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2013年08月ニュー速VIP+15: 男「迷ったか…」 (463) TOP カテ一覧 スレ一覧 2ch元 削除依頼
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男「迷ったか…」


1 :2013/07/12 〜 最終レス :2013/08/18
〜山中 昼〜
男「…資料によるとこっちだが…」ザッザッ
男「迷ったか…」
男「えどっこいしょ」フゥ
…キュウ…キュウ…
男「…?」
男「気のせいか…」カチッ ボッ
男「」フゥー…
…キュウ…キュウ…
男「見える…!そこぉ!」バサッ
子狐「キュウ…キュウ…」
男「何だお前、狐なのに虫の息じゃないかw」ケタケタ
子狐「…キュウ…」
男「…チッ、しゃーねぇ」
男「トラバサミね…今はほぼ禁止の筈だが」ギリギリ…バィン!
男「ハンカチもくれてやる。もう必要無いしな」
ビリッ クルクル キュッ
子狐「」スリスリ
男「はい、しっしっ」
子狐「」タタタッ
男「…さて、行くか」

2 :
〜山中 夕方〜
男「(姉さん…迷子です)」
男「(いや姉貴なんざ居ねーけど…)」
男「(何が『これでアナタももーまんたい!魅惑の滝!』だ…)」
男「(釣られたのか…?)」
オーイ
男「(道を尋ねようにも…まるでシシガミの森…)」
オーイ オーイ
男「?」
?「無視は良くないなー!」グワッ
男「ナメるな!」ガスッ
?「へぶっ!」バタッ
男「俺の後に立つな…」
?「…い、痛い…」ジワッ
男「え、あれ?わ、悪い」ナデナデ
?「…もう大丈夫。大儀♪」
男「目上に対する言葉遣い!」スパーン
?「…バ、バカになる」
男「お前なら大丈夫だ…なんとなく」
娘「お前じゃなくて…私は娘。お兄さんは?」
男「男だ」
娘「男、覚えた♪」

3 :
男「というか…何で小娘がこんなトコに…」
男「まあ丁度いい。この辺に滝はあるか?」
娘「あるけど遠いよ?それにもう暗くなるし。迷うよ?」
男「うっ…」
娘「…それより、家まで肩貸してほしかったり」
男「…何で?」
娘「足挫いて…痛い」
男「…面倒臭ぇ」
娘「…と言いつつ、肩組んでくれる。嬉しい」ニコニコ
男「…」
〜屋敷 夜〜
?「お帰りなさいませ、娘さ…
娘「ただいま、女ー」
女「貴様ァ!娘様に何をしている!」
男「…人助け。…して怒鳴られるのか」
娘「女、ちょっと…」
女「…はい」
ヒソヒソ ボソボソ
スタスタ
女「…失礼した。私は女だ。娘様の件、礼を言う」
男「どいたま。そんな事より滝への道を教えてくれ」
娘「私が地図書くよ」
女「…取り敢えず中へ」チッ

4 :
〜客間〜
娘「お待たせ。ほい地図」
男「ああ、ありが…」
男「(何じゃあこりゃあぁ!?)…と」
娘「えへへ〜」ニコニコ
男「そんじゃ…お邪魔様」
娘「え!もう帰るの!?ご飯、女の、美味しいよ!」
女「…」
男「いや、あの帰れオーラは…ちょっと」
女「…支度してきます」
男「…」
娘「すぐだから待っていよう?ね?ね?」ガシッ
男「わーったわーった…つーかテレビも無いのか…」
娘「うん。有った方がいい?」
男「今時有って当たり前だろ」
娘「解った!買う!」
男「どうせならデカいの買え。自宅映画館みたいな」
娘「任せて!」
シュッ
女「…支度が出来ました。こちらにお運びしましょうか?」
娘「うん!お願い」
女「畏まりました」

5 :
娘「美味しいでしょ?」ニコニコ
女「…」
男「ああ。美味いんじゃねーの?」モグモグ
女「…」ピククッ
娘「…口に合わない?」
男「味なんか判んねーよ。舌、死んでんだ」
娘「…え」
男「ああ、いや、冗談だ」
男「美味い、ぞ。うん」ガツガツ
女「…」
〜屋敷前〜
男「じゃ、世話んなったな」
娘「またねー!」ブンブン
女「…こっちだ。キリキリ歩け」
男「今時提灯かよ…」
〜山中〜
女「…」ザッザッ
男「…」ザッザッ
女「…お前、娘様をどう思っている?」
男「…どう、とは?」
女「単純に好き嫌いでも構わん」
男「好きか嫌いかでいいのか?」
女「ああ」
男「…なら嫌いだ。馴れ馴れしいし、鬱陶しい」
女「…そうか」

6 :
女「…何の間違いか、娘様はお前を気に入っておられる」
女「だから
男「悪い虫が付かないように、だろ?」
女「…」
男「心配要らねーよ。もう会うことも無いだろ」
女「…それほど嫌いか」
男「この件については好き嫌いは関係ねーよ…」
女「それはどういう
男「ここまででいい。あとは一本道だろ?」
女「…ああ」
男「じゃあな」ザッザッ
女「…」
〜アパート〜
男「…明日こそ、だな」
男「ああ…一日…ズレた…」
男「…だけ…」zzz…

7 :
見てるよ〜

8 :
来たよ

9 :
俺の予想言っていい?

この娘ね、最初にたすけ、、、

10 :
C

11 :
来たぜ

12 :
>>7
ありがとうございます。またポチポチ書いていきます。
>>8
貴方も///
>>9
落ち着きなせぇ、旦那。それ以上は言っちゃあいけねぇ…
>>10
ありがとねー!ごゆっくりー!

では方々、また深夜に ノシ

13 :
Vソ/
ニすニ  /\__/\
ニまニ / ノ  ヽ \
ニぬニ|(●)  (●) |
/ハΛ|||ノ(_)ヽ|| |
  |||ィ-==-ヽ|| |
   \|`ニニ′||/Vソ/
   /`ー―――´ ニすニ
          ニまニ
          ニぬニ
          /ハΛ

14 :
>>1
お前さん大好きだわ!
蛇に続き狐か・・・
蛇とのときからなんか狐好きだったもんなwww

15 :
きました。

16 :
はよ

17 :
まってたZ!

18 :
待ってました。
よく規制食らうからあまり書き込めないけど、楽しみにしています。

19 :
ぽんぽこぉ

20 :
〜山中 夕方〜
男「(朝から歩き続けているが…)」
男「(…同じトコ廻ってないか…?)」
男「(だいたい…この落書きが地図だと?)」
男「ハァ…」カチッ ボッ
男「」フゥー…
男「(…もう二〜三日探してダメなら…)」
女「(ん?アレは…)」
女「(確か滝を探していると言っていたが…)」
女「(屋敷か…?いや、地図を見ているからな…)」
女「(仕様の無い…)」
女「おい、何をしている」
男「…煙草吸ってる」
女「滝探しか?」
男「ああ。…朝から同じトコ、ぐるぐる廻ってるみたいだけどな」
女「…地図、見せてみろ」
女「…」ジー…
女「…これは…見ない方が良いだろう」
男「…やっぱりか」

21 :
女「今日は諦めて屋敷に来い」
男「おい鳥頭」
女「…なんだと」
男「俺が昨日言った事覚えてるか?」
女「…ああ」
男「なら…」
女「娘様はテレビをお買いになられたぞ」
男「…」
女「(ほう…この男、これ系に弱いのか…)」
女「Am○zonでお急ぎ便まで使われてな」
男「…う」
女「お前の助言を聞き入れたというのに…悲しまれるだろうな」
男「…卑怯な」
女「…付いて来い」
〜屋敷 夜〜
娘「いらっしゃーい!」ダキッ
男「…ああ」ポフッ
女「…」ギリッ
娘「テレビ観よ、ほら。大きいの買ったよ」ニコニコ
男「ああ」
娘「そこ座って」
男「?」
娘「とうっ!」ストン
男「…まあ、いい」
娘「えへへ〜///」スリスリ
女「…」ギリギリッ

22 :
〜客間〜
男「…馳走になった」
娘「お兄さん、もう遅いから泊まってくといいよ」
男「いや、帰るよ」
娘「残念…」ションボリ
女「送ろう」
〜屋敷前〜
娘「お兄さーん!またねー!」ブンブン
男「…ああ」
女「行くぞ」
男「提灯、マイブームか?」
女「…」
〜アパート〜
男「…取り敢えず、まともな地図を女に書いてもらったし」
男「多分、明日は見付けられるだろう…」
男「明日こそ…」
男「」zzz…

23 :
〜山中 昼〜
男「…こっち…?いや、あっちか」
娘「見付けたー!」ダキッ
男「何処から湧いて出た…」
娘「足、治ったから元気!」
男「会話が成立しねぇ…おい小娘、滝はあっちか?」
娘「滝?まだ探してるの?」
男「ああ」カチッ ボッ
娘「あそこ、何も無いよ?」
男「いいんだ。別に」フゥー…
娘「まあいいや、付いて来て♪」
男「おお、悪いな」
〜屋敷前 夕方〜
女「お帰りなさいませ。娘様」
娘「たーだいまー!」
男「こら小娘」ガシッ
娘「いひゃい、いひゃいぃ〜!」ジタバタ
女「貴様ァァ!!」クワッ
男「やかましい!」クワッ
男「おい小娘!お前は滝に案内してくれたんじゃないのか!?」
娘「え?付いて来てとは言ったけど…」
娘「滝なんて言ってないよ…?」

24 :
〜客間〜
娘「…ごめんね…グスッ、ごめんなさい」グスッ
男「な、泣くな…悪かった、言い過ぎたよ」ナデナデ
娘「…ごめ…なさ…い」zzz…
男「…? おい」
娘「」スヤスヤ
女「…朝からお前を探しまわっておられたのだ」
男「…」
女「加えて、泣き疲れられたのだろう」
男「…悪かったよ」
女「…先刻の態度、滝に何かあるのか?」
男「お前には関係の無いことだ」
女「…そうか」
女「夕飯の支度をしてくる。娘様をみていてくれ」
男「…ああ」

25 :
>>11
いらっしゃい。ごゆっくりー!
>>13
まま、ごゆるりと…
>>14
一番好きなのは犬ですねぇ…ヘヘッ
>>15
まま、おひとつ 旦~
>>16
おまたー!ゆっくりしていってくだされ!
>>17
あなたも///
>>18
ありがとうございます!励みになります!
>>19
○んぽこ///

さあ、仕事の時間だ…

26 :
いよいよ動き始めたな
待ってた

27 :
お気に入り登録して待っとるぞよ〜

28 :
ニア 待ってました

29 :
娘「うまうま〜」パクパク
男「…」モグモグ
女「…口に合わないか?」
男「いや…美味い」
女「舌が死んでいる、というのは本当のようだな」ボソッ
男「何か言ったか?」
女「いや」
娘「お兄さん、それ好物♪あーん」
男「…ああ」ヒョイ
女「あ」
娘「えへへ〜///」パクッ モグモグ
娘「」バタン
男「…女」
女「娘様!娘様ぁー!」
男「おい女」
女「貴様ァァ!!」
男「…理不尽だ」
〜屋敷前〜
娘「お兄さん!またねー!」ブンブン
男「…元気なことよ」
女「行くぞ。グズグズするな」
男「だから何で提灯なんだよ…」
〜帰り道〜
女「一応、詫びておく」
男「…ああ」
女「美味い物を味わえぬとは…哀れな」
男「黙れ」
女「…失言だった」
男「…」

30 :
〜山中 昼〜
?「(まったく…娘様も物好きな…)」ヒクヒク
?「(…居た)」
カチン
?「(ん?)」
トラバサミ「」ハロー
?「(あ、やば)」
ギャイィィィン
男「何だ…今の品性の欠片もない悲鳴は」ガサガサ
狐「キュウ…キュウ…」
男「…」
狐「キュウ…」
男「俺は今まで…思い込みによる勘違いをしていたのかもしれん」
男「これは確かめねば…おい狐」ザッザッ
狐「キュウ…」
男「言葉は通じなくとも、魂で聞け。一見ピンチに見えるその状態だが…」
男「それは流行っているのか?」
狐「」ギロッ
男「あ、今のは解った。こいつキレたw」
ガブッ
ギャイィィィン

31 :
男「(待て待て!落ち着け!)」
男「(思い出せ…こんな時、蒼き衣を纏いて金色の野をほっつき歩いてた人は…どうしてた…?)」
男「ほら…怖くない」ニコッ
狐「!」
男「怯えていただけなんだよね?」ナデナデ
狐「…」カパッ ペロ…ペロ…
男「(鳥の人スゲー!)」
男「(まあ…助けてやるか)」ギリギリ…バィン!
狐「…」
男「動くな。ちょっと待て…ってハンカチ無いな…」
男「お気に入りの『お前はもう、死んでいる』Tシャツだが…」ビリィィィッ
クルクル キュッ
男「これでいい。じゃあな」

32 :
〜夕方〜
男「(…まさか…俺が方向音痴なのか?)」
女「…おい」
男「…またお前か」
女「…ッ」チクッ
女「(何だ…今のは?足の傷…?いや、違う…)」
男「おい、どうしたんだ?」
女「…いや、足を挫いてな」
男「…」
〜屋敷 夜〜
娘「お帰りー!と、いらっしゃーい!」ダキッ
男「…ああ」ポフッ
娘「あれ?女どうしたの?」
女「申し訳ありません娘様。足を…少し」
娘「大変、ほら、奥の間行こ」
女「はい」
男「じゃ、俺はこれで」
娘「ダメ〜!」
男「…何で」
娘「もう暗いし、帰るの危ないよ。女も今日は送れないし…」
男「大丈夫だろ。ここからの帰り道は大体分かる」
娘「でも…」
男「提灯、貸してくれ。明日返しに来る」
娘「あ…」
娘「うん!」ニコッ

33 :
>>26
お待たせしました。どうぞごゆっくり。
>>27
ありがとー!宜しくー!
>>28
おお!ニアのお方!また宜しく///

この後、道場で稽古→お泊まり///なので…多分夜の部は無理かと。
ごめんして!

34 :
待ってたぞ!

泊まり?そんなのはいいから続き早くかけ下さい

35 :
さあこい!

36 :
お泊りでなんの稽古をしてきたのやら!!!!

37 :
待ってる!

38 :
ニア 覚えられてたとか恥ずかしい

39 :
〜アパート 朝〜
男「(何…やってるんだろう、俺…)」カチッ ボッ
男「(まあ…約束は守らねーと)」フゥー…
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「はい」
母「ああ男?またお金入れといて」
男「少し前に入れたろ」
母「あんなもん、もう無いわよ」
母「そこまで育ててやったってのに…はぁ〜あ」
男「(これで最後だろうしな)…多めに入れとくよ」
母「明日までにね」
ツー ツー
男「育ててやった…ね」
男「ありがとよ…テメェがギャンブルと男にハマったお陰で…」
男「カビたパンも、どんなご馳走も…変わらず食える舌になったよ」
男「銀行行って…提灯、返しに行くか」
男「そして…今日こそ」

40 :
〜屋敷前 昼〜
男「おーい」
男「不在か。…置いてくか」
男「…じゃあな」
〜山中 夕方〜
男「…迷った」
男「(まあいいさ。運が良けりゃ熊でも出るだろ)」
男「(はぁ〜)」ゴロン
娘「えへへ〜///」ガシッ
男「…」
娘「〜♪」スリスリ
男「エロールはムゴい方です…」
娘「?」
男「なあ小娘。滝はどっちだ?」ガバッ
娘「ずーっと向こう」
男「…そうか。女は?」
娘「今日は大人しく寝てるって言ってたよ」
男「…そうか。まあ気ぃ付けて帰れよ」
娘「一緒に♪」ガッシ
男「(…初めは鬱陶しいとしか思わなかったが…)」
男「(よく笑う子だ…笑顔は伝染る…というのは…)」
娘「どしたの?どこか悪い?」
男「いや、行こう」ニッ
娘「!」
娘「うん!」ニコッ

41 :
〜屋敷前 夜〜
女「お帰りなさいませ、娘様」
娘「ただいまー!」
男「じゃ」
娘「」ガシッ
男「?」
娘「ご飯、一緒に…ね?」
男「…」
娘「…昨日すぐ帰った。我慢したよ?」ジワッ
女「…昨日の礼もある。夕飯くらい食っていけ」
男「…ああ」
娘「ん〜♪」スリスリ
男「…鼻水は付けるなよ」
娘「で、出てないよ!」
男「(何やってんだろうなぁ…)」
〜客間〜
男「…またしても馳走になった」
娘「えへへ〜///」スリスリ
女「娘様、そのような下郎に…」
娘「下郎じゃないよ、ねー?」
男「…どうでもいい」
娘「じゃあ…じゃあ恋人!///」
男「5年早い」
娘「むー…暫く友達のままかー」
男「…友達?」
娘「?」

42 :
男「今、友達と言ったか?」
娘「? うん」ニコッ
男「表向きはヘラヘラしておいて、裏に回れば罵詈雑言、利害によっては手の平を返す…」
男「そんなモノになりたいのか?」
娘「お兄さん、それ友達違う。私は友達ー!」ダキッ
女「…」
男「う…悪い。言う事じゃねーな」
娘「許すー。だから膝枕!」
男「存外図々しいのな…」
娘「わーい!」グリグリ
〜屋敷前〜
娘「泊まってけばいいのに…」
男「そこまでは…ちょっと」
女「送ろう」
男「足を治せ。じゃあな」
娘「あ、提灯貸すよ!だから…また、明日…」
男「…要らん。今日はライトがある」
娘「…」
男「じゃ」

43 :
>>34
おまたー!またごゆっくりー!
>>35
貴方も///
>>36
普通に、真面目な道場です。え?お泊まりの方は…まあ…///
>>37
どうぞごゆっくり!
>>38
…///

44 :
これは男がデレるやつなのか、それとも娘と女を食べちゃうやつなのか…どっちも美味しくいただきます

45 :
ブクマした
安心して書かれよ

46 :
気長に待つことにするよ

47 :
〜アパート〜
電話「メッセージは2件です」
電話「…元上司だ。解っているとは思うが、誰かが責任を負わなきゃならなかった…」
電話「退職金は弾んでやったんだ。くれぐれも外に漏らさないようにな」
男「ああ…お陰でどこ受けても書類でバッサリだよ…」
電話「次のメッセージです」
電話「…元カノよ。ねぇ、怒ってるのは解るけど…電話くらい出てよ」
電話「反省してる。けど男、仕事ばかりで寂しくて…でもね?一番好きなのは男よ。だから
ブツッ
男「…」カチッ ボッ
男「」フゥー…
男「(…なかなか愉快な人生だった)」
男「(取り敢えず明日だ…)」フゥー…
男「(人間五十年…ねぇ…)」グジッ
男「(そこまで…生きれりゃ…立派なもん…だ)」
男「」zzz…

48 :
〜山中 朝〜
娘「おはよー!」ダキッ
男「お前…暇なのか?」
娘「うん!案内するよ。滝」
男「でかしたクソッタレ!さあ早く!」
娘「はいはーい♪」ガッシ
男「…歩き難い」
娘「まあまあ♪」
男「離してくれろ?」
娘「まあまあ♪」
男「まあまあしか言えんのか…」
娘「みいみい♪」
スパーン
娘「おバカになったらどーすんのー!」
男「大丈夫だ、問題無い」
ザッザッ
男「(ここにも一つ)」ギリギリ…
娘「あー木にイタズラしてるー!」
男「…目印だ」
娘「? 要らないよ?私が居るもん」
男「(今日はお前が居るから、道を覚えるだけ…とは言えないし…)」
男「…念のためだ。お前バカだし」
娘「あぅ…信用してない…」ションボリ

49 :
〜滝 昼〜
娘「到着ー」
男「おお…」
娘「凄い?嬉しい?抱き締めたい?いーよー!」
男「(この高さなら…確かに。加えて上からの圧で浮かぶことも…)」
娘「お兄さん?」
男「ありがとう。さ、屋敷まで送ろう」
娘「? もういいの?」
男「ああ。十分だ」ポフッ
娘「えへ〜///」スリスリ
〜屋敷 夕方〜
女「お帰りなさいませ。娘様」
娘「ただいまー!」
男「よう」
女「…貴様か。ついでだ。夕飯、食っていけ」
男「馳走になろう」
女「いちいち断るな。面倒…なに?」
男「…耳も悪いのか」
娘「食べるって」ニコニコ
女「あ…はい」
女「おい待て貴様。耳『も』とはどういう意味だ?」
男「」チッ
女「何だその嫌そうな顔は!」

50 :
>>44
さてさて…どうでしょうねぇ? ウェッヘヘヘ
>>45
ありがとー!ポチポチ書いていくよ!
>>46
お待たせ、ホモ殿!

ええ…仕事です。では、またノシ

51 :
ニア とりあえず女さんは貰っていい?

52 :
〜客間 夜〜
娘「ん〜♪」スリスリ
男「(今日で最後だ…これくらいはいいだろう)」
娘「明日は?来る?イイ子にしてるよ」グリグリ
男「…今日で休暇は終わりだ」
娘「」ガバッ
男「…そんな顔、するなよ。また、そう…気が向いたら来るさ」ナデナデ
女「…」
娘「…待つ。待ってる!だから…」ジワッ
男「…ああ。きっとだ」ニコッ
娘「うん…うん!」
女「貴様、娘様との約束を違えるなよ…?」
男「ああ…また、美味いモン用意しといてくれ」ニコッ
女「…いいだろう」
〜屋敷前〜
男「世話んなったな」
娘「…」
女「…」
男「どうした?景気の悪い顔だな」
娘「…」
女「…」

53 :
娘「」ガシッ
男「…おいィ?」
娘「…なく…る」ジワッ
男「?」
娘「お兄さん、来なくなる…グスッ 気がする…」グスッ
男「…何故?」
娘「わかんないよ!グスッ でも…」グスッ
男「仕様の無い…ほら」
娘「これ…」
男「山刀…御守りみたいなモンだ」
娘「でも…これ、きっと大事な
男「預かっててくれ」
娘「あ…うん!」ニコッ
男「ふふ」ナデナデ
男「じゃあな」
娘「またねー!」ブンブン
女「…」
〜アパート〜
カチッ ボッ
男「(…小娘、そいつはお前にやるよ)」フゥー…
男「(大事にしてもらえ。相棒…)」
男「(…女、お前の飯、本当はウメーんだろうな)」フゥー…
男「(ああいうのが『人間』ってヤツなんだろう…)」フゥー…
男「(…寝よう)」グジッ
男「(いよいよ…終い…)」
男「」zzz…

54 :
〜屋敷 朝〜
娘「えへへ〜///」ナデナデ
女「あまり撫でまわすと、危のう御座いますよ?」
娘「うん!気を付ける!」ナデナデ
女「僅かながら、加護が働いている様子…本当に大事な物だったのでしょう」
娘「預かる!大事!」ニコニコ
女「はい」フフ
ビシッ キィン
娘「あ…!」
女「これは…!」
〜滝 昼〜
男「…着いた」
男「(古来…死刑囚も最後の一服が許されていたとか)」カチッ ボッ
男「(最後まで裏切らなかったのは…)」フゥー…
男「(爺さんと…山遊びが好きだった俺に、爺さんがくれた山刀…)」
男「(あとは…煙草)」フゥー…
男「(…ま、一休み一休み)」
〜山中〜
娘「大好きな匂い…」ヒクヒク
女「滝に向かっていますね」
娘「胸がザワザワする…」
女「急ぎましょう」
娘「うん!」

55 :
〜滝〜
男「(ああ…)」
男「(もう一つ…いや、二つか…あったな)」
男「(鬱陶しいのと…堅苦しいのが…)」
男「(いや…早計か)」
男「(…ま、元気でやってくれ)」
バッ
娘「!」バッ
ガシィッ
男「ぐぅっ!」ガクン
男「何だ!?」
娘「〜っ!!」ギリ…ギリ…
男「何やってんだ!離せ!」
娘「イヤ!」
男「バカ!お前まで落ちる!」
娘「〜っ!!女!女ー!!」
男「(…ダメだ)」
男「おい聞け!俺はお前の足に掴まる!お前は左腕を引っ掛けてる木に両手でしがみつけ!」
娘「…うん!」
ガシッ
娘「うぅ〜!女ー!早くー!」
男「…お前がバカで良かったよ」
娘「ええ!?何!?」
女「娘様!」
男「…ありがとな」パッ
娘「あ…」
娘「イヤァァァァ!!」

56 :
>>51
旦那ぁ、好きっすねぇ…ヘヘッ

世間様は『連休』だったとか。羨ましい限りで…orz

57 :
>>56
俺も連休とか関係無しだ
土日月全部出勤だったわ…

58 :
ニア ところでバットエンド?(笑顔)

59 :
続き気になって朝起きれなくなりそうだわ

60 :
ようやく規制が解けたから思う存分支援できるぜ!
やっふううううう!!!!

61 :
今回の男はひどい奴だな。娘様のトラウマになったらどうするんだ。
とりま支援。

62 :
〜下流 夕方〜
男「…ぅ…」
男「(神は言っている…ここで死ぬ運命ではないと…)」
男「(何が『これでアナタももーまんたい』だ…)」
男「…娘…女…二人はどうなった…?」ノソノソ
男「? ずぶ濡れの狐…が二匹」
男「しかも虫の息…」
男「(…待て。この狐は…)」グイッ
男「(やはり…二匹とも足に怪我の痕が…)」
男「(引き上げたのか?大の男を?)」
男「(取り敢えず…)」ヒョイ
男「(暖めるくらいなら…)」ヌギヌギ
男「(そして俺も…限界…)」ギュウッ
男「」zzz…

63 :
〜屋敷 朝〜
男「…ぅ…布団…?」
男「」ガバッ
男「おぉぉぉ…!(か…身体が…!)」ビキビキ
ガシャン
男「…?」
娘「あ…あぁ…」ポロポロ
娘「お兄さーん!」ダキッ
ギエェェェェ!
〜昼〜
男「…ハッ!」ガバッ
男「おぉぉぉ…!」ビキビキ
娘「…ごめんなさい」
男「…無事だったか」ポフッ
娘「うん…///」
女「///」
男「…何でお前が頬を染める?」
女「だ、黙れ!寝込みを襲うような真似を…!///」
男「?」
娘「照れてるんだよ〜。お兄さん、暖かかったーって///」
男「つ…つまり…」
男「この痴女め!俺が動けないのをイイ事に!あんな事やこんな事を!」
女「違うわ!たわけ!///」
男「そういや狐はどうなった?」
女「狐?…知らんな」
男「…そうか」
娘「」ニコニコ

64 :
〜客間 夜〜
娘「お兄さん、身体はどう…?」
男「…だいぶいい」
娘「お兄さん…何で…?」
男「?」
女「滝を探していたのは死ぬためか?」
男「…いや、足を滑らせて
娘「ウソ!お兄さんバッて自分から!」
男「…」
娘「どうして…?私や女が、何かダメだった?」
女「む、娘様…」
男「…違う」
娘「直すよ?私、バカだから…いっぱい、いっぱい勉強する!」
娘「女も…本当はすっごく、すっごく優しいんだよ?」
娘「だから…だから…」ポロポロ
男「…」
女「理由くらい話せないのか?」
男「…」
女「…だんまりか」スッ
男「これは…」
女「…これがお前の危機を教えてくれた。余程大事にしていた物だったのだろう」
男「爺さん…」ボソッ

65 :
男「…嫌になった」
娘「」ビクッ
男「…お前達の事じゃない」
男「…母は物心ついた時からギャンブルと男狂い、父は失踪」
男「飯はカビた食パン…舌はこの頃からおかしくなった」
女「…」
男「学校の授業料のためにバイトして稼いだ金は、気が付きゃ母の財布ん中」
男「…就職した先は蹴落とし御免の競争システム…友達ってのは利用してナンボの世界」
男「挙げ句会社は責任を被せられて解雇…当然次の仕事なんざ書類選考でバッサリ」
男「彼女も居たが、他の男に股開いて『寂しかったの』だ…はは」
男「かなり省いたが…ま、人によっちゃ這い上がる奴もいるだろう」
男「が…俺は『もういい』って方だ」
娘「私…私は大丈夫だよ!嫌な事しないよ!」ガシッ
男「…そう」
男「やっぱ同じ事言うんだな」

66 :
>>57
お疲れ様です。いつか振替で休めるといいですね。
…お互いに。
>>58
さてさて…どうでしょうねぇ?
>>59
…お待たせして申し訳ありませぬ。ホモ殿。
上司に『来い』と言われたらそれまでなのです…
>>60
コンゴトモヨロシク…
>>61
支援、ありがとー!続きをお楽しみにー!

手作りまんま…ガッついてきます///

67 :
ニア 意味深な……たまには>>1のバットエンドをリアルタイムで見たい

68 :
>>66
大丈夫だ!ゆっくり書いてくれ、気長に待つよ。どうせなにもすることも無いからな!

69 :
娘「え…」
男「どいつもこいつもこいつもどいつも」
男「似たような事言っては擦り寄って…」
女「おい、娘様は…」
男「…もういいんだ。そんなこたぁ」
娘「…どうして?…どうしたら信じてもらえる?」
男「逆に聞くが、何でだ?」
娘「?」
男「俺と仲良くなったら…お前達にどんなメリットが発生するんだ?」
娘「…私、難しいこと、ダメだから…でも!」
娘「嬉しいよ?お兄さんと仲良くなったら、嬉しくて、楽しい!」
男「…」
娘「お兄さんが生きてて、すっごく嬉しいんだよ!」
男「…もう、いい」
娘「お兄さん…」
男「色々…毒されてんのかもな」
女「…今はゆっくり休んで…頭を冷やせ」
男「…ああ」
娘「お泊まり、流連」ニコッ
男「…」

70 :
〜客間 早朝〜
男「…」ムクッ
男「(…朝の山は好きだ)」イソイソ
シュッ
女「…早いな」
男「散歩してくる」
女「何?」
男「心配いらねーよ」スタスタ
女「(仕様の無い…念のため…)」
〜山中〜
男「(何か気分が良い…)」
男「(…やはり山は良い。たまらなくイイ)」
ガサッ
男「?」
狐「…」
男「お前は…」
狐「…」
男「…礼を言う…べきなんだろうな。子狐は一緒じゃないのか?」
狐「…」
男「足見せてみろ。化膿してねーか?…って言葉解んねーよな」
狐「…」スッ
男「…まさか…んなワケねーか」
男「ああ、これなら大丈夫だ」ニコッ
狐「!」
男「付いて来るか?景色の良いトコがある。朝ならもっと良い筈だ」
狐「…キュウ」
男「ふふ、イイ子だ」ナデナデ
狐「!!」

71 :
男「…ココだ」
男「なかなかイイだろ?」
狐「…」
男「どっこい庄一」
男「…遠慮すんな。こっち来い」ガッシ
狐「…」
男「はぁ〜…」グリグリ
狐「キュウ…」
男「もうちっとだけ、頑張ってみようかね…」
狐「!」
男「…仕事も、選ばなきゃあ…何かはあるだろ」
狐「…」スリスリ
男「お、ありがとよ」ナデナデ
狐「キュウ…」
男「…爺さん、ずっと見ててくれてたんだなぁ」
狐「…」
男「…小娘と堅物にも、礼くらい言っとくか。のう?」グリグリ
狐「キュウ…」
男「くぁ…眠ぃ…」
狐「…」スリスリ
男「…ちと寝る…お休…み」
男「」zzz…

72 :
〜昼〜
男「…くぁ〜…寝た寝た」
男「…重い。何だ…?おい狐、お前太っ
娘「」クゥ…クゥ…
女「」スゥ…スゥ…
男「…」
男「おい、小娘」ユサユサ
娘「」クゥ…クゥ…
男「おい、女」ゴスッ
女「…う」
男「…何をやっとるんだお前は」
女「む、娘様!」ガバッ
男「…一緒に来たんじゃないのか?」
女「娘様、娘様」ユサユサ
娘「…ぅ〜…」
男「起きたか?」
娘「お兄さーん!」ダキッ
男「…はいはい」ナデナデ
女「娘様…これは、その」
娘「ねー?女優しいでしょー?」ニコッ
男「え?ああ…多分」
娘「お兄さん、女、ご飯ご飯」
女「はい。取り敢えず戻りましょう」
娘「うん!」
男「おい手を離せ。歩き難い」
娘「ダメー」ニコニコ

73 :
>>67
まま、ごゆるりと つ旦~
>>68
ありがとうございます。またポチポチ…///

ああ、仕事なんだ…

74 :
体壊さないように頑張ってください
いつもありがとう

75 :
笹部郷みたい。

76 :
無理せず頑張って!
見てるから!

77 :
ニア あ、ありがとう……ズズズ

78 :
ニア 途中送信だと……!? 休み休みやれよー身体壊すなよー。

79 :
なんか右目から水湧いた

80 :
○○の恩返しの後日談を少し…よかったらどうぞ。
>>74
こちらこそ、ありがとうございます。
>>75
?後で調べてみます///
>>76
ありがとー!頑張る!
>>77
>>78
ニア殿、いつもありがとうございます。
>>79
涙は心の汗だから!

では、また深夜に ノシ

81 :
ニア 読んできてニヤけた。同僚が幸せでよかった。そしていつもいい話をありがとう

82 :
向こうのおまけ読んできまちた。
ハッピーエンドで良かった。

83 :
深夜に更新だからリアルタイムで見れないのが残念だが、>>1の話はいつも楽しいからいつまででも待ってられるよ!
ゆっくりで良いから着実に進めてくれよ!

84 :
〜客間〜
男「…取り敢えず帰ろうと思う」
娘「…」
男「心配すんな。絶望的な職探し、やってみるんだよ」
娘「…本当に?」
男「俺が嘘ついた事あったか?」
娘「…」ジワッ
男「…超あるね。うん」
女「」ハァ…
男「いやいや!大丈夫だ。今度は本当だ!ジッチャンの名にかけて!」
娘「…信じるよ。お兄さん」ギュッ
男「…ああ」
男「あー、それと…」
娘「?」
男「お前と、女…礼を言っとく。ありがとよ」
娘「…///」テレテレ
女「…///」フン
娘「あー!女照れてるー!」
女「む、娘様!」
男「えぇぇ…」
女「引くな!///」

85 :
〜屋敷前 夕方〜
娘「電話する。番号覚えた!」
男「…お利口さん」ナデナデ
娘「えへへ〜///」
男「じゃ」
女「…気を付けてな」
男「ああ」
〜アパート 夜〜
男「(選んではいられない…)」
男「(が、せめて食い扶持くらい稼げるトコじゃないと…)」
男「(生きるってなぁ…)」カチッ ボッ
男「(何気に大変だよな)」フゥー…
男「(ま、取り敢えずは明日だ…)」
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「…はい」
娘「お兄さーん!」
男「…」キーン…
男「…電話で叫ぶのは止せ」
娘「あぅ…ごめんなさい」
男「で?どうした?」
娘「あ!お休みなさい!」
男「…」キーン…
娘「ごめんなさい…鳥頭だね。私」
男「…鳥に謝れ」

86 :
〜ハロワ 昼〜
男「…取り敢えず、この三つを」
係員「わかりました。少々お待ちください」
男「(畑違い…だが)」
係員「…お待たせしました。こちらが資料になります」
係員「面接の連絡は後日になります。では、また何かありましたら」
男「ども」
〜アパート 夜〜
男「(情報誌も買うか…)」
男「(退職金、考えて使わねーとな)」
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
母「男?悪いんだけどさ」
男「お金?」
母「そうそう。アンタ『多めに』何て言ったくせに、20万しか入れてなかったでしょ?」
男「俺、ちょっと前に…会社クビになってさ」
母「は?クビ?」
男「そう。だから…」
母「家来てもダメよ?そんな余裕無いから」
男「そうじゃなくて…お金。無いの」
母「はぁ〜…」
ブツッ ツー ツー

87 :
男「…」カチッ ボッ
男「わかりやすいねぇ…」フゥー…
男「金の切れ目が…ってやつか」
ジャリリリリン…ジャリリリリン…
男「…はい」
娘「繋がったー!」
男「…」キーン…
娘「…ごめんなさい」
男「学習しようぜ…して小娘よ、要件は何だ?」
娘「さっき繋がらなかったよ?何で?」
男「他の奴と話してる時に繋がるわけないだろ…って知らんのか?」
娘「…うん。でも大丈夫!覚えた!」
男「そいつぁ良かった。で?要件は?」
娘「…お兄さん、来ない」
男「そりゃ今はなぁ…」
娘「いつ来る?待ってる!」
男「…じゃ明日」
娘「明日!やた!お休みなさい!」
男「…お休み」
ガチャッ
男「…元気な子だ」
男「何か買って持って行くか」

88 :
>>81
いえいえ、楽しんで頂けたようで何よりです。
>>82
読んでくれてありがとー!こちらも宜しく!
>>83
ありがとうございます。ゆっくりとですが、またお付き合い下さい。

吠えろケンメリ!(ウソ。台車の軽四)仕事が俺を待っている!

89 :
あっちもこっちも書いてくれてありがとう

90 :
あっちってなんぞ?

91 :
前の作品も読ませていただいてます!
とても面白いです!

92 :
〜翌朝 山中〜
男「(つーか何でこんな山奥に住んでんだ…)」
男「(車で入れるようにしろ…まったく…)」
娘「やー!」ダキッ
男「…すぐに抱きつく癖はどうにかならんのか」
娘「ならないー♪」スリスリ
女「来たのか…朝からご苦労だな」
男「まったくだ。車道を通せ車道を」
男「それとコイツの抱き癖をどうにかしろ」
女「問題無い。抱きつくのはお前だけだ」
娘「お前だけだー」グリグリ
男「大問題だ」
女「黙ってキリキリ歩け」
男「…へいへい」
〜屋敷〜
女「仕事は見付かりそうか?」
男「…何とかなるだろ」
娘「お兄さんなら大丈夫!」
男「だといいがねぇ…あ、これ」ズイッ
娘「?」
男「ドーナツだ」
娘「くれるの?食べていいの?」
男「ああ」
娘「わーい!」

93 :
娘「甘い、美味しい!」パクパク
女「ふふ」
男「!」
女「どうした?」
男「コイツ…笑うぞ…!」
女「…どういう意味だ?」
男「いや別に」
娘「女、美味しいよ。食べよ♪」
女「はい。では…」パクッ
女「むぅ…これは…」
女「…お前にしては上出来だ。誉めてやろう」
男「…気に入ったようで何より」
〜山中 昼〜
男「一面赤…なんと見事な」
女「直に見れなくなる。…来年までな」
娘「お気に入りの場所だよ」ニコニコ
娘「春はあっち。山桜」
男「夏は?」
娘「あっち。川♪」
男「ふ
女「冬はどこも銀世界だ」
男「やるな…ニュータイプか?」
女「にゅう…何だ?」
男「…流してくれ」
女「?」

94 :
男「昼は弁当か」
娘「私もお手伝いしたよ」
男「イイ子だ」ナデナデ
娘「…///」
女「おい、敷物くらい手伝え」
男「フッ…俺は高いぜ?」
女「…2円50銭くらいか?」
娘「買う!」
男「やめろ…もうやめてくれ」
娘「…残念」ションボリ
男「…というか人を金で買うな」
女「冗談だ。100倍くらいの価値はあるだろう」
男「…それでも250円ですよね?」
娘「買う!」
女「こき使いましょうね?」ニッコリ
男「…この口かい、この口がイケないのかい?ええ!?」グリグリ
女「い、いひゃい!ひゃひを…!///」
娘「あー、ずるいー!」ダキッ
男「うわっ!何をする!」
女「ま、まったく!///」

95 :
男「…ごちそーさん」カタッ
娘「…お兄さん、いつもたくさん食べない。大きくならないよ?」
男「いや成長期終わってるから」
娘「舌のせい?」
男「…多分な。そんな事よりお前はしっかり食べろ」ホレ
娘「あーん」パクッ
娘「えへへ〜///」モグモグ
男「餌付けしてるみたいだ…」
女「娘様はペットではないぞ?」
男「わーってるよ。それより…」
女「?」
男「すまねぇな。本当はウメーんだろうけど…」
女「…気にするな」
男「でもな?食わなきゃ、腹へって辛いから食ってた今までとは違う」
男「なんつーか、ウメー気がする…相変わらず味は判んねーけど」
女「…そうか。何よりだ」

96 :
>>89
こちらこそ。ありがとねー!
>>90
○○の恩返し
に少しだけ後日談を///
>>91
ありがとうございます。コンゴトモヨロシク…

97 :
ニア その気になれば>>1、ラノベいけんじゃね?

98 :
>>97
>>1が本出したりしたら絶対買うだろ

99 :
>>98
ニア 当たり前だろ、>>1の話の作り方が大好きなんだよ

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