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2013年03月ネトゲサロン160: あるネットゲームを終わらせた話 (216)
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あるネットゲームを終わらせた話
- 1 :2011/11/21 〜 最終レス :2013/02/26
- これは私が一つのネットゲームを終わらせた話です。
そのゲームが終わってからだいぶ経つので、覚えている人は少ないと思いますし、
もともとがマイナーなゲームだったので、そもそも知らない人も多いかもしれません。
それでも良ければ聞いてください。
- 2 :
- 私がそのゲームを始めたのは約10年前、学校の友人の勧めでした。
当時UO全盛期で、UOをやりたいがためにPCを買ってネット環境を整えた私に
その導入の指南をしてくれた友人が勧めてきたのがそのネトゲでした。
まだβテストということでスタートラインが皆同じであり、料金も無料という
ことで私は友人とそのネトゲをやり始めました。
それまで、オフゲーしかしたことのない私が初めてのオンラインゲームに
熱中するのに大した時間はかかりませんでした。
ネットを通じて動き回る他の人のキャラクター、協力してモンスターを倒す達成感。
2Dの今から考えれば酷いグラフィックもどこか聖剣伝説を彷彿とさせ、学校が終われば
そのゲームにインし、キャラ育成や世界の探検にのめりこみました。
- 3 :
- 前提としてそのゲームの簡単な仕様を説明すると、対人戦闘にβ当時は制限がなく、
町の中は安全なのですが、一歩町の外へ出れば無法地帯で、外に出るたびにマップの端を
通って走ったり、モンスターと戦う時も遠くの方に連れて行って叩くなどしていました。
運悪くPKさんに襲われ、死亡してしまうとデスペナは少ないのですが、装備品や所持して
いるアイテムの一部を落としてしまうという仕様で、PKさんウハウハ仕様でした。
また、βなので不具合多く、サーバも重い時は画面が止まったり、物凄い巻き戻しラグを
喰らったりすることもしばしばありました。
蘇生魔法は比較的簡単に覚えることができるのですが、それを唱えるために必要なリングが
プチレアアイテムで、それを手に入れる為にまずはそのリングを落とす敵を乱獲するのが
初心者の仕事なのですが、そこをPKさん達が狙うという構図でした。
実際私も当初は何度もPKさんに襲われ、アイテムを奪われました。
悔しくて悔しくて、いつか仕返しをしてやろうと心に誓ったものです。
(この誓いは後に八つ当たりに近い形で叶えられますが…。)
- 4 :
- 【鉱山編】
初めてしばらくが経ち、そのゲームの事が徐々に分かってきて知り合いもでき、
キャラも最初の町から出たエリアにいるモンスターなら問題なく狩れるようになりました。
それまでずっと素手で戦っていた自分はそろそろ武器や鎧を揃えたいと思い、知り合いの
上級者の方にどうしたらいいかを聞くと、鉱山と呼ばれるエリアが儲かると教えて頂きました。
そして、鉱山に向かうと沢山のプレイヤーが黙々とピックアックスを地面ふりおろし、
鉱石を掘っていました。私も負けじと町で買ってきたピックアックスを振り下ろしましたが、
【何もありません】【何もありません】【何もありません】【何もありません】
と出るばかりで、途方にくれてしまいました。
しばらくそうやって同じ場所を掘っていると、親切な炭鉱プレイヤーさんが声をかけてきてくれました。
「もしかして初心者さん?それは鉱石埋まってるところで掘らないとダメだし、
スキルが低いと掘れる鉱石も少ないよ。スキルはいくつなの?」
私は今日はじめて鉱山に来たことと、スキルがほぼ0なことを伝えました。
そうすると炭鉱プレイヤーさんは丁寧に鉱山労働を指南してくれました。
それによれば、鉱山で儲けるにはある程度、掘りスキルと探索スキルというのを
上げなくてはならないということで、ピックアックスとスキャナという二つの装備を
つけつつ、素振りをするという奇妙な日課ができました。
- 5 :
- 素振りをしているだけではつまらないので、同じく鉱山の奥で素振りをしているみなさんの
所へ行き、色々お話をしていました。
そこでわかったのは、本当に色々な年代の方がゲームをしており、ネトゲの凄さを改めて感じました。
しばらく素振りをしていると、何やら素振りしたまま放置しているプレイヤーさんを
ビシバシ殴る音がしてきました。そうです、PKさんです。
このゲームでは、ダメージ量に応じて攻撃したときの表示ダメージの大きさが変わるのですが
自分の表示ダメージの大きさが 8 ←くらいだとしたら 33 と一撃でダメージが出ており
当時HPが100程度しかなかった私は恐ろしくなりました。
しかし、素振り仲間のピンチです。私は一人無謀にもそのPKに攻撃を敢行しました。
pkさんは攻撃を受けつつしばらくすると、
「ロムってる奴しかやらんし、君のそのダメじゃおれは死なんで?」
といって次々に放置しているプレイヤーだけを教会送りにしていきました。
(死ぬと遺品を落として町の教会へ自動転送サービス)
一通りの放置プレイヤーを退治し終わるとPKさんは帰って行きました。
その間ずっと彼に攻撃をし続けましたが、結局彼は僕には手を出さず、
ポーションを飲みながらも黙々と殴り続けていました。
その日、PKさんにも色々な人がいることを私は知りました。
- 6 :
- そして一週間ほど素振りライフをこなし、鉱山友達ができると同時に、鉱山スキルも
そこそこ上がり、いよいよ儲けようと鉱石の発掘を開始しました。
まずスキャナでさがし、見つけたらアックスで掘る。
スキャナのできる範囲はスキルレベルによってきまり、上がったと言ってもまだまだ
低い私の探索範囲は6畳一間程度でした。鉱山は東京ドーム程もあり、中には障害物が
あって掘れない位置に鉱石が埋まっていることもあります。
また、掘れる深さは堀スキルに依存しており、いい鉱石はスキルが足りなくて掘れません。
根気よく探索と掘りを繰り返し、2時間ほどで手荷物がいっぱいになったので、
街に帰り、拾った鉱石を売りました。これを何回か繰り返し、武器や防具を買うことが
できるようになりました。
意気揚々と武器屋に行き、まずは剣を買うと、次は防具屋に行き革鎧をかいました。
これで私も今日から中級プレイヤーか、と胸が熱くなったのを覚えています。
- 7 :
- しばらくは、鉱山ライフが続くのですが、ある日鉱山友達の一人が鉱山の奥には
ゾンビの住む部屋があると教えてくれたので、ゾンビを見たことのない友人と
二人でゾンビ城と呼ばれる部屋にいくことにしました。
道中には色とりどりのスライムがおり、そいつらを倒すと宝石を落とし、いい小銭になりました。
ゾンビ城に着くと、その名に相応しく、部屋一面にゾンビが散りばめられていました。
戦ってみると今まで戦った敵よりも一つ上の強さで、ポーションがすすみました。
しばらくすると色の黒いゾンビが湧いたので、友人は「お、なんか色違う。」と
言って、その黒ゾンビに攻撃を開始しました。直後黒ゾンビの反撃で私たちは
ゾンビ城の恐ろしさを知りました。黒ゾンビの攻撃はゾンビのそれをはるかに超える
ダメージで、3発殴られれば教会送りは確実です。
驚いた私と友人は急いで黒ゾンビから逃げ、鉱山友人達の居るマップまで避難しました。
そこで、聞いたところそれは変異ゾンビといい、ゾンビ城のボス敵存在でとても頑丈で
攻撃力も強いので上級者にならないと倒せないということでした。
私は友人と二人でいつか変態ゾンビにリベンジしようと固く誓い合いました。
- 8 :
- ゾンビ城は、スキルの上がりもよく、鉱山で鬱々と石を掘っているよりも楽しいため、
そこからしばらくは、鉱山に言ってもゾンビ城に通う日々が続きました。
もちろん変異ゾンビからは逃げまわりました。
そんなある日、鉱山いくと以前放置プレイヤー狩りをしていたプレイヤーが
鉱山の入り口で他のPK仲間とたむろしていました。
これは逃げなくてはと思った私に放置PKさんは声をかけてきて、今から鉱山の封鎖を
するから手伝えといいました。何故私がと思ったのですが、面白さに惹かれ
鉱山の封鎖とやらを見物がてらお手伝いすることにしました。
手口は簡単です。2Dのゲームで、同じマスにキャラが重なることはできず、
入り口をその幅分の人数で固めてしまえば通れないのです。
壁→■人人人人人■
人←通れない
しばらくすると、鉱山を利用しようと人が来だすのですが、PKさん達がいて通れません。
そして、PKさん達の中には強力な弓師がおり、遠距離攻撃にも関わらず、
変異ゾンビ以上のダメージを出すプレイヤーが何人もいました。
(後にこれはスキルがそこまで高いわけではなく、弓使い専用の封印弓と
呼ばれる武器が強すぎる為であると知ります。)
困った炭鉱の人々ですが、戦闘スキルはそこまで高いわけでなく、しかたなく
引き返していくしかありません。
しばらくすると、誰も中に入ろうと挑んでこなくなったため、山賊よろしく
○○G払えばいれてやるとPKさん達はいい出し、言い値を出した人達は
入場していきました。
2時間ほど封鎖すると、そろそろ解散するということでPKさん達は
手伝い賃だと鉱山で一日頑張っても稼げない額のゴールドをくれました。
顔見知りの鉱山友人達には娘が人質に取られてたので仕方なく手伝っていました><
と完璧な言い訳をし、事無きを得ました。
【鉱山編終】 以後は需要があれば書きます。
- 9 :
- 面白いなw続き頼む
- 10 :
- 頼む
- 11 :
- >>9,10
反応ありがとうございます。
それではありがたく続けさせていただきます。
一日につき上記くらいのペースで進めて
一週間程で終わる予定です。
レスには一応全レスしていきますので、
何なわからないことがあれば聞いてください。
- 12 :
- 【町編】
ゾンビ城である程度の強さを身につけた私は、初心者のたまり場である
最初の町を出てすぐの南門へと通う様になり、そこで天狗になって
初心者指導などを始めました。
しかし、初心者をサポートするには回復魔法がなくては話になりません。
そこで、一念発起し回復魔法を覚えるクエストをこなし、回復魔法を
使うためのリングを手に入れるべく、貯金を始めました。
- 13 :
- しかし、鉱山で儲けてもなかなか目標額は貯まりません。
ある時、町の外れの釣り場に行くと、釣り人さん達が放置して釣りをしており、
足元にはあふれた魚が山ほど落ちているのを発見しました。
……魚泥棒は私に多くの財産を残してくれました。
この時わざわざ魚泥棒専用に作ったキャラは、ゲーム終盤まで
メインキャラの資金源として活躍してくれました。
- 14 :
- このゲームでの釣りは餌代が高く、スキルが上がらないと高価な魚が釣れないため、
採算が初心者のうちは取れないのですが、魚泥棒には元手がいりません。
体力一本勝負です。後は、釣り人の皆さんに罵詈雑言を浴びせられてもヘコたれない
精神力さえあれば一生の仕事になりました。
ここでも「病気の娘に薬を買うためです><」といいつつせっせと泥棒に勤しみました。
こうして真面目に働いて稼いだお金で初めて買った回復・蘇生魔法を使用する為の
リングを使い、魔法を使ったときは感動でした。
回復量は本当に微々たるもので、毛虫くらいなんですが、死亡したキャラを気絶中に
限り生き返すことができるこの魔法は、このゲーム中でも屈指の必須スキルでした。
- 15 :
- しかし、いいことばかりは続きません。
初めて手に入れたこのリングは、数日たったある日ゴーレムの現れる平原に
スキル上げをしに行っている時にPKさんに襲われ、あえなく奪われます。
その時の喪失感たるや、恐ろしいものでした。
絶望に打ちひしがれた私は、同じくPKになってリングを(違う人から)取り返して
やろうと、PKの練習を始めだす始末でした。そんな話を鉱山の時に知り合いになった
商人の方が聞きつけ、無担保無返済でいいからとリング代と同額のお金を
私に貸してくれました。
この商人さんのお陰で、ダークサイドに落ちようとしていた私はジェダイの心を
取り戻すことができました、(この時は。 )
- 16 :
- この商人さんはリアルで自分よりもずっと大人な年齢の方で、色々為になる人生の話や、
そのゲーム内の商人というものを教えてくれた人で ここでもネトゲの素晴らしさを知ったわけです。
リングを手に入れた私は魔法のスキル上げをすると共に、ゾンビ殺しで鍛え上げたこの拳に
磨きをかけるべく、ゴーレム平原に通い、石を砕く日々を過ごしました。
前回の教訓を活かし、修練に行く時にはリングは 街において裸に近い服装で
ポーションだけもち、格闘のスキルを鍛えました。
そのかいもあって、私の拳は二桁のダメージを安定して出せるようになりました。
ますます調子に乗ったわけです。
- 17 :
- 「この拳を試したい...!」
私は例の友人と二人で念願の変異ゾンビを倒しにゾンビ城に向かいました。
ドキドキしながらも他のノーマルゾンビを避け、変異ゾンビだけを部屋の端へ追い詰めると
二人掛かりで攻撃に移りました。
絶え間なき修練により、私のHPは200まで底上げされており、変ゾの攻撃にも6発は耐えられます。
5発受けてはポーションを飲み、後はひたすら殴るだけの時間が過ぎました。
敵も遥か怪物、なかなか堕ちません。
しかし、ついに大きな断末魔の声と共に変異ゾンビは床のシミへと変わったのです。
- 18 :
- モニターの前でガッツポーズをし、友人とこの偉業を
喜びあいました。
そして、この喜びをより多くの人と分かち合うべく、ゾンビの落とす
普通のポーションを拾い集め、街にかえり、
ゾンビ城の美味しい水として販売しました。
意外と売れ行きが良かったのでポーション屋から若干の水増しをし、お金儲けもしました。
しかし、倒せることと狩の効率は別の話で、変異ゾンビばかり相手をしていてはポーション代だけで破産してしまいます。
おとなしくゴーレム平原に戻り、弓と拳の修練に励みました。
- 19 :
- HPが上がったことで、不意打ちPKにあっても死ぬことは減り、安定したスキル上げができるようになりました。
流石に複数人で封印弓使いがいるようなPK集団がきたら死にますが、この当時のPKの多くが単独PKで、組織的なものは有りませんでした。
そんな中、ある日とうとう始めてのPKギルドが作られたのです。
そしてその構成員には以前鉱山で不在者PKをしていた彼もおり、私は彼に入団の誘いを受けたのです。
【本日はここまで。】
- 20 :
- 書き溜めが結構できたのでもう少し投下
【PK団編】
私は当初、他の知り合いと相談しその話を断りましたが、変異ゾンビ狩りをした友人が別口から
誘われ、そのギルドに入ったのを聞き彼と一緒ならとpk団(仮名) に入団しました。
リーダーはゲーム内掲示板でよく話題にのぼる
極悪PKでした。彼はのちに名声システムが仕様として登場すると
ゲーム内始めてのネクロマンサーとなる男でした。
名声システムとは人を一回気絶させ、転送させると?1減り、生き返すと+1になるという
ひどく野蛮なシステムですが、これにより、
?100にまで名声が下がるとキャラの全身が紫色になり、
URYYYYYYYの掛け声と共に人間を辞めるがネクロマンサーシステムです。
一度ネクロマンサーになると莫大なお金を教会に収めない限りはずっとネクロマンサーで、
ネクロマンサーは 武器の一切が装備できません。
そしてその代わりに各種攻撃魔法の威力が格段に上がり、そして何よりも専用魔法として
倒した敵を召喚して、他のプレイヤーを襲わせるという
恐るべき魔法が使えるようになるのです。
その魔法欲しさにPK団内でも何人もの前途有望なキャラクターたちが紫に染まりました。
私と友人は鍛え上げたその拳に誇りを持っていた為、紫にはならなかったのですが、
この時期のゲーム内はとても荒れました。
そして、あまりにも強力すぎた為、実装後しばらくして
仕様変更により、召喚魔法は永遠にお蔵入りとなりました。
それと同時に今までネクロマンサーとして猛威をふるったいく人かのプレイヤーは引退をしました。
早すぎたので腐ったのです。
- 21 :
- そして、メンバーの減少や、PKK組織の台頭などにより、
PK団は自然消滅して行きました。
【即殺部隊 編】
PK団の消滅により、PK組織は分裂し、小規模な組織がいくつか残る事となりました。
しかし、一般プレイヤーの多くもこの頃になると大分強くなり、特にHPでいえば中級者で400、上級者ともなれば800程度に増しており、小規模PKは成功率が格段に下がりました。
そんなPKに関しては冬の時代がしばらく続きました。(きっといい時代だったに違いないです。)
そして、一人の男が立ち上がります。
彼は弓スキルをマスター寸前まで上げた当時一流のPKで、彼はPK界の中でも名うての
プレイヤーを集めて即殺部隊という恐るべき
集団戦闘組織を作りました。
コンセプトは名前の通りで、圧倒的火力により、瞬間的に敵を殲滅し、遺品を奪う事です。
ほぼ全員が封印弓の使い手で、HPが800あろうが、
十数人からの一撃50?80ダメージですから文字通り瞬殺です。
PK団時代の集団戦闘とは比べ物にならない殲滅力で彼らは多くの狩場のプレイヤーを殲滅して行きました。
PKKも集団となり、これに対抗しましたが数と実力両者で即殺部隊が優っており、話になりませんでした。
私もなぜかコネで封印弓も使えないのにこのギルドに所属し、逃げ道塞ぎとかをしていました。PK第一次隆盛期です。
- 22 :
-
そして、この後リアル事情により 二年程一ヶ月に一回しかこのゲームを行う事ができず、
ゲーム世情に疎い時期が続きます。
そんな中でもPKやPKK界の情報はちょこちょこ入ってはきました。
ひと時代を築いた即殺も、ギルマスの引退により、解散してしまい、また群雄割拠の時代になった事。
彼の引退の言葉が「天井見えた。」
であったことを後で聞き、感慨深かったです。
- 23 :
-
【休止中と復帰】
休止中にもいくつかの印象的なニュースが、
友人や、後から同じゲームを始めた兄弟から
もたらされました。
その中でも一番衝撃を受けたのが、私がPKにあい、努力の末に購入したリングを奪われた際に、
お金を援助してくれた商人さんの引退です。
旦那さんによると、ゲームプレイ中に体調が
急変し、そのまま帰らぬ人となったということでした。
彼女の愛したそのゲームを残したいと思ったことが、
のちにお話する、このゲームを終わらせた話につながっていきます。
リアル事情によりゲームができない期間が終わり、 本格的に復帰すると
私は本格的にキャラの育成を行いました。
復帰当時のゲーム内はかつてない程ひとも多く、
多くのプレイヤーによって賑わっておりました。
二年ブランクのあるキャラは、当時として良くて中級者程度の力しかなく、
古いというだけで、足でまといのキャラとなっていたのです。
- 24 :
- 思ったよりも早く終わりそうです。
もう数日お付き合い頂ければ幸いです。
- 25 :
- このゲーム俺もやってたわ・・・
懐かしくて涙が出そうになる。タイトルは出さないほうがいいのかな
- 26 :
- >>25
そうしていただけると助かります。
最後にだそうと思うので。
- 27 :
- 【キャラ育成と修練の日々】
目標を決め、暇な時間があればキャラの育成に務め、寝ている間もマクロによりスキルをあげる日々が続きました。
幸いにしてHPだけは当時の限界まであった為、古い知り合いのコネでPK界に復帰し、
戦闘があれば蘇生だけでもしようと戦闘に積極的に参加するようにしました。
面白いのはこの時のPKはとても人気で、
またPKKサイドからのスパイなどもおり、
PK仲間として認められるのに面接やテストが有りました。
私自身も何度か面接をしたのですが、面白かったです。
PK経験は?一番強いスキルは?とか
プレイ時間は?とか襲撃にはどの位いける?
など、大真面目に聞くのです。
- 28 :
- また、このPK界の序列は実力主義できまり、
例え高校生でも社会人にタメ口を聞いたり、
社会人がむしろ敬語を使ったりとあべこべで、
強くて頼れるひとこそがジャスティスでした。
ギルドの集会とは別にPK全体の会議なども有り、そこでは実力がないと発言すら許されません。厳しい社会です。
そんな訳で、復帰当時の私は大分低い位置からのスタートでしたが、幸い私の昔の知り合いのいく人かが順調に出世しており、PK界の
幹部となっていたため、下働きはせずにすみました。
そして、戦闘に出ることで徐々に仲間を増やし、スキルも高めて行きました。
そんなゲーム世情の中、PKも大分増えたのですが、PKKも大分増えており、数こそPKが優っているものの、
PKKサイドには粒ぞろいの実力者が多く、
以前は一方的に狩るのみだった戦闘が、
拮抗する勢力同士の戦闘へと変貌していました。
- 29 :
- そして、これに拍車をかけたのが対人戦闘特化チャンネルの導入です。
当時、デスペナ仕様が格段に厳しくなっており、通常チャンネルでのPKは割に合わないものとなっていました。
しかし、この対人チャンネルでは、デスペナなし、通常は戦闘のできない街中での戦闘も可能 、攻撃速度スキル修練速度も1.5倍と
PKやPKKにしてみれば神のような仕様でした。
戦闘チャンネルでの戦いは街中での遮蔽物が多かったり、建物の中を使ったりと
策略を使う機会も多く、大変盛んに行われました。
- 30 :
- そして、これに拍車をかけたのが対人戦闘特化チャンネルの導入です。
当時、デスペナ仕様が格段に厳しくなっており、通常チャンネルでのPKは割に合わないものとなっていました。
しかし、この対人チャンネルでは、デスペナなし、通常は戦闘のできない街中での戦闘も可能 、攻撃速度スキル修練速度も1.5倍と
PKやPKKにしてみれば神のような仕様でした。
戦闘チャンネルでの戦いは街中での遮蔽物が多かったり、建物の中を使ったりと
策略を使う機会も多く、大変盛んに行われました。
- 31 :
- 【成りあがり】
ここからしばらくの話は対人戦闘中心のお話しに特化します。
拳を中心にそれまでは戦っていた私ですが、そのゲームの仕様で最強の武器種は
槍でした。通常のダメージに加え、貫通ダメージという特殊補正がかかるため
通常の武器の1.1倍程度の威力がでるので対人戦闘では必須の武器でした。
そんなわけで槍スキルを2ヶ月かけてマスターすると、メキメキと対人勝率が
上がっていきました。
そんな中、以前は拮抗していたPKとPKKの戦力構図に変化が起きました。
PKサイドの引退者が重なると同時に、PKKサイドの志願者が増え、
気づけばPKは連戦連敗を繰り返す日々となりました。
今までは遺品を取ることはあっても盗られることは少なかったPK
サイドにも莫大な被害がでてきました。
対策として、PK会議において敵がこちらより少なければうってでて、
多くなれば早めに退避し、数が集まれば反撃するがそうでない場合は
集団としては戦闘を行わないという方針が決まりました。
- 32 :
- しかし、私と一部のPKは敵が多いときにも突撃し、一部のPKKを誘いだして
教会に転送するなどゲリラ作戦を展開したり、あえて敵の中心に飛び込み、
転送はできなくとも気絶させて死なずに逃げるといった遊びに夢中になりました。
PKKに目にものを見せてやるという気持ちも有りましたが、何よりも楽しかったので。
キャラの育成のかいもあり、多くのPKKと1:1をしましたが、負け越す相手は
少なく、徐々にPKKサイドにもPKとしての私の名前が売れていきました。
相手から見れば勇猛果敢に大人数の中飛び込んでくる勇気ある敵に見えたようです。
ただし、仲間から見れば無謀な特攻をしている変な奴という評価もついてまわりました。
- 33 :
- そしてこの頃より徐々にPK会議や普段の雑談の場でも実績がものをいい、
発言をしたり、集団戦の際には指揮を取ることが増えていきました。
もちろん、敵からはよりターゲットにされ、飛んでくる矢の数も日増しに増えていきました。
そしてこの成りあがり期に始めたゲームブログは日に100アクセス程度から
700アクセス程度まで順調に伸び、マイナーネトゲのブログとしては
勿体無いくらいの人に見ていただきました。
このブログや、対人での単独突撃で少なからぬゲーム内知名度を得たことがこの後の私のゲームライフを変えていきます。
- 34 :
- 書き溜めはここまで。
また書き溜め次第投下します。
稚拙な上に長文で、お目汚し恐縮ですが
ご覧いただき、感想などをいただけると
嬉しく思います。
- 35 :
- あげ
- 36 :
- いいぞもっとやれ
- 37 :
- 次回たのしみにしてまする
- 38 :
- やだなにこのスレ面白い。
知らないゲームだけど、ネトゲの面白みが凝縮されてる。
- 39 :
- 【外伝】襲撃と策略
PKKサイドの戦力がまし、PKサイドの弱体化が進んだある時、ゲーム内掲示板に
一つのイベント記事が立ちました。
「大人数でPKを襲撃し、今までの恨みを晴らそう」
一般人プレイヤーとPKKとが協力し、戦闘チャンネルに襲撃をかけてPKをズタボロにするというイベントでした。
PKが応戦してくれば大人数で倒し、逃げれば普段威張ってるのに逃げるのかとせせら笑うという二段構えの恐るべきイベントでした。
当然このイベントに対してPKはどうするかを話し合いました。
逃げなくては被害が出るし、逃げれば笑いもの。その二択で大半のPKは悩みました。
しかし、PK界の大御所の一人でギルド「水晶」(仮名)のギルドマスターは悪魔のようなアイデアを出しました。
- 40 :
- イベント当日、わくわくして乗り込んできた百人を超えるPKKと一般人の連合軍。
しかし、戦闘チャンネルはもぬけの殻で、誰もいません。
何だ逃げたのかと、がっかりしながらも日頃我が物顔で君臨されている戦闘を自由気ままに遊びまわり出しました。
そこに突如、PKK内に伝達メッセが入ります。
「PKKが普段根城にしているチャンネルに大量のPK出現、突然の襲撃で被害者多数!」
さて、PKKさんたちは大慌てです。
急いで自分たちの根城に戻るも、後の祭り。
襲撃のため、戦闘力のあるPKKは戦闘チャンネルに動員されていた為、
残っていたPKK見習いや、PKKと仲のいい一般人の遺品は大量に確保され、
個別に戻ったPKKも集団行動をするPKに撃破され、
みんなが何が起こったか把握するまでの短時間でPK達は撤収し、成果を収めたのです。
- 41 :
- まさに悪魔の策略。
まんまとPKK及び、一般人を出し抜き名誉さえも守った見事な作戦でした。
- 42 :
- >>36-38さん
ありがとうございます!
励みになります。
もう少しで本編は終わるので是非数日おつきあい頂けたら幸いです。
- 43 :
- あげ
- 44 :
- タマネギage
- 45 :
- きたいあげ はやくつづきみたいぞ!
- 46 :
- 面白いです
- 47 :
- >>44-46さん
ありがとうございます!
続き投下します。
- 48 :
- 【衰退と予兆】
個人的にはキャラの育成もほぼ終わり、対人スキルもつけて全盛期だったのですが、
ゲーム自体は衰退が緩やかにはじまっていました。
少しずつ増える引退者、あまり増えない新規プレイヤー。
バグは慢性化し、なかなかメンテで修正も当たらず、他の稼ぎ頭のゲームに力を入れる運営。
気づけば対人戦闘自体も小規模戦はあるものの、
以前のような数十人が入り乱れるような戦闘は一週間に二、三回 程度におちこみました。
このままではジリ貧であると多くの人が思いながら、何も変えることができない日々が続きました。
- 49 :
- そんなある日、私はあるPKKから呼び出しを受けます。
彼は実力派PKKギルドの一員で、そこの団長は間違いなくそのゲーム内でトップクラスの
対人戦闘スペシャリストで、PKK内でも一、二を争う実力者です。(人脈も含む)
呼び出された場所に行くと、自分の他にも数人のPKと、PKKが居たのですが、戦闘をするというより、お話し合いをしていました。
仮にここではこのメンバーを集めた彼をK君とします。
- 50 :
- K君はみんな揃うと、集まったメンバーにお礼をいい、本題を切り出しました。
「このゲームを盛り上げたい。」
彼曰く、このゲームが好きで、衰退して行く現状を見ていて忍びない。
もっと多くの人にプレイしてもらいたいし、プレイしてる人にもいろいろな楽しみを伝えたい。
その場に集まったメンバーは彼の話を聞き、
普段は思っていても言わない危うさを話し合いました。
ゲームとはいえ、商売である以上採算ラインはかならずあり、
運営が定めるラインを越えればゲームのサービスが打ち切られてしまうし、現状は明らかにそこに向かっていること。
何とかしなくてはならないということは、その場に集まったメンバーの共通認識でした。
- 51 :
- その中で、K君はこのメンバーでギルドを作り、これを打開する活動をしないかと皆に呼びかけました。
皆、ある意味それぞれの仲間を裏切ることになるこの提案を、
手放しにではないにせよ、熟考の末選びました。
ギルド名は「梁山泊」
水滸伝にお詳しい方ならお分かりでしょうが、軽く説明すると
山賊や悪党を中心に、都の悪政から逃れてきた官僚や軍人、果ては旅の武芸者など
多種多様な人々が集まり、天下の為に立ち上がった組織の名前です。
そして、ギルドマスターを選ぶにあたり、言い出し人のK君は自分ではなく、知名度も高く、良くも悪くも影響力の 強い人にお願いしたいといい、候補として私とK君のギルドのギルドマスターが推されました。
- 52 :
- PKとしては当時の私は結構な有名人(悪い意味)となっており、 また、K君のギルドのマスターも
一般人、PKK、PKを問わず有名人であったためです。
しかし、このギルドのマスターは汚れ役です。
説明もろくにせずに今までの仲間を裏切り、同時にその象徴になるわけで
人望も厚く、一般人にも受けのいいその方がなるよりも、魚泥棒とPKに対する
罵詈雑言を受けて鍛えられた私がその役をかぶることにしました。
各方面からの反応は想像以上でした。
- 53 :
- 裏切り者としての私の評判はそれは凄いもので、戦闘にいけば集中砲火はもちろんのこと、ブログには批判コメントが溢れ、
各戦闘系ブログでは名指しで狙って行く宣言も受けました。
梁山泊の出現により、戦闘はある程度活発化し、PK、PKK問わず襲いかかるDSK=ダブルサイドキラーとして
日に何度も戦場に出没しました。
同時に方針に共感してくれる一般人のプレイヤーも募集し、戦闘以外の
初心者サポートや各種活動も見よう見まねで始めましたが、なかなかうまくはいきません。
何分戦闘狂が集まったメンバーだったので、活性化と一口にいっても戦闘の活性化に偏ってしまったのが、
今思えば心残りです。
- 54 :
- もちろん、各方面からの批判はギルドメンバーにも届き、
何人かの初期メンバーは梁山泊を辞め、古巣に戻りました。
その際には積極的に戻ったメンバーを梁山泊で狙い、縁がしっかりきれた事を周りにアピールしました。
例え敵サイドにいたとしても志は同じであると信じていたからです。
幸い、方針に共感してくれるメンバーも少しずつ増え、徐々に梁山泊は力をつけていきました。
そんな事を繰り返していたある日、決定的なものを私は見つけてしまいます。
- 55 :
- 朝の投下はここまで、残りは夜にでも。
- 56 :
- 投下乙です
夜を楽しみにしてます
- 57 :
- 魚泥棒の汚名を引きずっててワラタw
あいかわらずおもしれーわ。
- 58 :
- 投下してくれええ
- 59 :
- 遅くなりました、今から投下いたします。
- 60 :
- 【大集会とその結末】
このゲームの運営会社の別ゲームのGMで、
このゲームのGMも兼ねている方のブログに
意味深な記事が掲載されたのです。
遠回しな表現で書かれたその内容を意訳するとこういうことでした。
かつて栄えたゲームがあるが、新しいゲームも増えた中で、
利用者も減り、売り上げが減っている。
他の会社をみれば、こういう時には月の利用料を値上げするか、
利用料は無償かして、アイテム課金で儲けるかである。
そしてもう一つが、同会社の売り出し中のソーシャルネットワークサービスに参加し、
日記を書いたりすることであるとあり、
状況は差し迫っていると最後に書き添えてありました。
運営会社の中でそのゲームに対する何らかの対応が取られる水準まで、衰退は進んでいたのです。
- 61 :
-
つまり、サービスの終了が現実味を帯びてきているということです。
流石に驚き、この内容をブログやゲーム内掲示板に転載し、今後の対策を
ユーザー皆で話し合う為に、集会を告知しました。
告知開始から一日しかなかったにもかかわらず、 その集会にはのべ
100人を超える方が参加してくださり、呼びかけ人として私は司会を務め、
みなさんからの色々な活性化のアイデアを聞きました。
そして、これらを現実的に実現する為に皆に何ができるかを話し合い、
初心者、中級者サポート隊、ホームページを
作り、活動して行こうということで、話し合いは終わりました。
ある人は、活性化の為のホームページを作り、そのゲームを広報し、
ある人はネットゲームランキングサイトのリストを作り皆でそのゲームの順位をあげてレビューを書こうと呼びかけたり、
それぞれがそれぞれにできることを始めました。
スローガンは「エランシアを諦めない」
エランシア、それがそのゲームの名前でした。
- 62 :
- ttp://www.google.co.jp/m/search?site=images&source=mog&hl=ja&gl=jp&client=safari&q=エランシア%20会議&sa=N#i=11
上記はその会議の時のスクリーンショットへのリンクです。
携帯から書き込みをしてるので、他の方の
ブログからの引用になって恐縮ですが、
雰囲気だけでも伝わればと思います。
- 63 :
- その会議以後、私自身も戦闘のない時はサポート活動をし、戦闘が起きれば駆けつけて戦い、ブログでは広報をする日々でした。
少しずつ 引退したプレイヤーが帰ってきたり、新規プレイヤーサポなどで各地に活気が出てきてきつつあるなか、
大集会から一週間程度たったある日、
運営会社のネクソンジャパンは一つのお知らせをゲーム内掲示板と公式ホームページに掲載します。
- 64 :
- 日頃は『エランシア』をご愛顧いただきありがとうございます。
2006年1月18日(水)より『エランシア』の接続料金を無料に
することに致しました。また2006年5月31日(水)午前11:00を
もちまして『エランシア』のサービスを停止させていただく予定
です。長い間ありがとうございました。
それにともない、アカウントシステムで『エランシア』の
「マンスリーパス・2、3、6」「タイムパス・3、5、10」による
課金を停止させていただいております。
『エランシア』の月額課金をご利用のお客様は、恐れ入りますが、
「マンスリーパス・1」にて課金手続きをしていただきますよう
お願い致します。
『エランシア』をご利用中で、すでに1月18日以降のご利用料金を
お支払いいただいているお客様につきましては、アカウントの
有効期間の残り日数に応じた補償を検討しており、後日公式サイトにて
お知らせいたします。
これからも『エランシア』をよろしくお願い致します。
- 65 :
- 始めは呆然とし、次に絶望します。
間に合わなかった。
その言葉だけが頭をぐるぐるまわりました。
たかが、ゲームです。
たかがネットゲームです。
それでもその世界が好きで守りたいと思い、一緒に頑張ってくれた
百人を超える人々の期待も打ち砕かれたような想いでした。
運営会社内で方針として決められたこの決定を覆すことは、
並大抵の事ではできません。
そもそも採算が悪いことは確かなのですから。
この後、第二回の対策集会も開かれますが、
具体的な対応策を打ち出すことはできず、
それぞれが半年後のエランシア終了へと気持ちを整理し始めました。
仲間を裏切ってまで集った梁山泊のメンバーとも話をし、
せめてできることは今いる皆が少しでも楽しんで終われるようにすることではないかと
いう結論に達し、絶望にとらわれず、
遊び尽くす事を決めました。
何人かの仲間は古巣に帰り、残ったメンバーは半年後に終わるゲームの対人戦闘にあけくれました。
- 66 :
- 後に、梁山泊の仲間で発起人のK君のギルマスさんとリアルでお会いし、
お話をする機会がありました。
その折に言われたセリフが、このスレのタイトルの由来です。
「俺はエランシアを終わらせたのは○○(私の名前です)だとおもっている。
タイミングが狙い済まされすぎていたからね。
運営会社は下手に活性化なんかされたく無かったんだろうね。」
湯葉を食べながらそんな感じのお話を二人でしました。
もちろん(?)相手のおごりです。
私が色々動いたことで、そのゲームの寿命を本当に縮めてしまったのかはわかりません。
しかし、遅かれ早かれ、終わる方向にあったそのゲームの運命を変えるだけの力が無かったという意味で、やはり、私の力不足であったと思います。
- 67 :
- 無料化&半年後の終了が決まり、
それを聞きつけた、多くの卒業生がゲームに戻ってきました。
嬉しかったし、切なかったです。
好きだった人が好きだった世界を守れず失ったことが悔しかったです。
今でもこんな文章を書いてしまうくらいには。
古巣のPK界の仲間の多くが、サービスの終了が決まったことで、
私が何をしたかったのかを理解してくれ、
ありがたいことに許してくださる方も大勢いました。
サービスが終わるのだしPKに戻れよともお声をかけていただいたのですが、
できるなら最後は一緒にしくじった仲間と過ごしたかったので、
感謝の言葉だけをお伝えしました。
- 68 :
- そして、とうとうサービスが終わる日がきました。
それぞれの人が、それぞれの思い出の場所で、その時を迎えました。
親しい人との最後の挨拶。
現実の世界に比べれば小さな小さなその世界の幕が閉じました。
私がネットゲームを終わらせた話は以上です。
ご精読ありがとうございました。
- 69 :
- とんでもないチートでも使ったのかと思って読み始めたけど面白かった。
文章も読みやすかったし、お疲れ様でした。
- 70 :
- 乙
そのゲームやったことないけど愛を感じた
文章うまいね、最後の描写があっさり淡々としてるのも良かった
- 71 :
- >>69
バグネタをすればキリがないようなゲームだったのですが、
幸い、悪質なバグ使用者に対しての罰則は厳しく、
春と秋には毎年大量のバンが行われていました(笑
春のバン祭りとか言われてましたね。
>>70さん
ありがとうございます!
読みやすいように心がけたつもりですが、
読み返してみると明らかにおかしなところもあり、
ヒラにご容赦いただければと思います、、、
愛、あったと思っていますが、
独りよがりだったような気もしています。
- 72 :
- 俺は友達に誘われて小学校5、6年生の時に初めてネトゲをした
それがエランシアだった。
そのころの自分には課金制度が辛く、ログインできない月もあったけど今でもあのゲームは忘れられない。
韓国ではまだサービスが続いているけど、住民票が無いとできないということだから諦めた・・・
財力も自由な時間も思考力もある程度手に入れた今ならもっと楽しめるだろうな
何よりもあの世界にしかない温かみをもう一度感じたい。
- 73 :
- マビノギをβから現在まで続けてるから、ネクソンつながりで
「おわったネトゲ」のいくつかの存在はしってるけど、
プレイしてないゲームだから雰囲気はこのスレで初めてしったわ。
エランシアでの冒険(というより戦い?)も、スレへの書き込みもお疲れ様でした。
世界はとじてしまったけれど、あなたと梁山泊のキャラクターは報われたと思うよ。
- 74 :
- >>72さん
今ある他の3Dなゲームを否定するわけではないし、
やはり人が集まるものは面白いと思います。
ただ、そのおこぼれでもいいので選択肢としてあのゲームを残してもらえたら嬉しかったんですよね。
おっしゃる通り、あの雰囲気をまた味わいたいものです。
>>73さん
マビノギは私もルエリサーバーでプレイしました。
とても完成度の高く、自由度も高い素晴らしいゲームだと思います。
女子中学生がギルマスの個性的な方が集まったギルドに
在籍しておりまして、そこでの成り上がり物語もあるのですが、
それはまた別のお話ですね。
今でもいく人かの梁山泊のメンバーとは連絡を取りますし、
いく人かは違うゲームのブログを書いており、こっそりと見続けています。
それぞれが元気そうで何よりです。
キャラ達も草葉の陰で喜んでると私としては
嬉しい限りです、、、
お二方ともありがとうございます。
- 75 :
- 良スレage
- 76 :
- Kazuyaさん
お久しぶりです
- 77 :
- >>76さん
これだけ書けば特定されますよね。
お久しぶりです。
- 78 :
- 思わず目が潤んだ
- 79 :
- >>78さん
なんというか、すみません。。。
- 80 :
- 【外伝】GG祭
エランシアの辺境の地に伝説のゴーレムが現れる島があります。
イベントをこなすことで手に入るアイテムをその島唯一の住人であるお祖父さんに渡すことで、
その島の何処かにゴールデンゴーレムと呼ばれる伝説のモンスターが湧きます。
一体位であれば、ベテランプレイヤーなら問題なく倒せるのですが、
GG祭りと呼ばれるイベントの時にこのゴールデンゴーレムが所狭しと島中に沸かされ、島唯一の小屋の中に主催者が待機します。
小屋は島の入り口から最深部にあり、山程のゴーレムを抜けていかなくてはたどり着けません。
イベントは開始の合図と共に並んだ各プレイヤーがゴール目座してゴーレムをかき分け進むのですが、
まず、数を減らさないことにはとても生きて進めません。
他の競争者と協力しつつ敵を排除して少しでも奥へ向かう参加者。
そもそも中に入らず、敵の駆除に頑張る取り巻き。
仲間のサポートの為に魔法で蘇生と回復をするお仲間など、いろいろな方が、
それぞれの楽しみ方で楽しむこのイベントは、エランシア初期の醍醐味でした。
ゴールした人が出れば、後は皆でお掃除です。山ほどのゴーレム皆で仲良く倒すのは本当に楽しかったです。
- 81 :
- ttp://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/014/515/82/N000/000/001/126198874149116309768_1077966463-1.png
こちらの参考画像。
集会の写真をリンクさせて頂いた方のブログより。
- 82 :
- このスレ見たら、初めてしたネトゲ思い出したよ。
- 83 :
- >>82さん
そのゲームにもきっと色んな人の思い出があるのでしょうね。
ぜひお聞きしたいものです。
- 84 :
- え?これ実話だったの?てっきり釣りかと思ってたwww
- 85 :
- >>84さん
実は実話です。
少しくらいの脚色はありますが。
- 86 :
- age
- 87 :
- ネトゲの楽しさと悲しさが詰まってて涙出てきた
- 88 :
- >>1は今もなんかネトゲやってるの?
- 89 :
- >>87さん
ありがとうございます。
思いが少しでも伝わったなら嬉しく思います。
嬉しかったことも、悲しかったことも。
>>88さん
マビノギを六月までしていました。
今は子育て中でして休止しています。
- 90 :
- 今見返してみたら、集会の画像リンクミスってますね、、、
家に帰り次第アップロードしてURL書きます。
ていうか、もう需要ないかな。
- 91 :
- ttp://citrusmint.blog.so-net.ne.jp/blog/_images/blog/citrusmint/1905493.jpg
他所様のブログに分かりやすい写真があったので転載。
これが活性化を目指して行った第一回集会の様子です。
- 92 :
- このスレみたらまたネトゲしたくなってきた
続かないのにねw
- 93 :
- >>92さん
続かないといいますと・・・ずっと続かないという意味でしょうか。
どうあがいても、やっぱりいつか終わりは来るのですよね。
その間に楽しめるだけで。
なんかこれは色々そうなんでしょうけど。
そして、その時になってもやっぱりもうちょっと、って思うのもサガなんでしょう。
- 94 :
- ないた
- 95 :
- 自分が一番ハマったゲームは10年以上続いてるよ
数々のアップデートで当時とは大きく変わってるけどね
もうとっくに引退したけど今でも時々思い出す
スレ主の気持ちわかる気がするよ
- 96 :
- めちゃくちゃ面白かった。
俺も最初にやったネトゲの思い出をおもいだして泣いたわ・・・
- 97 :
- >>94さん
ありがとうございます。
>>95さん
今でもその気になればそのゲームに入れるというのはいいですね。
仕様変更は時にゲームを全く変えてしまいますが、それでも変わらないものも多いので。
>>96さん
ありがとうございます。
皆さんにもきっと、それぞれの思い出や、武勇伝があるのでしょうね。
- 98 :
- 子育て中ってことは主婦さんですか?
- 99 :
- ネトゲって、中毒性とか、
なんかこう悪い部分だけ持ち上げられることが多いから、
一般的に負のイメージが強いけど
こういう思い出になるようなことって、やっぱりネトゲでしか味わえないよね。
普通のゲームでは絶対味わえない部分。
ひさびさに良スレだった!ありがとう!
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