんだ。
      でも、どんなに研究しても糸口が見えなかったみたいで…
      方向性を変えることにしたんだ。」
ジャン「それが、人体強化薬ってわけだ。具体的には読んで字のごとく、
     人間の身体能力を底上げするものだな。」
アルミン「人間の筋力、判断力、動体視力、反射神経みたいなところを
     極限まで高めることで、ミカサ並の兵士を作り出そうとしているんだ。」

64 :
エレン「へぇ!そいつはすげぇじゃんか!
    成功すれば巨人との戦いもずっと楽になるわけか!」
アルミン「確かにそうなるね。」
ジャン「連中は来週にも人体実験に移るらしい。
    ようやく完成のめどがたったんだとよ。」
ジャン「んで、その実験とやらにエレンとミカサ、アニ、アルミンに
    協力してほしいんだと。」
エレン「…?俺たちがその実験に協力?」
アルミン「うん、その人体強化薬なんだけど…
     動物実験の段階で、ある副作用が発見されているんだ…」

65 :
エレン「副作用?」
ジャン「精神への影響だ。薬を投与された動物は
     その種類に関わらず狂暴性がましている。」
アルミン「最初の頃の実験に比べたらだいぶましになぬってきたんだけど、
      人間で試して何が起こるかわからないから。
      いざというときの為に対人戦に強いミカサ、アニ、エレンを
      実験に立ち合わせたいみたいなんだ。」
エレン「アルミンは何でいくんだ?」
アルミン「僕も少しだけこの研究に力を貸していたんだ。
      直接出向いた事はないんだけどね。だから招待されたって感じかな?」
ジャン「当日は俺も行く予定だ。他の調査兵団員はここのところ忙しかったから
    休暇を与える。ミカサとアニには俺から伝えておく。」
エレン「わかった。」

66 :
〜〜調査兵団本部会議室〜〜

ジャン「と言うわけだ、来週のその日は全員に休暇を与える。
    ここ最近立て込んでいたから、各自しっかり体を休めてくれ。」
サシャ「なんだか嫌な予感がします!」ガタッ
ジャン「また唐突な…」
ミカサ「私も…サシャと同じ…あまり気が進まない。」
アニ「あんたがそんなこと言うなんて、珍しいね。
   でも…私も二人と同じ意見だよ。嫌な予感がする。」
ジャン「だがこれは決定事項だ。少なくともお前たちが行くことは確定している。」

67 :
サシャ「ならせめて私たちに待機命令を出してください!
     何かあったら直ぐに動きます!」
コニー「何だってんだよ、突然。
     せっかくの休暇を棒に振ってまで仕事がしたいのかよ。」
ライナー「サシャがここまで言うんだ、よっぽど何か感じているんだろ、
      どうする?団長。」
ジャン「………わかった。マルコ、当日は残りの連中とここで待機していてくれ。
    さすがに機密が多い研究所にこいつらを入れては貰えないだろうからな。」
マルコ「了解したよ、ジャン。」
ジャン「サシャ、研究所の近くで隠れて待機だ。
    様子が変だと思ったら直ぐに戻ってきてマルコたちに知らせろ。」
ジャン「一人でも平気か?サシャ。」
サシャ「はい!問題ありません!ありがとうございます!」

68 :
ミカサ(……………)
アニ(ミカサもか、やっぱり不安が消えない。
   これは気を引き締めないと、エレンに何かあったら……私は…)
ジャン「よし、今日の会議は以上だ。解散してくれ。」

〜〜廊下〜〜

アニ「ミカサ…」
ミカサ「アニ、どうしたの?」
アニ「今回のこと…どう思う?」
ミカサ「正直…あまりいい気はしない。エレンに危険が及ぶかもしれない。」
アニ「私も同意見だよ、でも…だからといって特に対策を打てるわけじゃないし…」
ミカサ「問題ない、エレンは私が全力で守る。あなたは何も心配しなくていい。」
アニ「…いつまでそんな調子でいるつもり?子供じゃあるまいし。」
ミカサ「嫌なら私を倒せばいい。そうすればエレンを任せてられると認めよう。
    なんなら今ここで…」
アニ「今は止めとくよ…私は当日フル装備で望む。
    あんたも気を抜くんじゃないよ。じゃ」コツコツ
ミカサ「……ごめんなさい…アニ」ボソッ

69 :
実験当日

ジャン「よし、お前たち準備はいいな。」
エレン「あぁ、こんな仕事ちゃっちゃと終わらせようぜ!」
ミカサ「そうね……」
アニ「………」
アルミン(アニ…ブレードブーツまで装備している、よっぽど警戒しているんだ…
     でも、それくらい今日の任務は危険だ。)
アルミン(依頼の内容から察するに…下手したら、
      僕らは人をRかもしれないんだから…)
エレン「で、研究所ってのはどこにあるんだ?」
アルミン「ウォール・ローゼの北東。壁に近い森林の中にあるんだ。
      確かカラネス区が近かったはずだよ。」
エレン「2、3時間ってところか…面倒だな。」
ジャン「ぼやくな、仕事だ。さっさと行くぞ。」
アニ(サシャはちゃんとついてきてるみたいだね)チラッ

70 :
〜〜道中〜〜
エレン「あれっ?よく考えたら、なんかあったときにサシャが伝達しても
    2時間以上かかるなら意味ないんじゃ…」
アニ「あんた…今さら過ぎだよ…」
アルミン「そのへんはちゃんと伝えてあるよ。
      サシャにはまず近くのカラネス区に向かってもらう。」
アルミン「そこで駐屯兵団へ応援要請をしてから僕らの本部に戻るよう
      言っておいたんだ。少なくとも間に合わないなんて事にはならないようにね。」
エレン「へぇ、さすがアルミンだな。」
ジャン「お前…コニーより馬鹿ねんじゃねぇか?笑」
エレン「な!?あいつと一緒にすんなよな!」
ミカサ「その通り…エレンは賢い…ただちょっと…ゆるいだけ。」
アルミン「ミカサ…フォローする気ないね…」
アニ「……フフッ」

71 :
今日はここまでです。
続きは明日か明後日に…
それではまた。

72 :
いいね、いいよ!

73 :
まってました

74 :
1です。
書きためが一部消失してしまった。
死にたい…
今日のぶんいきます。。。

75 :
〜〜研究所〜〜
エレン「ずいぶん辺鄙なところにあるんだな。」
アルミン「一般人に立ち入られても困るからね、一応は隠してあるんだよ。」
ジャン「警備兵が結構いるな、さすがに兵団の重要施設なだけはあるな。」
警備兵「お前たち止まれ!どこの所属だ!」
ジャン「調査兵団、団長のジャン・キルシュタインだ。
     実験に協力してほしいにとの依頼で来た。」
警備兵「これは…失礼致しました!」

ジャン「構わない、お前は仕事をしただけだ。」
警備兵「ありがとうございます!重ねてお願いなのですが
     皆さん全員の所属と名前もお願いします。規則なので。」

76 :
エレン「調査兵団所属、エレン・イェーガー。」
アニ「同じく調査兵団、アニ・レオンハート。」
ミカサ「兵士長、ミカサ・アッカーマン。」
アルミン「アルミン・アルレルト、調査兵団です。」
警備兵「音に聞こえた有名人ばかりですね。
      それではご案内しますのでこちらへ。」

77 :
〜〜研究所内通路〜〜
ジャン「それにしても、厳重な警備だな。
     お前らは駐屯兵団から出向してきてるのか?」
警備兵「はい、研究しているものがものだけに、
     万が一にも強奪されるわけにもいきませんから。
     我々がこうして警備しています。」
エレン「こんだけ、兵士がいるのにわざわざ俺達まで呼ぶ必要あったのか?」
アルミン「エレン、作り出そうとしているのはミカサ並の力を持った兵士なんだよ?
      こう言ってはなんだけど、いくら並みの兵士が束になってもミカサには勝てない。
      勝つには同等な力の持ち主でないと。」
エレン「確かに、でも…暴走さえしなければいいだけだもんな!」
ジャン「あぁ、そうだな。」
アニ「………」
ミカサ「………」

78 :
警備兵「こちらの部屋です、どうぞ。」 ガチャッ
〜〜控え室〜〜
警備兵「失礼します。調査兵団の一行をお連れしました。」
研究者1「おぉ、ようこそ!お忙しいところをお越しくださいました。
私は研究者1と申します。今日はよろしくお願いします。」ペコペコ
ジャン「調査兵団団長のジャン・キルシュタインだ。よろしく。」
ミカサ「兵士長のミカサ・アッカーマンです。こっちは私の部下達です。」
アニ、エレン「よろしく」ペコ
アルミン「参謀のアルミン・アルレルトです。直接お会いするのは初めてですね。」ペコ
研究者1「おぉ、賢者と呼ばれるアルレルト氏にまでお越しいただくとは、光栄です。
早速ですが、実験室に案内します。こちらへどうぞ。」
ジャン「あぁ。」

79 :
〜〜調査兵団本部の一室〜〜

クリスタ「ミカサたち大丈夫かなぁ。
     サシャがあんなこと言うから私まで心配になってきたよぉ。」
ユミル「大丈夫だろ?なんたって人類最強なんだからよ。
     それに、アニとエレンだって十分強いし、心配はいらねぇって。」
クリスタ「それにしては、ユミルも落ち着かないね。誰かさんの事が心配な?」クスクス
ユミル「あ?誰かさんて誰だよ。」
クリスタ「とぼけちゃって。
      あの時からユミルはジャンの言うこと素直に聞くようになったもんねー」ニヤニヤ
ユミル「私はそんなに単純じゃねぇよ。まったく…… 」

80 :
回想

〜〜町の繁華街〜〜

市民1「おぉ!あれは調査兵団のクリスタ嬢とユミル嬢じゃねぇか!」
市民2「本当だ!黄金世代のメンバーだ!」
市民3「お前らー頑張れよー!」

クリスタ「なんだか私たちすっかり有名人だね。」
ユミル「ちっ、クリスタにちょっかい出す輩がでないか心配だぜ。」
クリスタ「大げさだよユミル。アイドルじゃないんだから。」クスクス
ユミル(アイドルじゃなくて天使だな。)

81 :
市民4「おい見ろ、アイツだ…巨人になれるって奴は。」ヒソヒソ
市民5「化け物め…さっさと殺してしまえばいいものを…」ヒソヒソ
クリスタ「ッッ!あなたたち!!」
ユミル「やめろ、クリスタ。」
ユミル「別に間違っちゃいない。私は…化け物さ。
     気にしちゃいない、それよりさっさと買い物済ませて本部に戻ろう。」
クリスタ「でも!」
市民4「そーだ!さっさと帰れ!化け物が街に出てくるんじゃねぇ!」ポイッ
ユミル「!……」ツー
クリスタ「ユミル血が出てる!大丈夫?」フキフキ
クリスタ「いい加減に!!」ギリッ

82 :
ジャン「なんの騒ぎだ?こりゃ。」
ユミル「ジャンか、何でもねぇよ?ちょっと話ていただけだ。」
ジャン「そうか…ならさっさと用を済ませて本部に戻るぞ。」
市民5「キルシュタイン団長!こんな化け物街に寄越さないで下さい!
     だいたいなんで調査兵団は巨人なんかを飼っているんですか!?
     さっさと処分してくださいよ!」
クリスタ「ふざけるな!!」
ジャン「よせ、クリスタ。せっかくの美人が台無しだぞ?」
ユミル「そーだぞクリスタ。あんまり怒るとシワが出来るぞ?」
クリスタ「そんなこと言ってる場合じゃない!」
ジャン「それと、そこのお前ら。ユミルを化け物と言ったが少し違うぞ。」
市民5「はい?」

83 :
ジャン「巨人を化け物と言うのなら、
    7年間巨人を狩り続けている俺達104期だって化け物だろ?
    だから正しくは俺達3人とも化け物と言え。」
市民4「そんなのは屁理屈だ!
     どう考えたってソイツが巨人であることに変わりはない!
     種族として人間のあんたたちとは違うだろ!
     人間のふりをして紛れこんでいるに違いない!」
ジャン「ユミルが巨人の姿でいられる時間は限られる。
    それ以外は常に人間の姿だ。巨人化はあくまでコイツの持つ能力でしかなく、
    他の人間が持つ戦闘スキルと同等の意味しかない。」
市民4「しかしッッ!」
ジャン「万が一コイツが敵だったら、俺がしっかり切り伏せる。安心しろ。」

84 :
市民4「……わかりましたよ…」
ジャン「分かればいい。行くぞ!二人とも。」
コツコツ
ユミル「私を切り伏せるねぇ、そんなことが出来るのかねぇ、お優しい団長さんが。」
ジャン「やるさ、俺達の障害になるなら俺は何だってやってやる。」
クリスタ「ジャン……」
ジャン(仲間殺しの罪をミカサやエレンに負わせる訳にはいかねぇしな…)
ユミル(とか考えてるんだろうな、まったく…)

85 :
回想終了
クリスタ「でも、言うこと聞くようになったのは本当でしょ?」
ユミル「私はただ…アイツの覚悟をくんでやろうと思っただけだ。」
クリスタ「へぇー」
クリスタ(自分では気付いてないって言うより、認めたくないのかな?
     まぁ、あれだけのことで好きになるなんて、いくらなんでもちょろすぎるもんね…)
ユミル(クリスタがいやらしい顔をしている…かわいい。)

ユミル(それにしても…胸騒ぎがする。何もなけりゃいいが…)

86 :
短いですけどきょうはここまで。
また明日か明後日に。

87 :
期待している

88 :
1です。
今日も少しですが投下します。

89 :
〜〜実験室〜〜

研究者1「こちらが実験室になります。」
 
研究者1「そして彼が今日の実験の被験者です。
      もともとは処刑されるはずだった囚人なのですが、
      実験に協力する代わりに死罪を免除されました。
      今は拘束くてあるんでご心配なく。」
囚人「……………」
ジャン「そんな危険な奴を薬で強化して平気なのか?」
研究者2「罪状は殺人などではないとのことですので、
      もともと粗暴な輩ではないと思いますが…」

ジャン「…実験が成功した場合、奴はどーなる?」
研究者2「我々もそこまでは分かりません。
      とりあえずは上が決めるまで拘束は解かれないでしょうが…」
ジャン「そうか…」

90 :
研究者1「それでは実験に先だってもう一度、
      あなたたちへの依頼を確認させて頂きます。」
研究者1「これから被験者への投薬を開始します。
      その後拘束をしたまま1時間程様子を見ます。」
研究者1「目立った凶暴化や、理性の喪失が見受けられなかった場合、
      第二段階として彼とあなたたちがこの部屋に残り拘束を解いてもらいます。」
研究者1「それでも変化がなければ実験は成功と言えます。
      あとは、身体検査をして終わりです。あなたたちには申し訳ありませんが、
      特になにもせずに帰って頂くことになります。」
研究者1「ですが、万が一凶暴化が見られた場合はその場で彼を拘束してください。
       最悪の場合は殺してもかまいません。」
ミカサ「………」
ジャン「わかった。」

91 :
研究者1「結構、それでは投薬を開始します。」カチャカチャ
プスッ
囚人「……!…………」ドクンッ
ドクンッ ドクンッ
研究者2「気分や体調に変化は?」
囚人「……特にない。」
研究者1「ではここから1時間ほど様子を見ましょう。
      コーヒーでも持ってきます、しばしお待ちを。」

92 :
〜〜1時間後〜〜

ジャン「目立った変化なしか…」
研究者2「そのようですね、次の段階にいきましょう。
      我々は外から様子をみます。あとはお願いします。」ガチャッ
ジャン「あぁ。」
囚人「ようやく体を動かせる…」
ジャン「変な気を起こすんじゃねぇぞ?」ガチャガチャ
囚人「わかってるよ…」

93 :
アルミン「ミカサ、アニ、エレン。念のため抜刀をしておいてくれ。」シャキン
エレン、アニ、ミカサ「…」シャキンッ
ジャン「よし、とれたぞ?」
囚人「フゥー、やっと自由だ。」ドクン
ジャン「もうしばらく様子をみる。」シャキン
囚人「おいおい、抜刀した兵士に囲まれてちゃリラックスできないだろ?
俺を刺激しない方がいいんじゃないのか、暴れるかもしれんぞ?」ドクン
ジャン「念のためだ…それにお前が暴れたところでこっちにはミカサがいる。
お前に勝ち目はないぞ。」

94 :
囚人「へぇ、その女が噂のミカサ・アッカーマン兵士長か、
なかなか美人じゃないか。」ドクンッ
アルミン(まずい…雲行きが怪しくなってきた。)
アニ(コイツ…何かする気?)
エレン「おいお前、あんまりミカサに近づくんじゃねぇよ。」ズイ
ミカサ「エレン。落ち着いて、私は大丈夫。」
囚人「ずいぶん余裕だな、さすが人類最強。殺しがいがあるってもんだ。」ドクンッ
ジャン「ミカサ!来るぞッッ!」
囚人「おせぇ!」ブンッ

95 :
ミカサ「………?」
囚人「フッ冗談だよ、マジになんなよ。」
ジャン「冗談では済まされないぞ?」カシャン
ミカサ「まってジャン…彼からは殺気を感じなかった。
暴走状態になった訳ではない…と思う。」
エレン「おいお前!どーゆうつもりだ!?場合によっちゃこの場でッッ!」
ミカサ「エレン!」
エレン「くッッ!」
囚人「さすが人類最強、部下をしっかり手なずけているな。」

96 :
ミカサ「質問がある…」
囚人「…?」
ミカサ「あなたは何故実験の被験者になろうと思ったの?
そもそもあなたの罪は?」
アルミン「ミカサ!こんなときに何の話を!!」
ミカサ「アルミン、これはあなたにも関係あるかもしれない話。ちゃんと聞くべき。」
アルミン「何を言っているんだ!?」
囚人「あんたが賢者アルレルトか。確かに…あんたには関係ある話だ。」
アルミン「!?」
ジャン「お前ら…一体なんの話を…」
囚人「俺の罪は、王政への反逆だ。」
ジャン「ッッ!?」
囚人「俺は…お前らと同じシガンシナ出身なんだ。」

97 :
ミカサ「やはり…あなたが接近したとき懐かしい匂いがした。シガンシナの匂い…」
エレン「匂い?」
囚人「ははっ、まさか匂いなんかでばれるとな。
    さっきの口ぶりだと反逆の動機も察しがついてんだろ?」
エレン「でも、シガンシナ出身って事と王への反逆は関係ないだろ!?」
アルミン「まさか………まさか……」
囚人「そうだ、アルミン・アルレルト。あんたならわかるはず、俺の気持ちが。
    あのくそったれな奪還作戦で家族を失ったあんたなら!」
エレン「なッッ!?」
ジャン「………」
アニ「………」

98 :
ミカサ「あなたは…その怒りで反王政活動をして、結果死罪を言い渡された。」
囚人「あぁ。」
ミカサ「ではあなたが実験に参加した理由は?
     まさかその力で王政にまた反逆するつもり?」
囚人「まさか…俺は王政を憎んでいるが、それと同じくらい巨人も憎んでいる。
    人類が巨人に勝つ為なら喜んでこの身を捧げるさ。」
エレン「だったら、何で訓練兵団に入らなかった。
    それだけの志があったならきっと優秀な兵士になれたはずだ!」
囚人「若気の至りさ…怒りに身を任せてまともな判断が出来なかったんだよ。」
囚人「ある時、お前たち三人に噂をきいたんだ。シガンシナで絶望を味わってもなお、
    最前線で活躍する調査兵団員。」
囚人「なんで俺もそうしなかったんだと後悔したね。
    過去にとらわれず未来を見ていればと…
    だが気付いた時には手遅れだった…いつの間にか牢獄さ。」

99 :
ジャン「なら…今からでもやり直す気はあるのか?」
囚人「やり直したくても無理さ…
   王に反逆した人間が兵士になどさせてもらえる訳がない。」
ジャン「どうかな…案外上は最初からお前を実戦投入するつもりで
     選んだのかもしれんぞ?エレンのような例もあるわけだしな。」
囚人「あり得ない…」
ジャン「なら試してみよう、アルミン。」
アルミン「確率は半々だよ?」
ジャン「それだけあれば十分だ。」
囚人「?」

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