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【俺に】銀狼怪奇ファイル【不可能はない】


1 :08/10/27 〜 最終レス :12/01/03
かなり古いドラマだが立ててみた。
正式名《銀狼怪奇ファイル〜二つの頭脳をもつ少年》
1996年1月から3月にかけて放送されたドラマ。
あらすじ
主人公不破耕助は幼い頃に両親を亡くし、父親の友人小早川順三郎に引き取られ、義理の姉冴子と三人で暮らしていた。
そんなある日、二人が通っている高校、天神学園のある事件により、耕助は生を彷徨い、自分には二つの脳がある事を知らされる。その日以来、命の危機にさらされると、耕助は自分とは正反対の荒い性格でIQ220の銀狼と人格交替する様になってしまう。
そんな中、耕助と冴子が所属する新聞部の影響も受け、天神学園を中心に起こる様々な怪奇事件に、耕助達は巻き込まれていく。

2 :
また懐かしいものを
ドラマ映画総合で十分だろ
遠回しにクレクレすんな

3 :
原作の漫画とドラマじゃまったくの別物だったよな…

4 :
かなり懐かしい
面白かったんでまた見返したいと思う事が度々あるが
レンタル屋にDVD並んで無いのが地味に痛いな
首無しライダーやら面白かったな
金田一に少しゲスト出演したのが印象的

5 :
>>3
ほとんど超能力バトルだよな。

6 :
当時の宝生は日本一の美少女だった

7 :
>>5
まぁドラマの方がおもしろかったわけだがw

8 :
ここまで自演
だったら凄いな。

9 :
ドラマは観たことないが保管庫にあったこれのエロパロで散々抜かせてもらった。

10 :
冴子役の宝生舞はかわいかった。
その後なぜあんな怖い顔になってしまったのか謎だ。
(スタートレックのバルカン人みたいな顔になった)
鏡遥役で木村佳乃が出ていたのもポイントが高い。
そして何より制服がよかった。

11 :
なんでエロパロなんだよwwww

12 :
ドラマ版か原作版でかなり違ってくるな

13 :
サントラ欲しかった

14 :
俺もサントラ欲しかったけど出なかったんだよな
特に銀狼のテーマ?が好きだった

15 :
ドラマ版懐かしいな。首なしライダーとか朧気に覚えてる

16 :
あの当時、冴子の様なリボン付けて高校通う女子っていたのかねぇ?

17 :
冴子の制服のデザインが、かっとんでいたな。
高校の制服とは思えない、受付嬢かHじゃないコンパニオンを思わせる制服だった。

18 :
てーんーしーのーよーな

19 :
あーくーまーのーえーがおー

20 :
もし今銀狼のリメイクをするとしたら主役やヒロインは誰がやるのかな?
やっぱJr関連かな‥

21 :
突然だが‥投下する。
[設定]ドラマ後、何だかんだで共存するかたちとなった耕助・銀狼二人とめでたく?夫婦になった冴子。
※エロ無し会話文のみ。IQ220のわりにはかなり間抜けで淡泊な銀狼。
「‥銀狼分かっていると思うけど‥『今日もダメ!‥か?』
「わ‥分かってるじゃない!」
自分が言おうとした事を銀狼に言われた為か、冴子はバツの悪そうな顔を浮かべた。
そんな様子を見た銀狼は先程よりかなりトーンダウンした声で言った。
「‥冴子、俺の事そんなに嫌いか?」
「急に何よ?」
予想外の銀狼からの質問に冴子は、慌てて銀狼に身体を向き直した。
「耕助からの誘いはあんまり断らねぇクセに、俺からの誘いはほぼ断るじゃねーか!‥何で俺ばっかり」
すねている様に思えるのは気のせいだろうか?
「‥ねぇ銀狼、あ・ん・た何かすごく勘違いしてるんじゃないの?」
「何がだ?」
そっぽを向きながら答える銀狼。
「良いからこっちを向きなさい!」
冴子の両手によって強引に顔を冴子に向けさせられる。
「‥痛ェなァ!何するんだこのアマ!」
「あんたが向かないからでしょ?‥いい?あんたの誘いを断った理由はね‥」
「ハッ、俺が単に嫌いだからだろ?」
横を向こうとしたが、冴子の両手に行く手を遮られ下を向く銀狼。
「違うわよ!」
「じゃあ何故だ?」
蒼眼が冴子を見据える。
「あんたがあたしを誘う日は‥」
「誘う日は?」
「ほぼ月一にあたるからよ!」
顔を壮大に赤らめ言い切る冴子。
「‥何だと??!本当なのか、それは?」
「嘘じゃないわ!本当よ!」
俯きながら、しかし強く頷いてみせる。
「‥ナルホドね、仕方ねェーか。っておい!!」
「‥何よ?」
「俺の立場はどうなるんだ?耕助ばかり優遇しやがって!」
「‥そこんトコなんだけどさ、きっぱり諦めて♪」
「なッ?!!」
「我儘言わないでよ!それに…‥あの‥時、あげたんだから良いじゃない‥」
「はッ?聞こえないぜ」
「あっあたしの初めてをあんたにあげたんだから良いじゃない!!」
「なッ?!!あれは耕助が勝手に結婚式の三次会に酒飲み過ぎて‥」
ーそう冴子にとって?の悲劇は結婚式の夜に起きたのだった。
「‥そう、耕ちゃん飲み過ぎて酔い潰れて‥それによってあんたが覚醒して‥あぁ思い出したくもないわ!」
「チッ何言ってやがる!同じ様に大量に酒を飲んで酔ってて、俺に勝手に抱いてく『言ってないわよ!もう知らないから!!』
そのまま冴子が二人を隔てる襖を乱暴に閉めた事で本日の会話は強制終了された。
後に残された銀狼というと、二人のあの夜を色々と思い出し、眠りについたのは夜明け前であった。
もしこの文才がない俺の文を最後まで見てくれた人がいたら感謝する。ありがとう!

22 :
>>21
SS倉庫に神の作品在るからそれを見て…まぁ勉強し直せよ

23 :
>>1=>>21
自演乙

24 :
>>20
個人的には佐藤健で見てみたいな。ちょうど以前、人格が入れ替わる役やってたしw

25 :
>>24
やだ。あんなチビ猿じゃ。

26 :
このドラマ子供の頃はただ恐かったが‥大人になると突っ込みどころ満載でwリメークする場合はもっと分かりにくくして欲しいな‥無いとは思うけどw

27 :
DVDはいつ発売ですか?

28 :
>>27
恐らくDVDで発売される事はない

29 :
ふとし×はるかキボン

30 :
age

31 :
age

32 :
age

33 :
超頭脳シルバーウルフ

34 :
1が必に上げてるな

35 :
age

36 :
hosyu

37 :
おdせごぽjtdgyヴぃy

38 :
コレって親友がんだふりして実は…って奴だよな?
主人公と同じって奴

39 :
>>38
伝えたい事は分かるが‥正確には親友は1で亡くなる人。実は新聞部の友人が血を分けた兄弟(金狼)。
確かに途中亡くなったふりはしているが‥
耕助・銀狼と決定的に違うのは、金狼は人格が安定していて、普段は別人を演じているだけ。

40 :
ごめん、スレ落ちる前に質問
>>9>>22って同じもの?
保管庫の中を探してるんだけど見つからない……

41 :
>>40
だと思うぞ。俺の記憶が確かならドラマの方に保管されてたな‥

42 :
>>41
どうもありがとう
思い込みで漫画の部屋を探し回(りついでに読みふけ)ってた
考えればドラマの方が知名度高かったのだな

43 :
age

44 :
ふるい

45 :
>>21でもいいから何か投下しる
萌え重視で

46 :
一週間か二週間、下手すれば三週間位かかると思うんだが‥作品が出来たらここに投下したいと思う
内容はドラマの内容に妄想を上乗せしたものを予定してますたWエロは頑張ってみるが‥当方はかなり下手なので期待はしない方がいい
それではまた後日
一ヵ月たっても作品が投下されなかった場合は、忘れてるか書き上げられなかったと思って下さいW期待しないで待ってて下さいW

47 :
1必だな

48 :
保守

49 :
>>46
ドラマの雰囲気が出てれば嬉しい
エロは出来る範囲でいいと思う
がんがれ

50 :
なつかしい・・・

51 :
保守ネタ(予定してる作品とは別に考えてみたもの)・エロ無・三レス消費

「行ってきます」
「おぅ頼んだぞ冴子!気を付けてな」
「はぁーい」
数十分後、冴子はスーパーの中に居た。父・順三郎に夕食のカレーの買い出しを頼まれたのだ。
「えっと、じゃが芋は…あったあった。」
三人分のじゃが芋を手に取り、かごに入れる。
「これで全部ね」
‥ついでにお菓子も買っていこうかな。
そんな考え事をしながら、目線を上げると、先程は
目に入らなかった“お買い得”の文字が‥
高く積み上げられた真っ赤に熟した果実が目に入る。
りんごかぁ‥あいつ意外と好きなのよね。‥耕ちゃんは梨が好きなんだけど。

52 :


数時間後、外もすっかり日が落ち、食卓には順三郎自慢のカレーが並べられた。
「さぁ〜二人とも遠慮せず食べてくれ!」
「うん。それじゃあ‥」
「「いただきます」」
冴子と順三郎の声が食卓に響く。
「…」
いつのまにか耕助と入れ替わった銀狼だけは、何も言わずにカレーに手を付け始めた。
「全く、あんたは“いただきます”位言いなさいよ!行儀悪いんだから」
「まぁ良いじゃないか。…でもね銀狼くん、余所様のお宅でご馳走していただいた時は言うんだよ」
それまで黙って食べていた銀狼の手が止まる。
「…ごちゃごちゃうるせぇな。言えばいいんだろ?…いただきます」
言った途端、また黙々と食べ始める銀狼。
「そういう問題じゃ‥」
「まぁまぁ」
順三郎に宥められ、冴子も再び食べ始める。
…それから三十分、二人は今日の出来事を笑いながら話し合った。銀狼はたまに聞かれれば応えるが、自分からは一言も発しなかった。
やがて食べ終えた銀狼は、流しに使った食器などを運ぶと、バスケットからりんごを一つ 掴むとそのまま一瞬立ち止まり「ごちそうさま」とぼそり言うなり、椅子にかけてあったジャケットを羽織って何処かに出かけてしまった。

53 :


玄関が閉まる音が聞こえた。
「本当あいつは…」
顔をしかめた冴子は、順三郎が何か言いたげなのに気が付いた。
「なぁに?お父さん」
「ん?なぁ冴子。あのりんごと梨はお前が買ってきたのか?」
そう言われバスケットに目を移す。りんご・梨・みかんが入っている。
「あぁうん。今日スーパーに行ったら安くなってたから買ってきたのよ」
「ほぅ‥お前、あまりりんご好きじゃないよな?それに耕助くんだって‥」
「何が言いたいの?お父さん」
娘から先程よりきつい口調が返ってきた。
「いゃ何でもないさ‥」
言い過ぎたか‥
冴子は夕食の片付けを済ませると「まだ課題が残ってるから」と自室に引っ込んだ。
‥食後の茶を啜る順三郎。
まだ若い二人を思い浮べ“もっと素直になれば良いのに”と思った。


54 :
ほのぼの系ですね
つっぱってる割には食器下げてごちそうさま言う銀狼がカワイイ
そして何だか気の回る小早川センセ萌え

55 :
>>54サンクス
例の作品の前編部分が出来たので投下します。分けたのは予想外に筆が進んで長くなった為です。
作品内の大まかな初期設定はこちらに書き込みます。次レスから前編投下します。
銀狼→冴子・エロ現時点不明
何故か天神学園のみで爆発的にインフルエンザが流行。全生徒の三分の二が学園を公欠する事態になり、緊急職員会議で二週間学校を閉鎖する事が決定。速やかにこの事は全生徒に伝えられた。
さすがの新聞部も部長の遥と副部長である竜太郎がインフルエンザに倒れ、活動を自粛せざるを得なくなった。

56 :


いつも近くにいれば何かとうるさい女が、今日は妙に大人しい。
それだけで、少女の隣に座っていた少年の心は落ち着かなくなった。相手に気付かれない程度にチラ見をすれば、何かの雑誌を必で読んでいる。
長い黒髪を今日はポニーテールにし、長い睫毛で縁取られた黒目がちな瞳で、時折記事を凝視しながら赤いふっくらとした唇を小さく開いては何事かつぶやいている少女の姿は何時になく可愛らしい。そう大人しくしていればこの少女―小早川冴子も中々の美人なのだ。
いつのまにか凝視していた事に気付くと少年は、慌てて座っていたソファーから立ち上がる。その振動が彼女に伝わり、冴子が顔を上げる。
「‥あんた何時から居たのよ」
可愛げがない冴子の言葉に内心カチンとしながらも
「数分前だ」と応える。
「ふ〜ん。あんたって意外と暇人なのね」
“俺に喧嘩を売っているのか?”という言葉が喉まで出て来たが、今回は何とか堪える。
「生憎の天候で出かけるのを中止しただけだ」
「そう」
大して興味なさそうに応えると、冴子は再び読書に集中し始めた。
特に居間に用もないので、少年が自室に戻ろうと冴子に背を向け、扉に手を掛けた時
「待ってよ。暇なんだし紅茶でも入れてよ」
何とも自分勝手な冴子の声がした。
「自分で入れろ」
「何よぉ〜耕ちゃんだったら『うん分かった、姉ちゃん。紅茶の種類は‥
「俺は耕助じゃねぇ!不破銀狼だ!」
突然の銀狼の怒鳴り声にビクと肩をさせる冴子。
「な‥何よぉ。そんなに怒る事ないじゃない。もう良いわよ」
冴子はソファーから立ち上がると、銀狼からなるべく距離を取りながら台所に向かった。

57 :


銀狼は自室に戻った。先程の冴子とのやり取りが頭をよぎり、どうもイラついて仕方がない。
大体冴子はいつもそうなのだ。何かに付けて「耕ちゃんは」と言い出し、彼と耕助を比較する。
確かにいくら血が繋がっていないとはいえ、十一年間本当の弟同然に暮らしてきた耕助と数ヵ月前に急に表に現れた自分とでは、冴子の態度が違っても仕方がない事だと銀狼も理解していた。
しかし、それを考慮したとしても、やはり冴子の仕打ちは無いと思った。

58 :


今までの事を彼は振り返った。
首なしライダーの時、工場内でもたつく冴子の手を取り外に導いたのは一体誰だ?
乗る予定だった飛行機が出れなくなった時、冴子を現地まで迎えに行ったのは誰だ?
元生徒によって学園の生徒が次々とされ、危うくガス爆発に巻き込まれそうになった冴子を庇い、気絶した彼女を抱き上げ、自宅まで連れて帰ったのは誰だ?
いつも冴子の一大事に彼女を救ってきたのは弟同然の耕助ではなく、彼―銀狼だった。
冴子との間に合った事を思い出せば思い出す程、銀狼は、彼らしくなく空しい気持ちになった。

59 :


そして極め付けが、金狼の本当の標的は耕助ではなく冴子だったと発覚した時の彼女の態度である。
冴子と彼女の父親である順三の会話をしばらく立ち聞きしていた銀狼だったが
「何で‥耕ちゃんじゃなくてあたし何だろ?」
と言いながら、青ざめた表情を見せる冴子に助け船を出す事に銀狼は決めた。
言い方は
「‥なぁ冴子。助けて欲しけりゃ考えてやっても良いんだぜ?俺の存在を認め、頭を下げればな」
と極めて俺様であったが、不器用な彼なりの優しさの表現だった。それに対する後日の彼女の返答は
「あんた何かに助けて欲しく無いわよ。あんた何か嫌い。‥大ッ嫌いよ!もうどっかに消えてよ。耕ちゃん返してよ‥」
と銀狼には残酷なもので、傷心した銀狼は、耕助と入れ替わってしまった。

60 :


そう銀狼は、冴子の弟という絶対的地位にあるもう一人の自分―不破耕助に嫉妬していたのである。
IQ220の超天才児でいくら膨大な知識がある銀狼とはいえ、五歳の時から耕助の片割れの脳に閉じ込められてからは十一年間、外の世界と間接的にしか触れられなかった。
実生活の中で学ぶ人の心の機微には疎くなっても何ら不思議ではない。そんな銀狼の辞書には“嫉妬”という言葉はなかった。
‥あるのは、異常なまでの冴子への執着心と独占欲の塊だった。
前編完

61 :
Glass heart〜硝子の少年【前編】の投下完了しました!
後半はこれから作っていきますが、どんな展開になるか・いつ出来るかは未定です。それまで待っていただければ幸いです。
それではまた後日会いましょう!

62 :
unko

63 :
懐かしさのあまりスレを開いてしまった
>>61
続き期待してる

64 :
うほほ

65 :
アヒー

66 :
小ネタ(捏造)を思い付き投下w
※ひたすら吉川さん視点。エロなし・落ちなし・暴走気味。
昼休みの教室。中を見渡す。
数人の女子のグループ・二人で話す男子達・教師の目を盗みいちゃつくカップル・男女数人で話すグループなど、賑やかだ。
その中で一際会話が盛り上がっているグループに、お目当ての人物を発見する。
わざと少し離れた所から彼を呼んでみる。
「ふ・わ君!」
周りを見渡し、私の姿を確認すると
「何?吉川さん」
直ぐに人懐っこい笑顔で応え、こちらまで小走りで寄ってくる彼―不破耕助君。
実は彼、私が最近気になっている人なのです。
「‥ごめんなさい。用事があったんだけど、声かけた途端に忘れてしまったの」
「そう。気にしないで!思い出したら、また声かけてよ」
そう言うと、彼はまた友人達の会話の輪に入っていった。
良い人なんだけど‥今一つ物足りないのよねぇ〜。
窓辺で話している彼を、自分の席から密かに観察する。
‥本当に笑顔が多い人。あっ椅子からこけた。
今みたいな普段は、一緒に住んでいる義理のお姉さん―小早川冴子先輩にべったり?で、自転車もやっとこさ乗る様な三枚目の彼なのですが‥
一度!身近に怪奇事件が起こると、まるで別人の様にクールな二枚目に変身しちゃうの!
所謂ギャップよ。
新聞部の皆が事件の仕掛け・真相に頭を悩ませていると「なるほどね」って言い出して「俺に不可能はない」とか言いながら、
次々と解き明かしていくんだから‥あぁ素敵‥。格好良い‥。
そんな時の彼に、私も何度かアタックをしているのだけど―
「女に興味はねぇ」
の一点張り‥
―でも、そ・こが!また堪らな〜いのよね♪
はっ!‥私とした事が、顔が思いっきりにやけてた。引き締めないと。
ん?何か視線を感じるわ‥。手鏡を取り出し、髪を整えるふりをしながら周りを鏡越しに見渡してみる。
‥げ、廊下から力君が私を見てるじゃないの!
…‥こんな時は、お手洗いに行くふりをして撒くのが一番。
さぁ早速実行よ!麗子!


67 :
a

68 :
保守ネタ)耕→冴・耕助視点・エロなし

コンコン
「はい?」
ガラッ
部屋の主―耕助の応答後、すぐに襖は開けられ、遠慮なく相手は入ってきた。
「耕ちゃん明日って空いてる?」
長い黒髪に前髪をヘアバンドで上げ、おでこを出した目鼻立ちのはっきりした少女―冴子が顔を覗かせる。
時刻は寝るにはまだ早い二十時をまわった所。
明日は祝日で学校も休みだというのに、もう寝るつもりなのか。ピンクのストライプ柄のパジャマを着ていた。
「入ってくるなり何だよ‥姉ちゃん」
「明日、遥と映画の約束してたんだけどね?家の用事であの子行けなくなっちゃったのよ〜」
心底残念そうな表情を浮かべ話す冴子。余程楽しみにしていたのだろう。
姉の言いたい事をすぐ察した耕助は
「‥なるほど。それで僕に付き合えってわけね?」
と答えた。
それに対し冴子は満足そうに
「正〜解!それと買い物の荷物持ちもね」
と子供の様な笑顔を浮かべる。この姉の笑顔に彼は弱かった。

69 :


「それで映画のジャンルは?」
出来れば恋愛ものは避けたいと耕助は思った。
常日頃、先輩・友人達に“シスコン耕ちゃん”とからかわれても、さらっと受け流す彼だったが、さすがに最近は冴子と恋愛映画を見に行く気にはなれなかった。
何故なら、自宅で二人きりでドラマを見ている時でさえ、キスシーン等の時、目の遣り場に困り、気まずくなってしまうからだ。
彼女は全く平気なのだろうか?

70 :


以前はそんな事、全く気にも留めなかった耕助だったが、数ヵ月前にもう一人の自分―銀狼が、現れてからというものの、百八十度世界観が変わった。
特に変わったのが義理の姉―冴子に対する気持ちだ。
義理の姉弟である二人に、当然血の繋がりはなく、年も二つ程しか離れていない。その微妙な関係を彼に見抜かれ刺激された。

71 :

思えば銀狼は、冴子を常に“一人の女”として見ていた。
脳内で直観的とはいえ、気を失っている冴子を彼がお姫様の様に抱き上げ連れ帰ったり、二人が口論になった際、彼が彼女を押し倒した事などを感じる度に耕助は、幾度となく心を乱した。
気が付けば、一人の男として銀狼に嫉妬している自分がそこにはいた。

72 :


「―ちゃん‥耕ちゃん!」
思わず、はっとする。目尻をかなり吊り上げた冴子の顔が目の前にあった。
「耕ちゃん、人の話聞いてた?」
一体どの程度、自分は気を取られていたのだろうか。冷や汗を掻きながら、恐る恐る
「悪ぃ‥姉ちゃん。一瞬ぼうっとしてた‥」
と告げる。
‥案の定、冴子はすっかりへそを曲げてしまった。
その後は彼女の機嫌を取り戻すべく、平謝りをする。

73 :


「本当ごめん!」
「‥もぅ良いわよ」
耕助の誠意が通じたのか、冴子から許しの言葉が出た。
「とにかく明日八時には家を出るんだから、ちゃんと早く起きてよ?」
「うん、分かった。起きるよ」
「じゃあ‥お休み」
「お休み」
冴子が隣の自室に引き返すのを見ていて、忘れていた事をふと思い出した。
「あのさ姉ちゃん」
「何?」
「明日見に行く映画って‥」
「‥さっきも言ったでしょ。恋愛ものよ」
「…そう、だった‥け?」
呆れたのか無言で襖を閉める冴子。
どうやら明日は、嬉しくて辛い一日になりそうだと彼は思った。


74 :
訂正箇所。
>>68のタイトル横の(1/1)は間違いで正しくは(1/6)です。

75 :
うまくなったじゃん
>>46

76 :
>>75
サンクス
硝子の〜続編がまだ出来てないから、他のネタを書いてる。良かったら暇な時にでも見てほしい

77 :
これって再放送されてる?一番最近の再放送でも10年ぐらい前の気がするんだが。

78 :
>>77
現在は、再放送が禁止されているドラマだからしていない
理由はファンなら知っているはず
知らなければ自分でググってみれば分かるよ

79 :
ドラマとしてはかーなーり面白いんだけどねえ
>>73
映画を観に行ったら結構激しいシーンがあって……
とかだとエロにつなげやすいかもですよ
がんがれ

80 :
ほしゅ

81 :
ふと思いつき検索したらこんなスレがあってびっくり。
銀狼は自分の根っこ的ドラマだw

82 :
今見てるがすっごい面白いよね
萌えまくり

83 :

保守ネタ・3レス消費。
冴→銀・エロなし・落ちなし

「冴‥子」
そう呼ばれ、彼女―冴子は顔を上げた。
目の前の布団には彼―銀狼が横になっていた。目蓋は閉じられ、わずかに開かれた唇が、彼女の名前を幾度か紡ぐ。
「‥何だ、寝言ね」
寝言と分かりつつも、繰り返し自分の名を呼ばれ、冴子は何故だか頬が熱くなるのを感じた。
時折苦しそうに顔をしかめる銀狼の顔や首筋には、大粒の汗が吹き出し髪が貼り付いていた。
額に乗せていた濡れタオルに触れると、冷たさが失われ彼の体温と同調してしまっている。
直ぐに手元の氷り水に浸し、銀狼の顔や首筋の汗を軽く拭い、タオルを額に乗せ直す。
…やっぱり服も着替えさせた方が良いわよね?
帰宅後直ぐに倒れた銀狼を、急いで自室に寝かせたため、彼の服装は外出着のままだった。
冴子は、彼の服に手を掛けた。

84 :


「‥長い睫毛。あ、耕ちゃんも一緒よね」
‥少し時間が経ち余裕が出て来たためか、目的の着替えを忘れ、彼女は彼の顔に魅入っていた。
‥こんな至近距離で銀狼の顔見たのって初めてかな。
‥あ、金狼の件で押し倒された時以来かもね。
冴子の義理の弟―耕助と同じ身体を共有している銀狼。しかし、外見や内面、そして行動までが耕助とは正反対だ。
睫毛は一緒かもしれないけど‥
耕ちゃんはサラサラヘアーなのに、あんたは天然パ
ーマ。
耕ちゃんは茶色の瞳なのに、あんたは蒼色。
耕ちゃんは素直で可愛いのに、あんたは生意気で可愛げがない。
耕ちゃんは少しドジだけど、あんたは一人で勝手に出掛けちゃう。

85 :


冴子が、銀狼と耕助の違いを一通り考え、気が付いた時には三十分近く経っていた。
慌てて服を脱がそうと裾を両手で掴んだ瞬間―‥
蒼い瞳が開かれた。
「「…‥」」
そのまま互いに見つめ合って数秒間の沈黙後、銀狼が口を開いた。
「‥人の寝込みに何してんだよ‥」
口調はいつも通りだが、何処か表情がぎこちなく、戸惑っている感じに見えた。
「‥あのね〜‥誤解しないでよ。あたしは‥ただ、その‥あんたを着替えさせようとしただけよ‥」
三十分間の事もあり、かなり歯切れが悪くなった冴子。
‥―その後、着替えまでの経過を都合の悪い部分は省き、必で説明した彼女に対し、何とか納得した銀狼。
それでも数日間は二人の間にぎこちなさが漂い、順三郎は首を傾げていた。


86 :
ああああ

87 :

銀→冴・エロ無し・7レス消費
※銀狼と耕助の立場が入れ代わり、耕助は元から存在しない設定
※法律に違反したバイクの二人乗りなどあり(服装・一年以上何たらry)

「‥ったく、遅ぇーな。置いてくぞ」
その少年の声に、長い黒髪にカチューシャを付け、灰色のブレザーに身を包んだ少女が慌てて玄関先から駆けてくる。
「何よ〜銀のケチ」
「ほらさっさっと後ろに乗れ」
「…‥」
無言で、彼からヘルメットを受け取り被り、バイクの後部座席に乗る少女。
「…よし、飛ばすからしっかり掴まってろよ。冴子」「お・ね・え・ちゃ・ん!」
「…‥」
そんな彼女―冴子の言葉を一切無視してギアを踏み込む。
「きゃっ!ちょっと‥」
ウォォ…という凄い音と彼女の若干の悲鳴を残し、自宅を後にする。

88 :


二人が通う天神学園は原則バイク通学が禁止されている。そのため彼らは付近の公園でバイクから降り、そこから学園へ歩き出す。
「あら?赤間くんじゃない?」
「‥良だなぁ」
二人の場所から二・三十メートル程に、白いライダースーツ姿の人物を発見する。
相手も気付いたらしく、こちらに駆けてきた。
「よぉ!銀狼、それにお姉さんお早ようございます」「よぉ‥良」
「お早よう赤間くん!」
彼―赤間良は銀狼と中学時代からの親友だ。
良は銀狼の腕をひっぱり少し冴子から距離を置くと、彼に耳打ちをした。
「お前の姉さん相変わらずべっぴんさんだなぁ〜。今度お茶させろよ」
何かと思えばまたこれか。
離れた所から冴子がきょとんとした顔でこちらを見ている。
「‥お前の眼は節穴なんじゃねぇのか?良。‥今度眼科行ってこいよ」
「またそんな事言って、全くつれないなぁ〜銀ちゃんは」
「うるせぇ‥」
冴子がこちらに駆けてくるのを確認した銀狼。
肩に掛けられた良の腕を振りほどき、この会話を強制終了させる。
「ねぇ、二人とも置いてかないでよ」

89 :


夕方になり、部活をしない生徒が続々と帰り出す。
銀狼と冴子は新聞部に所属しているが、今日は部長遥の都合で休みだった。
「俺、寄る所あるからお前は先に帰ってろ」
「全く、あんたって子は。お姉ちゃんだって言ってるでしょ!」
「…‥」
「‥ちょっと!待ちなさいよ」
何事かまだ喚いている冴子を教室に残し、銀狼は目的地へと向かう。

90 :


バイクを所定の位置で停めると、銀狼は店内へと入った。
‥カランカラン
来客を知らせるベルが鳴る。
「…‥」
「いらっしゃいませ!何かお探しでしょうか?」
人懐っこい笑顔で、若い女性店員が傍まで寄ってきた。
「プレゼントを買いに来たんだ」
「お相手の方は彼女さんですか?」
店員の言葉に冴子を思い浮べる。
「まぁ‥そんな感じ」
「でしたら、こちらはどうですか?」
店員に示された陳列棚を見る。そこには繊細な銀細工を施されたコンパクトが幾つかあった。
その内の一つを手に取り開けてみる。
「最近入荷したばかりなんですよ!少し大人っぽい子にもお薦めですよ」
あいつに似合うかもなぁ‥
「じゃあ、これを」
「はい少々お待ち下さい」

91 :


「‥遅い。銀の奴何してんのかしら」
ちらりと居間に掛けてある時計を見る。時計の針は午後七時を差そうとしていた。
‥ブロロロ‥
こちらに向かって聞き慣れたバイクの音が響いてくる。
「‥どうやら、帰ってきたみたいね」
玄関先へ冴子は向かった。庭先でバイクのエンジンを切る音がした。
‥ブロロォ‥トフ
ガチャ‥
学ラン姿で左手にバイクのヘルメットを持った銀狼が入ってくる。
「‥お帰り」
「おう‥今帰ったぜ」
仁王立ちで玄関に立ち、普段より抑制された冴子の声に、内心驚きつつ返事をする。

92 :


「こんな時間までどこ行ってたのよ」
「‥お前には関係ねぇ」
「そうかもしれないけど…」
その言葉に彼女の瞳は反応し、見る見る内に潤んでくる。
「‥な、何も泣く事ねぇだろ?良とツーリングしてただけさ」
「‥嘘付き。赤間くん今日お父さんの手伝いで、お店に出てるの見たわよ」
‥良の野郎。‥まずい。今ここでばれるわけにはいかない。
「どうせ‥彼女とかでしょ?こそこそしないで紹介してくれれば良いのに‥」
そんな存在は居なかったが、とりあえずこの場は
「‥分かった。今度紹介する」
「‥本当?楽しみにしてるわ」
そう言うと冴子は頬の涙を拭い、笑顔を見せた。
そんな彼女を見て銀狼は何とも言えない気持ちになった。

93 :


「お父さん今日は遅くなるって」
二人で夕食のカレーを食べていると、冴子が語り出す。
「そうか。おっさんも忙しいなぁ‥」
「おじさんと言いなさい。全く」
銀狼は幼い頃に両親とに別れ、五歳の時、父親の友人―小早川順三郎に引き取られた。
冴子とは義理の姉弟になる。
流しで二人分の使った食器を洗いながら、彼女は言った。
「お風呂沸いてるから、あんた先に入っちゃって」
「入る前に、お前に用がある」
手の水を切り、振り向く冴子。
「何よ?銀」
「やる」
綺麗に包装された小箱を彼女の手に押しつける。
「え?これって‥もしかして」
「‥誕生日おめでとう冴子。俺からのプレゼントだ」
そう言う銀狼の顔は気のせいか紅く見える。
冴子への用事を終えた彼は、そそくさと居間を後にした。
「…‥」
あいつ覚えててくれたんだ。
銀狼からのサプライズに、冴子は胸の奥が仄かに温かくなった。


94 :
エロ無しとかパラレルとか色々やらかしてはいるが
このドラマが本当に好きなんだということと、
細かい所まで良く観ているということは断言できる
書きまくれ
お前に不可能はない!>>93

95 :
>>94
サンクス。エロ有りもいつかは書ける様に頑張ってみるよ

96 :


97 :
保守

98 :
せっかくだから記憶に残る名セリフで保守する。
「名付けて、フェロモン・マジック!」保守

99 :
99

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