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ちょうど今から10年前を振り返る (646)
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ちょうど今から10年前を振り返る
- 1 :2012/03/11 〜 最終レス :2013/09/21
- 2012年3月9日 16時。
ここは都内の某所。
独り暮らしを始めてから既に4ヶ月。
俺は今年で三十路になる。ある意味で人生の折り返し地点。
携帯画面のカレンダーを見つめていた。
そろそろ
あの時期なんだよな。
- 2 :
- おめでとう
- 3 :
- >>2
ありがとう。
遅筆なんだけど付き合ってくれたら嬉しい。
- 4 :
- 3もちろんよ
- 5 :
- 目を離す。
色々あった…と想いに更ける。
車の走り方で気付いていたが、窓を開けて外を見る。
「雨が止まないな。」
ため息と同時に思わず声が出た。
今晩は久々に気温が低くなるとニュースで聞いたからだ。
俺は思っていた。
自分の過去を振り替えると共に、書き残して誰かに伝えたい。
正直なところ、俺はこの10年間の出来事を吐き出したかった。
聞いてくれる誰かを探していたんだと思う。
そして
これからの決断を迷っていた。
16時20分
考えを巡らせながら仕事へ向かう。
明日から少しずつ
書き出していこうと。
17時16分
決断した瞬間だった。
- 6 :
- PART.1
【19歳〜社会人1年目】
PART.2
【新生活〜離別】
PART.3
【再起〜】
時系列に分けると三編になった。
さすがに10年
所々の記憶は薄れてる。
細かなエピソードを思い出すが…もう、創作するか?と思うほど。
それに長い。
しかし
事実は事実で盛ってしまうことなく話したい。
ゆっくり思い出して書き貯めよう。
………。
恥ずかしくなるほど自分には文才というものが無かった。
実話と言うか告白なのか、面白味も無いと思う。
逆に
「これはww」
「創作乙ww」
…目に浮かぶ(@_@。
それでも。よかったら数日、俺の話しに付き合って下さい。
- 7 :
- PART.1
【19歳〜】
スペックを晒すと
俺( ∀)
19歳/大学一回生
色黒/金髪
近眼(コンタクト)
178p/65s前後
ヘタレ、流されやすい
そのくせ場合によってガッツキ系
主要登場人物
マリア
アイコ
ヒロキ
ワタナベ
この話は10年前の3月から始まる。
- 8 :
- 反日ネット工作員
朝日新聞社→社員約300人
民主党とその取り巻きの資金が入った反日工作会社→数社約450人
朝日新聞の社員は捕まった49歳の編集者を含め新聞記事を書く合間に2chを荒らしている程度とみられているが
民主党が用意した反日工作会社は朝8時過ぎから25時半まで工作を行っている
工作範囲は民主党が予め工作費を流している2ch、ニコニコ動画を中心にyoutube、個人のブログなどである。
- 9 :
- >>4
お前の為にも頑張る
以降、書き込み時sageで行きます。
改行でエラーかかりまくる…。
- 10 :
- キャリアは?
- 11 :
- 二回生に上がる少し前。
バイトが忙しい。
俺は春休みの後半、高校の終わりから始めたバイトの
隙間無く埋まるシフトに追われていた。
1月終わりから3月にかけて
卒業→就職等で前任者が次々に辞めていくからである。
俺も2月で一年を迎えて、教わることよりも教える事が増えた
そんな時期だった。
「無理をさせてごめんなさいね。俺( ∀)君しか都合つく人が居なくって。」
オーナーの奥さん。
歳は俺の親と同じくらい。
ふくよかな姿をしているが意外と動きが早く、気立ての良い方だ。
「いーっすよ。春先って色々(金が)要るんで。」
ジェスチャーをし笑いながら答えた。
ここで少し大学の事に触れたい。
- 12 :
- 俺の通う大学は実家からバス一本で
通学出来る近場にあり、むしろ高校よりも近いところにあった。
駅もあったがあまり利用はしなかった。
バイト先を選んだ理由は
家と学校までの途中という程よい距離が良かったからだ。
サークルには入らなかった。
「行動を制限されるんだよ。」
高校時代の先輩からよく聞かされていた話。
簡単に仲間を作るにはもちろんサークルはオススメであろう。
季節毎の行事
誕生日などの祝イベント
趣味の合う交遊関係作り
履修科目の過去問、レポート等のネットワーク
…etc
何よりも、異性との出会いが多い。
合コンの回数は年間数え切れない。
語弊があるな。100すら無いんだが多いんだ。
「合コンはマジで楽しいよー!!」
と、先輩は満面の笑みだった。
まぁ入ったら最後。
慢性的な金欠が待っている。
「行動を制限される」にはこういった意味があった。
- 13 :
- >>10
携帯で…すまん。
- 14 :
- 男の方が出資が多いと聞く。
飲める、食べる、モテル、楽しめる
そんなヤツなら全く気にはならないだろう。
飲食すれば金がかかる事は当然だからだ。
酒は高校から飲んでいた。
※時効だよね?
最初の方は顔を赤らめながらも楽しく飲めるのだが
徐々に青ざめうげー…となるのが俺の特徴だった。
たまーにの参加でいいよな。
サークルは止そう。
デメリットが勝った。
- 15 :
- 大学にはゼミなるものがある。
いわゆる高校以下にあたるクラス分けみたいなもの。
俺の通った大学は三回生から好きなゼミを選択出来る。
それはまだ先の話だが。
俺はここの繋がりを大事にした。
ゼミ仲間を通じていれば、学校の情報や遊びの誘いは得られる。
誘いを1回断ったくらいでは干されない。
2回目の誘いは必ず頷く様にしていた。
春休み前までの生活は
起きる→学校→バイト→寝る→起きる→学校→連れと過ごす→寝る
こんな暮らし。
夏に一時、彼女も居た。
その後もちょこちょこっと。
そんなこんなで10代の終わりを満喫していた。
- 16 :
- PART.1
【ヒロキ〜】
俺には大学の外に親友が居た。
正直、悪友と言うべきか。
ヒロキだ。
中学が一緒で高校は別になったが、よく遊んだ。
俺と同じ19歳。あまり健全では無く、高校を卒業してからというと
働いてはパチスロ
働いてはキャバクラ
働いては車とバイクを弄る
うん。これらはまあいい。
一時期に葉っぱの栽培方法を模索していたので
その時は縁を切った。
性格はテレビで見る今田耕司のようなキャラ。
悪いヤツではない。
こいつには飽きなかった。
影響はたくさん受けた。
俺の何処が良かったのか、不思議とこいつに好かれて色々行動を共にしていた。
…。
今はもう謎である。
- 17 :
- 3月も終わりに差し掛かった頃、ヒロキから連絡がきた。
眠っていた俺は何時だ…と見ると
まだ朝の6時過ぎ。
「パチスロいこー。」
「R。真面目に働け。」
お決まりのやり取りがあった後、決まって
「んじゃ車で行くから♪寝んなよー」
返事も聞かず拐いに来る。
流されやすいんだ、俺は。
- 18 :
- こいつは北の台が好きだ。
俺も今は好きになった。
リールの配列も完璧に把握し出目をトコトン楽しむ。
おまけに引きもいいものだから始末が悪い。
ボーナスが発生する度にリアクションするのがうざい。
対するこちらはというと
サンドに貯金を繰り返すのみ。
そうか。
俺のバイト代はお前に流れていたんだね。
悔しい。
決まってメシは奢らせていた。
- 19 :
- 「バケばっかじゃー」
メシの時、ヤツが珍しく愚痴っていた。
「贅沢いうなカス。こっちは既に先月のバイト代消えたわ。」
もうすぐ給料日とはいえ、この出費は痛かった。
「今、○○○って店にハマっててね。お金が要るピョン♪」
キャバクラだ。
語尾がきめぇ。
ため息をつく。
「好きだね、お前も。」
侮蔑の眼差しとはこういった時の事だろう。
この時期。
大学の連れもそうだったがキャバクラ通いが流行りだった。
レベル高いヤツは風俗。
お前らいくつだよ?何で皆、そんな金持ってるんだよ…。
俺には謎だらけだった。
でも待てよ?
「お前にも女友達居るだろ?何でわざわざ高い金払ってまでキャバクラに拘るん?」
きょとんとされて
「楽しいからに決まっちょるわ。女の子可愛いーしー。」
笑いも何も出なかった俺にヤツは
「替え玉するかー?」
もう好きにしろ。
そう思ってた。
- 20 :
- いたんか
- 21 :
- 少し時が進み
これは5月になる頃。
4月は新歓の後、仲間は早速新しい彼女を手に入れていた。
学校に彼女が居るメリット。
講義の合間の時間はもう二人の世界。
俺は連れ達に干されてしまい講義の合間が暇だった。
自然と余った女友達と仲良くなる。
そういった日々を過ごしているうちに、告白を受けた。
俺がGWはバイトに勤しむことを知って、会う時間を作りたい。
一緒に過ごしたい。
付き合いたいにはそういった心理があったんだろう。
そんな女心なんかを
当時は理解も出来ないお子様な俺は、タイプじゃ無かったから断った。
嘘です。
実のところ
3月の終わりに
俺には彼女が出来ていました
- 22 :
- 替え玉を受け取りスープに滑らした。
ヒロキは
「やっぱり俺( ∀)も一度行っとくかー。」
「いやいいよ。」
俺は夜の世界というものに全く興味が無かったんだ。
勿論、女の子には興味がある。大好きだ。
だけど金払ってまでーって気持ちが強く
皆の事を理解出来なかったのである。
「行ったこともねえヤツに文句言われたくはねーぞ。大体お前はサヤカのこと引きずり過ぎだ。」
図星だった。
元カノ。
去年の夏。苦い別れ方が俺に軽度の恋愛恐怖症を与えていた。
「…まぁあれだ。俺は金無くなったから帰るわ。せめて駅までは運んでくれ。」
会話を終わらせた。
ヒロキは少し申し訳ない顔をして
「夕方まで待てよ。晩飯も奢ってやるから。」
車のキーを渡された。
軽く頷いて席を立つ。
「寝るなよ?」
「いーや、寝る。」
ヒロキを残し、アイツの車で一旦家に帰った。
- 23 :
- >>20
おう。
笑点観ながら指動かしてるよ。
- 24 :
- 韓国の青年がYouTubeで「日本人の皆さん、地震で死んで下さい」とメッセージ 2
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1331454768/
- 25 :
- 夕方、満足な収支を得たヤツは連絡をしてきた。
俺は迎えに出る。
車はエルグランド。
アイツが怪しい知人から中古で購入したもの。
運転席まわりはそうでもないけど…
もう少し車内を綺麗にしろ。そう思った。
乗りやすいんだが、なにぶん大きな車体。
ペーパーじゃ無かったけれど我ながらフラフラな運転をしてた。
ヒロキが見えた。
合流。
車をアイツの横に付け、ほっとしたのかため息。
窓を開けて晩飯なんにしようか、と声をかけようとすると電話を掛けている。
横からだと見えなかった。
車から降り
少し離れたところで待っていると、通話を終えたヤツは
「キャバクラいこう☆」
いつものノリでR…と言えなかった。
- 26 :
- PART.1
【マリア〜】
無言で佇む俺。
「なっ!行こう行こう!」
コイツは本当に憎たらしい。
満面の笑みを浮かべている。
「メシ食うんじゃなかったのかよ…」
俺は拗ねてみた。
効果はないようだ。
「さっき呼んだんだ。同伴してそのまま店に行くから。メシ、食いに行こう♪♪」
何ぬかしてやがる。
でも同伴…聞き慣れない言葉に俺は少し「なんだそれ?」と考えていたと思う。
- 27 :
- 緩やかに、道路が込みだしていた。
えっ。女の子来るのかよ。
理解出来たのか俺は躊躇う。
今日は寝起きを起こされ、そのままパチ屋に直行。
今もメシのつもりだった。
余りにも姿がショボい。
大学に入って少しは洒落てきた自覚があったのに。
俺にとって、今日の見た目はあり得ない。
それに
スリッパ型のサンダルを履いていたw
しかも
キャバ嬢がご登場だと!?
バカにされるじゃねぇか…(;T∀)
- 28 :
- 23ワロタ
- 29 :
- 「やだよ。俺帰る。送れ。」
こう言ったと思う。
「駄目だ。来い。」
2回は続いたこのやり取り。
ヒロキの携帯が鳴る。
着メロはモンパチの小さな恋の歌。
※当時は着メロなんだ、おっさんでスマン(-人-)
焦るヒロキ。
離れたところへ逃げられた。
どうしたらいいんだよ。
短い間であったが俺は途方に暮れた。
結局
ヘタレな俺は帰ることにした。
嘘だ。
車の後部座席でふて腐れる俺。
助手席には
ヒロキと会話する女性が乗っていた。
- 30 :
- >>28
昇太が好き。
もちろん出演者みんな大好きだ。
あと1、2投稿してちょい落ちる。
今は書き貯めの1/3くらい。
あっという間だね。
- 31 :
- 俺が折れざるを得なかった。
話しはこうなる。
ヒロキは興奮していた。
「出勤日の確認でメールを打ったら、メチャクチャ早く返事が来たんよー!」
それでテンションが上がったのか、連れをキャバクラデビューさせたい旨を伝える。
嬢も面白いと盛り上がる。
電話を掛け更にヒロキのテンションが上昇。
初めて同伴に成功したんだと。
なんだ。
俺はダシに使われたのか。
ここで俺はやっと「R」と言うことが出来た。
「んじゃ付き合ってやるから3K貸して。いや、よこせ。」
かつあげにも成功した。
- 32 :
- 女性を迎えに向かった。
車で迎えに行き、店近くに停めてご飯。
その後、俺のキャバクラデビューをしようというプランになった。
ヒロキだけなら断るのだが、もう既に他人を巻き込んでしまっている。
変に責任意識の高い自分に凹んだ。
いや
正直、押しに弱い面を知ったからだろう。
ヒロキはこんな人間であるが、彼女という特定の相手をつくらなかった。
相手が振り向くか、振り向かないかの微妙なラインが好きなヤツだ。
それ故、熱っぽく冷めやすい。
まぁいつもの事である。
奢られるし付き合ってやるか。
俺の腹は決まった。
3Kで。
目的地の駅に到着。
もうだいぶ暗い。
暖かくなった時期だがまだ少し寒い。
薄着な女性を見付けた。
後の彼女になるマリアだ。
- 33 :
- 車を近付けて、ヒロキ→俺の順番で降りた。
ヒロキを見て微笑み掛ける女性。
当然俺にも。
と思った男二人。
女性は固まった。
俺を見て固まった。
気まずい空気になる。
だからこの出で立ちは嫌だったんだー!!
心の中で叫んでいた。
短い時間だったが、時が止まったように女性が動かない。
「あのー、初めまして。ヒロキの連れの俺( ∀)です。今日はなんかスンマセン。」
俺から口火を切った。
「あ…」
「初めまして、新田です。」
「え?」
「あ…」
- 34 :
- 女性は名字を名乗っていた。
当然、ヒロキも知らない名字を。続けてお互い、小さく言葉を漏らしていた。
ここは今でも鮮明に思い出せる。
大変気まずい空間になったことを。
「マリアちゃん、新田って言うのかー。初めてしっちゃった♪」
ヒロキー、GJ!\(・∀・)/
空気が戻った。
「ごめんなさい(:=_=) 知り合いにそっくりで…。」
「え、何?もしかして元カレー?」
「そんなんじゃ無いですよ(´△`)」
よかった、会話が始まった。
こうして車に乗り込んだ。
そう。
この車内で
俺はふて腐れる事になる。
- 35 :
- 助手席をマリアに譲り、俺は後部座席に移動。
ドアをスライドさせて乗り込む。
あら、綺麗になってる?
でも…
大量のマンガ本が
無造作に更に後ろの座席に投げ込まれているのが見えた。
ん?ちょっとまて。
あれは俺の貸してるベルセルクじゃねーのかよ!!
無惨に数冊、カバーも外れ散らばっていた…
狂戦士になりかけた( 皿)g゙
が、空気を読みじっと耐えた。
- 36 :
- 車が出たところで
「さっきはごめんなさい。新田マリアって本名なんですw」
更にこちらを振り向き
「今日はお店に来てくれるみたいでありがとうございます(#^.^#)」
改めてマリアから挨拶を返してくれた。
感じがよゐこじゃん(^-^)
「あ、こちらこ…」
「へー☆まっじで可愛い名前だねー(^∀^)」
遮られた。
おい。ヒロキー。
確かにお前に奢って貰うけどさ。
その後もあまり車内の会話に加えられない。
車は移動を続けた。
※マリアの名前は後々、由来を書きます。
名字の新田は、俺の好きな2ちゃんねるの話のヒロインから拝借させて頂きました。この辺はオマージュだと思って下さい。
- 37 :
- 食事は俺の意見を尊重してくれて、ウナギになった。
あっさり俺の機嫌も直った。
マリアは食前食後にきちんと手を合わせていた。
食べ方も口元に手を当てて上品に。
あー、こういったところはやっぱりしっかりしてるんだなと妙に納得した。
色々な会話がされたんだけど、マリアのスペックについて次に書かせてもらう。
ここから
本日のメインイベントになる、キャバクラデビューが始まる。
結論から言うと
楽しかった
- 38 :
- 俺が何故、マリアと交際することになったのか。
疑問はあることだろう。
連絡先は店内で交換をした。
マリアは20歳。
俺の一つ年上になる。
他府県出身、去年までは学生をしていたとの事。
この仕事は半年くらい。
生活の為に始めたらしい。
背は160ちょっと、やせ形。
この辺は今、覚えているくらい。
若槻千夏みたいな顔をしている。
ヒロキの趣味は悪くないと感じた。
今でも思う。
ヒロキ様様だったんだよ。
デビューを終えた俺は少しだけ複雑な気持ちになっていた。
- 39 :
- おやすみ
- 40 :
- うん。
楽しんでしまった。
あんな世界があるんだね。
世の男性諸君の気持ちが初めて理解出来ました。
偏見を持ってて悪かったです。
少しだけ、懺悔。
サンダルで行ってしまいごめんなさいm(_ _)m
- 41 :
- >>39
オヤスミ。
レスありがとう。またきてくれ。
区切りがいいので俺も今日は寝ます( ∀)~゚
次からは
PART.1
【3月2X日〜】
になります。
投下再開は19時くらいかな。
- 42 :
- Good night またね
- 43 :
- おやすみ
- 44 :
- よく10年前のことを鮮明に覚えているね
- 45 :
- おはようございます。
これから出勤してきます。
>>42
>>43
おやあり。書き込みありがとう。
仕事を終えたら投下を再開してきます( ∀)
>>44
書き込みありがとう。
うん。たぶんこの疑問は読み手が感じてるとは思ってた。
俺の書き方は
大まかに出来事を振り返る。
その後、思い出した詳細や心情を付け加える。てな感じ。
つまり【■■■〜】←の出来事を中心に
こんなやり取りが、こんな事を思ったとか思い出す。
それを記憶から引き出し前後へ繋げている。
正直、薄ーい記憶には間違いないよ。思ったんじゃないか…な部分もある( д)
そんなんで当時の服装はあいまい、だから極力書き込まない。
サンダルは事実だけどw
話の伝え方や表現は成長した今だからこそ。
だから「やっぱ、変だなこの話」と感じたら無理に読んでくれなくてokよ。
- 46 :
- ワクワク読ませて頂いています。
果たしてどんな夢なのかなぁ…
- 47 :
- 職場より。
>>46
レス感謝です。
この半生。
幸せな時期もあれば、それ以上に悲惨な状況もあります。
このまま温かく見守ってくれたら嬉しいです。
- 48 :
- PART.1
【3月2X日〜】
突然、こんなメールが届いた。
From:新田マリア
件名:おはようございます(#^o^#)
本文:先日はありがとうございました(絵文字)
楽しく飲んでいただけて嬉しかったです(絵文字)
今度、いつ会えますか〜(絵文字の?)
これが営業メールか。
可愛いなー(^v^)
俺は返信をしなかった。
思った通りの華やかな世界。
でもそれ以上興味を持ちたくなかった。
そう思おうとした。
ヒロキが会計してくれたけど、俺にはこの先何万も出す気になれない。
ヘタレを舐めないでくれ( ∀)
- 49 :
- 更に翌日、翌々日とメールが届いたのだが。
初日に着たメールと内容が異なっている。
彼女の方から店外を仄めかす内容。会いませんかな誘いになる。
こういうものなのだろうか。
昼過ぎ、アイツも休憩してるかな?
気になったのでヒロキに聞いてみた。
禿しく失敗だった。
「えー!?何だそれ(`д´)おまちょっと時間作れ!」
ヒロキが凄む。
「バイトがあんだよー。23時まで待て(・ω・;)」
ヒロキが切れかける。
「俺なんか仕事中じゃ!!!」
「今日は休め!いいな!!」
「…お、おぉ((゚д゚;))」
迫力に負け、しぶしぶバイト先に連絡を入れる。
待ち合わせのコンビニ。
20時に仕事が終わるはずのヒロキが16時に到着していた。
ビビった。
- 50 :
- 駐車場内でアイドリンク中のエルグランド。
その車内では今まで見せたことの無いヒロキの雰囲気。
いや…一度だけあるな。
これは不味い。
鬼気迫るものを感じた。
メールを見せることに。
ゆっくりだが携帯を没収された。
お互いに黙り込む。
何か勘違いされてるんじゃと、ヒロキを見ていたら
「お前、何て返事を返した?」
静かに聞いてきた。
素直に答えた。
メールや電話の返信はしていない、と。
バタンバタンと音が聞こえる。
車の出入りが増えてきた。
「あーあー(´Α`)」
突然の行動でビクッとしてしまった俺。
ヒロキは前を向き大きなため息をついていた。
こちらを振り向き、一言。
「お前にホレたんじゃねーかなぁ。」
苦笑いをされた。
- 51 :
- 車内の空気が少しだけ和らぐ。
ヒロキの怒りはもう感じなかった。
コイツの善くも悪くも、熱しやすく冷めやすいところ。
でも今回は違う。
思考のベクトルが瞬時に変化したんだ。
俺はじっとヒロキの様子を見ていた。
アイツは携帯に目を向けてから、再び俺を見て
「くっつけるか。」
後から思ったよ。
お前は本当に男前だった。
- 52 :
- 既に車は走り始めていた。
俺のバイト先を通過する。
見える店内。申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
途中、ヒロキが
「くっそー、モテやがって。お前どうしたい?」
「どうしたいって…わからねぇよ。」
素直な返事である。
一度しか会っていない、しかも親友が想いを寄せていた女性。
『何故、俺なんだ?』
疑問が生まれた瞬間。
女性の職業も問題だ。
そう気軽に会いに行ける相手ではない。
自分がおかれた状況に対して現実味がなかった。
ヒロキに小さく舌打ちされた。
信号で止まったときに尋ねてみた。
「お前はあの子の事が好きなんだろ?」
ヒロキから返事が来ない。
……またか。
この沈黙が嫌だった。
何か言わなくては。
その思いと裏腹に俺は言葉が出ない。
男二人、黙り込んでしまった。
- 53 :
- 不意に苛立つ。
何だって俺がこんな目に遇わなければならないんだ。
今日はバイトに行けなかった。
当日に突然休んでしまった。
頭をめぐる歯がゆい気持ち。
仕事に対する責任感は当時からあったんだ。
それ故に、この時は理不尽な状況に訳がわからなかった。
沈黙が破られる。
「店に行くぞ。確かめに。」
点滅信号を乱暴に曲がりながらヒロキが言った。
俺は呟いていたはずだ。
まじで…と。
呆れる。
相変わらずのヘタレっぷりだ。
- 54 :
- その日
ヒロキだけで店へ行ってもらった。
マリアに事の真意を確かめる為に。
俺は店に行かず、家に帰らせてもらった。
そう。
帰ってしまったんだよ。
先述の通り
俺は軽度の恋愛恐怖症を患っていた。
この時、マリアを意識し始めた直後から好きになっていたんだ。
何か不思議な雰囲気を持つ彼女に。
でもその気持ちを簡単に認められなかった。
本当にヘタレだ。
帰ってから頭を掻きむしっていた。
要するに傷付きたくない自己防衛だった。
自分を出せないでいる事で二人が傷付くのに。
夜も更けていく。
ヒロキの事が気になった…
- 55 :
- 当初の予定では明日には投下を終える俺の話だった。
でも、懐かしさで色々な思い出が蘇る。
ゆっくり、丁寧に、もう暫く書き込みを続けていきます。
- 56 :
- 仕事行ってきます。
今夜
PART.1
【続3月2X日〜】
から
【M〜】
まで一気に出します。
PART.1序盤のクライマックスです。
見てくれている人が居たらまた( ∀)/
- 57 :
- おはよう
- 58 :
- 帰宅。
さー、風呂入ってメシ食って…それからだな。
>>57
おはよう。
- 59 :
- 58いたんか
- 60 :
- >>59
おう。全力でいくぜ。
- 61 :
-
PART.1
【続3月2X日〜】
翌日。
バイブの振動音がする。
俺はバイトの最中だった。
着信がヒロキからと確信していた俺は、同僚に訳を話し店の裏へ。
直ぐに電話に出る。
時間はもう正午を回っていた。
「やっちまった。仕事サボっちまったわw」
第一声がそれだった。
「まじか。すまん。」
ショックを受けた俺。
正直気が気でなかったんだ。
昨晩、ヒロキと別れてから半日以上が過ぎていた。
「ちょっと報告するわ…」
ヒロキが切り出した。
通話口からは小さく曲が聴こえる。
サビでHYのホワイトビーチだとわかった。
- 62 :
- 「…そうか。ありがとう。」
ヒロキから昨夜の顛末を聞いた。
一呼吸の後
「昼からって忙しいか?」
悟った俺は
「いや。大丈夫(ではない)。」
バイトは夕方の17時まであった。
しかも昨日は休ませてもらっている。
だが
ヒロキは今日、仕事へすら行っていない。
こいつを休ませてしまったのは自分だ。
「今何処だ?」
俺は聞いた。
「△△△銀行の駐車場。」
俺達の溜まり場。
夜間でも鎖などで出入りを妨げられない為、車を出せる時には便利に使ってた。
バイト先から二駅行った場所にある。
「わかった。」
通話を切り、表に戻る。
この日はオーナーが不在。
どうするか考えていると
「何かあったの?」
同僚が尋ねてきた。
- 63 :
- 俺は駅のホームに居た。
電車を待ちながら、一件の到着予定のメールを打った。
電車に乗車中、返信が着た。
状況を振り返る。
またバイト先に申し訳無いことをした。
本当にそう思った。
最悪、辞めさせられるかもしれない。
今日は同僚と俺の二人だけ。
少人数で何とかしなければならない職場。
それを放り出してきたんだ。
「いってらっしゃい。」
そう言ってくれた同僚には感謝してもしきれない。
快く送り出してくれたのが救いだった。
もう、全てが仕方がないと思うことにして後悔は止めた。
早く、早く着け!
手摺を掴む手が汗で滲んでいたと思う。
- 64 :
- 駅に着いた。俺は走った。
普段、街中でそんな事はしない。
ただこの時は電車を降りてから直ぐに走り出していた。
理由があったんだ。
目的地の銀行に向かう。
信号に引っ掛かること無く走り続けた。
到着した時には、春先で涼しかったのに凄い汗をかいていた。
何台か車が駐車している。
待ち合わせ場所にエルグランドは無かった。
知っていた。
駐車場の入り口付近に
マリアが待っていた。
目が合う。ホッとしたのか歩きに戻す。
ゆっくりとマリア近付いた。
汗で衣服も引っ付いていた俺は
一先ず呼吸が整うのを待った。
- 65 :
- そう。俺達の仲を取り持ったのはヒロキだった。
電車内で受け取ったメールには
―――――――――――
俺はここを離れるけど
マリアちゃんは残してく
色々あると思うが
ぜってー逃げんなよ
―――――――――――
とだけあった。
いくらなんでも逃げはしない…。
到着した時、既にヒロキは去っていた。
−昨夜の顛末−
ヒロキは自分の気持ちよりも、親友へ寄せられる女性の気持ちを選んだ。
店に来店しマリアを指名した時から、ヒロキもマリアも気持ちは固まっていたらしい。
ヒロキは聞き役に徹した。
マリアが俺に好意を寄せる理由を。
抱えている悩みを。
店を出てからも話を続けていたそうだ。
明け方になるまで。
車内で一眠りして、気が付いたらもう昼前。
俺に連絡をしたのはこの時だった。
二人が辿り着いた結論。
後は俺の気持ちを確認しよう。
そういう状況になっていた。
- 66 :
- 「話…聞いたんだよね。」
俺とマリアはバス停のベンチに一席空け腰を掛けていた。
「うん…少し。大丈夫?昨日から眠ってないんだろ?」
「ううん。ヒロキ君の車で少し眠らせて貰ったから。」
「あ(・△・;)。ちゃんと後ろの席に座らせて貰ってたよ。」
言い訳がなんかイジらしい。
少し余裕が生まれた。
「『でもどうして?』」
俺の事を…
暫く黙り込むマリア。
やがて口を開く。
「うん。勝手なお話でごめんなさい。ちょっとね、お兄ちゃんに似てたの…。」
…。
…なんだそれ?
「ハハハ、お兄ちゃんかよー(≧∇≦)」
俺は盛大に吹き出した。
直後に後悔をする。
- 67 :
- マリアの視線が外れた。
中空を見ている。口元は小刻みに震え目には涙が溢れていた…。
やばい!!
「あ、ごめん(;*_*)」
「………(*T-T)」
マリアは顔を逸らす。
涙が頬を伝っていた。
俺は再び謝った。
周囲の目が気になる。
「俺( ∀)君…」
「は…はい…」
「名前で呼んでもいい?」
「…うん(゚_゚;)」
何かワケわからない娘だ。
マリアは天然系女子だった。
- 68 :
-
PART.1
【変な女〜】
※当時の感想そのままですw
突然泣いたり変な質問したり…キャバ嬢ってみんなこーなのか?
あの日、他の娘もこんなんだったか?
再び偏見を持った。
衝撃だったんだ!!
マリアはクスクス笑いだした。
ますます訳がわからん(+д+)
また顔を逸らしながら
「ごめんなさい。色々あるんです。」
『あーそうですかー( Α)理由教えてくれないのかよー』
心の声。
面倒くさい。
ヒロキの[逃げるな]の意味を理解した。
マリアの第二印象は変な女だった。
- 69 :
- 可愛いのに勿体無い。
スラッとした女性らしい身体。
ふと香る煙草の匂い。
車内でヒロキが吸ってたのもあるのだろうが、マリアも吸うようだ。
煙草を吸わない俺にはマイナスポイント。
「煙草、吸うんだね。」
俺は聞いた。
「あ。はい。嫌ですか?(・艸・;)」
嫌です。
頷いて答える。
考え込む様子のマリア。
こちらを向いて言った。
「じゃ、今から止めますね♪ 俺( ∀)君も応援して下さい☆」
微笑んだ顔が可愛いじゃねーか…
合流してここまで15分くらいだったかな。
もうペースは完全にマリアのもの。
今から思うと作戦だったとしか思えないね。
- 70 :
- 落ち着け。落ち着け。落ち着け。
自分に言い聞かせる。
余裕を失いかけていた。
「カズマ(=俺( ∀))でいいよ。煙草、本当に止めんの?」
「うん。止めるタイミングも探してたし。」
てな感じの会話が始まる。
マリア追加スペック
・煙草は高校から吸っていた(´o`)ヘー
・彼女の地元で有名な進学校出身(´д`)ヘー
・進学した大学は俺の地元の有名な私大S…(;´.`)ヘェ..
あかん。
経験値もレベルも相手が上やわ。
Fラン大学の俺は引け目を感じた。
- 71 :
- 相手はプロだと思い知ったよ。
ほんのりあった淡い想いが消えかけていた時
「こんなお仕事してますが、お友達から始めませんか?」
攻撃が来た。
「え。もう俺達って友達じゃないのー?(^^)」
俺の答えを予想してたのだろう…
「あ、そうですよね。なら良かったらちゃんとお付き合いしませんか?」
核攻撃だった。
でも…『気になるよ。』
「何で?俺の何処がいいの?」
- 72 :
- 「この間、ヒロキ君と一緒にお食事行ったでしょ?
あの時に言ってくれた言葉がスゴく嬉しくって。
私、礼儀を知らないままこの業界に入ったから
最初にスーッゴい苦労したの。
少しずつ少しずつ、意識して直していって…
それで何か。あの時の言葉にドキッとしたの。」
あの時、俺が感じてたこと
意識せず声に出てたんだ。
「こういったところを見ていてくれて、何気無く褒めてくれる人って素敵だな〜と思った。
からかな(*^艸^*)」
KOです。
こうして俺達は付き合うことになりました。
- 73 :
-
PART.1
【M〜】
キズを負った全ての者達…
〜CREA〜
ヒロキとマリアにはあの一晩の間に
俺の知らない秘密の約束事が出来ていた。
彼女に[マリア]と付けたエピソードに触れようと思う。
- 74 :
- 大学2年目、4月の終わり。
俺は仲間から一目置かれる存在になっていた。
女友達の告白を断った事により、マリアの存在がバレてしまったんだ。
周囲からはどうやったんだという質問がくる。
特に自慢が出来る理由じゃないので、連れの紹介で…と質問を返していた。
面倒くさい事になってしまった。
幸い、女友達が離れる事は無かったんだが、彼女持ちだからと変に気を使われる。
再び俺は一人になる時間が増えてしまう事態に。
こうなると学校が楽しくない…。
バイトも4月前半は気まずかった。
二日間、体調不良で通した事によりクビは免れた。
しかし評価はやはり落ちていた。
「シフト削られたなー。」
決まってこの愚痴が出ていた。
同僚が励ましてくれなきゃ辞めていたよ。
- 75 :
- (要拡散)
民主党の実態
有楽町のマリオン前で民主党関係者が女性の首を絞める
民主党本部の国民委員会副部長 中山伊知郎(52)が女性に暴力!マリオン前
http://www.youtube.com/watch?v=PayoHHi1Jvw
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17240051
13日23時時点で被害女性はまだ警察の事情聴取を受けているようです
【事件】有楽町のマリオン前で、民主党議員の街宣内容を批判する女性を民主党職員が暴行 警察が事情聴取
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1331652373/
- 76 :
- おはようございます。
寝落ち…
需要無いにせよ宣言を果たせずサーセン
また遅くなるけど今夜続きをうpします( з)
- 77 :
- おはよう
- 78 :
- 居ない?
- 79 :
- >>77
おはよう。いつもありがとう。
>>78
お待たせ。
投下していくよー。
- 80 :
- マリアとは交際が始まっても中々会えなかった。
というのも、お互いの時間軸が違う。
日中、学業に勤しみ夜はバイトな俺。
完全夜型のマリアとでは直接会う時間は無い。
メールのやり取りでお互いの事を知っていった。
俺とマリアには共通の趣味、音楽と漫画好きというところがあった。
これは後に部屋デートに発展していくのだが、まだ先の話。
結構な数の少女漫画を持っていたマリア。
少しずつ自分の彼女の事を知っていく。
相手をよく知らないうちに付き合うのは初めて。
これはこれで新鮮な感覚だった。
- 81 :
- 5月のGW。
これまでデートは2回だけ。
俺もマリアも人恋しさを感じていた頃だった。
珍しくメールで怒られる。
「お休み貰いました。けど。何処も連れていってくれないの?」
そーだね。思ったよ。
俺も入れたシフトが削られ休み。暇になった。
思い出す。
−最初のデート−
気合いを入れていた俺対し、マリアが女の子の日に突入。
体調が悪い事もあってあまり身動きが取れず…簡単な食事で終了。
−2回目のデート−
昼から待ち合わせ、街をぶらぶらするアバウトな予定。
しかしあいにくの雨…簡単な食事で終了。
だったよね。散々だった。
まだ手すら繋いでないから物足りない。
今度は少し進展したい( ∀)~゚
二人の空間を作ろう…
俺はカラオケデートを提案した。
マリアも快諾。
さっそく出掛ける事になった。
- 82 :
- 寄り道してたら誤爆したよ…_/乙(、ン、)_
再開しまー(;∀)
- 83 :
- ライオン広場。
定番の待ち合わせ場所。
※わかる人はわかっちゃうかな…
先にマリアが到着していた。
いつもより露出が…少ないよね?
俺の期待度が下がった。
でも気にしない。
「はぐれないように。」
今日は目的地まで手を繋いで向かった。
- 84 :
- >>82
わざと?w
風子が気になる?w
- 85 :
- お互いに好きな歌をセレクト。
最初に俺はGLAY、マリアは安室、それぞれ得意な曲を選択。
マリアは歌が上手かった。
俺は下手くそだが歌うのは好きなんだ。
声(の大きさw)を褒めて貰った事はあるが歌は上手いとは言えない…。
ちょっと不安だったけど、思いっきり歌って良かった。
楽しい時が流れる。
当時の流行曲を色々歌った。
- 86 :
- >>84
悪い。ワザとじゃないんだw
前スレでお邪魔させて貰ってたからね。
気になるぜ( ∀)キリ
- 87 :
- 二人で暫く歌い、疲れて一休みに入った辺りから
マリアの口数が少なくなる。
俺は最初の距離よりもマリアへ近付いて居た。
マリアは煙草を吸わない。
たぶん吸いたいのだろう…手持ち無沙汰を感じていた。
今から思うとそんな様子。
当時の俺はそこに気が付けていなかった。
マリアの化粧直しが増える。
近付いては離れる、この状況にヤキモキしか出来なかった俺。
まだ若かった…。
- 88 :
- 始まる。
マリアの告白が。
俺が下心を見せ始めた時からマリアは悩んでいた。
ヒロキと話をしていた時に、俺に秘密にするように言われていた事について。
化粧室から戻ってきたマリアは少し目が赤かった。
この時に初めて異変に気付く。
- 89 :
- コピペしてるの?
手が疲れない?
- 90 :
- 「眠くなった?」
我ながら…的外れな事を言ってしまったよ。
「ううん。違うよ。」
そう答えるもマリアは黙る。
曲目を選択する。
少し時間を掛けて。
ドリンクを飲み俺も様子を眺めていた。
マリアが曲を選択する。
浜崎あゆみのMだった。
- 91 :
- >>89
そだよー。
疲れるよー(TΑ)
環境が整っていないのさー。
- 92 :
- ドキドキドキドキ
- 93 :
- あ。この歌。
聴いたことがあった。
マリアはあゆが一番好き。
この時から、俺もあゆの曲で一番好きになった。
歌の伴奏から立ち上がり、歌詞を見ず歌うマリア。
歌い込んでいる様子。
最初のサビまで歌い終わり、異変が起こる。
急に歌わなくなった。
「どうしたの?」
俺はマリアに尋ねた。
- 94 :
- >>92
俺もドキドキするw
まだ見てくれてありがとー。
- 95 :
- 毎日、楽しみにしてますから☆
気になさらずどうぞ続けて下さい
お邪魔しましたノシ
- 96 :
- 答えない。
曲がバックに流れている。
止めることもなく
俺はマリアを見つめ続けていた。
どうした?何があった?
訳がわからなかった。
静かにマリアから嗚咽が聞こえる。
曲が終わりを迎えた。
マリアが再び話し出すまで、俺は喋ることも動くことも出来なかった…。
- 97 :
- 口を開いた。
「まだね。あたし…話して無いことがあって…」
告白が始まった。
マリアは淡々と話す。
高校から好きで付き合っていた人が居たと。
卒業が近付き、彼女は進学。
彼氏は就職に。
進路が別れる事に不安を感じた彼女達は
結婚をした。
俺は今までに無い衝撃を受けた。
- 98 :
- 脳内でパニックを起こした。
胃の中のモノが上がってくる感覚もあった。
話を受け止めるには俺は俺は若過ぎた。
マリアの告白はまだ続く。
二人が一緒に暮らす事、子供をつくることはマリアが無事に卒業するまでは禁止。
その条件でお互いの両親は納得をした。
最初の数ヶ月、それで上手くいっていた。
マリアは兄の部屋で暮らし、時々夫の部屋へ通う生活を行っていたそうだ。
しかし…夫が浮気をした。
マリアはそれを何度か我慢をした。
しかし、やがて夫から別れを切り出される。
4年は長い…。
マリアは大学を退学することを選ぶ。
それでも、夫婦生活は終わりを迎えた。
マリアは泣き続けながら告白した。
- 99 :
- どれくらい時間が経ったんだろう。
マリアは泣き疲れて声も出なくなったようだった。
言えなかった。
言い出せなかった。
気持ちはわかる。
話の重みを実感し、俺も力が抜けた。
でも…。
マリアの事は好きだ。
行動に出せていなかったけどこの1ヵ月、マリアを想わなかった日はなかった。
「少し考えさせて…。」
マリアへ呟いた。
マリアも小さく頷いた。
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