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2013年03月哲学29: 西部邁47 (650) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
●○● Aquirax: 浅田彰 part72●○● (286)
【共同主観性】廣松渉【事的世界観】 (229)
【共同主観性】廣松渉【事的世界観】 (229)
★第三の波平の今日の一言★2 (933)
西部邁47 (650)
オーマン国際女子大スキー部 (247)

西部邁47


1 :2013/01/25 〜 最終レス :2013/03/05
【主要関連ページ】
東京『発言者』塾
ttp://www.hatugenshajuku.net/
西部邁FAQ―西部邁のまこも部屋―
ttp://www.geocities.jp/sachoquijote/index.html
西部邁ウィキペディア
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%83%A8%E9%82%81

【前スレ】
西部邁46
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/philo/1353627727/

2 :
西部は核武装論者

3 :
<朝日新聞のツイッター、中国で人気の理由(1/4ページ)> http://nico.ms/nw498435 #niconews

4 :
西部の自己愛性を糾弾し、独善性を暴き、お調子者ぶりを批判していくスレにしよう!
おう!!

5 :
日本型経営と終身雇用の復活を!
安倍さん、期待してます。頑張ってください。

6 :
終身雇用は経済成長期で会社に体力があったから維持できたことなんだよ。
不景気で会社の寿命の方が人の労働人生よりも短くなっていく時代に
終身雇用を守れと念仏を唱えるだけの福島瑞穂の護憲運動みたいなことで守れるものじゃないんだよ。
保守はバカだよ。お花畑の念仏保守と呼ぶべきだね。

7 :
バブル後の処理で言えば、氷河期世代を出さないようにするには
どうすればよかったかを考えると、上の世代をリストラして犠牲にするのも無理だから
結局既存社員の給料をカットして、その分で新卒採用数を維持するって方法しかなかったと思う。
まあワークシェアリングだよね。
でも、こういう社会主義的なやり方が本当に良いのかどうかはわからないね。
おそらく別の副作用が出てくるとは思う。

8 :
マルクスBOT ?@KarlMarxbot
今の世代の人はモーセに導かれ砂漠を越えたユダヤ人に似ている。それはひとつの新しい世界を征服しなければならないだけでなく、新しい世界を処理しうる人に席を譲るために、自分は滅びねばならないからだ。

9 :
【その他関連ページ】
イプシロン出版企画
ttp://www.upsilon-publishing.jp/index.html
札幌『発言者』塾
ttp://www11.plala.or.jp/kitanosizume/sazareisikai.htm#
九州『発言者』塾
ttp://www.kyushu-hatugensha.org/
西部邁的BBS
ttp://8123.teacup.com/tosei/bbs
西部邁ゼミナール -戦後タブーをけっとばせ-
ttp://www.mxtv.co.jp/nishibe/
読書の時間
ttp://book.jorudan.co.jp/cgi-bin/browse.cgi?action=0

10 :
まあ結局は・・・イデアですけどね

11 :
はたしてそうかな?

12 :
俺が中学ん時、仲のよい友人とこんな会話をした。
「難しい言葉を多用する連中ってなんなんだろうね」
「インテリぶってるだけじゃないの?」
「それもあるし、結局、あれだよね。ギャル語といっしょだよね。」
「え?なんで?」
「だって、あいつら、自分たちのグループでしか通用しない
言葉をグループ内だけで使って騒いでるだけジャン」
「ああ、ほんとだな。」
なるほどジャーゴンや隠語めいてしまうという意味では一緒だ。
しかし、大学に進んでから俺と友人はさらにそのことを掘り下げた。
友人は当時作家であったから当該の言葉から喚起される自由な想像や連想が
制限されることを警戒した。要するに、難しい言葉としての学術用語や専門用語
というものが言葉の意味を単一に規定してくるので、そのことによる想像力
の縮退ということを指摘した。
一方、俺は、そういう言葉の意味の平板化という事態は、専門用語に於けるもの
よりもむしろ、日常言語に於けるものの方に顕著な形で文化的破壊行為
(ヴァンダリズム)としてマスメディアを筆頭にして行われている、という西部の
言説に着目していた。要するに専門用語も日常言語もともどもに平板化、
つまり大衆化が進んでいるということ(西部の全ての言説は、結局「言葉の問題」
なのだ)。西部の著作『人間論-Reflections on Man』のはしがきに於いて
「言葉がその存在を誇示するのはポリセミーが保持されている時だけである」
と喝破している。自己の文化の破壊はまず、自己の言葉の破壊として進んでいる
というのがこの書の趣旨である。
しかし、僕の思うに、言葉の根本は破壊されえない。なるほど専門用語は文化的に
根付かないので不易流行でいえば、流行にとどまるものでしかない。
つまり、バベルの塔という人工物は結局無に帰すしかない。
しかし、言葉の根本は決して失われたり無に帰すことはない。
なぜなら、言葉はそもそも人工物ではなく、神からのものだからである。
保守は文化や伝統や歴史を重んじることから、もう一歩深みに降り立たなければ
ならない。妄信的信仰者は浮世離れ的態度に陥ってしまうがそれではいけない。
聖/俗という二元論ではあまりにも物事を捉えきれない。そのことが宗教や信仰
に対する誤解を生んでいることにきずくべきだ。

13 :
>きずくべきだ
台無し。

14 :
全員終身雇用制度って全員を公務員にする社会主義だろ。
だから日本の保守は社会主義者なんだよ。

15 :
結局、当たり前の言い方になるかもしれないが、
キリスト教が拠って立つ神に比べて保守のよって立つ歴史は
余りに人間的といわざるを得ない。
保守は、人間の理性に限界をみる代わりに、時間の効果(バークの言う「時効」)
に基づく歴史に根拠を置く。しかし、いくら人間を積み重ねても、結局古代ギリシャの
昔から、何一つ付け足したものはないのだ。同じ事を違う言葉で言い表しているに
過ぎない、そういう歴史でしかない。
現代人の不安とは、即ハイデガー的不安のことといって良い。
これに対する有効な処方箋は決して哲学からはでてこないのである。

16 :
よく、キリスト教は文脈化される必要がある、といわれる。
文脈化とは土着化のことである。
しかし、この理屈は結局、過てる折衷主義という結果しか
生み出していないのではなかったか。
保守が噛み付くのはこの点であろう。
しかし、それも信仰「というものに対する浅い理解もしくは誤解から
の反論でしかないのだ。

17 :
>>14
昔よく、皮肉って「日本は世界で唯一成功した社会主義国」
って言われたもんだけど、そのとおりだとおもうよ。

18 :
その成功した社会を取り戻すべきだよね。
終身雇用や年功序列は戦後復興の原動力にして
日本経済復活の鍵だよ。

19 :
>>18
歴史現象っていうのは一回こっきりなんですよ。

20 :
いまだにドラッカーが流行ったりするのはそういうのが
国民性に合っているというのがあるのかもしれないね

21 :
そうねえ

22 :
会社が終身雇用を維持するには日本が高い経済成長を続けるしかないけど、
保守は近代化を拒否してんだから、社会主義の後進国になる以外に保守の道はないだろう。
保守の言う通りにするなら貧乏な社会主義国になってみんな公務員にするしかないよ。

23 :
はあ

24 :
まあ、終身雇用は原理的に成長拡大してないと自由経済では
維持できないというのはそうだと思うが、戦後に終身雇用が成立したのは
成長していただけではなくて、ある種の社会主義思想が強かったからでもあるんだよね。
戦前のような体制なら成長していたとして終身雇用にはならなかったと思う。
そういう戦後民主主義的な価値観を保守が支持するというのも、以前は自らが攻撃してきたものなわけで
時代が移り変わって、保守すべき対象も移り変わったってことなのかね。

25 :
なんで保守を言葉の通り保つとか守るとかって意味だと思ってる人が多いんだろう
たまには何も変えないことが保守なんて言う人がいてびっくりするよ
本の一冊も読んだことがないんじゃなかろうかなんて思ってしまうね

26 :
保守も革新も幅広く曖昧な概念だからなあ。もっと言えば左翼も右翼も本当は幅広い。
戦前のいわゆる革新官僚が戦後日本の設計図を描き建設したと言えるが、革新官僚も戦後岸信介のように自民党に言った者もおれば、
社会党のブレーンになった者もいる。
実は、岸信介と戦後革新派の距離は遠いものではないんだな。

27 :
農地解放とか労働組合の育成とかGHQの果たした役割は
大きいよ。彼らは社会主義者だったんだよな。

28 :
農地解放も日中戦争の最中から、陸軍の支持によって革新官僚が計画して実行されつつあったものだよね。
戦後にGHQが押し付けたなんてのは保守派の妄想だな。
労働組合法案も戦前1930年頃議会に提出されたことはあるし一般的に敵視されていたものではない。
そもそも労働組合自体が禁止されたことなんか無いだろう。
労働運動も農民運動も産まれるべくして産まれたものだ。

29 :
藤井聡さんなんかは、GHQの社会主義、生命至上主義
が戦後民主主義の本質だと非難してるよね。

30 :
>>25
日常的にはあってるだろ。エレベーターの保守点検とかいうでしょ。
それが普通の使われ方であってだね、いわゆる保守主義をちゃんと想定した
使い方こそ珍しいだろうね。
>>26
西部のいう左翼は=近代主義のことだからなw
旧ソ連どころかアメリカも左翼国家になってしまう。
っていうか近代国家はみんな左翼国家になってしまう勢いw
>>27
ソフトソーシャリスト。っていうか社民的。

31 :
>>30
近代主義を左翼とすると、現代国家で左翼じゃない国ってアフリカとか
ブータンとか第三世界の国々ぐらいになってしまいそうだね。
そういう反近代主義ってやっぱりポストモダンと源流は同じじゃないかという気がするけど。
その思考的骨格こそが左翼じゃないのかなあ。
ありもしないものを仮定して現実を攻撃する精神性というか。

32 :
右翼や保守だって近代から生まれたのだから、右翼や保守も左翼なんだけどな。
右翼や保守は、急進的ではない左翼、という意味しかなかった。
さらに、近代化がある程度進んでくると右翼や保守も急進的になった。

33 :
>>31
左翼主義=近代主義って事と同時に、近代化は不可避であることを
考え合わせると第三世界以外の現代人は先天的左翼であるほかない。
で、そういう自意識こそ大事だ、というのは西部の大衆論の文脈から
拾うことができる。自己の大衆性を意識していることがかろうじて真の
大衆人から逃れていることができる、と(無知の知の知恵)。実に真っ当
で、納得できる。しかし、それでは近代人の「再帰的」打算という病理を
挙げるポストモダンの主張についてついてはどうか。
ポストモダン社会では、底が抜けていると自覚しつつも、底があるかの
ように振る舞うことが不可欠であるという意識が人々に共有されてくる。
このような意識を再帰性という。宮台氏はこれを「普遍主義の不可能性
と不可避性」と表現している。
端的に、本心からそのようなことを実践している人間などいないのだ、
ということだけは確実に言える。例えば、「真に伝統があるなら、どんな
自己決定にも伝統が反映する。逆に、伝統を選べと強制する営みは非
伝統的で、伝統の不在をこそ証す」(アレント)のであって、端的に伝統
に服する保守主義と、伝統に服する「選択をする」再帰的保守主義(保
守主義という近代主義)と分けたとき、「真に」後者という人間はどこにも
いない。つまり、嫌いな宮台的表現で言えば、ベタな人間しかいないのだ。
しかし、実は、違うところで西部は「価値の極点を信じる」ではなく「価値の
極点を信じる選択をする=信じるフリをする」という、いかにもポストモダン
的な言い方をしているところがある。
よって西部のスタンスは基本的に保守主義的近代主義といってよい。

34 :
もう、左翼という言葉はいらないと思う。近代主義という言葉だけでいいよ。
だって、いくら、近代主義的という意味を込めて「きみ、左翼的だね」って言っても
まともに意味が通じたためしがないんだもんww

35 :
しかし、西部氏が宮台氏に負ける時代が来るとは夢にも思わなかったな。
やっぱりまじめに哲学やってた人の方が最後は前に行くよな。

36 :
>>35
>>33をよく読んでください。結局どっちも駄目って言ってる。

37 :
>>35
信仰者の僕から見たら、どっちもアウト。
というか正確には、世俗の人間をどちらが上でどちらが下で
なんてこと考えたこともないよ。

38 :
無知の知、信じるふりをする、別にそれでいいんじゃないの。
それって左翼、保守とは関係ない西洋哲学の話だし。
それと原発や核武装やアメリカは左翼説とどうつながるの。

39 :
>>38
え〜、そこから〜?めんどくさw

40 :
>>34
だから最初から、近代主義と左翼って言葉を区別して使うべきなんだよ。左翼=近代主義なんて限定が無理。
近代主義といっても、資本主義の弊害を是正しようとする考え方はあるんだよな。あるいは、社会の連帯性や共同性を重視する立場。それを左翼的と呼んで差し支えないよ。

41 :
個人を助けるための共同体と個人が貢献するための共同体があって
前者が左翼、後者が右翼だよね。

42 :
近代的価値はフィクションなんだから近代的価値を信じるふりはできる。
そこは分かる。
でも、伝統を信じるふりをするって具体的にどういうことなの?

43 :
191 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2013/01/27(日) 22:14:27.46 ID:6c215XaZ
もう一度みたい名講義〜放送大学アーカイブス
近代経済思想(’87)〜経済思想とは何か〜
担当講師:西部 邁(評論家)
現在放送中!すげぇ若い!

44 :
松尾貴史の朝までなめてればでおなじみのー

45 :
>>41
そういう規定なら旧共産圏諸国は典型的な右翼国家になってしまうな。
個人に共産主義の大義と党への貢献を求める左翼党派は右翼ということになる。

46 :
そもそも近代は、広大な植民地を持っている国で工学と金融経済が発達して
莫大な資金が加わったからそういう状態になったわけで、
左翼が近代をひき起こしたわけではない。
当初、左翼は近代の暴力に虐げられていた被害者集団だった。

47 :
>左翼が近代をひき起こしたわけではない
知ってるよそんなこと。だれもそんなこといってないでしょ。
どうして、話のレベルをいきなりごっちゃまぜにしてしまうかな。

48 :
>>46
>左翼が近代をひき起こしたわけではない。
>当初、左翼は近代の暴力に虐げられていた被害者集団だった。
だからさあ、もはや「左翼」という言葉は、あの当時のフランスの
左側に座った虐げられた連中ってだけの意味にとどまらないの。
「左翼」と言う言葉には歴史的失敗や誤謬という経験則の価値も
付加されているわけよ。
当初の一元的な意味で言えばあなたの言い方はは間違っては
いないど、ここではそういうレベルで「左翼」って言葉を使ってい
ないわけよ。

ところで、
西部がよく言葉の源流に遡っていく語源学を好むけど、俺も当初
そういうものに、説得力を感じていたが、だけどね、結局ね、
遡っていく先がつねにギリシャなんだな。
西部はギリシャが好きだね。もちろんルネッサンス的な懐古の
仕方ではないよ。で、早い時期に、俺は西部に見切りをつけた。
否定はしていないけど、限界を感じてね。

49 :
語源学を好むようになったのは、比較的近年だね。

50 :
>>48
俺も続きでそれが言いたかったんだけど、長くなるので説明を途中で切り上げたの。
近代とは農業革命、産業革命、資本主義、帝国主義の歴史の流れに合わせて政治経済が変化していくプロセスであって、
左翼も右翼も保守もリベラルもそういう中で複雑な諸関係の絡みで変化していったってことよ。

51 :
>>48
>当初の一元的な意味で言えばあなたの言い方はは間違ってはいないど
逆。
このスレが一元的な意味で言ってたから、それは一元的すぎるでしょ、
という意味で書いたのに何で逆に解釈しちゃうかな。

52 :
最近つうか、40歳代から語源について言ってたと思うが。
ネタに行き詰まったときに語源から想像力を広げると楽になるからなんだろうけど、
少しこじつけっぽく感じるな。

53 :
語源探し悪く言うとハイデガーのパクリでしょ。
ただ西欧人のハイデガーが西欧文明の源泉の古代ギリシャ語の語源探索するのは
分かるけど、日本人の西部邁が英語の語源を探るって何故なんだろ。
和辻哲郎の日本語の語源探索の方がまだ分かる。

54 :
何故って、日本語の歴史は謎が多いし、発音が今とは違っていた上に
思想など人文社会科学の概念のほとんどは輸入してきた言葉に
漢字を当てて造語するかカタカナ表記だから、
よほどオリジナルな思想がある日本人でなければ
日本の固有語で思想を語るのは無理でしょう。
まだ、西洋思想を日本に輸入して勉強している段階なんだ、
ということだと思います。

55 :
>>54
中野剛志 『日本思想史新論: プラグマティズムからナショナリズムへ』

中野剛志「この本をこそ読むべし」西部邁ゼミ2012年3月10日放送
http://www.youtube.com/watch?v=SVVTrc8yZzI

56 :
江戸時代末期には漢語の概念である程度確立された世界観があったと思うけどね。
だから、英語の翻訳語としての漢語をどんどん量産できた。
今ではもうそういう世界観は失われてしまったから
翻訳語はカタカナで済ませちゃうね。

57 :
西部さんの保守論は抽象的で読んでると頭ばかり使って疲れるばかりなんだよな。
だけど思想を遊びに使っている若手論客に比べると100倍マシだけどさ。
ただ西部さんの伝統論に心を歴史の中に持っていかれそうで不安になるな。

58 :
>>57
大丈夫。保守の伝統論はラッキョウの皮むきのように、
剥いても剥いても一向にたどり着かないから、じきに飽きるよ。

59 :
>>58
地味に使い方を間違えているというw>ラッキョウ

60 :
>>59
わざとまちがえて皮肉ってるんだろーが。

61 :
そういえば和辻哲郎の西田幾多郎先生に関する文章を見つけたので。暇な人は一読を。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001395/files/51233_41916.html
これ読むと、西田幾多郎って本当すごかったんだなと思う。

62 :
「ゼエレン・キェルケゴオル序」(和辻哲郎)
引用ここから
中略
私は近ごろほど自分が日本人であることを痛切に意識したことはない。
そしてすべて世界的になっている永遠の偉人が、おのおのその民族の
特質を最も好く活かしている事実に、私は一種の驚異の情をもって思い
至った。最も特殊なものが真に普遍的になる。そうでない世界人は抽象
である。混合人は腐敗である。――しかも私は真に日本的なものを予感
するのみで、それが何であるかを知らない。私は我々の眼前にそれが現
われていると信じたくない。なぜなら私は悪しき西洋文明と貧弱な日本
文明との混血児が最も栄えつつあるのを見ているのだから。――しかし
私は西洋文明を拒絶することによって真に日本的なものが現われるとは
信じない。偉大な西洋文明を真髄まで吸収しつくした後に、初めて真に高
貴な日本的がその内に現われるのではないだろうか。
中略
引用ここまで
これは、楽観過ぎたのではなかったでしょうか?
どう思いますか?

63 :
>>60
意味がわからん。

64 :
多分、解釈すればこうだろう。
日本は昔、真剣に「和魂漢才」を推し進めた結果、日本独特の「万葉かな」が誕生した。
同様に今(明治?)、「和魂洋才」を表芸にとどまることなく徹底しなければ、
昔のような「万葉かな」というような日本的アイデンティティにまで結晶しないだろう、
ということだろうね。

まあしかし、西部はこの延長を「洋魂洋才」、つまり魂まで西洋(あるいは米国)に
売ってしまった、劣等民族と評価している。
たしかに、この意味では和辻は楽観してたと思う。

65 :
>>33
>近代人の「再帰的」打算という病理
>「普遍主義の不可能性 と不可避性」
>「価値の 極点を信じる選択をする=信じるフリをする」
こういう言葉遣いに満ちているのが評論の世界だけれど、
これらは思索をあれこれとめぐらせた人が行き着く心象風景に過ぎないと思う
例えて言えば、森の中で一本のミズナラの木に印をつけて、その後もずんずんと奥へと分け入る
そこから振り返った時に「あのミズナラの木は南南西210度にある」とか「ここからは前後のブナの木と一直線上に並んで見える」
などと相対的な位置関係を描写しているようなものだろう、と
リアルな人間は、誰も「再帰的」打算やら「不可能性と不可避性」やら「極点を信じる」選択なんかしてないでしょう・・・

66 :
それは知識人が企業より宣伝下手だからではないでしょうか…。
もし彼らが宣伝上手であれば「再帰的」「不可能性と不可避性」「極点を信じる」といった言葉に
リアルな人間たちも騙せれて洗脳されてしまっていたことでしょう。
いつまでも知識人の宣伝下手が続くことを願ってやみません…。

67 :
>>65
批評は芸術に於ける「異化」である。以上。
「異化」わからなければちゃんと調べてね。

68 :
>>65
だから>>33でも
>端的に、本心からそのようなことを実践している人間などいないのだ、
ということだけは確実に言える。
って言ってるジャン。
同じ事を言ってるわけ?

69 :
>>68
33での「端的に、本心からそのようなことを実践している人間などいないのだ、
ということだけは確実に言える」は
さらにその先に無理やフリをして行動している人がいる、ということを言うための導入部分であって
そもそもリアルな人間はそのテの複雑怪奇な動機でなんか行動してないよ、ということとは依然として対極の意味だと思う

70 :
>>69
あーちがうちがう。ちゃんと読んでよ。
フリをすればいいって言ってるのが西部で、そんなメタ人間は
いない、
嫌いな宮台の表現で言えば、ベタ人間しかいないのだ、って
ちゃんといってるじゃんw
書いたのおれだしw

71 :
そういう保守主義的近大主義のスタンスは実際ありえないってね。

72 :
近大、近代
変換候補がおかしいなw

73 :
<テストにだ>
きんだいちゅう=近代中
きむでじゅん=金大中

74 :
近大ってなんだろうと思って
調べてみたら近畿大学だったが、
そんな単語打った記憶がないんだが、
なんで変換候補一番だったんだろうか?

75 :
有能なハッカー大学生の仕業かも?(ワラ

76 :
西田幾多郎『善の研究』三章:神
「ニュートンやケプレルが天体運行の整斉を見て敬虔の念に打たれたというように
我々は自然の現象を研究すればする程、その背後に一つの統一力が支配してい
るのを知ることができる。学問の進歩とはかくの如き知識の統一をいうにすぎない
のである。」
いやあ、しびれる。

77 :
西田幾多郎『善の研究』第二編 実在 第一章 考究の出立点
「哲学と宗教と最も能く一致したのは印度の哲学、宗教である。印度の哲学、宗教では知即善で迷即悪である。
宇宙の本体はブラハマン。Brahmanでブラハマン吾人の心即アートマンAtmanである。このブラハマン即アートマン
なることを知るのが、哲学および宗教の奥義であった。基督教は始め全く実践的であったが、知識的満足を求むる
人心の要求は抑え難く、遂に中世の基督教哲学なる者が発達した。シナの道徳には哲学的方面の発達が甚だ乏
しいが、宋代以後の思想は頗るこの傾向がある。これらの事実は皆人心の根柢には知識と情意との一致を求むる
深き要求のある事を証明するのである。欧州の思想の発達について見ても、古代の哲学でソクラテース、プラトーを
始とし教訓の目的が主となっている。近代において知識の方が特に長足の進歩をなすと共に知識と情意との統一が
困難になり、この両方面が相分れるような傾向ができた。しかしこれは人心本来の要求に合うた者ではない。」
うん。うん。

78 :
保守思想を学んでいると、伝統の深さ、凄みに魂が吸い取られそうになる。
心を歴史の中に持っていかれそうになっている人間はどうすればいいのかな。

79 :
保守思想は学ぶものではないよ

80 :
>>70
きちんと読解できてなくて、失礼しました・・・

81 :
てか、>>33みたいな、批評によくある思索ポエム語法への一石だったんでしょうね
深追いはしない、ってことと解釈したよ

82 :
西部氏は外国語喋れるのかな

83 :
理性は必要なものだ。でもそれ単独ではうまく働いてくれない。
何か超越する神聖ものに対する信仰を導く場合にのみ、理性はうまく働いてくれる。
哲学は神学の侍女ではあっても、逆に言えば理性を活用するためには信仰が必要なんだ。
日本で考えるなら、これは天皇を中心とした日本の伝統というものを超越した神聖なものととらえ
それに対する信仰を理性によって導かなければならない。それによってこそ、より健全な世の中
を作り、それを維持していくことができる。理性は信仰を導くためにのみうまく働くということを忘れてはならない。
そして、信仰は理性が導かなければならない。そうでなければ、信仰は人間社会に貢献しない。
信仰と理性の両輪が、この社会の健全性を維持し、またこの社会を良くしていくために必要なんだ。

84 :
理性がこの世界を信頼するには、超越した神聖なものが必要なんだよ。
超越したものを介在しなければ、この世界の矛盾に理性は耐えられない。
そして、逆に言えば、超越した神聖なものは、理性がこの世界を信頼するための要件を備えていなければならない。
なぜなら、理性がこの世界を信頼するためにこそ、そうした超越する神聖なものが必要なわけだから。
要するに、信仰は理性が導かなければならないけれど、それは逆に言えば、理性をこの世界と調和させるためにこそ
信仰が必要であるってこと。信仰なくして理性なし、理性なくして信仰なしってことだね。
これはイデア論そのものだね。
イデアは理性のみが認識できる。そしてイデアはこの世界から超越している。
そして、その枠組みはスコラ哲学へと受け継がれる。
プラトンはとんでもなく偉大だったってことだね。

85 :
ブランドでプラトンを評価してた日本のなんちゃって哲学者には
驚愕する意見だな。
欧米人にとっては暗黙の了解的な部分なのかもしれないけど。

86 :
「より健全な世の中」
「理性は信仰を導くためにのみうまく働く」
「信仰は理性が導かなければならない」
「理性がこの世界を信頼するには、超越した神聖なものが必要」
「超越したものを介在しなければ、この世界の矛盾に理性は耐えられない」
そんなふうに直線的に結べるなんて、惑星直列みたいな確率だ・・・

87 :
小林秀雄 botcast ?@hideKoba_bot
不安が生活を複雑にする、複雑化した生活が不安をささえる支柱となる。もう半分やられているのだ。不安に苦しんでいる間は、人は決して不安の奴隷とはならない。やがて不安が生活の必要となって来る。そうすると人は不安に就いて安心して饒舌となる。 (断想)

88 :
>>83-84
「信仰」によって心許ない思索から少し解放されたけど、
まだ不安だから、いろんなものを「信仰」っていう概念で再整理して安心を得ようとしている
というふうにしか見えないんだ

89 :
でも、キリスト教徒にとってプラトンのイデア論ってそういうものでしょ。
信仰と理性の関係なんて、もうそのものだから。それはあえて口にしなくても、
すぐに連想できる。キリスト教徒なら、プラトンのイデア論を聞いただけで
ああそうなのかと両者の関係が直感的に思い浮かぶ。
日本人はそこに全く気づいてなかった。

90 :
>>83
>理性は必要なものだ。でもそれ単独ではうまく働いてくれない。
>何か超越する神聖ものに対する信仰を導く場合にのみ、理性はうまく働いてくれる。
>哲学は神学の侍女ではあっても、逆に言えば理性を活用するためには信仰が必要なんだ。
無神論者で理性をうまく活用している人なんて、大勢いるだろう。
それと、「不合理なるが故に我信ず」とかいうのもあるのでは。
むしろ「理性だけではいかなる価値も導けない」というのなら、わかるが。

91 :
西部的庶民って実は伝統に生きるといいながらも、自分以外にすがれる存在≒神を必要と
してきてという面もあるわけじゃない。
そんな庶民のことを考えると保守はどうしても神を捨て去ることが出来ない。
しかし本当の哲学者は神を哲学の力によって葬り去ることになる。
例えばソクラテスはそのために死刑になったわけだけどね。
つまるところ神を必要とする庶民の側にたつ保守思想家は哲学者たりえないということなんだよ。

92 :
>>91
西部の言う懐疑というのは、自己決定性に対する懐疑でしょ。
自分を超越する何かを必要とする前段としての懐疑。
それが西部の言う庶民ってことだね。

93 :
保守は歴史に向かい合って伝統を呼び起こすのが仕事だよね。
もし保守が現状維持や歌舞伎だの文楽だのの保護が仕事だと思う人がいたら
その人はトンデモナイ勘違いをしてるわけ。
歴史の中の伝統の声に耳を澄ませよと西部さんだけでなく
一流の西欧の保守思想家は言い続けてるのだから。

94 :
>>83>>84は、もうしつこいぐらいテンプレートなわけだけど、
なんせ抽象に過ぎる。
イデアつまり抽象的な神は、「哲学者たちの神」であり、限りなく非人格的神でしか
ない。具体的な神様を想定しないと全く持って、形而上学にとどまる。具体的な神
とは例えば「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」であって、「我」と限りなく
距離の近い人格的神であり、いわば「生きた神」であり、「汝」と呼ぶことの出来る
親しい神である。哲学あるいは形而上学はこの「生きた神」を取り逃している。
もちろん使徒時代や教父時代から、ヘレニズム化=形而上学化=ギリシャ化はあ
って、多くの信者を惑わしてきたのであるがそのつど神学はそういう抽象化の波を
退けてきているのだ。
まあしかし、ギリシャ語によるギリシャ化=ヘレニズム化は避けられないのであり、
特に、東方正教会のキリスト教に著しかったが、これはやむを得ない。

95 :
そんな抽象的な神を持たない日本人はどう神に向きあえばよいのでしょうか…。
結局のところ神学とは西欧人の専売特許ではありませんか。
日本人とは無縁のもの…。

96 :
>>95
西洋神学というのは、信仰と理性の関係について考えたものだから
西欧人だけの専売特許にしておくのはもったいない。
仏教哲学が信仰の必要性を説き、西洋神学がその信仰と理性との調和のあり方を説いている。
どちらも非常に重要なものだよ。

97 :
>>95
日本人にだってクリスチャンはいる。
真にローカルで具象的なものは普遍的である。
これは保守主義ではとらえられないものだ。
保守を捨て、信仰せよ。

98 :
哲学として信仰と理性のあり方を学び、
それを日本の伝統の中で活かせば良いんだよ。
別にキリスト教自体を信仰する必要はないからね。
そのために、抽象化してるわけでさ。

99 :
西洋みたいに近代に繋がるような伝統がある国じゃないのに保守とか言ってるから、
矛盾だらけの屁理屈になるんだよな。

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