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2012年2月エロパロ192: 人妻・母親・未亡人等総合スレ (316)
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人妻・母親・未亡人等総合スレ
- 1 :10/10/30 〜 最終レス :12/02/08
- 人妻・母親・未亡人等のセックス、恋愛を題材としたSSを投稿するスレです。
以下にこのスレで作品を投下する上での注意事項を書きます。
1 題材は人妻(既婚女性)、母親、未亡人、または離婚経験者のいずれかでなければいけません。
単なる夫婦間のセックスやカップルの恋愛・結婚はスレ違いです。そういう作品は該当スレへどうぞ。
このスレで扱うのは夫以外とのセックスや恋愛です。
ただし、夫以外とのセックスや恋愛が中心となる話はその限りではありません。
2 連載物やシリーズ物の場合は、全体を通しての題材が1の通りであれば、
1の条件に違反するエピソードや作品が投下されたとしても、スレ違いとはしません。
人妻と間男や未亡人と男の後日談として普通の結婚生活等を描くなども構いません。
ただし、あくまでもここが人妻等のスレであることを踏まえて、
逸脱しすぎないように気をつけてください。
3 スカトロやグロ、ハードSM、暴力、堕胎などの、
人を選ぶ描写やジャンルについては必ず投下前に注意書きをお願いします。
4 3に当たらないものであっても、
投下前に大まかなジャンルやシチュエーションを書いていただけると幸いです。
なお、これは義務ではありませんので、ネタバレ防止のためなど、
職人さまそれぞれのご都合に応じて判断していただいて結構です。
5 ここはエロパロ板ですから、エロなしよりもエロありを推奨しますが、
これも義務ではありませんので、一応、エロなしも可とします。
以上の条件を守っていただければ、他に制限はありません。
オリジナル、二次創作問わずあらゆる作品を投下可能です。
寝取り、寝取られ、凌辱、調教、熟女、妊婦、近親相姦など、
ジャンルやシチュエーションも自由に選んでいただいて構いません。
トリップなどで作者さまご本人であることを証明していただければ、
過去の投下作品の転載も歓迎します。
職人のみなさまの投下をお待ちしています。
- 2 :
- 人ぬるぽ 母ぬるぽ 未亡ぬるぽ
- 3 :
- >>1
乙
投下を期待したい
- 4 :
- 即回避age
- 5 :
- 遂に立ったか。
できるようなら今日の夕方か夜くらいに投下するから、
それまで持たせといてくれ。
- 6 :
- >>5
きたいしてまんこ
- 7 :
- 初っ端が俺というのは心苦しいものがあるが、他にいないみたいだから我慢してくれ。
五分以上投下が止まった場合は規制やトラブルだと思ってくれ。
以下、属性、ジャンル、シチュ等。
子持ち人妻 母乳 寝取り アナル
注意書き
スカ風味有り 後味苦め
では投下始め。
- 8 :
- 「温泉旅館で母乳妻を食いました」
どうも皆様。すっかり掲示板常連になった感のあるT・Sです。
今回書かせていただくのは、温泉旅行に行った時の体験談です。
投稿タイトルを見ればわかることですので先に書いてしまいますが、温泉旅行中の奥さんをいただきました。
まだ子供を産んでから一年も経っていない、二十四歳の若奥さんでした。
私とは四歳差です。経産婦特有のいい体をしていました。
皆さん、やはり、抱くなら子持ちの奥様ですよ。味が全然違います。
ちなみに、奥さんの名前はY田E理さん、旦那さんはKさんと言いました。
私が奥さんと出会ったのは、とある温泉宿の混浴露天風呂でした。あまり人がいない、夜の出来事です。
綺麗な奥さんでもいれば口説き、そうでなければリフレッシュして寝る。そういうつもりでした。
内風呂の方でさっと体を流して露天風呂に向かうと、湯煙の向こう側に、一組の男女の姿が見えました。
それがY田さん夫妻でした。
こちらに背を向けて並んで浸かっている二人に「失礼します」と声をかけ、熱めの湯の中に入りました。
擦れ違いざまにさっと観察したところでは、男性の方は二十七、八歳くらいのすらっとした人で、
女性の方は二十四、五歳くらいの清楚な顔に似合わないむっちりとした色っぽい体の持ち主でした。
男性は火照った笑顔で会釈を返してきましたが、女性は恥ずかしそうに顔を伏せ、手で胸と股間を隠していました。
美人の恥じらいを目にした私は、腰に巻いた手拭いの下でチンポが大きくなっていくのを隠すのに大わらわでした。
できることなら抱きたいと思いましたが、流石に連れの男性の前で口説くような真似はできません。
この場で口説くのは泣く泣く諦め、後で男性抜きでこの女性と出会えるのを期待することにしました。
もっとも、心の中で、女性を置いて男性だけ先に出てくれないものかと念じていましたが。
変に近くにいると警戒されてしまうかもしれないので、私は若干の距離を取ろうとしました。
しかし、そこに神の声がかかりました。
「君、折角だし、こっちに来いよ。袖擦り合うも多生の縁というだろ。お喋りでもしよう」
男性の声でした。どうも既に出来上がっていたようで、尋常ではないほど朗らかな態度で私を手招きしました。
女性の方は嫌がっているようでしたが、男性は「いいからいいから」と手招きを続けました。
どう近づくか思案していたところにこれですから、渡りに船です。私は喜んで相席させていただきました。
お喋りをしよう、という男性の言葉でしたが、喋っていたのは専ら男性で、女性は沈黙、私は相槌といったところでした。
たとえば、「いい体してるな。何かスポーツやってんの?」という問いに私が「格闘技を少々」と答えると、
「そうか。凄いね。実は俺も子供の頃、空手をやっててさ」と自分の子供の頃の思い出話をし始め、
そうかと思えば「ああ、自己紹介しなきゃな」と、
こちらが訊きもしないのにあれこれと自分達のことを話し出すといった感じでした。
男性の話によれば(ここで夫婦の名前や年齢などが出ました)、二人は結婚二年目の夫婦で、
今日は生後半年の子供を奥さんの実家に預けてリフレッシュしにきた、とのことでした。
そこで私が「もうお子さんいらっしゃるんですか。奥さん、そんな風に見えないですよ。若くて綺麗で……」と水を向けると、
旦那さんは「それがそうでもないんだよ」と笑って予想外の行動に出ました。
奥さんが胸の前に回した腕をどかし、湯の中に漂う――巨乳は水に浮くのです――大きなおっぱいを私に見せつけたのです。
中に母乳がたっぷり詰まっていそうな張り詰めたおっぱい、
親指と人差し指で作る輪っかほどもありそうな濃い茶色の乳輪、
親指の先ほどの大きな乳首までの全てが私の前に晒されました。
悲鳴を上げて隠そうとする奥さんを押さえながら、
旦那さんは「ほら、乳首なんか真っ黒だし、見えないかもしれないけど、妊娠線もあるんだぜ。
マン毛もボーボーだし、腹の皮は弛んでるしで、もうおばちゃんだよ。若いのは顔だけ顔だけ」と笑いました。
それから「そうだ、いいもの見せてやるよ」と言って奥さんの背後に回ると、
いきなり胸を鷲掴みにしました。旦那さんの手から収まりきらない胸の肉が零れました。
「嫌、やめて、何するの!」と暴れる奥さんを押さえて、
旦那さんが「よく見てなよ」と言うが早いか、奥さんの乳首から白い液体が何筋も飛びました。
液体は私の胸元の少し前に落ち、そのまま湯の中に溶けていきました。
- 9 :
- 「こいつ、Dで、おっぱいでかいせいか、やたら母乳出るんだよ。牛みたいで笑えるだろ」
と旦那さんは笑いましたが、流石の私も、こんな不意打ちを受けては動揺せずにいられません。
何と答えたものか言葉を探していると、旦那さんがからかうように
「あっ、ひょっとして、勃っちゃったんじゃないか。そうだろ。ちょっと見せてみろよ」
と私に立ち上がるよう促してきました。早い話が酔っ払った体育会系のノリです。
奥さんが「やめなさいよ!」と制止するも無駄で、旦那さんの「見せろ」コールに従う破目になりました。
色々と計算違いでしたが、どうせなら、ここで大きくなったチンポを見せつけて奥さんに私を男として意識して貰おう、
あわよくばこれをネタにして口説いてやろう、と思って潔く立ち上がりました。
腹と平行に近い急角度で立ち上がり、腹に先端がつくほどに反り返った私のチンポを目にした旦那さんは、あんぐりと口を開けて絶句していました。
奥さんの方も、「きゃっ」と悲鳴を上げて顔を背けたものの、目はちらちらと私のものを盗み見ていました。
一拍の間を置き、旦那さんが上擦った声で言いました。
「で、でかいな……」
「もういいですか」
「あ、ああ。ありがとう」
微妙な空気の中で私はまた湯の中に腰を下ろしました。それからまた数秒後、旦那さんが唐突に言いました。
「なあ、君さ、こいつのこと気に入ったんだろ。よかったら、こいつとヤってみない?」
「ちょっと、あなた、一体何を……!」と奥さんが表情を険しくしましたが、
酔っ払った旦那さんは聞く耳を持たずに一方的に続けました。
「何て言うのかな、こいつ欲求不満みたいでさ、いっつも苛々してんの。
でもさ、俺、もうこいつのこと女として見られないって言うか……二人目欲しいんだけどさ、
何かさ、もうこいつじゃ勃たないんだわ。それに子供産んでからガバガバであんま気持ち良くないし。
だからさ、ちょっとそのデカチンでストレス解消させてやってよ。ガバマンでもそれだけでかければ気持ち良いだろうしさ」
旦那さんの一言ごとに奥さんの表情がどんどん悲しげになっていきました。
最初は般若のようだったのが、最後の方には、酷くショックを受けたような、悲しそうな顔になっていました。
「ああ、俺がいると誘いづらいよな。ごめんごめん。
俺は先に上がって部屋に戻ってるから、君からしたらおばさんだろうけど、こんなのでよかったら抱いてやってよ。
チェックアウトは明々後日だから、それまでに返してくれればいいからさ」と勝手に話を進めてしまい、
「ちゃんとストレス解消してくるんだぞ。早く戻ってきても部屋に入れないからな。
俺のことは気にしないで、ちゃんと発散してすっきりしてこい。お前の苛々ぶつけられるのはもううんざりなんだ」
と奥さんに言いつけ、旦那さんはさっさと出ていってしまいました。
呆気に取られた私と奥さんは思わず顔を見合わせましたが、
少しして、奥さんは我に返ったようで、立ち上がろうとしました。
私は咄嗟に肩を押さえて引き留めました。
「あの、私、主人を追いかけないと……」と奥さんは戸惑い気味に言いましたが、私はそれを無視して奥さんを抱き寄せました。
豊満なおっぱいが私の胸板で柔らかく潰れ、こりこりとした乳首が胸をくすぐってきました。
旦那さんの言葉は酔った勢いで出たものでしょうが、私はこれ幸いと話に乗ることにしました。
奥さんが抗議の声を上げるよりも先に唇を奪い、言葉を封じました。
奥さんは暴れ出しましたが、男の腕力の前では意味がありません。頬の辺りを押さえて口を閉じられないようにした上で、
舌先を潜り込ませて、互いの唾液を何度も往復させるような濃厚なキスを交わしました。
最初の内は私の肩や胸を押して逃げようとしていた奥さんですが、
軽い酸欠を起こしそうなほど激しい口づけを続ける内、次第に体から力が抜け、抵抗も弱まっていきました。
脚の間に体を割り込ませて抱き上げ、チンポを互いの腹で挟んだ体面座位とでも言うべき形にしても、
ほとんど抵抗らしい抵抗はありませんでした。
精々、チンポが柔らかいお腹に触れた時にびくっと体を強張らせたくらいです。
背中や首筋を指先で撫でながら――敢えて肝心な所には触れません――キスを続けていると、
「んっ」と言う押しした声と共に奥さんの体が仰け反りました。
背筋をピンと伸ばしてしばらく震えた後、奥さんは私の肩に頬を預けるようにしてもたれかかってきました。
顔を見ると、口を半開きにして涎を垂らし、とろんとした目をしていました。
- 10 :
- 私は耳朶を甘噛みしつつ「イッちゃった?」と訊きました。
奥さんは無言のまま小さく頷きました。
丸いお尻を撫でながら「キスだけでイッちゃうなんて、欲求不満っていうのは本当みたいだね」
と囁くと、奥さんは恥ずかしそうに顔を伏せてしまいました。
構わず囁きました。
「触ってもいないのに、乳首ビンビンになってるよ。胸にこりこりしたのが当たってる」
奥さんは「いやぁ……」と手で顔を覆いましたが、私は攻撃の手を緩めませんでした。
お尻側から股間に手を滑らせました。手触りの良い茂みにぬるっとしたものが絡みついていました。
大事な場所に触れられて悶える奥さんに「凄く悦んでくれたんだね」と言うと、
「恥ずかしいから、やめて……」と小声で哀願されてしまいました。
キスだけでイッてしまう敏感さに加えてこの恥じらい、すべすべの火照った肌に、
ぷにぷにとしたお腹の感触。もう私のチンポはビンビンでした。
私は勝負に出ました。
「奥さん、僕の部屋で続きしようよ。お腹に当たってるの、わかるでしょ。
僕、奥さんとしたくて堪らないんだ。部屋に来てくれたら、これで一杯気持ち良くしてあげるよ」
奥さんはなかなか首を縦に振ってくれませんでした。
しかし、「主人を裏切れないから……」、「あれはお酒のせいだから……」、「主人以外に経験がないから……」と渋る奥さんでしたが、
キスや軽い愛撫を交えながら「ご主人公認なんだから裏切りじゃないよ」、「酔ってる時ほど本音が出るんだよ」、
「旦那さん以外とも経験しないと、エッチの良さはわからないし、上達もしないよ。
僕と練習して、旦那さんを楽しませてあげられるようになろうよ」と説得を重ねると、
やはり旦那さんに対して何か思うところがあったのか、最終的には折れてくれました。
「じゃ、僕の部屋に行こうね」
気が変わらない内に、と私は奥さんの手を引いて風呂から上がりました。
湯から上がって露わになった奥さんの体は見事なものでした。柔らかく張った大きなおっぱい、
妊娠の影響で弛み気味の腹の皮、微かに残る妊娠線、むっちりとしたお尻、
とこれに欲情しない人間の気が知れない、というそそる肉体でした。
脱衣所では奥さんに、下着やケータイは私が預かるので、浴衣だけを着るように言いました。
部屋に着いたらすぐにできるように、というのが表向きの理由ですが、実際は奥さんが途中で逃げられないようにするためです。
キスの余韻と比較的長い入浴で軽く逆上せていたことが原因で、判断力が鈍っていたせいもあるのでしょう。
奥さんはあっさり了承してくれました。
それから、浴衣だけを身につけた私達は、ゆっくりと私の部屋に向かいました。
肩を抱き、わざとらしく浴衣の裾に手をかけるなどして、羞恥プレイめいたことをして奥さんの興奮を煽りながらの道中でした。
部屋に着いたら早速浴衣を剥ぎ取りました。帯を解いて浴衣を剥ぐだけで、もう生まれたままの姿です。
奥さんは恥ずかしげに手で胸と股間を隠しましたが、その間も、閉じた股間を落ち着かない様子で擦り合せていました。
私が浴衣を脱いで裸になると、奥さんは顔を背けました。
私は奥さんを抱き寄せ、内腿を撫でました。
「奥さん、凄いね。太腿まで垂れてるよ。浴衣一枚だけで歩いて興奮したのかな」
と言ってやると、奥さんの頬が、入浴の余韻とは無関係の赤さを見せました。
本当ならばすぐにでも布団に寝かせて第一ラウンドと洒落込みたいところでしたが、
この後は長丁場を予定していましたから、そういうわけにはいきませんでした。
奥さんの昂りが冷めてしまわないように軽い愛撫を続けながら、
備えつけの冷蔵庫からスポーツドリンクのペットボトルを出しました。まずは水分補給というわけです。
それぞれ五百ミリリットルを飲み終え、風呂で失った水分を取り戻したところで、
いよいよ待望の第一ラウンドです。私は奥さんを布団の上に寝かせました。
仰向けになった奥さんは手で股間と胸を隠していました。
そこに覆い被さると、「あの、やっぱり……」と土壇場で怖気づく様子を見せたので、
皆まで言わせず、口の周りがべちゃべちゃになるようなキスで黙らせました。
奥さんは「せめて電気消して」と懇願してきましたが、私は「奥さんの体を見たいから駄目」と断りました。
奥さんは諦めたように目を瞑りました。
それを了承の合図と受け取って「おっぱい見せて」と手に触れると、奥さんはおずおずと胸を守る手をどかしました。
重力で緩く撓んだ見事なおっぱいが灯りの下に晒されました。茶色い乳首が乳輪と一緒に期待に膨らんでいました。
- 11 :
- 「触るよ」と言っておっぱいを揉みました。奥さんが色っぽい吐息を洩らしました。
母乳の出るおっぱい特有の張りと硬さを楽しみながらも、
私はいつもにも増して柔らかい指遣いを心掛けました。母乳の無駄撃ちを避けるためです。
欲求不満のせいか、一般に言われるように子供を産んで敏感になったせいか、
その小手調べのような愛撫でも、奥さんはしっとりとした息遣いと共に悩ましげに体をくねらせました。
挨拶代わりの愛撫を数分続けた後、私は「おっぱい飲んでもいい?」と奥さんに訊きました。
母乳の出る奥さんを抱くのに母乳を吸わないのは、犯罪的なまでに勿体ない話だと私は思います。
奥さんが小さく頷くのが確認できたので、吸って欲しそうにぷっくりと膨れた乳首を、私は遠慮なく口に含みました。
母乳を吸うのにはコツが要るのですが、この奥さんの場合はそんなことを考える必要もありませんでした。
搾って欲しそうに張り詰めたおっぱいからは、乳首をちょっと強く吸った瞬間、どっと母乳が溢れ出てきました。
口の中に流れ込んできた豊潤な母乳は、仄かな甘味のある濃厚な味わいでした。
母乳は人によって、また時期によって味が変わるものですが、この奥さんは文句なく最高級でした。
丁度授乳期だったこともよかったに違いありません。奥さんの母乳はあの時が旬だったのです。
味比べをするようにして左右の乳首を交互に吸い立て、口の中で転がし、微かなとろみのある母乳を吸い出しました。
とても美味しかったので、もう夢中でした。あまりにも母乳が美味しいので、おっぱい以外への愛撫を思わず忘れてしまいました。
そうやって吸っていると、気づけば、奥さんが私の頭を優しく抱いていました。
私に赤ちゃんを重ね合わせているのか、母乳が出る奥さんは、母乳を吸うと大抵こういう反応を示します。
「お母さん」の胸に抱かれておっぱいを吸うのは至福の一時と言えます。
たっぷり十数分もかけて、出が悪くなるまで母乳を吸いました。
出が悪くなってきたので一旦胸を休ませる必要を感じ、私は大きな乳首から口を離しました。
顔を上げて奥さんの顔を窺うと、奥さんは、切なそうな、疼きを堪えるような顔をし、艶っぽく濡れた息を吐いていました。
手を下に滑らせて股間に触れてみたところ、まだ一度も触れていないのに、陰毛全体が水気を含むほど潤っていました。
「触ってないのにこんなになっちゃうんだ」と言いながら、わざとらしく水音を立てて指で弄ってやると、
奥さんは「やだぁ……」と甘い声を上げて頭を振りました。
愛撫の手を止めずに体を下にずらし、そこを覗き込みました。
白濁した愛液を滴らせるそこは、確かに「ボーボー」でした。
と言っても、特に剛毛と言うわけではありませんでした。下腹部からお尻の方まで満遍なく生い茂っているだけです。
典型的な手入れを怠ったオマンコでした。
私は体の位置を戻し、毛を撫でながら耳元で「毛の処理とかしないの?」と囁きました。
奥さんは「あの子を産んでから、そういう機会が減ったから……」と恥ずかしげに言いました。
私は人差し指を挿し込んで入口付近の浅い所の上辺りを擦り、
親指で大きめのクリトリスを嬲りながら、「もう入れて欲しい?」と訊きました。
奥さんは少し躊躇った挙句、ぎゅっと唇を引き結んで、小さく頷きました。
例によって、気の変わらない内にということで、
私は痛いくらいに勃起したものを奥さんの湯気の立つような穴に押し当てました。
その時、奥さんが切羽詰まったような声を出しました。
「ちょ、ちょっと待って!」
「どうしたの? 大丈夫だよ、最初はゆっくりするから」
「そうじゃなくて……あれ着けないと……」
「やだよ。一度限りの思い出なんだから、生でしようよ。大丈夫。ちゃんと外に出すから」
と私は口から出任せを言って、なおも渋る様子を見せる奥さんを何とか丸め込み、待望の生挿入を果たしました。
頭の部分を押し当てると慄くように体が強張りましたが、
頭が入ってしまうと「んっ、大きい……」という驚きとも悦びともつかない呟きが聞こえました。
奥へと進んでいくと、それだけで声が悩ましいものに変わっていきました。
奥さんの中は、本当にしばらく使っていなかったようで強張っていましたが、それも最初の内だけでした。
すぐに中が柔軟に拡がり、柔らかく私を包み込んできました。
根元まで埋め込んだ後、腰を押しつけるようにして体を密着させました。
「奥さん、全部入っちゃったよ……旦那さんのじゃないチンポが生で入っちゃったよ。どう? 気持ち良い?」
- 12 :
- 「やだ、そんなの……訊かないでぇ……」
「まあ、訊かなくてもわかるけどね。
奥さんのオマンコ、僕のチンポを気に入ってくれたみたいだね。大好き大好きって吸いついてくるよ」
「やだよぉ……」と奥さんは手で顔を覆ってしまいました。
私はゆっくりと腰を動かし始めながら奥さんの頬にキスをしました。
「そういえば、旦那さんは奥さんのがガバガバだって言ってたけど、全然そんなことないよ。
柔らかく拡がってくれて、でもしっかりと絡みついてきて、とっても気持ち良いよ。
やっぱり女の人は子供を産んでからだよね」
女の人はとても素直なので、こうやって褒めてあげると喜んで、勝手に気持ち良くなってくれるものです。
奥さんも例外ではなく、私がいやらしい褒め言葉を言うたびに、愛液を溢れさせながらきゅうきゅうと締めつけてくれました。
そのまま腰の動きを激しくしていくと、奥さんは早々にイッてしまいました。
大きな声を上げて私にしがみつき、背筋をピンと仰け反らせ、精液をねだるように私を締め上げてきました。
ですが、まだまだそのおねだりには応じません。私は震える体を一層激しく責め立てました。
そうして何度か正上位でイカせた後、へとへとになった奥さんが退屈しないよう、何度か体位を変更しました。
この頃にはもうすっかり奥さんは素直になっていて、
「旦那さんのチンポとどっちがいい?」と訊けば、
ひいひい言いながら「こっちぃ! Tくんのおちんちんがいいのぉ!」と答えてくれました。
他にも、お尻の穴を拡げて弄りながら後ろから突いてあげると
「やだぁ、こんなの恥ずかしいっ、恥ずかしいよぉっ!」と楽しんでくれていましたし、
体面座位でお腹の奥を押し潰すように突き上げてあげると「深いのっ、凄く深いのぉっ、もっとぉっ!」と散々に感じてくれました。
色々な体位で楽しみ、それぞれにつき数回ずつイカせてあげた後、また正上位に戻りました。
母乳と汗で互いの体をべたつかせながら、私達は互いを激しく求め合いました。
甘い声を上げてしがみついてくる奥さんに、私はハメ撮りをさせてくれるよう頼みました。
私のケータイはバッテリー残量がないと嘘をつき、奥さんのケータイで撮影させて欲しいと言ったのです。
当たり前の話ですが、奥さんは最初、嫌がりました。
でも、生しの焦らし責めを続けてあげたおかげで、
「いいからっ、ケータイも貸すからっ、だからイカせてぇ、意地悪しないでぇっ!」と快諾していただけました。
それからは奥さんのケータイを使って色々な写真を撮りました。
上体を起こして見下ろしながら、正上位で私によがらされている全体像を撮影し、
それからチンポを根元まで咥え込んだ股間、お尻の穴を拡げた状態でバックから突いている様子、
それから両手でピースしながらの正上位、とあれこれと撮影しました。
ある程度撮影したところで、私の方にも限界が近づいてきました。
正上位に戻った私は、こっそりとケータイのカメラを動画撮影に切り替え、奥さんの顔を撮り始めました。
「奥さん、そろそろ出そうなんだけど」
「そ、外よっ、外に出してっ……」と喘ぎながら奥さんが答えました。
「ねえ、中に出させてよ、折角の思い出なんだし、ね」
「駄目、駄目だってばっ、赤ちゃん出来ちゃう……!」
「大丈夫だよ。赤ちゃんなんてそんな簡単に出来るものじゃないから……」と嘘八百を並べ立て、
更にはハメ撮り許可の時と同じく生しにして焦らし続けた結果、
遂に「いいからっ、中に出しちゃっていいからっ、だから、お願い、もうイカせてぇっ!」と快く許していただくことができました。
中出し許可を出す奥さんの顔を撮影した後、
そのままおっぱい、お腹、そして結合部までに至るまで、私の下で喘ぐ奥さんを撮りました。
私は一際激しく腰を振って奥さんを突きまくり、射精への道を全力疾走しました。
奥さんのおっぱいが揺れ、滲み出た母乳が飛び散りました。
奥さんが先に絶頂に達しました。ぎゅっと締めつけ、別の生き物のように蠢く肉の穴が精液をねだってきました。
私はそのおねだりに応えて、今まで溜めに溜めてきたものを一気に発射しました。
チンポを限界まで捻じ込み、震えるイキマンコの中に精液を吐き出し続けました。
ケータイのカメラは、脈打って精液を送り出す私のものと、
それを根元まで咥え込んで小刻みに震える奥さんの股間とを収め続けました。
「奥さん、中で出てるのわかる?」ときちんと録音できるように聞こえよがしに訊きました。
奥さんは「うん……うんっ、出てる、凄く一杯……びゅくびゅくって……」とうっとりとしていました。
- 13 :
- 「あー、イキマンコ、気持ち良いなあ!」と言いながら、奥さんの温かく絡みつく穴の中で射精する心地良さを堪能しました。
少ししてから、名残惜しくはありましたが、まだ硬いままのチンポを引き抜きました。
ぽっかりと私の形に開いた口から、粘っこい白濁液が少しだけ、とろりと零れ出ました。
「一杯出たよ」と言いながらそれを撮りました。中出しの証の撮影はこれで終わりです。
私はすかさずカメラを奥さんの顔に向け、「どうだった、初めて食べた旦那さん以外のチンポ」と感想を求めました。
奥さんは小声で「……気持ち良かった」とだけ答えましたが、
私が「旦那さんより?」と重ねて訊くと、はにかんだように微笑み、「うん……」と頷きました。
私は堪らなくなり、まだひくついている穴の中にチンポを押し込みました。
不意打ちに、奥さんが「ひぁっ……!」と嬌声を上げて震えました。
そのまま腰を動かしていくと、
「ま、まだイッたばかりで、敏感だからっ、駄目ぇっ……」とだらしなく蕩けた制止の声を上げました。
勿論、そんなものを聞き入れるはずもありません。私は奥さんの蕩けた顔を撮影しながら
「奥さん、もうハメ撮りはこれで終わりにして、ここからは本気のエッチをしようね。もっと凄いエッチしてあげるよ」と言いました。
すると私の腰に脚を絡めて喘ぐ奥さんの中が、期待するようにぎゅっと締まりました。
「それじゃ、撮影はここまででーす。奥さんとこれからもっと凄いことしますけど、ここから先は撮りませーん」
とふざけたナレーションを入れて、ケータイの動画撮影を終えました。
この後、数時間かけて奥さんの体を堪能させていただきました。
この間、奥さんが何十回イッたかはわかりません。
確実に言えるのは、奥さんがすっかり快楽に素直になったことと、中出しを進んでねだるほど私とのセックスを受け容れてくれたことです。
派手に絶頂した奥さんが失神してしまうまで、四回ほど中出しさせていただきました。
奥さんが失神してしまった後は、奥さんの股間から泡立った精液が零れ出す様子を撮影し、
部屋の風呂でチンポを簡単に洗って一眠りすることにしました。
目覚めは早朝五時頃でした。
ナポレオンのように、と言うと自惚れが過ぎるかもしれませんが、私は三時間程度も眠れば充分なのです。
目覚めた私がまずしたことは、奥さんのケータイから旦那さんのケータイにメールを送ることでした。
以下がその時のおおよその内容です。
記憶に頼っているので、大体こんなようなことを送った、とご理解ください。
「お言葉に甘えて奥さんをお借りしてます。旅館近くのラブホテルで中出しエッチをたっぷり楽しみました。
五発くらい出したかな、妊娠確実ですね。奥さんの体、凄く良かったです。
もう奥さんもイキまくりで可愛くて可愛くて……このメールを送った後、写メを送りますね。
あと、ハメ撮り動画を奥さんのケータイに保存してありますから、よかったらご覧になってください。
丁度中出しするところが映ってますから。
明々後日までに(日付が変わったので明後日ですね)お返しすればいいとのことでしたから、
それまでありがたくお借りします。
旅館の方には、奥さんの分の食事をキャンセルするように連絡しておいてください。
では」
このメールを送った後、「お尻の穴まで丸見えです」とか「ずっぽりハマってます」、
「中出ししちゃいました」、「気持ち良過ぎて失神しちゃいました」などと一々題名をつけて写メを送りました。
実を言えば、こうして私のケータイを使わずに旦那さんに写メを送る、
というのが奥さんのケータイをお借りした理由の一つです。
もう一つの理由は、お察しの通り、旦那さんにハメ撮り動画を見せるためです。
メールを送り終えてから十分ほどが経った頃でしょうか、奥さんのケータイに着信がありました。
マナーモードにしてあるので、奥さんに気づかれずに出ることができました。
「もしもし! E理か!? 今どこにいるんだ! あのメールは何なんだ! おい、聞いてるのか!?」
旦那さんは酷く錯乱している様子でした。こちらが応える間もなく怒鳴り続けていました。
「もしもし」と私が応えると、
旦那さんは「E理じゃないのか! 誰だお前は! ……そうか、風呂で会った……Sだな!?
お前、よくも俺の嫁を……!」と怒りに満ちた、どすの利いた声で言いました。
私は「よくもって……Y田さんがやっていいって言ったんじゃないですか。
だから、お言葉に甘えて奥さんお借りしてるんですよ」と返しました。
- 14 :
- 「ふざけるな、あんなの冗談に決まってるだろ!」
すっかり酔いは醒めているようでした。
「でも言ったことは確かですしねえ。それに、奥さんもノリノリだったんですから。
にっこりしながらピースしてる写メとかあったでしょ。どっちのチンポが好きって訊いたら、
『KくんのよりTくんの方がいいの、もっと一杯してぇ』っておねだりされちゃいましたよ」
「この糞野郎! 今どこにいるんだ! 言え!」
私は旦那さんの問いを無視しました。
「あ、そうそう。チンポと言えば……Y田さん、奥さんのマンコがガバガバで気持ち良くないって言ってましたけど、
そんなこと全然ありませんでしたよ。もう柔らかく吸いついてきちゃって、
気持ち良くて気持ち良くて……短小の人とかよくそんなこと言いますけど、実際、女って、子供産んでからが食べ頃ですよ。
色々食べ比べてみた僕が言うんだから間違いありません。奥さんは本当に名器の持ち主ですよ。
いやあ、こんなに美味しいオマンコを味わえるなんて、Y田さん様様ですよ」
私がそう言い返すと、旦那さんは「怒り狂う」という言葉を体現するように怒鳴り続けました。
私はそれを聞き流しながら、旦那さんの語彙と息が切れるのを待ちました。
「ぶっす」だとか「訴えてやる」だとかの、旦那さんの怒声が途切れたところで、
また何かからかいの言葉でも投げかけようかと思っていたのですが、
「Kくん……誰かと話してるの?」と奥さんが眠そうな声を上げるのを聞き、予定を変えました。
「あ、Y田さん、奥さん起きたんで、またいただきますね。ケータイはこのままにしときますんで、
よかったら奥さんと僕の中出しセックスの音だけでも楽しんでてくださいね」と一方的に告げ、
返事を待たず、ケータイの受話口部分にクッションを被せました。
万が一にも旦那さんの声が奥さんに聞こえないようにするためです。
それから奥さんの所に向かい、寝ぼけ眼の奥さんに覆い被さって唇を奪いました。
最初にしたような、唾液を往復させ合う濃厚な奴です。
奥さんは最初、「あん、Kくんからキスしてくれるなんて……でも、寝起きだから、私、お口臭いよ……いいの……」
と私を旦那さんと間違えているような呟きを洩らしましたが、肌を合わせて体を弄り始めると目が覚めたようで、
「誰っ!? ……Tくん!?」と抵抗する素振りを見せました。
「そうだよ。やだな、一杯エッチした仲なのに、わからないなんて酷いな」と私は軽口を叩きましたが、
奥さんは手で顔を覆って泣きそうな声で呟きました。
「ああ……Kくん以外の人と、エッチしちゃった……」
「ああ、そうそう、さっき旦那さんから電話があったよ。奥さんのケータイに」
「えっ!」と奥さんが半ば身を起こしました。
それを押さえながら私は「ごめんね。勝手に出ちゃった。
旦那さんには、奥さんにたっぷり中出ししたことを伝えといたからね」と告げました。
「そんな……」と奥さんの顔が見る見る内に絶望に染まっていきました。
私は絶望して無気力状態になった女を抱きたいわけではありませんから、すかさずフォローを入れました。
「大丈夫だよ。旦那さん怒ってないから」
「そんなわけ……」と奥さんが首を横に振るのを制して私は続けました。
「だって、旦那さん、奥さんがちゃんと僕とエッチしたかどうか確かめるためにかけてきたんだよ」
「嘘……」
「ホントホント。で、本当に奥さんとエッチしたのかどうか訊かれたから、
『ばっちり中出しまでやりました』って答えたよ。奥さんが満足したかも訊かれたから、
『微妙です』って言ったんだけど、そうしたら、チェックアウトまで貸すから、
奥さんがエッチ嫌いになるくらいハメ倒してくれってさ。
あ、事後承諾だったけど、中出しの許可も貰っちゃったよ。二人目欲しいから丁度良いって」
私自身、よくもここまで嘘八百を並べ立てられるものだと感心します。
この嘘は、色々と動揺している奥さんに効果覿面だったようで、
「そう……Kくんが……」と言って体から力を抜いてしまいました。
「そうだよ。だから気兼ねなく僕とエッチしようね。
これからチェックアウトまで、寝る時とご飯食べる時とトイレ以外は離してあげないからね」
私はそう言って、まだセックスの名残のある股間に指を滑らせました。
そこはまるで今急に濡れたかのように潤っていました。
- 15 :
- 「濡れてるね。興奮しちゃった? エッチするの楽しみ?」と問いかけると、
奥さんは手で顔を隠してしまいました。
「まずシャワー浴びながらしようかと思ってたけど、その前に一回しとこうね」
と私はすっかり戦闘態勢に入ったものを、既に充分過ぎるほど準備が整った奥さんの中に突き入れました。
すっかり私の大きさに慣れた穴が、優しく迎え入れてくれました。
「旦那さんのじゃないチンポ、生で入っちゃったよ。いいの?」と訊くと、
奥さんは小声で「うん……」と頷きました。
根元まで埋めて中の感触を堪能しながら、電話の向こうの旦那さんのために、茶番じみた問答を続けました。
「中で一杯出しちゃうよ」
「うん……」
「子供出来ちゃうかもよ」
「……Kくんが、それでいいって言ってたんでしょ」
「出したら、お掃除フェラしてくれる?」
「お掃除……?」
「したことない?」
「……うん。よくわからない」
「終わった後、フェラでチンポを綺麗にするんだよ。やってくれる?」
「……頑張る」と奥さんは答えてくれました。
その瞬間、興奮のあまり、私のものが更に大きくなってしまいました。
「あっ……まだ大きくなるの……?」と奥さんが怯えたように私を見ました。
「奥さんが可愛いからだよ。たっぷり可愛がってあげるね」
そう答えて私は本格的に腰を遣い始めました。
もうすっかり私用の体になっていたので、奥さんはすぐに甘い雌の声を上げ始めました。
旦那さんのために「旦那さんのチンポと僕のチンポ、どっちがいい? どっちが好き?」と訊くと、
「こっちがいいのっ、Tくんのチンポ大好きぃっ!」と叫ぶように答えてくれました。
他にも色々といやらしい会話をしました。
たとえば「ほら、キスして……唾飲んで……美味しい? そう、よかった。一杯あるからどんどん飲んでね」
とキスしながら奥さんの口に唾を流し込んだり、
「体中にキスマークつけてあげるね。旦那さんに、こんなに可愛がって貰いましたって見せてあげてね」
と発見・開発した性感帯にキスマークをつけたり、やりたい放題でした。
それから、勿論、おっぱいも吸いました。胸に顔を埋めて「おっぱい飲んでいい?」と訊き、
「好きなだけ飲んでいいよ!」という返事と共にむしゃぶりつきました。
しばらく休ませただけあり、母乳の量と質が最初と同じくらいに回復していました。
おっぱいを吸いながら、旦那さんにも聞こえるように訊きました。
「旦那さんに母乳飲ませたことある?」
「ある、けど……不味いって吐き出されちゃった……」
「勿体無いね。こんなに美味しいのに。旦那さんの分まで僕が吸ってあげるね」
と私は腰遣いを激しくしながら吸い立てました。こりこりの乳首と甘い母乳の組み合わせは絶品でした。
また母乳の出が悪くなるまで吸い続け、そのついでに何度かイカせてから体位を替え、
丸いお尻をバックで突いて波打たせながら、お尻の穴を弄ってあげました。
今度は指に愛液をつけて入口部分を掻き混ぜたのですが、この反応が素晴らしいものでした。
「お尻が感じるの?」と訊くと、呂律の回らない口調で肯定の返事がきました。
なので、これはアヌスもいけるかもしれない、と思い、私は「お尻でエッチしたことある?」と尋ねてみました。
答えは否定でしたが、興味があるかと訊いてみると、こちらは肯定でした。
そこで私は本格的にアナル責めをすることにしました。
「お尻の穴を開発してあげるね」と私が言うと、奥さんは「一杯弄ってっ、気持ち良くしてっ」
と清楚な顔からは想像もつかない下品な答えを返してきました。
愛液を潤滑液代わりにぴっちりと窄まった穴を責め、
肛門の収縮と連動する膣の締まりを堪能しながら奥さんをバックから突き続けました。
奥さんの雌の声を聞きながらお尻を鷲掴みにして腰を叩きつけていく内、私の方も限界に達しました。
「奥さん、もう出ちゃうよ! 中で出していいよね」
「いいっ、出していいよっ、一杯出して!」
「妊娠しちゃうかもよ! 本当にいいの?」
「いいからっ、いいから、出してぇっ!」
「わかった、出すよ! 妊娠して! 僕の子供産んでっ!」
「産む、産みますぅっ……!」
人の奥さんを抱いている時、いつも思うのですが、人間というのは本当にその場の雰囲気で何でもする生き物です。
きっとこの奥さんも、私が色々と策を弄してこういう雰囲気を作らなかったら、こんなことは言わなかったに違いありません。
ともあれ、私はラストスパートに入りました。
- 16 :
- これまでに探り当てた奥さんの弱点を責めて強制的にイカせ、
その際の脈動がもたらす快感に衝き動かされるままに、腰をお尻が歪むほど強く押しつけ、
奥の奥で思う存分精液を排泄しました。
ずるずると崩れ落ちた奥さんの上に体を繋げたまま覆い被さり、
数分ほど射精の余韻を楽しんだ後、私は精液と愛液に塗れたチンポを奥さんの顔の前に差し出しました。
奥さんは躊躇う様子を見せましたが、渋々といった様子で初めてのお掃除フェラをしてくれました。
丁寧に丁寧に舌を這わせ、しゃぶり、吸い上げ、私に言われるがまま、袋を舐め、更には肛門まで舌で綺麗にしてくれました。
旦那さんがまだ通話を切っていなければ、という条件付きでしたが、
旦那さんにも聞こえるように「いいよ、もっと玉を頬張って!」とか
「そうそう、お尻の穴に舌先を押し込むように……」などと声を出しました。
粗方綺麗になったところで、奥さんを先に部屋の風呂へと向かわせました。
奥さんが浴室に消えたのを確認してから、ケータイを拾い上げました。
驚いたことにまだ通話中でした。
旦那さんは二時間近くも私と奥さんの濃厚なセックスの音を聞いていたのです。
受話口からは啜り泣きの声が聞こえてきました。
「もしもし」と私が話しかけると、旦那さんは涙声で訴えてきました。
「俺が悪かったから、E理を返してくれよ……お願いだよ……!」
私は「明後日のチェックアウトまでにはお返ししますから心配しないでください」と事務的に告げて電話を切りました。
後々、良いところで邪魔が入るといけないので、電源も切っておきました。
続いてフロントに電話をかけ、一人宿泊者が増えたので、明後日まで食事を一人分追加してくれるように頼みました。
これは料金を上乗せすることで簡単に話がつきました。
その後、私も奥さんが待つ浴室に向かいました。
そこでは、まずお互いの体を洗い合いましたが、
触れ合っている間に我慢できなくなって一回してしまい、結局、体を二回洗う破目になりました。
風呂から上がって少し経つと、二人分の朝食が運ばれてきました。
運んできた仲居さんは奥さんと私に疑念に満ちた眼差しを向けましたが、特に詮索はしないでくれました。
またその後の状況から考えて、言い触らしもせず秘密を守ってくれたようです。
ボリュームの多い朝食を摂って食欲を満たし、英気を養った後は、もうやることは決まっています。
ちょっと食休みをしたら、浴衣を脱ぎ捨てて布団に直行です。
アナル開発をすることになっていましたから、奥さんには四つん這いになってお尻を掲げて貰って、
バックで突きつつ、まずは指と舌で、指が三本無理なく入るようになるまで解しました。
奥さんが肛門への刺激を性的快感として受け止められるようになるには随分と時間がかかりました。
他の場所への刺激なしで純粋に肛門への刺激だけでイケるようになったのは昼過ぎのことでした。
朝から昼まで休みなく続けたおかげで、
お尻の開発も準備も充分に整っていましたから、私は奥さんを連れて浴室に向かいました。
イチジク浣腸や浣腸器などという便利な代物はありませんでしたから、
シャワーノズルを使って腸内を洗浄しました。奥さんには三回ほどトイレと浴室を往復して貰いました。
お腹の中が綺麗になったら、奥さんのケータイを動画撮影モードにして、セックス開始です。
体位は初心者向きの寝バックでした。
奥さんを浴室の床に敷いたマットの上に俯せに寝かせ、脚を左右に開かせ、
ケータイを奥さんの股間が中央にくる絶妙に位置に置き、
こんな時のために持ち歩いているゴムを装着したら、準備完了です。
柔らかいお尻の肉を割り開き、だらしなく解れた奥さんのお尻にチンポを宛がいました。
奥さんのお尻が緊張したように強張り、穴がきゅっと窄まりました。
「奥さん、大丈夫だよ。もう解れてるから、僕が言った通りにすれば大丈夫だよ」とお尻を撫でながら言いました。
「奥さん、教えた通りにやってねウンチする時みたいにお腹に力を入れて……」と言いながらゆっくりと挿入しました。
私のものが肛門を押し拡げると、奥さんは苦しげに呻きましたが、
穴自体は柔軟に拡がって私を難なく呑み込んでいきました。根元まで押し込むのに時間はかかりませんでした。
お尻を押し潰すように腰を密着させると、奥さんが悪寒を堪えるように体を小刻みに震わせました。
鳥肌も立っていました。
食い千切られそうな締めつけの中、私はゆっくりと前後運動を開始しました。
最初は小刻みに、やがて大きく、腰を押し引きしました。
- 17 :
- 初めの内、奥さんは苦しみに耐えるような呻きを洩らしていましたが、段々と声と体から力が抜け始めました。
太い物に拡げられ、長い物が出し入れされる快感に奥さんが目覚めるまで、然程時間はかかりませんでした。
動きに緩急や浅深をつけてやると、蕩けたように床に伸び、だらしない声を上げ始めました。
それはもう獣じみた凄まじい声で、音の反響しやすい浴室内でしたから、とんでもないものでした。
ケータイの動画を公開できないのが残念でなりません。
私は奥さんの体の下に腕を回して胸を鷲掴みにし、母乳を噴き出させながら、激しく腰を叩きつけました。
肛門の快楽に目覚めた女に遠慮は要らないのです。
奥さんは何度も身を反り返らせて絶頂に達しました。
そのたびにぎゅうぎゅうと穴が引き締まり、私は食い千切られそうな快感に襲われました。
きつく窄まる穴でチンポを扱く快感は病みつきになります。
段々と射精感が込み上げてきたので、私はもう少しでイクかな、というところで一旦チンポを抜きました。
その刺激が強かったのか、奥さんが嬌声を上げてまたイキましたが、そんなものは無視でした。
ゴムを乱暴に取り去り、生のチンポを緩んだ肛門に押し込みました。
初アナルですから、やはり多少危険でも、中出しを決めたいのが男というものです。
私は腸液でぬめるお尻の穴にチンポを突き入れ、なるべく短時間で終えられるよう、
我武者羅に腰を動かし、奥さんの肛門をオナホのように突きまくりました。
奥さんはお尻への刺激が余程心地良いのか、断続的にイキ続け、半ば失神しているようでした。
おかげで、不規則に締めつけてくる穴がとても気持ち良かったです。
私も程無くして絶頂に達し、しっかりとお尻に腰を押しつけ、奥さんのお腹の奥深くに精液を吐き散らしました。
朝から一度も発射せずに溜め込んでおいたおかげか、とても多く、長く出すことができました。
体を繋げて覆い被さったまま余韻を楽しんでいると、脚に生温い感触が広がりました。
ちょっと確認してみると、それは奥さんの股間から流れ出していました。
遂に失神してしまった奥さんが、ついでに失禁もしてしまったのです。
実は危惧していたのは別のことなのでしたが、それはともあれ、場所を浴室に移しておいたのは正解だったと言えます。
まだ硬いままのチンポをゆっくりと引き抜くと、若干腫れ上がった肛門が、空しい収縮を繰り返しました。
私の形に拡張されたまま、口を閉じることもできずに、お腹の奥までを晒していました。
汚らしい水音を立てて少し茶色がかった白濁液が零れ出しました。断続的に「ぶびびっ」と、
まともな神経の女性であれば顔を真っ赤にして恥ずかしがるようないやらしい音が浴室内に響きました。
噴出が収まったところで私は、ケータイの動画撮影を終え、奥さんのお尻の写真を何度か撮りました。
それから、慌ただしく互いの体を洗い、奥さんを布団に寝かせました。一休み、というわけです。
奥さんが寝ている間、私は例によって奥さんのケータイから旦那さんに写メを送りました。
「奥さんの初アナルを貰っちゃいました。奥さん、何かアナルが好きみたいで、動物みたいに凄い声出してましたよ。
おまけに、最後には失神してお漏らしまでしちゃいましたし。
しっかり中出しも決めましたんで、写メを送ります。
動画も撮ったので、後で奥さんのケータイから見てください。
きっと恥ずかしがって見せてくれないでしょうから、何も言わず、こっそりと見るといいですよ」
大体こんな感じのメールです。送ったら、また余計な邪魔が入らない内に、
さっさと電源を切りました。そうして、私も奥さんと一緒に昼寝を始めました。
この後のプレイについては割愛させていただきます。
この日とその翌々日まで私達は一緒にいたのですが、やっていることはこの日のそれと変わりません。
食事と睡眠と排泄以外の時間を全て使ってセックスしていました。
フェラを仕込んでみたり、ソープ並みのマットプレイを仕込んでみたり、とあれこれ調教もしましたが、
どれも敢えて詳しく書く必要のあるほどのものではありません。
出会いから別れまでの四日間弱の間に、
素人の奥様が、講習を受けて何人か客を取った駆け出しの泡姫くらいになった、とだけ書いておきます。
さて、それでは、四日目の朝、チェックアウトの日のことを書いて終わりにしたいと思います。
この旅館のチェックアウトは朝の九時から十一時までの間に済ませることになっていました。
ですから、私は十時過ぎまで奥さんの肉体を味わいました。
- 18 :
- 私の精液で泡立っているオマンコを騎乗位で突き上げながら、旦那さんに電話をしました。
旦那さんはすぐに出ましたが、余程精神的に追い詰められているようで、
開口一番に「お願いだよ、E理を返してくれよ……!」と憔悴しきった声で言いました。
「今、丁度奥さんとエッチしてるところなんですよ。声、聞こえるでしょ。
騎乗位でね、腰を一杯振って貰ってるんですよ。大きなおっぱいが凄くやらしく揺れてて圧巻ですね。
こんな凄いのを持ってるのに、女として見られないなんて、Y田さん、病気なんじゃないですか」
「そんなのいいから……! いいから、早くE理を返せ!」
「ええ、もうそろそろチェックアウトですからね。もう一発か二発出したらお返ししますよ。
旅館の近くに、○○というラブホテルがあるでしょう。
タクシーなら五分かそこらですから、今すぐそのフロントまで来てください」
これは帰り際に私が旦那さんと鉢合わせして修羅場になるのを防ぐための措置です。
旦那さんが間抜けにも誰もいないラブホテルに出向いている間に、
私は手続を終えて一足早くチェックアウトを済ませて逃げる、という寸法です。
なお、奥さんには「旦那さんが、同じ旅館でやられると気分が悪いからラブホテルでやってくれって言ってたけど、
面倒だから、ラブホに行ったことにしておこうね」と口裏を合わせるように頼んで了承を得ていました。
「わ、わかった、○○だな! すぐ行く、すぐ行くから、お願いだから、
もうE理に何もしないでくれ……! 俺の嫁なんだよ! 頼むよ!」
私は無言で電話を切って電源を切り、奥さんとの最後の一発に集中しました。
これが最後だと思うと、正直に言って少し飽きがきていた体も、とても美味しく感じられました。
たっぷり時間をかけて、体位を何度も替えて、じっくりと味わい尽くし、体の奥底にその日の濃厚な一番搾りを注ぎ込みました。
こうして最後のセックスを終えたつもりだったのですが、
シャワーを浴びている内にむらむらと来てしまい、ついつい浴室でもう一回してしまいました。
そのせいで、風呂から上がった頃には十時半を回っていました。
でも、逆に言えば、これだけ時間が経っていれば、
いくら何でも旦那さんは出発しているに違いありませんから、より確実性が増したと言えます。
浴衣から普段着に着替えて部屋を出る直前、私は最後に確認のために旦那さんに電話をかけました。
「もしもし、今どこですか」
「○○のフロントだ! おい、いつまで待たせるんだ! 早くE理を返せ、この糞野郎!」
「あ、それなんですけど……すみません、Y田さん。
ラブホでやれって言われてましたけど、実は面倒なんで、旅館の僕の部屋でやってたんですよ」
私のネタばらしを聞いた旦那さんは狂ったような喚き声を上げていました。
もうほとんど意味のわからない、動物の鳴き声のような凄まじい声でした。
発狂してしまったのではないか、と少し心配になってしまったほどです。
ただ、そうなってしまった気持ちはわかります。
強引に一部屋一部屋探すなり、フロントに捻じ込むなりすれば奥さんを発見できた可能性が高いのですから。
人間は「できたはずなのにできなかった」時に酷く自分を責めるものです。
私は恐ろしい喚き声を聞き流しながら電話を切って奥さんにケータイを返し、
そのまま別れてチェックアウトを済ませました。
Y田ご夫妻のその後については何も知りません。
前も後ろも私のサイズに拡張されて本当の意味で「ガバガバ」になってしまった上、
今までの性体験を根底から覆すような経験をしてしまった妻を、
元の通りに愛せる夫はなかなかいないでしょうから、
多分、破局かそれに近い状態になったのではないかと思います。
でもそれは所詮、推測の域を出ません。私はこれ以後、この二人とは一度も会っていません。
名前と年齢と大まかな住所とを聞いていましたから、捜そうと思えば捜せないこともないのですが、
旅先での思い出、一期一会の出会いですから、あまり執着するのは野暮というものです。
それに、私は人妻に不自由する身ではありません。
現に今も、最近手に入れた奥様との約束があるので、張り切って精液を溜めているところです。
一度の出会いで全部食べてしまわなければ、とがっついて食べ散らかした残飯のような奥様をわざわざ捜す気にはなれません。
今回の報告は以上です。
追記
ハメ撮り動画や写メを公開して欲しいとのご要望をいくつもいただきましたが、
本人の承諾を得ることが事実上不可能なため、見合わせていただきたく思います。
- 19 :
- 投下終わり。
- 20 :
- スゲぇなっ
- 21 :
- >>19
乙!!
毎度エロいなぁw
ところで熟女スレの方でエロゲの話が出てたけど
波の間に間にとかもお勧め
- 22 :
- >>19
うおお、すげえGJ! 良かったー
- 23 :
- 新作はしばらく弾切れだが、即回避のために、過去の投下作品を転載する。
保守代わりや山の賑わいだと思って容赦してくれ。
以下、属性、ジャンル、シチュ等。
人妻 寝取られ AV撮影 黒人男
では投下始め。
- 24 :
- 「妻と黒人男優」
一
最近、週末に妻がよく出かける。少し前にとても気の合う友人が出来たらしく、
その温泉に詳しいという女友達と毎週のように一泊二日の温泉旅行に出かけるのだ。
真面目な妻の月に一回程度の楽しみならば俺も文句は言わない。黙って一人寂しく週末を過ごしてやる。
しかし、毎週末となると、流石に容認はできない。
ここ最近は忙しくてろくに話す暇もなかったが、明日、妻が帰ってきたら、ちょっと説教をしてやらねばなるまい。
温泉のおかげか肌の色艶が増し、全体的に色っぽくなってきたことはいいとしても、俺がそれに触れられないのでは意味がない。
それにしても、性欲を持て余す。
仕事が忙しくてずっとお預けだった分を今日こそは、と思っていたのに、またすっぽかされてしまった。
発散するつもりでいた分、放置された衝撃は大きい。とても収まりがつかない。
仕方がない。妻のいる身でこんなことをするのも情けない話だが、
かつて恋人で今は愛人となった右手に処理して貰うとしよう。結婚生活を始めてから四年目、初めての浮気だ。
PCを立ち上げ、素人人妻物の無修正動画の配信元として定評のある「ズコバコママ」のサイトを開く。
結婚前によく夜のお供を探すのに使っていたサイトだ。
ここのサイトを開くのも、ここのアカウントを使うのも、どちらも四年ぶりだ。
やはり四年も経つと大分様変わりするもので、昔はただ人妻物の動画を無造作に並べていただけだったが、
今ではテーマや企画、女優の年齢、プレイ内容などによって細かくカテゴライズされている。
ふと、「黒人のチンポをねだる人妻達」という企画ページのリンクが目に入った。
遂にここも黒人に手を出すようになったか、と思いつつ、物珍しさからリンクを開く。
リンク先にはざっと三十本以上もの動画が並んでいたが、驚いたことに、女優はほんの四、五人程度だった。
一人が連続で五回も六回も出ているのだ。選択画面に出ている大雑把な解説文を読むと、
「忘れられなくなった」り「癖になっちゃった」りしたとのことだ。
また、各動画のダウンロード画面へのリンクを開いて詳細な説明を見てみると、
どうも各動画は「お泊まり」で撮影されているらしく、
最初の「前編」、休憩を挟んだ「夜編」、翌朝の「後編」の三部構成が基本のようだ。
各女優はこのお泊まりを二回以上繰り返している計算になる。
なかなかユニークな企画であるように思える。
素人人妻という設定になっている女優達が屈強な黒人にひいひい啼かされるというのはなかなか悪くない。
一本くらいは試してもいいだろう。
「最新作はこちら」のリンクを踏み、最新作のダウンロード画面を見て凍りつく。
最新作の女優は「本庄加奈子 26歳」とあるが、その下の目線入りの顔写真が、妻によく似ているのだ。
その下にある目線のない小さなサンプル画像に写っている顔に至っては、妻と瓜二つだ。
まさか、そんなはずがない。あの真面目な妻がAVに出ているなんて、そんなことがあるわけがないのだ。
大体、こういう「素人物」に出ているのが本当に素人であることは滅多にない。
大概は風俗店などから引っ張ってきたセミプロかプロを素人と言い張っているだけだ。
だからこれが本物の素人である妻のはずがないのだ。
確かめねばならない。解説文など無視し、早速ダウンロードする。
光回線が大容量の動画をダウンロードするほんの数分程度が酷くもどかしい。俺は早く妻の無実を確かめたいのだ。
ダウンロードが終わった。日頃の習慣でウィルスチェックをかけた後、急いで動画を再生する。
画面全体にメディアプレーヤーの窓が広がった。
少しの間を置き、再生が始まった。
ズコバコママのタイトルロゴや女優の名前紹介は早送りで飛ばし、本編へと進む。
「……マジかよ」
画面中央に現れた女優を見て胃の辺りが冷たくなった。
ソファーに座って落ち着きなく画面――カメラを見つめているのは、どこからどう見ても俺の妻、田中由美だ。
肩にかかる程度の黒い髪、大人しそうな顔、すっぴんかと思うほど薄い化粧、
右目の泣き黒子、俺が数日に一度は見る地味な服装、どれを取っても妻そのものだ。他人の空似などではない。
だが、もしこれが本当に妻だとしたら、
そうだとしたら、妻は俺の知らないところでAVに出ていたということになる。
もしかして――考えたくないことだが――最近の妻の頻繁な外出は。そして、妻が急に艶っぽくなってきた理由は。
- 25 :
- 口の中がからからに乾いてきた。
画面では定番のインタビューシーンが始まっていた。
スピーカーから声が響いたので慌ててイヤホンに切り替える。
「……名前は本庄加奈子です」
妻が緊張に強張った顔で名乗った。
「失礼ですが、お歳を窺ってもよろしいでしょうか」
「……二十六歳、です」
「二十六歳! お若いですねえ。いや、二重の意味で。二十六歳っていうのがまずお若いですし、
外見もとても二十六には……二十歳だって言っても通用しますよ」
「やだ、お世辞ですよね、それ」
調子の良いことを言う禿げ頭のインタビュアー――この禿げ親父、
まだこれをやっていたのか――に妻が頬を緩めた。そうだ、この微笑はどう見ても妻だ。
「お世辞じゃないですよ。加奈子さん、凄い美人ですし」
凄い美人は言い過ぎだが、美人であることは間違いない。
少なくとも、素人物でこのレベルが出てきたら大当たり、というくらいのレベルではあるはずだ。
「仕事じゃなくてプライベートでお逢いしたかったですよ。あ、でも、ご結婚されてるんでしたよね?」
「……はい」
「それじゃ、個人的に逢っちゃったらまずいですねえ。ご結婚されて何年ですか?」
「えっと……四年と少し、です」
「あらら、じゃあ、そろそろ早めの倦怠期って時期ですねえ。
旦那さんには何て言って来たんですか? お泊まりは結構きついでしょう」
「女友達と温泉に行くって……」
頭を殴られたような気分になった。俺は今まで騙されていたのか。
そういえば、妻は毎週のように泊まりで旅行に出かけていた。
まさか、他の女優と同じく、出演はこれ一本ではなく、毎週のように撮影に行っていたとでも言うのか。
「ところで奥さん、今日は何で来てくださったんですか?」
「それはちょっと……恥ずかしいです……言わなきゃ駄目ですか?」
「それは言ってくれないと。画面の向こうでチンポ握ってお客さんが待ってますよ」
男の下品な笑い声が響いた。
「……あ、あの……がしたくて……」
「え? 何ですって? 聞こえませんよ?」
「こ、黒人さんと、エ、エッチがしたくて……」
一気に血の気が引いた。まさか。まさかまさかまさか。
確かに「黒人のチンポをねだる人妻達」だが、まさか、そんなことがあっていいはずがない。
「ああもう、顔真っ赤にしちゃって奥さん可愛いなあ。奥さん、黒人とエッチしたくてAVなんて……
そんなに溜まっちゃってたんですか? 旦那さんが相手にしてくれないとか」
「そういうことではないんですけどぉ……」
「溜まっちゃったわけでもないのに黒人とAV? 凄いな、この奥さん。
でも、エッチしたいだけなら、もっと手近で済ませるとか、出会い系とか、色々あったでしょうに」
「……男の人を誘うの、怖いですし、出会い系もちょっと……怖い人がいたら嫌ですし……」
「それでAV?」
「……ちゃんとした会社なら、危ないこともないかな、って思って……
それに、黒人さんとなんて、どこで知り合えばいいか……」
「はいはい、大丈夫ですよ。うちは優良サイトですからね。安心安全の快適オナニーライフを保証してます。
人妻さんにも凄いエッチな時間を過ごして貰います。保証します。
ところで、男性経験の方、お伺いしてもよろしいでしょうか?」
妻が黙って指を一本立てた。
「え? 一人? 奥さん、もしかして、旦那さんとしかしたことないんですか?」
妻が再び頷いた。
そうだ。妻は結婚初夜に俺に抱かれるまで処女だった。その身持ちの固い妻がなぜこんな物に出ているのだ。
「旦那さんとしかしたことないのにこんなのに出ちゃうなんて、いけない奥さんですねえ」
「そ、それは言わないで……」
「ああ、ごめんなさい。それは言わないお約束って奴ですよねえ……
まあ、お喋りはこのくらいにしときましょうか。画面の前でお客さん苛々してる頃だと思いますんでね。
いえね、アンケートなんかでも、あの禿げ親父、インタビューが長くて鬱陶しいなんてお言葉をいただいたりしちゃってまして」
- 26 :
- 何がおかしいのか男が再び笑う。一頻り笑った後、男が画面外に向かって手招きした。
「ヘイ、ボブ!」
「ハイ、ヨシダサーン、ボク、ヨンダデスカー?」
画面外から現れたのはパンツ一丁の黒人だった。プロレスラーのような体格の屈強な巨漢で、
大きいのは体だけではないらしく、ボクサーパンツの前はぱんぱんに膨れ上がっていた。
この連中はこれで俺の妻の体を弄ぼうというのか。
「奥さん、どうです、奥さん御所望の黒人ですよ。名前はボブくんです。ほら、ボブ、ご挨拶して」
「オーウ、オクサーン、ハジメマシテー、ボク、ボブッテ、イーマス。
ミスター・ボブ? ノーノー。ボブサン? コレモノーノーノー。プリーズコールミー、ボブ。
ボブッテヨンデクダサーイ。オクサン、ビジンデスネー、オクサントエッチデキテ、ボク、ウレシーデース。
オナマエ、ナンテ、イーマスカ?」
「あ、あの……えっと……」
戸惑う妻の視線はボブとやらの顔と筋肉と股間を往復している。
「ボブ、奥さん困ってるじゃないか。そんなにがっついちゃ駄目だって」
「アー、ゴメンナサーイ、ヨシダサーン」
愛嬌のある仕草で黒人がヨシダとやらに頭を下げる。テレビに出てくる馬鹿外人のように親しみの持てる黒人だ。
それだけに腹立たしい。いかにも悪そうな奴ならそれはそれで、
性格が良さそうな奴でもそれはそれで、全く別方向に腹が立つ。由美は俺の妻だ。
「ボブ、この奥さんは、本庄加奈子さん。本庄加奈子。オーケー?」
「オーウ、アイシー、オーケイオーケイ。ホンジョーカナコサーン、デスネー?」
「そうそう。加奈子さーんですよー」と頷き、禿げた男が画面に向かって語りかけてきた。「さて、画面の向こう側でチンポ握って待ってらっしゃるお客さん。
今回初出演の加奈子さんには、我がズコバコママが誇る黒人男優、ボブくんと絡んで貰います。
え? 旦那さんとしか経験がない奥さんにいきなり黒人チンポなんて鬼畜じゃないかって?
それがですね、お客さん! さっきも言った通り、このスケベな奥さんご本人のご希望なんです!
この奥さん、清純そうな顔して、黒人の黒チンポが食べたくてしょうがないんです!
ですよね、奥さん?」
妻が画面から顔を背けるようにして小さく頷いた。
にたりと笑い、禿げ親父が訊く。
「一体どうして黒人チンポが欲しくなっちゃったんです?」
「……インターネットで見た人のが……凄くおっきくて、興味が……目に焼きついて忘れられなくなっちゃって……」
聞きたくない。俺の妻はそんなことを言わない。そんなことを言うはずがないのだ。
こんな淫乱女のような理由を聞かされるくらいならば、まだ遊ぶ金や借金返済のためとか、
俺への当てつけのためとか、そんな理由の方がまだましだ。
こんな、単なるスケベ心でのAV出演に比べれば、他の何だってましに決まっている。
これは台本があるのだ。そうに違いない。言わされているのだ。
本当は何かもっともな理由があるに違いない。そうでなければならないのだ。
「ほうほう、オナニーのオカズ探してる時に黒人チンポ見ちゃって自分でも試したくなっちゃったと。
スケベな奥さんですねえ。でも、喜んでください、奥さん!
今日、その欲しくて欲しくてしょうがなかった黒人チンポが目の前にあるんですよ!
たっぷり気持ち良くなってくださいね! それじゃあ、画面の前でチンポ握りながら、
この禿げさっさと消えろ、なんて思ってらっしゃる皆様、お待たせしました!
ここからは若妻加奈子さんとズコバコママのエース、ボブの濃厚ねっとりエッチの始まりです。
チンポを握ってお待ちください」
妙にテンションの高い口上の後、禿げ親父が画面外に消えた。
黒人と妻が――少なくとも画面に映っている中では――二人きりになった。
黒人が妻をじっと見つめる。二人が間近に並ぶと、大人と子供ほどの、犯罪的とまで言える体格差が強調された。
スレンダーな妻が華奢な中学生のように見える。また、真っ黒な黒人が並ぶことで、妻の色白さが本来以上に強調される。
これから妻がこの黒い巨人に犯されるのか、
このパンツの上からもわかる大きなもので貫かれるのか――既に犯され、
貫かれた後だということは承知しているが――思わず生唾を呑んでしまい、直後、愕然とした。
俺は今、何を考えたのだ。妻がこの黒人に抱かれるところを見たいと思ったのか。
俺の衝撃とは無関係に映像は進んでいく。
黒人が妻を抱き寄せた。妻は大きな腕の中にすっぽりと包まれてしまった。
- 27 :
- 「マズハキッスカラデスヨー」
黒人が言うと、カメラが二人の顔の間辺りに寄った。
「イキマース」
黒人は妻の返事も待たずに顔にむしゃぶりつき、大型犬が飼い主の顔を舐め回すような勢いで妻の唇を奪った。
タラコのような唇が妻の薄い唇に覆い被さり、ナマコのような舌が妻の小さな口の中に押し入る。
苦しげに顔を顰める妻に構わず、黒人は妻を抱き竦め、顔の角度を小刻みに変えて口の中を舐め回している。
する内、段々と妻の反応が変わってきた。
最初は苦しげだったのが、次第に慣れてきたのか、積極的に舌を絡めていくのが見えた。
カメラが一旦絡み合う口元を離れ、下へと下がっていく。
そこでは黒人が妻のスカートを捲り上げ、ベージュ色の勝負下着――見せて貰ったことがある――ごと、
妻の小ぶりな尻を鷲掴みにして揉んでいた。くすぐったそうに小さな尻が逃げ回るが、黒人の手がそれを許さない。
五分にも亘る長いキスの後、黒人がようやく妻を解放した。
「カナコサーン、フク、ヌイデクダサイネー」
アップになった妻の顔は熱に浮かされたように火照っていた。口元は涎で汚れて濡れ光っている。
妻の口の中で一体どんなおぞましいことが起こったのか、想像するのも恐ろしい。
「カナコサーン?」
「あ、は、はい……」
まだどこか夢見心地の顔のまま、妻が服に手をかける。
カメラが引き、妻の全身が画面中央に収まる。黒人がさりげなく画面の端に移動する。
妻は周囲を気にする素振りを見せながら、一枚一枚服を脱ぎ捨てていく。
スカートを下ろし、上着を脱ぎ、シャツを脱ぐ。下着姿になったところで停まった。
「ランジェリーモイッチャッテクダサーイ」
黒人の指示を受け、震える手でブラジャーのホックを外し、パンツを下ろした。股間に黒い物がちらりと見えた。
「ノーノーノー、カクシチャダメヨ、カナコサーン」
画面の端で黒人が、手で胸と股間を隠す妻に、身振り手振りを交えて体を晒すように要求する。
カメラが再び妻を中央に置いて接近した。
妻は頬を赤らめ、恥じらいを見せつつ、手を下ろした。
黒人が口笛を吹いた。
「カナコサーン、トッテモ、トテモ、キレーデース。スレンダーナンデスネー。ヨクミセテクダサーイ」
「は、恥ずかしい……」
身を強張らせて胸と股間を隠そうとするのを黒人が制す。
「ノーノー、ソンナキレーナカラダ、カクシチャダメデスヨー。
サッ、ソコノソファーニスワッテクダサーイ」
「で、でも……はい」
「オーケイオーケイ、イーデスヨー」
恥ずかしげに体を晒しながら――その恥じらいが残っているのならどうしてこんな物に出たのだ――指示されたソファに妻が座る。
黒人がその隣に腰を下ろし、馴れ馴れしく肩に腕を回した。
びくりと怯えたように震えた妻を抱き寄せ、再び濃厚なキスを交わす。
激しく口を押し付け合う二人の口元から唾液が滴り落ちる。
口を離し、再び夢見心地となった風の妻の小ぶりだが形の良い胸を黒人の大きな手が掴む。
「あんっ」
妻が体を捩るが、黒人の力には叶わない。抱き寄せられたまま、胸を揉まれる。
「カナコサーンノオッパイ、ベリーベリープリティデスネー。
スベスベー、ヤワラカーイ、イーオッパーイ、ダンナサーンガウラヤマシーデスヨー」
黒人が顔を下にずらしていき、妻の胸元に顔を埋めた。
揉んでいない方の胸を口で愛撫しているが、大きな口で胸を頬張っているようにしか見えない。
妻が上気した顔で喘ぎながら黒人の頭を抱き、胸を押し付ける。
胸を頬張る一方、黒人の手は妻の股間に伸びていた。
黒人の手が股間に滑り込んだ瞬間、妻が驚いたような声を上げて脚を閉じるが、
黒人は意に介す風もなく、股間で手を蠢かせている。
少しずつ妻の体から力が抜けていき、脚が小さく開かれる。
黒人の手の動きが激しくなり、妻の声の艶が増していくが、
もうじき妻がイク――俺にはその瞬間がわかる――というところで手が停まった。
腹立たしいことに、あの黒人もまた、妻の性感を見抜きつつあるのだ。
「ど、どうして……」
妻が不満と欲望の混ざった声で黒人を切なげに見る。
- 28 :
- 「イーカライーカラ、ボクニマカセテー、ネー?」
「あ、そ、それは……や、恥ずかしいです……」
黒人が床に下り、妻の脚を持ち上げ、開かせた。ソファーの上でM字開脚をさせたのだ。
妻の全てが――俺だけが知っていたはずの何もかもが――ソファーの上でカメラに収められてしまった。
カメラが開かれた脚の中心部へと近寄っていく。陰毛に覆われ、愛液を滴らせる肉の穴が露わとなった。
「カナコサーンノプッシー、モジャーモジャーノビショビショーデスネー」
妻の陰毛が濃いのも、妻が取り分け濡れやすいのも、どちらも事実だ。秘められていた事実だ。
俺しか知っていてはいけない秘密だったのだ。この時までは。
今、この秘密を知っている男は、俺以外に何百人――何千人、何万人いるのだろう。
「や、やですぅ……そんなところ、見ないでください……」
「ゴメンナサーイ、オワビニ、イーコトシテアゲマース」
そう答えるなり、黒人が妻の股間に顔を埋めた。
直後、餌を貪る猛獣のように黒人が顔を動かし、同時に、妻が啜り泣くような甘い声を上げて体を震わせ始めた。
しかし、やはりと言うのか、妻がイク寸前に黒人は顔を離した。
再び妻が切ない欲望の視線を黒人に向ける。
黒人は立ち上がり、妻の手を取った。
「え……?」
「カナコサーン、サッキカラー、ボクバッカリシテマース。カナコサーンモ、ボクヲー、キモチヨークシテクダサーイ」
そのままボクサーパンツの膨らみに触れさせる。
妻は戸惑いつつも、どこか嬉しそうにしながら、その手を離そうとしない。
あの台本があるとしか思えない――そうとしか思いたくない――卑猥な台詞は、真実だったのだろうか。
「えっ、あっ、こ、これって……」
「ボクノー、コック、オチンチンデスヨー。カナコサーンノダイコーブツー。ボクノコトモ、キモチーヨクシテクーダサイ」
黒人は股間のものに触れさせた妻の手を上から押さえ、布の中に潜む怪物を押し付けた。
「ど、どうすればいいんですか?」
「ソーネー、マズー、パンツヌガセテクダサーイ。
ソレカラー、テヤー、オクチデー、シコシコー、ペロペロー、シテクダサーイ」
「わかりました……脱がせますね」
「オネガイシマース」
ソファーから下りた妻がパンツに手をかける。カメラが妻の顔と黒人の股間にズームする。
期待に満ちた熱い眼差しを股間に向ける妻の顔がアップになった。
妻がゆっくりとパンツをずり下ろす。
「わぁっ……!」
パンツを半ばまで下ろし、黒い根元が顔を出した瞬間、妻の顔が驚きと喜びに輝いた。
妻はきっと期待通りか、期待以上のものを見つけたのだ。
そこから先は、パンツを完全に下ろすまでの間、ずっと熱い視線を目の前で揺れる黒い肉塊に注いでいた。
「カナコサーン、ボクノ、オチンチーン、ズットミテマスケドー、キニーイッテ、クレーマシタカー?」
「あっ、えっ、えっと……はい……」
動揺した風に視線を泳がせた妻だったが、最終的にはまた視線を股間に戻し、頷いた。
まさか自分の妻が俺以外の男の股間に見蕩れる姿を見る日が来るとは思っていなかった。
「オー、ウレシーネー、コノママー、ペロペロ――オー、イケマセーンデシタ!
コレー、キカナイト、ヨシダサーンニ、オコラレチャイマース。
ズットホシカッタ、ブラックノオチンチンハー、ドーデスカ?」
「あ、う……えと……お、おっきくて、素敵です……」
妻は恥ずかしそうに、しかし、うっとりと巨大な肉を眺めた。
「オーウ、ホメテモラッテ、ウレシーデース。
ジャー、ダンナサーントボク、ドッチガー、オチンチン、オッキーデスカー?」
比べるまでもないのだから、わざわざ敗者に鞭打つような真似をしないで欲しい、
と思うのは俺が比較対象だからだろう。俺が普通の視聴者なら、ここは興奮するところだ。
「そ、そんなの……ボブさんのに――」
「ノーノーノー! ノー、ボブサーン。プリーズコールミー、ボブ。ボブトヨンデクダサーイ」
「ボ、ボブ?」
「オーケイ、グッドデスヨー、カナコサーン。ソレデ、オチンチン、ドッチガ、オッキーデスカ?」
「ボ、ボブのおちんちんの方が……あの人よりお、大きいです……」
恥ずかしげに顔を覆いながら答える。
「ドッチガー、スキソーデスカー?」
「え、えと……あの……こっち……」
妻が選んだのは黒人の逞しい肉の棒だった。
- 29 :
- 「オー、ヨカッター。オンナノヒト、オッキナオチンチンダイスキー。
カナコサーンモ、ダイスキー。コレデ、カナコサン、キモチヨクナリマスネー、ヨカッタネー。
ソレジャー、カナコサーン、ボクノオチンチン、ペロペロシコシコシテクダサーイ」
黒人が腰を突き出した。まだ勃起していないにも関わらず、
勃起時の俺を軽々と超える質量を持つ股間の凶器が、妻の顔に押しつけられる。
妻の顔が他の男のもので汚されていく。
しかし妻はそれを撥ね退けるでもなく、うっとりと甘受している。
両手で竿を掴み、信じられないほど素晴らしいものを見るような視線を注ぎ、慈しむように撫で回している。
それから、大きく口を開け、ゆっくりとその赤味がかった黒に染まった先端部に唇を近づけていく。
目一杯まで口を開け、グロテスクなものを口の中に収めていく。
黒人のものは順調に口の中を突き進むかと思われたが、頭が入った辺りで停まった。
妻が苦しげに、何かを懇願するような目で見上げる。
妻の頭を撫でながら黒人が頷く。
「イーヨー、ハイルトコロマデデー、イーヨー。ムリスルノハ、ノー、ノーダヨー」
妻が安心したように微笑み、自分の顔よりも長い、硬くなり始めた肉の塊への情熱的な奉仕を始める。
小さな口は頭の部分を一生懸命に頬張り、恐らくは中で舌を躍らせているのだろう。
小さな手の片方は自分の手首ほどもある竿を握って扱き、
もう一方の手は野球ボールのような陰嚢を優しく撫でつつ揉んでいる。
いつも俺にしているのと同じ、否、それ以上に丁寧な愛撫のように見えるのは気のせいだろうか。
「オーウ、カナコサーン、トッテモ、トッテモジョーズヨー。イツモー、ダンナサーンニシテアゲテルノ?」
口を離し、唾液の滴る口で妻が答える。
「……はい、あの人にも、いつもこうやって……」
それから、一秒でも口を離していたくないとでも言うかのように、恐ろしい肉の棒に口をつけた。
「オーウ、キモチイイデース。デモー、ツギハー、ボール、タマタマノホーモオネガイシマース。
タマタマモー、ペロペロモミモミシテクダサーイ」
妻は名残惜しげに口を離し、そのまま黒い肉の棒に頬擦りしながら顔を下げていき、下から大きな袋に口を寄せた。
まるで黒人の大きなものを顔で受け止め、支えているかのような光景だった。
袋を頬張り、或いは舐め回す妻の顔がアップになる。
丹念に、袋の皺の一筋一筋を清めるように、慈しみを籠めて頑張っている。
「カナコサーン、タマタマペロペロ、ジョーズデスネー。
イーデスヨー、デモー、オチンチンノコトモー、ワスレナーイデアゲテクダサーイ」
黒人の大きな手に頭を撫でられながら、妻が従順に、しかしながら主体性を持って黒人の股間への奉仕を続ける。
たっぷり十分間ほども、妻は黒人の股間で顔を動かしていた。
十数分後、黒人が妻の動きを制した。
「カナコサーン、ペロペロハモーイーデース」
妻は物足りない様子で口を離した。直前まで吸いついていた黒々とした袋から唾液の糸が伸びる。
カメラが黒人の股間にズームし、唾液でべとべとになった竿と袋を映した。
「ベッドイキマショー」
「ひゃあっ!」
黒人は妻を軽々と抱き上げてベッドへと運んだ。
そのまま妻をベッドに押し倒して覆い被さり、唇を貪ろうとした。
二人の顔がアップになった。
妻が顔を背けた。
「い、今、お口、汚れてますから……」
「イーカラ、イーカラ、キニシナーイ。ボクハー、キニシナイヨー、カナコサーン、キレーデカワイーカラ、キッスシタイデース。ダメーデスカー?」
妻は恋する少女のように頬を赤らめた。目を閉じ、口を僅かに開けることで答える。
黒人の無骨な唇がその可憐な唇に襲いかかり、暴風のように襲いかかり、蹂躙し、貪り尽くした。
黒人が口を離すと、黒人の口から妻の口に唾液が滴り落ちた。
妻はうっとりとそれを受け止め、飲み下した。余程気を許した相手でなければそんなことはできないだろうに。
最早、体だけの付き合いではないのか。それとも、体だけでそこまで変えられてしまったのか。
「カナコサーンガホシガッテター、ブラックノオチンチン、アゲルヨー。イーデスネー?」
黒人がその柔らかくしなる黒い棒を妻の濡れた股間に叩きつける。
まるで淫売を扱うような態度だが、妻は気を悪くする風もない。
むしろそれでますます興奮を高めているかのようだった。
妻が頷くと、黒人は赤味がかった黒色の先端を押しつけると、その結合寸前の場所がアップになった。
- 30 :
- 黒人は下準備でもするかのようにぐりぐりと黒い肉塊をしならせ始めた。
妻の体が怯えたように震えた。
黒人が安心させるように妻の華奢な太腿を撫でた。
「ダイジョーブヨー、ブラックノオチンチン、セカイイチイーオチンチンデース。
ホワイトナンカニマケマセーン。イエローナンテメジャナイデース。
ベリーベリービッグダカラー、オンナノコ、キモチイー。
デモー、ベリーベリーソフトダカラー、オンナノコ、イタクナーイ。ダカラー、アンシンシテヨー、カナコサーン」
そう言いつつ、押しつけ、馴染ませるように動かす続ける。しばらく続けてから、黒人が告げた。
「ジャー、コンドコソ、イクヨー」
黒人がゆっくりと腰を進めた。しなりながらも太く逞しい黒棒が妻の小さな肉の穴を侵略していく。
妻の体が黒人を受け容れていく様をカメラが接写している。
妻の体は愛液を瑞々しく滴らせ、悦んでいた。そこに痛みはなく、快さだけがあるかのようだった。
「オー、カナコサーン、カナコサーンノナカー、ヨクシマッテー、キモチーデスヨー。
ヤッパーリ、ヤマトナデシコー、サイコーデース!」
「あっ、ひっ、あっ、あぁっ、あっ、んっ……!」
「カナコサーン? ブラックノオチンチンノー、カンソー、キカセテクダサーイ!」
「あひぅっ……す、凄いですぅっ! お、お腹の中、い、一杯でっ、そ、それなのにっ、
ぜ、全然、痛くないんですぅっ、き、気持ち良いっ、もっと、もっと擦ってぇっ!」
「オーウ、ノリノリデースネー! ボクモ、ガンバリマース!」
黒人が妻の小さな体に覆い被さり、しっかりとしがみついた状態で、
ベッドのスプリングさえも利用して大きく激しく腰を振り始めた。
肉が激しくぶつかる音が響く。あれでは快楽ではなく苦痛しかないのではないかとも思ったが、
妻の声は純然たる嬌声、俺の下で上げていたものと同種の、それでありながら遥かに強いそれだった。
或いは、しなやかに形を変える黒人のものを受け容れるのであれば、
あれくらい激しくしても何の問題もなく、むしろそうした方がより強い快感を得られるのかもしれない。
妻の声が高まっていく中、汗だくになった黒人が腰の動きを変えた。
獣のように責め立てる動きが一転、優しく焦らし、高め上げるようなものへと変わる。
カメラが移動し、正常位で抱き合う二人を後ろから、つまり結合部を重点的に映し始めた。
画面の中央に白と黒の尻が重なり合い、黒く逞しいものが白い肉の中に打ち込まれている様子が、
黒い棒が白い肉から小刻みに出入りする様が、
そして縮こまってなお野球ボール並みの大きさのある巨大な黒い袋が白い尻に当たって柔らかく形を変える様が、
はっきりと見えた。また、画質が良過ぎることと、白と黒のコントラストのせいで、
中から顔を出した黒い棒に快楽に狂う女が分泌する白い愛液が纏わりついているのが見えた。
腰を密着させ、時に小刻みに突き、時にねっとりと捏ね回す。
黒人特有の柔軟な筋肉によってのみ可能となるあの絶妙の腰遣いが妻を責め立てていき、
妻は常に何らかの形で声を上げていた。勿論、快楽の声だ。そこに苦痛は欠片もないようだった。
黒人が腰を激しく動かして再び責め立てると、妻が遂に昇り詰めた。
甲高い声を上げて黒人の逞しい腰に脚を絡め、体を震わせた。
黒人が「オーウ」と心地良さそうな声を漏らし、上体を起こす。
すかさずカメラが痙攣する妻の体と顔を映し、妻の腹筋がひくひくと震える様と、
妻が蕩けた顔で茫然とカメラを見返す様子とを収めた。
黒人は妻の強烈な締めつけを味わいながら、妻の小ぶりな胸を弄び、震える腹筋を撫で回した。
妻が落ち着いたのを待っていたらしく、妻が落ち着くと、
黒人はゆっくりと妻の背に腕を回し、軽々と持ち上げ、膝の上に乗せた。
黒棒が深く刺さったためか、妻が悩ましげな吐息を漏らす。
「コンドハ、コノカッコーデ、ヤリママスヨー。シッカーリト、ツカマッテクダサーイ。
オウ、デモ、カナコサーンモ、コシツカッテイーデスヨー。イッショニ、キモチヨークナリマショー」
黒人が腰を揺すり、妻の尻を抱えて上下に動かし始める。
妻は黒人の腰に脚を回し、首に腕をかけてその動きに協力し、時には自らも腰をくねらせ、快楽を貪り始めた。
二人はしばらく対面座位で楽しんでいた、やがて黒人が後ろにゆっくりと上体を倒した。騎乗位へと移行したのだ。
- 31 :
- 「カナコサーン、ウゴイテクダサーイ」
妻は黒人の筋肉で盛り上がった胸板に手を突いた。
腰を前後左右に滑らせ、或いは上下に動かし、黒人の体から突き出した肉の杭を絞り上げていく。
黒人は妻の名器――俺だけが知る名器だったのだ――が余程心地良いのか、
「オウ」だの「イェア」だのと声を出し、妻の体を撫で回している。
妻は黒人の上で腰を振っていたが、疲れたらしく、五分ほどで黒人の上に突っ伏した。
甘えるように胸板に口づける。
「ンム? モーツカレマシタカー?」
妻が頷き、胸板に頬を寄せるが、尻の辺りが微弱な刺激を貪るように揺れていた。
「オーケイ、ワカリマシタ。コンドハ、ボクガウゴキマスヨー。
カナコサーン、チョット、ムコーガワ、ムイテクダサーイ」
肉棒を軸にして妻の体を反転させた黒人は、そのまま背後から妻を抱き締めた。今度は背面座位だ。
カメラが移動し、黒人に抱えられて貫かれている妻の姿を映し出す。
この流れはまずい。このままいくとあれが始まってしまう。
しかし、そうとわかっていながらも、動画を停める気にはならない。耳を塞ぐ気にも、目を瞑る気にもだ。
見たくはない。だが見たい。この矛盾した感情を解決できず、俺の体と心は硬直してしまった。
そのせいで、決定的な場面を見る破目となった。
黒人が妻に何事か耳打ちしている。
「だ、駄目ですぅ……そんな、恥ずかしいこと……」
「カナコサーン、ナーニイッテルンデース。
モー、ボクトイッショニー、コーンナニハズカシーコト、シテルジャーナイデスカー」
「そ、それはそうなんですけど……でもぉ……」
「イッテクレナイトー、ヤメチャイマスヨー?」
そう言いつつ、黒人が抱えたままの妻の体を揺する。
「あっ、んっ、だ、駄目ぇ、やめるの駄目ですぅ……」
「ジャー、イッテクレマスカー?」
「……はい。い、言いますぅ、だ、だから……や、やめないで……」
「オーウ、カナコサーン、ヤッパリカワイーデース。キッスシテアゲマース」
妻を振り向かせ、カメラに――つまり俺に――挑発的な視線を向けつつ、黒人が妻の唇を奪い、濃厚なキスを繰り広げた。
妻の喉が流し込まれる黒人の唾液で鳴っている。
口が離れた。妻は軽い酩酊状態のような顔でカメラを眺め、躊躇いがちに口を開いた。遂にあれが始まってしまったのだ。
黒人の穏やかだが深い腰遣いで体の中を捏ね回されながら
「あ、あなたぁ、ご、ごめんなさい……わ、私、あなたと、あっ、んひぃっ、け、結婚、し、してるのにぃっ……
こ、黒人さんとぉっ、あっ、ご、ごめんなさひぃっ、ボ、ボブっ、ボブでしたぁっ、
ボブとぉ、ボブのお、おっきくてっ、やぁっ、た、逞しひぃっ、お、おちんちんを、い、入れて貰ってまぁすっ……!
あ、あなたぁ、ごめんなさ、ごめんなさいひぃっ、も、もう駄目、なのぉっ、
この、おっきな、おちんちんじゃないと、だ、駄目ぇっ、あっ、あっ、あぁっ、ひぃぃっ、
ボブぅっ、ボブっ、駄目、駄目です、そんなのぉっ、あっ……!」
これこそがズコバコママの評価を不動のものとしている、『あなたごめんなさいタイム』だ。
男のものを受け容れている最中の人妻――という設定になっている似非素人だと思っていたが、
妻の例もある、実は本物も多数混じっているのかもしれない――が、
まさに男に突かれながら、身悶えしながら夫に不貞を詫びる。人妻物の極点とも言える演出だ。
しかしこれは、見る分にはいいが、体験するにはつら過ぎる。
胸の奥に鉛でも押し込まれたような重苦しい気分、全身から血の気が引いていくような寒々しい気分になる。
黒人が得意気に腰を動かしている。
「カナコサーン、ホラ、ココナンカイーデショー? ドーデスカー?」
「あっ、いひぃっ、いいですぅっ、もっとぉっ、もっとぉっ!」
画面に向かって――見ているかもしれない夫に向かって――挑発的な表情を向けながら黒人が妻の唇を奪った。
カメラに――俺に――見せつけるように深く激しく舌を絡めている。
地獄のような『あなたごめんなさいタイム』を終え、黒人がまたも体位を変えた。
今度は一旦黒棒を抜き取り、「抜いちゃ嫌ですぅっ!」と悶える妻をベッドの上に這い蹲らせた。
「カナコサーン、コンドハドギィスタイルデース。オシリ、モットアゲテクダサーイ……ソーソー、イクデスヨー」
妻に尻を掲げさせ、その小さな尻の真ん中に子供の手首よりも太いものを宛がい、ゆっくりと埋め込んでいく。
- 32 :
- 足を踏ん張り、シーツを掴みながら、妻は恍惚としてそれを受け容れていた。
長大な黒い肉塊が小さな妻の尻の中に飲み込まれた。黒人が腰を遣い始める。
黒くて大きな腰が白くて小さな尻に叩きつけられ、肉同士がぶつかる音と、
湿り気のあるものを掻き混ぜるような音、黒人の荒い息遣い、そして妻の悲鳴にも似た高らかな嬌声が響き渡った。
黒人の激しい突きによって妻の小柄な体が前へ前へと押しやられていく。
しかし、ほんの数十センチ程度動いた辺りで、黒人は妻の細い腰を掴んで引っ張り、軽々と位置を直してしまう。
黒人が尻を掴んで突きながら、我が物顔で左右に押し広げると、妻の慎ましやかな肛門が姿を現した。
カメラがそこに寄っていく。薄らと毛の生えた肛門がいやらしく収縮するのが見えた。
屈辱的な――妻にと言うよりも俺にとって――後背位は妻が甲高い声を上げて絶頂に達し、
そのままベッドにくずおれたことで終わった。黒人は突っ伏した妻を引っ繰り返し、正常位で責め始めた。
妻も覚束無い手足で必に黒人にしがみつき、
黒人の破壊的な腰遣いが生み出す快楽を少しでも多く享受しようとしていた。
妻が二度ほど絶頂に達してもなお続くその律動は、
永遠に続くのではないか――視聴者の立場で言えば長過ぎるのではないか――と思われた頃、唐突に終わりを告げた。
妻の背中に腕を回してがっちりと拘束した黒人が、腰の速度を速めながら、上擦った声で叫んだ。
「オーウ! カナコサーン、モウ、モウ、ボク、ドピュドピュシチャイマース!」
「あひぇ……ふぇっ!? だ、駄目ぇ、な、中は駄目ぇ……
あっ、ひっ、ひぁっ、そ、外、お願い、外……外っ、あっ、くっ、ひぐっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あ、あぁぁっ……!」
「ダスヨ、ダスヨ、ダスヨ! オォォッ!」
「駄目駄目駄目ぇぇぇっ……!」
中出しを拒む妻は必で黒人から逃れようとするが、頑強な拘束と暴力的な快楽の前になすすべもなかった。
努力も空しく、小さな白い体を組み敷く大きな黒い体の尻の辺りが痙攣し、
妻の狭い穴の奥深くに俺以外の男のどろどろした精液が注ぎ込まれた。
「駄目ぇ……赤ちゃん……出来ちゃいますぅ……」
呂律の回らない口調で弱々しく呟く妻を無視し、黒人は腰を押しつけ、
雌を妊娠させるための雄の習性とも言える、射精中と射精直後の腰の突き出し運動を繰り返して精子を奥へ奥へと押し込んでいる。
強靭な生命力を持った雄が抵抗する雌に自分の分身を種付けている、
まさしく交尾と呼ぶべき、野性的で圧倒的な、力強い射精だった。
これは本物の中出しだ。擬似などではない。妻の腹の中に黒人の、俺以外の精子が、間違いなく入ってしまったのだ。
あの様子では――妻はああいった演技ができるほど器用ではない――ピルなども服用していまい。
俺の妻の初産は肌の黒い子になるかもしれない。
満足そうに溜息をつき、微かな嗚咽を漏らす妻の上から黒人がどいた。
俺ではない男の形に無惨に拡がった肉穴から、黄色味がかったいかにも濃厚そうな液体が溢れ出てきた。
カメラはその部分を接写していたが、黒人が妻の横に寝そべり、話しかけ始めると、そちらに焦点を合わせた。
泣きじゃくる妻を抱き寄せ、黒人が言う。
「カナコサーン、ゴメンナサーイ、コノサツエー、ナカデドピュドピュスルノガ、フツーダカラー……」
「そんなの……聞いてないです……」
謝罪を切り捨ててつつも黒人を振り払おうとはしない。むしろ慰めを求めるように胸板に顔を埋めている。
禿げ頭が割り込んできた。
「奥さん、ピルとか飲んでないんですか?」
妻が頷いた。
「ええっ!? でも、撮影の打ち合わせの時、うちは全部ガチ生出しだから、
ピルをちゃんと飲んでくださいって連絡が言ってるはずですよ」
「そんなの……聞いてませんよ……」
「えー、嘘……あー、もしかして、わかってると思って誰も言わなかったのかな……
あー、えー、その、ギャラは上乗せしますんで、奥さん、ここは一つ、勘弁をですね――」
「カナコサーン」黒人が禿げ頭の弁解を遮るように言った。「モー、イッカイドピュドピュシチャイマーシタ。
ナラ、ニカイモサンカーイモイッショデショー。
ムツカシーコトハアトデカンガエテー、イマハー、ボクトズコバコタノシミマショー」
妻は黒人の無責任で能天気な発言に反発する素振りを見せたが、
見ていて胸焼けがしてくるような濃厚なキスと、大きな手による全身への愛撫を受けると、
すっかり蕩けた顔つきになり、自分から黒人に抱きついていた。
- 33 :
- 禿げ頭が画面に振り向いた。
「えー、と言うわけで、ちょっと怒り気味だった加奈子さんでしたが、
ボブくんの黒チンポの味が忘れられないみたいで、機嫌を直してくれました!
撮影はこのまま続行しますんで、チンポはまだしまっちゃ駄目ですよ!」
二
この後、妻は二回も中出しされた。
しかも、この内、二回目は一回目と違い、拒否する素振りを見せなかった。
獣のような唸り声を上げる黒人の腰に脚を絡め、背中に腕を回し、唇を重ねながら、
注ぎ込まれる全てを心地良さそうに受け止めていた。
三回目に至っては、二回目と同様、体をしっかりと固定して受け容れたばかりが、
自ら腰を振り、甘い声で「頂戴、頂戴!」と中出しをせがみさえした。
この時、既に妻は俺の知る妻では――否、この俺という男への貞操を固く守る清楚で真面目な女ではなくなっていた。
妻はもう、快楽を貪るだけの雌に成り下がっていたのだ。
黒人が一仕事終えた男の溜息を漏らして黒々とした肉の棒を引き抜いた。
自身が妻の体内に吐き出したものが逆流してくる様子をカメラに収めさせると、
白濁液が纏わりついた肉棒を拭いさえせず、妻の顔の横に跪いた。
カメラが黒人を追いかけ、汗ばみ火照った妻の顔を映す。
黒人がぐったりとした妻の頬を優しく撫でた。
「カナコ、キモチヨカッタヨー。カナコハドーダッタデスカー?」
途中から――二度目の中出しを決めた辺りからだろうか――黒人は馴れ馴れしく妻を呼び捨てするようになっていた。
「わ、私も……凄く、良かったです……まだ体が、ふわふわしてて……どこかに、飛んでっちゃいそう……」
妻もまたそれを受け容れ、まるで黒人が恋人であるかのように親しみと慈しみを持って接するようになっていた。
優れた雄と美しい雌の間に、何か独特の、本能的な繋がりめいたものができた。そんな雰囲気だ。
「ダンナサントズコバコシテルトキトクラベテー、ドーデシタカー?」
「ボブとの方が、凄く良いです……こんな、こんな気持ち良いの、初めて……また、したいです……」
「オーウ、ダイジョーブデースヨ。コノサツエーハ、オトマリデスカラー、コレデオワリジャーアリマセーン。
ゴハンヲタベタラー、マタ、ヨナカマデ、ズコバコシマショーネー。
ソレガスンダラー、イッショニネテー、アサカラズコバコデース」
「い、一日中、可愛がって貰えるんですね……ああ、う、嬉しいですぅ……」
「ボクモ、カナコトイッパイズコバコデキテー、ウレシーデース。
マタ、サツエーニキテクレルトー、トテモトテモウレシーデース」
「は、はい! 私、絶対また来ます! だから、また、このおっきなので……」
妻が黒人の股間で揺れる汚れたものに濡れた視線を注ぐ。
「オーウ、アリガトーネー、ツギモタノシミマショー。デモ、トリアーエズ、イマハモーオワリデース。
サイゴニー、ボクノオチンチン、ペロペロシテキレーキレーシテクーダサイ」
黒人がどろどろに汚れた黒い肉塊を妻の顔に押し付けた。二人の――主に黒人の――体液が妻の顔を汚す。
しかし妻は嫌な顔一つしないでそれを受け止めた。
顔を傾け、手や頬が汚れるのも厭わず、赤味がかった黒色に吸いつき、あちらこちらを舌で舐め回した。
愛情と真心のこもった丁寧なお掃除だった。
「オウ、キ、キモチイーデース。ジャパンノオンナノコ、ミンナシンセツデテーネーダカラスキデース。
サー、カナコー、ソノママコッチムイテクダサーイ」
黒人の指示に従って妻が見た「コッチ」とはカメラの方向だった。
画面中央で、こちらを見ながら妻がお掃除フェラをしている。
「ハイ、ピースデース、ピースシテクダサーイ。オウ、スマイルデース、スマイルワスレチャダメデース」
黒人の力を失ってもなお巨大な黒々とした肉の棒をしゃぶりながら妻が上気した笑顔を浮かべ、画面がゆっくりと暗転し始めた。
終わったのだ。
迷わず再生ボタンを押す。
また一から見直すのだ。
- 34 :
- 三
結局、あれから四発も抜いてしまった。妻が屈強な黒人に組み敷かれて乱れ悶える様子は、
喩え様のない、下腹部から心の中までのあらゆる部分がぐちゃぐちゃに掻き回されるような快感、
暴力的とすら言える恐ろしい快楽をもたらした。
その取り返しのつかなさが、自分が大事にしてきたものをあっさりと奪われたことが、
俺にとってのたった一人の女がいくらでもいる女の一人として他人に扱われる惨めさがもたらす興奮は、
何度抜いても決して収まる気配を見せない。
荒い息の中、多少は冷静になってきた頭で考える。
それにしても、酷い女だ。あんな女とこれ以上結婚生活を続けていく気にはなれない。
万が一、あの黒人の子を孕んでいるようなことがあったら大変だから、
賢い離婚のやり方に加えて、嫡出否認手続のやり方も調べておこう。
だが、まだ動くべき時ではない。
妻はあれから何度も俺に嘘をついて撮影に赴いている節がある。
ということはつまり、まだ未公開の作品があるということだ。
もし今の段階で動いたら、その作品が公開されず、お蔵入りになってしまう可能性がある。
ひょっとすると、例の黒人シリーズ全部が公開停止になってしまうかもしれない。
そんなことを許すわけにはいかない。妻の作品があれだけ素晴らしい出来――悔しいがあの黒人が、
女を感じさせることと観客を興奮させることを高いレベルで両立させた一流の雄であることは認めざるを得ない――なのだ。
黒人シリーズ自体の完成度は押し並べて高いと思われる。
公開停止にするのなら、せめて俺がダウンロードを終えてからにして貰いたい。
また、妻のことにしても、もう別れると決めた相手なのだ。
どうなろうが構わない。調教され尽くそうが孕まされようが知ったことではない。
もっと激しくて濃いセックスをしているというのであれば、それも見せて貰おうではないか。
そして今日ダウンロードした妻の浮気映像と合わせてHDDに保存しておき、
何度も何度も、繰り返し繰り返しオカズにしてやるのだ。
差し当たり他の黒人シリーズを片っ端からダウンロードしておくことにする。
妻の作品の箸休め程度にしかならないだろうが、
それでも中には本当にどこかの誰かの奥さんが混ざっているはずなのだ。見る価値はある。
ああ、それにしても、妻の新作の公開が待ち遠しい。
すっかりあの黒人と打ち解けた様子の妻が、あの黒々とした肉塊にどうやって奉仕し、
どうやってあれを受け容れるのか、あの黒人とどうやって絡み合うのか、
その全てを目にしないとこの股間の昂りは到底収まらない。
あの清楚だった妻がどこまで性に貪欲になるのか、
どこまで浅ましい姿を見せてくれるか、楽しみでならない。
- 35 :
- 投下終わり。
これくらいやっとけば即はしないだろう。
- 36 :
- 飛竜乱みたいな、マザコン坊やと優しい母親という組み合わせはどうか。
- 37 :
-
超GJ!!!!!
以前公開してた時は、他でアップの形だったから
やっと読めて嬉しいです!
- 38 :
- >>35
超乙!!
加奈子こと由美をお仕置きする話も見たいかもw
- 39 :
- 保守代わりに過去作品の使い回し投下。
これが誘蛾灯にでもなればいいんだが。
しかし書き手がいねえなあ。
「このSSは出来損ないだ。読めないよ。一週間後に来てください。本物を味わって貰います」でも、
「神のお告げがあって人妻の良さに目覚めたので書いてみました」でもいいから、
とにかく誰か書き手来てくれよ。
このままじゃ俺の隔離スレみたいで恥ずかしい。
ジャンル、属性等
寝取られ スワッピング 若妻 幼馴染夫婦
- 40 :
- 「大事なものは大事にしろ」
一
不安と緊張と興奮のないまぜになった表情を浮かべる貴島友一は、傍らに寄り添う妻の顔を見た。
智香のおっとりとした清楚な顔には、友一と同種の、しかしどちらかと言えば不安と緊張が主の表情が浮かんでいる。
薬指に指輪の嵌まった左手が、不安そうに彼の腕に添えられている。
夫の友一が二十六歳、妻の智香が二十五歳の二人は、幼い頃から互いだけを見てきた幼馴染同士であり、
そのため、二十代も半ばに達した今、軽い倦怠期を迎えていた。
お互いから新鮮味が失われ、互いに異性としての魅力を感じなくなりつつあるのである。
彼らはその倦怠期を打破するため、友一の発案により、とある試みに臨もうとしているところである。
円らな瞳が真っ向から友一を見据えた。そこには不安と恐怖があった。
乗り気でない妻を押しきる形での決定だったため、友一の心はずきりと痛んだ。
「なあ、智香、どうしても嫌なら……」
思わず口にしかけた言葉は「いいの」というやや強い言葉に打ち消された。
「だって、見られるだけなんでしょ。それなら……恥ずかしいけど、別に……」
「お前がそう言うなら……」
二人は、スワッピング相手募集用の会員制サイトで知り合った青年を待っているところである。
本当はカップル同士のスワッピングをする予定だったのだが、向こうの都合で女が来られなくなったため、急遽、青年単独での参加となった。
まだ躊躇いのあった二人は、そういう事情ならばと半ば安堵しつつ中止にしようとしたのだが、
「ホテル代は全額負担するので、愛撫を、それが無理でもせめて見学だけさせて欲しい」
との熱心な頼みを拒みきれず、こうして会うこととなったのである。
待ち合わせ時間の五分前、メールで確認した通りの外見の青年が近づいてきた。
よく筋肉のついた均整の取れた体をした青年だ。
待ち合わせの相手は、サイト上のプロフィールによれば、
登録名はT・S(後のやりとりで「サトウタロウ」という名前だとわかった)、
年齢は二十歳、身長は百七十二センチ、体重は七十四キロ、
ペニスサイズはS(直径四センチ以上、長さ十八センチ以上)で雁高の非包茎、テクニックに自信あり、
信頼度は高(最高、高、並、低の第二位、プレイ経験者からの評価の平均で決まる)、とのことだった。
また、プレイ体験者の感想は「とても燃えました」とか「彼女があんなに乱れるのは初めて見ました」とか
「定期的にお願いしています」などと高評価だった。
近寄ってくる青年も、ペニスサイズやテクニック云々はともあれ、大体プロフィールの通りのように思われた。
青年が二人を見て「あの」と声をかけてきた。
「キジマご夫妻ですか」
「サトウくん?」
友一が答える。
相手は頷き、申し訳なさそうに頭を下げた。
「はい。サトウです。今日はこちらの都合で予定を変えた上に、無理なお願いまでしてしまってすみません」
「あ、いやいや、いいんだよ。どっちかと言えば予定が変わって安心した面もあるし……
それにホテル代も出してくれるんだろう。文句なんかないよ。折角会ったんだし、今日はなるべく楽しくやろう」
「そう言っていただけると嬉しいです。ところで、そちらがトモカさんですか」
「え、は、はい……」
智香が小さな声で頷き、視線を避けるように友一の後ろに隠れた。
友一はそんな妻の様子に昔の新鮮な初々しさを思い返しながら、苦笑した。
「悪いね。智香はちょっと緊張してるんだ」
「そうですか。まあ、無理もないですよ。こういうの、初めてなんですもんね。
それにしても、可愛い奥さんですね。羨ましいですよ」
「嬉しいことを言ってくれるね。まあ、立ち話も何だし、早速ホテルに行こうか。もう予約を入れてあるんだろう」
「ええ、長引いてもいいように、一応、泊まりで。じゃあ行きましょうか。奥さんと一緒に歩いてもいいですか」
「一緒に、かい」
「はい。恋人みたいに。奥さんは他の男性に触れて旦那さんの良さを確認して、
旦那さんは嫉妬して奥さんへの愛情を確認するんです」
友一は渋い顔をしながらも、スワッピングに関しては大先輩である六つも年下の青年の言うことを受け容れた。
「ありがとうございます。じゃあ奥さん、こっちへ……」
「あ……」
サトウが智香の手を引いたと思った瞬間、妻の体がサトウの腕の中に転がり込んでいた。
- 41 :
- いやらしい手つきで腰に腕を回しながらサトウがにこやかに言う。
「奥さん、凄く良い体じゃないですか。本当に、キジマさんが羨ましいです」
「あ、あの、サトウくん、手が……」
智香が逃れるように身を捩る。腹側に回されたサトウの手が太腿や下腹部を撫でている。
人通りの皆無でない路上で妻が公然と体を触られている。
友一は不快感と微かな興奮を覚えながら、やや強い口調で制した。
「サトウくん、愛撫までは許すけど、場所はわきまえてくれ」
「あっ、すみません、奥さんが魅力的だから、ちょっとむらっと来ちゃって……気をつけます」
サトウは神妙に頭を下げ、智香の体を弄り回すのをやめた。
以後はおかしなこともせず――それでも夫としては不愉快だったが――普通に腰を抱いて智香をエスコートしていく。
友一は、スワッピングのような異常な趣味の持ち主ではあるが、
少し考えの浅いところがあるだけで、根は素直で誠実な人間のようだ、とサトウのことを評価した。
二
雑談しながら歩くこと十五分、一同はホテルの部屋に着いた。
上着を脱ぎながらサトウが二人に言った。
「早速触らせて貰っていいですか」
今日の手順は、まずベッドでサトウが智香を愛撫し、それが済んだら、
一旦友一と智香がシャワーを浴び、ベッドで二人がセックスするという形になっている。
「で、でも、まだシャワー浴びてない……」
智香が緊張に顔を強張らせながら言う。
友一は、それが本心でないことを知っている。二人は出発前に念入りに体を清めてきたのだ。
気にするほどの汚れはない。これは単なる時間稼ぎなのだ。
友一は智香に助け舟を出そうとしたが、サトウの方が早かった。
智香の手を取り、じっと顔を見つめて言う。
「奥さん、僕、女の人の匂いが好きなんです。どうせ奥さんを抱けないんですから、
せめて、それくらいは許してください」
「で、でも……」と智香は躊躇いを見せたが、サトウの再三の頼みに、遂に押し切られてしまった。
ベッドまで移動し、「脱ぎますね……」と蚊の鳴くような声で呟いて、智香が服を脱ぎ始める。
他の男の前で妻が肌を晒すことに暗い気持ちを抱きつつ、友一もシャツのボタンを外し始めた。
サトウもそれを見て脱衣を始めた。
最も早く下着姿になったのはサトウだった。
後はズボンを下ろすだけの友一と、スカートを下ろしてストッキングに手をかけていた智香は、それを見て硬直した。
二人の視線の先には、堂々と晒された逞しい体があった。
股間は早くも戦闘態勢に入り、Sサイズが嘘でないことを誇示している。
「わあ……」
智香が讃嘆とも驚愕ともつかない声を上げてサトウを見ている。
その視線は逞しい体の各所――股間もだ――に注がれている。
友一は自分がサトウに動物の雄としてどこまでも劣っていることを理解せざるを得なかった。
雄としての敗北感と共に、雌を取られるのではないかという焦燥感と嫉妬心が湧き起こってきた。
サトウが苦笑と共に言った。
「そんなに見られると恥ずかしいです。でも、そんなに気になるんでしたら、
いっそ、パンツも脱いじゃいましょうか。勿論、その時はお二人にも裸になって貰いますけど……」
「いえ、あの、それはちょっと……」と慌てて手と首を横に振る智香を制し、友一は頷いた。
「……ああ、お願いするよ」
妻が肌を晒すのはなるべく先延ばしにしたかったが、
それ以上に、妻がサトウの巨大なものにどういう反応を示すかを知りたい欲求に駆られたのである。
元々友一は、妻が他の男に抱かれる様を見せつけられるのなら、
いっそ巨根の持ち主に貫かれる様を見てやろうではないか、という思いからSサイズのサトウを選んだのだ。
幸か不幸かそれが果たされないことが決まった今、彼の興味は、せめて妻がそれを見た際にどう反応するかに集中していた。
「ユウくん!?」
「どうせ、後でそうなるんだから……ちょっと早くなっただけだよ」
非難の声をそうなだめ、重ねて友一はサトウにパンツも脱ぐよう促した。
サトウがパンツを下ろした瞬間に飛び出してきたものに、二人は息を呑んだ。
三日月のように反り返り、下腹部に張り付きそうな急角度で天を目指すそれは、子供の腕のような凶器だった。
年齢にそぐわない百戦錬磨を示すように黒光りしており、露出した先端は赤黒く膨らんで傘を広げ、
幹との境目には深い谷と山がある。付け根の下には握り拳ほどもある袋がぶら下がっている。
- 42 :
- 友一は委縮したように皮の中に引き籠もった自らの股間を見下ろし、決定的なまでの戦力差の存在を悟った。
敗北感に苛まれながら妻を見ると、智香は目を見開いたまま、サトウの股間を凝視していた。
智香がちらりと友一の股間に視線を移すが、友一と目が合うと、気まずそうに視線を逸らした。
取り繕うように下着姿になり、向けられるサトウの視線と友一に配慮してか、
体を隠しながらおっかなびっくり下着を脱いでいく。
清楚な智香がペニスを見比べている。自分のものと今日会ったばかりの男のものとを比較している。
清純な妻が見せた行動に、友一は困惑と興奮を禁じ得なかった。
「やっぱり思った通りだ。むちむちした良い体ですね。素敵ですよ、奥さん」
友一が初めて味わう感情に戸惑っている間にも、サトウは行動を進めていた。
彼女の親兄弟と友一以外の男の目に触れたことのない、智香の清純な体を舐め回すように見ている。
掌に収まりきらない豊かな胸と清楚な乳首、自然な曲線を描く腹から腰にかけて、
肉感的な尻と太腿、きめ細やかな肌、という智香の体をサトウはいたく気に入った様子だった。
「まずは軽くいきましょうか」
サトウが後ろから智香を抱き締めた。
「ひっ」と声を上げて智香が身を捩るが、サトウは体の前に腕を回して離さない。
自分しか触れたことのない妻の体が、目の前で他の男に抱き竦められている。
裸の男が裸の妻を、肌と肌を合わせて抱き締めている。友一は喉がからからに渇いていくのを感じた。
「奥さん、お尻に当たってるもの、何だかわかりますか」
智香は顔を紅潮させ、恥ずかしげに首を振った。わからないのでなく言いたくないのだろう。
サトウは智香の尻にあの巨大なものを押し当てているのに違いなかった。
あの自分のものとは比べ物にならないペニスが妻の体に触れていると思うと、
胸の辺りが冷たくなって嫌な汗が出てくると共に、なぜだか腹の底が熱くなってくる。
「ほら、旦那さんにも聞こえるように、ちゃんと答えてください」
腰を動かしながら、サトウは慣れた調子で智香を言葉で嬲っている。
智香は涙目になりながら、か細い声で「おちんちん……」と答えた。
普段ならば恥ずかしがって絶対に口にしないであろう言葉だ。早くも雰囲気に中てられつつあるらしい。
「答えてくれたお礼をしますね。顔こっち向けて……」
言うが早いか、サトウは智香の顔を横に向けさせて顔を近づけ、驚いたように開いた口に唇を当てた。
智香が抵抗するように身を捩り、助けを求めるように友一を見た。
だが友一は、救いを求める視線を受け止め、頷いた。それはキスの許可だった。
ショックを受けたような顔をした後、諦めたのか、智香は目を閉じた。
抵抗が止んだのをよいことに、サトウは智香の口の中にまで攻め込んだ。
口を塞ぐように唇を当て、舌を滑り込ませている。鼻にかかった息遣いと淫らな水音が響く。
その間も腰は尻に擦りつけられており、片方の手は友一以外の男が触れたことのない胸を撫でるように揉んでいる。
手の中で智香の大きな胸が柔らかく形を変えている。
やがて、最初は戸惑い、拒むように身を捩っていた智香に変化が訪れていた。
逃れようとしていた唇は積極的にキスに応じ始めているし、
頭を押さえる必要のなくなった手はいよいよ本格的に胸を弄び始めている。
一方で、抵抗するようにサトウの手を押さえていた手は、胸に導こうとするかのように優しく添えられていた。
「キジマさん、奥さんのおっぱい凄いですね。ほら、手に余っちゃう」
友一には返事をする余裕も、抗議する余裕もなかった。
妻が目の前で弄ばれ、しかもそれを受け容れつつある様子に釘付けである。
「どれどれ、こっちの方は……ああ、もっさもさですね」
「や、は、恥ずかしい……」
「僕は毛の濃い女性の方が好きなんで、こういうのは凄く興奮します」
サトウの手は智香の下腹部に滑り降りており、濃い目の陰毛を弄んでいる。
友一は、指がそこで停まってくれることと、その先に進んでくれること、その矛盾する二つの願いを同時に抱いた。
願いは一つだけ叶い、もう片方は叶わなかった。
「うわ、凄い。とろとろだ。奥さん、キスとおっぱいだけでこんなになっちゃったんですか。
感じやすいのかな。それとも、欲求不満?」
「やっ、駄目、やっ、ああ……!」
サトウの手が動くと水気のある音が響いた。それは友一が今まで聞いたことのない音だった。
智香は蠢くサトウの手を必に押さえ、押しした声で啼きながら、脚をくねらせている。
- 43 :
- 妻が見せる痴態に友一は驚かずにいられなかった。
きっと、サトウが言うように、感じやすいからでも欲求不満だからでもあるだろうが、それだけが理由ではない。
スワッピングという異常な状況で興奮していることもあるだろう。
だが、一番の理由は、サトウの愛撫が巧みだからに違いない。友一のそれよりも。
友一は唇を噛んで目の前の光景を見守った。
「ほら、奥さん、声を我慢しないで……旦那さんもその方が興奮しますよ。
ほら、旦那さんのチンポ、もうあんなです。奥さんを見て興奮してるんですよ」
その言葉にはっとして股間を見ると、確かにそこには興奮してそそり立つものがあった。
しかも、その猛々しさは普段の比ではない。智香が初めて体を開いてくれたあの高校二年生の夏の日に匹敵する。
しかし、その人生の中でも屈指の勃起も、あの巨大なものを目にした後では、感動よりも失望が大きい。
今までで最大の状態でも、何の気負いもなしに立ち上がったあれに遠く及ばないのだと、格の差を思い知らされた気分だ。
濡れた瞳で彼を見ている智香も似たような失望を味わっているのかもしれない。
後ろから押しつけられるものと、目の前で立ち上がっているものの哀れなほどの質量の違いを、
智香はどう思っているのだろうか、と友一は思った。
そこにあるのは失望か、嘲笑か、それとも変わらぬ愛情か。
サトウの言葉が効いたのか、智香の声が大きくなった。
嬌声を上げ、サトウが耳を甘噛みしながら何事かを囁くと、
「ユウくん、どうしよう、凄いの、凄く気持ち良いの!」と声を張り上げる。
その顔は女の顔へと変わろうとしていた。
もう一度口で口が塞がれた直後、手品のようにサトウの手が閃き、智香が全身を震わせた。
電気を流された魚のように震え、ぐったりとサトウに体を預けた。
「あ、キジマさん、奥さん、イッちゃったみたいですね。感じやすくて可愛いです」
抱き留めた体をなおも弄びながらサトウが朗らかに言う。
友一は何と答えるべきかわからず、曖昧な笑みを浮かべるばかりだった。
「じゃあ、ベッドに連れていって続きをしますね」
サトウは智香の体を軽々と抱き上げた。
「お、おいおい、セックスはなしだって言っただろ!」
続きという言葉からはそれしか連想できなかった。
「やだな、違いますよ。本番ができないんだから、せめてたっぷり愛撫をさせて欲しいっていうだけです。
ねえ、愛撫だけならいいでしょ、キジマさん」
智香をベッドに下ろしてゆっくりと覆い被さったサトウが友一を見た。
友一にはその目が、彼の男としての器の小ささを笑っているようにも、抑えがたい欲求の捌け口を求めているようにも見えた。
智香も彼を見ていた。涙の光るその目は、しかし情欲にも濡れている。
抑えがたい疼きに流されそうになる自分を止めて貰いたがっているのか、
はたまた、疼きに流されていくことの許しを求めているのか。
どちらなのか、友一には判断がつかなかった。
友一は苦悩したが、どうせ一線を超えることはないのだから、と自分を納得させ、結局、流れに身を任せることにした。頷き返す。
直後、また悩ましげな吐息と水っぽい音が響き始めた。
覆い被さったサトウが智香の唇を奪い、智香がそれに応えているのだ。
流石に自分から腕を絡めこそしていないが、その手は控え目にサトウの腕に添えられている。
友一には、それが力の籠もった抱擁のようにすら見えた。
体の芯が冷えていくような感覚に襲われながら椅子を運び、ベッドの近くに腰を下ろす。
開かれた智香の口が咀嚼するように動き、何かを飲み下すように白い喉が動く。
それと共に、唇の合わせ目から唾液が零れ落ちる。智香はサトウの唾液を飲んでいるのだ。
しかも、それが決して強制的なものでない証拠に、サトウの唇が離れると、智香はそれを追いかけるように顔を動かしている。
離れていく舌をしゃぶるように引き留めることさえしている。まるで恋人や夫婦のように親密なキスだった。
散々唇を征服したサトウは、顔を離し、体を少しずつ下へとずらしていく。
首筋を撫で、火照った肌に唇を寄せ、胸元へと向かう。
豊かな胸に赤ん坊のように埋めた顔を動かすと、押しした喘ぎが上がった。
サトウは友一に見せつけるように豊満な胸を揉みしだき、或いは張り詰めた桃色の乳首を口に含んだ。
しばらく続けていくと、智香の手がサトウの頭に触れた。
もぎ離そうというのとも、押し付けようというのともつかない触れ方だ。
- 44 :
- しばらく胸を楽しんだ後、サトウは今度は体を上にずらし、腋へと顔を寄せた。
何をしようとしているのかは一目瞭然だったが、友一にはそれが真実だとは思えなかった。
そんなところを舐めるなど有り得ないことなのだ。
腋を開かされた智香が焦ったような声を上げた。
「そ、そこは、恥ずかしいからっ」
「いいからいいから」
サトウは意に介する風もなくそこに顔を近づけ、舌を這わせた。くすぐったさと恥ずかしさを堪えるような声が上がる。
「や、やだ、くすぐったいっ……駄目っ、こんなの……汚いからっ……」
「ここ舐められるのは初めてみたいですね。勿体無いな。ここも立派に感じる場所なのに。
折角だから、僕がここでも感じられるように、奥さんのこと、躾け直してあげますね」
乳首を弄りながらサトウが笑う。
少し経つと、智香の声が艶を帯び始めた。性感を刺激された女の喘ぎだ。
両方の腋を散々に舐め回された智香は脱力し、荒い息遣いと共に豊かな胸を上下させている。
サトウはそのまま更に体を下へとずらしていった。
いよいよ智香の大事な部分にサトウの手が伸びるのか、と友一は息を呑んだが、
幸か不幸かそうはならなかった。均整の取れた体は股間を無視して足先へと下がっていった。
サトウは足を掴むと、あろうことか、そこに舌を這わせた。
智香が驚きの声を上げて足を引こうとするのを捕まえ、足の裏を舐め回し、
指一本一本を口に含み、膝裏を舐め、太腿に口づけ、丹念に愛撫を加えていく。
智香の反応は腋の時と同様だった。くすぐったさと恥ずかしさはやがて気持ち良さに変わったのだ。
妻の体が開発されていく様を目の当たりにして、友一は興奮と絶望を同時に味わった。
性的なことに未熟な妻の体が少しずつ開発されていくことへの興奮。
妻の体を開発しているのが自分ではないことへの絶望。それが友一の心の中でどす黒くわだかまっている。
再びサトウが体を動かした。脚を開かせ、その間に顔を寄せる。
「いや、やめて……」
智香が羞恥の声を上げて脚を閉ざそうとするが、サトウの力強い手に押さえられ、逆に余計に開かされてしまう。
「凄く毛が濃いんですね、奥さん。オマンコ見えないじゃないですか」
サトウが猫の毛並みを楽しむように智香の下腹部を撫でている。
「お、お手入れするの、怖くて……だらしなくて、ごめんね……」
「僕はこういうの好きですよ。とってもエッチで興奮します」
「あっ、駄目、やめて、見ちゃ嫌……!」
智香が泣きそうな声で訴えかけるが、サトウはそれが聞こえていないかのように、
智香の濃い目の陰毛を掻き分け、裂け目を露出させた。
「凄い。毛はこんななのに、オマンコは中学生みたいだ」
サトウが感嘆の声を上げるのは無理もない。友一が大事に扱ってきたこともあり、
智香のそこは酷く綺麗な筋を描いている。十代の清純さと端整さを保っている。
「キジマさん、奥さんのオマンコ、凄く可愛いですね」
サトウにそう言われても、友一はどう返事をしたものか迷い、結局、気まずい思いで目を逸らすばかりだった。
サトウは特に返事など欲していなかったらしく、何事もなかったかのように智香の股間に注意を戻した。
「中はどんなかな……あ、白い汁が零れてきましたよ、奥さん。今までので感じちゃったんですね。あ、勿体無い……」
そのまま顔を埋め、犬が餌を貪るような音を立て始める。
智香の体がびくりと震え、焦ったような声が上がった。
「やっ、吸っちゃやだっ、音立てないでっ……は、恥ずかしいよ、ねえ、サトウくんっ、あっ、ひいっ……!」
サトウは構わずそこを口で責め続けた。智香は手で顔を覆って啜り泣くような喘ぎを洩らし、
陸に打ち上げられた魚のように体を躍らせた。
それは友一が初めて見る反応だった。初めて聞く「雌」の声だった。
未だかつて目にしたことのない濡れ方であり、未だかつてしたことのないほどに野性的な責めだった。
幼い頃から知っている妻が他の男の手によって自分の知らない姿を晒していく。
その光景に、友一は苦痛に満ちた異様な昂りを覚えた。
股間に強い疼きを覚えて視線を下ろし、愕然とした。
知らず知らずの内、彼は精一杯に立ち上がったものを扱き立てていたのだ。
「糞っ」と悪態をついて手を離す。
その間にもサトウの責めは続いていて、股間を貪る頭を押さえたまま、甲高い声を上げて智香が身を仰け反らせた。
何度か震えた後、脱力してぐったりとベッドに体を投げ出す。
- 45 :
- だが、サトウの責めに容赦の二文字はなかった。
達した直後の敏感になった体をそれまで以上の荒々しさと細やかさで責め続けている。
「あっ、ちょ、ちょっと待ってっ……あっ、やっ、あっ、ま、まだイッた、ばかり、だからっ……ゆ、許してっ、休ませてぇっ……!」
サトウが智香の股間を解放したのは、智香が更に三回ほど絶頂に達してからだった。
顔を離したサトウは、全身を火照らせ、汗ばませた智香に再び覆い被さった。
「おい、もういいだろう!」
とうとう堪え切れなくなり、友一は腰を浮かせて、半ば怒鳴るように言った。
これ以上放っておくと取り返しのつかないことが起こるような気がした。
「最後にキスするだけですよ。そうしたら、キジマさんと交代しますから」
それならば、と友一は、不承不承ながらも引き下がり、腰を下ろした。
サトウは智香と、夫婦や恋人と言うよりは不倫中の男女のように濃厚なキスを交わした。
見守る友一からすれば長過ぎるほどに長いキスを終えた二人は、二言三言言葉を交わしているようだった。
智香の股間を指先で弄びながら、サトウが困ったような顔で友一を見る。
「奥さん、チンポが欲しくなっちゃったみたいで、僕のを入れて欲しがってるんですけど、どうしましょう」
「な、何だって?」
友一はサトウの言葉が理解できなかった。
寄りにも寄って智香がサトウのものをせがんでいるなど、サトウの口から出任せとしか思えない。
「ち、違うの、ユウくん!」
股間を弄られながら智香が発した、慌てたような言葉に、友一は深い安堵を覚えたが、続く言葉に一気に叩き落とされた。
「あのね、サトウくんがね、私と、その、エ、エッチ……したいって言うから……
ユウくんに訊いてみようって……ユウくんがいいなら、私も……」
サトウが言葉を継いだ。
「キジマさん、メールで言ってたじゃないですか。
奥さんがデカチンで犯されてるのが見たいって。そのためにチンポの大きい僕を選んだんだって」
「えっ……そ、そうだったの、ユウくん」
驚いたような顔で智香が友一を見る。
友一は返答に窮すると共に、なぜこのタイミングでそれを言うのだ、とサトウへの苛立ちを覚えた。
人を誘惑する悪魔めいた態度で、サトウが友一の代わりに答えた。
「そうですよ、奥さん。旦那さんは、奥さんが大きなチンポを突っ込まれて
気持ち良くなっちゃってるのを見たいって言ってたんです。僕の彼女が来てれば、そうなるところだったんです。
ねえ、奥さん、奥さんさえよかったら、このまま僕達は最初の予定通りにしましょうよ」
言われた智香が、どうしてよいかわからない、といった顔で友一を見た。
その目はサトウの提案を拒んで欲しがっているようにも、許可を出して欲しがっているようにも見えた。
「ねえ、キジマさん、一言、やっていいって言ってくれれば、キジマさんが見たがってたものを見られるんですよ」
矛先は友一にも向いてきた。
友一は激しい葛藤に襲われた。受け容れるべきか、拒むべきか。
また、そもそも普通であればどうするかなどわかりきった問いで悩んでいること自体に気づいた時、彼は愕然とした。
それはつまり、彼が最愛の妻を別の男の手に任せる願望を抱いているということに他ならない。
彼はサトウに大事な部分を責められて悶える智香の姿を目の当たりにした時の異常な昂りを思い出した。
あれこそはつまり、その背徳的な願望が満たされていく快感だったのではないか。
自分は、妻が他の男に抱かれ、自分の知らない顔を見せていく姿を見たくて堪らないのではないか。
そうした姿は酷く興奮をそそるものではないのか。そんなことを考えた。
長い葛藤の末、友一はサトウの申し出に同意した。
「わかった……ただし、智香が嫌がることはするなよ」
「勿論ですよ。たっぷり気持ち良くしてあげますから、キジマさん、そこでじっくり見ててくださいね」
言うなり、サトウが体の位置を調整し、開いた脚の間に身を割り込ませ、腰と腰を合わせた。
先走りを滴らせる凶悪な先端が、草叢に隠れた智香の裂け目に押し当てられた。
智香が不安そうな声を上げる。
「あ、あの、サトウくん、ゴムは……」
「おい、避妊はちゃんとしてくれないと困るぞ」
「でも、その方が興奮するでしょ。お二人とも、生入れも中出しもまだしたことないって話じゃないですか。
初めての中出しが旦那さん以外って、燃えませんか」
「な、何馬鹿なことを……」
そう言いつつも友一は、自分以外の男が智香に最初に中出しする、という想像に寒気のするような快感を覚えていた。
- 46 :
- 「そんなことになったら、嫉妬と後悔で倦怠期なんて一発で吹っ飛びますよ。
もう絶対に相手を離さない、もう絶対に相手以外には触らせない。余計に夫婦仲が固まりますよ」
「で、でも、私、ユウくん以外の赤ちゃんなんて、産みたくないよ……」
「避妊なら大丈夫ですよ。アフターピルを持ってますから、後でお渡しします。
僕はそういう方面にもコネがあって、それだから、あんなに高い信頼度をつけて貰ってるんです」
智香は少し考え込む様子を見せたが、入口に押し当てられている逞しいものを物欲しそうに眺めた後、
意を決したように友一に視線を寄越した。
「あのね、ユウくん……私、ユウくんがいいなら、いいよ」
決断は友一に委ねられた。サトウも智香も、期待するように、圧力をかけるように、友一を注視している。
駄目押しにサトウが言った。
「どうせやるなら、徹底的にやりましょうよ。
中途半端じゃ、中途半端なことにしかならなくて、却ってギクシャクしちゃいますよ」
その言葉が決定打となったわけではない。ただ、結論自体はその論法と酷く似ていた。
ゴムをつけた上での挿入も、中出し前提の生挿入も、挿入という点、一線を超えたという意味では変わらない。
ならば、どうせならば行き着くところまで行った方が、せめて性的興奮くらいは満たせるだろう。これが結論だった。
友一は無言で頷いた。
「じゃあ、入れちゃいますよ。奥さん、僕のは大きいですから、力抜いてくださいね」
友一の気が変わる前に済ませてしまおうという魂胆か、サトウは押し当てたものをゆっくりと沈めていった。
毛深い裂け目を押し拡げて、子供の腕のような凶器が潜り込んでいく。
「あっ、くぅっ……!」
智香が苦しげに表情を歪める。
「奥さん、大丈夫? 痛い? ゆっくりするから、怖がらないでね」
覆い被さったサトウが、優しく頬を撫で、キスを繰り返し、優しい言葉をかける。
その間も腰は進むが、少し進んでは少し戻る、という具合で細心の注意を払っている。
友一はその光景を眺めながら、非常に嫌な連想をしてしまい、慌ててそれを打ち消そうとした。
その連想とは、彼が智香の処女を受け取った時のことだった。
あの時も、丁度、あんな風に痛がる智香をなだめながら進んだものだった。
ただし、あの時とこの時には大きな違いがいくつもある。今の智香は処女ではないし、
あの時とは違って、声と表情には苦痛以外の甘い快感の色も混ざっている。
抱いている男の方も童貞ではなく、非常に手慣れている。
そして何より、そこにいるのは友一ではない。それが何よりも口惜しかった。
やがて二人の下腹部が密着した。
友一は何か取り返しのつかないことが起こってしまったような感覚に襲われながら、
裸で絡み合う二人がキスを交わすのを眺めていた。
キスの雨を降らせながらサトウが甘く囁く。
「ほら、奥さん、全部入りましたよ」
「入った……の?」
「全部入りましたよ。どうです、生のチンポは?」
「凄く……熱い……それに、すべすべしてる……」
熱に浮かされたような声と表情で智香が答える。
「旦那さんのと比べてどうですか」
智香は答えず、窺うように友一を見た。言ってもよいかどうか、目で問いかけているのだ。
友一はもう腹を括っている。歯を食い縛りながら頷いた。
智香が喘ぎながら言う。
「凄く、大きくて……硬くて……何だか、お腹が破裂しちゃいそう……」
「大丈夫ですよ。最初は優しく動きますから。
さあ、手と足を僕に絡めて、しっかり掴まって、旦那さんのより大きい生チンポを楽しんで……」
智香が言われた通りに手足を絡めてしっかり抱きつくと、サトウはキスを繰り返しながら、体全体を揺するように動き出した。
ベッドがゆっくりと軋み、組み敷かれた智香が苦しげに息を吐き出す。
だが、智香の苦しそうな息遣いも、すぐに甘く穏やかなものに変わっていった。
サトウが少しずつ動きを大きくしていくにつれ、甘い声も大きくなっていく。
腰を円運動させながらサトウが友一の方を向いた。
「キジマさん、奥さんのオマンコ、最高じゃないですか。締まりはいいし、汁気も程々だし……
生入れしたことないなんて勿体無いですね」
「や、やだ、そんなこと言わないで……ユウくんが、見てるのに……!」
- 47 :
- 「本当、名器ですよ、このオマンコ。でも、いくら名器でも磨かなきゃ宝の持ち腐れですからね。
今日はキジマさんの代わりに、僕が徹底的に磨いてあげますね」
そう笑い、サトウは腰の動きを円運動から前後運動に変えていった。
結合部から聞こえる水音が大きくなり、それと共に智香の押しした喘ぎも艶を帯びていく。
友一は最愛の妻が巨大なもので体の中を掻き混ぜられている様子を茫然と見つめていた。
妻の性器の具合を評価されるなどという屈辱を受けても、現実感がなさ過ぎて、咄嗟に対応ができなかった。
サトウが腰の動きを大きくした。もう普通の性交とほとんど変わらない動きだ。
「奥さん、大分慣れてきましたね。もう痛くないでしょう」
「うん、あっ、い、痛くっ、あぁんっ、な、ないよっ……」
「むしろ気持ち良い?」
「ぁっ、ひっ……き、気持ち、良いよぉ……」
「旦那さんとどっちが?」
「い、言えないぃっ、そんなの、言えないよぉっ……!」
「そうですか。じゃあ、今は言わなくていいですよ。それより、旦那さんと言えば……
キジマさん、繋がってるところ、みたいですよね」
先に反応したのは智香だった。
「駄目、駄目駄目駄目ェっ! そんな酷いの、嫌ァ……!」
「奥さん、奥さんだけが気持ち良くなってちゃ、旦那さんが可哀想でしょ。
旦那さんは奥さんが僕のチンポでヒイヒイ言ってるのを見て気持ち良くなってるんだから、
奥さんも協力してあげなきゃ……ほら、見て、旦那さん、チンポ弄ってますよ」
言われて友一は、いつの間にか、自分が股間のものを扱いていることに気づいた。
それはここ数年では見られないほどに力強く、結婚前、まだ十代だった頃のように力強くそそり立っていた。
「ユ、ユウくん……あんなに……興奮、してるんだ……私が、サトウくんと、エッチしてるの、見て……」
智香が驚愕と失望の入り混じった眼差しを友一の顔と股間に注ぐ。
ペニスから手を離した友一が弁解の言葉を述べる前にサトウが言った。
「だから、繋がってるところ、見て貰いましょうよ」
そのまま上体を起こし、結合部が友一に見えやすいように微妙に体の向きを変えた。
智香が両手で顔を覆った。
「い、嫌ァっ、ユウくん、見ないでぇっ!」
「そんなこと言ってますけど、奥さんのオマンコ、ぎゅうぎゅう締めてきますよ。見られて興奮してるんじゃないですか」
繋がっている部分が友一の前で露わになった。
「見てくださいよ、キジマさん。奥さんのオマンコ、涎垂らして僕のチンポ美味しそうに食べてますよ」
思わず友一は、妻とサトウの生々しい結合部分を注視してしまった。
濃く生い茂った草叢の中に黒々とした太い肉の棒が突き立ち、出入りを繰り返している。
棒が動くたびに智香の体が震えて甘い声が上がる。
引き抜かれてくる竿には白く濁って泡立った愛液が纏わりつき、押し込まれていくと粘液が掻き混ぜられる水っぽい音が響く。
太い棒が綺麗な筋を無惨に押し拡げ、抜き差しのたびに内側に収まっていた肉を引き摺り出し、形を歪めている。
それはあまりにも生々しい光景だった。今、最愛の妻が自分以外の男に股を開き、
信じらないほど大きなものを受け容れて雌になっているのだという現実を最も強烈に伝えてくる光景だった。
自分しか知る者のいない穴の味を別の男が味わっている。
自分など比べ物にならないほどに逞しいものが妻の小さな裂け目を我が物顔で征服している。
そう思った瞬間、信じられないほどに勃起しているものの付け根がかっと熱くなった。
「うあっ……!」
友一は触れてもいないのに射精していた。
勢い良く飛び出した白い液体はベッドまで飛び、丁度、智香の顔のすぐ横に着弾した。
中学生のような飛距離だった。
これ見よがしに腰を振って智香の中を掻き回しながらサトウが言う。
「あ、奥さん、見てくださいよ。旦那さん、奥さんと僕が繋がってるところ見ただけでイッちゃいましたよ。
しかも、あんなに飛ばしたのに、まだビンビンです」
「う、嘘、ユウくん……見てるだけで……?」
愕然とした問いかけに友一は答えられなかった。驚いているのは彼も同じだった。
自分が智香の痴態を目にして射精してしまったという事実は強烈過ぎて、それ以外のことを考えられなくなっていた。
すかさずサトウが上体を倒して智香に覆い被さる。
「そうですよ。旦那さんは、奥さんが僕に抱かれて可愛い声を出すのを聞いて喜んでるんです」
- 48 :
- 「そんな……ユウくんが……嘘……」
「嘘じゃありませんよ。見ただけでイクなんて、本当に喜んでなきゃ無理ですよ。
だから、何も遠慮なんかしなくていいんですよ。
僕に抱きついて、好きなだけ気持ち良くなっちゃっていいんです。
旦那さんのことは気にしないで、僕のチンポで気持ち良くなっちゃってください」
智香の返事はなかったが、絡みつく手足に力が籠もり、上げる喘ぎが一層の艶を帯びたことが、彼女の内心を端的に表していた。
サトウの動きが激しくなった。しなやかに体を波打たせ、叩き壊すような勢いで腰が智香の体にぶつけている。
智香はそれを悦んで受け容れているようだった。
高らかな嬌声が上がり、結合部からは下品な水音が響く。友一が聞いたことのない声、立てたことのない音だ。
「駄目ェっ、イクッ、イッちゃうよぉっ!」
「いいんです、イッてください、僕のチンポでイッて……!」
はしたない声を上げて悶える智香をサトウの腰が一層激しく責め立てる。
智香は絶叫するような声を上げて体を反り返らせ、痙攣するように震えた。
それでもサトウは責めをやめない。体の下で跳ね回る柔らかい体を抱き締め、無慈悲に腰を遣い続けている。
「駄目っ、やぁっ、も、イッ、イッてるのぉっ! 駄目なのぉっ、やだやだぁっ、気持ち良過ぎて怖いよぉっ……!」
悲鳴のような嬌声を上げながら、智香が何度も何度も体を反らして痙攣する。断続的に達しているのだ。
友一はそそり立ったものを扱き立てながらその様子を見守った。
今まで見たこともない激しい乱れ方に、今までにしたこともない激しい責め。
全てが自分以外の男に為されたことだと思うと、気が狂いそうな熱が下腹部に溜まり、呼応するように他の部分の熱が冷えていく。
下腹部に溜まった熱が爆発して飛び出し、床に空しく飛び散った。
荒い息をつきながら眺める先では、声と音が続いていた。
だらしなく力を失ったものがまた硬さを取り戻し始めた頃、唐突に、サトウが繋がったままの智香ごと体の向きを変えた。
二人の尻が友一の側を向き、生々しい結合部が晒された。
毛に覆われた筋が痛々しく拡がって太い肉棒を咥え込んでおり、
その下では、友一が今までろくに見せて貰ったこともない、慎ましい肛門がいやらしく収縮と弛緩を繰り返している。
削岩機のように肉の杭が打ちつけられるたび、尻の肉が震え、握り拳ほどもある袋が会陰に押しつけられて形を変える。
肉棒が引き抜かれると、中の肉が名残惜しげに引き摺り出され、泡立った愛液が零れ出す。
食い入るようにその部分を見つめていると、サトウが荒々しい息遣いと共に言った。
「キジマさん、今から奥さんの中に出しますよ! 初めての中出し、よく見ててくださいね!」
腰の動きが激しくなってしばらくした頃、サトウが「出る!」と叫び、ぐっと腰を智香に押しつけた。
密着した結合部が震えているのを友一は見た。僅かに覗く肉棒の付け根が不気味に脈動している。
今まさに最愛の妻の体内に別の男が精液を注入している。そのことが友一には痛いほどにわかった。
「奥さん、中で出してますよ。わかりますか」
「あ、熱いっ、熱いのがっ、びゅっびゅって……」
うわごとのような声を智香が上げる。
下腹部が熱くなり、熱が爆発する。震えるものから精液が飛び散り、ベッドを汚した。
友一のものが力を失っても、サトウの射精はまだ続いていた。力強く脈動して智香の中に精液を注ぎ続けている。
友一の何倍もの時間をかけてたっぷりとした射精を済ませたサトウは、
余韻を楽しむように腰を動かした後、ゆっくりと腰を引いた。
まだ硬さを保ったままの巨大なものが、内側の肉を引っ張り出すようにして姿を現した。
ぐちゃぐちゃになった筋はぽっかりと口を開け、そこからは半ば固形物のような白濁液が見えていた。
「あ、ああ……」
友一はまだ手の中でペニスが硬くなっていくのを感じながら、茫然とその破滅的な情景を眺めた。
サトウが智香の背後に回り、後ろから抱えるようにして支え起こす。
全身を火照らせて汗だくになった智香が、友一と向かい合った。
「や、やだぁ、ユウくんに、見られちゃうよぉ……」
「見せてあげた方が旦那さんも喜びますよ。さあ、たっぷり中出しされちゃったオマンコ見せてあげましょうね」
智香の胸を後ろから我が物顔で揉みしだきながら、サトウが微笑む。
- 49 :
- 「ほら、見てください、キジマさん。凄く具合がよかったんで、奥さんの中にこんなに出しちゃいました。
僕のは濃いから、ひょっとすると出来ちゃうかもしれませんね。まあ、ピルがあるから関係ないですけど。
さあ、奥さん、旦那さんに、初めての生入れ中出しの感想を聞かせてあげてください」
「ユ、ユウくん……」
「……智香っ!」
蕩けた顔で智香が友一を見る。
「ごめん……ね。ユウくん以外の、人に……されて、気持ち良く、なっちゃった……
訳がわからないくらい……良く、なっちゃったの……ユウくんのじゃない、おちんちん……を、
ゴムをつけないで、入れられちゃって……ユウくんにもして貰ったことないのに、
中で、精液、出されちゃったの……ごめんね……ごめんね……」
聞きたくない。そう思いながらも、なぜか友一は、遮ることも、耳を塞ぐこともできなかった。
「初めての生チンポどうでした? 僕のチンポは良かった?」
「す、凄く、良かった……サトウくんの……おっきくて……硬くて……ごつごつしてて……
お腹の中、一杯で……良いところに、一杯、当たって……」
「僕のチンポ、好き?」
智香が顔を真っ赤にしながら小さく頷く。
「ちゃんと言葉にして欲しいな」
「……好き」
「何が?」
「……ううっ……サ、サトウくんの、おちんちんが……」
「嬉しいなあ。それで、初めての中出しはどうでした」
「中で……おちんちんがびくびくってなって……ぎゅうって抱き締められて……
熱いのが一杯出てきて、お腹の中が温かくて……気持ち、よかった……」
「またされたい?」
「……うん」
もういいだろう。智香を返してくれ。そう言おうとするよりも早く、ぐったりとした智香をサトウがそのまま抱え上げた。
水っぽい放屁のような音が鳴り、股間から白く濁った体液が零れ出す。
「じゃあ二回戦目いきましょうか。いいですよね、キジマさん」
友一は咄嗟のことに、半ば反射的に首を縦に振ってしまった。
妻が雌になる姿を、今までに見たことのない姿を、もっと見たいと、
心の片隅で思っていたのが表に出てしまったのかもしれない。
その体液を滴らせる部分がゆっくりと動いていき、体液に塗れて光りながら猛る黒々とした肉の棒の先に触れた。
あれよあれよと言う間に尻が下ろされていき、その大きなものが肉の裂け目を再び押し拡げながらめり込んでいった。
サトウの膝に乗って友一に向かって脚を開くような形で、二人が再び繋がった。
サトウが腰を遣って突き上げ始めた。酔っ払いでもしたかのような嬌声が上がった。
「あひぃっ、そんなっ、んっ、ゆ、許してぇ……こ、こんなの、ユウくんに、全部、見られちゃうぅっ!」
「見て貰うのに意味があるんですから、いいじゃないですか。ほら、奥さん、まだまだ硬いでしょ。
これが軟らかくなるまで気持ち良くしてあげますから、楽しみにしててください」
割り込むタイミングを逃した友一は、どうすることもできなかった。
涙目になって顔を引き攣らせて椅子に座り、
妻の体内を貫いているものに比べれば惨めとしか言い様のないものを握り締めることしかできなかった。
目の前では貫かれて乱れる妻の全身が躍っていた。
友一の目には、智香が自ら腰と尻を振っているようにすら見えた。
「キジマさん、奥さんの筋みたいなオマンコ、
元に戻らないくらいぐちゃぐちゃにしてから返しますから、楽しみにしててくださいね」
悪魔の笑い声が聞こえた。
三
サトウと智香の交わりは延々と続いた。肉と肉がぶつかる音。粘り気のある水音。荒い息遣い。
甲高い嬌声。甘えるような声。ベッドが軋む音。こうした情交の艶めかしい音が途絶えることはない。
上になり、下になり、右から左から、前から後ろから、サトウが智香を責め立て、智香が快楽に蕩ける様を見せつけられた。
恥ずかしいからとずっと拒まれていた騎乗位や後背位も見せつけられたし、
その際には、やれ「奥さんのお尻の肉最高ですよ」、
やれ「お尻もいいですけど、太腿が腹に当たる感触も気持ちいいですよね」と、聞いてもいないのに感想を語られさえした。
サトウの腰に跨って腰を振り、友一に向かって四つん這いになってサトウに尻を捧げ、
智香は快楽に叫び、注ぎ込まれる精液を悦びの声を上げて飲み込んだ。
- 50 :
- 友一は悪夢のような時間の中で、最愛の妻が他の男によって雌にされていく様を凝視し、
憑かれたように股間のものを扱き立てていた。半ば腫れ上がって疼きと痛みを発するそれは、
既に何度も精液を放ち、最早出すものなど残っていないにも関わらず、一向に収まる気配を見せない。
正上位で絡み合う二人が体の向きを変えて友一に尻を向け、結合部を見せつけた。
射精の予告だ。サトウの動きと共に情交の音が一層激しくなり、やがて一気に終息に向かった。
既に何発も撃ち出しているのに逞しさを保ったままのペニスが震え、
涎を垂らして絡みつく肉の穴に大量の体液を注ぎ込んでいくのがわかった。
組み敷かれた智香の手足はしっかりと絡みつき、サトウを受け容れ、求めている。
「あ、ああ、出てる……まだこんなに、沢山……熱いの……これ、好きぃ……」と夢見心地で呟きながら、体を震わせている。
友一からすれば冗談としか思えない長い射精を終えたサトウが上体を起こした。
「あんっ、待って、タロウくん……離れちゃ嫌ァ……」
抗議の声を上げて智香が手を伸ばす。
その手に導かれるままに上体を倒し、キスの雨を降らせながらサトウが甘く囁く。
「そろそろ交代してあげないと旦那さんが可哀想だよ、トモカ。
旦那さんの相手もしてあげなよ。そうしたらまた可愛がってあげるから」
いつの間にか、その口調からは丁寧語が消え、呼び方も名前に変わっていた。
智香も同様で、サトウのことを名前で呼ぶようになっていた。
酷く親しげな二人の態度からは、肉体の距離だけでなく、心の距離までもが縮まっていることが窺い知れた。
間に何も入り込めない、密着状態と言えるほどに。
智香が甘ったるい声で言う。
「でも、タロウくんの、まだ硬いよ……もっと……欲しい……」
「旦那さんはいいの?」
「だって……」
「あれ、もしかして、旦那さんのチンポより俺のチンポの方がいいの?」
智香は何も言わずに友一を一瞥した後、何かを堪えるように目を逸らし、微かに頷いた。
「そうか。トモカは旦那さんのチンポより俺のチンポの方が気に入っちゃったんだ」
智香が再び頷く。
「ちゃんと言葉にして欲しいな。旦那さんにも聞こえるように、はっきりと言ってご覧。でないと抜いちゃうよ」
「そ、そんなの、言えない……」
「今は正直になっていいんだよ。その方が旦那さんも興奮するから……ね。
言ってくれたらまたたっぷり可愛がってあげるよ。こんな風に」
囁きながらサトウが腰を軽くくねらせる。サトウの下で智香が悦びの声を上げた。
「ほら、こんな風にしてあげるから」
友一は固唾を呑んで智香の反応を待った。既に勝敗は明らかだったが、
智香が敢えてそれを言葉にして形にするのかどうか、そのことが自分と智香の関係の、
決定的な分岐点であるように思えた。
「……タ、タロウくんのお、おっきい、お、おちん……ちんの方が……好き、なの……ユウくんのじゃ……駄目……」
この瞬間、初めての生挿入や初めての中出しをサトウに奪われた時以上の衝撃が友一に襲いかかった。
何か決定的なものに亀裂が入ったのを彼は理解した。
「旦那さんのじゃない方が好きなんてやらしいね、トモカは。
じゃあ好きだって言ってくれたことだし、たっぷり気持ち良くしてあげるよ。
あ、そうだ、旦那さんに謝っておかないと駄目だよ。今日は俺とエッチするから相手をしてあげられませんって」
「う、うん……」と頷き、申し訳なさそうに友一の顔を見た。「あの、ごめんね、ユウくん……
私、タロウくんとするから、今日は、その、相手をしてあげられないの……ごめんね、本当にごめんね……」
「お、おい……」
あまりのことに友一が何かを――それが何かは本人にもわかっていなかった――口走ろうとするも、
その発言はこの場の誰にも待ち望まれてはいなかった。
「よく言えたね、偉いよ、トモカ」
「は、恥ずかしかったよぅ……」
二人は甘い声をかけ合いながら、水気に富んだキスを交わし、そのまま絡み合った体を蠢かせ始めた。
友一の口から出かけた言葉はそのまま消えた。
腰を遣って智香を責め立てながらサトウが言う。
「ねえ、トモカ。今日だけなんて勿体無いと思わない? また逢いたいと思わない?」
「え……でも……」
ちらりと智香が友一を見る。
「旦那さん抜きでさ、俺と二人で一日中気持ち良いことしようよ。
トモカの大好きなチンポで、沢山気持ち良くしてあげたいんだけど、駄目かな」
「そ、それは……嬉しいけど……ユウくんに悪いし……」
「旦那さんがオーケー出せばいいってこと?」
智香が無言で頷いた。
- 51 :
- 「だそうですよ、キジマさん。僕達が二人で逢ってセックスするの、許可してくれませんか」
「お、お前、ふざけるのもいい加減にしろよ! 触るだけっていう最初の約束も破って……
挙句にまた会わせろだって? 冗談も大概にしろ!」
組み敷いた智香を啼かせながらサトウが涼しげに応じる。
「全部キジマさんがオーケーしたことじゃないですか。おまけにオナニーまでしといて……
自分が許可出しておいて、後になって結果に納得できないから怒るなんて、そんなのないでしょう。
トモカがこんな風に僕のチンポを好きになったのも、全部あなたが悪いんですよ。自業自得です」
「あっ、んぅ、ユ、ユウ、くん……」
激しく貫かれながら智香が友一を呼ぶ。
「な、何だ、智香、どうしたんだ」
「ね、ねえ、お願い……私、今日だけじゃ、嫌なの……またタロウくんに、逢いたいの……お願い、許して……」
友一の思考は、一瞬、真っ白になった。
今まで我儘一つ言わなかった智香。
いつも彼の後ろに隠れていた智香。
もう少し自己主張をするようになればよいと思っていた智香。
自分の言うことを聞いてばかりでなく少しは我儘になってもよいと思っていた智香。
その智香が、知り合い、想い合い、愛し合ってから初めて、我儘を口にした。初めて、自分に逆らった。
その今までずっと友一が待ち望んでいた瞬間は、しかし、最も残酷な形で彼の元に訪れた。
決定的な亀裂がどんどん広がっていくのがわかった。もう修復はできない。
「あっ、でも、でも、タロウくんにして貰わない時は、ちゃんとユウくんにもさせてあげるから……」
して貰う、と、させてあげる。
それは智香の心の中で友一が占める位置の決定的な変化をこれ以上ないほど端的に示したものだった。
もう本当にどうしようもないのだ。友一は眩暈を感じて椅子に背を預けた。
息苦しさを振り払うようにして二人に告げる。
「……ああ、いいよ。もう、好きにしろ」
返事は言葉ではなかった。激しい情交の音と、智香が上げる歓びの声だった。
「トモカ、もし出来ちゃったら、俺の赤ちゃん産んでくれる?」
「ひっ、ん、でも、ユウくんが……」
「旦那さんが、じゃなくて、トモカはどうしたい?」
「う、産みたい……タロウくんの赤ちゃん産みたいよぉ……」
「そう。じゃあ、ピルはトモカにあげるから、どうするかは二人で決めてね」
「うん、うんっ、わかったよぉっ、ユウくんにお願いして、許して貰えるように、頑張る、ねぇ……」
男女の音に混じって聞こえてくる心を削るような会話は、友一には全く意味の理解できないものだった。
わかっているがわからない。聞こえているが聞こえていない。無意識が理解を拒絶している。
- 52 :
- 友一は目の前で絡み躍る肉体を茫然と眺めながら、この破局の原因を考えた。
結局、悪いのは友一自身だったのだ。
倦怠期に根気強く向き合うのではなく、即効性のある劇薬に安易に手を出した怠け心。
他の女を抱いてみたい、他の男に抱かせてみたい。そんな性的好奇心を満たすために、神聖な夫婦の絆を踏み躙ったこと。
いくつも破滅を回避する選択肢を提示されていたにも関わらず――考えてみれば、いつも決めたのは友一で、
サトウは決断そのものは常に友一に委ねていた――好奇心を自制心で押さえられず、それを選べなかったこと。
何もかも責任は友一に帰する。悪いのは彼自身だった。
これは自分の救いがたさに与えられた罰なのだ、と彼は思った。
だから、甘んじて受け入れよう。智香に他の男に抱かれるように強いた以上、それで生まれた結果は全て引き受けよう。
智香が他の男との関係を望むなら、目覚めさせてしまった責任を取ろう。
貴島智香という清楚で真面目な女を破壊してしまったツケを支払おう。
友一はそう決心した。
だが、自分一人が報いを受けることに納得できるほど、友一は器の大きい男ではない。
彼は自分が報いを受ける以上、他の連中も報いを受けなければ納得がいかない。
携帯電話から例のスワッピング募集サイトにログインし、T・Sのプロフィールページを開く。
信頼度評価画面を開き、評価を入力する。
「最高」にチェックを入れ、「ペニスサイズもテクニックも言うことなし! まだ若いのに凄い人です。
妻と一緒に今までにないくらい燃え上がりました。
妻も何度もイカせて貰ったと大喜びです。良い体験をさせていただきました」と感想文を書く。
T・Sは夫婦や恋人の絆を踏み躙る馬鹿共のために用意された報いだ。
そういう連中は精々、高評価のスワッピング相手を探し出して最愛のパートナーを差し出し、一生残る悔いを抱けばよいのだ。
評価を送信した友一は携帯電話を投げ捨て、手で顔を覆い、声を上げて泣いた。
ベッドの上では鳴り止むことのない男女の生々しい音が響き続けている。
- 53 :
- 投下終わり。
そろそろここに落とせそうな使い回し作品も弾切れだ。
- 54 :
- 保守
- 55 :
- >>53
GJ!
ちょっと賢者タイムうっ!
ふぅ…
- 56 :
- ho
- 57 :
- その夜、遂にアキラは心の内に秘めていたドス黒い欲望を曝け出し
景子の熟れた肉体に遅い掛かった。
景子は必で抵抗したが、高校生の力には敵う筈もなく
最愛の一人息子のベット上で犯された。
(何故なの…アキラ君…僕達は友達だろ…どうして、こんな酷い事を…)
景子は、気付いていなかった、その全てをトキオに見られていることを・・・
- 58 :
- 若いアキラの性欲は、一度や二度の射精では修まらなかった。
冷酷な少年は、徐々に変化を見せる景子の反応をトキオに見せつけ楽しんでいた。
『最後まで、ちゃんと見てるんだぞトキオ…』
桜色に染まった肌に、アキラの舌が這う。
10本の指が、豊満な乳房を鷲掴む。
焦らす様な、ゆっくりとした腰使い。
まだ、10代の少年に、景子の体は翻弄されていく。
細い指でシーツを握り締め、せめて声だけでも出さない様に懸命に耐えていた。
眉間に皺を寄せ苦悶に歪む、その表情がアキラの肉欲を更に高めているとは知らずに。
『本当に、いい顔しやがる…もっと、めちゃくちゃにしてやるからな』
アキラは景子の両足を肩に担ぐと、その体を二つ折りにして腰を垂直に打ち込んだ。
『凄いぜ、トキオ…グイグイ締め付けてきやがる…』
(嘘だ…こんなに乱暴にされて…そんなの嘘だ!)
- 59 :
- もう限界だった・・・
他界した、夫の倍以上のサイズで膣内を余す所なくかき回され、
絶え間なく押し寄せる快楽の前に、遂に景子の口から悩ましい声が漏れ始めた。
(もう止めてよ!アキラ君…お願いだから…)叶う筈もないトキオの懇願。
『やめる?違うだろトキオ…代わってじゃないのか?』
『分かってるんだぜトキオ…お前だって本当は、この女とやりたかったんだろ?』
(違う…違う…僕は違う…違うんだ…)
『正直になれよトキオ…何時でも代わってやるぜ…俺達は友達なんだから』
アキラの眼は笑っていた…そして、その腰の動きが更に激しさを増す。
少年に子宮の入口を責め立てられ、景子は思わず息子の名前を叫んでいた。
その瞬間、トキオの中で何かが音を立てて崩れ落ちていった・・・
(代わって…アキラ君…ママは僕のものだ…この女は僕だけのものだ!)
何時も、気弱で大人しいトキオも、遂にオスの本性を剥き出しにした。
先程までの荒々しさとは違い、その行為は急に稚拙な動きに変わった。
朦朧とした意識の中、景子は自分を犯す、その顔を見詰めていた。
涙を流しながら「ママ…ママ…」とうわ言の様に呟く息子の顔が、そこのあった。
- 60 :
- もう夜が明けようとしていた・・・
景子の隣では裸の息子がスヤスヤと眠っている。
母親としての無力感から、涙が込み上げてくる。
そう、悪いのは息子ではない・・・
目を覚ませば、この子は何も覚えていないのだから・・・
悪いのは、全て息子の中に存在する多数の人格達・・・
否、夫の虐待から守って上げられなかった、私自身の責任だ。
景子は、涙を拭って、愛する一人息子の寝顔に優しく語り掛けた。
「ごめんね、俊介・・・」
END
- 61 :
- >>53
GJ!!
ユウくんざまぁですねw
しかしTSは美味しい思いをし過ぎだ爆発しろw
投下は文才さえあれば書きまくるのに……
>>60
こちらもGJ!!
このオチは予想外
母親の罪と言うべきなのか
- 62 :
- ほしゅ
- 63 :
- ほ
- 64 :
- し
- 65 :
- ゆ
- 66 :
- 保守
- 67 :
- 保守
- 68 :
- 是非とも賑わって欲しいスレ
投下期待
- 69 :
- ほ
- 70 :
- 70げと
そして投下期待
- 71 :
- 会社にモテモテで仕事もできて性格もよく男前な同僚がいて
好きな女もその人が好きだから付き合えないって言われたり
仕事でミスしてもその同僚にかばわれたりと
ひねくれた男がその同僚の愛妻を寝取りにいくが
そのスペックの高い男の愛妻だからどんな美女かと思いきや
少し可愛いぐらいの平凡な女だったがでもそれでも強姦すると
ベッドの上ではすごくエロい女で
今まで関係したどの女でも味わえない性的興奮を覚え
写真を撮って脅して何度も関係を迫っているうちにその女に執着してしまう
っていう妄想をした。
- 72 :
- その脳内は、いたって正常
- 73 :
- >>71の続きの同僚視点では
この世に完璧な人間などいないということを表すかのように
今は妻である女性の事が昔から好きで執着していたが相手にされず
女も人間不信だったので男と付き合うこともないと少し安心していたら
ほかの男と結婚すると言ったので強姦し精神的に追い詰めて無理やり妻にしていた。
心は手に入れられなくても体だけは無理やり開発して猥らな女にして
それから子供を産ませたりして心を手に入れようとしていたが
結婚して一年ほど経っても全然その気配がなくまあそのうちにと思っていると
突然の懐妊の報告にうれしくなりもう中絶できない時期にいったところで
「あなたの子供じゃないの」と落とされ
「あなたが誰にでも股を開く女にしたんでしょう?」と
他の男との情事を話し出す(ビデオとか写真とか見せる)妻
妻は狂ってるのかもしれない狂わしたのは自分だと思うって話も妄想した
……ここまで書いたら、このスレにはグレーっぽい題材かもしれん。
- 74 :
- 何ここで問題無い
- 75 :
- おもしろいじゃないですか
- 76 :
- 母子相姦もの希望
- 77 :
- >>76
エロゲだけど実母なら
学食のおばさん
淫落の血族
童貞クリニック
辺りが良い感じ
- 78 :
- ほ
- 79 :
- しゅ
- 80 :
- エロゲであれば胎辱の檻もおすすめ
- 81 :
- age
- 82 :
- 保守
- 83 :
- ほ
- 84 :
- hosyu
- 85 :
- 保守
- 86 :
- なんも来ない
- 87 :
- ここまで保守が続くと流石に寂しいから、過去作品の転載で茶を濁すことにする。
100KB以上で結構な量があるが、まあ構わんだろう。
十分以上投下が途絶えたらさるさんでも喰らったと思ってくれ。
ジャンル、属性等
寝取り・寝取られ、若妻、孕ませ、アナル、妊婦
- 88 :
- 「隣に引っ越してきた若妻と」
一
朝のゴミ出しに向かう途中、何ヶ月か前に引っ越してきた隣人の出勤に出くわした。
ぱりっとしたスーツを着た隣の家の旦那さんが仕事に向かうのを、美人で巨乳の奥さんが見送っている。
ああいう巨乳はそうはいないから羨ましい。何としても俺のものにしてやる。
向こうはまだ俺に気づいていないようなので、挨拶の声をかけようかと思ったが、
出かかった声を咄嗟に呑み込んだ。旦那さんと、それを見送る奥さんの雰囲気が妙だったからだ。
旦那さんは酷く不機嫌な、今にも怒鳴り出しそうな顔をしているし、
奥さんは奥さんで酷くつらそうな顔をしている。
夫婦喧嘩でもしたのだろうか。だとしたら、あの深刻な顔つきを見る限りでは、相当な大喧嘩だ。
こういうのには関わり合いにならないに限る。家庭の事情を利用するのは人妻を堕とす基本だが、
そのためにはまず、家庭の事情に立ち入ることができるだけの親密さが必要だ。
そう考え、目立たないよう道の端に寄って通り過ぎようとしたのだが、
旦那さんが気づかれてしまった。黙って通り過ぎようかと思ったがもう無理だ。
こうなったら軽く挨拶してさっさと通り過ぎるに限る。
「おはようございます」
「ああ、おはよう」
旦那さんは俺より一回りは年上、三十数歳といったところだろう。
その真面目そうな外見には官僚などが似合いそうだが、付き合いのある調査会社の報告では、
とある上場企業の係長とのことだ。仕事においては比較的優秀な人なのだ。
「おはよう、佐藤くん」
奥さんは俺より四、五歳くらい年長、大体二十四、五か、それより少し上くらいだろう。
おっとりとした感じの清楚な顔立ちに、片手では掴み切れそうもない巨乳、
ぎりぎりで肥満にならないむちむちとした肉感的な肢体と、
凄く抱き心地の良さそうな体をした、タートルネックがよく似合いそうなお姉さんだ。
いつもと違い、奥さんが浮かべている柔和な笑顔には陰があった。夫婦喧嘩か何かしたのだろうか。
「今から大学かい?」
微妙な空気をごまかすように、旦那さんが世間話を始めた。
「今日は午後からなんで、これ出した後、家で適当に時間潰します」
「学生はスケジュールが緩くていいなぁ。俺も学生時代に戻りたいよ。それじゃあ、もう行くから……」
「はい、僕もゴミ捨てに行くんで……」
夫婦と別れ、一人、ゴミ捨て場へと向かった。
二
ゴミ捨て場からの帰り道、隣家の前を通りがかった時、何気なく敷地内に目を向け、驚きの声を上げそうになった。
奥さんが門の近くで倒れていたのだ。
早速門の近くに向かう。これは隣人夫婦と親しくなる良いチャンスだ。逃す手はない。
「奥さん、どうしました?」
門の外から声をかけてみると、奥さんは弱々しく顔を上げ、こちらを見てきた。
どうやら心疾患や脳疾患の類ではないようだ。立ち眩みか貧血辺りだろう。そのくらいならば俺でも対処できる。
となれば、やはりこの機会は逃さず活用すべきだ。どこまでも積極的に。
「奥さん、大丈夫ですか? 意識ありますか?」
敷地内に踏み入り、奥さんの傍に屈む。
「大丈夫……ちょっと眩暈がしただけ……」
「大丈夫じゃありませんよ。ほら、肩を……
あ、もしかして、急に動かすとまずい病気とかだったりしますか?」
「ううん、大丈夫……ちょっと疲れてただけだから……」
「あっ、奥さん、どうしたの!?」
門の外から年寄り臭い掠れ声が聞こえてきた。
振り向けば案の定だった。この辺りに住んでいる婆さんだ。日課である朝の散歩中に通りがかったのだろう。
「学生さん、奥さんどうしたんだい?」
婆さんの態度に俺を疑う気配は微塵もない。
当然だ。俺は周囲の信用を得るため、常に好青年を演じているのだから。
地域の集まりや当番には欠かさず参加している。
俺を知っている人間ならば、この状況を見ても、俺が奥さんを介抱しているとしか受け取らない。
- 89 :
- 「わかりません。ゴミ捨てから帰ってきたら倒れてて……」
「あの、大丈夫ですから……ちょっと疲れて眩暈がしただけで、大したことは……」
「いいからいいから! 奥さん、女は体を大事にしなきゃ駄目だよ!
ほら、学生さん、ぼさっとしてないで、早く家ん中に連れてってあげなさい、あたしが戸を開けるから!」
ある一定年代以上の女に特有の人の話を聞かない性質を発揮して、婆さんが指示を飛ばす。
願ってもない援護射撃だ。
「まあ、そういうことなんで、奥さん、僕が肩支えますから、家に入りましょう」
抱き起こして立ち上がらせ、肩を支えると言うよりは抱くようにして玄関に向かう。
その際、さりげなく豊かな胸に触れる。あくまでも偶然を装い、軽く指先が引っかかる、
軽く手の甲が掠めるといった程度に留め、感触を堪能する。
奥さんの体を気遣うように、しかし実際は少しでも長く感触と匂いを堪能するため、必要以上にゆっくりと歩く。
服とブラジャーを隔ててもわかるほどの柔らかさと温かさは、まさに一級品の証だ。
何としてでもこの乳を――この女を俺のものにする。俺の子を孕ませて、母乳を吸いまくってやる。
そういえば、この夫婦にはまだ子供がいないようだ。ならば、丁度良い、初産は俺の子だ。
やがて玄関につき、俺と奥さんは家の中に入った。
初めて入った家の中は、上流寄りの中流といった雰囲気だった。それなりの家の奥様と旦那様なのだ。
この家の中で奥さんを善がらせることを想像すると、今からチンポが熱くなってくる。
やはり人妻と家はセットなのだ。家、特に夫婦の寝室でのセックスと妊娠は、
人妻を寝取る上で欠かせない大切な儀式だ。寝室と子宮。この二つを征服して初めて、
人妻を寝取って自分のものにしたと言えるのだから。
「あの、もう大丈夫ですから……」
俺に肩を抱かれながら、少し顔色の良くなってきた奥さんが言う。
「そうかい? それじゃあ、あたしらは帰るけど、ほら、うちの電話番号書いとくから、
何かあったら遠慮なく呼ぶんだよ。世の中助け合いだからね。
あ、男手が必要な時もあるだろうから、学生さんもついでに番号書いときな、ほら」
婆さんが勝手に話を進め、自分の自宅番号を書いたメモ用紙を差し出してきた。
これで期せずして連絡先を教えることができるのだから、この婆さんの援護射撃は神がかっている。
この婆さん、実は俺の目論見をすっかりお見通しなのではないか。ふと、そんな恐ろしさも込み上げてくる。
紙に名前と自宅とケータイの番号を書き込んで婆さんに返す。メールはまだ書かない。
夫婦の警戒心を刺激しかねないようなことは慎む必要がある。
連絡先を残し、俺と婆さんは隣人宅を出た。
- 90 :
- 三
翌朝、ゴミを捨てに出かけると、隣人宅の前で旦那さんが時計を気にしながら立っているのが見えた。
横には奥さんが立っている。
昨日ほど深刻そうではないが、どうも妙な空気が漂っている。
旦那さんが俺に気づいた様子で手を振り、手招きした。
「おはようございます。何かご用ですか?」
「うん、マナミから聞いたんだけど、昨日、田中のお婆ちゃんと一緒に、マナミを介抱してくれたんだって?」
「マナミさん?」
十中八九奥さんの名前だろうが、敢えて訊く。ひょっとすると字を教えて貰えるかもしれない。
「ああ、うちのの名前だよ。『愛する』に『美しい』で『愛美』」
愛と美。この温かな雰囲気の奥さんにはぴったりの名前だ。
「綺麗なお名前ですね」
「ふふ、ありがとう」
奥さんが微笑む。
「それから、あの時はバタバタしててお礼も言えなくてごめんね。昨日は助けてくれてありがとう、佐藤くん」
「倒れてる人を見捨てるようなことはできませんよ」
「偉いな、君は。僕が学生だった頃より真面目なんじゃないかな」と旦那さんが笑い、続ける。
「そうそう、時間がないから手短に言うけどね、今日は君に何かお礼をしようと思って待ってたんだよ」
「そんな、お礼なんて……」
「まだ若い内から遠慮なんてするものじゃないよ。
田中のお婆ちゃんに聞いたんだけど、何でも君は独り暮らしらしいじゃないか」
「ええ、そうですが……」
「家事とか、大変だろう。折角だから、今日は家に夕飯を食べに来ないかい」
早速あの介抱が効いてきたらしい。
予想以上の効果だ。まさか翌日に家に上がり込めるほどになるとは思わなかった。
「いいんですか?」
「ああ。ところで、君、佐藤くんだったっけ、歳いくつ?」
「今年で二十歳になる予定です」
「そうか……それくらいならいいよな、うん。酒は飲める?」
「そこそこは」
「なら決まりだ。今晩、うちで夕食がてら、一杯やろう」
「うーん……」
少し躊躇う素振りを見せ、わざとらしく奥さんの様子を窺う。
「遠慮しないでおいでよ、佐藤くん」
奥さんは俺の望み通り、オーケーを出してくれた。
これでひとまず状況は整った。
「それじゃあ、ごちそうになります。お腹空かせていっていいですか?」
「勿論。腕によりをかけて用意しておくから、楽しみにしててね」
- 91 :
- 四
夕食の席では、奥さんの手料理に舌鼓を打ちながら歓談した。
話題は専ら俺のことだった。
「そういえば、佐藤くん。君、あの家に一人で住んでるんだよね」
金目当ての馬鹿が寄ってこないように、借家ということにしてある俺の家は、一人で住むにはやや広い。
有り体に言って、学生が一人で住むには、金銭的にも間取り的にも不相応な家だ。
「そうですよ」
「家賃とか結構かかるだろう。学生なのに、大変じゃないのかい?」
「ああ、僕、株とFXやってるんですよ。これが結構儲かってるんで、ちょっと余裕があるんです」
まさか馬鹿正直に、「証券会社の操作ミスに付け込んで儲けた百億でネオニートして年に何億か稼ぎながら、
有り余る金と時間を使って女を寝取って遊んでます」などと言うわけにはいかない。
「へえ、株にFX。デイトレって奴?」
「基本はそれです」
「学生なのに凄いね」
「まあ、儲かってるって言っても、せこせこやってるだけですから、儲かっても、精々、一月に二、三十万くらいですね、利益は。酷い時は小遣い程度、もっと酷ければ赤字です」
「それでも大したものじゃないか。大卒の初任給より高いぞ」
「だから、将来的にはこれで食べていけたらいいなと思ってます」
「ふうん。それって俺でもできるのかな」
「いやあ、やめておいた方がいいですよ。本気で儲けようとおもったら、
長い間張り付く必要がありますから、普通に勤めてる人だと、ちょっと時間が足りませんよ。
学生とか主婦みたいに自由時間が多くないと。
まあ、ケータイ使えば外でも何とかやりくりできますけど、お勧めはできませんね。
やっぱり、家で落ち着いてやるのが儲けるコツですから」
ここでさりげなく矢を放つ。後は上手く乗っかってくれることを祈るのみだ。
「そうかぁ。じゃあ俺は無理かな。結構忙しいし。しかし、主婦か……じゃあ愛美なんか丁度良いんじゃないか」
「えっ? 私は、そんな、株なんて……難しいことはわかりませんよ、あなた」
旦那さんは見事に食いついてくれた。この幸運を逃すわけにはいかない。
「そんなことありませんよ。簡単です、簡単。
パソコンの前に座ってマウスをカチカチ、キーボードをカタカタ、ちょこっとやるだけでいいんです」
「でも、そういうのって怖いんでしょ? それに、お金が沢山必要でしょうし……」
「少額での取引なら損益は大したことになりませんし、元手も二十万くらいで充分ですよ」
「だってさ。二十万なら何とかなるし、ちょっとやってみたら?」
「でも、私、何も知りませんし……」
「あ、よかったら教えますよ。デイトレーダーが増えると僕も嬉しいですし」
「そりゃあいいね。でも、君、デイトレで食ってるようなものだし、
言わば、プロだろ?プロにタダで指導させるのは心苦しいしなぁ……
あんまり出せないけど、いくらかバイト代出そうか? 儲かった分の何割か、とかで」
「いやあ、食うに困らないだけのお金はありますんで、結構ですよ」
「でもそれだと悪いしなぁ……」
考え込む旦那さんの前で俺も密かに考え込む。
ここで一気に次の段階に進むべきか。
それとも、性急な電撃戦はやめ、今日は家に上がっただけで満足すべきか。
やはりここは攻めるべきだ。ヒトラーはダンケルクの前で停まって失敗したのだ。俺はその轍を踏まない。
「あ、それだったら……」
「ん? 何だい?」
「何か教える日は奥さんにうちに来て貰って、家事をやって貰うっていうのはどうでしょう?」
「愛美が、家事を?」
「独り暮らしだと、家事って結構面倒なんですよ。だから、掃除と洗濯と料理をお願いできないかな、なんて」
旦那さんは黙っている。
早まったかもしれない。失敗した。順調な滑り出しに気を良くして調子に乗り過ぎた。
何とか冗談に紛わせようと口を開きかけた時、奥さんが困ったように言った。
「佐藤くん、そういうの、彼女さんが嫌がるんじゃない?」
「いえ、彼女はいないんですよ」
「意外だなぁ。見た目は結構良いのに、彼女なしか」
これはまずい。旦那さんはかなり警戒心を強めている。早まったか。
どうにかしないと、奥さんに近づく機会がなくなる。
- 92 :
- 「その、何て言いますか……女の子と付き合うっていうのに興味がないんですよ」
「……ほう」
旦那さんの態度が少し軟化した気がする。ここで畳みかける。
「いや、ホモとかじゃないんですよ、別に。ただ、僕、学生にしてはお金持ってる方じゃないですか。
そのせいで色々ありまして……僕と付き合ってくれる女の子はみんなお金目当てなんじゃないか、と。
それか、デイトレーダーが珍しいから、肩書きに寄ってきてるんじゃないかって」
「だから、女はもう懲り懲りってことかな」
「まあ、それもあるんですけど、元々、そういう付き合いって好きじゃないんですよ。
トレードしたり、本を読んだり、体を鍛えたりしてる方が楽しいって言うか……」
「自分のためだけに時間を使いたい?」
「そう、それです」
「そうか……でも、それだったら、何で愛美に教えてくれる気に?」
「さっきもちょっと言いましたけど、デイトレーダーが増えると僕としては嬉しいんです。
デイトレーダーが増えれば、デイトレも市民権が得られて、
珍しい物を見るような目で見られることもなくなりますから。そのための先行投資ですよ」
「なるほどねえ。デイトレの世界にも色々あるんだなぁ」
「そうなんですよ。まあ、ゴルフやってる人が、これから始めようって人に、
気前よく高いクラブをあげちゃうようなのと同じだと思ってください。
同好の士が増えると嬉しいんですよ」
「そうかい……まあ、そういうことなら、愛美に教えてやってくれると嬉しいな。
どうだい、やってみないか、愛美」
「そう、ですね……家計の足しにもなりますし……佐藤くんの迷惑にならないようでしたら……」
「その点は大丈夫ですよ。大学や道場がない時は大抵家にいますから。
来る時は事前に連絡してこっちの都合さえ確認して貰えればオーケーです。明日からでもいいですよ」
「そう……なら、お願いするね、先生」
奥さんが穏やかに微笑んだ。清純過ぎて犯したくなる笑顔だ。
「先生ですか?」
「だって、教えて貰うんだもん」
「佐藤先生か。こりゃあいいな」
大分酔いが回ってきた様子の旦那さんが、何がツボにはまったのか、楽しげに笑い出す。
「そうそう、ところで佐藤先生は道場がどうとか言ってたけど、何か格闘技でもやってるの?
よく見れば、腕なんか凄く筋肉ついてるし……背は俺よりちょっと高いくらいなのに、腕の太さがまるで違うなぁ」
「ちょっと軍隊格闘術系の護身術を齧ってます」
「へえ、何だか物騒だね」
「デイトレで大金持ちになった時に備えて実戦的な奴を訓練してるんですよ。
お金持ってると危ないですからね。
ほら、この前も、どっかの社長の家に強盗が入ったって、ニュースでやってたでしょう?」
「用心深いんだな、佐藤くんは。あ、だからデイトレで儲けられるのかな?」
こんな調子で隣人宅での時間は過ぎていった。
- 93 :
- 五
翌朝、既に習慣と化した朝風呂から上がった頃に、早速、奥さんから電話がかかってきた。
内容は、今からレッスンを受けに行ってもいいか、というものだった。
勿論オーケーした。
電話を切った時、激しく勃起していた。パンツの中が我慢汁で汚れるほどに欲情した。今から奥さんを俺の家、即ち俺の縄張りに招き入れるのだと思うと、それだけで興奮せずにいられなかった。
もっとも、初日から手を出すような馬鹿な真似はしない。
最初の内はどこまでも真面目に、下心など欠片も感じさせず、紳士的に、事務的に振る舞う。
充分に警戒心が解け、互いの心理的距離が縮まるまでは、物理的な接近は厳に慎むのだ。
急がないと初産に割り込めなくなるかもしれないが、そのために股を開かせるのに失敗しては元も子もない。
しかしながら、何のアクションもイベントもなく時を過ごしていては、いつまで経っても先に進めない。
時にはこちらから揺さぶりをかけ、俺が男であることを意識させる必要がある。
- 94 :
- 六
愛美さんがデイトレを始めてから二ヶ月ばかりが過ぎた。
勿論、何の問題も起こっていない。二ヶ月続けて黒字だったことは隣人夫妻の信頼を勝ち取るのに充分だったし、
人妻が若い独身男の家に入り浸ることへの勘繰りも、寝取られ夫内定者、お人好しの旦那さんが思わぬ副収入に喜んでいたこと、
それと町内井戸端会議のボス的存在である田中の婆さんが俺のことを「立派な学生さん」と評価していることによりあっさりと消え去った。
田中の婆さんは、俺に対する悪評が出ると、素早く火消しに回ってくれるのだ。
そして今日、そうしてじっくりと熟成させてきた状況に揺さぶりをかけるつもりだ。
まずはいつものように愛美さんを家に迎え入れる。
その後、今日は朝風呂に「入り忘れていた」ことを思い出す。
愛美さんに、いつも通りの習慣を変えるのは気分が悪いからと言って、
愛美さんが食器を洗ってくれている間にシャワーを浴びる。
その後、「うっかり」いつも通りに裸のまま家の中を歩き回ってしまい、
愛美さんに全裸を見せつけ、俺が若い男であることを再認識して貰う。
計画としてはこんな感じであり、これは風呂から出て裸で歩き回るところまでは予定通りに進んだ。
しかし、愛美さんに裸を見せたところで、予想外の――しかし好ましい――ハプニングが起こった。
風呂から上がった後、全裸のまま、自然体を心掛けながらゆっくりとリビングに向かう。
リビングでは愛美さんが皿を洗っているはずだ。
リビングに入ると、案の定、愛美さんはいた。こちらに背を向け、皿を拭いている。
新妻風のエプロン姿が情欲をそそり、チンポが硬く立ち上がりかけるのを気合いで抑え、
平常時に戻ったところで、いかにも驚いた風な声を上げる。
「えっ……きゃあっ!」
何事かと振り向いた愛美さんが俺の姿を見て黄色い悲鳴を上げる。
ここまでは予定通りに運んだ。問題はこれからだ。
愛美さんの手から皿が滑り落ち、フローリングに当たって割れた。
愛美さんはすぐに屈み込み、破片に手を伸ばした。
「あっ……ご、ごめんなさい、お皿が……」
俺はこの状況を最大限利用することにした。すぐさま駆け寄り、愛美さんの手を押さえる。
「ああ、大丈夫大丈夫。愛美さんが怪我したら大変だから、僕がやっとくよ」
「で、でも……」と何かを言いかけ、愛美さんの動きが停まった。驚きの表情で一点を見ている。
視線の先は勿論俺の股間だ。上手い具合に姿勢を調整し、丁度愛美さんの鼻先にチンポがぶら下がるように仕向けたのだ。
愛美さんは悲鳴を上げて顔を背けたが、その実、興味津々のようで、ちらちらと俺の股間を盗み見ている。
俺のは所謂「ウタマロ」、それもよく使い込まれた業物だ。
長く、太く、硬く、雁高で、百戦錬磨を示すように黒ずんでいる。
また玉袋の方も狸のように大きく、重たげにぶら下がっている。この竿と玉を見て平然としていた人妻はいない。
男の味を知る女は必ずこれに興味を示す。
遊んでいる女ならばこいつをちょっと見せるだけで股を開くこともある。「試してみたい」のだそうだ。
愛美さんが唾を呑み込む様子が見えた。やはりこの人も例外ではなかったようだ。
ただ、流石に貞淑な奥様である愛美さんは、他のビッチ共とは違い、試してみたいなどとは言い出さない。
少し面倒臭い気もするが、そういう人妻だからこそ落とした時の喜びも一入と言える。
それにしても、人妻が自分のチンポに関心を示してくれた事実は興奮を誘う。
危うく勃ちそうになってしまったので、こちらが全く気づかずに裸を晒しているという設定上、それはまずい。
白々しく訊く。
「あれ、愛美さん、どうかしたの?」
「あ、あの……服! 服、着て!」
「え? 服? ……ああっ、うわっ、ちょっ、俺何やってんだ!?
……ああっ、ごめんね、愛美さん。いつも風呂上がりはこうだから、つい、癖で……」
慌てた風な声を上げて股間を隠し、後ろを向く。心持脚を開き気味にすると、玉袋に視線を感じた。
視線感知は女の専売特許ではない。見られれば男もわかるのだ。
「き、気をつけてね。私だったからいいけど、他の人だったら大変だよ」
「ごめんごめん……じゃあ、僕は服を着たらこれを片付けるから……」
「そんな、悪いよ……割ったの、私だし……あ、ちゃんと弁償するね。これ、結構高いお皿なんでしょ?」
「ああ、いいよ、そんなの。変なモノ見せた僕が悪いんだし、その皿も見かけだけで、実はそんなに高くないしね」
- 95 :
- 「そんな、変なモノだなんて……」
「え?」
「な、何でもないよっ! でも、本当にいいの?」
「いいってば。それより、僕にとっては、愛美さんが怪我しなくて何よりだよ」
「もう、口が上手いんだから……あれ、佐藤くん、そういえば、さっき、自分のこと『俺』って言ってなかった?」
「え……ああ、普段はそうなんだよ。あちゃー、地が出ちゃったなぁ……猫被ってたのに」
「それなら、もう被る必要ないよね。私、自然に接して貰える方が嬉しいから……」
この日以来、愛美さんと俺の関係は微妙に変化した。勿論、良い方向へだ。
この時以来、愛美さんが俺を見る目は、弟や友人を見るような目から、雌が雄を見るような色気を含んだ目に変わった。
愛美さんは俺を男として意識し始めたのだ。今まではマウスを握る手に触れても大した反応を示さなかったのが、
これ以降はピクピクと反応するようになったし、俺の股間や筋肉を盗み見ることも少なくなかった。
更に言えば、この時のような「アクシデント」を期待しているような節もあった。
流れは大分俺の方に向いてきたと言える。ひょっとすると、もう勝負をかけてもいい頃合かもしれない。
だがまだ我慢だ。あともう一押し、何らかのきっかけが訪れるまでは勝負に出ない方がいい。
時間をかければかけるほど初産を奪える可能性が下がるが、ここは慎重を期すべきだ。
数ヶ月から半年は覚悟すべきだ。
そう思っていたのに、転機は大体半月後くらいに訪れた。
- 96 :
- 七
その日の朝、愛美さんは最初から様子がおかしかった。
いつの間にか電話からメールに変わった事前連絡には特段変わった様子はなかったのだが、
実際に訪ねてきた愛美さんは、全身に陰を纏っていた。
酷く嫌なことがあったような、酷く落ち込んでいるような、そういう状態だ。
口先では「体調が悪いなら無理しないで帰った方がいいよ」などと言いつつも、
実際は素直に帰す気など欠片もなかった。相手が弱っている時を狙うのは基本中の基本だ。
傷心の女はちょっと優しくしてやるだけで簡単に落ちる。
今日ここで一気に攻め込むことにした。
「大丈夫だから……」と言う愛美さんをリビングに通してソファーに座らせ、隣に腰を下ろす。
最初の頃は向かい合って座っていたのが、今ではちょっと手を伸ばせば肩を抱けるような近距離だ。
愛美さんも大分俺に気を許し、しかも、少なからず関心を持ってくれているらしい。嬉しい限りだ。
「愛美さん、何だか落ち込んでるみたいだけど、何かあった?」
おおよその見当はついている。隣人夫婦は、一昨日から昨日の夜まで、
旦那さんの実家に行っていた。その時に何かがあったのだろう。
「……私、一昨日と昨日、大輔さんの実家に伺ってたの。そこで、お義母さんに、
子供はまだか、子供の産めない嫁なんていらない、って言われて……」
ありがちな話だ。息子の嫁を子を産む道具としか思っていない姑は多い。
そうやって早く子を産めとせっついて嫁にストレスを与え、俺のような人妻狙いの男に援護射撃をする姑は。
「あの……佐藤くんになら話してもいいかなって思うから……家の中のことなんだけど……
もし迷惑じゃなかったら、聞いてくれない?」
「いいよ、俺でよかったら相談に乗るよ」
遂に相談がきた。人妻から家庭内の悩み事を打ち明ける相手として選ばれるだけの信頼を得たなら、
裸にするまであと一息だ。
「ありがとう……あのね、私達、結婚して二年も経つのに、まだ子供が出来ないの。
色々と試したんだけど、何だか私達って子供が出来にくいみたいで……」
「そうなんですか……」
こういう時は精々深刻ぶり、いかにも同情しているような顔で一言二言相槌を打つのが正解だ。
女はこういう時、ただ話を聞いて同意して貰いたいだけなのだ。解決策を教えて欲しいわけではない。
「多分、私かあの人のどっちかか、両方に問題があると思うんだ……
だから、あの人に、一回不妊治療を受けてみようって言ったの。なのに……」
「……なのに?」
「あの人、そんなみっともないことできるかって……お義母さんに色々言われて、
私がどんなにつらい思いをしてるのか知ってるはずなのに……」
愛美さんは言葉を切ったが、これは相槌を待っているのではなく、次の言葉を考えているのだ。
ここは何も言わずに待つべきだ。
「……ねえ、佐藤くん。随分前に、私が倒れた時のこと、憶えてるかな?」
「そりゃ勿論ですよ。隣の奥さんが庭で倒れてたんですから。
田中さんとこのお婆ちゃんも来て騒いでましたし、忘れようったって忘れられませんよ」
「そう、憶えててくれたんだね……あの時、私とあの人、妙な雰囲気だったと思わない?」
「え? まあ、その、そうですね。何だか、喧嘩してたみたいな……」
「……その前の日なんだ。不妊治療の話をしたの。お義母さんからお叱りの電話があって、
耐えられなくなったから、どうにかしないとって思って……でもあの人はみっともないから嫌だって……
多分、それでストレスが出たんだろうと思う」
愛美さんは俯いた。肩を震わせている。泣いているのだろう。
なるべく自然な感じで背中に触れた。柔らかく温かな感触と共に、ブラジャーの紐の硬い感触が指先に伝わる。
一瞬、愛美さんの体が驚いたように強張ったが、
子供をあやすように背中を撫でてやると徐々に強張りも解れ、されるがままとなった。
優しげな声で語りかける。
「ねえ、愛美さん、子供ができなくて、つらいんでしょう?」
愛美さんが無言で頷く。
「赤ちゃんが出来たら、そのお義母さんとも仲良くなれる。お義母さんの酷い言葉を聞かなくて済む。そうですよね?」
また頷く。
ここで勝負に出る。さりげなく肩を抱いて距離を縮め、囁くように言う。
「だったら、俺とエッチしてみませんか?」
「えっ……!?」
愛美さんが驚いたように顔を跳ね上げる。
- 97 :
- 「もし子供が出来ない原因が愛美さんにあったら無駄ですけど、旦那さんのせいだったら……
俺とエッチすれば子供が出来て、悩みが解決するかもしれませんよ」
「そ、そんなの……できるわけ……私、結婚してるし……あの人のこと愛してるし……」
愛美さんは俺を拒んでいると言うよりは自分に言い聞かせているようだった。
「……愛美さん、俺の赤ちゃん産んでよ」
「そ、そんなの、だ、駄目だよ……いけないよ、そんなの……」
そう言って肩に回した手に触れるが、振り払う素振りはない。この分なら、このまま押せばいけるだろう。
だが俺の勢いに圧されて、というのは後々のことを考えるとまずい。
決断はあくまでも人妻側が下すのだ。自分から俺に身を投げ出したという言い訳しようのない事実が大事なのだ。
そうなって初めて、人妻は本当の意味で俺のものになる。
肩を離し、立ち上がる。
「……なんてね。冗談だよ、愛美さん。愛し合ってる夫婦の中に割り込もうなんて思わないよ」
俺は愛美さんの言う「愛」を信じない。本当に愛し合っている夫婦であれば、
その間には間男が入り込む余地などないのだ。それなのに俺がこうして割り込みつつあるのだから、
それはつまるところ、二人の愛情にヒビが入りつつあるということだ。
「あっ……そ、そう。そうだよね、冗談だよね……もう、そういう冗談は良くないよ!」
ほっとしたような、同時にどこかがっかりしたように、愛美さんがぷっくりとした唇を尖らせる。
「ごめんごめん。もうしないから許してよ……さあ、もうお喋りはこれくらいにして、トレード始めよう」
こうして今日、愛美さんに決定的な楔を打ち込んだ。後はこれが効果を発揮するのを待つだけだ。
- 98 :
- 八
楔を打ち込んだ翌朝の九時ちょっと前頃、愛美さんから電話がかかってきた。
最近はメールで済ませることが多いので、電話越しで話すのは久しぶりだ。
「はい、佐藤です」
「もしもし、安藤です。今から……い、今から、そっちに行っても……いいかな?」
今日の愛美さんの声はどうもいつもと違う感じだ。微妙に震えているし、奇妙に強張ってもいる。
「ええ、いいですけど……」
「ありがとう」
「それはいいんですが、あの、どうかし――」
「そ、それじゃあ、また後で!」
電話は強引に切られた。一体何だったのだろうか。
単に昨日の「冗談」のせいで妙に俺を意識しているだけか、それともそれ以外の理由で緊張しているのか。果たしてどちらなのだろうか。
数分後、玄関のチャイムが鳴った。愛美さんが来たのだ。いよいよ疑問の答えがわかる。
「お、お邪魔します……」
「……愛美さん、何だかいつもと雰囲気違うね。何かあったの?」
愛美さんの表情は酷く強張っている。そこからは緊張と不安の色が窺える。
愛美さんはぽつぽつと話し始めた。
「……昨日、帰った後、お義母さんから電話があったの」
「……それで」
「子供が産めないなら家から追い出すとか、大輔さんと別れて貰うとか……」
「酷いね……」
「大輔さんに言っても、子供が出来れば何とかなるからって……ろくに話も聞いてくれなくて……」
涙で潤んだ瞳で俺を見る。
「佐藤くん……昨日の、冗談……あれ、本気にしちゃっても、いいかな?」
来た。愛美さんは陥落した。後はモノにするだけだ。
それにしても、覚悟していたより随分と早い。これも旦那さんと姑の援護射撃のおかげだ。ありがたい。
愛美さんの肩に優しく手をかけ、ゆっくりと抱き寄せる。
愛美さんは俺の手が触れた時、怯えたように身を強張らせたが、抵抗せずに俺に体を預けてきた。
服越しに柔らかい体温が伝わってくる。豊かな胸の脂肪越しに高鳴る鼓動も感じられる。
「俺の方こそ、いいの? 俺なんかが愛美さんとなんて……」
「……もう、あの家は地獄なの。赤ちゃんが出来なきゃ、駄目なの……
でも、あの人とじゃ赤ちゃん出来ないから……
最近知ったんだけど、あっちの家、無精子症の人が何人かいたみたいなの。だから、きっと、あの人も……」
旦那さんはそのことを知っているのだろうか。きっと薄々感づいているのだろう。
だから、その危惧が確定されてしまうのが怖いから、頑なに不妊治療を拒んだのだ。
シュレディンガーの箱を閉じたままにして、どちらつかずの曖昧な状態のまま、自分をごまかしたかったのだ。
真実を恐れるその臆病さと、姑から妻を守る義務を放棄したその怠慢。
これらは世間一般の尺度では非難されるべき罪だろうが、俺にとってこれは絶大な功績だ。
何しろ、そのおかげで愛美さんが俺に体を開こうとしているのだから。
いずれにせよ、本人にその自覚があるのなら、俺が安全に愛美さんをいただくために手を打たねばならない。
「……わかった。でも、本当に、俺でいいの?」
愛美さんが俺の背中に手を回し、体を押しつけてきた。
「……佐藤くんがいいんだよ」
「……俺も覚悟決めました。愛美さん、俺の赤ちゃん産んでください! 今度は冗談なんかじゃないよ。本気だ」
「……うん、産むね。私、佐藤くんの赤ちゃん、産むよ」
愛美さんの温かい体を抱き締めながらほくそ笑む。これでこの人は俺のものだ。
「じゃあ、早速しようか。ちゃんとベッドでしようね、愛美さん」
「あの、その前に……シャワー、浴びさせて。本当は家で浴びてくればよかったんだろうけど……踏ん切りがつかなくって……」
「ああ、気にしないで。どうぞどうぞ。俺はさっき浴びたばかりだから、リビングで待ってるよ。
バスローブとバスタオルは後で出しとくから、もう入っちゃっていいよ」
愛美さんを浴室に向かわせた後、バスローブとバスタオルを持って続く。
- 99 :
- 脱衣所兼洗面所の扉を叩く。
「愛美さん、今開けても大丈夫?」
「いいよ……」
扉を開けると、服を着たまま、緊張の面持ちで愛美さんが待っていた。
「これがタオルで、こっちがバスローブね。服は畳んでこの籠に入れて、上がったらベッドまで持ってきて。
誰か来たらすぐに着られるようにしとかないとまずいからね」
バスタオルとバスローブを渡し、さっさと脱衣所を出る。
本当は体の洗いっこなどもしたいのだが、それはまた後の楽しみに取っておく。
最初から全てを掴むのは無理なのだ。何事にも順番というものがある。
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