バイクにまつわる泣けた話【9発目】.

1 ：

落ちたので立てました。
過去スレ
バイクにまつわる泣けた話
http://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/bike/1193034853/
バイクにまつわる泣けた話２発目
http://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/bike/1201272334/
バイクにまつわる泣けた話　3発目
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/bike/1206537971/
バイクにまつわる泣けた話【4発目】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/bike/1213528012/
バイクにまつわる泣けた話【5発目】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/bike/1225428542/
バイクにまつわる泣けた話【6発目】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/bike/1237447583/
バイクにまつわる泣けた話【7発目】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/bike/1257207853/
【復活】バイクにまつわる泣けた話【8発目】
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bike/1303538769/
過去スレはぴたははさんの所で読めます
http://log.paffy.ac/bs/1/%83o%83C%83N%82%c9%82%dc%82%c2%82%ed%82%e9%8b%83%82%af%82%bd%98b/

2 ：

す、すまん…スレタイに余計な点が入ってしまった…orz
2日毎に保守してたが、何故か落ちてしまったので立てました。
それでは引き続き泣ける話をどうぞ。

3 ：

591 名前：おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日：2011/11/03(木) 20:02:27.58 ID:g5rysqqu [1/2]
ちょっと上にバイクの話が出てたのと、時期的に近いのもあって昔の話を一つ。
10年ほど前、大学を卒業し、社会人として上京した最初の年。
知らない土地で周囲に気を許せる様な人もおらず、慣れない仕事に四苦八苦していた。
年末も仕事がぎっしり入っており連日残業、折角のクリスマスも職場を出たのは23時頃。
帰りにコンビニで買い物して外に出ると、雪まで降る始末。
いつまでも仕事で成果を上げられず、毎日目の前の業務に忙されて、愚痴も相談も聞いてくれる人も見つけられず、
世間は浮かれている中自分は遅くまで残業して、さぁ帰ろうかと言う時に雪まで降って、
寒いやら惨めやら情けないやらで、建物の横の暗がりでしゃがみこんでしまった。
どれ位そうしていたか、突然眩しい光に照らされて思わず顔を上げた。
どうやらバイクが入ってきた様だが、よくよく見ると乗ってる人はサンタの格好をしている。
呆気にとられてついまじまじと見言っていると、それに気付いたかバイク乗りの方は
「メリ〜クリスマ〜ス」
とにこやかに声をかけてくる。以前呆然として声も出ない私。
「…おや、元気ないね。ちょっと待ってて」
バイク乗りの方はコンビニに入ったと思ったらすぐに出てきて、
「コーヒーとお茶、どっちがいい？あぁ、クリスマスプレゼントだから受け取って。しょぼいけど」
つられてお茶を頂いて一口飲んだ。じんわりと暖かかった。
「いや〜クリスマスがなんだってんだよねえ」
「俺、予定もやる事も何もないもんだからさ、ついついこんなカッコでうろついてたんだ」
「そしたら街中での人気っぷりったら。プライベートはからっきしなのにね〜」
と明るい調子で話し始めた。彼の自虐を交えたジョークなんかもあり、ついつい噴き出してしまった。
そんな感じで暫く立ち話をした後、彼はヘルメットに付けていたサンタ帽をはがして、
「ゴミになる様だったら捨ててくれていいよ、手間かけて悪いけど。」
と私に被せて、
「お詫びと言っては何だけど、貴方が泣いていた理由を俺が持って行ってあげるよ、なんつってね」
と最後まで調子の良い感じで、バイクで走り去って行った。帽子の中にはチロルチョコが2個入っていた。

4 ：

592 名前：おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日：2011/11/03(木) 20:03:24.11 ID:g5rysqqu [2/2]
それから、本当は帰郷する予定もなかったけど何とか電車を手配して年末年始は実家で過ごし、また頑張ろうと心機一転、戻ってきた。
あの人の乗っていたバイクを知りたくて調べている内に、段々と話せる人も増えていき、仕事も何とか回せつようになり。
なんだかんだで今では夫と2人の子供と平和に暮らせている。
子供にはサンタさんは本当にいるんだよ、会った事あるよと話している。
真赤なバイクに乗ったサンタさんに出会えたお陰で、今のこの幸せがあるんだと思う。
すいません、書いてたらちょっと長くなってしまいました。

5 ：

良いね　｡･ﾟ･（ﾉД`）･ﾟ･｡

6 ：

691 名前：ありがとう！ジェベルライダー[] 投稿日：2011/12/20(火) 22:51:34.71 ID:MVzhPNTl
長くなるけどちょっと書き込みさせて下さい。
スレとは関係ないｋｄｘ乗りなんだけど、お礼が言いたくて。
さっき仕事帰り９時過ぎごろにリアタイヤパンクして、とぼとぼ押して歩いてたんだ。
誰もいない、店も無い真っ暗な淀川の河川敷道路を。
そしたらジェベル１２５に乗った人が「どうしました？」って声をかけてくれた。
訳を話したら、「じゃあちょっとだけ待ってて下さいね」って言って、空いた路肩に誘導してくれて
あっという間にパンクを修理してくれた。
お礼がしたいって言ったんだけど、「いいです、いいです」って受け取ってくれなかったんだ。
これまたあっという間に道具を片づけて、「じゃあ、お気をつけて」って手を振って走り去って行った。
ホムセン箱つけた白いジェッペルのジェベルが、どんなバイクよりもかっこよく見えたよ。
ほんの２０分ぐらいのあっという間の出来事だった。
もしここ見てたら、あらためてお礼を言わせて下さい。
ほんとうにありがとうごさいました。
寒い中お手伝いもできなくて見てばっかりでごめんなさい。
ていうか、あまりの手際の良さに見とれてしまってたよ・・・
俺もｵｻｰﾝだが、あんなおじさんになりたいとマジで感動した。
かっこ良かったなあ。しびれたよ。

7 ：

ほ

8 ：

今日という日に彼女が居ない寂しい寂しいさみｓ…

9 ：

っ◎ケツアナ

10 ：

ほ

11 ：

てす

12 ：

バイクにまつわる恋愛話はなくなったのね
去年の夏にそこのスレに昔話を投下した者です
頭がイカれてきてるので、色々おかしい所はスルーでお願いします。
去年、そのスレに昔話を書き込んだ俺は
まさかその後にその女の子と再会するとは思っても居なかった。
再開した日は思い出話で盛り上がった
その夜は彼女の家に泊まったのだが、特に何も無く次の日を迎えた。

13 ：

その次の週末、俺は遠くへ出かけるつもりだったのだが
金曜の夜にメールした流れからか、彼女の家に居た。
一緒に映画を見て… 次の日日帰りツーを予定していた俺は先に寝た。
なんでだったのか、よく覚えて居ない…
酔っていたワケでもない。
後から俺の前に横になった彼女を、後ろから抱き締めた。
もしかして、私襲われる？
彼女はそう言った。

14 ：

その一言で火がついた
明るくなり始めるまで… ずっと
何度も彼女を求めた。
次の日、目が覚めたのは昼過ぎだった
彼女がまだ寝ていたので、おでこにﾁｭｰして俺は愛車のセルを回した。
正直、体中痛かった。 もう歳なのかな？
その日はあまり距離を走る事もなく帰宅した。

15 ：

その日から、少しずつ彼女とメールのやり取りが始まった。
週に一度のペースで一緒の夜を過ごすようになった。
たまに彼女は外食がしたいと言った。
が、田舎である。 50キロ以上走ってようやくファミレスがあるような…
そこで俺は単車で行かないか提案した。
楽しい時間の始まりだ。

16 ：

6Rでは辛いだろうと、俺はスクーターで彼女を迎えに行った。
通勤に使った時も気になっていたのだが、ノーマルでも少々五月蝿い…
400の単気筒は住宅街の窓を振動させながら走った。
彼女にメットとグローブを渡し、後ろに乗せた。
女の子を乗せて走るにはなかなかちょうど良いモンだな、と
スクーターで女の子と2ケツ… ちょっとだけ若返った気がした。

17 ：

彼女はとても楽しかったと言った。
何年か前に実現しなかった事が起きていた。
二人とも、あの時の別れの理由とかそーゆーのには触れなかった。
ただ、彼女は仕事が終わった後の飯は単車で出掛けるのが気に入ったらしく
寒くなるまでの間に、何度も行った。
俺は幸せだった。

18 ：

そーいえば、シングルとかツインで女の子を乗せると
トロトロになるってぇ話を聞いた事があるんですが…
都市伝説？
雪が積もり始めた頃には、彼女の部屋でゴロゴロしてる事が多くなった。
出前を取ったり、一緒に買い物して一緒に料理したり…
彼女が癒してくれるおかげで、仕事も順調だった
春先に単車を増やしたい… そんな事を考えていた。
彼女を乗っけてお出掛け…今よりもパワーを…
俺はZ1000か隼にしようかと思った。
彼女は落っこちてしまわないか心配だとか言っていた。

19 ：

俺はいつものバイク屋のオヤジに、それぞれ新車で頼んだ場合の納期を
確認して欲しいとお願いした。
そこでバンディット1250Fなる鈴菌を知ってしまうのだが…
とりあえずZ か隼でお願いします。と
出来れば試乗したいという事も言ってきた。
納期次第じゃ中古も考えるかな？
なんて思うほど早く乗りたかった。 彼女と乗りたかったんだ。

20 ：

彼女とはなぜか益々仲良くなっていた。
俺の為に料理とか風呂を準備しててくれたりとか…
忙しい時期は、時間に追われる状態だし、彼女はそれを知ってて
色々してくれて…
もう、体だけの関係ではなかった。
年末年始のｸｿ忙しい時期に、体力の衰えを感じながらも
業績は伸び… 彼女に感謝しつつ、３月を迎えた。

21 ：

バイク屋のオヤジから連絡があった。
Zは750なら試乗させれる物を準備した。
隼はお客の単車が車検で入っている。と
隼は知ってる人のだったので、走らないまでもポジションの確認はさせて欲しいなぁ
と、跨がっていいか聞いてみた。
Zは試乗して気に入ったら買うかもしれないが、物足りなければZ750ではなく
1000か隼で〜と言った。
その日の夜、彼女からメールがあった。
●君、私の事はどのように考えていますか？
私はそろそろ子供も欲しいし、つまりはちゃんとしなきゃなって歳です。
これからの事考えてる？
これから●君のお世話になるかもしれないなら、
私は早くしたいです。 明日休みだよね？
みたいなメールだった

22 ：

ああ、これは…
ある意味、年貢の納め時って奴か…ってね
俺はバイク屋に電話した。
6Rとスカブを下取りに出します。って
増やすつもりだったけど、もう好き放題できる歳じゃないかもね〜って
で、程度次第では中古も検討するかも〜って言って
Z750の試乗は明日の午後イチでお願いします。って電話を切った。
その日の夜彼女にメールした
明日の夜にお返事しに行きます。
色々ワガママな事をして、自分の好きなようにやってきたように見えるかもしれんけど、俺なりに考えて、答えを出しました。
明日の夜に行くね。おやすみなさい。
３月10日の夜だった。

23 ：

色々と腹を括って迎えた朝だった気がする。
俺は、今までありがとうの感謝を込めて6Rを磨いた。
洗車が終わる、昼前だったか… バイク屋から電話がきた。
すまん！Zがヘソ曲げてエンジン掛からんのよ…
来週にしてくんないか！？と
あー、そりゃあ仕方ないっすねー。なんて言って俺は部屋に戻った。
今夜はなんて言おうかな？
気持ちは決まってるんだけど、なんて言ったらいいか決まって無かった。

24 ：

なんて言おうか…
どこに住もうか…
車もどうにかしなきゃな…
運命の時が来た
俺は迷いに迷って車で逃げた。
通行止め、渋滞、車を高台に置いて、単車を取りに向かった俺は
途中で理解出来ない光景に…
びしょ濡れになって車に戻った俺は、パニックになった
しかし、すでにあちこちは通行止め、橋も落ちてる、電波も入らない
完全に孤立した。

25 ：

彼女が心配になった
たまらなく不安だった。
近くに歩けない年寄りや、色々な人が居た
人を運んだり、遺体を探したり…
俺は電波の入らない携帯から、メールを予約した。
家も単車も流された、俺は生きています
そっちは大丈夫ですか？
このメールがいつ送信されるかわかりませんが
予約しておきます。無事を祈ってます
必ずお返事下さい。

26 ：

未だに彼女からの返事はない
探しに行く時に買い取ったバイクだけが、彼女と俺を繋ぐ物になってしまった。
なぜ、前の日に明日の夜に と言ったのか
なんで、一緒にバイク屋に行こうとか
なんで、あの時すぐに返事をしなかったのか
なんで、あの日の朝から一緒に居なかったのか
なんで、俺だけ生きているのか
全部どうでもよくなった俺は
１０年以上働いた会社を辞めた
辞める理由はどうでも良かった。
忘年会で酔っ払いに絡まれたから
それを口実にさせてもらったんだ。

27 ：

無職で年の瀬とは…
人生ｵﾜﾀ
ですかね？

28 ：

マジか。
きついなあ…。

29 ：

オナラプー

30 ：

ほ

31 ：

・・・読ませてもらった

32 ：

\ｱｯｶﾘｰﾝ/

33 ：

おれも嫁居なくなったら気狂うだろうな
あれ以来何気ない平和も感謝するようになった

34 ：

ほ

35 ：

大晦日ほしゅ

36 ：

あけおめほしゅ

37 ：

コトヨロ、守

38 ：

tes

39 ：

てｓｔ

40 ：

ｍ

41 ：

なんか

42 ：

貼ってけよ

43 ：

ほ

44 ：

も

45 ：

ま

46 ：

ん

47 ：

こ

48 ：

い

49 ：

く

50 ：

いやぁ泣けた�dｸｽ

51 ：

・・・・・・・・

52 ：

ネタ切れだな。
誰か本気で泣かせてくれ。

53 ：

お前45年間だろ
俺も

54 ：

↑ おどろいた、なぜおれの年が解った⁇

55 ：

IDでわかるんだよ

56 ：

ち

57 ：

ろ

58 ：

う

59 ：

せ

60 ：

ヒントくれ（汗）

61 ：

52かｗ

62 ：

問題です

63 ：

SVスレより転記
876:01/10(火) 00:13 1lDZs+42 [sage]
SV400Sに乗り始めて7年と少し。
ものすごく気に入って、ツーリングによし、峠を少し元気に走るのもよし
人によってはジムカーナでも遊べる素性のいいバイク。
1年前に悪性癌が見つかって、あまり乗れなくなってきたから
嫁は好きなバイクを買っていいよと言ってくれた。金額は関係ないから欲しかったものを買いなさいと
非常にありがたくて、色々と物色してみた。4気筒は好きじゃないけどＣＢ1100Ｆも候補にあがって
試乗もしてみたけれど、やはりＬツインの楽しさに勝るものはないので
ドゥカティにも乗ってみた。999のデザインが好きだったので、しばらく悩んだけれど
やっぱりＳＶが好き。現在乗っている400Ｓと650Ｓと乗り比べてみたけれど
400Ｓのほうが、私には向いている気がして乗り続けることにした。
色々な車種が各メーカーから出ているけれど、私はＳＶ400Ｓでバイク人生を終えることにした。
こんな楽しいエンジンは、今は数が少なくなってきていると思う。
最後までＳＶを乗ります。だって楽しいから。

64 ：

好きなものにこだわり続けること
人生。

65 ：

世の中辛いことばかりだけど、
生きてるだけで、好きなバイクに乗れるだけで、
すごく幸せなことなんだと、このごろ思うようになった。

66 ：

死ぬのがｶｸﾃｰなら 次のバイクなんか探さず 嫁に金残してやるわ

67 ：

オレは永遠に死なない　不老不死　なんつっ亭

68 ：

バイクを降りて約１０年
通勤で使っている車を、今度嫁が使うので
通勤用にバイクを買うことになった。
久々にバイク屋に行ったりして、
いろいろ検討した。
最後に乗ってたのがキャブ最終の９００ＲＲだったので
ＳＳが本当は欲しかったんだけど、
通勤で使うのと、条件が２５０以下だったので
無難に現行のフォルツァにした。

69 ：

続き
納車日、ﾜｸﾃｶしながらバイク屋へ向かった。
店員に一通り説明を受けてバイクを受け取った
２５０のスクーターとはいえ、やっぱ久しぶりに乗るのは緊張する。
とりあえず、バイク屋を後にして近所の保険屋に向かった。

70 ：

続き
保険屋で任意保険に加入し、
次はＧＳで満タンにするか〜とか思いながら外に出ると・・・・
フォルツァが・・・・・ない！！！
どうやらスマートキーのスペアがボックスに入りっぱなしだったみたいｗ
ＪＫ眺めながらのチャリンコ通勤になりました。

71 ：

泣ける〜〜〜
てか、スマートキーって置いとくだけでいいやつ？
バイクにもあるんだ。

72 ：

コラ〜 返してやれ〜

73 ：

ある意味泣けるなあ

74 ：

入った任意に盗難つけてないの？
付いてたら最速の被害だな。
何ならその足で保険屋に戻って契約キャンセルもできそうだな。

75 ：

>>74
保険の契約した事ないの？

76 ：

しかし価値は関係無いと言われても、人様の高価なモン盗む奴は日本人として恥すぐる

77 ：

バイク屋持ってったんじゃねーのｗ

78 ：

さあ〜盛り上がってまいりました‼
続いての泣ける話はこの方ですっ
どうぞ！
↓↓

79 ：

くだらんこと書こうとしたら無駄にハードル上がってて寝込む

80 ：

バ

81 ：

ロ

82 ：

メ

83 ：

カスタムピープルの今月号に亡くなった友人のB-KINGを譲り受けてカスタムしてる人が載ってたな。

84 ：

ド

85 ：

グ

86 ：

ク

87 ：

夜勤明け　バイクで湾岸飛ばしてたら原チャリ押してる奴がいた
一般道とはいえ脇道のない湾岸道路みんなビュンビュン飛ばしてる
あっぶねーなぁ、ガス欠だか故障か分からないけど
原チャリといえどバイク同士、困った時はお互い様だ
と引き返すことにした
右折信号に待たされ思ったより時間食ったが
ずいぶんと先に押している姿を発見。
先回りして手を挙げ声をかけ・・・？
あれ？
女の子じゃんw(ﾟOﾟ)w
『どうしたのー？』
「ガス欠ですぅ」
『やっぱりーwwさっき見かけて引き返してきたんだよ』
「えーそうなんですかぁ？すみません」
『ガソリン買ってきてもいいけどどーする？乗ってく？』
「えーと、乗ってきますぅ」
ラッキーw
小柄で目がおっきくて、めっさカワユス！
しかしこれは単なる人助け
よこしまな考えは捨てよう・・・
続きます

88 ：

続きです
『じゃあ足はここ、手はおれのポケットに突っ込んどけば寒くないから』
「はーい」
なんだか嬉しそうだしw
モゾモゾと手を突っ込んできて
チャッカリしがみついている
かわいい・・
まじかわいい・・
恋に落ち・・・いやいかん！
しかしこんな時チキンなおれはなんのリアクションも取れず
ひたすら平静を装っている
信号待ちで挽回すべく
『おれも高速でやったことあるよ』
「あは、そーなんですかぁ？」
『・・・』
これがやっとだったんである

89 ：

続きです
ところが彼女は話にのってきた
バイクのこと
彼女は働いてること
彼女も釣りが好きなこと
ゆっくり走りながらヘルメット越し大きな声で話した
スタンドに着くとおれがテキパキと話を進め
小さなタンクを借りて
原チャリのとこまでまた二人乗り
二人がかりで最後の一滴までガソリン入れたら
タンクを返しに今度は２台でスタンドへ
ほんのわずかな時間だったけど
いっぱい話して
２人でトラブル攻略して
小さな達成感があった
もうおれの役目は終わり別れの時が来た
続きます

90 ：

続きです
『じゃあ帰るよー』
「あの、すみませ、あの」
バッグから財布かなんか取り出そうとしている
『いーよー、そーゆーのよそ』
「あの」
『気ぃ使わないでいいよ、バイク乗ってっとお互い様だから』
ばか、おれの馬鹿！
彼女は手を止めうつむいてしまった
おれはなんのフォローも出来ず
『じゃ、気をつけて』
と笑顔作って顔を向けると
彼女は手を出し小さくバイバイしてきた
その手に握っていたのは
携帯だった
え？アド？
そのままゆっくり走り去るおれ
そのままこっち見送る彼女
ちょっと下唇が出ているような表情に見えたけど
すぐにミラーから消えてしまった
ああ、時間よ戻れ　　　チーン！

91 ：

全俺が泣いた

92 ：

ｍ９

93 ：

泣けるな…

94 ：

良いよ

95 ：

同じ時間帯に走ってればまた会えるハズ！

96 ：

時々窓の外チェックすれば電柱の影に居るから大丈夫。

97 ：

近所に原チャ乗らないで常に押して歩いてる有名な女いるんだがそいつか？

98 ：

今度はお前がガス欠のふりして押して歩く→助けてもらう→また会いましたね///→結婚

99 ：

坂

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