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2013年08月なりきりネタ251: TRPG系実験室 (116)
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TRPG系実験室
- 1 :2013/04/02 〜 最終レス :2013/07/31
- やあ (´・ω・`)
ようこそ、TRP系実験室へ。
このコピペはサービスだから、まず読んで落ち着いて欲しい。
うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このスレタイを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このスレを立てたんだ。
じゃあ、実験《ものがたり》を始めようか。
□ □ □ □ □ □ □
物好き達が集まってTRPG系スレのような何かを繰り広げるための実験室です
飽くまでも実験室なので、そこで行われるのはTRPG系スレのような何かであってまともなTPRGスレであるとは限りません
全く無関係のスレの詰め合わせのようになるか同じ企画がずっと続くかは神のみぞ知る
- 2 :
- 企画その1『エロマンガ島の日常』
エロマンガ島の首都タケトシシティーはお金持ちとかこじきの住む町。
精神病が流行っていて今日も力いっぱいに虐待が始まる。
空も雲も病院も街も気持ち悪いデザインのもので溢れているが、
百人に一人は友達がいるから安心して欲しいし、君たちは住むのだ。
この街に!
なお、エロマンガ島とは妄想と関西のあいだにあり
夢列車やイタ車で行けると噂されている……
のだ!!
- 3 :
- ジャンル:シュールレアリズム
コンセプト:悪夢も現実も過去も未来もごちゃまぜにしたような気の狂ったような感じの世界で事件を解決したりする
決定リール:あり
レス順:適当に
版権・越境:全てOK
敵役参加:自由だけど敵として参加しても周囲が敵として扱ってくれるかは分からない
- 4 :
- キャラテンプレ(項目追加削除自由)
名前:
出身:
属性:
種族:
性別:
年齢:
技能:
- 5 :
- ここはエロマンガ島タケトシシティー。
妄想と関西のあいだにあり夢列車やイタ車で行けると噂されている国の首都だ。
タケトシシティーの住人、一条ゆかりこには秘密がある。
表向きは何の変哲も無い主婦だが、それは世を忍ぶ仮の姿。
その正体はタケトシ市長の勅命を受けた凄腕探偵なのだ!
名前: 一条ゆかりこ
出身:エロマンガ島
属性:大御所
種族:主婦
性別:女
年齢:32
技能:子育て
今日は市長は東北へ温泉旅行。
息子のヨシヒコと親子水入らずの時間を送っているゆかりこだったが……。
突如鳴り響くインターホンの連打音。
ドアを開けてみると、満身創痍の兵士が倒れ込む。
「大変ですゆかりこ様、市長が……市長が……! ぐふっ」
温泉旅行先で市長に何かあったに違いない。
ゆかりこは息子であり相棒のヨシヒコに声をかけた。
「いくぞヨシヒコ! 夢列車の出発時刻は2√2時間後だ!」
エロマンガ島の日常 第一話
「タケトシシティー市長の密室実験簿。
謎を解け!ユカリコ&ヨヒシコ親子とタケルちゃん。
夢列車で行く東北密室温泉殺人事件と桜吹雪の夢。
君のいた季節、忘れないよ。僕の夢だもんスペシャル」開幕!!
- 6 :
- >「いくぞヨシヒコ! 夢列車の出発時刻は2√2時間後だ!」
「ママ、ちがうのっ。ヨヒ君の名まえ、ヨヒシコなのっ!」
ヨヒシコはバラ色のホッペを膨らませながら床暖房に転がっている。
ころころ…ころころ…。
可愛らしいチンマリとしたベビー服は床と同じチョコ色。
床に這い蹲りながら、ヨヒシコは絵を描いている。
「みてこれ。でぶのママ」
そういうと自分が書いた落書きのユカリコをユカリコに見せる。
その紙には歪んだ大きな円と点々が無数に描かれており
どれが目なのかも鼻の穴なのかもわからなかったが、
騒がしいピンポン音とともに慢心相違の兵士が現れた。
>「大変ですゆかりこ様、市長が……市長が……! ぐふっ」
「……?どうしたの。おじしゃん?」
ヨヒシコは初めて見る人の死が理解できずにいた。
すると兵士が起き上がり…
「いざゆかん天国へ!我が子らよ発進せよ、アーメン!」
そう叫んで窓から飛んでいく。
窓から見える空には、主なる髭もじゃの神が口を広げて待っている。
もしかして、あれは太陽なのかも知れないし、
歴代アメリカ大統領を夢見た男の成れの果てなのかも知れない。
>「いくぞヨシヒコ! 夢列車の出発時刻は2√2時間後だ!」
「まあま〜」
万歳するヨヒシコ。するとヨヒシコの声に反応して
ユカリコの母Rが服の上からシャワーのように噴出した。
そう、ユカリコは溢れ出すくらい母Rが良く出るタイプなのだ。
まだ赤ちゃんの頃のヨヒシコを溺死させかけたくらいのだ。
ヨヒシコはきゃっきゃきゃっきゃと喜ぶと母Rを一飲みしてベビーカーに乗せてもらう。
2√2時間後。夢列車内部。
車掌のタケルちゃんが右往左往している。いったいどうしたというのだろう。
ユカリコは溢れんばかりの母性本能でヨヒシコの小さな足を咥えていた。
「○○○」
(ユカリコさんは○内にセリフを入れてください)
窓の外では駅弁売りが号泣していた。
なんと赤ちゃんが誘拐されてしまったのだという。
「あ、あ。まあま〜」
ヨヒシコは真っ赤な顔。どうしたのというのだろう。
ヨヒシコは便秘が酷いのでウンチを柔らかくする薬を飲まされているのだ。
ということは……。
- 7 :
- >「ママ、ちがうのっ。ヨヒ君の名まえ、ヨヒシコなのっ!」
ゆかりこはタンスの引き出しから昨日の夕飯の残りの天麩羅を取り出してみた。
天麩羅には小さな字でこう書いてある。
名前:一条ヨヒシコ
出身世界:エロマンガ島
属性:ぺいぺい
種族:ハムみたいな赤子
性別:男
年齢:2
技能:すくすく育つ
「なんてこったドンドコドーン!」
確かにヨヒシコである。
言葉というのは最初の文字と最後の文字が合っていれば
中身の順番が入れ替わっていてもなかなか間違いに気付かないものらしい。
ちなみに”あたらしい”は元々は”あらたしい”だったそうだ。
ちなみに、凄腕探偵であるゆかりこは母Rを自在に操る事が出来る。
凶悪犯との立ち回りになった際には、超高圧母Rビームで敵を薙ぎ倒すのだ。
暫く後、夢列車内部。
車掌のタケルちゃんが右往左往しているのを余所に、ゆかりこはヨヒシコの足を咥えながら言った。
「考え中」
ゆかりこがヨヒシコの足を咥えながら推理をすると、決まって何かを閃くのである。
SPECにおいて主人公が習字をビリビリと破いたり、ガリレオにおいて主人公が黒板に数式を書き連ねたりするのと同じ類の儀式だ。
しかし、ゆかりこが何かを閃く前に異変は訪れた。
>「あ、あ。まあま〜」
辺りがもくもくと煙に包まれ、少々お待ちくださいというテロップが流れる。
煙が晴れた時そこには……
「ちちんぷいぷいウ○コマーン!」
チョコソフトのような頭をしてマントを付けたヒーローらしき何かが現れた。
これは酷い。作者はう○こち○こ言っとけば面白いと思っているのだろうか。
今時コ○コロミコミックでもこんなネタはない。と地の文がぼやいている間にもウ○コマンは前口上を始めた。
「天呼ぶ地呼ぶ人が呼ぶ! 悪を倒せと轟き叫ぶ! とう!」
電車の窓から飛び出し、窓の外で号泣している駅弁売りに駆け寄るウ○コマン。
「ほげぇえええええええ!! ウ○コの化け物じゃああああああ!!」
半狂乱になる駅弁売り。糞は飼い主の責任です。
息子のウ○コを放置するわけにもいかず、ゆかりこは窓から出る。
「すみませ〜ん、息子のウ○コがご迷惑をおかけしまして〜」
ヨヒシコの姿が目に止まると、再び号泣を始める駅弁売り。
「聡明そうな息子さんじゃ。うちの赤ちゃんが少し大きくなればそんな感じになるかのう……。
うちの赤ちゃんは誘拐されてしまったんじゃぁあああああ!」
- 8 :
- >「なんてこったドンドコドーン!」
「ぽんぽこぽーん!」
狸の置物が通路をゴトゴトと進んでいった。
こんな意味のない描写は悪夢のように続くから気にしてはいけない。
>「考え中」
「まま、くすぐったいのぉ」
ヨヒシコは恍惚な顔。
>「ちちんぷいぷいウ○コマーン!」
「まあま、うまれたの?うんこまん」
股を開いたヨヒシコは赤面。
>「聡明そうな息子さんじゃ。うちの赤ちゃんが少し大きくなればそんな感じになるかのう……。
うちの赤ちゃんは誘拐されてしまったんじゃぁあああああ!」
「タケトシシティーにな…」
タケルちゃんがトイレから飛び出してきた。
タケトシシティーとは市長の本名なのだ。
そしてタケルの父。
気がつけばヨヒシコがいない。っていうか夢列車が発車していた!
「まあま〜!」
窓ガラスに顔をぺったりと貼り付け、ヨヒシコは泣いている。
線路は空に向かって伸びている。ウンコマンはジャンプして夢列車にしがみ付く。
そしてユカリコに手を伸ばす。
「さあ、つかまって!」
東北星。コケシ村。無人駅。駅を出ると田舎があらわれた。
まさに無人。無人過ぎるほどの無人。だが人の代わりにコケシが置いてある。
巨大コケシには「ようこそコケシ村へ」と描かれている。
「まあま〜!!」
どこからともなくヨヒシコの声。
声のほうに近づくと、肥溜め温泉があらわれた!
「……」
肥溜めの中には何者かがいた。
しかし湯気と臭気がすごすぎてよくわかならい。
「ユカリ子さん、何か臭います。いったいなんでしょうか?」
ウンコマンは真剣な顔。
- 9 :
- >「タケトシシティーにな…」
なんと、赤ちゃんを誘拐したのは市長らしい。
一体市長の身に何があったのか……謎は深まるばかり。
>「さあ、つかまって!」
あろうことかウンコマンに電車に引っ張り上げられるゆかり子。
手が臭くなってしまったがまあ仕方がない。
やがて列車は東北へ到着する。
――東北星コケシ村
>「まあま〜!!」
ヨヒシコのこの台詞は、かなりの確率で事件のヒントを見つけた時に発せられる事になっている。
素直に声がした方に行ってみる。そこはコケシ村名物、肥溜め温泉だった。
いつのまにかナチュラルに仲間に加わっているウンコマンが言う。
>「ユカリ子さん、何か臭います。いったいなんでしょうか?」
「いや、それは肥溜め温泉だから当たり前だろう。
何、そっちの意味の匂うじゃなくて推理物的な意味で?」
ゴゴゴゴゴ……
轟音をとどろかせながら、肥溜め温泉の中からネッシーのような何かが現れた。
「我が名は肥溜め温泉の主、コッシ―! 我が眠りを妨げしは汝か?」
「いや、違うけど」
「そんなの関係ねえ!」
コッシーは大きな口を開け一同を丸呑みにした!
- 10 :
- 「おおおおおおん」
耳の穴から蒸気を吐きだし、コッシーが吠えた。
しゃかしゃかしゃか。コッシーが足を使って、ウンコマンとユカリコに向かって突進してくる。
あぶない!ウンコマンは咄嗟にユカリコの手を引き、避けようとしたが、手遅れだった。
二人を飲み込むコッシー!だが……
ごくん。
飲み込まれた二人は狭い胃袋の中。
胃液が身体を溶かしてゆく。
全長一メートルほどのコッシーのお腹はパンパンで人の形に膨らんでいる。
ウンコマンとユカリコはべったりと密着していた。
- 11 :
- そこへ現れたのは宇宙人だった。
コッシーをUFOで捕まえると、分解して調べ始める。
いったいどういうことなのだろう?
宇宙人たちは胃袋の中からユカリコが出てきたのを
うんうんと頷きながら見詰め合っている。
ウンコマンはというとUFOから捨てられて肥溜めに帰っていった。
だからひとまずはめでたしめでたしなのだが…。
だがユカリコはというと胃液で服が溶かされていて全裸。
コッシーはというと身体をバラバラにされてもニヤニヤと笑っている。
そこへ天井から見つめている者がいた。
その人の名はタケトシシティー。のちのタケルの父であるのだが
彼はミツヒコの伯父にも当たるのだ。
そうこうして、UFOは秘密基地に着陸するとそこはなんと旅館!
「ようこそ!コケシ温泉へ」
宇宙人たちはUFOから我さきへと旅館に突撃を開始。
それもコッシーの破片をお皿に乗せてサランラップで包んでだ!
「まあまー!」
遠くで手を振っている赤子がいる。部屋の奥。さらに奥。
ヨヒシコはドロドロに柔らかくした刺身を食べていた。
おまけに座布団10枚を重ねてその上に鎮座。芸者を何十人も侍らせて豪遊。
謎が謎を呼んでいる。
- 12 :
- >「ようこそ!コケシ温泉へ」
紆余曲折あったが何はともあれ温泉旅館で宴会がはじまった!
>「まあまー!」
ヨヒシコは刺身を食べながら豪遊。
まだ2歳ながら流石凄腕探偵の息子、只者ではない。
その姿を見つけるや豪遊に乱入するゆかりこ。
「ヨヒシコー! 一人で楽しむとは許さん! 私も混ぜろ!」
ゆかりこが座布団に座った瞬間。
ちゃんちゃらちゃららら、らんらん♪
というお馴染みのメロディが響き渡り、笑点メンバーが入ってきた。
彼らはナチュラルにヨヒシコとゆかりこの隣に一列に座る。
司会者は、見るからに棺桶に片足突っ込んでそうなお爺さんだ。
「本日の笑点はコケシ温泉からお送りします!
メンバー紹介は面倒なので省略。……うっ!」
司会のお爺さんは突然胸を押さえて倒れた。
「まさか……またもや事件の新たな犠牲者が出たというのか……!」
「救急車! ……いや、もう死んでいる! 霊柩車だ、霊柩車を呼べ!」
新たな被害者の発生に騒然となる一同。
もはや老衰による死亡説を唱えられる雰囲気ではなかった。
- 13 :
- >「ヨヒシコー! 一人で楽しむとは許さん! 私も混ぜろ!」
「ま〜!」
ヨヒシコは母との再会に喜ぶと、自分の小さな足を突き出した。
するとユカリコは美味しそうにその足をしゃぶり始める。
そして始まる笑点の本番。
だが君たちはお気づきだろうか?生放送のテレビ番組に全裸の主婦が映りこんでいることに。
全裸で座布団に座るユカリコにテレビの前の全国民は何かの間違いと不思議がる。
おまけに歌丸も死ぬ始末。なので視聴率はうなぎのぼりだった。
その時だった。ディレクターの男が声を張り上げ叫ぶ。
「歌丸を殺したのは誰かなああああ!?この中に犯人がいるかもなああ!!」
窓の外を見ると山桜が花びらを撒き散らせている。
天気は荒れてゆくようだった。
「まあま…」
ヨヒシコはユカリコの手を引っ張り温泉にゆく。
だがそこで見たものはまたもや死体であった。
桜吹雪が舞い散る湯煙の奥、逆さまになって湯船から覗く二つの足。
「のろいじゃ!千年桜ののろいじゃあ!」
岩場の上から全裸のおじいさんが叫んでいた。
- 14 :
- >「まあま…」
ヨヒシコに引っ張られて温泉へ。
温泉から付き出す二本の足、またもや死体。
>「のろいじゃ!千年桜ののろいじゃあ!」
「千年桜の呪い……」
ゆかりこは超最新型携帯コンピューター(ただのスマホ)を操作しはじめた。
「今から数百年前に詠まれた”千年桜”という詩歌がある。
この中に今回の事件の謎が隠されているのかもしれない!」
超最新型携帯コンピューターで千年桜を再生するゆかりこ。
『大胆不敵にハイカラ革命 磊々落々 (らいらいらくらく)反戦国家
日の丸印の二輪車転がし 悪霊退散 ICBM
環状線を走り抜けて 東奔西走なんのその 少年少女戦国無双 浮世の 随 (まにま)に 』
再生をやめ、いつの間にか袴にブーツのハイカラファッションを身に纏ったゆかりこは推理を披露し始めた。
ついに凄腕探偵の本領発揮である!
「ハイカラ革命とは灰から革命――つまり灰から枯れ木に花を咲かせた花咲か爺さんの事だ。
そして……」
ぶおんぶおんぶおん。日の丸印の二輪車転がした花咲か爺さんが現れた。
キキーッとゆかりこ達の前に止まる。
「ヘイ、乗るかい?」
「オーイエス!」
ヨヒシコを抱いていそいそと日の丸印の二輪車に乗り込むゆかりこ。
ICBMを搭載した二輪車が環状線を疾走する!
- 15 :
- 『千本桜 夜ニ紛レ 君ノ声モ届カナイヨ
此処は宴 鋼の檻 その断頭台で見下ろして
三千世界 常世乃闇 嘆く歌も聞こえないよ
青藍の空 遥か彼方 その光線銃で打ち抜いて』
>「オーイエス!」
「まあー!」
ひらひらと環状線を桜吹雪が包み込む。
いったいこの桜吹雪はどこからやってくるのだろう。
ゆかりことよひしこの乗る二輪車はいつの間にかお馬さんになっていた。
ついでに花咲か爺さんも若返り若々しい少年と化している。
ぱかぱかぱか!
少年少女…戦国夢想…
夢なの?よひしこには夢も現実も区別がつかない。だからきゃっきゃと笑うのみ。
でもどこからともなく歌詞が浮かんでくる。
『君の肥えもトド家内よ』
視線を移すと裏の畑の肥溜めに、トドのように太った花咲か爺さんの家内がいた。
「いらっしゃーい!」
「まああ!」
トドのように肥えたおばあさん(少女)と会話をするよひしこ。
「まあま、デブの子!きっと呪われたの!!」
よひしこの短い推理。ということは?
これは恨みを持っているものの仕業なのだろうか?
おじいさん(少年)は真っ赤な顔で俯いている。
『此処は宴 鋼の檻 その断頭台で見下ろして』
「まあま!」
指をさす方向から宴の騒がしい音が聞こえてきたので、一行はゆく。
祭りで騒がしくなっている城内へ。ゆかりこと肥えた少女(おばあさん)は馬に乗り、
よひしこは、少年(おじいさん)に背負われてゆく。
すると城内の人間は全員が酔っ払ってぐでんぐでんになっていた。
そして城の地下の檻の中には意地悪じいさんがおり、その檻の周りでは…
「暖冬だい!暖冬だい!」
断頭台ではなく暖冬だい!と物の怪たちがはしゃいでおり天井から一行を見下ろしていた。
すると少年は檻の中の意地悪じいさんを指差して、
「あいつじゃ!きっとあいつが呪っておるんじゃ!」
叫んで小石を投げつける。
- 16 :
- ゆかりこはヨヒシコの足をしゃぶりながら推理を披露。
「私の推理ではおばあさん(少女)は本当は絶世の美女!
何者かの呪いにかけられてデブになっていると見た!」
>「あいつじゃ!きっとあいつが呪っておるんじゃ!」
意地悪爺さんに石を投げつける少年(お爺さん)。
確かに見るからに怪しい。意地悪爺さんだし。
しかし本当にそうなのか?
見るからに怪しい奴は冤罪というのが推理物の鉄則である。
「待て、我が国は新しい時代へと生まれ変わり法治国家となるのだ。
まずは証拠を集めしかるべき手続きを踏んで法廷で……」
ゴゴゴゴゴ……地面から裁判所のセットが現れる。
裁判官の席に座っているのは、なんとタケトシ市長だ!
「只今より地獄の逆転裁判を開廷する――!
被告人は意地悪爺さん、弁護人はゆかりこヨヒシコ親子
原告はお爺さんおばあさん
検察官は……適当なキャストがいないので適当な宴の酔っぱらいA!
レディーファイッ!!」
- 17 :
- ヨヒシコは二歳になりたてなのでユカリコは可愛くてしょうがない。
だからヨヒシコの小さな足を咥えてしまう。
それと同時に母性本能が脳を活性化する。なので母は強し。
名推理が生まれるのだ。
>「私の推理ではおばあさん(少女)は本当は絶世の美女!
何者かの呪いにかけられてデブになっていると見た!」
「むちゅむちゅ…」
それとは関係なしに、ヨヒシコはユカリコの服をめくりRを飲みだす。
>「只今より地獄の逆転裁判を開廷する――!
被告人は意地悪爺さん、弁護人はゆかりこヨヒシコ親子
原告はお爺さんおばあさん
検察官は……適当なキャストがいないので適当な宴の酔っぱらいA!
レディーファイッ!!」
「そうじゃ!弁護人の言うとおり何者かの恨みによっておばあさんはデブにされたんじゃ。
きっとその恨みを持っている者は意地悪爺さんじゃ!
わしらが枯れ木に花を咲かせたご褒美に殿様からお宝を仰山もろうたことに
そいつは腹を立てておるんじゃ!!それ以外誰が御婆さんに恨みがあるというんじゃ!!
おばあさんが豚のように醜く太ってゆくことが、わしは悲しくってしょうがないんじゃ!!」
おじいさんは真っ赤な顔で叫んでいる。その背後でおばあさんは口をもぐもぐ。
ちっちゃい袋から何かを出してもぐもぐとこっそり何かを食べている。
それを気付いてか気付かないまま市長はおばあさんに視線を移し…
「おばあさん、あなたは意地悪爺さん以外の誰かに恨まれているという実感はしておりますか?」
そう言ったのでおばあさんは
「……わからないだわさ」どこか寂しそうな顔。
「ならば質問を変えましょう。おばあさん、貴女が日ごろからこいつ気にくわないって
思っている方はおられますか?」
「………」
無言のおばあさん。するとしばらくして
「…おじいさんが、あんなに働き者だったおじいさんが、働かなくなってしまったのだわさ。
毎日毎日酔っ払って家に帰って来て、毎晩どこかで遊び呆けているのだわさ」
その様子にタケトシ市長は眉根を寄せる。そしてお婆さんのもっている小袋を指さした。
「今、貴女が食べているもの。それはなんですか?」
「え、これはお爺さんがプレゼントしてくれた痩せ薬だわさ」
その時だった。裁判所が真っ暗になり目を開けると誰かが倒れていた!!
「まあまああああああっ!!」
ヨヒシコは恐怖でユカリコの胸にしがみ付いた!!
- 18 :
- 人々が鉄砲や大砲を手に、大海原に船を出し、新天地を求める時代。
世界には「獣士」と呼ばれる化け物使い達がいた。
彼等は「有魂獣」と呼ばれる特殊な魂を持つ化け物達を「自らの手で」殺し、その魂を吸収する事で、「復元獣」としてその化け物を使役する能力を持っている。
世界の王達は彼等の力を厚遇し、「獣士」達は各地で引く手数多となっていた。
しかし、ある時世界に危機が訪れる。
正体不明の怪物、「無魂獣」の出現である。
強力な力を持ち、殺されると黒い燐光となって消えると言う以外共通した特徴を持たない無魂獣達は、なぜか他の生物に圧倒的な敵意を抱いていて。
各地で群をなし、まるで異世界の軍隊のように世界各地に侵攻してきたのだ。
強力な無魂獣達に対抗すべく、世界の王達は国際同盟軍を結成、それと同時に、希少な「獣士」達を効率的に運用すべく、獣士ギルドを作り出し、その運用に努めた。
これは謎の生物無魂獣を相手に活躍する、「獣士」達の物語である。
ぺー、 ぺー
海鳥が鳴いている。風を受けぱんぱんに膨らむ帆。
定期船は海原を突き進む。
田舎の島を出てから二日。首都テイールの影が水平線の向こうに見える。
「だいじょうぶだって。テイールに着いたら仕事なんて山ほどあるってば。
心配ないって。俺がなんとかするからさ」
剣をもった少年が少年少女の集団に話しかけている。
彼らはアル島の子どもたち。彼らの島では漁業が盛んだったのだが
魚が捕れなくなってしまっていた。なので島は貧乏になり都会で仕事を探すことになったのだった。
名前:カナロア・トロ
性別:男
年齢:13
職業:漁師見習い
某所で噂のソーテーのアニメ劣化版みたいなコンセプト。
万人受けを狙った子供向けな感じ。
アル島で魚が取れなくなってしまったのは無魂獣の仕業。
アル島:小さな島。太古の海神信仰している巫女が少しいる。
でも、ほとんどが漁師。時々都会の人たちが観光に来るのは
半裸で祈りの踊りをささげる巫女たちが目当て。
首都テイール:開拓民でごった返す基幹的な場所。
歴史がある都だが大きな港があって開拓民とかいっぱいくる
なので当局の取り締まりとか意外と厳しい。
砲術師とかが獣士たちよりも頑張って街を守っている。
- 19 :
- 同時上映な感じでいきたいかな〜って思っています
ユカリコさんには下のキャラとか使ってもらいたいです
名前:未定
性別:女
年齢:13
職業:巫女見習い
テイールに獣士の血縁がいる。下の人。
マキガインさん:テイールに住む駆け出しの獣士。アル島出身だが島のことは良く思っていない。
運動神経が悪くて漁師が出来なかったから劣等感がある。
メガネ。
しばらくトロたちの面倒をみることになる。
でも厄介者が島から来たと嫌がっている。
- 20 :
- またポエムと触覚の糞スレか
- 21 :
- 「あ〜〜来ちゃってるよ〜〜。ほんとに来ちゃってるよ〜〜〜。
それもあんなにいっぱい。子どもなんて大っ嫌いなんだよこの僕は〜〜。
だけどさあ、島で魚が捕れなくなったからってさあ、
口減らしに子どもを働きになんか出すかね普通〜〜」
テイールの港。メガネを拭いてかけなおす男の影。
それは人込みを掻き分けながら転びながら近づいてくる。
「おーい!君たちはアル島の子どもたちだろ?
僕はマキガイン。島からの手紙は預かって事情は知っているよ。
仕事が見つかるまでしばらくは僕の家で寝泊りするといいよ〜〜。
さあこっちこっち〜〜〜僕についてきて〜〜
着いてこれないグズは迷子になって誘拐されて奴隷に売り飛ばされちゃうよ〜〜」
【その後は自由展開でOKです】
- 22 :
- ――よく今まで働いてくれたな……。貴様の役目はここで終わりだ
暗転中に謎の声が響いた。
>「まあまああああああっ!!」
倒れていたのはなんと裁判官のタケトシ市長であった!
「違うんじゃ、遊んでいるわけではない。
ワシはただただコケシ温泉で綺麗な姉ちゃんたちの話し相手を……」
「ウェスタンラリアート!!」
「ぐええええええええええ!!」
裁判官が倒れたのをいい事に裁判は崩壊、普通に夫婦喧嘩が始まった!
「おおっ、という事はワシは無罪放免でいいんじゃな!?」
と気色ばむ意地悪爺さん。タケトシ市長が息も絶え絶えに訴える。
「ユカリコヨヒシコ親子よ……コケシ温泉に戻るのだ……
そこに全ての真実が……ぐふっ」
「そうと決まればすぐに向かうぞ!」
真犯人を捕まえ自らの無罪を証明するためノリノリの意地悪爺さんの高級車に乗って一路コケシ温泉へ!
- 23 :
- 複数同時進行……実にアリです!
やってみたいネタがあるけど1スレも使わない超短編になりそう、という方
まず実験的にやってみて上手く行けばスレ立てしてレギュラー化したい、という方等
どなたでも自由に使って下さいね!
スレの設定だけ思いついて自由に使って貰って構わないという方もどうぞ
気が向いたら誰かがそれを使って実験を始めるかもしれません
複数同時進行時は混乱しないように名前欄に【】で企画名を入れて戴けたら幸いです
今日はとりあえずエロマンガ島でなんちゃってソーテーの方はまた追って書きます
- 24 :
- 名前:エル
性別:女
年齢:13
職業:巫女見習い
「魔王様、御安心下さい、必ずやフルスコアを完成させ姉君の願いを……はっ」
がばっと布団から起き上がる見習い巫女。
「夢……か」
彼女の名はエル。海神に祈りを捧げ海の恵みを乞う巫女の見習いだ。
しかし年々魚は捕れなくなり、ついに出稼ぎに送り出される事になった。
>「だいじょうぶだって。テイールに着いたら仕事なんて山ほどあるってば。
心配ないって。俺がなんとかするからさ」
「そうだよ、うちの親戚のマキガインさんが面倒を見てくれるよう手配してあるんだって。
親が言うにはとってもいい人らしいから安心して」
――テイールの港
港に着くなり、マキガインは一行を出迎えた。
>「おーい!君たちはアル島の子どもたちだろ?
僕はマキガイン。島からの手紙は預かって事情は知っているよ。
仕事が見つかるまでしばらくは僕の家で寝泊りするといいよ〜〜。
さあこっちこっち〜〜〜僕についてきて〜〜
着いてこれないグズは迷子になって誘拐されて奴隷に売り飛ばされちゃうよ〜〜」
なかなかにブラックユーモアが光っていらっしゃる。
そこまで言われれば必死に付いて行かざるをえない。
「おいおい、大丈夫かよ」「この街治安やべーんじゃないんか!?」などと言いつつ付いていく。
その時、大通りから悲鳴があがった。無魂獣の出現である!
ド○クエで街から出て最初に出会う敵のような奴が暴れている!
「キャーーーーー!! お助けをー!」
「よーし、人助けをしてたっぷり報奨金を戴く…じゃなくて街の平和を守るぞー!」
駆け出すマキガイン。
- 25 :
- >>24
>「よーし、人助けをしてたっぷり報奨金を戴く…じゃなくて街の平和を守るぞー!」
画面がもにゃもにゃとモザイクになってバトルモードへ突入する。
敵は複数の無魂獣。でもヘロヘロしていて弱い感じ。
「いくぞ!ヨルムンガンド!!」
ぷっしゃーと水飛沫と一緒に大きな蛇が現れた。
その巨大蛇はテイルアタックで一匹の無魂獣を潰す。
「すごいよ!マキガインさん!」
カナロアが喜んでいるとマキガインは「んぶあー!」とダブルピース。
なんかリアクションが変と重いながらもカナロアは喜んだ。
しかし、マキガインはスライムを踏んで滑ってメガネを飛ばしオロオロ。
「ざけんなごるああ!」
その時、マキガインを棍棒で叩きまくるのはほとんど全裸の女。ドラクエのマーニャのような姿の女。
そして無魂獣をけしかけたテロ女。その女はエルの手を掴むと無理矢理路地裏にひっぱってゆく。
「この娘、高く売れるわ。でもその前にたっぷりと味見をしちゃおうっと」
ほぼ全裸のテロ女の名前はロゼッタ。悪の商人ロゼッタ。レズのロゼッタ。
騒ぎを聞きつけ駆けつけた砲術師たちに電気鞭で電撃を流すと助けに来た戦車に乗り込み逃走。
「ま、まてー!エルを返せー!」
カナロアは戦車にしがみつく。すると戦車の中から長身の美形の男が現れた。
「ロゼッタさまには指一本触れさせん!」
レイピアを突いてくる。
「邪魔スンナ!この女男おおお!!」
真っ赤な顔で攻撃を避けるカナロア。バランスを崩し走る戦車から落ちそうになる。
「ほらほらほらほらあ!!」
美形男の連続突き。それにカナロアは避けるのが精一杯。
いっぽう戦車の中ではデブの男が運転しており、
その後ろのソファではロゼッタがエルを押さえつけ服を脱がそうとしている。
「まずそのボロ布全部脱いじゃいなさいな。あなたその格好はまるで犬の死体みたいよ。
っていうかどっから来たのよ?原始時代?どこの田舎者よ。
全部脱いだらこの服に着替えて綺麗な格好をしなさいな。そのあとはお楽しみが待っているんだから」
- 26 :
- >>22
>「ユカリコヨヒシコ親子よ……コケシ温泉に戻るのだ……
そこに全ての真実が……ぐふっ」
タケトシ市長の残した謎の言葉に、たいそう満足したヨヒシコが額づけば
意地悪じいさんの呼び出した高級車が走ってくる。
>「そうと決まればすぐに向かうぞ!」
こけし温泉に着けば、タケルがうつ伏せになって転がっており
その身には桜の花びらが降り注いでいた。そう、その光景はまさに
――春の盛り。
散り始めた桜の花弁が風に運ばれ、タケルのそこここにへばりつくような春の盛り。
提灯が揺れる。女たちが踊りながらタケルの前を過ぎてゆく。
風が吹く。枝が鳴く。睦言のように優しい音をたてる。
そんな夢心地のタケルだったが、次の瞬間。
後頭部に激痛が走り悶絶。振り仰げばそこには女が立っていた。
着物の裾からは白い足が覗いている。女はその足で、下駄で、タケルの頭を蹴ったのだった。
「あんた、タケトシの息子だね。親父同様なんて女癖が悪いんだろうね。
いや、男ってもんは皆そんなものなのかい?花咲かの爺さんもとんだスケコマシだったからねえ」
そう言うのは黒髪の着物女。その女の白い肌はどこにもムラがなく、
睫毛は密集していて縁がとてもくっきりしており、
頭の形、鼻の反り方、その一つ一つを追うとそこにあるすべては完璧。
あまりにも整い過ぎていて、この世のものではない雰囲気さえ漂っている。
女はユカリコに気がつくと不気味に微笑んだ。
「おや、ずいぶんと可愛いぼうやだねえ。あんたには勿体無いくらいの可愛らしいぼうやだよ。
ねえ、あんた、ちょっとアタシにその子を抱かせてくれないかい?アタシはね、可愛い坊やに目がないんだよ」
- 27 :
- 他スレの設定や他コテのキャラの言動をパクって
劣化させるようなまねやめてくれないかな
- 28 :
- >>27
ここはお前の感想書く場じゃねーから
チラシの裏か肥溜めでどうぞ
- 29 :
- パクられた人間からすると本当に心底不快なのでやめてほしいです
- 30 :
- こんな糞レス書く時間あるならさっさとペルソナ進めろよ屑が
- 31 :
- >「この娘、高く売れるわ。でもその前にたっぷりと味見をしちゃおうっと」
ドラクエのマーニャのような女が現れてエルを路地裏に引きずり込んだ!
「助けてートロ!」
>「ま、まてー!エルを返せー!」
>「ロゼッタさまには指一本触れさせん!」
>「ほらほらほらほらあ!!」
太った男が運転する戦車に無理矢理連れ込まれ、美形男がトロを迎え撃つ。
人さらいの一味だろうか。
>「まずそのボロ布全部脱いじゃいなさいな。あなたその格好はまるで犬の死体みたいよ。
っていうかどっから来たのよ?原始時代?どこの田舎者よ。
全部脱いだらこの服に着替えて綺麗な格好をしなさいな。そのあとはお楽しみが待っているんだから」
「……分かった」
エルは堪忍して着ている服を脱ぐ……と見せかけて
「――ジェットストリーム!」
付き出した掌から消火栓のような激流が放たれ、ロゼッタの顔面に直撃した。
海神の巫女見習いであるエルは初級の水属性の巫術を習得しているのだ。
「きゃあっ!」
水圧に吹き飛ばされ尻もちをつくロゼッタ。
その隙にエルはトロの手を取って馬車から飛び降りる。
「トロ! 逃げよう!」
「キーッ! 憎たらしい小娘め! おいデブ、速く戦車を回れ右して! 追うのよ!!」
そんな事を言われても狭い路地で戦車は急には回れない。
道の脇に積んである箱とかにあたって散乱する。
「は、はいっ! あっ!」
「ゴルァアアアア! うちの売り物ひっくりかえしてんじゃねぇ!」
「すみましぇええええええん!」
「デブだからそうなるんだろうが! ピザばっかり食ってんじゃねえデブ!」
「戦車がデブなのであっておいどんがデブなのは関係ないでごわす!」
路地裏に怒号が虚しく木霊するのであった
- 32 :
- コケシ温泉に着くと、タケルが倒れていた。
そこには、この世の物とは思えない程妖艶な女がいる。
「お前がやったのか……!?」
それには答えず、女はヨヒシコを抱きたいと言い出した。
>「おや、ずいぶんと可愛いぼうやだねえ。あんたには勿体無いくらいの可愛らしいぼうやだよ。
ねえ、あんた、ちょっとアタシにその子を抱かせてくれないかい?アタシはね、可愛い坊やに目がないんだよ」
「ヨヒシコに何かしやしないだろうな!?」
ゆかりこが警戒していると、女の後ろからひょこっと幼子が顔を出した。
その背中には「駅弁売りの息子」と張り紙がしてある。
「こらこら、出てきたら駄目じゃないか」
「あっ、駅弁売りの息子! やはり犯人はお前だったんだな!」
「バレてしまっては仕方がないね。そうさ……アタシはアタシを頂点とした可愛い坊やの王国を作るのさ!
邪魔する者には消えてもらう! そしてその子は貰う!」
子供を取り返しに来た人やR幼児失踪事件を探りに来た人が片っ端から殺されていた、それが事件の真相だったのだ、多分!
「ヨヒシコは渡さん!!」
温泉編ラスボス戦が始まった!
- 33 :
- >31
「どうした小僧!腰がひけているぞ!それにその腰の剣は飾り物か〜?」
色男の長い足がトロを蹴る。ドタ!
戦車の屋根に転がるトロ。気絶!
――ボクは誰だ?
まるで暴れる生き物の背中から放り出されるように目が覚めた。
といってもここはどこなのか。船の中なのか。
(……ああ、これは『夢の中』だ。ボクはいまテイールで小悪党どもと戦っている真っ最中なんだ)
トロは夢の中で目覚めていた。頭上から女の声が聞こえてくる。
- 34 :
- 「もう逃げられないのですか?やはりこのような小さな船では……」
この女の人は誰なのだろう。すると男の声がして
「私たちは命にかえてもこの子を守ろうと決めた。弱音は吐かない。最後までだ」
この二人の男女の声には聞き覚えがある。とても懐かしい声。
するとしばらくして、船底から鈍い響き。慌てた召使らしき男が駆け下りてくる。
「旦那様!早く!海の中から…海底から何かが上がってきます!」
- 35 :
- 「この子を甲板へ!」
言われるのかが早いか、抱き上げられる感覚。
漆黒の空。頬を打つ風。
「樽に入れて放り投げろ!」
「正気ですかあなた!?この嵐の」
「早くしろ!この船は呑まれる!!」
- 36 :
- ――空中に投げられ、海面に落ちる瞬間でトロは目覚めた。
>「トロ! 逃げよう!」
「うん!」エルに手をひかれ路地裏を逃げる。
でも自然と悲しくなって、目からは涙がこぼれていた。
トロはエルに見られないように手で拭う。
- 37 :
- 一方でロゼッタ一味の戦車。ロゼッタに罵られ、てんぱったデブは戦車をそのまま後進させていた。
「ほええええ!」
ひっくり返ってマヌケな格好になるロゼッタ。すると戦車のなかにもどってくる色男。
「ロゼッタさま!!だいじょうぶですか!!」
「ええい触るんじゃないよ気持ち悪い!はやくあのガキどもを追うんだよ」
ロゼッタは色男を跳ね除け、戦車の蓋をあけると、そこから上半身を乗り出す。
「あの小娘が首からぶら下げていた宝石。ありゃオーリキャルクだよ。
なんであんな小娘がそんなたいそうなものをもってたんだろうねえ?
…ほわっ!!」
とつぜん戦車は急停車。なんと両側の建物の壁に挟まれて進めなくなってしまっていた。
- 38 :
- 「おーい、マキガインさーん!」
トロは手をふって近づいてゆく。
「あ、君たち。無事だったんだね…」
めがねをひろい残念そうなマキガイは静かに呟く。
「あのクソ女、ゆるさねえわ。歩く公共猥褻罪が。こんど会ったらアンカケぶっ掛けてやるわ」
今日からマキガインとトロたちの、振り返ればロンリネスな、
振り返らなくてもロンリネスな生活が始まる。
- 39 :
- おつかれさま〜^^^
>>32はまた後で書きまぁす
PCが止まったらそのあと忍法帳のレベルが落ちてましたw
決して頭がおかしくなっちゃたわけでわありまへん
- 40 :
- >「ヨヒシコは渡さん!!」
「まあああ」
ヨヒシコは頬を赤らめてふにゃっとした笑顔。だが、次の瞬間、その顔が恐怖で歪む。
「まあああああああああああああああ!!」
ヨヒシコの足をひっぱる和風の絶世の美女。その名は土御門定子。なのでヨヒシコはユカリコの胸の授Rブラにしがみつき抵抗。
どんどん伸びてゆくヨヒシコの足。でも安心してほしい。服が伸びているだけなのだから。
「こりゃとんだマザコンやろうだねえ!いいかげんその手をお放し!」
びょんびょんと伸びる足を、定子は細腕をぷるぷるさせながら引っ張り続けており
かたやヨヒシコは、目をぎゅっと閉じたまま堪えていた、が、しかし
引き裂かれる授Rブラ。四散する母Rパッド。噴出する母R。
「まああああああああああ!!」
ヨヒシコは絶叫とともに定子のもとへ。
「この子何歳だい?断Rも満足に教え込んでないたあ、ダメな母親だねえ」
鬼のような鋭い眼光。定子に抱かれたヨヒシコは、恐怖のあまり縮こまり黙り込んだ。
- 41 :
- 「じゃあこの子はもらってくよ」
そういい残すと定子は去っていく。まるでやり口は北○鮮だ。
- 42 :
- こけし温泉「挑戦の間」
そこは誘拐された子供たちで溢れかえっていた。
そして集まってくるのは最終決戦をするために集まった人たち。
であったばかりの見ず知らずの者を従えて、ユカリコは堂々と進む。
野良犬たちに吠えられながら。こじきたちの熱視線を全身に浴びながら。
「ふん。子供を取り返しに乗り込んで来たっていうのかい?たいした度胸だねえ。
それならその度胸に免じて、ゲームで勝負をつけようじゃないか。
そうさね。ゲームはドッジボール。その代わりあんたたちが負けたら
死ぬまでこのこけし温泉で下働きをしてもらうからねぇ」
地面にラインが現れ、魑魅魍魎の観客たちが一斉に現れる。審判は骸骨。
- 43 :
- 「それじゃあ始めようじゃないか」
いつのまにか定子は動きやすい運動着を着ておりハチマキを巻いていた。
そのまわりには五体のシキガミ。対するユカリコチームは謎のマントの集団。
「わたしのボールが受け止められるかい?」
定子はボールにさらさらと文字を書いた。それには「奪重」と書いてある。
そして綺麗なフォームから投げ出されるボール。ふわっと山なりのボール。
それは幼児でも受け止められそうなゆっくりな速さ。
マントの大男がそれを片手で受け止める。するとなんということだろう。
飛んでいった!大男が。と同時に消える「奪重」の文字。
「だいじょうぶか!?」
「…なんでごあすか今のは?ボールを触ったとたん、体の踏ん張りがきかなくなっていたでごあす…」
ボールはポンポンとバウンドしながら再び定子の元へ。
「一人アウトだねえ。さあて、お次は何を摩擦を奪ってやろうかねえ」
定子は「奪摩擦」とボールに書き、またゆっくりとしたボールを投げた。
- 44 :
- >43訂正です
×「一人アウトだねえ。さあて、お次は何を摩擦を奪ってやろうかねえ」
○「一人アウトだねえ。さあて、お次は摩擦でも奪ってやろうかねえ」
- 45 :
- それは定子の術「呪呪球」(のろのろだま)だった。
相手にボールを与えることでボールに書いてある文字のものを奪う術。
今、ボールには奪摩擦と書いてある。
なので次にボールを受け取った者からは摩擦力が奪われるのだ!
だから全身つるんつるんになってボールも受け止めれないし
上手く立つこともできなくなってしまうことだろう。
「まああああああ!!ひきょうなのおおお!」叫ぶヨヒシコ。
ちなみに術はラインの外(結界外)では効果がなくなるのだ。
- 46 :
- どんなスレの設定でもキャラの性格や言動でも
作った人はそれなりに頭をしぼって試行錯誤しながら作り上げていくんです
許可も得ず設定を流用したりキャラの名前をもじって揶揄するような形で使ったり
キャラの外見、性格、口調を真似したりされるのはとても不快です
どうか簡単に人のものを使ったりせずに自分の頭で考えたものを使うようにしてください
- 47 :
- >>46
当事者ならトリップをつけていただけませんか?
ここはなりきり板なんですけど、それをわかっていますか?
- 48 :
- 当事者がトリップつけたらどんなことになるかわかっているでしょう
抗議できないのを見越して嫌がらせみたいなパクリ改変なんて悪どいと思いませんか
- 49 :
- それではご自身は正しい抗議と思われていないのでしょうか?
その程度の覚悟で、人の遊びの邪魔をしないでください。
なんども言いますがここはなりきり板です
- 50 :
- はい単なる抗議です
わたしはこんなことをしているあなたたちが不快です
止めるすべはありませんがこんなことを続けている限りあなたたちに不快感を持ち続けます
あなたたちの悪趣味な楽しみは不快に思っている人間を踏みにじって成り立ってることを理解してください
- 51 :
- >>47の論理から言えば>>47も>>49も当事者でないということか
- 52 :
- 自演マッチポンプだろこれ
- 53 :
- >>50
ごめんなさい。
でも私がパクっているのは基本好きなキャラだからなのです。
ですがこれ以上不快感を持ち続けられてしまっても申し訳ありませんので
パクることはやめたいと思います。
獣士を召喚士にしたり
マキガインはキマカインとかにします。
ソーテーの名前も使いません。
- 54 :
- 名前変えればOKとでも?
根本的に認識がおかしい
- 55 :
- それ以前に名無し同士で会話しても仕方なかろう
- 56 :
- キャラの口調真似するのもできたら止めてほしいです切実に
- 57 :
- 五月蝿いなあ。もうめんどくさいし
それくらいなら読まなきゃいいじゃん
口調マネって時代劇の女なら普通に使ってる口調だし
あなたの狭いキャパシティだけがすべてじゃないの
巻貝さんじゃないのならだまっててください
- 58 :
- だからできたらなんだよ
知るかって思うなら無視してやればいい
- 59 :
- >スレの設定だけ思いついて自由に使って貰って構わないという方もどうぞ(>>23)
ジャンル:韓流時代劇。TRPGは韓国が起源
コンセプト:朝鮮の架空王朝、舜氏朝鮮の時代で繰り広げられる愛と憎しみの歴史スペクタクル!
決定リール:あり。決定リールも韓国が起源
レス順:自分優先の態度で
版権・越境:あり。史実の人物を出した場合は作中年代が確定
敵役参加:あり。倭寇は必ずやられること
その他:韓国語翻訳ツール(読み方ルビ付き) http://hot-korea.com/tool/translation/
■舞台■
中国は明の時代。
朝鮮では李朝の王である傾宗が高麗王族の血を引く叡祖の蜂起で討たれ、新たに舜朝へと改まる。
首府は開城(ケソン)に移され、五十年が経ち、叡祖の孫である舜景(スン・キョン)の治世。
三代が続くうちに王権は次第に縮小し、代わって両班(ヤンバン)と呼ばれる貴族達が権勢を振るうようになっていた。
両班の中で最大の派閥は王母の弟、柳仁弼(ユ・インビル)を中心とする一派。
彼らは私有する土地と兵を背景に政争を勝利し、国政を牛耳り、王の世継ぎ争いにまで誰憚ることなく口を出す。
実権を臣下に握られ、腐敗してゆく国を憂う舜景は、王権の回復を願い、密かに直属の組織を作った。
諸国を内偵して官吏の不正を暴き、時に暗殺をも厭わぬ暗行御史である!
王族、両班、文官武官、女官、明、倭寇、商人に無頼の徒、そして無数の民……。
様々な思惑が入り乱れる壮大な史劇が、今ここに始まる!
■人物設定欄■
姓名:
性別:
年齢:
風貌:
身分:
特技:
- 60 :
- ビッグダディTRPG
おおまかなあらすじ。
岩手県に住む林下清志さん(通称、ビッグダディ)は、
整骨院などで生計を立て8人の子供たち(4男4女)と暮らしていた。
その後、彼が知人の借金の連帯保証人となったことで、妻・佳美(よしみ)は、離婚して家を出る。
大勢いる子供の教育費が賄えなくなり苦慮していたところ、鹿児島県の奄美大島大和村では通学費補助が付き、
生活費も格段に安く上がるとの情報を得て家族全員で移住することとなった。
林下家の奄美大島での暮らしぶりの放送を見ていた元妻・佳美が、離婚後に産んだ三つ子を連れて、
奄美にやってきて、子供が新たに出来たことにより最終的に復縁することとなった。
彼は家族の生活費を稼ぐため、愛知県豊田市の接骨院へ出稼ぎに出た。
しかし、その後、元妻とは再び離婚し、18歳年下で5人の子持ちの女性、美奈子と再婚。
奄美大島に高校生の子供2人(次男、三男)を残して、豊田市でふたつの家族がひとつになった。
このころ、シリーズがスッカリ人気となっていた「ビッグダディ」だったが、
豊田市の寮が狭いなどの理由により奄美大島に戻ろうとしたが、
結局子供2人(長女、長男)を寮に残し、勤務していた接骨院を辞めて香川県の小豆島に移住した。
小豆島で古い一軒家を破格値で購入し、借り店舗にて接骨院を開業した。
やがて現妻・美奈子との間に子供が誕生したが、再び、離婚の危機。
とうとう別居することとなったのだった。
年齢は、2012年。
父:清志(きよし 47歳)
現妻:美奈子(みなこ 28歳)
元妻:佳美(よしみ)
元妻・佳美(よしみ)との間の子。
長女:愛美(まなみ 20歳 歯科医院受付・愛知県豊田)
長男:新志(あらし 19歳 よこやま整骨院で見習い・愛知県豊田)
次男:熱志(あつし 横浜で会社員)
三男:武志(むさし 奄美)
次女:柔美(よしみ 中2)
四男:源志(げんし 中3)
三女:詩美(うたみ 中1)
四女:都美(ととみ 小6)
佳美(よしみ)の連れ子。(豊田)
三つ子:空美(ひろみ 通称そら)、海美(ひろみ 通称うみ)、心美(ひろみ 通称ここ)
両親の子:紬美(つむみ)
現妻・美奈子(みなこ)の連れ子。
星音(しおん 小6)
乃愛琉(のえる 小4)
姫麗(きらら 小1)
來夢(らいむ 5歳)
妃翠(ひすい 4歳)
両親の子:蓮々(れんと)
- 61 :
- なんとか危機を脱したエル達。
こうして、マキガインと出稼ぎの子供達との振り返らなくてもロンリネスな共同生活が始まった!
子ども達には大部屋が一つ与えられた。まるで林間学校である。
「はい、君達の部屋はここだよ〜。雑魚寝が嫌な人はさっさと仕事見つけて出て行ってねー」
そこでマキガインの目がエルのペンダントに止まる。
「随分高価そうな宝石だなあ。質に入れればしばらく困らないんじゃないかい?」
「それはなりません。海神の巫女のうちの家系に代々伝わるものなんです。
邪な心を持つ者の手に渡ると大変な事になるとか……。
ところで先程の一味は何なのですか?」
「ああ、時々いるもんだよああいう輩は。
それにしてもいつもより随分派手な奴らだったけどなあ」
「そういうものなのですか」
次の日、エルはトロと共に職業安定所「ルイージの酒場」に赴く。
チョビ髭のオヤジにどんな仕事があるか聞いてみると、こんなものがあるらしい。
・交通量調査
・ゴミ拾い
・弁当屋の弁当に梅干しを乗せる仕事
・「住宅展示場こちら」の看板を持って立っているだけの人
こんな感じのがエトセトラエトセトラ
「もっと勇者の仲間とか治安維持隊員とか探偵見習とかそれっぽいのはないんですか?」
「HAHAHA! これはド○クエじゃないんだぞ!
出稼ぎに来たポッと出の子どもにそんな仕事があるわけないだろう!」
「それもそうですね……。トロ、どうする?」
【>59-60 広辞苑にまとめておきますね】
- 62 :
- >「まああああああ!!ひきょうなのおおお!」
「とうすればいいんだ……!」
定子の投げたボールをなんとか避けるゆかりこ。
外野の黒マントが取ろうとするものの、つるっと滑って再び定子の手の中へ。
「そろそろ本気で行こうかね」
再再度投げられるボール、それには「奪HP」と書かれていた。
絶体絶命だ!
「何か無いか何か無いか……そうだ!」
ゆかりこが気合いを入れると、胸部からR白色の激流が放たれボールに直撃した!
そう、母Rビームである! 水圧によってボールに書かれた文字が消える。
「ふ、ふんっ。少しはやるようじゃないか!」
「よーしヨヒシコ、外野に入れ! 一気に決めるぞ!」
ボールは今や母Rまみれ。
無類の母R好きであるヨヒシコは母R塗れになったボールをキャッチする事においては
類稀なる能力を発揮するはずである。
- 63 :
- 「まあああああ」
ボールを受け止めてヨヒシコは舐めた。
なめ回した。そして、土御門に投げる。
「おやまあ、そんなヘロヘロしたタマタマじゃあ、
簡単にキャッチできちまうよ」
ぺちゃ
「きゃああ、なんだいこのぬるぬるは!!」
「まあああああ」
それは、ヨヒシコの唾液だった。
土御門は手を滑らせてボールを落としてしまう。
「く…、こんなの認められるもんかい。
あたしはね、かわいいぼうやたちの楽園をつくるまでは
負けられないのさ!!」
だが術を使えない土御門チームは弱かった。
なので、あっという間に負けてしまう。
「あぁ……」
脱力して女座りの土御門。
「まあああああ」
勝利に喜んだヨヒシコはユカリコの胸に飛び込みRをのむ。
そこへ現れたのはヨヒシコの父。つまりはユカリコの旦那様。
「土御門定子。幼児誘拐の罪で逮捕する!」
そう、ヨヒシコの父はとても優秀な刑事なのだ。
ヨヒシコはユカリコから離れてシャキンと直立。
父親の前では真面目なヨヒシコ。よいこのヨヒシコ。
赤ちゃんのように甘えたりしない。
なぜならユカリコのRは父のものなのだから。
「今日も悪い人を逮捕したよ〜。ユカリコ〜、
ご褒美のRをくれよ〜」
父はユカリコのRに顔を埋める。
それをヨヒシコは指をくわえてみてるだけ。
めでたしめでたし。
- 64 :
- トロは梅干しの仕事を選んだ。
でも内容はわからないので、書けない。
「すいません。ぼく、島から来たから、梅干しの埋めかたわかりません。
教えてください。よろしくお願いします」
トロは先輩らしき人にお辞儀をした。
外は快晴。気持ちよい風が、窓から吹き込んでくる。
- 65 :
- 結論:ゆかりこのRはRだけに(ヨヒシコの)父のものだった!
誰が上手い事言えと。
何はともあれ エロマンガ島の日常 第1話
「タケトシシティー市長の密室実験簿。
謎を解け!ユカリコ&ヨヒシコ親子とタケルちゃん。
夢列車で行く東北密室温泉殺人事件と桜吹雪の夢。
君のいた季節、忘れないよ。僕の夢だもんスペシャル」完!!
第2話開始時期は未定です
- 66 :
- >「すいません。ぼく、島から来たから、梅干しの埋めかたわかりません。
教えてください。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
トロとエルは弁当に梅干しを乗せる仕事をすることになった。
ベルトコンベアーに乗って流れて来る弁当に梅干しを乗せるだけの簡単なお仕事である。
……と思いきや。
この道30年のベテランがスパルタ指導を行う。
「梅干し乗せ……それは究極のエクストリームスポーツだ!
足は肩幅、右脚を半歩後ろに構え流れるような動作で……云々かんぬん
そこ! 脇が甘い!」
こうしてひたすら梅干しを乗せる日々が過ぎていく――
チャラララッラッラッラー チャラララッラッラッラー チャラララッラッラッラー
――数か月の時が経過したある日の事だった。店主が従業員たちを呼び出す。
「ごめんねー、閉店する事になったんだよ。少しだけど持って行っておくれ」
少しばかりの退職金を渡され、二人は再び無職となった。
という訳で再びのルイージの酒場。
入店した二人を見るなり、チョビ髭のオヤジが言った。
「おおっ、この前街の人レベルだったのが駆け出し冒険者レベルになっているじゃないか!
梅干し乗せでレベルが上がるとは……お前達はまさかいわゆる主人公ポジションなのか?
いや、なんでもない。お前達のレベルならこんな仕事があるぞ」
・治安維持隊アルバイト隊員
・探偵事務所事務員兼探偵見習
・ビースト園飼育係
- 67 :
- 数ヶ月間続けた梅干しの仕事はなくなった。
前向きに考えたら次の仕事を探せということ、
後ろ向きに考えたら、エルの中の人があきらめたということに
なるのかもしれない。
ということでトロたちはレベルが上がっているという
ことになり、次の仕事をさがすことになった。
選んだ仕事はビースト園の飼育係
これなら巫女のエルにもできるはず。
そしてトロたちは一生懸命に働いた。
そんなある日
夜中に園の獣たちが
一斉に吠え出すという怪事件が起こった。
とある飼育員の目撃談では
何かの影を見たという。
「もしかしたら、お化けかもしれない。
となると、巫女のエルの力でなんとかできるかも」
ということで、舞台は真夜中のビースト園。
トロはエルを見つめた。
エルはどんな様子なのだろう。
ちなみにトロはお化けが大の苦手。
でも、島の巫女は島の奥に眠る神を鎮めるために踊るという。
だからお化けなんてへっちゃらなはずなのだが。
「エルはお化けが怖くないの?」
トロを月明かりが照らしだす。
ちょうど同じころ、満月に照らされたトロたちの住んでいた島では
地震が起きていた。
- 68 :
- >「エルはお化けが怖くないの?」
「そうだね、お化けによるかな。
お化けにもいいお化けと悪いお化けがいるんだよ。
人間だっていい人がいれば悪い人もいるのと一緒」
その時、ほんの少し地面が揺れたような気がした。
震源地が出身地の島であったことは後に知る事である。
「地震かな……?」
響き渡る獣の声。園の獣たちが一斉に吠え出したのであった。
神々しい竜の幻影が浮かび上がる。
巫女の修行の一貫として学んだ伝説を思い出し、跪くエル。
「あなた様は……”すべて持つ竜の王”」
エルが知る伝説とはこのようなものだ。
動物は、すべて七柱の”動物の王”のいずれか、または複数の血を引いている。
動物の王とは、いわば動物の始祖と言える存在なのである。
動物の王の名前は次のように伝えられている
虫などの小さい動物たちの王であり、蜘蛛の姿の“小さき蟲の王”アラクネ
空を飛ぶ動物たちの王であり、鷲の姿の空飛ぶ鳥の王”シームルグ
水に棲む動物たちの王であり、鳥のように巨大な魚の姿の”水泳ぐ魚の王”リヴァイアサン
肉を喰らう動物たちの王であり、狼の姿の”牙持つ獣の王”フェンリル
草を食む動物たちの王であり、長い首を持つ牛の姿の”蹄持つ獣の王”カトブレパス
陸に棲む鱗を持つ動物たちの王であり、巨大な蛇の姿の”鱗持つ蛇の王”ヨルムンガント
そして、竜たちの長である”すべて持つ竜の王”ファーヴニル
―― アリアンロッドRPGルールブック 第四章より
『ご名答。そなたらは”リヴァイアサン”に仕える巫女とその護り手だな?
あやつは今我々の理の外にある魔獣の攻撃を受け窮地に陥っている』
「外来種が在来種を駆逐するような物ですね分かります」
ファーヴニルはガシャポンのカプセルのようなものを二人に渡した。
『それはマスターボールという超すごいアイテムだ。
投げつけるだけでそのビーストをゲットできるぞ!
では世界の行く末をよろしく! 手始めにリヴァイアサンの救出といこうか!』
ファーヴニルはそれだけ言って無責任に消えた。
気のせいと思いたいところだが困った事に
エルとトロの手の中には、マスターボールなるものが残されている。
「どう見てもガシャポンだけど……折角だから試してみようか。
どうせゲットするなら出来るだけ強そうなのがいいね」
- 69 :
- エルはお化けにも良いのと悪いのがいると道徳的に答えた。
「でも、お化けはこわいよ。だって、死んでるんだもの」
子どもらしく答えるトロ。
魂が不滅なら、怖いことなんてないはずなのにトロはお化けが怖い。
ふるふるとみを震わせてエルについてゆく。
その時、だった。大地が揺れている。
トロは嫌な予感がした。
すると目の前に現れたのは竜の王。
だからトロは驚いて腰を抜かしてしまう。
「あわわわわ」
そんなトロはを尻目にエルは平気な様子で竜の王と会話をしている。
トロはエルのことを感心すると同時に怖くなる。
エルはまるでこの世の人ではなくて神の使いか何かにみえてしまう。
別の世界に住むもの。
竜の王はマスターボールという玉を二人に与えて消える。
これでビーストを仲間にできるのだという。
次の日。
トロたちの住んでいた島が地震の津波で被害を受けたと連絡された。
された。さすがのガインさんも心配している。
だからトロたちは三人で見に行くことになった。
船に食料とかを乗せてゆく。
その船を追いかけるのは潜水艦。
あの例の一味がエルの宝石を狙っているのだ。
- 70 :
- ボールをもらったトロにはめぼしがついていた。
どうせ、ビーストを仲間にするならあいつだ。
島で一緒に住んでいたあいつ。赤ちゃんのころから一緒だったあいつ。
無事でいてくれたらあいつをゲットしたい。
トロは誓った。
そして島につくと、やっぱりめちゃくちゃだった。
島の大人たちは無事なのだろうか。
トロはエルを涙目でみる。
魚がとれなくなくなったのはきっとリヴァイアサンを襲っている魔物のせいだ。
それに追い討ちをかけるかのように津波。
トロは赤ん坊のころを思い出す。あのとき、
トロたちの船を襲った謎の巨大生物。
多分、そいつだ。
「師匠たちは無事かな?巫女様たちも。
どこかに避難しててくれていたらいいんだけど」
震える声のトロ。
するとガインさんが絶叫しながら小道を登ってゆく。
彼は島のことを嫌いっていたけど、本当は好きだったのだろう。
その時、海から潜水艦が現れた。
例の一味だった。
「こら、こむすめ!!宝石をお渡し!!」
潜水艦は戦車に変形して陸にあがってくる。
そのうしろ。巨大生物とモンスターのむれ。
「うわ、うしろ、うしろー!」
「はん、その手にはのらないよ坊や」
どん!!
「あ〜れ〜!!」
突き上げられて森に飛んでゆく戦車。
「あいつ、あいつだ!!あいつが」
トロは珍しく怒っていた。あいつが赤ちゃんのころのトロを襲ったやつ、
島の魚を食べて漁ができないようにしているやつだ。たぶん。
「あああああ!!」
トロを叫びをあげてにらんでいた。でもからだは震えて動かない。
怒りはあるけど、怖いのだ。
果たしてエルの行動は?
- 71 :
- TRPG界に燦然と輝く端役の星。
ヤチホちゃんはある日考えた。
ラスボスになる。ラスボスになって
目立つと。目立っていい気持ちになると。
あの声溜めに語り継がれるファンタ○アとか
みたく人々の心に下着の染みのように染み付き
じゅんとさせるのだ。させ続けるのだ。(リリ○風)
だが、そのためにはすごい家庭教師がいる。
だからヤチホちゃんは召喚の呪文をさけんだ。
魔法ステッキを振りかざして、名古屋の空にむかって。
「出でよショコさま!!かふんしょーちちのしたあせのもだらけ!!
こそだてごくろさま!!」
シーン…
いくら呼んでも泣き叫んでも
白い目でみられるだけで何もあらわれなかった。
それならばとヤチホちゃんは。
「出でよシヨツカクたん!!こうむいむふじょしあらさーい!!」
一人で部屋の中で叫んでみる。
すると暗い窓の外に人影がうつる。
一瞬ギョッとしたヤチホちゃん。でもすぐに窓を開けてみる。
とするとそこには人がいた。それは顔を間近に寄せてくる。
相手の目と目がくっついて見えるほどに。
(近っ!!)とヤチホちゃんは思って少しずつ後退り。
「お前は誰さ!!もしもシヨツカクたんなら
このヤチホさまをラスボスに育て上げなさい!!」
がるるとハヲムキダシにするヤチホちゃんであった。
- 72 :
- 島に駆けつけた二人。
滅茶苦茶に荒らされていて、誰の姿も見当たらない。
ただ、死体が転がっている様子も無い事には希望が持てる。
>「師匠たちは無事かな?巫女様たちも。
どこかに避難しててくれていたらいいんだけど」
「姿が見えないってことは大丈夫、きっとどこかに避難してるよ。
そうでなけりゃ敵に監禁されているか……」
>「こら、こむすめ!!宝石をお渡し!!」
>「うわ、うしろ、うしろー!」
>「はん、その手にはのらないよ坊や」
>「あ〜れ〜!!」
という一連のコントを経て、昔トロ達を襲ったという巨大な魔物が現れた。
>「あいつ、あいつだ!!あいつが」
無魂獣《モンスター》――”獣”と名が付いているが獣ではない。
動物の王の血を引かぬ、世界の理の外にある存在。
そして、動物王の血脈を色濃く受け継ぐ有魂獣《ビースト》とは不倶戴天の敵対関係にある存在だ。
エルはそいつを見た。そして巫女の修行で学んだモンスター図鑑の記憶と照らし合わせる。
「あのモンスターは……”ブラックバス”!!」
エルはモンスター判定に成功した!
ブラックバス――海神リヴァイアサンの眷属たる海生生物を食い荒らす恐ろしき外来生物(世界の理の外から来た生物という意味で)。
こいつに住み着かれた海域では魚が取れなくなり、漁村等は衰退していくしかないという――
その姿はげに恐ろしきもので、全面が漆黒に塗られた巨大な直方体というこの世の物とは思えぬ姿をしているのだった。
魚を長年食べ続けて大きく成長したこのモンスター、ついに親玉リヴァイアサンとの決戦に挑む事にしたのである。
「しずまれい! しずまれい! 赤信号じゃああああ!」
エルの必死の祈祷もむなしく、二人は――大きく口を開けたブラックバスに食べられたのだった。
「ん……?」
気が付くと……二人は不思議な乗り物の中に座っていた。
「おお、気が付いただべさ」
「二人とも元気だったか?」
何故か周囲には島の人々もいる。
彼らもまたブラックバスに食べられていたのだった。
だが食べても海洋生物以外は消化できないので、この空間に永遠に滞留し続けているのである。
窓の外を見ていると、ブラックバスが島の聖地であり海神の住居とされる“海神の神殿”に向かっているのが分かる。
「海神様が危ない……! 武器を持ってる者は壁面に斬りかかって! 力を合わせて脱出しよう!」
- 73 :
- >「お前は誰さ!!もしもシヨツカクたんなら
このヤチホさまをラスボスに育て上げなさい!!」
「いかにも我はシヨツカクたんなり。ラスボスになりたいと……?
我の管轄は消去法主人公だ。
ははーん、さては召喚するかみを間違えたな?それはショコさまに頼むといい。
何、シカトされた?」
リヴァイアサンが”サン”まで含めて名前なのと同じように、”たん”まで含めて名前なのでお間違え無きよう。
ちなみにその姿は、落書きのような人型に適当に目と口が書いてあって
額の部分に「かみ」と書いてあるだけという超やる気のない作画だった。
かみは神かもしれないし紙かもしれない。
何やら思案する様子のシヨツカクたん。
ラスボスがラスボスたりえるには敵対する主人公が必要だ。
ならば主人公側との絡みでラスボスに仕立て上げるという方式で彼女をラスボスに導けるかもしれない。
「よかろう、この我がそなたをラスボスにしてしんぜよう!
では早速修行をはじめるぞ! ぽぽぽぽーん!」
辺りに煙幕が立ち込め、晴れた時そこは……全体的にやる気のない作画の何とも気の抜けた世界だった。
さりげなくパックンフラワーの花畑が咲き乱れ、やる気の無さそうな人面犬とかが歩いている。
「シヨツカクガラパゴスワールドへようこそ! 大陸では出来ない事も出来てしまう夢の隔離島だ!
ラスボスになるには……そうだな、初期から主人公達と因縁など作っておくと良いかな。
おっ、丁度妖精が勇者を召喚するところじゃないか。
いいか? お前は悲壮な決意のもとに世界を滅ぼす事を誓う“終端の王”だ。
そして召喚される勇者は世界を救うという大いなる使命を背負う”異世界の騎士”だ。
回り出す運命の歯車、決して相容れぬ者同志の宿命の物語……どうだ、いいだろう?」
もちろんラスボスが世界を滅ぼす理由は趣味で、とかなんとなく、とか
滅ぼそうと思ってなかったけど結果的に……という場合もあるし
そもそもラスボスが必ずしも世界を滅ぼそうとしているとも限らないのだが
今回はラスボス入門編という事で、使い古された陳腐なテンプレパターン、もとい王道パターンを教材にする事とする。
さて、シヨツカクたんが指さした先では、フンドシマッチョの集団が輪になってマイムマイムを踊っている。
フンドシマッチョ達の背中には「妖精」という力強い筆文字が刻みこまれているのだった。
ちゅどーん! フンドシマッチョ達の輪の中心に聳え立つ光の柱。
「押忍! 勇者様のお出ましだ!」
「イェア!」
おっさんニート(45歳メタボ)が現れた!
彼は今まで寝転がって煎餅をかじりながらテレビを見ていたポーズで狼狽えている。
「ファッ!? な、なんだ君達は! ふざけてるのか!」
現実世界においてどうしようもない人に限って異世界に召喚され世界を救う勇者となる――まさしく王道である!
「よっし! ではあの勇者に凸して衝撃的なRのシーンを演出だ! 最初が肝心だ、気合い入れて行こう!」
- 74 :
- >>71
(ヤチホちゃんにスッと参考書を渡す)
ラスボスに求める条件
ttp://kandatasokuho.blog.fc2.com/blog-entry-472.html
理想的なラスボス、駄目なラスボス
ttp://scoopersokuhou.blog.fc2.com/blog-entry-578.html
RPGのラスボスはどんなタイプが好き?
ttp://gamer-thread-vip.livedoor.biz/archives/3492823.html
ラスボスは死亡して終了or改心して終了どっちがいい?
ttp://sonicch.com/archives/22802106.html
ラスボスが世界の為や正しい事をしてるとかいう展開のつまらなさ異常
ttp://www.owasoku.com/articles/8898.html
ラスボスに相応しい能力って何?
ttp://watagee3.blog.fc2.com/blog-entry-1126.html
RPGのラスボスは「全否定対全否定」という構図で意外と十分なんじゃないか、と思った
ttp://mubou.seesaa.net/article/140232997.html
【RPG制作講座】ラスボスの設定
ttp://newrpg.seesaa.net/article/286957997.html
第3話 ラスボスはなぜ世界を滅ぼしたがるか?
ttp://www015.upp.so-net.ne.jp/stak/column.3.htm
- 75 :
- トロは思った。これは、この四角い怪物は思ってたんとちゃうと。
赤ちゃんのころのトロを襲い、地震を起こしたのとは違うと思う。
地震を起こせるほどのものならもっと大きいはずなのだ。
そうトロは思い直し叫んだことを恥ずかしく思う。
(でも、こいつは手下かもしれない)
頭がいたくなるのを押さえながらトロは大きく息を吸い込んだ。
エルを守るためにケンをぬく。
だがそのとき、大きな口を開けて二人を飲み込むブラックバス。
気がついたらトロは変な空間にいた。
村の人たちもいる。
でもそこがブラックバスの体内と気づくのには時間はかからない。
禍々しい感じ。窓から覗けば海神の神殿が見える。
この怪物は海神を食べるきなのだろう。
「よかった!!みんな生きていたんだね!!」
と言ってエルを見る。果たしてエルはどんな顔をしているのだろう。
>「海神様が危ない……! 武器を持っ に斬りかかって! 力を合わせて脱出
エルは心を揺るがすこともなく指示をしていた。
神の使いのエルには死に対する恐れはないのだろうか。
「やああ!!」
トロは壁をきりつける。壁の肉にケンが突き刺さる。
でも次の瞬間、体内が揺れる。
ブラックバスが痛みで暴れるのだ。
「う、だめだよ。これじゃ穴なんて開けられないよ…」
壁からはチみたいのが吹き出してトロはびしょ濡れ。
へこたれていると、窓の外に、ファーが飛んでいる。
ファーとはトロのペット。小さい鳥みたいないきもの。
ぜんぜんなつかないプライドの高いいきもの。
先祖はこの世界を支配していた神獣とか言うしゃべる小鳥だ。
- 76 :
- ぽぽぽーん、と、ショッカクタンは
ヤチホをラスボスにしてくれるという。
だからヤチホちゃんは笑顔。
ここでちょちょいとラスボスの練習をして
あとは他のスレにいってラスボスになる。
そのあとは面白いように語り継がれる。
人々のこころにのこる。
他の避難所でも、はくがついてるから
コテが敬意をひょうし続ける。
たとえばこんなふうに言われるのだ。
あなたさまはラスボスのヤチホさま
このスレでも素晴らしいレスをお願いいたします。
へへー。土下座するコテたち。
と、どこのPLにもあたまを下げられ続けるコテになりたい。
ラスボスのヤチホさまと語り継がれたい。
だからヤチホちゃんは、変な花とか犬とかを認めない。
とてもリアルな、人の心の内面を描いたラスボスに
なりたいと思っている。
なので渡された参考書なんてパラパラと読んだみただけ。
「まあでも、ものには順番があるから、終端の王にはなるし
あのほとんど変態みたいな勇者と因縁を作ってはみよーっと・・・」
とは言っても何も思い浮かばない。
もとから勇者と魔王の話なら因縁なんて、
姫をさらうとか?世界を闇に変えるとか?
それならドラクエという完成されたものやったら
いいじゃんみたいな感じ。
まー、参考書には全否定とか書いてあって
この場合は勇者に働けってことかなあ。
でも、なんかいきなりつまづいてしまった感じ。
ニートとか個人的に魅力的じゃないし。
何が出てきても手抜きしないで対応するから
四天王なのかもだけど・・・。
「あなたってこのヤチホさま・・・じゃなくって、
この終端の王と張り合えるようなものなの?
今まで親のすねかじって生きてきたグズみたいのが
勇者だなんてチャンチャラおかしい。わたしはあなたのことを
勇者だなんて認めないから。年収三千万円以上じゃなきゃ勇者として認めません」
- 77 :
- >「やああ!!」
>「う、だめだよ。これじゃ穴なんて開けられないよ…」
「どうしよう、何かいい方法は無いかな……」
エルは窓の外を見ながら思案する。
エルが恐怖のあまり固まる事なくてきぱき行動する(その行動が正解かどうかはともかく)のは
巫女見習いであるというのもあるだろうし、話を進行するための大人の事情というのもあるのかもしれない。
エルは、トロのペットのファーが飛んでいる事に気付いた。
「ファー、無事だったんだね! 急いで海神様に逃げるように伝えて!」
「てめーの言う事なんぞ聞かん!」
「……ですよねー!」
鳥の王“シームルグ”の眷属であるファー。決して懐かぬしゃべる小鳥。
ポ○モンのような技もいくつか持っていそうだが、このままでは協力を仰ぐ事は不可能だろう。
そう、このままでは。
「トロ、ファーヴニル様から貰ったあれを試してみたら!」
- 78 :
- 「ああ、そうそう。まず最初に大事な事を言っておくよ。
これからこの世界で君をラスボスに仕立て上げてみせるが
ある世界で上手く行った方法が他の世界でも通用するとは限らない。
他の世界に行ってもラスボスが出来るかは君次第、ってところだね。
それと永遠に語り継がれようとかあらゆるPLから尊敬を集めようとかいう野望は持たないほうがいいよ。
この世界は今目の前にいる仲間と今を楽しんだ者が勝ちなのさ」
嬉しそうなヤチホちゃんに向かって意味深な事を語るシヨツカクたん。
「リアル路線を御所望なら猶更呼ぶかみを間違えてる気がするが……
まあいいや、ここまで来たんだやってやろうじゃないか」
>「まあでも、ものには順番があるから、終端の王にはなるし
あのほとんど変態みたいな勇者と因縁を作ってはみよーっと・・・」
「いいぞ、その意気だ!」
>「あなたってこのヤチホさま・・・じゃなくって、
この終端の王と張り合えるようなものなの?
今まで親のすねかじって生きてきたグズみたいのが
勇者だなんてチャンチャラおかしい。わたしはあなたのことを
勇者だなんて認めないから。年収三千万円以上じゃなきゃ勇者として認めません」
「なんという堂々たる宣戦布告……。流石は終端の王」
この世の中に、ハゲにハゲと言ったりデブにデブと言ったりニートにニートと言う事程残酷な事はない。
効果はてきめんで、勇者(おっさんニート)は顔真っ赤にしてなにやら叫んでいる。
「drftgyふじこー! おのれ小娘がぁッ!
首洗って待っとけ、道中で高額モンスターを倒しまくって
年収三千万円以上の勇者になった上で魔王城にカチこんでブチころしてやるわーーーーーーーー!!」
顔真っ赤な割には妙に説明的な台詞だが気にしてはいけない。
で、ここで場面は切り替わる。
「勇者よ、よくぞ決意してくれました! 終端の王を倒し世界に平和を取り戻すのです!
これは私からのささやかな贈り物です」
妖精の女王(どう見ても女装したフンドシマッチョ)の命を受け、いよいよ旅立ちである。
妖精の女王が投げキッスを放つと……おっさんニートはJRPGの主人公にありがちなイケメンになった!
世界が変わるとどさくさにまぎれて姿が変わるというのはよくある話である。
そしてほっそい美男美女が大剣を振り回したり魔法をぶっ放してごっついマッチョな敵を撃破していくのは基本である。
「さて、ここからが大変だ。
ラスボスたるもの、勇者が無事魔王城に到着できるようにストーカー……もとい影から見守り
刺客を送りこんだり、事件を起こしたり、ダンジョンに誘導したり
行き詰っているようならヒントを与えたりしなければならないのだ。
何で敵を手助けするのかって? 勇者が途中でのたれ死んでしまってはラスボスになれないからな。では行こうか」
こうして勇者を尾行する旅が始まった。
……と思えば勇者はいきなりお馴染みしずく型の最弱モンスターを前にして腰を抜かしている!
「はひぃいいいい! お助けをおおおおお!」
- 79 :
- ピンチなのに、トロはなぜかエルの様子ばかり気にしてしまう。
エルの冷静な行動はまるっきり危機感というものがないようで
まるで駒のような感じ。感情を押し殺しているというよりない感じ。
きっとそれは、神に選ばれたものの自覚が、
恐怖というものから遠ざけているのかもしれない。
選ばれし者だから、死なないと思っているのかもしれない。
でもそれはある意味、己の命を軽視している。
そしてエルはボールを投げてみろと言う。
理にかなったある意味、男らしい言動。
でも、怪物の中からでは無理とトロは思う。
ボールの原理もわからない。
「ムリだよ!!できっこないよ」
もう仕方ないからトロは泣きながら外をみているだけ。
そして、そうこうするうちにブラックバスは神の神殿に到着。
このままブラックバスとリヴァイアサンが戦ったら
どうなってしまうのだろう。
「ねえ、エル。リヴァイアサンって優しいの?
もしも戦いになっちゃったら、ぼくたちが邪魔に
なってうまく戦えないかもしれないね…」
トロは体育座りでいじけたようす。
でもリヴァイアサンがどうにかしてくれるかもしれない
という他力本願的な、ご都合主義的なことを
期待している感じもした。
とにもかくにもトロは弱すぎるのだ。
知恵もないし、勇気もない。
その時だった。見かねた村人がトロに言う。
「諦めるんじゃねえトロ!!エルを見習え!!
巫女の重圧に耐えながら、怖いのを我慢して、
あれやこれや知恵を絞ってくれてるんだぞ!!」
「…うるさい!!エルと僕を比べるな!!
エルは神様に選ばれた人間だから死ぬのも怖くないんだよ!!
でも、僕はただの孤児なんだ。幸せなやつらと一緒にするなあ!!」
トロは怒りに震えていた
- 80 :
- シヨカツタンの意味深な話にヤチホちゃんは隠れて舌を出していた。
(ぺっ、楽しむために信者をつくるんじゃないの)
で、そうこうして、勇者はイケメンになり
スライムに襲われ腰を抜かしていた。
(あらまあ、でもあんなものから殺されるやつなんて、
この世にいるわけないよね〜)
ヤチホちゃんはそう思いながらブログの更新。
題名は、ラスボスになりました。
もう丸っきり勇者に興味はない。
勝手に育ってくださいなと、少しずつ後退り。
だって、中の人がおっさんニートじゃ
テンションなんて上がるわけがないのだ。
すると勇者の仲間が、恐ろしいなにかがくる。
と、うわごとで呟いた。
その時だった。
「そうだ、ヤチホ。それでよい」
気がつくと噴水の水の上に人がいた。
何がよいのかわからないヤチホちゃん。
「ふあああははは!!」
人影は突然笑いながらシヨカクタンの頭になにかを繋げる。
電流を流す。
「久しぶりですね、私の名前はミウラザーマ」
「久しぶりって、あんたなんて知らないわよ!!
大正のGMだなんて知るわけないじゃん。名を名乗りなさい!!」
びがびが!!
シヨカクタンは電流を流されたまま。
煙を出している。
「書き直してくださいなと、書き直してくださいなと、」
「何をよっ!!?」
ヤチホちゃんは震えている。のびのびできなくなりそうだからだ。
「ミウラザーマがくる〜ミウラザーマがくる〜」
勇者の仲間はうわごとで何度も繰り返していた。
なんとミウラザーマの出現を予言したのだ。
すでに目の前にいるというのにだ。
「私のラスボス論、聞きたいですか?」
呼ばれないのに来たミウラザーマ。
ヤチホの成長を邪魔しにきたミウラザーマ。
そして、劇画風に空一面に描かれるミウラサーマのかお。
抱き合ってるヤチホとシヨカクタン。空気になる勇者。
- 81 :
- >「ムリだよ!!できっこないよ」
エルは一瞬、ならば自分がボールを投げてみようかと思う。
しかしあれはトロのペットなのだからトロがゲットした方がいいだろう。
>「ねえ、エル。リヴァイアサンって優しいの?
もしも戦いになっちゃったら、ぼくたちが邪魔に
なってうまく戦えないかもしれないね…」
「そうだよ。海の恵みを与えてくれるお方。
でも優しいというのとはもう別の次元にいるスケールの大きい存在と言った方がいいかな?神様だからね……」
トロの様子を見ながらエルは思う。
おそらくトロの方がこの状況に対する普通の反応なのだろう。
自分の方が普通ではない。
それは、巫女としてのレベルが上がりつつある証拠なのかもしれない。
だけどそれは本当にいい事なのだろうか。
>「諦めるんじゃねえトロ!!エルを見習え!!
巫女の重圧に耐えながら、怖いのを我慢して、
あれやこれや知恵を絞ってくれてるんだぞ!!」
>「…うるさい!!エルと僕を比べるな!!
エルは神様に選ばれた人間だから死ぬのも怖くないんだよ!!
でも、僕はただの孤児なんだ。幸せなやつらと一緒にするなあ!!」
「二人ともやめて。
そうかもしれない、神に近づけば近づく程普通の人間の感覚からは離れていく」
その時、激しい振動が一同を襲う。
ブラックバスとリヴァイアサンの戦いが始まったのだ。
『よくも私の眷属達を食い荒らしてくれましたね……』
『いいのか? 俺を攻撃すればお前の信徒達まで巻き添えになるぞ』
『……!』
トロの言った通り、ブラックバスはエル達を人質に使うという手段に出た。
「早く出なきゃ……」
窓の外を見るとファーがまだ飛んでいる。
「ファー、”ドリルくちばし”よ! こいつに脱出できる穴を開けて! ……駄目か。トロもお願いしてみて!」
小さい時にいつも一緒だったトロならあるいは言う事を聞かせられるかもしれない。
- 82 :
- さりげなく勇者の仲間、との描写がある。
いつの間にか勇者は仲間を得ていたのだった。
流石は選ばれし勇者。何もしなくても仲間が寄ってくるのだ。
「おぉ...何ということじゃ...!黒き法衣(ローブ)を纏いし者達の影が見える...
予言書の使徒、奴らを封印の深奥へ行かせてはならん、
邪神の封印を解こうとしておるのじゃ...!
いまや雷神様の血も薄れ、我らに扱えるは小さき雷のみ...
あぁ恐ろしいや...!天地を揺るがす強大な力じゃ...来るぞ...あぁ来るぞ...!」
と、勇者の仲間がうわごとで呟いている。
>「そうだ、ヤチホ。それでよい」
唐突に現れた何者か。ラスボス化計画を妨害しにきたのだろうか。
>「久しぶりですね、私の名前はミウラザーマ」
>「久しぶりって、あんたなんて知らないわよ!!
大正のGMだなんて知るわけないじゃん。名を名乗りなさい!!」
かなーり危ない香りがするが、このスレは飽くまでもただの電波系スレであり
実在の人物や組織その他の盤外事情には一切関係ない事をここに記しておく。
仮に関係があるように見えた場合は気のせい又は偶然の一致である。
>「私のラスボス論、聞きたいですか?」
「ひぃいいいい! お許しください!」
シヨカクタンはヤチホちゃんと抱き合いながらガタガタ震えている。
どうやらミウラザーマはシヨカクタンの天敵のようだ。かみの世界には色々あるのだ。
「聞く気がないようですね、まあいいでしょう、とりあえず勇者は頂いて行きますよ!」
何がとりあえずなのかは分からないが、勇者を担ぎ上げて漆黒の翼を広げて飛び立つミウラザーマ。
「おぉ...何ということじゃ...! 勇者が連れ去られてしもうた!」
と、後に残された勇者の仲間。
「このままでは勇者の仲間としてのアイデンティティが崩壊してしまう!
お願いじゃ、共に勇者を救い出してくれ、お願いじゃぁああああああ!」
ラスボス志願なのに何故か勇者を助けに行く事を懇願されるヤチホちゃん達。
ラスボスへの道は長く険しいのだ。
- 83 :
- ポエムの書くネタってどうしてどれもこれもこう胸糞悪いんだろう
私怨をパロネタで揶揄しようなんて最低ですね
- 84 :
- パタパタと飛んでゆくミウラザーマを、
空飛ぶ牛タンに乗って追いかけるヤチホちゃんたち。
しばらくすると、ミウラザーマの国につく。
そこに待っていたのはタエコというおばさん。
めちゃくちゃゆっくり歩いている。
「ここからさきは、通さないわよーん」
「!!…わ、わよーん」
言葉選びのセンスに、なんとなく昭和を感じるヤチホ。
「そこをどきなさい!!わたしは、ラスボスのヤチホ様よ!!」
ヤチホはタエコの髪を掴んでグイグイする。
するとタエコは、
「体調が悪いのでわたしの行動は、一週間後になります」
と、肩を落としてアホの相手は疲れるといった顔。
しかし、一週間後とはいったいどういう意味なのだろう。
するとミウラザーマが避難所の隙間から現れて猫なで声で
「はい、はい、わかりまちたあ。あなたはこの世界の、
いや、わたしだけの宝ですからね。
いつまでも待たせていただきますよ。よい羽休めになりますらねぇ」
そして、タエコは消える。
ヤチホには意味がわからなかった。
一週間後。深夜。
なんとなくタエコが現れた。
すると宿屋で寝ているヤチホに、ミウラザーマから電話が入り
「どうやらヤチホさんは、戦いを拒否なされたようですね。
それならばタエコさんの不戦勝とさせていただきますね」
「は〜?」
これは、罠だった。ミウラザーマの世界ではミウラザーマが法律なのだ。
「ちょっと待った!!」
そこへ現れたのは勇者の仲間。
ミウラザーマはやれやれといった感じ。
「あー、あほが、なんでいきなり都合よく登場するんすか?」
ミウラザーマは見下していた。
すると勇者の仲間は、
「都合よく現れたのではない。一週間、ここに立っていたのだっ!!
くらえいフィオナズン!!」
呪文の詠唱とともに、巨大な少女が空から落ちてくる。
そう、フィオナ、ずーんなのだ。
完全なるアウェイ。勇者の仲間の無謀な戦いが始まった。
「あれ?シヲカクタンは?」
ヤチホは寝ぼけまなこをこすっている。
- 85 :
- >「二人ともやめて。
そうかもしれない、神に近づけば近づく程普通の人間の感覚からは 離れていく」
それを聞いたトロは少し胸が痛くなった。
それが巫女の宿命としたら残酷な話だ。
だからトロは謝ろうとした。
でも
>「ファー、”ドリルくちばし”よ! こいつに脱出できる穴を開けて!
……駄目か。トロもお願いし てみて!」
エルは気にしていないようすで、目的を果たすことしか頭にないようす。
(そっか、エルには感情がないんだ。だから気にすることはないんだ。
ただ人につくすための存在。機械みたいなものなんだ)
「そんなこと言ったって、ファーはただのペットだから
穴なんて開けられるわけないよ!!」
ブラックバスの固さは想像を越えている。
ファーなんて役に立たない、と思い直すトロ。
その時だ。
微振動とともに壁にあながあく。
飛びこんできたファーが騒ぎ出す。
「おれさまをなめるな!!そんじょそこらの小鳥と
一緒にすんじゃねぇ!!」
「やったぁ!!ありがとうファー。
はやく、みんな、穴から逃げよう」
そして始まるリヴァイアサンとブラックバスの戦闘。
それはとても凄まじい戦いだった。
勝利したリヴァイアサンが瀕死の重傷をおってしまうほどの。
- 86 :
- ヤチホちゃんのめちゃくちゃな展開で悲汁学園は混乱しています
「優秀な石男君が用意してくれたシナリオを皆で楽しんでいたのにこのままじゃ台無しになりそう
はっきり迷惑だと言ってしまうと角がたつしどうしよう」
スレ主の李ー李ーはおろおろしています
「李ー李さんを困らせるなんてゆるせませんねい!」
子もちの女性軍人ガチムラ先生こと将校たんがあらわれた
これまで何度も大鉈を振るいあまたの厨コテを切り捨てきた過激派です
「ふつうならやろうと思ってもやらないマジキチ行動で李ー李さんを困らせるバカポエムはおしおきです!」
将校たんは大鉈をふりあげます
「へたくその自覚をもって大人しくしているならお情けでおいてやってもいいんですがねい
皆が困っている状況は捨ておけませんねい
このスレから出ていくかこの鉈の露と消えるかえらばせてあげましょう
といってもあほには理解できませんかねい」
大鉈がヤチホちゃんの首をびゅーんととばしました
「あーすっきりした
あいつがいると蛇足ばっかで本筋が進まないんだよねぶっこむネタもマジキチで意味わかんねーし」
「迷惑かけときながらちょっと注意されたらいかにも傷ついてますってあてつけがましい態度で
超うざかったし」
「こえだめのうんこ臭まきちらして最悪だったもんね」
「アスペだから全員に嫌われてるのわかんねーんだろうな」
悲汁学園の生徒が口々にヤチホちゃんの追放をよろこんでいます
「成敗!」
将校たんが地面にぼてっとおちているヤチホちゃんの生首を
ぶちゅりとふんでぐりぐりつぶしました
- 87 :
- 「困るんですよ、生ごみは汁気を切ってから出してもらわないと」
清掃車のスタッフは、ヤチホちゃんの胴体を手早く解体すると、五体をゴミ袋に詰めた。
「これで清掃作業はこれで終了です。お疲れっした」
- 88 :
- 俺の名前はクライア・ウッド!そうとも、神に選ばれた光の勇者だ
外なる時空で戦う神“ミウラザーマ”の手でMind&TimeのRoomで数々の死闘を繰り広げた俺は
最早何者でさえも打倒できる力を手に入れていた
――遍く事象の記録簿(アカシックレコード)を改竄し、いかなるモノをも消し去る剣
神罰剣・雲散霧消(ルーイン・ディスインテグレイト)ッ!
――敵対者の行動を遡り、打ち消す絶対無敵の盾
無毀盾・時空城壁(レトロアクティブ・インビンシブル)ッ!!
――優れた防寒機能を備えながら蒸れない
保温下着(ヒートテック)ッ!!!
そして並み居る魔物を蹴散らしたことで到達した神を超えた領域
最強者の証明(レベル・カンスト)と長者番付一位の地位(年収20京ドル)ッ!!!!!
「くたばれ!ヤチホオオッ!!
テメェを殺して俺は……俺の生活を取り戻すッッ!!」
鞘から放たれた“雲散霧消”が光を超える速さでヤチホの首を刎ね飛ばす!
するとどうだろうか、切断面からは血の代わりに噴き出したドス黒い粒子が、虚空へと溶けていく!!
そうこれが剣の持つ力“意味の消失”なのだ!
最後の粒子が空中に溶け……ヤチホがこの世に居たことを知る者は、最早誰も居なくなった
- 89 :
- ラスボスのヤチホちゃんが埋め立て荒しをしていたスレ置いときますね
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1351772808/
ラスボスなら悪の信念を貫いて最後まで埋め立てしようね
:::::::::: ヽ-=・=-′ ヽ-=・=-
- 90 :
- >「あれ?シヲカクタンは?」
その頃シヨカクタンはというと――ミウラザーマと時空の狭間にあるカラオケルームで盛り上がっていた。
天敵じゃなかったのかって? かみの世界は色々あるのだ。
「昨日の敵は今日の友という古い言葉があるけど♪」
「今日の友達明日も友達そうさ永遠に〜♪」
「ピカチュウ〜〜!!」
歌がひと段落ついたところで、シヨカクタンがミウラザーマに相談を持ちかける。
「実はヤチホちゃんがラスボスになりたいって言ってるんだけど……自分ボスとか管轄外じゃん?」
「簡単な事さ、ふんっ!」
カラオケの画面に「ヤチホちゃんの脳内」と文字が出て、何ともスプラッタな幻影が展開される。
驚いて突っ込むシヨカクタン。
「何やってんすか!?」
「ラスボスに必要な物、それは恨み! 憎しみ! 狂気! 世界の全てを敵に回し戦う悲壮な決意……!
もちろん一概にそうとはいえないのだが初心者がラスボスになるのならまずはテンプレパターンからマスターした方がいいだろう」
「なるほど……! ヤチホちゃん、君を立派なラスボスにするために私は敢えて残酷の限りを尽くす!
うおおおおおおおおおおおおおおお!!」
シヨカクタンはダッシュでヤチホちゃんの取っている宿屋の部屋の冷蔵庫を開け、プリンを食べた!
プリンを食べられた恨みは恐ろしいと昔から相場が決まっている。
一方、勇者の仲間とミウラザーマの戦いは熾烈の限りを尽くしていた。
本来ならばその様子を一字一句漏らさず書き記すべきところだが、誠に残念ながら尺の関係上省略する。
プリンを食べつつそれを観戦しながら、シヨカクタンがある事に気付く。
「あれっ、勇者は?」
勇者はすでにどこかに行っていた。一週間も放置されていたのだから当たり前である。
時空の狭間は外界とは時の進み方が違うのだ。
- 91 :
- これまでのあらすじ
リヴァイアサンはたたかった! そして勝った!
しかしリヴァイアサンは瀕死の重傷だ!
「どうしよう、リヴァイアサンが死んじゃう!」
エルは狼狽えている。
エルは決して感情が無いわけではない、むしろ感情に任せて暴走する事もあるぞ!
巫女なので感情が神のようなものの影響を受けやすい、と思えば適当なのかもしれない。
「巫女よ……そのマスターボールを我に投げろ!」
「でも……神様を手下にしようだなんて……」
「いいのだ。このままでは我は死んでしまう。ならば永遠にそなたと共にある事を選ぼう!
お前は正真正銘の海神の巫女となるのだぁああああ!」
「リヴァイアサン……!」
エルはボールを大きく振りかぶり、投げた。当たった瞬間に閃光が炸裂し、リヴァイアサンがボールの中に吸い込まれる。
エルはそのボールを拾って天に掲げ、あの長寿アニメのキメ台詞を叫ぶ!
「――ポ○モン、ゲットだぜ!」
- 92 :
- 他人のキャラ勝手にパクッて改変して面白おかしく弄ぶのってどうよ
長くTRPG業界にいたのに、最低限の礼儀も学べなかったのか?
ギャグなら何をしても許されると思ってそうだな
どうしてもやりたいなら自分達の持ちキャラでやれよ
- 93 :
- >>88
どこかで代行依頼したのかな
http://yy44.kakiko.com/test/read.cgi/figtree/1361794395/l50
ここを代理投稿スレ代わりに使っているのでよろしければ使ってくださいねー
あと一応そちらの話は【ラスボスになりたい!】の方になります
- 94 :
- >>93
ポエムに依頼されたんだポエ。俺の脳内に直接
というか他人様のキャラパクってパロって嫌がらせしてんだから
当然お前らもそうされるだけの覚悟は持ってるんだろ?
粛々と受け入れなさいポエ
- 95 :
- 「ヤチホさんへ
別にこういう事をするのはアナタの勝手ですが
もし私がこのスレを以前からROMしていた場合
私も私のホームでアナタと同じような事を
アナタよりも何倍も陰湿に行うかもしれないって事はちゃんと理解した上での事ですよね?
もしもコレが単なる浅慮が故の過ちであるのだとしたら
ここではなく私の元にちゃんと謝りにきなさい
何の事か分からないですとか、名無しなんて相手にしないもんとか
あくまでシラを切るつもりでしたら、それはそれで構いません
今後私からアナタに与える物は何もなくなるだけです」
- 96 :
- 全く無関係なスレを勝手に代行スレにするとか最低だな
代行依頼スレに載せられないほど糞な内容だと一応自覚は出来てるのか
どこまでも恥知らずだな
- 97 :
- >>96
お前バカだろ、こちとら荒らしに来てんだぜ?
内容だとか恥知らずだとかもうちっとまともな連中に向かって言えよw
このアホどもが自分の行いを悔い改めて焼き土下座するまで邪魔し続けるよ
- 98 :
- >えっと、それと本スレの95の
ミウラザーマさんって
もしかしたらご本人さまなのでしょうか?
トリップがついていない以上
なりすましの可能性もあるので
ホームに謝りにいっても
ご迷惑をおかけしてしまう可能性もあるんですよね。
どうしたらいいと思いますか?
某スレに、GM さんは怒ってますか?って
探りにいったほうがよいのでしょうか?
82 :エル ◆8IfUoo85vY :13/06/14 21:27:22 ID:???
>>80
行ったら駄目、絶対w
ちょっと本編に無関係な書き込みが増えているようですが
あなたが気になってしまうようなら今の話を凍結して(要するに打ち切りw)全くの新しい話を始めてもいいですよ
これはつまり、自分が謝罪の必要な悪い事をしていると分かっていながら
本人にバレていないなら償いなんてしなくていいやと言っていると受け取っても構いませんね?
残念ながらバレていますけどね
そしてヤチホさんのお考えはよく理解出来ました
私はこれほどまでの失望を感じた事は本当に久しぶりです
話を凍結させたところでアナタのした事は消えません
これが最後通牒です
謝りなさい
私にとってアナタは居ても居なくても変わらない存在です
ですが何も自ら居ない方がいい存在になる事はないと思いませんか?
- 99 :
- >>96
人のキャラいじってレスに組み込むのは最低じゃないんですかね?
自キャラマンセーしたいがために他コテを貶めるようなことするのは恥知らずじゃないんですか?
これほど明確に喧嘩売られてんですぜ?
買ってやらにゃ腐っちまうじゃねえの
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