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2013年05月創作発表181: 1レス以内で創作するスレ (412)
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1レス以内で創作するスレ
- 1 :2010/09/23 〜 最終レス :2013/02/02
- ■ルール説明■
気軽に手軽に1レス創作。
作品は1レス以内にまとめてください。
以上。
- 2 :
- >>1
代理乙
依頼も乙
- 3 :
- スレ立てありがとうございました。
何番目のスレか失念してしまったので、
分かる人いらっしゃいましたら次スレ立てるときのために書いといてくれると助かります。
- 4 :
- 何レスで即死回避なんだろう
- 5 :
- 10レスだよ。
- 6 :
- 【近未来】
ハンニバルを見ながら、未来のバカップルが言った。
「うわ、脳みそ食ってるよ。脳って甘いらしいけどホントかなー」
「中国人に聞いてみれば?昔は国単位で篭城戦やって、
民間人の非戦闘員、つまり女子供からバラして食ってたらしいよ」
「マジかよー、アジア地域カンニバリズムすげぇな」
ほほほうへへと馬鹿話をする二人の手には、
ソイレント社の緑色をした食品が映画のお供としてコーラとともに並んでいた。
「ソイレントグリーンて、良く噛むと甘いよな」
「そうだねー」
- 7 :
- じゃあ10レスまでとりあえず
- 8 :
- 即死回避
- 9 :
- そない焦らんでもw
- 10 :
- ぽいんっ
- 11 :
- 1レススレは読みやすいし書きやすいから結構お気に入りだったんよ
人きますように
- 12 :
- 1レス以内でおはなしを作るスレ
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1221997777/
- 13 :
- >>6
死体おいしいです(^q^)
- 14 :
- 何だかよく分からない事情で戦争が始まって、何だかよく分からない兵器のせいで世界がめちゃくちゃになってしまった。
もうだめだなと人々が諦めて死を待っていた時、空が眩しく輝いて何かが地上に降りてきた。
それは自らを神だと名乗った。
人間はそれまで誰一人神の姿を見た事など無かったが、誰一人疑わなかった。多分神とはそういうものなのだった。
「これで少しはお前達も懲りただろう。もう一度機会を与えるから私と共に来るのだ。」
神はそう言うと、空を覆い尽くさんばかりの巨大な船に人も動物もそっくり皆乗せて、新たな世界へと出発して行った。
ただ一人の少年を残して。
少年が朝目覚めた時には全てが済んだ後だった。
瓦礫の街は人一人、犬一匹の姿も無く、静まり返っていた。
―――そう言えば神様がどうのって話をしていたけれど、どうやら自分は置いてけぼりにされたらしい。
現実感の無さを感じながらぼんやりとそんな事を考えていると、不意に声を掛けられた。
振り返った先には、天使が立っていた。
少年は天使の姿など見た事は無かったが、それ以外の何者にも見えなかった。多分天使とはそういうものなのだった。
「わたしもね、置いてけぼりにされちゃったんだ。」
くるっと回った天使の背中は、あるはずの翼が無残に千切られていた。
なぜと少年が尋ねると、天使は「罪があるから。」と答えた。
天使は少年の事をずっと見てきたのだと言う。
少年には両親がおらず幼い頃からずっと孤独に生きてきた。
簡単な仕事をこなす事もあれば、鉄くずを拾い集めてお金に換える事もあった。時には盗みをはたらいたりもした。
11歳の時に軍に連れて行かれ、それからは少年兵として戦場に立たされる日々を送る事になった。
少年は優秀で、捨て駒の様に扱われながらもどうにか生き残ってきた。
しかし、それもただ虚しいだけだった。
どんなに不幸だとしても、誰だってつかの間の幸せな記憶はあるものである。
だが、少年にはそれが何一つ無かった。ただひたすらに辛い記憶が連なるだけだった。
天使は、そんな少年がひどく不憫だった。
ある時、いつもの様に戦場を行く少年に向かって一発の銃弾が放たれた。
当たれば少年が命を落とすのは確実だった。
同じ様な光景は何度も見てきた。天使はいつも傍観するのみだった。それが決まりだからである。
だが、天使はこの少年を死なせたくなかった。
このまま彼が何も幸せを経験しないまま死んでしまうのはあまりに哀れだと思った。もう少し生きさせてあげたかった。
天使は、銃弾の弾道を逸らした。
それが天使の罪であり、故に天使は翼を奪われ、置いて行かれたのだった。
同時に、本当は死んでいたはずの少年を連れて行く事を、神は許さなかった。
「ごめんなさい。わたしのせいでこんな事になってしまって。」
「いいよ。とっくに死んでいたのなら、むしろ助けてくれたお礼を言わなくちゃね。」
謝った天使を、少年はあっさりを許した。
新しい世界の事などどうでも良かった。ただ少年は疲れていた。
少年の身体は、既に何だかよく分からない兵器の毒に侵されていた。死は近かった。
「よかったら君の話を聴かせて欲しいな。」
天使は身振り手振りを交え、自分が見てきた色々な事を少年に話して聴かせた。
美しい景色のこと、世界中のお祭りや風習のこと、珍しい動物や植物のこと・・・
少年は天使の話に耳を傾け、時に驚き、時に笑った。
それは、天使が初めて見る少年の楽しそうな様子だった。
夜が更け、天使の話が終わると、少年は眠りたいと言った。
天使は、自らの膝に少年を招き寄せ、横にならせた。
「楽しかったよ。また明日も聴かせてくれる?」
天使が勿論と答えると、少年はうっすらと笑って静かに目を閉じた。
翌朝少年が目を開ける事は無かった。
安らかで幸せそうな表情だった。
天使は、千切れた翼を背負う背中をいつまでも震わせていた。
- 15 :
- 堕天使萌え
- 16 :
- 最後に希望を見たからこそ、安らかで幸せな顔でRたんだなぁ・・・。
切ないっす。
- 17 :
- 天使ちゃんマジ天使
- 18 :
- 少年は絵を描くのが好きだった。
暇さえあればスケッチブックを持って外へ飛び出し、人や動物、建物植物、何でも夢中になって描いていた。
ただ、お世辞にも上手いとは言えなかった。
下手だという自覚はあった。上手く描けるように努力はしていたが、なかなか実を結ばなかった。
それでも少年は諦めず毎日毎日絵を描いていた。
ある日のこと、少年は森にやって来ていつもの様に絵を描いていた。相変わらず下手だった。
すると突然、後ろでクスクスといたずらっぽい笑い声が聞こえてきた。
なんだろうと少年が振り返ると、奇妙な格好の小さな少女の姿をした何かが空中にふわふわと浮かんでいた。
「きみは誰?」
「わたしは妖精。昔話とかに出てくるでしょ。」
「え?居るんだ妖精って。」
実際目の前に存在しているので、少年は取りあえず信じることにした。
「それにしてもあなたは絵が下手っぴね。嫌にならないの?」
「下手だから練習しているんだよ。」
「わたしだったらきみが絵を上手に描ける様にしてあげられるよ。」
本当?と少年が尋ねると、妖精はわたしは嘘を付かないよと返した。
「まあとにかく体験してみなさいな。」
そう言って妖精は指をぱちんと鳴らした。何やら光の筋が現れて少年の頭の中に入って行った。
「さあ描いてごらんなさい。」
さっそく少年は目の前にある花を描いてみた。すると驚いた事にすらすらととても上手に描けてしまった。
「すごい!本当に上手く描ける様になっちゃった!」
大喜びする少年を片目に、妖精はふわふわとどこかへ消えて行った。
森を後にした少年は隣に住む少女のところへやって来た。
「ぼく、絵が上手く描ける様になったんだ。」
少年はスケッチブックを取り出すと、すらすらとあっと言う間に少女の顔を描いて見せた。それは写真の様にそっくり描けていた。
少女は少年の絵をしばらく黙って見ていたが、やがてこう言った。
「確かに上手いけどそれだけだと思う。」
少年はどういう意味かと少女に聞いたが、少女も「なんだかそんな感じがした。」としか答えられなかった。
少女の言った事は気になったが、絵を上手く描ける様になった少年は有頂天だった。
少年は自分が描いた絵を町の人達に見せ、自慢してまわった。
ところが、その内妙な具合になってきた。
最初は嬉しくて色んなものを描いていったが、どんなに描くのが難しいものでもいとも簡単に描けてしまうため、段々味気なくなってきた。
下手だった時の、ああしてみようこうしてみようという気持ちが、すっかり無くなってしまった。
少年は次第に絵を描くのが楽しくなくなっていき、家でぼんやりと過ごす様になった。
心配した少女が少年の様子を見に来た。
何かあったんでしょうと聞く少女に、少年は全部話す事に決めた。
「また、絵を描きたいって気持ちを取り戻したいんだ。」
少年は話の最後にそう訴えた。彼の心の底からの願いだった。
「元に、戻してもらいなよ。」
少年は少女と妖精に会いに行くことにした。
森に着くと、妖精の方から二人の前に現れた。
「お願いだよ。元に戻して欲しいんだ。」
「あらあら、お気にめさなかったのかな?」
「その・・こういうのはだめなんだって気づいたんだ。」
「ふーんそう。」
妖精が指をぱちんと鳴らすと、光の筋が少年の頭から抜け出て行った。
「またね。」
妖精はクスクスといたずらっぽく笑いながらふわふわと再びどこかへ消えていった。
少年は目の前にある花を描いてみた。
下手だった。でも、少年が頑張って描いた結果だった。
「何だか上手く言えないけど、こっちの方がわたしは好きだな。」
少年と少女は顔を見合わせてにっこり笑った。
- 19 :
- おお、いい話やw
確かに、苦しまなくてもさらっとできちゃう事って、
わざわざしようと思わなくなっちゃうよね。
- 20 :
- なんか道徳の教科書にのってそう
- 21 :
- 意外と簡単に手に入ったものって長続きしないんだよな
器用貧乏ってのも器用な人はある程度までは簡単にできるから執着する気にならない
- 22 :
- 気が付くと少女は水の上にぷかぷかと浮いていた。
「あれえ・・・?」
体は動かない。いや、首はどうにか動かせる。出来る範囲で周りを見回してみた。全部水だった。
口元を舐めてみるとしょっぱかった。潮の香りもする。どうやら海にいるらしかった。
「おかしいなあ・・・」
自分がなぜ海にいるのかと不思議に思うが、体が動かないので取敢えず今の状況に身を委ねるしかなかった。
しばらく穏やかな波に揺られていると、少女の流れて来た方から何やら大きな塊がやって来るのが見えた。
それは真っ黒な鯨だった。
鯨は少女の横に並ぶとこんにちはと挨拶をした。
「良い天気だね。そうしてぷかぷか浮いているには丁度良いね。」
「そう思います。」
「でもあんまりそうしていると火ぶくれを起こしてしまうからいけないね。私の中に居なさい。」
そう言うと鯨は大きな口をぐわっと開いて少女を周りの海水ごと掬い取り、少女を口に含んだまま泳ぎ出した。
真っ暗闇の鯨の口の中は、程良く温かくて、気持ちが良かった。
(ずっとこうしていたいなあ・・・)
静かに目を閉じる。このまま闇の中に溶けてしまえれば、とても楽かもしれない。
もう一度目を開けた時、少女の目の前は一面星空だった。
幾千もの星々がまるで少女を歓迎するかの様にきらきらと輝きを放ち、どこまでもどこまでも広がっていた。
体が軽い。今にふわりと浮かんで、ずっと彼方まで飛んで行きそうな、そんな感じがした。
―――宇宙の果てがあって、その先には何があるんだろう。その先の果てがあったとして、さらにその先には何があるんだろう。
少女が好きな考え事だった。
ちっぽけでも自分がこの壮大なものの一部なのだと思うと、煩わしい事全てが気にならなくなる心地がした。
突然、星空の中心がぐにゃりと歪んで渦を巻いた黒い穴が生まれた。
すると途端に星達がその穴へとすごい勢いで吸い込まれ始めた。
「やめて、お願い奪わないで。」
少女の声も虚しく、星空は一瞬にしてただの暗闇に戻ってしまった。
少女はしくしくと涙を零して泣いた。
「ずっと続くものなんてありはしないんだよ。」
慰める様な鯨の声が暗闇の中に響いた。
「そんなの、悲しいです。」
「悲しくていいんだ。忘れちゃいけないよ。」
もうすぐ到着するからと言って、鯨はしゃべらなくなった。
一体どこに向かっているのだろうと思いながら、少女の意識は徐々に眠りの底へと落ちて行った。
まぶたに光が当たるのを感じて少女は目を覚ました。
いつの間にか体は動くようになっており、少女は起き上がると開かれた鯨の口から外に出た。
そこは荒野だった。草一本生えていないひび割れた大地が果てしなく続いていた。
「え?何ここ?」
驚いた少女は、鯨に問いかけようと振り返る。
鯨は口を開いたまま死んでいた。
黒い巨体は朽ちかけて赤い肉をさらしており、ひどい悪臭を放ちながらどろりとした体液を干からびた大地に垂れ流していた。
それだけでは無かった。鯨の背後にはものすごい数の人の死体がうず高く積み重なっていた。
そのほとんどが元の容姿など判別出来ない程に腐り果て、鯨と同じ様に濁った体液をだらだらと土に染み込ませていた。
「きみは混じりたいのかい?」
がらがらと潰れた声が少女の頭の中にずうんと響いた。
「混じりたいのかい?ここに。」
もう一度声が響いた時、少女は叫んだ。
「いやだっ、わたしはいやだっ」
少女は気を失った。
はっと目を開けると、ぼんやり白い天井があった。
少女はベッドの上に横たわっていた。
むくりと起き上がりながら辺りを見回す。どうやら病室らしかった。
「ああ・・そうか。」
少女は、色々辛くて自殺しようとしたのだ。結局、失敗したらしい。
自分の左手を見やると、ぐるぐると包帯が巻かれていた。
「ばかだなあ・・わたし・・・」
―――死にたいんだって自分を騙していただけじゃないか。
自分自身に怒られたような気がして、少女は恥ずかしくなった。
窓の外には海と星空が広がっていた。
- 23 :
- 絵本みたい
- 24 :
- >>23
はい。いつも意識してます。
- 25 :
- 2度もフッた!?親父にもフラれたことないのに!
- 26 :
- ♪わーれわうーみのーこー
ウミノコって何?
- 27 :
- もう子供(風の子)じゃなくなったって事さ・・・。
- 28 :
- 「俺イケメン高収入だけど、別に相手の容姿や性格は気にしないよ」(ただし二次元に限る)
- 29 :
- 小児科医「心臓が胸部にあって良かった……」
- 30 :
- 旅をしている少年が分かれ道でどっちへ行こうか迷っていると、一方の道からのんびりこちらに歩いてくる男の姿があった。
ひょろりと背が高く、風貌からして少年と同じく旅人らしかった。
「おやこんにちは。どちらへ行くのかな?」
気さくに話しかけてきた男に、少年は「いま決めている最中なんです。」と答えた。
「こういう時って何か上手い決め方がありますか?」
少年が男に聞くと、男は首を横に振った。
「いや、僕は分かれ道でどちらに行こうか迷った事なんて無いからなあ。」
のんびりした口調でそう言ってのける。
「でもどっちかが危ない道だったらとか考えないんですか?」
「うん。それはそう言うことなんだって受け入れるさ。」
「はあ・・・」
少年は、男が旅をする目的を尋ねてみた。
「そんなものはありはしないよ。しいて言えば、気の向くままにあっちこっち色々行ってみて、最後に辿り着いた結果が僕の旅の目的だったってことさ。」
男は「じゃあいつかまた。」と手を振って少年が来た道をのんびり歩き去って行った。
少年は男の旅の仕方に憧れを抱いたが、とは言えそこまで踏み切る勇気は無かった。
気の向くままに足を向けたその先に何が待っているのか、やはり不安だった。
だから少年は分かれ道に来るといつも迷うのだった。
それからしばらく後のこと、少年が道を歩いていると草むらに行き倒れらしい人影を見つけた。
近付くと、見覚えのある風貌に少年ははっとした。
あの時会った旅人の男だった。体は既に朽ちて、骨だけになっていた。
「とすると・・・」
少年は変わり果てた姿の男を見下ろしながらつぶやいた。
「この人の目的は死ぬことだったってことになるけど・・・」
旅なんてそんなものなのかもしれないと、少年はなんとなく達観した気分だった。
- 31 :
- 若いうちから達観してしまうのは運がいいのか悪いのかw
- 32 :
-
Toots & The maytals - Funcky Kingston
http://www.youtube.com/watch?v=ERiTX9Pa23c
SL2 - On A Ragga Tip
http://www.youtube.com/watch?v=rebFLh1Qt9A&feature=related
Sambassim - Fernanda Porto - Mad Zoo Jazzy's Remix
http://www.youtube.com/watch?v=vHYP3hF_onU&feature=related
Samba Rio De Janeiro Remix
http://www.youtube.com/watch?v=Zhp22ZNl_0k&feature=related
Sergio Mendes ― You And I (Cutmore Remix)
http://www.youtube.com/watch?v=9qwN2rLMpoQ&feature=related
Jackson Sisters "I Believe In Miracles"
http://www.youtube.com/watch?v=g26e89xV1HU
経済指標発表予定
http://www.foreland.co.jp/marketreport/calendar_detail.html
第50回 経済データ 日本編[top]
http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga6.html
第51回 経済データ アジア編[top]
http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga7.html
第52回 経済データ ヨーロッパ編[top]
http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga8.html
第53回 経済データ アメリカ編[top]
http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga9.html
各国市場サマリー
http://jp.reuters.com/investing/news/forex
Asian Markets News
http://www.reuters.com/finance/markets/asia
bloomberg.co.jp
http://www.bloomberg.co.jp/
bloomberg
http://www.bloomberg.com/
- 33 :
- ヒキニート生活3年目、ドア越しにオカンが「ザメハ」
- 34 :
- ヒキニート生活3年目、ドア越しにオカンが「ザメハ!ザメハ!と叫びだした」
- 35 :
- 十二人の妹達から一人を、王に嫁がせるために育てる『シスタープリンセス・プリンセス』
- 36 :
- タイガーバームバーガー
- 37 :
- しらひる ゆめちゃんは乙女可愛い
- 38 :
- 久しぶりにお題くれくれ。
- 39 :
- 首切り死体
- 40 :
- 「入れ替わり、だと?」
「ええ。その可能性が高いわ」
「……何をまた突拍子も無い事を」
事件は酷く簡単な物……のはずだった。
とある山荘で殺人事件が起こった。被害者はその山荘の持ち主、霧島兄弟の双子の弟、隆史。
たまたま、道に迷い、その山荘に居合わせた私、多嶋瀬一郎と、腐れ縁であるライター、井口真実は、
その現場にい合わせてしまう事になった。
あいにくの悪天候で身動きが取れない中、山奥の密室と化した山荘で、情報源となる物は一つ。その
情報源たるラジオから、脱獄した凶悪連続殺人犯がこの山荘近辺に逃げ込んだ言う情報が伝えられた時、
俺は即座に、その殺人犯がまたしても凶行に及んだのだと判断していた。
遺体は、首を切られていたのだ。それも、鋭利な刃物ですっぱりと。
首切り寂空(じゃくう)。居合い切りの達人であると言われ、包丁だろうがカッターナイフだろうが、得物は
問わずに人体をあっさりと切断し、それを晒すシリアルキラー。その殺人犯が、間違いなくこの近辺にいる。
私たちは、恐怖に怯えながら――と言っても、怯えていたのは私だけで、隆人氏も井口もどこか超然として
いたが――天候の回復を待った。
天候が回復するまで、犯人に付け入る隙を与えさえしなければ、麓の警察に連絡する事ができる。
いかに殺人犯であろうとも、三人を相手に仕掛けてくるような愚は犯さないだろう。
まったく、電話線を引っこ抜いた上にズタズタに切断したりされなければ、あるいはここが携帯の
圏外でなければ、こんな風に怯えずに済んだものを――
などとほぞを噛んでいた時に、唐突に井口が言い出したのだ。入れ替わりが行われたのね、と。
「あの殺人犯は、確かに首切りをその犯行の手口にしていたわ。だからこそ、好都合だった……」
「何を言ってるんだか」
「そして、偶然自分と、この山荘の持ち主が、似通った体格の持ち主だった事も、ね」
「……何を言ってるんだ?」
「気づいていたかしら、瀬一郎さん? 朝、洗面所に、歯ブラシやタオルがひとり分しかなかった事に」
「………………」
「そして……私たちが、誰も霧島兄弟に同時に会ったことが無い、という事も」
それは……確かにそうだ。霧島兄弟とは、いつもどちらか一人としか会っていない。二人同時に
見た事は、確かになかった。
「……本当に、この山荘の持ち主は、双子だったのかしらね?」
「な……何を……」
俺は唖然とした。井口が言っている事は、つまり、そういう事なのか!?
「私たちがここにたどり着いた時、既に隆史さん……いえ、本当は隆史さんと言うのかどうかも
わからない哀れな被害者は、殺され、首を切られていた……そして、犯人は"一人で双子を演じていた"!
そうすれば、自分は容疑者から外れる事ができる! そして、三人でいる事に安心している私たちを……」
そう。この首切り死体の制作者は……霧島隆人さん……いえ、切り裂き寂空、貴方よ!」
井口が、呆然とした表情で話を聞いていた霧島隆人氏に指を突きつけたその瞬間、彼の表情が変わった。
光が、閃く。
彼が懐に隠してあった包丁を引きぬき、それが光を反射したのだと俺が気づいたのは、その包丁を指で掴み
取ってからだった。
「な……!?」
一瞬浮かんだ邪悪な笑みも消え、驚愕した表情を浮かべる隆人氏……いや、切り裂き寂空。
「お生憎さま。この人は、頭は悪いけど、身体能力は人間離れしててね」
「……お前、もうちょっと後先考えて行動しろよ。何とか間に合ったから良かったようなものの……」
「あら、信頼されてるのが嬉しくない?」
俺はため息をつきながら、呆然としている切り裂き寂空の腕から包丁を奪い取り、拘束していく。
「なぜ……なぜわかったんだ……」
「あら、簡単な話よ。一つはさっき言った歯ブラシ。もう一つは……」
快活な、やけに魅力的な笑顔で、井口は言った。
「顔がおんなじで仕草がおんなじ双子がいるのに、来訪者に何もネタを披露しない、なんて事はありえないからよ!」
「……おい」
「……おい」
どうやら、俺と寂空の気持ちは同じらしい。
ほとんどただのかまかけじゃねえか!?
「そんなのに……引っかかったっていうのか」
「シラきっときゃ良かったな」
「真実への入り口はいつも狭くて小さいもの……でも、それを開ける鍵は、誰だって持っているものなのよ……」
こうして、遠い目をしながらカッコつけてる井口によって、一つの事件は終わりを告げた。
……いいのかね、これで?
終わり
- 41 :
- ここまで投下です。
1レスミステリー・・・のはずが?
- 42 :
- 1レスらしく最後のユーモアがアクセントになっており良いですね。
ミステリー系はさっぱり書ける気がしないや。
まだ何か謎が?
- 43 :
- 全力で振られてる包丁を指で止めるとか無理ゲーw
- 44 :
- Uうまい Fふとい Oおいしい →うまか棒
- 45 :
- オンドリャーヘップバーン
- 46 :
- 古びたブランケットのようなマントを着た首切り死体はこう言った。
その手には何故かパン。
「バ夕コ、サン……ハヤク、ア、ア、ア、アタラシイ、カオ、ヲヲヲヲヲオオオoooo!!」
コックハットを頭に乗せた女性は、これまたコックハットを被った老人に話し掛けた。
二人の間柄は判然としないが、どうやら愛人契約めいた密約があるらしい。
「Jamおじさん、やっぱり米粉パンじゃ無理みたい。アソパソマソがTウイルスにかかった民間人かN5sウイルスドローンみたいになっちゃった」
「そうか、残念じゃのう。毎回ほとんど食べずに汚して捨てるから、事故米の粉で作ったんじゃが」
「オオオ、OOOOhh!オレノレノアタマは何処ダ!ハハハハヤクヨコセェェェセセ!!」
アソパソマソはバ夕コさんにのしかかった。
「こらこらアソパソマソ!バ夕コさんに手を出すんじゃない!」
Jamおじさんはパン釜に薪をくべるための焼けた鉄鉤で、アソパソマソを散々刺した。
赤い血が滲むどころか、黒い影が傷口から染み出して、みるみるうちに傷を直して行く。
アソパソマソはJamおじさんが遊星からの物体Xを改造した生き物だから、何が起こっても不思議はない。
Jamおじさんが怯んでいる隙にバ夕コさんの被服は剥かれ、アソパソマソはいきり立った屹立をバ夕コさんのいやらしい下の口に寄せた。
「ひぃ!やめてアソパソマソ!優しくして!タッチミーソフトリー!」
アソパソマソは狙いも定めずただ腰を突き出した。
「あ゛っー!」
バ夕コさんは新しい快感に目覚めました。
めでたしめでたし
- 47 :
- 少年には病気の妹がいた。
不治の病と言われ、自らの力で立つ事さえままならず、幼い頃からずっとベッドの上で過ごしていた。
少年は妹の病気が良くなるようにといつも願っていたが、虚しくも容態は年を追うごとに悪くなるばかりだった。
それでも兄妹の仲はとても良く、少年は妹の事を誰よりも大切に思っていた。
ある日のこと、少年は妹のために森で花を摘んでいた。
すると、少年の目の前に一匹の黒い山羊が現れた。
「やあやあお前さんには悩みがあるようだねえ。」
しゃがれた声が発せられたのは、他でもない目の前の山羊の口からだった。
驚いた少年をよそに、山羊は再び口を開いて「お前さんは妹を元気にしてやりたんだろう?」と言った。
「何で知っているかって?わしは何でも知っているのさ。それよりもだ、わしはお前さんの望みを叶えてやれるんだがねえ。」
山羊の言葉を聞いた少年は震える声で「ほんとうに?」と尋ねた。山羊は「もちろんだとも。」と答えた。
この時少年は、理由は分からないが「この山羊なら本当になんとかしてくれるかもしれない」、と思った。
「お願いします、妹を元気にして下さいっ」
少年が必死に山羊に頼むと、山羊はにやりと口元を歪ませながら「よろしいよろしい」と首を縦に振った。
―――先ほどのことは本当に現実だったのだろうか。
ぼんやりとした頭で考えながら、少年は自分の家へ帰って来た。すると、父親が興奮した様子で妹の部屋に来るように言った。
まさかと思いつつ少年が部屋に行くと、そこには涙を流しながら妹を抱き締める母親の姿があった。
そして妹は、自分の足でしっかりと立っていた。
妹の病気は綺麗に治ってしまっていた。医者は奇跡としか言いようが無いと言っていた。
あの山羊は本当に妹の病気を治したのだ。どんな方法かは分からないが、とにかくそれは事実だった。
妹も、両親も満面の笑みで喜び、少年もまた心の底から良かったと思った・・・はずだった。
ところがどういうわけか、少年には喜びどころか何の感情も湧いてこず、無表情に妹達の様子を眺めるだけだった。
その時少年は思い出した。山羊は、妹を治す代償として少年からあるものをもらうと言ったのだ。
それは少年の「感情」だった。
少年の心には、如何なる感情も生まれなくなってしまったのだった。
初めの内、元気になった妹は毎日幸せそうだった。学校にも通いだし、友達も出来ていった。
自分が望んでいた光景。本来なら、少年はとても嬉しいはずだった。
それなのに少年の心は冷たいままで、いつも人形の様な無表情を浮かべる事しか出来なかった。
そんな少年の様子が、周囲には快く思われなかった。
両親は困惑し、少年が変わってしまったと嘆くようになった。友人も離れていった。
妹は、慕っていた兄が突然冷たくなってしまった事を悲しみ、どうしてと少年に問いかけた。
だが少年は真実を話す事が出来なかった。話せば、妹が自分に対して罪を感じながら生きる事になると思ったからだった。
やがて妹も段々少年と接しなくなっていった。少年には、それが辛いと思う事さえ出来なかった。
せっかく妹が元気になったのに、家族の間に流れる空気はいつの間にか以前より暗くなっていた。
少年は、家を出て遠くの町で暮らすことにした。
家を出てからも、妹からは度々手紙が来た。少年はそれに返信するものの、文面はまるで形式的で味気ないものだった。
本当なら書きたい事が沢山あって、妹にも会いたいはずなのに、全くそんな思いは生じてこなかった。
家族とも会わず、親しい者もいない。少年の日々はひたすらに孤独だった。
月日は流れ、少年は大人へと成長していた。
ある時突然、父親から連絡を受けた。
少年は何年かぶりに故郷の町へと向かった。
妹が死んだのだ。
家に戻った少年は、悲しみの表情を浮かべる両親に招かれ、ベッドの上で静かに横たわる妹の前に来た。
不運な事故だった。妹は一見眠っている様で、死んでいると言う実感が湧かなかったが、そっと肌に触れるともう温もりを宿していなかった。
妹は、本当に死んだのだった。
それでも、少年の心には何の感情もありはしなかった。目の前に妹の死体がある、ただそれだけしか思わなかった。
両親は、妹がいつも、少年と再び仲良く暮らせる様になる事を願っていたと語った。
少年は何も言えなかった。
―――この世で一番大切だったはずの人が死んだのに、悲しむことも出来ない。
きっと自分はもう、人間では無いのだ。
涙は、零れなかった。
- 48 :
- せ、せつねえ・・・
- 49 :
- 良質な童話みたいだな
このスレは本当にいい作品が投下される
- 50 :
- 救いが無い話
悲しいな…
- 51 :
- 白雪姫は毒林檎を食べて倒れてしまいました。
白雪姫は王子様が現れてなんやかんやあって生き返りました。
それを見た王女は「やべぇ……これ使えるぞマジで」と呟きました。
これが後のバイタル低下式延命助剤で、王子様のキスではなくて薬が抜けた段階で化学
的な衝撃を与え拍動を振れさせることによって蘇生する方法が確立してからは、長期宇宙
航行の常套手段となりました。
常温で長期間の延命が可能なこの薬剤は、体細胞の蛋白質組成に変質をきたしやすいコ
ールドスリープよりも安全でかつ低コスト。冷却装置も要らないため、様々な分野での応
用が可能でした。
薬のおかげで人類は宇宙への開発がずっと楽になり、また優秀な頭脳を老いによって失
わずに済むようになり、様々な研究が加速的に進みました。
王女がつくった薬品製造会社のクラシュミラ・ケミカルインダストリー社は莫大な富を築き、王国を永大
なる繁栄に導いたばかりか、衰退の兆しを見せていた人類を新たなステージへと登らせた
のでした。
え?白雪姫?
……ああ、アノ人ね。
彼女は王子様の国の金を遊興に散財して国民の反感を買い、革命が起こって公開で打ち
首になりました。
めでたしめでたし
- 52 :
- おめでたい話だなw
- 53 :
- おいおい・・・
- 54 :
- 「争いの無い世界を創って欲しい。」
少年の妹は、そう言い残して死んだ。
少年の生まれた国は、彼が幼い頃から周りの国と戦争ばかりしていた。小さな利権目当ての領土の奪い合いだった。
王の目的は自国の繁栄だとしても、苦しむのはいつも国民だった。少年の両親は戦火に巻き込まれ、命を落とした。
心の支えは、たった一人の妹の存在だった。幼い兄妹は、身を寄せ合って必死に生き延びてきた。
だがある日、食糧を探して歩いていた二人のすぐ近くに砲弾が落ちてきて、飛び散った破片が妹の小さな体を直撃した。
妹さえも失い、天涯孤独となった少年の心に残ったのは、深い悲しみと激しい怒り。そして、妹の最後の願い。
固い決心が少年の胸に刻まれた。
少年は軍隊に入り、兵士として戦場に立った。
何も恐れない勇敢さと、天性の才能もあって、少年は瞬く間に優秀な兵士へと成長した。
多くの軍功を挙げた少年には次々と勲章が与えられた。だがそれは、自分が家族を奪った戦争に加担している証拠であり、少年にとっては
苦痛以外の何ものでも無かった。それでも少年は歯を食い縛って耐え、戦い続けた。
少年は徐々にその位を上げていき、軍の中で存在感を見せ始めた。
しかし少年は決して驕らず、いつも謙虚で己に厳しかった。そんな姿勢は周りの兵士達の尊敬を集め、目標とされた。
やがて立派な大人へと成長した少年は、若くして大きな部隊を率いる指揮官の立場を任され、数々の戦いを勝利へと導いていった。
国の中で彼を知らぬ者は無く、皆英雄と称賛した。
最早少年は、国王以上に人々の注目を集める存在へとなり始めていた。
少年は、戦争に明け暮れる王への疑問を国民に投げ掛け始めた。
たび重なる争いに嫌気が差していた人々は少年に賛同し、日に日に王の失脚を求める声が大きくなっていった。
王は少年を殺そうとしたが、少年を支持し守る者は既に相当の数になっており、容易には手を出せなくなっていた。
そしてついに、王と少年の戦いが始まった。
圧倒的な勢力を持つ少年の軍勢の前に、王の軍は敗れた。王は処刑され、新たな国王として人々は少年を選んだ。
ところが、国王となった少年が始めたのは、周囲の国に自分の国の統治下になるよう迫る事だった。従わなければ攻め込んで占領した。
少年が国王になることで戦争は無くなると思っていた国民は困惑し、少年を非難し始めた。
だが少年はそれに構わず、王に反抗しようとする者は容赦無く徹底的に処罰した。それだけでなく、沢山の厳しい法律をしき国民を束縛した。
国が領土を拡げ力を付けていく一方で、人々の生活は息苦しく、常に王の監視の眼に怯えながら暮らさなければならなかった。
かつて英雄と持て囃された少年は、いつしか冷酷無慈悲な「魔王」と影で呼ばれるようになっていた。
それでも少年はやり方を変えようとはしなかった。
沢山の権力と欲が犇めき合うからこそ争いが起こってしまう。
大きな一つの力の下に全てが従う、つまり、世界がただ一人の王によって支配されれば、争いは無くなるのだ。
これが少年の考えだった。
そのためには、自分は例え憎しみを向けられようとも、絶対的な恐れられるべき存在でなければならなかった。
「きっと・・きっとお前の願いを叶えてみせるから・・・」
妹を失ったあの日から何十年を経ても、少年の決意は揺らいでいなかった。
だが少年は既に、ひどく疲れていた。
その一方で、監視の眼を掻い潜り王への反乱の計画が少しずつ進められていた。
その中心にいたのは一人の若き青年だった。
「圧政の限りを尽くす国王を必ず打倒してみせる。」
その姿はさながら、「魔王」に立ち向かう「勇者」の様だった。
やがてその時がやってきた。
「勇者」が率いる大軍勢が、「魔王」である少年の城へと攻め入った。
「勇者が」王の間に現れた時、「魔王」は待ち構えるかの様に一人静かに玉座に腰掛けていた。
城は囲まれ、逃げ場所などもうありはしない。
「勇者」は、剣の刃先を「魔王」へと向けた。
全て正しかったとは思っていないが、信念があったからこそだった。
だが結局、やっていることはかつて自分が憎んだ者達と同じだった。末路さえも。
「虚しいな・・・」
「魔王」は寂しげな表情を浮かべ、静かに目を閉じた。
「ごめんよ・・・お前の処にも行けないね・・・」
刹那の後、「勇者」の剣が「魔王」の身体を貫いた。
零れた涙に、「勇者」が気づくことはなかった。
- 55 :
- ロミオとジュリエットは身分違いの叶わぬ恋。
駆け落ちのためにロミオは一計を打った。
「ジュリエット、これを飲むんだ」
「これはなんなの?」
「クラシュミラ・ケミカルインダストリーの仮死薬だよ」
「クラシュミラ……?意味わからないわロミオ。キチ○イみたいだわ」
「実は僕は未来からやってきた時空警察で、クラシュミラ・ケミカルインダストリーが時間跳躍によって薬を未来から輸入した疑いがかかっている事件を追ってるんだ」
「キチGUYなのね」
「とにかく飲めよ!」
そしてジュリエットは仮死になり、教会に安置された。
ロミオが助けにいくと、そこには遺体から髪を盗む墓荒らしが!
幸いジュリエットはまだ禿げて居なかったが、ロミオは激昂した。
「おまっおま、何を、何しとっんじゃらっちゃっちゃっダラァ!!」
「うわ前田太尊!?じゃない、キ○ガイだ!」
墓荒らしとロミオは揉み合いの殴り合い、くんづほぐれつのガチンコバトル。
しかし時空警察の貧弱体術では、過去の人間の無分別な殺意に対処できなかった。
「チェストー!」
「ぐおっ!」
ロミオは死んだ。スイーツ(笑)。
死に際にロミオは気がついた。
(あ、仮死薬を過去に持ち込んだの、クラシュミラじゃなくて俺じゃん……)
遠退く意識のなか、ロミオは「駆け落ちって素敵だなー だって人間だもの ろみお」と毛筆で書いたら素敵なアートになるだろうなと考えながら死んだ。
- 56 :
- >>54
やっぱり壮大すぎるストーリーを1レスでまとめようとするとあらすじっぽくなってしまうな
>>55
なんていうか、カオスだな
- 57 :
- スピリチュアル・ウォッカ
- 58 :
- お題が欲しいです><
- 59 :
- 焼酎
- 60 :
- 「焼酎をしょっちゅう飲んでいる」
「……」
「……すまない、出来心だ」
完
- 61 :
- ダジャレーwww
- 62 :
- test
- 63 :
- これはひどいw
- 64 :
- 中国が日本に侵略戦争を仕掛けて勃発した東シナ戦争は、多くの傷跡を残し、3年の歳月によって終結をした。
そして、それは多くの犠牲と、日常の生活を人々から奪い去った。
島京のガード下、今では珍しい酒場が経営されていた。
物資が無くなった日本州でも、金さえあれば物が手に入るようであり、
一部の金持ちを相手にした商売が行われた。
「店長、大変です。」と、厨房にボーイが飛び込んできた。
「例の民主党軍のお偉いさんですが、また無理を言ってきました。」
息を荒げながら、ボーイは店長と呼ばれた中年の男性に困惑を投げつけた。
「なんだって? また無茶を言ったのか。今度は何だ? マグロでも食べたいってか?」
「いえ、違います。焼酎を飲ませろと言ってきました。」
「・・・焼酎だと?」
店長は困惑した。
ビールやワインは戦火に巻き込まれなかった海外からいくらでも輸入できるが、
日本酒や焼酎のような日本でないと作れないものは、戦火の影響で殆ど損失してしまった。
また、物資不足のため作られておらず、手に入れるのは幾らお金があっても無理なのだ。
「・・・しかたない。お前、ちょっと一っ走りで買って来い。」
「無理ですよ。どこに行けって言うんですか?」
「薬局だ。いいか・・・」と、店長はボーイに指示を出した。
顔が青ざめたボーイは、少々躊躇したが、客がいかに重大な人かを思い出し、買出しに出かけた。
そして1時間後・・・
「おい、まだ焼酎は出ないのか? 友愛が足りないぞ!」
「はい、お待たせしました。こちらになります。」
店長は真っ青な顔をしたボーイを気にせず、透明な液体のグラスを差し出した。
「入手には苦労しましたが、復刻版の焼酎となります。」
「復刻・・・? まぁいい、焼酎さえ飲めればいいんだ。」
男はグラスを持って匂いを嗅いだ。
「なんていうか・・・ 焼酎っていうよりアルコールの匂いだな。」
「さようです。復刻版でございますから。」
「色もついてないんだな。」
「さようです。復刻版でございますから。」
いぶかしがりながら、男は一口飲んでみた。
そして、「ブエッ、ブエー」と下品な声を上げながらそれを畳の上に吐き出した。
「貴様! なんてものを! これはただのアルコールじゃないか!」
「さようです。復刻版でございますから。」
「貴様を右翼罪で逮捕する!」
「お待ちください。オーダー通りの焼酎を飲んで、そのような言いがかりは自民警察が許さないですよ。」
「なんだと!? これのどこが焼酎だ!」
「・・・はるか昔。島京が東京と呼ばれるさらに前です。そのころ、第二次世界大戦の後で、焼酎は飲めませんでした。」
「それは知っている。」
「そこで、後の時代で『カストリ』と呼ばれる密造酒が作られました。それを、当時の日本州の人々は飲んでいたのです。」
「では、これは・・・」
「そうです。当時の復刻版です。噂を元に再現しました。
・・・昔と今も、戦後なのは変わりません。第二次世界大戦の後の復興を、また呼び戻す意味を込め、お出ししました。」
「・・・なるほど。味は最低で飲めたものではない。だが、確かにこれは『焼酎』だ。」
男は満足したようで、隣で聞いていたボーイはホッと息をついた。
「いやぁ、無事に終わって安心しました。店長、博学なんですね。」
「なに、国会図書館のチップで知ったんだ。」
「ああ、漫画ですか。でも、焼酎のかわりにカストリと称して消毒用アルコールを飲ませるなんてひどいですね。」
「本当は、何でもよかったんだが・・・」
店長はにやっと笑って言った。
「国のカスを、取り除いたかったからな。」
- 65 :
- >>59
お題どうも。
今日の事件の「報復」された未来が裏のお題です
ミンスは日本人にゴメンナサイしないといけないよね(´・ω・`)
- 66 :
- >>58
メタノールを飲ましゃよかったのに (・∀・)つt[]
>>60
_, ._
( ゚ Д゚)
- 67 :
- カストリw
またもダジャレーやないかw
- 68 :
- ノリでカメラ用に買った無水アルコールを呑んだが、
カストリと違ってメチルじゃないから普通だったよw
- 69 :
- 無水アルコールでも危ないんじゃないの?
それはおいといてお題ください
- 70 :
- ヒロポン
- 71 :
- 深夜3時・・・
虎ノ門のある一室で、役人達は頭を抱えて資料の山の中に埋もれていた。
「民間企業の生産性を高めるためのキャンペーンを考えるだなんて・・・ 難しい課題を出されたもんだ。」
「仕方ないさ、今の与党は国民の信頼もがた落ちして、企業からの支援を貰わないとやっていけないんだ。
だから、国が国民に『企業のロボットになりなさい』って命じるのは、票を取るには丁度いいのさ。」
眼鏡の男と、ネクタイが派手な男が、気分転換に愚痴をはじめた。
「大体、人間には限界があるんだから、生産性だって高められるもんじゃないんだぜ?
いったいどうやって国民に指示を出せっていうんだ?」
「そうだな・・・ 例えば、ロボットみたいに、24時間365日働くことができるなんてどうだい?」
ネクタイの男は、面白そうにハッハッハと笑い出した。
しかし、眼鏡の男はそれに対し、真剣な顔をして考え込んだ。
「おいおい、冗談で言ったんだぜ? そんな怒るなよ。」
「いや・・・ お前、いいこと言ったかもしれないぜ。」
「え? 何だって?」
「いやさ、サラリーマンって深夜残業して結構働いている印象があるけどさ、電車で往復して寝てる時間を考えれば、
働いてない時間って結構あるわけじゃない。」
「そうだな。往復2〜3時間と、1〜2時間くらいの余暇時間。それと6時間くらいの睡眠はとってるな。」
ネクタイの男はホワイトボードに試算し、かなりの働いていない時間があることに気づいた。
「それを少なくできればいいわけだろ? そうすれば、企業の生産性は雇用を増やさなくてもできるわけじゃないか。」
「それもそうだな・・・ つまり、『非労働時間を縮めよう。働く時間はもっと作れる』みたいなキャンペーンか。」
「そう、それ。昼夜を問わず働ける、企業ロボットを作ること・・・ いいなぁ、これ。これで押してみよう。」
「それじゃぁ、名前がいるな。キャンペーンを一言で表せる名前が。」
「『love work』とか『as robot』とかどう?」
「んー、英語はちょっと陳腐だな。 ・・・『philoponus』はどう?」
「え? 何だって?」
「ギリシャ語で、『労働を愛する』って意味なんだ。ほら、俺の奥さんギリシャ人だろ? ちょっと洒落てるかなって・・・」
「いいねぇ。じゃぁ、それで提案しよう。」
二人がまとめたキャンペーンは、他に代案がないという理由から即日交付された。
しかし、国民からはなぜか「不謹慎だ」という文句が役所に殺到し、
結局1日も経たずに、キャンペーンは中止になってしまった。
「なんでだ? なぜ『不謹慎』って言われるんだ? 何も不思議はないのに・・・」
二人は頭を抱えた。そして、理由も分からないまま、地方へと左遷されることが決まった・・・
- 72 :
- お題が厳しいです><
でも、日本人が強壮剤として作ったとは知らなかった。勉強になるなぁ
- 73 :
- お役人はそんなうっかりやらないだろw
ヒロポンって昔は合法だったんだよねー
- 74 :
- >>73
タイトルを見れば「そんなわけないだろw」だけど、
タイトルを隠せば、読者に「なんでphiloponusって不謹慎だ?」って思わせられると期待した(;´д`)
ヒロポンは副作用が認知されてても合法だったってのが不思議。
じゃぁ、リポD代わりに飲んだっていいんじゃね?
- 75 :
- リポDがわりにしてたら牌が透けて見えちゃう印南
- 76 :
- お題ください
- 77 :
- 巨大化
- 78 :
- 信心深い建築家のK氏。
彼は日本の文化を愛しており、自宅には盆栽、掛け軸といった、和のインテリアをこれでもかと飾っていたのだった。
しかし、彼には悩みがひとつあった。
それは、家の中央に鎮座する、高さ3m程の熊手だった。
それは、酉の市という風習より、色とりどりの小判や七福神などをかたどった模型で装飾された熊手であり、
江戸時代より縁起物として重宝されていたものである。
また、この風習にはひとつ云われがあり、彼はそれを若いころから守ってきたのだった。
ピンポーン・・・
そんな沈黙が占拠する家の中を、一つの電子音が鳴り響いた。
訪問者は、K氏と同じくらいの年齢の、品の良さそうな男性だった。
「ああ、良くきてくれた。親友の君なら、私の愚痴を聞いてくれると思って呼ばせてもらったよ。」
「相談があるんなら、なんでも話に乗るよ。むしろ、君からは借りのほうが多いからね。」
訪問者は笑っていった。
「・・・それで、相談ってのはこの熊手かい?」
友人は、中央の大きな熊手をしげしげと見つめた。
「ああ、そうなんだ。君も知っていると思うけど、熊手にはルールがあるんだ。」
「たしか・・・ 前の年より大きいものを買うんだっけ?」
「そうなんだ。私はそれを40年前からやってきた。
はじめはそれでも大丈夫だった。なぜなら数千円から数万までは、次の段階が用意されていたから。」
「確かに50cmくらいの奴があるね。あれで1〜2万だっけ?」
「そうだね。それを超えると、5〜10万くらいまではある。でも、それから先には用意が無いんだ。」
それを聞いて、友人は振り返った。
「それじゃぁ、これはどうやって手に入れたんだい?」
「特注さ。駅や神社には、特大のものが飾られるんだが、その製造元に直接掛け合って作ってもらった。
はじめは1.5mくらいだったんだが、今では3mになってしまった。これ一つで300万かかってるよ。」
毎年それくらいの金が払われていたのだとしたら、製造元は大喜びだったんだろうなと、友人は思った。
「・・・じゃぁ、君の相談は、この熊手を大きくする手筈かい?」
「そうなんだが・・・ 実は、毎年大きくするっていうのに疲れてきてね。
何か、『もうこれ以上は無い!』っていう限界まで行ってしまって、毎年購入するのを止めてしまいたいんだ。」
「それなら、可能な一番大きいものを頼めばいいじゃないか?」
「特注だから、やるなら幾らでも大きくできるさ。
例えば5mを頼んでも、『6mのを頼む必要があるんじゃない?』って思ってしまうだろ?
それが嫌なんだ。」
素材や構造を変えれば、幾らでも大きくできる。友人にもそれが理解できた。
つまり、どんな大きさを作っても、K氏の不安は解消しないわけだ。
「・・・分かった、ちょっとひらめいたことがあるんだ。来週、プランを持ってくるが、いいかい?」
「本当かい!? これが解決するならこれほど嬉しいことは無い。是非頼むよ。」
K氏は友人と握手をし、期待を込めた視線で見送った。
―そのプランが了承され、2年の歳月が経った。
K氏の家の後には、4階建てに匹敵する熊手型住居が登場した。
「これ以上巨大な熊手は日本には無いでしょうね。熊手の大きさの限界だと思っています。」
頻繁に来る、テレビのインタビューに、K氏は満足そうに答えてきた。
- 79 :
- お題返信の速さに驚いたのは秘密
今日は酉の市ですね(´・ω・)
- 80 :
- 最初の行の建築家っていうのはなにげに伏線なのかw
- 81 :
- >>80
意識してないですが、世界観のままに素で書いたらこうなりました
- 82 :
- >>71も>>78も、
お題が出てから1時間で足らずでささっと書けてしまうところがホントすごいと思う
お二方ともGJ!
- 83 :
- やばいオチが分からない。誰か教えてくれ
- 84 :
- >>83
どっちのオチ?
- 85 :
- お題ください
- 86 :
- 「おかき」
- 87 :
- 今日は大学の同窓会があり、帰りが遅くなった。
時間は深夜1時を過ぎ、少し不気味な雰囲気になっていた。
あたりは静寂に包まれ、まるで自分以外は誰もいないような錯覚を覚えた。
少し早足で家につくと、まだ家には明かりがついてた。
「先に寝ているように言ったのに、妻はまだ起きてたのか。」
少し嬉しくなり、家に入った。
妻は、ソファーに寝そべって、深夜のドラマを見ていた。
部屋は静かで、若い男性の告白シーンだけが響いていた。
「あら、お帰りなさい。少し遅かったわね。」
「悪い。3次会まで付き合わされたんだ。」
「そう、ご飯はいいわね。」
妻は手に持ったおかきのようなものを口にはこんだ。
テレビから、女性の鳴き声が鮮明に聞こえた。
「寝ていてくれて良かったのに、心配させたかい?」
「少しね・・・ あなた、大学時代の恋人と会うって言ってたから。」
妻はまた、おかきを口に運んだ。
「心配するなよ。相手だって結婚してるし、もう昔の話さ。」
テレビから、切ないメロディが流れてきた。
「冗談よ。私、もう寝るから。」
テレビを消し、手に持っていたおかきの袋を持って、妻は寝室に行った。
シャワーを浴びながら、妻の不思議な反応について考えていた。
「ふー、少し焼餅になったのかな。だからおかきを食ってたのかな・・・」
自分で言って、馬鹿らしくて可笑しくなった。
「おかき、バリバリ〜」
適当な鼻歌を歌いだす。
「おかき、バリバリ〜 ムシャムシャバリバリ〜」
次の日になって違和感に気づいたが、
私には聞くことができなかった。
- 88 :
- 鼻歌は「東京ブギウギ」のリズムで読んでもらうと嬉しいです(´・ω・)
お題を生かせなかった・・・
- 89 :
- 違和感ってなんだ?
- 90 :
- 「少し」の使用頻度と「鳴き声」に違和感があったが多分関係ないな
- 91 :
- まぁお題スレじゃないし
- 92 :
- お題
「来世」
- 93 :
- 頼んでもないのにお題置いてくのってどうなのよ
- 94 :
- お題くれって言われて数日後にお題来るよりはいいんじゃないか?
- 95 :
- −来世−
とある星の地獄に、閻魔様と呼ばれる地獄の主がいた。
閻魔様はとてもずぼらだった。
そんな閻魔様の元に金髪の罪人が連れられて来た。
どの地獄へ送るか、閻魔様が決めなければならない。
「めんどーやから来世また来たら決めたる」
金髪の罪人は、無罪放免となった。
背中に鯉の絵柄を彫ってある筋骨隆々が、
閻魔様の元に連れられて来た。
「めんどいから来世な、来世」
鯉の筋骨隆々は、無罪放免となった。
目の下に隈があるチェックのYシャツを着た小太りが連行されてきた。
「来世でいいやん、もうええやん」
小太りは、無罪放免となった。
ジーンズにTシャツという一般的な大学生の青年が訪れた。
「来世ねー来世来世ー」
無罪放免となった。
中肉中背のパーマのオバサンが来た。
「ライセーライセー」
放免となった。
見事な絶対領域のゴスロリが来た。
「ラーセーラーセー」
放免となったが「最後にパンティ見せて」と閻魔様は云った。
ライオンが来た。
「ガオーガオー」
放免だった。
プランクトンが来た。
「見えへんがな!」
放免。
無罪放免となった者たちは転生したが、
ときおり閻魔様と会ったことを覚えている者もいて、
最近の閻魔様の傾向と対策を生者に教えていた。
ヘラヘラ笑った狡賢そうな猫背が訪れた。
転生した者の教えを聞き、裁かれることはないと踏んで
わざと大量の罪を犯して連行されたのだ。
「無罪放免でしょ」
猫背は閻魔様に笑顔で訊いた。
閻魔様は答えない。
心配になってきて猫背は閻魔様の顔を覗き込んだ。
閻魔様は部下の鬼からの報告書を読んでいる。
「無罪放免……ですよね?」
紙面から顔を上げて、閻魔様は遠くに憂いの視線を向けた。
そして猫背に目を戻していった。
「お前の罪はあまりに重い。お前に来世はない」
愕然とする猫背の背中に、ドンとなにかが当たった。
猫背が振り返ると、彼の後ろには行列ができていた。
「忙しくなりそうやなあ。怠けたシッペ返しかなあ」
頬杖をついて、閻魔様はため息をついた。
- 96 :
- ギャグタッチにみえて深い話だな。
- 97 :
- 短くまとめてあるのにうまい話だ
- 98 :
- お題くれくれ
- 99 :
- お題:ほこり
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