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2013年08月ゲームサロン192: ストーリーを教えてもらうスレ part65 (489)
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ストーリーを教えてもらうスレ part65
- 1 :2013/01/31 〜 最終レス :2013/08/12
- 【注意事項】
スレの容量が500KBを超えると書き込めなくなります。
480KBを超えたら次スレが立つまで書き込みを控えてください。
自分でやるのが面倒、手に入らない、時間がない、お金がない、などの理由で
ストーリーを知りたいゲームのストーリーを教えてもらうスレです。
発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
新作のネタバレを読みたくない人は ◆l1l6Ur354A をNGワード指定推奨。
またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
まずはまとめWiki↓で既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki
http://www8.atwiki.jp/storyteller/
携帯電話の場合でもこちらのURLから行けば表示は崩れますが見れます
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/2.html
・すでにwikiに載っているストーリーでも、より詳しく知りたい場合はリクエストを受け付けています。
・スレに書き込まれたストーリーのまとめWikiへの収録作業や
まとめWiki中の未解決リストの更新作業は、スレ内の有志によって行われています。
手の空いた方がいらっしゃったらご協力をお願いします。
編集方法の説明はこちら。:http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/18.html
・作業を行ってくれた方は、「>>○○まで収録作業したよ」
「>>○○までのリクを未解決リストに反映したよ」などと
スレに書き込んでくれると、次に作業をする者にとって
どこから作業すればいいのかわかりやすくなるため助かります。
前スレ
ストーリーを教えてもらうスレ part64
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1351825522/
- 2 :
- ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。
・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
・まとめWikiで既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
・リク主は依頼したストーリーが書かれたら、書き手に感謝の意を伝えましょう。
・過度のクレクレはスルーや批判の対象になります。気をつけましょう。
・手の空いた方はwiki編集などでスレに貢献しましょう。
ストーリーを書いてくれる方へのお願い。
・外部サイトからの無断転載は禁止です。もし外部サイトの管理人の方から許可を得て転載する場合でも、
許可を得たという事を証明し、さらにそのサイトからの転載であると言うことを明記してください。
・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。
要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。
・すでにwikiに載っているストーリーの補足も書いて頂いて結構です。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
・勝手ながら、予約から1ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。
- 3 :
- 関連スレ
(漫画サロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ Wiki*
http://wikiwiki.jp/comic-story/
(ライトノベル板)
ライトノベル@2ch掲示板 ストーリーを教えてもらうスレ まとめWiki
http://www44.atwiki.jp/lightnovelstory
(女向ゲーム一般板)
ストーリーを教えてもらうスレin女向ゲ一般板
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1253686667/l50
(エロゲネタ板)18才以上の方のみ!
エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki Ver.2.0
http://wiki.livedoor.jp/esosmw658/
(女向けゲーム大人板) 18才以上の方のみ!
BL@【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレ 3【面倒】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1285119403/l50
乙女@【一つ】ストーリーを教えてもらうスレ【よろしく】
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1157949089/l50
[以下本スレdat落ち]
(ギャルゲー板)
ギャルゲーのストーリーを教えてもらうスレ まとめWiki
http://ponkotsu.r.ribbon.to/
(アニメサロン板)
ストーリーを教えてもらうスレ まとめ
http://cabin.jp/koizumi/story/
- 4 :
- ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki - 未解決一覧
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/14.html
(これまで、ここには未解決リストの内容すべてを転載することになっていましたが、
未解決リストの容量が大きくなってきたためかなりの連続投稿を要してしまいます。
2chの書き込みシステムに「忍法帖」が導入された関係もあり、連続投稿が難しいため
代わりに、上記のようにWikiの未解決リストページへのリンクを貼ることで
代用させていただきます。)
前スレの容量が一杯になって書き込めなくなるまでは、なるべく前スレを優先して使用してください。
前スレ
ストーリーを教えてもらうスレ part64
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1351825522/
- 5 :
- おまえらの人生教えろや
- 6 :
- >2 :ゲーム好き名無しさん:2013/01/31(木) 20:09:40.95 ID:0TfpMmaK0
>ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。
>
>・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
- 7 :
- >>1
乙です
- 8 :
- 前スレの続き
《Q31 モグラレーダー》
帝国三将軍の一人・知将リヒターの策で船がいきなり難破、魔王兵器・マボーンG3と戦う羽目になったり色々あったが、ユシア達は何とか次の大陸に到着した。
そこで、またもやハメツシステムを用いて強引な宝石回収を試みていた魔王兵器・ガスモングG4と遭遇。
ユシア達は、ナナコの祖父の発明品・モグラレーダーを駆使しながらガスモングを破壊した。
そこに、三将軍の一人・猛将シルベリアと名乗る女性が現れ、ユシアに謝罪した。今回の件は、魔王兵器の暴走によるもので本意ではないそうだ。
そして彼女は、武力で強引に宝石を掻き集めている皇帝の行動について疑問を持っていた。
どうやら、グスタフやリヒターと違って、彼女は悪人ではなさそうである。
彼女によると、帝国が集めている宝石「クロノクリスタル」とは、様々な機械に用いられているエネルギーの結晶体であるそうだ。
今までは人工の物を使っていたが、最近になって天然の物のほうが力が強い事がわかったという。
その為、真意は不明だが皇帝が血眼になってそれを掻き集めているというのだ。
その皇帝は、北東のロングブリッジを越えた先の研究所に居るという。
ユシア達は、シルベリアに別れを告げて北東のロングブリッジを目指す。
当面の目的は、大陸を荒らし回るグスタフとリヒター、そして何か良からぬことを考えている帝国を止める事だ。
《Q33 ロングブリッジ》
ユシア達はロングブリッジに到着するが、橋は工事中であった。
その間、北の雪原にてグスタフ率いる魔王兵器・を、200年ぶりに復活した勇者城と獣人たちの力を借りて破壊した。
ロングブリッジを渡るユシア達の前に、再びアテナとヤーシュが現れる。
アテナは橋を落としてしまえとヤーシュに命令した。橋を落とされるまでの時間は30秒。
橋を渡り切ろうとするユシア達の前に、ヤーシュが立ちふさがる。
ユシア達は持てる力の全てを使って立ち向かうが、魔剣を操る彼は強力無比であった。鋭い剣技の元に倒されてしまう。
絶体絶命と思われたその時、空からあの男性が現れ、ヤーシュに斬り掛かった。
彼は大きく吹き飛ばされ、魔剣を落としてしまった。
アテナとヤーシュは、思わぬ助っ人の前にまたしても敗走を余儀なくされる。
そして男性も、前と同じように足早に去っていってしまった。
ユシア達はまたもや現れた無言の助っ人に感謝しつつ、研究所目指して先へと進む。
- 9 :
- 《Q36 グリモワール誕生》
ユシア達は、研究所を防衛するグスタフとリヒターを次々と倒す。
ユシアの呼びかけで、彼女が「おじさま」と呼ぶあの男性も仲間になった。
心強過ぎる助っ人を加えたユシア達は、ついに皇帝ゴルバディスの元へと辿り着く。
そこでは、集めたクロノクリスタルを用いて、「グリモワール」と呼ばれる7体の人造魔王を生成していたのだ。
目覚めたグリモワールは思い思いに各地へと散らばっていく。しかし、第一のグリモワール・グラヴィドンだけは研究所内で暴走を始めたのだ。
増殖する事が特徴だというグラヴィドンは、研究所を飲み込まんとする勢いで触手を伸ばして増殖を始めた。
皇帝は逃げ出したものの、ユシア達はそれに巻き込まれてしまう。
しかし、シルベリアから教えてもらった隠し通路を使い、ついでに本体も倒して脱出に成功した。
凶悪な人造魔王であるグリモワール。彼らを放っておけば世界が危ない。
残りのグリモワールを倒す為に、ユシア達は次の大陸へと向かった。
- 10 :
- 《Q44 時のタマゴ》
伝説の竜・シルドニクスのタマゴ(孵化予定は200年後……)を貰ったり、
帝国を追われた猛将・シルベリアを仲間に加えたり、
またしてもアテナとヤーシュに絡まれたりしながらも、ユシアはグリモワールや彼らによって暴走させられた魔王兵器を倒して行く。
そんなユシア達に、第六のグリモワール・エインヴィーが立ちふさがった。
空を飛ぶことの出来るエインヴィーは、遠くの島に陣取っていて手が出せない。
時の女神は、ユシア達にある作戦を提案した。
近くにある「時の神殿」から200年前の過去に戻り、信頼できる人に竜のタマゴを預ける。
そして、その後現在に戻ってくれば丁度タマゴが孵化する。
産まれた竜に乗って、エインヴィーを倒しに行けば良い、というものだ。
ユシア達は、200年前にワープする。そこは、ユーシャと魔王軍の戦いの時代。
神殿に居た歌族のルゥにタマゴを預け、ユシア達は現在に戻った。
孵化したのはシルドニクスそっくりの幼竜。
時の女神が「チルドニクス」と名付けた彼の力を借り、ユシア達はエインヴィーを討伐した。
ユシア達は、最後のグリモワールを倒し、皇帝ゴルバディスの悪事を止めるべく、チルドニクスに乗ってそのまま帝国首都へと向かった。
- 11 :
- 《Q45 帝国結界》
ついに帝国首都に辿り着いたユシア達。
城に突入しようとする彼女達の前に、魔王兵器・ガーバリンG10が現れる。
彼は城の周りに結界を貼り、更にハメツシステムを起動したのだ。
バリアは東西南北の4つの拠点で守られており、全て破壊しなければならない。
手をこまねくしかない状況だったが、そんな時、ある村でアテナと出会う。
父である皇帝がここ最近性格が豹変したため、城を飛び出してきたという。
どうやらゴルバディスは、本来は野心など無い温和な性格であったようだ。
皇帝に会って悪事をやめさせたいユシアと、父を正気に戻したいアテナの利害が一致したこともあるが、なによりも幾多の戦いを通じてお互いを認めあいつつあった二人は、力を合わせてガーバリンG10を打ち倒した。
目指すは北の皇帝城。チルドニクスに乗って、ユシア達は城へと急行した。
《Q46 皇帝城体内》
ついに、ユシア達は皇帝城に到着した。しかし、そこは最後のグリモワール・スペルヴィアに取り込まれてしまっていた。
スペルヴィアと、彼に取り込まれたグスタフとリヒターを倒し、皇帝城を解放する。
しかし、肝心の皇帝の姿は見当たらない。
彼はどこへ行ってしまったのだろうか。
その時、遠くの大陸が浮上する姿を目撃する。
なんと、大陸を浮き上がらせたのは皇帝であった。
時の女神によると、ユシア達が倒したグリモワールのタイムストリームは、すべて皇帝に流れる様になっていたというのだ。
グリモワールが倒されることは、全て彼の想定内であったのだ。
グリモワールの力を取り込み圧倒的な力を得た皇帝は、大陸を浮き上がらせ空中大陸の支配者を宣言する。
このままでは、地上世界は彼によって滅びてしまう。
ユシア達は皇帝との決戦に臨むべく、チルドニクスに乗って空中大陸へと向かった。
- 12 :
- 《Q47 勇者300 REVOLUTION》
ユシア達は、チルドニクスを駆り空中大陸に乗り込む。
新たな支配者として魔皇帝を名乗ったゴルバディスは、地上世界を滅ぼそうとハメツの呪文を唱え始めた。
ハメツの呪文を止めなくてはならないが、アテナとの約束の為に、彼を倒してもいけない。
「勇者は何でもかんでも救いたい、欲張りさんでいいんですわ★」
かくして、ユシア達の最終決戦は始まった。
ユシアを討ちとらんと乱入したヤーシュを退けたり、魔皇帝の不意打ちをおじさまの力を借りて切り抜けたりしながら、ユシアは魔皇帝に立ち向かう。
しかし、魔皇帝の力は圧倒的だ。何度も退けられてしまうが、彼女達は諦めなかった。
4度目の挑戦。
空中大陸にて手に入れた、タイムストリームの力が詰まった高純度の水晶「ピュアクリスタル」が、ユシア達の思いに反応した。
魔皇帝の力を弱め、彼を倒すことに成功した。
皇帝を飲み込んでいたグリモワールの肉体から解放されて、正気を取り戻したゴルバディス。駆けつけたアテナに連れられて、空中大陸を去っていった。
そして、力を失った空中大陸は落下を始める。崩落まで60秒。
脱出しようとチルドニクスの元へ急ぐが、皇帝から離れたグリモワールの肉体だけが、ユシア達を倒さんと追ってきたのだ。
その時、おじさまがユシア達を逃す為に、奴の相手を引き受けた。
このままではおじさまも危ない!しかし、この場は離脱するしかなかった。
チルドニクスの元へと辿り着くが、おじさまの事が心配だ。崩落ギリギリまでその場に残ることにした。
空中大陸はついに崩れ始める。しかし、それでもおじさまは現れず、離脱を余儀なくされた。
チルドニクスの背中で悲嘆に暮れるユシア。
その時、チルドニクスに降り立つ人影が。
「おじさま!!」
ユシアの目は、これ以上無い希望と喜びに溢れていた。
かくして、勇者姫ユシアの活躍で一連の騒乱は終わりを告げる。
その後人間と魔族は共存の道を選び、世界は再び平和の時代へと歩んでいくのだった……
勇者30 RAGNAROKに続く
- 13 :
- とりあえずここまでです。
《補足》
Q47でのおじさまは、時間切れまで待たないと生還出来ず、空中大陸と運命を共にしてしまいます。DESTINY編でも仲間になりません。
それまでの展開も含め、まんまシャd(ry
- 14 :
- ニンテンドーDSのパワプロクンポケット12、真相ルートをお願いします
- 15 :
- 前スレの最後まで、このスレの>>14までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
最終投稿から3ヶ月以上経ったので
・無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
・パンドラの塔 君のもとへ帰るまで
を ●途中 の欄から消しました。
最終投稿から1ヶ月以上経ったので
・カノウセイ
を ●執筆予告がある物 の欄から消しました。
- 16 :
- 大神伝のまとめ書いてみたら、400字の原稿用紙50枚分の枚数になってました。
一応ストーリー上省略しても問題ないと思う点は削ったのに…
- 17 :
- 枚数て紙媒体か?
わざわざお疲れさま
未成年やエロ耐性無しの人には厳しいかも知れんけど
>>3にあるエロゲのストーリースレwikiにある話の纏め方の記事は
特に自信の無い書き手にとっては結構参考になる内容で一読の価値はあると思う
wiki内のページを参考資料にしてる部分もあるから、その辺は要注意だけど
そこに触れなきゃ至極一般的なことしか書いてないから年齢とか関係無い
- 18 :
- >>17
>枚数て紙媒体か?
誤解を招くような書き方をしてましたね。
「VerticalEditor」と呼ばれるフリーのアウトラインプロセッサで書きました。
その機能の一つに「原稿用紙の枚数に換算」があるので、なんとなく換算してみると、
まとめた内容が50枚分と表示されたのです。
ちなみに文庫本のページ数に換算もされており、そちらでは35ページ分の表記でした。
- 19 :
- 2012年に大神のHDリマスター版が出たので、大神のネタバレになりそうな事は一部ぼかしてあります。
まずは『大神』を知らない人の為の、本作でも出てくる簡単な大神の人物紹介および用語。
アマテラス…普段はとぼけた感じの為、よく白い犬に間違えられる白い狼。
しかしその本性は太陽が化身、天照大御神。
イッスン…自称全国を旅する絵師。虫のように小さく、すごいジャンプ力の持ち主。
ひょんな事からアマテラスとR、相棒となる。
サクヤ…高い霊力を持った、賽の木と呼ばれる御神木に宿る精霊。衣装はエロい。
彼女の分身である賽の木を使って邪気を払う、通称『大神降ろし』は必見である。
スサノオ…百年前にヤマタノオロチを倒したイザナギの末裔である、自称大剣士。
怠け者だったが、アマテラスのおかげで大剣士としての才能を開花させた。
クシナダ…酒造りの腕が確かな、スサノオの思い人。ヤマタノオロチの生贄にされるが、
スサノオに助けられる。『大神伝』ではスサノオの妻になっている。
筆しらべ…アマテラスが、自身の尾を使用して行う神通力の事。全部で13種類存在。
ナカツクニ…『大神』及び『大神伝』の舞台で、日本の本州と同じ形をした国。
人々の服装は平安時代くらいだが、たまにオーバーテクノロジーなものも存在する。
- 20 :
- (ストーリー)
「我が知っていることについて語ろう」
一人の老人の声が、アマテラスの活躍(『大神』本編)から
9か月後の物語を静かに語り始める。
訳あってアマテラスと別れて全国行脚を行っているイッスンは、
神木村の傍に新たにできた村に訪れていた。
アマテラスの事を思い出していると、イッスンは妖怪に囲まれてしまう。
妖怪達は9ヶ月前に居なくなった筈だと慌てるイッスン。
そこへ一匹の白い子狼・チビテラスがイッスンを助けた。
見た目がそっくりだけでなく筆しらべも使えるこの子狼を、
イッスンはあのアマテラスの子だと気付く。
妖怪が再び現れた原因を知る為イッスンはチビテラスの背に乗り、
悪しきものを抑える賽の木の精霊・サクヤに会いに神木村へと向かう。
神木村に着きサクヤに話をすると、『妖怪の復活はよからぬ前兆ではないか』との
答えが返ってくる。
その直後、突然の落雷が発生しサクヤが宿る賽の木は切り裂かれてしまう。
サクヤは一度は消滅してしまうが、チビテラスのつたない筆しらべにより
賽の木が修復され、不完全ではあるものの復活する。
まだ力が頼りないチビテラスを見て、全国行脚中の身であるイッスンは
チビテラスに頼れる相棒が見つかるまで一緒に行動してくれるようだ。
- 21 :
- 原因追及の為に村の外へ出ようとするが、大剣士・スサノオが
外敵侵入対策として入り口を巨大な岩で塞いでしまった後だった。
入り口の前で番をしているスサノオはチビテラスを見て「子ポチではないか」と、
久しぶりに会ったかのように声をかけてくる。
以前に会っているらしいが、当のチビテラスは初対面らしくキョトンとする。
この事は「スサノオの勘違いなのでは?」と、うやむやのまま終わる。
小さなイッスンだけなら岩の隙間から通れそうだが、チビテラスは無理だ。
仕方なく引き返すと、泣いている少女を発見したチビテラスとイッスン。
そこへ、イッスン達が少女を泣かせたのだと勘違いした
スサノオの息子・クニヌシが転びながら格好悪く現れる。
クニヌシは少女に泣いている理由を尋ねると、その子は『親の形見である
大事な鏡を花咲谷にいる妖怪に盗られた』と答えた。
実は妖怪の名前を聞くだけでも怖いクニヌシを、イッスンがからかう。
「ぼく…じゃなかった。我がビビるわけないだろう!」とクニヌシは反論。
「それじゃ決まりィ」と、クニヌシをチビテラスの相棒に決め、
イッスンはさっさと行脚の旅を再開してしまう。
当然怖がりなクニヌシは村から出るのを嫌がるが、既に鏡を取り返すと
少女と約束してしまった。
嫌々ながら妖怪の住処になった花咲谷へ行く事にする。
スサノオに酒を飲ませ眠らせて、クニヌシとチビテラスは力を合わせて、
巨大な岩を切り、村の外へ出る。
妖怪が巣食うようになった花咲谷への門は閉ざされていた。それを開けようと
クニヌシは奮闘するものの、門を開けるには子供の力では無理な話だった。
そこへ、目を覚まし追いかけてきたスサノオが現れる。
我が子を妖怪のいる危険な谷に入らせまいとするスサノオ。そんな父に対し
クニヌシは少女の手鏡を取り返す約束をしたのだと説明する。
それを聞いたスサノオは、自慢の怪力で門を開け「危ない目にあったら、
迷わず逃げろ」「手柄を立てなくても、お前は我の息子だ」と送り出す。
ガマガエルの妖怪・大蟇怪(おおがまのけ)の住処となった谷の中には、
先に訪れていたらしいイッスンの伝言がいくつか立札として残されていた。
立札の一つに『賽の芽の実は"特別な血筋"でないと触れる事が出来ない』
との文章を読んだ後、「特別な血筋、か…」と呟く。
その時の彼は何を考えていたかをチビテラスは知る事はできず、そのまま先へ進む。
その答えは、大蟇怪に会った際に判明した。
- 22 :
- 花咲谷の最奥に潜んでいた大蟇怪は、自分を倒せるのはイザナギの血筋だけだと言い放つ。
クニヌシは、自分はイサナギの血筋であるスサノオの子だと震えながら答える。
それを聞いた妖怪は「イザナギの血を引く者がそんなへっぴり腰なわけがない」と、
クニヌシの事を嘘つき小僧だと罵る。
ただでさえ弱虫なクニヌシの緊張は既にピークを迎えていた為、この言葉に
ショックを受け、「僕はスサノオの実の子ではない!」と打ち明け逃走してしまう。
仕方なくチビテラスだけで大蟇怪から手鏡を取り返す戦いを始める。
有効となる一撃をなかなか与えられずにいると、相棒を置いて逃げた自分を
恥じたクニヌシが引き返してきた。
スサノオの実子ではなく事に負い目を感じ、スサノオの真似をしていた事。
そして血のつながりはなくとも、チビテラスと力を合わせて戦う事が
スサノオの子である証だと彼は叫ぶ。
大蟇怪が吐き出した賽の実をクニヌシが利用し、ついに大蟇怪を倒す。
その体から謎の黒い霧が出て行った後、妖怪の口の中から飛び出した
手鏡をキャッチし、クニヌシはチビテラスと抱き合って喜び合う。
谷の門の所へ来てみると、クニヌシ達がいつでも帰れるように門を開けた状態で
踏ん張っていた父に、妖怪から手鏡を取り戻したと伝える。
皆で神木村に戻り、クニヌシは泣いていた少女に手鏡を渡すと、
少女の姿が目の前でサクヤの姿になったではないか。
己が消える前にチビテラス達の力を確かめる為に、わざと妖怪に手鏡を
奪われたと言いのけるサクヤ。
体力の限界に達していたサクヤはナカツクニの平和を願いながら消え、
御神木である賽の木が枯れ始めるので、再び筆しらべを行い復活させる。
再び復活したサクヤはチビテラス達にお礼を言うと同時に、
両島原から怨霊の気配を感じたと教える。今回の一件で自信をつけたクニヌシは、
チビテラスと共にその怨霊を退治しに行くのだと答えた。
村を出る前にクニヌシは、イザナギの血筋でない筈の自分の事が気になると口にする。
首をかしげるチビテラスに彼は、9ヶ月前にスサノオに助けられる前の記憶がないと告白する。
そしてこの旅をすれば、忘れてしまったその過去を思い出すキッカケを
見つけれるかもしれないと言葉を続けた。
そして一行は両島原を目指し、アガタの森へ向かう。
アガタの森に踏み入れると、どういうわけか森はほとんどが浸水していた。
9ヶ月ぶりに帰ってきてたコカリに話を聞くと、この浸水は妖怪・大ナマズによるもので、
その為西安京へ続く道が通れないとの答えが返ってくる。
皆の為にナマズを釣り上げようと、大切な釣竿で頑張るコカリの邪魔に
ならないように離れると、クニヌシは水面を跳ねる影を見つける。
何だろうと確かめるために近づくと、それは珍しい人魚・ナナミだった。
ナナミは「あら?ワンちゃん…あなたは!」と、チビテラスに話しかける。
どうやら友達同士らしいが、チビテラスは覚えてないようだ。
彼女は大ナマズに盗まれた宝を取り戻すのに忙しいと言い、水の中へと潜って行ってしまう。
途方に暮れたクニヌシとチビテラスは、近くにいた占い師のぼくせんババに
この先の事を占ってもらうと、海のお宝を見つける方法を予言してくれた。
クニヌシはお礼を言ってぼくせんババの元から去る。その間際、
ぼくせんババは「おぬしらには逆らうことのできないつらい別れが待っている」と呟く。
- 23 :
- 占いに従って辿り着いた場所は、妖怪達しかいない妖怪市場だった。
妖怪のフリをして侵入した一人と一匹は、市場のとある一角へ訪れると、
人間に捕まって妖怪への生贄として捧げられたナナミを発見する。
何とか彼女を救おうと、ナナミが景品となっている闘技場に参加し優勝する。
だが、優勝者が実はクニヌシだと分かった瞬間に、
彼女は「人間なんか大嫌い!」と怒り出す。
話を聞くと、どうやら彼女はコカリに釣られたらしい。
とにかくナナミを連れて行こうとする途中で、他の妖怪から
クニヌシが人間である事がバレてしまい、妖怪から追いかけられる。
行き止まりへと追い詰められてしまうが、市場への入り口に
釣り糸を垂らしたコカリのおかげで市場脱出に成功する。
コカリに対して激怒するナナミに、コカリは「大人たちが勝手に話を進めてしまった」と
生贄にしてしまった事を謝罪。その懺悔の為に、皆の脱出を手伝ったのだと言う。
それでも許せないと怒るナナミだが、壊れた釣竿はコカリとって
とても大切な釣竿をだとクニヌシから聞き、彼女は自分の非礼を詫びた。
二人が和解した直後、今度は目の前でクニヌシがナマズの妖怪に攫われる。
「今度は私が助ける番」とナナミはチビテラスの相棒になり、
ナマズの妖怪の根城に突入する。
泳げないチビテラスをナナミがサポートして進むと、奥で大ナマズが出現。
「出たわね、大ナマズ!」とのナナミの言葉に対し、大ナマズは
「おいどんは鯉でごわす」と否定。いつかは龍になるのだと話を聞かない。
ナナミが探す『水位を操る宝』と一緒にクニヌシも腹の中にあると言うので、
奪還の為に大ナマズとの戦闘になる。
勝利を収めると、口の中から人魚の宝を持ったクニヌシが出てくる。
しかし妖怪の悪足掻きで発生した激流に飲み込まれてしまう。
最初はチビテラスとクニヌシは一緒に流されていたが、クニヌシに
流れてきた丸太が直撃する。クニヌシを助けようと彼にしがみつくチビテラス。
チビテラスを助ける為、クニヌシはわざとチビテラスに攻撃し、
クニヌシとは離れてしまう。一方、大ナマズの死体から黒い霧が飛び出していた。
両島原まで流されたチビテラスを、宝を取り戻したナナミが砂浜まで運んだ。
彼女は気絶したチビテラスに話をする。
クニヌシを見つけれなかった事。チビテラスは忘れているようだが、
チビテラスは以前にナナミと出会っている事。そして彼女は竜宮城へ帰る。
- 24 :
- 今回はここまでにします。
これでも細々としたイベントは省略してるんですよ…
長くなってしまいすみません。
- 25 :
- >>18
気にすることはない
一例を挙げると
程よい長さだなと個人的に思うキングダムハーツは
調べてみたら原稿用紙50枚程度だったぞ
これの2倍3倍ある大作も山ほどある
もちろん2〜3レスに収まるほどの超短いものもあるし
結局は書く人の自由だ。
- 26 :
- あんまり長いんならスレに張らないでwikiに直接投稿したほうが転載する人も楽だし
スレの容量にも優しいんじゃないか
- 27 :
- WIKI収録はコピペするだけの誰でもできる単純作業なので
別に気にしなくてもいいと思いますよ。
どちらかというとスレに書き込んでくれた方が、
未解決リスト更新の時に見落としにくいかもしれません。
書き手の人の好みや都合で決めていいと思います。
ISP規制に巻き込まれてスレに書き込めない人もいるし。
- 28 :
- アク禁とかじゃなければ基本は長文でもスレ投下でOKだよー
- 29 :
- >>25-28
ありがとうございます。
では、ほんの少しだけ続きを書きます。
- 30 :
- ナナミに助けられたチビテラスは一匹だけで
両島原にある都・西安京へ赴くと、都は所々妖気に覆われた状態だった。
チビテラスは妖怪に襲われていた勝気な天才子役・カグラを助ける。
妖怪を蹴散すチビテラス。助けられた彼女は、「何で早く助けなかったの!」と怒ってきた。
どういう訳か彼女を、両親が仕切る旅の一座『かぶき座』の芝居小屋へと送る事に。
到着してみると、芝居小屋は妖怪達に乗っ取られていた。
どうやら都の妖気の発生源はここらしい。
元は人間だった妖怪・千両と万両に憑りつかれてしまった両親を探し、
カグラとチビテラスは芝居小屋中を探索する。
その最中、妖怪にカグラは襲われるが彼女は不思議な力を使って防いだ。
実は、巫女の才能がある事を隠していて、それを知られたくない彼女は
今見た事を忘れるようにチビテラスに強制する。
妖怪に捕まった役者やお客も救出すると、その中にいた巫女長を発見する。
都の守護を任されていたが、隙を突かれ魔を払う力を吸い取られてしまったという。
困っている人を放っては置けないカグラはそれを聞いて、
「あたしが妖怪を退治する」と巫女長に約束する。
巫女長から巫女装束一式を渡され、複雑な表情でそれを受け取る。
一流役者を目指していたという妖怪の性格を利用し、千両と万両を
芝居小屋の舞台へおびき出す。カラクリ人形を操る二匹をそれぞれ倒すと、
二匹は協力しあって、巨大な一体のカラクリ人形『連獅子』を作り出して憑りつく。
一体でも苦戦した相手なのに…と絶望し戦意喪失するカグラ。
しかし諦めないチビテラスの、妖怪の攻撃から彼女を守る姿を見たカグラは
「あたしも一緒に戦うよ」と巫女装束を纏う。
人と違うこの力を嫌っていたのだが、命がけで彼女を守ろうとする姿に
答える為に、自分も全力を出さなければいけないと思ったようだ。
相手の隙や弱点を狙い、自分の持つ力を存分に発揮させ妖怪を祓い清めた。
妖怪は「お許しを…怨霊王さま…」と言葉を残し消滅し、その身体から
黒い霧が立ち上り、どこかへと消えていく。
妖怪から解放されたカグラの両親は、カグラの雰囲気が変わったと述べる。
彼女はチビテラスに、人と違っているのもかっこいいよねと耳打ちした。
- 31 :
- 一座が元に戻っても、都にはまだ妖気が残っていた。
カグラは巫女長から借りた札を使って、妖気を少しずつ払っていく。
残る妖気は後一ヶ所のみとなったその時、カグラ達の前に妖気が集合し、
その中から『怨霊王』と名乗る妖怪が出現した。
カグラは怨霊王を払おうと札を投げるが、その札はやすやすとはじかれる。
怨霊王はカグラが力をつけたら迎えに来ると言って姿を消した。
カグラは決心する。『再び怨霊王が現れる前に、力を強くしたい』と。
役者業を一時休んで巫女の修行に専念するカグラを見送った後、
その帰り道で謎の少年・クロウと遭遇する。
流れ星に乗ってきたと言う少年で、最近発掘された遺跡近くで保護され
都の兵の監視下に置かれていたらしい。
何故か一緒に脱走しようと言う話になる。
さあ出発、と言う直後に遺跡では発掘調査隊が妖怪に襲われ、
同行していたゲンナイが連れ去られる事件が発生する。
何とか戻ってきた調査隊の一人である学者の証言から、
貴族の策略により憤死した菅原道真が怨念により
妖怪『怨霊王』として復活した事が判明する。
遺跡に向かうため西安京を出ようとすると、突如黒い影状のものが発生し
それに触れられた住民が次々と倒れていく。
近くに居合わせた医者の見立てでは、これは病気ではなく呪いだと言う。
巫女長に頼まれたカグラがやってきて呪いを払う。
しかしそれは怨霊王の策略であった。
呪いを短時間で払える程の力をつけたとして、
チビテラス達の前に怨霊王が出現。何とか抵抗するものの、
カグラを自身の身体に取り込んで遺跡へと消えていってしまった。
怨霊王を追って遺跡に入る前に、クロウは遺跡の傍にある崖の上にあった
壊れた菅原道真の墓石と謎の文様を見つける。
クロウもその文様に似た形のペンダントを所持しており、
「ミーと同じだったのか…」と呟いた。
クロウが呟きの真意を語らぬまま遺跡の入り口に着くと、
いつの間にか侵入し何かの設計図を持ってきたイッスンと再会する。
怨霊王の騒ぎを知らないイッスンは、ゲンナイを探しに都へ行ってしまう。
- 32 :
- 電気が通り近未来的な遺跡の中を進むと、クロウが乗ってたらしい
人工的な彗星(ロケット)を見つける。
彼は重大な役目を任されてナカツクニへきたのだと言うが、
その内容については本人も知らないらしい。本人は、役目を果たすまで
自由に旅をするつもりらしい。
さらに進むと、空を飛べるようになる羽衣を入手したり、
モニターに映し出された「月の王女の力を借り」「人形」等と書かれた
気になるメールを見つけたりする。
メールを呼んでいる途中でモニターが壊れてしまい、
何が書かれていたのかは不明となってしまった。
遺跡内には電流が通路を横切っている箇所があり、進むを一旦諦める。
ここで、この遺跡は雲の上に住む雷神族が遺跡へ電気を
送っているから起動したと言う話を思い出す。
手に入れた羽衣をクロウが纏い雷神族の元へ飛んでいこうとするが、
突風に煽られアガタの森へ落下し、同時に羽衣をなくしてしまう。
羽衣を探す為ぼくせんババに占ってもらうと、
「妖怪市場へ行く(要約)」の予言を再び授かる。
チビテラスにとっては二回目の妖怪市場へ行き羽衣を見つけると、
妖怪に見つかるので追いかけられながらも羽衣を使って市場を脱出。
突風はまだ強く吹いているが、今度は筆しらべで相殺しながら雷神族のいる
雲の上へと目指す。
雷神族へ事情を説明すると、電気を止める代わりに
電気の中を平気で通れるようになる宝『デンデン太鼓』を受け取る。
そして雷とともに地上へ戻され(落とされ?)て、再び遺跡の中へ。
前回通れなかった電気の中へ入ると、ここだけ強い電流の為か太鼓が暴走。
その結果、太鼓は壊れてしまうが奥へ進めるようになる。
最深部の扉を開けると、ゲンナイが巨大な機械を修理していた。
怨霊王の命令という理由もあるが、これ程の機械を目の前にしたら
発明家としての血が騒いで機械の修理を拒否できなかったそうだ。
ちょうど修理が終わったばかりであるこの機械をクロウが壊そうとした瞬間、
怨霊王が出現しクロウを弾き飛ばし、機械を作動させる。
巨大なウサギ型の塊が動き出す。怨霊王はこれを使って人間を全て滅ぼす計画らしい。
その計画を阻止する為、チビテラスとクロウは起動したウサギ型の巨大人形(ロボ)
『ダイダラボッチ』の上部にあるコントロールパネル目指して走りだす。
- 33 :
- 今回はここまでにします。
- 34 :
- 乙
知らないゲームだからじっくり読むわ
- 35 :
- では、続きを投下していきます。
- 36 :
- クロウを背に乗せチビテラスは、ダイダラボッチの身体を駆け上り、
怨霊王の追撃を躱しつつ、ダイダラボッチのコントロールパネルに到着する。
ここでクロウとチビテラスは、生前と同じ人の姿となった怨霊王と向かい合う。
「人間は死滅して当然」と、過去に裏切られ絶望の淵で死んだ怨霊王の言葉。
「ユーは間違っている!」と、全ての人が醜いわけではないとクロウは反論。
チビテラスが怨霊王を引き付け、クロウがダイダラボッチの停止作業を行う。
隙を見てはクロウが持つペンダントで怨霊王の妖気を少しずつ吸収していった。
そして怨霊王を倒し、その身体の中から現れたカグラを無事保護。
ダイダラボッチも地上に出る寸での所で停止した。
遺跡の外へ出ると、学者と脱出したゲンナイが駆けつけてくる。
クロウは二人に『これは月で作られ、悪用されないように
この遺跡内に封印されていた物』だとダイダラボッチを説明する。
そして二人にカグラを預けて怨霊王を見に行くと、
怨霊王はわずかな妖気を発している状態だった。
チビテラスの筆しらべでその妖気を断つと、
怨霊王は浄化され、生前の穏やかな菅原道真の姿に戻った。
道真は礼を述べると、彼はクロウが持っているペンダントに気が付く。
この時にクロウと菅原道真の二人が、同じ月からやってきた『月の民』だとわかる。
「時に裏切られもするが、友はいいものだ」と同胞であるクロウに話しかけ、
道真の魂はようやく死後の世界へと旅立った。
彼を止める事が自分の役目だったのだろうと語ったクロウは、
学者と共に壊れてしまった道真の墓石を修復する。
修復作業の間にカグラとチビテラスがゲンナイの所へ訪ねると、
彼は遺跡で発見した設計図を基に騒音を響かせながら何かを作っていた。
あまりにも酷い騒音に対して苦情を言おうにも、ゲンナイは
謎の機械を作成するのにに夢中になっていて聞こえないよなので諦める。
再び道真の墓石の修復状態を見に行くと、以前のように
立派な墓石が完成していた。
クロウはその出来栄えを自慢しそれをカグラが褒めていると、
突如墓石から妖気が発生する。
その妖気は、あの道真に憑りついていたものと同じ妖気だと感じるカグラ。
- 37 :
- 集まった妖気の中から、自らを『悪路王』と名乗る妖怪が出現した。
そしてチビテラスに向けて妖気の弾を放ってくる。
チビテラスが素早く躱すと軌道上にあった遺跡にに命中し、遺跡は消滅。
それを見た悪路王は、「完璧には程遠い」と自分の状態に不満を漏らす。
『世界の全てを取り込み、常闇の新世界』を目指す悪路王は、
ヤマタノオロチの血を手に入れる為、過去へと移動してしまう。
どうやら、ヤマタノオロチの血があれば完璧な状態になれるらしい。
9ヶ月前へ行ってしまった悪路王を追う方法を思いつかない一行は、
ひとまず西安京に戻る事にした。
西安京に着くと、あの騒音が止んでたのでゲンナイの所へ行ってみる。
そこにいたゲンナイは、設計図に書かれていた機械を完成させたのだと自慢した。
その機械を見たクロウは、これは「好きな時代へ移動できる装置」だと説明する。
これで悪路王の後を追う方法が見つかった。
そこへイッスンがやってきて、自分が見つけた設計図をゲンナイに見せる。
新たな設計図を見て興奮するゲンナイ。今度はこの設計図の物を作るらしい。
それを無視して、カグラに「残って巫女の修行に励むよう」とクロウは言い、
チビテラスとクロウは装置を起動させて9ヶ月前のナカツクニへ移動する。
- 38 :
- ここから先の為に、>>19以外でも出てくる『大神』の登場人物と用語について、
ストーリー上で既出したものも含めて説明をします。
一度に全てを説明すると覚えきれないと思いましたので…。
ゲンナイ…子供と同じ背丈の、発明家のおじいちゃん。頭に何故か電球がついてる。
『大神』の時にも登場していたが、存在を知らないプレイヤーがいるかもしれないナリ。
ヤマタノオロチ…かつて神木村に恐怖と悲劇をもたらした妖怪。『大神』の冒頭で復活する。
百年前はイザナギにより、『大神』の時にはスサノオによって倒される。
白野威(しらぬい)…百年前のアマテラスにつけられたあだ名。ヤマタノオロチ戦後に死亡。
現在のアマテラスは、オロチ復活の気配を感じたサクヤによって、石像を憑代にして復活。
イッシャク…白野威の相棒を務めた、伝説の絵師。イッスンと同じ種族。
『大神』では齢百歳を超えたご老人になっており、一族に絵の指導をしている。
オトヒメ…両島原の沖、海底にある『竜宮城』の長を務める女性。既婚者で未亡人。
因みに前の長は彼女の旦那。
水龍…海を守護する巨大な龍で、その姿はリュウグウノツカイに似ている。
両島原を守る為に妖怪達と戦っていたのだが…。
月の民…ナカツクニよりも高度な文明を築き、かつて月に住んでいた人々の事。
何故月の民は月から脱出したのか等の詳細は不明。実は『大神』にも該当人物が登場している。
では再び、ストーリーに戻ります
- 39 :
- 9ヶ月前の、何故か西安京の沖の上空に着いたチビテラスとクロウ。
案の定海へと落下、溺れている所を交易船に助けられる。
とりあえず船員に悪路王の事を尋ねるが収穫は無く、代わりに
「海が見聞きした知識を得る事が可能」な『知識の宝玉』の話を聞けた。
船長の計らいで宝玉の場所を知っているオトヒメを呼んでもらい、
宝玉を収めた場所へ行く許可をもらう。
その場所が海の中だと聞いたクロウは同行を拒否。羽衣を着て、
情報収集するために一人で両島原へ行ってしまう。
チビテラスだけでは不安であろうと判断したオトヒメは、
髪留めに宝を付けた9ヶ月前のナナミを同行者として紹介する。
宝玉が収められている知玉(ちぎょく)の宮へとオトヒメに案内してもらい、
宮の中にいた管理者の許しを得て宝玉に触れる。知玉に蓄積された知識の中に、
悪路王に関する情報を見つけ出す事ができた。
・悪路王は意思を持つ闇の塊で、活動するには憑代となる器(誰かの身体)が必要。
・器として相性がいいのは、「ヤマタノオロチの血で清めた光属性」の身体。
さらに、その情報提供者の姿がクロウそっくりだと判明する。
ナナミに交易船へ送り届けてもらう際、オトヒメから「水龍は現在、
海の守護者ではないから海へ出ない事」を船員たちに告げるよう頼まれる。
交易船に戻ると、船は妖怪の襲撃にあっているので全て退治する。
オトヒメの伝言を伝えて船を去ろうとするナナミだったが、彼女の髪留めに付けてあった宝を
一匹のナマズに盗まれてしまい、一人でそのあとを追って泳いで行ってしまう。
入れ違いでクロウが帰ってくるので、ヤマタノオロチがいる十六夜の祠へ向かおうとする。
帰る為に陸を目指す船に、今度は妖怪によって乱心した水龍が船に襲いかかってきた。
逃げ切るのは不可能と判断した乗組員は、ここで水龍と戦う覚悟を決める。
彼らと共に水龍に立ち向かおうとするクロウ達だが、船長に制止させられた。
「水龍は俺たちに任せろ」
逃げるように促す船長の言葉に納得できないチビテラス。その相棒を無理やり抱え、
クロウは羽衣の力で船から飛び去る。
涙をぼろぼろと流しながら十六夜の祠を目指す一人と一匹の後ろで、
水龍の攻撃を受けた船は真っ二つとなり、大海原に沈んでいった。
- 40 :
- 十六夜の祠へ入る手前の道にて、9ヶ月前のスサノオを見つける。
声をかけて話をしている途中、スサノオはぐったりとして
湖に漂っている少年(9ヶ月前のクニヌシ)を発見。
慌ててスサノオが泳いで助けに行くと、少年は息をしていない。
心肺蘇生を行い、呼吸は戻ったが意識がない少年を、この傍にある十六夜神社に預けた。
スサノオは、この一件が終わった後で少年を引き取りに行くと言う。
祠の入り口の結界をスサノオと共に切り捨て、スサノオはクシナダ救出へ、
クロウとチビテラスは悪路王阻止の為に別行動になる。
ヤマタノオロチの姿が一望できる場所を見つけ、悪路王出現を待つ。
スサノオがオロチの首を全て切り裂き祠を去った後、
悪路王は現れオロチの亡骸に近づくので、切りかかり阻止する。
「この時代が駄目なら」とさらに百年前のナカツクニへ移動する悪路王。
移動の為にできた黒い穴が閉じられる前に、クロウとチビテラスは
悪路王を追ってその穴の中へ飛び込んだ。
百年前のナカツクニへ来た一人と一匹が十六夜の祠への道を進んでいると、
クロウの持つペンダントが発光する。
ペンダント内に込められていた情報が、光と共に彼の額へと送り込まれる。
チビテラスはその内容を知る事はできなかったが、
それを受け取ったクロウは「それが…ミーの役目なんて」と力なく笑う。
その後彼はチビテラスに「気持ちの整理がしたい」と言い残し、
羽衣を纏って一人でどこかへ飛んで去ってしまった。
後を追ったチビテラスだったが、その後ろ姿に追いつく事は出来なかった。
一匹だけで十六夜の祠へ向かうと、空腹で倒れている少年・マンプクを発見。
ここへ来る途中でもらったお肉を渡すと、マンプクはその場で肉を調理し
出来上がった料理を瞬時に平らげる。
そして、食べるのを我慢できなかったとマンプクは悔やむ。
独り言の内容を聞いていると、どうやら彼は妖怪に攫われた母・モテナシを
助けにここまで来たらしい。
すぐ空腹になって転倒したマンプクを見かねたチビテラスは、
明らかに重たいとわかる彼を頑張って背に乗せ進む。
「おっかさんがさらわれたのは、おらの食欲のせいなんっす」
マンプクは、家にある食材を全て平らげる彼の為に、モテナシは雑草を食材に昇華できる
『究極の味付け』を完成させたと説明する。
そしてオロチはその腕前に目をつけ、自身の料理を作らせようと考えて攫ったようだ。
まずはモテナシを救出しようと祠へ入ろうとするが、結界が張られており無理だった。
その時、結界の向こうから妖怪達の声がしてきた。急いで傍の階段の死角に身を隠す。
聞こえてきた妖怪達の会話から、どうやらその妖怪は料理長を務めており、
自分ではなく人間がオロチの料理を作る事に不満を漏らす。
さらに『誤ったふりをして、オロチに捧げる料理にわざとモテナシを混入させる』という、
モテナシを亡き者にする計画を立てている事が判明する。
食材を料理長の後を追いかけて氷室(天然の冷蔵庫の事)内に侵入する。
- 41 :
- 氷室の中にある食材を取りに来た料理長の会話から、
どうやらこの奥に、祠の結界を解くのに必要な『琥珀』が存在するらしい。
それを聞いたマンプクとチビテラスは、料理長に見つからないように
氷室内部を探索する。
しかし最奥まで行くが見当たらない為来た道を戻ろうとした時、
凶暴故に氷の中へ封印されていた妖怪・蛟(みずち)が何故か復活する。
その蛟を倒すと、口の中から琥珀が飛び出したではないか。
さらに蛟が暴れた拍子に頭上から氷が落下。その氷の中に、
白野威とイッシャク(百年前のもの)が閉じ込められていたので救出する。
満身創痍ですぐには動けない白野威に少し休むよう促し、
マンプクとチビテラスは先へと進む。
結界を解除し十六夜の祠内にある妖怪達の調理場に到着すると、
料理長に騙されモテナシが鍋の中へ突き落された瞬間だった。
筆しらべを使い救出し、周りにいた妖怪を倒した後マンプクは母の元へ駆けつけ、
自分の食欲のせいで母に迷惑をかけていた事を謝る。
しかしモテナシは迷惑に思っていない事、それどころか彼女は
「マンプクの笑顔が見れるのなら、飯を抜くのはつらくない」と答えた。
母を抱え帰ろうとするマンプクだったが、目的を達成した彼は
チビテラスとはここで別れなければならないと気付く。
「おらはお前と離れないっす」とマンプク。そこへ気持ちの整理がついたクロウが現れる。
当初の目的を忘れると道に迷う事になるとマンプクを諭し、
「運命は一つしか選べない」とクロウは溜息をつく。
チビテラスに促された事もあり母親と帰る道を選ぶマンプク。何かあったら
絶対駆けつけるとチビテラスに約束し、彼は母を背負って歩き出す。
クロウは自身が持つペンダントを見て呟く。
「運命は二つに一つ」
百年前のイザナギとヤマタノオロチの戦いが終わり、傷ついた白野威を
抱きかかえるイザナギの姿が去った後、崩落する祠の中に悪路王が姿を現す。
オロチの死体に近づく悪路王に襲いかかろうとする一人と一匹だったが、
こちらへの落石を回避した為に隙が生じてしまい間に合わなかった。
「悪路王の勝ち…ということか」クロウは、オロチの血を手に入れた悪路王を一人で追い、
チビテラスは彼に言われた通りに百年前の神木村へと避難する。
神木村では深手を負った白野威の周りに、イザナギをはじめとする住民達と
イッシャク、そしてチビテラスが集まり白野威に声を掛けて励ます。
そこへ「器を清める事ができた!」と悪路王が出現し、自身の溢れ出る妖気を
弾へと変えて辺り一面に攻撃する。こちらへ飛来する弾に対し、
白野威は我が身を盾にして皆を守り、そして力尽きた。
「十六夜の祠にて待つ」と去っていく悪路王と戦う為、泣いていたチビテラスは
涙を我慢し、悲しみに包まれた神木村を後にした。
その後方からイッシャクが追いかけてきて、
「この世界をオイラ達の力で守るんだァ!」と同行を申し出る。
- 42 :
- 崩落が収まった祠に再び入ると、オロチの亡き殻の上に誰かがいた。
それは悪路王に、自身の器として身体を乗っ取られたクニヌシの姿だった。
悪路王はクニヌシの事を、イザナギやスサノオ達と同じ『光属性の器』の持ち主だと言う。
クニヌシ、もとい彼に憑りつく悪路王の足元には、
「これがミーの選んだ運命さ」と悪路王の手下となってひざまずくクロウがいた。
元々悪路王は、『大神』の時のラスボスを器にしていたのだが、
アマテラスに倒された後、その衝撃で悪路王の霧状の身体は分裂してしまったと話す。
その後それぞれが勝手に器を見つけて憑りついてしまった為、
悪路王はチビテラス達を利用して、その身体の一部を回収していたのだ。
復活に成功できたのはチビテラスのおかげだと言って悪路王は、
空間に黒い穴を生み出して、チビテラスとイッシャクをその中へ吸い込む。
異空間に連れてこられたチビテラス達の前に、悪路王達は大蟇怪・大ナマズ・
連獅子に憑りつく千両と万両・そして怨霊王を召喚する。
チビテラスだけでは勝ち目はないとのクロウの言葉を聞いたイッシャクは、
絆で繋がった仲間を時空を超えて呼ぶ奥義をチビテラスと力を合わせて披露。
途中でクロウの妨害に合うものの、チビテラスの呼びかけにナナミ・カグラ・
マンプクの三人が異空間にできたヒビを破り駆けつける。
チビテラスとの再会に喜ぶと同時に、「同じ仲間なのに!」とクロウに
問いかける三人。それに対しクロウは、自分には仲間はおらずずっと独りだと答える。
相手に増援が来たこの状況を面白がる悪路王は、「我と戦う資格を証明してみせよ」と
チビテラス達をさらに別空間へ飛ばす。
最初にマンプクと合流したチビテラスは大蟇怪を倒す。共に進もうとするが、
進む為にはどちらかが残らなければならない事がわかり、マンプクが残る。
次にナナミを背負い大ナマズを倒して、先程と同じようにナナミと別れた。
最後にカグラと合流し、連獅子そして怨霊王との連戦を制す。
そのカグラの成長を、先で待ち構えていたクロウが驚く。
しかしそれでも悪路王を倒す事はできないとも彼は言う。
カグラ、そしてクロウに連れてこられたマンプクとナナミとイッシャクがその空間に集まり、
「戦う事で語り合おう」とのクロウの言葉と共に、クロウ対チビテラスの戦いが始まる。
イッシャクがチビテラスの背に乗り、三人の相棒が見守ったこの勝負、
チビテラスの勝利で終了となった。
自分の心の弱さを振り返るクロウは、チビテラスに「止めを刺せ」と言葉を続ける。
チビテラスはクロウの顔をなめる。敵に寝返った彼を許したのだ。
直後、後方の空間に再び穴が開き、その中に相棒達が吸い込まれてしまう。
「ミーを許すっていうのかい?」チビテラスに尋ねるクロウ。
その問いかけにチビテラスは「わんっ」と肯定し、暗い穴の中へ飛び込む。
「甘い…甘いよユーは…」
- 43 :
- 今回はここまでです。
大神伝は、あと数スレで終了します。
- 44 :
- 数スレ!?
ともあれ乙
- 45 :
- 読みやすいわ
物語みたいにして寝る前に読んでる
乙
- 46 :
- ドラクエ10をうろ覚えで書きます
ある村に住む主人公はある日、村長のお婆様から洞窟から花を取ってくるように頼まれる
妹(兄弟、姉妹から1人選択可能)と花を取ってくると、村が魔物に襲われている
襲ってきたのは冥王ネルガル、どうやらこの村人が持つ特殊な力を消す為に襲ってきたらしい
次々と殺されていく村人達
妹も死にそうになるその時、主人公が特殊な力を発動
妹はどこかへ消えさったが、冥王の放つ巨大な力で村は闇に包まれた
- 47 :
- 数スレじゃなくて数レス、しかも計算してみると3レス前後で終了するの間違いでした、すみません…。
そして、2ヶ所誤りがありました。
>>39の途中
×羽衣を着て、 情報収集するために一人で両島原へ行ってしまう。
○羽衣を着て、情報収集の為に一人で両島原へ行くと言いだす。
>>40の最後
×食材を料理長の後を追いかけて氷室(天然の冷蔵庫の事)内に侵入する。
○その料理長の後を追いかけて、氷室(天然の冷蔵庫の事)内に侵入する。
では、最後となる続きの投下していきます。
- 48 :
- 悪路王は、クロウに止めを刺さなかった理由を訊いてくるが、
それを答える必要はないと、代わりにイッシャクが答える。
「お前はきっちりと止めを刺してやる」
「本当にできるかな?」と、悪路王はチビテラスを攻撃。
しかし反撃をしないチビテラス。見かねて助太刀しようとする相棒達を拒み、
一方的な攻撃を受け続ける。
どうやら自分の手でクニヌシを助け出したいと考えているらしい。
倒れたチビテラスにイッシャクが駆け寄ると、我慢の限界に達した他の三人も
走り寄ろうとするが、三人は悪路王に捕まり別の空間へと飛ばされてしまう。
チビテラスに止めを刺そうとする悪路王。その時、悪路王に異変が発生する。
傷つき倒れた相棒の姿を見て、一時的にクニヌシの意識が戻ったのだ。
悪路王の本来の姿である黒い霧が離れそうになるものの、
「この身体は我のものだ!」と再度クニヌシに憑りつく。
「誰にも渡さん!」と黒い霧の姿の内部にクニヌシを吸収した悪路王。
「ここは正念場だぜェ!」とイッシャクの励ましを受けたチビテラスは、
クニヌシ救出の為の戦闘を始める。
相棒を想う力で悪路王の体力を削ったチビテラスだったが、悪路王によって
さらなる別空間へと移動させられる。
チビテラスはその空間内にあった大きな鏡の前に立ち、自身の身体を鏡に映す。
その瞬間辺りに妖気が立ち込め、鏡の中から黒いチビテラスが突き破って現れた。
妖気から生まれた黒のチビテラス似の相棒の背に乗り、
クニヌシの身体に再び憑りついた悪路王との決戦となる。
チビテラスと同じく筆しらべを駆使する悪路王。直接攻撃以外にも
筆しらべの使用や相手の筆しらべの打ち消しあいという激戦。
最後に勝利を掴んだのは、太陽が化身アマテラスの子・チビテラスだった。
黒のチビテラスは消滅し、身体から悪路王を追い出してもらったクニヌシは、
「ごめんよ。痛い思いをさせてしまって」と泣いて詫びる。
闇が本体である悪路王はクニヌシという器を失い、
すぐさま新たな器を探し始める。その悪路王の前に、一人の少年が進み出る。
「ミーの身体を使ってください!」
クロウの発言に驚くチビテラスとイッシャク。クロウが月の民だと知り、
クニヌシ程ではないが「器として悪くない!」とクロウに悪路王は憑りつく。
高笑いをする悪路王を前に、もう一度戦うのかとチビテラスは身構えた。
しかし、今度はすぐに異変が現れる。悪路王の慌てる声から察するに、
どうやら悪路王の思い通りにクロウの身体を動かせないらしい。
イッシャク達が不審に思っていると、クロウが自身の中で悪路王を抑え込みながら
「ミーごと悪路王を倒してくれ」と懇願した。
それを聞いて怒鳴るイッシャクに、自分の正体は『悪路王封印の為に作られた、
月の民の複製人形』なのだと説明する。
遺跡で読んだあのメールの『人形』は、クロウの事を指していたのだ。
- 49 :
- 彼の体の中に入った悪路王を封印できるのは短時間だけであり、
その間であれば、クロウの死と共に悪路王を倒せるのだと話す。
その役目や運命を知り、それに逆らおうと悪路王を阻止する為に全力を尽くした事。
しかし悪路王がオロチの血を入手された為、やけになって悪路王側に付いた事。
それでも裏切った彼を許したチビテラスの優しさに、クロウは感謝の気持ちを伝える。
今まで出会ってきた人々やナカツクニを守る覚悟を決め、「やってくれ」と頼み込むクロウ。
彼の身体はガタガタ震え、涙は止めどなく溢れている
一度は嫌がるもののイッシャクに叱咤され、チビテラスも覚悟を決めた。
チビテラスだけにつらい思いをさせたくないとクニヌシは言い、
「ぼくも一緒にやる」とチビテラスの背に乗り木刀を構えた。
クロウの中で諦めずに悪あがきを見せる悪路王を、一人と一匹の力を合わせた一閃が捉える。
断末魔の叫びを上げ、ようやく意思を持つ闇の塊であった悪路王が消滅した。
異空間から脱出後、十六夜の祠にてチビテラス・クニヌシ・ナナミ・カグラ・
マンプク・イッシャクが、虫の息となったクロウの周りに集まり涙を流す。
胸に抱えたクロウのペンダントが輝き、彼の体験してきた思い出を虚空に映す。
『人形であったとしても、この記憶はお前自身のものだ』と、
イッシャクは死にゆく彼に優しく語る。
クロウはようやく、ここにいるチビテラスの相棒達は、皆同じように周りに迷惑をかけ、
そしてチビテラスのおかげで変わってきた"仲間"なのだと理解した。
自分は独りじゃなかったと知った彼は、仲間達にお礼を述べ、
そしてチビテラスに対し「ユーと冒険できてよかった」と本心を告げる。
「生まれてきて良かった」
その言葉を最後に、クロウは静かにその短い生涯に幕を下ろした。
相棒達は各々の時代と場所に帰り、そして日常に戻りつつあるナカツクニ。
神木村の一角にて、チビテラスと一緒にいたクニヌシは両親に
「自分が誰かを知りたい。そのため旅に出たいんだ!」と頼み込む。
悪路王の件から、自分が何者なのかを知りたいと思うようになったようだ。
誰が何と言おうとお前は我の子だと説得するスサノオ。
クシナダはスサノオに「もう止めても無駄よ」と言うが、
興奮したスサノオは「もうお前とは親でも子でもないわ!」と叫ぶ。
『クニヌシ』という名前を捨て、村に帰ってくるなという厳しい言葉に対し、
クニヌシは覚悟を決め「わかりました。『クニヌシ』という名前はお返しします」と答える。
お世話になりましたと頭を下げ、クシナダとこちらに背を向けるスサノオの前から、
それまでクニヌシと名乗っていた少年が去っていく。
- 50 :
- 心配したクシナダがスサノオの顔を覗き込むと、スサノオは涙をぼろぼろと流していた。
どうやら彼は、本当は"我が子"と別れる事が嫌であり、悲しかったらしい。
「…無理をしちゃって」とクシナダ。
「ああでも言わなければ決心も鈍るじゃろ」とスサノオは話す。
しかし、何年かかってもあの子は本当の自分を知り、本当の名を手に入れて、
私達の元に必ず帰ってくると確信する二人。
「それをずっと待ちましょう! この子と一緒にね」
クシナダは自身の腹を優しく触れ、隣で驚いているスサノオに一つ相談する。
「男の子だったら名前はクニヌシにしますか?」
今度は嬉し泣きとなったスサノオ。そして二人で薄桃色の花びら舞う天を仰ぐと、
ここから旅立った"我が子"の事を想う。
「…神よ。どうか息子の旅を見守りください。
無事に我らの元に帰ってこられるように。
あの子の行く末を、強くまぶしく照らしたまえ」
名無しとなった少年とチビテラスが村の入り口に差し掛かった時、
少年は相棒に「ここでお別れだ」と告げる。今度の旅は、自分自身を探す旅。
一人でやり遂げなくてはならないとチビテラスを諭す。
別れの前に、互いに抱き合い涙を浮かべる一人と一匹。
「必ずまた会おう!」と少年はいつ終わるかわからぬ旅へと踏み出した。
その姿を涙を拭いながら見つめていたチビテラスの前に、サクヤが現れる。
ナカツクニに真の平和が戻ったと言い、この活躍のねぎらいとして
彼女はチビテラスの額に口付けをする。
そこへ謎の飛行物体『天かける船』に乗ったイッスンが登場し、
サクヤとチビテラスの前に着陸する。全国行脚の旅は一区切りがついたイッスンは、
遺跡の設計図からゲンナイが復元したこの船で、今からアマテラスの所へ行くらしい。
「一緒に行くだろォ?」とイッスンに誘われたチビテラスは大喜びで船に乗り込む。
留守中のナカツクニの事をサクヤに頼むと、彼女はそれを快く承諾。
そしてアマテラスのいる場所を目指して、船は晴天の中を駆け抜ける。
少年とチビテラスの冒険はまだまだ続くが、それは別の機会に話す事にしよう。
冒頭の老人の声が、静かにそう語った。
「これは我が自分のことを…ぼくと呼んでいた頃の物語」
お後は次のお楽しみという言葉を以て、此度の物語は締めくくられる。
(終わり)
- 51 :
- 以上で『大神伝〜小さき太陽〜』のストーリーは終了です。
少々不手際が目立つ執筆者ではございましたが、これにて一旦筆を置きます。
有難う御座いました。
追伸
>>49の「彼の身体はガタガタ震え、涙は止めどなく溢れている」の最後に「。」をつけるのを忘れました。
- 52 :
- 結局クニヌシの正体は明らかにならないままだっけ
クニヌシってパッケージに載ってるくせに序盤しかでてこずに
クロウと旅する期間のほうが断然長かったな
- 53 :
- >>52
はい、そうです。
本音を言いますとプレイしていた当時、
後半はクニヌシの存在を執筆者は忘れておりました…。
- 54 :
- 乙です
物語の最初と最後の語りはやっぱりいいな
クロウが出てきたあたりで積んだままだし、
この機会にやり直そうかな
- 55 :
- このスレの>>54までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
なお、「大神」、「カノウセイ」の2作のストーリーが、Wikiに直接投稿されていました
「タイムトラベラーズ」のストーリーも、Wikiの連絡用掲示板内差し替え・追加スレッドに投稿されていました
これらの作品をリクエストした方がスレのみしか見ていない場合は、Wikiもご覧になってみてください
- 56 :
- 続き投下します
- 57 :
- 第五章【「ちゅん」の物語】
――昔々。具体的にはもーちゃすたちがまだ島に漂流する前のこと。
あるところに「ちゅん」という小鳥がいました。
三人兄弟の末っ子で、明日はお姉ちゃんと一緒に巣立ちの日を迎えます。
ちゅんは明日がとても不安でした。
そんなちゅんを見て、お母さんは優しく語ってくれます。
「いい?外の世界ってね、いろんなことがあるの。
怖いこともあれば楽しいこともあって、素敵な人に出会えるかもしれない。
だからね、どんなに辛いことがあってもめげちゃ駄目。
みんながみんな、幸せを見つけることができるから。」
その晩、寂しさを紛らわす為にちゅんは月の見える丘へ行くことにしました。
ちゅんは寂しいときに月を見ることが好きでした。
・・・その日の月は満月でした。
「わあ、これは綺麗だな。明日もこのお月様みたいに、綺麗な一日だといいな。」
そう呟くちゅん。
すると、ぽつぽつと雨が降り出します。
慌ててちゅんが家に帰ると、彼を待っていたのは猫の集団でした。
お母さんも、お姉ちゃんも、猫に襲われてしまってずたずたです。
「明日は・・・明日・・・ちゅんと一緒に・・・ごめんね。」
お姉ちゃんは苦しそうにちゅんへ謝って・・・もう動かなくなりました。
お母さんも既に息絶えてしまっています。
――ちゅんは逃げました。
ただ、ただ。血だらけになった家族を見て、恐ろしくなってしまったのです。
朝になって、雨は止んでいました。
それはいつもと変わらない朝のように思えます。
ですが、ちゅんは一人ぼっちです。
・・・ちゅんは「巣立ちの日」を迎えました。
- 58 :
- ちゅんが当てもなく歩いていると、年老いた鳥を見かけました。
別の鳥が言います。
「あそこの年寄り、子供に捨てられたんだって。かわいそうなこった。」
老いた鳥は息も絶え絶えに言いました。
「水を・・・水を飲みたい・・・。」
――この哀れな鳥を見て、ちゅんは心を痛めました。
この鳥もなんて悲惨な、辛い人生なんだろう。と。
ちゅんがそう思っているうちに、老いた鳥は動かなくなりました。
ちゅんのこの鳥に対する思いは薄れ。
自分の家族が殺されたという現実に引き戻されます。
ちゅんはある小鳥にRました。
その小鳥の色は真っ黒で、他のみんなとは違う色をしています。
「僕は生まれたときから真っ黒でした。
誰にも構ってもらえず、誰からも愛してもらえなかった。」
黒い小鳥は言いました。
「どうぞ、僕なんか放っておいて行ってください。
あなたに話しかけられると僕は・・・僕は希望を持ってしまう。
僕はそれに必死にすがって・・・また嫌われてしまう。
どうぞ・・・僕に構わないでください。
僕は・・・もう・・・疲れた。」
それから黒い鳥はちゅんが立ち去るまで一言も言葉を発しませんでした。
ちゅんが川を泳いでいると、二羽の小鳥がいます。
一羽はちゅんのお兄ちゃんで、一羽はメスの小鳥。
どうやら二羽は互いに愛し合った仲のようでした。
「おお、ちゅんじゃないか。
ちゅんも素敵な鳥に出会えるといいな。」
――ちゅんは家族のことを言えず、ただの一言「おめでとう」も言えず。
彼は無言で立ち去りました。
ちゅんは思いました。
どうして・・・どうしてこんなに辛いんだろう。
ある鳥は年を取り・・・誰にも看取らずに死んだ。
ある鳥は容姿が他と違うからと、全てを諦め拒絶し。
ある鳥は殺され・・・また、ある鳥は家族を殺され・・・。
すぐ傍では幸せそうな鳥がいた。家族の悲しみ、苦痛を知らずに・・・。
ちゅんはどこかに逃げたくなり、小さな羽根を使って空へと飛びました。
ちゅんは嫌なことや辛いことから逃げる為に飛び続けます。
――そんなときのことでした。
曲がり角の呪いで空を飛んだもーちゃすが、ちゅんと衝突したのです。
- 59 :
- ちゅんともーちゃすの衝突は様々な問題を生み出しました。
まず一つ。それはちゅんが衝撃によってどこかの空間へ飛ばされたことでした。
もう一つはちゅんがこの時間からいなくなってしまったこと。
そう、ちゅんは消えてしまったのです。
ちゅんが意識を取り戻したとき、ちゅんは"どこか"にいました。
――ここははじまりの場所。ちゅちゃーん族が住まう場所。
多くのちゅちゃーん族が無を考えたり、悟ったり、意味について考えたり。
そんな中、ちゅんが見たのは横たわった者とそれにすがる者。
すがる者は横たわる者へ、同じ言葉を繰り返し叫んでいました。
ちゅんはその光景を猫に殺されたお姉ちゃんと重ねます。
ちゅんは言いました。
「僕も同じだった。お姉さんが殺されたとき、悲しくて怖かった。
・・・だから僕は逃げてきたんだ。」
すがり、泣き叫ぶ者は答えました。
「あなたは逃げた。でも私は自分の大切な者を失った悲しみを受け止めている。
私は逃げない。私は愛した者、それだけの為に今を祈る。
・・・だからあなたとは違う。」
ちゅんはその場を離れようと思いました。
自分の思いは伝わらず、何とも言えぬ悲しい思いがちゅんの中に残ります。
ちゅんは悩みました。とても長い間悩みました。
決して解けることの無い問いを自分自身の中で考え続けました。
「自分はなぜ不幸なのだろう?どうしてだろう?
小さな世界しか見ていないから?もっと広い世界にはいろんなことがある?」
考えることをやめれば、気が晴れる?
心をなくせば、嫌なことから逃れられる?
――疲れてしまったちゅんは、自由な羽を動かすことなく崖から飛び降りました。
気が付くとそこは延々と続く道。
そして道にはたくさんの自分そっくりの小鳥が死んでいます。
ちゅんが続いている道の先を見ると、まだ無数の死体があります。
どれもこれもみんな苦しそうな顔で・・・自分はまだ生きています。
「気が狂いそうだ!ここはどこなんだ!僕は何なんだ!
・・・どうして!どうしてみんな死んでいるの?」
辛さや別れ、狂った世界への不満。ちゅんは叫びました。
そして長い長い沈黙の後、ちゅんは気付けばまた別の次元にいました。
ちゅんは異空間に投げ出され、このときから彼に時間の概念は消失しました。
辺りを見回すと、四角い冷たそうな物がそこらじゅうに置いてあります。
(もめんとアームたんの秘密基地です。)
ちゅんは永遠に近い時間の中、考えます。
「僕がこの場所にいるのは、何かしら目的があるに違いない。」
ちゅんは意味を探すことにしました。
自分の存在の意味。この場所に来た理由を。
――それから数百年後。
自分の存在意義について、ちゅんは結局分からずじまいでした。
- 60 :
- ちゅんは自分の存在意義を見つける為にも何かしようと思いました。
だから動かない少女(アームたん)に話しかけ続けました。
ちゅんは自分の思いを話しました。
家族のこと、お姉ちゃんが死んでしまったこと。
おうちに帰りたい、ママに、みんなに会いたい・・・と。
ちゅんは知りません。
ちゅんが人間だと思い、話しかけているのはアームというロボットで。
いくら話しかけても決して目を開かないことを。
――気の遠くなる年月が経ちました。
何百・・・何千・・・何億年。
ちゅんは喋らなくなりました。
もう、ちゅんは自分の全てをロボットに話してしまったのです。
だから彼は意味を探すことを止めました。
――その代わりにちゅんは祈ります。
死んでいったお姉ちゃんのことを。
もう二度と会えないだろうママのことを。
・・・ちゅんは何かがわかった気がしました。
嫌なこと、辛いこと、どうすることの出来ない現実。
それを感じているのは自分だけではない、と。
「僕がお姉ちゃんの死を悲しんだように、お姉ちゃんも僕との別れを悲しんだ。」
「ママにもう会えない悲しみを、ママだって同じように僕と会えない悲しみを。」
「お兄ちゃんだって幸せだったけど、僕と同じで家族を殺された。」
「僕だけが・・・"悲劇の小鳥"ではないんだ。」
ちゅんは祈ります。みんなの為に。自分自身の為に。
気が付くとちゅんは宇宙にいました。
彼の意識は、ちゅんという小鳥の中に入れるには大きすぎるものになったのです。
――ちゅんはもう小鳥ではなく、宇宙の一つとなりました。
悲しいのは自分だけではない。幸せなのは自分だけではない。
みんな自分と等しく辛く、幸せなのです。
「僕はみんなと同じで、みんなは僕と同じで。」
宇宙にとけたちゅんの意識は無限に広がり続け、彼は様々なものを見ました。
どの星に住む人々もみんな同じ。嫌なことがあれば楽しいことがあります。
やがて宇宙の端まで来たちゅん。端の先は真っ暗で、固くて。
思い切ってそこから飛び出すと、ちゅんは卵から生まれました。
そこは見たことのある木の上。
――あるところに四羽の家族がいました。
お母さん、お姉ちゃん、お兄ちゃん。そして、末っ子の小鳥。
末っ子の名前は「ちゅん」といいます。
そして彼はやがて巣立ちの日を向かえ――また繰り返しました。
家族が殺されて、男の子とぶつかって、不思議な空間にいて・・・。
- 61 :
- ――そしてまた、宇宙の始まりの場所へと辿り着きました。
ちゅんはまた、横たわった者とそれにすがる者を見かけました。
すがる者へちゅんは語ります。
彼が今まで見てきたものを、思ったことを、全てを。意識は宇宙と一つとなり、やがて始まりに戻るのだ、と。
――その言葉はちゅちゃーん族の心へ響きました。
すがる者はちゅんへお礼を言います。
「ありがとう、救われました。」
その後、ちゅんはまた崖から飛び降りて、衛星の秘密基地で長い時間を過ごして。
宇宙の果てから出るとまた卵から生まれて・・・。
ちゅんは繰り返す度、ちゅちゃーん族へ語りました。
ちゅんの言葉は彼らに響き、彼らはちゅんを心を救う者だ、と崇めます。
そしてちゅんは自分の出会った全ての者に、祈りました。
あるところに年老いた鳥がいました。
ちゅんはその鳥の傍へ寄り。
「ごめんなさい。僕には何もすることができません。
・・・僕には傍にいることしかできません。
どうか、どうか、安らかに。僕は傍にいます。」
老いた鳥は死ぬ間際に言いました。
「ありがとう」と。
あるところに全てを拒絶した真っ黒の小鳥がいました。
ちゅんは言いました。
「僕の家族は殺されてしまった。僕も辛い。でも生きているんだ。」
黒い小鳥は答えます。
「僕はあなたとは違う。僕には何も無い。僕の辛さなんか軽いんだ。」
ちゅんはまた言いました。
「悲しみの比べ合いをしているんじゃない。
みんな辛いことや楽しいことが合って、そうして生きているんだ。」
黒い小鳥は叫びます。
「僕には楽しいことなんて無いっ!」
それでもちゅんは言い続けました。
「僕と君がこうやって話していることは辛いことなの?
・・・僕は君と話せて嬉しいんだ。」
黒い小鳥はぽつりと言葉を漏らします。
「・・・うん、僕も、僕も君と話せて嬉しいよ。
でも・・・僕はそれにすがって君に嫌われしまうことに耐えられない。」
それを聞いたちゅんは答えました。
「でも。でもね。もう一人じゃない。君は僕と会って嬉しかった。
それはずっと、これからも変わらないよ。
僕だって同じ。君と話せたことは嬉しいし、これからも変わらないんだ。」
黒い小鳥は最後に言いました。
「ありがとう」と。
お兄ちゃんとメスの小鳥にはこう言いました。
「おめでとう。幸せになってね。」
それは心の底からの祝福の言葉です。
- 62 :
- 無限に広がる「ちゅん」。無限に増え続ける「ちゅん」。
ちゅんは無限に繰り返しました。
さらに気の遠くなる年月を、無限を無限に繰り返しました。
――どのくらい経っただろうか?このちゅんは何羽目だろうか?
ちゅんの意識は限りなく無限で。
ちゅんが宇宙なのか、宇宙がちゅんなのかはもうわかりません。
・・・何度目かわからない衛星の秘密基地で、ちゅんはふと思いました。
そういえばあの機械(もーちゃすが入ったハイテク冷蔵庫)はなんなのだろう?
あの機械の横に付いていた赤いスイッチは何だろう?
「押してみたいな。」
――そして、ハイテク冷蔵庫はその役目を終えました。
- 63 :
- 第六章【・・時差】
もーちゃすが目を覚ますと、目の前には小鳥が一羽。
ちゅん、と鳴くその小鳥はもーちゃすと一緒に着いてきました。
――冷蔵庫に入っている間に何があったんだろう。
もーちゃすが秘密基地を歩き回っていると、入り口付近で動かなくなったアームたんを見つけます。
周囲に爆破の跡があるものの、アームたん本体の損傷は見受けられません。
もーちゃすは彼女の体からメモリーチップを抜き出しました。
そして秘密基地内部に飾られていた予備の本体へ、メモリーチップを移します。
「・・・あぁ、人間様。無事だったんですね。」
アームたんは無事、起動しました。
もーちゃすは爆破のことをアームたんに訊ねます。
するとアームたんは一目散にもめんが入っていたカプセルの前へ駆け出します。
――爆破から何年経ったのでしょう。
もめんの体も、カプセルのガラスも、全て消えてしまっています。
「もめん様ぁ!もめん様がいない・・・もめん様が!!
アームは・・・アームはどうすれば・・・いいの。」
もーちゃすはアームに声を掛けました。
「・・・大丈夫。
アームが悲しんでいるのは、もめん様を好きになるようにプログラムされたからです・・・。」
彼女は辛そうに言います。
「この辛い気持ち・・・情報を消せば・・・アームはいつもの明るいアームに戻ります。」
そしてもーちゃすへと訊ねました。
「人間様。アームはもめん様の記憶を消した方が・・・忘れた方がいいの?」
「――消したいの?」
「ううん。消したくない。アームはもめん様に作られたんだもん。」
アームが言いました。
「これからどうしましょう・・・人間様はどうしたい?
このままアームと暮らします?それとももめん様の作戦通りに実験体を集めますか?」
(アームと暮らす分岐(?)エンドもあります。)
「ああ、そうだ。アームの体に収納していたNo.3を今出しますね。」
彼女の体からとても大きなカプセルが出てきました。
もーちゃすはカプセルを起動させ、彼女――No.3のオリジナルを目覚めさせます。
「コンチェル様、おはようございます。気分はどうですか?」
アームの問いを無視し、コンチェルはもーちゃすへ抱きつきました。
――数億年以上の歳月。
彼女はアームたんの体内に収納されていました。
意識がある中での気の遠くなるような年月が暗闇。
コンチェルは――彼女の心は暗闇と同じで全てを閉ざしてしまっていました。
気が狂ってしまう程の孤独に、彼女は耐えられなかったのです。
・・・もーちゃすは今を知る為、コンチェルを元に戻す為、実験体を集める為。
アームたんとちゅん、コンチェルと共に宇宙へ飛び出しました。
- 64 :
- 二人と一体と一羽は不思議な星へ降り立ちます。
そこはうねうねとした石のような何かが立ち並ぶ不思議な場所。
もーちゃすたちは星を探索します。
――星の奥には不思議な生物と、眠り続けるNo.3がいました。
「そのロボットは・・・。」
「僕の大事な人。・・・ずっと前から休んでいるの。」
アームたんの問いに、不思議な生物は答えました。
「僕に、最後に言いたいことがあるんだって。約束したの。
コンチェルは今、考えている最中なんだ。」
No.3は眠ったまま、ぴくりとも動きません。
「・・・あのね、ロボットはね・・・あのね・・・。」
「僕はこの子が考えている最中に邪魔にならないようにしているんだ。」
不思議な生物は立ち去りました。
もーちゃすたちがNo.3を調べても、彼女は動きません。
「・・・人間様。No.3、コンチェル様です。
何でこの星にいるんでしょう?記憶を再生してみますね。」
アームたんはNo.3の記憶を再生しました。
――それはNo.3がまだ動いていたある日のこと。
丘の上、No.3は空を見上げます。
「おはよう、コンチェルさん。ご飯・・・食べる?」
不思議な生物が話しかけました。
「ふん!ロボットはご飯食べないのっ!」
「そうなの?・・・ごめんね。一人だと・・・寂しかったから。」
No.3は振り返り、言いました。
「ふん・・・それじゃ、良いわよ。私の隣で食べても。」
また別のある日。
No.3と不思議な生物、二人並んで空を見上げます。
「それでね、それでね。
あの子ったら私が「早くしろ!」って言ったら驚いて走っていったのよ。」
「・・・君はその男の子が好きなんだね。本当に、好きなんだね。」
「・・・そう、そうなの。」
ポツリと言いました。
「会いたい。」
辛そうに、けれどもNo.3は続けます。
「私はロボット。
でもね、私はコンチェルなの。・・・コンチェルなのよ!」
- 65 :
- そして。
「どうしたの?コンチェル、何か変だよ?」
いつもの丘で、不思議な生物がNo.3に問いかけました。
「・・・あのね。そろそろお別れなの。」
「僕のことが嫌いなの?ここから行っちゃうの・・・?」
「ううん、違うの。私ね、そろそろ時間が来ちゃうの。」
No.3は寂しそうに言いました。
「止まっちゃうの。ロボットだから・・・もう、貴方とね。おしゃべりできない。」
「・・・。」
「最後に言いたいことがあります。
私がここに墜落してきたときから・・・最後に・・・いい・・・ま・・・す。」
「コンチェル?」
――No.3はもう二度と、目を開きません。
「どうしたの?」
――No.3はもう二度と、問いかけに応じません。
「そっか、考えている最中なんだね。コンチェル。・・・僕、待つよ。」
記憶を再生し終えたアームたんは、涙を流しました。
寂しくて。No.3が成し得なかったもーちゃすとの再開が切なくて。
アームたんはそっともーちゃすの傍へ寄りかかります。
――もーちゃすたちはコンチェルの記憶を手に入れました。
ロボットにはある筈の無い、偶然できたコンチェルの本当の記憶。
「人間様。」
アームたんが言いました。
「あの方に・・・伝えることがあります。
No.3の記憶を持っていく前にアームをあの方のところへ・・・お願いできますか?」
もーちゃすは頷きます。
「・・・では人間様、ちょっとここで待っていてください。」
そう言い残し、アームたんはNo.3を不思議な生物が過ごした丘へと向かいました。
「私はアームって言います。」
一人、丘から空を眺める不思議な生物にアームたんは自己紹介をしました。
「No.3さんの記憶。コンチェルさんがね・・・最後に伝えたかったこと。聞いてください。」
「?」
アームたんはNo.3の記憶を再生し始めます。
「・・・あのね。そろそろお別れなの。」
――それはあの時聞いた、No.3のセリフでした。
「君は・・・一体誰?君も壊れちゃったの・・・?」
「ううん、違うの。私ね、そろそろ時間が来ちゃうの。」
アームたんは彼女の記憶をそのまま再生し、彼女が伝えたかったことを伝えようとします。
「止まっちゃうの。ロボットだから・・・もう、貴方とね。おしゃべりできない。」
「・・・。」
「最後に言いたいことがあります。
私がここに墜落してきたときから・・・最後に言います。」
それは不思議な生物がずっと待ち続けていた彼女の言葉でした。
- 66 :
- 「私が泣いたとき。それを受け止めてくれてありがと。」
「私が悲しいとき。話しかけてくれてありがと。」
「私の最後に。一緒にいてくれてありがと。」
――彼にとって今、目の前にいるのはアームたんではなく、No.3でもなく。
コンチェルという名の少女でした。
「・・・コンチェル・・・コンチェルっ!」
「うん、私はコンチェル。・・・ロボットのコンチェル。
最後にありがとうを言えてよかったわ。」
「ま、待って!待って!・・・行っちゃやだっ!
僕はまだ、まだお話したいことがいっぱいあるから!行っちゃやだ!」
不思議な生物はコンチェルに歩み寄ります。
「ごめんね。
・・・それに、私は本当のコンチェルじゃないの。
偽者・・・嘘のコンチェルなの。」
「・・・。」
「私はロボット・・・だからね、死んでも・・・やっぱりロボットなの。
こうやってね、話すのも、悲しい気分になるのも、怒るのも・・・全部、嘘なの・・・。」
「でもね」とコンチェルは言いました。
「貴方と最後にお話できて私は凄く嬉しかった。私には心がないけど・・・そう感じた。」
「最後・・・お終いなの?終わりなの?」
「うん。」
コンチェルの言葉を聞いて、不思議な生物は語ります。
「・・・僕は僕。コンチェルさんのことが好きです。
君の記憶が嘘であろうと、僕は・・・コンチェルさんといた時間は本当だと、思うから。
――もうお話できないのは辛いです。ずっとずっと、一緒にいたかった。」
「僕が泣いたとき。それを受け止めてくれてありがとう。」
「僕が悲しいとき。話しかけてくれてありがとう。」
「僕は最後まで生きる。・・・最後のありがとうは、そこで言おうと思います。」
――さようなら。
そして彼は、丘から空を見上げました。
- 67 :
- アームたんはもーちゃすたちと合流し、No.3の記憶を持って秘密基地まで帰りました。
「これでコンチェルさんは本当のコンチェルさんに戻れます。」
もーちゃすたちは心が壊れてしまったコンチェルに、No.3の記憶を使います。
「・・・もーちゃす?」
アームたんはそっとその場から立ち去りました。
「・・・久しぶりね。
本当に・・・本当に・・・久しぶりね。」
コンチェルはもーちゃすに近づきます。
「私ね・・・あのね・・・いっぱいね、あったの・・・。
それでね・・・ロボットになってね・・・二人でね・・・星に・・・。
もう・・・離れちゃ駄目だよぉ・・・だめなんだから・・・。」
――もーちゃすたちは残った実験体を探す為に地球へと降り立ちます。
しかし地球は荒れ果て、ロボットたちはみな壊れ、それは酷い有様でした。
アームたんは壊れたロボットの記憶を再生します。
・・・どうやら太陽の接近により、新型ロボットと実験体は地球を出て行ってしまったようです。
荒れた大地を歩いて行くと、やがてもめんのスクラップ工場が見えてきました。
中に入ると、机の上に一通の手紙とビデオが置いてあります。
――あーむ へ ぼく の ゆいごん
それはとても汚らしい字で書かれていました。
アームたんはビデオを再生します。
「・・・録画できてるかな?」
・・・そこに移っていたのはもめんでした。
「さてさて、これを見てるってことは僕が死んじゃったか。
・・・あるいは僕が寝てるときにこっそり見てるかだね。
もしこっそり見ているのなら、恥ずかしいので見ないでください。」
もめんは言いました。
「必ずや、絶対に。実験体を揃えて・・・この世界を救うんだ。」
「いいかい、アーム。宇宙はまわるんだ。
でもね、そのまわる宇宙は人の手で変えることができる。
・・・だから諦めないで、頑張って。
この繰り返される悪夢を終わらせることができるのは、アームと実験体しかいないんだ。」
――アーム。全ては卵から始まる。全ては始めから終わりまでなんだ。
- 68 :
- ビデオレターの再生を終え、もーちゃすたちは再び外を歩き出しました。
次に辿り着いたのは隣町。コンチェルがいた場所です。
町では多くのNo.3がエネルギーを使い果たし、眠っています。
「・・・だれ?」
そんな中、唯一動いているNo.3がいました。
「無駄ね。私のエネルギーはあと少し。取り上げても数分しか動けないわよ。」
ボロボロのNo.3は目を閉じながら言いました。
どうやらエネルギー目当てのロボットだと勘違いしているようです。
「見てわかるでしょ、映像センサーを切ってエネルギーの節約をしているの。・・・わかったでしょ?」
それを見たもーちゃすは言いました。
「――もーちゃすです。僕。」
「嘘だわ。あの人はもう生きていない。何億年も経っているのよ、騙されません。」
もーちゃすはロボットスーツを脱ぎ、No.3と向き合います。
「・・・どうせ最後だから。最後に貴方が何のロボットか見てみることにするわよ。」
・・・そして、No.3は目を開きます。
「嘘。」
「・・・。」
「あ、あら・・・あらやだ・・・本当に貴方なの。
・・・無駄に長生きはするものね。
やだ、こんな埃まみれで・・・恥ずかしいわ。」
No.3はボロボロの体を動かし、もーちゃすに「見せたいものがあるの」と言いました。
そこは地下の一室でした。No.3が思い出を頼りに作った部屋。
壁一面には空が子供が描いたように描かれ、懐かしの赤いバッテンも地面に描かれて。
「これね、私が住んでたおうちの模型。」
鉄の塊を指差してNo.3は言いました。
「鉄筋はね、私とかラザニアとかぱりぱりうめの家なの。
・・・お花が家の周りにいっぱいあったっけね。」
No.3は言葉を区切ります。
「・・・いまから15億年くらい前。ロボットたちがこの星から出て行ったの。
私たち旧型ロボットは置いていかれて・・・。お願い、ラザニアとぱりぱりうめを助けてあげて。
・・・私はもうエネルギーが無くなっちゃうから。」
そう言い、No.3は眠るように動かなくなりました。
――初めてもーちゃすが解凍されたときに、彼の頭には一本のネジが埋まっていました。
このネジこそが曲がり角の呪いの原因。
これが頭に埋まっているときにカーブをすると、赤いバッテンに飛んでいってしまいます。
しかしもーちゃすの頭にはもうネジが埋まっていません。解凍されてすぐ、アームたんに取ってもらったのです。
――もーちゃすはそれを再び頭に埋めて欲しいとアームたんに頼みました。
きっと何処かに、赤いバッテンがあると信じて。
「え?曲がり角の呪いの力でワープする?
・・・それは危険ですが・・人間様がそう言うのなら・・・。」
アームたんはもーちゃすの頭に再びネジを埋め込みます。
もーちゃすは勢い良くカーブします。
その瞬間、もーちゃすの体は宙へと浮き、コンチェルとちゅんとアームたんはもーちゃすの体へと飛びつきました。
- 69 :
- ここまで
久しぶりに規制くらった
- 70 :
- タオルケット1、お疲れ様です
文章で追ってるだけで切なくて泣けてくる…
- 71 :
- >>69乙
寝る前に読むんじゃなかったは
大泣きで瞼が腫れてしまう
ちゅんのとこは何度みても涙出る
- 72 :
- 【百姫編】
百姫(ももひめ)…主人公。美濃鳴神藩・鏡見家の二の姫。優しく美しいと評判。
飯綱陣九朗(いづなじんくろう)…妖刀を操ることができる剣術「朧流」の達人。
柳生雪之丞(やぎゅうゆきのじょう)…将軍家指南役を務める名門の剣士。百姫の婚約者。
紺菊(こんぎく)…霊力を持ち人に変化した伏見稲荷の白狐。陣九朗を慕う。
千子村正(せんじむらまさ)…翁の面に宿る刀匠の魂。死後も妖刀を打ち続ける。
乱戒(らんかい)…過去の因縁から陣九朗を憎む僧侶。
ある日百姫は、婚約者の雪之丞を襲った暴漢から彼をかばい、斬られてしまう。
ところが気がつくと見知らぬ森におり、忍たちの襲撃を受けていた。
何故か携えていた刀と習った覚えのない剣技でこれを退けると、
たどり着いた寺で乱戒という仏僧と、陣九朗という男の魂に出会う。
陣九朗は、凄まじい切れ味を持つかわりに常人が持てば発狂してしまう、
呪われた妖刀・村正の数々を自在に操る剣術「朧流」の達人だという。
余命幾ばくもない彼は、自らの魂を斬った相手に移し替えることができる
妖刀「相模反魂黒光(さがみはんごんくろみつ)」を使い、
若き剣の達人である雪之丞の体を乗っ取って生き延びようとしていた。
ところが誤って百姫を斬ったために彼女の体に入ってしまったのだという。
百姫は陣九朗に憑依され、知らないうちに妖刀を携えて暴れ回る怪女になっていたのだ。
過去の因縁から陣九朗を憎み、彼を追っていたらしい仏僧・乱戒は
怪物を呼び出して陣九朗の魂を百姫から追い出そうとするが、
再び百姫の肉体を乗っ取った彼によって返り討ちに遭い、逃走する。
- 73 :
- 百姫の魂が損なわれれば肉体の方も滅びる危険があるようなので、
陣九朗(外見は百姫)は彼女の魂を伴い、別の肉体へ再度乗り移る術を探すことにした。
彼を慕う妖狐の紺菊と、紺菊が稲荷明神の社から禁を破って持ち出した
翁の面に宿る刀匠の霊・村正が鍛え上げる妖刀の助力を受けながら
行方が分からなくなった黒光の太刀を探して各地を巡る二魂。
黒光の太刀が、百姫の父が藩主を務める美濃・鳴神藩にあると知り向かうと
なんと藩主の鏡見(かがみ)家は、重臣であった顰弾正(しかみだんじょう)の
裏切りによって取り潰され、父をはじめとする百姫の家族は皆殺しにされていた。
主君を売って代官に成り上がっていた顰から、刀が地獄へ持ち去られたと聞いた陣九朗は
ついでに顰の不正の証拠を届け出、百姫の仇討ちを果たして去る。
京都・六道ヶ辻の古井戸から地獄へ殴り込みをかけ、
そこらの鬼を片っ端から斬り倒しつつ太刀を探すがどこにも見つからない。
そこで「刀がないなら神の力をぶんどって乗り移ったらいいじゃない」
という超発想をした陣九朗は、天界の入り口である伊勢・高天原に向かうことにした。
だが門番の風神/雷神に行く手を阻まれ、天の門を閉ざされてしまう。
最後の賭けとして、紺菊が教えてくれたもうひとつの天界への道を目指し
今度こそ神の力を手に入れようと陣九朗は目論む。
目指すは大和の金剛山、怪僧乱戒の待ち受ける真言蓮華宗の総本山であった。
- 74 :
- 【百姫・エンディング1】
山頂には乱戒、そして何故か雪之丞までもが待ち受けていた。
散々探し回った黒光の太刀は雪之丞が隠し持っていたという。
太刀を奪おうとする陣九朗だが、天から不動明王の従者が現れて刀を没収してしまった。
「地獄の宝であった黒光の太刀を奪い、天地に叛いた罪人」と陣九朗を糾弾し
襲いかかってきた従者を討つと、そこに主である不動明王が光臨する。
さすがに相手が悪いと悟った陣九朗は降参したが、
「自分が罰を受けるのはいいが、何の罪もない百姫まで同じ目に遭わせるとは
汚いさすが仏きたない(意訳)」と明王を挑発する。
情けを持たないはずの外道が、百姫を助けるために芝居をしていると見抜いた不動明王は
陣九朗の魂のみを地獄送りとし、百姫の魂を元の体に返してやった。
体を取り戻した百姫は、地獄に落ちた陣九朗の罪が軽くなるよう弔うために
雪之丞との輿入れを断って出家する決意を固めていた。
彼女に得度を授け仏門へ導いたのは、不動明王の威容を目の当たりにしたことで
復讐に囚われていた己を恥じ、穏やかな僧に生まれ変わった乱戒であった。
※ED2以降については、鬼助編のキャラとストーリーが関係するため後述します。
- 75 :
- 【鬼助編】
鬼助(きすけ)…主人公。伊賀忍者の少年。密命を受けて美濃の鳴神藩に潜入していた。
虎姫(とらひめ)…鳴神藩鏡見家の姫で百姫の姉。自ら弓を取り戦場に立つ美しい姫。
柳生雪之丞(やぎゅうゆきのじょう)…百姫編参照。
弓弦葉(ゆづるは)…伏見稲荷明神の使いである白狐の化身。鬼助に妖刀と翁の面を託す。
千子村正(せんじむらまさ)…百姫編参照。
妖刀と剣の技以外の何もかもを忘れて寂れた野原に立っていた少年は、
次々と襲ってくる忍たちを討つ中、自分が鬼助という伊賀忍者であることと
ある時突然仲間を裏切り、刀を奪って逃げた裏切り者だということを知る。
鬼助の雇い主であったらしい柳生雪之丞は、怪物をも斬り倒す鬼助の剣技を認め
鳴神藩・鏡見家の残党である虎姫の捕縛に協力すれば裏切りの罪を見逃すという。
鏡見家は妖刀村正を隠し持っていた罪により取り潰され、当主も斬首となったが
娘の虎姫がこれを不服とし逃亡、臣下と共に伊吹山に立てこもっているらしいのだ。
伊吹山へ向かうと、亡霊の武者の群れを率い、骸骨の馬に跨った虎姫が現れた。
鬼助は記憶を失う前、鏡見家に伝わる妖刀を奪って将軍家に献上するため
奉公人と偽って鳴神城に潜入していた忍の一味だったようだ。
「私をかばって斬られたのも狂言だったのだろう」と鬼助を非難する虎姫に
記憶はないものの心ひかれる何かを感じた鬼助は、命に叛いて彼女を見逃す。
鬼助が盗んだという妖刀、狗頭龍村正(くずりゅうむらまさ)は
抜くと災いをもたらすために鏡見家によって封じられた危険な刀だという。
その災いを止めるため、亡霊武者らを率いて江戸へ向かう虎姫を鬼助も追いかける。
- 76 :
- 旅の最中で鬼助は過去の記憶の一部を取り戻す。
将軍徳川家は、柳生雪之丞に命じて鳴神を取り潰させ、狗頭龍村正を奪おうとした。
刀を奪うために潜入したものの、虎姫に好意を抱いてしまった過去の鬼助は
口封じに来た忍から彼女をかばって斬られ、瀕死の身で狗頭龍を持って逃げようとしたのだ。
しかし刀を奪われて力尽きたところで、老剣士の霊に出会ったのだった。
朧夜千十(おぼろやせんじゅう)と名乗った老剣士は、
野心に憑かれた弟子によって殺されたうえ、彼まで死んでしまったことで※1
自ら編み出した剣技・朧流が潰えようとしていることを嘆いていた。
「朧流の使い手となってくれれば秘術※2で命を助ける」という千十の言葉を受け入れ
鬼助は助かったが、後遺症として記憶を失っていたのだった。
(※1:ここでいう弟子は百姫編の陣九朗のこと。黒光の刀で百姫を斬った後、
余命わずかだった彼の肉体はそのまま死んでしまった。)
(※2:合魂(ごうこん)の術。魂を合一させることで死に瀕した人間の命を救う。
術者の魂は消滅するが、被術者は魂・肉体共に死の淵から甦る。
術者の能力が被術者に受け継がれたり、被術者の記憶が失われたりと
魂を混ぜ合わせることによる副作用が色々起きるようだ。あと読み方がひどい。)
江戸を目指すうちに、鬼助と虎姫は互いへの思いを深めていく。
だが虎姫は亡霊武者達と同じく、鳴神家が取り潰された時に死んだ身だった。
狗頭龍を取り戻すため阿弥陀如来に祈り、四十九日の間だけ甦りを許されたが
それを過ぎれば元通り命が尽きる。間もなくその期日だという。
せめて彼女に目的を果たさせてやりたいと願った鬼助は、
江戸城へ攻め込む虎姫たち亡霊武者軍のおとりとなって江戸へ潜入する。
- 77 :
- 【鬼助・エンディング1】
江戸城の天守には、将軍綱吉と彼に返り討ちにされた虎姫の姿があった。
綱吉は狗頭龍村正に封じられた犬神に強大な力を与えてこの世を支配するため、
全国の龍脈の気を江戸に集め、天界への門を開こうとしていたようだ。
瀕死の虎姫を看取った鬼助は犬神の姿に変じた綱吉を打ち倒した。
天界への道の頂に辿り着いた鬼助は阿弥陀如来に出会う。
虎姫を生き返らせて欲しいと頼むが聞き入れられず、失望した彼は自刃してしまった。
そんな鬼助を見た虎姫の魂は、生まれ変わって共に添い遂げたいと如来に申し出る。
そして十数年後、鬼助と虎姫はごく普通の少年少女として生まれ変わり出会った。
お互い前世の記憶はないが、白狐の弓弦葉が毎夜夢枕に立ち、
二人のために縁を結ぼうと密かに計らっている。※3
(※3:ゲーム中、鬼助が「お前稲荷明神の使いなら縁結びとかできんの?
いや虎姫がどうとかそんなアレじゃないけど(意訳)」と
弓弦葉に尋ねるイベントがあるのでその伏線回収と思われる。)
- 78 :
- 【百姫・エンディング2→ED1で入手した刀を装備して最終戦に臨むと発生】
山頂には捕らえられた紺菊と、稲荷明神の使者だという狐(弓弦葉)がいた。
刀匠村正の霊が宿る翁の面を、紺菊が禁を破って持ち出したことがばれてしまったのだ。
罪人として陣九朗をも捕らえようと、使者は忍装束の少年(鬼助)をけしかける。
陣九朗は、少年から自分が殺した剣の師(朧夜千十)の気を感じ取り
師が秘術を用いて少年の魂と合一し、生き残りを図ったことに気付いた。
どうにか勝ったものの、少年の最期の一撃で致命傷を負ったことから
このままでは二人とも助からないと悟った陣九朗は
「自分の生きた証である『朧』を忘れるな」と言い残し、
師と同じ術を用いて百姫の命を助け、消滅する。
術の副作用で記憶を失った百姫は峠の茶屋の老夫婦に拾われ、
おぼろと呼ばれて可愛がられていたが、そこに人食い鬼たちが襲撃してくる。
いつの間にか手にしていた刀で鬼達を一撃のもとに切り捨てたおぼろ。
自らの人智を超えた力が災いを呼ぶことを恐れ、彼女は老夫婦に別れを告げて旅立った。
行く先々で女剣士として名を馳せた彼女の傍らには、常に白い狐の姿があったという。
【百姫・エンディング3 →最強の刀(朧村正)を装備して最終戦に臨むと発生】
(※不動明王が出るところまでは1と同じ)
気がつくと陣九朗は、妖刀・朧村正を携えて、生前の姿のまま鳴神の城門前に立っていた。
どうやら彼は柳生雪之丞を狙い、百姫を誤って斬る直前まで時を遡ったらしい。
朧村正はあらゆる因業を断つ刀。ここで過ちを犯さずに天命を受け入れれば
彼が不動明王によって裁きを受けることもなくなる、という刀の意志を陣九朗は悟る。
そして百姫が斬られることはなくなり、彼女と雪之丞はほどなく夫婦となった。
「飯綱流」なる剣の流派を興すことを考えているらしい夫の雰囲気が
どこか猛々しく変わったように感じることもあったものの、
百姫は三人の子に恵まれ、名の通り百歳まで平穏に生きたという。
後の歴史には、暗躍者としていつも柳生雪之丞の名が記されていたとか。
どう見ても陣九朗です。本当にありがとうございました。
- 79 :
- 【鬼助・エンディング2→ED1で入手した刀を装備して最終戦に臨むと発生】
天守に着くと将軍綱吉ではなく、虎姫と旅先で出会った女剣士(百姫)の姿があった。
綱吉は女剣士によって既に倒され、妖刀・狗頭龍村正は彼女の手にある。
虎姫によれば、剣士は死んだはずの彼女の妹・百姫だというが
どうやら姫の中に妖刀使いの悪霊(陣九朗)が取り憑き、体を操っているようだ。
鬼助は百姫の中の悪霊だけを斬って滅ぼし、彼女を救うのに成功した。
姉妹が再会を果たすと同時に四十九日の期限が訪れ、虎姫は再びこの世を去る。
妹を案じる虎姫の遺言に従って百姫に仕えることにした鬼助は、
「妖刀で不幸になる者をなくしたい」という百姫の望みを叶えるため
彼女とともに各地を巡り、人を狂わせる妖刀村正を千本も集めて供養したという。
【鬼助・エンディング3 →最強の刀(朧村正)を装備して最終戦に臨むと発生】
(※虎姫の死、綱吉と犬神の討伐までは1と同じ)
鬼助は鳴神の城の中にいた。長いおかしな夢を見ていたようだ。
今日は仲間の伊賀忍が狗頭龍村正を狙って城を襲撃する日。刀と姫を守らなければ。
そう思った矢先、彼は受けた覚えのない背の刀傷と刀に気付く。
夢ではなかった。朧村正が因業を断ち、鬼助を再びこの日に戻したのだ。
鬼助は呪われた狗頭龍を朧流の剣術でねじふせ、襲ってきた刺客をその剣で斬り倒す。
妖刀を狙う将軍と結託し、主君を葬って下克上を果たそうとしていた重臣
(顰弾正)の企みを暴いたうえ、将軍が狙う妖刀を城から持ち去ってしまった事で
鏡見家が狙われることも滅亡することもなくなった。もう虎姫が死ぬことはない。
鬼助は虎姫に「狗頭龍の怨念を封じるため、海の向こうへ化け物退治に出てくる。
呪いに打ち勝って戻った暁には嫁になれ」と求婚をして去る。
世界のあらゆる国で戦いに明け暮れた彼の英雄譚は、二十巻もの長きに及ぶという。
- 80 :
- Fallout:newvegas詳細版を書いていると前スレで言った者ですが
まだ書き続けているのとだけ報告させて頂きます
もうちょっとでNCRルートが終わりそう
- 81 :
- >>80
待ってます。
- 82 :
- 朧村正乙です。なつかしいなあ。
百姫も鬼助も良い終わり方だった。
百姫EDは特に、ED1・2の感動を色々ぶち壊しながらも
いかにも陣九郎らしいオチのつけかたで大笑いしたよ。
- 83 :
- ●学校のコワイうわさ 花子さんが来た!!
町はずれの古い電話ボックスから電話をかけると、幽霊の花子さんと話す事が出来るという噂。
学校の5年2組。ヒロシはマミとノブヤに実際に花子さんにあったと自慢げに話す。マミが自分も花子さんに会いたいと言い、皆で電話ボックスに向かった。
「謎の悪霊団」
電話ボックスに来た三人。ヒロシは適当に0を何度も回す。すると封じられていた悪霊団が目覚め、ヒロシ達に礼を言うと学校へと飛んでいきをそこを住処にした。
「花子さんが来た!!」
家に帰ったヒロシは、寝付けなかった。夜にトイレへと行くと真っ暗になり外は、トイレから出られない。そうすると便器から幽霊が出てくる。
座り込み幽霊に震えながら「花子さんにあったなんて嘘をついて、ごめんなさい!」と謝る。すると外から声がした「ここはあなたの来る所じゃないわ」と少女の声。幽霊が外に出ると花子さんがいた。花子さんはアップリケを投げると幽霊は成仏した。
ヒロシが電話ボックスでかけた電話番号000−0000は霊界の封印を解く番号であり、そのせいでたくさんの悪霊が解き放たれたという。
花子さんは学校で待っているわと、飛んでいった。ヒロシはすぐに学校へと走った。
マミとノブヤも走って来た。それぞれ花子さんに助けられたという。「学校が危ない!」。
「悪霊大使登場!!」
塀を登り、忍びこむ三人。不気味な雰囲気の学校にビビったノブヤは逃げようとするが、見えない壁に阻まれて出られない。
巨大な映像の様な悪霊大使が登場。「日の出になれば霊界を通り、何百億もの悪霊が来る。この世を悪霊界にしてやる」、そう言って消える。
「このままじゃ悪霊に世界を乗っ取られる、なんとかしなきゃ」とヒロシ。「でもどうすればいいのさ」とノブヤ。そこに花子さんの相棒のホワホワが飛んできて、三人にアップリケを見せる。アップリケに花子さんの映像が浮かび出る。
「一つだけ方法があるわ、この学校にはこの世と霊界を結んでいる鏡があるの。あなた達が電話した事で七つに割れて学校中に飛び散ってしまったの。鏡の破片を集めて、また電話ボックスで電話して、お願いよ」
アップリケが三つに分かれて三人の掌に握られる。「いざというときにそれを合わせれば、花子が助けに来てくれるだわさ」ホワホワが言うに今は花子さんは町中の悪霊退治に忙しく、三人に任せるとの事。ホワホワが同行する。
正門は閉じている。どこか開いてないかと非常階段を登っていくと、三階で扉を開けて青白い少女が現れる。「私、今日転校する予定だったの、でも早く来すぎちゃって。5年2組の掃除箱を調べるといいわ」そう言って消える。
言われた通り5年2組に行って掃除ロッカーを見ると、6−2においでと張り紙。行ってみると黒板には5年1組においでと書かれている。5年1組に行くと窓に水のみばにおいでと書かれている、行ってみるとさっきの青白い女の子が待っていた「あそぼ……あそぼ……」。
ミニゲーム「水よ静かに流れよ」、蛇口から流れる水を対応したボタンを押して止める。勝つと窓に4年2組においでと書かれている。
「鏡の破片発見!!」
一つ目の青い巨大なモンスターが登場。三人はアップリケをひっ付けて花子さんを呼ぶ。花子さんは悪霊縛りアップリケでモンスターを霊界に帰す。
モンスターを倒すとさっきの青白い女の子がまた「あそぼ……」と姿を現す。あなたはもうすでに死んでいるのよと花子さんが指摘する。この世で遊べて楽しかったわと、少女は礼を言って消える。ついでに花子さんも消える。
ロッカーの隙間から光が放たれる。ヒロシが開けると中には鏡の破片があった。
- 84 :
- 「テケテケが来た!!」
鏡の破片を探して学校を探索する三人。
パソコン室の前に「廊下を走るな」というポスターがあり、調べると「テケテケテケテケェ」と声が聞こえた。
廊下を歩いていると奇声を発しながら走る足の生えたピンクの塊「テケテケ」にぶつかる、テケテケは美術室の鍵を落として去っていった。
さっそく美術室に行くとまたもテケテケが現れぶつかり、鍵を奪って図書室へと逃げていく。
図書室に追いかけるとテケテケにぶつかる。何をしていたのかと探索すると、奥にあった棚が開けられたくさんの足跡がついていた。
棚の中には板と『霊界なわ おぼえがき』という本があり、内容は過去に悪霊を封じた霊界縄について書かれている。
16の板に分けたと書いてあるが、棚の中には10枚しかなく6枚が盗まれていた。
6枚の板はきっとこのフロアに隠されていると探し、廊下や教室に置かれた板を集めた。
ミニゲーム「霊界縄をつくれ!」、板を並べると霊界なわが出てくる。
それを持って廊下を行くとテケテケが走ってくる、ミニゲーム「テケテケをつかまえろ」三人で包囲する。
そして霊界なわを投げつけると絡んで動きを封じ込めた。テケケケは美術室の鍵をおいて去っていった。
美術室に行くと化け物が待っており花子さんが登場して退治する。
ついでにテケテケも花子さんに注意されて去っていく。二つ目の鏡の破片をみつける。
「トンカラトン出現!!」
音楽室に行くとトンカラトンの歌の歌詞が床に置いてあった、ピアノには”トンカラトン”と弾けとかかれており、その通りに弾く。
するとトンカラトンの話が始まる、トンカラトンは全身に包帯が巻かれており、自転車に乗って現れる怪人。
持っている刀で人をR、殺された人はトンカラトンになる。
その話を聞いた後に廊下を歩いているとトンカラトンが現れる。
トンカラトンはノブヤを攫って手紙を落としていく、手紙には返してほしくばこのフロアの教室の黒板に書かれたクイズを全て答えろという。
すべてのクイズに答え教室に入ると、「正解だ、ノブヤは1−1の掃除箱に閉じ込めている」と手紙が置いてあった。
1年1組に行くと教室の前に手紙が落ちてあり、「あのトンカラトンは偽物、掃除箱を開けるな」と書いてある。
1年1組の教室に入ると掃除箱の横に箱が置いてあった。中にはくぎ抜きが入っていた。
板を張って入れなくしてある技術室の板を、くぎ抜きで外して中に入る。
モンスターが現れ、さらに回転のこぎりが磔にされたノブヤに迫る。
花子さんを呼び出そうにもノブヤが捕まっていてはアップリケを作れない。
そこにトンカラトンが壁を破壊して出現。モンスターを自転車で踏んでいき、さらに回転のこぎりにぶつかって破壊する。
爆発する機械に吹き飛ばされるノブヤ。二人の元に落ちてきたノブヤとアップリケを作る。
花子さんが現れモンスターをアップリケで霊界へと送る。ついでにトンカラトンも霊界に帰るように促す。
皆が去っていったあと、三人は鏡の破片を見つける。
- 85 :
- 「よみさん登場」
保健室へ行くと書類が置いてあり、そこには連続児童自殺事件について書いてあった。テケテケやトンカラトンの仕業ではないかと閉めてある。
読み終わると保健室の電話が鳴り響く、あれは僕達の仕業じゃない真相を知りたければ放送室に来てと言った。
放送室に行くとテレビが放送を始める。死にたくなる団地の話が始まり、見た人たちを操って自殺に追い込む幽霊を花子さんが退治する。
映像が終わると霊を映すカメラを探して近くに隠れている悪霊団を写せと助言される。
用務員室に行くと古いカメラと用務員の日記があった。
ここの用務員は元々は幽霊を専門に撮るカメラマンだった。有名になるもその結果、幽霊に殺されそうになる、だが花子さんに助けられる。
三人はカメラを手に入れる、使うと知らない女の子が撮れた。
給食室に行ってカメラを撮るとモンスターが現れる、三人は逃げながら花子さんを呼ぶ。
モンスターを退治しようとする花子さん、しかしそれより早く突然あらわれた高飛車な女の子がモンスターを退治。さっき写真に撮れた子である。
名前をよみさんと言い、花子さんのライバルだとホワホワが教えてくた。
今日こそ決着をつけようと言うよみ。しかしモンスターはまだ倒れておらず、ヒロシ達三人を後ろから捕まえる。
倒そうとする花子さんだが、三人の首をへし折ると脅され攻撃できない。
よみに悪霊団の仲間にならないかとモンスターは誘うが、よみさんはモンスターを攻撃。
「花子さんを倒すのは、このよみだけですのよ!」
苦しむモンスターを花子さんは退治する。
「次に会ったときに決着をつけますわよ」
高飛車に笑いながら消えるよみさん。続いて花子さんも消える。三人は鏡を見つけた。
「墓場へようこそ!!」
校舎の中を探し終えた三人は体育館へと移動する。壁には「お化けのショーをお楽しみください」と張り紙。
あっさりと体育館中央の床に落ちていた鏡の破片を見つけると、ステージの幕が上がる。ゲームのオープニングと同じ映像が唐突に始まる。
ショーが終わり、プールへと移動する三人。プールの更衣室の扉には針金が絡まって出られない。
プールに向かうとシュノーケルをつけた幽霊が現れ、ミニゲーム「真夜中のスイマーズ」が始まる。
相手の幽霊にボールをぶつけまくって勝利するとペンチを貰える。
更衣室の中には化け物がおり、花子さんを呼ぶ。よみさんが手伝い、あっさりと倒す。
よみさんが花子さんに最後の決戦を挑み、プールの上で飛び回りながら戦う二人。
突然、プールの水が盛り上がり渦を巻きながら上空へと放たれる。巻き込まれる花子さんとよみさん。
プールの底には穴が開いており、そこにはたくさんの墓石が並んでいた。
悪霊大使の掛け声とともに、大量の悪霊が皆を襲う。邪魔しないでと怒るよみさん。理科室に向かうようにヒロシ達に言う花子さん。
ヒロシは墓石の所に鏡の破片が落ちているのを見つけ、プールに飛びおり穴に飛びこみ鏡の破片を手に入れる。
花子さんとよみさんが戦って引きつけている間に、三人は逃げるように理科室へと向かった。
- 86 :
- 「悪霊大使ふたたび!!」
理科室に行って机を調べると、旧校舎へと行くようにと書かれている。
旧校舎に行くとすぐにモンスターに襲われる、花子さんを呼んで倒すと鏡の破片を見つける。
七つ揃ったが花子さんが言うには収める枠も必要だという。旧校舎の奥から悪霊大使の笑い声が聞こえる。皆はそこへと向かった。
ぼろぼろの旧校舎を進み、声の聞こえた教室を開けると悪霊大使と配下のたくさんの悪霊が待っていた。
悪霊大使は枠を見せ「欲しければわしと勝負しろ!」と花子を挑発し、本校舎の屋上へと誘う。
「最後の大決戦!!」
屋上で睨みあう花子さんと悪霊大使。
花子さんはアップリケを投げつけるが、悪霊大使の技「花子アップリケ返し」によって弾かれる。
倒れる花子さんに襲い掛かる悪霊たち、さらに悪霊大使の指先からレーザーが飛んでくる。
何度も吹き飛ばされる花子さん。ホワホワが助けに入るものの、悪霊大使の息を喰らって石化する。
大ピンチの花子さんにいつの間にか屋上に来てたヒロシ達は泣きだす。悪霊たちが止めを刺そうと倒れた花子さんに襲い掛かる。
しかし、そのときトンカラトンとテケテケが助けに入る。まとめて倒そうとする悪霊大使だったがよみさんが一撃を与える。
鏡の枠を落とす悪霊大使、三人が鏡を嵌めようとする。巨大化する悪霊大使。
ミニゲーム「最後の大決戦」落ちてくる鏡の破片を枠を動かしてはめる。
完成した鏡を中心に手を繋ぐ(テケテケは逆立ちして足)一同。口から息を吐いて吹き飛ばして、止めようとする悪霊大使。
こらえながら精神を集中させると一本のヤリの様な物が鏡から現れる。
花子さんはそれを悪霊大使にぶん投げると、突き刺さった悪霊大使は悲鳴を上げながら崩れていく。
石化を解かれたホワホワが町はずれの電話ボックスへと飛んでいき。0004−0833(霊よ、おやすみ)と電話をかける。すると学校は元に戻った。
ヒロシ達に礼を言う花子さん。よみさんが花子さんに攻撃を仕掛けてくる、呆れながら霊界へと去っていく花子さんと追いかけるよみさん。
手を振って見送るヒロシ達。トンカラトンとテケテケもうっすらと消えていった。
こうして人間達の世界は子供たちと妖怪たちによって救われたのです。しかし、その事を知っている人は誰もいません。
THE END
- 87 :
- 最初の長い行。読みにくくてすいません
- 88 :
- Xbox360のGears of War 3 お願いします。
- 89 :
- プレイステーションの闘神伝シリーズ1・2・3、それぞれメイン一人でいいのでエンディングをお願いします
- 90 :
- 3DSの世界樹の迷宮Wをお願いします
- 91 :
- 闘神伝123やったのに全然覚えてねぇ…
こういう時歯がゆいぜ・・・
- 92 :
- イストワール(同人ゲー)の既出部分の続きをリクエストします。
いいとこで終わってるじゃないすか!やだーー!
- 93 :
- アトリエシリーズとかアーマードコアシリーズとかあるけど
あれどっちかというと、その他の項目に入れてほしい
自分でやれと思われるかもしれないが、このwiki俺が知ってるのと違ってやり直しがきかなさそうなのが怖い
- 94 :
- その他に入れるよりも、タイトル別一覧とは別にシリーズ別一覧を作った方がいいんじゃね?
- 95 :
- 試しにwikiに花子さんが来たを張って見たが、なぜか太字になった
一時間ぐらい何度も貼り直したらなんとかなったけど、もう編集したくない
- 96 :
- タオルケットのシリーズはホントに助かります。
とても楽しみにしてます。
- 97 :
- 花子さん書いた人、乙です!
wikiに貼った人も乙
子供の頃やったけど、テケテケあたりで怖くなって止めたわ……
だから続き読めてうれしい
いやこのゲーム子供向けのくせに、じみにマジ怖ええよ
- 98 :
- PSPの彼岸島(2005年)をリクエストします。
このゲーム凄くマイナーらしく、検索してもなかなかネタバレや情報が見つかりません…。
もし書いてくだされるならストーリーの内容を詳しく書いていただけると助かります。
- 99 :
- 「真・三国無双4」
シリーズの中で一つだけ買ってなかったので
- 100read 1read
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