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クバの化身


1 :12/02/12 〜 最終レス :12/04/25
故三浦和義と同じく神奈川県出身、中学には柔道、大人になると法律資格のために勉強した。
高校には行ってない。
いや、中退なのかもしれない。
その劣等感かそれをバネにした発言が目立った。
「俺は投資家で金持ちになる」誠はそう言った。
通常の人間は年収1000万は高所得に対し、誠はそれを低所得と言った。

2 :
根城は2ちゃんねる。
それが根城であり昼夜中関係がない。
そのせいか誹謗中傷を主とした書き込みが目立った。
誠の言葉には「ニート」との言葉がよく出て来た。
相手にである。
この男の見上げるというべきマイナスのエネルギーはネットに向けられ、それを食料として生きている。
獏とは正反対である。
獏は夢を喰って生きた。
いや、ひょっとすると誠は獏と同様の男かもしれない。
40代にしてニートである誠には人生はすでに墓場で、マイナスのエネルギーを食料としている。
それ以外は胃に受け付けられない。
夢を喰っていると言う点では同じであり、やや間逆である事から、獏(バク)ではなくクバが適切であろう。

3 :
中年ボクシングライター、村木田一歩(59) 最強!!
http://murakida-box.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-51e9.html
電車降りて、昇りエスカレーターに乗ろうとしたら、横合いからぶつかりそうに来た男、
結局、自分のすぐ後ろ一段目に詰めて乗って来たもんで、
うっとうしい野郎だなあって感じで、振り向いて見下ろしてやったら、
向き直った途端、i-pod の向こうから、何だこのヤローって横に来たんだけど、
いかにもって感じの安サラリーマン風だし、30代みたいだけど緩んだ体型してるし、
広とこ出て距離取ったら、一瞬で軽い鼻血面にさせる自信あったもんで、
ワサワサせっつくんじゃねえよって言ってやったら、
自分のすぐ前に乗ってたのが、そいつの連れで、見事に挟まれてしまったんだけど、
そいつはヒョローッとしてるもんで、まあなんとかなるかなって瞬時に思ってたら、
その細っこいのが、行こうぜって感じで、緩んだヤツ連れてってしまったもんで、
結局、何にも起こらなかったんだけどね……。
奥さんに話したら、いつものバッカじゃないのって顔されて……、
そうです、自分、利口ではないんですわ。
http://c.2ch.net/test/-/boxing/1312292074/

4 :
筆者と誠が会ったのは今から10年近く前である。
そこの掲示板は時事がよく語られていた。
「あの時が一番楽しかった」。
おおよそ荒らしとは似合わない言葉を言い残している。
この男は荒らしではあるが、さみしがり屋な一面を持っており、そこの掲示板が閉鎖されるのを誰よりも惜しんだ。
「俺はこの掲示板のご意見番だ」誠はそう語った。
よほど居心地のいい掲示板であったのであろう。
されどこの言葉がそこの掲示板の住民の逆鱗に触れた。
誠はこっ酷く叩きのめされ、挙句の果てに「孤独」との烙印を押された。
「なぜだ!?」。心の中で押しように誠は叫んだ。

5 :
「書き込みを待っているぜ!」掲示板のソースを貼ると、誠は筆者にそう言った。
この時が誠と筆者のであった。
同時に清水と言う男も加わり、それから1年ほどの短い期間つきあうことになる。
それに加え、誠はメールアドレスを教えてくれと頼むが清水はそれを嫌った。
ネットの掲示板でメールアドレスを教えてくれという事はどういうことか?
とある掲示板で「孤独の烙印」を押されたのは本当なのかもしれない。
フツー掲示板と言うのは、匿名の気楽なもののため深入りをしない。
誠はネット本来の危険性と言うものが麻痺してしまい、荒らしと言うモノを駆り立てた。

6 :
「書き込みを待っているぜ!」その掲示板のソース、そこは荒らしの集まりであり、誠の心を癒した。
孤独なゆえにかまってほしいのだろう。
荒らしと言うのは、不愉快な書き込みをする反面、反応もあるのである。
この醜く罵り合う掲示板は誠にぴったりの居場所であり、これほど2ちゃんねるに合っている男はいない。

7 :
2ちゃんねると言うのは、大小さまざまのヲタクと呼ばれる者たちが 常に争い、罵り合ってひとつにまとまることがない。
そんな烏合の衆の中に誠はいた。
根拠不明な理論を持って来てはその分野を否定する。
この男の言い分は無責任な評論家であり、言わばスポーツ観戦をしている野次馬と同じなのである。

8 :
ここで清水のことを触れなくてはならない。
北海道出身。性格は男らしく兄貴分のような者である。
誠よりは年上で、筆者より一回り以上年上と本人の記述からそう思われる。
そのせいか大人のオーラを漂わせており、現在の生涯総収入からすれば1億5千万を超えている。

9 :
誠が君臨した2ちゃんねるの板で福沢と言う男に出会う。
誠と同じく根拠不明な理論を持って来てはそこの板の住民をバカにした。
「おはよう、アフォなみなさん」。これが福沢の朝の挨拶であった。
一説ではあるが、この福沢と言う男は司法試験に3回も落ちている。
しかし、この男はバカではない。
2ちゃんねらーとは昼間から書き込みをしている負け犬であって福沢も例外ではない。
されど、それ相当の勉学に励んでいた。
そのため口が達者である。
その後、何を卒業したように居なくなった。
頭のいい人間と言うのはこのような傾向があり、福沢も例外ではないのであろう。

10 :
福沢と連動して誠も増長した。
「行政書士は幼稚園児並みの資格で、法律資格ではない」。
どうだ?誰も知らなかっただろう?
、と、それはまるで鬼の首を獲ったようで、何ら根拠のないことを誠は説いた。
それで反論しようモノなら「行政書士が法律資格である証拠を見せろ。」と辺りを見渡し喚いたのである。
今から10年ほど前、行政書士は20ある法律資格のうち一番下の資格であった。
それが「法律入門資格」と言われる所以である。
比較的簡単と言われているこの資格でも合格率は3%ほどでけして易しくはない。
とくに誠の場合、簡単と言ってることで自分の頭の良さを主張している、が、基礎的な問題すら出来たことがない。

11 :
ところがその福沢が突如姿を消した。
筆者はあまり2ちゃんねるに行かないため詳細は知らない。
誠にとってそれは理解者をなくした心境だった。
兄貴と言ってもいい。
それまで福沢がいたので根拠不明の屁理屈がまかり通っていた。
誠はその後ろ楯をなくしたのである。

12 :
後ろ楯をなくした誠の状況は一転した。
誠の力量は福沢の力量の半分とされていた。
実際は半分の力量も持ってない。
福沢が10とすれば誠は3がいいところであろう。
そんな四面楚歌の中、「ヲタクハンター」の筆者が動き出したのである。

13 :
その板には現役の行政書士もいた。
事務所を開いたには開いたが喰えないらしい。
これほど2ちゃんねらーに叩きやすいネタはなく、福沢と誠にしてみれば絶好のカモだったい違いない。
ただ、誠にとって想定外だったのは、突如福沢が消えたことでこの男はただひたすらピエロを続けた。
それはアホと、視線を独り占め出来たに相違いない。

14 :
ある日のことだった。
たまたまそこの板を見ていると、現役の行政書士と誠が言い争っていた。
筆者は参戦した。
それにしてもこの誠のモロさは何であろう。
金川も同じであるが、複数で独りを叩いているときは水を得た魚のわりに、その逆だと異常にモロイ。
よほど酷い目に遭って来たのあろう。
その経験が彼らの自演を駆り立てた。

15 :
この誠は中学時代には柔道をやっていたことは前に触れた。
が、柔道によって「座右の銘」と言うものは得ていなかった。
厳しいスポーツや格闘技の中では恩師の教えがあり、また自分でも何かを得る。
ましてや柔道は日本が生んだ格闘技であり、座右の銘を得てないという事は中途半端でだったのであろう。

16 :
筆者はヲタクハンターの名前を欲しいままにしている。
ヲタクハンターのヲタクとはネットの荒らしのことで、誠ほど当て嵌まっている男はいない。
彼らは暇を持て余している。
そのせいか掲示板の住民に絡んでは言い様の無い醜い争いを繰り返した。
特に誠の場合、まったく根拠不明の誹謗中傷が好きで、つまりはかまわれたいのである。

17 :
筆者が初めて2ちゃんねるに来て驚いたの各々らの身勝手な発言だった。
カタギが見てあきらかにキチガイ発言をしているのに、相手に問題があるように言う。
普通ニートはニートにニートとは言わない。
良いことならまだしも、自分もその一員で、真昼間から書き込みをしているキチガイがそんなことを言う資格など無いからである。
その最もオカシナ言及が誠であった。
その時、筆者は福沢と議論をしていた。
その議論を邪魔ダテしているのが誠である。
あまりな低レベル発言にあきれる他なく無視を続ける。
喧嘩経験が多い者にはわかると思うが、経験が少ない者ほど自分のことを棚に上げて相手を罵倒する。
攻防に自信が無いのである。
それゆえに砦を攻められるのを恐れている。

18 :
また福沢の発言も立派な2ちゃんねらーであった。
「おい、返事をしてやったぞ。
これで満足だな?もう話しかけてくるなよ」。
筆者の発したこの言葉に福沢は激怒した。
誠に限らず2ちゃんねらーと言う人間は相手にされないことに弱い。
無視をされ続ける福沢は「責任者を呼べ」と到底意味が理解が出来ない罵倒を喚き消えて行った。

19 :
筆者がふと2ちゃんねるに行ったときであった。
筆者と同様の文脈の者がいた。
これは「これは凄い。俺もメジャーになったものだ」。
ネット初心者だった筆者には、自分の文章が真似るほどに感動されたと思ったである。
されどその様子はなかった。
文章と言うのはいくら真似てもアラが出て来て誰か書いたのかくらいは見当がつく。
この真似た文章と言うのがネット上の騙りであり、犯人は誠であった。
よほどの暇人な男なのであろう。
暇人がゆえに騙りと言えども話相手がほしかった。
余談ではあるが、この誠の騙り行為はあれから10年近く経った今でも続けている。

20 :
騙り、自演に渦巻く2ちゃんねる。
それはまさに荒野のようだった。
が、そこの住民はそれを公認しているのである。
公認されているゆえ、自演、騙りを注意することは御法度だった。
常軌を逸している。
異常こそが正常で、真の2ちゃんねらーになるためにはそれが必要だった。
筆者達カタギにはなんともキミョーである。

21 :
誠との初対決の時期は定かではない。
2ちゃんねるで奥深くに眠ってしまってるため詳細を確認するには困難を極める。
筆者の記憶が正しければ福沢が消えた頃であろう。
「規制秒読み」と言われたことに誠は激怒した。
あきらかに荒らし行為を繰り返していて、「規制秒読み」の一言に激怒する心中が疑問である。
その勝負は過去に福沢が出した民法の問題で勝負がついた。
「行政書士は幼稚園児並みの資格」。
そう豪語した誠ではあったがまるで解けない。
「規制秒読み」ほどの誹謗中傷はただのいたずら発言ではなく、それで恥をかいた誠の行動は滑稽であった。
余談だが、その板でその問題を解けたのは筆者だけである。
自慢が過ぎた。

22 :
誠は筆者に撃破された。
が、ここから筆者が2ちゃんねらーと言う人種に身も凍るほどの気持ち悪さを感じることになる。
いや、2ちゃんねらーと言うよりかは、この誠と言う男の底知れぬ得体の知れない生き物の存在だろう。
そもそも誠と言う生き物が存在することがいけないのである。
「その話題は解決済みで答えは教えてやっただろう!!」
筆者は誠に言った。
この誠と言う男は、撃破された話題を再度説いて回っていた。
それどころか筆者の騙りをして掲示板を荒らす。
金川が自演の名手と言うのは前に触れた。
そういう意味では「自演の金川」、「騙りの誠」と天下を二分する超ヲタクであろう。

23 :
誠は筆者に敗れた。
だが、そんなことを受け入れるタマではない。
筆者がいないところで騙りをして自ら叩いた。
そして筆者が現れると消えた。
このしたたかで巧みな戦略は40代と言う経験からくるものであろう。
この男には純粋と言う感情は青臭い。
それは乾ききった砂漠で草一本生えていない。

24 :
誠は騙りの名手である。
この騙りこそがこの男の生命線で、それは芸術品染みたものがあり、通常の人間からすると異常な男に見える。
誠はそれを恥とは思ってはいない。
むしろいさぎがいいほどで、なんぴたりともこの男の心は動かない。

25 :
超一流と五流は紙一重でそれは心中にある。
五流は自らを否定したりしなく、悩むと言う機能が内蔵されていない。
悩み方を知らないその知能は逆に一流の心理学者でもある。
そう言った意味では超一流も同じで、並外れた勝負強さはそこから来るのであろう。

26 :
当初は筆者も誠の騙りに腹を立てていた。
「こんなバカを相手にしていられない」。
頭でわかっていても感情はそうは行かない。
公正なスポーツで生きて来た筆者にとって誠の行動は負け惜しみであり、勝つためには万引きだって辞さないようなその行動を許すことが出来なかった。
ところが転機が訪れる。
多忙なゆえにネットを3ヶ月ほど出来なかったのである。
現在から過去になった誠の行動は滑稽であった。
それは博打の心理に似ていて、盆が読めなくなると妄想に取り付かれる。
魔物に近いであろう。
それを取り除くにはまず盆から離れることが必要で、筆者の場合、それがネットから離れることであった。

27 :
それ以降、筆者は誠の行動を楽しめるようになる。
人間と言うのはそうそうバカにはなれない。
特に頭デッカチの変にプライドが高い男にはそうそうそのような行動は取れず、バカな行動をバカとわかってて出来るのは境地の沙汰であろう。
むしろ、男ならこうでありたいと思う姿である。

28 :
「書き込みをして、次に日返事が無かったら寂しくなる」。
かつて金川が言った。
さらに「さっさと返事をしてください」こうも金川は言い残している。
怯えかかった陰気を宿したこの男には孤独を感じる。
最近の高校生は「さっさと」返事をしないといけないらしく、およそアラサーである金川がなぜこのような言葉を発するか理解に苦しむのである。
多かれ少なかれ、誠にもその感情があった。

29 :
カタギは痛いヤツを無視する。
が、誠や金川にはそれがない。電波は彼らの縄張りで無視は逃げているに相当していた。
つまり格下相手に無視することなどないのだ。
彼らは「無視する」と言う大義名分の下、筆者を相手にしてないと主張する姿は矛盾していて、滑稽と言わざる得ない。

30 :
「人の痛みを知らない池沼が好き勝手な事を言ってますなあ。
この男がどんな顔をしているか見てみたい。(略)刺してやりたい」。
誠が筆者に当てた言葉である。
この池沼と言うのは、仏教で言うと奈落のようなもので、誠の言葉で訳すと底辺が適切だろう。
当初、池沼とは人の名を示していて、筆者を誰かと勘違いしていると思っていた。
が、筆者以外の人間にも言っていて誠としては極度に誹謗中傷した言葉と同時にジョークを籠めた代表的な言葉であろう。

31 :
そして「刺してやりたい」の言葉の意味は何か。
筆者を含めカタギの人間の思考では「殴ってやりたい」が適切でないだろうか。
殴るを通り越して刺すと思考が飛躍すヲタクさが滑稽で、将来、誠が無差別事件を起こしそうで心配である。

32 :
「どんな顔をしているか見てみたい」と言う言葉を筆者は気に入っている。
この空前によって突如生まれたようなこの言葉はまことに愉快ではないか。
似たような文句で「親の顔を見てみたい」との言葉もある。
一見無意味に感じるこの言葉にもきちんとして意味があり、表現による「顔」はそれまで歩んできた経歴の履歴書みたいなものだろう。

33 :
誠が柔道をやってたことが判明したのが5年ほど前である。
そのことに蚊に刺されたほどの意識もなかった。
が、数ヶ月前にそれらしき人物が現れ、試しに柔道を中傷をすると激怒した。
これが誠である。
夕方で暗くなってきた頃に電気を点けたような感覚だった。
それはこの男がもうやり直しが利かないとまで追い詰められている現実でもあった。

34 :
「人間こうはなりたくないよなあ」。
過剰に自演騙りを繰り返す誠に、掲示板の住民はホラーに近い得たいの知れないモノを感じていた。
いかにそのような不埒なことが許される掲示板でも、非難がましいこの男は2ちゃんねらーの域をはるかに越えていた。

35 :
「電波の向こうに」は金川を主役としたブログである。
このブログは第三部まで描かれていて、筆者から見た彼の行動を余すことなく記録されている。
そういった意味では、この「クバの化身」もそろそろ第二部を迎えなければならない。
ちなみに金川を主役としたブログ「電波の向こうに」は下記の通り。
電波の向こうに
電波の向こうに
http://8210.teacup.com/kanagawa2012/bbs
                 第一部完

36 :
人懐っこく、おもしろく、かと思えば時事に興味を持っていると言った一目にしてアクの強い男が誠であった。
筑紫哲也を尊敬していると言うところから知的さを持ち合わせている。
このような男が荒らしなどするはずがなく、長者と言う懐の深さから、むしろネットの喧嘩には発展しない、それが筆者の見解だった。

37 :
ホストを抜く裏の手を見つけた筆者の標的は金川と誠であった。
が、この時、誠がまだ荒らしとは気付いていない。
むしろ、荒らしの正体を突き止め彼の息の根を止めるのが目的だった。
筆者と言う男は、一度勝負をおっ始めるとトントンまでやる男で、何でもシロクロつけなければ治まりがつかない。

38 :
ところがこの男のホストを抜いたとき、筆者は天変地異のような大激震が襲った。
何と骨肉の争いをしていたこの男の正体が、共に兄弟を誓い合った友、誠だったのである。
川中島4回目の戦いの武田信玄のような心境だった。
ネットと言う霧が晴れると、あるはずのない誠のホストがあって、この男と対峙しているようなものである。

39 :
「喧嘩はバカだ」と言うオヤジでも、居酒屋で酔っ払うと若いときの武勇伝を誇らしげに話したりする。
それはママ友でも同じなようで、昔ヤンキーだった女の方が主導権を握ると言うのだから本音と建前は違うものである。
ネットでもその傾向があって、ヤンキーどころか万引きも大犯罪で、その存在を否定しているわりに、ヲタクは積極的にネットの喧嘩に参加するのはどういうことであろう。
それは誠も同じであった。

40 :
男なら若い頃ムチャをするものである。
筆者がその武勇伝を語っていると、ヤンキーを否定しているはずの誠がそれに影響される。
この男は柔道部に所属しではいたが中途半端でだった。
中途半端だったはずなのに、柔道をやっていたことをまるで敵の将の首を獲ったかのように話し、あろうことか辰吉や亀田より強いと説いて回った。

41 :
確かにいい大人が喧嘩の自慢をするのは滑稽である。
過去になった華やかな喧嘩話をするのはつまらない男だと見る目に映り、男から見た女の悪口と同様である。
それゆえに男は心の引き出し奥へとしまう。
が、大抵の男は喧嘩の何が悪く、何がいいかわかっていない。
それは「強いってどんな気持ちですか?」に似ている。
雲を摑むようなもである。雲ゆえに摑み所がなく、地上からはその正体は知れない。
雲の上の人とはよく言ったものである。

42 :
机上の理論。
誠の喧嘩話にはこれが多い。
野次馬のようで、観客と言う完璧な安全圏から格闘技者にヤジを飛ばすことに類似している。
酔っ払いの評論家のようで無責任なヤジが多く、現場に居て初めてわかることをこの男は知らない。

43 :
誠は太っているのであろうか?
ふと考えた。
何気ない会話の中にそのような言葉が出てくるのがキミョーで、ましてや何の関係のない空気で挑発をするようにデブと発する。
もともと誠と言う男は自分の弱点とも言うべきことを相手に罵る癖があった。
誠はデブなのであろう。この致命的とも言える癖が自爆を生んだ。

44 :
(デブはデブを擁護する動物であろうか)
誠は仕切りに痩せている者への嫉妬とも取れるべき発言が目立った。
痩せている者で頭に浮かぶのがボクサーである。
その人種の僻みなのか、あろうことか100Kgでデブは軽量級ボクサーより強いと、途方もないことを言ったのである。

45 :
大男が軽量級ボクサーにKOされた実例は大昔より多く記録されている。
元中日ドラゴンズ江藤慎一も小柄なプロボクサーにKOされた。
また世界チャンピオンの大場政夫も電車の中で大男4人を一撃の下にKOしており、これらの事実からボクサーの拳と言うのが凶器で、
喧嘩も有効に戦えば小柄な男が大男に勝てると言うことを証明付けている。

46 :
これは金川にも当て嵌まった。
「金川って誰なんだよ!!」。
同じ掲示板でこの数ヶ月10回以上この質問を受けた。
同じ文脈の男からである。
(自分は金川ではない)。
そう言いたいのであろう。
筆者は金川を誰かと特定していない。にも関わらず、この男はいつも筆者と初対面であり、いつも同じ質問をぶつけてくるのはどういうことであろう。

47 :
余談ではあるが、金川は筆者の意味深な発言に「こいつは自演と言いたいのだろうね」と言って自ら自爆した。
意味深な発言なだけで、自演と取れる表現は筆者はしていなかった。
金川のあせりであろう。
自演を否定したいあせりが自爆となって、鳥も鳴かずば撃たれまい、と、なってしまった。
無論、そのことに触れると金川は閉口した。

48 :
誠が騙りの名手とは前に触れた。
HN固定などこの男には滑稽で、それはしばしば自爆を生む結果となる。
HNを変えれば別人。
それはすべてをリセットことを意味していて、前身の例外など持たない。
が、前身が残った。
筆者とは初対面のはずなのに、筆者のことを知っていると言うのはどういうことか。
そのことに触れると誠は閉口した。

49 :
ここで小坂に触れる。
小坂は大阪出身でその素性は定かではない。
最初に筆者の表舞台に出たのは、楢と勘違いしたときである。
楢は奈良出身であるため、小坂=楢と考えても不思議ではなかろう。
が、小坂は金川にも酷似しており、後に金川は「俺は関西出身」と言い残している。

50 :
また、筆者が誠をバカにすると、我ブログに小坂が現れた。
誠が起こしている2ちゃんねるの煽りの行動と酷似しており、このことから誠=小坂とも考えれるであろう。
誠と金川はやっすん叩きを通じて知り合っている。
ふたりの異にする性質を持つ荒らしは水と油であり、仲がいいのはまったく以って驚嘆している。

51 :
誠=金川。
こうも考えられなくは無い。
このふたりは同じ神奈川の釜のメシを喰った。
が、文脈が交互に変わることを筆者は見逃さない。
「これは自爆だ」。筆者は罵った。
この男の頭がゴチャゴチャとなり、そのための個性を狂わせ文脈が入れ替わったと思ったのである。
だがここに盲点があった。
このふたりは自演騙り煽りの名手でもあり、騙りをするなら個性が必要で、それが文脈を入れ替えさせたのではないか?
手っ取り早く個性を変えるには、身近なやつの真似をするのが一番であろう。

52 :
小坂は何者であろう。
誠、金川が生んだこの世に存在しない生き物かもしれない。
この小坂のホストは有名で、迷惑広告をこの広い日本の掲示板に貼り続けている。
串刺しが得意な男である。
ホストを次々に変えている小坂に、その度に規制している筆者の姿には我ながら可笑しく感じるが、規制したはずのホストから書き込みが出来るのはまことに疑問である。

53 :
誠にしろ金川にしろさみしがり屋の素性を持っている。
特定に愛してやまない掲示板に荒らし行為はしない。
その辺は金川よりかは誠の方が辛抱強くて、40代と言う経験によるものであろう。
一方、金川にはそれが未熟であった。
建前と本音を使い分けるにはまだ幼稚で、感情を運転し切れず矛盾な文面が目立った。
余談だが、金川は「これでやめます」との発言を過去2度筆者に発しており、いずれも再び暴言を吐いている。

54 :
誠にとって辰吉と亀田は何であろうか。
いつボクシング@2ch掲示板を開いてもこの男は在住しており、主にこのふたりの悪口を食料源にしている。
考えれるのは、酷くコンプレックスを持つ男であるかである。
この手の性格の持つ主は思いやりが酷く欠けており、そのマイナスのエネルギーは弱者へと向けられる。

55 :
筆者と逆の性格である。
筆者の場合は弱者に限りなく優しく、強者に厳しい。
「上昇思考」かもしれない。
上を向いている人間に下が見えるであろうか。
視界は常に上であり、悪くても真ん中より上までしか見えない。
ゆえに底辺である誠や金川などは「格上格下」の眼中にもならず、天秤にかけると言った比較にも該当しない。

56 :
また、誠の世界を睨みつけている新悦ボクサーの悪口は何であろうか。
この男はボクサーに限らず、あらゆる2ちゃんねるの板に現れてはその分野の悪口を吐いている。
普通の見解で判断すると僻みであろう。
ボクサーなら誰でも経験する避けて通れない道で、ロードワークをしている姿に世間は冷たい。
心理学によると、ヒトと言うのは常に他人との競争であり、マジメな姿その行為が自分への挑発らしい。
誠の妬みもそれ同様なのか。

57 :
誠と金川を見ていて、価値観の違いに驚嘆する。
大学出と高校中退の差であろうか。
いや、このふたりに関しては高校中退だけが理由ではない。
ニートと言う世間から隔離された世界からの表現らしきものが多くそこには生活感がない。
とくに金川は、休みの日にだから書き込みしていい、
およそ大学生とはまるで逆の発想を持っている。
大学生などは、今遊んでなければいつ遊ぶ、そういう華やかな一面を持っており、何よりネットなどとは無縁の種族のはずである。

58 :
「普通」
金川にはこの権力染みた常識と言うものに弱い。
いじめで高校中退したせいだろうか。
相手に向かって自分を棚に上げた発言と自演で煽り罵る事例は多く記録されている。
客観的に見ると、本人の経験のように見えるのが不思議なものである。
このことから、筆者は金川が「変人」扱いを受け、中退に至った、と推測している。

59 :
この前、誠と金川と話していると、「ウケ狙ってスベっている」との発言を頂いた。
これはどういうことか。
あまりの価値観の違いゆえ面を喰らってしまい「そんなこと言われたのは初めてだ」と苦笑して言った。
そもそも「おもしろくない」と言う発想は「おもしろい」と言う焦点があるから出て来るのであろう。

60 :
まことに恐縮ではあるが、筆者の書き込みは一部の人達に支持を受けている。
アメリカではジョークが挨拶で、そこには人間関係を円滑にする智慧が含まれている。
心理学的には活気付け、主導権、励まし、が含まれているらしい。
言わば、筆者もその一人であり、それがわからない誠と金川は何ともつまらない男であろう。

61 :
余談ではあるが、誠と金川の会話はまるで自演(ひそかに疑問は持っている)であり、どうでもいい話がなぜに途切れず続くのであろう。
これを聞いたこの二人は激怒した。
「つまらないのはお前だ!!」と言わんばかりに、顔を真赤にして筆者のジョークを罵倒したのである。

62 :
さらに余談だが、筆者のジョークは「外しギャグ」である。
狩野英孝や小島よしおなどが主流としていて、ジョークの善し悪しではなく、シラけたその空気である。
言ってみれば狙いは第三者であり、誠と金川は上手く担ぎ上げられたのである。

63 :
余談が過ぎた。

64 :
「国語力が無い」。ネットではよくありがちの言葉である。
彼らは本当に国語力と言うものをわかってるのだろうか。
この類の持ち主は、文章を批判するわりにその理由を語っておらず、「強い者はそんなことをしない」との表現に類似している。
国語力とは雲のようで掴みどころがなく、きちんと勉強した者にしかわからない。
つまり、誠や金川には皆無なのである。

65 :
誠は40代、金川は30代アラサーである。
共に共通する事がニートで、彼らはいつも受験生や名門大学生らしく年を取ることはない。
学力=知識。彼らにはそんな間違った思考がある。
学生なら文章読解は必修であり、それを語れないのは底が見えている。
国語とはすべての科目と線で繋がっており、「国語を制すは受験を制す」と言っても過言では無い。

66 :
数学と国語。
この一見、水と油のような理系と文系も共通したものがある。
いや、むしろ本当の数学力と言うのは国語力が必要で、証明問題がそうであろう。
また、法律や政治などは理系的文系と言って、その両方を備えていないと生き残る術はない。
言い換えれば、高度な国語力と言うのは数学力を必要とし、生き馬の目を抜くほどの洞察力が必要なのである。

67 :
メル友であるやっすんを追っかけて、初めて誠とと出会ったのが7年前である。
しかしながらその頃、筆者はまだ初心者で煽りはおろか騙りの存在も知らなかった。
掲示板でも礼儀を弁え人懐っこい誠が、まさか煽り騙りの名手とは思っておらず、それを知ったのはツイ此間であった。

68 :
誠が名有る荒らしだと言う事を清水は知っていたのだろうか。
当時から誠と清水は水が合わなかった。
誠がバカだったことは言うまでも無い。
電波から離れた世間で懸命に働いている清水にとって半ひきこもりのこの男はキミョーだった。
筆者と同じくネット初心者と言う理由が、誠を敬遠させた。

69 :
誠と清水がモメる度に筆者が言葉を選びながら仲裁していた事をこのふたりは知らない。
清水は本来男前な性格で自分を身失うことはない。
その頃から40代であり、筆者より一回り以上年を取っていて、やや大人びたところがあった。
いかに筆者が年上をうやまっていても話が合わず、実際のところつまらなく感じていた。
つまり、その頃の筆者はまだガキだってことであろう。

70 :
この誠とのやりとりは違うところでも記録されている。
偽やっすんのひとりが誠だったことを清水はどう思ったであろう。
5歳にして、男と女が何をするかを知ってしまったことに相当していて、酷く汚れたモノに感じたであろう。

71 :
金川も偽やっすんのひとりである。
誠=金川。
筆者はどうもこの疑問を拭い切れない。
実はこのふたりがいる掲示板2つのホストを調べたところ、金川のホストが無いのである。
これはどういうことか。
が、このふたりの性格は醤油とソースほど性質が違い、どちらも汚れが取れない粘着なヲタクである。

72 :
「自己満足」
ヲタクがよく使う言葉とは思わないだろうか。
言い方を変えれば、本人は楽しんでいるのであって、人のためではない。
筆者の場合、綿密な計画の下、ブログ運営をやっていて、その様を煙草を吸って楽しんでいる。
作品である。創造者と言ってもいい。
真似のできないこの創り上げた作品を皆が読んでいて、それを肴に一杯飲める気分である。

73 :
(ウケを狙っている!?)
誠と金川は筆者の行為をそう受け取った。
ウケではない。
何よりも筆者本人が楽しんでいて、人のために何かをしようなどと、偽善染みたことは筆者は嫌いであった。
「答えを急ぐな」筆者は金川に言った。
が、この男はこの言葉に隠された真の意味はわかってない。

74 :
「自己満足」
ヲタクにはそのような言葉が多い。
この言葉の裏には人の評価を気にすると言った感情があって、とく誠と金川はその頂きに居ると言ってもいい。

75 :
「人間は困った時にしか考えようとしない。
つまり上司とは常に部下を困らせる存在でなければならない」。
トヨタの社長はそう言い残している。
考える先にあるのが智慧で、さらにその先にあるのが知恵蔵である。
だが、この知恵蔵はそうはたやすくない。
それこそ修羅場を潜ったトヨタ社長だからもっているモノで、それを修得するには最低10年間考え抜いて、やっと半人前がいいところであろう。

76 :
これは国語力にも共通する。
この国語力は懸命に上げようとしてもその効果は薄く、努力しなければ低下する一方である。
10年。
最低10年は必要であろう。
国語力も知恵蔵も目に見えるものでないためその絶大な力は見えず、それこそコロンブスの卵の話と同じと言っても過言では無い。

77 :
余談ではあるが、筆者は心理学を勉強していた。
とは言ってもその専門の大学に行ったわけではなく、たまたまそれらしき書物を読み漁っただけで、スキルと呼べるほどのもではなかった。
とくに最近のベストセラーは心理学の先生の文庫本が目立ち、その系統の書物を読んだに過ぎない。
が、数ある心理学的な本を読めばそれなりに知識はつくものである。

78 :
社交的な努力家はいない。
およそ心理学をかじった者なら筆者が何を言いたいかわかるであろう。
人間と言うのは十人十色、と言うのは誤りである。
ヒトと言うのはせいぜい4種類しか存在しなく、その種類はそれぞれ核を持っている。
それゆえに古来より人間には争いが絶えず、ひとつにまとまる事は無かった。

79 :
それゆえに、筆者が金川がどんな人間かは想定はつき、おそらく驚くほどに当たっているであろう。
心理学的には、この男はコツコツ努力が出来る性分じゃない。
「上に立つ者は孤独ギリギリなんだよ」この言葉を聞けば心理学をかじったものではない者にもどんな人間かは想定はつく。

80 :
「ストレートに言ってもお前にはわからない」。
筆者は金川に意味ありげに言った。
現に意味があった。
金川には悩むと言った人間が本来持っている防衛本能は持っていて、ネットの議論と言った感情のぶつけ合うことには長けている。
が、観察力は持っていない。
考え抜き、真理に似た理論を得たうえの直観力には欠けている。

81 :
上に立つ者。
これを己の力で勝ち取った者にそのような本は不要であろう。
言い換えれば、才能を持っているか読書によって知性を得るかである。
そのためには読書をし、頭の中で著者と対話して知恵を絞らなければその道は無い。

82 :
一方、誠は2ちゃんねるで本音を語ることはほとんどない。
40代半ばの知恵だろうか。
筆者とは年が遠く離れているためその心中はわからず、他の掲示板ではあまりに匿名性が強いため彼と判断するには困難である。
これでは心理学をかじっていてもどんな男か判断はできない。

83 :
が、本音を隠しキミョーな行動を取る男は弱点を隠している、
との心理学の見地である。現に誠はそうだった。
あらゆる2ちゃんねるに現れては根拠不明な誹謗中傷を繰り返した。
また、この男の行動から考慮して、本来発言する資格の無い小言を喚き散らしている。

84 :
「電波の向こうに」「学歴の捺印」そして、「クバの化身」と言った、筆者がネットで関わった金川、やっすん、誠を主役としたスレッドを建てた。
スレッドを進行するには観察して考えなければできず、そうしているうちに、彼らの人生を自ら歩んで体験しているような錯覚を覚えた。

85 :
彼らは筆者の作品である。
とくに我スレッドでは金川はやたらと出て来た。
本来「電波の向こうに」の主役であるから他のスレッドに出てくるべきではない。
が、どこでもしゃしゃり出て来くる男で、それだけ話題性には豊富なのであろう。

86 :
「目的」筆者は誠と金川に宿題を渡し、その答えは前に触れた。
とくに金川は「上に立つ者」と、番長清原のような者になりたいと言う壮大の夢を持っている。
微力ながらその方法に触れた。
が、この男にはまだそれに覚醒できるほどの器は無い。
もし、いつしか覚醒出来たならば、これ以上にないおもしろい人生を送れるに違いない。
そして筆者を一生、師匠と崇めるであろう。

87 :
一方、誠には年相応のあきらめを持っていた。
あきらめとは、執着と反対の意味でそこには悟り染みた心中がある。
執着を持つとそこに自縛してしまい、まるでその先に天国があるかのような地獄へ堕ちる。
言い換えれば、あきらめは人生の近道で、秀吉のように素早く先へ先へと進む知恵なのである。

88 :
余談ではあるが、筆者の場合、「いいあきらめ」を持っていると心理学で立証されている。いいあきらめとは、合理的に乾いた意味を示しており、したたかな男と言うことである。

89 :
永く金川を追っかけてなかったせいかその行方は定かではなかった。
が、この男は意外に近いところにおり、逆に永きに渡り筆者をを追っかけていた。
うすうすは気付いていた。
なぜなら金川特有の言い回しだからである。
しかし、その詮索はしなかった。
(詳細は永くなるから述べない)

90 :
誠と金川は同一人物であろうか。
だとしたら合点がいく。
誠はかつて筆者の掲示板に来てそのホストを晒してしまった。
そこで初めて誠が金川と同じく神奈川出身だと言うことを知る。
いや、同じ県だと言うことで同一人物だと思った。
それは今も変わってない。

91 :
筆者の掲示板に来るという事は、誠は再び仲良くしたかったことが伺える。
数年前、筆者の近くで、やたら仲良く話しかけてくる金川風の男は誠だと考えられなくも無い。
どちらにしろ、筆者が彼らのいる掲示板に行ったのは、それが目的のひとつだと言うことである。

92 :
スレッドに出てくる人物は実在する人物である。
しかしモデルにしたに過ぎずノンフィクションと言っていい。
であるからこの男たちが誰かを特定するするつもりはなく、誰かと密かに調査するのも、この上ないおもしろいゲームかもしれない。

93 :
第二部完

94 :
支離滅裂で何だか全然分からない・・・
筆者は精神を病んでいるのであろう。でなければ真性のバカであろう。

95 :
全然当たらん!ギャンブルは俺に向いてない気がしてきた。

96 :
名は源。身長は160Cmほどの小柄。
痩せ型で何かを企んでいる様に眼光が光っている。
筆者よりひとつの学年で、妹の話では目立たないタイプの男だったらしい。
筆者にとっても目に映る存在ではなかった。が、なぜかこの男の目には筆者が映っている。

97 :
源が突如、筆者の表舞台に現れたのは大学時代に遡る。
地元の駅でこちらを睨んでいる。
殴れば死んでしまいそうなほどのヤワな男が、筆者に怨みでもあるのだろうか。
20歳を過ぎると落ち着き都市伝説になるから、源も高を括っている、と妹はそう言った。事実は筆者は相手にしなかった。

98 :
通常、喧嘩を売る立場と売られる立場では、前者の方が有利である。
売られる方はその準備が出来ておらず、寝耳に水状態から開戦されるとそのまま攻め落とされる。
一方、後者の方が有利な場合もある。
売る方にとって大抵は相手が格下であり、相手もそれを察しているため、加害者になっても被害者にはならない、
とその天狗のような高を括った心理が覆ったときである。

99 :
筆者の場合、後者であった。
むしろ、格下の相手と言うにはやりにくかった。
格上と言うのは負けても何の恥じもなく、後々語り継がれる伝説にもなりうる。
一方格下相手には勝って当然で、逆に負けたりするとその威信は地に堕ちる。

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