あなたは新米の冒険者です。

1 ：

故郷から3ヶ月の時間をかけ、近辺ではもっとも大きな街に到着しました。
もうすぐ日が暮れようとしています。
どうしますか？

2 ：

仕事を探すっす。

3 ：

宿が先だな
人が集まってる所ならなにか仕事の話もあるかもしれない
あんまりお金ないんで安い所探す

4 ：

そういえばホテルに予約していた。

5 ：

予約していたホテルへ急ぐと薄汚い路地へ辿り着いていた

6 ：

邪教・腐ったトマト教が最近横行していると聞いていた、あなたは用心しながら

7 ：

何事も無くホテルへ着いた

8 ：

古米と連絡をとろうと

9 ：

しているうちに日は完全に暮れてしまっていた

10 ：

仕方ない、今日は休んで明日の朝から仕事を探そう
村で本を読んで蓄えた知識が町で通用するか多少不安だが

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そのときケータイの着信音が鳴った。

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せっかくの観光気分が害されたので着信は無視してとりあえず電池をぬいた

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ふかふかのベッドに飛び込んでテレビのスイッチを入れると

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おにいちゃん、だーいすき

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ちなみに
観光気分とは、観光菩薩(注：一般に観音菩薩と対になって語られる菩薩)気分、の略であり
果てしない衆生救済の誓いである

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やがて空が白み始め夜が明けると眼を覚ました新米は早々と荷物をまとめながら

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この手のゲーム性のないなりきりネタスレって今まで何度も立ってそのまま盛り上がらず逃げてったよね

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息絶えた…

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息絶えた魚のフライで朝食を済ませ、昨日の夜から計画していた通り
逃走を図ろうとした新米であったが動き出した瞬間には既に何者かに
取り押さえられていた

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弁財天であった

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新米にのしかかる弁財天は耳元でこう言った。

22 ：

「俺のゴールドインゴットはパールもセットでお得だぜ？」

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新米は「パールは不要さ米には研ぎが必須なんでね」とこたえ
弁財天を天へと帰し朝食の魚の小骨を丁寧に取り始めた。自らの爪を使って。

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それでそれで？

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テレビを消して眠りについた

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眠りにつくとすぐにあの夢が始まった。いつものあの夢だ

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テレビを消して眠りにつく夢だ

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眠りにつく夢。。。
夢が先か眠りが先か

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夢から覚めた新米はベッドから身を起こすとテレビを消し

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テレビを点ける

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驚いたことにそのテレビに映っていたのは

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テレビだった

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だがチェックアウトの時間は刻一刻と近付いてきていた

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Ｌ「チェックメイト」

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チャンネルを変えた

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チェックメイトチャンネルは有料だった

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有料放送も宿泊費に加味して領収書切ってもらえないだろうか
いまどきの冒険者の宿ってどうなんだろう

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よくみるとテレビの横にコイン投入口がある

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新米は１０円玉を入れた

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10円玉には対応してなかったのでテレビは大爆発

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有料放送に期待したモヤモヤ感が晴れないので
マッサージのルームサービスを呼ぶことにした

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座頭市が来た

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ここで危険感知

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おもに後ろの

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平手造酒が

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バズーカを構えて

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ションベンをもらしていた。

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新米はGMの設定を拾いつつ、
邪教・腐ったトマト教の刺客なんじゃないかと
協力的に考える

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新米は平手造酒のおむつを交換してあげた

50 ：

ノックの音がした

51 ：

ゼネラルモーターズの設定を

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新米「入ってます」

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新米は、平手造酒のおむつを交換するプレイを
第三者に見られるのではないかと内心ウキウキした。

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ｨ彡三ﾐヽ　　｀ヽ　　　　,ｨｎr。>ﾆﾆﾆ<rヽr>f.|
彡'⌒ヾﾐヽ　　　｀ー　 /ooｃ0oｃ:ｃ0o:ｃ:n.ｃo|
　　＿　｀ー―'　　　　i!ﾊ °o 　.o°°o０o|
彡三ミﾐヽ　　　　　 　 i! ヽo。o°。o 。○。|
彡'　　　ヾ､ 　　　＿ノ i!.°０ o°o 。.≼⓪≽|
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　,ｨ彡三ﾆﾐヽ　　＿_ノ ヽﾍ｀`ｰ一'/ ●ヽ.:::::|
彡'　　　 　 ｀￣　　 　 　｀＼：：| ト‐＝‐ｧ'.　|　　腐ったトマトきぼんぬ☆
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ﾐ三彡'　　　　　　　　／⌒　/￣￣ | : ::::::::::|
　　　　　　 ｨﾆﾆ=- ' 　　 　/　i　　　｀ー-（二つ
　　 　 ,ｨ彡'　　　　　　　　 {　ﾐi　　　　　 （二⊃

55 ：

実はGM社が腐ったトマト教の隠れ蓑として

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おむつのなかに

57 ：

超物理的な

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後藤さんが

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発勁に拠って

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「age!!」

61 ：

みんなで幸せになろうよ

62 ：

皆の幸せになろうよの大合唱は天にまで届き弁才天の心を癒したと言う

63 ：

その時、不思議なことがおこった

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テレビが突然映らなくなってしまったのだ

65 ：

新米は全身汗まみれになりながら映れ映れと叫びつつ必死にテレビを叩いたが

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疲れてそのうち寝てしまった

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そんな新米を起こしにきた者がいた　それは

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獄長だった

69 ：

テレビ破壊容疑で捕まってしまった新米が連れて行かれた先は

70 ：

ホテルだった

71 ：

新米を部屋に残しシャワーを浴びに行く獄長

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バスルームから鼻歌がきこえてくる

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この隙に窓から

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座頭市が入ってきた。

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服を脱ぎバスルームに入っていく座頭市

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を後ろから斬りしたのが後の新米であったと言われているが定かでは無い

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テレビ破壊罪と座頭市罪で追われる身になった新米はスラム街へと逃げ込んだ

78 ：

これはきっと悪い夢だ

79 ：

目が覚めるとホテルだった

80 ：

そのホテルとは

81 ：

予約していたホテルだった

82 ：

だが今の予算では宿泊費が払えそうもない

83 ：

ホテルを後にし新米が向かった先は冒険者が集う酒場であった

84 ：

ホテルが追いかけてきた

85 ：

しかし新米には追いつけなかった

86 ：

そんな新米が逃げ込んだ先は

87 ：

町外れの洞窟だった

88 ：

そこが魔の洞窟と呼ばれていることも知らずに

89 ：

素通りした。

90 ：

洞窟を抜けるとそこは・・・

91 ：

ホテルだった

92 ：

と思ったが目の錯覚で

93 ：

故郷の我が家だった

94 ：

すべては幻覚だったのだ

95 ：

ふと見ると姉がタライで水浴びをしている

96 ：

姉をよく見るとなんと獄長ではないか

97 ：

そろそろ勝負のときだな

98 ：

だが姉さんとは戦いたくない

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「いつから私が鏡花水月を使ってないと錯覚していた？」

100 ：

母 「喧嘩してるとおやつあげませんよ」

101 ：

獄長「わーい、おやつおやつー！」

102 ：

背を向けた一瞬の隙を突いて、新米は獄長（姉）を後ろから

103 ：

おやつを差し出した

104 ：

家族団欒の席に父の姿は無かった

105 ：

なぜなら半月前に隣の家のおばさんと駆け落ちしてしまったから

106 ：

実はそのおばさんは男だったのだ

107 ：

駆け落ち先が前述の洞窟であることを新米は知っていたが
それを団欒の場で言うことは無かった

108 ：

おやつはカツ丼だった

109 ：

駆け落ち後にそれを知らされた父は怒り狂い、何も告げずに一人で洞窟を出て行き
追いかけることを拒み一人残ったおばさん男は、洞窟を守る番人へと成り果てていた

110 ：

母は誰もいない空間に向かってにこやかに話しかけている

111 ：

その声にこたえるようにして精霊たちはカツ丼を平らげていた

112 ：

ホテルのルームサービスがドアをノックした

113 ：

母「あら、どなたかしら？」

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ドアはまるで母のような声でそうこたえた

115 ：

「母さん……」
新米は涙を流しながらホテルのベッドで目を覚ました。

116 ：

悲しみを強さにかえ新米の旅が今始まる

117 ：

と、座頭市がかってにナレーションをいれていた

118 ：

チェックアウトして街に出るとsラ風の男と肩がぶつかってしまった

119 ：

ところで座頭市は
勝と北野と香取の三人だったのだが

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それが座頭市で座頭市を洗う座頭市大戦の始まりだった

121 ：

だが新米はそれどころではなかった

122 ：

はずなのだが

123 ：

テレビのチャンネルをかえた