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2012年07月世界史450: 【勝利は】世界史上の戦略を語るスレ【戦場の外】 (213) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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【勝利は】世界史上の戦略を語るスレ【戦場の外】


1 :10/09 〜 最終レス :12/03
一般に戦術で戦略を覆すことはできない!と言われます
(異論は多々あるでしょうが)
世界史上において数多繰り広げられた名戦略・珍戦略・無謀な戦略と結果
数多の戦略家達の活躍・そして失敗・迷走
さらには歴史上においてさまざまに唱えられた戦略論やその変遷
そもそも戦略とはどう定義されるものか?
などなど、世界史上における戦略について総合的に語っちゃおうというスレです

2 :
即死回避

3 :
ファビウス戦略

4 :
人間以外の生物も、生存のために戦略をめぐらしているといえる?

5 :
ハンニバルこそ戦略の父らしい
後世に戦略名にまでなったのはその敵手だったのにな

6 :
蕭何最強伝説

7 :
蕭何って補給の大家ではあるが
戦略家だろうか?
漢三傑で「勝ちを千里の外に決す」といわれたのは張良だから
戦略家は張良では?

8 :
物資や兵力の安定した供給は戦略の重要要素

9 :
戦略の信長公

10 :
ハプスブルク家の結婚戦略。
「戦争は他家に任せておけ。幸いなオーストリアよ、汝は結婚せよ」

11 :
毛沢東
稀代の戦略家

12 :
毛沢東とムガベ
この2人境遇が似すぎだよね
建国するまでの戦争での卓越した才覚と建国後の堕落ぶりと

13 :
>>10
まさに戦場の外で勝利を決してるなw

14 :
>>10
昔結婚で得たはずの領土(ネーデルランド)は、戦争で独立されちまったがな。

15 :
実際にはハプスブルク家も頻繁に戦争してるんだけどな。

16 :
まあ、ハプスブルク帝国の事実上の始祖であるマクシミリアンが
自身や一族の結婚によって後の帝国興隆の基礎を築いたのは間違いない

17 :
マクシミリアンはまさに逆玉だったからなあ
いや、家格とかでいえばハプスブルクのほうが無論高かったんだけどさ
しかも相手のマルガレーテとは相思相愛のラブラブカップル
まさに軍神が他の者に与えた国は、ヴィーナスによってハプスブルクに与えられたわけだ

18 :
>>17
家格って言っても、ハプスブルクって選帝侯じゃなかったし。
皇帝になれた理由の一つが、実力がなくて人畜無害っぽそうだったから
じゃん。なんか田舎王侯って感じしかしないんだよな、ハプちゃんって。

19 :
やはり中国共産党の時代だね。 俺達も日本を捨てて中国の一員になろうぜ!

20 :
>>18
皇帝に選ばれるだけの家格があったからこそ
突進公が娘との縁談をもちかけてきたわけで

21 :
フィリップ2世とリチャード1世の敵としての関係は、
戦略VS戦術で最終的に戦略が勝ったというおはなしにぴったりなイメージ

22 :
リチャードが戦死しなければどうなってたろうな
フィリップが最終的に勝てたのはリチャードが戦死して
ジョン欠地王になったからってのが大きそう
リチャードは戦死するまでに、フィリップに取られた領土を大半取り返し
それがジョンになってから、またフィリップに取り返されるって流れだしな

23 :
>戦略VS戦術で最終的に戦略が勝った
共和政ローマとハンニバルもこのパターンかな

24 :
民主党、中国共産党に完全敗北す。

25 :
Mス・ハーンの絶倫子孫繁栄戦略
その後の中央アジアの歴史を大きく変える

26 :
人類を統一するのは中国だろうな。
おまえらも中国語を覚えておいたほうがいいぞ。

27 :
>>25
あれは戦略といえるのだろうか

28 :
時代はありがとう!中国様!

29 :
メッテルニッヒ、ビスマルクあたりの外交はまさに戦略。
あとはドゴールがフランスを国連常任理事国にさせたのも戦略の力。
ベンジャミン・フランクリンの交渉も非常に戦略的。

30 :
天下三分の計
まさに戦略

31 :
>>29
ビスマルクのフランス孤立化外交はすごかった
ド・ゴールも戦略家としてはたいしたもんだと思う

32 :
世界史上最高の戦略家といえば誰ですかね?

33 :
>>23
国力の差が結局、決定的な差のような。
野戦司令官の数、忠実な大量の兵士、外敵には屈しない国内世論、単純な人口規模
すべてハンニバルにはなかった。
ハンニバルが決定的に負けたのは一度だが
一度負けたら再起不能という国力はいかにも不利

34 :
>>27
生物としての生まれつきの戦略じゃね?
タンポポが考えて種子を飛ばしているわけじゃなし
モンゴルも本能のまま、殺戮とを繰り返しただけだろ。

35 :
ハンニバル時代はローマがすごすぎる
執念がやばすぎ

36 :
>>15
でもハプスブルク家は戦争で領土はあんまり得てないよな〜

37 :
中国の有名な戦略
秦帝国 遠交近攻
漢 劉邦による主力遅滞・支隊による包囲網形成の外線戦略
三国時代 天下三分の計

38 :
第一帝政に至るまでのローマの勢力拡大の軌跡
(これにどれだけ戦略的な要素が入ってるかは別にして)
1.イタリア中部の一都市として発生
2.支配しようとしてくるエトルリア人と戦いつつ、地力を養成
3.エトルリア人を撃破した後はガリア人と戦闘
(このころレギオン戦術が編み出されたとされる)
4.ガリア人を退けて後、イタリア統一へむけて進軍
5.イタリア半島を南下して、ピュロス王などの挑戦を退けつつ、イタリア南端まで到達
6.当時の海洋大国であるカルタゴと接触し、第一次ポエニ戦争開始
7.第一次ポエニ戦争の勝利でイタリア半島から外の島や地中海にまで勢力を拡大
8.有名なハンニバルの挑戦を退け、第二時ポエニ戦争を勝利、カルタゴ領土の大部分を獲得
その領域はヒスパニアやアフリカにまで広がる
9.マケドニアや小アジアの国々を撃破しつつ、東方世界にまで進出
10.カエサルの指揮のもと、ガリアに侵攻、苦戦の末にこれを併合
11.内乱で勝利したカエサルがエジプトまで支配化に置く
12.内乱で勝利したオクタヴィアヌスがエジプトを直接支配するも、ゲルマンには敗北
領域をひとまず確定させ、第一帝政の足固めへ
これらにどれだけ戦略的な要素が入ってるんだろう?

39 :
意図的にやったのはあんまりないかと
割合天才という人も場当たり的に対応してる
グスタフアドルフの評伝で「彼の偉大なところは目的に合わせて手段を講じるだけでなく
手段にあわせて目的を切り詰めた」こと、とあるものがある
何年もねった計画の計画通りってのはあんまりないんじゃないかな

40 :
グスタフにそんな評価があったのか
確かに戦術が不完全だったポーランド戦争では、基本は決戦回避で敵地を焦土にする戦略勝負
戦術が完成した三十年戦争介入後では、決戦主義でがんがん戦闘を求め
結局それが元で戦死
自身が持つ手段を元に戦略を練っていった人だったのかな

41 :
>>40
リデルハートだったw
正確には調節といってるな。
ドイツ上陸後、ザクセンとブランデンブルクに無視され
ポンメルンあたりでくすぶってた時の話だね

42 :
最終的に敗北したとはいえ、ウェルキンゲトリクスの戦略は見事だと思う
なにせ国全体を敵に対する武器にしようとしたわけだから

43 :
ウェルちゃんは戦略では優位に立ったのに
調子に乗ってカエサルに正面決戦を挑んじゃったからなあ
あれで全部が崩れた
てか名前なげーよ
周囲はいちいちこんな長い名前呼んでたんだろうか

44 :
ケルトじゃ「リクス」は王を表すらしいから、
よっぽど親しくない限り、周囲は「王」とか「陛下」とか呼んでいたんじゃないか

45 :
単なる戦果ならアンビクリオスの勝利もすごい

46 :
中国なら杜預の6路侵攻作戦も見事な戦略かと

47 :
>>45
あれは戦略というより詐略といったほうがいいんでないか

48 :
>>44
ガリアの王とはいえ、有事の最高指揮官に過ぎないでしょ。
「陛下」は語感的におかしいかな。むしろ「御大将」、「統領」の方がそれっぽいと個人的に思う。

49 :
>>48
最初はそうだったろうが、アヴァリクム陥落の時から、その判断力の正しさを認められ
周囲から部族を超えた熱狂的な支持を受けるようになったそうな
この時からは実質的なガリア王に近いとみていいんじゃないか

50 :
アレクサンドロスに敗北したダレイオス3世
イッソスの戦いでは戦略的には完全に勝利していたんだけどなあ
あのチート征服王が戦術で全部ひっくり返してしまった…
ダレイオスが勝っていれば、歴史に残る見事な戦略による勝利として伝えられた気がする

51 :
戦略といえば春秋戦国時代の李牧の対匈奴戦略とか
見事だと思うのだけどどうだろう?

52 :
典型的な名を捨てて実をとる戦略か、とおもいきや
ひとたび動けば匈奴軍を10万以上討ち取ってるんだよな、李牧さん

53 :
李牧は秦との戦いでも勝利してるばかりか、
逆に秦の領土を奪ったりしてるな
あの他国がどんどん秦に滅ぼされてる時代に、秦を撃退しただけでなく
領土まで奪ったのは李牧だけだそうな

54 :
しかし、その李牧も後の始皇帝こと秦王政が率いる秦の情報戦略によって
主君に殺されてしまった
やはり戦術は戦略に劣るのだろうか

55 :
エパミノンダスのスパルタ攻めは戦術勝ちなのか戦略勝ちなのかわからない。
この人はとかく戦術家としてクローズアップされがちだけど実は大した戦略家なんじゃないか?
レウクトラ後の打つ手をみてるとそう思う。

56 :
まあ、戦略の要点には決戦場において優位な状況をつくる事も含まれるので
数では敵に劣りながらも、斜線陣・神聖隊・騎兵の有機的活用、といった質的優勢を確保し、
十分な勝算を整えていたエパミノンダスは戦略家といえるかもしれん
ハンニバルも量的優勢は敵に劣りながらも質的優勢や戦術的勝算をしっかり確保し、
勝てる状況を常に用意していたところが戦略の父といわれる所以なのでは

57 :
斜線陣、神聖隊、騎兵活用もそうだけどこの人の戦略で特筆すべきはスパルタの奴隷の解放だね。
メガロポリス建設もそうだけどスパルタ包囲網を完全に作り上げている。
あと、やってることがハンニバルとそっくり。
大規模な決戦を行って相手を完膚なきまでに叩きのめして相手国の属国や同盟国の離反を促しているところ。
違うのはエパミノンダスは本国からの支援があった、虐殺、略奪は一切行わなかった(これも戦略なのだろうか)くらいか。

58 :
そっくりって、ハンニバルの方が後でしょうに…

59 :
>>57
ただエパの場合は本国から掣肘を受けたり、
本国での政争に敗れて指揮権や地位を失ったりして
色々回り道してる
ハンニバルの場合、本国からの支援がなかった代わりに、
完全に自分で作り上げた勢力で戦ってたから
そういった掣肘や不自由もなかったよな

60 :
南朝の陳慶之の北伐は
名将が率いた少数の軍(たった7千)が
あちこちで戦術を駆使して超人的な勝利を収めたものの
結局最後は北朝側の総力を挙げた反撃(数十万に及んだとか)にやられた、って事で
戦略が戦術に勝利した例といえるのかな

61 :
>>60
火事場泥棒の北伐をそこまで神聖視できないな。
桓温ぐらいガチ勝負仕掛けろよ。
六朝で天下統一の目が本当にあったのって枋頭の戦いで頓挫する直前の桓温だけだよな。
三国鼎立だと、一角が崩れると結構なし崩しの傾向が強いし。

62 :
桓温だって洛陽を攻略したのは北朝の内乱に乗じてのものだから
陳慶之を火事場泥棒というなら桓温もそうなんじゃないの

63 :
ここまで劉邦皇帝陛下が出てない不思議
戦略で戦術を制したここまで典型的な例はあるまいに

64 :
戦略選択を対冒頓戦以外誤らなかったのは凄いが、基本的に手段の策定は他人任せだからのう。

65 :
劉邦って「我は馬上で天下を制す」の発言や
自ら陣頭に立って負傷しながらも戦い、猛将として名高い英布を撃破したり
項羽や冒頓以外が相手なら結構勝ち戦が多かったり
相手が強力な秦軍だったり、最強項羽が率いる楚軍だったりしても怯まずに戦いを挑んだりしてる事から
(なんだかんだいって、韓信が活躍できたのは劉邦が項羽率いる楚軍主力を常に引き受けていたからだし、
最終的に楚軍が消耗していったのも、劉邦が不屈の闘志で戦いを挑み続け、数多く負けながらもその戦力を削っていった為)
一人の武将として結構「俺もやってやるぜ!」的な意気込みを感じるが、
相手の項羽が強すぎたせいで後世に戦下手、あるいは戦が苦手、みたいな感じで伝わってしまった可哀想な人、という印象を受ける

66 :
>>65
史記、漢書を徹頭徹尾読み込んでいるならば、史上最速で天下統一した最強皇帝つーイメージしか
出てこないんだけどな、戦下手って評価は敗戦が派手すぎるところから来ているのかもしれないが、
それを補って余りある戦巧者・謀略家のはずなんだけど……。

67 :
「最強」の定義がどうなのかは色々あろうが
同時代に戦歴がすさまじすぎるばかりか、劉邦自身も直接対決で何度も敗北してる項羽がいる以上、
一人の武将として最強ではなかろう
決して弱くはないどころか、強いほうではあるだろうけどな

68 :
そこらへんは国士無双の人が言ってる評価が妥当な気がする
曰く「劉邦陛下は兵を率いては10万の将。されどあらゆる将を使いこなす将の将。」
個人的には10万の将にして超人的な不屈性を持つ怪物って感じ
何度敗れても逆境にあっても立ち上がり戦い続ける姿はまさに元祖軍人皇帝と呼ぶにふさわしい

69 :
>>64
手段の策定は人任せな部分はあるけど、大抵複数の意見が提出されてその中から劉邦が
選んで採用するというパターンだから。
少数意見でも自分の意に沿えば躊躇せず採用するからね。
これは、幕僚たちが自由闊達な意見提出出来る環境にあったこと(気に入らないからといって
遠ざけるような君主ではない。)、劉邦に迅速な決断力と実行力があったことの証左であり、
部下として働きたくなるような職場だったんだよな、項羽打倒前の漢軍は。
決断力と実行力の部分は、あんまり評価されないことが多いけど、指揮官の仕事はやっぱ
決断と断固として実行する意思なんだよな。優柔不断に行き当たりばったりの策謀を立てて
フラフラする群雄の何と多いことか。

70 :
三国時代の杜預の6路侵攻作戦って
確か三国時代に使われた呉侵攻の全てのルートを一斉に侵攻したんだよな
戦略のダイナミックさにおいては世界史でも結構いい線いくんじゃないか

71 :
>>70
複数経路による侵攻は、兵力の優越という前提あってこその話ではあるが、たいへん有効だね。
隋の平陳の役も複数経路で(韓擒虎が突出する形とはなったものの)成功している。
逆に前秦の肥水の戦いは、大戦力を一箇所に集めたための自滅という側面がある。
ただし、東晋が寿春方面に侵攻させるように強要していた部分はあると思う。
そうでないと、西府軍の使い捨てに近い消耗戦を西で仕掛ける理由が無いんだよね。
あれがあったから、前秦は(襄陽での長期戦のイメージも引きずって)西府軍正面での
作戦を控えて寿春一本に絞ったっぽいんだわ。
そこまで戦争を組み立てていたら謝安−謝玄のラインは相当なものなのだろうが、
でも、謝安は戦争は素人って同僚にも扱き下ろされているから、そんな大層な戦略が
あったわけでもなさそうね。

72 :
>>71
まあ戦力を一箇所に集中する、劣勢な敵との正面決戦に持ち込む、
これは戦略の常道だからな
前秦側は開戦前までこの原則を守っていたように見える
実際伝えられている兵力差を信じるなら、前秦側の圧倒的優位
東晋側も狙い通りなんてとても思えなかったろう
それが東晋側の必死の先制攻撃で逆転したんだから
世の中わからんもんだ

73 :
>>72
>まあ戦力を一箇所に集中する、劣勢な敵との正面決戦に持ち込む、
>これは戦略の常道だからな
むしろそれは近代以前の孫子-ジョミニの呪縛というか、
内線作戦絶対優位という誤解だと思うな。
3倍以上の兵を持っているなら分散することで相手にも分散を強いる方が効率的。
ランチェスターの法則上も1.5倍以降になると勝率があまり上がらないはずだし。

74 :
>>73
まあ、「ナポレオンも2倍の兵力差を覆した事はなし」といわれる程に
相手が同程度の文明を持った相手の場合、巧妙な戦術で兵力差を覆せるセオリーは
大体1.5倍から2倍未満ってところなんだろうか
まあ戦史を見れば2倍以上の差を戦術で覆した例も見受けられる事は見受けられるが、
それは例外中の例外って感じか
逆に言うと兵力優位の側は2倍から3倍の兵力を主攻にあてれば十分で、
それ以上あるなら分権隊を構成して復路侵攻に切り替えたほうがいい、てところだろうか

75 :
有効有効言うけど、戦争なんて戦術・戦略よりも、その当時の装備のほうがはるかに重要だろ。
技術段階で戦術、戦略の重要性はまったく変わってくる。
移動手段だって、徒歩しかない時代と、馬がある時代と、自動車がある時代、飛行機がある時代じゃ、まったく
有効性が変わってくるし。
古代中世近代じゃ、技術差がありすぎて比較参考にはならない。
勝った負けたも結局、結果論で語られる場合が多いし。
現代では、人員的な兵力は少ないほうがいいといわれてるぐらいだ。
結局、ある程度、普遍的に語ろうと思ったら、戦力の分散と集中でしか語れない。
戦力を集中させたほうが有利なのは当たり前だが、しかし、ある程度広域の占領地を確保しようと思ったら、
分散せざるを得ない。
一ヶ所に固まっていても、各地を占領統治できなきゃ意味がないんだから。
また直接的な衝突を避けて、パルチザン戦術でこられたらどうするという問題もある。

76 :
>>75
それは一見真理に見えて真理じゃないと思うんだよなあ
>>現代では、人員的な兵力は少ないほうがいいといわれてるぐらいだ。
とは言われてるものの、結局敵地を完全に制圧するには歩兵をはじめとする人員が
多数必要になるからこそ、アメリカも必死こいてイラクやアフガンに歩兵を送り込んでたわけで
技術の進歩は確かに戦争の様態を変えたが、それでも結局のところイラク戦争の時の
多国籍軍・イラク軍双方の手の内が孫子だといわれたように、
ナポレオンが孫子を愛読してたように、
現在まで孫子の説く戦略思想は有効とされているな
また、アメリカが技術による対象戦争における質的勝利を突き詰めた結果、
今度は敵側が非対象戦争戦略なんてものを生み出してしまい、
戦争の様態がまたまた変わってしまった
結局は戦略ってものは大切だと思うわけですよ
このスレ的にまとめてみました

77 :
リデル・ハート読んでみたけど、ヴァレンシュタインの戦略能力すごいねー
戦術ではグスタフだが、戦略ではヴァレンシュタイン、って感じだわ

78 :
植民地獲得競争の真っ只中に放り出された日本では韓国中国と手を組んで欧米の圧力を跳ね返すという大戦略が練られた時期がありました
結局複数の要因があって日本側から中国を侵略したりするはめになりましたが…

79 :
リデルハートさんはカエサルに対する評価が意外と辛いな
西欧人って基本的にカエサルマンセーなイメージがあったので面白い

80 :
>>75
戦争の重要度は
兵站>戦略>情報>戦術>兵器>兵質
だよ。日本人やドイツ人は下3つばっかり拘るから
本物の強敵には勝てない

81 :
>>80
ドイツに関してはエニグマ開発したり情報にも聡い
戦略についてもビッちゃんことビスマルクのマルチ外交とか、ナポレオンの戦術戦略を研究してコピーして打ち破ったりとか
伍長閣下がたまたま無能だったからと言ってドイツ全般に当て嵌めてはいかんのでは?

82 :
兵器が兵站に革新を起こすこともあるし、
兵質(脱走兵があまり多くないだろうと信頼できるだとかな)を
前提に戦略を組むこともあるだろう。
結局どれが重要じゃないってことは無いがね。

83 :
重要云々より優先度選定のミスが多い気がする>大戦期日独
あと日本は叩き上げ幻想をどうにかすべき。

84 :
ん?
少尉以上には士官学校出てないとなれなかっただろ?
大卒は別だったが

85 :
>>81
>伍長閣下がたまたま無能だったから
一時期はそういうヒトラーが優秀なドイツの将軍達の言葉を無視した無能だから負けた、という論調もはやったもんだが
最近ではヒトラーの作戦指導は大抵の場合、他の「優秀なドイツの将軍とされている人物達」の多数の賛同や
献策を受け入れた結果として進められたことが明らかになっているそうな
ヒトラー無能論っていうのは、「死人にくちなし」の論理でヒトラーに何でもかんでも押し付けられた結果、という面もあるわな
>>83
一応、大戦時には「日本軍は兵士や下士官は有能だが、上に行くほど無能になる」といわれてなかったか

86 :
>>85
まてまていw
オレもさすがに「ヒトラーのせいで負けた」とは言うつもりねーよw
始めた時点で勝ちのない戦争だったわけで・・あ、つまりヒトラーのせいか・・・
しかし、将軍たちの意見をまとめた結果だったてのは勉強になった
日本軍に関しては、牟田口閣下や辻−ンみたいなとんでもない無能もいた代わり、敵から恐れられた小沢中将やクリリン中将の存在を忘れてはいけない
あと、負けた側の指揮官はよほど優秀で無いとダメ扱いされることも留意せねば

87 :
>>86
日独とも敗戦国ながら、それなりのレベルの人は結構適正な評価されてるよ。
逆に、ジューコフあたりは最近評価が辛い。(特にノモンハンのソ連側裏事情が出てから)
あそこまで人間を使い捨てに出来る神経は、ある意味才能なんだけどね。

88 :
高く評価されたり辛く評価されたり極端なのはロンメルだな
でもまあ、確かに司令官なのに最前線ですぎて砲弾で自分以外の副官や随員が皆死んだ、
みたいなエピソード聞いてると、一歩間違えば司令官戦死で軍総崩れだったわけで、
確かに普通の人間は真似しないほうがいいタイプの人だよな

89 :
ロンメルは大隊長までは優秀だったとの評価で確定だと思っていたが…
今でもロンメルを評価している香具師って、ただ名前を知っている程度なんじゃねぃ?

90 :
まあ、異常な幸運に助けられたところがあるにせよ、ロンメルの実績が半端ないのも事実
昔読んだドイツ軍元帥達を扱った本では、ロンメルを「(幸運の神に)選ばれた英雄」って評してたな

91 :
本当に優秀な司令官の中には、自分の強運さえも作戦に組み込んでくる輩がいるからな。
天才と秀才の壁みたいな感じで、あればかりはどうにもならんと思う。

92 :
アメリカに突撃した大日本帝国も無謀だった
蒋介石率いる国民党を支持して、ドイツ、イタリア、大東亜共栄圏でソ連を追い込むべきだった
その前に日本は地盤固めとして南の方を抑えるべきだった
占領中のインドは決起を影から促して日本の同盟国にするべきだった。解放しすぎてヨーロッパを敵に回したのは痛すぎる
本来なら満州付近も欧米諸国と分割統治が良かった
さすがに其処までくるとアメリカ様も黙ってないと思うが…歴史に文句つけてもしゃあない

93 :
ソ連を走り回るロンメルは見たかったな。
気がつけば日本じゃないかみたいな。

94 :
遠交近攻って中華でしか通用しない戦略だったな

95 :
そうでもないんじゃないか?
意外とヨーロッパでもそんな感じの戦略は多い
日本とかでも結構それに近いものはある
まあ、もともと遠交近攻の前提として水準以上の国力が必要になるけどな
それが無ければ自国の安全を守るために近交していくしかない

96 :
今日本がやってるのも、欧米と結んで(同盟はアメリカとのみだが)中国ロシアに対抗してるから、遠交近攻と言えなくもない

97 :
でもこれは、提案した国が相当強いのが前提だよな
ウィキを見たが、秦はほとんど独力で韓、魏、趙を倒しているだろ
斉や楚は同盟国とはいっても、事実上は武装中立のカンジ
むしろなまじ同盟を結んでいるんで、秦包囲網にも加われない状態になってるし

98 :
遠交近攻はいずれ遠が近になっちゃうということに思いが至らなかったでござるの巻

99 :
>>97
もともとこの遠交近攻策は斉の失敗を念頭において考案されている
秦が遠交近攻策を打ち出す一時代程前に、斉は中華で1、2を争う程の力を誇り、
自ら東帝と名乗るほどだった
しかし、当時の斉王は遠くの領土に手を広げすぎ、そこを周辺諸国の同盟軍に攻撃されて大敗し、
そこから楽毅の侵攻を受けて滅亡寸前にまで追い込まれている
秦では斉のこの失敗を鑑みて、近場の領土を着実に拡大していく遠交近攻策が採用される事になった
秦が天下統一に乗り出していった時期の斉は上記の理由で衰退しており、
とても他国を見てられる余裕は無かった、ってところだろう

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