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海外外国の童謡唱歌


1 :2012/11/11 〜 最終レス :2013/10/27
語れ

2 :
残念ながら重複だ
海外の童謡
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/doyo/1171246369/l50

3 :
そんなもんいらないよ

4 :
そーだそーだソーダ村の村長さんがソーダ飲んで死んだそうだ葬式饅頭食うたそうだ

5 :
 

6 :
三重テレビのミュージック・スポットのカートゥーンズのドゥーダー!のPVを見たけど
オマージュ的な部分とコメディ要素があって、とても面白かった。
これがまた、くせの強い曲で頭から離れないんだよなー。
カートゥーンズのドゥーダー![Cartoons DooDah!] は(CAMPTOWN RACES キャンプタウン レース 草競馬)の替え歌

7 :
カエルの鳴き声で輪唱してみた
ttps://www.youtube.com/watch?v=_c8RqQF-eYc&feature=youtube_gdata_player

8 :
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/doyo/1171246369/l50がdat落ちしたのでこちらへ移動。
【IL GENERALE GIOVANNI】  将軍ジョヴァンニ
詞:ヴィト・パッラヴィチーニ  曲:ジーノ・メスコーリ  歌:ジャコモ・ロミート、アルトゥーロ・ツィターニ / 1972年(第14回)
昔むかし、ある国がほかの国と戦争しようと決めていましたが、相手の国はそのことを全然知りませんでした。
最初のほうの国の兵士たちには恐ろしい将軍がいて、その名を「ジョヴァンニ」といいました。
ところがこの将軍には、あれこれ指図する奥さんがいて − そのうえ、将軍のボタンを留めつけてやらなかったのです…

大砲の掃射ががんがん鳴り響く
戦争は三年前から続いていて
そしてとうとうある日、ジョヴァンニ将軍が
兵士たちを呼び集めて
話をしたんだが、その話の真っ最中に
ズボン吊りが外れたんだ…
そしたら将軍はパンツ一丁になっちゃった
ボタンが外れちゃって、わあ、ひどい!
そしたら将軍はパンツ一丁になっちゃった
アルプスからアンデスまで、みんな将軍のことを大笑いさ!

大砲の掃射ががんがん鳴り響く
ジョヴァンニはズボンを引っ張り上げて
話の筋を取り戻そうとするけど
兵士たちは地面にうつ伏せになって
まるでもういちど戦争ができそうなくらいに
すごく嬉しそうに見えるよ?
そしたら将軍はパンツ一丁になっちゃった
ボタンが外れちゃって、わあ、ひどい!
そしたら将軍はパンツ一丁になっちゃった
アルプスからアンデスまで、みんな将軍のことを大笑いさ!
そしたら将軍はパンツ一丁になっちゃった
ボタンが外れちゃって、わあ、ひどい!
そしたら将軍はパンツ一丁になっちゃった
アルプスからアンデスまで、みんな将軍のことを大笑いさ!

どの国もみんな平和になって
手の中にはボタンが二つ三つ
今ではジョヴァンニはもう引退して
レオーネ通りに店を構えてる
ポロシャツと綿のパンツを売ってるんだ
これなら絶対ずり落ちないからね!
そしたら将軍はパンツ一丁になっちゃった
ボタンが外れちゃって、わあ、ひどい!
そしたら将軍はパンツ一丁になっちゃった
アルプスからアンデス山脈まで、みんな将軍のことを大笑いさ!
そしたら将軍はパンツ一丁になっちゃった
ボタンが外れちゃって、わあ、ひどい!
そしたら将軍はパンツ一丁になっちゃった
アルプスからアンデス山脈まで、みんな将軍のことを大笑いさ…!!!

9 :
【IL GIOCO DELL'ALFABETO】 アルファベット・ゲーム
原詞(ヘブライ語):ナオミ・シェメル 伊語詞:フランチェスコ・フレイリー  曲:ナオミ・シェメル   歌:シラ・ザワズキ、ニムロード・スタリク  / 2002年(第45回)
ゲームならたくさん買うことができるわ
クマさんに、赤ちゃん人形に
でももし楽しみたいのなら
アレフベート(※ヘブライ文字のこと)を習ってみたらどうかな
ちょっとだけ頭を使えば済むんだし
退屈することだって全然ないよ
新しい文字をたくさん、これから習おうよ
アレフ、ベート、ギメル、ダレット、ヘー、ヴァーヴ、ザイン、ヘット
アレフ、ベート、ギメル、ダレット、ヘー、ヴァーヴ、ザイン、ヘット(※ヘブライ語のアルファベットの初めの8文字)
一つ一つの文字は山の峰
ほら昇って来た
アレフベート!
一つ一つの響きがクリスタルのように澄んでるわ
習ってみたら
アレフベート!
一続きに並べてみればリフレインが
生まれるよ
ラクダにまたがった王様がいた…
アレフベート!

アレフが走り
ベートはつまずき
ギメルはダレットを押しやり
へーにはアクセントが付き
ヴァーヴはふくれっ面をし
ザインはヘットと結婚するつもり!
アレフ、ベート、ギメル、ダレット、ヘー、ヴァーヴ、ザイン、ヘット
テートは良い子
ヨドはすてき
カーフははい、で、ラメドはいいえ
メームとヌーンは天の恵みの糧や蜂蜜
これから食べるところよ

一つ一つの文字は山の峰
ほら昇って来た
アレフベート!
一つ一つの響きがクリスタルのように澄んでるわ
習ってみたら
アレフベート!
一続きに並べてみればリフレインが
生まれるよ
ラクダにまたがった王様がいた…
アレフベート!
サメフは掟
アインはうっとりして
ペーはおしゃべり、笑うのはツァディク
クーフはおサルに詩を読んであげて
レーシュは学校では電光石火なのよ!
アルファベートにちょっと足りない

10 :
【IL GIOCO DELL'ALFABETO】 つづき
アレフベート
アレフベート
あと二文字で全部だよ
アレフベート
アレフベート
シーンは平和に過ごしてて、ターヴはお辞儀をしてありがとうと君に言うよ!
アレフ
アレフベート
アレフ
アレフベート
これで習いきったよ!
アレフベートを

一つ一つの文字は山の峰
ほら昇って来た
アレフベート!
一つ一つの響きがクリスタルのように澄んでるわ
習ってみたら
アレフベート!
一続きに並べてみればリフレインが
生まれるよ
ラクダにまたがった王様がいた…
アレフベート!
アレフ、ベート、ギメル、ダレット、ヘー、ヴァーヴ、ザイン、ヘット
テート、ヨド、カーフ、ラメド、メーム、ヌーン、サメフ
アイン、ペー、ツァディク、クーフ、レーシュ、シーン、ターヴ
アレフ、ベート、ギメル、ダレット、ヘー、ヴァーヴ、ザイン、ヘット
テート、ヨド、カーフ、ラメド、メーム、ヌーン、サメフ
アイン、ペー、ツァディク、クーフ、レーシュ、シーン、ターヴ

#(※ここにヘブライ語原詞が入りますが、訳者がヘブライ語を解さないため割愛します)

一つ一つの文字は山の峰
ほら昇って来た
アレフベート!
一つ一つの響きがクリスタルのように澄んでるわ
習ってみたら
アレフベート!
一続きに並べてみればリフレインが
生まれるよ
ラクダにまたがった王様がいた…
アレフベート!

11 :
【IL GIOCO DELLA RIMA】  韻踏みゲーム
詞:アルベルト・テスタ  曲:グワルティエロ・マルゴーニ  歌:アッスンタ・パラヴァーニ、ロッゼッラ・コロンビン / 1974年(第16回)
しようよ、しようよ
韻を踏んでゲームをしようよ
遊ぼうよ、遊ぼうよ
誰が最初に
韻を踏めるか……
白いウマがいたわ
「白 (bianco)」と韻を踏んでみよう!
疲れた (stanco)ときには一人で眠るのよ
疲れたときには…
通信簿をもらったんだね
「通信簿 (pagella)」と韻を踏んでみよう!
パンとモルタデッラ(mortadella、サイコロ状の豚脂を中に散らした太いソーセージ)が食べたいな…
モルタデッラ…
すごいや!すごいや!
君って韻が踏めるんだね…
すごいや!すごいや!
全然間違えないもの…

ほうき星がいたわ…
「ほうき星 (cometa)」と韻を踏んでみよう!
絹 (seta)でできた尾を引いてるのよ…
絹でできてるの…
先生は具合が悪いのよ
「具合が悪い (malata)」と韻を踏んでみよう!
パンとジャム (marmellata)が食べたいな…
ジャムを…
すごいや!すごいや!
君って韻が踏めるんだね…
すごいや!すごいや!
全然間違えないもの…

火星人が見つかったんだ…
「火星人 (marziano)」と韻を踏んでみよう!
ミラノ (Milano)の郊外で…
ミラノの…
きみの弟がテストを受けるよ…
テスト (esame)と韻を踏んでみよう!
サラミ (salame)の付いたパンが食べたいな…
サラミ付きの…
すごいや!すごいや!
君って韻が踏めるんだね…
すごいや!すごいや!
全然間違えないもの…

12 :
【IL GIOCO DELLA RIMA つづき】  
勇敢なオルランド(※ルネサンス騎士道物語の登場人物)が旅に出た…
「オルランド (Orlando)」と韻を踏んでみよう!
戻っては来るだろうけど、いつ (quando)になるか分からない…
いつになるかは分からない…
みんなってなんて素敵なんだろう…
「みんな (gente)」と韻を踏んでみよう!
生ハム (prosciutto)の載ったパンが欲しいな…
それは「みんな (gente)」と韻を踏んでないよ!
チーズ (formaggio)の載ったパンが欲しいな…
それは「みんな (gente)」と韻を踏んでないよ!
オリーブ (olive)の載ったパンが欲しいな…
それは「みんな (gente)」と韻を踏んでないよ!
パンとトマト (pomodoro)が欲しいな…
それは「みんな (gente)」と韻を踏んでないよ!
何も載ってない (niente)パンが欲しいよ
何も載ってないのが……
すごいや!すごいや!
君って韻が踏めるんだね…
すごいや!すごいや!
全然間違えないもの…
次もやってみようよ
韻踏みゲームを
遊ぼうよ、遊ぼうよ
誰が最初に…
韻を踏めるか…!!! 韻を踏めるか…!!!

13 :
【IL GUERCIO, IL LUNGO, IL NANO】  やぶ睨みとのっぽとちび
詞:ステファーノ・スカンドラーラ  曲:コルラード・カステッラーリ  歌:アルベルト・アウゾーニ、アンドレア・ジャンニーニ、ロベルト・シレオーニ / 1973年(第15回)
やぶ睨みは見張り役、のっぽは知恵者
ちびは組織のジャガーだったんだ…
みんなは一人のために、一人はみんなのために
誰も素晴らしくなかったけど、悪くもなかった
手に手を取りつつ取り決めを結んだよ
やぶ睨みとのっぽとちび…

最初のずるい奴が鶏小屋に入ったけど
泥棒する代わりにひどく困ったことになっちゃったんだ
オンドリやメンドリがつっつきだして
悪党三人組はとうとう逃げ出す羽目になっちゃった…
やぶ睨みは見張り役、のっぽは知恵者
ちびは組織のジャガーだったんだ…
みんなは一人のために、一人はみんなのために
誰も素晴らしくなかったけど、悪くもなかった
手に手を取りつつ取り決めを結んだよ
やぶ睨みとのっぽとちび…

あるときは『コロッセオを盗もう!』と決めたけど
お馬鹿さんのせいで間違った方に行っちゃった
やぶ睨みはいつもどおりにうとうと寝てて
そのときには石が三百個盗まれてたんだ…
この名家の紳士たち、プロフェッショナルの泥棒たちは
うっかりしてたから逮捕されちゃった…
みんなは一人のために、一人はみんなのために
誰も素晴らしくなかったけど、悪くもなかった
手に手を取りつつ取り決めを結んだよ
やぶ睨みとのっぽとちび…

この結末に納得しないで
ある晩脱走することに決めたんだ
格子を鋸で挽いて、最初に飛び出たのはちび
でもその下では見張り番の顔が待ち構えてたんだ…
やぶ睨みは見張り役、のっぽは知恵者
ちびは組織のジャガーだったんだ…
みんなは一人のために、一人はみんなのために
誰も素晴らしくなかったけど、悪くもなかった
手に手を取りつつ取り決めを結んだよ
やぶ睨みとのっぽとちび…
みんなは一人のために、一人はみんなのために
誰も素晴らしくなかったけど、悪くもなかった
手に手を取りつつ取り決めを結んだよ
やぶ睨みとのっぽとちび…
14 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

15 :
【IL KARATE】  唐手
詞:トニー・マルトゥッチ  曲:ヴェントゥリャ  歌:ダニエーレ・ボルガッティ、須田ツヨシ / 1971年(第13回)
こういう話を聞いたんだ、日本では
ボールでは遊ばないんだって
みんな、カラテという名前で呼ばれる
遊びをしているんだって
大きなマットレスの上に
石ころのように落ちるけど
そのまま続けざまに
また元通り立ち上がるんだ
から・から・唐手
王子様も王様も楽しむよ
この一風変わった遊びは
全然悪いことにはならないけど
僕は大好きだよ
これが唐手
から・から・唐手

僕は沖縄へ行ったんだ
ジャワ島の北にあるんだよ
唐手を習えるようにと思って
行ったんだ
僕にカザッカ(※長くてゆったりした上着)を着せてくれたけど
ジャケットと間違えたんだ
それから僕は何も思い出せないけど
でも腹ばいになって地面に倒れてた
から・から・唐手
王子様も王様も楽しむよ
この一風変わった遊びは
全然悪いことにはならないけど
僕は大好きだよ
これが唐手
から・から・唐手

16 :
【IL KARATE つづき】 
今では黒帯で
みんなにクロヒョウと呼ばれてるんだ
有段のチャンピオンのように
自分の身を守るんだ
しっかり利いた一撃で
僕は煉瓦六つを二つに割っちゃったよ
それから半分に割って
半分にして、また半分にして
から・から・唐手
王子様も王様も楽しむよ
この一風変わった遊びは
全然悪いことにはならないけど
僕は大好きだよ
これが唐手
から・から・唐手

これが唐手
から・から・唐手
これが唐手
から・から・唐手!!!

17 :
【IL KATALICAMMELLO】  ラクダのカタリ
詞:ファジット(ジャンフランコ・ファザーノ)、ジャンフランコ・グロットリ  曲:アンドレア・ヴァスケッティ  歌:イレーニャ・レッキャ / 1997年(第40回)
ねえ、どんなモデルなの?
ねえ、どんなモデルなの?
四本の脚でつむじ風のように走るけど、エンジンはついてない
ちょっと寒くなったらガレージから出てこない
オレンジジュース一リットルで三十キロも走れる、何故かはわかるわよね
あらゆる触媒形ラクダのうちで最高だからよ
ねえ、どんなラクダなの、ねえ、どんなモデルなの
ラクダのカタリよ、あらゆるうちでもいちばん自然にやさしいの!
ラクダのカタリは速くて背が高くて軽やかに走るわ
太陽エネルギーでうまくキャブレートできるのよ
ラクダのカタリはキャラメル色をしてて
もちろん環境と仲良しよ
きみのカタリに乗ってぐるっと回って来れるかな?
オーケー、一緒においでよ!
カタリ…カタリ…カタリ
ホップ・ホップ・ホップ、触媒型ラクダは
お話の中だけのもの、交通の波のさなかの砂漠よ
ホップ・ホップ・ホップ、ホップ・ホップ・ホップ
列には並ばないわ、もう尻尾が付いてるもの(※「fare la coda(列に並ぶ)」を字義通りに「尻尾を取り付ける」と解釈したもの)
カタリは強いわ、カタリは偉いわ
こんな触媒型マシンは世界のどこにもないもの!

18 :
【IL KATALICAMMELLO つづき】
煙草も吸わないし、スモッグなんてもっと駄目、カタリはアレルギーを起こしちゃうの
あんまりあちこち行き過ぎると警告ランプを付けるのよ
お日様が出るとすぐ喜びでいっぱいになるし
こぶはダブルのエアバッグになっていつでも安全を保証するのよ
ねえ、どんなラクダなの、ねえ、どんなモデルなの
ラクダのカタリよ、あらゆるうちでもいちばん自然にやさしいの!
ラクダのカタリは速くて背が高くて軽やかに走るわ
太陽エネルギーでうまくキャブレートできるのよ
ラクダのカタリはキャラメル色をしてて
もちろん環境と仲良しよ
きみのカタリに乗ってぐるっと回って来れるかな?
オーケー、一緒においでよ!
カタリ…カタリ…カタリ
ホップ・ホップ・ホップ、きみを追い越しちゃった、これって楽しいね
ホップ・ホップ・ホップ、狙撃隊のように走って
ホップ・ホップ・ホップ、ホップ・ホップ・ホップ
クラクションなんか付いてなくたって
カタリは強いわ、カタリは偉いわ
こんな触媒型マシンは世界のどこにもないもの!

カタリに乗って、カタリに乗って
ラクダのカタリに乗って出かけるのはとてもすてきだわ
ゆらゆら揺れるに任せれば、踊りたい気分になれるわ
ラクダのカタリには排気筒なんてついてないけど
公害に立ち向かえる付属品はたくさんついてるわ
きみのカタリに乗ってぐるっと回って来れるかな?
オーケー、一緒においでよ!
ラクダのカタリは今のところただの歌の文句
だけどじきに大きくなったら、これの特許を取るわ
今のところはとりあえず歌ってみましょうよ
そして世界を大切にして汚さないようにして遊びましょう!
きみのカタリに乗ってぐるっと回ってこようよ!
カタリばんざい!
語り、カタリ、カタリ!
19 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

20 :
【IL LEPROTTO PIM-PUM-PAM】  子ウサギのピン・プン・パン
詞:フェルスー(ルツィアーノ・ステルペッローネ)  曲:フラマリオ(マリオ・パガーノ)、トーメイ  歌:ブルーノ・ピーロ / 1967年(第9回)
子ウサギのピン・プン・パンは
ベルトにピストルを二丁提げてる
カウボーイの二丁拳銃だ
使い方を知ってるのは彼だけ…
煙立ち込める酒場で
盗賊リスのジョーが
その場にいる子ウサギたちから
ドル銭を全部かっさらった…
馬にまたがって
駆けるよピン・プン・パン
彼が
やって来たら
いったい何が始まるかな?…
みんな震え上がるよ
この酒場にいようものなら
みんな知ってるのさ
ここにやって来るのが
偉大なピン・プン・パンだってことを!…

『手を挙げろ!』と子ウサギが言う
『勇気のある奴は前へ出ろ!』
やってみれば困ったことになる
保安官は『私だ』!
手を素早くピストルへと走らせ
リスのジョーは決闘を申し込む
でもウサギはもっと俊敏で
空に向けて撃った…ピン・プン・パン!!!
盗賊は逃げ出した
一目散さ…
みんなが叫ぶ『やったぞ!
ばんざい、やったぞ!
ばんざいピン・プン・パン!』
きみはもうヒーローだ
西部のみんなのヒーローだ
みんなが叫ぶ『やったぞ!
ばんざい、やったぞ!
ばんざいピン・プン・パン!…』
ラ・ララ・ララ
ラ・ララ・ラララ
みんなが叫ぶ『やったぞ!
ばんざい、やったぞ!
ばんざいピン・プン・パン!…』

21 :
【IL LUNGO, IL CORTO E IL PACIOCCONE】  のっぽとちびと太っちょ
詞:レオ・キオッソ  曲:ゴルニ・クラーマー  歌:ジャンルーカ・カルデラーリ、マッシモ・コルッチ、レオナルド・バルソッティ / 1970年(第12回)
酒場のひさしの下で
保安官は平和に居眠り中
するとその時、お日様のもと
馬の駆ける音が聞こえる
いったい誰がやって来たところなんだろう!
のっぽに、ちびに、太っちょだ
三人の勇敢なカウボーイだよ
ピストルは全く使わない
保安官が駄目だと言うからなんだ
のっぽはギターを思う存分に奏で
ちびはバンジョーをかき鳴らす…
ゲンゲレゲンゲン・ゲンゲレゲンゲン
ゲン・ゲン・ゲン・ゲン・ゲン
そしてバラードを歌うのが太っちょなんだ

夜になると盗賊どもがやって来る
銀行を荒らすつもりなんだ
そこへ突如
馬の駆け足が聞こえて
盗賊たちは逃げ出す羽目になるのさ
のっぽに、ちびに、太っちょだ
三人の勇敢なカウボーイだよ
ピストルは全く使わない
保安官が駄目だと言うからなんだ
だけどこの三人組がコンサートを開くと
誰にも止められなくなる
ゲンゲレゲンゲン・ゲンゲレゲンゲン
ゲン・ゲン・ゲン・ゲン・ゲン
のっぽに、ちびに、太っちょさ

のっぽと、ちびと、太っちょは
三人の勇敢なカウボーイだよ
ピストルは全く使わない
保安官が駄目だと言うからなんだ
だけどこの三人組がコンサートを開くと
誰にも止められなくなる…
ゲンゲレゲンゲン・ゲンゲレゲンゲン
ゲン・ゲン・ゲン・ゲン・ゲン
のっぽに、ちびに、太っちょさ!!!

22 :
【IL MAGO MATTO】  へんてこ魔術師
詞:マウリツィオ・ダッダ、フランコ・スパダヴェッキア  曲:ポジターノ、セルジオ・キエーザ  歌:パトリツィア・オルズィ、モレーナ・チェチェーレ / 1974年(第16回)
魔法をかけるよ、水晶玉の中を見つめてごらん
もしバルベラ(※赤ワインの一種)を飲んだら私はうそをつくわ
もしお腹がすいてきたら魔法を使ってみようっと
でももしうまく行かなかったら私は居酒屋へ行くわ…
こちらはへんてこ魔術師、とことん変てこなんだ!
ジェレミアという名前で、いつでも居酒屋にいるんだよ…!

ちびがお手伝いしてくれるの、洋ナシ形の頭をしてるわ(※「出来損ないの」の意味もある)
これは大失敗よ…水晶玉を落っことされちゃうもの!
イヌの代わりに私は天文学を勉強する竜を飼ってるのよ
料理人には給料を払わないのよ、私の伯母さんの娘だから!
こちらはへんてこ魔術師、とことん変てこなんだ!
ジェレミアという名前で、いつでも居酒屋にいるんだよ…!

うまく行かない時には魔法を唱えるのよ
それでもだめなら薬屋さんへ大急ぎよ
すてきなお城が欲しいなと思って、水晶玉を磨いて
帽子の中を探ったら…オレンジが出てきたわ!
こちらはへんてこ魔術師、とことん変てこなんだ!
ジェレミアという名前で、いつでも居酒屋にいるんだよ…!

魔法を唱えて、居酒屋へ行くのよ
美味しいバルベラで水晶玉をいっぱいにしてもらうわ!
たぶん魔法は嘘みたいなもの…
ずっと後になれば、正しいかどうか分かってくるわ…!
魔法を唱えて、居酒屋へ行くのよ
美味しいバルベラで水晶玉をいっぱいにしてもらうわ!
たぶん魔法は嘘みたいなもの…
ずっと後になれば、正しいかどうか分かってくるわ……!!!
たぶん魔法は嘘みたいなもの…
ずっと後になれば、正しいかどうか分かってくるわ……!!!

23 :
【IL MARE SA PARLARE】  海は話せる
詞:ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ  曲:コルラード・カステッラーリ、メロディ・カステッラーリ  歌:シャニア・カタプールマル / 2008年(第51回)
真っ白なカモメが浜辺にいて
砂の上を静かに散歩し始めたわ
ときどき波に脚を浸せば
海がその秘密をカモメに語って聞かせたわ
海がその秘密をカモメに語って聞かせたわ
海は話せるのよ − 海は
海は物語りができるのよ − 海は
偉大な船乗りたちの素晴らしい冒険の数々を
遠い昔の夢や不安を
海は、海は、海は…なんてたくさんの物語を知っているのかしら!

真っ白なカモメは、それから気分転換に
海の沖に向かって運んでもらった
波の動きがそっとそうっとカモメを揺らし
海はカモメに歌をささやいて聴かせたわ
海はカモメに歌をささやいて聴かせたわ
海は話せるのよ − 海は
海は見つけることができるのよ − 海は
メロディの一つ一つにいつも新しい話を乗せて
果てしのない夢とともに
海は、海は、海は…なんてすてきなコンサートをするのかしら!

真っ白なカモメは、ちょっと独りさびしくなって
空にいる仲間たちと一緒になって飛びたいと思った
千回も回転しながら風がカモメを運び
そうしている間にも海はとどまらず上がったり下がったりしていたわ
とどまらずに上がったり下がったり…
海は踊れるのよ、海は変われるのよ
水色や緑や藍色に色を変えられるのよ
すばらしい魔法があちこちで燃え上がる
海は、海は、海は…なんて無限の喜びを与えてくれるかしら!
海は話せるのよ − 海はくれるのよ!
海は歌えるのよ − 海はくれるのよ!
真っ白いカモメが水面をかすめて飛んでいく
空を飛ぶ沢山の翼が仲間となるわ!
海は、海は、海は…海は詩なのよ
海は、海は、海は…海は詩なのよ
海は、海は、海は…
海は詩なのよ
24 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

25 :
【IL MIO AMICO MOSE'】  僕の友達モーゼ
詞:イダルベルト・フェイ  曲:ピーノ・マッサーラ  歌:マリカ・リッキ、ピェールフランチェスコ・ロッシ / 1998年(第41回)
川に沿って籠がひとつ、ぷかぷか流れてた
川の流れが僕のほうへそれを運んできた
しっぽを元気に動かしているのが見えたけれど
それはまるっきり見たこともない生き物のしっぽだったんだ
バーとも鳴かない…ボーとも鳴かない…どんな種類なのかは僕にはわからないよ
ビーとも鳴かない…ブーとも鳴かない…もうちょっとよく知りたくて腕に抱き上げるよ
恐竜の赤ちゃんよ
夢見るような二つの目をしてる
エンドウマメのように全身緑色で
前歯は一本きり
恐竜の赤ちゃん
僕をびっくりして見つめてる
それから野原を跳ね回って
僕の友達になるんだよ
うちまでついてきて
学校にも一緒に行って
昼でも夜でも
一人ぼっちになんてならない
夢見るような二つの目をしてて
エンドウマメのように全身緑色で
前歯は一本きりの
恐竜の赤ちゃんさ
バーとも鳴かない…バー…
ボーとも鳴かない…ボー…
この恐竜を何て呼んだらいいかまだ分からない
ビーとも鳴かない…ビー
ベーとも鳴かない…ベー
モーゼと呼んだらいいとみんなに言われちゃった

この恐竜の赤ちゃんは
目を覚ましたらもうお腹ぺこぺこなんだ
僕の歯磨き粉を食べちゃって
幸せな気分に浸ってる
それから台所に下りていって
たった一口で
アイスクリームやサーモンを
二キログラムも平らげちゃう
本気で夢中になるのは
美味しいスパゲティを食べること
何キンタル(※約100kg)も食べちゃうけど
一エット(※100グラム)も大きくならないんだ
恐竜の赤ちゃんは
自分を巨大だと思ってるけれど
毎日測ってみても
全然大きくならないんだ
バーとも鳴かない…バー…
ボーとも鳴かない…ボー…
何て話すのかまだ分からない
ビーとも鳴かない…ビー
ブーとも鳴かない…ブー
でも時間がたてば少しずつ話すようになるさ

26 :
【IL MIO AMICO MOSE' つづき】
それから、この恐竜を寝かすのに
僕は童歌を歌うんだ
親指をしゃぶりながら
幸せそうに眠りに就くんだ
夢の中では
空を飛ぶ恐竜になって
西へと消えては
東からまた現れる
この恐竜の赤ちゃんは
大きくはならないけれど
友達を見つけたんだ…
…で、それこそが大事なことなんだよ
バーとも鳴かない…バー…
ボーとも鳴かない…ボー…
何て話すのかまだ分からない
ビーとも鳴かない…ビー
ブーとも鳴かない…ブー
でも時間がたてば少しずつ話すようになるさ
待っててあげようよ!
バーとも鳴かない…バー…
ボーとも鳴かない…ボー…
何て話すのかまだ分からない
ビーとも鳴かない…ビー
ブーとも鳴かない…ブー
今のところは僕の友達のモーゼってわけさ

27 :
【IL MIO CUORE E' UN GRAN PALLONE】 私の心は大きなボール
原詞(スウェーデン語):伝統曲 伊語詞:ビアージョ・アントナッチ  曲:伝統曲、編曲はビアージョ・アントナッチ   歌:エミリア・エクルント  / 2005年(第48回)
私の心は大きなボール
街を飛び跳ねて回るのよ
黄色に、白に、黒に、赤
子供たちみんなに触れていくのよ
この歌を歌いながら
世界中を見て知るのよ
黄色に、白に、黒に、赤
子供たちみんなに触れていくのよ!
私の心は大きなボール
自由の門を蹴るのよ
何て綺麗なの、いろんな色をしてて
あちこちに咲き出る花のよう
力に満ちていて、立派な人たちも
憐みの心を持たない意地悪な人たちも
私のボールを見れば
愛の心がどんなものだかわかると思うわ
みんなでゴールを決めよう!
私たちもゴールを決めよう!
勝者だって優勝者だって
私たちみんながなれるのよ
一緒に…
みんなでゴールを決めよう!
私たちもゴールを決めよう!
勝者だって優勝者だって
私たちみんながなれるのよ
アレー・オー・オーと歌いながら…
歌いながら…
アレー・オー・オーと歌いながら…

28 :
【IL MIO CUORE E' UN GRAN PALLONE つづき】
#(※ここにスウェーデン語原詞が入りますが、訳者がスウェーデン語を解しないため割愛します)
みんなでゴールを決めよう!
私たちもゴールを決めよう!
勝者だって優勝者だって
私たちみんながなれるのよ
一緒に…
みんなでゴールを決めよう!
私たちもゴールを決めよう!
勝者だって優勝者だって
私たちみんながなれるのよ
一緒に…
みんなでゴールを決めよう!
私たちもゴールを決めよう!
勝者だって優勝者だって
私たちみんながなれるのよ
一緒に…
みんなでゴールを決めよう!
私たちもゴールを決めよう!
勝者だって優勝者だって
私たちみんながなれるのよ

29 :
【IL MIO DENTINO DONDOLA】  私の歯がぐらぐらするの
詞:ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ  曲:アドリアーノ・デッラ=ジュスティーナ  歌:マッテオ・マエストリ、ディアナ・バルベラ、アレッサンドラ・モッサーリ、マヌエラ・ミコーリ / 1991年(第34回)
−わたし、歯がぐらぐらしてるの
−そんなの気にしないで!
−来るべき時を待ってるのよ
 だってわたしの口のことだもの!
−抜いたって大したことないよ
 はっきり言ってゲームだよ!
−簡単なことなのかもしれないけど
 私は心配だわ…
私の歯がぐらぐらしてるのよ…
前に後ろにと動くのよ
私の歯がかたかた言ってるの…
こんなに陽気に踊ってるのよ!
−指で押して動かせるね…
−抜けるかどうかは分からないわ!
−糸を縛り付けて…
 それからちょっと引っ張ってみたらいいよ
−私の歯がぐらぐらしてるのよ…
いつまで続くのか分からないの
振り子のように揺れるのよ…
こっちへ、それからあっちへと
私の歯がぐらぐらしてるのよ…
ひたすら踊っているのよ
私の歯がかたかた言ってるのよ…
もうじき抜けて落ちちゃうわ!

−ねえ、そしたらどこにその歯を置くの?
−小箱に入れて地面に置くわ
−聞いたんだけど、その歯は
 ネズミが取っていくんだって…(※イタリアでは、抜けた歯はネズミが持っていくものとされている)
−目を閉じていれば、君のために
 ネズミが贈り物を置いてってくれるんだよ!
 隅っこの陰に
 ネズミが顔を出すのが見えたもの…
私の歯がぐらぐらしてるのよ…
前に後ろにと動くのよ
私の歯がかたかた言ってるの…
こんなに陽気に踊ってるのよ!
−指で押して動かせるね…
−抜けるかどうかは分からないわ!
−糸を縛り付けて…
 それからちょっと引っ張ってみたらいいよ
−私の歯がぐらぐらしてるのよ…
いつまで続くのか分からないの
振り子のように揺れるのよ…
こっちへ、それからあっちへと
私の歯がぐらぐらしてるのよ…
ひたすら踊っているのよ
私の歯がかたかた言ってるのよ…
もうじき抜けて落ちちゃうわ!

30 :
【IL MIO DENTINO DONDOLA つづき】 
私の歯がぐらぐらしてるのよ…
前に後ろにと動くのよ
私の歯がかたかた言ってるの…
こんなに陽気に踊ってるのよ!
−指で押して動かせるね…
−抜けるかどうかは分からないわ!
−糸を縛り付けて…
 それからちょっと引っ張ってみたらいいよ
−私の歯がぐらぐらしてるのよ…
いつまで続くのか分からないの
振り子のように揺れるのよ…
こっちへ、それからあっちへと
私の歯がぐらぐらしてるのよ…
ひたすら踊っているのよ
私の歯がかたかた言ってるのよ…
もうじき抜けて落ちちゃうわ!
私の歯がかたかた言ってるのよ…
もうじき抜けて落ちちゃうわ!

31 :
【IL MIO FRATELLINO A DISTANZA (Assulaie)】  遠くにいる私の弟(アッスライエ)
詞:マリオ・ガルディーニ、ジョヴァンニ・パオロ・フォンタナ  曲:グラツィア・ディ=ミケレ  歌:フェデリカ・ペッティネオ / 2003年(第46回)
私には弟がいるの
はるか離れた地方に住んでいる弟なのよ
そこには街なんかなくって
家はみんな平屋建てなのよ
もし弟に出会えば − オ オ オ オ
きっと心の底から話しかけるわ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ、彼の名前が本当は何といったって構わないわ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ
私にはわからないもの

私にたくさん絵を描いてくれるのよ
でも色は二つきりしか持っていないの
赤で描いてるのが住んでるお家で
緑のほうは葉の上に降る雨なのよ
ママが言うには − オ オ オ オ
この子だって心の中は私と同じなんだって
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ、彼の名前が本当は何といったって構わないわ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ
私にはわからないもの

ナイトテーブルの上に小さな象さんがいるわ
アッスライエが私に送ってくれたものなのよ
クリスマスにはアッスライエに贈ってあげたいわ
とっても素敵なペンを、だって…
アッスライエが、アッスライエが
彼の実際の名前を書けるようによ!
この弟が住んでいるのは
シマウマやライオンの暮らす世界
きっと知っているはずよ
私たちが寄り添っていられる場所があるんだってことを
それは心の中よ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ、みんなにとって赤道は同じひとつなのよ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ、みんな同じ色をしているのよ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ、大好きよ
アッスライエ、彼の名前が本当は何といったって構わないわ
アッスライエ

32 :
【IL MIO GRANDE PAPA】  僕の大きな父さん
詞:リッカルド・フォッリ  曲:ヴィンチェンツォ・スパンピナート  歌:アンゲラ・サルフィ、ジュリアーノ・モンティス / 1987年(第30回)
僕たちの父さんには時間が全然ない
いつでもあっちこっちと走り回ってる
仕事の書類を柱のように積み上げた後ろにいて
呼んでも聞こえてないふりをしている
でも明日になったら、魔法のように
僕たちで連れて行っちゃうんだ、書き物机から遠くへと
だって人間は本当に大きく大きくなったら
もういちど子供に戻るんだよ
だって人間は本当に大きく大きくなったら
もういちど子供に戻るんだよ

父さん、目を覚まして、でも何も質問しないで
この山の向こう側へ大きくジャンプしてみせて
もし国を九つも越したはるか彼方の
雨が降っていても天気が良いようなところへ行ってしまうのなら
僕たちは兵隊さ、そして三十秒で
シッティング・ブル(※米国先住民スー族の戦士・呪術師、勇猛さで知られた)でさえ立ち上がらせてしまうよ
僕の父さんは本当に大きくて大きくて
もういちど子供に戻るときがやって来たんだ
僕の父さんは本当に大きくて大きくて
もういちど子供に戻るときがやって来たんだ

すぐ表のところでメリーゴーラウンドが回ってるよ
ぼくたち、いちばんいい馬をこっそり取っちゃって
地平線を飛び越えて
決して隠れることのない太陽を見に行くんだ
そして僕らが手を二回叩けば
七人の小人たちも二メートルの背丈に育つ
僕の父さんは本当に大きくて大きくて
もういちど子供に戻るときがやって来たんだ
僕の父さんは本当に大きくて大きくて
もういちど子供に戻るときがやって来たんだ

33 :
【IL MIO GRANDE PAPA つづき】  
あちらへこちらへと僕たちは飛びまわった
さあ急いで戻ろう、遅くなっちゃったよ
早く父さんに仕事をさせようよ、だって
危機は過ぎ去ったんじゃなくていまここにあるのだもの
父さんたちを許そうよ、今すぐでも後ででも
働き過ぎだけれどそれは僕らのためでもあるんだよ
僕の父さんは本当に大きくて大きくて
もういちど子供に戻るときがやって来たんだ
僕の父さんは本当に大きくて大きくて
もういちど子供に戻るときがやって来たんだ
僕たちの父さんは本当に大きくて
もういちど子供に戻ってしまったんだ
僕たちの父さんは本当に大きくて
もういちど子供に戻ってしまったんだ
もういちど子供に戻ってしまったんだ…!
もういちど子供に戻ってしまったんだ…!

34 :
【IL MIO MONDO】 私の世界
原詞(ポルトガル語):アレクサンドリナ・ペレイラ、アルトゥール・ジョルダゥン 伊語詞:アントネッラ・ボリアーニ  曲:アルトゥール・ジョルダゥン   歌:ビアンカ・ヴァレラ・マイノ  / 2008年(第51回)
お伽話の中か、素朴なお話の中のように
空想を働かせて世界を作り上げて遊ぶのよ
魔法を込めた手と、ひとときの喜びを使って
私は想像して楽しむわ、私の世界が生まれ出るのよ
生まれるわ − 手と愛を使えば
生まれるわ − 歌のように
生まれるわ − 望まない人や何故なのか尋ねない人のためにも
生まれるわ − 子供の手の中から
生まれるわ − 深い価値から
やがて見えるわ − 私の世界が、あなたも一緒にいる私の世界が、美しくなるのが
そうなるわ、そうなるわ
私たちが探しているすべてのものが
私たちが待っている明日が
世界をより良くなるよう変えてくれるわ
そうなるわ、そうなるわ
空の星が一つ落ちてきて
光の雨を降らせれば、私の世界が明るくなるわ
そうしてみんなにも
どんなに素敵な世界になるか見えるようになるわ

#私の小さな手の中で、世界が形作られようとしているわ
#心の赴くままにいろんなことを変えてみるの
#魔法を込めたこの両手とひとときの喜びで
#想像して楽しむのよ、私の世界が生まれるところなのよ
(以上、#の行はポルトガル語原詞)
生まれるわ − 美しい花が芽を出すように
生まれるわ − 物音も立てずに
生まれるわ − 子供の心と父さんの力をもって
生まれるわ − 言葉を費やす人のために
生まれるわ − 心に無理強いはできないわ
やがて見えるわ − 私の世界により良い未来がやって来るのが
そうなるわ、そうなるわ
私たちが探しているすべてのものが
私たちが待っている明日が
世界をより良くなるよう変えてくれるわ
そうなるわ、そうなるわ
この世界にある美しいものすべてが
心の底からそうだと言うことのできる人の
小さな世界になることでしょう
小さな手から”大きなものを”作り出しましょう
こんな小さな手から
こんな小さな手から

35 :
【IL MIO NONNO E' UN DJ】  僕のお爺ちゃんはDJ
詞:ジャン=マルコ・グワランディ、パオラ・アンジェリ  曲:M. カルパーニ、ジャン=マルコ・グワランディ  歌:アレッショ・クレシェンツィ / 2004年(第47回)
朝ぼくが目覚めるとき、分かるかな?
ワン、トゥー、スリー
お爺ちゃんDJのことを考えるんだ!
頭の中でリズムが鳴ってる
ウン、ドス、トレス
お爺ちゃんDJなしじゃとてもできないようなリズムさ!
ヘッドホンを超音波のボリュームに合わせてる
何とか聞こえるくらいだからさ
オリンピックばりのリズムに乗ってコンピレーションをどんどん生み出す
まさに僕らのためのお爺ちゃんさ
そうとも!
ほら、ほら、ほら、ね、ね、ね、僕のお爺ちゃんはDJなんだ
この世でいちばん愉快でいちばんいい人なんだ!
お次はさあ!さあ!さあ!お爺ちゃんDJに続いて
僕らのために新しいレコードをもうミキシングしてるところだよ
ブン ブン ブン チャ チャ
ブン ブン ブン ウォ
ブン ブン ブン チャ チャ
ブン ブン ブン ウォ!

家に帰ってきたときに誰が待っててくれるか分かるかな?
ワン、トゥー、スリー
僕のお爺ちゃんDJさ!
僕が宿題をするのを我慢強く手伝ってくれて、それから
ウン、ドス、トレス
DJの仕事に戻るんだ!
本当の銀河のパーティの準備に取り掛かるんだ
踊りたくなくても踊っちゃうよ
素晴らしくて楽しくてダイナミックなキャラクターさ
僕らのためにいつでもベストを尽くしてくれるよ
そうとも!
ほら、ほら、ほら、ね、ね、ね、僕のお爺ちゃんはDJなんだ
この世でいちばん愉快でいちばんいい人なんだ!
お次はさあ!さあ!さあ!お爺ちゃんDJに続いて
僕らのために新しいレコードをもうミキシングしてるところだよ

36 :
【IL MIO NONNO E' UN DJ つづき】
そしてときには、具合が悪いときや困ったときもあるし
僕たちが一緒にいてあげないとちょっとさびしくなったりもする
でもちょっと調子が良くなれば君もびっくり、本当さ
君を楽しませることが、お爺ちゃんからの君に対する愛のメッセージなんだ!
僕のお爺ちゃんはDJさ!
最高にすごいぞ!
僕のお爺ちゃんはDJさ!
最高にパワフルさ!
僕のお爺ちゃんはDJさ!
最高に素晴らしいんだ!
ディ ディ ディ ディ ディ ディ DJ!
きみのためにベストを尽くしてくれるよ!
本当の銀河のパーティの準備に取り掛かるんだ
踊りたくなくても踊っちゃうよ
素晴らしくて楽しくてダイナミックなキャラクターさ
僕らのためにいつでもベストを尽くしてくれるよ
そうとも!
ほら、ほら、ほら、ね、ね、ね、僕のお爺ちゃんはDJなんだ
この世でいちばん愉快でいちばんいい人なんだ!
お次はさあ!さあ!さあ!お爺ちゃんDJに続いて
僕らのために新しいレコードをもうミキシングしてるところだよ
ほら、ほら、ほら、ね、ね、ね、すてきなお爺ちゃんDJだろ
世界中のだれも君のためにこれほど力を尽くしてはくれないよ
お次はさあ!さあ!さあ!優しいお爺ちゃんDJ
僕らはみんなお爺ちゃんと一緒にすぐにでも踊り出せるよ
僕のお爺ちゃんはDJさ
最高にすごいぞ!
お爺ちゃんDJはすごいんだ!
最高にパワフルさ!
お爺ちゃんDJはパワフルさ!
最高に素晴らしいんだ
お爺ちゃんDJは素晴らしいぞ!
きみのためにベストを尽くしてくれるよ!
僕のお爺ちゃんはDJさ
ブン ブン ブン チャ チャ
お爺ちゃんDJはすごいんだ!
ブン ブン ブン ウォ
お爺ちゃんDJはパワフルさ!
ブン ブン ブン チャ チャ
お爺ちゃんDJは素晴らしいぞ!
ブン ブン ブン ウォ!
僕のお爺ちゃんはDJさ!
ブン ブン ブン チャ チャ
ブン ブン ブン ウォ
ブン ブン ブン チャ チャ
ブン ブン ブン 

37 :
【IL MUSICHITO】  ムジキート
原詞(スペイン語):アンヘラ・デニア・タレンシ 伊語詞:ルツィアーノ・ステルペッローネ  曲:アルデマーロ・ロメロ   歌:ニコレ・マウレーン・フリスク、アレクサンデル・ピサ  / 1976年(第18回)
ムジキートはラッパを吹き鳴らす
音楽を鳴らせばこんなふうに響くよ
タラッタッティ − タラッタッタ
街に楽しい気持ちをたくさんもたらすよ…
ラッパに幸せそうに息を吹きこむ
ムジキートさん、うんざりなんかしちゃだめよ…
タラッタッティ − タラッタッタ
きっと素晴らしい芸術家になれるよ…!
広場では本物の楽隊が演奏してるけど
ムジキートがそこに現れればどうするのかな?
タラッタッティ − タラッタッタ
タラッタッティ − タラッタッタ

#吹いて吹いて、また吹いているムジキート
#そのラッパで流行りの歌を吹いているよ…
#タラッタッティ − タラッタッタ
#彼はひたすら音楽のことを考えれば幸せでいられるんだ…!
#ムジキートの夢が実現するよ
#もし人々みんなが彼の歌うのを聴けば…
#タラッタッティ − タラッタッタ
#暖かい拍手を彼は受けることだろう…
(以上#の行はスペイン語原詞)

広場では本物の楽隊が演奏してるけど
ムジキートがそこに現れればどうするのかな?
タラッタッティ − タラッタッタ
タラッタッティ − タラッタッタ
全然吹かなくなったのか、そりゃあいい!
今度は楽隊がムジキートと一緒に演奏してるよ…
タラッタッティ − タラッタッタ
周りの見物人たちが叫ぶよ、『ウラー、ウラー!!!』
ムジキートはラッパを吹き鳴らす
夜でも幸せに満ちて…
タラッタッティ − タラッタッタ
タラッタッティ − タラッタッタ
タラッタッティ − タラッタッタ
タラッタッティ − タラッタッタ
タラッタッティ − タラッタッタ
タラッタッティ………タッティ・タ!

38 :
【IL NASO FICCANASO】  出しゃばりな鼻
詞:マウリツィオ・ダッダ  曲:ニコーラ・アプリーレ  歌:ロベルト・リングエリ、ステファニア・リングエリ / 1978年(第21回)
アンジェロおじいちゃんは語ってくれる
毎晩いろんなお話を
いろんな冒険話を、僕を寝付かせるために…
もう全部知っているけれど、その中に
まったく初めて聞くお話があるんだ、こんなのさ
長さは一メートル三十センチ
ラクダみたいなこぶが三つついてる
それは鼻だったんだ
出しゃばりのね
どーんと真ん中に控えてて
どこからでも見えたよ
この鼻を
出しゃばりのね
あるとき、六月の真っ盛りに
鼻はげんこつでひどい一発を受けたんだ
それは鼻が
出しゃばりだったから
ミネストローネの臭いを嗅ごうとして
大なべの中を転げまわった
この鼻ってひどく
出しゃばりだね!
そしてある晩、野原の真ん中で
鼻はロケットがすっかり照らし出されているところを見る
そしてだんだん青い光に変わっていくのが
興味津々で、もうちょっと近くに寄ってみるんだ…
もっとよく見ようとして
鼻はまた間違ったことをした
やっぱりこの鼻は
出しゃばりなんだ
もっと近づくために
小窓の中に潜りこんだんだ
この鼻って
出しゃばりなやつたな
物音に引きつけられて
ジェットエンジンを始動させた
この鼻が
出しゃばりなことに
そして一分間たつうちに
空へと打ちあがった
鼻のせいさ
出しゃばりの!
今や世界をぐるっと回り
おかしくて変てこなジロトンドをしているよ
鼻は地上に戻りたいと願ったけれど…
どうにも降りられなかったんだ!

39 :
【IL NASO FICCANASO つづき】
このお話には教訓が付いている
鼻を突っ込みたがるのはいつだって良くない事なのさ
出しゃばりのことを地上ではこういうんだ
『無事でいてね、もう落ちてこないでよ…!』
なんて出しゃばりな鼻なんだ…
ずっと空の上にいてね!

40 :
【IL NAUFRAGO】  遭難者
詞:ジャンカルロ・ブッソーリ、ジーノ・ブッソーリ  曲:アンドレア・ベルトッキ  歌:ミケレ・ピラーニ / 1989年(第32回)
旅行で海の真ん中を旅していたんだ
けれど突然、船が難破して
広い海の真ん中をボートに乗って一か月
もうあきらめはじめていたんだ
でもとうとうある日、陸地に着いた
南の国、インドネシアかそれともザンジバルか
親切で冗談好きで無邪気な
色とりどりの花で身を飾った原住民たちに囲まれて
海(ずっと漕ぎ続けて)
海(ずっと漕ぎ続けて)
海、空、海、他には何もない…
海(ずっと漕ぎ続けて)
海(ずっと漕ぎ続けて)
海、空、海、他には何もない…

部族の人たちは親切で優しくもてなしてくれて
世界のことはまるっきり何も知らないんだ
テレビのニュースもないし、公害もない
心から満足した暮らしを送っているんだ
海辺に小屋を建てたんだ
したいときに眠ったり、踊ったり、遊んだりしているんだ
ここから全然別れたくないよ、僕を探し続けるのをやめてよ
僕はこの海の真ん中の島にいるんだ!
海(ずっと漕ぎ続けて)
海(ずっと漕ぎ続けて)
海、空、海、他には何もない…
海(ずっと漕ぎ続けて)
海(ずっと漕ぎ続けて)
海、空、海、他には何もない…

ここはまるで天国みたいだよ!
もう目を覚ましたくないよ
でももうちょっとしたら学校へ行かなくちゃならないんだ!
そりゃ夢って素晴らしいものだし、
絶対目を覚ましたくないだろうけれど…
でももうちょっとしたら学校へ行かなくちゃならないんだ!
海(ずっと漕ぎ続けて)
海(ずっと漕ぎ続けて)
海、空、海、他には何もない…
海(ずっと漕ぎ続けて)
海(ずっと漕ぎ続けて)
海、空、海、他には何もない…
海(ずっと漕ぎ続けて)
海(ずっと漕ぎ続けて)
海、空、海、他には何もない…

41 :
【IL NOSTRO FESTIVAL】  私たちのお祭り
原詞(ドイツ語):ロベルト・ザトラー、ギュンター・ラウケ 伊語詞:レナート・ツェーロ  曲:ギュンター・ラウケ、テディ・ゴルトフーバー   歌:フロリアナ・マッダレーナ・マイェロ  / 2004年(第47回)
早くお祭りへ行きましょう
世界中があそこに集まってきてるのよ
立派な燭台があるし
いろんな年の子供たちもいるのよ
心をお祭りに向けて
詩を呼び起こしましょう
この音楽に続けば
もう憂鬱になんてならないわ!

ピーター・パンの翼、
ロビン・フッドのたくましさ
残酷な世界も
ここにはたどり着けっこないわ
私たちはこうやって
無邪気に遊ぶのが好きよ
だって人生とは
それを掴み取る人たちのものだもの
その声をもうちょっと好きになって
形を持たせましょう
いま以上につながりあって
平和に向けて頑張りましょう!
平和に向けて頑張りましょう!
これは私たちのお祭りよ
めいめい自分たちの役割があるの
そして自由だと感じれば感じるほど
それだけ神様のもとへ近づけるのよ
もしあなたが私の魂に触れられれば
私はあなたを映す鏡になるわ
言葉は同じ一つ
合図一つで私には分かるのよ…

42 :
【IL NOSTRO FESTIVAL つづき】
#月曜日と火曜日は家にいて
#まだなんとか我慢しているのよ
#この二日は、ゆっくり取り組むわ
#水曜日と木曜日になったら
#やっぱり気になってたまらなくて
#ひと休みして、それでも家で練習するのよ
(以上、#の行はドイツ語原詞)
その声をもうちょっと好きになって
形を持たせましょう
いま以上につながりあって
平和に向けて頑張りましょう!
平和に向けて頑張りましょう!
早くお祭りへ行きましょう
世界中があそこに集まってきてるのよ
立派な燭台があるし
いろんな年の子供たちもいるのよ
心をお祭りに向けて
詩を呼び起こしましょう
この音楽に続けば
もう憂鬱になんてならないわ!
これは私たちのお祭りよ
めいめい自分たちの役割があるの
そして自由だと感じれば感じるほど
それだけ神様のもとへ近づけるのよ
もしあなたが私の魂に触れられれば
私はあなたを映す鏡になるわ
言葉は同じ一つ
合図一つで私には分かるのよ…

43 :
【IL PESCATORE DI STELLE】  星捕りの漁師
詞:ラウラ・ツァーニン  曲:ルッリーニ、アルトゥーロ・カサデイ  歌:ロベルト・マゾーニ / 1963年(第5回)
僕は服を作ってもらったよ
果てしない空の色をした服なんだ…
僕はお月様の埃を払い落としたよ
お星様たちも磨いたよ
ニスも塗ったよ、海の
波に、波に
波に、波に
僕は船を造ったよ
色とりどりの帆が付いているんだ
風の力を借りて
僕は満足して
今夜、漁に出かけるんだ
いいや、魚を捕りに行くんじゃないんだ − オ オ オ…
落ちてきた星を捕りに行くんだよ
そしたら空に新しく輝き出るからさ
それから君たちが空を見上げれば
みんなにもそのとき見えるだろう
すべての星のうちで
もっとも美しい星々を
ここで僕が捕っているのが…
望みが叶えられたんだ
美しい星々が
海に落ちてきたよ…
海に落ちてきたよ…!!!

44 :
【IL PESCIOLINO STANCO】  くたびれた魚くん
詞:マウリツィオ・デ=マウリツィ  曲:マウリツィオ・デ=マウリツィ  歌:ナタリーノ・ディ=メッツォ / 1969年(第11回)
ある日、魚くんが
もう全然泳ぎたくなくなって
水底で貝殻の中に
顔を突っ込んでいた…
子供が指で
しっぽに触ると
魚くんは振り向いて
子供にこう言った『ちょっと聞いてよ、
ぼくは泳ぐのに疲れちゃって
前にも後ろにも進みたくないんだ…
君といっしょになら
世界をぐるっと回っていきたいけどね…』
子供はそっとそうっと
水から魚くんを引き上げ
そして一緒に
道路へと出て行った
ブク・ブク・ブク
ブク・ブク・ブク
魚くんは繰り返し言っていた
ブク・ブク・ブク
ブク・ブク・ブク
ほかの人たちはじっと眺めてた

だけど突然魚くんは
手から飛び出して
子供にウインクして
言ったんだ、『それじゃまた明日…』
かわいそうなのは子供
呼びかけても答えは返ってこない
このいたずらっ子の魚くんは
水の中に飛び込んで行っちゃった
水の中から魚くんは
その子供に笑顔を贈る…
近く…近くに寄っていくと…
こういったんだ、『やあ、僕はここにいるよ!
君と一緒にはいたいよ
君はいい子だからね
でも、僕にここにいてもらいたいと
思っている魚ちゃんがいるんだよね…』
ブク・ブク・ブク
ブク・ブク・ブク
魚くんは繰り返し言っていた
ブク・ブク・ブク
ブク・ブク・ブク
ほかの人たちはじっと眺めてた

45 :
【IL PESCIOLINO STANCO つづき】
だけど突然魚くんは
手から飛び出して
子供にウインクして
言ったんだ、『それじゃまた明日…』
かわいそうなのは子供
呼びかけても答えは返ってこない
このいたずらっ子の魚くんは
水の中に飛び込んで行っちゃった
水の中から魚くんは
その子供に笑顔を贈る…
近く…近くに寄っていくと…
こういったんだ、『やあ、僕はここにいるよ!
君と一緒にはいたいよ
君はいい子だからね
でも、僕にここにいてもらいたいと
思っている魚ちゃんがいるんだよね…』
ブク・ブク・ブク
ブク・ブク・ブク
魚くんは繰り返し言っていた
ブク・ブク・ブク
ブク・ブク・ブク
ほかの人たちはじっと眺めてた

46 :
【IL PIANETA GRABOV】  惑星グラボーフ
詞:ジョヴァンニ・ゴッティ  曲:ドディ・バタッリャ  歌:マリオ・スクッチェス / 2004年(第47回)
アルファと書くけれどグラボーフと読むんだ
ローフという星々のあいだで生まれたばかりなんだよ
百万歳の惑星で
ジャンニのボールよりもちょっと大きいくらいなんだ
この惑星を発見した人は特別な星に出会ったわけだ
この惑星を研究した人でもうまく説明できない
みんな、解き明かそうとして一生懸命頑張る
そのわけは…
空は黄色で、地面は青い
草木や花には上を向いた根っこが生えている
塩は甘くて、海の水は
多少風が吹いても、じっと動かずにいてそのうえ色を変える
不思議だな!でも…
どうして発見したいの?
こんなに素晴らしいんだよ!

アルファと書くけれどグラボーフと読むんだ
ローフという星々のあいだで生まれたばかりなんだよ
百万歳の惑星で
ジャンニのボールよりもちょっと大きいくらいなんだ
宇宙の中で小さな太陽の周りを回っている
おおぐま座のあとに続く小熊のように
こんなに小さいけれど、それでも星々の間で遊んだり飛び跳ねたりしたいんだ…
誰かが言った、この惑星は大きくなったら
いつか地球のようになるだろうと
でも同じようでも違っていても大したことじゃないよ
ひとつひとつの星がこの無限の宇宙でそれぞれの役割を担っているんだもの
どうしてか分かるかい?
僕はもちろん分かってる、なぜって…
こんなにも美しいんだもの!
でも同じようでも違っていても大したことじゃないよ
ひとつひとつの星がこの無限の宇宙でそれぞれの役割を担っているんだもの
どうしてか分かるかい?
僕はもちろん分かってる、なぜって…
こんなにも美しいんだもの!
こんなにも美しいんだもの

47 :
【IL PIANETA MALLAKA】  惑星マッラカ
詞:カルロ・エルマンノ・トラパーニ  曲:ピノ・ルージュ、アルド・デ・スカルツィ  歌:ルチアーナ・サベッリ、ジョルジオ・カッコ / 1982年(第25回)
七番目の銀河に
惑星マッラカがある
宇宙の中で回って
星々の間を動いてるんだ
その惑星は六角形をしていて
階段の形をした山があって
もちろん登山家だって
困ったことになんかまるきりならないよ…
惑星マッラカは
幸せが治めてるのさ
そして人々は陽気に
全く自由に暮らしているんだ
大砲は存在しないし
刑務所だってありはしない
この大地で戦争なんて
誰もそんな事があるなど聞いたことがない
惑星マッラカでは…!

惑星マッラカの
子供たちはみんな
満点を取ること折り紙つきだよ
その理由はこういうことさ
授業の中身を勉強するのに
朝ご飯と一緒に飲めばいいんだ
毎朝七しずくの
『ネコでも本とうに覚えられる薬』を…
惑星マッラカは
幸せが治めてるのさ
そして人々は陽気に
全く自由に暮らしているんだ
大砲は存在しないし
刑務所だってありはしない
この大地で戦争なんて
誰もそんな事があるなど聞いたことがない
惑星マッラカでは…!

48 :
【IL PIANETA MALLAKA つづき】 
惑星マッラカには
ガソリンが存在しないんだ
石油の井戸だってないけど
人々は車で走ってる…
車の上には装置が積んであって
大きなレコードを鳴らすんだ
それでエンジンは楽しげに回る
一リラも使うことなしに…
惑星マッラカは
幸せが治めてるのさ
そして人々は陽気に
全く自由に暮らしているんだ
大砲は存在しないし
刑務所だってありはしない
この大地で戦争なんて
誰もそんな事があるなど聞いたことがない
惑星マッラカでは…!

街の通りでも
なんの物音も聞こえない
ただ行ったり来たりする人たちの
心臓の鼓動が聞こえるだけ…
惑星マッラカでは…!
惑星…
マッ・ラ・カでは!

49 :
【IL PICCOLO PESCATORE】  小さな漁師
原詞(日本語):加藤省吾(かとう・しょうご) 伊語詞:ジョルジオ・カラブレーゼ  曲:山口保治(やまぐち・やすはる)   歌:二澤佳子(にさわ・よしこ)、二澤真彦(にさわ・まさひこ)  / 1982年(第25回)
エビだよ、エビだよ!ここにあるのを見てごらん!
買ってくれそうな人のためにエビを摂って来たんだよ…
赤いエビだよ、味見した人は戻ってくるさ
丸ごと海から来たんだよ、丸ごと海から来たんだよ、おいしいよ!
ア、ア、ア…漁師は通り過ぎて行ってしまう

ご機嫌いかが、奥さん、今日はいかがです?
エビをお持ちしましたよ、選り抜きの品ですよ…
花のように赤いんですよ、でなきゃ立ち止まって
あなたのように美しい奥さんに差し上げたりしませんよ…
ア、ア、ア…漁師は通り過ぎて行ってしまう

#かわいい かわいい 魚屋さん
#天秤 かついで どっこいしょ
#こんちは 良い良い お天気で
#こちらの おうちじゃ いかがでしょ
#今日は そうねえ よかったわ
(以上、#の行は日本語原詞。イタリア語歌詞を参照しているため本来の原詞と用字が異なることがあります)

漁師さん、漁師さん、道端で立ち止まってもらうわ
漁師さん、お願い、私の家に入ってきて
でも私はあなたからエビをもらいたいだけじゃないのよ
キスもしてほしいの、それも私のためだけのをよ…
ア、ア、ア…漁師はそいつを釣り上げてくれるよ…

奥さん、奥さん、そんなの面白くもないですよ
ほんの少し前まで網で魚獲りをしていたところですよ
イカに、赤いヒメジに、青いアンチョビーも獲ったけれど
あいにくキスは上がってないんですよ…
ア、ア、ア…漁師は通り過ぎて行ってしまう
ア、ア、ア…漁師は通り過ぎて行ってしまう

50 :
【IL PINGUINO BELISARIO】  ペンギンのベリザーリオ
詞:フランコ・マレスカ  曲:マリオ・パガーノ  歌:ダニエーレ・コンティ / 1966年(第8回)
凍りついた海でクマが三頭
素晴らしい打ち上げの準備をしていた
脚の届く限り
発射台なんて全然なかったけど
ミサイルはあったんだ…
アザラシたちが、騒ぎ声を聞きつけて
周りで見物しに押し寄せてきた
ミサイルが本当にあるのが見えて
こんなふうに白と黒に見える
でも実際は何だろう?
それはペンギンのベリザーリオさ
自分からやりたいと申し出てきたんだ
気をつけの姿勢で、鼻を空に向けて
ほら、ミサイルになるところさ!
ペンギンのベリザーリオは
真面目に真面目に準備しているんだ
伝説となりそうな冒険に:
月へと到着するつもりなんだ…!

二頭の年とったセイウチが不機嫌そうに
こちらのほうへ、髭をだらりと垂らして
頭を振り振り
なにかの抗議の態度を示す
『…いったい何をする気だね?』
そのうち北極星が
空高く瞬き始めたよ
何故って分かろうという気もないし
そいつがどんなことだか
想像できないからさ…
それはペンギンのベリザーリオさ
自分からやりたいと申し出てきたんだ
気をつけの姿勢で、鼻を空に向けて
ほら、ミサイルになるところさ!
ペンギンのベリザーリオは
真面目に真面目に準備しているんだ
伝説となりそうな冒険に:
月へと到着するつもりなんだ…!
ペンギンのベリザーリオさ
自分からやりたいと申し出てきたんだ
気をつけの姿勢で、鼻を空に向けて
ほら、ミサイルになるところさ!

51 :
【IL PIRATA GAMBAMOSSIA】  海賊ガンバモッシア
詞:フランコ・スパダヴェッキャ  曲:セルジオ・キエーザ  歌:リーノ・ヴァレリアーニ、マッシモ・スカリャリーニ / 1976年(第18回)
オ…オ…えーいやっ!オ…オ…えーいやっ!
いくつもの海を駆けるブリガンティーン(※二本マストの帆船)
船長は鉤をつけてるぞ
海のどこででも知られていて
その帆船はとても恐れられてるんだ!
攻撃百回、冒険も百回
イギリス艦隊を襲撃だ!
ロープも帆もずたずたにされて
爆発だ、鬨の声だ、砲撃だ!
新しい航路、新しい戦利品
降参しない艦隊なんてありゃしない!
分捕った獲物を分けようぜ
それからこの歌を歌おうぜ…
船長ばんざい、素晴らしいガンバモッシア
戦いが終わるごとに陽気にリッショ(※踊りの一種らしいが不明)を踊るんだ
一緒にしっかり組んでいるのはお猿の電気技師
口にはバラをくわえてフロアに下りてきてるんだ…
さあ!がんばれガンバモッシア!リッショを踊るんだ!

オ…オ…えーいやっ!オ…オ…えーいやっ!
波を分けて進む貨物船
帆には風がピューピュー吹きつける
勝利を祝って
水夫たちはどんちゃん騒ぎさ
ジョーはマンドリンで目をやられ
オリーブ色のベッペはラッパに
ピッポはちょっとうたた寝
コックは船倉へ降りていく…
瓶の栓は抜けていくけど
船の栓も抜けてるのさ…
栓を突っ込み始めて…
まだ歌い続けるのさ…
船長ばんざい、素晴らしいガンバモッシア
戦いが終わるごとに陽気にリッショ(※踊りの一種らしいが不明)を踊るんだ
一緒にしっかり組んでいるのはお猿の電気技師
口にはバラをくわえてフロアに下りてきてるんだ…
さあ!がんばれガンバモッシア!リッショを踊るんだ!

52 :
【IL PIRATA GAMBAMOSSIA つづき】
オ…オ…えーいやっ!オ…オ…えーいやっ!
海賊たちは樽の中
いちばん金持ちなのもボートの中
帆船が沈没しちゃったから
ガンバモッシアはかんかんだ!
海賊たちは一列になって
四千人以上はいるかな…
いっぽうコックは哀れなことに
海賊たちを引っ張るために縛り付けられた…!
海賊たちの上に日が昇るけど
みんな落ち込んだりはしない…
コックが泳ぎ続けているいっぽうで
ほかのみんなは歌い続けている…
船長ばんざい、素晴らしいガンバモッシア
戦いが終わるごとに陽気にリッショ(※踊りの一種らしいが不明)を踊るんだ
一緒にしっかり組んでいるのはお猿の電気技師
口にはバラをくわえてフロアに下りてきてるんだ…
さあ!がんばれガンバモッシア!リッショを踊るんだ…!
さあ!がんばれガンバモッシア!リッショを踊るんだ…!!!

53 :
【IL PISTOLERO】  ガンマン
詞:シルヴェストロ・ルッソ  曲:シルヴェストロ・ルッソ  歌:ダヴィデ・カーチ / 2005年(第48回) 優勝
はるか彼方、暑い西部の
大きなプレーリーに
大きな赤い帽子をかぶって
へんてこな男の人がいた
乗ってる馬は痩せっぽっちで
ラクダみたいな姿をしてる
カエルに、イヌに、オンドリに
全身真っ青のブタちゃんもいるよ
 − なんだって?
全身真っ青のブタちゃん
オーーーー!!!
でもその男はガンマン・マン・マンなんだ
生やした髭は真っ黒くろ
拍車・しゃ・しゃをつけて
ゴムのパイプをくわえてる
踵から爪先まである長靴に
ズボン吊りは二本、それに大きなソンブレロ!
オレ!
でもその男はガンマン・マン・マンなんだ
前髪は真っ黒くろ
拍車・しゃ・しゃをつけて
竹のギターを持っている
スー・インディアンの大族長が友達で
一緒に歌ったり演奏したりするんだ
イッピー イェ イッピー イェ 
イッピー イッピー イッピー イェ 
イッピー イェ  
イッピー イッピー イェ! 

54 :
【IL PISTOLERO つづき】 
懐かしき西部のカウボーイ
馬にまたがって行く
鼻はちょっとだんごっ鼻で
ハンカチは水玉模様
一日にピストルを二丁使うんだ
なぜってチョコレートでできてるから
両のお目々は大きくて優しくて
全身真っ青のブタちゃんを連れてる
 − なんだって?
全身真っ青のブタちゃん
イェー!
でもその男はガンマン・マン・マンなんだ
生やした髭は真っ黒くろ
拍車・しゃ・しゃをつけて
ゴムのパイプをくわえてる
踵から爪先まである長靴に
ズボン吊りは二本、それに大きなソンブレロ!
オレ!!!
でもその男はガンマン・マン・マンなんだ
前髪は真っ黒くろ
拍車・しゃ・しゃをつけて
竹のギターを持っている
スー・インディアンの大族長が友達で
一緒に歌ったり演奏したりするんだ
変てこなリフレインを
友達のブタちゃんと一緒に歌う
一発だって撃ったことがないんだ
だってOKのガンマンなんだもの!
イッピー イェ イッピー イェ 
イッピー イッピー イッピー イェ 
イッピー イェ  
イッピー イッピー イェ! 

でもその男はガンマン・マン・マンなんだ
生やした髭は真っ黒くろ
拍車・しゃ・しゃをつけて
ゴムのパイプをくわえてる
踵から爪先まである長靴に
ズボン吊りは二本、それに大きなソンブレロ!
さてさて胸の内では保安官
星がひとつ外して渡された
チョコレートではできてなくて
シュークリームでできてたとさ
イッピー イェ!
イッピー イェ!

55 :
【IL PIU GRANDE MOTORE】  いちばん大きなエンジン
詞:アルフレード・ラペッティ(ケオーペ)  曲:グワルティエロ・マルゴーニ  歌:クラウディア・ナターレ / 1991年(第34回)
私は今日生まれたばかり
だから昨日がどんなだったか知らないの
私は今日生まれたばかり
だから私がどんなになるかも言うことができないの
巨大な星になるにしても
天の中の小さな点にしかなれないにしても
確かに分かっているのよ、愛の神なしには
私は生きていけないだろうと
なぜなら愛の神がいちばん大きなエンジンとなって
みんな一緒に暮らすことを学ぶ助けになるから
善をもって悪を消し去り
地図帳から国境を消し去る助けとなるから
なぜなら愛の神が
心の中に閉ざされたこの飛行機を
苦しまずに着陸するための偉大な飛行士が必要なこの飛行機を
飛ばせるただ一つのエンジンだから

私は今日生まれたばかり
でも周りを見れば、目に入るうちで
いちばん丸いものはほかでもない
私たちのこの世界なのよ、でもどうしてかな?
世界はケーキのように切り分けられてしまったけど
そんなのはみんなにとって重要じゃないわ…
みんな知らないのよ、愛の神なしには
誰も生きていけないってことを
なぜなら愛の神がいちばん大きなエンジンとなって
私たちの心臓のリズムを刻んでくれているから
そして私たちの人生をメリーゴーラウンドのように
回していつまでも続くように思わせているから
なぜなら愛の神は
私たちの不安を乗り越えるただ一つのエンジンであり
心を閉ざした人すべての
鍵を開けてくれるものだから
なぜなら愛の神がいちばん大きなエンジンとなって
みんな一緒に暮らすことを学ぶ助けになるから
善をもって悪を消し去り
地図帳から国境を消し去る助けとなるから
善をもって悪を消し去り
地図帳から国境を消し去る助けとなるから…

56 :
【IL PRESEPE DI STAGNOLA】  銀紙のプレゼペ
詞:サンドロ・トゥミネッリ  曲:サンドロ・トゥミネッリ  歌:レナータ・ビニャルディ / 1964年(第6回)
(※プレゼペは、キリスト誕生の場面を人形や模型などで表したもの。プレゼーピオとも。イタリアなどカトリックの国々ではクリスマスの頃に飾ります。)
ママとパパがわたしのために
色とりどりで光も輝くプレゼペを作ってくれたわ
でも、本当の私のプレゼペは
こっちよ、私が自分で作ったの…
チョコレートを食べながらなんとかこしらえた
銀紙のプレゼペよ
銀紙で星の輝く空と
子羊も作ったのよ
銀紙でヨゼフとマリアのいる小屋と
一緒になっている三博士も作ったわ
ちょっとでこぼこしててぐらついてるプレゼペだけど
どこもかしこもきらきら輝いてるのよ
銀紙で、空で嬉しげに輝いている
ほうき星も作ったわ
みんな、みんな、銀紙でできてるのよ、牛もロバも
あとは羊飼いの少年だけを作ればよくなったの
銀紙はもうなくなっちゃった
チョコレートがもうちょっと必要だわ
口寂しさに食べるんじゃないわ
銀紙があればそれでいいのよ
突然終わってしまったわ、残念!
わたしが気を付けていたからではないの
もし誰かがわたしにチョコレートをくれなかったら
赤子のイエス様無しになっちゃうわ
わたしにとって素晴らしく思えても、天使たちのあいだにみどり児がお生まれになってないんじゃ
わたしのプレゼペが誰の役に立つっていうのかしら?
わたしのママとパパがわたしに
チョコレートをひと粒くれたわ
はっきり言うと、わたし、それを食べたの、でも作るものは作り上げたわ
プレゼペには全身金色のイエス様がいるのよ
全身金色の…!

57 :
【IL PULCINO BALLERINO】  ひよこのダンサー
詞:フランコ・マレスカ  曲:マリオ・パガーノ  歌:ヴィヴィアーナ・ストゥッキ / 1964年(第6回)  優勝
片足引きずったメンドリの生んだ
でこぼこした卵から
ちょっと足のぐらついた
ひよこが生まれたの
悲しそうに見えたので
そこでお母さんメンドリは
慰めようとして
ひよこにハリー・ガリー(※リズミカルなステップを主としたラインダンスの一種。1960年代に世界的流行をみた)を教えたのよ…
ティッケ・トッケ − ティッケ・トッケ
ひよこはほどなく
ティッケ・トッケ − ティッケ・トッケ
踊り始めたわ…
緑と黄色の三羽のオンドリが
ハリー・ガリーの先生で
ひよこのダンサーに
こう言ってご挨拶したわ
キッキリキー…!

この片足引きずったひよこの
ハリー・ガリーのために
コオロギたちもセミたちも
『コロコロ』と鳴いてくれたわ…
お父さんオンドリは
嬉しさに喜び勇んで
鶏小屋で
お祭りを企画したのよ…
ティッケ・トッケ − ティッケ・トッケ
ひよこはほどなく
ティッケ・トッケ − ティッケ・トッケ
踊り始めたわ…
緑と黄色の三羽のオンドリが
ハリー・ガリーの先生で
ひよこのダンサーに
こう言ってご挨拶したわ
キッキリキー…!

緑と黄色の三羽のオンドリが
ハリー・ガリーの先生で
ひよこのダンサーに
こう言ってご挨拶したわ
キッキリキー…!キッキリキー…!!!

58 :
【IL RAMARRO CON TRE ERRE】  Rが三つのミドリトカゲ
詞:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ、フランコ・ファザーノ  曲:フランコ・ファザーノ、アンドレア・ヴァスケッティ、ジャンフランコ・グロットリ  歌:エルネスト・スキネッラ / 2002年(第45回)
(※ミドリトカゲはイタリア・フランスに広く生息するトカゲの一種。名前のとおり鮮やかな緑色をしています。)
これから話す物語はとんでもなくって
ほとんどグロテスクなんだ、きみたちが喜びそうなやつさ
本当にあったことなんだよ
話の内容は偽りなしさ
 − ねえ、えね、始めてよ、ねえ、ねえ、始めてよ
ママ、ママ、何が起きたの
テレビが全然見られないよ
ママ、ママ、僕はいなかったんだ
僕は全然動いたりしてな…いよ
今のところどうなってるのか分かるかな?
あれって僕のお気に入りの番組なんだ!
もう始まってるんだよ!
ママ、ママ、でもどこで終わるの
早く早く、パパを呼んできて!
だってこのミドリトカゲはすっかり栗色をした警部トカゲで
Rが三つのすごい変わり者(strabizzarro)なんだよ
 − ミドリトカゲ(ramarro)にはRが三つ
虫眼鏡を持って緑の防水コートを着て
爪先だって歩いてやって来るんだ
 − ミドリトカゲにはRが三つ
塀の上や、石ころだらけの坂道を走ったりしても
誰にも不安は見せないんだ
太陽エネルギーの自動サーモスタットがたくさん備わってるんだ!

これから話す物語はとんでもないけど
今から美しいところに差し掛かるよ
 − ミ・ミ・ミドリトカゲ
アンテナがいけないんだ
わあ運が悪いな、どうしたらいい?
 − ねえ、ねえ、続けてよ、ねえ、ねえ、続けてよ!
うわあ、ママ、パパはやり損なっちゃったよ
来て、来て、ママがやってみて
パパったら喚いて逃げちゃった
ちょっと怖がってるように見え…たよ − オー!
何がうまくいかないのか僕に分かるかな?
だってパパもママもお腹がはじけそうなほど笑ってるんだもの − アハハハハ!
ママ、ママ、何がわかったの
僕だって一緒になって笑っちゃうよ!

59 :
【IL RAMARRO CON TRE ERRE つづき】 
テレビの中にミドリトカゲがいたんだ
本物のミドリトカゲが
でもそれはアニメの警部トカゲじゃなかった
その親戚だったのかもしれないね
そしてすごく神経質な僕のパパに
もうひと押し災難を呼んだってわけ
なぜってパパはFが二つの怖がり屋さん(fifone)で
僕が何をしたとしてもストレスで悩むだろうから!
ストレスで、ストレスで!
そのいっぽう、ミドリトカゲはすべての動物と同じように
おとなしく暮らしていたいんだ
 − ミドリトカゲにはRが三つ
金切声で喚きたてる必要なんてないんだ
ワニなんかじゃないんだもの!
 − ミドリトカゲにはRが三つ
たぶん庭の草むらから
コオロギを追っかけて出てきて
絡まっちゃっていたところだったんだよ
テレビの中の電線の間に!
テレビの中の!
テレビの中にミドリトカゲがいたんだ
本物のミドリトカゲが
でもそれはアニメの警部トカゲじゃなかった
その親戚だったのかもしれないね
こうしてときどき僕は
知的できれいなミドリトカゲを観察したいとき − とても知的なんだ
外に出て庭で探して、とうとう
テレビは消したままにしちゃってるんだ! − テレビは消したままにしちゃってるんだ!
これがRが三つのミドリトカゲのお話さ
きみも表に出てミドリトカゲを探そうよ!
この物語はとんでもなくて
ほとんどグロテスクなんだ、ここで終わるよ
 − ミ・ミ・ミドリトカゲ
本当にあったことなんだよ
話の内容は偽りなしさ
 − ミ・ミ・ミドリトカゲ!
ルルル…(※Rの巻き舌音)

60 :
【IL RAP DEL PEPERONCINO】  トウガラシのラップ
詞:ローザ・マルティラーノ  曲:ローザ・マルティラーノ  歌:ジュゼッペ・マッロ / 2011年(第54回)
やあ!俺は元気な男の子さ、とっても元気なんだ、いうなれば − 最強に元気なのさ!
きみらに辛いラップを歌ってやるぜ、とっても辛いんだ、いうなれば
 − ラップ!最高に辛いぜ!ラップ!ヨー!
 − ラップ!最高に辛いぜ!ラップ!ヨー!ヨー!
俺はお騒がせ野郎と呼ばれるけど、面倒なんか引き起こさないぜ
エネルギー満タンで、ずっと止まらないぜ!
本物のトウガラシさ、友達には「ペップ」って呼ばれてる
みんなにこのラップを歌うことを教えるぜ!
朝ご飯が焦げちゃった − オー・イエー!
カプチーノはぐらぐら言ってる − どうしたんだ?
ソーセージはぴりっと辛い
それは俺に歌う声をくれるためさ、この − ペップのラップを!
晩でも赤い、朝でも赤い
トウガラシをプディングに入れてみろ
赤い色を見りゃ全力で食って見せる
食欲がわいてくるぞ − ペップのラップを聞けば!
来たぜペップのラップだ、もういっちょペップのラップ
行くぜペップのラップ
ペップのラップ!
トウガラシのラップ!
激辛ラップだ!ラップ!ヨー!
激辛ラップだ!ラップ!ヨー!ヨー!

俺はメキシコ人でも南アメリカ人でもないが
完璧に辛いぜ、イタリア語でラップを歌ってやるんだ
夏になりゃ暑いかい?
息も止まるぜ、ピリ辛さ
アイスクリームにかけりゃなお良しだ!
招待するぜ! − オー・イエー!
焦げ臭い味だぜ − なんでだい?
ピリ辛チョコレートさ
それは俺に歌う声をくれるためさ、この − ペップのラップを!
晩でも赤い、朝でも赤い
トウガラシをパニーノに入れてみろ
赤い色を見りゃ全力で食って見せる
食欲がわいてくるぞ − ペップのラップを聞けば!
来たぜペップのラップだ、もういっちょペップのラップ
行くぜペップのラップ
ペップのラップ!
トウガラシのラップ!
来たぜペップのラップだ、もういっちょペップのラップ
行くぜペップのラップ
ペップのラップ!
トウガラシのラップ!

61 :
【IL RAP DEL PEPERONCINO つづき】
もしかすると大風呂敷を広げ過ぎかもしれない、だって俺は興奮しまくってるから
幸せすぎるくらい幸せな心をもって生まれてきたから!
トウガラシさんはお百姓さんにだって役に立つさ
先生にだって役に立つぜ − それじゃあパーティーを開こう!
トウガラシ、素晴らしい神の恵みさ!
お巡りさんにだって役に立つさ − パトロールのときにね!
ママだって食べるぜ − あとで火を噴くけど
俺のパパだって食べるぜ − ひとっ走りしてきちゃう!
俺だっていつも食べてる、上手に歌えるようになるから
ピリ辛ミュージックを率いるようになるぜ
来たぜペップのラップだ、もういっちょペップのラップ
行くぜペップのラップ
ペップのラップ!
トウガラシのラップ!
来たぜペップのラップだ、もういっちょペップのラップ
行くぜペップのラップ
ペップのラップ!
トウガラシのラップ!

62 :
【IL ROCK DELLA K】  K(カッパ)のロック
詞:ジャンフランコ・ファザーノ、ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ  曲:フランチェスコ・カンバレーリ、ジャンフランコ・ファザーノ、ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ
  歌:セバスティアーノ・ラチーティ / 2000年(第43回)
ABCDE FG HI LMNOP Q RSTUVZ
ABCDE FG HI LMNOP Q RSTUVZ
イタリア語を勉強して
いまじゃしっかり気が付くようになったんだ
言葉がみんな
こんなふうに働いているってことに
母音と子音が
隣同士にくっついて
ちょっと列車みたいな格好だ
でもこれで全部じゃないよ
21文字は覚えちゃって
何度も数え上げたけど
周りを見ればこう言う人がいる
26文字あるんだよって
5つの文字は
もっと芸術的で、もっと電気的なんだ
ばらばらにしてみたいよね
最初の文字はロックのいちばん奥にあるのさ!
ロックのいちばん奥に、ロックのいちばん奥に、ロックのいちばん奥に!
カッパ(K)、イクス(X)、イプスィロン(Y)、イ・ルンガ(J)、ドッピアヴー(W)(※イタリア語におけるそれぞれの文字の呼び名)
Kのロックさ、Kのロックさ!
きみの頭の中に残ってもう忘れないようになるよ
Kのロックさ、Kのロックさ!
さあ、テストが始まるよ
Kのロックさ、Kのロックさ!
どこの学校もすごいコンサートだ!

ABCDE FG HI LMNOP Q RSTUVZ
こちらはカッパ・バンド
カッパ、イクス、イプスィロン、イ・ルンガ、ドッピアヴー − ウー!
ようやくアルファベットの全部がすっかり揃うよ!
でも記憶に刻むために、忘れないようにするために
きみの夢の中にいる文字たちを両目でしっかり眺めてみよう
 − さあ
傘の持ち手がイ・ルンガになるよ − ジェイ!
いっぽうパチンコはイプスィロンになる、すごい魔法の一撃! − ワイ!
イクスは四つ葉のクローバー、間違いの上につけるバツマーク
ドッピアヴーは飛んで行かないコウモリだ − ワオ!
こうして文字すべてに
充てるべき音楽ができたよ
ばらばらにしてみたいよね
カッパはロックの音が鳴るんだ!
ロックの音が鳴るんだ、ロックの音が鳴るんだ、ロックの音が鳴るんだ
カッパ、イクス、イプスィロン、イ・ルンガ、ドッピアヴー
Kのロックさ、Kのロックさ!
きみの頭の中に残ってもう忘れないようになるよ
Kのロックさ、Kのロックさ!
さあ、テストが始まるよ
Kのロックさ、Kのロックさ!
どこの学校もすごいコンサートだ!

63 :
【IL ROCK DELLA K つづき】 
小文字のそれぞれが大文字になるかもよ
文字によるよ…
分かるよね…
でももっと論理的な分析はアルファベット表を理解することさ
ペンだこにはK.O.って書いてある
K.O.って書いてある
僕は知ってるとも、もし書き取りで考えつけず分からなかったら
逆向きを考えるんだ、koがokになるよ!
カッパ、イクス、イプスィロン、イ・ルンガ、ドッピアヴー
Kのロックさ、Kのロックさ!
きみの頭の中に残ってもう忘れないようになるよ
Kのロックさ、Kのロックさ!
どこの学校もすごいコンサートだ
Kのロックさ、Kのロックさ!
先生、これを人気の歌にして!
ABCDE FG HI LMNOP Q
RSTUVZ
こちらはカッパ・バンド
カッパ、イクス、イプスィロン、イ・ルンガ、ドッピアヴー
ようやくアルファベットの全部がすっかり揃うよ
W、W、w、ばんざい、ピリオド、カッパ (※Wはイタリア語では「evviva(ばんざい)」の省略形としても用いられる)
ばんざい、ピリオド、コム、オーケイ

64 :
【IL RUSCELLETTO】  小川
詞:ボレッロ  曲:ボレッロ  歌:ルツィアーノ・ゲレッシ、プーパ・コヴェルリッツァ、マリア・マランタ、イザベラ・マランタ / 1960年(第2回)
小川が流れてくる
小川が流れてくる
小川が丘から流れてくる
歌を歌いながら
歌を歌いながら
谷間の歌を歌いながら
少しずつ下ってくる
少しずつ下ってくる
若草の間を少しずつ下ってくる
小石を飛び越しながら
小石を飛び越しながら
優しく小石を飛び越しながら
オ・オ・オ・オ − オ・オ!
オ・オ − オ・オ!
オ・オ・オ・オ − オ・オ!
オ・オ − オ・オ!
小川は海を目指して流れるんだ…
小川が流れてくる
小川が流れてくる
小川が丘から流れてくる
歌を歌いながら
歌を歌いながら
谷間の歌を歌いながら
少しずつ下ってくる
少しずつ下ってくる
若草の間を少しずつ下ってくる
小石を飛び越しながら
小石を飛び越しながら
優しく小石を飛び越しながら
オ・オ・オ・オ − オ・オ!
オ・オ − オ・オ!
新鮮で澄み切った光り輝く水だよ
喜びと苦しみの涙なんだよ
愛に震える胸の鼓動なんだよ
人生の幻を見せてくれるのさ

65 :
【IL RUSCELLETTO つづき】 
少しずつ下ってくる
少しずつ下ってくる
若草の間を少しずつ下ってくる
小石を飛び越しながら
小石を飛び越しながら
優しく小石を飛び越しながら
オ・オ・オ・オ − オ・オ!
オ・オ − オ・オ!
オ・オ・オ・オ − オ・オ!
オ・オ − オ・オ!
小川は海を目指して流れるんだ…
小川が流れてくる
小川が流れてくる
小川が丘から流れてくる
歌を歌いながら
歌を歌いながら
谷間の歌を歌いながら
少しずつ下ってくる
少しずつ下ってくる
若草の間を少しずつ下ってくる
小石を飛び越しながら
小石を飛び越しながら
優しく小石を飛び越しながら
オ・オ・オ・オ − オ・オ!
オ・オ − オ・オ!!!

66 :
【IL SEGRETO DEL SORRISO】  笑顔の秘密
原詞(英語):ダーグニャット 伊語詞:ドーディ・バッタッリャ  曲:ダーグニャット   歌:セバスチャン・ジョセフ・ヒューベル  / 2007年(第50回)
僕には偉大な女友達がいるんだ
その子は自分の秘密を僕に教えてくれたんだよ
どうすれば世界を笑顔で彩ることができるかを
立派な絵描きになるのはね
とっても簡単なんだ
心が君に言うことに耳を傾けることができれば
そうすれば、君が目にするもの一つ一つが
よりいっそう美しくなるよ
もしきみがそれを笑顔の色で飾ることができれば
だから
僕たちみんなで笑顔になろうよ、そしたら
お日様もオレンジ色に輝くよ
僕たち一緒に笑顔になろうよ、そしたら
海もひときわ青々とするよ
この簡単な秘密はたぶん、ただ好きだということなんだ、オ・オ・オ…
そうなんだよ

僕には偉大な女友達がいるんだ
その子はもうそれ以上の秘密は隠していない
だってみんなその子の笑顔から学んだんだもの
簡単だったけれど、肝腎なのは
心の言うことを聞きとることを始めることだったんだ
そうすれば、君が目にするもの一つ一つが
今ではいっそう美しくなっているよ
もしきみがそれを笑顔の色で飾ることができれば

#君の兄弟みんなと笑顔を分かち合えば、登れるよ
#どんな高い山でも
#笑顔でい続けていれば、一緒に泳ぎ切ることができるよ
#どんな深い海でも
#これが虹色の世界を作り出す秘密なんだ、オ・オ・オ
(※以上、#の行は英語原詞)

みんなで笑顔になれば
穀物もいっそう黄色に実るよ
みんなで一緒に笑顔になれば
虹がよみがえってくるよ
この簡単な秘密、愛と呼ばれていたの?オ・オ・オ
そうなんだよ
この簡単な秘密、愛と呼ばれていたの?
そうなんだよ
この簡単な秘密、愛と呼ばれていたんだよ!
だから
僕たちみんなで笑顔になろうよ、そしたら
お日様もオレンジ色に輝くよ
みんなで一緒に笑顔になれば
虹がよみがえってくるよ
笑顔には千もの色があるんだよ!

67 :
【IL SEMAFORO】  信号機
詞:ジュゼッペ・ペロッティ(ピンチ)  曲:サウロ・ステッレッティ、ルツィアーノ・ツォッティ、ジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ  歌:マウリツィオ・ロッシ / 1968年(第10回)
見てるとひどくごたごた騒ぎだ
中庭にいる僕の小さな動物たちのあいだでは
僕は特別な信号機を発明したんだ
通行を整理するために
ナシは緑、緑
モモは黄色、黄色
リンゴは赤、赤
三色でひと組みだよ
緑で渡るのはメンドリたち
渡りながら『コッコッコ』て言ってるよ
黄色になると、かわいそうに
ガチョウが渡るんだ、『ガア、ガア、ガア…』
でも赤になるとオンドリが
渡れずじまいでそこに残って
そのままそこで
 − 何してるの?
そのままそこで
 − 何してるの?
そのままそこで『コケコッコー!』と鳴くんだ
ナシは緑、緑
モモは黄色、黄色
リンゴは赤、赤
いますぐ操作してみなよ…
信号機はこんなふうに動くんだ!

だけどいきなり僕のネコが
メンドリを追い立てちゃったんだ
僕のマスティフ犬が
ガチョウたちを脅かしたんだ…
たちまち中庭ではまた
みんな大騒ぎさ
そんなわけで
 − そんなわけで
僕は
 − 僕は
信号を取り壊す羽目になっゃったんだ!…
そこで僕は緑のナシを食べて
そこで僕は黄色のモモを食べて
そこで僕は赤いリンゴを食べて
そしてもうなんにもなくなっちゃった…!
信号は僕が食べちゃったんだ
(ムシャムシャ)こんなふうにね!

68 :
【IL SINGHIOZZO】  しゃっくり
詞:マリア・フランチェスカ・ポッリ  曲:ジャンフランコ・ファザーノ  歌:マッテオ・ベッルー / 2001年(第44回)
見かけは僕は
周りに無頓着な男の子に見えるけど
はっきり言ってしまうと、ちょっと困りごとを抱えてるんだ
いつも僕を待ち伏せてまとわりついてく…ヒック…るんだ
僕は真面目な男の子のように見られるけど
そのじつは心の中ではヒヨコのようにびくびくしてるんだ
何でもない事でどきどきしちゃって
バタバタン、出ちゃうんだ、しゃっ…ヒック…くりが
止めたかったら水を七口飲んでみて − ヒック!
息が出てくるまで呼吸を止めてみて − ヒック!
あるいは鼻をつまんで今歌ってるこの歌を歌ってみて − ヒック!
お決まりのようにぴょんぴょん跳ねてタップダンスをちょっと踊ってみて
 − 両脚を挙げて十まで数え上げてみて
効き目ないよ!
 − それからレモンを絞って何も言わずに飲み干してごらん
止まらないよ!
 − もう出てほしくなかったらスリッパを頭に乗せてごらん
出てほしくないよ!
もしだめならやっぱりこの治し方が効くね…バァーーーーーッ!
黙ったまま、黙ったまま時がたつ
どうやら、どうやら効いたみたい
 − そうかーーーー
ヒック!
 − だめかーーーー
ヒック!

69 :
【IL SINGHIOZZO つづき】
口頭テストの最中に
どの図形を選ぶかというとき
先生が僕にたいして言う返事は
『あなたのする言い訳はもうた…ヒック…くさんです』
女の子が僕に笑顔を向けてくれたり
グラウンドでゴールを入れようとしているときなんか
天国にいるような気分になるはずなのに
かわりにしゃっくりが出始めちゃう…ヒック…んだ
 − 止めたかったら水を七口飲んでみて
またやるの?
 − 息が出てくるまで呼吸を止めてみて
もういちど?
 − あるいは鼻をつまんで今歌ってるこの歌を歌ってみて
もうやったよ!
 − お決まりのようにぴょんぴょん跳ねてタップダンスをちょっと踊ってみて
ほら!
 − 両脚を挙げて十まで数え上げてみて
効き目ないよ!
 − それからレモンを絞って何も言わずに飲み干してごらん
止まらないよ!
 − もう出てほしくなかったらスリッパを頭に乗せてごらん
出てほしくないよ!
もしだめならやっぱりこの治し方が効くね…バァーーーーーッ!
ヒック!
 − バァーーーーーッ!
ヒック!
 − バァーーーーーッ!
効いたぞ
 − そうか!
 − ヒック!
 − だめだ!
 − ヒック!
恥ずかしいなあ、困っちゃうよ
コーラス隊がみんなしゃっくりしてる
今度はどうするの?
 − エー!!!
今度はどうするの?
 − エー!!!飲んでみて!
止めたかったら水を七口
 − 効き目ないよ
息が出てくるまで呼吸を止めてみて
 − 止まらないよ
鼻をつまんで今みんなが歌ってるこの歌を歌ってみて
 − ヒック!
タップダンスをちょっと踊ってみて治るといいんだけど
 − ほら!
両脚を挙げて十まで数え上げてみて
 − 効き目ないよ!
レモンを絞って何も言わずにゴクゴクゴク
 − 止まらないよ!
ガッリポリ(※イタリア南部プッリャ州にある町)からカントゥ(※イタリア北部ロンバルディア州にある町)までのみんなに助けを求めようよ
もし今年ゼッキーノ・ドーロが終わらなかったら
 − 今年のゼッキーノ・ドーロはつらいよ、みんな作者のせいだよ
しゃっくりだけが足りてなかった…ヒック…んだ!

70 :
【IL SOGNO PIU' BELLO】  いちばんすてきな夢
詞:マウロ・デ=チッリス  曲:アウグスト・マルテッリ  歌:フローラ・クリスポ、マリア・キアーラ・ヴィティエッロ / 1995年(第38回)
教えて、教えて、どうしてなのか
あなたのそのまなざしにちょっと魔法が秘められているわけを
教えて、教えて、どうしてなのか
私にも教えて
ライ ライ ライ ラ…
今日私は、すてきな夢を見たわ、こういう夢よ
その夢のことは、絶対に忘れっこないって言えるわ
私はどこにもない国にいて
あなたと一緒に帰ってくることを考えていた
だから私の言うことを聞いてちょうだい
あなたに話したい事があるのよ
どこにもない国で私が見たもののお話よ
そしてあなたに贈りたいのよ
いちばん珍しい物を
王様でも欲しがるようなものを
教えて、教えて、どんななのか
この夢のような世界がどんなふうなのか
教えて、教えて、どんななのか
私にも教えて
ライ ライ ライ ラ・・・
そのどこにもない国の通りでは
みんな幸せでにこにこ笑顔なのよ
『スキンヘッド』が『ヴ・クンプラ』(※主にイタリア国外からの移民が行う行商人・外路商)と腕を組んで歩いてて
ブラジルから来た『メニーノス』(※男の子を意味するポルトガル語)にはお父さんがいるのよ
誰も言い争いなんてしようとしないし
お隣さんを追い越してやろうとも思わないのよ
その反対に、そこにいる人たちのようになりたいと思っているの
出発しようとしている熱狂的ファンたちも
全く口げんかを始めたりはしないのよ
おかしいように聞こえるのは分かっているけど、でもそんなだったの

71 :
【IL SOGNO PIU' BELLO つづき】
 
連れて行って、連れて行って、私も
その素晴らしい場所へ
教えてちょうだい、どうすれば
そこへ行けるのか
ライ ライ ライ ラ・・・
私と一緒にその国へ行くには
魔法すら必要ないのは確かだわ
もしあなたの心の中の声が聞ければ
一秒のうちにその国へ飛んで行けるのよ
私の言うことをよく聞いて、
心と愛の言葉に従えば
世界がいきなり微笑みだすわ
なぜって、夢の中に暮らすということは
実際の暮らしの中で夢を見ているということだもの
これがたった一つの出かけていく方法よ、私を信じて
 − なぜって、夢の中に暮らすということは
 − 実際の暮らしの中で夢を見ているということだもの
 − これがたった一つの、その世界へ出かけていく方法だよ
私たちと一緒に出かけましょう、出かけましょう
この夢のような世界へ
あなたも一緒に行こうよ、行こうよ
この下の世界にとどまってないで
ライ ライ ライ ラ・・・
この下の世界にとどまってないで
ライ ライ ライ ラ・・・

72 :
【IL SOLE E IL GIRASOLE】  太陽とヒマワリ
詞:カルロ・エルマンノ・トラパーニ  曲:サンドロ・ジャコッベ  歌:ジャーダ・マンチーニ / 1985年(第28回)
茎の上高くヒマワリが
毎日青い空を眺めながら
いつも太陽に嬉しげに挨拶していました
太陽も下を見下ろして挨拶し返していました
ある日太陽が言いました、『どうして
いつも私に着いてくるのか、ちょっと教えてくれないか…』
ヒマワリは答えました、『気づかないの?
あなたがいなかったらこの世がどんなになってしまうことか!』
大いなる太陽さん、あなたが暖かくしてくれなければ
花だって全然見知らぬものになってしまうんですよ!
パンだって見も知らぬものになってしまう、だって
お百姓さんが麦の種をまいたって無駄になるばかりでしょうから!
春だって見も知らぬものになってしまいます
昼と夜だって見知らぬものになってしまう
葉っぱの無い、実も付けない植物ばかりで
真っ暗闇でどこもかしこも凍るような寒さになるんです…

でも空が灰色になったときはヒマワリは
太陽を見ることができないわ、それじゃどうするの?
その空の灰色がヒマワリの心の中にも入ってきて
露を流して泣いて、平和な気持ちにはなれないの!
そこで風に告げるわ、『聞いてくれ、
雲をみんな追い払ってくれ、太陽が戻ってくるように
それから太陽に僕のこの歌を
歌ってくれないか、太陽が微笑んでくれるように!』
大いなる太陽さん、あなたが暖かくしてくれなければ
花だって全然見知らぬものになってしまうんですよ!
パンだって見も知らぬものになってしまう、だって
お百姓さんが麦の種をまいたって無駄になるばかりでしょうから!
春だって見も知らぬものになってしまいます
昼と夜だって見知らぬものになってしまう
葉っぱの無い、実も付けない植物ばかりで
真っ暗闇でどこもかしこも凍るような寒さになるんです…

大いなる太陽さん、あなたが暖かくしてくれなければ
花だって全然見知らぬものになってしまうんですよ!
パンだって見も知らぬものになってしまう、だって
お百姓さんが麦の種をまいたって無駄になるばかりでしょうから!
春だって見も知らぬものになってしまいます
昼と夜だって見知らぬものになってしまう
葉っぱの無い、実も付けない植物ばかりで
真っ暗闇でどこもかしこも凍るような寒さになるんです…
大いなる太陽さん…大いなる太陽さん…大いなる太陽さん…!

73 :
【IL SOLE VERRA' 】  日が昇るだろう
原詞(ロシア語):伝統曲 伊語詞:サンドロ・トゥミネッリ  曲:伝統曲、編曲はアウグスト・マルテッリ   歌:エヴゲーニヤ・オトラードナヤ  / 1995年(第38回) 優勝
友よ、あなたがどこにいようとも
私の思いをあなたに充てて書き記します
あなたがどんな顔をしているか私は知らないけれど
あなたが元気でいてくれるといいと思います
日が昇るでしょう
明日、私たちのために
そして心も温かくなるでしょう
そしてその輝きのうちに
愛のこもった日々を
私たちに贈り届けてくれるでしょう

#私の母さんが叱るほど
#父さんがますますかばってくれる
#私が野外パーティから帰って来た時でも
#薪のそばで待っている
#『おい、わしは、言うんだがな、お前の、言うんだがな
# 娘よ、言うことを聞いてやってるんだぞ
# おい、わしは、言うんだがな、お前を、言うんだがな
# 野外パーティに行かせてやってるんだぞ!』
(※以上、#の行はロシア語原詞)

もしある日、痛々しいことに戦争が
私たちを襲っても
私はあなたを抱きしめましょう、友よ
もしあなたもその場にいるのであれば…
日が昇るでしょう
明日、私たちのために
そして心も温かくなるでしょう
そしてその輝きのうちに
愛のこもった日々を
私たちに贈り届けてくれるでしょう
私たちは、明日が来れば
私たちの手を
隠すことなく見せたい、そして
沈むことのない
私たちのための太陽を
ついに目にすることでしょう
ララ・ラララ
ララ・ラララ
ララ ララ ラララ
ヘイ!
〔ロシア語歌詞の置き換えとして〕
 もし寒く暗い夜が
 一緒に震えを運んでくるとしても
 不安に屈しないで
 私と分かち合いましょう
 日が昇るでしょう
 明日、私たちのために
 そして心も温かくなるでしょう
 そしてその輝きのうちに
 愛のこもった日々を
 私たちに贈り届けてくれるでしょう

74 :
【IL SORPASSISTA】  追い越し屋さん
詞:マリオ・カザッチ  曲:アルベルト・チャンブリッコ、ブルーノ・ツァンブリーニ、ジャンニ・メッチャ  歌:バルバラ・ピャーストリ、クリスティアーナ・グワスタローバ、クラウディア・ボージ / 1971年(第13回)
うちでパーティがあるときは
みんな一緒に集まるのよ
うちでパーティがあるときは
みんな一緒に集まるのよ
野原に行くときも、海に行くときも
家族用プルメット(※マイクロバスかそれに似た車種のことか)に乗って
どんなに素敵で楽しいことかしら
一緒にこんなに大勢の人がいるのよ…よ…よ…よ!
お父さんがいるわ
お父さんがいるわ
お母さんがいるわ
お母さんがいるわ
兄弟が三人と、おじさんが一人
私の大事なネコちゃんも…
お父さんがいるわ
お父さんがいるわ
お母さんがいるわ
お母さんがいるわ
兄弟が三人と、おじさんが一人
私の大事なネコちゃんも…
ブー…ブー…ブー…
私の後ろでクラクションの音が鳴ってるわ
ブー…ブー…ブー…
私のお母さんが誰が来たのか見るわ…!
ついて来る!ついて来る!ついて来る…!
追い越し屋さんがやって来たの!
ほかの人のことを気に掛けないような
こういう図々しいタイプの人のせいで
ほかの人のことを気に掛けないような
こういう図々しいタイプの人のせいで
泣く人もいるし、喚く人もいるし
カミッラおばさんが目を覚ますわ
どれ一つとして足りてないものはなくて
最後には川の流れに落ちちゃうの…の…の…の!
お父さんがいるわ
お父さんがいるわ
お母さんがいるわ
お母さんがいるわ
兄弟が三人と、おじさんが一人
私の大事なネコちゃんも…
お父さんがいるわ
お父さんがいるわ
お母さんがいるわ
お母さんがいるわ
兄弟が三人と、おじさんが一人
私の大事なネコちゃんも…

75 :
【IL SORPASSISTA つづき】
もうこれ以上大騒ぎしないなら
追い越し屋さんは約束するわ
もうこれ以上大騒ぎしないなら
追い越し屋さんは約束するわ
もうちょっと静かにさせといてくれれば
わたしのボウリングのピンをあげるわ
赤と青のボールも付けて
投げて倒して遊ぶためのよ
お父さんがいるわ
お父さんがいるわ
お母さんがいるわ
お母さんがいるわ
兄弟が三人と、おじさんが一人
私の大事なネコちゃんも…
お父さんがいるわ
お父さんがいるわ
お母さんがいるわ
お母さんがいるわ
兄弟が三人と、おじさんが一人
私の大事なネコちゃんも…!!!

76 :
【IL SOTTOMARINO RAFFREDDATO】  風邪ひきの潜水艦
詞:ダンテ・パンツーティ(ダンパ)  曲:アルリーゴ・アマデーシ(ゴリアス)、レナート・マルティーニ(プリミエロ)  歌:アンドレア・ベルティ、アンドレア・ロンギ / 1972年(第14回)
ハクション…ハクション…ハクション…!
いったい誰がそんなにくしゃみしているの?
ハクション…ハクション…ハクション…!
それは青い潜水艦
深い海へ潜ってるところなんだ…
潜水、潜水、潜水艦は
風邪を引いちゃったんだ
赤道を横切って
ゆっくりジグザグに進んでたんだ…
潜望鏡から鼻水を垂らして、垂らして
これ以上はないくらいひどくくしゃみしてる
それでも海は波が立ってて
どこまで行けばいいんだろう…
勇敢な艦長さん
治してあげるにはどうしたらいい?
アスピリンを飲ませてあげるか
タービンを温めてあげるか…
湿気が多すぎるから
海面へ上げようよ
そしたら病気も…
ハクション…
良くなると思うよ…
乗り組みのお医者さんが
あっちこっちと観察して
クジラの油を
艦底に塗ったんだ
湯たんぽを
舳先に縛り付けて
この風邪にはどっかへ行ってもらわにゃいかん!
潜水、潜水、潜水艦は
こうして風邪を引いちゃったんだ
もう航路を間違えて
基地へ戻って行っちゃった

77 :
【IL SOTTOMARINO RAFFREDDATO つづき】  
勇敢な艦長さん
治してあげるにはどうしたらいい?
アスピリンを飲ませてあげるか
タービンを温めてあげるか…
湿気が多すぎるから
海面へ上げようよ
そしたら病気も…
ハクション…
良くなると思うよ…
乗り組みのお医者さんが
あっちこっちと観察して
クジラの油を
艦底に塗ったんだ
湯たんぽを
舳先に縛り付けて
この風邪にはどっかへ行ってもらわにゃいかん!
潜水、潜水、潜水艦は
やっと元気になったよ
また海に潜るようになって
ぐんぐん進んでもうくしゃみはしないんだ!
ぐんぐん進んでもうくしゃみはしないんだ…!!!

78 :
【IL SUPER POLIGLOTTA】  スーパー・マルチリンガル
詞:トニー・マルトゥッツィ、ジュリアーノ・タッデイ  曲:フランコ・グラニェーロ  歌:エレオノーラ・コスタンツォ、テティ・ムスメーチ、ライッサ・パスクワーレ / 1996年(第39回)
わたしたち、マルチリンガルになりたいな
つまり、たくさんの言語を話したいのよ
アンデスからアペニンまで
たくさんの友達がいるけれど
もう一つ言葉を勉強したら
きみもスーパー・マルチリンガルになれるわ
ロンドンのテームズ川沿いに
私の友達が何人かいるのよ
だから私は英語ができるし
『イエス、オーケイ』と言うこともできるのよ
英語はとっても簡単
いつだって話してるわ
みんなだってわかるわよね
もし私が『ヴェリー・グッド』と言えば
きみの話しぶりはヴェリー・ウェル、ウェル、ウェル(very well)
話しぶりはヴェリー・ウェル、ウェル、ウェル
もう少し勉強すれば…言えるようになるよ
ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ…(ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ)
ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ…(ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ)

私は別の言語を勉強してるのよ
パパと一緒に
もうドイツ語が分かるようになって
『グーテン・ターク』って言えるのよ
でもドイツ語は難しくて
話すのは大変よ
みんなだってわかるわよね
もし私が『アイン、ツヴァイ、ドライ』と言えば
きみの話しぶりはゼーア・グート、グート、グート(sehr gut)
話しぶりはゼーア・グート、グート、グート
もう少し勉強すれば…言えるようになるよ
アオフ・ヴィーダーゼーエン…アオフ・ヴィーダーゼーエン

わたしは楽々と
パリの言葉を話せるわ
もうフランス語を知っているから
『ウイ・メルシー』と言えるのよ
わたしの話すフランス語は簡単なもの
一日中話しているわ
みんなだってわかるわよね
もし私が『モナミ』と言えば
きみの話しぶりはトレ・ビヤン、ビヤン、ビヤン(tres bien)
話しぶりはトレ・ビヤン、ビヤン、ビヤン
もう少し勉強すれば…言えるようになるよ
オ・オ・ルヴォワール…(オ・オ・ルヴォワール)

79 :
【IL SUPER POLIGLOTTA つづき】 
わたしの話しぶりはヴェリー・ウェル、ウェル、ウェル
わたしの話しぶりはゼーア・グート、グート、グート
わたしの話しぶりはトレ・ビヤン、ビヤン、ビヤン
もし君も
アラビア語にフランス語に
インドネシア語に日本語に
ドイツ語にロシア語に英語に
ギリシア語にスラブ語にフィンランド語に
スペイン語にノルウェー語に
トルコ語にヘブライ語にタイ語に
スワヒリ語に中国語にヒンディ語を勉強すれば
君もスーパー・マルチリンガルになれるよ
君もスーパー・マルチリンガルになれるよ
君もスーパー・マルチリンガルになれるよ

80 :
【IL TAPPETO VOLANTE】  空飛ぶ絨緞
原詞(ポルトガル語):アレクサンドリナ・ペレイラ 伊語詞:アレッサンドラ・ヴァレリ=マネーラ  曲:アルトール・ジョルダォン   歌:アナ・リベイロ・ダ・マイヤ  / 1998年(第41回)
アラジンと一緒に旅をして
私はもうちょっと先へ進むことを夢見るわ
それから小さな世界を
上から見下ろしたいのよ
それから小さな世界を
上から見下ろしたいのよ
アラジンの絨緞でなら
海や山の上を飛び越えて
橋の上をふわふわ飛んで
水平線を切って進むのよ
アラジン、どこへ行くの
きみの魔法の絨緞に乗って?
ねえ、私も連れていって、約束するわ
この秘密は誰にも打ち明けたりしないって
アラジン、どこへ行くの
きみの魔法の絨緞に乗って?
ねえ、私も連れていって、約束するわ
この秘密は誰にも打ち明けたりしないって
月にタッチして
そしてここまで下りてきたいわ
私には分かってる、私が幸せになるには
あなたにあの空高く連れて行かれればいいの
私には分かってる、私が幸せになるには
あなたにあの空高く連れて行かれればいいの

81 :
【IL TAPPETO VOLANTE つづき】 
#アラジンの物語は
#私がうとうとしているとき
#私の知りたいと思う世界の
#夢を見せてくれるのよ
#私の知りたいと思う世界の
#夢を見せてくれるのよ
#空から世界を見ると
#美しい景色がすべて見られるわ
#川に山々に
#自然のすべてに
(※以上、#の行はポルトガル語原詞)
アラジン、どこへ行くの
きみの魔法の絨緞に乗って?
ねえ、私も連れていって、約束するわ
この秘密は誰にも打ち明けたりしないって
アラジン、どこへ行くの
きみの魔法の絨緞に乗って?
ねえ、私も連れていって、約束するわ
この秘密は誰にも打ち明けたりしないって
月にタッチして
そしてここまで下りてきたいわ
私には分かってる、私が幸せになるには
あなたにあの空高く連れて行かれればいいの
私には分かってる、私が幸せになるには
あなたにあの空高く連れて行かれればいいの

アラジン、どこへ行くの
きみの魔法の絨緞に乗って?
ねえ、私も連れていって、約束するわ
この秘密は誰にも打ち明けたりしないって
アラジン、どこへ行くの
きみの魔法の絨緞に乗って?
ねえ、私も連れていって、約束するわ
この秘密は誰にも打ち明けたりしないって
ねえ、私も連れていって、約束するわ
この秘密は誰にも打ち明けたりしないって

82 :
【IL TESORO DEL RE】  王様の宝物
原詞(英語):チャールズ・グッジャー 伊語詞:フランチェスコ・フレイリー(バルナベ)  曲:エンリーコ・ベッツィーニ   歌:アレッシア・レンドラム、ファビオ・レンドラム  / 1998年(第41回)
昔、お髭を長く垂らした王様がいました
いつも機嫌が悪い王様でした
鞭をふるって命令していたので
人々は王様を怖がっていました
ですがある日、王様は反省して
変わることを決意しました
たくさんの悪戯を企てて
国中が笑い転げました
今では年老いて、ベッドの周りに集まっています
お妃に、息子たちに、宮廷の人たちに、聖歌隊のみんなが
そして王様はみんなに耳打ちします
自分は素晴らしい宝物を見つけたのだと!
『豊かになりたい者は
 お城に入れさせなさい
 一生懸命場所を選びだし
 そこを探し出すのじゃ』
分かっていたのはただ、王様が
素晴らしい宝物を見つけたということだけでした!
『頑張って探し出してまいります!』
『成功を祈っとるぞ!』王様は言いました
王様はそれきり目覚めませんでしたが
大きくにっこりと笑っていました
そして矢のように飛んでいきました
きっとまっすぐ天国へ行かれたことでしょう
その日からひたすら掘り続けました
お城の中も外も
でもその労苦に見合うようなものは
なにひとつ見つかりませんでした
世界は回り、百年間がたちました
宝物の思い出は消えていきました
ぼろぼろになったお城には
もう誰も戻ってくることはありませんでした
#でもベッドの上の壁には
#鏡が掛かっています
#それは、秘密の宝物のおかげで王様が変われたとき
#王様が覗き込んでいたものでした
(※以上、#の行は英語原詞。以下も同様)
ベッドの上には鏡が掛かっています
それが王様の宝物だったのです
『鏡に映った姿から見つけ出せるんだ
 宝物は君自身の中にあるんだよ!』
僕には分からない、何が人を変えるものなのか
何が人をもう少し豊かにしてくれるものなのか…
誰にもわからない、何がなのか

83 :
【IL TESORO DEL RE つづき】  
#でもベッドの上の壁には
#鏡が掛かっています
#それは、秘密の宝物のおかげで王様が変われたとき
#王様が覗き込んでいたものでした
でももしベッドの上を眺めれば
そこにこの鏡が掛かっています
王様がそれを覗いていて
いきなり変われた、その鏡です
ベッドの上には鏡が掛かっています
それが王様の宝物だったのです
『鏡に映った姿から見つけ出せるんだ
 宝物は君自身の中にあるんだよ!』

84 :
【IL TIRO ALL'ORSO】  クマ撃ち
詞:サンドロ・トゥミネッリ  曲:サンドロ・トゥミネッリ  歌:ティツィアーノ・ダーヴィ / 1964年(第6回)
遊園地には
素晴らしいゲームがたくさんあるぞ
でも僕のいちばんの
お気に入りはこれ
『クマ撃ち』さ
『百リラで
 二十回も撃てるよ
 撃ちたい人は頑張って!』
撃つぞ、撃つぞ、クマを… ウー!
回るよ、回るよ、クマが… ウー!
撃つぞ、撃つぞ、狙いを、狙いを誤って
クマが回るよ、難しいな、回ってそこへ戻ってくるよ
獣の後ろを… ウー!
猟犬が走るよ… ウー!
捕まえたいんだ、捕まえたいんだ、猛獣を、猛獣を
森で、森で、狩りをしたいんだ

そら、クマは撃たれると
うなり声をあげて立ち上がる
イヌは一メートル先で
用心深く後ろに戻る
回るよ、回るよ、クマが… ウー!
撃つぞ、撃つぞ、クマを… プスッ!
狙いを、狙いを間違えちゃった、ちゃった
それでクマは回って、回って下のほうで止まってる
撃って、また撃ってみてもやっぱり失敗
二十回、二十回撃っちゃってもう残ってないよ!
ウー!

85 :
【IL TOPO ZORRO】  ネズミのゾロ
詞:レーオ・キオッソ  曲:ヴェントゥリ、アリーゴ・アマデシ  歌:サルジオ・サンナ / 1968年(第10回)
ネコのゴンザレスが
ずっと向こうのカリフォルニアで
昼は悪行三昧
夜はべろんべろんに酔っぱらい
ネズミの国では
ゴンザレスのおかけで憂き目に遭い
税金にたくさんのグリュイエルチーズを
払わなくちゃならなかった
だがある誇り高い反逆者は
だめだと言った
そして昨日、決闘を
ゴンザレスに対して宣言した
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、それがネズミのゾロ
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、勇気の塊さ
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、それがネズミのゾロ
剣でチーズにZを描く
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、それがネズミのゾロ
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、すばらしき剣使い
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、お辞儀をしてから
ペコリーノ・チーズにZを描く

ネコのゴンザレスは
マリアを捕まえる
それはネズミのゾロにとっては
この世でいちばんのひとだったんだ
そして僕らの決闘者は
馬にまたがって
意地悪ゴンザレスに
一対一の果たし合いを突きつける
フェイントを一回二回
それから一、二の、三!
お髭を切り落として
舗装の上に引き伸ばしちゃう
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、それがネズミのゾロ
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、勇気の塊さ
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、味見をするために
剣でチーズにZを描く
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、ネズミのゾロは
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、大切なマリアを
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、連れていって
ミルクパーラーでクリームを食べるんだ

ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、ネズミのゾロは
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、大切なマリアを
ジグ・ザグ・ジグ・ザグ、連れていって
ミルクパーラーでクリームを食べるんだ
そしてみんなが言うには、ふたりは結婚するだろうって

86 :
【IL TOPO CON GLI OCCHIALI】  眼鏡をかけたネズミ
詞:ヴィトーリオ・セッサ=ヴィターリ  曲:レナート・パレーティ  歌:ドミツィアーナ・ポンティチェッリ / 2001年(第44回)
ある本屋さんの棚の後ろに
眼鏡をかけたネズミが巣を作っていた
昼はこんなふうに隠れて眠っていた
誰もネズミがそこで暮らしているなんて思ってもみなかったわ
でも本屋さんが夜になって去ってしまうと
ネズミは本屋さんの明かりをつけ直して
そして棚から本をつかみだし
大いにわくわくしながら読み始めたのよ
読書って素晴らしいわ!冒険が始まるのよ
この世で、見開いた目の前で、見たい夢が見られるのよ
本は飛ぶのを助けてくれる翼
本は航海を導いてくれる帆
本は素晴らしい旅路への招待状
いつでも大勢の人たちと出会うことができるのよ − ウー!!!

あるとき、本屋さんがちょっと行ってしまったけど
ある晩、本屋さんに戻ってきたことがあったわ
眼鏡をかけたネズミはひどく怯えあがったけど
涙を流しながら本屋さんにこうお願いしたのよ
僕をこの本屋さんから
追い出さないで
だって僕はここにある本が
好きでたまらないんだから
本は飛ぶのを助けてくれる翼
本は航海を導いてくれる帆
本は素晴らしい旅路への招待状
いつでも大勢の人たちと出会うことができるのよ
本は仲間を作ってくれる友達
本は色鮮やかな空想で織られた夢
本は喜びと感動の瞬間
きみをぞくぞくさせる感情にも事欠かないんだ

眼鏡をかけたネズミはこうして
本屋にいる許しをもらうことに成功したわ
お店のドアのところにネズミは顔を出して
人々を招いたのよ、『みんな、こっちにおいでよ!』
本は仲間を作ってくれる友達
本は色鮮やかな空想で織られた夢
本は喜びと感動の瞬間
きみをぞくぞくさせる感情にも事欠かないんだ
本屋さんへ入ろうよ
きみたちも気に入るよ!
本屋さんへ入ろうよ
きみたちも気に入るよ!
きみたちも気に入るよ!

87 :
【IL TORERO CAMOMILLO】  闘牛士カモミッロ
詞:フランコ・マレスカ  曲:マリオ・パガーノ  歌:ミケレ・グランドルフォ / 1968年(第10回)
ラララ ラララ ラララ ララ
ラララ ラララ ラララ ララ
ラララ ラララ ラララ ララ ラ
オレ!
雄牛はもう闘技場にいるのに
闘牛士が来ていない…
この不思議はどういったわけだ?
どこにいることやら…
オレ!
どこもかしこもみんなで探し
集まった人々はその間叫ぶ
闘牛が見たいんだ
マタドールを見つけろと…
オレ!オレ!オレ!
マタドールはどんな人?
闘牛士カモミッロさ
おっとりしたマタドールで
すぐに眠ってしまえるんだ
闘牛士カモミッロさん
もし雄牛がそばにいても
うたた寝に落ちちゃって
それ以上何も考えないんですね

ラララ ラララ ラララ ララ
ラララ ラララ ラララ ララ
ラララ ラララ ラララ ララ ラ
オレ!
そしてようやく
闘技場に上がってくるけど
やる気はなさそう
おっとりしたまんま
オレ!
落ち着き払って前進
膝を折って
目をごしごしこする
偉大なマタドール…
オレ!オレ!オレ!
マタドールはどんな人?
闘牛士カモミッロさ
おっとりしたマタドールで
すぐに眠ってしまえるんだ
闘牛士カモミッロさん
もし雄牛がそばにいても
うたた寝に落ちちゃって
それ以上何も考えないんですね

88 :
【IL TORERO CAMOMILLO つづき】
ラララ ラララ ラララ ララ
ラララ ラララ ラララ ララ
ラララ ラララ ラララ ララ ラ
オレ!

見物人たちは大興奮
この闘牛士を見ていると
雄牛を撫でて
その上で寝てしまう
オレ!
気立てが良くておとなしいんだね
この図体の大きな雄牛は
偉大なマタドールの
敷布団になっちゃった…
オレ!オレ!オレ!
マタドールはどんな人?
闘牛士カモミッロさ
おっとりしたマタドールで
すぐに眠ってしまえるんだ
闘牛士カモミッロさん
もし雄牛がそばにいても
うたた寝に落ちちゃって
それ以上何も考えないんですね

闘牛士カモミッロさん
もし雄牛がそばにいても
うたた寝に落ちちゃって
それ以上何も考えないんですね
ラララ ラララ ラララ ララ
ラララ ラララ ラララ ララ
ラララ ラララ ラララ ララ ラ
オレ!

89 :
【IL TORTELLINO】  トルテッリーニ
詞:ティツィアーナ・ディ=トゥッリョ、アレッサンドロ・ヴィズィンテネル  曲:アレッサンドロ・ヴィズィンテネル  歌:マッシモ・バルトルッチ / 2008年(第51回)
(※トルテッリーニ(トルテリーニとも)は具入りパスタの一種で、具を皮にくるみ指輪状に成形したもの。スープに入れて食べるのがポピュラーとのことです。)
オリジナルの物語だよ、ある男の子についての話なんだ
ご飯どきに具合が悪くなるふりをしていた子のね
心配になったママは、治そうとして
いつも台所のかまどの前で忙しくしていたんだ
鶏肉のトリュフ風味 − オエッ!
マグロのグラタン − だめ!
熱々のスープ、お米に干しダラがちょっと入ったの! − そんなの無理!
お母さんたちがみんな手助けの支度をして集まって
お気に入りのおやつのレシピを持ってきたよ
おいしいジャムに、砂糖で甘くしたリコッタに…
でも突然、一人のお母さんが言ったんだ、『おあつらえのものを持ってきたわ!』
もしかしてポレンタ(※トウモロコシの粉を湯で練って蕎麦がき状にしたもの)かな?
なに言ってるんだ!変なこと聞くなよ!
熱々のスープ…干しダラの入ってないの、じゃないよね?
そんなわけない!
それはボローニャのトルテッリーニさ、クリーム無しのスープに入れてるんだ
お母さんの秘密のレシピ、指を舐めたくなるほどおいしいよ
ロース肉にパルメザンチーズに、生ハムとモルタデッラ(※サイコロ状の豚脂を散らして入れた太いソーセージ)も入れて
卵にパスタ生地、おいしいものみんなさ
それはボローニャのトルテッリーニさ、クリーム無しのスープに入れてるんだ
旅行に行くみたいにすてきなご馳走さ
賑やかなパーティだよ、シエスタからも目が覚めちゃうよ
これよりもっとおいしく食べられるものなんてないよ

90 :
【IL TORTELLINO つづき】 
この日からあちこちの家では、ご飯の時間には
子供たちは指で熱心に測っている
昔ながらのおかしな格好の、おへその形をしたこの指輪を…
テーブルに置けば食欲が湧いてくるよ!
日本でもおなじみだよ − とっくにね!
中国ではアーモンド形さ − もちろんさ!
シベリアではまるで干しダラのように固く凍っているんだ − そんなわけない!
それはボローニャのトルテッリーニさ、クリーム無しのスープに入れてるんだ
お母さんの秘密のレシピ、指を舐めたくなるほどおいしいよ
ロース肉にパルメザンチーズに、生ハムとモルタデッラも入れて
卵にパスタ生地、おいしいものみんなさ
それはボローニャのトルテッリーニさ、クリーム無しのスープに入れてるんだ
旅行に行くみたいにすてきなご馳走さ
賑やかなパーティだよ、シエスタからも目が覚めちゃうよ
これよりもっとおいしく食べられるものなんてないよ
つい手が出そうで納得できるお母さんの秘密のレシピ
これ以上の美味しいごちそうはないよ
 − 干しダラのこと?
そんなわけない!
それはボローニャのトルテッリーニさ、クリーム無しのスープに入れてるんだ
旅行に行くみたいにすてきなご馳走さ
賑やかなパーティだよ、シエスタからも目が覚めちゃうよ
でもナツメグは忘れちゃうよ!
わあ、もう!
これでレシピはオリジナルだね…
トルテッリーニばんざい、美味しいよ!
ムシャ!ムシャ!

91 :
【IL TRIANGOLO PAIU】  三角形のパユー
詞:アルベルト・テスタ  曲:アルベルト・テスタ  歌:エレーナ・マゼーラ、フランチェスコ・チョッリ / 1989年(第32回)
パユーは三角形だった
辺が三つに角が三つ
でも自分が高貴な生まれであるように思っていて
もうひとつ辺が欲しくなったんだ
平行四辺形の服を
作らせたけど
二本の袖が両方とも
抜けて落ちちゃったんだ
パユー、パユー、パユー
きみは三角形なのよ
パユー、パユー、パユー
それ以下でもそれ以上でもないのよ…

球たちが地面を
大笑いしながら転がってきて
パユーに言ったんだ、『きみほどに
バカなやつはいないよ』と
三角形だったパユーは
かなり過敏なたちだったので
ポー川(※イタリア北部を流れる同国最長の河川)に身を投げて
自Rることを思い立ったんだ

でもスモッグの中で道に迷って
立ち止まって泣き出した
ちっとも走ろうとしない
自動車の近くで…
でもスモッグの中で道に迷って
立ち止まって泣き出した
ちっとも走ろうとしない
自動車の近くで…

運転手が走ってきてパユーを捕まえて
それからペンキで赤く塗った
こうして交通の流れを変えることで
車は救われたんだ
パユーは役に立ったように感じて
涙をぬぐって
三角形であることを
もう恥ずかしいと思わなくなったんだ
パユー、パユー、パユー
きみは三角形なのよ
パユー、パユー、パユー
それ以下でもそれ以上でもないのよ…

92 :
【IL TRIANGOLO PAIU つづき】 
もっとも、この三角形の話は
それほど馬鹿馬鹿しくもないよ
教訓は『皆それぞれがその人のままでいるからって
何が悪いっていうんだい?』
パユー、パユー、パユー
それの何が悪いって誰に分かるの
パユー、パユー、パユー
もし皆それぞれが − 私は『皆それぞれが』って言ったのよ
まさにみんなひとりひとりが
その人のままだからって!

もっとも、この三角形の話は
それほど馬鹿馬鹿しくもないよ
教訓は『皆それぞれがその人のままでいるからって
何が悪いっていうんだい?』
パユー、パユー、パユー
それの何が悪いって誰に分かるの
パユー、パユー、パユー
もし皆それぞれが − 私は『皆それぞれが』って言ったのよ
まさにみんなひとりひとりが
その人のままだからって!

93 :
【IL VALZER DELLA POLENTA】  ポレンタのワルツ
詞:マーラ・マレッティ・ソルディ  曲:ニコラ・アプリーレ  歌:アガタ・レアンツァ / 1983年(第26回)
(※ポレンタはトウモロコシの粉に水を加えて加熱しながら蕎麦がき状に練り上げた食品。)
ポレンタのワルツは
昔の頃を思い出させてくれる
湯気ほかほかの黄色いポレンタ
君は陽気な仲間だよ!
沸騰したお湯に塩をひと握りいれて
それから粉がゆっくり入ります
お日様がさんさんと
水の中、塩の中へ降り注ぐわ
だんだん昇ってくる匂いを嗅いでみて
古い暖炉の中で火がパチパチはぜてるわ
何分かしたら
食卓へ持っていくのよ…
ポレンタのワルツ
僕らのためにとろとろ煮える
でもよく注意していないと
指をやけどしちゃうよ、気を付けて!
ポレンタのワルツは
昔の頃を思い出させてくれる
湯気ほかほかの黄色いポレンタ
君は陽気な仲間だよ!

暖炉のそばでおばあちゃんが
孫たちにうっとりするようなお話を聞かせてくれる
輝いたり飛び跳ねたりする炎を
眺めてて!
夜のとばりが下りて、月が丘の上に出たわ
空には星が清らかに輝いているわ
単純なことなんだけど
でもきれいに晴れているのよ!
ポレンタのワルツ
僕らのためにとろとろ煮える
でもよく注意していないと
指をやけどしちゃうよ、気を付けて!
ポレンタのワルツは
昔の頃を思い出させてくれる
湯気ほかほかの黄色いポレンタ
君は陽気な仲間だよ!

ポレンタのワルツは
昔の頃を思い出させてくれる
湯気ほかほかの黄色いポレンタ
君は陽気な仲間だよ…!
湯気ほかほかの黄色いポレンタ
君は陽気な仲間だよ…!

94 :
【IL VIGILE IN GONNELLA】  スカートを穿いたおまわりさん
詞:サウロ・ステレッリ  曲:リナルド・コッツォリ  歌:フィズィエッタ・ナポリターノ、ロレンツォ・マルクッチェッティ / 1975年(第17回)
昔は見回り役と言えば
お髭を生やしていたものでした
でも今では女の人でも
見回り役になることができます…!
たとえば、グラツィエッラは
もう大人になった私のお姉さんだけど
今ではスカートを穿いておまわりさんをしています
どうなったか分かるかな?
仕事の時間以外でも
罰金をとるのは悪徳になります
だからうちで罰金を取ります
家族の私たちから…!
おま… おま…
スカートを穿いたおまわりさん
よび・・・ よび…
呼子笛を吹いてる
そしてその笛の音を
一日中響かせてるんだ
上で吹いて、下で吹いて
こっちで吹いて、あっちで吹いて
どれだけの罰金を取るんだろう…!

おじいちゃんに罰金を下します
なぜならパイプをふかして
私たちのマンションの
きれいな空気を汚しちゃうから!
絨毯の上で寝そべってる
ネコにも罰金を下します
なぜなら、姉さんの言うには
芝生の草を踏みにじることは禁止されているからです…!
おま… おま…
スカートを穿いたおまわりさん
よび・・・ よび…
呼子笛を吹いてる
そしてその笛の音を
一日中響かせてるんだ
上で吹いて、下で吹いて
こっちで吹いて、あっちで吹いて
どれだけの罰金を取るんだろう…!

95 :
【IL VIGILE IN GONNELLA つづき】 
わたしにも罰金が言い渡されたわ
あんまり勢いよく走りすぎたからだって
まだまだ続けている
どうしたら辞めるかなんて誰にもわからない…
三輪車で、とわたしは不思議に思うわ
どうやったら勢いよく走れたりするのかな、と?
でもわたしはそのわけは聞きたくないから
規則違反をしたことにするのよ…!
おま… おま…
スカートを穿いたおまわりさん
よび・・・ よび…
呼子笛を吹いてる
そしてその笛の音を
一日中響かせてるんだ
上で吹いて、下で吹いて
こっちで吹いて、あっちで吹いて
どれだけの罰金を取るんだろう…!
私のお姉さんはおまわりさん
愛想がよくて優しいのよ
それも道理だわ、だって
お姉さんは私にとてもよく似てるんだもの…!!!

96 :
【IN BICI IN CITTA' 】  自転車で街を
原詞(ドイツ語):ロベルト・ハーガー=フォン=シュトロベーレ 伊語詞:アルフレード・ラペッティ(ケオーペ)  曲:ロベルト・ハーガー=フォン=シュトロベーレ   歌:ダーフィト・サムエル・シュティングル  / 2005年(第48回)
誰が自転車に乗っているのか尋ねてごらん
街の王様になった気分だよ
行きかう車の上を、街の上を、花のように飛びながら
寄せる波のように素晴らしく飛び回りながら
気ままに歌うんだ
ぴったりとして活気あふれるリズムを作り出す歌を
ほら、こんなふうに…
ビチクランドランビンバランボ(※Bicicletta(自転車)やbimbo(男の子)などから作り出した造語とみられる)
ビチクランドランビンバランボ
自転車に乗れば幸せになれる
ビチクランドランビンバランボ
もっとペダルを踏んで
こんなに青い空の下
もっとペダルを踏んで
心ももっと高く昇って行く
誰が自転車に乗っているのか尋ねてごらん
街の王様になった気分だよ

#今日は素晴らしい日だよ
#とうとう僕が欲しい物をもらったんだもの
#僕はずっとこれが欲しいと願っていたんだ
#僕の自転車に乗って海まで行くぞ
#まるで風のように速いよ
#子供たち一人一人の夢だよ
#自転車に乗るのは僕にとってとても楽しい
#道路を走るんじゃないけれど
(※以上、#の行はドイツ語原詞)
ビチクランドランビンバランボ
ビチクランドランビンバランボ
自転車に乗れば幸せになれる
ビチクランドランビンバランボ
もっとペダルを踏んで
こんなに青い空の下
もっとペダルを踏んで
心ももっと高く昇って行く
誰が自転車に乗っているのか尋ねてごらん
街の王様になった気分だよ

97 :
【IN BICI IN CITTA'  つづき】 
煙もスモッグもなくて、素晴らしい友達がおおぜい
止まれのサインに注意しながら、でも障壁は乗り越えて
気ままに歌うんだ
ぴったりとして活気あふれるリズムを作り出す歌を
ほら、こんなふうに…
ビチクランドランビンバランボ
ビチクランドランビンバランボ
自転車に乗れば幸せになれる
ビチクランドランビンバランボ
もっとペダルを踏んで
こんなに青い空の下
もっとペダルを踏んで
心ももっと高く昇って行く
誰が自転車に乗っているのか尋ねてごらん
街の王様になった気分だよ
誰が自転車に乗っているのか尋ねてごらん
街の王様になった気分だよ

98 :
【INVENTA UNA POESIA】  詩を創り出そう
詞:ジャンフランコ・ファザーノ(ファジット)、ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ  曲:ジャンフランコ・ファザーノ(ファジット)、ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ
  歌:マリア・ヴィンチェンツァ・カレンツァ / 2005年(第48回)
山並みの中を滑るように舞うカモメがいる
北極に暮らすラクダがいる
降ってきてもあたりが濡れない雨がある
えっ、何を言ってるのって?知らないわ!
あるいはまた…
八月の浜辺に雪が降ったり
お月様が空高くで日焼けしたり
どこにあるか見つけられない砂漠があったり
さあがんばって、みんなも試してみて!
ベンチの下にほうっとこうよ
ペンもきれいな紙も
消しゴムも鉛筆も、そして鼻を空に向けて…考えよう!
もしあたりを見回してみたらわかる
あらゆるものはそのままではないのよ
なぜか分かる?あなたの一部でもあるからよ…
考えてみて!
雲の合間に発想が見つかるわ
もしそこにあるのが
魔法の一種なら
魔法を思いついたのなら
あなたのを創り出してみて
夢を…
詩を創りだしましょう
ナ ナ ナ ナ ナ ナ ナ ナ
ナ ナ ナ ナ ナ ナ ナ
エネルギーに満ち溢れるのを感じられるわ…

水槽の下に大海原がある
ポー川にヒトデがいる
水兵になった山岳兵がいる
それとも逆かしら?それなら知ってるわ!
ベンチの下から
白い紙やペンを手に取って
もっと想像すれば詩が生まれ出てくるわ…ほら!
もしあたりを見回してみたらわかる
あらゆるものはそのままではないのよ
なぜか分かる?あなたの一部でもあるからよ…
考えてみて!
雲の合間に発想が見つかるわ
もしそこにあるのが
魔法の一種なら
魔法を思いついたのなら
あなたのを創り出してみて
夢を

99 :
【INVENTA UNA POESIA つづき】 
あなたも詩を創りだしましょう
空のあちこちの暗い片隅すべてに
素晴らしい青い色がさすわ
望むなら韻を踏みましょう
あなたの夢と私の夢とで
だって一緒になら私たち、それができるもの!
ナ ナ ナ ナ ナ ナ ナ ナ
 − 詩を創りだそう
ナ ナ ナ ナ ナ ナ ナ
 − 詩を創りだそう
あなたのを創りだしてみて
 − 詩を創りだそう
夢を…
 − 詩を創りだそう!
詩を創りだそう
 − 詩を創りだそう
どんなものになろうと
 − どんなものになろうと
詩を創りだそう
あなたの夢を創りだしてみて
詩を創りだそう
ウー ウー…

100 :
【IO TARZAN, TU JANE】  ぼくはターザン、君はジェーン
詞:ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ  曲:マリオ・パガーノ、ロレダーナ・サッビ  歌:ジュゼッペ・マスコーリ、セフォーラ・エスポジート / 1985年(第28回)
オー・・・ アオ アオ・・・
アオ アオ・・・ アオ アオ・・・
オー・・・ アオ アオ・・・
アオ アオ・・・ アオ アオ・・・
アオ アオ・・・
ジャングルの真っただ中に行くには
ちょっと想像力を働かせればいいんだよ
応接間の絨緞の上で
草が伸びる
草が伸びる
魔法で草が伸びるんだ
恐ろしい猛獣たちがいるわ
可愛いネコとおじいちゃんになったイヌよ
そしてカーテンのひもは
もししたいと思えば
もししたいと思えば
もししたいと思えばツタになってくれるわ…
ぼくはターザン、君はジェーン!
あなたはターザン、私はジェーン!
弟のかわりに何がいる?
ねえ、何がいる?
お猿のチタになって、そこを行ってるよ…
ぼくはターザン、君はジェーン!
あなたはターザン、私はジェーン!
ヒーローすべてになるために
ねえ、何をするの?
みんなもジャングルへおいでよ!

101 :
【IO TARZAN, TU JANE つづき】
オー・・・ アオ アオ・・・
アオ アオ・・・ アオ アオ・・・
オー・・・ アオ アオ・・・
アオ アオ・・・ アオ アオ・・・
アオ アオ・・・
シャワーの水を出したら
大きな滝を発見したのね!
玄関に足音が聞こえるよ
仕掛けてるんだ
仕掛けてるんだ
君を捕まえようとわなを仕掛けてるんだ…
ベッドの下には洞窟があるけど
怖がらなくたっていいんだよ!
タンスの中を探検だ
これは素晴ら
これは素晴ら
これは素晴らしい冒険さ…
ぼくはターザン、君はジェーン!
あなたはターザン、私はジェーン!
弟のかわりに何がいる?
ねえ、何がいる?
お猿のチタになって、そこを行ってるよ…
ぼくはターザン、君はジェーン!
あなたはターザン、私はジェーン!
ヒーローすべてになるために
ねえ、何をするの?
みんなもジャングルへおいでよ!
オー・・・ アオ アオ・・・
アオ アオ・・・ アオ アオ・・・
オー・・・ アオ アオ・・・
アオ アオ・・・ アオ アオ・・・
アオ アオ・・・
みんなもジャングルへおいでよ…!

102 :
【IO CON CHI STO?】  私は誰についていけばいいの?
詞:アルベルト・テスタ  曲:グワルティエロ・マルゴーニ  歌:オルネッラ・バゼリーチェ / 1973年(第15回)
そういうことね、二人とも仲が良くないのね
ふたりともちらりと目を交わしさえもしないのね
もしお互いに言うことがもうないのなら
もう別れ別れになるべき時だと言ったほうがいいわ
もう別れ別れになるべき時だと言ったほうがいいわ、でも
わたしは誰についていけばいいの?
いろんな問題について話し合いもしたでしょ
家具のこととかお金のこととか
怒り狂って怒鳴り散らすこともなしに
いろんなものを分けたわね
いろんなものを分けたわね、でも
私は誰についていけばいいの?
涙をたくさん流せば痛みを癒してくれるけど
今おきていることを変えてはくれないわ
あとあなたたち二人で
三人になれるのに
私の心を粉々にはできないから
ふたりとも愛の競い合いをしてるのよ
もしわたしが好きなものを全部手に入れられるのなら
苦しみの十字架もぐんと軽くなるわ
苦しみの十字架もぐんと軽くなるわ、でも
私は誰についていけばいいの?

あとあなたたち二人で
三人になれるのに
私の心を粉々にはできないから
ふたりとも愛の競い合いをしてるのよ
もしわたしが好きなものを全部手に入れられるのなら
苦しみの十字架もぐんと軽くなるわ
苦しみの十字架もぐんと軽くなるわ、でも
私は誰についていけばいいの?

103 :
【IO DAREI NON SO CHE】  何か分からないものを贈るだろう
原詞(フランス語):スザンヌ・テベルジュ 伊語詞:ジョルジオ・カラブレーゼ  曲:エジド・ベランジェ   歌:レティティア・ボロー、アイメリック・フォルタン  / 1989年(第32回)
きみにあげるよ
僕の持っているものを
きみも僕にくれるかな
きみの持っているものを
素晴らしい幸せは
いつもほんの一歩向こうにあるんだ
そして僕は、自分には何だか分からないものを
きみと一緒に幸せを追い求めようとして贈るだろう
きみにあげるよ
僕の持っているものを
きみも僕にくれるかな
きみの持っているものを
孤独というのは
一人きりで思いを巡らせることなんだ
そして僕は、自分には何だか分からないものを
きみと一緒にいるためになら贈るだろう
きみにあげるよ
僕の持っているものを
きみも僕にくれるかな
きみの持っているものを
青い空を見つけられるよ
きみの作る道に沿って
そして僕は、自分には何だか分からないものを
きみと一緒に歩くために贈るだろう

#きみの瞳を僕にくれ
#もし君が望むのなら
#きみのまなざしを僕にくれ
#ただ一度だけ
#僕は贈るよ、僕には何だかわからないものを
#青空をちらりとでも見るためには
#僕は贈るよ、僕には何だかわからないものを
#きみの瞳の青さを見るためには
(※以上、#の行はフランス語原詞) 
きみにあげるよ
僕の持っているものを
きみも僕にくれるかな
きみの持っているものを

104 :
【IO GIOCO】  僕は遊ぶ
原詞(フランス語):ロレーナ・フォンタナ、ナンニ・マネッリ 伊語詞:フェデリーコ・パドヴァーノ  曲:ロレーナ・フォンタナ、ナンニ・マネッリ   歌:アレクサンドル・アンドレイ・ラングロワ  / 2007年(第50回)
僕の夢の中ではいろんな遊びが飛んでいる
そして遊ぶ夢もちょっとだけ
僕の夢の中ではいろんな遊びが飛んでいる − オ オ オ オ
そして夢見る遊びもちょっとだけ
僕はなんでもして遊ぶんだ、ローザおばさんとボウリングをしたり
友達のジーノやベッタと一緒に自転車で走ったり
自分のために遊ぶのはいわば幸せさ
どんな遊びをしても、想像が広がるんだ
僕の夢の中ではいろんな遊びが飛んでいる − オ オ オ オ
そして遊ぶ夢もちょっとだけ
僕の夢の中ではいろんな遊びが飛んでいる
そして夢見る遊びもちょっとだけ
僕はここで止まって、ちょっと一息つく
僕は夢中になっちゃうんだ、サッカーもしたよ
自分でボール遊びをするのは魔法みたいに素敵さ
ブッフォン(※ジャンルイジ・ブッフォン。イタリア代表サッカー選手のひとり)のゴールゲートにたくさんゴールすることを夢見るんだ
僕の夢の中ではいろんな遊びが飛んでいる − オ オ オ オ
そして遊ぶ夢もちょっとだけ
僕の夢の中ではいろんな遊びが飛んでいる
そして夢見る遊びもちょっとだけ
遊びには大切な価値があるんだ
ルールを君に教えてくれるんだよ
ルールは守らなくちゃいけない
勝ったり、遊んだり、いつも楽しくするには

#僕は一日中大きな船で遊ぶことを夢見るんだ
#まるで風船みたいに大きなのだよ
#どれもこれも笑えてきちゃうよ
#とにかく、落ち着いた僕の家のなかで
#壁を全部壊すんだ、つまり自分の歌を歌うのさ!
#なにか遊びがあって − オ オ オ オ
#すてきな夢もいくつかここにある
#僕をおとなしくさせといて
#僕を今のまま自由にさせといてよ
#なにか遊びがあって − オ オ オ オ
#すてきな夢もいくつかここにある
#僕をおとなしくさせといて
#僕を今のまま自由にさせといてよ
(※以上、#の行はフランス語原詞)

105 :
【IO GIOCO つづき】 
僕の夢の中ではいろんな遊びが飛んでいる
そして遊ぶ夢もちょっとだけ
僕はこんなふうに夢見るんだ、そしてもっと夢を見るんだ
きみも夢を見るんなら一緒に遊ぼうよ
僕の夢の中ではいろんな遊びが飛んでいる
そして遊ぶ夢もちょっとだけ
僕はこんなふうに夢見るんだ
そしてもっと夢を見るんだ
きみも夢を見るんなら一緒に遊ぼうよ
きみも夢を見るんなら
きみも夢を見るんなら
ウー ウー ウー…

106 :
【IO PIU' TE FA NOI】  僕たす君は僕ら
原詞(ルーマニア語):ミルーナ・オプリャ、ヨアキム・ペートレ 伊語詞:アルベルト・ペッライ  曲:ミルーナ・オプリャ、ヨアキム・ペートレ   歌:シュテファン・クリステャン・アティルゴヴィトワエ  / 2008年(第51回)
スコップとバケツに足ひれ二つ、波が寄せたり引いたりしてるよ
一緒に遊ぶ友達がいなくて、もう三時を過ぎちゃった
するとまるで贈られたかのように君がやって来る − やあ、君は誰?
獅子鼻のある友達さ − 僕と一緒に遊ばない?
君が僕の手をとれば、退屈だったのが
果てしない幸せへと変わるんだ!
君ってどこから来たの?
きみのしゃべる言葉が分からないな
でも君が僕ににこにこ笑いかけているのは分かるよ
君ってどこから来たの?
時間をちょうだい、そしたら君と一緒に
世界でいちばんすてきなその言葉を学べるから
アイスクリーム、車、自転車、フォカッチャ
レモンのシャーベット、ボールで一緒に遊ぼうよ
アイスクリーム、車、自転車、フォカッチャ
レモンのシャーベット、ボールで一緒に遊ぼうよ
僕たす君は僕らだ
簡単な言葉だ
風のように軽やかで太陽のように暖かい
僕たす君は僕らだ
歌を歌おうよ
僕と手を合わせて、それから…
ボンボローネ(※クリームやジャムを詰めた揚げ菓子、揚げドーナツ)を食べよう!

107 :
【IO PIU' TE FA NOI つづき】
休暇は終わって、ブカレストへ、きょうの三時に出発するんだ
友達になった獅子鼻のイタリア人のきみも、一緒に来たらどうだい?
大きな貝殻を僕のために拾ってくれたね − 聞こえるかな…
僕に言うには、この奥には − きみに聞こえるかな…
海の響きがこもってて、楽しい夏の
思い出になってくれるんだってね
僕たす君は僕らだ
一緒に大笑いする仲さ、だって
僕らは言葉で遊んでいるんだもの
僕たす君は僕らだ
一つの言葉をフラッペのように
少しずつ作り出しているんだ
#(※ここにルーマニア語歌詞が入りますが、訳者がルーマニア語を知らないので割愛します)
僕たす君は僕らだよ、簡単な言葉だ
風のように軽やかで太陽のように暖かい
僕たす君は僕らだ、歌を歌おうよ
だけどボンボローネは…
ルーマニア語には無いんだよ!
僕らのように話そうよ
友達というのは、ほら、口で話すんじゃなくて心で話すものなんだ
それを学べば
こんなに大勢の友達に出会えるようになるよ
極地から赤道まで
#(※ここにルーマニア語歌詞が入りますが、訳者がルーマニア語を知らないので割愛します)
アイスクリーム、車、自転車、フォカッチャ
レモンのシャーベット、ボールで一緒に遊ぼうよ
僕たす君は僕らだよ、簡単な言葉だ
風のように軽やかで
太陽のように暖かい
僕たす君は僕らだ、一緒に歌おうよ
そして甘いボンボローネを…食べて幸せになろうよ!

108 :
【IO PREGHERO'】  私は祈るだろう
原詞(アゼルバイジャン語):イジュラン・ヤリロヴァ 伊語詞:ジョヴァンニ・ゴッティ  曲:イジュラン・ヤリロヴァ   歌:アイーダ・ムサエヴァ  / 2010年(第53回)
思いやりや愛情がベールの下にも隠れているわ
私ののように黒い髪の毛の中にも
私の友達はとても優しくて、もちろん私のことが好きよ
唇に作り笑いを浮かべることなんてないわ
私たち子供は大きな目をしていて、その目で空を眺めるのよ
上で私たちを見守ってくれる天使がいて
近くにいつでもいてくれて − いつでも
決して見捨てたりはしないのよ
どの道もしっかり造られていて − 行くときは
天使と一緒に歩くのよ
いま
私に話して聞かせて、なぜならときどき
不安げなまなざしが私の周りに見られるから…
あなたがそこにいないときは、どうしてなのか私に話して
私はいつもあなたのと同じ目でものを見ているわけではないから
私には分かるわ、いつそしてなぜあなたがお祈りをするのか
決してそんな事などしない人たちのためになのよ
分かりたいがために − 私は祈るわ
話したいがために − 私は祈るわ
そしてこの大いなる夢のために
私は祈るわ

大きくなったら飛び立つために翼が役立つわ
でもまだ小さい私たちにも見えるはずよ
空を飛べるようになるために − いま
信じるだけでいいのよ、ほらね
祈りという翼で
心まで昇るわ
いま私に話して聞かせて、なぜならときどき
不安げなまなざしが私の周りに見られるから…
あなたがそこにいないときは、どうしてなのか私に話して
私はいつもあなたのと同じ目でものを見ているわけではないから
私には分かるわ、いつそしてなぜあなたがお祈りをするのか
決してそんな事などしない人たちのためになのよ
分かりたいがために − 私は祈るわ
話したいがために − 私は祈るわ
そしてこの大いなる夢のために
私は祈るわ

#(※ここにアゼルバイジャン語原詞が入りますが、訳者がアゼルバイジャン語を解しないため割愛します)
私たちの周りを眺めわたしてみて、あなたにも見えるわ
私が探したけれど見つけることのできなかったものが
あなたに似たおおぜいの人たち
新たな喜びが私の中に芽吹いているわ
不安はもう消えかけているところよ
そしてみんなのために新しい場所ができる
そしてもし私たちのこの声が − 祈りながら
もっと多くの根から生まれて − 行くでしょう
強くて新しい枝のように伸びるのなら − はるかな高みまで
私は祈るわ

109 :
【IO SONO UN AQUILOTTO】  私はワシのひな
原詞(アルバニア語):フェルディナンド・ビャンク 伊語詞:ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ  曲:フェルディナンド・ビャンク   歌:ユアナ・シュトレプト  / 2005年(第48回)
もうちょっと下には森
もうちょっと上には雪
二羽のイヌワシが
つねに恋い慕い合って
広々とした青空に
翼を広げている
岩の合間のこの山頂が
とりわけふさわしいと思って
空を飛ぶワシたちの巣が
そこに作られている
雌ワシは卵を
注意深く抱いていた
雄ワシは丁寧に
食べ物を雌ワシに運び届けていた
たちまちこの二羽のワシが
三羽になったのよ!
飛べ!!!
私はワシのひな
 − 君は強いんだ!
ワシのひなは飛ぶために生まれてきたのよ
まずはじめに何か食べたいな − えー、そうか!
そして世界の頂きまで飛んで
パパとママを呼ぶのよ
 − 呼ぶんだね!
あっという間に大きくなってしまう
私は世界中を回りたいのよ
 − 行くといいよ、でも忘れないで

110 :
【IO SONO UN AQUILOTTO つづき】 
父さんや母さんも
ワシのひなだった頃
みんな大きくなって
独りきりで助けもなしに
巣から飛び立ったのよ
ふたりは長い旅をして
平和や愛を求めた
長いこと探したけど
見つけることはかなわなかった
でも風が希望の歌を
ささやいていたのよ
『もしあきらめることなく探し続ければ
 もっといろいろなものを目にするよ
 世界に愛というものがあることを
 発見できるだろうよ!』
飛べ!!!
#(※ここにアルバニア語原詞が入りますが、訳者がアルバニア語を理解できないため割愛します)
でも風が希望の歌を
ささやいていたのよ
平和と愛が必要だ
それはこの世界のうちに見つけられるだろうと
愛というものは
大きな音は立てないかもしれないが
でも忘れてはいけないよ
この世界に愛はあるのだということを!

111 :
【IO, COL 2000】  私は2000年になったら
詞:エミーリョ・ディ=ステファーノ  曲:ジャンフランコ・ファザーノ  歌:アレッサンドラ・メリス / 1999年(第42回)
10秒前 − なに、なに?
9秒前 − なに、なに?
8秒前 − なに、なに?
7秒前…6…5…
4…3…2…1 − なんなの?
みんな2000年に期待していて
かなり待ちきれなくなってきてるわ
みんな最前列に出て
私の知らない何かを待ち構えてるわ
うちでもほかのことは話に上らない
教会でも耳にしたわ
新聞のどの版ももう『スペシャル』の準備をしているわ
インタビューに考察、だってすべてが変わりそうだもの
 − もちろん、すべてが変わるところなんだ
雲の上には − 雲
空色の水族館ができるわ − 魔法みたい
この広々とした風変わりな湖には − 神話のよう
どの子供たちにも滑り降りるための滑り台が備わってるわ
そして大人たちにはひとりひとりに衛星があるのよ − 子犬さ
変てこな名前だけどかわいいのよ − 小指っていうんだ
軌道に乗ったワンちゃんになるのよ − オー・マイ・ドッグ
これ以上ほっとけないわ
本当かどうか誰に分かるの
すべてが変わっちゃうって誰に分かるの
私の好きなことが2000年になったら起きるって誰に分かるっていうの
なんでって誰に分かるの…なんで?誰に分かるっていうの?
私は2000年が始まったら雌牛がいるかどうか見てみたいな
 − いるのかな、いるのかな、いるのかなって
本物の雌牛で、ミルクを出したり、モーーーって鳴いたりするやつよ!
 − いるのかな、いるのかな、いるのかなって
子ヒツジとか、殻を割って出てくるヒヨコとか
 − いるのかな、いるのかな、いるのかなって
あのオンドリだっているかしら、朝を呼び起こすのよ、こう鳴いて
 − コケッコ コケッコ コケコッコー
私は2000年が始まったら、巣というものがあるのか見つけてみたいな
 − あるのかな、あるのかな、あるのかなって
よじ登って下を眺めてみたら何があるかしら?
 − あるのかな、あるのかな、あるのかなって
野原でコオロギを探したり追いかけたりしたいな
 − いるのかな、いるのかな、いるのかなって
コロコロって鳴くコオロギを
 − コロコロだけ、コロコロだけ?
まともなコオロギはそういうふうに鳴くのよ

112 :
【IO, COL 2000 つづき】
みんな2000年に期待してるけど、2000年ってどういうものかしら!
みんなが私に言うには、今度来る新しい年はたいへん素晴らしいって
学校でも有名な学者さんを招いたわ
ちょっと変わり者で、ちょっと科学者っぽくて、髪はぼさぼさだったわ
でもとうとう落ち着いて、私たちに新しい時代が来ることを誓ったわ
それじゃ、すべてが変わるのね…
雲からは − 雲
ホログラフィー像が見えるようになるわ − 澄み切ってるね
巨大なパラボラアンテナに − 光学だ
なんて大勢の顔が空を見上げてるのかしら
 − これ以上何が欲しいっていうんだ?
きみならこれ以上何が欲しい?
 − これ以上何が欲しいって、欲しいって、欲しいっていうんだ?!!!
私は2000年が始まったら雌牛がいるかどうか見てみたいな
 − いるのかな、いるのかな、いるのかなって
本物の雌牛で、ミルクを出したり、モーーーって鳴いたりするやつよ!
 − いるのかな、いるのかな、いるのかなって
子ヒツジとか、殻を割って出てくるヒヨコとか
 − いるのかな、いるのかな、いるのかなって
あのオンドリだっているかしら、朝を呼び起こすのよ、こう鳴いて
 − コケッコ コケッコ コケコッコー
私は2000年が始まったら、巣というものがあるのか見つけてみたいな
 − あるのかな、あるのかな、あるのかなって
よじ登って下を眺めてみたら何があるかしら?
 − あるのかな、あるのかな、あるのかなって
野原でコオロギを探したり追いかけたりしたいな
 − いるのかな、いるのかな、いるのかなって
だって、もしいるのなら
 − だって、もしいるのなら?だって、もしいるのなら?
この2000年という年は私のためにあることになるのよ!
 − だって、もしいるのなら?だって、もしいるのなら?だって、もしいるのなら?
この2000年という年は私のためにあることになるのよ!
 − イエー!

113 :
【ISSA-GIRA-BUTTA-TIRA】  上げ・回し・投げ・引き
詞:マウリツィオ・ダッダ  曲:フランコ・スパダヴェッキア、セルジオ・キェーザ  歌:パオラ・ノーエ / 1973年(第15回)
上げろ、上げろ、上げろ、帆を
回せ、回せ、回せ、舵を
投げろ、投げろ、投げろ、網を
引け、引け、引け、引き上げろ…
でも隅っこに押し込められて
残されている赤い小魚ちゃん
おうちから出ないと言い張ってる
それはママがちょっと小魚ちゃんにお小言を言ったからよ
油がお鍋の中でもうジュージュー言ってる
水兵さんがお魚をつかんでる
でも小っちゃくて、食べるには少ないわ
水兵さんはにっこり笑って、海に戻してあげるのよ!

上げろ、上げろ、上げろ、帆を
回せ、回せ、回せ、舵を
投げろ、投げろ、投げろ、網を
引け、引け、引け、引き上げろ…
すっかり満足して海の中を泳ぎまわってる
イルカと一緒にボール遊びをしたいな
でも気づくのが遅すぎたわ、イルカは
じつは大きなマスティフが魚になったみたいなものだってことに…
小魚ちゃんは力の限り逃げ出すわ
でもマスティフ魚のイルカが追っかけてくるの
追いついて小魚ちゃんを捕まえようとしているわ
そのとき網が捕まえてしまうのよ…

114 :
【ISSA-GIRA-BUTTA-TIRA つづき】 
上げろ、上げろ、上げろ、帆を
回せ、回せ、回せ、舵を
投げろ、投げろ、投げろ、網を
引け、引け、引け、引き上げろ…
汗みずくになって、またおびえてるわ
元の方へ息堰切って走るわ…
明日は学校に戻らなくちゃいけないの
言い張るのは今のところは先延ばしね!
これが赤い小魚ちゃんのお話
ママのいるおうちへ幸せに帰りましたとさ…
はじめは叱ったけれど、そのあとでキスをしてあげて
子守唄を歌っておねんねさせるのよ…
上げろ、上げろ、上げろ、帆を
回せ、回せ、回せ、舵を
投げろ、投げろ、投げろ、網を
引け、引け、引け、引き上げろ…
上げろ、上げろ、上げろ、帆を
回せ、回せ、回せ、舵を
投げろ、投げろ、投げろ、網を
引け、引け、引け、引き上げろ…
上げろ、上げろ、上げろ、帆を
回せ、回せ、回せ、舵を
投げろ、投げろ、投げろ、網を
引け、引け、引け、引き上げろ…
上げろ、上げろ、上げろ、帆を
回せ、回せ、回せ、舵を
投げろ、投げろ、投げろ、網を
引け、引け、引け、引き上げろ…!

115 :
ISSA-GIRA-BUTTA-TIRAに誤訳発見。
>おうちから出ないと言い張ってる
  ↓
 家出しちゃったんだと言い張ってる

116 :
【ITIK-ITIK】  イティク・イティク
原詞(タガログ語):伝統曲 伊語詞:アルベルト・テスタ  曲:伝統曲、編曲はジョヴァンニ・アルチェオ・グワテッリ   歌:エリク・クホンタ  / 1981年(第24回)
(※イティク・イティクはフィリピンの民謡のひとつ。アヒルやカモの動きを模した踊りを曲に合わせて踊ります)
もしイティク・イティクを踊りたければ
好きになれるよ、難しいことなんてないよ…
友達何人かと一緒に始めて
ジュークボックスからはイティク・イティクが流れるのさ
若い人も踊るし、年寄りも踊る
バラも踊るし、イラクサも踊る…
すてきなお祭りだ、夢中になっちゃう…
僕は大好きさ、イティク・イティクが!
アラブの王様の石油で
お金持ちになってなくたっていいのさ…
きみがカウボーイであろうと、ロシアの農奴であろうと
夢中になれるのさ、イティク・イティクに!
コオロギだってアリと一緒になって踊るよ
タックだってティックと出会うときに踊るよ…(※イタリアの童歌に『Tic e Tac』という楽曲があるが関連は不明)
この歌は糊じゃないけれど、君に言うよ
イティク・イティクがくっつくのが分かるよ!
自動車にはジャッキが必要さ
牛乳にはポットが要るんだよ…
パンの中にはふんわりした部分がある
そしてみんなの心にはイティク・イティクがあるよ!
平野にいる人も、山の頂にいる人も
蒸留器の前で働く人も…
葉巻を吸う人も、吸いさしを吸う人も
みんなイティク・イティクを踊れるよ!

#(※ここにタガログ語原詞が入りますが、訳者がタガログ語を解しないため割愛します)

あるひとは現代的で、またある人は古式ゆかしく
働き者も、怠け者も
ダイヤの二も、スペードの三も
みんなイティク・イティクが大好きさ!
電話帳に載っているいろんな名前や苗字
誰も知らないけど、みんなも好きなんだね…
僕の踊りでみんなに神の恵みをお願いするよ
だって愛のイティク・イティクだもの!
だって愛のイティク・イティクだもの!
だって愛の…
イティク・イティクだもの!
イティク・イティク!

117 :
やっとIを脱出してLに入った。でもLも長いんだよな。(※イタリア語にはJとKが無いことは覚えておきましょう。当スレhttp://awabi.2ch.net/test/read.cgi/doyo/1352563885/62も参照)
【L'AEROPLANO】  飛行機
詞:ヴァレンティーナ・ドゥクロース  曲:ジャンカルロ・マラマン  歌:フェデリカ・ヴェロリーノ / 2007年(第50回)
私は小さな飛行機よ、まだ飛んだことが一度もないの
たぶんあのカモメのように、ある日私のことが見られるわ
空の真ん中にたゆたって、青空と戯れている姿が
まるで、茎の上から落ちることのない花のように…
行くよ、飛行機が行くよ、街の上を
海の向こうをはるか飛んでいくよ
やあ、そうしてみせてよ、僕らと一緒に飛ぼう
雲の上へと抜けて飛ぼう
新品の二枚の翼とそれからエンジンもあるから
よりいっそう高く飛べるってわかるのよ
もと私と一緒に空まで届きたければできるわ
世界中がはるか彼方に見えるわよ…
 − 僕らと一緒に飛ぼう
飛行機が行く、飛行機が
新しい翼とそれから
 − 僕らと共に舞い上がろう、ずっと遠くまで!
私に二枚の翼とそれからエンジンもちょうだい
そしたらこれまで以上に力強くなれるわ
いつかはアフリカまで飛んで、さらに高く飛ぶわ
チリや北極や上海までも!

いつかママやパパのように大きくなったら
私のするたくさんの問いかけに答えが返ってくるようになるわ
空でいちばん速く、ジェットエンジンのように力強く
世界じゅう丸ごと一緒に私と飛ぶようになるわ
飛び立とう、もっと高く、青のいっそう青くなるところまで
太陽を眺めて、そこがどれだけ暑いかを感じよう
そう、お月様もいて、そこで僕らに微笑みかけている
近くに寄って触れることさえできるんだ
新品の二枚の翼とそれからエンジンもあるから
よりいっそう高く飛べるってわかるのよ
もと私と一緒に空まで届きたければできるわ
世界中がはるか彼方に見えるわよ…
 − 僕らと一緒に飛ぼう
飛行機が行く、飛行機が
新しい翼とそれから
 − 僕らと共に舞い上がろう、ずっと遠くまで!
君たちと一緒に飛ぶわ
 − 飛行機が行くよ、飛行機が
私たちは世界の上にいて
 − 飛行機が行くよ、あんなにはるか遠くを!
新品の二枚の翼とそれからエンジンもあるから
よりいっそう高く飛べるってわかるのよ
もと私と一緒に空まで届きたければできるわ
世界中がはるか彼方に見えるわよ、やあ、やあと手を振って
飛行機があんなに高く飛んでいくわ!
あんなに高く!!!

118 :
【L'ALBERO DELLA CUCCAGNA】  宝棒
詞:ダンテ・パンツーティ  曲:ニコラ・アプリーレ  歌:エレーナ・ボッティ、ファブリツィオ・サンティーニ / 1975年(第17回)
(※宝棒、原語直訳だと「楽園の木」は、高い棒の先に品物を括り付けて、よじ登って手に入れることのできた人への賞品とするゲーム。)
やったあ、宝棒だ
田舎の村の広場に立ってるよ!
いろんなものがぶら下がってるよ…
みんなも上を見上げてる!
七面鳥にプロヴォローネ・チーズに
生ハムがひとつに、サラミが二本、大きな瓶も一本
プレゼントの品が入ったかご
それに頭を下にしてぶら下がっているウサギも一匹!
この棒を上へ上へと
登ってみようと試す人がいるよ
上に届いたと思ったら
下へすべって逆戻り
頑張って、君もやってみようよ
ママ、ママ、すごい、天国みたい!
ピエリーノが文句を言ってるよ…
ママ、ママ、すごい、天国みたい!
僕もあの上へ登ってみたい!
やったあ、宝棒だ
田舎の村の広場に立ってるよ!
楽隊も出ていてずっと奏でているよ
…パラ・ブン・ズィ・ブン・ズィ・ブン!…
ランニングシャツを着た郵便屋さんが
バルベラ(※イタリア産の赤ワインの一種)の大瓶にたどり着いたよ…
主任司祭さんは、もっと運が良いことに
生ハムにたどり着いて持って下りてきたよ!
ピエリーノはすばやく、すばやく
あそこまで登り切ったよ
でもそのかごを手にしたとたん
プレゼントの品がもう見つかったよ
小麦粉をたくさん下ろせ、だって…!
ママ、ママ、すごい、天国みたい!
ピエリーノが文句を言ってるよ…
ママ、ママ、すごい、天国みたい!
僕はこれ以上上には行かないよ…!
やったあ、宝棒だ
田舎の村の広場に立ってるよ!
楽隊も出ていてずっと奏でているよ
…パラ・ブン・ズィ・ブン・ズィ・ブン!…
ママ、ママ、すごい、天国みたい!
ピエリーノが文句を言ってるよ…
ママ、ママ、すごい、天国みたい!
僕はこれ以上上には行かないよ…!
僕はこれ以上上には行かないよ…!!!

119 :
【L'ALLEGRIA】  楽しい気分
原詞(ルーマニア語):アレクサンドル・パシュカヌー 伊語詞:サンドロ・トゥミネッリ  曲:アレクサンドル・パシュカヌー   歌:ロクサーナ・コンスタンティネスク  / 1989年(第32回)
もしきみが、きみの友達のうちに
こんな子を見つけたなら − ポン ポン ポン
隅っこにじっとしていて
ちっとも笑わないような子をだよ
すっかりひとりっきりのままで
それに悲しげな顔をしていて
遊べば楽しくなれるような
微笑みの空へ
飛び立とうなんてしようともしない…
さあ!さあ!走ろうよ、ねえ!
もしその子に『楽しい気分』の歌を歌ってあげれば
悲しみなんて去ってしまうよ
そして笑顔が戻ってきて
きみと一緒に歌うようになるよ
愉快な仲間となって
いつでも…
ラララララ
ラララ − ラララ
ララララ − ララララ
ラララララ・・・
ラララララ
ラララ − ラララ
ラ − ララララララ・・・・・・
この簡単なハーモニーが
愛をこめて歌えば
憂鬱なんて吹き飛ばして
きみの心のうちの怒りも
逃げていって戻って来なくなるよ
歌おう…

#(※ここにルーマニア語原詞が入りますが、訳者がルーマニア語を解しないため割愛します)

ラララララ
ラララ − ラララ
ララララ − ララララ
ラララララ・・・
ラララララ
ラララ − ラララ
ラ − ララララララ・・・
この簡単なハーモニーが
愛をこめて歌えば
憂鬱なんて吹き飛ばして
きみの心のうちの怒りも
逃げていって戻って来なくなるよ
歌おう…

120 :
【L'ALLEGRIA つづき】 
もしきみが、怒っている人を見かけて
そのわけが分からないようなとき − ポン ポン ポン
やけくそな口調で
これ以上ないってほどに喚いている人をだよ
その人の顔つきに注目しないで
もしその人がびっくりしても
恐れに打ち勝って
なぜって、愛の心が少しあれば
怒りなんて吹き飛ばしてしまえるからよ…
さあ!さあ!走ろうよ、ねえ!
もしその人に『楽しい気分』の歌を歌ってあげれば
怒りなんて消えてしまうよ
そして笑顔が戻ってきて
きみと一緒に歌うようになるよ
愉快な仲間となって
いつでも…
ラララララ
ラララ − ラララ
ララララ − ララララ
ラララララ・・・
ラララララ
ラララ − ラララ
ラ − ララララララ・・・・・・
この簡単なハーモニーが
愛をこめて歌えば
憂鬱なんて吹き飛ばして
きみの心のうちの怒りも
逃げていって戻って来なくなるよ
歌おう…
楽しい気分を歌おうよ
私たちと一緒に…
歌おう!

121 :
【L'ALTALENA】  シーソー
詞:ラウラ・ツァーニン  曲:ロレンツィ  歌:エーラ・ディ=ナターレ / 1961年(第3回)
色とりどりのリボンが
私の夢の中で空からぶら下がっているわ
そしてすてきなシーソーで
私はゆらゆら揺れてるの…
ラララ ラララ − ララララ
ラララ ラララ − ララララ
ラララ ラララ − ララララ
ラララ ラララ − ララララ・・・
私はシーソーにまたがって
虹色のリボンの上に乗るのよ
そして目を閉じて夢に見るのよ
世界には無いすべてのものを
夢の精さん
あなたのおかげで夢が本当になるのよ
望んでいない人でも
あなたのおかげで幸せを感じることができるのよ…
おもちゃの国で
私は優しく飛んでいるよう
凧に抱きかかえられて
ゆっくり海の波の上に下りてくるのよ
私はシーソーにまたがって
虹色のリボンの上に乗るのよ
そして目を閉じて夢に見るのよ
世界には無いすべてのものを
ラララ ラララ − ララララ
ラララ ラララ − ララララ
ラララ ラララ − ララララ
ラララ ラララ − ララララ・・・

122 :
【L'AMBASCIATORE DI PARANA'】  パラナの大使
詞:ダニエーレ・フォッサーティ  曲:ルイージ・カヴァッレット  歌:カテリーナ・フローラ / 2002年(第45回)
列車が汽笛を鳴らして線路の上でシュッシュ言い出すわ
列車は出発して、私は空想しながら乗り込むのよ
万里の長城から − 空想しつつ
中東のモスクまで − 空想の中で
窓辺に鼻を押し付けて − 列車に乗っているの
ここにいながらにして世界をひと巡りするの − 私の夢は、オー…
ようこそ、私の大使さん
 − 大使さん
赤き肌の(※原語pellerossaは北米先住民を意味する)魔術師が部族を周りに従えてそなたを迎えよう
 − 大使さん、部族のみんなが
どうか贈り物を受けてくれ、大使さん
 − 大使さん、大使さん
ペルーからの使者を連れた大統領が私と話すことを
 − もう夢は見てちゃだめ
そして目を開けると、私はママとパパの間にいる
私はパラナの大使なのよ
ようこそ、私の大使さん
夢のうちに世界を巡れ
居ながらにして世界を巡れ

列車は走る、いろんな色や楽しさの間を行く
列車は止まる、私はあらためて魔法で宙に浮くわ
チベットの聖なる平原から − 空想しつつ
西洋の高層ビル街まで − 空想の中で
窓辺に鼻を押し付けて − 列車に乗っているの
ここにいながらにして世界をひと巡りするの − 私の夢は、オー…
ようこそ、私の大使さん
 − 大使さん
赤き肌の魔術師が部族を周りに従えてそなたを迎えよう
 − 大使さん、部族のみんなが
どうか贈り物を受けてくれ、大使さん
 − 大使さん、大使さん
ペルーからの使者を連れた大統領が私と話すことを
 − もう夢は見てちゃだめ
そして目を開けると、私はママとパパの間にいる
私はパラナの大使なのよ
ようこそ、私の大使さん
夢のうちに世界を巡れ
居ながらにして世界を巡れ

いま私の列車で到着したわ
私は大使よ
もてなしのあれこれが嬉しいわ − ようこそ、ウラー
あなたがた大統領たちみんなにお辞儀を − 大使よ
平和と自由のうちにある
私の夢を代表して
パラナの大使!
パラナの大使!
パラナの
大使

123 :
【L'AMICIZIA E'】  友情って
原詞(ロシア語):アレクセイ・アンドリアーノフ 伊語詞:ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ  曲:アレクセイ・アンドリアーノフ   歌:ナターシャ・チジョーヴァ  / 1997年(第40回)
いつも一緒にいる友達とは喧嘩しちゃったわ
いま、この野原には、私の向かいに
くしゃくしゃの前髪の男の子がいるのよ
ボールでちょっと遊んで私を見ているの
私はその子に言うわ、『ねえ、試合をしようよ!』
するとその子は私に返事をしないで
力いっぱいボールをぶつけてきたわ
そして笑顔になると、もう友達になった
友情って
きれいな花が
そこかしこに生え出るようなものね、わけは知らないけど
友情って
星がもうひとつ増えて
あなたがそれをともすようなものね、青い空高くに
友情って
きれいな花が
そこかしこに生え出るようなものね、わけは知らないけど
友情って
星がもうひとつ増えて
あなたがそれをともすようなものね、青い空高くに

私は友達に私のいちばん可愛いお人形を
貸すことに決めたわ、その子がいいと言うなら
持っていたいだけ長く持っていていいのよ、そう私はその子に言ったの
いいとは言ったけど、その子はどうやってそれで遊んだらいいか分からないのよ
私はその子に、このお人形さんをおねんねさせるのに
揺すってあげることを教えるのよ
でもその子は、私の言うことを聞こうともしないで
力の限りに揺さぶるの
でもその子は、私の言うことを聞こうともしないで
力の限りに揺さぶるの
#私のところから行かないで、友達のヴァーシャ
#あなたが帰ってしまうと私はまるでお別れするみたいよ
#私を苦しめないで、私で遊ばないで
#あなたはいま私をひとり置いてきぼりにしてるのよ
#私のところから行かないで、友達のヴァーシャ
#あなたが帰ってしまうと私はまるでお別れするみたいよ
#私を苦しめないで、私で遊ばないで
#あなたはいま私をひとり置いてきぼりにしてるのよ
(※以上、#の行はロシア語原詞)

124 :
【L'AMICIZIA E' つづき】
それからお人形は友達の手から滑って
落っこちて、その上ちょっと壊れちゃった
その子には、私が怒るかもしれないということが分かった…
でも、友情は壊れたりしないわ!
その子には、私が怒るかもしれないということが分かった…
でも、友情は壊れたりしないわ!
友情って
きれいな花が
そこかしこに生え出るようなものね、わけは知らないけど
友情って
炎のようなもの
あなたの温かみで心がまた温まるのよ
友情って
そこかしこで見つけられる
贈り物のようなものね、どうしてかは知らなくても
友情って
もしあなたが落ち込んでいれば
元気づけてくれる力なのよ
友情って
とどこおることなく幸せを
与えてくれる泉なのね
友情って
星がもうひとつ増えて
あなたがそれをともすようなものね、青い空高くに

125 :
【L'AMICO ALBERO】  木は友達
詞:マリア・マレッティ=ソルディ  曲:ニコラ・アプリーレ  歌:マリーナ・チェルーゾ、ジョルジア・フェルロ、バルバラ・リッカレッリ / 1985年(第28回)
私が生まれたその日に、私のパパは
喜びに躍り上がらんばかりだったわ
子供のようにすっかりはしゃいじゃって
綺麗な木を庭の真ん中に植えたのよ
何年もたったある日のこと、突然
友達になった木がこう言ったのよ
私は君が吸う空気
私は海のただ中の船
私は君の屋根の梁
私は君のベッドの木材
私は森、激しく降る雪から
守っているのよ
雪崩は私の敵
何度も止めたわ…
覚えておいて
覚えておいて、子供たち
木々を大切にするんだよ
いつも木のことを
兄弟であるかのように大切にするんだよ

私は君の本の紙
私は煙突の中の煙
私からできた木材は
ヴァイオリンの弦を響かせるのよ
私は君の食べる料理の中の果物
教会の中では私は花
土の中では私は根っこ
地崩れが起きないようにしているのよ…
覚えておいて
覚えておいて、子供たち
木々を大切にするんだよ
いつも木のことを
兄弟であるかのように大切にするんだよ

126 :
【L'AMICO ALBERO つづき】  
私は竪琴
優しく降る雨が爪弾くの
私は魔法の楽器
コンサートでは風を奏でるわ
私はセミやアマガエルの
合唱のマエストロよ
そしてじっと立っていて耳にするの
お星様たちの話す声を…
覚えておいて
覚えておいて、子供たち
木々を大切にするんだよ
いつも木のことを
兄弟であるかのように大切にするんだよ
覚えておいて
覚えておいて、子供たち
木々を大切にするんだよ
いつも木のことを
兄弟であるかのように大切にするんだよ

127 :
【L'AMICO DEI PERCHE】  なぜの友達
原詞(英語):ダーリン・マリンズ 伊語詞:フェデリーコ・パドヴァーノ  曲:マカラス   歌:ケリー・アン・ミルン  / 2001年(第44回)
空が赤く染まるときは
私にとってはまるで楽しいお祭りよ
でもどうしてお日様が明るく照っているのに
雨が降ったりすることがあるのかな?
みんなのうちで、私の助けになって
答えへの道筋を見つけてくれる人はいるかしら
私の疑問すべての答えに
なぜ なぜ
なぜ なぜ
どうしてときどき、青い空が
灰色の衣をまとったりするのかしら?
だって風がなければ
凧も揚げられないわ!
だってときどき私たちも怒ったりするわね
笑顔だと、笑顔だと、笑顔だと、当然
いつでもうまくいくようなときに
なぜ なぜ
私のする質問は
誰かが答えを握ってるんだと期待しているの
きっとそうよ
だって好奇心が私の人生だもの
そして分かろうとしてひたすら求めるの
どうして私の周りではそうなのか
どうしてそういうふうになるの、誰か知ってる?
でももし私にも
この謎だらけの世界に友達がいたなら
王様よりも貴重な友達になるわ!
君の言うことを静かに聴いてくれてそれから説明してくれる
いつでも、いつでも
君を助けたり励ましたりしてくれる誠実で貴重な友達

128 :
【L'AMICO DEI PERCHE つづき】 
どうしてときどき、海は皺だらけになって泳げなくなるの?
それにどうして、お星様は夜にだけ輝くの?
みんなのうちで、誰か私の助けになって
私のたくさんの疑問のうちの少なくとも一つにでも答えられる、答えられる人はいるかしら?
#まるで私は、海の中にいて、そう、とっても楽しく泳いでいるみたい
#私の中に入る時を知るのに何があるかを尋ねながら
#どうやって始めようかしら?
#だから私はみんなに質問して回るのよ
#私は自分が勝つってわかってる
#だから今からまた尋ねるの!
#だからどうしてなのかひたすら尋ねてみるのよ
#でもきっとわかるようになるわ
#だから今からまた尋ねるの!
(※以上、#の行は英語原詞)
君の言うことを静かに聴いてくれてそれから説明してくれる
いつでも、いつでも
君を助けたり励ましたりしてくれる誠実で貴重な友達
君の言うことを静かに聴いてくれてそれから説明してくれる
いつでも、いつでも
君を助けたり励ましたりしてくれる誠実で貴重な友達
王様よりも貴重な友達よ!
オー…

129 :
【L'AMICO MIO FANTASMA】 私と仲良しの幽霊
詞:マリオ・ガルディーニ  曲:ジョヴァンニ・パオロ・フォンタナ、ロベルト・デ=ルーカ  歌:エリカ・テルラーニ / 2005年(第48回)
この家の中じゃ寝られないよ
鎖のガチャガチャいう音がずっと鳴ってるんだ!
脚が一本折れているからって文句を言っている椅子がいるわ
『行け、我が想いよ』を歌い続けているピェーロおじさんの肖像画もあるわ!
ドアノブはあくびをするし、ピアノはちっとも静かにしてないし
洗面台までもが…
水を飲みこむときにげっぷをするのよ!
この家の中には平穏なんてちっともありゃしない
僕の枕でさえペラペラおしゃべりするんだ
タンスの中の服はラジオをガンガン鳴らすし
いっぽう広間では食器棚がSF映画を見てるのよ
ドアだって人の前で遊んでいるようにちょっと激しく閉まるのよ
花壇の花だって…
夜になるまで『オラー』と叫ぶのよ!
 − どうして君はそこから逃げようとしないのか聞いてもいいかな?
 − どうして全部捨て去って僕の家に来ないの?
それはうちには私と仲良しの幽霊がいるからよ
1700年から喘息で苦しんでるの
 − 階段の上に隠れるのは、ワッ!て脅かしたいからよ
 − でもあんなに激しく息をするから、きみが先に見つけちゃうんだね
この私と仲良しの幽霊は力持ち
変幻自在のエクトプラズムさ!
トルテリーニが大好物で
一キロかそれ以上でも平らげちゃうよ!
だから幽霊のシーツはいつだってラグー(※ミートソースのこと)まみれさ
 − でもその話をきみたちには伝えられそうにないな
 − その後で母さんが幽霊を洗濯機に入れちゃうんだもの!

130 :
【L'AMICO MIO FANTASMA つづき】 
私は幽霊くんをリュックに入れて一緒に学校へ行くの
こうすればもし質問されても『良』が取れるわ!
なぜって、ちっとも見つけられずにこっそり教えてくれるのが上手なのよ
それに歴史の宿題となれば幽霊くんの面目躍如のときよ
歴史なら何でも知ってるわ、レオナルド(※ダ・ヴィンチのことか)からマムルーク(※中世〜近世のイスラムの軍人)まで
それにアレクサンドロス大王(※アレクサンドロス3世、紀元前4世紀のマケドニア・エジプトの王)からは
ステテコパンツを隠しちゃったのよ!
 − へえ、君は素晴らしい友達を持ってるんだ?
 − ハロウィーンやカーニバルに貸してもらえるかな?
だめ! − どうして?
だめ! − どうして?
だめだってば! − どうして?どうして?どうして?
それはこの私と仲良しの幽霊は私のだからよ
1700年から喘息で苦しんでるの
 − 階段の上に隠れるのは、ワッ!て脅かしたいからよ
 − でもあんなに激しく息をするから、きみが先に見つけちゃうんだね
この仲良しは力持ち!
この私と仲良しの幽霊は力持ち
変幻自在のエクトプラズムさ!
トルテリーニが大好物で
一キロかそれ以上でも平らげちゃうよ!
だから幽霊のシーツはいつだってラグーまみれさ
 − でもその話をきみたちには伝えられそうにないな
 − その後で母さんが幽霊くんを洗濯機に入れちゃうんだもの!
でもその話をきみたちには伝えられそうにないな
 − その後で母さんが幽霊くんを洗濯機に入れちゃうんだもの!

131 :
【L'ANGIOLETTO IN BLUE JEANS】  ブルージーンズを穿いた天使
詞:アデーリョ・コッリャーティ  曲:アデーリョ・コッリャーティ  歌:アンナマリア・カルドーネ、パスクワーレ・ロルッソ / 1975年(第17回)
青空高く − 青空高く −
青空高く − 空 − 高く…
青空高く − 青空高く −
青空高く − 空 − 高く…
ある日、ひとりのいたずらっ子な天使が
天国から出て行ってやろうと決心した
こんなふうに独りっきりで、誰にもあらかじめ告げたりせず
自分の雲を捨てて出て行ったんだ…
そして天使は下へと飛んで − そして天使は下へと飛んで
そして天使は下へと飛んで…
そして天使は下へと飛んで − そして天使は下へと飛んで
そして天使は飛んで…
そして地上の子供たちに出会ったんだ
天使はTシャツとブルージーンズを身に着けて
一日中戦争ごっこをして遊んだ
でも天使の白い翼は傷だらけになって…
もう飛べなくなった − もう飛べなくなった
もう飛べなくなった…
もう飛べなくなった − もう飛べなくなった
飛べなくなった…
銀色の目で道を探した
天使の涙は露のようだった…
独りっきりのままで、お母さんのことを呼んだら
空に火がひとつ灯った…
青空高く − 青空高く −
青空高く − 空 − 高く…
青空高く − 青空高く −
青空高く − 空 − 高く…
でも鳥たちが巣の中から
すべてを見ていたので
くちばしで天使の手足をつかみ
そして雲の上まで帰ったよ…
そして天使は上へと飛んで − そして天使は上へと飛んで
そして天使は上へと飛んで…
そして天使は上へと飛んで − そして天使は上へと飛んで
そして天使は飛んで…
青空高く − 青空高く −
青空高く − 空 − 高く…
青空高く − 青空高く −
青空高く − 青空 − 高く…!!!

132 :
【L'AQUILONE】  凧
詞:アウグスト・キエート  曲:サンドロ・トゥミネッリ  歌:ロゼッラ・アンブロジャーニ / 1962年(第4回)
春の日曜日
街の周りの土手で
おおぜいの子供たちが集まって
うっとりした目で高くを見つめているわ
小さな凧が初めて飛ぶのよ
街の空にほんのちょっぴりの青色を探して
少し戸惑いながらゆっくり揺れ動いてる
でも風が凧を持ち上げて嬉しげに吹いていくわ
家々の上を飛び
道の上を飛び
街の空高くを飛ぶわ
家々の上を飛び
道の上を飛び
街の空高くを飛ぶわ

その凧はひとりの男の子が、軽い紙と
糊をちょっぴりといろんな色で作ったのよ
それは長くかかる根気のいる仕事だったけれど
こうして済んでみれば宝物のようね
小さな凧が初めて飛ぶのよ
街の空にほんのちょっぴりの青色を探して
少し戸惑いながらゆっくり揺れ動いてる
でも風が凧を持ち上げて嬉しげに吹いていくわ
家々の上を飛び
道の上を飛び
街の空高くを飛ぶわ
家々の上を飛び
道の上を飛び
街の空高くを飛ぶわ
こうして、街の空を飛ぶ
小さな凧についての
この簡単な歌は終わるわ
ララララララ
ララララララ
ラララララララ…
ララララララ
ララララララ
ラララララララ…

133 :
【L'AQUILONE DEI SOGNI】  夢の中の凧
原詞(日本語):小出浩平(こいで・こうへい) 伊語詞:アレッサンドラ・ヴァレリ=マネーラ  曲:小出浩平   歌:川端まり子(かわばた・まりこ)  / 1987年(第30回)
(※現在では、この歌の原曲『こいのぼり』の作者は、作詞者:近藤宮子、作曲者:不明となっています。)
オー…………
………………
………………
………………
凧が軽やかに
自由に空高く飛んでるわ
私の空想を引き連れて
生き生きと飛んでるわ
果てしのない夢物語が
空高く色づいているのよ
とうとい詩で
青い空を染めているのよ

オー…………
………………
………………
………………
#屋根より高い こいのぼり
#大きい真鯉は お父さん
#小さい緋鯉は 子供たち
#おもしろそうに 泳いでる
(※以上、#の行は日本語原詞。イタリア語歌詞を参照しているため日本語原文と表記が異なることがあります) 

凧が高く昇るわ
もっと高くを飛ぶつもりなのよ
希望のそよ風が
一緒について来てくれるのよ
美しく響きあう夢を
凧はこうして見つけるわ
そして静まり返った毎晩
私にその夢を持ってきてくれるのよ
凧が空を飛ぶとき
黄金の夢が生まれるわ
そしてこの歌を聴かせて
あなたを眠らせてくれるのよ
そしてこの歌を聴かせて
あなたを眠らせてくれるのよ…!

134 :
【L'ASTRONAVE DI CAPITAN ROTTAME】  キャプテン・ガラクタの宇宙船
詞:ダレッサンドロ  曲:ダヴィド・サビュー  歌:マルコ・パルマス / 1996年(第39回)
キャプテン・ガラクタの宇宙船は
一時間に700キロも航行する
でも司令官もいなけりゃ
ハンドルも舵もないんだ
エンジンも全然なきゃ
引っ張られて動くのでも、押されて動くのでもない
そのかわり歩いて、また歩いて進むんだ
いつも毎朝出発して
夜遅くなってやっと止まって休むんだ
まるで熱気球が進むようだけれど、でも熱気球じゃないんだ
リサイクルすることは、この惑星、僕らの地球を
救うことを意味しているんだ
リサイクルすることは、枯渇を避けつつ
かたちを変えることを表しているんだ
リサイクルできるものをリサイクルしよう
一方ではどんどん消費しているけれど
キャプテン・ガラクタの宇宙船が
真似をできる例だよ
キャプテン・ガラクタの宇宙船は
一時間に友達百人を運べる
そして僕らがその司令官で
ハンドルや舵を握ってるんだ
エンジンは理性で
これが引っ張ったり押したりして動いているんだ
そして毎朝いつものようにひたすら歩いている
夜遅くなってやっと止まって休むんだ
まるで熱気球が進むようだけれど、でも熱気球じゃないんだ

ポンコツ自動車、オレンジジュースの空き缶
ごみ箱やねじやペンチやドライバー
ボール紙の束に、大小の空き瓶
果物のケースに玉切れのライトや電気スタンド
産業廃棄物処理場、動かなくなったロボット
ばらばらになった残骸に、椅子にテーブルに箪笥
新聞、ボート、アルミの屑
ほら、運良く着くぞ…

135 :
【L'ASTRONAVE DI CAPITAN ROTTAME つづき】  
キャプテン・ガラクタの宇宙船は
一時間に700キロも航行する
でも司令官もいなけりゃ
ハンドルも舵もないんだ
エンジンも全然なきゃ
引っ張られて動くのでも、押されて動くのでもない
そのかわり歩いて、また歩いて進むんだ
いつも毎朝出発して
夜遅くなってやっと止まって休むんだ
まるで熱気球が進むようだけれど、でも熱気球じゃないんだ
リサイクルすることは、この惑星、僕らの地球を
救うことを意味しているんだ
リサイクルすることは、枯渇を避けつつ
かたちを変えることを表しているんだ
リサイクルできるものをリサイクルしよう
一方ではどんどん消費しているけれど
キャプテン・ガラクタの宇宙船が
同じように行える例だよ
キャプテン・ガラクタの宇宙船は
一時間に700キロも航行する
でも司令官もいなけりゃ
ハンドルも舵もないんだ
キャプテン・ガラクタの宇宙船は
一時間に700キロも航行する
キャプテン・ガラクタの宇宙船は
キャプテン・ガラクタの…宇宙船は
イッピアオ オオオ…!
イッピアオ オオオ…!

136 :
【L'OCONA SGANGHERONA】  不格好なガチョウ
詞:ファビオ・コンカート  曲:ファビオ・コンカート  歌:ナターリャ・ヴィゴリータ / 1990年(第33回)
昔むかし、ズガンゲローナ(不格好)というガチョウがいて
肘掛椅子のようにふわふわしてて大きくて
とある古い村で育って
いつも働いててちょっと具合が悪くなりました
ズガンゲローナは心優しい子で
ちょっとずんぐりしてて、美しくはありませんでした
でも見張りに立っていて、勇敢でした
まさしく見張り役にふさわしい子でした
さてある晩、荷造りをして
かわいい荷物をくちばしに提げて
星々の下、歩き出しました
『朝が来るまで歩くぞ』
ガチョウに出会った人は言いました、『きれいだな
あのちょこちょこ歩いている太ったガチョウは!』
でもズガンゲローナは落ち着かないように感じて
目的地があるように見せかけました…
二日二晩の旅の末に
ズガンゲローナは勇気を奮って
コルフ(※アドリア海に面したギリシアの島。ギリシア語読みではケルキラ)へ行く道からそれて
湖に飛び込みました!
そこで一年間過ごした後で
ズガンゲローナを見た人たちはこう言いました
『見てごらん、ズガンゲローナってちゃっかりしてるね
 肘掛椅子のようにふわふわしてて大きいガチョウのことだよ!
 いちばんきれいなハクチョウと結婚して
 今じゃみんなが眺めに行く…
 小さくて丸々としたハクチョウの子たちが七羽いて
 友達もたくさんさ、ビーバーや妖精や…』

そこで一年間過ごした後で
ズガンゲローナを見た人たちはこう言いました
『見てごらん、ズガンゲローナってちゃっかりしてるね
 肘掛椅子のようにふわふわしてて大きいガチョウのことだよ!
 いちばんきれいなハクチョウと結婚して
 今じゃみんなが眺めに行く…
 小さくて丸々としたハクチョウの子たちが七羽いて
 友達もたくさんさ、ビーバーや妖精や…』
ちょこちょこ歩きのガチョウが
ハクチョウのローランドと一緒にすてきなワルツを踊る間
湖では魚たちが、空ではカモメたちが
子供は笑い、拍手をしてあげます…
湖では魚たちが、空ではカモメたちが
子供は笑い、拍手をしてあげます…

137 :
【L'OCHETTA GELSOMINA】  ガチョウのジェルソミーナ
詞:トラネーゼ  曲:ジャクリーネ・ペルロティン(ファマウリ)  歌:ロベルタ・ソルダーノ / 1966年(第8回)
鶏小屋はとっても大騒ぎ
中庭では大ゲンカ
みんなをびっくりさせるような
こんなニュースが流れているわ・・・
オンドリさんたちも、ブタさんたちも
メンドリさんたちも、ヒヨコたちも
ウサギさんたちも、シチメンチョウさんたちも
聴きに駆けつけてきたわ
クワ・クワ・クワ、クワ・クワ・クワ
ニュースはこういう事よ
クワ・クワ・クワ、クワ・クワ・クワ
ニュースはこういう事よ
ガチョウのジェルソミーナが
今朝決めたのよ
テレビでオーディションを
開くことに
お洒落をして、リボンも付けて
まるでサラダ菜の株みたい
ひとこと、『もうここにいちゃいられないわ
テレビに出に行くのよ』
クワ・クワ・クワ、クワ・クワ・クワ
なんてすてきなニュース!
クワ・クワ・クワ、クワ・クワ・クワ
なんてすてきなニュース!
ガチョウのジェルソミーナは
スターになりたいの
歌って踊って
有名になりたいのよ
ツイストやチャチャチャや
それにもちろんマディソン(※1960年代に流行したダンス、リーダーの出す指示に従いステップを踏む)も
中庭にテレビスクリーンで
すぐに届くわ
クワ・クワ・クワ、クワ・クワ・クワ
ウー、始まりそうな感じ!
クワ・クワ・クワ、クワ・クワ・クワ
ウー、始まりそうな感じ!

138 :
【L'OCHETTA GELSOMINA つづき】 
でもミヤマガラスが木から
カアカア言っても聞こえない
『カアカアカア、カアカアカアカア
 ツイストやチャチャチャを踊ったって
 ジェルソミーナおばさんは
 ずっとガチョウのまんまだよ!』
クワ・クワ・クワ、クワ・クワ・クワ
ずっとガチョウのまんまだよ!
クワ・クワ・クワ、クワ・クワ・クワ
ずっとガチョウのまんまだよ!

139 :
【L'ORSO CANTERINO】  歌うクマ
原詞(スペイン語):ウーゴ・タマヨ・トルネス 伊語詞:ミケレ・ガラッソ  曲:ウーゴ・タマヨ・トルネス   歌:セルヒオ・マヌエル・タマヨ・ビエラ  / 2004年(第47回)
君たちにこれからお話をするよ
僕の歌うこの歌で語るんだ
パーカッションの楽器を
演奏していた子供の話だよ
その子にはクマの友達がいたんだ
それで、君たちに言うけど
そのクマは子供たちのお祭りに
出る予定なんだ
歌手になりたいんだ!
クマは言ったんだ
有名になりたいんだ!
ヘイ!
そのクマはパーカッショニストだよ!
アトレビード(※スペイン語で「大胆な」の意味)だな!
夢のように素敵なデュオだね!
歌いにおいでよ、君に言うよ
心を込めて歌おうよ
きみは素晴らしい歌い手さ
そしてそのクマはこんなふうに歌ったんだ!
君が僕の叩くボンゴを耳にするときは
歌おう、歌おう、陽気に
歌は僕の生きかたさ
いつでも歌っているよ
僕は歌うクマ
子供のメレンゲなんだ
君たち友達と一緒に踊りながら
幸せに歌うんだ!
クマはきみにグアラチャ(※キューバの民族音楽のひとつ、速いテンポを特徴とする)を歌ってくれたり
ルンバを歌ってくれたりするよ
ムチャチャ(※スペイン語で「若い女性、娘さん」の意味)が踊れば
クマもみんなにむけて歌うよ!
僕は歌うクマ
子供のメレンゲなんだ
君たち友達と一緒に踊りながら
幸せに歌うんだ!
さあ!出発しよう、アデランテ(※スペイン語で「前へ進もう」の意)!
僕の奏でるボンゴのリズムに乗って
とってもカリエンテ(※スペイン語で「熱い、情熱的な」の意)な声で
君が歌えば、僕も奏でるよ!
とってもカリエンテな声で
君が歌えば、僕も奏でるよ!

140 :
【L'ORSO CANTERINO つづき】 
#ここにいる君たち!そっちにいる君たちも
#手拍子を打ちながら、一緒に歌おう!
# − 歌おう、歌おう、みんなで歌おう、歌おうよ!
#みんな、見逃しちゃだめだよ
#お祭りがこれから始まるところなんだよ!
#男の子がボンゴを叩いて
#クマが即興で歌うんだ!
# − 歌おう、歌おう、みんなで歌おう、歌おうよ!
(※以上、#の行はスペイン語原詞)
そしてゼッキーノ・ドーロのために
僕は遊ぶが如く歌うんだ
コーラスのみんなの声が
心の中で僕を元気にするんだ
僕は歌うクマ
子供のメレンゲなんだ
君たち友達と一緒に踊りながら
幸せに歌うんだ!
さあ!出発しよう、アデランテ!
僕の奏でるボンゴのリズムに乗って
とってもカリエンテな声で
君が歌えば、僕も奏でるよ!
とってもカリエンテな声で
君が歌えば、僕も奏でるよ!

141 :
【L'OVINO ALLA COQUE】  半熟卵
詞:サンドロ・トゥミネッリ、D.M.トゥミネッリ  曲:サンドロ・トゥミネッリ、D.M.トゥミネッリ  歌:ジュゼッペ・ディ=テルリッツィ / 1996年(第39回)
僕がちょっと具合が悪かったので、ママが言ったんだ、『あんた、
顔色が悪いわね、なにか元気が出るようなものが要るわね
だから、要するに、明日の朝ごはんに
特別なものを出してあげるってこと、半熟卵よ!…』
籠からパリッパリのクロスティーニ(※パンの上にレバーペーストなどを載せたもの)を取ってきて…
卵に浸すんだ…でも、びっくり!…落っこちちゃった!
スプーンを取ってきて、僕のクロスティーニを引き上げようとするんだけど…
でもスプーンも卵の中に落っこちちゃった
フォークをさっとつかんで、今度は、慌てないで
卵の中に差しこんで、スプーンと
その下にあるクロスティーニを取ろうとしたけど…
でもフォークも、しっかり握っていたのに
僕からするりと逃げだして卵の中に落ちちゃった!
ショックだよ…この半熟卵ときたら!
お玉を持ってきて、慎重に
卵のふちに近づけたら…言うまでもないよね!…落っこちちゃったんだ!
銛を持ってきて卵の中を狙って撃って
クロスティーニを取ろうとしたけれど…これも中に入っちゃったっきり!
長くて長くて細い細い脚立をつかんで
卵の中にそろそろと下ろして、銛を探そうとして
一緒にお玉とフォークとスプーンと
その下にあるクロスティーニも探そうとするんだけど…
でも脚立も、しっかり掴んでたのに
僕の手からすとっと落ちて卵の中へ落っこちちゃったんだ!
ショックだよ…この半熟卵ときたら!

でもどれだけ深いのかな?…底なしの井戸だよ!
だんだん頭にきちゃう
泥棒卵め、僕のクロスティーニを返せ!
籠を下ろしてみたらこっちに返してくれるかな?…
長いコードの付いた飾り電球を
卵の底に下ろして、もうちょっとよく見えるようにする
電球が卵の中に下りていって
そこそこ照らしてくれる…下に何があったか君にも教えるね
底には全身カナリアのように黄色いヒヨコがいて
僕のクロスティーニごとスプーンを食べちゃって
それに続けて、すばやく、フォークをごくっと丸呑みしちゃって
お玉と一緒に銛も平らげちゃって
長くて長くて細い細い脚立もすっかり呑んじゃって
そして最後のデザートに飾り電球もぺろっと片づけたから、もう明かりが無くなっちゃった!
この不思議な出来事は、やっぱりずっと暗いまんまみたい
これじゃもうなんにも見えないもの!
ショックだよ…この半熟卵ときたら!
でもここでママがお芝居を打ち切りにきて
僕を起こそうとして飛びあがらせてしまう
『トン・トン?…半熟卵ができたわよ!』
ショックだよ…この半熟卵ときたら!

142 :
【L'ULTIMA SPIAGGIA】  最果ての渚
詞:ダンテ・パンツーティ  曲:マリオ・コッポラ、ヴィットーリオ・パルトリニェーリ  歌:ヴァレンティナ・トリポドーロ / 1984年(第27回)
最果ての渚はきれいなままよ
ちょっとした旅行に出る季節だわ
金色の砂にコバルト色の海
最果ての渚は一気に襲い掛かられたわ
海沿いには車が列を作り
人々は我慢しきれず、熱気は上がるわ…
海からほんの一足のところにある最果ての渚には
考えさせられるようなポスターが張られてたわ
『最果ての渚はきれいなままです
 旅行の後でもきれいなままにしましょう!』
海からほんの一足のところにある最果ての渚には
考えさせられるようなポスターが張られてたわ
『最果ての渚はきれいなままです
 旅行の後でもきれいなままにしましょう!』

みんな水着を着て水浴びするために大急ぎ
この水の中には夢がたくさん詰まってる!
お昼になったら、ねえ、みんな食事してるわ!
渚で人々はくつろいでるわ
空き箱の山に
空き瓶の見本市…
海からほんの一足のところにある最果ての渚には
考えさせられるようなポスターが張られてたわ
『最果ての渚はきれいなままです
 旅行の後でもきれいなままにしましょう!』
海からほんの一足のところにある最果ての渚には
考えさせられるようなポスターが張られてたわ
『最果ての渚はきれいなままです
 旅行の後でもきれいなままにしましょう!』

日よけの下でシエスタをする人
水の中に戻ってそれからおやつにする人
メロンにモモ、ママ、とってもおいしいわ!
だけれど誰もポスターを読む人はいない…
静けさが戻ってきて、旅行はおしまい
最果ての渚はもうきれいなままじゃない…
海からほんの一足のところにある最果ての渚では
考えさせられるようなポスターが取り去られてたわ
『最果ての渚はきれいなままです
 旅行の後でもきれいなままにしましょう!』
海からほんの一足のところにある最果ての渚には
考えさせられるようなポスターが取り去られてたわ
『最果ての渚はきれいなままです
 旅行の後でもきれいなままにしましょう!
 旅行の後でもきれいなままにしましょう!』

143 :
【LA BABY RADIO】  ベビー・ラジオ
詞:サウロ・ステッレッティ  曲:コルラード・カステッラーリ  歌:イヴァン・ヴェスパ / 1981年(第24回)
僕の頭の中にはラジオがあるんだ
子供たちにいつも賑やかにしていてほしいと願っているラジオ
白い子たちや黒い子たちの願いを
放送するラジオだよ
これは僕だけのラジオ
夢をきちんと動かすラジオ
想いが電波に乗って
答える声が今聞こえるよ…
こちらラジオ・合衆国…
こちらラジオ・合衆国…
こちらラジオ・合衆国…
すべてオーケー、僕らはつながりあった子供らさ
中国人や、ベトナム人や
小さなコサックたちと
ハシバミの実を何袋もあげようよ!
平和と喜びの中の子供たち
僕のベビー・ラジオには
ちょっと想像力があればいいんだ…ヤヤヤ…

ちょっと想像を働かせて
チューニングを変えてみようよ…
こちらラジオ・第三世界…
こちらラジオ・第三世界…
こちらラジオ・第三世界…
やっと辿り着いたよ
みんなのたくさんの助けが
ジーンズにTシャツを着て
自転車でサイクリングしようよ!
平和と喜びの中の子供たち
僕のベビー・ラジオには
ちょっと想像力があればいいんだ…ヤヤヤ…

ちょっと想像を働かせて
チューニングを変えてみようよ…
こちらラジオ・中東…
こちらラジオ・中東…
こちらラジオ・中東…
僕ら子供たちのために
美しくて苦労の無い日々が戻って来たよ
もう空にはくっきりと
『二千年の彗星』が浮かび上がって見えている…
平和と喜びの中の子供たち
僕のベビー・ラジオには
ちょっと想像力があればいいんだ…ヤヤヤ…

144 :
【LA BABY RADIO つづき】  
ちょっと想像を働かせて
チューニングを変えてみようよ…
こちらラジオ・星空…
こちらラジオ・星空…
こちらラジオ・星空…
僕ら地球外人の子供たちには
宇宙人のおもちゃがあるよ
いつか着陸したら
一緒に遊ぼうよ!
平和と喜びの中の子供たち
僕のベビー・ラジオには
ちょっと想像力があればいいんだ…ヤヤヤ…
僕ら地球外人の子供たちには
宇宙人のおもちゃがあるよ
いつか着陸したら
一緒に遊ぼうよ!
平和と喜びの中の子供たち
僕のベビー・ラジオには
ちょっと想像力があればいいんだ…ヤヤヤ…
ちょっと想像力があればいいんだ…ヤヤヤ!

145 :
【LA BALLATA DEGLI ELEFANTI】  ゾウたちのバッラータ
詞:マリア・モレッリ  曲:マリア・モレッリ  歌:ヴィンチェンツォ・ペッレグリーノ / 1970年(第12回)
(※バッラータはイタリアの古い詩の形式。もちろんこの歌もその詩の形式を踏んでいます。)
もう月が高く昇って真ん丸だよ
空気はゾウたちの吼え声でいっぱい
今夜カタンガ(※コンゴ民主共和国の一部、アフリカ内陸部に位置する)では
なにが起こるか分からないよ…
ゾウたちが縦一列にずらりと並んで
そろって行進だ
たけだけしくて不思議な
ダンスの掛け声に合わせて…
パタピン、パタプン、パタトラック
雪崩のような物音とともに
あっという間に何もかも真っ二つ
カタンガのゾウたちは
パタピン、パタプン、パタトラック
脚を持ち上げて
何もかも平らに伸しちゃう
まるで大砲の砲撃みたいにさ
プン プン プン プン プン プン プン
プン プン プン プン プン プン
これが『ゾウたちのバッラータ』
一晩中続くよ!
パタピン、パタプン、パタトラック
動物たちは興味津々
巣から出てきて
この吼え声を聞きに来てる
パタピン、パタプン、パタトラック
ライオンはうずくまって
息もつかずに眺めてるそれ以上何も考えられないんだ…
プン プン プン プン プン プン プン
プン プン プン プン プン プン
これが『ゾウたちのバッラータ』
ひたすら踊って、疲れることを知らないんだ
プン プン プン プン プン プン プン
プン プン プン プン プン プン
これが『ゾウたちのバッラータ』
誰もやめたりしないんだ!

146 :
【LA BALLATA DEGLI ELEFANTI つづき】  
プン プン プン プン プン プン プン
プン プン プン プン プン プン
これが『ゾウたちのバッラータ』
一歩下がって、三歩進んで
プン プン プン プン プン プン プン
プン プン プン プン プン プン
これが『ゾウたちのバッラータ』
誰もやめたりしないんだ!
パタピン、パタプン、パタトラック
雪崩のような物音とともに
あっという間に何もかも真っ二つ
カタンガのゾウたちは
パタピン、パタプン、パタトラック
脚を持ち上げて
何もかも平らに伸しちゃう
まるで大砲の砲撃みたいにさ!
何もかも平らに伸しちゃう
まるで大砲の砲撃みたいにさ!!!

147 :
【LA BALLATA DEL CABALLITO MORO】  栗毛のカバリートのバッラータ
原詞(スペイン語):アルファロ・アルベルト・ブレネス 伊語詞:フィナモーレ  曲:アルファロ・アルベルト・ブレネス   歌:アレハンドロ・ゴンサレス  / 1985年(第28回)
(※「caballito」はスペイン語で「子馬」の意味ですが、この歌ではスペイン語詞部分も含め「カバリート」と固有名詞のように訳出しています。
  また「moro」は、馬の毛色に用いる場合、スペイン語では「斑の」を意味しますがイタリア語では「栗色の」を意味します。)
これから、この子馬の
バッラータを歌うよ
飼い主の息子のために
色を変えた子馬なんだ
確かにカバリートは
大していい馬じゃなかった
カバリートの毛色は
赤くて、ちょっと栗色がかっていたんだ
飼い主の息子のパコは
機嫌よく
カバリートを連れて街へと
幸運を探しに行ったんだ
栗毛のカバリート
柴の束を運んでくれるかい?
ハンバーガーのほうが好きだよ
フライドポテトも付けてね!
栗毛のカバリート
犬小屋で寝るのかい?
オレンジジュースが欲しいな
ストローも付けてね!
栗毛のカバリート
急いでどこへ行くの?
すてきな半袖シャツが欲しいんだ…
それにポロシャツもね!

148 :
【LA BALLATA DEL CABALLITO MORO つづき2/3】
パコはお金を持っていない…
どうしたらいいんだろう?
大きなレースに
参加したいんだ…
でも赤い馬なんて
誰も欲しがらない
第一級のトリックが
いまここで必要なんだ!
ペンキを少々と
いい刷毛を一本
ごらんよ、カバリートが
黒くなってじつに素晴らしい!
栗毛のカバリート
何が起きたの?
赤かったのが、今では
黒くなったんだ!
栗毛のカバリート
マーガリンを使って
毛並みはきらきら
朝まで輝くよ
栗毛のカバリートは
立派な姿になったよ
雰囲気を放っている…
チャンピオンになりそうな雰囲気を!

#斑毛のカバリート
#今日は農園に行ったのかい?
#若草のような
#斑毛のカバリート
#斑毛のカバリート
#今日はサトウキビを挽いたのかい?
#斑毛のカバリート
#このきれいな水をお飲み
#斑毛のカバリート
#山へは行ったのかい?
#斑毛のカバリート
#僕の隣でお休みよ
(※以上、#の行はスペイン語原詞)

149 :
【LA BALLATA DEL CABALLITO MORO つづき3/3】
出発の準備が整って
馬たちがそこにたたずんでいた
カバリートは
ローラースケートを履いていた!
カバリートは勝った
嵐の中で
でも色が取れてしまって
レースはまずい方向へ行っちゃった!
近くにいた人たちはみんな
眺めようとして駆けつけた
ローラースケートにペンキは
確かにインチキだったよ!
栗毛のカバリート
君は自分にペンキを塗ったけれど
その後でどれだけたくさん
殴られたことか!
君は無事に戻ってくる
主人の息子のもとへ…
君を許そう
もし君がいたずらっ子であっても!
栗毛のカバリート
これがそのバッラータさ
あんまりずるい事をすると
見返りは返ってこないんだよ!
見返りは返ってこないんだよ!

150 :
【LA BALLATA DELL'ORSO BRUTTO】  醜いクマのバッラータ
詞:フランコ・マレスカ  曲:アントーニョ・エスポジート、マリオ・パガーノ  歌:シルヴァーナ・フォーチレ / 1973年(第15回)
もしちょっぴりやる気を出してたなら…
もしもうちょっとかわいかったなら…
あの子の兄弟のクマのように…
うん、確かに醜かったわ
そのかわいそうなクマちゃんは
片方の耳は上向きで
もう一方の耳は下向きで…
ご主人を探して
守ってもらおうとしていたわ
片方の耳は上向きで
もう一方の耳は下向きで…
それに引き替え、そのクマちゃんの兄弟は、可愛いクマで
幸せなことに動物園で働き口を見つけられたのよ…
醜いクマちゃんはなんでもするわ
ちょっとでも醜くなく見えるようにするために
ボール遊びをしたり、跳ねたり踊ったり
こっちへあっちへと頭を揺すったり…

曲芸師のジェッポーネは
クマちゃんが遊ぶのを見て
片方の耳は上向きで
もう一方の耳は下向きで…
気に入って
クマちゃんを連れて行くわ…
片方の耳は上向きで
もう一方の耳は下向きで…
醜いクマちゃんはジェッポーネと一緒に巡業に出るのよ
二人で馬車に乗って、蜂蜜は食べ放題!
醜いクマちゃんはなんでもするわ
ちょっとでも醜くなく見えるようにするために
ボール遊びをしたり、跳ねたり踊ったり
こっちへあっちへと頭を揺すったり…

151 :
【LA BALLATA DELL'ORSO BRUTTO つづき】 
世界中を回って
もいちど回って
片方の耳は上向きで
もう一方の耳は下向きで…
ある日気が付いたら
とある動物園の真ん前にいたわ
片方の耳は上向きで
もう一方の耳は下向きで…
そこで醜いクマはピッキングを何とか手に入れて
まさにそこに閉じ込められていた兄弟グマを自由にするのよ…
今では醜いクマと可愛いクマは
陽気に世界中を旅しているわ
二頭は曲芸師のクマちゃん組
こちらへあちらへとお辞儀をするのよ…

世界中を旅しているわ…世界は広いのよ…
こちらへあちらへとお辞儀をするのよ…
こちらへあちらへと…
こちらへあちらへと…!!!

152 :
【LA BANDA DEL CORTILE】  中庭のバンド
詞:ラウラ・ツァーニン  曲:セルジオ・チェンズィ  歌:サルヴォ・マッツォネッロ、ミケラ・ナーティ / 1975年(第17回)
子供たち七人、いやむしろ八人かな
バンドを組んでるんだ
中庭のバンドだよ
これ以上ないってくらいの大騒ぎをやらかすけど
するのはほかの人たちが
眠り終えてからだけなんだ…
大きなラッパや小さなラッパを鳴らして
手はいろいろ変わったものでいっぱいなんだ
壺とか蓋とか、太鼓とか
ホイッスルとか、鐘とか
ほかにもいろんな物だよ…
中庭のバンドが行くぞ
八人が一列になって演奏だ
マーチを鳴らしつつ
最高に陽気になって村じゅう回るんだ
まさしく聞こえるようだよ
大太鼓に、角笛に、ラッパが…
みんながそこで聴いていてくれて
拍手をする − ん − だ!

ここにいる四匹か五匹のネコたちも
まるで中庭のあるじみたいなネコたち
あるじ気取りでさ
耳をよく開いて
バンドを聴いている
ネコたちも楽しんでるんだ…
ほら、ネコたちも
楽団員八人の後に続いて歩いて
しっぽを揺らしてる…
まるで本当に大きなお祭りみたい
頭の痛い人も何人かいるけど
そのうち治るよ…!
中庭のバンドが行くぞ
八人が一列になって演奏だ
マーチを鳴らしつつ
最高に陽気になって村じゅう回るんだ
まさしく聞こえるようだよ
大太鼓に、角笛に、ラッパが…
みんながそこで聴いていてくれて
拍手をする − ん − だ!
中庭のバンドが行くぞ
八人が一列になって演奏だ
マーチを鳴らしつつ
最高に陽気になって村じゅう回るんだ
まさしく聞こえるようだよ
大太鼓に、角笛に、ラッパが…
みんながそこで聴いていてくれて
拍手をする − ん − だ!
みんながそこで聴いていてくれて
拍手をする − ん − だ…!!!

153 :
【LA BANDA DEL CORTILE】  チーズの楽団
詞:ラウラ・ツァーニン  曲:カルロ・コルダーラ  歌:カーテャ・ファゾーリ、ルイージ・メリーチ / 1972年(第14回)
ネズミが十三匹
トンネルを掘るために
食料品店の近くの
チーズ通りの三番地にいた
五月の空に満月が掛かり
真夜中で、もうじき一時というときだった
そこで『チーズの楽団』が
また自分たちのことを話してほしがってるよ
ネコはどこ?
ネコはどこ?
バルへコーヒーを飲みに
行っちゃってるみたいだよ!

さて、『十三匹』は一匹欠けていたけど
その子は『パロ』をしてたんだ、誰かは知らないけど
十三匹はグリュイエール・チーズを盗むのに襲いかかった
チーズ通りの三番地で…・
『チーズのがく − 楽団』は
五月にだけ働くんだ
それから一年の間じゅう
シェイクを踊って時を過ごすんだ
ネコはどこ?
ネコはどこ?
バルへコーヒーを飲みに
行っちゃってるみたいだよ!

チーズ通りでは、真夜中どき
空気がスズランの香りをたてているときに
ネコたちがみんなで屋根の上に行くんだ
そしてそこに三時までいるんだよ…
それで、この十三匹のネズミたちは
バンドを組んで
この日付に『一発』食らわせたんだ
それで髭の影すらいなくなってしまったんだよ
だからそういうわけで
五月には
チーズ通りにはネコは
三時にはいなくなるんだ!

154 :
【LA BANDA DEL CORTILE つづき】
チーズ通りでは、真夜中どき
空気がスズランの香りをたてているときに
ネコたちがみんなで屋根の上に行くんだ
そしてそこに三時までいるんだよ…
それで、この十三匹のネズミたちは
バンドを組んで
この日付に『一発』食らわせたんだ
それで髭の影すらいなくなってしまったんだよ
だからそういうわけで
五月には
チーズ通りにはネコは
三時にはいなくなるんだ…!!!

155 :
>>153-154
なぜか題名がコピー元のまんま直ってなかった…
【LA BANDA DEL FORMAGGIO】です(邦訳は『チーズの一味』としたほうがいいな)

156 :
【LA BANDA DELLO ZOO】  動物園の楽団
詞:ルツィアーノ・ステルペッローネ  曲:マリオ・パガーノ
  歌:ヴァンダ・デ=ユリイス、アンナリータ・コルトゥラーロ、パオロ・ベッルッコ、モニカ・ペヴェレッリ、マッシモ・マペッリ、ロベルト・ガロファロ / 1968年(第10回)
ある日動物園の動物たちが
大きなパーティを開くことに決めた…
でも夜が来たとき
音楽が無かった
音楽がちょっとでもなきゃパーティができないよ…
『悩まないで!僕らが楽団をやるよ
 そしたら動物園の楽団って言えるだろ』
言ったのはカンガルー、『僕は太鼓を叩くよ
 まず最初にこんなふうに叩いて始めようか…』
(太鼓の真似をして最後まで続ける)

『あんたってとてもすごいわ、演奏の腕前がいいのね
 あんたと一緒に演奏できたらとても楽しいだろうな!』
こう言いながら、アナグマがバスホルンを手にして
あらんかぎりの力で息を吹き込んで演奏し始めた…
(バスホルンの真似をして最後まで続ける)

楽団の演奏を耳にして誇らしげに頭をもたげたのは
森の王様、それから力強く吠えたんだ
ライオンはこう言った、『俺はトロンボーンを吹くぞ、
 もちろんいい音が出るさ、どんなだか聞いてくれよ…』
(トロンボーンの真似をして最後まで続ける)

『クラリネットがいないでどうしてそれで楽団だなんて言えるの?
 とてもかわいい響きがするのよ、あなたたちに聞かせてあげるわ…
 それにこの楽団にはいいクラリネットがいないじゃないの!
 − こう吼えるのは象さん − 私が吹いてみせるわ…』
(クラリネットの真似をして最後まで続ける)

『僕をお探しなら、今着いたところさ
 動物園の楽団と一緒に演奏しようよ!
 もしお猿が君らにコルネットを吹いたら
 どれだけ素敵な音楽を楽団が奏でることだろうな…』
(コルネットの真似をして最後まで続ける)
ララララ ラ ラララララララ ララ
・・・

157 :
【LA BARCHETTA DI CARTA】  紙のボート
原詞(クロアチア語):ビーバ・ベヌッシ、ヴラード・ベヌッシ 伊語詞:ブリチョーラ  曲:ビーバ・ベヌッシ、ヴラード・ベヌッシ   歌:アルバ・ナチノヴィッチ  / 1993年(第36回)
古新聞のページを一枚使って
浜辺でおじいちゃんがたまたま
ちょっと特別なボートを作ってくれたの
海の上にかっこよく浮かぶボートよ

まさしく素敵だわ、私も提督の気分
大好きよ、だって夢を見せてくれるもの
全く疲れることなく導いてくれる
長い間かかっても文句も言わずに…
乗り込んでるわけじゃないけれど、私は船長よ
片手だけで操縦するのよ
果てしなく続く空想の海を分けて進みましょう
それからうちが恋しくなったら帰ってくるのよ

#(※ここにクロアチア語歌詞が入りますが、訳者がクロアチア語を解さないので割愛します)

旅してきたわ、世界中をはるばると
でもどうしたというの?ボートが水没しちゃった…
困ったわ!私の提督が沈んじゃったんだもの!
お爺ちゃんがもう一艘作ってくれなかったらどうなってたことやら…
まさしく素敵だわ、私も提督の気分
大好きよ、だって夢を見せてくれるもの
全く疲れることなく導いてくれる
長い間かかっても文句も言わずに…
乗り込んでるわけじゃないけれど、私は船長よ
片手だけで操縦するのよ
果てしなく続く空想の海を分けて進みましょう
それからうちが恋しくなったら帰ってくるのよ
乗り込んでるわけじゃないけれど、私は船長よ
片手だけで操縦するのよ
果てしなく続く空想の海を分けて進みましょう
それから帰ってくるのよ、だって…
それから帰ってくるのよ、だってうちが恋しくなったから…
うちが恋しくなったから…

158 :
【LA BUONA VOLONTA】  熱意
詞:ブルーノ・ラウツィ  曲:ブルーノ・ラウツィ  歌:ミンモ・ペッリッチョ、ジャンルーカ・ジャンニベルティ / 1977年(第20回)
ゼロまで数えるにはちょっと考えてみるだけでいい
二まで数えるにはウシでもやればできるさ
三まで数えるには君にも手伝ってもらわなくちゃいけない
でも百五十まで数えるには
たくさんのものを使わなくっちゃ…!
どんなふうに…どんなふうに…いったいどんなふうになるの?
ここに必要なのは熱意なんだ…!
どんなふうに…どんなふうに…いったいどんなふうになるの?
ここに必要なのは熱意なんだ…!
熱意はお薬じゃないから
朝にお匙一杯飲めばいいってわけには行かない
まる一日ずっと運び続けてなくちゃいけないんだ
きみのした努力が三倍に増えるようになるよ!

七まで数えるにはスライスしたパンが必要さ
八まで数えるにはリゾットを使わなくちゃ
九まで数えるには卵を使わなくちゃ
でも百五十まで数えるには
たくさんのものを使わなくっちゃ…!
どんなふうに…どんなふうに…いったいどんなふうになるの?
ここに必要なのは熱意なんだ…!
どんなふうに…どんなふうに…いったいどんなふうになるの?
ここに必要なのは熱意なんだ…!
熱意はとても珍しい草の葉さ
あるときは全然お金が掛からず、またあるときは高い値段が付く…
それを手に入れるために支払う値段は君自身の中に見つけなきゃいけない…
きみのした努力が三倍に増えるようになるよ!

十まで数えるにはパンとヒヨコマメが必要さ
二十まで数えるには親戚を使わなくちゃ
三十まで数えるにはポレンタを使わなくちゃ
でも百五十まで数えるには
たくさんのものを使わなくっちゃ…!
どんなふうに…どんなふうに…いったいどんなふうになるの?
ここに必要なのは熱意なんだ…!
どんなふうに…どんなふうに…いったいどんなふうになるの?
ここに必要なのは熱意なんだ…!!!

159 :
【LA CANZONE】  歌
原詞(ポルトガル語):マリア・ジョゼ・ロシノール 伊語詞:ジョルジオ・カラブレーゼ  曲:ヴィクトル・ディアス   歌:マリナ・オリヴェイラ・パチェコ  / 1994年(第37回)
歌のお年は
クークー(※いないいないばあ、ヤーイといったからかい言葉)歳よ
みんなの間で憩っていて
消えてしまうことなんかないわ…
この歌はこんな子守唄
自分であなたを揺すって寝かしてくれるの
よく眠れないようなら
そのわけをそっと漏らしてくれるわ
歌には脚注がないけど
知っていることをすることができるわ
一銭もお金が掛からないのがわかれば
機会を与えてくれるわ
歌のお年は
クークー歳よ
それを聞いた人は
忘れることなんてないから…

#これは学べることすべてを
#ひとまとめにするための歌よ
#夜、横になるときに歌って
#眠る助けにするのよ
#私が赤ちゃんの頃
#おばあちゃんが歌うのを聞いて知って
#その場所で立って歌えば
#じきに私もオーオとあくびしちゃうわ
(※以上、#の行はポルトガル語原詞)

おばあちゃんが私に歌ってくれたのよ
ちょっと音程は外れてたけど
でも誰がその歌をおばあちゃんに教えたのかは
正直言うと私は知らないの
この歌はこんな子守歌
習ったわけじゃないけれど知っているのよ
きっと遺伝したってことの
証拠なのね…!
歌のお年は
クークー歳よ
歌はあなたには何も尋ねない
決して終わることがないわ…
ナ ナ ナ ナ ナ ナ ナ…

160 :
【LA CANZONE DEI CHICCHI DI RISO】  米粒の歌
原詞(タガログ語):ホセフィーネ・バスコネス 伊語詞:ジョルジオ・カラブレーゼ  曲:ホセフィーネ・バスコネス   歌:マーク・アンジェロ・マグマンラック  / 1999年(第42回)
素晴らしいお祭りの日だよ
お米の籾蒔きに行こうよ
みんなも歌ってもう陽気になっている
あとから収穫するそのお米のことで
蒔かれた籾のひとつひとつに
だんだん穂が伸びてくるよ
大地はきみが与えたよりももっと多くのお米を実らせてくれる
そして希望は決して終わることがないんだ

米粒さん、米粒さん、飛んでいけ
ちょっとずつ育ってこい
たくさんの米粒を実らせて
僕のお皿を満たしておくれ
笑顔ひとつで
見えうるお米すべてを支払えるよ
米粒は、米粒はみんなそこにある
僕の熱意なんだ
これは僕らのお祭りさ、よかったら君もおいでよ
大人たちは仕事をして、僕たちはそろって歌うんだ
ほかのパートのひとりひとりも、自分のできることをするんだ
そうすれば、陽気さを見せることがもうみんながつながってることになるからね
みんなのために歌おう − お祭りは進んでいく
黄金よりもすばらしい宝物を僕らは持っているんだ
銀よりもすばらしい宝だよ、僕のパパが言うように
『お米と家があれば幸せだよ』と
#(※ここにタガログ語歌詞が入りますが、筆者がタガログ語を解さないので割愛します。)
笑顔ひとつで
見えうるお米すべてを支払えるよ
米粒は、米粒はみんなそこにある
僕の熱意なんだ

161 :
【LA CANZONE DEI CHICCHI DI RISO つづき】  
これは僕らのお祭りさ、よかったら君もおいでよ
大人たちは仕事をして、僕たちはそろって歌うんだ
ほかのパートのひとりひとりも、自分のできることをするんだ
そうすれば、陽気さを見せることがもうみんながつながってることになるからね
みんなのために歌おう − お祭りは進んでいく
黄金よりもすばらしい宝物を僕らは持っているんだ
銀よりもすばらしい宝だよ、僕のパパが言うように
『お米と家があれば幸せだよ』と
#(※ここにタガログ語歌詞が入りますが、筆者がタガログ語を解さないので割愛します。)
笑顔ひとつで
見えうるお米すべてを支払えるよ
米粒は、米粒はみんなそこにある
僕の熱意なんだ
さあ、お祭りを始めよう − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
喜びと楽しさいっぱいの − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
腕を伸ばして − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
筋肉に力を込めて − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
一緒にお米を植えよう − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
すてきな収穫が得られるよ − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
これは喜びであり、踊りであり − ラ ラ ラ ラ ラ ラ
豊かに実る食べものなんだ
楽しいお祭りを!

162 :
【LA CANZONE DEI COLORI】  色の歌
詞:エンリーコ・ルッジェリ  曲:ルイージ・スキャヴォーネ  歌:マッテオ・カルラレット、アンドレア・サラチーノ、マッティア・ガッレアーニ / 1990年(第33回)
ダップ・ダップ − ダダーダップ・ダップ
ダップ・ダップ − ダダーダップ・ダップ
ダップ・ダップ − ダダーダップ・ダップ
ダップ・ダップ − ダダーダップ・ダップ
パパもママも寝ちゃったよ、僕たちここで何をしようか?
物音は絶対に立てちゃだめだし…
今夜はすごく新しい事をすることにしようよ
この家を色でいっぱいにしようよ!
僕はパステルを手にして、台所を赤く塗るよ
ずっと可愛くなったよ…
見てごらん、僕がソファーの上に描いた縞々のすてきなこと
それに手の跡だって!
僕はこのドアの上に、誰が
この家に僕と一緒に住んでいるか書くぞ
部屋の中には僕が広い草原をこんなふうに描くぞ
バカンスになってもここから出かけなくたっていいんだ…
それから誰もいないときに海で僕を運んでくれる船を一艘
僕だけを守ってくれる海賊も乗ってるんだ!
『僕も守って!』

ダップ・ダップ − ダダーダップ・ダップ
ダップ・ダップ − ダダーダップ・ダップ
ダップ・ダップ − ダダーダップ・ダップ
ダップ・ダップ − ダダーダップ・ダップ
色をちょうだい、ちょっとだけ必要なんだ
引っ越しするのがもっと速くなったよ…
色をちょうだい、大急ぎでやらなくちゃならないんだ
僕たち、残りも塗らなくちゃならないんだ…
僕はこのドアの上に、誰が
この家に僕と一緒に住んでいるか書くぞ
この何も描いてない絵に、きみのもっているフェルトペンを全部使って描けば
ご先祖がサムライになっちゃったよ!
見てごらん、寄木細工の床に描いたこの男の人の大きいこと!
僕だけを守ってくれる巨人になるんだ!
『僕も守って!』

ダップ・ダップ − ダダーダップ・ダップ
ダップ・ダップ − ダダーダップ・ダップ
ダップ・ダップ − ダダーダップ・ダップ
ダップ・ダップ − ダダーダップ・ダップ
僕はこのドアの上に、誰が
この家に僕と一緒に住んでいるか書くぞ
部屋の中には僕が広い草原をこんなふうに描くぞ
バカンスになってもここから出かけなくたっていいんだ…
それから誰もいないときに海で僕を運んでくれる船を一艘
僕だけを守ってくれる海賊も乗ってるんだ!
『僕も守って!』
『君も守るよ!』
『僕だけにして!』

163 :
【LA CANZONE DELLA LUNA】  お月様の歌
詞:アントーニオ・メンニッロ  曲:アウグスト・マルテッリ、ジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ  歌:アレッサンドラ・カヴェドン、ドナテッラ・ヴィッラ / 1967年(第9回)
フィリッポおじさんは科学者で
大空をずっと調べ上げている
そしてとっくにお空の
月の人と仲良しになってるのよ!…
もうインタビューもしてて
私にこう言ったの、なんてついてないんだ、
月ではみんないつも忙しくて
みんなこう歌っているぞ、って…
てんやわんやの大忙し
それがこのお月様の歌なのよ
回って、回って、回って、誰にもわからない
最初に誰が捕まえるのかなんて

フィリッポおじさんは研究して、考えて
提案の準備をして
それを郵便で送ったのよ
お空のお月様に住む人たちのところへ!…
ゆっくり行く者は遠くまで行くものだ!…(※日本語の「急がば回れ」と似た意味の諺)
でも月の人たちは耳を貸してはくれなかった
お月様ではみんないつも大忙し
おじさんへこんなふうに返事をよこしたわ…
てんやわんやの大忙し
それがこのお月様の歌なのよ
回って、回って、回って、誰にもわからない
最初に誰が捕まえるのかなんて

そこで今ではフィリッポおじさんも
自分がお月様の人みたいになっちゃった
一日中ずっと大忙しで
この歌を繰り返しているの…
てんやわんやの大忙し
それがこのお月様の歌なのよ
回って、回って、回って、誰にもわからない
最初に誰が捕まえるのかなんて
最初に誰が捕まえるのかなんて!

164 :
【LA CANZONE PIU' FACILE DEL MONDO】  世界でいちばん簡単な歌
詞:ジャンフランコ・ファザーノ  曲:ジャンフランコ・ファザーノ  歌:キアラ・ルーナ・オノラーティ / 2006年(第49回)
これは世界でいちばん簡単な歌さ
これは世界でいちばん簡単な歌さ
これは世界でいちばん簡単な歌よ
これから一秒以内で教えてあげるわね
テンポをしっかり保って、しっかり息を吸って
からかってるわけじゃないわ、知らなくてもあなたはもう知ってるのよ
これはあなたの頭の中に残っている歌
ひどい苦痛のように、残りのことが起きるのよ
音符また音符ときちんとみんな研究されていて
音痴な人でもなんとかしてできるようになるのよ!
ここで作曲者が、いつものいたずらっ子と
取り替えっこしてみようとする、そうするともっと面白いから
これはこの歌のすてきな効果を作り出す実験
下にはトリックが隠されてるけど、誰が歌ってるのかは分からないのよ!
これは世界でいちばん簡単な歌よ
底に届こうとして少しずつ育っていく
これは必要な味のするジャムなのよ
曲も歌詞もちょっぴり気楽なものよ、みんなここにあるわ!

165 :
【LA CANZONE PIU' FACILE DEL MONDO つづき】  
これは世界でいちばん簡単な歌さ
これは世界でいちばん簡単な歌さ
これは世界でいちばん簡単な歌よ
あなただって一秒も掛けずにもう習い覚えたわ
全部思い出せるでしょう、でも全然ないのとは違ってるわ
ただ単に、なりうる限り簡単になっているだけなのよ!
すべてのシーズンのためにわざとやったようにも見えるわ
砂のようにひんやりしてるけれど、傘の下にいるからよ
私は知らなかったわ、誰も私に話してくれなかったから
たった一つの欠点は、この歌に終わりがないってこと!アー!
これは世界でいちばん簡単な歌よ
あなただって一秒も掛けずにもう習い覚えたわ
たった一つの欠点は、終わりがないってこと
でも困ったことに、遅かれ早かれフェードアウトしていくのよ!
これはあいにく、果てしなく続く童歌なんだ
もしずっと、確かに間違いなく歌い続けるのならね
でももしコーラスの僕たちみんなが歌うのをやめれば
きっとそのうち、遅かれ早かれ終わってしまうよ!
この歌は (インスト)
この歌は (インスト)
でももしコーラスのみんなが歌うのをやめれば
続けられなくて歌は終わってしまうわ!
…フェードアウトよ!
…フェードアウトするわよ!
この歌は…
それじゃあね…
世界でいちばん簡単な歌さ
私には自分が行くことがわかってるわ、でなきゃここで大きくなるってことが!

166 :
【LA COCCINELLA SUL GO-KART】  ゴーカートに乗ったコガネムシ
詞:マリオ・マナッセ  曲:マルコ・モジャーナ  歌:セレーナ・サントゥッチ、スペランツァ・リッツァ / 2000年(第43回)
たぶん夢だったんだろうけれど、たぶん眠っていたんだろうけれど
私は森の中にいて、ずっと走り続けていたの
どこのどんな町にいるんだかわからなかった − 何もかも緑で、こことは大違いだったわ
草木があって、花が咲いてて − たくさん生えてて、いろんな色をしていたわ
いきなり立ち止まったの、それは − 物音がしたからよ、何かしら?
それはコ・コ・コ
コガネムシがゴーカートに乗ってたのよ 
ちょっと変わったベ・ベ・ベ
ベレー帽をかぶっていたわ
あ・あ・穴の上には
触角を覗かせて
裏地の付いたて・て・手袋をして
運転してたわ
それはコ・コ・コ
コガネムシがゴーカートに乗ってたのよ 
ちょっと変わったベ・ベ・ベ
ベレー帽をかぶっていたわ
片方のあ・あ・脚で
アクセルを踏み続けてて
ありふれた植物のは・は・葉っぱの上を走っていたのよ
コガネムシさんは…
どこへ行くのかしら
小さくて綺麗ね
分からないわ
どんどん行ってしまう
これ以上ないってくらいに
たちまち消えて見えなくなっちゃうわ

私はもっと近寄って − 下から上を見上げたわ
コガネムシさんもスピードを落として私を見て − それからクラクションを鳴らしたわ、ピ・ポ、ピ・ポ
私は挨拶をして、向こうも挨拶をしてくれた − 笑顔のまま遠ざかって行ったわ
葉っぱの下へ冒険に出たのよ − でもそこでまた会えるわ!
それはコ・コ・コ
コガネムシがゴーカートに乗ってたのよ 
ちょっと変わったベ・ベ・ベ
ベレー帽をかぶっていたわ
あ・あ・穴の上には
触角を覗かせて
裏地の付いたて・て・手袋をして
運転してたわ
それはコ・コ・コ
コガネムシがゴーカートに乗ってたのよ 
ちょっと変わったベ・ベ・ベ
ベレー帽をかぶっていたわ
片方のあ・あ・脚で
アクセルを踏み続けてて
ありふれた植物のは・は・葉っぱの上を走っていたのよ

167 :
【LA COCCINELLA SUL GO-KART つづき】  
それはコ・コ・コ
コガネムシがゴーカートに乗ってたのよ 
ちょっと変わったベ・ベ・ベ
ベレー帽をかぶっていたわ
もし声をは・は・は・
張り上げて呼んでみたら
小さなこ・こ・声が
帰ってくるのがきっと聞こえるわ
それはコ・コ・コ
コガネムシがゴーカートに乗ってたのよ 
ちょっと変わったベ・ベ・ベ
ベレー帽をかぶっていたわ
もしきみがも・も・森に行って
探してみたら
もしきみが本当にコガネムシさんに会えると信じてるなら!
コ・コ・コ・コガネムシさんはゴーカートに乗って
クラクションを鳴らしてたわ
ピポ・ピポ

168 :
テスト

169 :
【LA COMETA HA PERSO LA CODA】  ほうき星が尻尾をなくした
詞:ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ  曲:クラウディオ・ヴァッレ  歌:クラウディア・グラツィアーニ、下浦美帆子(しもうら・みほこ) / 1974年(第16回)
ほうき星が尻尾をなくしちゃったの
とっても自慢にしてたのに…
ほら、ほうき星さん、辛抱して
尻尾がやがて見つかるよ!
クジャクの尻尾があるよ、まるで本物の虹みたい!
滅多にないチャンスだよ、この尻尾をほうき星さんにあげる
だめよ、だめよ、だめよ、この尻尾は私に似合わないもの!
ウマの尻尾があるよ、長くてふさふさしててきらきら光ってるよ!
付けたらきっと素敵に見えるよ、これをほうき星さんにあげる
だめよ、だめよ、だめよ、この尻尾は私に似合わないもの!

ほうき星が尻尾をなくしちゃったの
輝いてきらきら光ってたのに
ほら、ほうき星さん、辛抱して
尻尾がやがて見つかるよ!
キツネの尻尾があるよ、すごくふさふさしてて銀色に輝いてるよ!
おしゃれな尻尾だから、これをほうき星さんにあげる
だめよ、だめよ、だめよ、この尻尾は私に似合わないもの!
ころころ丸い子ブタちゃんのくるんと巻いた尻尾があるよ!
変わった形だけれどお洒落だから、これをほうき星さんにあげる
だめよ、だめよ、だめよ、この尻尾は私に似合わないもの!
ほうき星が尻尾をなくしちゃったの
でもひどくうっかりしてたわ!
雲の後ろに隠れていたのに
気が付かなかったんだもの…!

ほうき星が尻尾をなくしちゃったの
でもひどくうっかりしてたわ!
雲の後ろに隠れていたのに
気が付かなかったんだもの…!
ほうき星さんはやっと大喜び
尻尾を取り戻せたんだもの
そして雲からはるか遠くの
空へと輝きながら飛んでいくわ…
空へと飛んでいくわ…
行くわ…! 行くわ…!!!

170 :
【LA CONTA】  鬼決め歌
詞:サンドロ・トゥミネッリ  曲:アウグスト・マルテッリ  歌:ヴァレーレ・イラドゥクンダ / 1990年(第33回)
毎日毎日こんなふうにして
(毎日毎日こんなふうにして)
ほかのみんなは遊んでるけど僕はしない
(ほかのみんなは遊んでるけど僕はしない)
君たちはみんなでそこに集まってるけど
僕は一人でここにいる…
鬼決めをどうやってするのか君はまだ知らないんだ
だって君は小っちゃいもの、だから
君は僕らとはまだ遊べないんだよ
今はもう鬼決めをできるようになったよ
一から三まで
でも明日になったら
もっと大きくなってるのがわかるよ…
きっと三のあとには
四がやって来る
そしたらみんな叫ぶんだ
『さあ、僕を捕まえてみな!』

どうやればいいのか言ってみるよ
(どうやればいいか言ってみて)
僕をこうやって行かせるために
(きみをこうやって行かせるために)
数を間違えた?じゃあこうかな、えーと…
そんな難しいことは無いんだよ!
鬼決め歌はもっとずっと大切なんだ
きみにもちょっとだけは大切なんだ
だから君も表に出てなくちゃだめだよ…
今はもう鬼決めをできるようになったよ
一から三まで
でも明日になったら
もっと大きくなってるのがわかるよ…
きっと三のあとには
四がやって来る
そしたらみんな叫ぶんだ
『さあ、僕を捕まえてみな!』

#(※ここにキニヤルワンダ語と思われる歌詞が入りますが、訳者がこの言語を解しないので割愛します)

171 :
【LA CONTA つづき】  
この隅っこで
(この隅っこで)
静かにして一人きりでいるね
(静かにして一人きりでいるよ)
でも涙が一粒
ひとりでに流れて落ちてきちゃった
僕はここでひとりでに泣けてきちゃった
でも僕が鬼決めをするようになったら
その日は僕は大笑いしてみせるぞ…
今はもう鬼決めをできるようになったよ
一から三まで
でも明日になったら
もっと大きくなってるのがわかるよ…
きっと三のあとには
四がやって来る
そしたらみんな叫ぶんだ
『さあ、僕を捕まえてみな!』
『さあ、きみを捕まえてみな!』
『さあ、僕を捕まえてみな!』
きみを捕まえて…
僕を捕まえて…
さあ、君を捕まえるぞ!

172 :
【LA CORRIERA DEL FAR WEST】  大西部の駅馬車
詞:ルツィアーノ・ステルペッローネ  曲:マリオ・パガーノ、ルディカ  歌:アンドレア・ジャコメッティ、ルアーナ・ランディ、キアラ・パッチョリーニ=ヨブ / 1971年(第13回)
イッピー・エー!イッピー・エー!イッピー・イッピー・イッピー・エー!
イッピー・エー!イッピー・エー!イッピー・イッピー・エー!
大草原を走っているのは
大西部の駅馬車
みんな陽気に歌って
一緒に東へと向かっているんだ…
イッピー・エー!イッピー・エー!イッピー・イッピー・イッピー・エー!
イッピー・エー!イッピー・エー!イッピー・イッピー・エー!
だしぬけにグランド・キャニオンから
馬にまたがって三十三人
盗賊たちが現れた
心の中はジェシー・ジェイムズ(※19世紀米国の有名な無法者)のよう
パタプン パタプン パタプン パタプン
パタプン パタプン パタプン パタプン
パタプン パタプン パタプン パタプン
パタプン パタプン パタプン 

駅馬車は包囲された
『手を上げろ!みんな伏せろ!』…
でも突然、煙が一筋
スー族ののろしだったんだ
ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ
.................
.................
.................

173 :
【LA CORRIERA DEL FAR WEST つづき】 
幸いにも、北軍兵士が(※米国南北戦争時代の北軍の兵士のこと)
近くを通りかかっていたんだ…
『頑張れ!ちょっとの辛抱だ!我々が駆け付けたぞ!』
そしてラッパがもう鳴り響いていた…
タラタ タラタ タラタ タラタ
タラタ タラタ タラタ タラタ
タラタ タラタ タラタ タラタ
タラタ タラタ タラタ

銃弾が雨あられと撃ち出され
盗賊とスー族の上に降り注ぐ
逃げろ、逃げろ、将軍
北を目指して、南を目指して…
怖さは去ってしまい
陽気さが戻ってきた
大草原を走っているのは
大西部の駅馬車さ…!
イッピー・エー!イッピー・エー!イッピー・イッピー・イッピー・エー!
イッピー・エー!イッピー・エー!イッピー・イッピー・エー!
イッピー・エー!イッピー・エー!イッピー・イッピー・イッピー・エー!
イッピー・エー!イッピー
大西部の駅馬車さ…!!!

174 :
【LA DANZA DI ROSINKA】  ロジンカのダンス
原詞(ブルガリア語):ルチアン・コース 伊語詞:シルヴィア・メッツァノッテ  曲:ルチアン・コース   歌:トニカ・アンドレーエヴァ・ロゼノヴァ、イヴェリン・アンドレーエヴァ・ロゼノヴァ  / 2009年(第52回)
#(※ここにブルガリア語歌詞が入りますが、訳者がブルガリア語を解さないため割愛します)
ある真っ白な古い小屋に
むかし幼いロジンカが住んでいた
そして静けさの中、ひっそりと部屋にいて
ダンスのステップを即興で踏んでいた
踊れ、回れ、飛べ、踊って笑うのだ
心の中にはロジンカのメロディが鳴っている
踊れ、跳ねて飛べ、軽やかに踊れ
空想の中の鳴らない調べに乗って
ロジンカ
ロジンカ
彼女にはお前の声は聞こえないが、お前の真心は届いている
ロジンカ
ロジンカ
彼女は感受性という天賦の才で聴くだろう
人々がいっこうに知らない事を分かろうとして
そしてある日、長い旅から
偉大な魔法使いが彼の村に戻ってきた
向こうでロジンカが踊っているのを見て
その踊る理由をいぶかった
踊れ、回れ、飛べ、踊って笑うのだ
通りすがりに眺めるおおぜいの人に囲まれて
踊れ、跳ねて飛べ、軽やかに踊れ
ロジンカは空想のうちに夢を隠し持っているのだ
ロジンカ
ロジンカ
私は望みたい、この世界が幸せの日々を送るようになることを
ロジンカ
ロジンカ
音楽の生み出す私の静寂を耳に止めながら
そして魔法使いは言った、『すべてがやがて変わるだろう…
そなたの夢はきっとまことへと変わることだろう!』

#(※ここにブルガリア語歌詞が入りますが、訳者がブルガリア語を解さないため割愛します)
踊れ、回れ、飛べ、踊って笑うのだ
心の中にはロジンカのメロディが鳴っている
踊れ、跳ねて飛べ、軽やかに踊れ
楽しげにしている人々の喜びの心に囲まれて
ロジンカ
ロジンカ
来たるべき世界を変えうることを皆に教えたのだ
ロジンカ
ロジンカ
静けさの中では違いというものは存在しえないのだ
お前には人々がいっこうに知らない事を聞くことができるのだよ
お前には人々がいっこうに知らない事を聞くことができるのだよ

175 :
【LA DOCCIA COL CAPPOTTO】  コートを着てシャワー
詞:ジャンフランコ・ファザーノ  曲:ジャンフランコ・ファザーノ、イタロ・ヤンネ  歌:フランチェスカ・メリス、ジュリア・パンフィリョ / 2009年(第52回)  優勝
君たちにずっと聞かせている話は全部本当だよ
ある日、春の日を思わせるようなある午後に
青い空がにわかにすっかり灰色になっちゃって
水のしずくが何つぶか落ちてきはじめるの…!
そしたら今度はピチャン・パチャン!
それなに、ピチャン・パチャンって?
そうしている間に雷が鳴って、大雨になりそうな予感がしたの!
お日様には陰もかかってなくて、羊雲の浮かぶ空だけ
そのうちに、歩いてる人たちや自転車に乗ってる人たちが
どんどん急いで動き出したのよ、わたしもそこに行く一人だったわ!
そしてピチャン・ピチャン・パチャン・ピチャン・ピチャン・ピチャン・パチャ!
そしてピチャン・ピチャン・パチャン・ピチャン・ピチャン・ピチャン・パチャ!
でも雨になったら、でも雨になったら
シャワーを浴びよう…コートを着て!
どんな年の人でもしてしまう遊びよ
でもみんなは君のことをおかしくなったと思っちゃう!
こっちに水たまり、そっちにも水たまり
上にも足元にも雨粒がいくつもあるわ
うまく行かない日だってもうじきまっすぐに直るわ!
もしコートを着てシャワーを浴びれば!
うまく行かない日だってもうじきまっすぐに直るわ!
もしコートを着てシャワーを浴びれば!

幸せな物語を歌ったり語らったりしましょう
いきなり水を浴びるという考えが浮かんだのよ
実際にしたというわけじゃないけど、自分の気に入ることは分かってるのよ
それからもう、相手がママやパパであるかのように教えたのよ!
ここを通るものの歌を鼻歌で歌いながらそのあたりを歩こうよ
長靴を履いて、頭にはしっかり帽子をかぶって!
でも雨になったら、でも雨になったら
みんなでシャワーを浴びよう…コートを着て!

でも雨になったら、でも雨になったら
みんなでシャワーを浴びよう…コートを着て!
どんな年の人でもしてしまう遊びよ
上にも足元にも雨粒がいくつもあるわ
街をきれいにしてくれる − ピチョン
悪いようになんてしないわ − パチャン!
このうっとうしいスモッグだって
だってもしずぶ濡れの上に雨が降れば(※良い事ないし悪い事が重なるという意味がある)、理由ができるわ
コートを着てシャワーを浴びる理由が!

176 :
【LA DOTTORESSA LULU' 】  レディードクター・ルル
原詞(マルタ語):クリストファー・アッツォパルディ 伊語詞:ネアルコ  曲:アンドリュー・ザミット   歌:ニコーレ・アッツォパルディ  / 2006年(第49回)
山と草地とスミレとライラックに囲まれて
動物たちならみんな知っている
懸命に精を出して…治してくれる女の子がいることを
風邪を引いたハムスターには…煎じ薬を
ヌーにはシロップを出してあげて、もう咳をしなくても済むようにするのよ
優しい笑顔と青い目の
レディードクター・ルル
注射をしなくても怪我が治っちゃって
幸せになるのよ
ツグミはハチドリと一緒になってフィ・フィ・リ・フィとさえずるのよ
困りごとを抱えた動物たちを治してくれるのよ!

#(※ここにマルタ語歌詞が入りますが、訳者がマルタ語を解しないため割愛します)
優しい笑顔と青い目の
レディードクター・ルル
注射をしなくても怪我が治っちゃって
幸せになるのよ
ポニーは目が全然見えなくなっちゃってるので…ルルは前髪を切ってあげるのよ
困りごとを抱えた動物たちを治してくれるのよ!

ケロケロ鳴けなくなったカエルには、マフラーを渡してあげるのよ
だってほら、夜になると川辺は湿気がひどすぎるでしょう
赤毛のネコは犬と喧嘩しちゃって
ルルは絆創膏をしてあげて、『もうこんな事しちゃだめよ』と言うの!
優しい笑顔と青い目の
レディードクター・ルル
注射をしなくても怪我が治っちゃって
幸せになるのよ
コガモからコブウシに至るまで(※イタリア語でコガモはanatroccolo、コブウシは zebu。つまりaからzまでのすべての動物のこと)
みんなルルのことを歌うのよ
優しい笑顔と青い目の
レディードクター・ルル
レディードクター・ルル
みんなルルのことを歌うのよ

177 :
【LA FELICITA】  幸せ
詞:マーラ・マレッティ・ソルディ  曲:ニコラ・アプリーレ  歌:エリアーナ・スリャーノ / 1982年(第25回)
おおぜいの人たちは幸せじゃなくって
しかもその理由がわからないの
たぶん何かしたいんだけれど
その何かが分かってないのね
私ならちょっとしたことをいくつかすれば満足よ
ほんの二つか三つだけ
みんなにもこういうふうに伝えられる
幸せってこういうものだって…
こういうのって幸せよね
友達と遊んだり
自転車で散歩に出かけたり
全然喧嘩しなかったりすることが
こういうのって幸せよね
バカンスの一日を過ごしたり
すっかり青空になることを
期待したりすることが
わあ!自転車で出かけて
口笛で歌を吹くのってなんてすてきなの
歌って、ほら、お金も何もかからないし
それを聴けばきみのように楽しくなれるよ…
こういうのって幸せよね
チョウチョを探したり
ボールを追っかけたり
これ以上何も尋ねなかったりすることが
こういうのって幸せよね
春の予感を感じたり
自然を大切にして
テレビを消したりすることが

178 :
【LA FELICITA つづき】  
こういうのって幸せよね
毎朝街中を
起こす鐘の音を
耳にすることが
わあ!詩を知っていることや
友達と一緒に学校へ行くのってなんてすてきなの
それから夜になって、太陽が沈んでしまってから
パパの膝の上でちょっと遊んだりすることも
こういうのって幸せよね
空を眺めたり
空を飛ぶツバメを
感動して立ち止まったりすることって
幸せになるには
そこであなたが飛ぶのをやめればいいの
あなたが今そうである状態で
満足すればいいのよ…!
こういうのって幸せよね
空を眺めたり
空を飛ぶツバメを
感動して立ち止まったりすることって
幸せになるには
そこであなたが飛ぶのをやめればいいの
あなたが今そうである状態で
満足すればいいのよ…!
満足すればいいのよ…!
満足すればいいのよ…!

179 :
【LA FIGLIA DEL RE DI CASTIGLIA】  カスティーリャの王女様
詞:ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ  曲:ジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ(ソフトリー)、クラウディオ・ヴァッレ  歌:サンドロ・ビャンキ、ジョーレ・ダッラ=リヴァ / 1975年(第17回)
カスティーリャの王女様は
そんなに素晴らしいという人でもなかった
両の目はまるでヒメジのように白目勝ちで
髪の毛はまるで藁のようだった…
王女様、カスティーリャ
ヒメジ、藁
藁、ヒメジ
それに王女様!
オレ・オレ、オレ・オレ
オレ・オレ、オ・オ・レ…
オレ・オレ、オレ・オレ
オレ・オレ、オ・オ・レ…

カスティーリャの王女様は
その父上のたいそうなご自慢だった
なぜなら、美しいマンティーリャ(※スペイン女性が被るレースのショール)を付けていたから
でもそのお鼻はまるでビー玉みたいだった…
王女様、カスティーリャ
マント、ビー玉
ビー玉、マント
それに王女様!
オレ・オレ、オレ・オレ
オレ・オレ、オ・オ・レ…
オレ・オレ、オレ・オレ
オレ・オレ、オ・オ・レ…

ある日カスティーリャの王様は
セビーリャの英雄のことを聞きおよび
彼に大きな勲章を贈ろうと持ちかける
もし王様の娘を妻にもらうのであれば…
王女様、カスティーリャ
セビーリャ、勲章
勲章、セビーリャ
それに王女様!
オレ・オレ、オレ・オレ
オレ・オレ、オ・オ・レ…
オレ・オレ、オレ・オレ
オレ・オレ、オ・オ・レ…

180 :
【LA FIGLIA DEL RE DI CASTIGLIA つづき】 
だけどこの勇者がカスティーリャに着いて
王女様を垣間見るが早いか
びっくりして馬につかまって
大急ぎでセビーリャへと引き返していったんだ…
王女様、カスティーリャ
ヒメジ、藁
藁、ヒメジ
それに王女様!
オレ・オレ、オレ・オレ
オレ・オレ、オ・オ・レ…
オレ・オレ、オレ・オレ
オレ・オレ、オ・オ・レ…
王女様、カスティーリャ
セビーリャ、勲章
勲章、セビーリャ
それに王女様!
カスティーリャでは誰も
奥さんに欲しいという人がいなかった
結婚して奥さんにしようという人がいなかった
この王女様のことを!
オレ・オレ、オレ・オレ
オレ・オレ、オ・オ・レ…
オレ・オレ、オレ・オレ
オレ・オレ、オ・オ・レ…!!!

181 :
【LA FORMULA MAGICA】  魔法の呪文
原詞(オランダ語):伝統曲 伊語詞:ヴァリーニ  曲:アントネッラ・ボリアーニ   歌:マーイケ・デ=ヴィット  / 2006年(第49回)
お日様が今朝、窓を
ノックして僕をまったく大急ぎで起こしたよ
その暖かい光で
僕をベッドから放り出したんだ
さあ子供たち起きなさい、とそう言いたいんだ
もう眠っている時間じゃないよって
五月が戻ってきて
僕らはお祝いして
 − 時間が長くかかるけれど魔法を生み出す呪文のような
 − リトルネッロを歌うのさ!
ホプサ、ヘイサッサ!
嫌な天気も飛んでっちゃって
ホプサ、ヘイサッサ!
お日様が戻ってくるよ
コートと手袋だけあればいい
みんなそこに抛りだしちゃおうよ
冬さんは飛んで行って
暖かい天気と楽しさが戻って来たぞ
ホプサ、ヘイサッサ!幸せだ!

野原でずっと遊びに出て
涼しい日陰には風車が風を送り
ボールに凧に
誰が最初にここまでやって来るかな?
チューリップに囲まれてでんぐり返しをして
でもほら、遠くに小さな雲が見えるよ
だんだん近づいてくる、そこで今度はみんなで声をそろえて
 − 時間が長くかかるけれど魔法を生み出す呪文のような
 − リトルネッロを歌うのさ!
#(ここにオランダ語原詞が入りますが、訳者がオランダ語を解さないため割愛します)
ホプサ、ヘイサッサ!
嫌な天気も飛んでっちゃって
ホプサ、ヘイサッサ!
お日様が戻ってくるよ
呪文ならたくさんあるよ
アブラカダブラにシン・サラ・ビン
ビビディ・バビディ・ブー
それにホプサもね!!!
ホプサ???
 − これはただの時間が長くかかるリトルネッロだけど
 − 魔法の呪文のように効き目があるのさ!
ホプサ、ヘイサッサ!
嫌な天気も飛んでっちゃって
ホプサ、ヘイサッサ!
お日様が戻ってくるよ
コートと手袋だけあればいい
みんなそこに抛りだしちゃおうよ
冬さんは飛んで行って
暖かい天気と楽しさが戻って来たぞ
ホプサ、ヘイサッサ!幸せだ!

182 :
【LA GALLINA BRASILIANA】  ブラジルのメンドリさん
詞:ブルーノ・ラウツィ  曲:リッカルド・ツァーラ  歌:カーラ・カルボナーロ、ジョルジオ・ベルトラーニ、マッテオ・コッパローニ / 2002年(第45回)
ブラジルのメンドリさんは栗色の卵を産むのよ
なぜって農園のカカオをついばんでるから
朝は急いで起きて地面を引っかきまわるの
種を見つけるまであちこち回って、見つけたら食べちゃうのよ
ブラジルのメンドリさんは話が大袈裟
チョコレートでできた卵を一日中生み続けるのよ
週休二日で、金曜には店じまい
大急ぎで欲しいかたは月曜日にまたいらっしゃい
ココ ココ、ココ キキ
ココ ココ、ココ キキ
ココ ココ、ココ キキ
ココ ココ、ココ キキ

ブラジルのメンドリさんは先読みの浅いひと
抜け目ないように見えるけどあいにく賢くはないの
いつになったら終わらせるのか誰にもはっきり言わないから
食べたカカオにずっと泣かされるわよ
そんなわけで、ある夜メンドリさんが悲しげにしていたから
歯に悪いところがあるんじゃないかと気づかれたのよ
最初にたっぷりじゅうぶんに自分の事をおしゃべりしてたメンドリさんは
今では叫び声をあげて虫歯があるって悲しんでるわ
ココ ココ、ココ ケケ…
ココ ココ、ココ ケケ…
ココ ココ、ココ ケケ…
ココ ココ、ココ ケケ…

そこでメンドリのお母さんがなだめに行くわ
でもこの気の毒なメンドリさんのお母さんは、いったいどうしてあげればいいのかしら?
『本当はこんなのは見たくないのよ
 神様がお恵み下さるように祈るわね
 でもこれじゃ、あんたはあいにく歯医者さんへ
 行かなくちゃだめね…』
ココ ココ、ココ ココ
ココ ココ、ココ ココ
ココ ココ、ココ ココ
ココ ココ、ココ ココ

183 :
【LA GALLINA BRASILIANA つづき】  
ブラジルのメンドリさんなんてちっとも本当のことじゃないわ
歯があったり、入れ歯をつけてたりなんてでたらめよ
ただ、ひとつの歌が私の役に立って
もっと食いしんぼの子供たちにも教訓の役に立つようになればいいなってこと
ブラジルのメンドリさんは今では反省して
カカオもペパーミントも食べ過ぎないようにしているの
でもちゃんとした解決法は、だめと言うことじゃないわ
満足することを覚えてあまり食べ過ぎないようにすることよ…
ココ ココ、ココ ココ
ココ ココ、ココ ココ
ココ ココ、ココ ココ
ココ ココ、ココ ココ
ココ ココ、ココ キキ…
ココ ココ、ココ ケケ…
ココ ココ、ココ キキ…
ココ ココ、ココ ケケ…
ココ ココ
ココ ココ
ココ ココ
ココ ココ
ココ ココ ココ キキ − メンドリさん
ココ ココ ココ ケケ
ココ ココ ココ キキ − ブラジルの
ココ ココ ココ ケケ
ココ ココ ココ キキ − メンドリさん
ココ ココ ココ ケケ
ココ ココ ココ キキ − ブラジルの
ココ ココ ココ ケケ

184 :
【LA GALLINA COCCOUA】  メンドリのコッコワ
詞:イターリャ・バルトーリ  曲:ジャンネット・ヴィレルム  歌:アッスンタ・ベルティ、マリア・ラウラ・スカヴォーネ / 1972年(第14回)
あるところに、『コッコッコケー』(※卵を産んだ時のメンドリの鳴き声)と鳴くことができないメンドリがいました
『コッココッコ』のあとに『ケー』と鳴くことができなかったんです…
卵を産んだら、ものすごく慇懃無礼に『ワー!』と鳴いてたんです
コッコ ワ ワ、コッコ ワ ワ、コッコ コッコ ワ…
鶏小屋ではみんなぶつくさ文句を言ってました
『もし』と言う者あれば、『でも』と返す者あり…
そのメンドリさんのことも口悪く話してました
あたかも社交界の貴婦人のように…
コッコ ワ ワ、コッコ ワ ワ、コッコ コッコ ワ…
コッコ ワ ワ、コッコ ワ ワ、コッコ コッコ ワ…
『コッコッコケー』と鳴けない
メンドリさんだって
卵はそりゃ産めるだろうけど
でもどんなメンドリさんなの?
これは間違いなく愚かさの印なんだわ!
コッコ コッコ コッコ コッコ ワ!

でもその『コッコッコケー』と鳴けなかったメンドリさんは
毎朝王様にもふさわしいような卵を産んでいました
それで農場ではすべて陛下に差し上げていました…
コッコ ワ ワ、コッコ ワ ワ、コッコ コッコ ワ…
鶏小屋ではみんなぶつくさ文句を言ってました
『でも』と言う者あれば、『もし』と返す者あり…
そこでそのメンドリさんはいまやみんなに妬まれていました
『コッコッコケー』と鳴かなかったとしても…
コッコ ワ ワ、コッコ ワ ワ、コッコ コッコ ワ…
コッコ ワ ワ、コッコ ワ ワ、コッコ コッコ ワ…
もし『コッコッコケー』と鳴かない
メンドリさんが
王様の食卓にふさわしい
大きな卵を産むのなら
これは間違いなく素晴らしい貴族だというあかしだわ!
私たちも『コッコ ワー!』と鳴きましょう!

コッコ ワ ワ、コッコ ワ ワ、コッコ コッコ ワ…
コッコ ワ ワ、コッコ ワ ワ、コッコ コッコ ワ…
もし『コッコッコケー』と鳴かない
メンドリさんが
王様の食卓にふさわしい
大きな卵を産むのなら
これは間違いなく素晴らしい貴族だというあかしだわ!
私たちも『コッコ ワー!』と鳴きましょう!
コッコ ワ ワ、コッコ ワ ワ、コッコ コッコ ワ…
コッコ コッコ コッコ コッコ ワ…!!!

185 :
【LA GALLINA PAINE'】  メンドリのパイネー
原詞(スペイン語):フランコ・ロ=マウロ 伊語詞:サルヴァトーレ・デ=パスクワーレ(デプサ)  曲:フランコ・ロ=マウロ、アウグスト・マルテッリ   歌:アリーチェ・ロイトベルク  / 2001年(第44回)
私はお爺ちゃんと家にいたの
うたた寝しようとは思ってなかったわ
それでお爺ちゃんは私にお伽話を語ってくれたのよ
パンパにメンドリがいて
バレリーナになりたがっていた
だから有名になるんだとそう決めていたの・オ・オ
みんなはそのメンドリをパイネーと呼んでいた
好物はマテ茶とカフェ・エ・エ
くちばしに花をくわえて踊ったわ
そして雌牛とお友達になったわ
二人とも頭に帽子を載せて
ある宵にパーティへ行ったのよ
歌い手はチョウチョで
シマフクロウがギターを弾いていて
キツネがキーボードを弾いていて
そしてパイネーは一晩中踊ったわ
アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ
ごらんよ、ごらんよ、メンドリのパイネーがどんなにやっているかを
アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ
どうやらちょっとぽっちゃりしてるけど、うまくやる値打ちはあるよ
劇場の座長がパイネーを呼び止めて頼んだわ、『きみ、よかったら
契約書にサインしないかい、そしたら街まで連れて行くよ』
アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ
お金持ちで有名になれるわ、メンドリのパイネー
みんなはそのメンドリをパイネーと呼んでいた
好物はマテ茶とカフェ・エ・エ

#ある晩わたしは出会ったわ
#ブエノスアイレスで私のお爺ちゃんに
#そしてお爺ちゃんは突然物語り始めたの
#パイネーという小さなガウチョの旅の話を
#お父さんの真似をしようとしていて
#どんな場所へでもお父さんについて行ってたわ・ア・ア
#ある日たまたま
#お父さんはパイネーを街へ連れて行ったのよ
#おおぜいの人が揺れ動くさまを見たわ
#そしてパイネーは質問したわ、どこへ行くの?って
#大通りがたくさん走っていて
#動物の一匹にも出会わなかった
#珍しい物を山ほど見たわ
#現代を発見したのよ!
(※以上、#の行はスペイン語原詞)
アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ
さあ、彼女をしっかりとバラエティーに出そうよ
アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ
われわれみんな、スターが生まれたという確信があるんだ

186 :
【LA GALLINA PAINE' つづき】 
世界中が言いに来た、素晴らしかったと
でも成功はパイネーに奴隷の生活をもたらした
散歩する自由もなく
何もかもしょってとうとう具合を悪くして
パイネーが寝泊まりしていたホテルの下に
ファンが行列を作って並び
ああどうしよう、恋しくてたまらない
野原にいた頃の友達のことが
アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ
こうして街での冒険は終わりを告げたわ
アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ
ある夜逃げるようにして農場へ帰ったのよ
そしてパンパじゅうの人たちがそのことを知っている
自分の友達のためにだけパイネーは踊るだろうということを
アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ
やっと幸せになれたメンドリのパイネー
そして私のお爺ちゃんは物語を終えたわ
今の私なら覚えて歌えるだろうって
全くの嘘か、それとも真実かが分かる人ならば
でも私には分かったわ、教訓があることを
あなたが成功を見つけたいと思っても
きっと幸せをもたらしてくれるものではないだろうってこと
アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ アイ
地に足を付けて踊るよ、メンドリのパイネー!

187 :
【LA GIACCA ROTTA】  破れた上着
詞:パオラ・ピタゴーラ  曲:マリオ・パガーノ  歌:ライモント・デボーノ / 1962年(第4回)優勝
皆さん、聴いてください
僕にどんなことが起きたのか…
新しい上着を持ってたんだけれど
今はもう新しくないんです…
今はもう新しくないんです…
赤い飾り紐をつけた
子スズメが
僕の手から飛び立ったんです
それから指から指へと
飛びまわって
僕をそうっと突っついたんです
『おいらが探してるのはあんたの手じゃないよ』
頭を振り振りしながら僕にささやいたんです
『欲しいのはあんたのボタンだけさ
 はるか彼方にいるおいらの恋人にそいつを贈るんだよ…』
子スズメは
恋をしていて
僕の服からボタンを引きちぎると
それからすばやく
飛び立ったんです…
僕に残されたのは破れた上着だけ…
僕に残されたのは破れた上着だけ…

赤い飾り紐をつけた
子スズメが
僕の手から飛び立ったんです
それから指から指へと
飛びまわって
僕をそうっと突っついたんです
『おいらが探してるのはあんたの手じゃないよ』
頭を振り振りしながら僕にささやいたんです
『欲しいのはあんたのボタンだけさ
 はるか彼方にいるおいらの恋人にそいつを贈るんだよ…』
子スズメは
恋をしていて
僕の服からボタンを引きちぎると
それからすばやく
飛び立ったんです…
僕に残されたのは破れた上着だけ…
僕に残されたのは破れた上着だけ…
新しい上着を持ってたんだけれど…
今は…もう新しくないんです…
今は…もう新しくないんです…!!!

188 :
【LA GIRAFFA GENOVEFFA】  キリンのジェノヴェッファ
原詞(ノルウェー語):レンナート・ヨハンセン 伊語詞:ジョルジオ・カラブレーゼ  曲:レイヴ・ラムフョルト   歌:プレーベン・ニュロッケン  / 1995年(第38回)
誰だって、キリンは
こんな変てこな歩き方をすることを知っているけど
でも僕のキリンのジェノヴェッファは…
違うよ、違うよ、違うよ、違うよ
音楽を耳にして
ゆらゆら動くさまを見てごらん
中央アメリカにアフリカ
ルンバ、メレンゲ、チャチャ…
踊りを知らないキリンたちがそれぞれ
どんなに鼻息を立てるか聞いてごらん、『フー、フ・フーッ!』
でも僕のキリンのジェノヴェッファは…
違うよ、違うよ、違うよ、違うよ

僕のキリンは、音感が無くて身のこなしが下手糞な人を
笑い者にするんだ
布地でできてるんだよ、僕のキリンは…
オ・オ・オ・オ!
音楽を耳にして
ゆらゆら動くさまを見てごらん
中央アメリカにアフリカ
ルンバ、メレンゲ、チャチャ…
こんなキリンはごまんといるよ
首が長くて頭の小さなキリンは
でも僕のキリンのジェノヴェッファは…
違うよ、違うよ、違うよ、違うよ

#(※ここにノルウェー語歌詞が入りますが、訳者がノルウェー語を解しないため割愛します)

キリンはキリンだよ
たとえハクチョウに変装していたって
でも僕のキリンのジェノヴェッファは…
違うよ、違うよ、違うよ、違うよ
音楽を耳にして
ゆらゆら動くさまを見てごらん
中央アメリカにアフリカ
ルンバ、メレンゲ、チャチャ…
どう言ってみたって、キリンってのは
セキレイのようにちょっとろくでなしなんだ
でも僕のキリンのジェノヴェッファは…
違うよ、違うよ、違うよ、違うよ

189 :
【LA GONDOLA NEL SECCHIO】  バケツの中のゴンドラ
詞:エミーリョ・デ=サンツアーネ  曲:アルトゥーロ・カサデイ、ピェーロ・アランダ  歌:オルネッラ・マラヴァージ / 1965年(第7回)
私は小さなゴンドラを
贈ってもらったわ
木だけで作られていてすっかり金色なのよ
ゴンドラが行く潟は、バケツの中の水よ
その水に私は青いインクを入れたわ
バケツの中をゴンドラが行く
やさしく、物憂げに、一人ぼっちで…
小さな潟の上には
お月様が出ているわ

そこの掛け釘に掛かっているわ
ボール紙のお月様よ
ちょっとけだるそうに下を見下ろしてるわ
青く染まった水の上を
私のゴンドラには櫂がないの
それにゴンドラ漕ぎもいないわ
私が押してやるとゆらゆら揺れるのよ…
ゆらゆらと…こんなふうに…
バケツの中をゴンドラが行く
やさしく、物憂げに、一人ぼっちで…
小さな潟の上には
お月様が出ているわ
ゴンドラ、ゴンドラ… ゆらゆら揺れながら行くわ…
ゴンドラ、ゴンドラ… ゆらゆら揺れながら行くわ…

190 :
【LA GUERRA DEI MUTANDONI】  ステテコパンツ戦争
詞:ガブリエーレ・バルドーニ  曲:ラニェーロ・ガスパーリ  歌:テレーザ・ヴィリャニージ、アントネッラ・コッツォリーノ / 2003年(第46回)
ベルモンテ(※イタリアに同名の地名がいくつかあるがおそらく架空の地名の設定)の侯爵のグイドバルド・デイ=バルドーニは
シャンピニョン(※こちらもおそらく架空の地名の設定)のパスパルトゥー子爵に対して腹を立てていました
子爵のところで干している服が侯爵のところから夕焼けを隠していたからです
『このような無礼には我慢がならぬ!』侯爵は言って送りました
『このような無礼には我慢がならぬ!』侯爵は言って送りました
でも子爵は侯爵に答えてよこしました、『干したいときに干すだけだ
もし夕焼けが眺めたければ塔に登ればよろしい!』
どちらも譲らず、いよいよ戦争になり、二つの軍隊が配置されました
でも突然、兵士たちの中から声が上がったのです
だめだよ、だめだよ!
戦争なんて絶対に駄目だ! − だめだと言わなくちゃ!
何もかも最後には失われて − だめだと言わなくちゃ!
誰もかも最後には泣くことになるんだよ!
だめだよ、だめだよ!
戦争なんて絶対に駄目だ!
だめだと口に出して言うことを世界中が学ばなくちゃ!
だめだと口に出して言うことを世界中が学ばなくちゃ!
だめだよ、だめだよ!
だめだと言わなくちゃ!
だめだよ、だめだよ!
だめだと言わなくちゃ!

191 :
【LA GUERRA DEI MUTANDONI つづき】  
『我々がここで拳で殴り合ったりどつき合ったりしていても
 子爵はステテコパンツをどけないだろうし、侯爵も一歩だって歩こうとしないだろう
 それなら兵士たちめいめいが旗取り(※鬼役の人が持っている旗ないしハンカチを周りの遊び手が素早く奪う子供のゲーム)をやって遊んで
 そうして今夜はそれぞれみんなの家族のところへ帰ろうよ』
そうして今夜はそれぞれみんなの家族のところへ帰ります
侯爵はこちらで呆気にとられ、あちらでは子爵がびっくりしています
ベルモンテ平原ではこの戦争が始まらないのですから
どちらも怒って命令を下し、太鼓を叩いたりファンファーレを鳴らしたりさせますが
平原ではみんな遊んでいるので、戦争は始まりません!
だめだよ、だめだよ!
戦争なんて絶対に駄目だ! − だめだと言わなくちゃ!
何もかも最後には失われて − だめだと言わなくちゃ!
誰もかも最後には泣くことになるんだよ!
だめだよ、だめだよ!
戦争なんて絶対に駄目だ!
だめだと口に出して言うことを世界中が学ばなくちゃ!
だめだと口に出して言うことを世界中が学ばなくちゃ!
だめだよ、だめだよ!
戦争なんて絶対に駄目だ! − だめだと言わなくちゃ!
何もかも最後には失われて − だめだと言わなくちゃ!
誰もかも最後には泣くことになるんだよ!
だめだよ、だめだよ!
戦争なんて絶対に駄目だ!
だめだと口に出して言うことを世界中が学ばなくちゃ!
だめだと口に出して言うことを世界中が学ばなくちゃ!
だめだよ、だめだよ!
だめだと言わなくちゃ!
だめだよ、だめだよ!
だめだと言わなくちゃ!

192 :
【LA LUCCIOLA NEL TASCHINO】  ポケットの中のホタル
詞:エミーリョ・デ=サンツアーネ  曲:ミッラン  歌:ガエターノ・タルタッリャ / 1967年(第9回)
かわいいホタルが
僕の友達になったんだ
イヌやネコならたくさんいるけど
僕にしてみたらうるさすぎるんだ…
僕は内気で小さいんだ
ポケットにはホタルを入れて
一日中散歩に出て
野原へ花を摘みに行くんだ
僕は内気で小さいくて
ポケットにはホタルを入れてるんだ
友達と遊びたいときは
蛍が光をチカチカさせてくれるんだ…

お日様が海に沈んだら
僕らは野原の一軒家に戻るんだ
僕がホタルをクッションの上に載せると
ホタルは明かりをともしてくれる
こうして、暗い夜でも
僕はちっとも…怖くないんだ…
オ! オ! オ! オ! 
オ! オ! オ!
僕はちっとも…怖くないんだ…

193 :
【LA LUMACA ELISABETTA】  カタツムリのエリザベッタ
詞:アントーニオ・ガスパーレ・ボヌーラ  曲:アントーニオ・ガスパーレ・ボヌーラ  歌:エレオノーラ・ヴェスパジャーノ / 2009年(第52回)
小さなカタツムリのエリザベッタは
いつもお家を忘れてた
ママはエリザベッタによく言っていた、『ちゃんと聞きなさい、
少なくとも青いマフラーは巻いておきなさいったら!』
エリザベッタは聞こうとしないで
『忙しいの!』と言いながら逃げちゃった
嵐が近づいてきているのも見なかったので
降ってくる雨水でびしょ濡れになっちゃった
学ばなくちゃいけない事って
いろいろあるのよ
規則はちゃんと
守るためにあるのよ
ありとあらゆるものが遊ぶためだけにあるわけじゃないのよ
大切に思ってくれている人の言うことを聞いたらわかるわ
二度と嵐に当たってびしょびしょにならずに済むようになることが!
学ばなくちゃいけない事っていろいろあるのよ
規則はちゃんと守るためにあるのよ
ありとあらゆるものが遊ぶためだけにあるわけじゃないのよ
大切に思ってくれている人の言うことを聞いたらわかるわ
二度と嵐に当たってびしょびしょにならずに済むようになることが!

いまエリザベッタはお医者さんのところにいるの
風邪を引いたので鼻が詰まっちゃったから
後悔して言うには、『ママ、お願い
寒いから青いマフラーをちょうだい!』
ママが答えて言うには、『ちゃんと聞きなさい、
お家無しで外に出ちゃだめよ!』
エリザベッタはしっかり聞いて
それから約束するの、もう二度としないって!
学ばなくちゃいけない事って
いろいろあるのよ
規則はちゃんと
守るためにあるのよ
ありとあらゆるものが遊ぶためだけにあるわけじゃないのよ
大切に思ってくれている人の言うことを聞いたらわかるわ
二度と嵐に当たってびしょびしょにならずに済むようになることが!
学ばなくちゃいけない事っていろいろあるのよ
規則はちゃんと守るためにあるのよ
ありとあらゆるものが遊ぶためだけにあるわけじゃないのよ
大切に思ってくれている人の言うことを聞いたらわかるわ
二度と嵐に当たってびしょびしょにならずに済むようになることが!

194 :
【LA LUMACA ELISABETTA つづき】  
でも日が暮れたら、カタツムリのエリザベッタは
空高くで星がたくさん輝いているときに
エリザベッタをしっかりしっかり捕まえているママについていてもらって
青いマフラーを巻いてうとうと寝ちゃうのよ
学ばなくちゃいけない事っていろいろあるのよ
規則はちゃんと守るためにあるのよ
ありとあらゆるものが遊ぶためだけにあるわけじゃないのよ
大切に思ってくれている人の言うことを聞いたらわかるわ
二度と嵐に当たってびしょびしょにならずに済むように
なることが!

195 :
【LA LUNA E MATTA】  お月様はおどけ者
詞:アルベルト・テスタ  曲:ロベルト・リヴラーギ  歌:ダニエーラ・スカリョーニ / 1969年(第11回)
ダバダバダ
ダバダバダ
ダバダバダバダバダバダバダ
お月様はおどけ者、お月様はお馬鹿さん
でもさいわい、お月様にはお口がないのよ…
無いわけじゃないんだよ…
無いわけじゃないんだよ…
夜は真っ黒
でもさいわい、日が暮れて
日が暮れてもう真っ暗になったら
メンドリが鶏小屋の中で…
コ・コ・コッコケー…
コ・コ・コッコケー…
寝ているときには何をするか知ってる?
卵を抱いて温めてるの…
それからそれから
ゴーン ゴーン
ゴーン ゴーン ゴーン ゴーン ゴーン ゴーン…
夜明けとともに鐘が鳴りだすのよ
そして世界中が目を覚ますの
ダバダバダ
ダバダバダ
ダバダバダバダバダバダバダ
お月様はおどけ者、でんぐり返しをするのよ
お月様は寝にいっちゃって、お日様が出てくるの…
きみも起き上がるのさ
きみも起き上がるのさ
夜は消え去っちゃって
ほら、あくびをしながらお花が目を覚ますわ
お花が目を覚ますわ、ヒナギクの花よ
指でそっと撫でてあげてね…
でも潰しちゃだめだよ
でも潰しちゃだめだよ…
お花は素敵な一日を
きみに願ってくれるために目を覚ましたのよ…
それからそれから
ゴーン ゴーン
ゴーン ゴーン ゴーン ゴーン ゴーン ゴーン…
夕方になると鐘が鳴りだすのよ
お月様はおどけ者だけど、戻ってくるわ
ダバダバダ
ダバダバダ
ダバダバダバダバダバダバダ

196 :
【LA LUNA E MATTA つづき】  
お花が目を覚ますわ、ヒナギクの花よ
指でそっと撫でてあげてね…
でも潰しちゃだめだよ
でも潰しちゃだめだよ…
お花は素敵な一日を
きみに願ってくれるために目を覚ましたのよ…
それからそれから
ゴーン ゴーン
ゴーン ゴーン ゴーン ゴーン ゴーン ゴーン…
夕方になると鐘が鳴りだすのよ
お月様はおどけ者だけど、戻ってくるわ
ダバダバダ
ダバダバダ
ダバダバダバダバダバダバダ

197 :
【LA MAMMA DELLA MAMMA】  お母さんのお母さん
詞:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ、ジャンフランコ・ファザーノ  曲:ジャンフランコ・グロットリ、アンドレア・ヴァスケッティ、ジャンフランコ・ファザーノ  歌:リリアーナ・ネッリャ / 1998年(第41回)
私たち、もし一人きりにされていてたら、とんでもないことをしでかすから
一緒にいてくれる人が誰かいてほしいのよ
パパは仕事しているし、ママも仕事しているし
それじゃ私たちと一緒にいてくれるのは
それはお母さんのお母さんよ
お母さんがいない時はいつも私と一緒にいてくれるの
お母さんのお母さんは
電話でクイズを出してくれる、オズの魔法使いの仲間なのよ
お母さんのお母さんは
私にとってはコンピューター、何でも知ってるのよ
お母さんのお母さんは
でもどうするのかは謎なのよ、でもどうするのかは謎なのよ
わけを教えて − ねえ、どうして
お母さんのおばあちゃんのことについてずっとよく知ってるわけを
わけを教えて − えーと…えーと…
私のことよりも、きみのことよりもよく知ってるわけを
たぶんこういうわけよ − ねえ、どうして
お母さんのおばあちゃんの娘だからよ
そういうわけだから − えーと…えーと…
私のことよりも、きみのことよりもよく知ってるのよ
お母さんのお母さんは
オムレツを七個平らげてそれから自転車を漕ぐわ
お母さんのお母さんは
私から空手の技を教わったわ
力持ちね − 捕まえるのは誰!
オオカミに脅かされるのじゃないのよ、ないのよ、ないのよ
お母さんのお母さんは
でもどうするのかは謎なのよ、でもどうするのかは謎なのよ
わけを教えて − ねえ、どうして
お母さんのおばあちゃんのことについてずっとよく知ってるわけを
わけを教えて − えーと…えーと…
私のことよりも、きみのことよりもよく知ってるわけを
たぶんこういうわけよ − ねえ、どうして
お母さんのおばあちゃんの娘だからよ
そういうわけだから − えーと…えーと…
私のことよりも、きみのことよりもよく知ってるのよ
そしてひと月に三回
おばあちゃんは私にパーティを開いてブリッジを教えてくれることに決めたの
お国言葉と英語訛りをまぜこぜにして
イギリスの女王様気分になってるわ
でも私にはそうは思えない、だってまるきりMr. ビーン(※1990年代の英国のコメディドラマ、およびその主人公)ばかり思い起こしちゃうもの
ミスター・誰?ミスター・誰? … ほら、Mr. ビーンよ!
アー!…

198 :
【LA MAMMA DELLA MAMMA つづき】  
私たちだって子供だもの、知りたくなっちゃうわ
誰の方を振り向いたら良いのかを
誰に従えばよいのか、誰の言うことを聞くべきか
でもどうやって教わればいいのか
それからもし一人きりでいるとき
とんでもないことをしでかすから
一緒にいてくれる人が誰かいてほしいのよ
パパは仕事しているし、ママも仕事しているし
それじゃ私たちと一緒にいてくれるのは…
それはお母さんのお母さん
私のお母さんが知らないような作り話を何でも知ってるのよ
それはお母さんのお母さん
私のお母さんが知っている歌なら何でも知ってるのよ…
わけを教えて − ねえ、どうして
お母さんのおばあちゃんのことについてずっとよく知ってるわけを
わけを教えて − えーと…えーと…
私のことよりも、きみのことよりもよく知ってるわけを
たぶんこういうわけよ − ねえ、どうして
お母さんのおばあちゃんの娘だからよ
そういうわけだから − えーと…えーと…
私のことよりも、きみのことよりもよく知ってるのよ
お母さんのお母さん
それはおばあちゃん!でもすごいお母さん
お母さんのお母さん
つまりはお母さんのおばあちゃんの娘なのよ!

199 :
【LA MAZURCA DELLA MELA ANNURCA】  リンゴのアンヌルカのマズルカ
原詞(ポーランド語):伝統曲 伊語詞:グリマンディ・トルザコフスカ、ジョルジオ・カラブレーゼ  曲:伝統曲、編曲はジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ   歌:マルツィン・ズィオウコフスキ  / 1984年(第27回)
この歌は
リンゴのアンヌルカのマズルカなんだ
イタリア語とポーランドが一緒になった
お伽話なんだ
おと・お伽話は
グニェズノ(※ポーランド中西部、ポズナニ近くにある都市)を旅立って
クラクフ(※ポーランド南部の都市、旧ポーランド王国の首都)を通り過ぎて
コウォ(※ポーランド中部の、ワルシャワとポズナニの間にある町)も通り過ぎて
おと・お伽話は
ポズナニ(※ポーランド西部にある都市、同国西部の中心都市)の上を飛んで
グディニャ(※ポーランド北部の港湾都市)でも立ち止まらず
グダニスク(※ポーランド北部の同コマ/苦最大の港湾都市、グディニャのすぐ南にある)で降りたんだ
考えが湧かず − 湧かず
言葉が思いつけない時は − 思いつけない時は
きみを存分に手助けしてあげるよ − あげるよ
地図を広げて − 広げて…

この歌は
リンゴのアンヌルカのマズルカなんだ
イタリア語とポーランドが一緒になった
お伽話なんだ
おと・お伽話は
パテルノー(※イタリア南部シチリア島のエトナ山南麓にある町)で生まれて
エトナ山(※シチリア島にある火山)をの上を通り過ぎて
マッツァロー(※シチリア島北西部の海岸)に舞い降りる
おと・お伽話は
サン・ドナ(※イタリア北東部にある都市)をたって
アスティ(※イタリア北西部の都市、同名のワインで知られる)でも立ち止まらず
ブラ(※イタリア北西部の都市、スローフード運動の発祥地)で降りたんだ
考えが湧かず − 湧かず
言葉が思いつけない時は − 思いつけない時は
きみを存分に手助けしてあげるよ − あげるよ
国勢地図帳も使えるよ − 使えるよ…

#(※ここにポーランド語歌詞が入りますが、訳者がポーランド語を解しないため割愛します)

おと・お伽話は
ドベルド(※イタリア北東部の町、スロベニアとの国境沿いにある)で生まれて
ワルシャワ(※ポーランドの首都)へ旅立って
ガンボロ(※イタリア北部の町)に戻ってくる
おと・お伽話は
タルヌフ(※ポーランド南部にある都市)から下りてきて
ローマでぴょんと飛び跳ねて
ゴジュフ(※ポーランド西部の都市、ドイツとの国境近くにある)で旅を終えるんだ
ララララ − ララララ − ラララ − ラララ
ララララ − ララララ − ラララ − ラララ
ララララ − ララララ − ラララ − ラララ
ララララ − ララララ − ラララ − ラララ

200 :
【LA MELA DELLA VITA, LA MELA DELL'AMORE】  命のリンゴ、愛のリンゴ
原詞(フランス語):セルジュ・ファンティネル 伊語詞:アルベルト・テスタ、ピーノ・スカルペッティーニ  曲:J. S. シューズ、エリオ・ニージ   歌:アレクシス・ドゥ=ブロワ  / 1985年(第28回)
イェ イェ イェ 僕はきみにリンゴをあげる
イェ イェ イェ きみは僕にリンゴをくれる
リンゴはそこにあっていい香りをたてている
いい香りを立ててリンゴがそこにある
命のリンゴ、愛のリンゴ
僕らみんなに幸せを分け与えてくれるんだ…
イェ イェ イェ 僕はきみにリンゴをあげる
イェ イェ イェ きみは僕にリンゴをくれる
枝はそこにあって葉っぱを茂らせている
葉っぱを茂らせて枝はそこにある
命の木切れ、愛の木切れ
そうして僕らを温かくしてくれる…
イェ イェ イェ 僕はきみにリンゴをあげる
イェ イェ イェ きみは僕にリンゴをくれる
木はそこにあって枝を伸ばしている
枝を伸ばして木はそこにある
命の印、愛の印が
開きそうな花一つ一つについている…
イェ イェ イェ 僕はきみにリンゴをあげる
イェ イェ イェ きみは僕にリンゴをくれる
木にはもう根っこが付いている
根っこがもう木には付いている
命の線、愛の線を
緑の野原に描くよ…

#イェ イェ イェ 君にリンゴがひとつ、僕にもひとつ
#イェ イェ イェ 僕にリンゴがひとつ、君にもひとつ
#葉っぱの付いたリンゴがあるよ
#葉っぱがリンゴに付いているよ
#命のリンゴ、愛のリンゴ
#心のリンゴ、善意をもたらしてくれるんだ…
#イェ イェ イェ 君にリンゴがひとつ、僕にもひとつ
#イェ イェ イェ 僕にリンゴがひとつ、君にもひとつ
#葉っぱの端には枝が付いている
#枝が葉っぱの端には付いている
#命の森、森は愛のためにある
#心の底にある森、温かくしてくれるんだ…
(※以上、#の行はフランス語原詞)
イェ イェ イェ 僕はきみにリンゴをあげる
イェ イェ イェ きみは僕にリンゴをくれる

201 :
【LA MELA DELLA VITA, LA MELA DELL'AMORE つづき】  
もし根っこが深く潜りこんだら
リンゴは種を抱いて落ちる
命の始まり、愛の始まり
そして新しい夢がともるよ…
イェ イェ イェ 僕はきみにリンゴをあげる
イェ イェ イェ きみは僕にリンゴをくれる
この物語はここ、この世界にあるんだ
この世界にこの物語があるんだよ
リンゴ、種、木、花
こうして愛は打ち勝つんだ…
イェ イェ イェ − イェ イェ イェ イェ イェ − イェ イェ 
イェ イェ イェ − 愛は打ち勝つんだ…
イェ イェ イェ − イェ イェ イェ イェ イェ − イェ イェ 
そしてこうして愛は…打ち勝つんだ!

202 :
【LA MIA BIDELLA CANDIDA】  私の用務員さんカンディダ
詞:ジャン=ピエトロ・ペンディーニ 曲:ジャン=ピエトロ・ペンディーニ  歌:ジュリア・ズバラッリャ / 1999年(第42回)優勝
私の用務員さんカンディダは
恐るべきタイプの人よ
顔つきは自信ありげで気品があって
一日中お掃除をしているの
私の用務員さんカンディダは
情報科学に詳しくて
マクロバイオティックスで
メニューを用意するのよ
私の用務員さんカンディダ
私の用務員さんカンディダ
もし先生がきつく怒ったなら
カンディダがきみを慰めてくれるわ
それから携帯電話を止めて
きみのことだけを聞いてくれるのよ
それからもし本を忘れたり
宿題をしてこなかったりしても
急いでカンディダに頼んでみるといいわ
アドバイスをしてくれるはずよ
私の用務員さん、気立てが良くて物静かで
もし学校に来なかったら、校長先生は大騒ぎよ
あんまり具合がよくなかったら、カモミール茶を淹れてくれるわ
もしカンディダがいなかったらなんにもさっぱりうまくいかないことに気が付くわよ
用務員さんがいなけりゃ、教壇も輝かないし
用務員さんがいなけりゃ、誰が休み時間のベルを鳴らしてくれるのかしら
用務員さんがいなけりゃ、物語はいつだってこんなこと
もしカンディダがいなかったらなんにもさっぱりうまくいかないことに気が付くわよ
私の用務員さんカンディダ
私の用務員さんカンディダ

間違いなく弱弱しくなんかないわ
エアロビクスに励んでるもの
いつもいる体育館は
三年B組の教室よ
ものわかりが早くて実践的で
きちんと理屈で考えるのよ
みんな何でも尋ねるけれど
決してなぜと聞いたりはしないわ
私の用務員さんカンディダは
音楽といえば夢中になるのよ
誰もカンディダのようにうまく
鐘を鳴らしたりできないのよ
私の用務員さんカンディダは
最高に素晴らしい友達よ
私は黒板に、カンディダに向けて
大きく書いたわ…『チャオ』と
『チャオ』

203 :
【LA MIA BIDELLA CANDIDA つづき】 
私の用務員さん、気立てが良くて物静かで
もし学校に来なかったら、校長先生は大騒ぎよ
あんまり具合がよくなかったら、カモミール茶を淹れてくれるわ
もしカンディダがいなかったらなんにもさっぱりうまくいかないことに気が付くわよ
用務員さんがいなけりゃ(…用務員さんがいなけりゃ)教壇も輝かないし(…用務員さんがいなけりゃ)
用務員さんがいなけりゃ(…用務員さんがいなけりゃ)誰が休み時間のベルを鳴らしてくれるのかしら(…用務員さんがいなけりゃ)
用務員さんがいなけりゃ(用務員さんがいなけりゃ)物語はいつだってこんなこと
もしカンディダがいなかったらなんにもさっぱりうまくいかないことに気が付くわよ
私の用務員さん、気立てが良くて物静かで
もし学校に来なかったら、校長先生は大騒ぎよ
私の用務員さんカンディダは、最高に素晴らしい友達よ
私は黒板に、カンディダに向けて大きく書いたわ…『チャオ』と!
私は黒板に、カンディダに向けて大きく書いたわ…『チャオ』と!
『チャオ』!

204 :
【LA MIA DOLCE NELLI】  僕のかわいいネッリ
詞:マーラ・マレッティ・ソルディ 曲:マリオ・パガーノ  歌:ガブリエーレ・カンタレッリ / 1980年(第23回)
僕は小学校一年生
書いたり数えたりすることを少しわかるようになったよ
学校では素敵な事を見つけたよ
いつもみんなと一緒にいるのって素敵だな!
先生はいろんなことをたくさん、たくさん知っていて
そこにいてお話を聞くのは素敵だな
それから僕がとりわけお気に入りの女の子がいるんだ
ネッリっていう団子っ鼻の子さ…
ああ!僕のかわいいネッリ
『i』って字が書けないんだ
どうして二たす一が
三になるのかもわからないんだ
ああ!僕のかわいいネッリ
麻色の髪の毛をしてて
いつもボールペンをしゃぶってて
口を汚してばかりいるんだ
家を描くと逆さまになってて
子供を描くと指が五十本あって
それから僕に言うんだ、『ねえ、おでがい
お日様を描くから、みろり色を貸ちてくんない?』
(『ねえ、お願い、お日様を描くから緑色を貸してくれない?』の舌足らずな言い方。原詞では、本来「r」であるべきところがすべて「l」になっています)
僕のかわいいネッリ
こんなにちっちゃくて
すっかりチョークまみれで
それもやっぱりかわいく思えるんだ…
ああ!僕のかわいいネッリ
歯の抜けた笑顔を見せてくれる
僕はネッリのおさげ髪を引っ張り
ネッリは僕にしかめっ面をする
ピリピ ピリピ ピリピ ピ
でもそんな所も僕にはかわいく思えるんだ!

205 :
【LA MIA DOLCE NELLI つづき】  
ああ!僕のかわいいネッリ
『i』って字が書けないんだ
どうして二たす一が
三になるのかもわからないんだ
ああ!僕のかわいいネッリ
麻色の髪の毛をしてて
いつもボールペンをしゃぶってて
口を汚してばかりいるんだ
僕が『大きくなったら何になるの?』と尋ねると
ネッリは口をぽかんと開いて僕を見て
それから答えるんだ、『あたち、かんごくさんになうんだ
だってあたちのおにんぎょさんがびょうきなんらもん…』
(※『あたし看護婦さんになるんだ、だってあたしのお人形さんが病気なんだもん…』の舌足らずな言い方。上と同様、「r」が「l」に入れ替わっています)
ああ!僕のかわいいネッリ
爪をかじったり
鼻をすすったり
でもそんな所も僕にはかわいく思えるんだ…
ああ!僕のかわいいネッリ
『i』って字が書けないんだ
歯の抜けた笑顔を見せてくれたり
僕にしかめっ面をしたり
ピリピ ピリピ ピリピ ピ
でもそんな所も僕にはかわいく思えるんだ!
僕のかわいいネッリ…
僕のかわいいネッリ…
ネッリ!

206 :
【LA MIA ETA'】  私の年
原詞(英語):フローレンス・ドノヴァン 伊語詞:マリア・フランチェスカ・ポッリ  曲:フローレンス・ドノヴァン   歌:エレオノーラ・スファルツィ  / 2009年(第52回)
私の年は
来ては去っていく音楽のよう
風と詩とで作られたハーモニーなのよ
風と詩とで
空と海とがお互いに気さくな言葉で話すとき
私だって飛べるはずよ
 − 夢をたっぷり見ながら
私の年は寄せる波のよう
寄せては返す
潮の満ち干の波なのよ、魅惑と現実の年
世界のどんな場所も、我が家のようになるわ
雲の上に色をひと刷毛塗れば
すべてが変わるわ
#さあ行こう、行こう、行こう
#わあい、私はイングランドの雨の日が大好き、好きなのよ
#わあい、私はイングランドの雨の日が大好き、好きなのよ
(※以上、#の行は英語原詞。以下も同様)
青空は見当たらないけれど、私たちの中にあるのよ
これまで私が見たこともないほどたくさんの太陽が私の周りにあるわ

207 :
【LA MIA ETA' つづき】  
私の年は天真爛漫よ
天真爛漫
果てしなく広がる夢の中にいるのよ
私の年では
雨と太陽の間に境がないのかどうか
空と海の間に境がないのかどうか
雨と太陽なら、憎しみと愛ならどうか想像してみよう
何かが変わるはずよ
#さあ行こう、行こう、行こう
#わあい、私はイングランドの雨の日が大好き、好きなのよ
#わあい、私はイングランドの雨の日が大好き、好きなのよ
青空は見当たらないけれど、私たちの中にあるのよ
もし太陽が出てなくても、ここ、私の中から出てくるのが見えるわ
もし太陽が出てなくても
ケーキにお茶を
五時にきみのところで
五時に
#五時
#五時
#五時
#五時
#わあい、私はイングランドの雨の日が大好き、好きなのよ
 − 夕暮れの始まりどきさ
#わあい、私はイングランドの雨の日が大好き、好きなのよ
 − 夢を見つつ生きているよ
#わあい、私はイングランドの雨の日が大好き、好きなのよ
 − 世界に降る雨の間で
#わあい、好きなのよ
 − 世界が変わらなくなるまで
#わあい、好きなのよ
 − 世界が変わらなくなるまで
#わあい、好きなのよ
 − 世界が変わらなくなるまで
世界が変わらなくなるまで

208 :
【LA MIA OMBRA】  私の影
詞:ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ 曲:コルラード・カステッラーリ、メロディ・カステッラーリ  歌:ルドヴィーカ・シャーノ=ディ=ツェニーゼ / 2009年(第52回)
お日様が空で輝いているときは、私の影はすぐそばにいるわ
私が歩けば影も歩き、私が止まれば止まるのよ
私の影はどんな場所でも
なんとしてでも私についてくるのよ
私がしようとすることは、影も私と一緒にするのよ!
私と一緒にするのよ!
私の影
私の影
ほんのちょっとだけ変化するのよ!
ほんのちょっとだけ!
朝は大きくなろうとするけれど、後になるとそうしなくなるのよ
私の影、私の影
なにをするのかみんなは知ってる?
何をするの?
日が暮れるにつれてすごく長くなって、それから消えていなくなっちゃうの

私が友達とは知っているとき、影も私を追っかけて走るわ
もし私が自転車を乗り回せば、影もそばでペダルを踏むのよ
ピクニックに行くときもやっぱり
影は私について来るの
山の細道でも私のすぐわきにくっついて登るのよ
登るのよ!
私の影
私の影
ほんのちょっとだけ変化するのよ!
ほんのちょっとだけ!
朝は大きくなろうとするけれど、後になるとそうしなくなるのよ
私の影、私の影
なにをするのかみんなは知ってる?
何をするの?
日が暮れるにつれてすごく長くなって、それから消えていなくなっちゃうの

209 :
【LA MIA OMBRA つづき】
  
毛布の中で
なんとなくうとうと眠くなってくるとき
何度も不思議に思うわ
『私の影さん…ねえ、どこにいるの?』
今から私は電気をつけて
ベッドの上に腰掛けるわ
こうすれば、すぐそばの枕の上に、私の影がいるのが見えるもの
すぐそばに!
私と一緒よ!
すぐそばにいるの!
私の影
私の影
いつも私と一緒に休むのよ!
大きくても小さくても、いつも仲良くしているのよ
私の影、私の影
飽きちゃうことなんかないわ
仲良しってこういうことだと分かるようにしてくれるのよ!
仲良しってこういうことだと
分かるようにしてくれるのよ!
私の影は私と一緒にいるのよ!
一緒に!

210 :
【LA MIA ORCHESTRA】  私のオーケストラ
原詞(スペイン語):イレアナ・バスケス 伊語詞:マリア・クリスティナ・ミッシャーノ  曲:イレアナ・バスケス   歌:リマリス・マルティン・パゲス  / 1999年(第42回)
もしキューバに来ればきっとわかるわ
素晴らしく楽しいところだってことが
いつもみんな歌ったり、踊ったり、ほら
どこへ行ってもよ、だって…
あなたと一緒にいてくれるのはペドロ
あらゆる楽器の王様なのよ
もしある日あなたにも教えてくれたら
素晴らしく幸せになれるわ!
#私は音楽を勉強したいの
#ちょうど始めどきよ
#今は子供だけれど
#私の夢をかなえてみせるわ
(※以上、#の行はスペイン語原詞。以下も同様)
手始めに覚える音符は
ドレミファソラ
それからオーケストラを丸ごと作り出すのよ
素晴らしい事になるわ!
さあ、マラカスが鳴るわ『チキチキチキチ』
『チキチキ チキチキ チキチキチキチ』
『チキチキ チキチキ チキチキチキチ』
それにこたえてギターが鳴り出す『プリン プリン プリン』
『プリンプリンプリン  プリンプリン プリンプリンプリン』
『プリンプリンプリン  プリンプリン プリンプリンプリン』
低音を出してコントラバスが鳴るわ『ズン ズン』
『ズン ズン ズン ズン ズン ズン』
『ズン ズン ズン ズン ズン ズン』
ベルが幸せそうに歌うのよ『ゴン ゴン』
『ギン ギン ゴゴンギンギン ギンゴゴ』
『ギン ギン ゴゴンギンギン ギンゴゴ』
ボンゴとコンガはこんなふうに愛の言葉を述べあうわ
『ボン ボボ トルルル ボン ボンボ トルルル トルルル』
『ボン ボボ トルルル ボン ボンボ トルルル トルルル』
ラッパがみんなそろって高らかに鳴り響くわ『ペレペ』
『ペレペレッペ ペレッペ』
『ペレペレッペ ペレッペ』
#最後にはみんなすっかり
#夢になっちゃったけど
#でも私はどうしても
#したいのよ
この夢を追いかけて
この道を君と一緒に進みたいな
かの偉大なペドロのように
喜びを広められるようになれるかな
この夢を追いかけて、こんなふうに…
夢が本物になるわ!

211 :
【LA MIA SUISSE】  私のスイス
原詞(スイスドイツ語、フランス語):ロベルト・カルロット 伊語詞:サルヴァトーレ・デ=パスクワーレ(デプサ)  曲:ロベルト・カルロット   歌:エレオノーラ・ブレンニ  / 2006年(第49回)
私が生まれた場所は、世界でも
これほどおいしい場所はきっと無いってくらいおいしいところよ
山はクリームでできていて、野原はシュークリームで
川はハチミツが流れているのよ、私と一緒においでよ!
スイス、ミーニィ・シュヴィス(※スイスドイツ語で「私のスイス」の意味)、スイス、私のスイス!
学校はメレンゲでできていて、そこへ私を乗せて行くのは
パパが運転するチョコレート製の自動車なのよ
学校で友達に会ったら、私は『チャオ』と呼びかけるわ
『チュッス(※スイスドイツ語を含むドイツ語で「やあ」の意味)』と一人が答えれば、他の子は『ボンジュール・ア・トワ(※フランス語で「君もおはよう」の意味)』と言うのよ
私のスイス!

雲の下の場所には砂糖が降ってくるけど
晴れているときは、空は青いマジパンなのよ
家はケーキで、湖はフラッペなのよ…
口に涎が湧いてきたなら、さあ、私と一緒に行こうよ!
スイス!私のスイス!
スイス、スイス、スイスってこんなところだよ
でも私たちを絶対に信じてよ、インチキがそこらじゅうにあるじゃない
大袈裟に言いすぎてたのならごめんね、ごめんね
こうだったらいいのにな、世界中がすっかり…
おいしい物でできていたら!
スイス!私のスイス!

#水を溜めこんだ雨雲が
#これまでに見たこともないような雲が
#やがてラスベリーチョコの池の上にアイスクリームの雨を降らせるわ
##木々はキャンデーでできていて、道はプラリネでできているのよ
##私は待ってるから、早く来て味わってみて!
(※以上、#の行はスイスドイツ語原詞、##の行はフランス語原詞)
スイス!私のスイス!
私が生まれた場所は、私がそこをどれだけ好きかを
いまきみに話したとおりのところなのよ
もし気に入ったのなら、来てみてね
世界でいちばんおいしい場所にきっとなるわ!
スイス、
ミーニィ・シュヴィス、
スイス、
私のスイス!

212 :
【LA MINI ASTRONAVE】  ミニ宇宙船
詞:ロベルト・マルコーラ 曲:コルラード・コモッリ  歌:マリア・ルイーザ・フェルリート、サルヴァトーレ・カッペッルッチョ / 1972年(第14回)
ある晴れた日に空から下りてきた
ある晴れた日に小さな宇宙船が下りてきた
一匹のハエだけが、下りてくるところをを見ていた
ちょっと戸惑いながら着陸するところを見ていた
ずっとずっと遠くの世界からやって来て
麦の粒よりも小さくて
つるして干してあった靴下の底に
ミニ宇宙船は潜りこんじゃった
ミニ宇宙船に、ミニ宇宙飛行士
宇宙人の司令官はこんなにちっちゃいよ…
司令官が指揮するのは、三百五十人の
ミニミニ乗組員、こんなにミニなんだ!

それでピエリーノくんがその靴下を履いたとき
底に小石が入っているように感じたんだ…
そこで地面に投げ捨てようとしたら
その小石が飛び始めたのさ!
部屋中を飛んでコップの中に着陸したわ
でもマッティアおばあちゃんが飲み物を欲しくなってきて…
おいしいワインをコップに指三本分のかさだけ注いだから
ミニ宇宙船は逃げ出す羽目になっちゃった!
ミニ宇宙船に、ミニ宇宙飛行士
宇宙人の司令官はこんなにちっちゃいよ…
司令官が指揮するのは、三百五十人の
ミニミニ乗組員、こんなにミニなんだ!

煙突から煙と一緒に逃げ出した
ミニ宇宙船は煙と一緒に逃げ出した!
それを見ていたハトが、戸惑うことなく
くちばしでつまんで呑み込もうとしたんだ…
だけど昆虫じゃないことに気が付いたんだ
ちっとも素晴らしい味なんてしやしなかったから
そこでくちばしを開いたので、小さな宇宙船は
大急ぎで地球から永久に去っていったんだ!
ミニ宇宙船に、ミニ宇宙飛行士
宇宙人の司令官はこんなにちっちゃいよ…
司令官が指揮するのは、三百五十人の
ミニミニ乗組員、こんなにミニなんだ!
ラララララ − ラララララ
ミニミニ乗組員…
こんなにミニなんだ…!!

213 :
【LA MINI-CODA】  ミニ・しっぽ
詞:ミッセルヴィア  曲:フランコ・モヨーリ  歌:ラウレッタ・モッリカ / 1967年(第9回)
頭のおかしな木こりさんが
ネコの尻尾を切っちゃった
そのネコはかんかんになって
木こりさんの鼻を引っかいたのよ…
…木こりさんの鼻を引っかいたのよ
それから木こりさんに弁償を要求して
さらにしっぽも支払ってもらったのよ
しっぽには包帯をして
それからうとうとと眠り込んだわ…
…それからうとうとと眠り込んだわ
そのネコはシャムネコだったの
そして数か月して
包帯が解けたので
鏡を覗いてみたのよ…
…鏡を覗いてみたのよ
その瞬間に気が付いたの
上品になっていることに
しっぽがそこで
半分に縮んでいたから…
…半分に縮んでいたから
そんなわけで、シャムネコたちはみんな
見栄っ張りのネコだから
流行に乗っかって
ミニ・しっぽにしてるのよ
ミニ・しっぽ、ミニ・しっぽ
ネコたちみんなの間で大流行なのよ
ミニ・しっぽ、ミニ・しっぽ
ネコたちみんなの間で大流行なのよ
ミニ・しっぽ

214 :
【LA MONGOLFIERA CON IL GOLF】  セーターを着た熱気球
詞:ダンテ・パンツーティ(ダンパ)  曲:レナート・マルティーニ、アルリーゴ・アマデージ  歌:ベルナルディーナ・プヤッティ、アントーニオ・カルリ、ラーラ・パッラーロ / 1975年(第17回)
まだ飛行機がなかったころ
熱気球が空を飛んでいました
大きな風船が熱い空気で膨らんで
それから解き放たれるのです
これから僕がお話しするこの風船についてのコミカルな物語は
こんなふうに始まります…
らくがき、らくちゃん
この変てこ物語は
どんどん飛ぶことを自慢している
熱気球と一緒に旅立つんだ…
らくがき、らくちゃん
寒さにも嵐にも立ち向かって
この古株の熱気球は
セーターを着て飛び立ったんだ…
ばんざい、ばんざい、空中旅行だ
古株の熱気球に乗って
白や黄色や赤や黒の気球が
空を飛んでいくよ…
ばんざい、ばんざい、空中旅行だ
古株の熱気球に乗って
白や黄色や赤や黒の気球が
空を飛んでいくよ…

らくがき、らくちゃん
リヴィエラ(※イタリア北西部の海岸地方)の上を飛んで
熱気球はちょっと汗をかいたので
セーターを脱ぐんだ…
らくがき、らくちゃん
ランニングシャツ姿になって飛ぶよ
それから夜の風に乗って
北部地方へ向かって遠ざかっていくよ…
ばんざい、ばんざい、空中旅行だ
古株の熱気球に乗って
白や黄色や赤や黒の気球が
空を飛んでいくよ…
ばんざい、ばんざい、空中旅行だ
古株の熱気球に乗って
白や黄色や赤や黒の気球が
空を飛んでいくよ…

215 :
【LA MONGOLFIERA CON IL GOLF つづき】  
らくがき、らくちゃん
嵐が近づいてきたよ
熱気球はもう震えてる
下降してきたけど、セーターをなくしちゃった…
らくがき、らくちゃん
荒れ地の真っただ中に
熱気球は落っこちちゃって
セーターの上で潰れちゃう…!
古株の熱気球の冒険は
ここでおしまい
でも僕らの物語は
すぐまた始まるよ…
古株の熱気球の冒険は
ここでおしまい
でも僕らの物語は
すぐまた始まるよ…
この僕らの物語
らくがき、らくらく…!!!

216 :
【LA MUCCA E I SEMI DI ZUCCA】  雌牛とカボチャの種
詞:ヴィート・パッラヴィチーニ  曲:ピーノ・マッサーラ  歌:マルコ・エリュー / 1996年(第39回)
ある古いことわざではこう言っている
自分の持っている雌牛に満足できず売り払ってしまう者には
パンとカボチャしか残されぬ、と…
ア、ア、ア、ア、ア、ア、
ア、ア、ア、ア
僕の兄弟が、乳兄弟が
僕の住んでるところからほんのちょっとの田舎に暮らしてて
雌牛を飼ってたんだ、貴重な雌牛を
素晴らしい品種のだよ、これ以上ないってくらいに素晴らしいの
そのさ、その雌牛が、ねえみんな、その雌牛が出すミルクは
街からもそれを飲みに来る人がいるほどだったんだ
そして雌牛は、その青くて深みのある両目で
大いなる慈愛を込めて主人を見つめていたんだ
でもこの世界の人たちみんなと同様に
自分の持っているものに満足しなかったので
僕の兄弟はほかのものを欲しくなったのさ
ほら、よその葉っぱはもっと青々しているって言うよね(※日本の『隣の花は赤い』と同様の諺)
それで、ゲレンゲレンゲレンゲ、
それで、ゲレンゲレンゲレンゲ
それで、ゲレンゲレンゲレンゲ、
それで、ゲレンゲレンゲレンゲ
ア、ア、ア、ア、ア、ア、
ア、ア、ア、ア

こうしてモンテスピーノ(※架空の地名か)の市場へ
僕の兄弟は雌牛を連れて行ったんだ
ガチョウ十羽と子馬一頭とに
よく考えもせず交換したんだ
でも市場で
人々が起こした混乱に乗じて
子馬は野原へと逃げだし
新しい飼い主をひとり置き去りにしちゃったんだ
十羽のガチョウたちは大騒ぎを起こして
僕の兄弟は我慢できなくなった
それで一握りのカボチャの種と交換で
ちょっと耳の遠いおじさんにあげちゃったのさ
それで、ゲレンゲレンゲレンゲ、
それで、ゲレンゲレンゲレンゲ
それで、ゲレンゲレンゲレンゲ、
それで、ゲレンゲレンゲレンゲ
ア、ア、ア、ア、ア、ア、
ア、ア、ア、ア
ア、ア、ア、ア、ア、ア、
ア、ア、ア、ア

217 :
【LA MUCCA E I SEMI DI ZUCCA つづき】  
そしてこの世界の人たちみんなと同じく
自分の持っているものに満足しなかったので
僕の兄弟は雌牛を失ってしまい
どうやって毎日をしのいでいるのか今となっては分からないんだ
そしてカボチャを植えて、カボチャを植えて
もう手に入れることもなさそうな雌牛のことを夢見てるんだ
そしてカボチャを植えて、カボチャを植えて
もう手に入れることもなさそうな雌牛のことを夢見てるんだ
ア、ア、ア、ア、ア、ア、
ア、ア、ア、ア
ア、ア、ア、ア、ア、ア、
ア、ア、ア、ア
ア!

218 :
【LA NAVE GELSOMINA DIRINDIRINDINA】  船のジェルソミーナ・ディリンディリンディーナ号
詞:フランコ・マレスカ  曲:マリオ・パガーノ  歌:ステファーノ・ロマネッリ、アントルッラ・バルディーニ / 1970年(第12回) 優勝
ディリンディリンディーナ ディリンディリンデッラ
ディリンディリンデッラ ディリンディリンダ
船のジェルソミーナ・ディリンディリンディーナ号は
航海に出たくなかったの、ディリンディリンダ
たぶんまだ幼かったから、ディリンディリンディーナ
たぶん怖がり屋さんだったから、ディリンディリンド
サメが怖いのよ
クジラが怖いのよ
それどころかイワシでさえも
ディリンディリンデッラ
ディリンディリンデ
船長さんは言い張るわ、ディリンディリンドーナ
船に動いてもらう必要があるんだって、ディリンディリンダ
船のジェルソミーナ・ディリンディリンディーナ号は
でも出発したくないのよ、ディリンディリンディ
四方の風が怖いのよ
沈没するのが怖いのよ
なにしろ泳げないんだもの
ディリンディリンダーレ
ディリンディリンダ
船のジェルソミーナは
航海を始めたわ
ジンを二杯飲んで
感情に打ち勝ったのよ
ディリンディリンデッラ、ディリンディリンディン
そしてジェルソミーナ・ディリンディリンディーナ号は走るわ
船長さんはにっこりよ、ディリンディリンダ
だってこのお船が、ディリンディリンデッラ
航海し続けているんですもの、ディリンディリンダ

そしてジェルソミーナ・ディリンディリンディーナ号は走るわ
航海し続けて止まろうとしないの
航海し続けて止まろうとしないの!
ディリンディリンディーナ ディリンディリンデッラ
ディリンディリンデッラ ディリンディリンドゥ!

219 :
【LA NINNA NANNA DEGLI ANIMALETTI】  動物たちの子守歌
詞:ルチアーノ・シモンチーニ  曲:マリオ・パガーノ  歌:アレッサンドラ・ボッテジーニ、サブリナ・ピアチェンティーニ / 1971年(第13回)
この世界のこども一人一人が眠りに就き
素敵なジロトンド(※手をつなぎ輪になって踊る子供の遊び)をする夢を見ている
動物たちもみんな一緒になって
もっと素敵な夢を見るよ
もう遅くなって、目を閉じる
マーモットにヤマネにクマちゃんたち
子ウサギたちも巣穴で眠る
お魚さんも泉で眠る…
象さんも静かに眠る
お猿さんも赤ちゃんと一緒になって眠る
カエルも池の中で夢を見るわ
穴の中でクモさんも休んでるわ…

この世界のこども一人一人が眠りに就き
素敵なジロトンドをする夢を見ている
動物たちもみんな一緒になって
もっと素敵な夢を見るよ
ロバさんは家畜小屋の中で
チョウチョになる夢を見ているわ
ガゼルは幸せに寝ているわ
お星様の元ですやすや言ってるの…
アリさんも幸せに寝ているわ
リスさんもお母さんと一緒に寝ているわ
カイウサギもおねんねするわ
もう誰も目を覚ましてないの…

この世界のこども一人一人が眠りに就き
素敵なジロトンドをする夢を見ている
動物たちもみんな一緒になって
もっと素敵な夢を見るよ
大人のイヌも子犬と一緒におやすみ
クジラもエビさんたちと一緒におやすみよ
ダチョウさんたちもおねんね
海の底ではタラもおねんねよ…
お月様はカタツムリたちが
みんなお家に引っこんでいるのを見ているわ
レタスの葉っぱの下で
カメがぐっすり眠っているわ…

この世界のこども一人一人が眠りに就き
素敵なジロトンドをする夢を見ている
動物たちもみんな一緒になって
もっと素敵な夢を見るよ
ラララッラ ラララッラ ラララッラ ラララッラ
ラララッラ ラララッラ ラララッラ ラララッラ
ラララッラ ラララッラ ラララッラ ラララッラ
ラララッラ ララッラッラ!

220 :
【LA NINA , LA PINTA E LA SANTA MARIA】  ニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号
詞:トニー・マルトゥッチ、ジュリアーノ・タッデイ  曲:アルベルト・アネッリ  歌:アレッサンドロ・コンティーノ、アレッサンドロ・トネッリ、ジュゼッペ・スペーラ / 1999年(第42回)
(※題名にもなっているニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号の三隻の船は、中世イタリアの探検家クリストファー・コロンブスがアジアへの西回り航路を探索しようとした際に利用した船の名前。
  歌の内容のとおり、このとき偶然にもアメリカ大陸へ到達したわけです。)
ニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号
ニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号
ある日カスティーリャのイサベル女王は(※15世紀カスティーリャの女王イサベル一世。コロンブスの航海を援助した)
コロンブスに小さな艦隊を賜った
カラベル船(※15-17世紀にスペイン・ポルトガルで利用された三本マストの帆船)を三艘、ボートと乗組員付きで
なんでも攻撃するようにと差し向けた
こうしてジェノヴァの提督コロンブスは
水夫はたくさん連れたけどお金はほとんどかけないで
帆を風に向けてインドへと出発した
だけどやがてその風が
ニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号
ニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号

沖合では北風に振り回されて
水夫のロドリーゴ・デ・トリアナが
片方の目には眼帯をしていたけれど
一週間後に陸地だと叫んだんだ
みんな食べたり飲んだりしに船を下りたけど
でも日焼けした顔をいくつか目にして
大いなる征服者(※コロンブスのこと)はすぐにわかったんだ
ここはインドじゃなくてサンサルバドル(※バハマにある島、コロンブスがアメリカ地域で最初に上陸した地点とされる)だと
ニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号
ニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号

月が三べん通り過ぎて、四日めになって
コロンブスは言った、戻るときだなと
そして出発した、船倉を
赤いトマトやピーナッツやジャガイモでいっぱいにして
大きなパイナップルに、まるきり小さなシチメンチョウ
白いインゲン豆にブラジルのオウム
トウモロコシにパパイヤにピーマン
カカオにタバコにゴム
ニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号
ニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号

221 :
【LA NINA , LA PINTA E LA SANTA MARIA つづき】  
そして戻って来たら、カスティーリャのイサベル女王は − ニーニャ号
コロンブスに雄牛とマンティラ(※スペイン女性の被るベール)を賜った − ピンタ号
船長と乗組員たちみんなには − サンタマリア号
四ペセタとチーズ一キロを賜った
お祭りは百二十日のあいだ続いた
スペインだけでなくその周りでも
探検家コロンブスが間違えて
アメリカを発見したおかげさ
ニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号と
ニーニャ号、ピンタ号、サンタマリア号と一緒に

222 :
【LA NONNA DI BEETHOVEN】  ベートーヴェンのおばあちゃん
詞:フランコ・カステッラーノ  曲:ジュゼッペ・モッチャ(ピポロ)、アウグスト・マルテッリ  歌:ミケレ・カルルッチョ / 1993年(第36回)
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェンは
ピアノが大嫌いだった
鍵盤も音符も音階も
嫌で嫌でたまらなかった
そのかわりにしっかり
ボールで遊んでいて
ペレ(※ブラジルの伝説的サッカー選手)よりも偉くなりたいと
思っていたんだ
ベートーヴェンのおばあちゃんは
立派な伝統のある
貴族階級出身で
そんな事は考えてもみなかった
髪の毛に挿していた
ヘアピンを抜き取って
ボールをパンクさせて
ベートーヴェンをピアノに縛り付けたんだ…
ドレミファソラシド − ドレミファソラシド
オー、おばあちゃん、おばあちゃん、おばあちゃん、
ベートーヴェンの…おばあちゃん
立派な、立派な、立派な、立派な奥方なんですね!
もしあなたが『ピアノと歌を勉強なさい!』と言っていなかったら
ソルフェージュ(※ドレミファの音階名で歌うこと、階名唱法)をたくさんさせてなかったなら
一日中ベートーヴェンのそばにつきっきりでなかったなら
「英雄」も「エリーゼのために」もベートーヴェンはまるっきり書いてなかったでしょう!
「英雄」も「エリーゼのために」もベートーヴェンはまるっきり書いてなかったでしょう!

223 :
【LA NONNA DI BEETHOVEN つづき】 
ベートーヴェンのおばあちゃんは
ベートーヴェンに音階をやらせるために
タクトを使って
音楽の調を教えたんだ
気の毒な薬指を
タクトで素早く叩いてたんだよ
一日に少なくとも
二百回は間違えてたから
ベートーヴェンのおばあちゃんは
もしベートーヴェンがピアノを間違えたら
堪忍袋の緒を切らして
ベートーヴェンの耳を引っ張ったんだ
声を限りにわめきたてる
『拍子に合わせて!ばらつきがありすぎる!』
『ラ』と『シ』と『ド』に挟まれて
ベートーヴェンは耳が聞こえなくなっちゃった…
ドレミファソラシド − ドレミファソラシド
オー、おばあちゃん、おばあちゃん、おばあちゃん、
ベートーヴェンの…おばあちゃん
立派な、立派な、立派な、立派な奥方なんですね!
もしあなたが『ピアノと歌を勉強なさい!』と言っていなかったら
ソルフェージュ(※ドレミファの音階名で歌うこと、階名唱法)をたくさんさせてなかったなら
一日中ベートーヴェンのそばにつきっきりでなかったなら
「英雄」も「エリーゼのために」もベートーヴェンはまるっきり書いてなかったでしょう!
「英雄」も「エリーゼのために」もベートーヴェンはまるっきり書いてなかったでしょう!

オー、おばあちゃん、おばあちゃん、おばあちゃん、
ベートーヴェンの…おばあちゃん
みんなで声を合わせてお礼を言います、『ありがとう、おばあちゃん!』
天才音楽家を世に贈り届けてくれて
ありがとう、ありがとう、ありがとう、本当にありがとう、おばあちゃん!
天才音楽家を世に贈り届けてくれて
ありがとう、ありがとう、ありがとう、本当にありがとう、おばあちゃん!
ありがとう、ありがとう、ありがとう、本当にありがとう、おばあちゃん!

224 :
【LA NUVOLA BIANCA E LA NUVOLA NERA】  白い雲と黒い雲
詞:フランコ・マレスカ(パネヴィーノ)  曲:マリオ・パガーノ(フラマリオ)、ジャンリーコ・グレゴレッティ  歌:パトリツィア・ツェーマ / 1969年(第11回)
白い雲と黒い雲は
おんなじ作り方で作られたんじゃないのよ
もし一方が笑ってたならもう一方は泣いてるの
このお話は、みんな聞いてね、こう始まるのよ
白い雲は、お日様と仲が良くて
野原に色とりどりの光を投げかけていた
夏の昼間には黒い雲は
誰にも見られないように隠れてた
黒い雲は
ひたすら泣いていた
白い雲は
お日様と遊んでた
松の木の梢を
やさしく通り過ぎては
黒い雲に
微笑みかけていた

夏の日々は金と銀でできてるの
でもお日様は暖かくしてくれるだけじゃないわ
お花たちはしおれてのどが渇いてしまい
空に向かって言った、こんなのおかしい!と…
黒い雲は、大急ぎで呼ばれて
一生懸命働きに取り掛かったわ
白い雲は脇に退けられちゃった
のけ者にされてるのって美しくないものね
白い雲は
ひたすら泣いていた
黒い雲は
雨を落としては笑っていた
それから隠れて
もしかしたらちょっと疲れたのかもしれないわ
白い雲に
ウィンクをしてみせたのよ

白い雲と
黒い雲は
おんなじ作り方で
作られたんじゃないわ
もし一方が笑ってたなら
もう一方は泣いてるの
でもふたりとも
お空の産んだ子供なのよ!
お空の!
お空の…!

225 :
【LA PACE C'E'】  これが平和だ
原詞(アラビア語):アリー・サイード・ブゾミタ 伊語詞:エミーリョ・ディ=ステファーノ  曲:ファイサル・カルーイ   歌:アハメッド・ムラード  / 2002年(第45回)
ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ
ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ
ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ
ラ・ラ・ラ
ラ・ラ・ラ・ラ・ラ
ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ
平和ってのは、持たざる者に
もうちょっと多く与え合うときに起きるものなんだ
真心があって
君の周りが穏やかな時に起きるものなんだ
見上げることができて
そこで何かをもう少し多く探すとき
平和になるんだ!その時が平和なんだよ
誰でもみんな、どこにあるかを知っている
子供がにっこりすれば口にしたくなるのさ …これが平和だよと
ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ
喜びと自由を感じるよ
この音楽が青空のもと
澄み切った空のもと
高く昇れば
新しい星が輝き出すよ

子供たちそれぞれの心の中には
平和を求める夢がある
人によっては見たこともない夢かもしれない…でもいつかは見るよ…
空には白く光るお月様が
砂丘を撫でてきみの見る夢を一つ一つ集めるよ
そしていつかは見えるよ…
ひとりひとりの人にきっと
平和と愛と幸せがあることを知っているね
寒くて凍えている人も
暖かいお日様が優しく照らせば温まる
天からの贈り物になるんだよ
きみも飛ぼうよ
僕のように
もっと夢を見ようよ
できるかぎりたくさん!
もっと高く飛ぼうよ
青い空まで高く
そしてきみの内を探そう
なぜならきみの内には
輝く星々があるからさ
砂丘の後ろにいる月よ、今あるもので何が本物か言ってくれ
これが平和なんだよ!

226 :
【LA PACE C'E' つづき】  
#(※ここにアラビア語歌詞が入りますが、訳者がアラビア語を解しないため割愛します)
子供がにっこりすれば口にしたくなるのさ …これが平和だよと
ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ
喜びと自由を感じるよ
この音楽が青空のもと
澄み切った空のもと
高く昇れば
星がいくつか輝き出すよ
ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ
そしてみんながもう歌いだす
この歌が青空のもと
ツバメのように
高く昇れば
星がいくつか輝き出すよ

227 :
【LA PAELLA】  パエーリャ
伊語詞:フランコ・ファザーノ  曲:サリカンテ   歌:カルメン・ゴンサレス・アランダ  / 2011年(第54回)
私は小っちゃいけれど
もう大いに夢中になっていることがふたつあるのよ
ひとつはラテンミュージック
二つ目は、パパと一緒に料理すること!
ある日、何にもすることが無くて
得意技を混ぜてみたわ − へえ、ほんと!
グルメミュージックっぽく
そして生まれたのが、私の新しい大発明よ!
何を話したいの?何を作りたいの?
プリマ・クッキング・ドンナなら駄目なはずないよね?
素敵な料理法、習えるかしら?
もちろん、きっとできるわ!
私はパエーリャを踊るのが好き、私はあなたと踊るのが好き
だって家族中が踊れば、これより素敵なダンスはないでしょ!
私はパエーリャを踊るのが好き、私はあなたと踊るのが好き
ルンバとカドリールを混ぜた一皿よ
召し上がれ、召し上がれ、召し上がれ、オレ

レシピを見つけたから
何でも私の手から生み出せるわ!
何を入れたらいいか知るために
その秘密がどんなものか、いまみんなに教えちゃうわ!
パエーリャって美味しそうなリズムよね
踊ってほしいだけたくさん踊れるのよ − 踊ってほしければ!
動きの一つ一つが楽しすぎるわ
すっかり食べちゃってもほとんど太らないのよ!
#それがパエーリャ、それがパエーリャ
#素敵な色をしたお米料理よ!
#素敵な女の子、とてもかわいいわ
#私のパパのパエーリャはとってもおいしいのよ!
(※以上、#の行はスペイン語ないしはカタルーニャ語歌詞。以下も同様)
私はパエーリャを踊るのが好き、私はあなたと踊るのが好き
だって家族中が踊れば、これより素敵なダンスはないでしょ!
私はパエーリャを踊るのが好き、私はあなたと踊るのが好き
ルンバとカドリールを混ぜた一皿よ
召し上がれ、召し上がれ、召し上がれ、オレ

228 :
【LA PAELLA つづき】
どうして私がパエーリャを好きか分かってくれた?
#うん、だってきみはそれを踊るのを夢見てるからだよね
一緒にね!でも、ここではお肉がお魚とよく釣り合いが取れてるわ
お米がそこに混ざるから、私にもできちゃう
ゆっくり回ろう、ゆっくり回ろう
ギターの響きが一緒になって手伝ってくれるわ
元のリズムに戻って、元のリズムに戻って
火をすっかり消して自然に仕上げるわ!
私はパエーリャを踊るのが好き、私はあなたと踊るのが好き
ルンバとカドリールを混ぜた一皿よ
召し上がれ、召し上がれ、召し上がれ、オレ
ルンバとカドリールを混ぜた一皿よ
召し上がれ、召し上がれ、召し上がれ、オレ
またすてきなびっくりが待ってるわ!

229 :
一世を風靡した真の国民的アイドルことモーニング娘。の曲もやっぱヨナ抜き音階なわけ?
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1382672431/

230 :
>>229
なにこいつ
海外外国の童謡唱歌のスレになんで日本の歌の話なんか書きこんでるの
もしかしなくても低能?右翼?
それともモー娘の歌は日本以外の国の作詞者や作曲家が作ったとでもいうのか

231 :
【LA PALMA DELL'ACQUA】  水のヤシ
原詞(マダガスカル語):アンジェロ・ラコトマンガ 伊語詞:マリオ・ガルディーニ  曲:アンジェロ・ラコトマンガ   歌:アメリア・カジェーロ・フェノソア  / 2011年(第54回)
とっても素敵なお話をみんなにお話ししてあげる
早瀬の近くに住んでいた女の子の話よ
ある日、山の上に登って
家族みんなのために水を汲もうとしたのよ
『この水差し一杯に汲んでおいで』お父さんはそう言ったわ
『一滴でもこぼしちゃいけないよ、とっても大切なものなんだからね』
その日はとても暑くて、日照りだったため
その子が歩いた道のりは長くて骨の折れるものだったわ
でも早瀬に着いた時、歌が鳴り響いたわ
お汲みなさい、お汲みなさい、私があなたに与える水を
ひとつひとつの立派な行いが、世界中がもっと素晴らしくなるように役立つのです
お汲みなさい、お汲みなさい、泉の水を
そして人々は、人ひとりひとりが私の兄弟のようなものだと知ることでしょう!
ひとつひとつの善行がみんなに善い事をなすようにしましょう
ひとつひとつの善行がみんなを幸せにするようにしましょう

うちへの帰り道で女の子はばったり行き会ったのよ
倒れてしおれきったヤシの木に
ヤシの木は言ったわ、『もう死んでしまいそう!
もはや命をつなぐほんのわずかな水さえ全くもらえないのね』
女の子はにっこりするとこう歌ったわ
お受けなさい、お受けなさい、私があなたに与える水を
ひとつひとつの立派な行いが、世界中がもっと素晴らしくなるように役立つのです
お受けなさい、お受けなさい、泉の水を
そして人々は、人ひとりひとりが私の兄弟のようなものだと知ることでしょう!
ひとつひとつの善行がみんなに善い事をなすようにしましょう
ひとつひとつの善行がみんなを幸せにするようにしましょう

まるで魔法のようにヤシの木は生き生きとよみがえり
このずっと昔の日から雨をたくさん集めているのよ
その葉の下ではお飲みなさいと水を出すのよ
その枝葉の陰で旅の途中に休む人に
風と海とともにヤシの木は歌うわ
#(※ここにマダガスカル語原詞が入りますが、訳者がマダガスカル語を解さないので割愛します)
ひとつひとつの善行がみんなに善い事をなすようにしましょう
ひとつひとつの善行がみんなを幸せにするようにしましょう

232 :
【LA PIUMA ROSSA】  赤い羽根
詞:サンドロ・トゥミネッリ  曲:アルド・ロッシ  歌:メアリー・ローズ・ダーマニン / 1964年(第6回)
若いコマドリが
羽根の振り方を間違えて
木にぶつかったんだけれど
怪我はしないで済んだわ
ただその胸から
羽根が、柔らかな羽根が、一本抜け落ちたのよ…
赤い羽根は宙をあちこち翻る
くるくる回ったり、降りたり、また昇ったり
それから下へ落ちるのよ
赤い羽根はもうじき地面に落ちるわ
だけどその瞬間、風が吹き付けて
また上へと運び上げるのよ
ようやくとある庭に落ちて
そこで遊んでいる子供の上に止まるのよ
そしてその子は、新しい遊びを見つけて嬉しそうに
そっと吹いてその羽根を飛ばすのよ
赤い羽根はまた飛び始める
お日様に向かっていってちょっとの間
青い空を赤く染めるのよ
赤い羽根はそれから遠ざかって行って
地平線で小さくなって…
もう見えなくなったわ!
地平線で小さく、小さく、小さくなって…
もう見えなくなったわ!

233 :
【LA ROSELLA】  ロゼッラ
原詞(英語):アンナ・フィン 伊語詞:アルベルト・テスタ  曲:マクマー   歌:レベッカ・マリー=ラ=マンナ・フィン  / 1991年(第34回)
私はここよ、ここで暮らしてるのよ
ずっとここオーストラリアで
私はオウム
私はロゼッラっていうの…
ちょっと遊んではちょっと飛んで
悪い事なんかなんにもしてないわ
ちょっと歌ってはちょっとしゃべって
自分の知っていることを口にしているのよ…
役に立つ仕事なのよ、だって
私の周りの世界が生き生きとなるんだもの…
あの男の子にこんにちは、この女の子にもこんにちは
みんな私の友達よ…
こちらにもこんにちは、あちらにもこんにちは
やさしくご挨拶よ
そしてもし真っ暗になるようなことがあったら…
『こんにちは』じゃなくて『グッド・ナイト』ね…

#チッピー・チー、チッピー・チー
#黄色いオウムよ…赤と青と…
#これがそのお友達なの?
#そうよ!私たちのロゼッラなの!
#『オハヨウゴザイマス!』、かわいい鳥でしょ
#お顔を見せにこっちに来てね
#そして顔と顔を見合わせたら
#すてきな『いないいないばあ』をして遊ぶのよ
#私たちには隠れるのにもってこいの場所があるわ
#あの木の上なのよ、ついて来て
#いないいないばあ、いないいないばあ
#いないいないばあをして遊びましょ
#いないいないばあ、いないいないばあ
#いつでもいないいないばあ!
#はるか上から私たち、歌ったり遊んだりするわ
#一日中王様のようにここを治めさせてね
(※以上、#の行は英語歌詞)

234 :
【LA ROSELLA つづき】 
(※英語歌詞の代替としてのイタリア語歌詞
 上に飛んだり、下に飛んだり
 木の枝に私が止まってるのを見つかるわよ
 私はオウム
 私はロゼッラっていうの…
 ちょっと遊んではちょっと飛んで
 悪い事なんかなんにもしてないわ
 ちょっと歌ってはちょっとしゃべって
 自分の知っていることを口にしているのよ…
 木は切らないでね、だって
 私の翼も切っちゃうかもしれないから…
 
 喜びと夢を
 持っていない人に分けてあげる…
 仲間や仲良しがいると
 どんなに素敵になるか知ってるわね…
 そしてもしここイタリアにいれば、もう
 みんなが私を嬉しくしてくれると思うわ…!)

ちょっと遊んではちょっと飛んで
悪い事なんかなんにもしてないわ
ちょっと歌ってはちょっとしゃべって
自分の知っていることを口にしているのよ…
木は切らないでね、だって
私の翼も切っちゃうかもしれないから…
喜びと夢を
持っていない人に分けてあげる…
仲間や仲良しがいると
どんなに素敵になるか知ってるわね…
そしてもしここイタリアにいれば、もう
みんなが私を嬉しくしてくれると…
みんなが私を嬉しくしてくれると…
みんなが私を嬉しくしてくれる思うわ!

235 :
【LA SCATOLA DEI TESORI】  宝の箱
原詞(スペイン語):マルタ・ミンゲジャ=デウ 伊語詞:アレッサンドラ・ヴァレリ=マネーラ  曲:マルタ・ミンゲジャ=デウ   歌:パウラ・リボ・ゴンサレス  / 1996年(第39回)
宝の箱って
持ったことがないかしら?
木の箱でも、厚紙のでも、ブリキのでも…
あっと驚くようなものを入れてるのよ
きみもきっと今、ちょっとした宝物を
たくさん持っていると思うわ
素敵で珍しいことこの上ない宝で
いま見せてくれるかもしれないものよ
ケーキのろうそく
動かない目覚まし時計
ソファの飾りボタン
パパのキーホルダー
ドアの取っ手
曲がった棒きれ
箱の中身は何かしら?
みんなきみのお気に入りのもの
それからまた宝を見つけようとして
探し始めるのよ!

#そうね私たち、みんなに話して聞かせるわ
#私たちのめいめいが
#宝の箱の中で
#見つけられるもののことを
#書けなくなったペン
#赤ちゃんの写真
#穴の空いたブロマイドが何枚かと
#舐めていないキャンデー
#電池の切れた懐中電灯に
#古いパチンコ
#ハ、ハ、ハ、そう、そう、そう
#どれも私のお気に入りよ
#ハ、ハ、ハ、そう、そう、そう
#さあ、続けていくわよ
(※以上、#の行はスペイン語原詞)

236 :
【LA SCATOLA DEI TESORI つづき】  
なんて素晴らしくて楽しいんだろう
いろんな色が賑やかにしてるよ
ちょっと魔法みたいな感じね
さあ続けていこう、用意、ドン!
砂糖菓子のかけら
ペルーの小さな地図
竹の筆
白と青のビー玉
笛の付いた水筒に
変てこな一コマ漫画
箱の中身は何かしら?
みんなきみのお気に入りのもの
それからまた宝を見つけようとして
探し始めるのよ!

みんな、箱の手入れは
念入りにした方がいいよ、なぜって
箱には王様でさえも
欲しくなるような宝物が入ってるんだからね
だから宝箱がひとつ手元にあるというのは
まさしく財産なんだ
箱の中身は何かしら?
みんなきみのお気に入りのもの
それからまた宝を見つけようとして
探し始めるのよ!
箱の中身は何かしら
みんな私のお気に入りのものよ!
ラララ ラララ ラララ ラララ
ラララ ラララ ラララ ラ
ラララ ラララ ラララ ラララ 
ラララ ラララ ラララララ

237 :
【LA SCIMMIA, LA VOLPE E LE SCARPE】  サルとキツネと靴
原詞(日本語):山上武夫(やまがみ・たけお) 伊語詞:アントネッラ・ボリアーニ  曲:海沼實(かいぬま・みのる)   歌:海沼亮午(かいぬま・りょうま)  / 2010年(第53回)
大阪へ向かう街道を、サルが息を切らせて
竹の籠を手に通り過ぎて行ったんだ
その時、思いもかけず、新しい青い靴を履いた銀色のキツネが目に留まったんだ
この大阪へ向かう途中の息を切らせたサルは、その新しい靴を見て素敵だと思った
すっかり金色の靴紐と、おまけにストラス(※模造宝石用の工芸用ガラス。ここではそれで作った模造宝石)もいくつかついていて、本当に素敵だったんだ
『わたし、街へ向かう街道で
 自分の靴を汚したくないの
 その籠で私を運んでくださるかしら!』
キツネは威張って頼んできたんだ!
サルはもちろん靴なんて履いてないけど、望むところへときみを大事に運んでくれるよ!
エッサ エッサ エッサホイ サッサ
大阪への街道を通って行くのが誰か分かるよね
サルに乗っかってキツネが行くんだ
この歌を聞けば君にもわかるよ、だって
 − きみという人を輝かせるのは、決してきみが持っている物ではなくて
 − きみが与えられる物によってのみ決まるからさ

大阪へ向かう途中の息を切らせたこのサルは
背中にキツネを担いだ
でも本当に重たくて、めまいがして、そのあと長々と滑ってしまったんだ!
そこで、キツネは威張った行動をとったことを後悔して
怪我をしたサルを担いで
籠に入れて街まで運んで行ったんだ!
 − 友達というものは、ほら、決して君をほっといたりしないで
 − 望むところへときみを大事に運んでくれるものなのさ!

#エッサ エッサ エッサホイ サッサ
#お猿のかごやだ ホイサッサ
#日暮れの山道 細い道
#小田原提灯 ぶら下げて
#ソレ ヤットコ ドッコイ ホイサッサ
#ホイ ホイ ホイ ホイ ホイサッサ
(※以上、#の行は日本語原詞。イタリア語歌詞を参照しているため、オリジナルとは表記が異なることがあります)

このキツネには、ねえみんな、本当の幸せを与えてくれるものが何かわかったんだ
そしてきみが友達に贈る友情は、ストラスの付いた二つの靴よりも大切なものなんだよ!
友達というものは、ほら、決して君をほっといたりはしないのさ!
エッサ エッサ エッサホイ サッサ
大阪への街道を通って行くのが誰か分かるよね
キツネに乗っかってサルが行くんだ
この歌を聞けば君にもわかるよ、だって
きみという人を輝かせるのは、決してきみが持っている物ではなくて
きみが与えられる物によってのみ決まるからさ

238 :
【LA SLITTA VAGABONDA】  気ままな橇
詞:マウリツィオ・ダッダ  曲:フランコ・スパダヴェッキャ、セルジオ・キェーザ  歌:マッシミリャーノ・ルピェーリ、アレッシア・バッカリーニ / 1975年(第17回) 優勝
伝説ではこう語られているんだ
ステップにはたぶん
橇が一台、すぐ旅立てるように
いつでも準備ができて僕を待っていると…
目を閉じて青空のことを思ってごらん(エー!)
コサックが言うよ、さあおいらの出番だぞ!(エー!)
馬たちはもう、どういう道を(エー!)
行けばいいか分かってる…
橇は気ままに走る
ステップを、街を
もしきみが落ち込むようなことがあれば
くよくよしてないで、乗りなよ!

乗りなよ…!
雪の上を駆けて行く
それから宙へ飛び立つんだ…
モスクワに着いたよ、あそこに見えるね
半分くらいの大きさしかないように見えるよ…
雪の中で遊ぼう(エー!)
風と一緒になって口笛を吹こう(エー!)
それから森の中を通り抜けよう(エー!)
オオカミたちと一緒に走ろう…
橇は気ままに走る
ステップを、街を
もしきみが落ち込むようなことがあれば
くよくよしてないで、乗りなよ!

乗りなよ…!
行く道々で
新しい友達に出会えるよ
橇の上には座席がたくさん空いてる
きみのぶんもひとつあるよ…
コサック帽をかぶれば(エー!)
きみだってもうコサックさ(エー!)
馬たちはもう、どういう道を(エー!)
行けばいいか分かってる…
橇は気ままに走る
ステップを、街を…
もしきみが落ち込むようなことがあれば
くよくよしてないで、乗りなよ!
くよくよしてないで、乗りなよ…!!!

239 :
↓は反原発ソング歌詞です。この作詞を無償で◆作曲して頂ける反原発、作曲者を探しています。ハンドルネームをよければ添えて下さい。(その作曲スレ、会議室は歌詞下にリンク)

2013/10/27(日) 10:54:05.24 ID:zE+SvsyD

どんな幸せのために ふるさとは壊されたの?
どんな欲望のために 海は汚されたの?

原発を支持するあなた
あなたは幸せですか?
あなたは何が欲しいの?
あなたは何を怖れているの?
あなたの毎日は楽しいですか?

どんな幸せのために ふるさとは犠牲になったの?
あといくつ ふるさとを壊したら あなたの欲望は叶うの?

美しかったふるさとの山は もう還ってこない
無邪気に泳げたふるさとの海は もう還ってこない
たとえあなたが幸せを手離しても
たとえあなたが欲望を諦めても

もう 還ってこないのです
..... ..... ......
作曲は↓のスレッドでお願い致しますm(_ _)m
カテゴリ音楽▼楽器・作曲板
◆反原発ソング◇作曲依頼スレッド
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/compose/1382841599/

▼質問、意見、提案は↓でお願い致します。
カテゴリ案内◆ラウンジ板
◇反原発ソング【会議室】
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1382840057/

240 :
【LA STELLINA】  お星さま
原詞(ポルトガル語):アントニオ・カストロ 伊語詞:イヴァーノ・バルドゥイーニ  曲:ジョアン・ヌネス・アタナシオ   歌:カタリナ・アタナシオ  / 2004年(第47回)
ラ ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ ラ ラ ラ
お星さまは − お星さまは
きらきらと − きらきらと
いつでも空に輝いているわ
私はおちゃめな − 私はおちゃめな
女の子で − 女の子で
ここから空のお星さまへ呼びかけちゃおうとしてるところよ
こんばんは、お星さま
翼もないのにどうして空にいられるの?
こんばんは、お星さま
おねんねするときは
どこに行くの?
ずっと遠くから見ると小さいけれど
でも素晴らしいわ
世界中に夢を見せてくれるのね
ラ ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ ラ ラ ラ

お星さまは − お星さまは
きらきらと − きらきらと
今朝は遊びたいのね
かわいいわ! − かわいいわ!
おちゃめさんね! − おちゃめさんね!
お星さまは私を見ては私だけにウィンクしてくれるのよ
こんばんは、お星さま
翼もないのにどうして
空にいられるの?
オ オ オ オ
こんばんは、お星さま
おねんねするときは、どこに行くの?
ずっと遠くから見ると小さいけれど
でも素晴らしいわ
世界中に夢を見せてくれるのね
ラ ラ ラ ラ 
ラ ラ ラ ラ
ラ ラ ラ ラ ラ ラ

241 :
【LA STELLINA つづき】  
#お星さまは
#翼がないのにお空にいられるのね
#お星さまは
#翼がないのにお空にいられるのね
(※以上、#の行はポルトガル語原詞)
ずっと遠くから見ると小さいけれど
でも素晴らしいわ、世界中に夢を見せてくれるのね
ラ ラ ラ ラ ラ 
ラ ラ ラ ラ ラ
お星さまが空を飛ぶ
お星さまが空を飛ぶ
そしてどこまでも止まらないのよ
どこまでも、どこまでも、どこまでも、どこまでも

242 :
【LA STORIA DEL FIUME】  川の物語
原詞(スイスドイツ語):ベルンハルト・バウムガルトナー 伊語詞:ヴィットーリオ・セッサ=ヴィターリ  曲:ロベルト・ヴェーバー   歌:ツォーエ・トゥルンヘール  / 1988年(第31回)
氷、雪、コケ、それに…
小川が私たちの前にあるわ
石の間をあっちへこっちへ
飛び跳ねながら流れていくわ
小さな子供がいて
とても遊びたがっているわ
川が流れていくわ、ブク・ブク・ブク!
あなたの行く道を作っているのよ
川が流れていくわ、ブク・ブク・ブク!
いつでも前に進んでいくわ、いつだって…
オ… オ… オ…
ボート、橋、港、クレーン…
小川はもうなくなってしまったわ
海へ向かって川が流れる
そうしてたくさんの人々を手助けしているのよ
人間だって、人を助けることについては
川と同じようにならなくてはいけないわ
川が流れていくわ、ブク・ブク・ブク!
あなたの行く道を作っているのよ
川が流れていくわ、ブク・ブク・ブク!
いつでも前に進んでいくわ、いつだって…
オ… オ… オ…

#オ… オ… オ…
#石の上やコケの上を乗り越えて
#小川が飛び跳ねるわ − ちっとも大きくないの
#とても静かに、そうっとパチャパチャ言って
#雪と小麦のメロディを歌うのよ
#あの山高くの岩場の泉からやって来て
#物語を語るのよ
#グルッガ・ブルッブ・グルッグ − ブルッバ・グルッグ
#僕は前へと進むんだ − 振り返ったりなんかしないぞ
#グルッガ・ブルッブ・グルッグ − ブルッバ・グルッグ
#先へと進んでいくんだ − 振り返ったりなんかしないぞ
#オ… オ… オ…
(※以上、#の行はスイスドイツ語原詞)

こうして懐かしの川は
ゆったりと威風堂々と流れていくのよ
川は微笑んで、泣いて、愛して…
忘れてしまうことはできなかったの
この貴重な荷物を
川は海まで運んでいくわ
川が流れていくわ、ブク・ブク・ブク!
あなたの行く道を作っているのよ
川が流れていくわ、ブク・ブク・ブク!
果てしのない青い海へ…
果てしのない青い海へ!
オ… オ… オ…

243 :
【LA SVEGLIA BIRICHINA】  いたずら好きな目覚まし時計
詞:ルチアーノ・ベレッタ、ジュリオ・カディーレ  曲:フランコ・レイターノ、ミーノ・レイターノ  歌:ファビョーラ・リッチ / 1973年(第15回) 優勝
ジリン ジリン ジリン ジリン ジリン ジリン
ジリン ジリン ジリン ジリン ジリン ジリン ジリーン…
朝になって
私のいたずら好きな目覚まし時計が鳴るとき
オンドリと仲良くやってるのよ
ちょうど黄色いお日様も昇って来たわ!
ああどうしよう、物音が
私をびっくりさせちゃう…
でも目覚まし時計は
やるべきことをやってるだけなのよ!
いたずら好きの目覚まし時計は
朝になったら鳴り響くわ
オンドリさんと一緒になって
私をベッドから飛び出させるのよ…
私はスリッパを履いて
それからカフェオレを飲んで
手と顔を洗って
それからフォカッチャを食べるのよ…
お母さんが私に言うわ
『あんた、早く学校に行きなさい…』
それから私はお祈りをするの
夜になるまで付き添ってくれるのよ

ジリン ジリン ジリン ジリン ジリン ジリン
ジリン ジリン ジリン ジリン ジリン ジリン ジリーン…
でもいたずら好きの目覚まし時計は
お父さんのために最初に鳴るのよ…
朝の五時に
ちゃんと列車に間に合って乗れるように
そして夜になると帰ってくるわ
冬であろうと春であろうと…
とうとうクリスマスがやって来ると
私の目覚まし時計は黙るのよ…!

お母さんが私に言うわ
『あんた、早く学校に行きなさい…』
それから私はお祈りをするの
夜になるまで付き添ってくれるのよ

ジリン ジリン ジリン ジリン ジリン ジリン
ジリン ジリン ジリン ジリン ジリン ジリン ジリーン…

244 :
【LA TARTARUGA SPRINT】  カメの疾走
詞:ヴァルター・ヴァルディ  曲:アルベルト・テスタ  歌:アーダ・ラロヴィチ / 1973年(第15回)
カメはある日、いつもみんなに追い抜かされてばかりいることに
すっかりうんざりした…
そこでどうしたかって?
思ったが早いか
街へ出かけていって
変わり者のエンジニアのところで
二時間も掛けぬ間に
エンジンを取り付けてもらったのよ…
ブルン… ブルン… ブルン…
カメが突っ走るぞ
ブルン… ブルン… ブルン…
何て速さで走るんだ…
ブルン… ブルン… ブルン…
森のみんなにしてみれば
カメが突っ走るなんて
大迷惑なのよ!

王様のライオンも、大事故が起きるのを避けるために
立札をたくさん立てさせたわ
『追い越し禁止』
『駐車厳禁』
『注意、停止信号あり!
 徐行を要す…』
『ゾウの群れと交差する時は
 ハイビームを落とすように…』
ブルン… ブルン… ブルン…
カメが突っ走るぞ
ブルン… ブルン… ブルン…
何て速さで走るんだ…
ブルン… ブルン… ブルン…
森のみんなにしてみれば
カメが突っ走るなんて
大迷惑なのよ!

245 :
【LA TARTARUGA SPRINT つづき】  
衝突が七回、追突が六回
カメは歯をすっかりなくしちゃったわ…
そこでどうしたかって?
思ったが早いか
街へ出かけていって
変わり者のエンジニアのところで
二時間も掛けぬ間に
エンジンを取り外してもらったのよ…
プフ… プフ… プフ…
カメが突っ走るぞ
プフ… プフ… プフ…
足で歩いていくわ…
プフ… プフ… プフ…
手でブレーキをかけて
今では静かに行く者は
遠くまで行きつけるってことなのよ!(※日本の「急がば回れ」と同意義の諺)

プフ… プフ… プフ…
カメが突っ走るぞ
プフ… プフ… プフ…
足で歩いていくわ…
プフ… プフ… プフ…
手でブレーキをかけて
今では静かに行く者は
遠くまで行きつけるってことなのよ!
遠くまで行きつけるってことなのよ…!!

246 :2013/10/27
【LA TERESINA】  テレジーナ
詞:カルロ・エルマンノ・トラパーニ  曲:ジョルダーノ・ブルーノ・マルテッリ  歌:フランチェスカ・ベルナルディ、アントーニオ・マルケジーニ / 1976年(第18回) 優勝
テレジーナは − ありんこさん
朝になったらすぐに起きるのよ
しなくちゃいけない仕事がたくさん…
休んでなんかいられないわ!
こっちへ走り…あっちへ走り…
一日中動きっぱなし!
分かったこっちゃない…分かったこっちゃない…
一日中何をしてることやら!

テレジーナは毎朝
洗い物をしたり、アイロンがけをしたりしなくちゃいけないんだ
二千の部屋をきれいにしたり
二千足の靴下を縫ったり
二千台のベッドを整えたり
二千枚のお皿を洗ったり
かわいそうなテレジーナは、夜になったら
くたくたに疲れて寝床に入るんだ…!
かわいそうなテレジーナは、夜になったら
くたくたに疲れて寝床に入るんだ…!

コオロギが言った、『テレジーナよ
こんな暮らしをしてちゃいけないよ!
全部放り出して…そのままほっといて…
僕と一緒に暮らしにおいでよ!』
ちょっとの間は…ちょっとの間は…
テレジーナは『いいえ!』と言った
でもおしまいには…でもおしまいには…
その「いいえ」は「はい」になったんだ…

テレジーナは毎朝
したいだけたっぷり休むことができる
二つの部屋だけきれいにすればいいし
二足の靴下だけを縫えばいいし
二台のベッドだけ整えればいいし
二枚のお皿だけ洗えばいいし
でもテレジーナは幸せじゃない
心の中では「地面の下に戻りたい」と思ってるんだ…!
テレジーナは後悔した
こんな暮らしは好きになれないわ!
働いてる方が好き
のんびりしているのは性に合わないわ
元の家に戻って
する仕事も二千個…
一日中歌って
幸せに寝床へ入るのよ…!
幸せに寝床へ入るのよ…!
ありんこのテレジーナは
どんなすてきな夢を見るのかな!
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