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2012年2月エロパロ574: 【1・2・4】ペルソナ旧作総合エロパロ1 【トリニティ】 (404)
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【1・2・4】ペルソナ旧作総合エロパロ1 【トリニティ】
- 1 :10/06/06 〜 最終レス :12/01/19
- ペルソナシリーズのうち異聞録、罪、罰、P4トリニティソウル用エロパロスレです。
ペルソナ3とその関連作品は専用スレへどうぞ。
※ 職人様へのお願い
・投下する前に1レス使って注意書きをお願いします。
カップリング
属性
・名前欄を用いてNGワード設定をお願いします(タイトルでも可)
※ 読者への注意
・批判はOK、罵倒・煽りはNG。SSは作者と読者が双方向で育てていくものです。
・作品のカップリングに文句言うの禁止。気に入らなければスルー汁。
・荒らしが出たらスルー汁。
●SS保管庫
http://www.s-ht.com/~eparo/
●PERSONAエロパロスレ用うpろだ(避難所)
http://ep.deko8.jp/persona/upload.html
- 2 :
- ●過去スレ
【主に】 ペルソナ総合エロパロスレ 14 【P3・P4】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1260810571/
【主に】 ペルソナ総合エロパロスレ 13 【P3・P4】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1259550675/
【主に】 ペルソナ総合エロパロスレ 12 【P3・P4】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1258176652/
【主に】 ペルソナ総合エロパロスレ 11 【P3・P4】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1236676871/
【主に】 ペルソナ総合エロパロスレ 10 【P3・P4】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1228710171/
【P3・P4】 ペルソナ3・4専用 エロパロ 8
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1221913491/
【P4】 ペルソナ4専用 エロパロ Part2(実質7)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219114559/
【P4】 ペルソナ4専用 エロパロ(実質6)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1217244893/
【P3】 ペルソナ3専用 エロパロ 5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195669773/
【P3】 ペルソナ3専用 エロパロ 4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178205973/
【P3】 ペルソナ3専用 エロパロ 3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163943858/
【P3】 ペルソナ3専用 エロパロ 2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1158208227/
【P3】 ペルソナ3専用 エロパロ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1154511119/
- 3 :
- ま、とりあえず、
>>1乙
- 4 :
- 一個問題残っちゃったけど別にP3とフェスもこっちで問題ないよな
次スレ立てるときに修正すればいいし
- 5 :
- すいません、保管庫のことだけど
絵板はもう存在しないのか?
- 6 :
- いいんじゃないのー俺も両方見るし
ゴネたって始まらんよ
- 7 :
- >>4
問題があったら困る
こっちでP3とP3Fの話していいならもういいや
>>1乙
- 8 :
- P3こっちでいいんだよね?
P3Pつーかハム関係が別のスレで
- 9 :
- あっちのペルソナスレ、実質3専用になってるじゃないか
3もP3Pも同じじゃないの?
- 10 :
- つーか、4は旧作なんですか?
- 11 :
- 主直と花千枝お願いします♪♪
- 12 :
- ペルソナ画像スレないのか・・・
- 13 :
- >>9
P3Pとその他を分けるんじゃなかったか
P3でハム以外を書くとハムハムうっさいのがいたから分けた気が
何か勘違いしてたらすまん
- 14 :
- つまりあっちはハム専用スレってことね
何にせよ>>1乙。まったりいくか
- 15 :
- えーと、じゃあハム子要素無しの無印P3のSSはここでいいんだよな?
スレタイに入ってないから悩んだけど
- 16 :
- >>15
何ですかぁそのメル欄(´ψψ`)
- 17 :
- ピアスとマキとエリーのP3きぼう
- 18 :
- >>17
それは3Pが見たいのか、その3人でタルタロス登ってるのが見たいのか、どっちなんだw
- 19 :
- >>18
3人で仲良くコミュランクアップw、もちろんMAXあり
- 20 :
- いや案外3人でタルタロス巡り方が面白いかも
そういえば初出は異聞緑だな、タルタロス
- 21 :
- イラストの投下はここでいいですか?
- 22 :
- おk
- 23 :
- 流石基地外が勝手に立てたスレだけあって板のルールもお構いなしだな
- 24 :
- まずかったのか・・・
女神転生系総合スレの方はなんだか人間キャラの絵が投下しにくい雰囲気だけど
- 25 :
- なんで板のルールって言ってるのに雰囲気って単語が出てくるのか理解できない
- 26 :
- わかった、わかったから
- 27 :
- 結局静まってるなこっちのスレ。最初から疑問だったが、やっぱり分ける必要なかったな。
- 28 :
- まあ、いいか。ハム子なんか見たくないからこのままでいい
- 29 :
- そして誰もいなくなった
- 30 :
- この調子だとdat落ち→P3スレとの統合も時間の問題だな
- 31 :
- だがあっちが断るだろう
建て前はどうあれ、ハム子の話で占領するなって追い出したわけだし
適当に保守するしかないんじゃ?
- 32 :
- まあハム子の時代はP5までだ
- 33 :
- というかなんでこっちまで分けてるのか不明
P4は二本も投下されてるのに向こうにしか報告されてないし
- 34 :
- 保守
- 35 :
- ほしゅぴたる
- 36 :
- 保守
ネタがないなー
- 37 :
- 保守。
ここまで沈めば荒らしも来ない?…と思いたい。
- 38 :
- あっちにも書いたけど保守
分裂ってなにそれおいしいの?
誰かこの状況がいまいちわからない俺に3行で説明してくれ。
ペルソナシリーズが好きで好きでで舞い戻ってきた奴で申し訳ない。
- 39 :
- >>38
荒らしの自演なのか馬鹿なのかは不明だが荒らし対策に新作と旧作に分けようとか言い出す奴が出る
このスレともう一つを上の馬鹿が立てるがなんと住民の大半と保管庫の管理人も馬鹿だったので本前スレを引き継いだスレをスルーしもう一つのスレに書き込みをする
これによりまともな人はいなくなったが荒らしが消える訳は無く馬鹿は荒らしを無視出来ず完全にスレ終了、荒らし大勝利
- 40 :
- 何か書いて投下すればいいんじゃね?
短いのでも共感できそうなシュチエーションをぽつぽつ投下しておけば職人さんが連れるかも
- 41 :
- まず自分が書けばいいんじゃね?
- 42 :
- >>39
説明サンクス。
といっても、何をどうしていいのかわからんのでしばらくはROMってみる。
- 43 :
- ROMっとこうと思ったが、俺の書き手魂が勝手に一筆書いちまった。
ペルソナ3、岳羽ゆかり×男性主人公なんだけど、これはこっちに投下していいんだよね?
約一日待ってみる。
- 44 :
- 問題ない、過疎っているし、どーぞお願い
- 45 :
- 「約一日待ってみる。」と言ったが、すまん、ありゃ嘘だった。
了解した。
ゆかり×男性主人公。合計8レス。
「――」「――君」は男性主人公の呼び名です。
- 46 :
- 「……でね、あの店のケーキってふわふわな食感が良いんですよ。今度行ってみません?」
「そうだな。ケーキといえば来週辺り、新作の試食会があるんだ。ゆかりも来るか?」
事が起こるしばらく前、岳羽ゆかりと桐条美鶴は一階のロビーで談笑していた。
修学旅行以降、すっかり仲良くなった二人は放課後や休日に、ショッピングや食事を楽しんだりしていた。
思えば父親繋がりで気まずい雰囲気があった二人だが、今は女の友情が芽生えていた。
ケーキを切り分けているフォークを持っているゆかりや美鶴の手は白くて綺麗だ。
柔らかな彼女達の唇にケーキが運ばれ、クリームの食感を味わう。
一時の楽しい時間が過ぎていった。
「あ、もうこんな時間ですね。それじゃ、おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
時計を見たゆかりはもう寝る時間だという事に気がつく。
女達だけの時間を楽しんだゆかりは美鶴と食器を片付け終えると階段を上って行った。
「あ〜、さすがに寝る前にケーキは明日にとっとけばよかったな……って、あれ?」
3階にある自室に戻る途中で、ゆかりは妙な事に気づく。
上の階が電気がついていたのだ。
「3階から上は美鶴先輩が男子に上がってくるなって言ってるし、誰かトイレに入ってるのかな? お化け?」
お化け……という単語を思いついてしまった途端、ゆかりは戦慄してしまう。
幽霊やお化けの類が苦手なゆかりは背筋がぶるぶると震えだし、この場から逃げ出したくなる思いに駆られた。
「美鶴先輩呼んで来ようかな…」
いくらその類が苦手なゆかりでもそれなりの意地がある。
「もし本当にお化けだったらどうしよう…」
恐怖が妄想を呼び、妄想が更なる恐怖心を駆り立てる。
伊織順平アワーと称した順平のくだらない怖い話を思い出してしまい、こころなしか尿意を感じてくる。
「どうしよう、こんな時におしっこしたくなってきちゃった…」
たかが、「おしっこするから一緒について来て」と他の皆に言うのも癪に障る。
ゆかりは仕方なく誰か他の女子がいる事を願いつつ、一人で階段を一歩一歩上る事にした。
- 47 :
- 「きっと風花がいるんだ」
あるいは排泄機能があるらしいアイギスかもしれない、そう思うことにした。
こんな時彼がいてくれたら、とゆかりは思う。
彼ならきっとゆかりがお化け嫌いだろうが、おしっこの事だろうが微笑みながらついて来てくれるだろう。
ゆかりは何より彼を他の男とは違う目で見ていたが、やはり彼に頼める筈も無い。
彼は今、美鶴と付き合っているのだ。
相思相愛の彼らはある時は普通に接したり、ある時は人目を忍んだりする。
ゆかりにとって、美鶴を応援してやりたい立場だったが、実はゆかりも彼の事が好きなのだ。
「やっぱり、私にとって恋なんて無謀だったのかな…」
階段を上ると、作戦室前の女子トイレの明かりがついていた。
「風花かアイギスだと思いたい。男だったら即、美鶴先輩に引き渡す」
お化けじゃないかと思うと、再び背筋が震え上がる。
「風花? アイギス? まさか美鶴先輩?」
小声で女子トイレの方に向かって囁きかけるように呟くが、返事は無い。
そっとドアに手をかけ、ドアノブを回す。
ギギギという古ぼけた音と共に、ゆかりは中の光景に目を見開く。
「ねえ、そこで何してるの…?」
岳羽ゆかりが声をかけた時、そこにいた者と目が合った。
女子トイレの便器に触れ、ゆかりの顔を見るなり、恐怖と絶望の色が顔にさあっと浮き上がった。
- 48 :
- ※ゆかりの心の声
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すわ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 彼の事をちょっぴり思っていたら
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ その彼が女子トイレの便器に顔を擦り付けていた。
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´■■■■■ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ 私も何をされたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 異常な性癖だとか変態だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと(ry
「ていうか、そこで何をしてるの?」
「ト、トイレ掃除を……」
「こんな時間に? しかも清掃用具持ってないでしょ」
女子トイレの中にいた者、それはゆかりの思っている彼だった。
パジャマの上からでも確認できる肢体は、いつ見ても女性のようにほっそりとしている。
上目遣いにゆかりを見上げる視線は子羊のように弱々しく、卑屈な感じさえ漂う。
うるうるした目が大人に怒られる子供のように可愛らしく、端正な顔立ちから育ちの良さが窺える。
「た、頼む。美鶴には言わないで! なんでもするから!」
恐らくゆかりの彼を見る視線が冷たかったのだろうか、跪きながらゆかりの腰をがっしりと掴んだ。
非常におどおどした様子で、且つ、来ているのはゆかり一人なのかも確認していた。
「この事が知れて寮から追い出されたくないんだ…。ゆかりや美鶴とも会えなくなっちゃう…」
少年の視線はおぼつかず、それでいて必さが態度から滲み出ている。
「ほんの好奇心からやってしまったんだ、魔が差してしまっただけなんだ」
哀れな少年の瞳はどこか虚ろで、かつ遠くを見ているかのようだった。
『将来の自分』という遠くを……。
- 49 :
- その間、ゆかりは彼の言葉を聞いているようで聞いていなかった。
「ねえねえ、――君ってこうして見るといじめがいがあるよねぇ。ここで弱み握っといて味見でもしてみない?」
心の中で真っ黒のエナメルボンデージなファッションに身を包んだ小悪魔なゆかりがけらけらと笑う。
紫のアイシャドウの目が彼をいたずらっぽく見つめ、ゆかりの周辺を飛び回る。
「それにしても、これは絶好の口実だわ。もしかしたら自分の物にできるかもね」
「いけません! こんな事してはいけないと、誠意を込めて説得してから美鶴先輩に引き渡すべきです」
煙と共にもう一人現れたのは真っ白なローブを着た天使姿のゆかりだった。
こちらは可憐な印象を体に帯びて、穢れのない上品な感じがある。
「何よ! あんたね。普段から建前ばっか言ってないで、たまには本音で話ししなさいよ! 世の中ツッコミが大事なのよ、ツッコミが!」
「あなたこそ、下品な妄想は頭の中だけに絶対留めておいてください!」
正直言って、どちらもゆかりの『本心』だった。
小悪魔な自分と天使の自分の口喧嘩が始まり、余計なノイズとなってゆかりの心を苦しめる。
「うーん……」
「ゆかりさえ黙っていてくれればいいんだ。頼む、見逃してくれ!」
ちらっと彼の瞳を見るとゆかりを方を向いていて、普段の雰囲気からはなんとも情けない。
「うーん、じゃあ私の足を舐めたら考えてもいいよ……なーんて、ハハハ」
「わかった」
這い蹲るようにゆかりの片足を掴むと遠慮なしにペロペロ舐め始めた。
「あ……え、えーっと……」
「何? 足りない? じゃあ次はもう片方の足だね」
そう言うと同じようにしてゆかりの使い慣らした靴を舐め回す。
ゆかりは放心状態になる。
「ね、ねえ、あんた自分が何やってるのかわかってるの!?」
「ゆかりが望んだ事じゃないのか」
「望んでないわよ! 冗談半分で言っただけ! あー、もー、どうしていいかわかんない!」
その時、先ほどの尿意が勢いを増してきた。
「とりあえずどいて!」
「なんで?」
「おしっこしたいに決まってるからじゃない!」
「わ、わかった。ごめん」
彼を押しのけて入った時、ふとある事が閃いた。
小悪魔ゆかりに影響されてか、ゆかりの表情がにたりと不気味に微笑む。
邪悪な気配を感じ取り、思わず後ずさる彼。
「ちょっと作戦室でやりましょ」
- 50 :
- 「ごくっ、ごくっ、ぷはっまだ出るの? ごくっごくっ」
「ほらほら、喋ってこぼしたら美鶴先輩にチクっちゃうわよー」
ゆかりはこう思っていた。
数々のエッチな防具を、はいこれ着てと言わんばかりに渡されて着なきゃならなかった恨みを。
そのせいで順平や真田、コロマルや、果てはいとこの天田までこれまたエッチな視線を感じていた事を。
またこんな恨みもあった。
風花救出の際、自分が怖がってるのに「この鍵何の鍵?」と聞いた時に「体置き場の鍵」と彼が適当にボケた事を。
復讐はいつか果たされる。この時を以て。
もし自分のおしっこを一滴でもこぼしたら美鶴に引き渡す。
結局、最後まで一滴残らず飲み終えた彼だったが、次なる試練が待っていた。
「靴と靴下、どっちでしてほしい?」
「は?」
「だから靴と靴下、どっちでしたほしいのかって聞いてんのよ」
言うや否や、彼のズボンとパンツを下ろす。
「これから10分くらい足でしてあげる。美鶴先輩と付き合ってるんなら何の事は無いよね?」
靴を脱いだゆかりは靴下を履いたまま、両足で彼のペニスを掴む。
そのまま踏んだり上下に擦ったり、先っぽを指先で弄るなどして彼の感度はぐんぐん増す。
「ゆかり、いけないよこんな事…。美鶴に知れたら……」
「美鶴美鶴、って同じ事しか言えないの? 私がこれらの行動を通して言いたいのはね!」
ぐいいっと一際力任せに足で擦り、踏みつけたりしているゆかりの顔が赤らむ。
「わ、私の事も、たまには見てよ、って事」
「ゆかり……」
「――君、10分どころか、まだ2分経ってないよ。こんなんで美鶴先輩を好きなままでいられると思う?」
「ぅあぁ、ぁああ…!」
彼のペニスから先日が溢れてくる。
それを足の指の先ですくい取り、まんべんなくペニス全体に刷り込ませる。
「ふふ、ヌルヌルしてきちゃった。男の人って、こういうのが『近い』んだよね?」
「やめ、ゆかり、やめてくれ……ああぁっ、ああああああっ!!」
ちょうどゆかりの足が亀頭を責めているところで彼は射精した。
大量の精液がゆかりの足を、靴下を履いた足を汚す。
「――君、舐めて。まさか人に処理できないもの、押し付ける気じゃないでしょうね?」
彼がよろよろと体を起こすと、自分の精液のついたゆかりの足を舐める。
よっぽど吐き気を催す臭いと味なのだろう。
彼はオエッと一度なった後、再び勇気を振り絞って丁寧に、反対側の足も舐めとっていく。
- 51 :
- 「ゆかり、あの……」
「美鶴先輩には黙っといてあげる。その代わりもう二度とこんな事しないようにね」
「……」
「あー、もし性欲が溜まったら美鶴先輩にでも言うのね。先輩も自分の彼氏の事になると鬼じゃないでしょ」
「ち、違う。さっき『私の事も、たまには見てよ』って、もしかして…」
ゆかりは「あ」と思い出した。行為の最中に思わず自分の本心をばらしてしまうのは失策だったかもしれない。
赤くなっている彼は話を続ける。
「もしかしてゆかりも僕の事が好きなの? 僕も美鶴は好きだけど、ゆかりも好きなんだ」
「え……」
一瞬、何の事かわからなかったゆかりだった。が……。
「……ええぇーーーっ!?」
今度はみるみるうちにゆかりの頬が紅潮する。
ボケだらけの特別課外活動部の面々を、せめて自分だけはツッコミ役でいようと思ったが、彼女も恥じらいを知る女の子なのだ。
必に両手を頬に当てて熱を冷まそうとする姿は、彼の目にとっては、動揺する可愛い女の子にしか映らない。
「え、だって美鶴先輩と付き合っていたんじゃ…?」
「さっきも言ったが美鶴も好きでゆかりも好きなんだ」
ゆかりの顔が臨界点に達する。
あわわわと声にならない呻き声を発しながら、ある事を確信した。
ルールを捻じ曲げはしたが、自分の恋は、一応、ついに、叶えられたのだ。
「じゃあ、ええと、――君!」
「ゆかり!」
- 52 :
- 「話はそこまでだ」
作戦室のドアが突然開いた。
「――、並びにゆかり……私のアルテミシアがもう索敵能力を失ったとでも思っていたのか?」
その人物は彼の交際相手である美鶴だった。
怖がるゆかりの気配を感じて不安になって美鶴はペルソナを使って索敵を開始したという。
ところがこうやって駆けつけてみれば、作戦室のドアの向こうからいやらしい声と彼の情けない声。
美鶴には彼にとっては自分はただの遊びだったのか? という苦しい自問自答がその幾度と無く起こった。
美鶴は怒りを抑えろ、これはゆかりなりのお仕置きなのだと暗示し続けたが、彼のゆかりへの告白によって切れてしまった。
それはもう、プッツンと。
「覚悟はできているか? 私はできている」
美鶴が入ってきたドアや窓ガラスが、冷気によって氷に包まれ逃げ場が無くなる。
さっきまで恋愛感情まっさかまだった彼とゆかりは共に恐怖にひきつった。
「きゃーーーーーーーーーーー!!」
「美鶴、やめてやめ……」
「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ」
美鶴のアルテミシアが物凄い拳のラッシュで浮気した男とその相手の女性を殴りまくる。
殴った先から氷ができ、あっという間に二人は氷漬けになってしまった。
_ _
「アリーヴェデルチ!(さよならだ)」 __ _ | | | |
// \\ 二二二/_ iヽ, /i
// \\  ̄Z二二二二二 ヽ! / |
^  ̄ ノ /
/二「__」
/└────────┬┐
< 処 刑 完 了... | |
\┌────────┴┘
- 53 :
- r ‐、
| ○ | r‐‐、
_,;ト - イ、 ∧l☆│∧ 良い子の諸君!
(⌒` ⌒ヽ /,、,,ト.-イ/,、 l
|ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) いくら仲の良い女の子だって
│ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|
│ 〉 |│ |`ー^ー― r' | 浮気されたらさすがに切れるぞ!
│ /───| | |/ | l ト、 |
| irー-、 ー ,} | / i 彼女を作る際には慎重にな!
| / `X´ ヽ / 入 |
お わ り
- 54 :
- この場合被害者はキタロー?
異常性癖のせいで弱みを握られ恋人からは事情も聞かずにボコられるって言うのは可愛そうな気がするのに
微塵も同情しようって気が起こらないのはなぜ?w
とにかくGJ
- 55 :
- カビがはえた古臭い旧キャラで話作る暇があるならハム子を題材にしろよ馬鹿じゃねーの?
本スレが過疎ってんだからそっちを優先すんのが常識じゃねーか?あ?
- 56 :
- お前が書けw
- 57 :
- まぁ、こういう人がいるんだね。
で、職人さんが嫌になって出て行ったと。
相手にしないでおけばそのうち飽きるよ。
- 58 :
- >>55
なんでわざわざ隔離スレの方を優先しないといけないんだ?w
- 59 :
- 久しぶりにGJ!
- 60 :
- >>45からの作品の作者だけど>>55は俺のレスなんだよね
何でこんな事をしたかというと初めは頑張って作品書いてここをもう一度盛り上げてみようと思ったんだよ
でもスレが廃れちゃったのは荒らしとスルー出来ない人ばかりだったからじゃん
だからみんながスルーしてくれる事を祈ってわざと荒れるような書き込みしたんだけど…
残念だね、バイバイ
- 61 :
- 面白いなw
エロパロの書き手かと思ったら、童話の中の妖精さんみたいだw
- 62 :
- ペルソナシリーズのクロスオーバーが見たいな…
原作では見られないキャラ同士の絡みなど
シリーズや作品を越えて好きなキャラが絡んでいたらこれほど素敵なことはありません
- 63 :
- >>62
クロスオーバーってそもそもなんだっけ……。
例えばゆかりとか順平が、P4のキャラと関わったり、
たっちゃんやピアスの少年と絡む内容とか?
- 64 :
- 尚也「きみの〜す〜が〜た〜は〜」
キタロー「ぼくに〜に〜て〜い〜る〜」
- 65 :
- どうやって出会うか考えるのがめんどくさいかも。
P1主人公は行方不明だし、P3主人公はデッドエンドだしこの辺は使えないかな?
社会人になったら地元から動けなくなるし、旅行先で出会った事にするのが自然かね?
周防兄が旅行先で事件に巻き込まれて地元の警察の担当が堂島刑事とか
社交関係の仕事で南条くんと美鶴さんが出会うとかそう言うシュチエーションしか思い浮かばないわ
- 66 :
- 無理にEND後にしなくてもいいんじゃね
時系列考えたらほぼ不可能なんだし
旅先で出会ってもいいし不可思議な力でペルソナ使い同士が惹かれ合ってもいいし
- 67 :
- >>65
現実世界ではなく、タルタロスとか時の狭間とか深層モナドとかモナドマンダラとか、
不思議な空間を使えばいいじゃん。もしくは全部マヨナカテレビ。
特に時の狭間の設定は「実際は10年前から存在しており、各エリアの最深部にも扉があり、それは過去の世界へと通じている」
10年前ならちょうど2の時間。
3の時代では、1、2のキャラたちはもう30代ですね。
だが年齢差にとても惹かれてしまう自分としては最高の要素!
- 68 :
- >>63
こんな感じかな?
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1231961249/l50
- 69 :
- >>68
説明サンクス。
あなたのおかげでクロスオーバーという単語が大体はわかりました。
要するに「原作では接点が無い・会話した事が無いキャラ達が絡む」って事ですね。
- 70 :
- >>69
クロスオーバーもうまく話をまとめられれば面白くなる、
もしくは話をまとめることを放棄する、単純なエロスでも良い
- 71 :
- P3キャラがタルタロスを上ってるときにP1側のタルタロスから迷い込んでくるとか
某小説投稿サイト用に考えてた構想だけど
- 72 :
- >>71
俺もP3のキャラが旅行客としてP4の旅館で会うのなら考えてる。
……それで、もうこういう所には投下しないのかい?
- 73 :
- >>72
気が向けばというか納得できるようなのができたら投下したいとは思ってる
ペルソナ2リメイク記念カキコ
- 74 :
- 罪リメイク記念に自分もカキコ
2関連の投下も増えますように
- 75 :
- 現状、投下されるとすれば、3か4だと思うのに本当に投下できんのかねぇ……。
広東語話すギンコとか色々な意味でどう料理できるのか地味に興味ある。
と、半ば他人事みたいな事を言ってみる。
- 76 :
- 半ばどころか完全に他人事だな…
- 77 :
- >>75
広東語といってもインチキで(「Sorry呀」みたいな造語もある)
ほとんど日本語+エッセンス程度の使用頻度でしかないから
シリアスな場面ではオール日本語で無問題だと思うんだけどな>2罪ギンコ
栄吉なんかも同様だし、罰ではさらに広東語自体使わないし…
2といえばパオフゥとうららに萌えて仕方ないが
こいつらED直後位の時間軸だとコンビや漫才の発展の域でしか絡まないだろうし
なかなかアダルトな雰囲気に持っていきにくいのが難点だな
- 78 :
- パオとうららは、ED後に一緒に仕事してるよね。戸籍ないから結婚は無理らしいけど
ペル2でエロ関連な話題と言えば、リサが援助交際まがいな事をやってたかね?
他の女性陣は舞耶姉は巨乳で処女とかそれくらい?うららは男性経験豊富だっけか
2てか、昔のペルソナシリーズは男性向けのエロパロ少ないよね。やおいは多いのに
新ヘッドにやられて、舞耶・リサ・ゆきのが不良共に輪姦されるとか(男前なゆきのさんが陵辱されるなんて想像できんが)
防空壕に閉じ込められた達哉たちを助ける為に康夫らにリサが陵辱されるとか
空の科学館クリア後で、単独行動中の舞耶がシャドウの仲間に陵辱されるとか(どうせすならその前に存分に楽しもうと)
舞耶やリサが自分のシャドウにねっちこく苛められるのも良いなぁ
妄想ストーカーにやられるエリーとか
そんなワンパターンな陵辱ネタはよく妄想するんだけど、文才ないからな…ORZ
- 79 :
- 1は雪の女王編で暖め合おう…ってのには仕様上持っていきにくいか。残念
後2のトリッシュが可愛すぎてイタズラしたい
- 80 :
- >>79
寒くて震えてるエリーを後ろから抱きしめたい
- 81 :
- 1は状態異常が豊富だったから
(魅了、混乱、病気、麻痺、石化、睡眠、恐怖、獣人等)
バッドステータスでひどいことになったエリーや綾瀬にいたずらしたいとか
考えてたあのころ
ただいざ書こうとするとキャンディボイスでチャームされるなんじょうくんの図しか思い浮かばねえ
ハイエロファント精神攻撃に弱いもんな
- 82 :
- >>80
同意
そんでゆきのさんにたかまれっぷうだんされたい
2の雅が栄吉の目の前でシャドウ栄吉に緊縛&言葉責め&失禁プレイとかも
(「水」の神殿だけに)考えたが考えるそばからミカベルネタが脳裏をよぎる罠
女性陣が自分のシャドウに…は是非見たいなあ。舞耶さんなんかたまらん事になりそう
- 83 :
- >>82
寝取られもいいなぁ。しかも、自分の悪い部分に
ミカベルの水の神殿・雅ネタ大好きだw
楽して痩せた女などただムカつくだけの存在! 真実の愛を見付けたW栄吉
シャドウ舞耶はエロすぎるよな。本体が健康的過ぎるだけに
- 84 :
- そうそう、金子絵でも副島絵でも目立たなかったFカップが
シャドウとの百合だと2倍になるから美味しいんだよなあ
ギンコやうらら相手でもそれはそれでイケるけれどw
うららといえばカリストがせっかく亀甲縛りなんだから
罰面子で誰かアレを手本にして縄を打つ奴はいないのか
- 85 :
- >>84
舞耶姉って、Fカップだったの?まぁ、身長と体重からして巨乳はありえないんだけどね…
顔グラやムービーだと、他の女性キャラよりはでかいけど。会話でも本人も周りも巨乳だって言ってるけど
シャドウ舞耶×舞耶だとシャドウがふたなり化とかかな?
シャドウ=鬼畜なイメージあるから、二穴に舞耶姉愛用の拳銃(弾抜き)を挿入とか
リサの場合は強制オナニーか?それとも、援交で騙した親父を呼び出す?
罰面子での場合、誰を縛るのか…。ストーカーしか縛る対象いなくね?
- 86 :
- >>85
すまん、こちらの勘違いだったみたいだ>Fカップ
罪罰どちらのペルソナ倶楽部でも「巨乳」止まりで具体的なカップは書いてなかったな…
シャドウは言葉責めしか思いつかんが舞耶の銃責めはエロいね。ピンクだし。
リサだとヌンチャク責めとか、後はセックスドラッグとか? ゾディアックやトニー経由ですぐ手に入りそう
ストーカーを亀甲縛りしたらその後のボス戦がえらい事になりそうだなw
とここまで書いてワンロン千鶴思い出した。オリジナル入るけど
爺の愛人だし(ねちっこいプレイしそう)神取ともフラグ立ってるし
影のある美人だから縄が映えそうだ
- 87 :
- ワンロン千鶴関連で思い出した
ストーカーよりピアス(偽)×エリーが見てみたいな
- 88 :
- >>86
舞耶姉の168pがブーツの靴底を含んでたとしても、48sは軽すぎだし
巨乳な事には変わりないから、パイズリネタとか出来そうなんだが
3以降は巨乳キャラ増えたけど、2以降はあんまりいないよね
シャドウネタは、仲間達の前での公開プレイが良いな
舞耶だと、リサとかは「お姉ちゃん」を崇拝してるっぽいとこあったから、
その「お姉ちゃん」がシャドウに責められたりしてショック受ければ良いよ
弾抜いた銃を突っ込んだ状態で、引き金引かれて、つい失禁しちゃったり
上の雅さんもだけど、やられてる側も見せつけられる側も精神的にきつくて、シャドウ責めは良いな
すまん。ストーカーを亀甲縛りなんて誰得だったなwギャグにしかならん
偽ピアス×エリーも言葉責め系かな?嫌われたくない一心で奉仕?
- 89 :
- >>88
ありそうだなー>偽ピアスにエリーが嫌われたくなくて奉仕
そこん所かなりエリーは一途だよね
親友である麻希への接し方や、偽ピアスとやっちゃった事でかなり精神的に打ちひしがれそうで
偽ピアスとやっちゃったエリーのその後を期待してる自分マジ鬼畜
ゆきのさんって俊介さん以外だと女性相手(冴子先生・杏奈・アヤセ・舞耶etcetc…)しか浮かばない不思議
高身長・姐御肌で相手が雪の女王編だと主人公・ブラウン・南条の3択だからだろうか
マークは麻希一筋だしレイジとは同時にPT入らないしブラウンはアレだから実質2択だよなあ
- 90 :
- >>89
ゆきのさん、男前だからなぁ。女子高だったらかなりモテモテなイメージ。男装を一回見てみたい
個人的には、ピアスの相手はマキかエリーのイメージが強いな
南条君だと、そういう相手っていうか普通に信頼できる友人ってイメージが…
ゆきのさんは、年が同じ男性とは釣り合わないと思っちゃうな。藤井さんが印象強い
偽ピアス×エリーで、やってる最中にピアスがストーカーに変化する鬼畜展開なら妄想出来た
- 91 :
- >ピアスがストーカーに変化する
鬼畜すぎるwwww
- 92 :
- >>90
凄い目に浮かぶ>ゆきのさんの男装
学祭で男装喫茶なんて事になったら大人気だったろうが本人は普通に裏方に回りそうだ
そしてやってる最中にピアスがストーカーに変化、かなり美味しすぎる
エリーが可哀想だが是非見たい
そんな事思いつくワンロン千鶴(だよね、奇門遁甲掛けたの彼女だし)マジ鬼畜w
サブキャラ周りはレオとイシュキック辺りが行けそうだな
パオフゥは美樹さんとは完全プラトニックだったんだろうな
- 93 :
- >>92
ゆきのさん、そう言うのは嫌いそうだもんね。見たいけど
うん。あの呪術仕掛けたのはワンロン千鶴だよ。超鬼畜w
想い人と添い遂げられて嬉しいのと麻希を裏切ってしまった罪悪感で複雑のエリー
で、目をあけるとそこにはストーカー
恐怖心からパニック状態になり、逃げようとするも叶わずそのまま中出し
ってな感じなのかな?
レオとイシュキック…犯罪臭がw
某サイトさんでレオに犯される舞耶のイラストがあったな。意外とこの組み合わせ?も良いなと思った
カプというか、鬼畜陵辱だけどw
パオが惚れてたと自覚したのは、美樹さんが亡くなった後だしな。プラトニック以前の問題かな?
- 94 :
- 千鶴にとってエリーもある意味ライバルですね
オカルト同士的意味で
- 95 :
- みんながあれこれとカプやシチュを妄想する中、颯爽と予想外の王道っぽいものを投下させていただきますよ。
作品:ペルソナ2罰
カップリング:達哉×舞耶。5レス
注意事項:特にない
はーじまーるよー
- 96 :
- 床も天井も黄金で彩られたアメノトリフネから一行は脱出した。
醜悪な怪物、菅原だったものは、確かに強靭な回復力を持っていた。
だがその姿に似つかわしい醜い叫び声をあげながら奈落の底へと落ちていくのを皆が確認、その後、転送装置で脱出したのだ。
無意識の世界の産物から逃れたメンバーだったが、一難去ってまた一難だった。
「ちょっと、何なのよこれ! この街一体どうしちゃったの!?」
再び街に出た時は異様な空模様が圧倒した。
そこはまさに異界だった。
それがこの街に今も住んでいる珠阯レ市の人々の気を吸い取っているかのようだ。
不思議な事に舞耶一行がその迫力に気圧されればされるほど、空が嘲笑っているようにも見える。
狂気に取り憑かれた叫び声が遠くからから聞こえてくる。
「チッ、竜蔵の野郎……」
突如としてそびえ立っている城。
あの場所に須藤竜蔵がいるのだ。
そして奴を倒した先に這い寄る混沌、ニャルラトホテプが待っている。
『向こう側』の達哉がいた世界を破滅に追いやった普遍的無意識の存在。
「奴も、奴を操る存在もきっと裁いてみせる」」
珠阯レ城を睨む克哉とパオフゥの目は険しく、苦虫を噛み潰したような顔をした。
「……」
何か言いたそうに舞耶の方をちらちら見る周防達哉。
こんな大変な事になっている世界なのに、舞耶の肢体から目が離せない。
頭の中にある雑念を振り払おうと努力すればするほど、余計に囚われる。
……心の奥底で『奴』が笑っているような気がした。
- 97 :
- 「すまない、舞耶姉以外、先行っててくれないか」
「あぁ? 何寝ぼけた事言ってるんだ。こんな時に冗談言ってる場合か」
「達哉、これからあの城に乗り込まなきゃいけないんだぞ」
当然、パオフゥは半ギレで、すぐにでも竜蔵をなんとかしたいようだ。
克哉も『向こう側』の弟の意外な言葉に驚いたようだ。
うららは、自分が舞耶の方に向けている視線に気づいたのか、やがてにやついた表情を浮かべた。
「ははーん、わかったわ、それじゃマーヤよろしくね。達哉君」
「すまない……」
「達哉君、こんな所で何するつもり?」
達哉と舞耶は神社の裏側に回った。
舞耶と向かい合って達哉はうつむいていた。
この2人っきりになれる機会をも『奴』が操っているのかと思うと、正直はらわたが煮え返る思いだ。
だが未練や後悔するような思いは二度としたくないと思い、舞耶姉と慕う女の顔を見る。
『向こう側』でんだ、快活な印象で笑顔が素敵だった舞耶と違い、『こちら側』の舞耶は純情で美人という感じがした。
単に口数が『向こう側』の世界と比べて減っているからそう思うのかもしれない。
「舞耶姉……」
胸のあたりでつかえている言葉をなんとか引っ張り出して言う。
「そ、その……し、してくれないか……」
「え?」
「手……手で、俺のを、してくれないか?」
舞耶は一瞬、何を言われたのかよくわからなかった。
だが達哉の悲痛な面持ちを見て状況を把握する。
- 98 :
- 「してくれ、って達哉君のを……?」
「そうだ」
達哉が舞耶の顔をちらりと見た時、彼女はちょっと困った顔をしていた。
まるでこんな時にこの子は何を言っているの? とでも言いたげな顔だ。
いつも達哉達に見せる慈愛に満ちた表情は当惑に満ちている。
「手でしてくれるだけでいい。それで俺は、満足だ」
『こちら側』で全てが片付いた時、俺は『向こう側』へ帰る、そんな事を達哉は告白する。
彼女が目を見開いて驚く。
達哉にとっても、今までそんな事は言っていなかったし、叶わぬ恋だろうと思って諦めていた。
今までの彼女の勇気ある行動の数々が、達哉にとって「姉と慕う女」という枠から外れた。
恐らく全てが終わったら、2度と『こちら側』の世界の彼女とは会えないかもしれない。
目で舞耶姉お願いだ、と訴えたのが通じたのか、彼女も頷いた。
「わかったわ……時間が無いし、手早くやりましょう」
達哉がズボンのジッパーを下ろし、既に半分勃っていたそれを取り出す。
皮をかぶったものはピンクとも赤ともとれる健康的な色だった。
舞耶は一瞬、躊躇った後、恐る恐る根元の方を握った。
「確か、こうしごけばいいのよね?」
「ああ……」
申し訳無いと心の中で繰り返しながら、握られている手に身を任せる。
はじめは慣れない様子でゆっくりとだった。
それが硬くなるにつれて、徐々に緩急をつけてくる。
「達哉君、気持ち良い?」
「ああ……あの、舞耶姉、できれば、その……口で……」
「わかったわ」
- 99 :
- 口でしてくれるのはどこかぎこちなくて、あまり上手くはなかった。
勢い余ってすぽんと抜ける度に、彼女は果敢に口に入れ直して挑戦する。
『向こう側』の世界ではモテていても、『向こう側』の仲間達と心を分かち合っても、人との関わりは未だに慣れない。
そんな達哉でも『向こう側』で仲間の1人だった舞耶に思いを寄せていた。
『向こう側』で達哉達の目の前で息を引き取ってしまったのだから、『こちら側』で生きている彼女は正確には別人かもしれない。
自分が記憶を引き継いでしまったが為に生まれてしまったこの世界と、この世界で生きている舞耶は今どう思っているのだろうか。
そんな事をわざわざ聞いたらそれこそ罪かもしれない。だが――。
「舞耶姉は……俺を恨んでいるか」
俺が未練や後悔を残してしまった為に苦労を背負わせてしまった、と、かすれる様な声で言う。
姉と慕う女は達哉の顔をじいっと見た後、首を横に振る。
それを見て、いよいよ彼女への思いの塊が募る。それだけで達哉の心は救われた。
「ありがとう……そろそろ、出る。できれば口の中で出したい」
舞耶が口でくわえ、達哉が軽く喘ぐ。
ビクビクとしながら、彼女の口の中でハジけた。
「それじゃ、みんな待っているから行きましょう」
「ああ、ありがとう」
どういたしましてと色っぽく微笑む『こちら側』の舞耶に改めてときめきを感じる。
「あの、舞耶姉、もしかして俺の事――」
「おつかれー、2人共。しっかし達哉君もなんだかんだ言ってやっぱり男の子なのねー」
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