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2012年3月創作発表14: なんとかファイト耳 (162) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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なんとかファイト耳


1 :
   ∧" ̄`∧
  <´ ノノリルハ> 恒例の1豆知識だよぅ!!!!
   < ゝ゚ヮ゚ノゞ フーリャンちゃんはたまに
   ⊂リ: Y リつ にゃんの脱いだ靴下を匂っているよぅ!!!!!!!!!
   .J!:====! …………嬉しいなぁ!!
   .j.__,|l.__,〉

2 :
              /\
             _/   \
            /ニニ÷ニヽ
      []     /',  .iノハ从〉
      ||     ハヽゝ゚ー゚)ゝ 良くないわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
      ||____.ノ(. つ¶つ¶____
    |  :|:./ E:|: EEEEl  :|:|:   :  ̄ ̄||`l
   / ̄ ̄ヽ ̄ヽ EEEEl  :|:|:__:___||._|  ドオォーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!
  /  ,●、  |  |777777|:|   l, ―┴、┴――、 ,、_
  | ●|  |.● |  |/////// .:|:| /     ヽ    [ニ/   ヽ ∧" ̄`∧
  ヽ  `●'  .|  |====:|:| |====l===ノl l ノ'''ヽ !´ ノノリルハ>
   ヽ    / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~'ヽ     /    /! l|*´o`)|< ゝ^ワ^ノゞ

3 :
《前ファイトとあらすじ》
【前ファイト】
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1324297918/
【あらすじ】
AOKY

4 :
【登場人物たち&予想】
・大魔女フーリャン
21歳
主人公にして姉ポジションを持つ女
心を許した人間には甘いが赤の他人には容赦しない
現在両腕を負傷している
子供が出る
・ねこ
20歳
・うさぎ
19歳
発情する
・サナバー
22歳
フーリャンの家にフーリャンと2人っきり
・チロリーン
21歳
親が出るぞ!!
・エンデリル
22歳
心に傷を持つ悲しき男 大人の男になるだろう…
・ワラース
23歳
今回はまともに話に加わる気がするぞ…!!!!
・マリモス
特になし

5 :
ついに例の子が出るのか。

6 :
……… 世界を揺るがした2つの災厄………
《珍星歴10155年『世界の終わり』》
過去に封印された世界の終わりを司る“影”が長い時を経て復活…
“影”は巨大な組織を支配し世界を大きな闇で覆った…
迫る世界の終焉…
しかし一人の魔女と仲間達の手(主に魔女)によって“影”は掻き消され 世界は救われたのだった…
《珍星歴10156年『半永眠病事件』》
突如世界に蔓延した奇病『半永眠病』
1年前に世界を救った魔女と仲間達はこの奇病を追った…
その中で知った真実と… 黒幕…
幾多の楽しい困難を乗り越え魔女と仲間達(主に魔女)は奇病の原因を断ち切る事が出来たのだった…
………『半永眠病事件』から半年後……

7 :
―――… 世界のどこか…
――――――
ピンポ〜〜〜〜ン
アナウンス『――…定例会議を始めます 定例会議を始めます
第1〜第10理事は至急会議室にお集まり下さい
繰り返します………』
―――…
ギィ… ガチャ… ギシッ… ギシッ…
ガチャガチャガチャ………
中央に座る男「集まったか」
??1「滞りなく」
中央に座る男「………それでは定例会議を始める
まず今月のノルマだが…今月のノルマの既に60%も消化されている…
素晴らしい成績だ」
??2「くふふ… わたくしの所のかわいい部下が気合いを入れて取り組んでいるので当然ですわ」
中央に座る男「この調子で頼むぞ
……それでは今月の予算と今月末の温泉旅行の件についてだが……」
??3「そのまえに 会長」
中央に座る男→会長?「なんだ?」
??3「常々申していたリストが大分完成したのでその報告を」
会長?「おぉう アレか
よし是非聞こう …“敵”の情報を知ることは金よりも大事……… 温泉よりもな…」
??3「えぇでは 出来上がったリストの中から “重要人物”だけ抜粋して取り上げましょう
………この『要警戒魔法使いリスト』から…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

8 :
??3「このリストは必ず我々の仇となる魔法使いを記したリストです
どいつもこいつも名だたる魔法使いばかり…
まず“闇の虎”ヒャオダ… 魔法使いの中でも過激派… 我々に純粋な敵意を向ける男… 現在地下に潜っているとの噂…
そして“ピンポイントキラー”フラフーリ… 奴はズボンのちょうどお尻の部分に穴を開ける魔法を使う危険人物…
“幻惑女王”コンパニョン… 幻術魔法を得意とする危険極まりない魔女です
“転換魔術師”ダム里… あらゆるものを転換させる男です
“魔術薬剤師”のイレバーに “時遊び”バーカー…」
??3「…………そして“龍”コンジキ…」
ざわざわざわ…
??4「コンジキ…… 奴はなんとしても無力化せねば… 奴は危険すぎる…」
??5「今年辰年だからあいつ絶対張り切ってるよ マジパネー」
??6「じゃあ来年まで待てば良くね?」
??7「だが来年は巳年… 蛇…
同じニョロニョロ繋がりで来年も張り切るかもしれん…」
??5「オワタ」
会長?「騒ぐな! みっともないぞ…
コンジキごときでビビるな………まだ出てないやつがいよう…」
??3「―――…えぇ
…………更に重要となる魔法使い達は次からです どうかお聞きになりますよう」

9 :
カシャッ
ピピピピ
カシュッ
【エンデリル・デヴァー】
吟遊詩人魔法使い
??3「まず この男 エンデリル・デヴァーです
吟遊詩人魔法という極めて特殊でレアな魔法を使います
身体能力自体は非常に貧弱だという情報がありますが 厄介なのは吟遊詩人魔法です
この魔法は人の体や感覚に影響をもたらしたりする効果のものが多いので油断すると痛い目に合うでしょう
そして最も厄介なのが彼の職種であります
彼はその筋では有名な…記者です しかも非常に粘着質で執念深い
……接近する際には注意が必要です
……続いて」
ピピピピ… カシュッ
【名称不明】
???
??3「名前も使う魔法の種類も不明ですが この毛並みの悪い女も魔法使いです
“ねこ”という名前で呼ばれていたという情報もありますがこれが本名かコードネームかは定かではありません
闇の人間を匂わせる身のこなしだった…とのこと」
ピピピピ… カシュッ
【サナバー・ステーキー】
魔術学者
??3「魔術学者として働いている魔法使いです
いたってスタンダードな魔法使いですが マジックウエポンの高いレベルの使い手との事…
この男の祖父は世間で高い知名度と人気を誇った魔術学者のアルド・ステーキーです
アルド・ステーキーは世界で最も普通の人間から認められた魔法使いとして有名です
その事を含むと少々手が出しにくい相手です」
??3「……ここまで
…今あげた3人はその前の数人と比べると思想的な危険性は少ないです…が
そんな3人を何故リストに載せて特別にあげたかと言うと 大きな理由があります
……彼らが“ある大物”と繋がっているからであります
…その大物とはッ!!!!! …言うまでもなくッッ!!!!!!!!!!!」
ざわ…
??2「……史上最悪…史上最強の魔法使い……」
??4「我々最大の敵… 倒すべき…“大魔女”!!!!!!!!!!!!!!」
『大魔女フーリャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

10 :
カシャッ
ピピピピ
カシュッ
【エンデリル・デヴァー】
吟遊詩人魔法使い
??3「まず この男 エンデリル・デヴァーです
吟遊詩人魔法という極めて特殊でレアな魔法を使います
身体能力自体は非常に貧弱だという情報がありますが 厄介なのは吟遊詩人魔法です
この魔法は人の体や感覚に影響をもたらしたりする効果のものが多いので油断すると痛い目に合うでしょう
そして最も厄介なのが彼の職種であります
彼はその筋では有名な…記者です しかも非常に粘着質で執念深い
……接近する際には注意が必要です
……続いて」
ピピピピ… カシュッ
【名称不明】
???
??3「名前も使う魔法の種類も不明ですが この毛並みの悪い女も魔法使いです
“ねこ”という名前で呼ばれていたという情報もありますがこれが本名かコードネームかは定かではありません
闇の人間を匂わせる身のこなしだった…とのこと」
ピピピピ… カシュッ
【サナバー・ステーキー】
魔術学者
??3「魔術学者として働いている魔法使いです
いたってスタンダードな魔法使いですが マジックウエポンの高いレベルの使い手との事…
この男の祖父は世間で高い知名度と人気を誇った魔術学者のアルド・ステーキーです
アルド・ステーキーは世界で最も普通の人間から認められた魔法使いとして有名です
その事を含むと少々手が出しにくい相手です」
??3「……ここまで
…今あげた3人はその前の数人と比べると思想的な危険性は少ないです…が
そんな3人を何故リストに載せて特別にあげたかと言うと 大きな理由があります
……彼らが“ある大物”と繋がっているからであります
…その大物とはッ!!!!! …言うまでもなくッッ!!!!!!!!!!!」
ざわ…
??2「……史上最悪…史上最強の魔法使い……」
??4「我々最大の敵… 倒すべき…“大魔女”!!!!!!!!!!!!!!」
『大魔女フーリャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

11 :
どよどよどよ
??1「大魔女フーリャン…!!!!!!」
??2「にっくき私達の敵!!!!!!!!」
??8「パーンチラ!!! パーンチラ!!!」
??3「……約10年前に姿を現して以降世界に破滅と恐怖をもたらしてきた災厄の権化…
過去数千年の魔法使いの中でも飛び抜けた魔力と危険思想を持ち間違いなく世界を壊滅させるほどの力を持った魔女です
数年前まで定期的に行われていた大魔女フーリャンの破壊活動で廃墟となった町や村はのべ268…
大魔女フーリャンによる死者数は分かるだけでも1000はくだらないでしょう」
??10「なんて悪魔のような女だ
……して パン筋情報は?」
会長?「……大魔女フーリャン抹こそ我々の最終的な目標と見てもよかろう
…それほど重大なのだよ …この女を消すという事はッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
??5「しかしそう簡単には行きますまい
奴は恐ろしく強い …そして」
??3「…熱狂的な人気 ……数年前まで死に神のように恐れられてましたが
先の超神会事件 そして半永眠病騒動を大魔女フーリャンが解決したことで世間からの人気はうなぎ上り
今ではファンクラブや大魔女フーリャンの名前を取った便器メーカーなどが相次いで出来ているくらいです」
??2「嘆かわしいですわ… 人々は大魔女フーリャンの恐ろしさを忘れてしまっている………」
会長?「そうだッ!!!!!!!! 忘れてはならない!!!!!!!! 許してはならない!!!!!!!!!!
人気も知名度も関係ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女フーリャンをはじめ 全ての魔法使いの生存を許してはならないのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!
でなければ世界はまた数千年前のように魔法使いに蹂躙されてしまう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全ての魔法使いを… 我らの手で消し去るのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それが我ら…『魔反会』の大義!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
『 大魔女フーリャン
     vs
     魔反会 』

12 :
――― 会議終了後
わいわい
??9「ふいぃ〜 会議終了〜〜」
??8「そんなことより野球しようぜ!」
??10「そんなことよりパン筋しねぇ?」
わいわい
つかつか…
??2「……いるんでしょう? 姿を現しなさいな」
ザ…
新??「は〜〜いママ 会議しゅ〜りょ〜?」
??2「えぇ …それよりあなた! よくやったわね!!
あなたの成績 褒められたわよ!!!!!!!!!」
新??「マジで!!!!? イッエェース! イエースッ!!!!!!!!!」
パンパカパ〜〜
??2「これからも頑張って頂戴よ!!! あなたの成績が私のポイントになるんだから!!!!!!!」
新??「……はぁ〜〜い
誰だって“暗”しちゃうよ〜 ママ…」
にやり……
―――
??3「…博士 おられますか?」
スッ
新??2「はっ ここに」
??3「会長が“アレ”の様子を伺っておられましたよ いかがですか?」
新??2「すこぶる順調であります」
??3「それならよろしい… “アレ”は我々魔反会の急務だ…
全てあなたの手にかかっているんですよ
……それと発掘班にも 同様に伝えて下さい」
新??2「了解であります」
―――

13 :
しぃ〜〜ん…
会長?「…………」
??1「会長」
会長「どうした アリズミダ」
ドンッ……!!!!!
【『魔反会』第1理事“アリズミダ”】
アリズミダ「はっ 少しばかりご相談がありまして…」
会長?「――――…なるほど
…………パン筋の話か」
キリッ
アリズミダ「はい …って違いますよ!!!!!!
大魔女フーリャンについてです」
会長?「そうか
大魔女フーリャンのパン筋についてか」
ギンッ!!!!
アリズミダ「いや違いますよ!!!!!!!! どんだけパン筋興味津々なんすか!!!!!!!!!!!」
会長?「じゃあなんだ…!!!!
ブラ筋か!? ブラ筋のほうか!!!!!!!」
アリズミダ「筋から離れてください会長!!!!!!!!!!!!!!!!」
会長?「分かった………」
会長「じゃあの話せん?」
アリズミダ「直で来たか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!

14 :
会長?「…………という一連のお決まりの流れはそろそろ置いといて…
……………なんだ?」
アリズミダ「……そんな一連の流れはありませんよ会長
……いいですか 大魔女フーリャンについてです」
会長?「…ほう?」
アリズミダ「一つ伺いたいのですが 会長は大魔女フーリャンを“抹”といいましたが
大魔女フーリャンを“捕獲”する事は許されるのでしょうか?」
会長?「…………ほう …アリズミダよ
その言い方……… つまり大魔女フーリャンを捕らえる“術”がお前にある…ということか?」
アリズミダ「はい」
会長?「ほう…大魔女フーリャンの“捕縛”か…
……大魔女フーリャンの危険度故に捕縛など鼻から考えていなかったが…
……捕縛してどうするのだ?」
アリズミダ「大魔女フーリャンの魔力と力は上手く使えば我々の大きな資源となるでしょう」
会長?「なるほど… …あれほどの力… 利用出来るならそれに越したことはない…
………やってみよ」
アリズミダ「ありがたき幸せ… 必ず吉報を会長にお届けしましょう」
スゥッ…
しーーーーーん…
会長?「…………………
……………大魔女フーリャンを捕らえる…か
……フッ …面白い………」
―――…
カツカツカツ…
アリズミダ「………これはチャンスだ 他の理事どもと差をつけるチャンスだ…!!!!!!!!!!
絶対にモノにしてやる…!!!!!!!
………来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザ……
新??3「ここに」
アリズミダ「準備は……?」
新??3「すべて 万全
大魔女フーリャンの状況 狙うなら 今」
アリズミダ「……よし!!!!!! 行け…花子!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
【第1理事 アリズミダ直属 『退魔研究班』班員:花子】
花子「…………」

15 :
―――――…
ヒュオオオオオオオオ…
地方 モサ森に流れるウォシュレット川付近…
フーリャンの隠れ家の一つ…
チュン…… チュン……
パタタタタ…
鳥「チュンっ チュンっ」
トン…
《家の窓に鳥が止まった…》
鳥「チチチチチチッ… チュピーっ チュピーっ!!!!!!!
ピチチチチチチチチチチチっっ
チュンっ チュンっ チュンっ」
《綺麗な声でさえずる鳥
それはまるでさわやかな朝を伝えるように歌っているようだった…♪》
大魔女「バクサーレ メコレ」
チュドォオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
鳥「ジュアッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボジュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
プスプスプスプス… しゅ〜〜〜〜…
大魔女「今日の朝食は焼鳥だ」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【肉嫌い:大魔女フーリャン】

16 :
ようやく登場したと思ったらひでえwww

17 :
むしゃむしゃ
大魔女「ふう〜…まずいわね…
やっぱり食肉育成されてるのと違って野生はダメね…」
ぽいっ
ザザアアアアアア…
ヒュウゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………
大魔女「……しかしこの場所…
人気がなくて静かで穏やかでゴミ溜めっぽくないのはいいけど 些か刺激が足りないわね…
退屈……」
サアア〜〜〜〜〜〜…
大魔女「……あー 皿洗わなきゃ めんどくさ…
ちょっとねこ―――……っていなかったわね…
はあ……自分で洗うか……」
スッ…
大魔女「!!!!!?」
ポロッ!!!!!!!!!!!!!
パッリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《フーリャンの手から皿がこぼれて割れた!!!!!》
大魔女「…………………腕が動かないわね…
…………そういえば腕に魔体術かけるの忘れてたわ
魔体術『風駆動』」
ヒュルルルルル……
ぐっ ぐっ
《フーリャンの両腕がちゃんと動き出した》
大魔女「…………ふぅ 難儀なものね
…………………しかし…それにしても…………」
サアアアアア… ヒュオオオオオオオオ…
し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
大魔女「…………一人…か……………」
《今の家に引っ越してから一ヶ月と少し…
フーリャンの家に訪れる者は誰もいない…ねこでさえも
……そしてフーリャンの両腕は…
強大な魔体術の反動で大きな怪我をした両腕は 怪我をしてから半年以上経った今でも 魔体術なしでは動かなかった……》

18 :
ギシ…
大魔女「……暇ねぇ
この一ヶ月は本当暇… 過去数年で最も暇だわ…
……朝起きて飯食って寝て昼飯食って寝て夜飯食って寝る……
それが一ヶ月も続くとか…気が狂いそうよ…
どんだけ生きる本能だけで暮らしてんのよ……
………私なんのために生きてるのかしら………………」
大魔女「このあたりの景色も見飽きたし…
いるとしても野生のウインドウくらい…」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッ
〈ギシャーーーー!!!!!! ギシャーーーーーー!!!!!!!!!!!〉
《↑野生のウインドウ》
大魔女(しかしねこのやつが一ヶ月も来ないなんて何なの?
確かにあいつには何も言わずに引っ越したけど あいつならすぐにこの場所を推測出来るはず…
……まさか便秘にでもなってが出なくて困ってるとか?
が溜まりに溜まってあいつの尻がパンパンになってたらどうしよう…
……すっごい見たい…)
もんもんもん…
大魔女「……あぁもう我慢出来ない!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!
バタァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「ねこの溜まり尻を見たいぞーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
山彦『見たいぞーーーーーー』
山彦『たいぞーーーーーー…』
山彦『いぞーーーーーー…』
山彦『ぞーーーーーー…』
山彦『俺もだ』
大魔女「ですよねー」
パアアアアアっ…

19 :
大魔女「やっぱり今の私には山彦さんだけだわ
こうして会話出来る相手が居るってだけまだマシね」
山彦『そうか』
大魔女「ふぅ叫んでスッキリした
つーかねこなんてどうでもいいわよね
これじゃなんか私がくそねこを必要としてるみたいじゃない
ふざけんなクソが」
山彦『その意気だ』
大魔女「ふー さーて 朝寝するわ」
山彦『おやすみ』
―――…
ヒュオオオオオオオオ…
ザッ…
花子「大魔女フーリャン この地に 居る」
大男「ぐふふふ 行くか」
中男「みょぎょおっおっおっおっおっおっおっおっ」
小男「ついに伝説のパン筋を拝めるのか」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………
――――

20 :
――――… 派遣忍者本部『土竜の里』
ねこ「……にゃあぁーんっ!!!!! 今日も無事に任務終わったよぅ!!!!!!!!
んー…ここからフリーだねぇ… …そういえばフーリャンちゃんの所全然行ってない…
……久々に…… ……でも…」
――― 一ヶ月前 ―――
ねこ「ご飯〜〜作ったよぅ〜〜〜〜!!!!!!!!」
大魔女「さて 食お」
ねこ「にゃ!!!!! フーリャンちゃんご飯食べるならにゃんが食べさせてあげるよぅ!!!!!!
腕をちょっとでも安静にさせなきゃ治らないよぅ!!!!!!!!!!!!!!」
バァンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「いい加減にしなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたちょっと過保護がすぎるわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
確かに両腕は怪我してるけど魔体術で普通に動くっつってんだろーがァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それなのにあんたはこうやって飯食わそうとするし洗濯までしゃうとするし一緒に風呂入ろうとするし挙げ句のはてには一緒に寝ようとまで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
気持ち悪いんじゃボケ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッサァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「きききっ 気持ち悪い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ねこ「ひ…ひどいよぅ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
にゃんはフーリャンちゃんのためを思って〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「いらぬ世話よ!!!!!!!! 鬱陶しいってのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「う…うわああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フーリャンちゃんのバカあああああああああああああああああああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「…もぐもぐもぐもぐ んぐんぐ… ゴックン!」
ねこ「ふんふんふーん」
ジャ〜〜 キュッキュッ 《皿洗ってる》
カチャン…
ダッ
ねこ「うわあああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バタァーンッ!!!!!!!!!!!!!
タダダダダダダダーーーーーーーーーーッッ…
ヒュウ〜〜〜〜〜〜…
大魔女「……ちゃんと後片付けして出て行きやがった…」

21 :
山彦が返事すんなよw

22 :
――― 今
ねこ「……ってな事があったから行きづらいなぁ……… …でも一回くらい顔出さなきゃ…」
??「ねこ君」
ねこ「!!!!! あっ!!!!!!!!!!!!!!」
ド〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!
男「今 暇?」
ねこ「ラ…ライオンくん!!!!!!!!!!!!!!!」
【『土竜の里』の忍者仲間 ライオン】
ライオン「一緒に焼き魚食べようよ」
ねこ「う…うん!!」
―――…
ライオン「今回の任務どうだった?」
ねこ「な…なんとか」
ライオン「今回はブラック企業の機密メールを取り出して来る任務だっけ
確かその会社って武器会社『デス社』の関係の会社だろ?
結構危険な任務だったじゃないか」
ねこ「う…うんー…にゃ… そうかな…」
ライオン「…あまり関心しないな 君はもっと柔らかい任務がいいと思う
……俺は君に危険な事はして欲しくないんだ」
ドキドキ
ねこ「だ…大丈夫だよぅ それにこれも仕事だし」
ライオン「そっか ……ねぇねこ君 俺これから別の任務なんだけど 今回の任務にはどうしてもパートナーが必要なんだ
………そのパートナーに…君はどうかなって…」
ねこ「えっ…にゃん…?」
ぐっ
ライオン「ねこ君 俺のパートナーになってくれ」
ドキッ
ねこ「う…うにゃにゃ…!!!! で…でもにゃんはこれからフーリャンちゃんの……
………………………」
回想フーリャン「気持ち悪いんじゃボケーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ(…………大丈夫 にゃんが行かなくたってチロリーンちゃんやサナバーさんが会いに行ってるよぅ…
だから…… だから………)
ねこ「うんいいよ」
テッテレー!!
ライオン「やった! ありがとう!!!」
ねこ(この任務が終わってから行けばいいんだ… うん…それでいい……)

23 :
――― エコ地方 半裸町 コンビニ『ヘブン煎れ分』
ピロリロ〜ピロリロ〜 ウイィーン
うさぎ「ピョーーンピョーーン 買い物買い物ピョー」
サナバー「らっしゃあぁーせぇ今晩はー」
ズーン!!!!!!!
うさぎ「うぴょーーー!!!!!!! ジッチャン!!!!!!!!!!!!」
サナバー「は…はうあッ!!!!!! うさぎちゃん!!!!!!!!!!!!
何故こんな所に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うさぎ「オフ〜〜〜!!!
ジッチャンなにしてるピョー? おてつだい?」
サナバー「ア……アルバイトじゃ」
うさぎ「あるバイト?
このすれはあと476きろばいとくらいよゆうがあるぴょ」
サナバー「ち 違う違う!! 容量じゃなく!! なんの話じゃ!!!!
アルバイトは……仕事じゃよ ちょっとしたしたお仕事みたいなやつじゃ」
うさぎ「お仕事〜〜? でもジッチャンはちゃんとお仕事あるピョー
ジッチャンはマゾ学者ピョ?」
サナバー「魔術学者じゃ!!!!!!!!!! Mではない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うさぎ「そうとも言うピョー」
サナバー「わ…わしは今ちょっとお金に困っていてな 魔術学者だけでは回らんからそれで仕方なくアルバイトしとるんじゃ
朝は新聞配達 昼はパR屋の掃除 夕方はコンビニのバイトで 夜はさくらんぼ工場のバイト…
借金返済まで仕事に追われる日々じゃよ……うぅ… もうトンネル掘りは勘弁…」
うさぎ「忙しそうピョー」
店長「こらチェリー!!!!!!!!!! ダベってないで働け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「あわわ… はい!!!!!!!!」
うさぎ「……むう… あのオッサン蹴り飛ばしていいピョ?」
サナバー「ダ…ダメじゃよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うさぎ「分かったピョ…… でもちょっとジッチャンにきょうりょくしたいピョ!!!!
よいしょ!!!!!!!!」
ドッサリ!!!!
うさぎ「このキャロットチップスまとめ買いするピョイィ〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「あ…ありがとう 別にそれでわしの給料が上がるわけではないが
……ところで こうしてうさぎちゃんに会うのも久しいが フーリャンとかは元気か?
もう半年会ってないが」
うさぎ「チィも二ヶ月くらい会ってないがピョー」
サナバー「そ…そうなのか ま…まぁねこちゃんが居るから大丈夫じゃろうが…」

24 :
――― マイムシティ
わいわい
ボケ妹「ここが最近再開したショッピングモールだよ」
亀「ほう たくさんの人が居るなぁ
しかしチロリーン この町でショッピングモールを再開させるなんて それなりに苦労したんだろ?」
カシャカシャッ
ボケ妹「まぁね 治安最悪… ひったくりや強盗ひしめくこの町じゃとてもやってけないと思ったが…
ここの再建は私様の悲願だったんだ 努力したよ」
亀「努力ねぇ つまりこの町のワル共を片っ端からブッ潰したんだろ? お前にとっちゃ楽勝だろ」
ボケ妹「それ自体はね 難しいのはその後さ
荒れ果てた町を修繕したり人を呼び込んだりがするのが大変だったんだよ
町中に描かれたの絵などの上にはかわいい子猫の絵を上書きした」
亀「見事な妙案だぜ… これじゃ誰も落書きする気にならないぜ…
………よしっ これでマイム復興記の取材も十分だな
いい記事になりそうだ 協力サンキュー」
ボケ妹「…ふふ 記事で町の宣伝してくれるんならこんくらい大した事ないよ
……つかエンデリル 記事を書くのはいいが 私様の名前とか出すなよ!!」
亀「え? なんでだ? マイム復興隊のリーダーとして紹介しようと思ったんだが」
ボケ妹「いいよいいよ!!!!! 恥ずかしい!!!!!!!」
亀「勿体ねぇなぁ お前の地元で祭が起こるぜ」
ボケ妹「だから嫌なんだよ!!!!!!!」
亀「筋肉マニアのファンがつくぜ?」
ボケ妹「いらねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!

25 :
亀「さぁて仕事はここまでだぜ!!!!!!!!!!! オフるとするか!!!!!!!!!!!!!
チロリーン!!!!! なんかおごれよ!!!!!!!!!」
ボケ妹「なんでだよ図々しいな 用がすんだら帰れよ」
亀「つれねぇな どうすっかー
久々にフーリャンに会うかな 半永眠病事件終わって以降会ってねぇしな」
ボケ妹「(フーリャンの方はお前をデート事件の時に見てるけどな)
……そういや私様も3ヶ月くらい会ってないな」
亀「久々に行くか? 寂しがってるかもしれねぇぜ」
ボケ妹「まさか… あいつにはねこちゃんが居るんだし
でもまぁ会ってやるのもいいかもね 行くか」
亀「うーい決まりーー!! 行こうぜ行こうぜーー!!!!!」
タタッ
カサカサ
ウーパールーパー「うぱ〜」
亀「う…うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンガラガッチャ〜〜〜!!!!!!!!
ボケ妹「ど…どうしたエンデリル!!!!!!!!!!!」
ガタガタガタガタガタガタ
亀「助けてーー!!!! ワ…ワニーーー!!!!!!!!
ワニだーーー!!!!!!!!!! ひ…人喰いワニだあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食われるーーーー!!!!! 助けてぇーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「落ち着け!!!! ただのノラウーパールーパーだ!!!!!!!!!!!!!
どうしたんだい急に!!!!!!!!」
亀「ウーパールーパーでもなんでも… ぼ…僕はトカゲ類が怖くてたまらないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…いいから追い払ってくれ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「そ そうだったのかい
知らなかったな」
ブルブルブルブル
亀「う…うおおおお〜〜〜〜…
トカゲこえぇぇ〜〜〜〜〜〜 メ…メルちゃんのように食われるぅ〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹(……………な なるほど
そういう誤解かい……)
ちーん…

26 :
――― イエロスティ城下町 『連合騎士団』訓練所
騎士A「ぜぇい!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!!
ガキィ!!!!!!!!!
マリモス「剣に力がこもっていませんぞ これでは鎧に傷すら付けられませんぞ」
騎士B「ていやーーーー!!!!!!!!!!!!!」
ドドドド!!!!!!!!!!!!!!!
マリモス「むんっ!!!!!!!!」
ぐんっ
騎士A「うわ!!!!!!!!!!」
ドガシャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
騎士B「ぐわーーーーー!!!!!!!!!!!」
騎士C「い…一斉攻撃だーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
騎士達『うお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッギャアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マリモス「なんのこれしき」
ギリギリ…
騎士C「す…すべての剣を止めた!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マリモス「どっせい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!
騎士達『ぐわたーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガチャガチャカチャアァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
騎士A「やっぱ副団長はつえー… 50人がかりでも勝てねーなんて…」
騎士B「さすが歴代最強の騎士だけのことはあるな… 多分次の団長はあの人… つかあの人しかいねぇわな」
マリモス「ふうぅー いい汗かいたよ〜う」
マリモス(……いい天気だ この空を彼女らも見てるだろうか…
私の大切な仲間……… いや…仲間というより…………)
マリモス「久々に……全員集合で会いたいね〜え
きっとフーリャンレディもそう思っているはず」
きらーんっ☆
ヒュー… ベチャ!!!!!!!!!!!!!!!
騎士A「……ふ…副団長の頭に…鳥の糞が…」
騎士B「い…言えねぇ… あんないい顔してる時に言えねぇよ………」
ズズーン…

27 :
――― ディングディンドンディングディンディンドン地方 カエレ町
ワラース宅…
ワラース「ひひ…ひひ…」
ナキヤマン「うわあああああああああああああああああああああああああんワラース君なに作ってるのおおおびょえおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワラース「うるせー黙れ…うひひへひひひひひひひ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ナキヤマン「ひゃぎょううえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!
ひどいよひどいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イカリング「うっせーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぇぇええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
泣くな黙れコラアアアアアアアアアアアアアああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ナキヤマン「びゃっあああびょえああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怖いよおおおおおおおおお板挟みだよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!! っぶぇっぶぇっぶぉおおおおおおお〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イカリング「でええええええええええええええええええええええええ!!!!!!! なにやってんだよそれはよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワラース「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!! 見てわからねぇのか…」
イカリング「ぐぎぎッ…分かるわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…トイレが詰まった時に使うギュッポンギュッポンだろうがそれはよおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワラース「ちげーよ… チッ 聞いた俺がバカだった ハッハアァ…」
イカリング「ンだとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおうごるあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワラース「こいつは武器だ… 武器を作ってんだよ…ひひっ」
ナキヤマン「いびゃおあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワラース君がまた悪い道具を作ってるよおッブブューッ!!!!!!!!!! ポルポル…ポアアァ……!!!!!!!!!!!!!!
プィイイイ………コポォ」
イカリング「てめえええええええええええええ!!!!!!!!!!!! また“前”みたいな事してよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どういう風の吹き抜けだゴラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワラース「吹き回しだろボケ…ぐへへっ!!!! …お前らには関係ない世界の話だ………」
イカリング「………ちぃ!!!!!!!!! ……ほどほどにしとけよコラアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ナキヤマン「ねえええぇ…… 前と言えばさあああぁ…
僕らさあぁ…また前みたいにさあああああぁ… ひぐっ…ひぐっ…
4人…揃わないのかにょえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!! イッビ!!!! イッビ!!!!! ズブュル…」
イカリング「ぬ……ぬううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワラース「ひひひ…………………無理だろ……」
ナキヤマン「しょんなあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
がなじいびョエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! おっう!!!!! おっう!!!!!!!!!!!!
ぷるぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワラース「………ふふん…」

28 :
相変わらず濃いなナキヤマンとイカリングwww

29 :
―――…
フーリャン宅… の近く
ザッ
花子「着いた アレ 家
ウデゲ スネゲ シリゲ 準備」
大男→ウデゲ「うしっ」
中男→スネゲ「ほす」
小男→シリゲ「ちん」
花子「…GO」
ザッ!!!!!!!!
「ラン バクサーレ メコレ」
花子「…! 後退!!」
毛3人『!!!!!!!!!!!!!!』
ドカンドカンドガガアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウデゲ「火の玉の雨だ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シリゲ「何故バレた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ…
大魔女「ふん そんな気をビンビンにさせてたら生まれたてでも感じるわよ
何しに来たのかしら?
汚さの極みみたいな男が3人と小綺麗な女がこんな場所に…
いかがわしいビデオの撮影なら向こうの小川ででもやりなさい
いい画が取れるわよ」
スネゲ「なあぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜にィ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…じゃあ行っちゃいます!!!!!? 花子さん!!!!!!!!!!!!?」
花子「馬鹿」
スパァ〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スネゲ「おぶら!!!!!!!!!!」
大魔女「……………花子?」

30 :
大魔女「あんた花子っていうの?」
花子「…私の名前 引っ掛かる?」
大魔女「…………別に」
スネゲ「……花子さん 例のモノ… 確認出来ますぜ」
コク…
花子「…………」
大魔女「なにひそひそ話してんのよ
さっさと帰りなさいよ!!!!!!! 邪魔よ!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「私たち 魔反会」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「!!!!!!!! ……魔反会…」
大魔女「なるほど…分かったわよ あんたらの目的…と
言っても絶対に帰ってくれないって事もね」
花子「そう」
大魔女「久々ねー… あんたらからの刺客は…
でもあんたらさぁ… いつになったら学習するわけ?
あんたらごときが何人何十何百人かかってこようが私はせやしないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「否」
大魔女「あん!!!!!!?」
花子「今回のこちらの目的 抹ではない 不
つまり 捕獲 大魔女フーリャンを捕獲…」
大魔女「…………」
大魔女「………ぷッ」
大魔女「あぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!!!!!!!!!!!!!!!
あぁぁーーーーっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっあぁぁ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くひ〜〜〜〜!!!!!!!! くひひっ…プーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぷぷぷぷぅ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シリゲ「何が可笑しいんだーーーー!!!!!!!!!!!」
大魔女「笑わせてんのはそっち
寝言は夢の世界で言いなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
トンッ!!!!!!!!!!!!!!!
花子「……今のうち 笑ってられるのは」

31 :
大魔女「……あきれたわね どこからそんな自信が沸いて来るのかしら
……来なさいよ」
くいっくいっ!!!!
スネゲ「おっしゃあぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
覚悟ォ!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!
ぐっ!!!!!!!!
大魔女「まぁまぁ落ち着きなさいよ」
スネゲ「!!!!!!!!!!!!!!!? な!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《いつの間にかスネゲの目の前まで移動していたフーリャンはスネゲの頭を押さえ身動きを封じていた!!!!!!!!!》
花子「……速いっ」
大魔女「『韋駄天足』
そして…」
スッ… ピタ…
《フーリャンはスネゲの顔に両手を添えた!!!!!!》
スネゲ「?!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「韋駄天手!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャルッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スネゲ「ボッッぼうッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブチ!!!!!!!!!!!!!!
《恐るべき速さの手技でスネゲの頭を回転させるフーリャン!!!!! スネゲの頭は捩切れた!!!!!!!!!!》
ウデゲ「スネゲェエーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「まず一人」
ぽいっ
シリゲ「は…花子さぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「勿体振る必要 なさそう
………つかう」
スッ!!!
大魔女「なにする気か知らないけど使う前にアレす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

32 :
大魔女「まとめて死にさらせ!!!!!!!!!!!
ランド マッサツ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しん……
大魔女「………ん!!?」
花子「………」
ウデゲ「今だァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシィーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「ぐ!!!!!!!!!!!?」
《フーリャンはウデゲに羽交い締めにされ動きを封じられた!!!!!!》
シリゲ「やったぜぇーーー!!!!!!!!!!」
大魔女(何故!!!!!? 一瞬にして魔力が私の中からなくなった!!!!!!!!?
魔力切れ!!!!? 違う!!!!!!! 魔力が…消えた!!!!!!!!!!!!!!!!!)
花子「理解は出来た?」
大魔女「……あんた…………何をしたの……」
花子「あなたの中から 魔力 奪った」
大魔女「…………どうやって?」
花子「あなたの体に付いてる それ」
大魔女「……………まさか!!!!!!!!!!!」
バババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《フーリャンの服には…【花子】と書かれていた名札が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まだ付けていたのか》

33 :
花子「それ 魔反会の『退魔研究班』が作った新しい退魔道具“魔奪札”
その名札 魔法使いにつけると つけた魔法使いの居場所がすぐ分かる
でもそれだけではない 最も優れた効果 その名札は魔法使いの魔力を一時的に奪うこと
その名札に記された名前の人間… あなたの名札だと私…
…が念じれば好きなタイミングで魔力を奪える
例え遠くからでも」
大魔女「――――…!!!!!!!
(まさか正月に魔法が使えなくなったときも……これのせいで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)」

http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1324297918/89《↑その時》
大魔女「こんなもの……いつの間にッ…」
花子「あなたがコインランドリーで洗濯してる時につけた」
大魔女「!!!!!!」
――― 回想 ―――
コインランドリー
ウィンウィンウィ〜〜〜〜〜〜〜ン…
大魔女「これはっ…
『血みどろ! 双発野球拳超トーナメント』が12巻まで来てこんな超展開になっているなんて…
まさかイーデレル兄弟が実の兄弟でなくただのホモ兄弟だったなんて…
しかもいつも出てるRがトレードマークだったポリタマのRがパワーアップしている…!!!!!!
ご…ごくり!!!! ど…どうなるの!!!!!!!!!!」
ペラペラ…
花子「………」
ス…
――― 回想終了 ―――
大魔女(あ…あの時かッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「しかし まだ付けているとは 思わなかった」

34 :
大魔女「く………記念にとっておいたのが間違いだった…
………ムッ!!!!!!!!!!」
サアアアアアア……
大魔女「……魔力が…戻っていく!!!!!!!!」
ギュギュギュギュギュギュウウゥゥゥゥ…
花子「………時間切れ 魔力を奪う時間 長くもたない
しかも その札 使える回数は1〜2回
もう使えない」
大魔女「……なによ ヤバい道具と思ったら…一瞬じゃない
……魔力が切れてる間に私をアレするべきだったわね
………さぁお仕置きよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハアアアアアアッ!!!!!! バクサーレ メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウデゲ「にやり」
きゅるるううううううううううううううううううううううう…………
大魔女(魔力は戻った…
でも今度は魔力が不安定…!!!!?)
花子「ウデゲがあなたを押さえてる だからよ」
シリゲ「ウデゲは特殊な退魔ボディで触れた相手の魔力を自分の体を通して地面に流すことが出来るんだッハハァア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「それなら上手く魔法も使えない」
大魔女「ちぃっ…………うざったい……」
シリゲ「ひっひっひっ ちゃんと押さえてろよウデゲ〜〜〜〜!!!!!!!!!
お楽しみタイムの始まりだぁ!!!!!!!!!」

35 :
シリゲ「ひょっひょっひょっひょっひょっひょ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じろじろ
大魔女「くっ…キモい!!!!!!!!! 人の体をじろじろみんじゃないわよ!!!!!!!!!!!
何をする気よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シリゲ「お楽しみタイムだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
ひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇひぇ…
見せてもらうぜお前の………
パン筋をよォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!
大魔女「パン筋!!!!!!!!!!!?」
シリゲ「おの筋さんだぜぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほらぁ〜〜お前のスカートをピチッとさせるとおの筋さんが浮かび上がってぇええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
そー…
大魔女「大魔女ニープレス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァン!!!!!!!!!!!!! グチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シリゲ「スジーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《フーリャンはシリゲの頭を両膝で思い切り挟み潰した》
ウデゲ「スネゲ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「いつまでも調子に乗るんじゃないわよ…!!!!!!!!」
チリチリチリ…
ウデゲ「………ん!? あ…あちぃ!!!!!!!!?」
大魔女「ファイバナー メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウデゲ「ギャーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

36 :
ボボ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
ウデゲ「ウ…ウゴァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…魔力は安定していないはずッ!!!!!! なのに何故魔法オォヲーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「安定してなくても魔力さえあれば魔法は使える …それがプロよ!!!!!!!!」
ゲシッ!!!!!!!!!!!!!
ドザァッ!!!!!
ボボボォオ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウデゲ「ぎゃああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………」
大魔女「はぁ……ふぅ ………雑魚ごときが…!!!!
………あとは…ひとり…」
プスッッッ
大魔女「痛ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!? ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「………コンプリート」
《花子はフーリャンの体に謎の注射を…!!!!!!》
大魔女「……それはッ… …………あッぐッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅうううううううううう…
花子「『退魔研究班』最新にして最大の発明…!!
“魔封円”…!!! その注射 した瞬間から あなたの魔力を完全に封印…!!!!!!!
その効果は1年… でも充分!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「しまっ…た…!!!」

37 :
花子「ついでに睡眠薬入り おやすみ」
くらぁ…!!!!
大魔女「……不覚…!!!!!! 最初から…これが狙いで…!!!!!!!!!!!」
花子「無論 あの3人は 捨て駒」
大魔女「………したたかな女…!! 敵じゃなかったら……気に入ってたのに…!!!!!!!!!!!」
ドサッ…
花子「………ミッション 完全コンプリート
……あなたの周囲から仲間が居なくなったこのタイミングこそ あなたを捕らえる絶好のチャンスだった
ここに来なくなったあなたの仲間に 感謝
…その仲間も 魔法使いは後で消すけれど」
大魔女(……………ねこ……………… ……サナ…………)
ガク…
ザザッ…
〈………ぷえぇ〜〜〜…〉
《↑野生ウインドウ》
花子「……連れていく」
スッ しゅるしゅる…
ドッ…
ガラガラガラガラガラガラガラガラ…
《花子は荷車にフーリャンを乗せ いずこかへと連れていった…!!!!!!
…………と!!!》
ポロ……… からら〜〜ん… から〜〜〜〜ん…
《フーリャンの指から何かが落ちた…!! それは……!!!!!!!》
きらっ…
指輪「……………」

38 :
――― 魔反会本部
??7「おい聞いたか リップル町が魔法使いに襲撃されたってよ」
??8「マジか 今時前の大魔女フーリャンみたいなことするやつがいんのかよ」
??7「町は半壊… ひどい有様だってよ… やった犯人は自身を“中魔女”と名乗っていたらしい」
??8「最近巷で噂になってる正体不明の魔法使いか…」
??9「大魔女フーリャンの模倣だろ まったくこんな所にまで影響を与えるとは…」
??7「やっぱり大魔女フーリャンはろくでもねーな さっさとなんとかして その“中魔女”とかいうパクリ野郎もとっちめねーと」
アリズミダ「…フ 大魔女フーリャンの方なら近々凄い事になるさ……断言する」
??9「どういう事だよアリズミダ」
アリズミダ「くくっ…さぁな」
にゃあぁ〜ん にゃあぁ〜ん
アリズミダ「おっと 電話だ」
ピッ
??7「ちょっ 超かわうぃ〜んですけどぉお〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
子猫の鳴き声の着信音超かわうぃ〜〜んですけどおおおおおおおおおおおおおおおおぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
??9「どこで取ったのそれ?!!!! どこで取ったのそれ!!!!!!!?
おせーておせーてよおおおお〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
きゅいきゅい
アリズミダ「自録りだ 少し黙れ」
ピッ
アリズミダ「もしもし」
電話花子『…コンプリートしました』
アリズミダ「ほ…本当か!!!!!!!! そ…それで…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
電話花子「今から 『レレイロウ施設』に向かいます」
アリズミダ「分かった!!!!!! 俺もすぐ行く!!!!!!!!!!!」
ピッ
ゾクゾク ドキドキ
アリズミダ「ハー…ハー…」
??7「…どうした? アレか? ハハキトク的な奴か?」
アリズミダ「フ…フフ…ハハハハハハハハハハハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
悪いが俺はこれから出掛ける!!!!!!!!!!!!!!!! 次帰る時にはお前達に度肝を抜かせてやろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ツカツカ
??7「カーチャンによろしくな〜〜!!!!! 元気出せよー!!!!!!!」

39 :
――― フーリャンのいなくなった… フーリャン宅
ザザザザアァ〜〜〜〜〜…
コロコロコロ… キラリ…
指輪「………」
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………
キラキラキラキラキラキラ…… ポフウゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《指輪が光を放つ!!!! 指輪から出てきたのは…》
しゅううううううううううううううううう……ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リリス「はぁ〜〜…はぁ〜〜…
だ……大魔女ぉ〜〜〜〜…」
よろよろ…
【精神攻撃用毒舌魔獣 リリス】
リリス「大魔女〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
山彦『だいまじょおぉ〜〜〜〜〜〜…』
山彦『いまじょおぉ〜〜〜〜〜〜…』
山彦『まじょおぉ〜〜〜〜〜〜…』
山彦『じょおぉ〜〜〜〜〜〜…』
山彦『………………』
リリス「うぅ〜っ…大魔女〜…… 大魔女が〜〜〜…
な…なんとかしないとぉ〜… でもドコに連れていかれたのぉ〜〜……
分からないよぉ〜………」
リリス「…………そ…そうだ〜…… ねこっちやジジイに伝えるんだぁ〜…!!!!
みんなで大魔女を助けるんだよぉ〜〜…!!!!!!
でもみんなどこにいるのぉ〜〜…?
うぅ〜……探すしかないよぉ〜…!!!!!!!!!
……大魔女〜…待っててぇ〜…!!!!
絶対助けるから〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タッ

40 :
―――
ねこ「ライオンくん!!!! 敵だよぅ!!!!!!!!
3時の方向から敵ーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ライオン「逆方向に逃げるんだ!!!!!! ねこくん先に逃げて!!!!!!!!」
ねこ「う…うん」
ダッ

わらわらわら『うお〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドーーーーーン!!!!!!!!!
ねこ「にゃ!!!!!! 前からも敵だよぅ!!!!!!!!!!!!!!!
蹴散らすしかない!!!!! 気色の…」
バッ!!!!!!
ライオン「下がってねこくん!!!!!!!!!!!
今逃げ道を作る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「ラ…ライオンくん!!!!!!!!!!!?」
―――…
ライオン「いつつつ…… 土竜の里の任務は危険度高いな…!!!!
この前まで居た派遣忍者の里よりハードだよ…」
ねこ「だ…大丈夫?」
ライオン「大丈夫…問題ないさこれくらい
それより君が無事で良かった…!!!!!!!」
ねこ「(にゃんなら気色の術で敵を蹴散らせたけど…
ライオンくん優しいからなぁ………)
………ありがと ライオンくん」
ぽんぽんっ
ライオン「い…いつつッ!!! 消毒液がしみるな…」
ねこ「我慢我慢!!
……ライオンくん 帰ったらまた焼き魚食べようね!! おごるよぅ!!!」
ライオン「あ ありがとう
ねこくん また一緒に任務しよう またきっと…君を守る」
ねこ「う…うん…」
ぽ…

41 :
ソウサクハツピオニー地方 マリカースゴイ山……のふもと
ヒュウウウウ…
ボケ妹「……ふいぃぃぃ〜〜…疲れたぁ…」
亀「命懸けで絶壁の山登ったと思ったらまさかフーリャンがいねぇなんてな…
まったくどこにいったんだか」
ボケ妹「いやあの整理された状況は…
もしかしたらフーリャンは家を変えたのかもしれないよ
別のアジトに引っ越したんだ」
亀「アジかよ!!!!!!!!!!
僕こことオツンポ地方のアジトしかしらねぇぜ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「私様もだよ オツンポ地方は遠いし
今日は諦めるか」
亀「ちくしょ〜〜 危ない思いをしてソンしたぜ」
ボケ妹「ふふ だがお前にしては山登りも危なげなかったよ
まだちゃんと鍛えてるみたいだね」
亀「まぁな!!! 今ならお前にだって勝てらぁ!!!!!!!!!」
ボケ妹「はは トカゲがダメなくせに」
亀「う…うるへー!!!!!!!!!」
ボケ妹「…………しかし 会いたかったな フーリャンに」
亀「僕もだ!!!! 半年会ってねーもんなぁ!!!!!!!!!!
てゆーか僕はあの時の仲間全員集まりてぇ!!!!!!!!!!!
また集まるかなー」
ボケ妹「集まるさ きっと」
―――…

42 :
なんという不吉なフラグw

43 :
――――…
―― 魔反会の謎施設『レレイロウ“交流館”』
ギイイイイイイ…
花子「連れてきた」
職員「お待ちしておりました」
花子「ここの責任者は?」
おいしい「はい このおいしいでございます」
【『レレイロウ交流館』施設長 おいしい】
花子「大魔女フーリャン 収容する部屋 案内」
おいしい「はっ 既に準備万端でございます!!
アリズミダ様からの指示で2ヶ月も前から準備を進めておりました!!!」
花子「じゃあ案内 早く
この女 目覚めたら厄介 魔力なくても強い 肉体は人間離れしてる」
おいしい「はい!!! では競歩のペースで案内します!!!!!!!!」
スタスタスタスタ
―――…
かつん…
花子「ここ?」
おいしい「はっ!! レレイロウ最深の“牢”でございます!!!!!
檻はなんかすごい金属で出来ているため力付くでは決して壊せません!!!!!!
監視カメラ付き!!! トイレはオープンスペースという粋なはからい!!!!!!!!」
花子「入れて」
ズイ
おいしい「了解!!!!
どっせ〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!」
ぶわん!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッシャアァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「ぐぷッ!!!!!!!!! ………ッ」
ギイィィィィィ… ガチャンッ!!!!!

44 :
大魔女「ぐ……うぐぐぅ… ……はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバ!!!!!!!!!
花子「おはよう」
大魔女「…あんた!!!!!!!!!!!!
どこよここは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「ここはレレイロウ交流館!!!!!!!!
魔反会の施設の一つだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「誰この首頭 あんたも魔反会ね
出しなさいよ黒首野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「わっはっはっは!!!!!!
恐ろしい大魔女フーリャンも魔力がないとただの口の悪い女だな
うい? うい? そこは牢屋だぜ〜〜〜〜〜〜〜
お前はもう出られませ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ういーwwwwwwwwwwwwwwwういーwwwwwwwwwwwwwww
かわええのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwかわええのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
お前はまるで鳥かごの中の小鳥さんベイベーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
大魔女「こんな檻!!!!!!!!
ふん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギギギギギギギギギギッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《檻を力でこじ開けようとするフーリャン!!!!!!!!》
おいしい「無駄だ無駄だ!!!!!!!!!!!!! その檻は力では開けられんよ!!!!!!!!!!!!!
少なくともゴリラ3匹分の力がなくてはな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女(じゃあチロリーン以外はムリそうね…
くっ…………)

45 :
大魔女「ぜぇ…はぁ… …………くそっ… ダメね…
チロリーンみたいなゴリ力がうらやましいわ…」
おいしい「無理無理!!!!!!!!! 無〜〜〜〜理〜〜〜〜に決まってんだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その檻は特別製だから無理!!!!!!!!!!! 諦めなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
諦めて我々にダンスでも披露しろよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もしくわパン筋でも見せやがれフゥウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「なんなのよパン筋って…」
おいしい「これからお前は我々の監視下で暮らすのさ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
寝てる姿も悶々してる姿もしてる姿もまる見えテレビいぃやッほォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオうッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「はしたない 魔反会らしく品格を守りなさい」
おいしい「そうはいっても!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここまで好き勝手してきた高飛車な女を辱められるなんて考えたら興〜〜〜〜〜奮が止まらないですよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だって私だもの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「そうか」
おいしい「ほるァアアアッ 大魔女さんよオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
顔赤くして私に懇願しろよおおおおおおおおおおおおおおお『やめてください』ってよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!
みじめさに泣き出しやがれえええええええええええええええええええええええええッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐんっ!!!!!!!
《興奮して檻に顔を近づけるおいしい》
花子「…危ない」
ぐわ!!!!!!!!!
大魔女「うおらああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!! ぐいっ!!!!!!!!!!!!!
ガシャアァーン!!!!!!!!!!!!!
おいしい「ぎやああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「檻ごしチョークスリーパー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギギギギギキッ!!!!!!!!!!!!!!!

46 :
ビキビキビキ!!!!!!!!!!!
おいしい「ぎょああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の身がーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 俺の身がァーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
檻の網目からところてんのようにチュルッとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「おらああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ひり出してやるぁいあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブチュブチュブチュッ…
おいしい「だずげでええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「自業自得
でもここで血の海されたら 迷惑」
スタスタ
花子「……このボタン」
ポチッ
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「あびゃびゃびゃびゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プスプスプス…
大魔女「く………電流…!!!!!!!!!!!!」
よろ…
バッターーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おいしい「―――」
ピクピク
花子「強引に出ようとしたら電流
あまり体に負担 かけない方がいい」
大魔女「……ふん… これから私はどうなるっていうの…」
花子「あなたは私たちに利用される あなたの魔力を」
大魔女「ふふん…魔反会が魔力を欲するなんて矛盾すぎて呆れるわ…!!!!!
……でもそう簡単に上手く行くと思うんじゃないわよ…!!!!!!!!」
花子「……何故?」
大魔女「…あんたは必ず…ブン殴るッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…それだけ覚えておきなさい…!!!!!!!」
花子「………」
ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

47 :
―――
亀「というわけで今日はミルク山の方に行ってみたわけだがーーー…いねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フーリャンここにもいねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここまで会いたがってるのにあいつの方はなにやってんだよ!!!!!!!!!!! どこにいんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「…ま これ以外のアジトは分からないから探しても無駄だ
とにかくマイムに帰るか
フーリャンのアジトはまたねこさんに聞いて見ればいいだろ
それでみんなで調整して全員で会いに行こう そしたらあいつ驚くよ」
亀「ふっへぇ〜〜! そりゃあいい!!!
あいつの驚き顔を写真に撮って記事にしてやろうぜ!!!!!!!!!
ふぅ〜〜〜〜楽しみだぜ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「はは… そうだな」
―――… マイムシティ
手下「姐さんお疲れ様です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
手下2「逢い引きお疲れ様です!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「誰が逢い引きだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! すぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タッタ〜〜!!!!!!!
手下3「姐さん姐さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「なんだいなんだいせわしいな」
手下3「………姐さんに会いたいという女の子がマイムに来たんですが…」
ボケ妹「私様に?」
手下3「町の入口で倒れていたんですが…… すごいボロボロで怪我をしていて今治療です」
亀「おいおい物騒だな」
ボケ妹「……何者だい?」
手下3「女の子は自分を“リリス”と……」
ボケ妹「リリス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

48 :
マイムの病気
タタタタタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「リリス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガラ!!!!!!!!!!!
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜 ボロボロボロボロボロボロボロボロボロボロボロボロボロボロボロ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「ぎやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グサグサグサーーー!!!!!!!
リリス「やったぁ〜〜 かかったかかったぁ〜〜〜〜
扉の上に仕掛けたイガグリ〜〜〜〜〜〜〜〜」
ボケ妹「地味にヤバいもん仕掛けてんじゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リリス「バーカバーカ〜〜〜〜〜〜〜」
亀「おいおい なんでフーリャンの魔獣がこんな所に居るんだよ」
ボケ妹「そうだよ!!!!!!!! ていうかお前怪我してんだって!!!!!!!!!?
大丈夫なのかい!!!!!!!!!!!!!!!!?」
リリス「大丈夫なわけないよぉ〜〜〜〜〜
あたしはあんたみたいに筋肉ダルマじゃないかよわい女の子なんだからね〜〜〜〜
このモリモリ〜〜〜 モリモリ〜〜〜〜
バーカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ボケ妹「誰が筋肉ダルマだーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リリス「あ〜は〜は〜〜 そうやって髪振り乱してると本当に鳥みたい〜〜〜〜〜
この鳥ガラ女〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ボケ妹「どこがだコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「そうだぜ!!!!! チロリーンの髪は青いから鳥だったら幸福の象徴だぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「フォローになってねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リリス「わ〜いわ〜い〜〜 怒ってる〜〜〜〜
血管浮き出てる〜〜〜〜 破裂破裂〜〜〜〜〜〜〜」
ボケ妹「しねえよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前私様をおちょくるためにフーリャンに送り込まれたのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
リリス「ち…ちがうよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女が〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!! 大魔女が〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!
ボケ妹「フーリャン!!!!?」

49 :
ボケ妹「リリス フーリャンがどうした」
リリス「ヴぇっ…ヴぇえぇ〜〜〜〜!!!!!!!!
うぐぅぅぅ〜っ!!!! 大魔女がねぇ〜〜〜〜〜〜
女と男のグループにパン筋見られに来てしたら注射されてどっか行ったのおおおお〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「パ…パン筋!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カシャッ!!!!!!!!!
ボケ妹「落ち着け!!!!!!!!!!!!!!!!! まったく分からん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
落ち着いてゆっくり話せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リリス「うぶ…うん〜…」
リリス「……大魔女がねぇ〜…
女と男のグループにねぇ〜 パン筋見られに来てね〜
したらね〜 注射されてね〜 寝て〜〜
連れてかれたの〜〜〜〜〜〜〜」
ボケ妹「落ち着いてゆっくり話されても同じで分からん…」
亀「でも今の話… 要約すると つまりだ…
………フーリャンが連れ去られたって事か?」
リリス「そゆこと〜〜」
ボケ妹「は…はあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!

50 :
リリス「簡単に言うと大魔女が誘拐されたってことだよね〜〜」
ボケ妹「いやいやいやっ!!!!!!! 理解出来ない理解出来ない理解出来ない!!!!!!!!!!!!!!!
あいつかなんで誘拐されるんだよ!!!!! そんな不条理があっていいのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「冗談はおよし子ーっ!!!!! だぜ」
リリス「冗談じゃないよお〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当なんだもん〜〜〜〜〜〜!!!!!!! うわ〜〜〜〜ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「な…泣くなよ でもそれだとしたら一体どこのどいつがそんな偉業を成し遂げたんだよ
フーリャンの強さを一番知ってるのは僕らだ 信じられねぇ…」
ボケ妹「そうだリリス フーリャンをさらった奴らはどういう奴らだとか名乗っていなかったのかい…?」
リリス「ん〜〜〜とね〜〜〜〜〜〜〜〜
マハンカイって言ってた気がするよお〜〜〜〜〜〜〜」
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「魔…魔反会だってぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ボケ妹「魔反会……… 世界魔術反対委員会か…
魔法使いどもを目の敵にしてる奴らだろ確か…」
亀「あぁ 表向きは対話と交渉で魔法使い達の魔法の使用を制限させようとしているが
裏では暗者を使って魔法使いをしてるヤバい連中さ
世界の魔法使いのほとんどが嫌ってる集団だぜ」
ボケ妹「そいつらにフーリャンは連れ去られたってのか…
しかしにわかに信じられない… 並のし屋でなんとかなる女じゃないよ
……フーリャンはさ…!」
亀「だが魔反会は優秀な退魔師を何人も抱えてる
油断したフーリャンがそいつらにやられたとも考えられる…」
ボケ妹「ぐぅ………フーリャン…!!」

51 :
ボケ妹「……バッキャロォ…!!!!!! 油断してんじゃねーよ…!!!!!!!!」
亀「……やべぇな フーリャンは魔反会の宿敵中の宿敵…
捕らえられてるならそのままされてる可能性も……」
リリス「うわ〜〜〜〜〜〜〜ん〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
や〜だ〜〜!!!!! 大魔女死ぬの嫌〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!
うええええええええええええええええええええええええええん〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!
ボケ妹「落ち着け!!!! 死んじゃいない!!!!!!!!!!
あの女が簡単に死ぬもんかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!
助けに行こう!!!!!!!!!! 私様達で!!!!!!!!!!!!!!!!」
リリス「ほ…ほんとお〜? 青〜〜〜〜…
青〜……大魔女嫌いじゃないのぉ〜〜?」
ボケ妹「色で呼ぶなよ
………嫌いなわけないだろ
お前にとって母親のようなアイツは 私様達にゃ大切な仲間だ
仲間がピンチなら助けるのは当然だろ
だから安心しろ!!! みんなであいつを必ず助ける!!!!!!!!!!」
キリッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
リリス「あ…青〜〜〜〜 ありがと〜〜〜〜……」
ボケ妹「エンデリル!!!! メッセージボイスでみんなに連絡を!!!!!!!!
集まれる奴らでフーリャンを助けに行こう!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「あ…あぁ」
ボケ妹「待っていろフーリャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対救い出しお前の元まで行く!!!!!!!!! それまで…踏ん張ってくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ずっちり… ぷ〜〜〜〜〜〜ん…
亀(……チロリーンの頭の上にリリスが実体化させたが乗っていやがる…
………でもチロリーンいい顔してて言いづれぇ………)
ズーーン…
リリス「にやにや」

52 :
亀「よし じゃあ僕の声をねこ うさぎ サニー 師匠 ワラースに送る!!!!!!
集合場所はこのマイムでいいな!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「あぁ頼む!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷ〜〜ん…
亀「スウゥゥ〜〜〜〜〜……
メッセージボイス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 僕だ!!!!!! エンデリルだ!!!!!!!!!
  久しぶりだなーオイ!! 元気だったか皆コノヤロ〜〜!!!!!!!!!!!
  戦いが終わって以来あんまあってなくて皆元気か心配だったんだぞー!!!!!!!
  とりあえず飲み会しねぇ?
  マイムのカラオケ屋でカラオケしながら飲もうぜ!!!!!!!!!!
  会費はそうだなー…一人5000円でどうだ!!!!!!!!!!!!!!!!! ―――
ボケ妹「幹事してんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今関係ねーだろ飲み会は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「す すまねぇ 気が急いてな…」
ボケ妹「急くとこそこじゃねーだろ今!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうかその能力幹事に便利だな今思ったけど!!!!!!!!!!!!!」
亀「へへっ…」
テレッ
ボケ妹「褒めてねーからさっさとやれ!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「わーったよ スウゥーー…
メッセージボイス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
――― 改めてエンデリルだ!!!!!!!!!
  ねこ!!! うさぎ!!! サニー!!! 師匠!!! ワラース!!!
  緊急召集だ!! フーリャンが魔反会に連れていかれた!!!!!!!
  大パン筋……じゃねぇっ 大ピンチだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  これは訓練でも冗談でもない!!! 繰り返す!! これは訓練でも冗談でもない!!!!!!!
  このボイスが届いたらマイムに集合してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!! ―――
亀「……ふぃい〜〜 これでいいな」
ボケ妹「…もう少し緊迫感のある呼びかけは出来ないのかい
…まぁいい これでどのくらい集まるか…」

53 :
《フーリャン誘拐!!!!!!!!!!
そのショッキングな情報は仲間達の脳を駆け巡った!!!!!!!!》
―――
ポロッ… バサササァ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うさぎ「ぴょ……ぴょおおお…… フーぴょん……が………ゆかいされた……ぴょ…?
ぴょ……ぴょ………ぴょ………… 行かなきゃ……」
タンタンタン…
ぐぐッ…
うさぎ「ぴょん〜〜〜〜〜〜…………ミサイルダッシュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウッッッ ドギャアァーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―――
ワラース「……………ははははひゃッ!!!!!!
どう考えても冗談だろ……… あのアホ眉毛が…………
わらえねーよバカ…………」
―――
ズンダダ「――――…」
ピキィイイイーーッ
ズンダダ「―――……気のせいか…」
《誰だテメー》

54 :
―――…
マリモス「!!!!!!!!!!!!!!!」
騎士A「うわぁ副団長!!!!!!!!!!!!!!!?」
ヒュッ!!!!!!!!!!!!!
グサァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マリモス「あーもいご…」
ポタポタ……
騎士A「副団長ォーーーーー!!!!!!!! なんで防御しないんですかァーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頭に剣がぐっさりイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
騎士B「副団長の頭災難続きだな」
騎士C「言ってる場合か!!!!!! ドクター呼べドクター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マリモス「あーもいごっ……!! フーリャンレディ…!!!!!!!
こうしては…いられぬ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ
騎士A「副団長!!!!!? どこへ!!!!!!!? つーか頭頭〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!」
マリモス「すみませんが私はこれから休暇を取ります 団長にもそうお伝えください」
ザッ
騎士A「休暇って!!!!!!!? つぅか頭〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!」
騎士B「ふ…副団長!!!!! お旧国での式典の日が近くに控えてるんですよ!!!!!!!!
こんなときに休暇なんて……」
マリモス「すみませぬが その式典にも私は参加出来そうにありませぬ
式典よりも大切な用事が出来たのだよ」
騎士C「式典よりも大切な事ってなんなんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ…くるっ
マリモス「友が 私を待っている」
きらーん…
―――…
大魔女「むにゃむにゃ……うぅーん……
……待って………ねーよ… ぐうぅ…」
《寝言》

55 :
さすが余裕のフーリャンw

56 :
マリモス「止めてくれるな皆のもの… 男にはやらねばならぬ時があるのです」
ズンッ…
騎士A「副団長が今やらねばならぬ事は頭の剣を抜く事です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マリモス「Oh? お〜〜〜〜〜〜う!!!!!!!!!!! 頭が割れている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
騎士B「やっと気付いた!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーン!!!!!!!
騎士A「ほら副団長すごい流血ですよ 戯れ言はやめて治療を」
マリモス「私は戯れ言も冗談も言った事がないよ〜う
…時間が惜しい それではこれて」
ザッザッ
騎士A「副団長〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャリッ…
団長「良い 行かせてやれ」
騎士A「だ…団長!!!!!!!!!!! ヒンゲ=ザワール=ヒゲヒーゲ=ヒゲンハゲヒ団長!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
団長「これ以上止めるのは野暮だ」
騎士C「しかし!!!!! 式典が!!!!!!!!!!!」
団長「式典など 所詮見せ物……それより大切なものがあるなら 行くべきだ
マリモスにとってはそれが“友のため”…… 立派ではないか
……貫く心 それこそ騎士のあるべき姿よ」
騎士B「……団長…」
団長「お前達もマリモスを見習え やつのような騎士道にあふるる騎士になれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!
騎士達『ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ザッ ザッ
マリモス「……………ん?」
「いたいよ〜〜」
マリモス「あおぉ〜〜〜〜〜〜ぁああもいっっ ごぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうしたんだいエンジェル!!!!!!? Oh!!? Oh!!?
Oh〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!! 足を擦りむいたのかい!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほおおおうこれは大変だねぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今私めがエンジェルを病院に案内してあげるよ〜〜〜う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ささあ私の背中で少々羽休めするんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ピタッと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピカ〜〜〜〜〜っ
団長「………ただしロリコンにはなるなよ」
騎士達『………』
ズズーン…

57 :
―――…
コンビニ
客「すみませーん 馬肉ハンバーガー下さーい」
ワナワナワナワナワナ…
サナバー「…………」
客「………すみませーん 馬肉ハンバーガーー…」
ワナワナワナワナワナワナワナワナワナワナ
サナバー「………………」
ずい!!!!!!!!!!!!!!!!
店長「くォらチェリー!!!!!!!!!! お客様が馬肉ハンバーガーをご所望だコラァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さっさと出して差し上げやがれポコチン野郎ォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!! バタ〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!
店長「おいコラてめー何スタッフルームに逃げ…」
ドカアァーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「う…うおーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ラッキー「ヒヒーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
店長&客『うまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブブーッ!!!!!!!!!!!!
サナバー「ハイヤー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パカラッパカラッパカラッパカラッ!!!!!!!!!!!!!!
ガッシャアァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッ………
パラパラパラ…
店長「お…お前クビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
パカラッ パカラッ パカラッ パカラッ
サナバー「フーリャン…!!!!! フーリャン…!!!!!!!! フーリャンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ぬ…ぬおおおお!!!!!!!!!! 全速力じゃラッキー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ラッキー「ヒィヒ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

58 :
ライオン「焼き魚おいしかったね」
ねこ「うん」
ライオン「ねこくんのおかげで任務も成功 焼き魚もおいしいし順風満帆だよ」
ねこ「そ そうだね」
ライオン「俺気付いたんだ 俺 ねこくんと居たらいつもよりずっと頑張れるんだって」
ねこ「え…?」
ライオン「ねこくんと居たらなんだか力が沸いて来るんだ
とても頑張れる!! って感じがするんだ
……なぁねこくん ……もしよかったら…これからも俺の任務のパートナーになってくれないかい…?
俺はもっと君を知りたいんだ」
ねこ「ラ……ライオンくん……
…………………………………………」
ねこ「にゃんも……… ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キイィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポロ…
カランカラアァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライオン「!!!!!!? ねこくん…!!!!!!?」
ドク…ドク…ドク…ドク…
ねこ「はッ……フーリャン…ちゃん……」
ライオン「どうしたんだねこくん!!!!!!! 顔色がすこぶる悪いぞ…!!!!!!!!!!!!!!!!!」
よろ…
ねこ「……ごめん!!!! にゃん…行かなきゃ!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライオン「ねこくん!!!!!!!? ねこくん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「フーリャンちゃん…!!!!! フーリャンちゃんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

59 :
――― メッセージボイスの呼びかけから1日…
亀「あっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
うさぎ「ピョイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「来てくれたか〜〜〜〜!!!!!! うさぎーーー!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「うさちゃん!!!!!!!! ありがとう!!!!!!!!!!!」
リリス「うさっち〜〜!!!!!!」
うさぎ「チーぴょんリリぴょん帽子の人ーー!!!
チィもフーぴょん助けるぴょ…!!!!!!!!!」
ぐっ!!!!
ザッ!!!! ザッ!!!!!
マリモス「ほぉ〜〜う どうやら最後ではないようですな」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「師匠!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひっさしぶりだぜ〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワラース「ひひひひ…相変わらずうるせぇな…」
ボケ妹「ワラース!!!!!!!!!! まさかお前が来てくれるなんてな!!!!!!!!!!!
お前は絶対来ないと思ったよ!!!!!!!!!!!!!!」
ワラース「ぐふひひひ…俺は事の真偽を確かめに来ただけだ…」

60 :
??「ヒヒーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パカラッ パカラッ パカラッ パカラッ パカラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドガラァーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「ハイヤァアアーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜〜ん!!!!!!!!!
亀「サニー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「馬で来たのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「はぁはぁ…… フーリャンは… フーリャンはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リリス「いないよぉ〜〜〜!!!!!!!!」
サナバー「リリス!!!!!!!!!!! お前が知らせてくれたのか!!!!!!!!」
リリス「そうだよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いっぱい歩いたよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「そうか… よく頑張ったな…」
リリス「うぅ〜〜〜〜…」
プルプルプル
リリス「うわぁあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「ほんブバリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

61 :
サナバー「な…何故殴る…」
リリス「い…いきなりそんな事言うから色々込み上げて来たんだよぉ〜〜〜〜〜
人の気持ち分かれよ〜〜〜〜〜〜〜バカ〜〜〜〜〜〜〜〜」
サナバー「わ…わかるか…」
ボケ妹「しかし馬で登場とは……
お金は大丈夫なのかい」
サナバー「大丈夫じゃない!!!!! だがそんな事言っている状況ではない!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「サニーは来て……あと一人」
うさぎ「ネコチャンピョーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「ねこちゃんならきっと来る もう少し待とう」
サナバー「早く来てくれ!!!!!!! ねこちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこの声「にゃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「言ったそばからねこの声だ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
マリモス「どこからかな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
キョロッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュゴォーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「にゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『上!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「ねこが空から落ちて来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「い…一体どうやって!!!!!!!!!!!!!!?」
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜…スタァンッ!!!!!!!!!!!
ねこ「フーリャン…ちゃああああああああああぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!

62 :
ねこ「みんな〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
フーリャンちゃんはどうしちゃったのフーリャンちゃんはどこに連れてかれたのフーリャンちゃんはなんで連れてかれたの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボケ妹「落ち着けねこちゃん!!!!!!!!!」
亀「それよりなんてソウルフルな登場の仕方だよコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにしたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ねこ「気色で起こした風に乗って空を飛んできたんだよぅ…!!!!!!!!
気色の術の応用舞空法『雲流れ』だよぅ…」
サナバー「なんと…すごいのう…」
マリモス「魔法いらずですな」
ねこ「それよりそれより!!!!!!! フーリャンちゃんはどうしちゃったの〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誘拐されたなんて嘘だよね!!!!!!!!!!? 嘘だよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
亀「残念だが嘘じゃねぇんだ …フーリャンは魔反会に連れ去られた」
サナバー「何故魔反会なんかに… あの女は簡単に捕られる女ではないのに…」
ぐ…
ねこ「そんな……ああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクゥッ…

63 :
ガリガリガリガリ!!!!!!!!!
ねこ「にゃんだ!!!!!!!!!! にゃんのせいだああああああぁぁーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にゃんがずーっとずーっとフーリャンちゃんを放ったらかしにして仕事ばかりしてたから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にゃんがフーリャンちゃんの側に居たらきっとこんなことにならなかったのにィーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にゃんはッ フーリャンちゃんの友達なのに!!!!! 親友だって言ったはずなのに!!!!!!!!!
こんなときに側に居てあげられないなんてッ!!!!!!! こんなの親友でもなんでもない!!!!!!!!!!!!!!!!!
にゃんのバカ!!!!!! 死んじゃえ!!!!!!! にゃんなんか死んじゃえーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガン!!! ガン!!!! ガン!!!!!
亀「自傷行為はやめろねこ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「ねこちゃんのせいだけじゃない!!! わしだってそうじゃ!!!!!!!
わしだってバイトにかまけてフーリャンの事など全然考えてなかった!!!!!!!!!!!!!
それが半年も……死ぬのはわしじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リリス「そうだ〜〜!!! ジジイは〜〜!!!!! 〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」
ヨイショ!!
マリモス「それを言ったら私だってそうですぞ!!!!!!」
亀「僕もさ!!!!!!」
うさぎ「チィもピョ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズイ
ボケ妹「待て!! それを言うなら私様もだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『どうぞどうぞ』
ボケ妹「押し付けるなーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ってなんでだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコー!!!!!!!

64 :
この流れで平気でボケるサナバー達www

65 :
ボケ妹「あのなぁ!!!!!!!! 誰が悪いとか 今はそんなんじゃないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!
誰だってフーリャンが誘拐されるだなんて思いもしなかったことなんだし!!!!!!!!!!!!
それより今重要なのは 何よりも!!!!!! フーリャンを助ける事だ!!!!!!!!!!!!!
今こうして 仲間が全員集まったんだ!!!!!
私様たちの力を合わせればきっとフーリャンを救い出せる!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フーリャンだって今きっとそう思ってくれてる!!!!!!!!! 私様達を信じて待ってくれてるはずだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その思いを無駄にしないために 今…私様達は 後悔するより前を見よう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
立ち止まるより進むんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私様達はこれまで何度も何度も何度もフーリャンに助けられて来た…
でも今度は私様達がフーリャンを助ける番だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつから受けたこれまでの恩に…義理を果たす時が来たんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
助けるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私様達の力でフーリャンを助けよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私様達は仲間なんだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビッシィ〜〜〜!!!!!!!!!!!!
ねこ「チロリーンちゃん…」
サナバー(なんて………なんていい事を言うんじゃ………
まったくその通りじゃ……………)
マリモス(……………しかし…)
ワラース「プーーーーーッ!!!!!! くくくくくッッ…!!!!!!!!!!!!!」
ワナワナワナワナワナ…
もっり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………
みんな(( なんで頭に乗せてんだろうこの人…… ))
亀(やっぱいいい顔してるからいいづれぇ……)
ズーン…

66 :
マリモス「その通りですな チロリーンレディが全面的に正しい」
サナバー「あぁそうじゃな(乗ってるけど)」
ねこ「ごめんね(見ながら)」
ボケ妹「………すまない …熱くなりすぎた
私様もフーリャンが心配なんだよ
だから うだうだ言うより助けにいきたい」
うさぎ「うんピョ()」
リリス「早くしないと大魔女が痛い思いしちゃうよぉ〜〜〜〜〜〜
大魔女されてたらどうしよう〜〜〜〜〜〜〜…」
サナバー「ふむ… じゃがすならその場でしてるはずじゃ
連れ去った――という事はまだ生かされてる可能性が高かろう」
リリス「ホント〜?!! ワ〜イ〜〜!!!!!!」
サナバー「だが安心は出来ん… 相手は魔反会… ナニされてるか分かったもんじゃない…」
ねこ「ご…拷問とか…」
ぞく…
ボケ妹「あいつは簡単に拷問される女じゃない 逆に拷問してるさ」
ワラース「ぐふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉっ!!!!!!!!!!!!!!!!!
言えてるな……」
サナバー「……しかし魔反会がどうやってフーリャンを無効果したのかが気になるな…」
リリス「なんかね〜 変な注射されたらね〜 魔法が使えなくなってね〜 そのまま寝ちゃったよぉ〜〜」
ボケ妹「新しい退魔の道具だね きっと」
サナバー「ふーむ……… …おっと そんなこと今考えてもしょうがないな
とにかく今はフーリャンが連れ去られた場所を特定するのが先じゃ
……リリス とりあえずフーリャンが居たアジトまで案内してくれぬか」
リリス「オッケ〜」

67 :
ボケ妹「……とはいったものの
歩いていくにはちとキツいな………」
サナバー「…仕方あるまい…
やはり使うしか…あるまい……」
ねこ「なにゃにゃ?」
サナバー「ウマ ミナ メコラ」
ボフフフフフン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハッピー「ヒヒーン!!!!!!!!!!!!」
クッキー「ヒッヒィ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポッキー「ホルホォーーーーー!!!!!!!!!!!」
ロッキー「ブルルル!!!!!!!!!!!!!!!!」
タッキー「プゴォー!!!!!!!!」
マッキー「ハッハァ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」
ドド〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マリモス「なんと馬が更に6体!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
亀「まさか僕らの分も用意してくれたのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
サナバー「一回限りの契約でな…」
ねこ「でもサナバーさん…!!! こんなことしたら…!!!!!!!」
サナバー「借金がふえるよ!
やったねサナちゃん!!!!!!!!!!!!
よっしゃ〜〜〜〜!!!!! 掘り掘りだぜぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウィ〜〜!!!
ボケ妹「サナバーさん 男だよあんた…」

68 :
サナバー「魔法馬はわしのラッキーを含めて7体じゃ
一人あまる…… リリスはわしの後ろに乗れ」
リリス「わ〜い〜!!! やったやった〜〜〜!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!
亀「僕馬なんて乗ったことねぇぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ「にゃんも」
サナバー「大丈夫 魔法馬は乗り手が未熟でもそれに合わせてくれる
ただ乗っていればOKじゃ かくいうわしもラッキー以外の馬には乗れぬしな」
ねこ「そ…そうなんだ」
サナバー「よし…じゃあ…ハイヤー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バカラッ バカラッ バカラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「うわわ!!!!!!!!!!!!」
―――――…
バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ
サナバー「そういえば リリスよ」
リリス「ん〜〜? なぁに〜〜?」
サナバー「お主はこうしてフーリャンの危機を教えてくれたが お主はどうやって召喚されたんじゃ?
連れ去られる寸前に召喚されたのか」
リリス「違うよ〜 大魔女はあたしの指輪を落としてくれただけ〜…」
ねこ「落としてくれただけ?」
リリス「あたし達が普段いる指輪はね〜… 大魔女から離れると自動に召喚されるの〜
大魔女が普段からこめてくれてる魔力を使ってね〜
大魔女はいっぱい魔力こめてくれてるから数日は大魔女が近くにいなくても外に居れるの〜〜
でもディアボロとアポロとトリスタンは大魔女の指にはまったままだけどね〜〜」
サナバー「なんと…そうなのか…
……もしもの時のために…」
リリス「うん〜 大魔女が自分になにかがあった時に〜…あたし達が自由になれるように魔力を込めてくれたんだと思うよ〜
……大魔女はねぇ〜 いつもいつも〜…あたし達のためを思ってくれてるの〜〜」
サナバー「…そうか」
リリス「だから絶対助けてね〜 あたし達にも大切な大魔女をさ〜…」
ボケ妹「当然さ」
亀(いい顔の前にはやくに気づいてくれよ)

69 :
――― 魔反会『レレイロウ交流館』
………地下牢獄………
大魔女「ちょっと 暇なんだけど?
テレビくらい持ってきなさいよ!!!!!!!
あとなんでこの私がこんな冷え切った床を地べたで寝なきゃならないのよ!!!!!!!!!!!!!
ベッド用意しなさいよ!! ベッド!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もしくわソファー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あとおいしい料理!!!!!!! そして風呂!!!!!!!!!!!!!!!!
まったく気遣いが感じられないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なぁんにもないこんな所に客を泊めようなんてひどい商売するわね!!!!!!!!!!!!!!!! 恥を知れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!
おいしい「申し訳ございませんお客様…って誰が客だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は牢獄人だバカタレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギャーギャー騒ぐんじゃねぇ 響くんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「うるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前こっちこいや!!!!!!!!! ビビってんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
おいしい「ち…近づいたらところてんするだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マジで猛獣より危険な女だな……」
ザッ
花子「施設長 なにをあそんでいる」
おいしい「花子様!!!!! あ…あそんでなんかいませんよ… こんな魔法使いなんかと」
花子「魔反会本部より 第1理事アリズミダ様 到着」
おいしい「マママッ マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブーッ!!!!!!!!!!
大魔女(―――…理事…)

70 :
おいしい「平伏せ汚れた魔法使い!!!!!!!!!!!!!!!!!
本部からありがたいことに理事様がご到着だァッ!!!!!!!!!!!!
第1理事アリズミダ様の…いな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
し〜ん…
おいしい「アレ?」
アリズミダの声「バカ!!!!! “いなーりー”じゃなくて“おなーりー”だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ご開チンして出てくるみたいだろそれじゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「はうあ!!!! ごめんなさい!!!!!!!!!!
だ…第1理事アリズミダ様の…おな〜〜〜〜〜〜〜ら〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ブッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おいしい「くっさ〜 かなわんわ〜〜」
アリズミダの声「させるなーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様天下の魔反会理事に恥をかかせたいのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「そそそ そんなつもりは決してありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
理事に会うのは初めてで緊張してるんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダの声「しっかりしろ…緊張してるのは俺も同じなんだよ…
なんせあの大魔女フーリャンを生で見れるんだからな…
今日は緊張しすぎて朝起きたらがグッショリさ」
大魔女「キモ 勘弁しなさいよ」
ドキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダの声「うぉっ!!!!!!!!!! 大魔女フーリャンの生声聞いてしまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サ…サインもらいてぇ〜〜…!!!!!!!!!!!!!」
花子「……アリズミダ様」
アリズミダの声「じょ…冗談だ!!!!!!! 醜い魔法使いのサインなど見ただけで吐き気を催すわ!!!!!!!!!!!!!!
図に乗るなよ…!!!! 世界のゴミめ…!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「なんなのよこいつ」

71 :
おいしい「では改めてまして…
ひかえおろォ〜〜〜〜!!!!!! ひかえおろォ〜〜〜〜〜!!!!!!!!
輝ける正義の均衡の守人の聖団『魔反会』が第1理事!!!!!!!!!!!!!!!!!!
抑え切れぬ正義感で闇を破し衆人達を正しい光の先に導く男!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
実は魔反会の真のリーダーはこの人ともっぱらの噂なのは周知の事実!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キリッとしたご尊顔はまるで仏のごとし!!!!!!!!!!!!!!
そのプロポーションはまるで無駄のない完璧フォルム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だがその極めつけは光るその知性!!!!! スペースIQ1200なんてもう古い!!!!!!!!!!!!!!
この方の頭は数字じゃ現せぬ無限の境地!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
聞いて敬え見て倣え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰もが認める安心の人間的クオリティ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
彼を生み出した神は…彼を見て驚き おののいた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『アレ? こいつ俺より神っぽくね?』と!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
神すらこの方の舎弟に過ぎず 世界の創造主も兄貴と慕う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ついに!!!!!!!!!! ついに出る!!!!!!!!!!!!!!!
出る出る出〜〜〜〜〜〜る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“世界平和の使者(ピースプレイヤー)”の異名を持ちしこの世に生きる最後の希望!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
世界を導く理事はこの男しかいない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぁアリズミダァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!! ぁアァ〜〜〜〜〜〜〜〜リズミダ様ァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
し〜〜〜〜〜〜〜〜ん………
おいしい「………あれ?」
アリズミダの声「出づらいわーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ド〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

72 :
アリズミダの声「出づらいわーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハードル上げすぎだろーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
悪いがプロポーション完璧じゃないから!!!!!!!! 見事な中年体型だから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーか仏のようなご尊顔ってなんだよ!!!!!! 言われたことねぇわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の昔のあだ名“カメムシの背中”だわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あることないこと言いまくりじゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の太鼓持ちえげつないな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「よく言われます」
アリズミダの声「もう口上もいらん!!!!!!!!
自分のタイミングで出る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダの声「………」
そっ…
おいしい「出たァーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
足が出たァーーーーー!!!!!!!!!!! 右足が出たァ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは見事な脚線美ィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダの声「………」
サッ
おいしい「引いた〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! 足引いた〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこへ行くんだお嬢さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダの声「………」
すっ…
おいしい「今度は左足だァーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
焦らす焦らす!!!!!! アリズミダ様が焦らす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダの声「………」
すっ…
おいしい「次は手だァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
次は!!!!!!!? 次は一体どこだァ!!!!!!!!!!!!!!!?
果していつになったらアリズミダ様はその全身を表すのかァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダの声「だから出づらいと言うとろうがアァーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァッ!!!!!!!!!!

73 :
うぜぇw

74 :
アリズミダの声「もういい何も言うな!!!!!!!
もう普通に出るから」
おいしい「待ってくださいアリズミダ様!!!!!!!!!!!!」
アリズミダの声「な…なんだ…」
おいしい「お出しになられた足を見て少々気になったのですが……
その…………… その靴は…どうかと…」
ドキ!!!!!!!!!!
アリズミダの声「な…なんだと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「………ちょっとその靴は…あまりにもラフすぎて… ちょっと…理事として出るには……
ちょっと………すみません…………」
アリズミダの声「く…靴ぐらい……靴ぐらい良いだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「しかしいくらなんでもスマムラの靴はひどいですよ」
ドッキ〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!
アリズミダの声「バレた!!!!!!!! スムラマバレた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
か…関係ないだろうがァ!!!!!!!!!!!! どこの靴だろうがよォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「何事も足元からって言うではありませんか
靴大事ゼッタイ
花子様もそう思われますよね」
花子「たしかに」
アリズミダの声「は…花子まで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「いくらなんでもこういう場面でスマムラはないと思いますよ マジ勘弁してもらえませんか」
アリズミダの声「片言でしゃべるはずの花子がなんとも流暢に拒否反応を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
相当許されてないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!!!!!!!!!

75 :
おいしい「こんな場所でも魔反会の長年の宿敵である大魔女フーリャンに会うんですから
ビシッと決めないと馬鹿にされますよ」
アリズミダの声「そ それもそうだな
しかし替えの靴などない… どうすればいいんだ…
そろそろ登場したいんだよ…」
おいしい「どれ ちょっと失礼しますよ」
スッ
おいしいの声「…はぁっ あ…あなたが理事様!!!!! は…はじめましてここの施設長のおいしいでございます!!!!!!!!!!
しかし礼服とは気合い十分でございますね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
余計にスマムラの靴が浮いてます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダの声「見えない所でお前と挨拶しても意味がない…
…で 靴はどうすればいいんだ」
おいしいの声「とりあえずここの職員のカッコイイ靴をお貸しいたしましょう
それでアリズミダ様 靴のサイズは?」
アリズミダの声「29.5だ」
ずーん
ブーッ!!
おいしいの声「デカッ!!!!!!!!!!!! ムダにデカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビッグフット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…ないっスわ〜〜〜〜〜〜 そのサイズの靴はさすがにないっスわ〜〜〜〜〜〜〜」
アリズミダの声「ならどうすればいいんだ!!!!!!!!」
おいしいの声「こうなったら別の何かでヘボい靴の印象を打ち消せばいいんですよ!!!!!!!!!!!!
名付けて『印象ナナメ上作戦』!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダの声「ヘボいってお前………
……で どこをどうして靴の印象を掻き消すんだ」
おいしいの声「ではそのズボンの中に入り込ませたワイシャツをズボンのチャックの中からコンニチワさせるというのは」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダの声「更に馬鹿にされるわーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふざけてるのか貴様ーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしいの声「ていうか理事様!
両肩に乗ってますよ」
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダの声「なにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
気付かんかったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

76 :
アリズミダの声「なにこれなにこれ!!!!!!!!!!!!!!!?
なんであんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
妙に臭いと思ったらまさか肩にがあるとは思わなんだーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
思わなんだぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「ここに来たときから あった」
アリズミダの声「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
言えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「いや アリズミダ様のコーディネート こうなんだな と思って」
アリズミダの声「こうでねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺のコーディネートこーでねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あぁもうどうすんだよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしいの声「こうなったら………あれしかありませんね
アリズミダ様…こちらへ…!!!!!!!!!!」
アリズミダの声「なんかあるのか!!!!!!!!!!!!!!!!!! 行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
――― 数分後
アリズミダの声「おいマジかよおい〜〜〜〜〜〜
マジかよもう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
おいしいの声「似合ってますよアリズミダ様!!!」
アリズミダの声「似合いたくねー!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前これ…
生まれたての赤ちゃんが着るフワフワの上下繋がったやつじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パヤパパー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おいしいの声「私秘蔵のベビーカバーオール(大人用)でございます
どうぞ」
アリズミダの声「どうぞじゃねぇよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

77 :
アリズミダの声「こんな姿で出ろというのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
理事であるこのアリズミダ様がこんなプレイ衣装に身を包んで大魔女フーリャンの前に出ろと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ふざけるのも大概にしろよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしいの声「でもある意味威厳ありますよ 恐ろしいほどに」
アリズミダの声「マジかおい…………
ならば出るぞ…」
おいしいの声「よっ!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダの声「よっしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!
行くぞォーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!
アリズミダ「この俺がッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
世界魔術反対委員会の第1理事・アリズミダであるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バブバブ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「…」
おいしい「よっ!! よ!!」
パチパチパチ
カッ!
大魔女「ゼットゼットゼットゼット……」
アリズミダ「寝てるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボボーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

78 :
アリズミダ「こ…これだけ散々焦らせて登場したのに……寝ているだとォーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
プミュプミュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おいしい「なんて太ェ野郎だ」
大魔女「むにゃむにゃ まったく付き合いきれないってのよ…
こんな凡のカスの登場をどんだけ引っ張ってんのよ 前代未聞よ
で 何しに来たの? テレビでも持ってきてくれた? それともベッド?
どれもないならさっさと帰ってくんない? 目障りなんだけど」
アリズミダ「なんだと貴様ァーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この第1理事にそんな口答えをしてただで済むと思っているのか!!!」
パミュパミュ
大魔女「ダイイチリジだかダイニングキッチンだか知らないけど
偉ぶる前に自分の姿を一回確認しなさいよ
私の目にはあんたはただのコスプレのにしか見えないわね
なんでそんなじみた格好なの? 頭おかしいの?
あぁごめん 頭おかしいからそんな格好するのよね
悪かったわね当然の事聞いちゃって」
アリズミダ「き…貴様〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「煽られてる煽られてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「アリズミダ様 冷静に」
アリズミダ「あ…あぁ悪い… そろそろシリアスモードになるか……
まず………この格好の事を貴様に聞かれる筋合いはない
それより貴様は自分の立場を分かっていないようだ…」
ニヤ…
大魔女「あん?」
アリズミダ「貴様は檻の中の鳥ですらない…
実験に使われるだけのねずみよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!
大魔女「へぇ…?」
ゴゴ…

79 :
大魔女「あはは この私がねずみ?
それにしちゃあ…」
スッ…
大魔女「そのねずみの方が 檻の外の連中より格が上のようにみえるわよ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おいしい「ひぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
花子「!!!!!」
アリズミダ「ふ…ふははは!!!!!!!! 意気がるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いくら脅してみようと 今のお前は弾丸を切らせた銃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 形だけだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前の魔力が封印されてる事など当然知っている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この花子は俺の部下だからなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「…あはははははははっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そこの冷し女があんたの部下なの? …滑稽ねぇ」
アリズミダ「なに?」
大魔女「その“部下”の方も“理事”のあんたより格が上のようにみえるわよ?
これはどういうことかしらねぇ?」
ビキビキビキビキッ…
アリズミダ「なんだとぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あの女より俺のほうが格上だ!!!!!!!!!!!!
来い花子!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「は」
ザッ
アリズミダ「俺のほうが花子より格上だと見せ付けてやろう!!!!!!!!!!!
花子……貴様を殴る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「拒否」
サッ!!
花子「衝打」
バギュオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ぎやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「拒否拒否拒否拒否拒否拒否拒否拒否拒否」
ゲシゲシゲシゲシゲシ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「おぎゃーーー!!!!!! おぎゃーーーー!!!!!!!!! おぎゃーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ち〜〜ん…

80 :
花子つええええwwww

81 :
http://loda.jp/mitemite/?id=2794.jpg

82 :
花子「拒否拒否拒否拒否拒否拒否拒否拒否」
ゲシゲシゲシゲシゲシ
アリズミダ「ばぶブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「あはははははっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「花子様!!!!!!!!! おやめに!!!!!!!!!!! おやめに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「…! …申し訳ありません つい 反射的に」
アリズミダ「ギ……ギザマァ…!!!!!!!!!」
プスプスプス…
大魔女「……ははっ 部下…しかも女にのされるなんてダサさの極みね
そもそも自分の地位を利用して部下を殴ろうとしてた所であんたの器の小ささが露見しまくりよ
バッカじゃないの 恥知らずは穴に埋まってばいいのに」
アリズミダ「う…うごぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
黙れ……黙れ“魔溜まり”ィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「“魔溜まり”…… あんたらが魔法使いに使う差別用語ね
この状況でそれ言ったって負け犬の遠吠えみたいよ」
アリズミダ「黙れぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は俺達魔反会に利用され その体を散々弄ばれたあげくされるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュハハハハハァ〜〜〜〜!!!!!!!!!!! 天下の大魔女フーリャンがあわれだなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ヒヒヒ〜〜〜〜〜〜〜〜ハ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イライラ
大魔女「うぜぇ………」

83 :
大魔女「…ふん しかし気になる事も今言ってたわね
魔法使いの私を利用するですって?
あんたらにとって敵でしかない私を何に利用するっての?」
アリズミダ「お前自体ではない
………利用するのはお前の魔力さ」
大魔女「……魔力?
尚更納得出来ないわね… 魔法使いでもないやつらが魔力をどう使うのよ」
アリズミダ「はっ!! お前にそれを教える義理はない」
大魔女「なにそれ……感じ悪いわね
私の魔力が何に使われるか聞いたっていいじゃないのよ」
アリズミダ「うるせー黙れ!!!!!!! 貴様には関係ねーんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様はそこで立って尻を向けてミニスカをピシッてしてパン筋見せてればいいんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やれ!!!!!!!!!!! やれ魔溜まりのカスが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「……………分かったわよ…」
スック…
花子「!?」
おいしい「まさか!!!!!!!!!!?」
アリズミダ「やるのか!!!!!!!!!!!!!!!!!? やるのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
くる…
大魔女「………」
スッ
《大魔女はアリズミダの言う通り後ろを向きミニスカに手を………》
ガッシャアァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「マジか!!!!!!? マジか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《興奮して檻に近づくアリズミダ》
花子「アリズミダ様!!」
アリズミダ「は?」
ビカァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「大魔女ブリッジキャアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐわァん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ひいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《大魔女は高速ブリッジをして檻の方へ体を乗り出していたアリズミダ顔をキャッチした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
大魔女「つ・か・ま・え・た・・・・・」
に…やぁ……!

84 :
大魔女「つかまえたぁ………あはははは…
やぁこんにちは… わたしが大魔女フーリャンよ…
サインがほしいならきざんであげる…
恐怖というサインをね…」
ニギャあ…
アリズミダ「あばばばばばばばばばばばばばばあぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…お助けーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!
大魔女「動くんじゃないわよ 少しでも動いたらこいつの首がキャストオフされるわよ」
アリズミダ「動くなーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! 動くな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「………」
おいしい「アリズミダ様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「あんた調子に乗りすぎたわよ 魔力がないからとナメすぎね……
…さぁてまずぅ… ……この体勢はちょっとつらいわねぇ…
………ほらよっと!!!!!!!!!!!!!」
ぐるるん!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギュルーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ぎゃああぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《ブリッジ体勢のフーリャンは回転して体を戻した!!!!!! 顔を捕まれていたアリズミダも大回転!!!!》
アリズミダ「ぐげげ…おえっぷ…!!!!!!!!」
大魔女「吐きたいの? 吐きたいなら吐きなさいよ
ホラホラホラホラホラホラホラホラホラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガクガク
《アリズミダの頭をめっちゃ揺らせてあげるてフーリャン》
アリズミダ「おッ………おォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ぐぽ
大魔女「そこで吐かれたら私の顔にかかるでしょ」
ぐるん
スボムッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「おぼこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《アリズミダは地面に顔を思い切り叩き埋め込まれた》

85 :
ブクブクブク
《アリズミダの顔が埋まった隙間からゲロがあふれてくる》
大魔女「はは これでこのままにしといたら溺死するかしら」
花子「!!」
ザッ!!!!!!!!
大魔女「おっと動かないように まだアレしはしないわよ」
ズボッ!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ゲポッ!!!!!! ゲポァ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビチャビチャ…
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ぎえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《フーリャンはアリズミダの顔を踏み付けた!!!!》
大魔女「ヨガでもやってみない?
…逆海老ヨガってのは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!
ミリミリミリミリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「みやああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばた〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《フーリャンに顔を踏まれたまま足を引き上げられるアリズミダは逆海老の体勢になり…
そのまま体の位置を入れ替えられた!!!!!!!!!!!!!!!!
フーリャンは今度はアリズミダの足を掴んだ!!!!!!!!!!!》
大魔女「ふふ これはいいわね
ほら!!!!! 太古から綿綿と受け継がれる拷問扇を喰らえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すこぶるうなる必の〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………」
大魔女「大魔女マッサー死゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「こぽぉッ…ミャボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクガクガクガクガクガク ブクブクブクブクブクブク
http://loda.jp/mitemite/?id=2795.jpg

86 :
おいしい「電気アンマだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「……まずい」
グニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニグニ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「オラオラオラオラオラァ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
泡吹け泡吹け吹きまくれボケーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダ「こ…こぽおおおおおおおおお……!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「面白い顔ねぇ!!!!!!!!!!!
はーしかし どういうわけだか動かなかったはずの両腕が魔力を封印されてから動くようになってるわね!!!!!!!
無くすものがあっても代わりに得るもんがあれば文句はないわ!!!!!!!!!!!!!!!!
動くようになったこの腕を存分に使う!!!!!!!!!!!!!!!!
素拳奥義『大魔女綱引き』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ミリミリミリミリミリミリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「ごべえぇえええぇぇぇえぇええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《フーリャンはアリズミダの股間から足を離し 今度は檻の鉄柵に股間を押し付けものっそい引っ張った!!!!!!!!!!!!》
アリズミダ「さ…裂けりゅううううううううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の体から息子の方から直線に裂けりゅうううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…助けてえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「う…うおおお!!!!!!!!!!! アリズミダ様!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今お助けを〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
檻の電撃を……」
ガチャ
花子「待て!!」
おいしい「ON!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチッ
大魔女「おっと」
パッ
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリィイーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「あびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃアァァァーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「アリズミダ様〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「…バカ」

87 :
どっちが悪役だよwwwwww

88 :
おいしい「しまったァアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アリズミダ「ぷごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリイイイイィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「ふん 長いこと私を狙ってたくせに調査不足だわね
この私に同じ手が通用すると思うんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
花子「………施設長」
ヒソリ…
おいしい「は…はい!!?」
ビリビリビリビリビリ
アリズミダ「どめろォオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! どめでぇぇぇええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「大丈夫よ すぐに死にやしないんだから もっともっと」
おいしい「う…うおおおーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!
大魔女「?」
ガッ!!!!!!!!!!!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おいしい「ぎょぎょえぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「なにやってんのこいつ」
ガチャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「!?」
ドヒュウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「ッ」
《花子が檻の中に入りフーリャンに突っ込む》
大魔女「ちっ!!!!! さっきの奴は囮か!!!!!!!!!!!!!!!!!
でも遅っ……」
ぐる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビキィッ!!!!!!!!!!!! ダラァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女(…腕がッ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
花子「!!!!!!!!!!!!!!!!」

89 :
花子「点打!!!!!!!!!!!!!!!」
トトトォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズムッ!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「ちっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
《花子は人差し指と中指2本でフーリャンの胸の中心点を突く!!!》
大魔女「…ふん!! こんなソフティな突きが私に通ると… ……!?」
ぐらっ
大魔女「ぐ!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビリビリッ!!!!!! ガク…
花子「……」
大魔女(か…体が……中から痺れるよう…!!!!!!!!!!!!!!!!
言うことを聞かないわ…!!!!!!!!!!!!!!!!)
ガクガクッ…
スッ… ガチャンッ
花子「……」
ポチッ
バリバリバリバリ… ブウゥーーーーーン………
しゅうううう〜〜〜〜…
おいしい「が…がべべ…」
プスプスプスプス…
アリズミダ「た………たすかった………」
大魔女「く………あんたその技………退魔ね…」
花子「『点打』 ただの突き技じゃない
魔法使いが必ず持つ魔力の流れる管 魔管(まっかん)を突く
魔管は全身に伸びてる 魔管を一点突けば 身体全体に衝撃が広がる」
大魔女「…なるほどね… 随分と繊細で大胆な技を使いやがるわね…!!!!!
ただの雑魚じゃなさそうね…」
アリズミダ「は…はっはーー!!!!! 花子は俺が抱える『退魔研究班』の班員にして“実技部門”のリーダーよ!!!!!!!!!!!!!
並の手練れではないのは確定的に明らかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大魔女「なんであんたが偉そうなのよ…うざいわね…」
大魔女(でも万全の私なら問題ない敵のはず…
でもさっきあいつを迎え撃とうとしたら急に腕が利かなくなった…!!!!!!!
やはり腕は完治してるわけじゃないのね…)
ギリ…

90 :
大魔女「あーもういい!! 好きにしなさいよ
なんならパン筋だって超見せてやるわよ」
アリズミダ「マジでか!!!」
おいしい「マジでか!!!」
ズズイ
花子「アリズミダ様」
ドキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
アリズミダ「!!! あ…あぶねぇあぶねぇ…!!!!!!
危うく引っ掛かる所だった…!!!!!!!!!!」
おいしい「あの女 策士ですな…!!!!!!!!」
花子「………」
おいしい「どうしますかあの女」
アリズミダ「…あの狂暴さ 利用するにも今は危険すぎる
様子見だ……」
おいしい「様子見?」
アリズミダ「いくら大魔女フーリャンでも所詮人間…
このまま牢に閉じ込めておけばいずれ空腹やらなんやらで弱る
それまで我らは虎視眈々とTVでも見て待てばいい…!!!!!!!」
ニィ…
ゴゴゴゴゴ…
おいしい「さ…さすが理事様…!! なんと悪どい…!!!!!」
アリズミダ「というわけでこんな場所から撤退だ!!!!
そろそろ噂のパン筋アニメ『ヤニ少女 束子』がやる時間!!!!!!!!
ゆっくりと鑑賞しようではないか!!! ふははははははは!!!!!!!!!!!!!!」
おいしい「お供いたしましょう理事様!!!!!
スイートルームにご案内しまず!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワハハハハハハ…
大魔女「………くそが…」
花子「………
あなたも終わり……ね 大魔女フーリャン」
スッ…
大魔女「………
終わらない… 私はこんなところで終わらないわよ…!!!!!!!!!」
ガンッ!!!!!!

91 :
――― サナバー達は…
地方 モサ森 ウォシュレット川のフーリャン宅
サナバー「なんと…こんな辺境の最果てのような場所にもフーリャンのアジトがあったとは」
ねこ「フーリャンちゃんのアジトは世界中にあるからねぇ
ここに来るのはかなり久しぶりだよぅ」
ボケ妹「……微妙に森が焼け焦げたり周りが荒れたりしてるね
戦闘の後か…」
リリス「あの無表情女がいなかったら大魔女楽勝だったのに〜〜」
亀「なんにしてもその女は相当ヤベェな
手段はどうあれあのフーリャンに勝ったんだぜ」
サナバー「うむ…魔反会にもやはりヤバいのがいるな…」
マリモス「そんな話はあとで
今はフーリャンレディがどこへ連れてかれたのか調べるのが先決だよ〜〜う
フーリャンレディが魔反会にどんな仕打ちを受けているのか…考えるだけで涙が出てしまう…」
ぐすり…
ワラース「もうされてたりしてな……けけけけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
リリス「そんな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
サナバー「いや すならフーリャンの魔力を封じ無力化した時すぐにすはず
連れ去ったということは…生かして連れ去っただけの理由があるはず…
そうすぐにはされてない…と思うが…
それでも…時間の問題かもしれぬ…!!!!」
ねこ「ッ…な…なんでもいいから… フーリャンちゃんがどこに連れてかれたか分かるような痕跡を探そうよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
みんな『あぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

92 :
サナバー達はフーリャン宅周辺でフーリャンが連れ去られた痕跡を探しまくった…
亀「ねーなー なんも…」
うさぎ「ぴょいぃ〜〜〜 これ!!!!!!!!!!!!」
亀「どうした!!?」
うさぎ「人の頭が転がってるピョーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!
でろ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!
《スネゲの頭》
亀「どわ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!! 何故にーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブブーッ
リリス「それ〜〜 大魔女がした奴〜〜 女の仲間だよぉ〜〜〜〜」
ワラース「へへ… 向こうにも2人死んでたぜ…
雑魚に気を取られた隙に残った女にやられって感じだな……ザマァねぇ…」
うさぎ「ぴょいぃ〜〜〜〜〜アタマ〜〜〜 アタマ〜〜〜〜」
ぐいぐい
亀「や…やめれーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!

93 :
束子ちょっと待てwww

94 :
ササァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
ボケ妹「………むっ ムムッ!!!!
……………………」
ねこ「にゃ?」
ボケ妹「これは……………」
ねこ「どうしたのチロリーンちゃん? 川の中を見つめて」
ボケ妹「………………くさいな」
キーーーンッ!!…
ドキッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ(くさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
サナバー(か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
亀(なのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
うさぎ(うんピョ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
マリモス(ついに気づかれましたか)
ワラース(うひひひひひひひひひ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ボケ妹「……荷車のタイヤの後が川の中に入って行ってる…!!!
これは怪しいぞ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ねこ(違った!!!!!!)
サナバー(その“くさい”かよ)
うさぎ(ズコー!!!!!!!!!)
マリモス(あーもいご……)
ワラース(うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
亀(いい加減気づけよ…)
ズズーン…

95 :
【特別読切『ヤニ少女 束子』】
http://loda.jp/mitemite/?id=2800.jpg
前回のパンあら筋
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/3274/1237088867/303-307
ニコチン中毒者 夜二束子(16)はある日ニコチンへの欲望を力に変える能力を手に入れた!!!!!
その日から束子は“ヤニ少女”と名乗り 日々欲望の魔獣と呼ばれる怪物と戦っている!!!!!!!!!!!!
その理由は……ストレス解消だった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなある日 束子は自身と同じように欲望を力に変える者達と
その能力で世界を守る秘密結社『グリードフィールド(G.F.)』に迎えられたのだった!!!!!!!!!
第二話 『欲深きつるぴか』

96 :
『G.F.』本部
てくてく
束子「はー タバコ吸いてぇなー」
【夜二束子
欲属性:ニコチン 異名:ストレスストライカー】
束子「しかしまあー 町の地下にこんな施設があったんて思わなかったさー
町のはずれの公園のトイレからここに来れるなんて誰も思わないよ
広さもすごいしなにより人が多い!!!!!!!
そのどいつもこいつもがあたしみたいに何らかの欲望を抱えていてそれを力に変えてる欲望戦士!!!!!!!!
その力を使って世界を守ってるんさー
どういうアレで世界を守ってるかというと…
この世界には『欲魔獣』って怪物が闊歩してるんさー
欲魔獣は欲望に取り付かれた人間達
欲望をあたしらのように制御出来ずに 欲望に飲み込まれ変貌してしまった存在なんさー
欲魔獣達は欲望丸出しで暴れ回り町を荒らす悪者…
そいつらを倒して世界の平和を守ってるってわけよここの人達は!!!!!
ふぅ〜〜〜!!!! かっくいぃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザリス「説明ごくろう」
束子「ザリスじゃん」
ザリス「あぁ ザリスだ」
【ザリス
本名:たかし 欲属性:?? 異名:ドエロ 前科1】

97 :
束子「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズビッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ザリス「メツブシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
束子「気安くそのボサボサヘアーであたしの前にでんじゃねーよさ!!!!!!!
うざッ!!!!! うざッ!!!!!!!!!!
切れさ!!!!!!!!!」
ザリス「く…………今日はやけに荒れてるな…」
束子「当たり前さ!!!! ストレスが溜まってるんさ〜〜!!!!!!!!!
あ〜〜〜〜〜…発散してぇ…」
ザリス「なら欲魔獣と戦え
欲魔獣は1日に何体も絶える事なく現れる
そういってる間に…」
ウ〜〜〜〜〜!!!!!! ウ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
ザリス「さっそくだ
どこかに欲魔獣が現れたな
オイ束子 今出撃すれば発散出来るぞ」
束子「やだし」
ザリス「……またそれか ストレス発散したいしたいと言ってるくせにお前はここに来てから全く欲魔獣と戦おうとしない
矛盾してるぞ」
束子「命令に従って魔獣ぶっしに行くのはなんだか“正義のため”みたいさ!!!!!!!!!
そんなのあたしにとって“ストレス発散”にはならない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろ『なんで知らない人間のために戦わないといけないの?』って余計にストレスたまるもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザリス「わがままな……
じゃあお前はいつ戦うというんだ?」
束子「命令じゃなく 突発的に魔獣があたしの目の前に現れた時!!!!」
ザリス「………あのなぁ そんな都合よく魔獣が出てくるわけ…」
束子「うるさいさーーー!!!!!!!!!
あたしの事はほっといてよ!!!!!!!!!!!」
ズガッ!!!!!!!!!!
ザリス「スネーーーーー!!!!!!!!!!!!」

98 :
テクテクテク
束子「まったくあのジャングル頭が…
次会ったらバリカンで刈ってやる…」
女の子「うーーー……うーーーー……」
うろうろ
束子「ん? …あー…あのトイレの前でウロウロしてる子は…」
うろうろ… キュウゥ…
女の子「んぐぅ〜〜〜…むむむ〜〜〜〜〜………っ」
束子「チビルちゃんじゃん」
チビル「あ…あぁうぅぅ〜〜〜〜〜〜……
た…束子ちゃん〜〜〜〜…」
束子「やってる?」
チビル「あ……う…… う…ん…
っ!!!! は…はう〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガク…
束子「ありゃ 大丈夫?」
チビル「も…もれちゃうよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テッテレー!!!!!!
束子「あひゃひゃ はやくトイレ行っちゃいなよ」
チビル「ダ…ダメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今が大事な所なの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
束子「なはは だよねー」
束子「チビルちゃんも欲望を従える戦士の一人さ
チビルちゃんはトイレを限界の限界まで我慢する事に快感を感じてるんさ
だからいつも尿意をこらえたがる
これも一種の欲望 欲望には色んなものがあるんさ」
チビル「せ…説明ありがとう…
でも誰に説明してるの…… うぎゅうぅ〜〜〜〜…!!!!!
も…もう限界… でも…好き…」
【チビル
欲属性:尿意 異名:スプラッシャー】
束子「まぁとんでもねぇドだよ」

99 :
チビル「うぐぐ…… 〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ…ぽあ……」
フッ…
束子「!!!? ど…どうした!!!!? 解き放ったか!!!!!!!!?」
チビル「……ち…違うよ 今一番のヤマを越えたの… ……はあ〜〜〜〜…快感…」
束子「…いいなー チビルちゃんは欲望を満喫しててさー」
チビル「ご…ごめんね…
でも…尿意はね……必ずしも起こる生理現象だから…
どうしても……やっちゃうの……」
束子「お手軽だよねー うらやましいなぁー」
チビル「だ…だったら…さ…
束子ちゃんも…欲望を我慢…しなきゃいいじゃん…
煙草……吸えば…?」
束子「いやさー あたしね 煙草は大きなストレス発散の時にしか吸わない事にしてるの
つまり欲魔獣と戦うときね
それ以外のオフでは吸わない事にしてるんさー」
チビル「そう…なんだ………
でも…我慢は体によくない…よ…… 私が…言うのも…アレだけど…
吸いたい時に…吸った方が…いいよ」
束子「………それはわかるけど…」
――― 回想
束子親父「俺の煙草が吸えねぇってのか!!!!!? 吸えコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
―――
束子「………何もない時に吸うと 嫌なこと思い出しちゃうから」
チビル「そ…そう…なんだ… ご…ごめんね………
あ……そ…そうだ… じゃ…あさ… 気休めかも…しれないけど…
…今度の日曜日………一緒に買い物行こうよ…気晴らしに…」
束子「マジで!!!!!!!? いいねー!!!!!!!!!!!!!
正直気晴らしにはまったくならないけど!!!! 行こうさ!!!!!!!!
ありがとうチビルちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンバンッ!!!!!!!!!!!
チビル「た……叩かないで…………はうあァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…また来た〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!! むきゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
束子「じゃあ今度の日曜日ね!!!!!!!!!!!!!!!!」
タッ

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